JP2008513509A - 毛髪着色剤及び毛髪漂白剤のための前処理方法 - Google Patents

毛髪着色剤及び毛髪漂白剤のための前処理方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、毛髪着色剤又は漂白組成物の適用前のケラチン性繊維の前処理方法であって、前処理用組成物を該ケラチン性繊維に適用する工程を含み、該組成物は少なくとも1つのコンディショニング剤を含み、該組成物は100Pa(cps)〜300Paの粘度を有し、該前処理用組成物は該毛髪着色剤又は漂白組成物の適用前に毛髪からすすぎ落とされない方法である。

Description

本発明は、繊維への漂白又は着色剤組成物の適用前のケラチン性繊維の前処理方法に関する。
ケラチン性繊維、特にヒトの毛髪の色を毛髪染料の適用により変えることは周知である。消費者に所望の毛髪の色及び色の強度を提供するためには、非常に複雑な化学的プロセスが使用される。非永久的な毛髪着色剤の配合物は、典型的には、毛髪表面に付着し且つ一連の洗浄サイクルによって次第に洗い落とされる直接染料及び/又は顔料等の非永久的染料を含む。永続的な毛髪着色剤の配合物は、典型的には酸化毛髪染料前駆体を含み、これは毛小皮を通して毛髪中に及び毛皮質中に拡散することができ、そこで次に互いに好適な酸化剤と反応し合って最終的な染料分子を形成することができる。結果として得られるこれらの分子が大きいため、それらは水及び/又は洗剤によるその後の洗浄の間に毛髪から容易に拡散できず、そのため消費者の所望する色の永続性を提供する。該反応は典型的には、アルカリ化剤の存在下及び酸化剤の存在下における、pHおよそ9〜11の過激な環境において起こる。更に、消費者は、所望の毛髪の色合い及び色の強度を維持するため、並びに新しい発毛の被覆を含む毛髪の連続的で均一な被覆を確実にするために、このプロセスを定期的に繰り返す。毛髪漂白及びハイライト組成物は、典型的には、毛髪の色を明るくさせるための過酸化水素及び過硫酸塩等の強力な酸化剤を更に利用する。
しかしながら、商業的な毛髪着色剤製品は長年の間利用されてきたという事実にもかかわらず、その製品はなお消費者に関係する多くの欠陥を示している。消費者自身による消費者の毛髪への毛髪着色又は漂白組成物の適用プロセスは、単純なプロセスではない。特に、毛髪着色剤製品の適用は依然として相対的に時間のかかるプロセスであり、乾燥及び整髪以前に、混合、適用、顕色のための放置、及び製品除去のために、消費者が1時間以上を費やす場合がある。ほとんどの消費者にとって、毛髪染色プロセスは美しさのための日課の習慣的な一部であるため、毛髪を染める時間を短くすることが非常に望ましいと言える。
更に、毛髪着色剤又は漂白剤の適用は、満足する最終結果を得るため、そして消費者の皮膚、衣服又は浴室の備品に思いかけずにこぼしたりしないようにするために、消費者の器用さ及び忍耐も要求する。均一な色という結果を確実にするように組成物を適用するには、典型的には、消費者が複雑なプロセスを実施する。毛髪が既に染めてある場合、これは特に困難である。このような状況では、消費者は典型的にはまず該組成物を頭部の根元領域全体に適用して、伸びた部分を覆い、そして次に、多くの場合は櫛を用いて、該組成物を毛髪の長さ全体に沿って先端までのばし、毛髪全部を確実に覆い、最終結果の色が確実に均一になるようにする。しかしながら、これらの組成物の毛髪上での存在は、典型的には、毛髪の絡み合いの原因となり、従って組成物を櫛で伸ばすことを困難にし、しばしば苦痛にさえする。更に、絡み合った毛髪に組成物を適用すると、消費者の皮膚、衣服及び浴室の備品に少量の組成物が付着することもある。従って、毛髪のある頭部全体を満足に覆うためには、比較的大量の組成物も必要となる。
消費者の毛髪への毛髪着色剤の適用の容易さを改善するために、多くの試みが行われてきた。これらの典型的なものは、例えばPCT国際公開特許WO9926510、同WO9926511及び同WO9926596に記載されているような櫛型アプリケータ等の着色剤ディスペンサーと組み合わせて使用する器具の開発である。しかしながら、このような器具は製造に費用がかかるだけでなく、毛髪の根元から先端までの適用の容易さを改善するという課題を解決しない。
今般驚くべきことに、毛髪漂白又は着色を行う前にこの組成物をすすぎ洗いすることなく前処理用組成物を毛髪に適用するという、特定の前処理方法を使用することにより、より簡単で素早い着色剤又は漂白組成物の適用を可能にすることが分かった。特に、該組成物は適用がより容易であり、一連の毛髪着色剤又は漂白組成物の適用と関連して絡み合った毛髪の発生量を減らす。従って、これは毛髪上への組成物の均一な適用を改善する。更に、該方法はまた、良好な着色結果を得るために、より少ない着色剤又は漂白組成物を必要とする。本発明の別の利点は、漂白又は着色プロセス直後の毛髪状態が顕著に改善され、従って漂白又は着色後のコンディショナーの適用を不要にすることである。
毛髪着色組成物のための前処理用組成物の使用は、当該技術分野において記載されている。US第2003/0121109号及び同2003/0126692は、特定のアミノシリコーンを含む、着色されるケラチン性繊維の前処理プロセスについて記載する。前処理用組成物は、着色前にすすぎ落とされ又は繊維上に保持され、繊維上での染料付着を改善し且つ繊維の劣化を低減する。
本発明は、毛髪着色剤又は漂白組成物の適用前のケラチン性繊維の前処理方法であって、前処理用組成物を該ケラチン性繊維に適用する工程を含み、該組成物は少なくとも1つのコンディショニング剤を含み、該組成物は本明細書にて記載の試験方法に従って測定されると100〜300Paの粘度を有し、該前処理用組成物は該毛髪着色剤又は漂白組成物の適用前にすすぎ落とされない方法である。
特に指定される場合を除き、量は成分の実量の概算の重量%を表すが、市販の製品において成分と組み合わされていることのある溶媒、充填剤、又は他の物質を含まず、その量は、意図される用途の形態での組成物を含む。特に指定される場合を除き、部、百分率、及び割合を含む全ての量は、「約」という言葉により加減されるものと理解され、量は有効数字を示すことを意図しない。
本明細書で使用する時、「毛髪」という用語は、生体、例えばヒトの、又は非生体の、例えばかつら、ヘアピース、若しくは非生体ケラチン繊維のその他の集合体上の、ケラチン性繊維を指す。哺乳類、好ましくはヒトの毛髪が好ましい。特に、毛髪、羊毛、毛皮及び他のケラチン性繊維は、本明細書に記載される化合物及び組成物によって着色するのに適した基材である。
本発明によれば、前処理方法は、ケラチン性繊維への前処理用組成物の適用を含む。本発明の前処理用組成物は、本明細書にて記載の試験方法に従って測定されると、100Pa〜300Pa、好ましくは115Pa〜285Pa、より好ましくは130Pa〜250Pa(cps)、最も好適には、160Pa〜240Paの粘度を有する。
そのようなレオロジーを有する前処理用組成物は、前処理用組成物の適用を改善し、引き続いて適用される漂白又は着色組成物の適用の容易さを更に改善する。
本発明の方法によれば、前処理用組成物は少なくとも1つのコンディショニング剤を含む。本明細書で使用する時、「コンディショニング剤」という用語は、その作用が毛髪等のケラチン繊維の少なくとも1つの化粧品特性、例えば柔軟性、滑らかさ、もつれを解くこと、感触及び静電気を改善するようないかなる剤をも指す。少なくとも1つのコンディショニング剤は、水溶性であっても非水溶性であってもよい。
本明細書で用いるのに好適なコンディショニング活性物質は、ラメラ液晶、カチオン性ポリマー、油及びワックス、シリコーン物質、アニオン性又は非イオン性ポリマー、並びにこれらの混合物から作られるエマルションから選択されてもよい。
本明細書に用いるのに好適な、ラメラ液晶から作られるエマルションは、幾つかの活性物質の組み合わせにより形成され、組成物の化粧品特性、例えばコンディショニング特性等の改善をもたらす。これは、エマルションを形成するための脂肪質と乳化剤との組み合わせの存在によって生じる。エマルションの水性連続相において使用する乳化剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、水溶性高分子界面活性剤、水溶性シリコーン含有界面活性剤、約10より大きいHLBを有する非イオン性界面活性剤、又は安定化液晶を形成することができる界面活性剤系を挙げることができる。非イオン性界面活性剤は、好ましくは少なくとも12のHLB、より好ましくは少なくとも約15のHLB値を有する。これらの部類に属する界面活性剤は、マカッチャンの乳化剤及び洗剤(McCutcheon's Emulsifiers and Detergents)(北米及び国際版、MCパブリッシング社(MC Publishing Co.)、ニュージャージー州グレンロック(Glen Rock)、235〜246ページ(1993年))に記載されている。
水相のための乳化剤は、水相をゲル化しない。しかし、乳化剤は、ラメラ液晶の安定化層を形成することができる。簡潔には、用語「液晶構造」は、本明細書で使用される時、凝固した液晶であるゲル網状組織をも含むと解釈されるべきである。界面活性剤系は、単一界面活性剤、又は界面活性剤のブレンドであることができる。場合によっては、特定の界面活性剤は、単独では液晶構造を形成できないが、第2界面活性剤の存在下において液晶の形成に関与することができる。
液晶の形成に関与することのできる界面活性剤の代表的な部類には、特定のカチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、四級アンモニウム界面活性剤、及び脂質界面活性剤が挙げられるが、これらに限定されない。
水性連続相中での液晶形成に用いるのに好ましい非イオン性界面活性剤は、非イオン性の種類のものであり、C16〜22の脂肪族アルコール、及び1〜30個のエチレンオキシド基を有するC16〜22の脂肪族アルコールエトキシレート並びにこれらの組み合わせが挙げられる。具体的な例としては、セテアリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキジルアルコール、オレイルアルコール、10〜30個のエチレンオキシド基を有するセテアレスエトキシレート、10〜30個のエチレンオキシド基を有するセテスエトキシレート、10〜30個のエトキシレートを有するステアレスエトキシレート、及びこれらの組み合わせが挙げられる。好ましくは、C16〜22の脂肪族アルコールは、C16〜22の脂肪族アルコールエトキシレートと、10:1〜0.5:1、より好ましくは6:1〜1:1、及び最も好ましくは5:1〜1.5:1の比で組み合わされて使用される。
好ましいカチオン性界面活性剤は次式の四級アンモニウム化合物を含有する:[R18R19R20R21N]+X−(式中、R18は約8〜22個の炭素原子を有するアルキル若しくはアルケニル基であり、R19及びR20は両方とも独立して約8〜22個の炭素原子を有するアルキル若しくはアルケニル基、又は約1〜4個の炭素原子を有するアルキル若しくはヒドロキシアルキル基のいずれかであり、R21は約1〜4個の炭素原子を有するアルキル若しくはヒドロキシアルキル基であり、X−は塩生成アニオン(例えば、クロライド、ブロミド、アセテート、アルキルサルフェート)である)。
有利には、液晶の形成を促進するために、界面活性剤系はまた次の一般式のアミドアミンを含んでもよい:R22CONH(CH2)mN(R23)2(式中、R22はC8〜C24の脂肪酸の残基であり、R23はC1〜C4のアルキルであり、mは1〜4の整数である)。本発明で有用な好ましいアミドアミンとしては、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミドエチル−ジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミド−プロピルジエチルアミン、パルミタミドエチル−ジエチルアミン、パルミタミド−エチルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミド−プロピルジエチルアミン、ベヘナミドエチル−ジエチルアミン、ベヘナミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジメチルアミン、アラキドアミド−プロピルジエチルアミン(arachidamido-propyidiethylamine)、アラキドアミドエチル−ジエチルアミン、アラキドアミドエチル−ジメチルアミン、及びこれらの混合物、より好ましくはステアラミド−プロピルジメチルアミン(stearamido-propyidimethylamine)、ステアラミドエチルジエチルアミン(stearamidoethyidiethylamine)、及びこれらの混合物が挙げられる。
より有利には、アミドアミンは、L−グルタミン酸、乳酸、塩酸、リンゴ酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、L−グルタミン酸塩酸塩(L-glutamicio acid hydrochloride)、酒石酸、及びこれらの混合物、好ましくはL−グルタミン酸、乳酸、塩酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される酸で、部分的に四級化されている。好ましくは、アミドアミンと酸とのモル比は、約1:0.3〜約1:1、より好ましくは約1:0.5〜約1:0である。
本発明の方法に従うコンディショニング剤として用いるのに適しているカチオン性ポリマーは、化粧品組成物で処理されるケラチン繊維の化粧品特性の少なくとも1つを改善するものとして当該技術分野において知られているようなものから選択されてよい。カチオン性ポリマーは、ポリマー主鎖の一部を形成してもよいか又はポリマー主鎖に直接結合する側鎖置換基にあってもよい、一級、二級、三級及び四級アミン基から選択される少なくとも1つのアミン基の単位を含むものから選択することができる。こうしたカチオン性ポリマーは一般に、500〜5×106、又はより好ましくは1000〜3×106の範囲の数平均分子量を有する。用いられてもよいポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ四級アンモニウム型のポリマーには次のものが挙げられるが、これらに限定されない。
1)アクリル酸又はメタクリル酸エステル又はアミドから得られるホモポリマー及びコポリマー。これらのポリマーのコポリマーはまた、一群のアクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアシルアミド、その窒素原子上で低級(C1〜C4)アルキルから選択される少なくとも1つの基で置換されたアクリルアミド及びメタクリル酸アミド(methacrylicamides)、アクリル酸及びメタクリル酸及びこれらのエステル、ビニルピロリドン及びビニルカプロラクタムのようなビニルラクタム、並びにビニルエステルから選択されてもよいコモノマーから得られる少なくとも1つの単位を含むことができる。こうしたポリマーの例には次のものが挙げられる。
アクリルアミド及びメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトサルフェートのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム(Polyquaternium)−5として知られるポリマー、例えばハーキュレス社(Hercules)により名称レテン(Reten)210、レテン220、レテン230、レテン240、レテン1104、レテン1105、レテン1006、及びナルコ社(Nalco)によりメルクァット(Merquat)5、メルクァット5SFとして販売される製品が挙げられる。
ビニルピロリドン及びジメチルアミノプロピルメタクリルアミドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−28として知られるポリマー、例えばインターナショナル・スペシャルティー・プロダクツ社(International Speciality Products)(ISP)により名称ガフクァット(Gafquat)HS−100として販売される製品が挙げられる。
ビニルピロリドン及びジアルキルアミノアルキルアクリレート又はメタクリレート(methactylates)のコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム(Polquaternium)−11として知られるポリマー、例えばインターナショナル・スペシャルティー・プロダクツ社(International Speciality Products)(ISP)により名称ガフクァット(Gafquat)440、ガフクァット734、ガフクァット755、ガフクァット755N、及びBASF社によりルビクァット(Luviquat)PQ11PM、及びシノ・リオン社(Sino Lion)によりポリクァット(Polyquat)−11として販売される製品が挙げられる。
ビニルピロリドン、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド及びメタクリロイルアミノプロピルラウリルジモニウムクロライドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−55として知られるポリマー、例えばインターナショナル・スペシャルティー・プロダクツ社(International Speciality Products)(ISP)により名称スタイレーゼ(Styleze)W−20として販売される製品が挙げられる。
アクリル酸、アクリルアミド及びメタクリルアミドプロピルトリモニウムクロライドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−53として知られるポリマー、例えばナルコ社(Nalco)により名称メルクァット(Merquat)2003として販売される製品が挙げられる。
ジメチルアミノプロピルアクリレート(dimethyaminopropylacrylate)(DMAPA)、アクリル酸及びアクリロニトロゲン及びジエチルサルフェートのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−31として知られるポリマー、例えばリポ社(Lipo)により名称ハイパン(Hypan)QT100として販売される製品が挙げられる。
アクリルアミド、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロライド、2−アミドプロピルアクリルアミドスルホネート、及びジメチルアミノプロピルアクリレート(dimethyaminopropylacrylate)(DMAPA)のコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−43として知られるポリマー、例えばクラリアント社(Clairant)により名称ボーズクァット(Bozequat)4000として販売される製品が挙げられる。
アクリル酸、メチルアクリレート及びメタクリルアミドプロピルトリモニウムクロライドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−47として知られるポリマー、例えばナルコ社(Nalco)により市販される名称メルクァット(Merquat)2001及びメルクァット2001Nとして販売される製品が挙げられる。
メタクリロイルエチルベタイン、2−ヒドロキシエチルメタクリレート及びメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウムクロライドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−48として知られるポリマー、例えばグー・ケミカル社(Goo Chemcial)により名称プラサイズ(Plascize)L−450として販売される製品が挙げられる。
アクリル酸ジアリルジメチルアンモニウムクロライド及びアクリルアミドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム39として知られるポリマー、例えばナルコ社(Nalco)により名称メルクァット(Merquat)3330及びメルクァット3331として販売される製品が挙げられる。
更なる例には、メタクリルアミド(methacrylamide)メタクリルアミド(methacrylamido)−プロピルトリモニウム及びメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウムクロライドのコポリマー、並びにその他のモノマーとホモポリマー化又は共重合されたそれらの誘導体が挙げられ、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−8、ポリクオタニウム−9、ポリクオタニウム−12、ポリクオタニウム−13、ポリクオタニウム−14、ポリクオタニウム−15として知られるポリマー、例えばローム社(Rohm)により名称ロハギット(Rohagit)KF720Fとして販売される製品、ポリクオタニウム−30、例えばキメックス社(Chimex)により名称メクソメア(Mexomere)PXとして販売される製品、ポリクオタニウム−33、ポリクオタニウム−35、ポリクオタニウム−36、例えばロン社(Rhon)により名称プレックス(Plex)3074Lとして販売される製品、ポリクオタニウム45、例えばロン社により名称プレックス3073Lとして販売される製品、ポリクオタニウム49、例えばグー・ケミカルズ社(Goo Chemicals)により名称プラサイズ(Plascize)L−440として販売される製品、ポリクオタニウム50、例えばグー・ケミカルズ社により名称プラサイズL−441として販売される製品、ポリクオタニウム−52が挙げられる。
2)カチオン性多糖類、例えばカチオン性セルロース及びカチオン性ガラクトマンナンガム。カチオン性多糖類の中で挙げてもよいのは、例えば、四級アンモニウム基を含むセルロースエーテル誘導体、及びカチオン性セルロースコポリマー、又は水溶性四級アンモニウムモノマーでグラフトされたセルロース誘導体、並びにカチオン性ガラクトマンナンガムである。例としては、次のものが挙げられるが、これらに限定されない。
ヒドロキシエチルセルロース及びジアリルジメチルアンモニウムクロライドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−4として知られるポリマー、例えばナショナルスターチ社(National Starch)により名称セルクァット(Celquat)L200及びセルクァットH100として販売される製品が挙げられる。
ヒドロキシエチルセルロース及びトリメチルアンモニウム置換エポキシドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−10として知られるポリマー、例えばA&Eコノック社(A&E Connock)により名称AECポリクオタニウム−10(AEC Polyquaternium-10)、トーホー社(Toho)によりカチナール(Catinal)C−100、カチナールHC−35、カチナールHC−100、カチナールHC−200、カチナールLC−100、カチナールLC−200、ナショナルスターチ社(National Starch)によりセルクァット(Celquat)SC−240C、セルクァットSC−230M、デッカー社(Dekker)によりデカクァット(Dekaquat)400、デカクァット3000、アクゾ・ノベル社(Akzo Nobel)によりレオガード(Leogard)GP、リタ社(RITA)により、リタ・ポリクタ(RITA Polyquta)400リタ(RITA)、ポリクタ(Polyquta)3000、アマコール社(Amerchol)によりユーケア・ポリマー(UCARE Polymer)JR−125、ユーケア・ポリマーJR−400、ユーケア・ポリマーJR−30M、ユーケア・ポリマーLK、ユーケア・ポリマーLR400、ユーケア・ポリマーLR30Mとして販売される製品が挙げられる。
ヒドロキシエチルセルロース及びラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−24として知られるポリマー、例えばアマコール社(Amerchol)により名称クァトリソフト・ポリマー(Quatrisoft polymer)LM−200として販売される製品が挙げられる。
ヒドロキシプロピルグアーの誘導体であって、その例にはINCI命名法によりグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロライドとして知られるポリマー、例えばトーホー社(Toho)により名称カチナール(Catinal)CG−100、カチナールCG−200、コグニス社(Cognis)によりコスメディア・グアー(Cosmedia Guar)C−261N、コスメディア・グアーC−261N、コスメディア・グアーC−261N、フリーダム・ケミカル・ダイアモルト社(Freedom Chemical Diamalt)によりダイアガム(DiaGum)P5070、ハーキュレス(Hercules)/アクアロン社(Aqualon)によりN−ハンスカチオン性グアー(N-Hance Cationic Guar)、ローディア社(Rhodia)によりハイ−ケア(Hi-Care)1000、ジャガー(Jaguar)C−17、ジャガーC−2000、ジャガーC−13S、ジャガーC−14S、ジャガー・エクセル(Jaguar Excel)、ニッポン・スターチ社(Nippon Starch)によりキプロガム(Kiprogum)CW、キプロガムNGKとして販売される製品が挙げられる。
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロライドのヒドロキシプロピル誘導体であって、その例にはINCI命名法によりヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロライドとして知られるポリマー、例えばローディア社(Rhodia)により名称ジャガー(Jaguar)C−162として販売される製品が挙げられる。
3)ポリアルキレンポリアミンのポリカルボン酸との縮合に続く二官能性剤でのアルキル化の結果として得られるポリアミノアミド誘導体。誘導体の中で、例えばアジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンを挙げることができる。
4)2つの一級アミン基及び少なくとも(at last)1つの二級アミン基を含むポリアルキレンポリアミンの、ジグリコール酸及び3〜8個の炭素原子を含む飽和脂肪族ジカルボン酸から選択されるジカルボン酸(decarboxylic acid)との反応により得られるポリマー。こうした誘導体の非限定例には、アジピン酸/エポキシプロピル(epxoypropyl)/ジエチレントリアミンが挙げられる。
5)ジアルキルジアリルアミン(dialkdiallylamine)又はジアルキルジアリルアンモニウム(dialkyldiallyammonium)のシクロポリマー(Cyclopolymers)であって、このポリマーの中で次のものを挙げることができる。
ジメチルジアリルアンモニウムクロライドポリマー(Dimethyldiallyammonium chloride polymers)であって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−6として知られるポリマー、例えばナルコ社(Nalco)により名称メルクァット(Merquat)100、ローディア社(Rhodia)によりミラポール(Mirapol)100、コスメティック・レオロジーズ社(Cosmetic Rheologies)によりレオケア(Rheocare)CC6、A&Eコノック社(A&E Connock)によりAECポリクオタニウム−6(AEC Polyquaternium-6)、CPS社によりアゲクァット(Agequat)400、3V社(3V Inc.)によりコンディショナー(Conditioner)P6、SNF社によりフロケア(Flocare)C106、クラリアント社(Clariant)によりゲナミン(Genamin)PDAC、マッキンタイア社(McIntyre)によりマッカーニウム(Mackernium)006として販売される製品が挙げられる。
アクリルアミド及びジメチルジアリルアンモニウムクロライドモノマーのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−7として知られるポリマー、例えばA&Eコノック社(A&E Connock)により名称AECポリクオタニウム−7(AEC Polyquaternium-7)、CPS社によりアゲクァット(Agequat)−5008、アゲクァットC−505、3V社(3V Inc.)によりコンディショナー(Conditioner)P7、SNF社によりフロケア(Flocare)C107、マッキンタイア社(McIntyre)によりマッカーニウム(Mackernium)007、マッカーニウム007S、トーホー社(Toho)によりMEポリマー(ME Polymer)09W、ナルコ(Nalco)社によりメルクァット(Merquat)550、メルクァット2200、メルクァットS、ローディア社(Rhodia)によりミラポール(Mirapol)550、コスメティック・レオロジーズ社(Cosmetic Rheologies)によりレオケア(Rheocare)CC7、レオケア(Rheocare)CCP7、チバ社(Ciba)によりサルケア(Salcare)HSP−7、サルケアSC10、サルケア・スーパー(Salcare Super)7として販売される製品が挙げられる。
ジメチルジアリルアンモニウムクロライド及びアクリル酸のコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタナリー−22(polyquaternary-22)として知られるポリマー、例えばナルコ社(Nalco)により名称メルクァット(Merquat)280及びメルクァット295として販売される製品が挙げられる。
6)[−N+(R1)(R2)−A1−N+(R3)(R4)−B1−][2X−]に相当する繰返し単位を含む四級ジアンモニウムポリマーであって、式中、同一であっても又は異なっていてもよいR1、R2、R3、及びR4は、1〜20個の炭素原子を含む脂肪族、脂環式、及びアリール脂肪族(arylaliphatic)ラジカル並びに低級ヒドロキシアルキル脂肪族ラジカルから選択されるか、又はR1、R2、R3、及びR4は共に若しくは別個に、それらが結合する窒素原子と、窒素以外の第2のヘテロ原子を任意に含む複素環を構成するか、又はR1、R2、R3、及びR4は、ニトリル、エステル、アシル、及びアミド基、並びに−CO−O−R5−D及び−CO−NH−R5−D(式中、R5はアルキレン基から選択され、Dは四級アンモニウム基から選択される)の基から選択される少なくとも1つの基で置換される直鎖若しくは分枝鎖C1〜C6アルキルラジカルから選択される。同一であっても又は異なっていてもよいA1及びB1は、2〜20個の炭素原子を含む直鎖及び分枝鎖の、飽和又は不飽和ポリメチレン基から選択される。主環に結合した又は挿入されたポリメチレン基は、芳香環、酸素及びイオウ原子、並びにスルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、四級アンモニウム、ウレイド、アミド、並びにエステル基から選択される少なくとも1つの実体を含んでもよく、X−は、無機及び有機酸から得られるアニオンである。Dは、グリコール残基、ビス−二級ジアミン残基、ビス−一級ジアミン残基、又はウレイレン基から選択される。その例にはINCI命名法により塩化ヘキサジメスリンとして知られるポリマーが挙げられ、この場合、R1、R2、R3及びR4は、それぞれメチルラジカルであり、A1は(CH2)3であり、B1は(CH2)6であり、X=Clである。その更なる例には、INCI命名法によりポリクオタニウム−34として知られるポリマーが挙げられ、この場合、R1及びR2はエチルラジカルであり、R3及びR4はメチルラジカルであり、A1は(CH2)3であり、B1は(CH2)3であり、X=Brであり、例えばキメックス社(Chimax)により名称メクソメア(Mexomer)PAXとして販売される製品である。
7)式[−N+(R6)(R7)−(CH2)r−NH−CO−(CH2)q−(CO)t−NH−(CH2)s−N+(R8)(R9)−A−][2X−]の繰返し単位を含むポリ四級アンモニウムポリマーであって、式中、同一であっても又は異なっていてもよいR6、R7、R8、及びR9は、水素原子、並びにメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、及び−CH2CH2(OCH2CH2)pOHラジカル(式中、pは0又は1〜6の範囲の整数である)から選択され、式中、R6、R7、R8、及びR9はすべてが同時には水素原子とならない。同一であっても又は異なっていてもよいR及びsは、それぞれ1〜6の範囲の整数であり、qは0又は1〜34の範囲の整数であり、X−はハロゲン化物のようなアニオンである。Tは、0又は1に等しくなるように選択される整数である。Aは、−CH2−CH2−O−CH2−CH2−のような二価のラジカルから選択される。例としては、次のものが挙げられる。
INCI命名法によりポリクオタニウム−2として知られるポリマーであって、この場合、r=s=3、q=0、t=0であり、R6、R7、R8、及びR9はメチル基であり、Aは、−CH2−CH2−O−CH2−CH2であり、例えばエソックス(Ethox)から名称エスポール(Ethpol)PQ−2、及びローディア社(Rhodia)によりミラポール(Mirapol)A−15として販売される製品である。
INCI命名法によりポリクオタニウム−17として知られるポリマーであって、この場合、r=s=3、q=4、t=1であり、R6、R7、R8、及びR9はメチル基であり、Aは、−CH2−CH2−O−CH2−CH2である。
INCI命名法によりポリクオタニウム18として知られるポリマーであって、この場合、r=s=3、q=7、t=1であり、R6、R7、R8、及びR9はメチル基であり、Aは、−CH2−CH2−O−CH2−CH2である。
ポリクオタニウム−2のポリクオタニウム−17との反応により形成されるブロックコポリマーとして、INCI命名法によりポリクオタニウム27として知られるポリマー、例えばローディア社(Rhodia)により名称ミラポール(Mirapol)175として販売される製品である。
8)ビニルピロリドン並びにビニルイミダゾール及び任意にビニルカプロラクタムのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりメチルビニルイミダゾリウムクロライド及びビニルピロリドンから形成されるポリクオタナリー(Polyquaternary)−16として知られるポリマー、例えばBASF社により名称ルビクァット(Luviquat)FC370、ルビクァットFC550、ルビクァットFC905、ルビクァットHM−552として販売される製品が挙げられる。又は、ビニルカプロラクタム及びビニルピロリドンとメチルビニルイミダゾリウムメトサルフェートとのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−46として知られるポリマー、例えばBASF社により名称ルビクァット・ホールド(Luviquat Hold)として販売される製品が挙げられる。又は、ビニルピロリドン及び四級化されたイミダゾリンのコポリマーであって、その例にはINCI命名法によりポリクオタナリー(poylquaterary)44として知られるポリマー、例えばBASF社により名称ルビクァット・ケア(Luviquat Care)として販売される製品が挙げられる。
9)ポリアミン、例えばCTFA事典において、参照名ポリエチレングリコール(15)タローポリアミンとして、コグニス(Cognis)により販売される製品ポリクアート(Polyquart)H。
10)架橋メタクリロイルオキシ(C1〜C4)アルキルトリ(C1〜C4)アルキルアンモニウム塩ポリマーであって、例えばメチルクロライドで四級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートのホモポリマー化により、又はアクリルアミドと、メチルクロライドで四級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートとの共重合により得られるポリマーであって、ホモポリマー化若しくは共重合は、その後メチレンビスアクリルアミドのようなオレフィンの不飽和を含む化合物で架橋され、その例にはINCI命名法によりポリクオタニウム−37として知られるポリマー、例えば3Vシグマ(3V sigma)により名称シンザレン(Synthalen)、CNシンザレンCR、シンザレンCUとして販売される製品、又は別の媒体中での分散液として、例えばチバ社(Ciba)により名称サルケア(Salcare)SC95及びサルケアSC96、若しくはコスメティック・レオロジーズ社(Cosmetic Rheologies)によりレオケア(Rheocare)CTH(E)として販売される製品が挙げられる。又は、その別の例には、INCI命名法によりポリクオタニウム−32として知られるポリマーが挙げられ、又は鉱油中での分散体として販売される時には、チバ社(Ciba)により名称サルケア(Salcare)SC92として販売される製品が挙げられる。
11)カチオン性ポリマーの更なる例には、INCI命名法によりポリクオタニウム51として知られるポリマー、例えばNOF社により名称リピデュア(Lipidure)−PMBとして販売される製品、INCI命名法によりポリクオタニウム54として知られるポリマー、例えばミツイ社(Mitsui)により名称クォルティ(Qualty)−Hyとして販売される製品、及びINCI命名法によりポリクオタニウム56として知られるポリマー、例えば三洋化成(Sanyo chemicals)により名称ヘアロール(Hairrol)UC−4として販売される製品が挙げられる。
12)カチオン性基及び/又はカチオン性基にイオン化し得る基を含むシリコーンポリマー。例えば:一般式(R10−N+(CH3)2)−R11−(Si(CH3)2−O)x−R11−(N+(CH3)2)−R10)のカチオン性シリコーンであって、式中、R10はココヤシ油から得られるアルキルであり、R11は(CH2CHOCH2O(CH2)3であり、xは20〜2000の数であり、その例にはINCI命名法によりクオタニウム80として知られるポリマー、例えばゴールドシュミット(Goldschmidt)により市販される名称エイビルクアット(Abil Quat)3272、及びエイビルクアット3474として販売される製品が挙げられる。
カチオン性基にイオン化する場合がある基を含有するシリコーンであって、例えば少なくとも10個の繰返しシロキサン−(Si(CH3)2−O)単位をポリマー鎖の中に含有し、末端アミノ官能基、グラフトアミノ官能基、又は末端及びグラフトアミノ官能基の混合物のいずれかを有するアミノシリコーン。官能基の例は、アミノエチルアミノプロピル、アミノエチルアミノイソブチル(aminoethylaminoisobutly)、アミノプロピルに限定されない。グラフトポリマーの場合は、末端のシロキサン単位は(CH3)3Si−O又はR12(CH3)2Si−Oのいずれかであることができ、その場合、R12はOH又はOR13であることができ、R13はC1〜C8アルキル基、又は両方の官能末端基の混合物である。これらのシリコーンはまた、予備形成されたエマルションとして入手可能である。(CH3)3Si−Oの末端シロキサン単位を有するポリマーであって、その例にはINCI命名法によりトリメチルシリルアモジメチコンとして知られるポリマー、例えばダウ・コーニング(Dow Corning)により市販される名称DC−2−8566、DC7224及びDC−2−8220として販売される製品、GEシリコーンズ(GE Silicones)により市販されるSF1708及びSM2125、並びにワッカー・シリコーンズ(Wacker silicones)により市販されるワッカー・ベルシル(Wacker Belsil)ADM653が挙げられる。更なる例には、(R12O)(CH3)2Si−Oの末端シロキサン単位を有するポリマーが挙げられ、その場合、R12はOH若しくはOR13であることができ、R13はC1〜C8アルキル(alky)基、又は両方の官能末端基の混合物であり、INCI命名法によりアモジメチコンとして知られ、例えばワッカー・シリコーンズ(Wacker silicones)により市販される名称ワッカー・ベルシル(Wacker Belsil)ADM1100、ワッカー・ベルシルADM1600、ワッカー・ベルシルADM652、ワッカー・ベルシルADM6057E、ワッカー・ベルシルADM8020として販売される製品、ダウ・コーニング(Dow Corning)により市販されるDC929、DC939、DC949、及びDCAP6087、並びにGEシリコーンズ(GE silicones)により市販されるSM2059が挙げられる。
カチオン性基にイオン化する場合がある基を含有するシリコーンであって、例えば少なくとも10個の繰返しシロキサン−(Si(CH3)2−O)単位をポリマー鎖の中に含有し、末端アミノ官能基、グラフトアミノ官能基、又は末端及びグラフトアミノ官能基の混合物のいずれかを、追加の官能基と共に有するシリコーン。追加の官能基には、ポリオキシアルキレン、アミンとカルビノールとの反応生成物、アルキル鎖を挙げることができる。例えば、INCI命名法によりメトキシPEG/PPG−7/3アミノプロピルジメチコンとして知られる製品であって、例えばデグサ(Degussa)により市販されるエイビル・ソフト(Abil Soft)AF100の名称で販売される製品。例えば、INCI命名法によりビス(C13〜15アルコキシ)PGアモジメチコンとして知られる製品、例えばダウ・コーニング(Dow Corning)により市販されるDC8500の名称で販売される製品。
本発明の方法におけるコンディショニング剤として用いるのに適している油の例としては、動物油及び植物油の両方であって、例えば、ヒマワリ油、トウモロコシ油、大豆油、アボカド油、ホホバ油、マロー油、ブドウ種子油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、魚油、グリセリルトリカプロカプリレートから選ばれるもの、並びに式R9COOR10の植物油及び動物油であって、式中、R9が7〜29個の炭素原子を含む高級脂肪酸残基から選択され、R10が3〜30個の炭素原子を含む直鎖及び分枝状の炭化水素系鎖、例えば、アルキル及びアルケニル等のもの、例えば、ピュアセリンオイル(purcellin oil)及び液体ホホバワックスから選択されるものが挙げられる。
本明細書に用いるのに好適なワックスは、室温(20℃〜25℃)で固体である、天然(動物性又は植物性)物質又は合成物質である。これらは、水中で不溶性、油中で可溶性であり、撥水膜を形成することができる。ワックスは、例えばカルナウバワックス、キャンデリラワックス、アルファルファワックス、パラフィンワックス、オゾケライト、植物ワックス、例えば、オリーブツリーワックス、ライスワックス、水素添加されたホホバワックス及び花の完全ワックス(absolute waxes)、例えば、バーティン社(Bertin)(フランス)より販売されるクロフサスグリの花のエッセンシャルワックス、動物性ワックス、例えば、蜜蝋、及び変性蜜蝋(セラベリーナ(cerabellina))から選択される。使用可能な、他のワックス又は蝋状出発物質としては、例えば、ソフィム社(Sophim)からM82の参照で販売される製品のようなマリーンワックス、並びにポリエチレンワックス及びポリオレフィン全般が挙げられる。
本明細書に用いるのに好適なシリコーンは、例えば、組成物中にて不溶性であることができ、且つ油、ワックス、樹脂又はゴムの形態でもよいポリオルガノシロキサンから選択される。揮発性オルガノポリシロキサンは、例えば、60℃〜260℃の沸点を有するもの、更に、例えば、3〜7個のシリコン原子、例えば4〜5個のシリコン原子を含む環状シリコーンから選択される。これらの環状シリコーンは、例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン(例えば、ユニオンカーバイド(Union Carbide)により「揮発性シリコーン7207」、又はローディアシミ社(Rhodia Chimie)により「シルビオーネ(Silbione)70045V2」の名称で販売される)、デカメチルシクロペンタシロキサン(ユニオンカーバイド社(Union Carbide)により「揮発性シリコーン7158」及びローディアシミ社(Rhodia Chimie)により「シルビオーネ(Silbione)70045V5」の名称で販売される)、及びこれらの組み合わせである。
非揮発性シリコーン、及び、例えば、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、シリコーンゴム及び樹脂、有機官能基で変性されたポリオルガノシロキサン、並びにこれらの混合物も使用できる。これらのシリコーンは、更に、例えば、ポリアルキルシロキサンから選択され、その中では例えば、25℃にて5×10−6〜2.5m2/sの粘度及び1×10−5〜1m2/sの粘度を有する、トリメチルシリル末端基を含むポリジメチルシロキサンを挙げることができる。更に、例えば、ジメチルシラノール末端基(CTFA名ではジメチコノール)を含むポリジメチルシロキサン(ローディアシミ社(Rhodia Chimie)からの48シリーズの油など)を挙げることができる。使用可能なシリコーンゴムは、例えば、200,000〜1,000,000の範囲の数平均分子量を有するポリジオルガノシロキサンから選択され、単独で、又は少なくとも1つの溶媒中で混合物として使用される。この溶媒は、例えば、揮発性シリコーン、ポリジメチルシロキサン(PDMS)油、ポリフェニルメチルシロキサン(PPMS)油、イソパラフィン、ポリイソブチレン、塩化メチレン、ペンタン、ドデカン及びトリデカン、並びにこれらの混合物から選択することができる。
使用可能なオルガノポリシロキサン樹脂は、次の単位のうち少なくとも1つを含む架橋シロキサン系である:R2SiO2/2、R3SiO1/2、RSiO3/2、及びSiO4/2(式中、Rは1〜16個の炭素原子及びフェニル基を含む炭化水素系基である)。これらの生成物のうち、例としては、RがC1〜C4低級アルキルラジカル(例えば、メチル)、及びフェニルラジカルから選択されるものが挙げられる。
有機変性シリコーンは、上に定義されるようなシリコーンであり、その構造中に、炭化水素系ラジカルにより結合した少なくとも1つの有機官能基を含む。有機変性シリコーンのうち、例えば、次から選択される少なくとも1つ基を含むポリオルガノシロキサンを挙げることができる。
A)所望によりC6〜C24アルキル基を含有する、ポリエチレンオキシ及びポリプロピレンオキシ基(例えば、ダウ・コーニング社によりDC1248の名称で販売されるジメチコーンコポリオール及びダウ・コーニング社から、Q2 5200の名称で販売される(C1〜2)アルキルメチコーンコポリオールとして知られている製品)、
B)アルコキシル化基、例えば、SWSシリコーンズ(SWS Silicones)により「シリコーンコポリマーF−755」の名称で、並びにゴールドシュミット社(Goldschmidt)によりエイビル・ワックス(Abil Wax)2428、2434及び2440の名称で販売される製品、並びに、
C)カルボン酸型アニオン基、例えば、欧州特許第186507号(チッソ株式会社)に記載されている製品、及びアルキルカルボン酸型イオン基、例えば、信越化学工業株式会社からの製品X−22−3701内に存在するようなもの、2−ヒドロキシアルキルスルホネート、2−ヒドロキシアルキルチオ硫酸、例えば、ゴールドシュミット(Goldschmidt)により「エイビル(Abil)S201」及び「エイビルS255」の名称で販売される製品。
コンディショニング剤として好適な本発明のポリマーとしては、水溶性でも非水溶性でもよいアニオン性及び非イオン性ポリマーが挙げられる。
好適なアニオン性ポリマーとしては、カルボン酸、スルホン酸又はリン酸、及び、例えばゲル透過クロマトグラフィーにより測定して500〜5,000,000の範囲の重量平均分子量を有するようなものから誘導される少なくとも1つの基を含むポリマーが挙げられる。
好適な非イオン性ポリマーは、例えば、次のポリマーから挙げられる。
ビニルピロリドンホモポリマー;ビニルピロリドン及びビニルアセテートのコポリマー;ダウケミカル社(Dow Chemical)により「ペオックス(Peox)50000」、「ペオックス200000」及び「ペオックス500000」の名称で販売されるポリエチルオキサゾリン等のポリアルキルオキサゾリン;ヘキスト社により「アプレタン(Appretan)EM」の名称で販売される製品、及びローディアシミ社(Rhodia Chimie)により「ロードパス(Rhodopas)A012」の名称で販売される製品のような、ビニルアセテートホモポリマー;ローディアシミにより「ロードパスAD310」の名称で販売される製品のような、ビニルアセテート及びアクリル酸エステルのコポリマー;ヘキスト社により「アプレタンTV」の名称で販売される製品のような、ビニルアセテート及びエチレンのコポリマー;ヘキスト社により「アプレタンMBエキストラ」の名称で販売される製品のような、ビニルアセテート及びマレイン酸エステル(例えば、ジブチルマレエート)のコポリマー;ポリエチレン及び無水マレイン酸のコポリマー;松本油脂製薬株式会社(Matsumoto)により「マイクロパール(Micropearl)RQ750」の名称で販売される製品又はBASF社により「ルヒドラン(Luhydran)A848S」の名称で販売される製品のようなアルキルアクリレートホモポリマー及びアルキルメタクリレートホモポリマー;アルキルアクリレート及びアルキルメタクリレートのコポリマーのようなアクリル酸エステルコポリマー、例えば、ローム&ハース社(Rohm&Haas)により「プライマル(Primal)AC−261K」及び「オイドラギット(Eudragit)NE30D」の名称で販売される製品、BASF社により「アクロナル(Acronal)601」、「ルヒドランLR8833」及び同8845の名称で販売される製品、並びにヘキスト社により「アプレタンN9213」又は同N9212の名称で販売される製品;アクリロニトリル及び非イオン性モノマー(例えば、ブタジエン及びアルキル(メタ)アクリレートから選択される)のコポリマー;日本ゼオン株式会社により「ニポール(Nipol)LX531B」の名称で販売される製品及びローム&ハース社(Rohm&Haas)により「CJ0601B」の名称で販売されるようなものを挙げることができる;ローム&ハース社により「アクリソル(Acrysol)RM1020」及び「アクリソルRM2020」の名称で販売される製品、並びにDSMレジン社による製品「ウラフレックス(Uraflex)XP401UZ」及び「ウラフレックスXP402UZ」のような、ポリウレタン;アルキルアクリレート及びウレタンのコポリマー、例えば、ナショナルスターチ社による製品「8538−33」;ポリアミド、例えば、ローディアシミ社により販売される製品「エスタポール(Estapor)LO11」;並びに非変性及び化学変性非イオン性グアーガム。
前処理用組成物は、好ましくは、ラメラ液晶から作られるエマルションを含むコンディショニング剤を含み、より好ましくは、脂肪アルコール及び界面活性剤エマルションを含む。
前処理用組成物は、0.2%〜20%、好ましくは1.0%〜15%、より好ましくは5%〜15%の該コンディショニング剤を含む。本明細書で使用される前処理用組成物はまた、好ましくは3〜7、より好ましくは4〜6のpHを有する。
前処理用組成物は、追加の補助剤(該組成物の性能又は貯蔵安定性を排除させたり、大幅に低下させたりしないように選択される)を更に含んでよい。追加成分には、例えば、染料及び着色剤、芳香剤;アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、又は双極性界面活性剤;緩衝液、マスキング芳香剤、分散剤、安定剤、カチオン性ポリマー、香料、非イオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、複合コアセルベート、複合コアセルベートカプセル、金属塩、ルイス酸、緩衝剤、粒子状増粘剤、高分子増粘剤、ワックス増粘剤、油、皮膚軟化剤、湿潤剤、保湿剤、真珠光沢物質、不透明化剤、酵素、懸濁剤、抗菌剤、防腐剤、タンパク質、ハーブ及び植物抽出物、漂白剤、過酸化物、ポリオール、シリコーン、溶媒、抗体、pH緩衝剤を含むpH調整剤、粘度変性剤、防腐剤、粘度向上剤、ゲル化剤、キレート化剤、酸化剤、還元剤、UVフィルタ、乳化剤、酸化防止剤、保湿剤及びコンディショニング剤、並びに当業者に周知の他の一般的な補助剤を挙げることができる。
使用方法
本発明の前処理用組成物は、別個に、又は好ましくは本明細書中で後述する漂白又は着色用キットの一部として販売されてもよく、別個の容器に個別包装された更なる構成成分として提供されてもよい。
酸化毛髪染料組成物は、別個の容器などの個別包装された構成成分において、酸化染料、前駆体、及び典型的には好適なキャリア中のアンモニアであるアルカリ化剤を含む染料構成成分(エマルションについては「染料クリーム」又は溶液については「染料液」とも呼ばれる)並びに;酸化剤(通常は、過酸化水素)を含む過酸化水素構成成分(エマルションについては「過酸化水素クリーム」又は溶液については「過酸化水素液」とも呼ばれる)を含むキットで通常は販売される。消費者は、染料構成成分と過酸化水素構成成分とを共に使用直前に混合し、それを毛髪上に適用する。所望により、これらのキットは後処理用コンディショナーを含んでもよい。
同様に、漂白組成物もまた、典型的には2個又は3個の別個の容器中に個別包装された2又は3の構成成分を含むキットとして通常は販売される。第1の構成成分はアンモニウムイオン供給源(例えば、アンモニア)を含み、第2の構成成分は酸化剤を含み、第3(任意)の構成成分は第2の酸化剤を含む。漂白組成物は、上記の組成物を使用直前に混合することにより得られる。所望により、これらの漂白用キットは後処理用コンディショナーを含んでもよい。
非酸化着色組成物も、典型的にキットとして販売され、1又は2の個別包装された構成成分を含有し、第一成分は着色剤組成物を含有し、所望により第二成分は後処理用コンディショナーを含有する。
着色剤組成物及び漂白組成物中に存在する時、任意のコンディショニング剤が別個の容器で提供され得る。後者の場合、すべての組成物は使用直前に混合され共に適用されることができるか、又は追加の容器の内容物は、他の容器の混合の結果として得られる着色剤組成物若しくは漂白組成物の直後の後処置として、(任意のすすぎ工程の後に)適用され得る。
このようなキットの毛髪着色又は漂白組成物は、典型的には、少なくとも1つの酸化剤供給源を含む。本明細書に用いるのに好ましい酸化剤は、水溶性過酸素酸化剤である。本明細書で定義される時、「水溶性」とは、標準状態で、少なくとも0.1g、好ましくは1g、より好ましくは10gの前記酸化剤が1リットルの脱イオン水に溶解され得ることを意味する。酸化剤は、初期可溶化及びメラニンの脱色(漂白)にとって有益であり、並びに毛幹中での酸化染料前駆体の酸化(酸化染色)を促進する。
当該技術分野において既知のいかなる酸化剤が用いられてもよい。好ましい水溶性酸化剤は、水溶液中に過酸化水素を生成できる無機過酸素物質である。水溶性過酸素酸化剤は、当該技術分野において周知であり、過酸化水素、無機アルカリ金属過酸化物、例えば過ヨウ素酸ナトリウム及び過酸化ナトリウム、並びに有機過酸化物、例えば過酸化尿素、メラミン過酸化物、並びに無機過水和物塩の漂白化合物、例えば過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、過硫酸塩等のアルカリ金属塩が挙げられる。これらの無機過水和物塩は、一水和物、四水和物等として組み込まれてもよい。アルキル及びアリール過酸化物、並びに/又はペルオキシダーゼもまた用いられてよい。所望であれば、2つ以上のこうした酸化剤の混合物も用いることができる。酸化剤は、水溶液中に提供されてもよいし、又は使用前に溶解される粉末として提供されてもよい。本発明の組成物に用いるために好ましいものは、過酸化水素、過炭酸塩、過硫酸塩及びこれらの組み合わせである。毛髪着色又は漂白組成物は、約0.1重量%〜約15重量%、好ましくは約1重量%〜約10重量%、最も好ましくは約2重量%〜約7重量%の酸化剤を含む。
本明細書で使用される別の好ましい酸化剤は、ペルオキシモノカーボネートイオン供給源である。好ましくは、このような供給源は、過酸化水素供給源及び炭酸水素イオン供給源からその場形成される。このような酸化剤が、9.5以下、好ましくは7.5〜9.5、最も好ましくは8.4〜9.5、最も好ましくは約9のpHにおいて、特に効果的であることが判明した。更に、この系は、アンモニア又はアンモニウムイオンの供給源と組み合わせても特に効果的である。この酸化剤は、特にハイリフトの実現に関して所望の毛髪の色に改善できるとともに、臭気、皮膚及び頭皮の炎症並びに毛髪繊維へのダメージを大幅に低減できることが明らかとなった。
従って、これらのイオンの任意の供給源を利用してよい。本明細書に用いるのに好適な供給源には、炭酸イオン、カルバミン酸イオン、及びヒドロ炭酸塩イオン、並びにこれらの混合物のナトリウム、カリウム、グアニジン、アルギニン、リチウム、カルシウム、マグネシウム、バリウム、アンモニウム塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸グアニジン、炭酸水素グアニジン、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、及びこれらの混合物が挙げられる。過炭酸塩はまた、炭酸イオンの供給源及び酸化剤の両方を提供するために使用されてもよい。炭酸イオン、カルバメート及びヒドロ炭酸イオンの好ましい供給源は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、カルバミン酸アンモニウム、及びこれらの混合物である。
毛髪着色又は漂白組成物は、約0.1重量%〜約15重量%、好ましくは約1重量%〜約10重量%、最も好ましくは約1重量%〜約8重量%の炭酸水素塩イオン、及び約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約1重量%〜約7重量%、最も好ましくは約2重量%〜約5重量%の過酸化水素供給源を含む。
好ましくは、毛髪着色組成物は酸化染色組成物を含むが、これに限定されない。こうした組成物は、多様な毛髪の色を毛髪に送達する酸化毛髪染料前駆体(一次中間体としても知られる)及びカップラーを含む。これらの小さい分子は酸化剤により活性化され、更なる分子と反応してより大きい着色錯体を毛幹中に形成する。
これらの化合物は、当該技術分野において周知であり、芳香族ジアミン、アミノフェノール、芳香族ジオール及びそれらの誘導体が挙げられる。酸化染料前駆体の代表的ではあるが非包括的なリストは、「化粧品の科学及び技術(Cosmetic Science and Technology)」(サガリン(Sagarin)著、インターサイエンス(Interscience)、特別版、第2巻、308〜310ページ)に見ることができる。毛髪着色組成物としては、非酸化毛髪染料、即ち、単独で又は上述した酸化染料と組み合わせて使用してもよい直接染料も挙げられる。好適な直接染料には、アゾ又はアントラキノン染料、及びベンゼン系のニトロ誘導体及び/又はメラニン前駆体、並びにこれらの混合物が挙げられる。
該毛髪着色組成物は、一般的に、約0.001%〜約10%の染料を含む。例えば、低強度の染色、例えば自然な金髪から薄い茶色の毛髪の色合いを提供する組成物は、一般に染色組成物の約0.001重量%〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜約2重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約1重量%の前駆体及びカップラーを含む。より暗い色合い、例えば茶色及び黒は、典型的には、0.001重量%〜約10重量%、好ましくは約0.05重量%〜約7重量%、より好ましくは約1重量%〜約5重量%の前駆体及びカップラーを含む。
該毛髪着色又は漂白組成物は、ラジカルスカベンジャー供給源も含んでよい。本明細書で使用する時、用語「ラジカルスカベンジャー」は、ラジカル、好ましくは炭酸塩ラジカルと反応して、該ラジカルを一連の速い反応によって、より反応性の低い種に変換させることのできる種を指す。
本明細書に用いるのに好適なラジカルスカベンジャーには、次の一般式:
(I):R1−Y−C(H)(R3)−R4−(C(H)(R5)−Y−R6n
(式中、Yは、NR2、O、又はSであり、好ましくはNR2であり、nは0〜2であり、R4は一価又は二価であり、(a)置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分枝状の、アルキル系、モノ不飽和若しくはポリ不飽和アルキル系、ヘテロアルキル系、脂肪族系、ヘテロ脂肪族系、又はヘテロオレフィン系、(b)置換若しくは非置換の、単環式若しくは多環式脂肪族系、アリール系、又は複素環系、あるいは(c)置換若しくは非置換の、モノフルオロ、ポリフルオロ若しくはペルフルオロアルキル系から選択され、(a)、(b)、及び(c)の系は、1〜12個の炭素原子並びにO、S、N、P、及びSiから選択される0〜5個のヘテロ原子を含み、R4は、R3又はR5に結合して5、6、又は7員環を作り出すことができ、R1、R2、R3、R5、及びR6は一価であり且つ独立して本明細書の以上に記載された(a)、(b)及び(c)又はHから選択される)による化合物が挙げられる。
好ましくは、R4は、(a)置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分枝状の、アルキル系、ヘテロアルキル系、脂肪族系、ヘテロ脂肪族系、又はヘテロオレフィン系、(b)置換若しくは非置換の、単環式若しくは多環式脂肪族系、アリール系、又は複素環系、あるいは(c)置換若しくは非置換の、モノフルオロ、ポリフルオロ若しくはペルフルオロアルキル系から選択され、より好ましくは、R4は、(a)置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分枝状の、アルキル系、ヘテロアルキル系、脂肪族系、又はヘテロ脂肪族系、(b)置換若しくは非置換の、アリール系、又は複素環系、あるいは(c)置換若しくは非置換の、モノフルオロ、ポリフルオロ若しくはペルフルオロアルキル系から選択され、より好ましくは、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分枝状鎖の、アルキル系又はヘテロアルキル系から選択される。
好ましくは、本明細書に上述された、(a)、(b)、及び(c)のR4系は、1〜8個の炭素原子、好ましくは1〜6個、より好ましくは1〜4個の炭素原子、及び0〜3個のへテロ原子、好ましくは0〜2個のへテロ原子、最も好ましくは0〜1個のへテロ原子を含む。該系が、へテロ原子を含有する時、好ましくはそれらは1個のへテロ原子を含有する。好ましいへテロ原子には、O、S、及びNが挙げられ、より好ましいのはO、及びNであり、最も好ましいのはOである。
好ましくは、R1、R2、R3、R5、及びR6は、上記のR4について定義される系のいずれか、及びHから独立して選択される。別の実施形態では、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6基のいずれかは置換されている。好ましくは、置換基(類)は、(a)(i)置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分枝状の、アルキル系、モノ不飽和若しくはポリ不飽和アルキル系、ヘテロアルキル系、脂肪族系、ヘテロ脂肪族系、又はヘテロオレフィン系、(ii)置換若しくは非置換の、単環式若しくは多環式脂肪族系、アリール系、又は複素環系、あるいは(iii)置換若しくは非置換の、モノフルオロ、ポリフルオロ若しくはペルフルオロアルキル系から成り、前記(i)、(ii)、及び(iii)の系は、1〜10個の炭素原子並びにO、S、N、P、及びSiから選択される0〜5個のヘテロ原子を含むC結合型の一価の置換基の群、(b)SA1、SCN、SO21、SO31、SSA1、SOA1、SO2NA12、SNA12、及びSONA12から成るS結合型の一価の置換基の群、(c)OA1、OCN及びONA12から成るO結合型の一価の置換基の群、(d)NA12、(NA123+、NC、NA1OA2、NA1SA2、NCO、NCS、NO2、N=NA1、N=NOA1、NA1CN、NA1NA23から成るN結合型の一価の置換基の群、(e)COOA1、CON3、CONA1 2、CONA1COA2、C(=NA1)NA12、CHO、CHS、CN、NC、及びXから成る一価の置換基の群、並びに(f)1〜12個の炭素原子及び0〜4個のヘテロ原子を含む、モノフルオロ、ポリフルオロ、又はペルフルオロアルキル系から成るフルオロアルキル一価置換基から成る群から選択される。
上述の(b)〜(e)の群では、A1、A2及びA3は一価であり、(1)H、(2)置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分枝状の、アルキル系、モノ不飽和若しくはポリ不飽和アルキル系、ヘテロアルキル系、脂肪族系、ヘテロ脂肪族系、又はヘテロオレフィン系、(3)置換若しくは非置換の、単環式若しくは多環式脂肪族系、アリール系、又は複素環系、あるいは(4)置換若しくは非置換の、モノフルオロ、ポリフルオロ若しくはペルフルオロアルキル系から独立して選択され、前記(2)(3)及び(4)の系は、1〜10個の炭素原子、並びにO、S、N、P及びSiから選択される0〜5個のヘテロ原子を含み、XはF、Cl、Br及びIから成る群から選択されるハロゲンである。
本明細書に用いるのに好ましい置換基には、−0.65〜+0.75、好ましくは−0.4〜+0.5のハメット・シグマ・パラ(Hammett Sigma Para)(σp)値を有するものが挙げられる。ハメット・シグマ値(Hammett Sigma Values)は、有機化学−反応、機構、及び構造(Advanced Organic Chemistry−Reactions,Mechanisms and Structure)(ジェリー・マーチ(Jerry March)著、第5版(2001年)、368〜375ページ)に記載されている。
本明細書に用いるのに好適な別のラジカルスカベンジャーは、一般式(II):
Figure 2008513509
(式中、R1、R2、R3、R4、及びR5はそれぞれ、H、COO-+、Cl、Br、SO3 -+、NO2、OCH3、OH、又はC1〜C10の一級若しくは二級アルキルから独立して選択され、MはH又はアルカリ金属のいずれかである)による化合物である。好ましくは、上述されたラジカルスカベンジャーは、ヒドロキシ基(hydroxy goup)のプロトン化を確実にするために8.5を超えるpKaを有する。
本明細書に用いるのに好適なその他のラジカルスカベンジャーには、(III)ベンジルアミン、イミダゾール、ジ−t−ブチルヒドロキシトルエン、ヒドロキノン、グアニン、ピラジン、ピペリジン、モルホリン、メチルモルホリン、2−メトキシエチルアミン(2methyoxyethylamine)、及びこれらの混合物の群から選択されるものが挙げられる。
好ましいラジカルスカベンジャーは、アルカノールアミン、アミノ糖、アミノ酸、アミノ酸のエステル及びこれらの混合物の部類から選択される。特に好ましい化合物は、モノエタノールアミン、3−アミノ−1−プロパノール、4−アミノ−1−ブタノール、5−アミノ−1−ペンタノール、1−アミノ−2−プロパノール、1−アミノ−2−ブタノール、1−アミノ−2−ペンタノール、1−アミノ−3−ペンタノール、1−アミノ−4−ペンタノール、3−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール、3−アミノプロパン−1,2−ジオール、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、グリシン、アルギニン、リジン、プロリン、グルタミン、ヒスチジン、サルコシン、セリン、グルタミン酸、トリプトファン、及びこれらの混合物、並びにこれらのカリウム塩、ナトリウム塩、及びアンモニウム塩のような塩、並びにこれらの混合物である。特に好ましい化合物は、グリシン、サルコシン、リジン、セリン、2メトキシエチルアミン、グルコサミン、グルタミン酸、モルホリン、ピペルジン(piperdine)、エチルアミン、3−アミノ−1−プロパノール、及びこれらの混合物である。
ラジカルスカベンジャーは、ラジカルスカベンジャーの毛髪繊維中への侵入を促進するために、約500未満、好ましくは約300未満、より好ましくは約250未満の分子量を有するのが好ましい。本発明の組成物は、約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約1重量%〜約7重量%のラジカルスカベンジャーを含むのが好ましい。ラジカルスカベンジャーはまた、アルカリ化剤と同一の種ではないように選択されるのが好ましい。本発明の1つの実施形態によると、ラジカルスカベンジャーは、毛髪繊維への適用前に毛髪染色組成物中でその場形成されてもよい。
本発明の別の実施形態では、該キットは、ある種の染料(例えば、主たる染料成分内で安定していない染料カチオン性アゾ染料)のような他の感応材料を含む別個の構成要素を含んでもよい。
本発明によれば、着色又は漂白の方法は、本明細書中に記載する方法で測定して100Pa〜300Paの粘度を有し、少なくとも1つのコンディショニング剤を含む前処理用組成物が、毛髪に適用されることを含む、前処理工程を含む。該前処理用組成物は、毛髪上へ完全に行き渡らせて、確実に毛髪繊維の全てを均一に覆い、その後のすすぎ洗いは行わない。次に、毛髪着色剤又は漂白組成物は、消費者によって毛髪に適用される。(毛髪全てへの均一な適用を保証するために)数分間混合物に取り組んだ後、染色が起きるために十分な量で着色剤組成物又は漂白組成物を毛髪上に残留させる(通常、約30〜60分間)。次に、消費者は彼/彼女の毛髪を水道水で十分にすすぎ洗いする。次に、消費者は所望により追加のコンディショニング組成物を適用し、該組成物を毛髪に作用させ、それを毛髪内に30秒〜10分間放置させてから、水ですすぎ洗いし、通常通り毛髪を乾燥させ整髪する。別の実施形態では、該追加コンディショナーは、整髪に先だって毛髪から洗い流さないリーブインコンディショナーであってよい。
以上に記載されたキットは、当該技術分野において周知であり、各容器内の組成物は、標準的手法のいずれか1つを使用して製造でき、これらには、a)「水中油型」プロセス、b)「転相」プロセス、及びc)「1ポット」プロセスが挙げられる。
前処理用組成物
次の組成物4〜9は、水を80℃まで加熱後、グルタミン酸及びステアラミドプロピルジメチルアミン及び脂肪族アルコール、EDTA及びベンジルアルコールを加えて、混合することにより作られた。次に、該混合物を相転移未満に冷却し、追加成分を加え、次いで30℃まで冷却した。次に該混合物をシルバーソン(Silverson)SL2を使用して3分間挽いた。
Figure 2008513509
1* 前処理剤の使用なし。
2* ロレアルエクセレンス#6ナチュラルライトブラウンプロテクティブセラム−プ レカラーケア。
3* 水
9* 前処理剤を、着色前に洗い流す
前処理用粘度測定手順
AR500回転レオメーター(TAインスツルメンツ社(TA Instruments Ltd.))(イギリス、サリー(Surrey)、レザーヘッド(Leatherhead)KT22 7UQ)を用いて、前処理用組成物の粘度を測定する。本測定は、26.7℃にて、50μm(ミクロン)のギャップを設けた4cmの2°スチールコーン測定システムを用いて、また0.5〜1000 1/sの剪断速度の1分間にわたるプログラムされた適用により実施され、10ごとに10個のデータポイントを記録する。これらのデータを使用して、物質の剪断速度対剪断応力曲線を作り出す。プロットしたグラフ上の850s-1において得られた値を記録する。
該組成物は、着色に伴う化学的ダメージを模倣するために既に着色してあるヒトの毛髪で作製したマネキン頭部で試験した。前処理剤15gを毛髪に適用した。次にナイスンイージー(Nice 'N Easy)着色剤色相120の箱を混合し、根元を狙って毛髪に適用し、一定時間顕色させるために放置後、色は先端まで伸び、さらに一定時間放置して顕色させてから、着色剤をすすぎ落とし、毛髪を乾燥させた。
試験用レッグ1、3及び9(前処理無し、前処理として水を使用、及び着色剤適用前に前処理剤を除去)は、着色剤適用が最も困難であり、前処理剤を用いたレッグ(レッグ2、4、6、7及び8)は、全て着色が容易であった。レッグ5(高粘度の前処理剤)も、着色剤の適用が困難であった。しかし、レッグ4、6、7及び8も、毛髪の絡み合いなしに、先端まで毛髪全長にわたり着色剤の適用が容易であった。前処理用組成物2、4、5、6、7、8は、毛髪から着色剤をより素早くすすぎ落とすことができた。従って、これらの結果から、特許請求する前処理方法が、より容易且つより素早い着色剤適用、根元から先端までの毛髪全体へのより容易な組成物の適用、及びより素早い着色剤のすすぎ洗いを実現できることが明らかに実証される。

Claims (10)

  1. 毛髪着色剤又は漂白組成物の適用前のケラチン性繊維の前処理方法であって、前処理用組成物を該ケラチン性繊維に適用する工程を含み、該組成物は少なくとも1つのコンディショニング剤を含み、該組成物は本明細書にて記載の試験方法に従って測定されると100〜300Paの粘度を有し、該前処理用組成物は該毛髪着色剤又は漂白組成物の適用前に毛髪からすすぎ落とされない、該方法。
  2. 該前処理用組成物が、ラメラ液晶、カチオン性ポリマー、油、シリコーン、アニオン性ポリマー、非イオン性ポリマー及びこれらの組み合わせから作られるエマルションから選択される0.2%〜20%のコンディショニング活性物質を含む、請求項1に記載のケラチン性繊維の前処理方法。
  3. 該前処理用組成物が、ラメラ液晶から作られるエマルションから選択されるコンディショニング活性物質を含む、請求項1に記載のケラチン性繊維の前処理方法。
  4. 該組成物が、115〜280Pa、好ましくは130〜250Pa、より好ましくは160〜240Paの粘度を有する、請求項1に記載のケラチン性繊維の前処理方法。
  5. 該組成物が、1.0%〜15%、好ましくは5%〜15%の該コンディショニング活性物質を含む、請求項1に記載のケラチン性繊維の前処理方法。
  6. ラメラ液晶から作られる該エマルションが、脂肪族アルコール及び界面活性剤を含む、請求項3に記載のケラチン性繊維の前処理方法。
  7. 少なくとも1つの補助剤を更に含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載のケラチン性繊維の前処理方法。
  8. 毛髪着色又は漂白組成物を該繊維から除去した後に、コンディショニング組成物を適用する更なる工程を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載のケラチン性繊維の前処理方法。
  9. 前記毛髪着色又は漂白組成物が、少なくとも1つのペルオキシモノカーボネートイオン供給源及び少なくとも1つのアルカリ化剤供給源を含み、該組成物が9.5以下のpHを有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載のケラチン性繊維の前処理方法。
  10. 非すすぎ毛髪前処理用組成物の使用であって、該組成物が少なくとも1つのコンディショニング剤を含み、該組成物は本明細書にて記載の試験方法に従って測定されると100〜300Paの粘度を有して、それに引き続く毛髪着色剤又は毛髪漂白組成物の適用を改善する、非すすぎ毛髪前処理用組成物の使用。
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