JP2008516559A - 無線システムにおける通信方法および機器 - Google Patents
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Abstract
本発明の1つの態様は、ある無線網において、異なる無線網で動作するように設計されたデバイスを動作させることに関する。1つの態様において、GSM無線網で動作するように設計されたデバイスを、PHS無線網での通信に用いることができる。
Description
本発明は一般に無線通信に関する。
簡易型携帯電話システム(PHS)は、既存の地上線網の上に構築することにより既存の公衆電話網を利用する、軽量移動体通信システムである。PHS網の基地局の受信可能半径は、典型的な携帯電話網の受信可能範囲より大幅に狭いため、またPHS携帯端末が低電力送信機を用いているため、PHSは人口密集地域に最も適している。PHSはもともと1990年代初めに日本で配備され、携帯電話網の低価格の代替案を提供することを意図していた。しかし、その限定された移動性、劣悪な信号品質、および移動中の乗り物での限定された動作能力が多くの利用者を失望させたため、PHSは商業的に成功しなかった。
日本における芳しくない反響にも関わらず、従来の無線および地上線通信網に対する低価格の代替案を提供する目的で、PHSは近年、アジアの他の人口密集地域において配備されてきている。
しかし、PHSが日本において商業的に成功していないため、ハードウェア製造業者は、PHSのハードウェア(例えば、基地局および移動体端末チップセット)を設計しさらに開発するのに多額の資金を投入することには慎重である。したがって、かかるデバイスの設計および開発に時間と費用をかけることなく、PHS無線システムにおいて動作可能な無線デバイスを得ることが望ましい。
しかし、PHSが日本において商業的に成功していないため、ハードウェア製造業者は、PHSのハードウェア(例えば、基地局および移動体端末チップセット)を設計しさらに開発するのに多額の資金を投入することには慎重である。したがって、かかるデバイスの設計および開発に時間と費用をかけることなく、PHS無線システムにおいて動作可能な無線デバイスを得ることが望ましい。
本発明の1つの態様は、第1の無線標準に従った第1の無線システムにおいて動作するように設計された回路を、第1の無線標準とは異なる第2の無線標準に従って動作する第2の無線システムにおいて動作させること、を含む方法に関する。
本発明の他の態様は、第1のスロットレートで送信する第1の無線システムの無線信号のシンボル境界を決定する方法に関する。該方法は、第2のスロットレートで送信する第2の無線システムで動作するように構成されたクロック信号の回路を動作させ、該クロック信号の予め定められた数のクロックパルスをカウントしてスロット境界を推定することを含み、ここで、該クロック信号の周波数は第1のスロットレートの整数倍ではない。
本発明の他の態様は、第1のスロットレートで送信する第1の無線システムの無線信号のシンボル境界を決定する方法に関する。該方法は、第2のスロットレートで送信する第2の無線システムで動作するように構成されたクロック信号の回路を動作させ、該クロック信号の予め定められた数のクロックパルスをカウントしてスロット境界を推定することを含み、ここで、該クロック信号の周波数は第1のスロットレートの整数倍ではない。
本発明のさらなる態様は、第1の無線システムにおいて、第2の無線システムにおいて動作するように設計された無線デバイスを利用するための方法であって、ここで前記無線デバイスは、データレートを有するインターフェイスを介して第2要素へ信号を送信する第1要素を含み、ここで前記インターフェイスの前記データレートは、第1の無線システムのシンボルレートの整数倍ではない、前記方法に関する。前記方法は、a)前記インターフェイスのデータレートを決定すること;b)第1の無線システムのシンボルレートを決定すること;c)前記データレートと前記シンボルレートに基づいて、前記シンボルレートにおいて前記インターフェースを介して信号を発信することを可能にするサンプリングレートを決定すること;d)前記サンプリングレートに基づいて、信号をサンプリングする時間間隔を決定して、前記サンプリングレートを実現すること;およびe)決定された時間間隔における信号値を推定するための、分数補間器(fractional interpolator)を提供すること;を含む。
本発明の1つの態様は、簡易型携帯電話システム(PHS)の無線信号を受信する方法に関する。該方法は、受信信号を復調してベースバンド波形を生成すること:該ベースバンド波形を不整合チャネル選択フィルタを用いてフィルタリングすること;および、ベースバンド波形のコヒーレント検波を行って、ベースバンド波形から少なくとも1個のPHSシンボルを抽出すること、を含む。
発明の詳細な説明
本発明の1つの態様は、PHS網において、別の携帯電話網で動作するように設計されたハードウェア(例えば、GSMデバイス)を動作させることに関する。これは、任意の好適な方法で行うことができる。例えば、他の携帯電話網で動作するように設計されたハードウェアとは、PHS網で動作するようにプログラムされたソフトウェアであってよい。
あるハードウェアが動作するように設計された網以外の携帯電話網で、該ハードウェアを用いることは難しく、なぜならば、前記携帯電話網は、該ハードウェアが動作するよう設計された網とは異なるタイミングスキームを用いることができるからである。
本発明の1つの態様は、PHS網において、別の携帯電話網で動作するように設計されたハードウェア(例えば、GSMデバイス)を動作させることに関する。これは、任意の好適な方法で行うことができる。例えば、他の携帯電話網で動作するように設計されたハードウェアとは、PHS網で動作するようにプログラムされたソフトウェアであってよい。
あるハードウェアが動作するように設計された網以外の携帯電話網で、該ハードウェアを用いることは難しく、なぜならば、前記携帯電話網は、該ハードウェアが動作するよう設計された網とは異なるタイミングスキームを用いることができるからである。
例えば、多くの携帯電話網において、移動体端末はそれらが位置するセルの基地局に合わせて同期している。このタイミング同期により、移動体端末は、その端末からのデータの受信を基地局が予期した時にデータを送信することができ、基地局がデータを送信する時に基地局からのデータの受信を予期することができる。
すなわち、例えば第1の無線システムの基地局が1000Hzのシンボルレートで移動体端末にデータを送信でき、第2の無線システムの基地局が800Hzのシンボルレートで移動体端末にデータを送信できるとする。ある移動体端末は、基地局が送信する信号のシンボル境界またはサンプリング時点(すなわち、その信号において1個のシンボルが終わって次のシンボルが始まる点)を、無線システムのシンボルレートに基づき決定することができる。移動体端末が信号のシンボル境界を決めるために誤ったシンボルレートを用いると、信号のサンプリングされた値も誤ったものとなり得る。図1は2つの異なる無線システムのシンボルレートに対する、信号100のシンボル境界を示す。図1では、1000Hzのシンボルレートを有する無線システムのシンボル境界は実線で、800Hzのシンボルレートを有する無線システムのシンボル境界は破線で示す。1000Hz無線システムの信号境界は1ms、2ms、3ms、4ms、5ms、6msおよび7msで生じる。800Hz無線システムの信号境界は1.25ms、2.5ms、3.75ms、5ms、6.25msおよび7.5msで生じる。したがって、もし移動体局が信号100の値を1000Hzのシンボルレートに基づいて決定すれば、信号100は「1110001」の2進値を有し、一方、もし移動体局が信号の値を800Hzのシンボルレートに基づいて決定すれば、信号は「110011」の2進値を有するであろう。
このように、図1に示すように、移動体端末にとって、意図する信号値を決定するために信号の正しいシンボル境界を決定することは重要である。したがって、本発明の1つの態様は、第1の無線システムにおいて動作するように設計されたハードウェアのタイミングスキームを修正して、該ハードウェアが第2の無線網においても正しく動作するようにすることに関する。例えば、無線信号のシンボル境界を決定するために用いるクロック信号は、無線デバイスのマスタークロックによって発生できない可能性があるため(例えば、デバイスが異なる無線システムで動作するように設計されていたとの事実のために)、該無線信号のシンボルレートよりも細かい分解能を有するクロック信号が前記無線デバイスにより生成できて、無線信号のシンボル境界を決定するために用いられる。決定されたシンボル境界は、信号の実際のシンボル境界ではない可能性があるが、許容誤差の範囲で実際のシンボル境界に十分近い。
例えば、GSM無線システムの無線標準は、270.083kHzのシンボルレートを規定している。GSMデバイス(例えば移動体端末または基地局)は、指定の周波数で動作するマスタークロックおよび、1つまたは2つ以上のプログラマブルな整数除算器を含むことができる。異なる周波数で動作する他のクロック信号は、マスタークロック信号から、例えばプログラマブルんあ整数除算器を用いて導くことができる。多くのGSMデバイスのマスタークロックは13MHzの周波数で動作するため、270.083kHzのシンボルレートの周波数を有するクロック信号は、13MHzのマスタークロックから、マスタークロック周波数を48で除する整数除算器を用いて導くことができる。
同様に、PHSシステムの無線標準は、192kHzのシンボルレートを規定している。多くのPHSデバイスのマスタークロックは19.2MHzの周波数で動作し、シンボルレート(すなわち、192kHz)の周波数でのクロック信号を、マスタークロックから、マスタークロックの周波数を100で除することにより導くことが可能である。
しかし、GSMデバイス(例えばGSM移動体端末)をPHS無線システムで動作させようとすると、192kHzのPHSシンボルレートは、13MHzの周波数で動作しているGSMマスタークロックから、整数除算器を用いて導くことができない可能性がある。表1に示すように、13MHzのクロックから192kHzのクロックを導くには、67.7083の非整数の係数による除算が必要である。
しかし、GSMデバイス(例えばGSM移動体端末)をPHS無線システムで動作させようとすると、192kHzのPHSシンボルレートは、13MHzの周波数で動作しているGSMマスタークロックから、整数除算器を用いて導くことができない可能性がある。表1に示すように、13MHzのクロックから192kHzのクロックを導くには、67.7083の非整数の係数による除算が必要である。
しかし、PHSおよびGSMなどの無線システムにおいては、基地局と移動体端末との間の時間同期は、データをフレーム、スロットおよびシンボル単位で送信することにより得られる。すなわち、フレームは複数のスロットを含み、フレーム内の各スロットは複数のシンボルを含む。移動体端末と基地局は、フレーム境界、スロット境界およびシンボル境界に基づいて同期する。図2に示すように、PHS無線システムにおいては、例えば1つのフレームは8個のスロットを含み、各スロットは120個のシンボルを含む。PHS標準が定めたフレームレートは200Hz(すなわち、1秒当たり200Hz)である。したがって、スロットレートは1600Hzである。200Hzおよび1600Hzの周波数を有するクロック信号は、19.2MHzのPHSマスタークロックから整数除算器を用いて導くことができる。
GSM無線デバイスの1つの実装において、13MHzのGSMマスタークロックを用いて、無線デバイスの他の要素のためのクロック信号を生成する、ソフトウェアタイミングエンジンを駆動することができる。ソフトウェアタイミングエンジンは6.5MHzの分解能を有することができる。
GSMデバイスをPHS無線システムにおいて用いる場合、PHSのフレームレートの周波数におけるクロックは、ソフトウェアタイミングエンジンから、例えばプログラマブルな整数除算器を用いて導くことができる。すなわち、表2に示すように、ソフトウェアタイミングエンジンの6.5MHzクロックは、係数32,500で除して、200Hzの周波数のクロック信号を実現することができる。
GSMデバイスをPHS無線システムにおいて用いる場合、PHSのフレームレートの周波数におけるクロックは、ソフトウェアタイミングエンジンから、例えばプログラマブルな整数除算器を用いて導くことができる。すなわち、表2に示すように、ソフトウェアタイミングエンジンの6.5MHzクロックは、係数32,500で除して、200Hzの周波数のクロック信号を実現することができる。
したがって、GSMデバイスは、13MHzマスタークロック信号から導かれた200Hzクロック信号を用いて、送信された無線信号のフレーム境界を決定することができる。しかし、1600Hz(すなわち、PHSスロットレート)の周波数を有するクロック信号は、6.5MHzクロックから整数除算器を用いて導くことはできない。
本発明の1つの態様において、ソフトウェアタイミングエンジンクロックは、送信されたPHS信号のスロット境界を決定するために用いることができる。ソフトウェアタイミングエンジンクロックは、厳密にスロット境界上のクロック端を有していない可能性があるが、クロック端は、無線標準により規定されている許容誤差の範囲であるように、スロット境界に十分近くすることができる。
すなわち、例えば、PHSスロットレートが1600Hzであるため、各PHSスロットにおいてソフトウェアタイミングエンジンクロックから4062.5クロックパルスがあり、PHSスロット2つ毎に8125パルスがある。例えば、図3に示すように、第1のPHSスロット301および第2のPHSスロット307は、参照番号303で示すような実際のスロット境界を有する。クロック信号309は、ソフトウェアタイミングエンジンにより生成されるクロック信号の一部である。クロック信号の4062番目のカウントのパルスは、実際のスロット境界303の直前に生じる。したがって、クロック信号309を用いて決定されたスロット境界(すなわち、スロット境界305)は、実際のスロット境界303の直前に生じる。しかし、クロック信号309のクロックパルスは0.153μs毎に生じるため、決定されたスロット境界305は、実際のスロット境界から高々0.153μs前(または後)である。上で述べたように、PHSシンボルレートは192kHzであり、PHSシンボルの長さは5.24μsである。そのため表3に示すように、決定されたスロット境界は、実際のスロット境界から、PHSスロットの長さの高々3%未満だけ異なる可能性がある。
携帯機器の発振器は多くの場合完全に正確ではないため(例えば結晶誤差のため)、無線システムには多くの場合、誤差に対するいくらかの許容範囲が組み込まれる。例えばPHS無線システムは、送信機に対して25%までのシンボルピリオドの許容範囲を提供する。6.5MHzのGSMタイミングエンジンクロック信号の使用から生じる、最悪でも3%未満の誤差は、十分に無線システムに組み込まれた許容範囲内である。GSMソフトウェアタイミングエンジンクロックを用いて、PHS送信信号のスロット境界を決定することにより、GSM無線システムで動作するように設計されたデバイスを、PHS信号を発生するための送信機で用いることができる。
上記のように、PHSスロット2つ毎に8125クロックパルスがある。したがって、8125パルスをカウントすることにより、1つおきのPHSスロットのスロット境界を決定することができる。したがって、図3の例においては、4062個のクロックパルスが生じた後に、4063個の追加のクロックパルスをカウントして、次のスロット境界を決定することができる。この方法によれば、スロット境界303を決定することにおける誤差は、次のスロット境界に蓄積されない。
上記の例はGSMデバイスをPHS無線システムで用いることに関するが、本発明はこの点において限定されることはなく、なぜならば、無線システムのスロットレートの整数倍ではない周波数を有するクロック信号を用いて無線信号におけるスロット境界を決定するための上記の技法は、任意の無線システムで用いることができるからである。
上記の例はGSMデバイスをPHS無線システムで用いることに関するが、本発明はこの点において限定されることはなく、なぜならば、無線システムのスロットレートの整数倍ではない周波数を有するクロック信号を用いて無線信号におけるスロット境界を決定するための上記の技法は、任意の無線システムで用いることができるからである。
さらに、上記の例において、GSMシステムは6.5MHzのクロック信号を用いると記載し、PHSシステムは19.2MHzのマスタークロックを用いると記載している。GSMクロックおよびPHSマスタークロック両方のクロック周波数は、発振器の誤差のために、これらの値からわずかに異なってもよいことが、理解されるべきである。
さらに本発明は、6.5MHzのクロックを用いて、192KHzのシンボルレートを有する無線信号におけるスロット境界を決定することには限定されない。実際、任意のクロック周波数およびスロットレートを本発明の態様において用いることができ、ここでクロック周波数は無線信号のスロットレートの整数倍ではなく、クロック周波数は、許容誤差の範囲でスロット境界を決定するのに十分な分解能を提供するものである。
さらに本発明は、6.5MHzのクロックを用いて、192KHzのシンボルレートを有する無線信号におけるスロット境界を決定することには限定されない。実際、任意のクロック周波数およびスロットレートを本発明の態様において用いることができ、ここでクロック周波数は無線信号のスロットレートの整数倍ではなく、クロック周波数は、許容誤差の範囲でスロット境界を決定するのに十分な分解能を提供するものである。
さらに、上記の例において、幾つかのクロック信号は、GSMシステムおよびPHSシステムのマスタークロックからプログラマブルな整数除算器を用いて導かれると記載した。しかし、本発明はこの点において限定されるものではなく、なぜならば、クロック信号は他のクロック信号から、任意の好適な方法で(例えば、除算により)導くことができるからである。さらに、整数除算器を用いる本発明の態様において、クロック信号は1つの整数除算器により除される必要はなく、なぜならば、クロック信号は任意の好適な数の整数除算器により段階的に、所望の周波数まで除すことができるからである。
さらに、上記の技法は、本発明がこの点において限定されるものではないため、基地局および移動体端末の両方で用いることができることが理解されるべきである。
さらに、上記の技法は、本発明がこの点において限定されるものではないため、基地局および移動体端末の両方で用いることができることが理解されるべきである。
第1の無線システムで動作するように設計された無線デバイスを、第2の無線システムで用いる場合に遭遇する可能性のある他の障害は、前記無線デバイスの送信路は、第1の無線システムの信号の送信を支援するように設計された周波数でクロックされることができるが、しかしこれは第2の無線システムの信号の送信には適さないことである。
この点において、本発明の1つの態様は、第2の無線システムの送信路を、第1の無線システムで動作するように設計されたデバイスに実装することに関する。
この点において、本発明の1つの態様は、第2の無線システムの送信路を、第1の無線システムで動作するように設計されたデバイスに実装することに関する。
例えば、本発明の1つの態様において、図4に示す移動体端末401は、デジタルベースバンドプロセッサ403およびアナログベースバンドプロセッサ405を含む。デジタルベースバンドプロセッサ403は、インターフェイス407を介してアナログベースバンドプロセッサ405と通信することができる。デジタルベースバンドプロセッサ403は、例えば、デジタル信号の変調および復調、移動体端末キーボードからの入力の処理、電力管理、および他の機能などの機能を実行することができる。アナログベースバンドプロセッサ405は、アナログ/デジタル変換、デジタル/アナログ変換、アナログおよびデジタル信号のフィルタリングなどの機能を行い、またデジタルベースバンドプロセッサ403と移動体端末401の無線機との間のインターフェイスとして機能することができる。
信号を送信するために、信号はまずデジタルベースバンドプロセッサ403により処理および変調されることができる。信号は次にアナログベースバンドプロセッサ405へインターフェイス407を介して送信されることができる。アナログベースバンドプロセッサ405は、信号のさらなるフィルタリング、レート変換、およびデジタル/アナログ変換を行うことができ、送信のため信号を移動体端末401の無線ユニットへ送信する。
1つの態様において、インターフェイス407はGSM無線システムで動作するように設計され、したがってGSMマスタークロックにより13MHzでクロックされることができる。したがって、インターフェイス407は13Mbpsのレートでデータを送信する。信号をサンプリングするには、信号の同相成分(I)および直交成分(Q)の両方をサンプリングする。これら成分サンプルの各々は8ビットを含むことができ、このため各信号サンプルにつき16ビットとなる。したがって、表4に示すように、インターフェイス407のデータレートは812,500サンプル/秒である。
1つの態様において、インターフェイス407はGSM無線システムで動作するように設計され、したがってGSMマスタークロックにより13MHzでクロックされることができる。したがって、インターフェイス407は13Mbpsのレートでデータを送信する。信号をサンプリングするには、信号の同相成分(I)および直交成分(Q)の両方をサンプリングする。これら成分サンプルの各々は8ビットを含むことができ、このため各信号サンプルにつき16ビットとなる。したがって、表4に示すように、インターフェイス407のデータレートは812,500サンプル/秒である。
GSMシステムにおいて、GSM標準により指定されたシンボルレートは270.83kHz、または270,833.3シンボル/秒である。したがって、デジタルベースバンドプロセッサは270,833.3シンボル/秒のレートでデータを出力することができる。より高いシンボルレートでクロックされるインターフェイスを介してこのシンボルレートでデータを送信することは、該インターフェイスを介して1シンボル当たり複数サンプルを送信することにより実現できる。表5に示すように、13Mbpsリンクを介して270,833.3シンボル/秒のシンボルレートを達成するには、3サンプル/シンボルを送信すればよい。
しかし、PHSシステムにおいて、PHS標準で指定されたシンボルレートは192,000シンボル/秒である。13Mbpsでクロックされるインターフェイス(すなわちインターフェイス407)を介してこのシンボルレートでデータを送信すると、表6に示すように、該インターフェイスを介して非整数のサンプル/シンボル(すなわち、4.2318サンプル/シンボル)が送信されることになる。
図5は、デジタルベースバンドプロセッサ403の機能要素を示すブロック図である。図5に示すように、デジタルベースバンドプロセッサ403のモジュレータ500は、信号の変調を行うPi/4微分求積位相偏移キーイング(DQPSK)ユニット501を含む。ルート・レイズド・コサイン(RRC)フィルタ505aおよび505bは、信号のパルス整形を行うことができ、分数補間器507は、フィルタ505aおよび505bから出力される信号に分数補間を行うことができる。同相成分および直交成分に対して、モジュレータ500を通る別々の信号経路(すなわち、信号経路Aおよび信号経路B)がある。
オーバーサンプリングユニット503は、Pi/4−DQPSKユニット501の出力信号を4倍の係数でオーバーサンプリングすることができる。これにより、特定のシンボルレートで、該シンボルレートより高いデータレートを有するインターフェイスを介して、データの送信を可能とする。例えば、特定のシンボルレートが4シンボル/秒であり、インターフェイスのデータレートが16サンプル/秒の場合、各シンボルが4回サンプリングされ、これらサンプルの各々がリンクを介して伝送されることができる。したがって、データはインターフェイスを介して16サンプル/秒のレートで送信され得るが、ただし1秒あたり4個のシンボルのみが伝送される。
1つの態様において、機能要素501、503、505a、505bおよび507は、デジタルベースバンドプロセッサにより実行されるソフトウェアにおいて実装されてもよい。しかし本発明はこの点において限定されず、なぜならば、これらの機能が専用のハードウェア、ソフトウェアまたはこれらの任意の組合せにより実施することができるからである。
1つの態様において、機能要素501、503、505a、505bおよび507は、デジタルベースバンドプロセッサにより実行されるソフトウェアにおいて実装されてもよい。しかし本発明はこの点において限定されず、なぜならば、これらの機能が専用のハードウェア、ソフトウェアまたはこれらの任意の組合せにより実施することができるからである。
したがって、例えば、規定のシンボルレートが192Kシンボル/秒であるPHS標準の場合、シンボルを係数4でオーバーサンプリングすることにより、768Kサンプル/秒のレートでインターフェイスを介してデータを送信することが可能となる。192Kシンボル/秒のシンボルレートは、5.2083μs毎に1個のシンボルの転送をもたらす。
図6は、1シンボルピリオドにわたるPHS信号波形の1例を示す。768Kサンプル/秒のレートでインターフェイスを介してシンボルを転送するには、シンボルは1.3021μs毎にサンプリングすればよく、シンボル当たり4個のサンプルとなる。例えば図6に示すように、シンボルは1.3021μs、2.6042μs、3.9063μs、および5.2083μsにおいてサンプリングすることができる。
図6は、1シンボルピリオドにわたるPHS信号波形の1例を示す。768Kサンプル/秒のレートでインターフェイスを介してシンボルを転送するには、シンボルは1.3021μs毎にサンプリングすればよく、シンボル当たり4個のサンプルとなる。例えば図6に示すように、シンボルは1.3021μs、2.6042μs、3.9063μs、および5.2083μsにおいてサンプリングすることができる。
これは、種々のシンボルについて異なる数のサンプルを転送し、転送される全シンボルのシンボル当たりの平均サンプル数が4.2318となるようにすることにより、実現できる。例えば、幾つかのシンボルについては4サンプルをインターフェイスにわたって転送でき、他のシンボルについては5サンプルを転送できる。
表7に示すように、平均で4.2318サンプル/シンボルを実現するには、信号を1.2308μs毎にサンプリングすればよい。しかし、図6に示すように、信号を係数4でオーバーサンプリングすることにより、信号が1.3021μs毎にサンプリングされることになる。1.2308μs間隔の信号の値は、分数補間により決定すればよい。
表7に示すように、平均で4.2318サンプル/シンボルを実現するには、信号を1.2308μs毎にサンプリングすればよい。しかし、図6に示すように、信号を係数4でオーバーサンプリングすることにより、信号が1.3021μs毎にサンプリングされることになる。1.2308μs間隔の信号の値は、分数補間により決定すればよい。
この補間は図5の分数補間器507により行うことができる。したがって、分数補間器507からの出力データレートは4.2318サンプル/シンボルであり、これはインターフェイス407を介して、812,500サンプル/秒のレートで、192,000シンボル/秒のシンボルレートで、データの転送を可能とする。
図7は、本発明の1つの態様における、アナログベースバンドプロセッサ701の機能要素を示すブロック図である。アナログベースバンドプロセッサは、8X補間器703、デジタル/アナログ変換機(DAC)705、スイッチキャパシタフィルタ707、およびアクティブ連続時間領域(active continuous time domain)(CT)フィルタ709を含む。一旦信号をインターフェイス407を介して受け取ると、信号はシンボル当たりのサンプル数を増加させる8X補間器703で処理されて、812,500サンプル/秒のデータレートでの信号入力が、6,500,000サンプル/秒のデータレートへと増加される。この補間は、DAC705が6.5MHzでクロックされるため(すなわち、GSMマスタークロック周波数を係数2で除することにより)に行われる。デジタル/アナログ変換後、信号に対してフィルタ707および709によりさらなるフィルタリングを行い、信号は次に、送信用に無線ユニットへと送信される。
1つの態様において、機能要素703、705、707および709は、アナログベースバンドプロセッサのハードウェアに実装することができる。しかし、本発明はこの点において限定されず、それは、これらの機能が専用のハードウェア、ソフトウェアまたはこれらの任意の組合せにより実施することができるからである。
上に記載の例は、GSM無線システムで動作するように設計されたデバイスを、PHS無線システムにおいて用いることに関するが、本発明はこの点について限定されず、それは、別の無線システムで動作するように設計されたデバイスを用いて、ある無線システムに送信路を実装するための上記の技法は、任意の好適な無線システムで用いることができるからである。
上に記載の例は、GSM無線システムで動作するように設計されたデバイスを、PHS無線システムにおいて用いることに関するが、本発明はこの点について限定されず、それは、別の無線システムで動作するように設計されたデバイスを用いて、ある無線システムに送信路を実装するための上記の技法は、任意の好適な無線システムで用いることができるからである。
さらに、上記の例において、GSMデバイスは、インターフェイス407をクロックするために13MHzのマスタークロックを用いることが記載されており、PHSシステムは192,000シンボル/秒のシンボルレートを有すると記載されている。しかし本発明は、インターフェイスをクロックするために13MHzのマスタークロックを用い、ここでインターフェイスを介して伝送されるデータは192,000シンボル/秒のシンボルレートを有すること、に限定されるものではない。実際、任意の好適なマスタークロック周波数およびシンボルレートを用いることができ、本発明はこの点において限定はされない。
第1の無線システムで動作するように設計されたデバイスを、第2の無線システムにおいて用いる場合に遭遇する可能性のある他の障害は、前記無線デバイスが、第2の無線システムで動作するように設計されていないハードウェアを受信路に含む可能性があることである。
第1の無線システムで動作するように設計されたデバイスを、第2の無線システムにおいて用いる場合に遭遇する可能性のある他の障害は、前記無線デバイスが、第2の無線システムで動作するように設計されていないハードウェアを受信路に含む可能性があることである。
例えば、図8に示すように、GSMデバイスの受信路は、受信したアナログ信号を入力としてこれをデジタル形態に変換するアナログ/デジタル変換器800、無線システムの周波数バンドにはない受信信号の周波数成分をフィルタリングして取り除くチャネル選択フィルタ802、次の処理のために受信信号のサンプル数を減少させるデシメータ804、および受信信号の復調および検波を行うデジタルベースバンドプロセッサ806を含むことができる。
上で述べたように、GSMシステムにおいて、シンボルレートは270.83kHzである。ADC800は、13MHzのGSMマスタークロック周波数でクロックされる。その結果、ADC800は、入力信号を13MHzのレートでサンプリングする(すなわち、13,000,000サンプル/秒)。表8に示すように、シンボルレート270.83kHzのGSM信号を13MHzのレートでサンプリングすると、GSMシンボル当たり48サンプルが生成される。
上で述べたように、GSMシステムにおいて、シンボルレートは270.83kHzである。ADC800は、13MHzのGSMマスタークロック周波数でクロックされる。その結果、ADC800は、入力信号を13MHzのレートでサンプリングする(すなわち、13,000,000サンプル/秒)。表8に示すように、シンボルレート270.83kHzのGSM信号を13MHzのレートでサンプリングすると、GSMシンボル当たり48サンプルが生成される。
チャネル選択フィルタ802は、無線システムで用いられる周波数バンドにない受信信号の周波数成分をフィルタリングして取り除き、信号をデシメータ804に送信する。1つの態様において、チャネル選択フィルタは、GSM無線標準で規定されたチャネル選択の仕様に合うように、設計することができる。デシメータ804は、受信信号のサンプリング周波数を48の係数で270,833サンプル/秒に減少させることにより、ADC800により信号に付加されたオーバーサンプリングデータを取り除く(すなわち1サンプル/シンボル)。デジタルベースバンドプロセッサは次に、GSMのシンボルレート、すなわち1サンプル/シンボルでサンプリングされたデータを処理することができる。
しかし、PHS無線システムにおいてGSM受信路を用いることは、いくらかの性能の劣化をもたらす可能性があり、なぜならば、PHS無線システムで用いられる復調および検知アルゴリズムが、1.5サンプル/シンボルの最小サンプリングレートを定めているためである。上で述べたように、PHS無線システムで用いられるシンボルレートは192kHzである。PHS信号はADC800により受信され、デジタル形態に変換されることができる。同様に上で述べたように、ADC800はPHS信号を13MHzのレートでサンプリングする。表9に示すように、これにより67.7083サンプル/PHSシンボルがもたらされる。
オーバーサンプリングされた信号がチャネル選択フィルタ802によりフィルタリングされた後、デシメータ804は、信号内のサンプル数を、48の係数で1.4105サンプル/PHSシンボルにまで減少させる。1つの態様において、要素800、802および804はハードウェア要素である。さらに、アナログベースバンドプロセッサをデジタルベースバンドプロセッサ806に結合するインターフェイス805は、リンク805を介して送信される最大PHSサンプリングレートが1.4105サンプル/PHSシンボルとなるようなレートで、クロックされ得る。上で示したように、このサンプル/シンボル率は、PHS無線標準により定められている1.5サンプル/シンボルの基準を満たさない。しかし、回路がGSM無線システムで動作するように設計されているため、リンク805は、必要な最小PHSサンプリングレートをサポートしない可能性がある。この不十分なサンプリングレートは、続く処理において信号におけるエイリアシングおよびシンボル間干渉をもたらす可能性がある。
さらに上に記したように、チャネル選択フィルタ802は、GSMチャネル選択仕様を満たし、PHSチャネル選択仕様は満たさないように設計することができる。例えば、PHS無線標準は、チャネル選択フィルタは整合フィルタでなければならないと定める。すなわち、PHS周波数バンドの外側の周波数成分をフィルタリングして除くのに加えて、フィルタはまた、パワーに基づき信号周波数成分の重み付けをし、これにより信号対ノイズ比を増加させる。このように、整合フィルタは各フィルタバンドからの寄与を信号パワーに比例して重み付けし、これによりフィルタの周波数応答を信号の周波数スペクトルに整合させる。
しかし、チャネル選択フィルタ802はGSMシステムで動作するように設計されているため、チャネル選択フィルタ802はPHSシステムに関しては不整合なフィルタである可能性がある。PHS信号をフィルタリングするための整合フィルタを用いる代わりに、不整合フィルタを用いることは、低い信号対ノイズ比をもたらし、デバイスをPHSシステムで動作させる場合に、性能の劣化を引き起こす可能性がある。上で述べたように、デジタルベースバンドプロセッサは、受信信号の復調および検波を行うことができる。復調は、搬送波信号を取り除いて元の信号波形を得るプロセスである。検波は、ベースバンド波形からシンボルを抽出するプロセスである。
検波は、コヒーレントまたはノンコヒーレントに行うことができる。コヒーレント検波においては、チャネル相と減衰の推定値、および搬送周波数誤差およびタイミングの推定値を得る。この情報は、受信信号を再調整するために用いられ、次に該受信信号はPHSシンボルを得るために復調することができる。一方、ノンコヒーレント検波は、チャネル相と減衰の推定値を必要とせず、したがってコヒーレント検波より簡単である。ノンコヒーレント検波は簡単であるため、実行するのにより少ない処理のリソースを消費するが、しかし元の送信されたシンボルの検波の精度は下がる可能性がある。
PHS無線標準は、PHS無線信号のノンコヒーレント検波を用いることを定めている。しかし、ノンコヒーレント検波を行う代わりに、デジタルベースバンドプロセッサ806がコヒーレント検波を行った場合、不整合フィルタ802を用いることによる性能の劣化およびインターフェイス805における不十分なサンプリングレートが補償され得る。1つの態様において、これは、信号対ノイズ比における約2dBの純性能ゲインをもたらすことができる。
上で述べたように、チャネル相および減衰、搬送周波数誤差およびタイミング誤差は、コヒーレント検波を行う場合に推定できる。より高いサンプリングレートを用いて、この推定を行ってもよい。例えば図9に示すように、デジタルベースバンドプロセッサ901は、270.83Kサンプル/秒または1.4105サンプル/PHSシンボルのレートにおいてデータを受信する。しかし、7サンプル/PHSシンボルのデータレートを用いて、チャネル推定値および搬送周波数とタイミング誤差の推定値を得ることができる。したがって、入ってくる信号は補間器903により係数5で補間することができ、次に分数デシメータ905により分数係数0.992492でデシメートして、出力データレートを7サンプル/PHSシンボルとする。
上で述べたように、GSMシステムで動作するために設計されたチップを用いているため、理想的なPHS整合フィルタは利用可能ではない可能性がある。しかし、デジタルベースバンドプロセッサの内部のフィルタは、アナログベースバンドプロセッサのフィルタも含めたフィルタ全体が理想的なPHS整合フィルタをほぼ近似するように、設計することができる。すなわち、デジタルベースバンドプロセッサ内のフィルタは信号のプレディストーション(predistortion)を行い、これによって下流にある1個または2個以上のフィルタを通った後の信号が、理想的なPHSフィルタの出力を近似するようにすることができる。例えば、このプレディストーションの技法は、図5に示すRRCフィルタ505aおよび505bにおいて用いてもよい。このプレディストーションの技法はまた、図9の補間フィルタ903において用いてもよい。プレディストーションを行う技法は、「通信システム用フィルタ(Filters For Communication Systems)」の名称の、同日付で出願された代理人整理番号A0312.70551US00の仮出願に、より詳細に記載されている。
本発明の1つの態様において、デジタルベースバンドプロセッサ806は、ノンコヒーレント検波に対して、コヒーレント検波を行うようプログラムされたソフトウェアであってもよい。しかし、本発明はこの点において限定されず、これは、デジタルベースバンドプロセスが任意の好適な方法でコヒーレント検波を行うことができるからである。例えば、デジタルベースバンドプロセッサは、ハードウェアに組み込まれてコヒーレント検波を行ってもよい。
本発明の種々の側面は、単独で、組み合わせて、または前述の態様に特に述べられていない種々のアレンジメントで用いることができ、したがってその用途において、上に記載されたまたは図面に示された要素の詳細および配置に限定されない。本発明は別の態様も可能であり、様々な様式において実践または実施することができる。特に本発明の種々の側面は、多数の型、配置、構成および性能のプロセシングデバイスで実践することができる。デバイスの実装については限定されない。
さらに、1つの態様において記載された本発明の種々の側面は、他の態様と組み合わせて用いることができ、本明細書に具体的に記載された配置および機能の組合せには限定されない。種々の修正、改変および改良は当業者には容易である。かかる修正、改変および改良は本発明の開示の一部とすることが意図され、本発明の精神および範囲に含まれることが意図される。したがって、上の記載および図面は例示目的のみである。
クレームにおいてクレーム要素を修飾するための順序を示す用語、例えば「第1」、「第2」、「第3」などの使用は、それ自体、1つのクレーム要素の他に対するいかなる優先順位、優位もしくは順序、またはここでの方法において行為が行われる時間的な順序を暗示するものではなく、ある名称の1つのクレーム要素を、同じ名称(ただし順序を示す用語の使用を除く)の別の要素から識別するためのラベルとしてのみ用いて、クレーム要素を識別するためのものである。
クレームにおいてクレーム要素を修飾するための順序を示す用語、例えば「第1」、「第2」、「第3」などの使用は、それ自体、1つのクレーム要素の他に対するいかなる優先順位、優位もしくは順序、またはここでの方法において行為が行われる時間的な順序を暗示するものではなく、ある名称の1つのクレーム要素を、同じ名称(ただし順序を示す用語の使用を除く)の別の要素から識別するためのラベルとしてのみ用いて、クレーム要素を識別するためのものである。
また、本明細書において用いられる表現および専門用語は記述目的であり、限定するものと考えるべきではない。本明細書において、「含む(including)」、「含む(comprising)」、または「有する(having)」、「含有する(containing)」、「含む(involving)」およびこれらの変形は、その後に挙げられた項目およびこれらの均等物、さらに付加的な項目を包含することを意味する。
本発明の幾つかの態様について詳細に記載しているため、種々の改変および改良は当業者には容易である。かかる改変および改良は、本発明の精神および範囲に含むことが意図される。したがって上の記述は例示目的のみであり、限定を意図しない。本発明は、特許請求の範囲およびその均等物による規定によってのみ限定される。
本発明の幾つかの態様について詳細に記載しているため、種々の改変および改良は当業者には容易である。かかる改変および改良は、本発明の精神および範囲に含むことが意図される。したがって上の記述は例示目的のみであり、限定を意図しない。本発明は、特許請求の範囲およびその均等物による規定によってのみ限定される。
Claims (10)
- 第1の無線標準に従う第1の無線システムにおいて動作するように設計された回路を、第1の無線標準とは異なる第2の無線標準に従って動作する第2の無線システムにおいて動作させること、
を含む方法。 - 第1の無線システムが、移動体通信(GSM)無線標準用の国際標準に従って動作する、請求項1に記載の方法。
- 第2の無線システムが、簡易型携帯電話システム(PHS)無線標準に従って動作する、請求項1に記載の方法。
- 第1のスロットレートで送信する第1の無線システムの無線信号のシンボル境界を決定する方法であって:
第2のスロットレートで送信する第2の無線システムで動作するように構成されたクロック信号で回路を動作させて、該クロック信号の予め決められた数のクロックパルスをカウントしてスロット境界を推定することを含み、ここで該クロック信号の周波数は、第1のスロットレートの整数倍ではない、前記方法。 - 第2の無線システムが、移動体通信(GSM)無線標準用の国際標準に従って動作する、請求項4に記載の方法。
- 第1の無線システムが、簡易型携帯電話システム(PHS)無線標準に従って動作する、請求項4に記載の方法。
- 第2の無線システムが、270.83kHzのシンボルレートで動作する、請求項4に記載の方法。
- 第1の無線システムが、192kHzのシンボルレートで動作する、請求項4に記載の方法。
- クロック信号が6.5MHzの周波数を有する、請求項4に記載の方法。
- 推定されたスロット境界が、実際のシンボル境界から許容誤差の範囲にある、請求項4に記載の方法。
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Legal Events
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