JP2008518647A

JP2008518647A - 横支持脛骨プラトー（ｔｔｔｐ）

Info

Publication number: JP2008518647A
Application number: JP2007538257A
Authority: JP
Inventors: ノヴァコヴスキアンドレイ
Original assignee: Andrej Nowakowski
Current assignee: Andrej Nowakowski
Priority date: 2004-11-03
Filing date: 2005-10-18
Publication date: 2008-06-05
Also published as: WO2006047982A2; EP1807024A2; US20070260322A1; DE102004053075A1; WO2006047982A3

Abstract

２つの関節面（３）と、２つの関節面支持具（１）と、横支持具（４）とから成る横支持脛骨プラトーについて記載する。この横支持頚骨プラトーは、関節面（３）が前方から膝関節に別個に導入可能なように構成される。この構成は外科手術を簡単にする一方で、腹側皮質が保存される。別々に分かれた関節面支持具（１）と関節面（３）を有する構造により、関節面支持具（１）は、まず、例えば支持ねじ（２）によって横支持具（４）上に固定することができる。或いは又、関節面支持具（１）又は関節面ユニット（３２１）を、腹側皮質を保存しつつ、まずは上方から斜めに埋め込み、次いで、対応する設計の横支持具（４）により側方から受容及び支持することも可能である。

Description

本発明は、２つの関節面と、２つの関節面支持具と、横支持具とから成り、前記関節面を前方から膝関節に別個に導入することが可能な横支持脛骨プラトー（TTTP）に関する。更なる実施形態において、前記２つの関節面は前記２つの関節面支持具と共に、次のような２つの関節面ユニットを形成することができる。即ち、上方から挿入した後、前記横支持具によって側方から受容しかつ支持することが可能な関節面ユニットである。

横支持方式による脛骨プラトー器具の利点は、WO 02/41809に開示されている。

次のことが知られている。前十字靭帯を残す手術では、膝関節を比較的小さくしか開けることができない。このため、十字靭帯をいずれも保存したまま人工膝を埋め込むことは、外科医に更に高い負担を求めることになる。粗面骨切り術による側方アプローチでは、前記関節面支持具を導入するために、更なる腹側皮質への処置は必要でない。しかし、このより頻繁に使用される内側アプローチによる外科手術は、困難かつ複雑である。
WO 02/41809

本発明の目的は、従来技術によるインプラントの要求を最大限に満たす横支持脛骨プラトーを作ることである。又、上記部品の対応する配置により、埋め込みが簡単にされる。

この目的は、本発明に従い、次のような横支持脛骨プラトーによって達成される。即ち、２つの関節面と、２つの関節面支持具と、横支持具とから成り、前記関節面が前方から膝関節に別個に導入することが可能な横支持脛骨プラトーである。

その基本となる思想は、脛骨側にある挿入された横支持具上に、まずは２つの単一関節面支持具を並べて固定する点にある。上記関節面支持具は、脛骨を大腿骨に対して外転させた後上方から、或いは内転させた後横から内側に導入することができる。その後、上記関節面を、直接かつ別個に、前方から膝関節に導入し、上記関節面支持具上に支持・固定することができる。この処置により、内側アプローチが使用される場合にも、腹側皮質を完全に維持することが可能となる。

これとは別に、更なる実施形態では、上記関節面が上記２つの関節面支持具と共に、次のような２つの関節面ユニットを形成することができる。即ち、上方から挿入した後、上記横支持具によって側方から受容しかつ支持することが可能な関節面ユニットである。これは、上記関節面ユニットの対応する凹部に上記横支持具を通すか、或いは上記支持具が上記関節面ユニットの下端を囲繞することにより実現することができ、その形状は適宜作られる。正確かつ恒久的な整合及び支持は、形態適合的な設計、例えばガイドや、更に加えて腹側に挿入されるねじ又はボルトによっても達成することができる。

以下、本発明について実施形態を参照しつつ説明する。

図１に示すのは、２つの関節面支持具（１）が支持ねじ（２）によって固定された横支持具（４）である。

関節面支持具（１）はそれぞれ関節面（３）を受容する。このため、次のようになるよう、凹部（３１）が関節面（３）の下方に形成される。即ち、関節面（３）が、前方から関節面支持具（１）の対応するガイド（１１）を通って導入されて固定され得るよう、凹部が形成される。上記横支持具上方の中央位置は、ストップ又はスナップイン機構を備えた本接続の対応する設計により保証される。この実施形態によれば、関節面支持具（１）は円錐構造を有し、その下端（１２）は横支持具（４）の凹部（４２）にて受容される。この場合、関節面（３）に対しある一定の角度で延伸する関節面支持具（１）の正確な回転整合を達成するため、凹部（４２）と支持ねじ（２２）との間のねじ接続に加えて、関節面支持具（１）の下端（１２）と凹部（４２）との間に、追加の溝又はガイドを設けることができる。

この実施形態において、支持ねじ頭（２１）は関節面支持具（１）内に留まる。このねじ頭は、更に加えて、人工膝の摩擦ベアリングを案内するために使用することもできる（図３）。ここで、止め部（３２）は摩擦ベアリングの動きを制限するよう形成される。関節面（３）と横支持具（４）との間の高さ（ｈ）は、ねじ接続（２２，４２）により一定の値に設定される。ガイド（１１，３１）の更なる特別な形態により、骨に一定の圧力を加えることができる。このガイドは、一次安定性を高めると共に、骨統合を促進する。もっとも、関節面支持具（１）と横支持具（４）との間で、形態適合的なプラグイン方式によるより簡単な接続形態も考えられる。横支持具（４）は、横支持具（４）の挿入及び整合のためのキー面（４１）に加えて、脛骨の解剖学的形状に対応する傾斜端面を有することもできる。

図２ａに示すのは、横支持具（４）によって支持される２つの関節面ユニット（３２１）である。関節面ユニット（３２１）の埋め込み後、横支持具（４）をキー面（４１）を通じて挿入することを容易にするため、関連するベアリング面（４２）を備えた２つの凹部（３２２）は異なる寸法を有することもできる。

図２ｂは図２ａの側面図を示す。図２ｂにおいて、関節面ユニット（３２１）の凹部（３２２）は、円筒状横支持具（４）のベアリング面（４２）を備えた円形ベアリングとして示される。この場合、更なる形態適合的な接続（ねじ、追加のボルト、例えばＵ字形構造を有する横支持具（４）の形態適合的な包囲等）が考えられる。

図３において、関節面（３）と関節面支持具（１）との更なる接続を示す。関節面（３）は支持ねじ（２）によって固定される。これにより、適当な構造を備えることで、高さ（ｈ、図１）も又対応する圧力を骨に作用させるために積極的に使用することができる。

対応する摩擦ベアリングガイド（２１１）により、支持ねじ頭（２１）も同時に、人工膝の摩擦ベアリングを案内する又は取り付ける機能を果たすことができる。

図４は、関節面（３）と関節面支持具（１）との更なる接続を示す。ある一定の角度（β）で迫り上がる形態適合的な接続（１１，３１）の構造により、積極的に高さ（ｈ、図１）に影響を与えることもできる。

本発明の一実施形態に係る横支持脛骨プラトーの概略図。本発明に係る横支持脛骨プラトーの更に別の実施形態の概略図。本発明に係る横支持脛骨プラトーの更に別の実施形態の概略図。更に別の実施形態の関節面及び関節面支持具を備えた本発明に係る一実施形態の概略正面図。更に別の実施形態の関節面及び関節面支持具を備えた本発明に係る一実施形態の概略側方断面図。

Claims

横支持具（４）と、２つの関節面支持具（１）と、２つの関節面（３）とを含む横支持脛骨プラトーであって、
前記関節面（３）が、形態適合的な方法で前記横支持具（４）に接続される前記関節面支持具（１）に、前方から別個に固定可能であること、
を特徴とする横支持脛骨プラトー。
請求項１に記載の横支持脛骨プラトーにおいて、上記関節面支持具（１）が支持ねじ（２）によって上記横支持具（４）に取り付けられることを特徴とするもの。
上記関節面支持具（１）が傾斜される場合、上記関節面支持具（１）の回転が追加のガイドによって回避可能であり、かつ、前記ガイドは、断面が回転対称でない場合或いは関節面支持具（１）が垂直である場合に不要とすることができる。
請求項１又は２に記載の横支持脛骨プラトーにおいて、上記関節面（３）が上記支持ねじ（２）によって上記関節面支持具（１）にも固定されることを特徴とするもの。
支持ねじ頭（２１）が、人工膝の摩擦ベアリングを案内又は固定するためのスライド式ガイド（２１１）を有することも可能である。
請求項１から３までのいずれか１項に記載の横支持脛骨プラトーにおいて、関節面（３）と関節面支持具（１）との間の接続（１１，３１）が、ある一定の角度（β）を成して形成されることを特徴とするもの。
更に、ストップ又はスナップイン機構が、上記横支持具上方の略中央にその位置を確保することも可能である。
請求項１から４までのいずれか１項に記載の横支持脛骨プラトーにおいて、支持ねじ（２）と横支持具（４）との間のねじ接続（２２，４２）が、上記関節面支持具（１）により直接に設定されることを特徴とするもの。
或いは又、関節面支持具（１）と横支持具（４）との間にプラグイン接続を形成することも可能である。前記関節面支持具（１）が上記関節面（３）に垂直に整合されない場合、これらの形態適合的な接続は回転安定性を有しなければならない。
請求項１から５までのいずれか１項に記載の横支持脛骨プラトーにおいて、上記横支持具（４）が固定のために側方から導入又は押し込み可能なよう、上記関節面支持具（１）がその下端（１２）に凹部（３２２）又はガイドを有することを特徴とするもの。
この配置に関し、上記関節面支持具（１）が上記関節面（３）と共に、関節面ユニット（３２１）を形成することが可能である。その接続が簡単である場合、ねじ又はボルトを追加のロックのために使用することも可能である。
請求項１から６までのいずれか１項に記載の横支持脛骨プラトーにおいて、キー面／フランジ（４１）にて対応する補助ツールを使用して上記横支持具をより容易に挿入し得るよう、接続部（３２２，４２）が異なる寸法を有することを特徴とするもの。