JP2008515346A - 位相合成ダイバシティ - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストの装置によって実施でき、受信信号の信号対ノイズ比及び/又は信号対干渉比を効率的に向上できる、無線ダイバシティ受信のための装置及び方法を提供する。
【解決手段】送信信号を受信する方法の実施態様が開示されている。その方法は、第1のアンテナが第1の信号を受信する過程と、第2のアンテナが第2の信号を受信する過程と、第1の信号及び第2の信号の位相関係を調整する過程と、位相調整済の第1の信号及び第2の信号を合成する過程と、合成信号の信号対ノイズ比及び信号対干渉比の少なくとも1つを最適化するような位相調整を行うように、位相調整済の第1の信号及び第2の信号を処理する過程とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般にネットワーク通信に関している。更に詳しくは、本発明は、位相合成ダイバシティのための方法及び装置に関している。
家庭内ネットワークの環境は進化しており、写真、音楽、ビデオ、データ及び音声を、ネットワークで結ばれた家庭用電化製品、パーソナルコンピュータ及び携帯機器間で、家の中であればどこでも家族で共有しあえるようになってきている。消費者は、ビデオコンテンツをパーソナルコンピュータ或いは電子機器から、高精細度フラットパネルテレビ(High−Definition Television:HDTV)に、無線で配信することが可能である。これらの機能を可能にするために使用される技術は、超広帯域無線(Ultra Wideband:UWB)である。UWBは、近距離のパーソナルエリアネットワークのために作られた無線技術である。
米連邦通信委員会(Federal Communications Committee:FCC)は、周波数範囲が3.1GHz乃至10.6GHz、送信出力が−41.25dBm/MHz、最小帯域幅が500MHzを有していれば、UWB無線送信を合法的に利用できるという指令を出している。基本的に、UWB装置は極めて低い信号出力レベルで広帯域送信を提供する。UWBの送信信号出力レベルが低いため、送信干渉が非常に大きな問題になる。干渉は非UWB装置及び同様のUWB装置の両者から生じる。
図1は、屋内ブロードバンド無線通信ネットワーク100の実施例を示している。ネットワーク100は、高精細度テレビ(HDTV)モニタ110を含み、その他の装置、例えばデジタルビデオレコーダ(Digital Video Recorder:DVR)120、デジタルビデオディスク(Digital Video Disk:DVD)プレーヤ140及びコンピュータ装置130等とネットワークで結ばれている。
HDTVストリーミングビデオは、広帯域幅の情報を必要とする。従って、HDTVストリーミングビデオを配信することを含む装置のネットワークは、広帯域幅に対応できなければならない。更に、その装置のネットワークは、自己干渉及び他の無線通信信号からの干渉の両者に対して耐性がなければならない。UWB無線信号は極めて低い出力レベルにて動作するため、干渉に対する耐性をもつことが難しい。
極めて広いデータ帯域幅にて作動するパーソナルホームネットワークは、マルチパス障害が生じることがあり、主要な(一般に、最短の)送信経路に、強め合う或いは弱め合う干渉が加えられる。マルチパス信号は、任意の位相及び振幅で乗算された主要な経路の信号の遅延波であり、符号間干渉(Inter−Symbol Interference:ISI)の原因となる。つまり、以前に送信されたシンボルの反射が、現在のシンボルの受信に干渉する。
送信出力レベルの低いUWBネットワークは、干渉器のようなもの及び干渉器ではないようなものから干渉を受けやすい。ホームネットワーク内のUWB装置は、通常互いに近接して配置される結果、互いに干渉が生じる。そのような状況には、例として、望ましくないUWB発生源に極めて近接して配置されたUWB装置が、その望ましくないUWB発生源に近接していないUWB装置と通信しようとするような場合が含まれる。
ダイバシティ通信は、マルチパス及び干渉の影響を最小限にするために使用されて良い。例として、図2は、2つの受信アンテナ222、224を含むレシーバ210を示している。2つのアンテナ222、224の1つは、伝送路フィルタ230、低雑音増幅装置(Low Noise Amplifier:LNA)240、周波数ダウンコンバータ250、自動ゲインコントローラ(Automatic Gain Controller:AGC)260、ベースバンドフィルタ270及びアナログデジタル変換装置(Analog to Digital Converter:ADC)280を含むレシーバチェーンに接続されている。一般に、2つの各アンテナ222、224によって受信される信号S1、S2は、異なる伝送路を移動する。従って、各受信信号S1、S2は、通常は異なる度合いのマルチパス及び干渉にさらされる。レシーバ210は、受信の際、信号S1、S2の1つを選択できる。本質的に、ベースバンド処理は、信号出力及び/又は伝送路応答の測定結果に基づいて、個々に各アンテナを選択することを含む。通常、最も望ましい信号出力及び伝送路応答を提供するようなアンテナが選択される。しかしながら、その選択は、信号出力、伝送路遅延拡散及び伝送路周波数選択のような、受信信号のいくつかのパラメータの組合わせに基づいていて良い。
低コストの装置によって実施でき、受信信号の信号対ノイズ比及び/又は信号対干渉比を効率的に向上できる、無線ダイバシティ受信のための装置及び方法が求められている。
本発明の実施態様は、送信信号を受信する方法を含む。第1のアンテナが第1の信号を受信する過程と、第2のアンテナが第2の信号を受信する過程と、第1の信号及び第2の信号の位相関係を調整する過程と、位相調整済の第1の信号及び第2の信号を合成する過程と、合成信号の信号対ノイズ比(SNR)及び信号対干渉比(SIR)の少なくとも1つを最適化するような位相調整を行うように、位相調整済の第1の信号及び第2の信号を処理する過程とを含む方法である。別の実施態様は、SNR或いはSIRのどちらかを最適化する過程を含む。
また、本発明の別の実施態様は、マルチチェーンレシーバを含む。レシーバは、第1の受信アンテナに接続された第1のレシーバチェーン及び第2の受信アンテナに接続された第2のレシーバチェーンを含む。調整可能な位相調整器は、第1のレシーバチェーンで受信された第1の信号の第1の位相を、第2のレシーバチェーンで受信された第2の信号の第2の位相に応じて調整する。プロセッサは、合成された第1及び第2の信号の信号対ノイズ比及び信号対干渉比の少なくとも1つを最適化するような位相調整を行うように、位相調整済の第1の信号及び第2の信号を処理する。
別の実施態様は、トランシーバを含む。トランシーバは、レシーバ及びトランスミッタを含む。レシーバは、第1の受信アンテナに接続された第1のレシーバチェーン及び第2の受信アンテナに接続された第2のレシーバチェーンを含む。調整可能な位相調整器は、第1のレシーバチェーンで受信された第1の信号の第1の位相を、第2のレシーバチェーンで受信された第2の信号の第2の位相に応じて調整する。プロセッサは、合成された第1及び第2の信号の信号対ノイズ比及び信号対干渉比の少なくとも1つを最適化するような位相調整を行うように、位相調整済の第1の信号及び第2の信号を処理する。トランスミッタは、第1のアンテナに接続された第1のトランスミッタチェーン及び第2のアンテナに接続された第2のトランスミッタチェーンを含む。また、調整可能な位相調整器は、第1のトランスミッタチェーンの第1の送信信号の第1の位相を、第2のトランスミッタチェーンの第2の送信信号の第2の位相に応じて調整する。
本発明のその他の特徴及び効果は、本発明の原理を例示する実施例を用いた以下の詳細な説明及び添付図面を参照することによって明らかとなる。
説明を目的とした図に示されているように、本発明は、低出力、高帯域送信信号の位相合成ダイバシティ受信のための装置及び方法を具現化している。
図3は、複数のアンテナを備える、別のダイバシティレシーバ310を図示している。このダイバシティレシーバ310は、通常は最大比合成(Maximal Ratio Combining:MRC)を含む。一般にMRCは、複数のアンテナを備えるレシーバの各アンテナによって受信された信号を個々に重み付けし、その重み付け信号を合成することを含む。通常、重み付けは、その合成された信号の信号対ノイズ比(Signal to Noise Ratio:SNR)を最大化するように選択される。マルチキャリア信号の場合、重み付けは、各サブキャリア信号に、個々に実行されて良い。
図3で示しているように、ダイバシティレシーバ310は、2つのレシーバチェーンを含む。第1のレシーバチェーンは、第1のアンテナ320、第1のフィルタ330、第1の増幅器340、第1の周波数ダウンコンバートミキサ350、第1の自動利得調整器(AGC)360、第1のバンドパスフィルタ370及び第1のアナログデジタル変換器(ADC)380を含む。第2のレシーバチェーンは、第2のアンテナ322、第2のフィルタ335、第2の増幅器345、第2の周波数ダウンコンバートミキサ355、第2の自動利得調整器(AGC)365、第2のバンドパスフィルタ375及び第2のアナログデジタル変換器(ADC)385を含む。ベースバンドプロセッサ390は、第1及び第2のレシーバチェーンによって受信された信号を処理する。
各レシーバチェーンは多数の構成要素を必要とするため、ダイバシティレシーバ310が高価であることは明らかである。より望ましいレシーバ構造は、ダイバシティレシーバ310の性能上の利益を大部分含みながら、よりコスト効率良く実施されるような構造である。
図4は、複数のアンテナを備える別のダイバシティレシーバ410を図示している。ダイバシティレシーバ410は、図3のダイバシティレシーバ310の性能上の利益を一部提供しながら、より少ない構成要素で実施される。従って、図4のダイバシティレシーバ410は、図3のダイバシティレシーバ310を実施するよりも費用がかからない。
ダイバシティレシーバ410は、複数の短縮レシーバチェーンを含む。第1のチェーンは、第1のアンテナ421、第1のフィルタ430、第1の増幅器440及び第1の周波数ダウンコンバートミキサ450を含む。第2のチェーンは、第2のアンテナ431、第2のフィルタ435、第2の増幅器445及び第2の周波数ダウンコンバートミキサ455を含む。図4は、2つの短縮レシーバチェーンを図示している。しかしながら、短縮レシーバチェーンは、いくつ含まれても良い。
合成器465は、第1及び第2のレシーバチェーンの周波数ダウンコンバート信号を受信する。AGC460は、合成器465の合成出力の利得を制御する。バンドパスフィルタ470は、合成出力がADC480によってデジタルビットストリームに変換される前に、合成出力をフィルタにかける。デジタルビットストリームは、ベースバンド処理回路490によって処理される。
第1のレシーバチェーンによって受信された信号S1は、e−jwtで表されるダウンコンバート信号により、第1の周波数ダウンコンバートミキサ450にて周波数ダウンコンバートされる。第2のレシーバチェーンによって受信された信号S2は、e−jwt+_で表されるダウンコンバート信号により、第2の周波数ダウンコンバートミキサ455にて周波数ダウンコンバートされる。位相オフセット_は、ベースバンド処理回路490によって制御される。位相オフセット_は、絶対位相よりはむしろ、2つのレシーバチェーンのダウンコンバータ間の相対位相であることを理解されたい。別の構造は、2つのチェーン間の相対的な差異を制御する間に、両チェーンの位相オフセットを調整することを含み得る。
ダイバシティレシーバ410は、位相調整器495を介して、第1のレシーバチェーンによって受信された信号S1に応じて、第2のレシーバチェーンによって受信された信号S2の位相を調整することにより作動する。位相調整は、受信信号S1、S2のどちらかに行われて良い。
図4のLNA440、445は、振幅調整(利得調整)を含む。振幅調整は、レシーバチェーンのどちらか1つ、或いは両者に行われて良い。LNA440、445の振幅調整は、レシーバチェーンの構成要素によって生じる振幅歪みを補償できる。
図5は、ダイバシティ受信の方法を表すフローチャートである。その方法は、第1のアンテナが第1の信号を受信することを含む第1のステップ510を含む。第2のステップ520は、第2のアンテナが第2の信号を受信することを含む。第3のステップ530は、第1の信号及び第2の信号の位相関係を調整することを含む。第4のステップ540は、位相調整済の第1の信号及び第2の信号を合成することを含む。第5のステップ550は、合成信号の信号対ノイズ比及び信号対干渉比の少なくとも1つを最適化するような位相調整を行うように、位相調整済の第1の信号及び第2の信号を処理することを含む。
伝送路応答
図6は、所望の送信装置620及び干渉装置630から、信号を受信する受信装置610を図示している。受信装置610は、複数のアンテナ612、614を含む。複数の所望の伝送路応答HD1、HD2が、所望の送信装置620の送信アンテナ及び受信装置610のアンテナ612、614の間で形成される。複数の干渉伝送路応答HI1、HI2が、干渉装置630の送信アンテナ及び受信装置610のアンテナ612、614の間で形成される。受信装置は追加のアンテナを含むことができ、追加機器が干渉されることは明らかである。
送信装置620及び干渉装置630の伝送路応答は、学習トーンを特徴付けることによって決定されて良い。伝送路応答を決定するため、受信装置610が学習トーンを受信信号と比較できるように、装置620、630は、所定の学習トーンを定期的に送信する。また、装置620、630は、同期シーケンスも送信し、受信装置610が送信信号を同定することを可能にする。この同定は、受信装置が、干渉装置630の干渉信号から、送信装置の信号を分離することを可能にする。後述されるが、複数のアンテナを備えるレシーバによって受信された信号の最適な位相調整を決定するために、伝送路応答が使用されて良い。図6の受信装置610は、2つのアンテナ612、614を含むため、送信及び干渉装置の各装置に対応する2つの伝送路応答を含む。受信装置のアンテナの数は増加されて良く、伝送路応答の数はアンテナの数に対応して増加する。
レシーバ選択対レシーバ合成
図4のレシーバは、伝送路の特性に従って、選択ダイバシティモード或いは合成ダイバシティモードのどちらかのモードで動作させることを選択できる。一方の伝送路の信号出力が、もう一方の伝送路の信号出力より実質的に大きい場合、選択ダイバシティが最も良い受信を提供する。更に、受信信号が無相関である場合、選択ダイバシティが好ましいダイバシティ受信モードであり得る。
相関レベルは、複数のアンテナの伝送路推定の中で相互相関演算を実行することによって決定されて良い。相関が所定のスレショルドより低い場合、その伝送路を介して受信された信号は、無相関であるとされて良い。
マルチキャリア送信信号
送信信号は、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)信号のようなマルチキャリア信号であって良い。ISIの影響を軽減するため、UWBの実行は直交周波数分割多重(OFDM)方式による信号送信を含む。OFDMは、マルチキャリア変調の特殊な形式であり、複数のユーザシンボルが、異なるサブキャリアを使用して並行に送信される。サブキャリアは重複する周波数スペクトルを有しているが、特にそれらの信号波形が直交するように選択される。OFDMシステムは、伝送路のインパルス応答の長さよりも実質的に長い持続時間を有するシンボルを送信し、それによってISIの回避を可能にする。OFDM変調技術は、屋内ブロードバンド無線通信において非常に有効である。図7は、OFDMサブキャリア信号の周波数スペクトル710、720、730、740、750、760、770、780、790を示している。各サブキャリア710、720、730、740、750、760、770、780、790は、新たに生じるシンボルの線形合成により変調される。
レシーバ合成 − SIR対SNR
上述されたように、ダイバシティ合成は、一般に受信信号に相関があるとき、好ましいダイバシティ受信方法である。ダイバシティ合成が望ましいと判断された場合、受信したダイバシティ信号間の最適な位相関係が決定されなければならない。この決定は、受信信号が、比例的に増加するノイズによる歪み或いは信号干渉による歪みを含むか否かに依存して良い。
SNR支配的歪み
SNR歪みが支配的な歪みである場合、受信したダイバシティ信号の所望の位相調整は、所望の発生源から受信を行う受信アンテナの伝送路インパルス応答hD1(k)及びhD2(k)(k個のキャリアのマルチキャリア信号)によって決定されて良い。マルチバンドOFDM送信システムの場合、伝送路推定シンボルが伝送路インパルス応答を推定するために使用されて良い。伝送路推定シンボルは、所定の或いは既知の様々な広帯域送信シーケンスが含まれる。高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)が、受信信号に実行されて良い(信号がマルチキャリア信号の場合、サイクリックプリフィクスを排除する)。変換された信号は、送信済みの伝送路推定シンボルによって分割され、伝送路応答HD1(m)及びHD2(m)の周波数応答を提供する。伝送路応答HD1(m)及びHD2(m)の高速逆フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform:IFFT)は、インパルス応答hD1(k)及びhD2(k)を生成する。インパルス応答hD1(k)及びhD2(k)は、伝送路に関する既知の情報に基づいて、所定の長さまで先端が切り取られて(窓が開けられて)良く、インパルス応答hD1(k)及びhD2(k)の推定精度を改善する。最適位相は、次の式によって決定されて良い。
Figure 2008515346
ここで、hD1(k)は、所望の装置から第1のアンテナに対する信号伝送路応答である。
D2(k)は、所望の装置から第2のアンテナに対する信号伝送路応答である。
_={0,_Δ,2_Δ,...,2π−_Δ}は、一連の可能な位相である。
最適位相は、ベースバンドプロセッサ490或いは同等物によって計算されて良い。受信信号間の位相調整は、位相調整器495或いは同等物によって設定されて良い。位相調整は、相関性がある受信信号を論理的に効率的に合計し、より有効な信号振幅を提供する。最終的な結果として、より有効な、受信信号のSNRをもたらす。2つの伝送路の位相調整済の受信信号を論理的に合成する場合、SNRの増加は3dB程度であって良い。
受信信号がSNR支配的歪み或いはSIR支配的歪みを含むか否かの判断は、レシーバがスキャンモードの間に行われて良い。つまり、非活動期間(所望の信号を受信しない)の間、レシーバは周囲騒音或いは暗騒音レベルを測定する。レシーバは周波数選択的であって良く、ノイズ及び干渉信号を識別し得る。干渉信号はバースト性があり、周波数選択的レシーバによって検出されて良い。
SIR支配的歪み
SIR歪みが支配的な歪みである場合、受信したダイバシティ信号の所望の位相調整は、干渉源から干渉を受ける受信アンテナの伝送路インパルス応答hI1(k)及びhI2(k)によって決定されて良い。マルチバンドOFDM送信システムの場合、伝送路推定シンボルは、伝送路インパルス応答を推定するために使用されて良い。伝送路推定シンボルは、所定の或いは既知の様々な広帯域送信シーケンスが含まれる。高速フーリエ変換(FFT)が、受信信号に実行されて良い(信号がマルチキャリア信号の場合、サイクリックプリフィクスを排除する)。変換された信号は、送信済みの伝送路推定シンボルによって分割され、伝送路応答HI1(m)及びHI2(m)の周波数応答を提供する。伝送路応答HI1(m)及びHI2(m)の高速逆フーリエ変換(IFFT)は、インパルス応答hI1(k)及びhI2(k)を生成する。インパルス応答hI1(k)及びhI2(k)は、伝送路に関する既知の情報に基づいて、所定の長さまで先端が切り取られて(窓が開けられて)良く、インパルス応答hI1(k)及びhI2(k)の推定精度を改善する。最適位相は、次の式によって決定されて良い。
Figure 2008515346
ここで、hI1(k)は、干渉装置から第1のアンテナに対する信号伝送路応答である。
I2(k)は、干渉装置から第2のアンテナに対する信号伝送路応答である。
_={0,_Δ,2_Δ,...,2π−_Δ}は、一連の可能な位相である。
最適位相は、ベースバンドプロセッサ490或いは同等物によって計算されて良い。受信信号間の位相調整は、位相調整器495或いは同等物によって設定されて良い。位相調整は、干渉受信信号を互いに効率的に打ち消しあわせ、最小限の有効な干渉信号振幅を提供する。最終的な結果として、より有効な、受信信号のSIRをもたらす。
図8は、複数の受信アンテナの伝送路応答に基づいて行われる、受信済のダイバシティ信号の位相調整に含まれるステップを示すフローチャートである。第1のステップ810は、複数のダイバシティアンテナを介して複数の信号を受信することを含む。第2のステップ820は、受信信号がSNR支配的或いはSIR支配的であるか否かを判断することを含む。受信信号が干渉支配的(SIRの閾値がSNR未満)である場合、上述したような、干渉信号伝送路応答の最適位相調整を含む第3のステップ830が実行される。信号がノイズ支配的(SNRの閾値がSIR未満)である場合、上述したような、所望の信号伝送路応答の最適位相調整を含む第4のステップ840が実行される。第4のステップ840の、所望の信号伝送路応答の最適位相調整が提供する最大の応答が、いずれかの受信信号の最大信号強度より小さい場合、最大の受信信号強度を有するレシーバチェーンを選択することを含む第5のステップ850が実行される。更に詳しくは、MaxΣ|hD1,k+hD2,kj_が、Σ|hD1,k或いはΣ|hD2,kのどちらかより小さい場合、大きいほうの最大伝送路応答に対応する受信信号が選択される。
歪みがSIR支配的であると判断された場合、一実施態様は、第1の信号及び第2の信号の干渉信号伝送路応答の合成の合計の信号エネルギが、第1の信号の干渉信号伝送路応答の信号エネルギ及び第2の信号の干渉信号伝送路応答の信号エネルギより大きいかどうかの判断を含み、第1の信号及び第2の信号の両者を受信する。しかしながら、第1の信号の干渉信号伝送路応答の信号エネルギが、第1の信号及び第2の信号の干渉信号伝送路応答の合成の合計、及び第2の信号の干渉伝送路応答の信号エネルギより大きい場合、第1の信号を受信する。
歪みがSNR支配的であると判断された場合、一実施態様は、第1の信号及び第2の信号の干渉信号伝送路応答の合成の合計の信号エネルギが、第1の信号の干渉信号伝送路応答の信号エネルギ及び第2の信号の干渉信号伝送路応答の信号エネルギより大きいかどうかの判断を含み、第1の信号及び第2の信号の両者を受信する。しかしながら、第1の信号の干渉信号伝送路応答の信号エネルギが、第1の信号及び第2の信号の干渉信号伝送路応答の合成の合計、及び第2の信号の干渉伝送路応答の信号エネルギより大きい場合、第1の信号を受信する。
マルチキャリア信号の位相選択
複数の信号を受信するレシーバは、周波数選択的であって良い。OFDM信号のように複数のキャリア信号がある場合、最適な位相選択は、SNR及びSIRの同時最適化に基づいて良い。上述したようなSNR及びSIRの最適化は、マルチキャリア信号の個々のキャリアに実行されて良い。1つの位相選択が、全キャリアを合成したものを同時最適化するために行われて良い。それは、一部のキャリアがノイズ支配的であり、それ以外のキャリアが干渉支配的であっても可能である。最適な位相選択は、各個別のキャリア毎に決定されて良い。マルチキャリア信号全体を同時最適化するための位相選択は、各個別キャリアの合成の最適位相に基づいて行われて良い。つまり、位相選択は各個別のサブキャリアにとって最適ではないことがあり、むしろ位相選択は、マルチキャリアの合成を最適化することを達成しようとする。更に一般に、マルチキャリア信号の各キャリアの位相は、複数のサブキャリアによるSNRの最適化、複数のサブキャリアによるSNR及びSIRの同時最適化、或いは複数のサブキャリアによるSIRの最適化の少なくとも1つを決定することによって調整される。
送信処理
送信信号は、受信信号のSNR及びSIRの向上を提供するように位相調整されても良い。図9は、送信処理を含むトランシーバを図示している。トランシーバは、図4に図示されているような合成/選択ダイバシティレシーバが含まれるレシーバチェーン910を含む。また、トランシーバはトランスミッタチェーンを含み、レシーバチェーン910と同一の複数のアンテナが接続されて良い。図示されているように、第1の信号S1は、第1のアンテナから受信或いは送信されて良く、第2の信号S2は、第2のアンテナから受信或いは送信されて良い。
トランスミッタチェーンは、送信用のデータストリームを受信する。デジタルアナログ変換器(DAC)920は、デジタルストリームをアナログ信号に変換し、そのアナログ信号はベースバンドフィルタ930によりフィルタにかけられる。ダイバシティトランスミッタは、2つの短縮トランスミッタチェーンを含む。第1のトランスミッタチェーンは、周波数アップコンバートミキサ950、パワーアンプ952及びフィルタ954を含む。第2のトランスミッタチェーンは、周波数アップコンバートミキサ960、パワーアンプ962及びフィルタ964を含む。2つの短縮トランスミッタチェーンだけが図9に示されている。しかしながら、短縮トランスミッタチェーンは何個含まれても良い。
信号S1は、アナログ信号を、第1の周波数アップコンバートミキサ950にて、e+jwtで表されるアップコンバート信号により、周波数アップコンバートすることによって第1の送信チェーンで生成される。信号S2は、アナログ信号を、第2の周波数アップコンバートミキサ960にて、e+jwt+_で表されるアップコンバート信号により、周波数アップコンバートすることによって第2の送信チェーンで生成される。実際の周波数アップコンバートの実施は、通常はI−Q変調器で変調され、I及びQベースバンド信号は、所望の周波数のコサイン波及びサイン波のキャリア信号で変調される。位相オフセット_は、ベースバンド処理回路490によって制御される。位相オフセット_は、絶対位相というよりはむしろ、2つのトランスミッタチェーンのダウンコンバータ間の相対位相であることを理解されたい。別の構造は、2つのチェーン間の相対的な差異を制御する間に、両チェーンの位相オフセットを調整することを含み得る。
ダイバシティトランスミッタは、位相調整器495を介して、第1のトランスミッタチェーンによって送信される信号S1に応じて、第2のトランスミッタチェーンによって送信される信号S2の位相を調整することにより作動する。位相調整は、送信信号S1、S2のどちらかに行われて良い。
図9に図示されているように、位相調整器495は、トランシーバのトランスミッタ及びレシーバ部の両者の相対位相を判断できる。伝送路の相互関係が推定される場合、送信信号の相対位相の調整は、送信信号のレシーバを支援できる。つまり、受信及び送信信号が同一の伝送路を介して移動する場合、SNRを最適化するような、受信信号の位相調整は、送信信号のSNRも最適化するように用いられて良い。一実施態様は、受信信号がSIRを最適化するように調整された位相であれば、SNRを最適化するように調整された位相の送信信号が含まれる。従って、上述したような位相の最適化が決定されて良い。
追加トランシーバチェーンの利得調整
図9のPA952、962は、振幅調整を含む。振幅調整は、どちらか1つの或いは両方のトランスミッタチェーンに行われて良い。PAの振幅調整は、トランスミッタチェーンの構成要素によって生じる振幅歪みを補償し得る。
レシーバ合成により提供される特性
図10は、いくつかの異なるレシーバ構造による、合成ダイバシティのSNR特性を示すプロットである。伝送路は、シングルタップのレイリーフェージング伝送路であると推定される。そのプロットは、非ダイバシティ受信に対するダイバシティ利得のシミュレーションを表している。ダイバシティ利得は、非ダイバシティ受信と比較してSNRにおいて相対的に改善していると定義される。これらプロットでは、SNR比は同等であると推定される。
第1の曲線1010は、ブラインド位相合成レシーバ(つまり、受信信号の相対位相を制御しない位相合成レシーバ)を表しており、レシーバのダイバシティ利得がプロットの横座標より大きくなる確率を示している。第2の曲線1020は、選択レシーバを表しており、レシーバのダイバシティ利得がプロットの横座標より大きくなる確率を示している。選択レシーバは、ブラインド位相合成レシーバに対して、明らかに性能上の利益を提供する。
第3の曲線1030は、1度の分解能を有する位相調整器を備える高性能の位相合成レシーバを表している。第4の曲線1040は、90度の分解能を有する位相調整器を備える高性能の位相合成レシーバを表している。図示されているように、高性能の位相合成レシーバは、ブラインド位相合成レシーバ及び選択レシーバの両者に対して、少なくともいくつかの性能上の利益を提供する。第3の曲線1030及び第4の曲線1040は、高性能の位相合成レシーバの利益は、適正な粗分解能の受信信号の位相調整によって得られて良いことも示している。
図11は、ダイバシティレシーバの実施態様のSIR特性を表すプロットである。3つの曲線1110、1120、1130は、異なる種類の干渉及び異なる種類の位相調整による、位相調整済のダイバシティレシーバのSIR特性を示している。その曲線は、SIR利得がプロットの横座標より大きくなる確率を表している。第1の曲線1110は、長距離の非ラインオブサイトモデルに適合するようなインタレスト信号(マルチバンドOFDM伝送路モデリング小委員会の報告書で提供されたような)及び短距離のラインオブサイトモデルに適合するような干渉信号(マルチバンドOFDM伝送路モデリング小委員会の報告書で提供されたような)のSIR利得が、横座標より大きくなる確率を示している。第1の曲線1110の位相調整の分解能は1度である。第2の曲線1120は、長距離の非ラインオブサイトモデルに適合するようなインタレスト信号(マルチバンドOFDM伝送路モデリング小委員会の報告書で提供されたような)及びシングルタップのレイリーフェージング伝送路に適合するような干渉信号のSIR利得が、横座標より大きくなる確率を示している。第2の曲線1120の位相調整の分解能は90度である。第3の曲線1130は、長距離の非ラインオブサイトモデルに適合するようなインタレスト信号(マルチバンドOFDM伝送路モデリング小委員会の報告書で提供されたような)及びシングルタップのレイリーフェージング伝送路に適合するような干渉信号のSIR利得が、横座標より大きくなる確率を示している。第2の曲線1120の位相調整の分解能は1度である。
複数のレシーバのアンテナを使用する装置のシステムネットワーク
図12は、マルチキャリアの時間拡散を含む送信前処理を用いることにより、効果が得られるようなネットワーク化された電子機器を示している。ネットワークは、例えば、高精細度テレビ(HDTV)モニタ1210が含まれ、デジタルビデオレコーダ(DVR)1220、デジタルビデオディスク(DVD)プレーヤ1240及びコンピュータ装置1130のような、その他の機器とネットワークで結ばれている。各機器1210、1220、1230、1240は、上述されたような位相合成ダイバシティレシーバ/トランシーバ1250を含む。
ネットワーク環境内において、最適な位相調整の決定は、送信信号のトランスミッタ或いはレシーバ側のどちらで行われても良い。更に、実際の位相調整は、送信或いは受信側のどちらで行われても良い。上述されたように、ノイズ歪み、干渉歪み、或いはノイズ及び干渉歪みの両者の合成を最小限にするように、調整は行われて良い。位相調整は、複数のキャリア信号で行われて良い。複数のアンテナは、トランスミッタ及びレシーバのどちらか一方、或いは両方に配置されて良い。
電子機器ネットワークの別の実施態様は、レシーバ及びトランスミッタを備える電子機器を含む。各トランスミッタは、第1の送信アンテナが接続された第1のトランスミッタチェーン及び第2の送信アンテナが接続された第2のトランスミッタチェーンを含む。調整可能な位相調整器は、第2のトランスミッタチェーンによって受信された第2の信号の第2の位相に応じて、第1のトランスミッタチェーンによって受信された第1の信号の第1の位相を調整する。プロセッサは、電子機器のレシーバからの情報に基づき、信号対ノイズ比及び信号対干渉比の少なくとも1つを最適化するような位相調整を行うように、位相調整済の第1の信号及び第2の信号を処理する。その情報は、所望の及び望ましくない信号の推定伝送路応答を含む。その情報は、別の電子機器のレシーバ或いは、トランスミッタと同じ電子機器内のレシーバによって生成されて良い。
位相制御の決定が、別の電子機器のレシーバによって行われる場合、制御(情報)は、無線フィードバック(端末側情報も)或いは有線フィードバックを介してトランスミッタに戻るように送信されて良い。
本願明細書の説明は、トランスミッタ或いはレシーバのどちらかに複数のアンテナを有するダイバシティ通信を中心にして行われてきた。しかしながら、複数のアンテナは、トランスミッタ及びレシーバの両者に存在でき、多入力、多出力(Multiple Input Multiple Output:MIMO)通信を提供する。
更に、通信は空間多重化を含む。空間多重化は、追加の出力或いは帯域幅を消費することなく無線リンクのビットレートを増加するように、トランスミッタ及びレシーバの両者で複数のアンテナを有効に使用する送信技術である。所定の条件下で、空間多重化は、複数のアンテナによってスペクトル効率の線形増加を提供する。例として、3つのアンテナがトランスミッタ及びレシーバに使用される場合、符号化情報のシンボルであり得るストリームは、3つの独立したサブストリームに分割される。これらのサブストリームは、多重アクセスプロトコルの同一伝送路を占有する。同一伝送路であり得る多重アクセスプロトコルは、時分割多重アクセスプロトコルの同一時間スロット、周波数分割多重アクセスプロトコルの同一周波数スロット、符号分割多重アクセスプロトコルの同一符号シーケンスを含む。サブストリームは、個別に送信アンテナが使用され、無線伝送路を介して送信される。環境内の様々な散乱物体の存在によって、各信号はマルチパス伝播を生じる。
送信による合成信号は、任意の位相及び振幅で、最終的に複数の受信アンテナによって受信される。レシーバアレイにて、各受信信号の空間符号定数が推定される。空間符号定数に基づいて、信号処理技術を用いて信号を分離し、基のサブストリームに復号する。
本発明の特定の実施態様について説明及び図示してきたが、本発明はそのような説明及び図示された構成要素の特定の形態或いは配置に制限されない。本発明は、本願明細書の特許請求の範囲に記載された請求項によってのみ制限される。
家庭内無線ネットワークを示す図である。 複数のアンテナを用いるダイバシティレシーバを示す図である。 複数のアンテナを用いる別のダイバシティレシーバを示す図である。 複数のアンテナを用いる別のダイバシティレシーバを示す図である。 ダイバシティ受信方法のフローチャートである。 無線でネットワークされた複数の装置及びその装置間の伝送路を示す図である。 無線ネットワークのマルチキャリア信号の周波数スペクトルを示す図である。 ダイバシティ受信処理の追加の実施態様を示す図である。 送信処理を含むトランシーバを示す図である。 ダイバシティレシーバの実施態様のSNR特性を示すグラフである。 ダイバシティレシーバの実施態様のSIR特性を示すグラフである。 複数のアンテナを用いるダイバシティレシーバを備える装置の無線ネットワークを示す図である。

Claims (52)

  1. 送信信号を受信する方法であって、
    第1のアンテナが第1の信号を受信する過程と、
    第2のアンテナが第2の信号を受信する過程と、
    前記第1の信号及び前記第2の信号間の位相関係を調整する過程と、
    前記位相調整済の第1の信号及び第2の信号を合成する過程と、
    前記合成信号の信号対ノイズ比及び信号対干渉比の少なくとも1つを最適化するように前記位相調整を行うべく、前記位相調整済の第1の信号及び第2の信号を処理する過程とを有することを特徴とする方法。
  2. 前記第1の信号及び前記第2の信号が、所望の信号及び少なくとも1つの干渉信号を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 有限数の位相調整が存在し、前記処理過程は、前記位相調整の1つを選択することを行うことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記処理過程は、前記第1のアンテナに関する伝送路応答を推定し、前記第2のアンテナに関する伝送路応答を推定することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記伝送路応答は、所望の信号発生源及び前記第1のアンテナ間、及び前記所望の信号発生源及び前記第2のアンテナ間の応答であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記処理過程は、合成伝送路応答のエネルギが最大化されるまで、前記位相を調整することを更に含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 更に、前記第1の信号及び前記第2の信号の少なくとも1つの振幅を調整する過程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記振幅の調整は、前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナに付随するレシーバチェーンの利得変化の影響を低減することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1の信号の出力レベルの閾値が、前記第2の信号の出力レベルより大きい場合、前記第2の信号だけが受信/処理用に選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 更に、前記第1の信号及び前記第2の信号の信号対ノイズ比(SNR)及び信号対干渉比(SIR)を測定する過程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記SIRの閾値が、前記SNR未満である場合、前記位相は、複数の時間サンプリングによる干渉信号の伝送路応答の合計からもたらされる干渉信号のエネルギを、最小化するように調整されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記SIRの閾値が、前記SNR未満である場合、前記位相は、前記SIRを最大化するように調整されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 前記最小化は、マルチキャリア信号のトーンの応答に基づくことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. 前記SIRの閾値が、前記SNRより大きい場合、前記位相は、複数の時間サンプリングによる所望の信号の伝送路応答の合計からもたらされる所望の信号のエネルギを、最大化するように調整されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  15. 前記SIRの閾値が、前記SNRより大きい場合、前記位相は、前記SNRを最大化するように調整されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  16. 前記最大化は、マルチキャリア信号のトーンの応答に基づくことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 前記第1の信号及び前記第2の信号の干渉信号伝送路応答の合成の合計の信号エネルギが、第1の信号のエネルギの干渉信号伝送路応答の信号エネルギ及び前記第2の信号の干渉信号伝送路応答の信号エネルギより大きい場合、前記第1の信号及び前記第2の信号を受信用に使用することを特徴とする請求項12に記載の方法。
  18. 前記第1の信号の干渉信号伝送路応答の信号エネルギが、前記第1の信号及び前記第2の信号の干渉信号伝送路応答の合成の合計の信号エネルギ及び前記第2の信号の干渉伝送路応答の信号エネルギより大きい場合、前記第1の信号を受信用に使用することを特徴とする請求項12に記載の方法。
  19. 前記第1の信号及び前記第2の信号の干渉信号伝送路応答の合成の合計の信号エネルギが、前記第1の信号の干渉信号伝送路応答の信号エネルギ及び前記第2の信号の干渉信号伝送路応答の信号エネルギより大きい場合、前記第1の信号及び前記第2の信号を受信用に使用することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  20. 前記第1の信号の干渉信号伝送路応答の信号エネルギが、前記第1の信号及び前記第2の信号の干渉信号伝送路応答の合成の合計の信号エネルギ及び前記第2の信号の干渉信号伝送路応答の信号エネルギより大きい場合、前記第1の信号を受信用に使用することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  21. 前記位相は、複数のサブキャリアによるSNRの最適化、複数のサブキャリアによるSNR及びSIRの同時最適化、及び複数のサブキャリアによるSIRの最適化の少なくとも1つを行うべく、調整されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  22. マルチチェーンレシーバであって、
    第1の受信アンテナに接続された第1のレシーバチェーンと、
    第2の受信アンテナに接続された第2のレシーバチェーンと、
    前記第1のレシーバチェーンで受信された第1の信号の第1の位相を、前記第2のレシーバチェーンで受信された第2の信号の第2の位相に応じて調整するための調整可能な位相調整器と、
    前記合成された第1及び第2の信号の信号対ノイズ比及び信号対干渉比の少なくとも1つを最適化するように前記位相調整を行うべく、前記位相調整済の第1の信号及び第2の信号を処理するためのプロセッサとを含むことを特徴とするレシーバ。
  23. 前記第1の信号及び前記第2の信号は、所望の信号及び少なくとも1つの干渉信号を含むことを特徴とする請求項22に記載のレシーバ。
  24. 有限数の位相調整が存在し、前記処理は、前記位相調整の1つを選択することを行うことを特徴とする請求項22に記載のレシーバ。
  25. 前記処理は、前記第1のアンテナに関する伝送路応答を推定し、前記第2のアンテナに関する伝送路応答を推定することを含むことを特徴とする請求項22に記載のレシーバ。
  26. 前記伝送路応答は、所望の信号発生源及び前記第1のアンテナ間、及び前記所望の信号発生源及び前記第2のアンテナ間の応答であることを特徴とする請求項25に記載のレシーバ。
  27. 前記処理は、前記伝送路応答が最大化されるまで、前記位相を調整することを更に含むことを特徴とする請求項25に記載のレシーバ。
  28. 更に、前記第1の信号及び前記第2の信号の少なくとも1つの振幅を調整することを更に含むことを特徴とする請求項22に記載のレシーバ。
  29. 前記振幅の調整は、前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナに付随するレシーバチェーンの利得変化の影響を低減することを特徴とする請求項28に記載のレシーバ。
  30. 前記第2の信号の出力レベルの閾値が、前記第1の信号の出力レベルより大きい場合、前記第2の信号だけが受信/処理用に選択されることを特徴とする請求項22に記載のレシーバ。
  31. 前記第1の信号及び前記第2の信号の信号対ノイズ比(SNR)及び信号対干渉比(SIR)を測定することを更に含むことを特徴とする請求項22に記載のレシーバ。
  32. 前記SIRの閾値が、前記SNR未満である場合、前記位相は、複数の時間サンプリングによる干渉信号の伝送路応答の合計を最小化するように調整されることを特徴とする請求項31に記載のレシーバ。
  33. 前記SIRの閾値が、前記SNR未満である場合、前記位相は、前記SIRを最大化するように調整されることを特徴とする請求項31に記載のレシーバ。
  34. 前記最小化は、マルチキャリア信号のトーンの応答に基づくことを特徴とする請求項32に記載のレシーバ。
  35. 前記SIRの閾値が、前記SNRより大きい場合、前記位相は、複数の時間サンプリングによる所望の信号の伝送路応答の合計を最大化するように調整されることを特徴とする請求項31に記載のレシーバ。
  36. 前記SIRの閾値が、前記SNRより大きい場合、前記位相は、前記SNRを最大化するように調整されることを特徴とする請求項31に記載のレシーバ。
  37. 前記最大化は、マルチキャリア信号のトーンの応答に基づくことを特徴とする請求項32に記載のレシーバ。
  38. 前記合計が、第2の信号の伝送路応答の合計より小さい場合、前記第2のアンテナの前記第2の信号が処理されることを特徴とする請求項34に記載のレシーバ。
  39. 前記合計が、第2の信号の伝送路応答の合計より小さい場合、前記第2のアンテナの前記第2の信号が処理されることを特徴とする請求項34に記載のレシーバ。
  40. マルチメディア電子機器のネットワークであって、
    前記各電子機器がレシーバを備え、
    前記レシーバが、
    第1の受信アンテナに接続された第1のレシーバチェーンと、
    第2の受信アンテナに接続された第2のレシーバチェーンと、
    前記第1のレシーバチェーンで受信された第1の信号の第1の位相を、前記第2のレシーバチェーンで受信された第2の信号の第2の位相に応じて調整するための調整可能な位相調整器と、
    前記合成された第1及び第2の信号の信号対ノイズ比及び信号対干渉比の少なくとも1つを最適化するように前記位相調整を行うべく、前記位相調整済の第1の信号及び第2の信号を処理するためのプロセッサとを含むことを特徴とするネットワーク。
  41. 送信された信号を受信する方法であって、
    第1のアンテナが第1の信号を受信する過程と、
    第2のアンテナが第2の信号を受信する過程と、
    前記第1の信号及び前記第2の信号の位相関係を調整する過程と、
    前記位相調整済の第1の信号及び第2の信号を合成する過程と、
    前記合成信号の信号対ノイズ比を最適化するように前記位相調整を行うべく、前記位相調整済の第1の信号及び第2の信号を処理する過程とを含むことを特徴とする方法。
  42. 送信された信号を受信する方法であって、
    第1のアンテナが第1の信号を受信する過程と、
    第2のアンテナが第2の信号を受信する過程と、
    前記第1の信号及び前記第2の信号の位相関係を調整する過程と、
    前記位相調整済の第1の信号及び第2の信号を合成する過程と、
    前記合成信号の信号対干渉比を最適化するように前記位相調整を行うべく、前記位相調整済の第1の信号及び第2の信号を処理する過程とを含むことを特徴とする方法。
  43. トランシーバであって、
    レシーバと、
    トランスミッタとを含み、
    前記レシーバが、
    第1のアンテナに接続された第1のレシーバチェーンと、
    第2のアンテナに接続された第2のレシーバチェーンと、
    前記第1のレシーバチェーンで受信された第1の受信信号の第1の位相を、前記第2のレシーバチェーンで受信された第2の受信信号の第2の位相に応じて調整するための調整可能な位相調整器と、
    前記合成された第1及び第2の受信信号の信号対ノイズ比及び信号対干渉比の少なくとも1つを最適化するように前記位相調整を行うべく、前記位相調整済の第1の受信信号及び第2の受信信号を処理するためのプロセッサとを備え、
    前記トランスミッタが、
    前記第1のアンテナに接続された第1のトランスミッタチェーンと、
    前記第2のアンテナに接続された第2のトランスミッタチェーンとを備え、
    前記調整可能な位相調整器は、また、前記第1のトランスミッタチェーンの第1の送信信号の第1の位相を、前記第2のトランスミッタチェーンの第2の送信信号の第2の位相に応じて調整することを特徴とするトランシーバ。
  44. 前記信号対ノイズ比は、前記トランスミッタにおいて最適化されることを特徴とする請求項43に記載のトランシーバ。
  45. 前記信号対干渉比は、前記レシーバにおいて最適化されることを特徴とする請求項43に記載のトランシーバ。
  46. 前記信号対ノイズ比は、前記トランスミッタにおける位相合成によって最適化されることを特徴とする請求項44に記載のトランシーバ。
  47. 前記信号対干渉比は、前記レシーバおける位相合成によって最適化されることを特徴とする請求項45に記載のトランシーバ。
  48. マルチチェーントランスミッタであって、
    第1のアンテナに接続された第1のトランスミッタチェーンと、
    第2のアンテナに接続された第2のトランスミッタチェーンと、
    前記第1のトランスミッタチェーンの第1の送信信号の第1の位相を、前記第2のトランスミッタチェーンの第2の送信信号の第2の位相に応じて調整するための調整可能な位相調整器と、
    前記第1及び第2の送信信号のレシーバからのフィードバックを受信する位相調整制御器とを含み、
    前記フィードバックは、前記レシーバにおいて処理を行うことによって生成され、かつ前記合成された第1及び第2の受信信号の信号対ノイズ比及び信号対干渉比の少なくとも1つを最適化するように位相調整を行うべく、前記位相調整済の第1の受信信号及び第2の受信信号を処理することを含むことを特徴とするトランスミッタ。
  49. 電子機器のネットワークであって、
    前記各電子機器はレシーバ及びトランスミッタを備え、
    前記各トランスミッタは、
    第1の送信アンテナに接続された第1のトランスミッタチェーンと、
    第2の送信アンテナに接続された第2のトランスミッタチェーンと、
    前記第1のトランスミッタチェーンで受信された第1の信号の第1の位相を、前記第2のトランスミッタチェーンで受信された第2の信号の第2の位相に応じて調整するための調整可能な位相調整器と、
    前記電子機器のレシーバからの情報に基づき、信号対ノイズ比及び信号対干渉比の少なくとも1つを最適化するように前記位相調整を行うべく、前記位相調整済の第1の信号及び第2の信号を処理するためのプロセッサとを含むことを特徴とするネットワーク。
  50. 前記情報は、所望の信号及び望ましくない信号の推定伝送路応答を含むことを特徴とする請求項49に記載のネットワーク。
  51. 前記レシーバからの前記情報は、別の電子機器のレシーバによって生成され、少なくとも1つの無線接続及び有線接続を介して前記トランスミッタにフィードバックすることを特徴とする請求項49に記載のネットワーク。
  52. 前記レシーバからの前記情報は、前記トランスミッタと同様に共通のトランシーバ内部に物理的に配置されたレシーバによって生成されることを特徴とする請求項49に記載のネットワーク。
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