JP2008521073A - 適応性速度値域を持つ集積回路 - Google Patents

適応性速度値域を持つ集積回路 Download PDF

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Abstract

【解決手段】性能を改善するために、電子部品と集積回路とを備えた電子デバイスの周波数を適応させることに関するシステム及び技術が開示される。この集積回路は、周波数プランのセットを決定する。プランのそれぞれは、電子デバイスが動作する周波数のセットのうちの1つと、遅延範囲最大合格値の分布に対応する。電子部品との通信に基づいて、集積回路は、好適な周波数プランを実施する。
【選択図】 図8

Description

本開示は、集積回路を電子部品に調整するためのシステム及び技術に関する。
集積回路は、ディスクリートデバイスで可能ではなかった新たな用途を可能にすることによって、エレクトロニクス産業を革新した。集積化によって、何百万もの電子部品から成る複雑な回路を、シングルチップの半導体材料へパッケージすることが可能となった。更に、集積化は、単一のシリコンウェハ上に、何百ものチップを製造するという利点を与える。これは、完成した回路の各々のコストを大幅に低減し、かつその信頼性を高める。
集積回路は、例えば汎用目的及び特定用途のプロセッサのような精巧な回路を実装するために、今日、電子デバイスにおいて広く使用されている。チップ上に統合されたコントローラは、例えば外部メモリ等のようなオフチップ部品に様々なプロセッサをインタフェースさせるために使用されうる。コントローラによって生成されるクロックは、これらオフチップ部品にアクセスするために使用されうる。これらクロックは、最悪ケースの温度及び電圧条件の下でコントローラがオフチップ部品と通信できることを保証するために、ある許容差内で、特定の公称速度で動作すべきである。
シリコンウェハ製造処理における固有の処理により、単一のウェハから生成されたチップのセットは、異なる処理速度能力の範囲に陥るかもしれない。用途によって、幾つかの製造者は、公称許容範囲外の低速チップ及び高速チップを廃棄するように強いられうる。これは、大量の無駄をもたらし、コスト的にも非常に無駄である。
公称チップを製造しないウェハの一部を持ち続けようとする際、幾つかの製造者は、速度値域化(binning)方法を適用する。ここでは、単一ウェハから製造された様々なチップが、等級付けられた(graded)処理速度に従ってテストされバッチされる。速度に従ってチップをバッチするこの方法は、時間の浪費であり、コストがかかる。割引価格で低速チップ及び高速チップを販売すると、更なるコストを招く。
速度値域(speed binning)は、比較的静的なアップフロント処理であり、一般に、集積回路の性能能力を特徴付ける際に役立つ。しかしながら、それ以降、集積回路が、外部デバイスの機能として、それ自身の性能あるいは動作パラメータを最適化する技術は存在しない。
本特許出願は、本明細書の譲受人に譲渡され、本明細書に参照によって明確に組み込まれた2004年11月5日出願の「Integrated Circuit With Adaptive Speed Bining」と題された仮出願60/625,223号の優先権を主張する。
本発明の1つの局面では、電子デバイスは、電子部品と集積回路とを含む。集積回路は、プログラム可能な周波数を有するシステムクロックと、前記システムクロックからプログラム可能な遅延を有する外部クロックとを生成するように構成される。前記集積回路は更に、前記電子部品に外部クロックを提供し、前記集積回路と前記電子部品とが通信できる、前期外部クロックとシステムクロックとの間の遅延範囲を決定し、前記遅延範囲に基づいて、前記システムクロックの周波数をプログラムするように構成される。
本発明の別の局面では、集積回路を電子部品に適応させる方法は、プログラム可能な周波数を有するシステムクロックと、前記システムクロックからプログラム可能な遅延を有する外部クロックとを生成することと、前記電子部品に前記外部クロックを提供することと、前記集積回路と電子部品とが通信できる、前記外部クロックとシステムクロックとの間の遅延範囲を決定することと、前記遅延範囲の関数として、前記システムクロックの周波数をプログラムすることとを含む。
本発明の別の局面では、電子デバイスは、電子部品と集積回路とを含む。前記集積回路は、プログラム可能な周波数を有するシステムクロックを生成する手段と、前記システムクロックからプログラム可能な遅延を有する外部クロックを生成する手段と、前記電子部品に前記外部クロックを提供する手段とを備える。前記集積回路は更に、前記集積回路と電子部品とが通信できる、前記システムクロックと前記外部クロックとの間の遅延範囲を決定する手段と、前記遅延範囲に基づいて、前記システムクロックの周波数をプログラムする手段とを含む。
本発明の様々な実施形態が示され、例示によって説明された以下の詳細記載から、本発明の他の実施形態が、当業者に容易に明らかになるであろうことが理解される。理解されるように、本発明は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、その他の異なる実施形態を実施することができ、その幾つかの詳細が、他の様々な観点において変更することが可能である。従って、図面及び詳細説明は、本質的な例示として見なされるべきであり、限定と見なされるべきではない。
本発明の局面は、添付図面中において、一例として例示され、限定として例示されない。
添付図面に関連して以下に記載される詳細記述は、本発明の様々な実施形態の説明として意図されており、本発明が実現される唯一の実施形態を表すことを意図していない。詳細説明は、本発明の完全な理解を提供する目的で具体的な詳細を含んでいる。しかしながら、本発明が、これら具体的な詳細無しで実現されうることが、当業者にとって明らかであろう。幾つかの実例では、本発明の概念を不明瞭にしないために、周知の構造及びデバイスが、ブロック図形式で示される。単に便宜性及び明確性のために頭辞語及びその他の記述的用語が使用されうるが、本発明の範囲を制限することを意図してはいない。
次の詳細説明では、本発明の様々な局面が、少なくとも1つの記憶デバイスを接続するように構成された集積回路に関して記述されうる。集積回路は、例えば、少なくとも1つのプロセッサを含む特定用途向けIC(ASIC)でありうる。記憶デバイスは、例えば、シンクロナスDRAM(SDRAM)又は同様のデバイスでありうる。これら発明的局面が、これら部品とともに使用するのに好適でありうる一方、当業者であれば、これら発明的局面は、その他様々な電子デバイス又は部品にも同様に適用可能であることを容易に理解するであろう。従って、そのような発明的局面は広範な用途を持つという理解の下、集積回路又は電子部品(例えば、外部メモリ又はオフチップメモリ)の具体的種類に対するあらゆる参照は、この発明的局面を例示することのみ意図されている。
図1は、ASICのような集積回路102を使用する電子デバイス100の概念ブロック図である。図1は、電子デバイス100、又はその部品の何れの具体的な物理的レイアウトをも必要とすると解釈されるべきではない。集積回路102は、マイクロプロセッサ104、デジタル信号プロセッサ(DSP)106、トランシーバ108、入力/出力(I/O)インタフェース110、及び外部バスインタフェース(EBI)112を含みうる。これら部品は全て、内部システムバス(ISB)114を用いて共に接続されうる。クロックジェネレータ116は、システムタイミング用のシステムクロック信号(又は「システムクロック」)を生成するために使用されうる。システムクロックの周波数はプログラム可能である。
マイクロプロセッサ104は、電子デバイス100のためのシステム全体の管理機能と、ユーザ制御とを提供するアプリケーションプログラムを実行するためのプラットフォームとして使用されうる。DSP106は、マイクロプロセッサ104上の処理デマンドを低減するために、アプリケーション特有のアルゴリズムを実行する組込式通信ソフトウェアレイヤを用いて実現されうる。トランシーバ108は、無線電話、端末、例えば携帯情報端末又は他の類似のデバイスのような電子メールデバイス又はWeb対応デバイスの場合におけるラジオリンクのような外部媒体へのアクセスを提供するために使用されうる。幾つかの実施形態では、トランシーバ108は、イーサネット(登録商標)、ケーブルモデム線、光ファイバ、デジタル加入者回線(DSL)、公衆交換電話網(PSTN)、あるいはその他の通信媒体へのアクセスを提供しうる。他の実施形態では、電子デバイスは、トランシーバの無い独立型であり、外部通信をサポートしうる。I/Oインタフェース110は、様々なユーザインタフェースをサポートするために使用されうる。ユーザインタフェースは、キーパッド、マウス、タッチスクリーン、オーディオスピーカ又はヘッドセット、マイクロホン、カメラ等を含みうる。
EBI112は、ISB114の上の部品間のアクセスを提供するために使用されうる。EBI112は、ISB114と、例えば外部メモリ118のような1又は複数のオフチップ部品のようなその他の電子部品との間のインタフェースを提供するコントローラ113を含みうる。インタフェースは、クロックバス120、アドレスバス122、制御バス124、及びデータバス126を含みうる。図示していないが、EBI112は更に、液晶ディスプレイ(LCD)及び/又はその他のユーザインタフェースデバイスへインタフェースを供給しうる。
電子デバイスの以下の記載では、外部メモリ118は、SDRAMである。しかしながら、当業者であれば容易に理解するように、本明細書で記載された様々な概念は、一例として、バーストNOR、バーストPSRAM、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、VRAM、あるいは他のメモリ部品又はデバイス、あるいはメモリアレイでありうるその他のメモリデバイスを含む他のオフチップ部品に拡張されうる。コントローラ113は、クロックジェネレータ116から、システムクロックの機能として、フィードバッククロック信号(あるいは「フィードバッククロック」)、及び外部クロック信号(あるいは「外部クロック」)を生成するために使用されうる。外部クロックは、以降SDRAM118として示す外部メモリ118との読み書きのために、クロックバス120によってSDRAMへ提供される。フィードバッククロックは、SDRAM118から読まれるデータをサンプルするために、コントローラ113によって使用されうる。
SDRAM118に書き込むためのタイミング要求の一例が図2に示される。外部クロック204によって表される外部クロックは、システムクロック202によって表されるシステムクロックから遅れる。SDRAM118に書き込まれるデータは、データ206(又はデータ信号)によって表され、システムクロックの遷移直後に、時間tにおいて、コントローラ113からデータバス120(図1参照)へリリースされる。システムクロックの遷移と、tとの間の短い遅延210は、コントローラ113の伝播遅延による。データバス120(図1参照)は、追加伝搬遅延を加えることにより、データ206を、時間tにおけるSDRAMへの入力時に到着させる。SDRAMへの入力データは、図2において、データ206のクロスハッチングで示される。
信頼できる動作を保証するために、データ206は、外部クロック遷移前の短時間の間、SDRAM118への入力時において安定していなければならない。これは「最小セットアップ時間」と呼ばれ、図2においてtset−upと示される。また、データ206が、外部クロック遷移に続いて、すなわち、tset−up後に安定を維持しなければならない期間が存在する。これは「最小ホールド時間」と呼ばれ、図2においてtholdと示される。最小セットアップ時間及び最小ホールド時間が満足されない場合、SDRAMへの書込動作は保証されない。従って、図2より、最小セットアップ時間を満足するために、システムクロック202と外部クロック204との間に最小遅延要求が存在すること、及び最小ホールド時間を満足するために、これら2つの間に最大遅延が存在することが容易に理解される。遅延はプログラム可能であり、外部クロック204の影部分208によって図2に示すように、これらの境界の間の任意の場所に設定することもできる。
SDRAM118からの読取タイミング要求の一例を図3に示す。図2に関して以前に説明したように、外部クロック204は、システムクロック202から遅れうる。フィードバッククロック302もまた、図3に示すように、システムクロック202から遅れうる。フィードバッククロック302は、SDRAM118からコントローラ113にデータを読み取るために使用されうる。データ206は、外部クロック204の遷移後直ちに、時間tにおいて、SDRAM118からデータバス120(図1参照)へリリースされうる。SDRAM118及びデータバス120(図1参照)の伝播遅延により、データ206は、時間tにおいて、コントローラ113への入力時に到着する。コントローラ113への入力時におけるデータ(データ206のクロスハッチングによって示される)は、フィードバッククロック遷移前の短期間の間、安定を保たねばならない。この期間は、コントローラ113の最小セットアップ時間tset−upによって定義される。データ206はまた、フィードバッククロック302遷移の後、コントローラ113の最小ホールド時間tholdによって定義される期間の間、安定を保たねばならない。このデータが一旦、フィードバッククロック302の遷移とともにコントローラ113に読み取られると、
システムクロックによって再サンプルされうる。この再サンプル処理は、最小セットアップ時間を含むそれ自身の要求を持ち、サンプルされたデータは、システムクロック202の次の遷移の前、安定を保たねばならない。従って、図3より、最小セットアップ時間を満足するために、システムクロック202とフィードバッククロック302との間に最小遅延要求が存在すること、及び最小ホールド時間と再サンプリングセットアップ時間を満足するために、これら2つの間に最大遅延が存在することが容易に理解される。遅延はコントローラ113内でプログラム可能かもしれないし、影部分304によって図3に示すように、これらの境界の間の任意の場所に設定することもできる。
図4は、コントローラ113の実施形態の機能ブロック図である。図示する実施形態では、コントローラ113は、同期コントローラ402及び非同期コントローラ404に分割されうる。この分割は単に設計上の選択であり、当業者であれば、本開示の全体にわたって記載された様々な機能を実行するために任意の構成が適用されうることを理解するであろう。コントローラ402,404は、アドレスバス122、制御バス124、及びデータバス126を、当該技術で周知の手段によってISB114にインタフェースする。
コントローラ113は、外部クロック204及びフィードバッククロック302を生成するために使用されうる。マルチプレクサ408は、データ206が同期コントローラ又は非同期コントローラからクロック出力されるかに依存して、適切なシステムクロック202を選択するために使用されうる。図示された実施形態では、マルチプレクサ408は、SDRAM118にインタフェースするために、同期コントローラ402によって使用されるシステムクロックを選択するように設定される。排他的ORゲート410は、外部クロック及びフィードバッククロックを生成するために、反転又は非反転何れか一方のシステムクロック202を用いることによって、柔軟性を備えるために使用されうる。プログラム可能な遅延セル412が、外部クロック204の遅延を設定するために使用されてもよい。外部クロックの遅延と同様に、マルチプレクサ及び排他的ORゲート制御は、例えば、マイクロプロセッサ104上で実行するソフトウェア、あるいはその他任意の手段によってプログラムされうる。バスドライバ414は、SDRAM118へ外部クロック204を提供するために使用されうる。
フィードバッククロック302は、システムクロック202あるいは外部クロック204の何れかから生成されうる。説明した実施形態では、両クロックは、ソフトウェアプログラマに対して幾つかの多用途性を提供するために、マルチプレクサ416に提供される。選択されたシステムクロックは、排他的ORゲート418に供給されうる。排他的ORゲート418によって、反転クロック又は非反転クロックの何れかが使用されるようになる。プログラム可能な遅延セル420が、フィードバッククロックを遅延させるために使用されうる。そして、フィードバッククロック302は、コントローラ402,404にフィードバックされうる。フィードバッククロックの遅延と同様に、マルチプレクサ及び排他的ORゲート制御も、マイクロプロセッサ104上で動作するソフトウェア、あるいはその他任意の手段によってプログラムされうる。
既に説明したように、コントローラ113及びSDRAM118によって課せられるあるタイミング制約は、外部クロック及びフィードバッククロックのための可能な遅延設定を制限しうる。例えば、外部クロックの遅延設定は、SDRAM118のための最小セットアップ時間と最小ホールド時間によって制約されうる。同様に、フィードバッククロックの遅延設定は、コントローラのための最小セットアップ時間、最小ホールド時間、及び再サンプリングセットアップ時間によって制約されうる。これらのタイミング制約は、処理、電圧、および温度に応じて変わる場合がある。外部クロック及びフィードバッククロックの遅延設定は、集積回路の集荷前に、例えば工場において、キャラクタリゼーション処理中にプログラムされうる。この処理は、処理、電圧、及び温度の変動にわたる集積回路のキャラクタリゼーションデータの収集を伴う。その後、この遅延設定は、外部デバイスのタイミング仕様及びキャラクタリゼーションデータから、最悪ケース解析で計算されうる。これら計算された遅延設定は、事前プログラムされた遅延のように、出荷前の集積回路のコントローラ上のプログラム可能な遅延セルを較正するために使用されうる。
更に、フィルード内の特定の集積回路とオフチップ部品が適応できるよりも高速で動作するシステムクロックによって引き起こされる誤りを阻止するために、システムクロックの最大周波数(「FMAX」と称される)に制約が課せられうる。一般に、FMAXに制約が課される場合、電子デバイスの最も広い範囲に適応するために、システムクロックを、比較的低周波数で動作させる傾向がある。FMAX及び遅延を事前にプログラムするこのアプローチは、1つの特定の処理コーナに対して極めて良好に動作するが、他のものに対しては良好に動作しないかもしれない。例えば、特定の電子デバイスが高周波数で動作する場合、FMAXを低周波数で事前にプログラムすることによって、電子デバイスを、準最適に動作させる。
例示する実施形態に従って、周波数(すなわち、FMAX)とクロック遅延とをデバイス毎ベースで設定することを可能にする適応性速度値域化アルゴリズム(又は処理)が実現されうる。この適応性速度値域化アルゴリズムは、例えば、あるタイプの集積回路及びオフチップ部品用の電子デバイスの特定のファミリーからの、十分多い電子デバイスのサンプルの統計情報から決定される「周波数プラン」のセットに依存する。統計情報は、工場で行なわれるキャラクタリゼーション処理中に収集されうる。周波数プランのセットは、出荷前に電子デバイス内に格納されうる。本分野では、適応性速度値域化アルゴリズムは、具体的な電子デバイスのために適切な周波数プランを選択し、実行する。例示する実施形態では、各周波数プランは、FMAX値及び外部クロック遅延値を含む。この適応性速度値域化アルゴリズムは、ソフトウェアで実現されうる。あるいは他の任意の手法で実施され、最初の起動時、電子デバイスが起動される毎に、感知されたイベント又は条件に応じて、電子デバイスの動作中連続して、あるいは前述したもののうちの任意の組み合わせで実行されうる。
キャラクタリゼーション処理は、電子デバイスのサンプルについてのフィードバッククロックと外部クロックとの間の遅延(K)の計算で始まる。図3に戻って示すように、読取動作の場合、コントローラ113のセットアップ時間tset−upは、フィードバッククロックの遷移に対する、外部クロックの遷移からの遅延に基づくことが容易に分かるであろう。また、ホールド時間tholdは、外部クロックの次の遷移に対する、フィードバッククロックの遷移からの遅延に基づくことも分かる。従って、外部クロックとフィードバッククロックとの間の遅延が短縮される場合、セットアップ時間tset−upは減少し、ホールド時間thold増加する。反対に、外部クロックとフィードバッククロックとの間の遅延が増加する場合、セットアップ時間tset−upは増加し、ホールド時間tholdは減少する。従って、キャラクタリゼーション処理の最初のステップは、電子デバイスのサンプルについて、最悪ケースの最小のセットアップ時間及びホールド時間を満足する外部クロックと、フィードバッククロックとの間の遅延を計算することであろう。
フィードバッククロックデバイスと外部クロックデバイスとの間の遅延は、読取動作中、コントローラの最小のセットアップ時間及びホールド時間を満足するように設定されると仮定すると、読取動作の失敗又は成功は、最小の再サンプリングセットアップ時間tset−upが満足されるかどうかに全て依存するであろう。図3に示すように、システムクロックとフィードバッククロックとの間の遅延が小さい場合、再サンプリングセットアップ時間tset−upは非常に長い。しかしながら、2つのクロック間の遅延が大きくなると、再サンプリングセットアップ時間tset−upは、最小の再サンプリングセットアップ時間tset−upに達するまで減少する。これは、システムクロックとフィードバッククロックとの間の「最大遅延」であり、読取動作を保証することができる。外部クロックは、フィードバッククロックからの固定オフセットで、システムクロックから遅延しているので、外部クロックもまた、動作が保証されるシステムクロックからの「最大遅延」を持っている。システムクロックと外部クロックとの間のこの「最大遅延」は、最大合格値(HPV:highest passing value)と称されうる。
図2に再び示すように、書込動作の成功又は失敗は、2つのタイミングパラメータ、すなわち、SDRAM118への書込のための最小ホールド時間thold及び最小セットアップ時間tset−upに依存するであろう。しかしながら、実際問題として、最小ホールド時間tholdは、通常は、制限因子ではない。なぜなら、このホールド時間は、クロック周期からセットアップ時間tset−upを引いたものにほぼ等しく、最小のホールド時間tholdよりも極めて大きいからである。従って、SDRAM118の最小セットアップ時間tset−upは、外部クロックとシステムクロックとの間の「最小遅延」を判定し、書込動作を保証することができる。この「最小遅延」は、最低合格値(LPV:lowest passing value)と称されうる。
キャラクタリゼーション処理中、サンプル内の各電子デバイスについてテスト処理が実行され、システムクロックとフィードバッククロックとの間の遅延値の範囲が決定され、コントローラ113は、SDRAM118への書込、及びSDRAM118からの読取をすることができる。この範囲は、コントローラ113の最小再サンプリングセットアップ時間tset−upによって設定された「最大遅延」と、SDRAM118の最小セットアップ時間tset−upによって設定された「最小遅延」とによって境界付けられた連続的な範囲である。このテスト処理は、テスト中の電子デバイスの各々について、フィードバッククロックと外部クロックとの間の計算された遅延を、コントローラ113のプログラム可能な遅延セルにプログラムすることを含みうる。次に、各電子デバイスについて、プログラム可能な遅延セルの調整範囲が、フィードバッククロックと外部クロックとの間の遅延を維持しながら、調整範囲全体にわたってスイープされる。より具体的には、各電子デバイスについて、外部クロックのプログラム可能な遅延セル412が、遅延ゼロに設定され、フィードバッククロックのプログラム可能な遅延セル420が、−Kに設定されうる。そして、これらプログラム可能な遅延セルの遅延はともに、インクリメントにより増加されうる。個々のインクリメント遅延について、コントローラ113は、SDRAM118への読み書きを行い、その結果に基づいて、成功又は失敗として、各読取及び書込を分類する。これは、各FMAX、例えば、低速、公称、及び高速においてなされる。
図5は、キャラクタリゼーション処理中における電子デバイスのファミリーのための周波数プランを判定し格納する方法を例示する代表的なフローチャート500である。ステップ502では、FMAXの値が設定される。ここで、3つのFMAX値、すなわち、低速、公称、及び高速の3つの値が使用される。公称は、一般に、この電子デバイスが動作する周波数範囲からのおおよそ中間周波数であると仮定される。ステップ504では、例えば上述したようにして、各FMAXのためにHPV範囲が決定される。
HPV範囲は、サンプル内の全ての電子デバイスについてのHPVから決定される。図6は、サンプル内の全ての電子デバイスのHPV分布を示すグラフ600である。特定のHPVを有するデバイスの数が、システムクロックと外部クロックとの間の遅延の調整範囲に対してプロットされている。これは、この場合、デジタル領域内で0〜31と表される。グラフ600は、ステップ502からの3つの周波数、すなわち、高速、公称、及び低速のうちの各々におけるHPVの3つの異なる処理分布を示す。一般に、集積回路の動作周波数範囲の中心は、公称周波数である。また、最も高い周波数は、高速周波数であり、最低の周波数は、低速周波数である。例示する実施形態では、低速周波数は約146MHz、公称周波数は約210MHz、高速周波数は約270MHzでありうる。これらの3つの周波数は、集積回路のコントローラが、SDRAMと通信する場合に動作する異なる周波数を表す。図6では、HPV範囲は、n=13〜31であると決定された。
図6では、分布602は、低速FMAXに相当し、分布604は公称FMAXに相当し、分布603は高速FMAXに相当する。これら分布は一般に、集積回路分野では良く知られているので、ここでは詳細を述べない。従って、他の電子デバイスは、別の低速周波数、公称周波数、及び高速周波数を持っているかもしれないが、図6の分布は、一般に適用可能だろう。しかしながら、X軸のHPV範囲は、電子デバイスの特定のファミリーに特有であるので、一般に知られていない。従って、一旦HPV範囲が決定されれば、ステップ506に示すように、この分布が、HPV範囲に適用されうる。
図6に示す処理分布は、正規曲線の形式をとり、隣接した正規曲線が、X軸近傍でオーバーラップする。HPV範囲は、その境界が正規曲線オーバーラップにおいて定義される「値域」(bin)に分割される。これら値域は、ほぼ同じ幅を有し、ここでは、それぞれ約6遅延単位の幅である。これらの値域は、周波数プランを形成するために後で使用され、図8の適応性速度値域化アルゴリズムによっても使用される。
図5に戻り、ステップ508では、各値域について、平均HPV値が判定される。例えば、図6において、分布602について、平均は、矢印612によって表されるようにHPV=約16である。分布604について、平均は、矢印614によって表されるようにHPV=約22である。また、分布606について、平均は、矢印612によって表されるようにHPV=約28である。
ステップ510では、ステップ502で定義された各FMAXについて、周波数プラン(FP)が定義される。例示する実施形態では、各周波数プランはそれぞれ値域に関連付けられる。周波数プランは、FMAX、対応するFMAXのHPV値域幅、及び対応する値域の平均HPVに等しいフィードバッククロック遅延とを含む。FMAXは、所定の値域のために定義された周波数プランが選択される際に、システムクロック周波数を設定するために使用される。一旦、周波数プランが定義されると、それらはステップ512において、後述する図8の適応性速度値域化アルゴリズムによって後に使用されるために格納される。この実施形態では、値域と周波数プランとは以下のように定義されうる。値域1、FP(高速):25<HPV≦31、外部クロック遅延=28、設定周波数@270MHz、値域2、FP(公称):19<HPV≦25、外部クロック遅延=22、設定周波数@210MHz、値域3、FP(低速):13≦HPV≦19、外部クロック遅延=16、設定周波数@146MHz。3つの周波数、すなわち3つの周波数プランが、本実施形態で定義されている一方、他の実施形態では、周波数および周波数プランの異なる数を使用することが可能でありうる。
一般に、信頼性の高い動作を維持しながら、可能な限り高速で動作することが望ましい。上述した周波数プラン及び値域によって、電子デバイスは出荷され、適応性速度値域化アルゴリズム(図8参照)が、適切な周波数プランを用いて、電子デバイスの速度を、最適な設定値に設定するために使用される。例示する実施形態では、適応性速度値域化アルゴリズムは、入力として、電子デバイス100のHPVを採用する。ここで、電子デバイス100のHPVは、図7の較正アルゴリズム700を用いて、決定されうる。
較正アルゴリズム700は、電子デバイスのファミリーに対するHPV範囲を決定するためのキャラクタリゼーション処理に使用されるアルゴリズムに類似している。較正アルゴリズム700は、図8の適応性速度値域化アルゴリズム800によって使用されるHPV値を生成する。較正アルゴリズム700は、電子デバイス100の最初の起動時に動作されうる。そして、図8の速度値域化アルゴリズム800の最初、あるいは事前処理段階として役立つ。較正アルゴリズム700はまた、次の起動時に、ランダムに、周期的に、あるいは例えば電圧、温度、又は速度のような感知された条件の変動に応じて実行されうる。そのような場合、図8の適応性速度値域化アルゴリズム800もまた実行されうる。
例示する実施形態では、集積回路102は、固定電圧デバイスかもしれない。また、周波数が、較正のために公称値に設定されるかもしれない。較正中、周波数も電圧も変える必要はない。他の実施形態では、集積回路102は、1つより多い電圧設定において動作するように構成されうる。そのような場合、較正アルゴリズムは、1つより多い電圧、あるいは好適な電圧において実行されうる。
この例では、較正アルゴリズムはまず、ステップ702において、システムクロックと外部クロックとの間の遅延をゼロ(next=0)に設定し、システムクロックとフィードバッククロックとの間の遅延を−K(next=−K)に設定する。ステップ704は、調整範囲全体にわたって外部クロックがスイープされたかをテストする。これは、nextが31を超えたかを決定することによってなされうる。ステップ704において、外部クロック遅延が、調整範囲全体にわたってスイープされていないと仮定すると、処理700はステップ706に進み、集積回路がSDRAMにテストデータを書き込む。そして、この処理700は、ステップ708に続き、集積回路が、SDRAMからテストデータを読み取る。
読み取られたテストデータは、書き込まれたものと比較される。ステップ710では、読み取られたデータが有効であれば(すなわち、正しければ)、処理700はステップ712に進み、外部クロックの設定における動作について「pass」状態が付される。読み取られたデータが、書き込まれたものと一致しなかった場合テストは失敗し、ステップ714において、外部クロックの設定について、「fail」状態が記録される。何れの場合も、その後、ステップ716において、外部クロック遅延値が(フィードバッククロック遅延値とともに)インクリメントされ、処理700はステップ704に戻る。このように、較正アルゴリズム700は、遅延範囲全体をスイープする。一旦完了すると、処理700はステップ720に進み、電子デバイスについて得られたHPVが決定される。
一旦特定の電子デバイスのHPVが知られると、適応性速度値域化アルゴリズムは、値域に関して格納されうる対応する周波数プランから外部クロック遅延と、システムクロック周波数とを設定するために実行されうる。図8は、オフチップ部品とともに利用可能な予め定めた周波数プランのセットから周波数プランを決定し実行するために、電子デバイスによって実施される方法として、適応性速度値域化アルゴリズムを示すフローチャート800である。この実施形態では、この周波数プランのセットは、SDRAMに結合された際に、集積回路によってアクセス可能に格納される。
ステップ802では、特定の電子デバイスのHPVが決定される(あるいは、既に知られていれば取得される)。一例として、HPV値は、公称電圧、周波数設定、及び予め定めた値Kを用いて、上述した較正アルゴリズムを用いて決定されうる。HPVが得られると、どの周波数プランが実行されるべきかを確かめるために、一連のテストが行われる。ステップ804では、HPVが値域1のHPV範囲内に入るか否か、すなわち、HPVが25を超え、かつ31以下であるかが判定される。ステップ804の結果が「真」である場合、この電子デバイスは「高速」であると考えられる。処理はステップ806に進み、周波数プランFP(高速)が選択される。その後、集積回路は、ステップ808において、システムクロックを270MHzで動作するように、かつ外部クロック遅延を28に設定する。
ステップ804の結果が「偽」である場合、処理はステップ810に進む。このステップでは、HPVが19を超え、かつ25以下であれば、この電子デバイスは「公称」デバイスであり、処理はステップ812に進み、周波数プランFP(公称)が選択される。その後、集積回路は、システムクロックを210MHzで動作するように、かつ外部クロック遅延を22に設定する。
ステップ810の結果が「偽」である場合、処理はステップ816に進む。このステップでは、HPVが13以上でかつ19以下であれば、この電子デバイスは「低速」デバイスであり、処理はステップ818に進み、周波数プランFP(低速)が選択される。そして、集積回路は、ステップ820で、システムクロックが146MHzで実行するように、かつ外部クロック遅延を16に設定する。ステップ816の結果が「偽」である場合、ステップ850に表すように、誤り条件がもたらされる。例えば、もしHPVが13未満ならば、誤りが生じるだろう。較正アルゴリズム700及び速度値域化アルゴリズム800は、そのような場合、再実行されうる。
ここで開示された実施形態に関連して記述された様々の説明的論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、アプリケーションに固有の集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートあるいはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、又は上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現又は実行されうる。汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは状態機器を用いることも可能である。プロセッサは、たとえばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに接続された1つ以上のマイクロプロセッサ、またはこのような任意の構成である計算デバイスの組み合わせとして実現することも可能である。
ここで開示された実施形態に関連して記述された方法は、ハードウェアや、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールや、これらの組み合わせによって直接的に具現化される。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に収納されうる。記憶媒体は、プロセッサがそこから情報を読み取り、またそこに情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。または、記憶媒体はプロセッサに統合されうる。このプロセッサと記憶媒体は、ASIC内に存在することができる。
開示された実施形態における上述の記載は、当該技術分野におけるいかなる人であっても、本発明の活用または利用を可能とするように提供される。これらの実施形態への様々な変形例もまた、当該技術分野における熟練者に対しては明らかであって、ここで定義された一般的な原理は、本発明の主旨または範囲を逸脱せずに他の実施形態にも適用されうる。このように、本発明は、ここで示された実施形態に制限されるものではなく、ここで記載された原理と新規の特徴に一致した最も広い範囲に相当するものを意図している。
図1は、集積回路を使用する電子デバイスの例を図示する概念ブロック図である。 図2は、オフチップメモリに書き込むタイミングパラメータの例を図示するタイミングブロック図である。 図3は、オフチップメモリから読み取るタイミングパラメータの例を図示するタイミングブロック図である。 図4は、コントローラの動作例を図示する機能ブロック図である。 図5は、周波数プランを決定する方法の例を図示するフローチャートである。 図6は、周波数の関数としてHPV分布を示すプロットである。 図7は、HPVを決定するのに役立つ較正アルゴリズムを図示するフローチャートである。 図8は、適応性速度値域化アルゴリズムの例を図示する代表的なフローチャートである。

Claims (29)

  1. 電子部品と、
    プログラム可能な周波数を有するシステムクロックと、前記システムクロックからプログラム可能な遅延を有する外部クロックとを生成し、前記外部クロックを前記電子部品に提供し、前記集積回路と前記電子部品とが通信できる、前記外部クロックとシステムクロックとの間の遅延範囲を決定し、前記遅延範囲に基づいて、前記システムクロックの周波数をプログラムするように構成された集積回路と
    を備える電子デバイス。
  2. 前記集積回路は更に、前記遅延範囲の上限に基づいて、前記システムクロックの周波数をプログラムするように構成された請求項1のデバイス。
  3. 前記集積回路は更に、前記遅延範囲の上限に基づいて、予め定めた複数の周波数のうちの1つで、前記システムクロックの周波数をプログラムするように構成された請求項2のデバイス。
  4. 前記集積回路は更に、前記予め定めた周波数を格納するように構成された請求項3のデバイス。
  5. 前記予め定めた周波数の各々は、前記電子デバイスを特徴付ける複数の遅延範囲の上限と関連する請求項3のデバイス。
  6. 前記集積回路は更に、前記遅延範囲に基づいた遅延で、前記外部クロックをプログラムするように構成された請求項1のデバイス。
  7. 前記集積回路は更に、前記システムクロックからプログラム可能な遅延を有し、前記電子部品から通信を受信するために使用されるフィードバッククロックを生成し、前記外部クロックから一定のオフセットを有する遅延で、前記フィードバッククロックをプログラムするように構成された請求項6のデバイス。
  8. 前記集積回路は更に、前記遅延範囲の上限に基づいた遅延で、前記外部クロックをプログラムするように構成された請求項6のデバイス。
  9. 前記集積回路は更に、前記遅延範囲の上限に基づいて、予め定めた複数の遅延値のうちの1つで、前記外部クロックをプログラムするように構成された請求項8のデバイス。
  10. 前記集積回路は更に、前記予め定めた遅延値を格納するように構成された請求項9のデバイス。
  11. 前記予め定めた遅延値の各々は、前記電子デバイスを特徴付ける複数の遅延範囲の上限と関連する請求項9のデバイス。
  12. 前記電子部品は、少なくとも1つのメモリデバイスを備える請求項1のデバイス。
  13. 前記電子部品は、少なくとも1つのSDRAM、バーストNOR、バーストPSRAM、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、又はVRAMを備える請求項1のデバイス。
  14. 無線電話、携帯情報端末、電子メールデバイス、又はウェブ対応デバイスを備える請求項1のデバイス。
  15. 電子部品に集積回路を適応させる方法であって、
    プログラム可能な周波数を有するシステムクロックと、前記システムクロックからプログラム可能な遅延を有する外部クロックとを生成することと、
    前記外部クロックを前記電子部品に提供することと、
    前記集積回路と前記電子部品とが通信できる、前記外部クロックとシステムクロックとの間の遅延範囲を決定することと、
    前記遅延範囲に基づいて、前記システムクロックの周波数をプログラムすることと
    を含む方法。
  16. 前記システムクロックの周波数は、前記遅延範囲の上限に基づいてプログラムされる請求項15の方法。
  17. 前記システムクロックの周波数は、前記遅延範囲の上限に基づいて、予め定めた複数の周波数のうちの1つでプログラムされる請求項16の方法。
  18. 前記予め定めた周波数は、前記集積回路によって格納される請求項17の方法。
  19. 前記予め定めた周波数の各々は、前記電子デバイスを特徴付ける複数の遅延範囲の上限と関連する請求項17の方法。
  20. 前記遅延範囲に基づいた遅延で、前記外部クロックをプログラムすることを更に含む請求項15の方法。
  21. 前記システムクロックからプログラム可能な遅延を有するフィードバッククロックを生成することと、
    前記電子部品から通信を受信するために、前記集積回路におけるフィードバッククロックを使用することと、
    前記外部クロックから一定のオフセットを有する遅延で、前記フィードバッククロックをプログラムすることと
    を更に含む請求項15の方法。
  22. 前記外部クロックは、前記遅延範囲の上限に基づいた遅延でプログラムされる請求項20の方法。
  23. 前記外部クロックは、前記遅延範囲の上限に基づいて、予め定めた複数の遅延値のうちの1つでプログラムされる請求項22の方法。
  24. 前記予め定めた遅延値は、前記集積回路によって格納される請求項23の方法。
  25. 前記予め定めた遅延値の各々は、前記電子デバイスを特徴付ける複数の遅延範囲の上限と関連する請求項24の方法。
  26. 前記電子部品は、少なくとも1つのメモリデバイスを備える請求項15の方法。
  27. 前記電子部品は、少なくとも1つのSDRAM、バーストNOR、バーストPSRAM、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、又はVRAMを備える請求項15の方法。
  28. 前記電子デバイスは、無線電話、携帯情報端末、電子メールデバイス、又はウェブ対応デバイスを備える請求項15の方法。
  29. 電子部品と、
    集積回路とを備え、前記集積回路は更に、
    プログラム可能な遅延を有するシステムクロックを生成する手段と、
    前記システムクロックからプログラム可能な遅延を有する外部クロックを生成する手段と、
    前記外部クロックを前記電子部品に提供する手段と、
    前記集積回路と前記電子部品とが通信できる、前記外部クロックとシステムクロックとの間の遅延範囲を決定する手段と、
    前記遅延範囲に基づいて、前記システムクロックの周波数をプログラムする手段と
    を備える電子デバイス。
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