JP2008514760A - イン・サイチュー鎖延長rtv硬化ポリエーテル - Google Patents

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Abstract

本発明は、湿気硬化性ポリマー組成物に通常付随する不都合を克服する湿気硬化性ポリマー組成物、これらの調製方法、およびこれらの使用方法を提供する。本発明に含まれるこの方法により、完全なエンドキャッピングが保証される。さらに、本発明は、所望の長さにポリエーテルポリオールを鎖延長するためにジイソシアネートを利用する。このために、本発明の方法は、広範なポリエーテルポリオールを本発明の化合物の合成に利用できる。さらに、本発明の方法により、未反応イソシアネートのレベルが約0.1wt%の許容できるレベルまで低減される。

Description

本発明は、アルコキシシランによりキャップされた湿気硬化性ポリマー組成物、このような組成物の調製、およびこれらの使用に関する。より詳細には、本発明は、本質的にはポリエーテルである骨格(この骨格は延長剤成分も含み得る)を有し、トリメトキシシランによりキャップされた速硬性樹脂に関する。
ポリ(アルキレン)エーテルグリコールは、アルキルシロキシイソシアネートと反応して、アルコキシシランでエンドキャッピングされたポリエーテルを生成できることが知られている。しかし、この過程に付随する重大な不都合がある。水含量は製造環境においてリアルタイムで正確にモニターし制御するのが困難であるために、反応に必要とされるアルキルシロキシイソシアネートの正確な量を突き止めることは困難である。このためにエンドキャッピングが一定にならず、この理由で、末端アルコキシ基の割合はより少なくなり、こうして、より少数のサイトしか架橋のために利用できない。さらに、健康被害の可能性がある、許容できない高レベルの遊離イソシアネートが残留し得る。
さらに、特定の分子量の市販ポリ(アルキレン)エーテルグリコールを使用できるかどうかは、そのポリ(アルキレン)エーテルグリコールが入手できるかどうかに依存する。このことは、そのグリコールの生産が停止された場合、あるいは、そのポリ(アルキレン)エーテルグリコールが限定された量でのみ製造される場合、所望の最終製品はこのようなポリ(アルキレン)エーテルグリコールが特定の分子量範囲にあることを必要とし得るので、重大な不都合を生じることがある。
本発明は、湿気硬化性ポリマー組成物に通常付随する不都合を克服する湿気硬化性ポリマー組成物、これらの調製方法、およびこれらの使用方法を提供する。本発明に含まれるこの方法により、完全なエンドキャッピングが保証される。さらに、本発明は、所望の長さにポリエーテルポリオールを鎖延長するためにジイソシアネートを利用する。このために、本発明の方法では、本発明の化合物の合成に広範なポリエーテルポリオールを利用できる。さらに、本発明の方法により、未反応イソシアネートのレベルが、許容できるレベルの約0.1wt%未満まで低減される。
一態様において、本発明は式(I)の構造を有する湿気硬化性組成物に関する。
Figure 2008514760

[式中、
はN−(アルコキシシリルアルキレン)カルバモイル基であり;
は2価の炭化水素基であり;
は2価のビス−カルバモイル基であり;
nは150から500であり;
mは0.2から1.0であり;
qはnである。]
別の態様において、本発明は、以下のステップを含む、ポリマーの調製方法に関する:
a)ポリエーテルポリオールをアルキレンまたはアリーレンジイソシアネートと反応させて第1生成物を含む第1反応混合物を生成させるステップ;
b)第1反応生成物とアルコキシシリルアルキレンジイソシアネートとを反応させることによって第1反応生成物をエンドキャッピングして、第2反応生成物を含む第2反応混合物を生成させるステップ;および
c)アルコキシシリルアルキレンジイソシアネートの消費が安定水準に達したと確認された時点で、どのような未反応イソシアネート基の量をも減少させるように、第2反応混合物にアミノアルキレンアルコキシシランを加えるステップ。
さらに別の態様において、本発明は、(i)a)ポリエーテルポリオールと、b)アルキレンまたはアリーレンジイソシアネートとの反応により生成されるポリウレタンジオール;および(ii)アルコキシシリルアルキレンイソシアネートの反応により得られる組成物に関する。
さらに別の態様において、本発明は次の構造を有する化合物に関する。
Figure 2008514760

[式中、mとqの比は0.74から207.00である。]
本発明の湿気硬化性組成物は、式(I)により示されるプレポリマーを含む。
Figure 2008514760

[式中、
はN−(アルコキシシリルアルキレン)カルバモイル基であり;
は2価の炭化水素基であり;
は2価のビス−カルバモイル基であり;
nは150から500であり;
mは0.2から1.0であり;
qはnである。]
N−(アルコキシシリルアルキレン)カルバモイル基であるRは、本発明の組成物を室温で硬化できるようにする。有利には、R基は、次の構造によって表される。
Figure 2008514760

[式中、
は、式R (3−X)Si(OR−R−を有し;
各Rは、独立に、直鎖または分枝状C〜Cアルキルであり;
は、直鎖または分枝状C〜Cアルキレンであり;
各Rは、独立に、直鎖または分枝状C〜Cアルキルであり;
Xは1から3である。]
利点のある実施形態において、Rは、式Si(OR−R−を有するトリアルコキシシリルアルキレンである。
特に、本発明の組成物は湿気硬化により室温硬化される。ある程度、湿気硬化の速度は、シランのアルコキシド置換基の種類により影響を受ける。メトキシ−およびエトキシシランは、それらの反応性のために、最もよく使われる架橋剤の中に含まれることはよく知られている。例えば、Knoll, W.の「シリコーンの化学と技術(Chemistry and Technology of Silicones)」(Academic Press、ニューヨーク、(1968))の397ページを参照。こうして、利点のある態様において、各Rは、独立に、メチルまたはエチルである。最も利点のある態様において、Rはメチルである。
他の要素もシロキサンが湿気硬化する速度に影響を及ぼし得る。シロキサンの近くに位置するカルバメート基は硬化速度を増大させ得る。したがって、利点のある態様において、アルキレンであるRはメチレン、エチエン、またはプロピレンである。最も利点のある態様において、Rはプロピレンである。
本発明の一態様は式(I)の組成物および湿気硬化触媒を含む。湿気硬化触媒は、加水分解性の基が湿気と反応して硬化する速度を増大させる。湿気硬化触媒は、当業者に知られている、このような通常のどのような硬化触媒であってもよい。実例には、これらに限らないが、様々な有機金属化合物および錯体、例えば、テトライソプロピルオルトチタネートおよびテトラブトキシオルトチタネートのような有機チタン誘導体;ジブチル錫ジオクテートのような有機錫誘導体;ならびに、銅オクトエートのような有機銅誘導体が含まれる。このような湿気硬化触媒の混合物を使用してもよい。湿気硬化触媒は、湿気硬化を引き起こすのに十分な量で使用されるべきであり、その量は、望ましくは、約0.1重量%から約5重量%の範囲にある。
アルキレンオキシドポリマー骨格は、アルキレンオキシドの繰返し単位を含む。ポリマー骨格は同一の繰返しモノマー単位の鎖を含み得る。別の態様において、それは、交互コポリマーであり、2種の異なるモノマー単位が交互に並んだ単位からなる鎖を含んでいてもよい。利点のある態様において、ポリマー骨格は同一の繰返しモノマー単位の鎖を含む。ポリマー骨格の利点のある態様の市販されている例は、Acclaim 12200(商標)の商品名で販売されている、Bayer Polymers製のポリエーテルポリオールである。詳細には、Acclaim 12200ポリオールは、分子量が11,200のプロピレンオキシド系ジオールである。Acclaim 12200ポリオールは、ポリウレタンおよび他の用途(キャストエラストマー、シーラント、エポキシ軟化剤、消泡剤、滑剤、原油破乳剤(de−emulsifier)、および可塑剤が含まれる)に使用されている。
の2価の炭化水素基(ポリエーテルポリオールはこれを含む)は、2から10個の炭素原子を有する直鎖または分枝状の2価の炭化水素基である。利点のある態様において、Rは2価のC〜Cアルキレン基である。代表的な2価の炭化水素基には、これらに限らないが、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−エポキシブタン、および2,3−エポキシブタンから得られる個々の2価の炭化水素基が含まれる。例えば、下に示されているのは、本発明において利点をもって使用される、プロピレンオキシドから得られるモノマー単位である。
Figure 2008514760
これらの炭化水素を用いるポリオールの調製と性質は、文献、例えば、Saunders, J. H., and Frisch, K. C., 「ポリウレタン−化学と技術(Polyurethanes − Chemistry and Technology)」(Interscience、ニューヨーク、ニューヨーク(1963))において検討されており、その主題とする内容は参照によって本明細書に組み込まれる。利点のある態様において、2価の炭化水素基はプロピレンオキシドから得られるものである。
ポリエーテルポリオールはジイソシアネートと反応して、所望の長さのポリエーテルポリオールを生じ得る。置換基Rは、ジイソシアネートとポリエーテルポリオールとの反応により生じる2価のビスカルバモイル基であり、それは次の構造を有する。
Figure 2008514760

[式中、RはC〜C20の2価の炭化水素基である。]鎖延長されたポリエーテルポリオールの調製において使用される例示的なジイソシアネートは、とりわけ、フェニルジイソシアネート、トルエンジイソシアネート(例えば、トリレン−2,4−ジイソシアネート「TDI」)、4,4’−ジフェニルジイソシアネート、4,4’−ジフェニレンメタンジイソシアネート(「MDI」)、ジアニシジンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,4 ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキセンジイソシアネート、1,3−ビス−(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、シクロヘキシレンジイソシアネート、テトラクロロフェニレンジイソシアネート、2,6−ジエチル−p−フェニレンジイソシアネート、および、3,5−ジエチル−4,4’−ジイソシアナトジフェニル−メタンである。利点のある態様において、ジイソシアネートは、メタ−テトラメチルキシリレンジイソシアネートである。市販されているメタ−テトラメチルキシリレンジイソシアネートの例は、Cytec Industries, Inc.によりTMXDI(商標)の商品名で販売されている、下に示されている構造を有する化合物である。
Figure 2008514760
このイソシアネートは、そのN=C=Oが直接芳香環と共役していないので、脂肪族であると考えられる。ジメチル基による立体障害が反応性を低くし、水素結合を弱める。
利点のある態様において、ポリエーテルポリオールは、ジイソシアネートとの反応により鎖延長されて、約12,000〜24,000原子質量単位の重さを有するポリマーを生成し得る。より有利には、ポリエーテルポリオールは、約18,000原子質量単位の分子量まで鎖延長され得る。
本発明の利点のある態様の実例は、次の構造を有する組成物である。
Figure 2008514760

[式中、
はC〜Cアルキレンであり;
は湿気硬化性アルコキシシリルアルキレン基であり;
は1から20個の炭素原子を有するC〜C20の2価の炭化水素基であり;
nは150から500であり;
mは0.2から1.0であり;
qはnである。]
別の態様において、本発明はポリマーの調製方法に関する。この方法の第1ステップは、ポリエーテルポリオールとジイソシアネートとを反応させて、第1生成物を含む第1反応混合物を生成させることを含む。利点のある態様において、第1生成物は、約12,000から約24,000原子質量単位の分子量を有し得る。より有利には、第1生成物は約18,000原子質量単位の分子量を有し得る。別の利点のある態様において、ポリエーテルポリオールは、約10,000から約14,000原子質量単位の平均分子量を有するプロピレンオキシドポリオールである。
本発明の方法の第2ステップは、第1反応生成物とアルコキシシリルアルキレンイソシアネートとを反応させることによって第1反応生成物にエンドキャッピングして、第2反応生成物を含む第2反応混合物を生成させることを含む。利点のある態様において、エンドキャッピングは、ジイソシアネートの消費が安定水準に達したと確認された時点で実施される。別の利点のある態様において、アルコキシシリルアルキレンイソシアネートは、式、R (3−X)Si(OR−R−NCO[式中、X、R、R、およびRは上で定義された通りである]を有する。さらに別の利点のある実施形態において、アルコキシシリルアルキレンイソシアネートは、式、Si(OR−R−NCOを有するトリアルコキシシリルアルキレンである。
本発明の方法の第3ステップは、アルコキシシリルアルキレンジイソシアネート消費が安定水準に達したと確認された時点で、どのような未反応イソシアネートの量をも減らすように、第2反応混合物にアミノアルキレンアルコキシシランを加えることを含む。利点のある態様において、未反応イソシアネートは約0.1wt%以下のレベルまで低減される。別の利点のある態様において、アミノアルキレンアルコキシシランはアミノアルキレントリアルコキシシランである。
さらに別の態様において、本発明は、(i)a)ポリエーテルポリオールと、b)アルキレンまたはアリーレンジイソシアネートとの反応により生成されるポリウレタンジオール;および(ii)アルコキシシリルアルキレンイソシアネートの反応生成物に関する。利点のある実施形態において、アルコキシシリルアルキレンイソシアネートは、トリアルコキシシリルアルキレンイソシアネートである。最も利点のある実施形態において、このアルコキシシリルアルキレンイソシアネートはトリメトキシシリルプロピレンイソシアネートである。
さらに別の態様において、本発明は、次の構造を有する構成物に関する。
Figure 2008514760

[式中、mとqの比は0.74から207である。]
本明細書では、「アルコキシシリルアルキレン」という用語には、どのような場合にそれが使用されても、当業者に知られている如何なる適切なアルコキシシリルアルキレンも含まれると想定されており、さらに、その範囲内にアルキルアルコキシシリルアルキレン基も含まれると想定されている。例えば、本発明の一態様において、アルコキシシリルアルキレン基はメチルジメトキシシリルプロピレン基であってもよい。
合成
以下のスキーム1は、本発明の湿気硬化性組成物を得ることができる典型的な合成手法を与える。
スキーム1
Figure 2008514760
ステップ1は、ポリエーテルポリオール(A)とジイソシアネート(B)との反応により生成される、所望の長さを有するポリオール(C)の合成を示している。
Figure 2008514760
ステップ2は、ポリオール(C)のイソシアノシラン(D)によるエンドキャッピングを示しており、所望のポリマー(E)[式中、n、m、およびqは上で定義された通りである]が生成される。
ステップ3
次いで、残っている未反応イソシアネートのレベルが滴定によって求められ、未反応イソシアネートを許容できるレベルまで低減させるために十分なアミノアルコキシシランが添加される。
窒素を吹き込んだ樹脂釜にポリオールAcclaim1220(1779.1g)を入れる。撹拌機速度を40rpmに設定し、ポリオールを真空(15mmHg)下に80℃で1時間撹拌する。常圧に戻し、反応容器を窒素で充満させる。この反応容器にTMXDI(21.74g、0.089mol)およびジブチル錫ジラウレート(0.47g)を加える。反応混合物を撹拌し、反応の進行をIRによりモニターする。NCO消費が安定水準に達したことを確認したら、Silquest Silan Y−5187(74.00g、0.356mol)を、撹拌している溶液に加える。僅かな発熱が見られる。反応の進行をIRでモニターする。NCO消費が再び安定水準に達したと確認したら、IRによって痕跡量のNCOについて反応物を検査する。痕跡量のNCOが0.15重量%未満であることを確認したら、撹拌している反応物に、Tinuvin765(28.23グラム)およびビニルトリメトキシシラン(38.40g)を加える。反応混合物を25分間撹拌する。全量を取り出し、1899.00グラムの理論収量を得る。

Claims (16)

  1. 式(I)の構造を含む湿気硬化性組成物:
    Figure 2008514760

    [式中、
    はN−(アルコキシシリルアルキレン)カルバモイル基であり;
    は2価の炭化水素基であり;
    は2価のビス−カルバモイル基であり;
    nは150から500であり;
    mは0.2から1.0であり;
    qはnである]。
  2. N−(アルコキシシリルアルキレン)カルバモイル基のアルキレン連鎖が1から4個の炭素原子を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 2価の炭化水素基が直鎖または分枝状の2価のC〜Cアルキレン基を含む、請求項1に記載の組成物。
  4. 2価のビス−カルバモイル基であるRが次の構造を有する、請求項1に記載の組成物:
    Figure 2008514760

    [式中、Rは2価のC〜C20炭化水素基である]。
  5. N−(アルコキシシリルアルキレン)カルバモイル基であるRが加水分解性の基である、請求項1に記載の組成物。
  6. 次の構造を含む請求項1に記載の組成物:
    Figure 2008514760

    [式中、
    は直鎖または分枝状の2価のC〜C炭化水素基であり;
    は湿気硬化性アルコキシシリルアルキレン基であり;
    は2価のC〜C20炭化水素基であり;
    nは150から500であり;
    mは0.2から1.0であり;
    qはnである]。
  7. が式R (3−X)Si(OR−R−を有する、請求項6に記載の組成物:
    [式中、
    各Rは、独立に、直鎖または分枝状C〜Cアルキルであり;
    は直鎖または分枝状C〜Cアルキレンであり;
    各Rは、独立に、直鎖または分枝状C〜Cアルキルであり;
    Xは1から3である]。
  8. a)ポリエーテルポリオールとジイソシアネートとを反応させて第1生成物を含む第1反応混合物を生成させるステップ;
    b)第1反応生成物とアルコキシシリルアルキレンイソシアネートとを反応させることによって第1反応生成物をエンドキャッピングして、第2反応生成物を含む第2反応混合物を生成させるステップ;および
    c)アルコキシシリルアルキレンイソシアネートの消費が安定水準に達したと確認された時点で、どのような未反応イソシアネート基の量をも減少させるように、第2反応混合物にアミノアルキレンアルコキシシランを加えるステップ
    を含むポリマーの調製方法。
  9. 第1反応生成物が約12,000から約24,000原子質量単位の分子量を有する、請求項8に記載の方法。
  10. ステップb)のエンドキャッピングすることが、ジイソシアネートの消費が安定水準に達したと確認された時点で実施される、請求項8に記載の方法。
  11. 未反応ジイソシアネート基が約0.1wt%以下のレベルまで低減される、請求項8に記載の方法。
  12. ステップa)のポリエーテルポリオールが、約10,000から約14,000原子質量単位の平均分子量を有するプロピレンオキシドポリオールを含む、請求項8に記載の方法。
  13. ステップb)のアルコキシシリルアルキレンイソシアネートが式R (3−X)Si(OR−R−NCOを有する、請求項8に記載の方法:
    [式中、
    各Rは、独立に、直鎖または分枝状C〜Cアルキルであり;
    は直鎖または分枝状C〜Cアルキレンであり;
    各Rは、独立に、直鎖または分枝状C〜Cアルキルであり;
    Xは1から3である]。
  14. (i)a)ポリエーテルポリオールと、b)アルキレンまたはアリーレンジイソシアネートとの反応によって生成されるポリウレタンジオール;および(ii)アルコキシシリルアルキレンイソシアネートの反応生成物を含む組成物。
  15. 次の構造を含む組成物:
    Figure 2008514760
    [式中、
    nは207であり;
    mは0.74であり;
    qはnである]。
  16. 湿気硬化触媒をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
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