JP2008521612A - 管締め接続部を形成する多段階プレス装置 - Google Patents
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Abstract
完了したプレスに必要な仕事がツールの限界仕事出力よりも大きい場合にプレスを完了するために多段階プレス動作を実行するよう制限された仕事出力のプレスツールを用いるシステムを開示する。システムは、プレスツールでプレスを完了するために調節可能な係合面で多段階プレス動作を容易化するよう設計される、プレスリングアクチュエータ組立体、多数のプレスリング部を有するプレスリング組立体、または、その組み合わせを含む。
Description
本発明は、一般的に、管の接続部へ取り付け部品をプレスする装置に関し、特に、そのような取り付け部品をプレスする際に使用される装置に関する。
圧縮取り付け部品は、典型的には、シール部を含む筒状のスリーブである。取り付け部品は、管の端部を係合するよう半径方向に圧縮される。圧縮取り付け部品は、管の端部との間でリーク抵抗接合部を構成する。接合部は、相当な機械的強度を有し、自己支持可能である。取り付け部品を圧縮するためには、プレスツールが必要である。
プレスツールは、典型的には、ピストンを備える油圧シリンダを含むプレスツールと、接合されるべき管部分に取り付け部品をプレスするためにプレス取り付け部品に加えられる力にピストンの動きを変換する装置と、を含む。幾つかの管の直径について、押圧用顎部は、プレスツールに結合されて、プレスされるべき取り付け部品の回りに配置される。このような配置について、プレスツールの油圧ピストンは、ピストンが押圧用顎部のアームに接触するよう作動されると線形路に沿って転がるローラを通常含む。ツールが作動されると、ピストンは線形路に沿って固定距離だけ移動してピストンをそのローラでアームに押し付ける。ローラは、直線係合で顎部の端部と係合してピボットさせ、顎部間に配置される圧縮取り付け部品をプレスする。押圧用顎部を含むプレスツールの例は図1および図2に示される。
ある管のサイズ(典型的には、大きめのサイズ)に関して、押圧用顎部の使用は、容易に移動可能で且つプレス取り付け部品の回りに取り付けられるに十分に大きい顎部を構成することが困難且つ扱いにくいため、制限されている。このような用途では、プレスリングまたはプレススリングがプレス動作を容易化するためにしばしば使用される。この場合、プレスリングは、プレスされるべき取り付け部品の回りに配置され、プレスリングアクチュエータがプレスツールに接続される。プレスリングアクチュエータは、ピボットアームを含む点で押圧用顎部に類似しているが、プレスリングアクチュエータは、プレスリングアクチュエータの顎部をピボットさせるツールの作動が取り付け部品をプレスするようプレスリングに力を加えるようにプレスリングと接続される。
一般的に、プレスツールは、ツールの各作動が固定距離路に沿った油圧ピストンの動きを生ずるように設計される。所与のツールに対してピストンが移動する線形距離は、ツールの「ストローク」として称される場合がある。ストロークに沿って移動するピストンの力出力は、油圧シリンダとピストンの大きさ、幾何学的形状、および、他の特徴に依存する。一般的に、ピストンの単一ストローク中にプレスツールが与えることができる「仕事」出力の最大量は、ツールの作動の際にピストンが移動した距離が乗算されるツールの力出力に対応する。例えば、40mmのピストンの移動で32kNの力を加えることができるツールからの典型的な最大仕事出力は1.280kN−mである。実際に、多数の構成要素間の間隙および合成許容範囲等の固有のシステム制限、および、1.5mmのオーダの無駄なストロークで引込められたローラを顎部が開けるに必要とする動作条件により、最大理論仕事出力を100%利用することは不可能である。
所与のプレスツールの最大仕事出力に対する制限は、同じツールが小さい管(押圧用顎部または小さいプレスリングが使用される)で使用される場合、および、大型のプレスリングが使用される場合より大きい管の大きさで使用される場合に問題が生ずる。ある用途では、ツールの最大仕事出力は、ツールの使用が望まれる全てのプレス取り付け部品を完全にプレスするに必要な仕事量を与えるに不十分である。従って、大型および小型のプレス取り付け部品で仕事をする人は、小型プレスツール(小さい取り付け部品との使用)と、大型プレス取り付け部品(小型ツールから利用可能な仕事出力よりも大きい仕事出力を必要とする場合)を必要とする不定期な場合に対して大型プレスツールとの両方を携帯しなくてはならない。多数のプレスツールに対するこの要求は、コストを増加させ、メンテナンス、機器の需要、および、他の望ましくない結果を生ずる。幾つかのシステムは、単一のスリングと多数のアクチュエータ(顎部)を用いて二段プレス動作を提供する一方で、多数のアクチュエータへの要求は、著しい追加重量の使用および運搬を伴い、プレス中にツールから最初のアクチュエータを取り外して第2のアクチュエータと置き換える必要性は、複雑であり、煩わしく、比較的遅く、更に、可能性としてエラーを生ずる動作である。
本開示は、取り付け部品をプレスするに必要な仕事がプレスツールの単一作動の際に生成される仕事よりも大きい場合に、プレスツールが取り付け部品を効率的且つ容易にプレスすることを可能にする装置に関わる。
本開示は、取り付け部品をプレスするに必要な仕事がツールの単一の作動の際に生成される仕事よりも大きい場合、または、多段階プレスが望ましい場合に簡単且つ容易に取り付け部品をプレスツール組立体がプレスすることを可能にする装置に関する。
本発明の上記概要、好ましい実施形態の説明、および、他の態様は、添付の図面と共に読むことで本発明の特定の実施形態の詳細な説明を参照するとより理解できるであろう。
本発明は様々な変形例および代替例に変更されてもよく、特定の実施形態は例として図面および本明細書に詳細に説明する。しかしながら、本発明は開示する特定の形態に制限されないことは理解されるであろう。本発明は、添付の特許請求の範囲で定められる本発明の範囲内の全ての変形例、等価物、および、代替例を網羅する。
図面、特に、図1を参照するに、例示的なプレスツール組立体10が示される。組立体10は、プレスツール12および顎組立体14を含む。
プレスツール12は、一般的に、当業者に知られている方法で顎組立体14を作動するに使用される油圧式に作動されるピストン組立体(図1または図2に図示せず)を含む銃形状の装置である。プレスツール12は、電池で、または、コードによって給電される。本開示の技術的内容を実施するために使用され得る知られているプレスツールの実施例は、リッジツール株式会社から入手可能なモデルCT−400およびモデル320−Eを含む。
図2は、図1に示す組立体10の切欠側面図を示す。図示するように、顎組立体14は、プレス取り付け部品と係合し、顎組立体14が作動されるとそのような取り付け部品をプレスするよう大きさが決められて形状化される開口部34を周辺端部に備える。更に、図に示すようにプレスツール12は、ローラ32Aおよび32Bを含む油圧式に作動されるピストン組立体30を含む。例えば、トリガまたはスイッチの凹みを介してプレスツール14が作動されると、油圧式に作動されるピストン組立体30は、移動路に沿って顎組立体14の方向に移動し、ローラ32Aおよび32Bを顎部16Aおよび16Bの先端部に係合させて顎部16Aおよび16Bを閉じ、プレス取り付け部品が開口部34に位置する場合には、取り付け部品をプレスする、あるいは、部分的にプレスする。
図3は、一般的に、プレス接続を実現するためのプレスリング組立体の使用を例示する。図示するように、プレスツール12は、プレスリングアクチュエータ組立体30に接続される。プレスリングアクチュエータ組立体は、上述の押圧用顎部14に構成について類似するが、プレスリングアクチュエータ組立体30のアームはプレスリング組立体32と接続される点で主に異なる。例示する実施形態では、プレスリング組立体32は、ピボット接合部で一緒に合わされる一般的に二つの半円部よりなる。動作において、プレスリング組立体32は、プレスリングアクチュエータ組立体30の先端部分がプレスリング組立体32に設けられる切欠け内に配置された状態でプレスされるべきプレス取り付け部品35の回りに配置され、プレスツール12が作動される。プレスツールが作動すると、プレスリングアクチュエータ組立体30のアームが動き、プレスリング組立体32およびその取り付け部品35を圧縮させる。
上述のとおり、ある大きさの取り付け部品に対して、プレスツールの一回の作動(例えば、図3のピストン型ツール12については作動トリガを一回引くこと)によって生成される仕事量は、当該プレス取り付け部品を完全にプレスするには不十分である。従って、プレス動作を完了させるためには、プレスツールを数回作動する必要がある。所与のプレスツールについてストロークと力が制限されているため、プレス動作は調節なしでは同じプレスツール、プレスリングアクチュエータ組立体、および、プレスリング組立体を用いて完了することができない。本開示では、プレスツールの同じストロークでの更なる圧縮を可能にする部材の圧縮部分間の間隔を効果的に調節する、プレスリングアクチュエータ組立体、プレスリング組立体、または、その組み合わせの調節可能な係合面が設けられる。調節は、調節が行われない状態での部材の通常の能力を超える増加した仕事量を得るために行われる。
図4は、プレスツールを数回作動する必要がある場合にプレスを容易化し得る例示的なプレスリングアクチュエータ組立体を示す。図を参照するに、プレスリングアクチュエータ組立体40が示される。プレスリングアクチュエータ組立体40は、一般的に、プレスリングアクチュエータ組立体40が交換可能な先端部分42を含むという主な違い以外では知られているプレスリングアクチュエータ組立体に従って構成される。交換可能な先端部分は、特定の幾何学的形状および構成を含む第1の組の先端部分42と、第1の組と少なくとも部分的に異なる第2の幾何学的形状および構成を有する第2の対の先端部分43とを含む。交換可能な先端部分の大きさが異なるため、プレスリング組立体と接続される方法も異なり、二段階プレス動作を容易に実行するために図4のプレスリングアクチュエータ組立体を効率的に使用することが可能となる。例えば、プレスリングアクチュエータ組立体40、プレスリング組立体、および、プレスツールを使用して従来の方法で最初のプレス動作を実行するために第1の組の先端部分42が使用され得る。プレスリングアクチュエータ組立体40は、プレスリングから取り外され、先端部分42が先端部分43で交換され、変更されたプレスリングアクチュエータ組立体40を介してプレスツールがプレスリング組立体に接続され得る。二回目のプレスツールの作動により、プレス動作を完了するために必要な追加の仕事が与えられる。更に、ある場合には、プレス動作を完了するために三段階以上が望ましいこともある。例えば、制限的でなく、二つの同一のアクチュエータ先端部分42が装着された状態で第1の段階が完了され得る。続いて、一方のアクチュエータ先端部分が異なる幾何学的形状の先端部分43で交換されて第2の段階が完了され得る。更に、二つの同一のアクチュエータ先端部分43を用いて第3の段階が完了され得る。追加的な段階は、先端部分43と同様の異なる幾何学的形状を有するより多くの交換可能な先端部分を用いて実現される。
図4の実施形態では、先端部分42および43は、先端部分42および43から延在する突出部を受容するアクチュエータ組立体(図示せず)のアームの凹み開口部を含む締まり嵌め組立体を介してアクチュエータ顎部に結合される。これは、交換可能な先端部分42および43をアクチュエータ組立体40の顎部に結合するために使用され得るアプローチ法の一つである。インターロック「パズル」ピース、ピンおよび受容スロット等の他のアプローチ法および技法が用いられてもよい。
図5は、迅速且つ便利な「二段階」プレス、および、一般的に、多段階プレスを容易化する別のアプローチ法を例示する。具体的には、図5は、本開示のある教示に従って構成される例示的なプレスリング組立体50およびプレスリングアクチュエータ組立体52の切り取り図を示す。一般的に、プレスリング組立体50は、プレスリング組立体を構成するための知られている技法に従って構成される。しかしながら、例示する実施形態では、プレスリングアクチュエータ組立体が典型的には受容される凹みは二本のピン状素子54aおよび54bを含む。例示する実施形態では、アクチュエータ組立体52の顎部の先端部分は、いずれかの素子54aおよび54bと係合するよう構成される。従って、二段階動作において、第1のプレス動作は、プレスリングアクチュエータ組立体52を素子54aにおいてプレスリング組立体50と係合させることで実行され得、アクチュエータ組立体52が接続されたツールが初めて作動された後、プレスリングアクチュエータ組立体52の先端部分が再位置決めされて素子54bと係合し、第2のプレス動作が実行される。このようにして、多段階プレス動作は、複雑な操作者の動作が必要とされる場合に簡単に容易化され得る。更に、追加的な段階が望まれる場合、追加的なピン状素子54Aおよび54Bが組立体に追加され得、それにより、三段階以上のプレス処理が可能となる。
図6は、多段階プレスを容易化するための別のプレスリング組立体60を例示する。例示する実施形態では、プレスリング組立体60は、従来のプレスリングアクチュエータの先端部分を受容する凹み62aおよび62bを含む。凹みの幾何学的形状、および、プレスアクチュエータがリング組立体60と係合する状態を調節するよう固定位置に回転され得る可動素子64aおよび64bが凹み62aおよび62bと位置決めされる。このようにして、プレスリングは、第1の位置に可動部材64aおよび64bを位置決めすることで第1のプレス動作を行うよう構成され得、続いて、部材64aおよび64bを移動または調節することで後続する動作を行うよう再構成される。
リング組立体60の内径プロフィール65は特定のプレス取り付け部品と協働するよう機械加工されることに留意すべきである。内径の輪郭は、押し付けられる取り付け部品によって様々な形状に機械加工され得る。輪郭は、取り付け部品のシールビードと保持プレス領域の両方を同時にプレスできるようにされ得る。プロフィールされた内径の概念は、本明細書において記載される全てのプレスリングに適用可能である。
図7は、図6とは別の実施形態を示す。図7では、プレスリング組立体70は、凹み72aおよび72bと、可動部材74aおよび74bとを含む。図6の可動部材と同様に、可動部材72aおよび72bは、多段階プレス動作を容易化するために凹み72aおよび72bの幾何学的形状を変更するよう調節され得る。図7の実施例では、可動部材74aおよび74bは、線形運動(例えば、摺動)により調節される。
図8Aおよび図8Bは、多段階プレス動作を容易化するためにプレスリング組立体によってプレスリングアクチュエータ組立体の顎部が受容される凹みの幾何学的形状の更なる実施形態を示す。それぞれの実施形態では、プレスリングアクチュエータの先端部分を受容する表面を画定する可動素子は、アクチュエータ組立体の先端部分がプレスリング組立体によって受容されるが可動素子が受容されない第1の構成と、可動素子の一部分がプレスリングアクチュエータ組立体の顎部を受容する第2の構成とでプレスリング組立体が動作するよう固定位置に出入りするよう回転され得る。図8Aの実施形態では、回転素子82aおよび82bはアクチュエータ組立体の顎部が受容される凹みの外側でメインプレスリング組立体に取り付けられ、図8Bの実施形態では、回転素子84aおよび84bはそのような凹み内のある点でプレスリングに結合され得る。
図9は、プレスリング組立体90がリング組立体90に設けられるプレスリングアクチュエータ組立体と整合する方法を変更する位置に移動する凹み92aおよび92bに位置する摺動素子94aおよび94bがプレスリング組立体90に設けられる、可動素子の別の実施形態を示す。
図10は、可動素子の代替的な設計を有する例示的なプレスリング組立体100を示す。例示するリング組立体は、可動素子102aおよび102bを含み、それぞれプレスリングアクチュエータ組立体の先端部分を受容する凹み104aおよび104bを含む。例示する実施形態では、素子102aおよび102bは、歯止め機構106aおよび106bを介してプレスリング100の主部分に結合される。使用する際、素子102aおよび102bの位置は、アクチュエータの顎部がリング組立体100に結合する方法を変更するようプレス段階間で調節され得る。このようにして、多段階プレスが簡単に可能となる。可動素子102aおよび102bの再調節を可能にするために知られている技術により構成される解放機構が設けられてもよい。
図11は、プレスリングアクチュエータの先端部分を受容する凹み112aおよび112bを含むプレスリング組立体110を例示する。プレスリング組立体110の二つの主な部分は、偏心断面を有するピン116を含む調節可能なヒンジ素子114によって一緒に結合される。ピン116は、配置される位置によってプレスリング組立体110の二つの主な部分が互いに対して回転する点が変更されるよう調節可能である。このようにして、プレスリング組立体は、第1のプレス動作に対する第1の構成で動作するよう構成され得、ピン116は後続するプレス動作のためにリング組立体110の構成を変更するよう再位置決めされ得る。
図12は、プレスリング組立体110と同様に、多段階プレス動作を可能にするために偏心部分を有するピンを用いるプレスリングアクチュエータ組立体120を例示する。本実施形態では、アクチュエータのアームは、二つのヒンジ点122Aおよび122Bで一緒に結合される。各ヒンジ点は、偏心部分124を有するピンを含み、ピンはプレスリングアクチュエータ組立体の構成を変更するよう調節され得る。図12の例示する実施形態では、結合素子126により、ヒンジ点122Aおよび122Bと関連付けられるピンがタンデム式に回転することが確実となる。
図13は、図6から図11に示すプレスリング組立体および他のプレスリング組立体に対して有利に使用される一組のアクチュエータ顎部130を示す。上述した通り、図6から図11に示す各プレスリングは、アクチュエータアームがプレスリングを係合する方法が調節可能となるよう多数の構成を提供するよう調節され得る。多くの場合、同じ組のプレスリングアクチュエータ組立体は、様々な構成でプレス動作を実施するよう有利に使用され得る。しかしながら、ある場合では、特定のリング構成に適合するよう調節されるプレスリングに力を加える力プロフィールを有することが望ましい。図13のアクチュエータ組立体130は、複数のカム素子131および132を設けることで実現され、カム素子は油圧ピストンのローラがアクチュエータ組立体130と相互作用する場所として機能する。顎部が最広位置にある第1のプレス動作では、ローラはカム素子131でアクチュエータ組立体130と結合し、それにより、アクチュエータ組立体がそのストロークを介して移動すると特定の力プロフィールが与えられる。取り付け部品の予想圧縮のため、または、プレスリング組立体の構成に対する調節のため、第2のプレス動作では、油圧ピストンと結合されるローラが異なる力プロフィールを提供し得るよう顎部がより閉じた位置にあると予想される。カム素子131および132の表面がどのようにして調整されて所望の力プロフィールを提供するかの更なる詳細は、参照により組み込まれる「Crimping Assembly」(WO03/022480公報)なる名称の同時係属中の米国特許第10/238,329号明細書に記載されている。調整された斜面を有するアクチュエータ組立体を用いることで、様々な多段階プレスリング組立体設計について加える力を最適化することができる。
図14は、図6から図11に関連して説明した多段階プレスリング組立体を含むがそれに制限されない任意の多段階プレスリング組立体と使用され得るプレスリングインターロック概念を示す。図14を参照するに、インターロックの特徴は、プレスリング組立体に歯止め機構140を組み込むことを伴う。例示する実施形態では、歯止め組立体は、プレスリングの一方の主部材に形成される歯付表面142と、プレスリングの別の主部材に結合されるピボット可能な歯144とを含む。歯は、歯付表面142と係合するようばね付勢される。プレスリング組立体がプレス取り付け部品について圧縮されると、歯144の係合素子は歯付表面142内で移動して、一旦最初のプレス動作が完了するとプレスリング組立体が再び開かれることを防止する。従って、最初のプレス処理後、プレスリング組立体はプレス取り付け部品に「ロックオン」され、取り外し可能でなくなる(歯の手動開放ができない)。このロックオンにより、それを含む任意の多段階リング組立体のユーザがプレス動作を完了することが防止され得る。例示する実施形態では、歯144が構成され付勢され、歯付表面142は、プレス処理が完了するとその大きさが決められ、それにより歯は自動的に非係合して開き、プレスリング組立体を取り除くことが可能となる。
図14の例示する実施形態では、歯止め機構140は例示するプレスリング組立体の両側に繰り返し設けられる。歯止め機構がプレスリング組立体の片側にだけ設けられる代替的な実施形態も可能である。
本開示の更なる教示によると、プレス動作が実施され、プレス処理は二つ以上の別個の段階に分割され、取り付け部品が適用される管に対して取り付け部品を保持するために保持プレスを行うようプレスが実行される少なくとも一つのステップであって、少なくとも一つのプレスが嵌合シールを提供するようシールビードをプレスするよう実行されるステップが含まれる。図15Aおよび図15Bは、多段階プレスの形態に特に適しているプレスリング組立体150を例示する。
図15Aおよび図15Bを参照するに、共通の点154についてピボットするよう一緒に結合される多数のプレスリング部を形成する六つの略半円形状のセグメント152A−1、152A−2、152B−1、152B−2、152C−1、および、152C−2を含むプレスリング組立体が示される。各半円形状のセグメントは、一対のアクチュエータアームの先端部分を受容するようにサイズが決められたポケットを画定する。リング組立体150は、使用するとリング組立体がプレスされるべき取り付け部品上に配置されるようサイズが決められて設計される。そのようにして位置決めされると、セグメント152A−1および152A−2は、取り付け部品の一部の上に位置決めされて取り付け部品によって結合されるべき管素子の一つに対して最初の保持プレスを加え、セグメント152B−1および152B−2は、取り付け部品のある領域をプレスしてシールビードの封着プレスを与えるよう位置決めされ、セグメント152C−1および152C−2は、取り付け部品によって結合されるべき別の管素子に対して保持プレスを加えるよう位置決めされる。リング組立体が取り付け部品の周りに位置決めされた後、一対のアクチュエータ顎部の先端部分はセグメント152A−1および152A−2によって画定されるポケット内に位置決めされ、顎部が結合されるツールが作動され、それにより、当該取り付け部品を結合されるべきいずれかの管素子に固定する保持プレスが実行される。ツールは、アクチュエータアームの先端部分がセグメント152B−1および152B−2によって画定されるポケットに位置決めされるよう移動されて、作動され、シールビードプレスを加える。最後に、アクチュエータ顎部の先端部分は、セグメント152C−1および152C−2によって画定されるポケットに移動され、三回目の作動が行われて、第2の保持プレスが加えられる。
図15Aおよび図15Bのプレスリング組立体150は、取り付け部品の両側に位置する保持プレス用領域を有する、シールビード領域が二つの保持プレス用領域間に位置決めされるプレス取り付け部品と使用されることが意図される。更に、リング部分の追加的な半円対も、多数の保持プレスまたは多段階クリンピングを可能にするシールビード位置を必要とする他の取り付け設計を受け入れるよう軸方向に追加され得る。ある取り付け部品は、半円対の再配置を必要とする。例えば、取り付け部品は、並列な保持プレスおよび、MapressまたはYorkshireから現在入手可能な取り付け部品の軸方向端部に設けられるシールビードを必要とすることがある。
上記実施例では、シールビード用のプレスは、第1の保持プレスが完了した後に実行される。説明した処理が、例示的であり他の処理が後続してもよいことに留意すべきである。例えば、シールビードプレスが最初に実行され、保持プレスが最後に実行される処理、または、二つの保持プレスが最初に完了され、ビードシールプレスが最後のプレス動作として実行される処理も考えられる。
図16は、図15Aおよび図15Bと関連して先に説明したのと同様のプレスリング組立体160を示す。この設計では、リング部の外側セグメント162A−1、162A−2、162C−1、および、162C−2は、切欠けセグメント164、165を有して設計され、対応する切欠けセグメントは図16に示されないがセグメント162A−2および162C−2に設けられて、中間セグメント162B−1および162B−2と対面することで中央プレス動作(シールビードプレス)が最初に、つまり、シーケンスで実行されることを確実にする。切欠け164および165の配置は、中間セグメント対162B−1および162B−2を用いたプレスの完了前にいずれかの外側セグメント対(162A−1と162A−2または162C−1と162C−2)を用いてプレスを加えることが試みられると、リング組立体のユーザが明らかにわかるようにプレスが失敗に終わるか、ツールがユーザに対してプレスが失敗したことを示す。失敗したプレスは、切欠け164および165(およびリングの下側の対応する切欠け)が中間セグメントを作動する前に外側セグメントが作動されるよう設計されることで確実にされ、それにより、外側セグメントは中間セグメントと係合して、内側セグメントのプレスの前に外側セグメントのプレスが完了して二つのプレス動作をアクチュエータツールが実行することが試みられる。リング組立体160が使用される用途では、ツールの仕事出力が二つのプレス動作を実行するには不十分であるため、試みられたプレス動作は失敗する。中間プレスが最初に実行されると、中間セグメント162B−1および162B−2は閉じられるか部分的に閉じられ、その結果、該領域においてプレス取り付け部品の変形が生ずる。このように、外側セグメントの後続する作動が内側セグメントの係合または試みられる「2−プレス」動作を生じない。従って、リング組立体160は、中間プレスが外部プレスの完了の前にシーケンスで実行されることを確実にする構造を提供する。
図15Aおよび図15Bと同様に、追加的なリングセグメントが軸方向に内蔵されてもよい。更に、リング内径でのシールビードおよび保持プレス輪郭の配置は、リングがプレスすることを目的とする取り付け部品の設計によって示されるように再配置され得る。
図17Aおよび図17Bは、図15A、図15B、および、図16に関連して説明したのと同じプレスリング組立体を例示する。しかしながら、図17Aおよび図17Bの構造は、外側プレス動作(セグメント172A−1、172A−2、および、172C−1、172C−2を用いる)がセグメント172B−1および172B−2を用いる内プレス動作が完了する前に実行されることを確実にするよう設計される。図17Aおよび図17Bに例示するように、内側セグメント172B−1、172B−2には、外側セグメント172A−1および172A−2、172C−1および172C−2の対応する切欠け領域と嵌合するよう設計される外方に延在する切り欠け領域174および175が設けられる。従って、外側プレス動作が完了する前に中間セグメント172B−1および172B−2でプレスを実行すると、一方のまたは両方の切欠け領域174および175はプレスされていない領域に対応する外側セグメント対と係合し、結果として、試みられた「2−プレス」動作およびプレスの失敗を招く。例えば、外側プレスがセグメント172A−1および172A−2を用いて実行され、その後、プレスが中間セグメント172B−1および172B−2で試みられた場合、切欠け175(および例示するリングの底部にあるその対応物)はプレスセグメント172C−1および172C−2に係合して、結果として、試みられた「2−プレス」動作およびプレスの失敗を招く。このようにして、プレスリング組立体170は、外側プレス動作が中央プレスの処理動作の前に実行されることが確実となる。
シールビードプレスを実行するに必要な力/仕事量が保持嵌合に必要なそれより少ないため、外側プレスリングセグメント172A−1、172A−2、および、172C−1、172C−2の最初の作動が二つの保持プレスを完全に完了しないが、中間セグメント172B−1、172B−2がシールビードプレスを完了し更に保持プレスを完了するように図17Aおよび図17Bに示す実施形態の設計を調節することが可能となる。このようにして、リング組立体170が使用されるツールの完全な仕事出力を利用することができる。このような設計では、取り付け部品をプレスする際の仕事は、三等分に分割されず、完全な第3のプレス動作を結果として生ずるだけでなく、第1および第2のプレス動作も完了する第1の部分プレス動作、第2の部分プレス動作、および、第3の部分プレス動作に分割される。
図18Aおよび図18Bは、一般的に、取り付け部品をプレスするに必要な仕事がツールの単一の作動の際に生成される仕事よりも大きい場合にプレスツールが取り付け部品をプレスすることができるようプレス部と係合するために使用され得る別の装置180を示す。図18Aおよび図18Bは、第1の端部181および第2の端部182を含む油圧倍力器180を例示する。第1の端部181は、標準的なプレスツールの端部に取り付けられるよう適合され、プレスツール(図示せず)のピストンによって移動される第1の油圧シリンダ内に第1のピストン183を含む。プレスツールが作動すると、第1のピストン183はツールのストロークに対応する距離だけ移動して、油圧流体を第1の逆止め弁184を介して第2の油圧シリンダに流す。流体が第2の油圧シリンダに導入されると、第2のピストン185は第2のストロークに沿って移動する。プレスツールを繰り返し作動すると、図18Aおよび図18Bの装置は第2のピストン185をプレスツールのストロークよりも大きいストロークだけ移動させ、結果として、プレスツールの単一の作動から利用可能な最大仕事出力を超えるプレスツールと図18Aおよび図18Bの装置の組み合わされた組立体の仕事出力が得られる。更に、一旦ユーザがプレスツールの最初の作動でプレス動作を開始すると、第2のシリンダの圧力が手動で開放されるまであるいはプレスが完了されるまでプレスツールはプレス取り付け部品にロックされる可能性が高いため、図18Aおよび図18Bの装置は使用するのが簡単である。更に、一旦ユーザがプレスを開始すると、ユーザは自身の手を一箇所においておくことができ、ユーザに要求される唯一の運動はプレスツールの再作動となる(例えば、「銃型」ツールにおいて起動する)。
図18Aおよび図18Bの実施形態では、第1および第2のピストン183および185の両方は、シリンダの後方の圧力が解放されると固定の開始点に戻るようばね付勢される。例示する実施形態では、キックダウンリリーフ弁186が設けられることにより、第2のシリンダは第2のシリンダの圧力が所望のプレス結果を実現するに十分な仕事出力に対応すると自動的に引っ込められる。同様のキックダウンリリーフ弁が第1のシリンダ用に設けられてもよい。キックダウンリリーフ弁の代わりに、標準的なリリーフ弁が手動のリリーフで使用されてもよい。
図18Aおよび図18Bの実施形態では、直径が第1のシリンダよりも大きく、且つ、ストロークが第1のシリンダよりも長い第2のシリンダが示される。このようにして、ツールの多数の作動後のプレスツールからの有効仕事量は、ツールからの力が効果的に増加され、且つ、ツールのストロークが増加されるという理由により増加される。力だけ、あるいは、ストロークだけが増加される代替的な実施形態も考えられる。
ツールの最大ワンストローク仕事出力よりも大きい仕事要件を有する取り付け部品をプレスツールがプレスすることが可能となることに加え、図18Aおよび図18Bの装置は帰還センサ等の使用を通じてツールの効果的な動作を向上することができるという潜在的な利点を有する。例えば、第1および/または第2のシリンダの圧力、および/または、第1および/または第2のピストンの実際の移動を測定するために、圧力および/または他のセンサが図18Aおよび図18Bの装置に追加されてもよい。このような情報は、プレス処理を確認および/または診断する際に使用されるよう装置の外部に供給されてもよい。このようにして、「装置を備えた」素子が、「装置を備えない」ツールを「装置を備えた」ツールに変更することができる。
図18Aおよび図18Bの装置の更なる利点は、所望のプレスに達するために標準的なプレスツール以外にメインアクチュエータの使用が可能となる点である。例えば、プレスツール以外の作動素子が、第1のピストンの所望の運動を実現するために使用されてもよい。送りねじが第1のピストンを移動させるために使用される実施形態も考えられる。このような代替的な実施形態では、完全なプレスツールのコストが正当化されていない状況および/または電気が利用可能でないおよび/または使用することが望ましくない状況でプレス取り付け部品の使用が可能となる。
図18Aおよび図18Bの装置は第1および第2の油圧シリンダが端から端に位置決めされているが、他の構成も可能であることは明らかであろう。例えば、ツール/装置組立体全体の重心をエンドユーザの手の近くで維持するために、二つの油圧シリンダを並列に積層する、または、一方を他方の上に重ねることでより小型の設計が可能となる。更に、例示的なキックダウン弁よりも小さい小型の高圧油圧技術および/または弁が、装置のサイズを最小化するために使用され得る。
本発明は、好ましい実施形態を参照して説明したが、他の変形例および代替例も当業者には明らかであろう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲の範囲またはその等価物内に全ての変形例および代替例が完全に網羅されることが意図される。
Claims (68)
- 取り付け部品をプレスするシステムであって、
所与の仕事出力を有するプレスツールと、
プレスリングアクチュエータ組立体と、
プレスリング組立体と、を備え、
プレスリングアクチュエータ組立体、プレスリング組立体、または、その組み合わせは、取り付け部品に対するプレスを完了するために多段階プレス動作を実行するよう適応され、取り付け部品に対する完全なプレスに必要な仕事はツールの所与の仕事出力よりも大きい、システム。 - 多段階プレス動作を実行するよう適応されるプレスリングアクチュエータ組立体、プレスリング組立体、または、その組み合わせが、部分的なプレスまたは完全なプレスに関してプレスリングアクチュエータ組立体、プレスリング組立体、または、その組み合わせを調節する手段を備える、請求項1に記載のシステム。
- プレスリングアクチュエータ組立体が、第1の顎部および第2の顎部を備え、顎部間の最大顎部間隔を調節するよう適応される、請求項1に記載のシステム。
- 少なくとも一つの顎部は偏心ピンの回りで回転可能であり、顎部間の顎間隔は少なくとも一つの顎部に対する偏心ピンの回転位置に依存する、請求項3に記載のシステム。
- 各顎部は偏心ピンについて回転可能であり、偏心ピンは連結されることで、一方のピンが回転されると他方のピンを回転させる固定の回転関係が維持される、請求項4に記載のシステム。
- 顎部に対して調節可能な力のプロフィールを更に備え、少なくとも一つの顎部は第1の角度で第1の係合面を有し、第2の角度で第2の係合面を有する、請求項3に記載のシステム。
- 第1の形状の第1の組の先端部分であって、顎部に着脱可能に結合される第1の組の先端部分と、第1の形状と異なる第2の形状の第2の組の先端部分であって、顎部間隔を調節するために第1の組の先端部分と交換可能な第2の組の先端部分と、を更に備える、請求項3に記載のシステム。
- プレスリング組立体が、第1のプレスリング部と第2のプレスリング部とを有する調節可能なプレスリング組立体であって、プレスを完了するためにプレスリング部間の間隔を調節するよう調節可能な係合面を有する調節可能なプレスリング組立体を備える、請求項1に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、第1のプレスリング部、第2のプレスリング部、または、その組み合わせに結合される一つ以上の回転可能な偏心ピンを備え、回転することでリング部間の間隔を変更するよう適応される、請求項8に記載のシステム。
- 一つ以上の回転可能な偏心ピンが、リング部を結合するために使用されるピンを含む、請求項9に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、第1のプレスリング部、第2のプレスリング部、または、その組み合わせに結合される一つ以上の横方向に摺動可能なピンを有し、横方向に移動することでリング部間の間隔を変更するよう適応される、請求項8に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、第1のプレスリング部、第2のプレスリング部、または、その組み合わせに結合される一つ以上の回転可能な偏心ピンを備え、回転することでリング部間の間隔を変更するよう適応される、請求項8に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、プレスリング部に結合される一つ以上の可動素子を備え、プレスリングアクチュエータ組立体の顎部と係合する位置に選択的に移動してプレスリング組立体で顎部の係合の間隔を調節するよう適応される、請求項8に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、プレスリング部に結合される一つ以上の歯止め素子を備え、プレスリングアクチュエータ組立体の顎部と係合する位置に選択的に移動してプレスリング組立体で顎部の係合の間隔を調節するよう適応される、請求項8に記載のシステム。
- 調節可能なプレスリング組立体が、第1および第2のプレスリング部に結合される少なくとも第3のプレスリング部と第4のプレスリング部を備え、第1および第2のプレスリング部は第1の間隔で取り付け部品と係合するよう寸法が決められ、第3および第4のプレスリング部は第2の間隔で取り付け部品と係合するよう寸法が決められる、請求項8に記載のシステム。
- 少なくとも一つのプレスリング部が、プレス動作が順に実行されることを必要とする他のプレスリング部と整合する整合素子を有する、請求項15に記載のシステム。
- 第1の油圧シリンダにおける第1のピストンが第2の油圧シリンダにおける異なるサイズ、ストローク、または、その組み合わせの第2のピストンに結合され、逆止め弁が間に配置される、油圧倍力器を備える、請求項1に記載のシステム。
- 多段階プレス動作で取り付け部品をプレスするシステムであって、
所与のストロークを有するプレスツールで取り付け部品をプレスする際に投入される総仕事量を増加するよう適応され、
プレスを完了するために調節可能な係合面を有し、調節可能な係合面がプレスリングアクチュエータ組立体、またはプレスリングアクチュエータ組立体と協働してプレスするよう適応されるプレスリング組立体、または、その組み合わせに結合される、システム。 - プレスリングアクチュエータ組立体が、第1の顎部および第2の顎部を備え、顎部間の最大顎部間隔を調節するよう適応される、請求項18に記載のシステム。
- 少なくとも一つの顎部は偏心ピンの回りで回転可能であり、顎部間の顎間隔は少なくとも一つの顎部に対する偏心ピンの回転位置に依存する、請求項19に記載のシステム。
- 各顎部が偏心ピンについて回転可能であり、偏心ピンは連結されることで、一方のピンが回転されると他方のピンを回転させる固定の回転関係が維持される、請求項20に記載のシステム。
- 顎部に対して調節可能な力のプロフィールを更に備え、少なくとも一つの顎部は第1の角度で第1の係合面を有し、第2の角度で第2の係合面を有する、請求項19に記載のシステム。
- 第1の形状の第1の組の先端部分であって、顎部に着脱可能に結合される第1の組の先端部分と、第1の形状と異なる第2の形状の第2の組の先端部分であって、顎部間隔を調節するために第1の組の先端部分と交換可能な第2の組の先端部分と、を更に備える、請求項19に記載のシステム。
- 顎部が、第1の顎部の第1の形状の先端部分と第2の顎部の第2の形状の先端部分とを用いて顎部間隔を更に調節するよう適応される、請求項23に記載のシステム。
- 調節可能なプレスリング組立体が、第1のプレスリング部と第2のプレスリング部とを備え、調節可能なプレスリング組立体はプレスを完了するためにプレスリング部間の間隔を調節するよう調節可能な係合面を有する、請求項18に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、第1のプレスリング部、第2のプレスリング部、または、その組み合わせに結合される一つ以上の回転可能な偏心ピンを備え、回転することでリング部間の間隔を変更するよう適応される、請求項25に記載のシステム。
- 一つ以上の回転可能な偏心ピンが、リング部を結合させるために用いられ、リング部が互いに対して回りでピボットするピボットピンを備える、請求項26に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、第1のプレスリング部、第2のプレスリング部、または、その組み合わせに結合される一つ以上の横方向に摺動可能なピンを備え、横方向に移動することでリング部間の間隔を変更するよう適応される、請求項25に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、第1のプレスリング部、第2のプレスリング部、または、その組み合わせに結合される一つ以上の回転可能な偏心ピンを備え、回転することでリング部間の間隔を変更するよう適応される、請求項25に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、プレスリング部に結合される一つ以上の可動素子を備え、プレスリングアクチュエータ組立体の顎部と係合する位置に選択的に移動してプレスリング組立体で顎部の係合の間隔を調節するよう適応される、請求項25に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、プレスリング部に結合される一つ以上の歯止め素子を有し、プレスリングアクチュエータ組立体の顎部と係合する位置に選択的に移動してプレスリング組立体で顎部の係合の間隔を調節するよう適応される、請求項25に記載のシステム。
- 調節可能なプレスリング組立体が、第1および第2のプレスリング部に共に結合される少なくとも第3のプレスリング部と第4のプレスリング部を備え、第1および第2のプレスリング部は第1の間隔で取り付け部品と係合するよう寸法が決められ、第3および第4のプレスリング部は第2の間隔で取り付け部品と係合するよう寸法が決められる、請求項25に記載のシステム。
- 少なくとも一つのプレスリング部が、プレス動作が順に実行されることを必要とする他のプレスリング部と整合する整合素子を備える、請求項32に記載のシステム。
- 第1の油圧シリンダにおける第1のピストンが第2の油圧シリンダにおける異なるサイズの第2のピストンに結合され、逆止め弁が間に配置される、プレスリングアクチュエータ組立体に結合される油圧倍力器を備える、請求項18に記載のシステム。
- 多段階プレス動作で取り付け部品をプレスする方法であって、
取り付け部品の回りにプレスリング組立体を配置するステップを含み、プレスリング組立体は互いにピボット結合される第1のリング部および第2のリングを有し、方法はまた
一対の顎部を有するプレスリングアクチュエータ組立体でプレスリング組立体を係合するステップと、
少なくとも部分的に取り付け部品をプレスするために第1および第2のリング部を互いの方向にプレスするようプレスリングアクチュエータ組立体を作動するステップと、
プレスリングアクチュエータ組立体、プレスリング組立体、または、その組み合わせを調節して取り付け部品のより小さい断面寸法を収容し、プレスリングアクチュエータ組立体を再作動してプレスリングでプレスを完了し、所与のストロークを有するプレスツールで取り付け部品をプレスする際に投入される総仕事量を増大させるステップと、を備える方法。 - 調節するステップが、プレスリングアクチュエータ組立体、プレスリング組立体、または、その組み合わせに結合される一つ以上の係合面を調節することを備える、請求項35に記載の方法。
- プレスリングアクチュエータ組立体が、第1の顎部および第1の顎部にピンで結合される第2の顎部を備え、
プレスリングアクチュエータ組立体を調節することは、顎部に対してピンを回転させることで顎部間の間隔を調節することを備える、請求項36に記載の方法。 - ピンが、偏心部分を備え、顎部に対してピンを回転させることは偏心部分を回転させて間隔を調節することを備える、請求項37に記載の方法。
- 少なくとも一方の顎部に第1の角度で第1の係合面を設け、第2の角度で第2の係合面を設けることで顎部に対する力のプロフィールを調節するステップを更に備える、請求項37に記載の方法。
- 第1の形状の第1の組の先端部分であって、顎部に着脱可能に結合される第1の組の先端部分と、第1の形状と異なる第2の形状の第2の組の先端部分を更に備え、プレスリングアクチュエータ組立体を調節することは第1の組の先端部分を第2の組の先端部分で交換して顎部の間隔を調節することを備える、請求項37に記載の方法。
- プレスリング組立体が第1のプレスリング部と第2のプレスリング部とを備え、プレスリング組立体を調節することはプレスリング部間の一つ以上の係合面を調節することを備える、請求項5に記載の方法。
- 係合面が第1のプレスリング部、第2のプレスリング部、または、その組み合わせに結合される一つ以上の回転可能な偏心ピンを備え、一つ以上の係合面を調節することは一つ以上の偏心ピンを回転することを備える、請求項41に記載の方法。
- 係合面が、第1のプレスリング部、第2のプレスリング部、または、その組み合わせに結合される一つ以上の横方向に摺動可能なピンを備え、一つ以上の係合面を調節することは一つ以上の偏心ピンを横方向に摺動することを備える、請求項41に記載の方法。
- 係合面が、プレスリング部に結合される一つ以上の可動素子を備え、一つ以上の係合面を調節することは一つ以上の可動素子をプレスリングアクチュエータ組立体の顎部と係合する位置に移動することを備える、請求項41に記載の方法。
- 調節可能な係合面が、プレスリング部に結合される一つ以上の歯止め素子を備え、一つ以上の係合面を調節することは一つ以上の歯止め素子をプレスリングアクチュエータ組立体の顎部と係合する位置に移動することを備える、請求項41に記載の方法。
- 調節可能なプレスリング組立体が、第1および第2のプレスリング部に結合される少なくとも第3のプレスリング部と第4のプレスリング部を備え、一つ以上の係合面を調節することは第1の間隔において第1および第2のプレスリング部で取り付け部品を係合し、第2の間隔において第3および第4のプレスリングで取り付け部品を係合することを備える、請求項41に記載の方法。
- 少なくとも一つのプレスリング部は整合素子を備え、プレスリングアクチュエータ組立体を作動することは順次に第3および第4のプレスリング部の作動に対して第1および第2のプレスリング部の作動を制限することを備える、請求項46に記載の方法。
- プレスリングアクチュエータ組立体が、取り付け部品をプレスする際に投入される仕事を増大するよう油圧倍力器を作動することを備える、請求項35に記載の方法。
- 多段階プレス動作で取り付け部品をプレスするシステムであって、第1の顎部および第2の顎部を有するプレスリングアクチュエータ組立体を備え、プレスリングアクチュエータ組立体は顎間の最大顎部間隔を調節するよう適合される、システム。
- プレスリングアクチュエータ組立体と選択的に係合するよう適応されるプレスリング組立体を更に備える、請求項49に記載のシステム。
- 少なくとも一つの顎部が偏心ピンについて回転可能であり、顎部間の顎間隔は少なくとも一つの顎部に対する偏心ピンの回転位置に依存する、請求項49に記載のシステム。
- 各顎部が偏心ピンについて回転可能であり、偏心ピンは連結されることで、一方のピンが回転されると他方のピンを回転させる固定の回転関係が維持される、請求項51に記載のシステム。
- 顎部に対して調節可能な力のプロフィールを更に備え、少なくとも一つの顎部は第1の角度で第1の係合面を有し、第2の角度で第2の係合面を有する、請求項4に記載のシステム。
- 第1の形状の第1の組の先端部分であって、顎部に着脱可能に結合される第1の組の先端部分と、第1の形状と異なる第2の形状の第2の組の先端部分であって、顎部間隔を調節するために第1の組の先端部分と交換可能な第2の組の先端部分と、を更に備える、請求項49に記載のシステム。
- 第1の油圧シリンダにおける第1のピストンが第2の油圧シリンダにおける異なるサイズの第2のピストンに結合され、逆止め弁が間に配置される、プレスリングアクチュエータ組立体と接続される油圧倍力器を備える、請求項49に記載のシステム。
- 多段階プレス動作で取り付け部品をプレスするシステムであって、プレスを完了するために調節可能な係合面を有するプレスリング組立体を備える、システム。
- プレスリング組立体と選択的に係合可能なプレスリングアクチュエータ組立体を備える、請求項56に記載のシステム。
- プレスリング組立体が、第1のプレスリングと第2のプレスリング部とを備え、プレスリング組立体はプレスを完了するためにプレスリング部間の間隔を調節するよう調節可能な係合面を有する、請求項56に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、第1のプレスリング部、第2のプレスリング部、または、その組み合わせに結合される一つ以上の回転可能な偏心ピンを備え、回転することでリング部間の間隔を変更するよう適応される、請求項58に記載のシステム。
- 一つ以上の回転可能な偏心ピンが、リング部を結合するために使用され、回りでリング部が互いに対してピボットするためのピボットピンを備える、請求項59に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、第1のプレスリング部、第2のプレスリング部、または、その組み合わせに結合される一つ以上の横方向に摺動可能なピンを備え、横方向に移動することでリング部間の間隔を変更するよう適応される、請求項58に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、第1のプレスリング部、第2のプレスリング部、または、その組み合わせに結合される一つ以上の回転可能な偏心ピンを備え、回転することでリング部間の間隔を変更するよう適応される、請求項58に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、プレスリング部に結合される一つ以上の可動素子を備え、プレスリングアクチュエータ組立体の顎部と係合する位置に選択的に移動してプレスリング組立体で顎部の係合の間隔を調節するよう適応される、請求項58に記載のシステム。
- 調節可能な係合面が、プレスリング部に結合される一つ以上の歯止め素子を備え、プレスリングアクチュエータ組立体の顎部と係合する位置に選択的に移動してプレスリング組立体で顎部の係合の間隔を調節するよう適応される、請求項58に記載のシステム。
- プレスリング組立体が、第1および第2のプレスリング部に結合される少なくとも第3のプレスリング部と第4のプレスリング部を備え、第1および第2のプレスリング部は第1の間隔で取り付け部品と係合するよう寸法が決められ、第3および第4のプレスリング部は第2の間隔で取り付け部品と係合するよう寸法が決められる、請求項58に記載のシステム。
- 少なくとも一つのプレスリング部が、プレス動作が順に実行されることを必要とする他のプレスリング部と整合する整合素子を備える、請求項65に記載のシステム。
- 第1の油圧シリンダにおける第1のピストンが第2の油圧シリンダにおける異なるサイズの第2のピストンに結合され、逆止め弁が間に配置される、プレスリング組立体と選択的に係合可能な油圧倍力器を備える、請求項56に記載のシステム。
- 取り付け部品の回りにプレスリング組立体を配置するステップと、プレスリング組立体は互いにピボット結合される第1のリング部および第2のリング部を有し、さらに
一対の顎部を有するプレスリングアクチュエータ組立体でプレスリング組立体を係合するステップと、
少なくとも部分的に取り付け部品をプレスするために第1および第2のリング部を互いの方向にプレスするようプレスリングアクチュエータ組立体を作動するステップと、
プレスリングアクチュエータ組立体、プレスリング組立体、または、その組み合わせを調節して取り付け部品のより小さい断面寸法を収容し、プレスリングアクチュエータ組立体を再作動してプレスリングでプレスを完了し、所与のストロークを有するプレスツールで取り付け部品をプレスする際に投入される総仕事量を増大させるステップと、を備える処理によって製造されるプレスされた取り付け部品。
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