JP2008509821A - 光制御可能なデバイス - Google Patents

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Abstract

複数の光トラップによる操作のためのデバイスを開示する。透明なビーズのような接続されたトラップ要素は、トラップ要素から光トラッピング場の有効範囲より大きい距離だけ離された先端にも接続される。
【選択図】図1B

Description

本発明は、その位置および向きを光学的に制御することのできるデバイス、および1つ以上のそのようなデバイスを顕微操作、分析などに使用するための装置に関する。特に本発明は、光トラップを使用することによりナノメートル精度で制御することのできる、マイクロメートル寸法を有するプローブまたはガイドの形のデバイスに関する。該デバイスは、走査型プローブ顕微鏡法、分子間力測定、およびマイクロマニピュレーションをはじめ、それらに限らず、ミクロおよびナノベースの用途に使用するのに適している。
走査型力顕微鏡では、カンチレバーに取り付けられた先端を試料に接触(または近接)させる。次いで先端および試料を相互に相対的に移動させ、先端と試料との間に働く力および/または試料のトポグラフィの変動がカンチレバーを変位させる。これらの変位を検出して、試料の表面の画像を作成するために使用する。顕微鏡の力感度はカンチレバーのばね定数または剛性によって決定され、カンチレバーは、所定の力に対して最大の変位が達成されるように、できるだけ軟質であることが理想である。従来のカンチレバーは一般的に、10pNから100nNの間の力感度に対応する、1から0.1Nm-1の間のばね定数を有する。
米国特許出願公開第2003/0066956号には、光トラップによって操作される錐、ねじ回し、およびレバーのようなマイクロメートルおよびナノメートルサイズのツールが記載されている。該ツールは一般的に、その表面の一部分にわたってツールヘッドが形成された、光トラップ可能なビーズまたはチューブから構成される。この文書は、そのようなツールを顕微鏡法で使用することを企図していない。
他方、米国特許第5,445,011号には、およそ1pNの力感度を有する走査型力顕微鏡が記載されている。カンチレバーに取り付けられた先端を使用するのではなく、該顕微鏡は、光トラップによって所定の位置に保持される自由浮動プローブを使用する。光トラップの剛性は、従来のカンチレバーのそれより数桁低い、10-4から10-5Nm-1の範囲である。したがって、プローブの先端は、10-12/10-13Nという小さい力を感知することが可能である。
米国特許第5,445,011号では、プローブは1端に先端を有する透明な円筒体を備え、円筒体の各端に1つずつ、1対の光トラップによって適位置に保持される。プローブが試料の表面上を走査するときに、その長手軸(つまりz軸)に沿ったプローブの変位は、伝送中のトラップビームを測定することによって、つまりそれらがプローブおよび試料を通過した後で、感知される。
米国特許第5,445,011号の走査型力顕微鏡は従来のカンチレバー式顕微鏡プローブより高感度の力測定が可能であるが、それでもなお装置は幾つかの欠点を免れない。第1に、プローブは透明でなければならず、したがって多くの他の形の力測定、例えば磁気力顕微鏡法が不可能である。第2に、長手軸に沿ったプローブの変位しか測定できない。プローブは、プローブに作用するかもしれない例えばねじり力を測定することや、三次元表面をプローブすることが不可能である。また、該プローブの配置構成には、試料を光トラップからの放射線に曝露させる危険性があり、それは、特に生物学的物質の場合には、光トラップ用ビームのグラディエント力(gradient force)から生じる生物学的試料の表面の損傷および/または歪みを引き起こすおそれがある。
米国特許出願公開第2003/0066956号 米国特許第5,445,011号
したがって、サブピコニュートンの力感度を有する、より汎用性の高いプローブが必要である。特に、長手軸以外の方向の先端の動きを感知しかつ制御することのできるプローブが必要である。さらに、透明な先端が不適当な、他の形の力顕微鏡法が可能なサブピコニュートンプローブも必要である。
マイクロマニピュレーションで、光トラップは、研究のために小粒子(ミクロンサイズ以下)を捕獲しかつ保持するために使用されてきた。特に、光トラップの使用は、ウィルス、バクテリア、生細胞、およびオルガネラをはじめ、溶液中に浮遊する生物学的試料の研究に極めて有用であることが立証されている。しかし、場合によっては、光トラッピングは、トラップ用ビームの強度が不可逆的熱損傷を引き起こし得るので、生物学的試料には適さない。
試料を光トラップによって保持し、走査型力顕微鏡法によって研究する場合、トラップ力は当然、走査プローブによって加えられる力より高くなければならない。したがって、走査型力顕微鏡法の研究には一般的に非常に強いトラップ用ビームが要求され、それは再び、トラップされた粒子に不可逆的な損傷を引き起こすおそれがある。
したがって、さらに、小粒子を潜在的に有害な放射線に曝露させることなく制御しかつ操作することのできるガイドも必要である。
したがって、本発明は、光ピンセットを使用して操作することのできるプローブ構造体、および特に、2つ以上の光トラップによって制御される剛性、半剛性、または可撓性の構造体を提供する。該プローブ構造体は少なくとも1つの先端を含み、使用中に、試料または先端の動作がトラップ用ビームによって影響されないように、先端の動作部または端部を最近接トラップ用ビームからビーム径の少なくとも2倍離すことが好ましい。
本発明はまた、試料空間に配置される1つ以上のこれらの構造体と、構造体を三次元で操作するために前記試料空間に光トラップを形成するように配置されたトラップコントロールとを備えた、装置をも提供する。構造体の検出位置に応答して光トラップの高速フィードバック制御を可能するために、高速光センサを設けることが好ましい。
本発明はまた、複数の光トラップ可能要素に接続された先端を有する、光制御可能なデバイスをも提供する。光トラップ可能要素は、先端の自由端から光トラッピング場の有効範囲より大きい距離だけ離れる。デバイスは光制御可能なプローブまたはガイドの形を取ることができる。
複数の光トラップ可能要素を持つことで、プローブの長手軸に沿って働く力以外の力、例えばトルクを測定することができる。さらに、先端から光トラッピング場の有効範囲より大きい距離だけ離れたトラップ可能要素を持つことで、先端を透明にする必要なく、先端の位置および向きを光学的に制御することができる。
トラップ可能要素は、好ましくは球形または楕円形の形状および10nmから10μmの間の平均直径を有する、一般的に透明または半透明なビーズである。
トラップ可能要素の対合により少なくとも3つの非平行軸が画定されるように、少なくとも3つのトラップ可能要素を配設することが好ましい。その結果、先端の軸を中心とする回転を含め、先端の全ての方向の動きを制御しかつ感知することができる。
光制御可能なデバイスは、ヘッドへの入射放射線の散乱力がデバイスに駆動力を付与するように、入射放射線を受けるための1つ以上の力受け面を含むことができる。該面はしたがって、デバイスによって試料に働く力を増大するために使用することができる。加えて、該面は、デバイスを所望の方向に駆動することによって、より迅速にデバイスを再配置するために使用することができる。
ナノメートルスケールの物体は、トラップ用ビームの焦点のサイズのみならず熱雑音、例えばブラウン運動のせいもあって、光トラップ内に正確に保持することができない。本発明では、先端およびトラップ要素は分離する。したがって、マイクロメートルスケールの要素に作用する光トラップを使用して、ナノメートルスケールの先端を正確に制御し、配置することができる。したがって、光制御可能なデバイスはナノメートルの横方向分解能およびサブピコニュートンの力分解能が可能であり、該デバイスを近視野光学顕微鏡法、原子間力顕微鏡法、磁気力顕微鏡法、静電気力顕微鏡法、(先端増強型)ラマン分光法、および(先端増強型)蛍光分光法をはじめ、それらに限らず、走査型プローブ顕微鏡法および光学分光法に理想的に適したものにしている。
そのサイズのため、光制御可能なデバイスはまた、小さい粒子の制御および操作のためのガイドとしても理想的に適している。例えば、ガイドとして、該デバイスは粒子を基板に保持するために使用することができ、あるいは1対のガイドをピンセットとして使用して、粒子を自由空間で保持することができる。顕微鏡法および分光法に適用する場合、デバイスの先端は針状であることが好ましいが、先端は特定の用途によって異なる形状とすることができる。例えば、先端の端は一般的な工具のような形状、例えば粒子を拾い上げるために鉤状、粒子を切断するためにチゼル状、または球状粒子を保持するためにリング状に形成することができる。
デバイスは、例えば先端を化学的または生物学的に被覆することによって、細胞膜内または上の生物学的または化学的プロセスをトリガすることをはじめ、他の潜在的な用途を有する。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図は一般的に正確な縮尺ではなく、本発明のプローブの別個の構成部品を明瞭に示すことを意図している。
図1Aに示すプローブ1は、3つのビーズ3、4のマイクロメートルスケールの構造体に付着された剛性または半剛性のナノメートルスケールの先端2を備える。各ビーズ3、4は、「Creating Multiple Time-Shared Laser Traps with Simultaneous Displacement Detection Using Digital Signal Processing Hardware」Analytical Biochemistry 326,153(2004)と題するGuilfordらによる論文に記載されているような従来のトラッピング方法を用いて、例えば、3つの位置の間で単一源のビームを高速で切り替えるか、あるいは複数の源を使用することによって、光トラップ内に保持される。光トラッピング場は、開口数の高いレンズを用いて幾何学的に形成され、トラップ用ビームは一般的に、トラッピング領域で直径が約0.5ないし5.0μmである。典型的なビーム波長は300ないし2000μmであり、単一トラップの典型的な平均レーザ出力は1ないし500ミリワットである。様々な空間モードをトラップ用ビームに使用することができるが、ガウス分布を持つTEM00モードが有用である。ビーズ3、4およびしたがって先端2の位置および向きは、光トラップの位置および/または強度分布を変化させることによって調整される。さらに、光トラップの強度は個別に制御することができるので、試料をプローブする際に、ある範囲の光学ばね定数(optical spring constant)を使用することが可能となる。図1Bは図1Aの構成と同様の構成を示し、ビーズ3、4を通過するトラップ用レーザビームが、線10(ビーズ3の場合)および11(ビーズ4の場合)によって表わされている。ビームのサイズはそれぞれのビーズのサイズとおおまかに合致することが見て取れる。
ビーズ3、4の位置は、トラップ用ビームに感応しないセンサを用いて光学的に制御される。これは、例えばトラップ用ビームの周波数とは異なる周波数を有する後方散乱レーザ光によって、または例えば白色光を使用する光透過によって、達成することができる。センサからの信号を使用してビーズの位置を検出し、ビーズの望ましくない動きを低減するために、この位置情報をフィードバックプロセスとして、光トラッピング場を動かすために使用すると、改善された空間制御および有効解像度を得ることができる。
先端2に使用される寸法および材料はプローブ1の要件に従って選択され、1ないし100μmの先端の長さが一般的である。特に、先端2のサイズおよび材料は、従来の力顕微鏡法で使用されるものを反映することができる。例えば、AFMプローブには2μm程度のシリコンまたは窒化シリコンの先端を使用することができる一方、MFMプローブにはCoCr、CoCrPt、FeNi、およびFeCoNiのような合金を、STMプローブにはカーボンナノチューブを使用することができる。先端の端は一般的に約1ないし1000nmの有効直径を有する。
先端2の全部または一部は、静電気力の測定を達成するために、静電気を帯電させることができる。代替的に、先端2を電磁場にさらすことによって先端2に電圧を誘導させることができるように、先端2の全部または一部を導電性材料で作るかあるいは被覆することができる。同様に、先端増強型無開口近視野光学顕微鏡法および分光法、例えば先端増強型ラマンまたは蛍光分光法の場合、先端2の全部または一部を例えば金または銀のような金属で作るかあるいは被覆することができる。
先端基材の適切な材料として、金、銀、シリコン、ガラス、石英、カーボンナノチューブ、プラスチック、タンパク質、および軟質材料が挙げられる。能動プローブ先端は、先端の端部領域または全部を酵素、フラーレン、触媒、トキシン、結合剤、薬剤、イオン性分子、親水性分子、および疎水性分子で被覆することによって形成することができる。先端の形状は、要求される機能によって形成することができ、例えば近視野の光学的増強を最大にするために貴金属で細長い寸法にし、あるいは下述するように単一分子で作業するために二又状にすることができる。
ビーズ3、4は、それらを光トラップすることができるように、トラップ用レーザビームに透明または半透明な材料から作られる。適切な材料としてシリカ、ポリマ、およびルチルが挙げられる。ビーズ3、4を光トラップすることができるためには、ビーズ3、4の屈折率が当然、周囲の媒体のそれより大きくなければならない
ビーズ3、4の個数および形状は、プローブ1の特定の要件に適合するように調整することができる。図1Aおよび1Bに示すプローブでは、3個のビーズ3、4が使用され、ビーズの各対合が異なる軸を形成するので、3軸配列と表現される。したがって、ビーズ3、4の相対位置の変化を観察することによって、先端2の全ての方向の動きを感知することができる。特に、ねじり力によって引き起こされる先端2の中心軸を中心とする回転を感知することができる。
図1Aのプローブ1は、先端2に直接付着した中央ビーズ3と、接続ストランド5によって先端2に間接的に付着した2個の周辺ビーズ4とを有する。中央ビーズ3は楕円形の形状である一方、周辺ビーズ4は球状である。異なる形状のビーズは、光トラップの強度分布に応じて異なる仕方でトラップされる。例えば、細長い楕円ビーズは、軸方向の改善された安定性を有する。必ずしも楕円ではない、他のビーズ形状を使用して、異なる方向のトラップ安定性を高めることができる。安定性は部分的にトラップ用ビームの焦点体積の形状に関係し、それは一般的に楕円形であり、ビーズは光トラップの強度分布に対応するように形作ることができる。図1Aおよび1Bのプローブ1では、例として楕円形および球形の両方のビーズが示されている。細長い中央ビーズ3は横方向の安定性をもたらす一方、2個の周辺ビーズ4は回転方向の安定性をもたらす。
ビーズ3、4は一般的に、再び意図された用途に応じて数十ナノメートルから数十ミクロンの間の平均直径を有し、典型的な光トラップの寸法と同様のおよそ1ミクロンであることが好ましい。図1Bから明確に見て取れるように、ビーズ3からの先端2の自由端の距離およびビーズ3の直径は、プローブの先端2の自由端が、トラップ用ビームの有効範囲の外に、例えばトラップ用ビームの光子束がビーズの経験する平均束の20%未満、より好ましくは10%未満となる場所に、配置されるように選択される。
ストランド5は、先端2の動きが周辺ビーズ4に直接伝わり、かつその逆に周辺ビーズ4の動きも先端2に直接伝わるように、剛性材料から作られることが好ましい。しかし、特定の用途では、下述するように、可撓性または弾性ストランド5が必要になることがある。ストランド5は、プローブ1の総質量を最小化するために、細い(<0.1μm)ことが好ましい。
これまで、全てのビーズ3、4を光トラップすることに言及してきたが、全てのビーズをトラップすることが望まれない状況がある。例えば、図1Aのプローブ1の周辺ビーズ4は、先端2の回転運動を監視するために自由に動くことができる。
単一のビーズを有するプローブ1は、付与できる力が制限される。これは、トラップ用ビームの強度が特定の閾値を超えると、ビーズが破損するためである。複数のビーズを有する場合、プローブ1によって付与される力は、線形的に比例させることができる。例えば5個のビーズを有するプローブ1は、単一のビーズを有するプローブより5倍大きい力を付与することができる。
プローブ1は、図2および3に示すように、プローブ1によって付与することのできる力をさらに高めるために、1つ以上の力受け面6を含むことができる。グラディエント力が散乱力を克服するビーズ3、4とは異なり、表面6は入射ビームによってそれが受ける散乱力を入射ビームの方向の駆動力に変換し、それが先端のその方向の移動を引き起こす。したがって、表面6は吸収性の高い(つまり不透明な)材料または反射性材料を含むことが好ましい。
表面6は好ましくは円板形であり、きれいに合焦したレーザスポット直径、例えば0.3から10μmに対応する直径を有する。円板形の表面6は、プローブ1の質量を最小化するために薄い(例えば<0.1μm)ことが好ましい。円板形の表面6を持つことで、標的面積対質量比は最大になり、つまりプローブ1の質量を不当に増大させることなく、大きい表面積を入射放射線に利用可能にすることができる。
図2および3の実施例では、プローブ1に上向きまたは下向きの力を付与するために、レーザビームを力受け面6のいずれかの面に直接向けることができる。
表面6は一定高さの力顕微鏡法に役立てることができ、それにより表面6は、試料と先端2との間の力がビーズトラップ力を超えたときに、先端2の位置を復元するように使用することができる。表面6はまた、周囲媒体中のプローブ1の移動を補助するのに特に有用である。走査型顕微鏡法の実行中の場合のように、プローブ1が再配置されるときに、プローブを再配置することのできる速度は、中でも特に、媒体の粘度、および光トラップによって付加される復元力に依存する。光トラップによって付与することのできる復元力には閾値があり、それを超えるとビーズは逃散する。したがって、光トラップおよびプローブ1が動くことのできる速度は制限される。したがって、表面6は、力受け面に入射するビームの方向にプローブ1を駆動することによってプローブ1が移動することのできる速度を増大させるために使用することができる。
力受け面6は、標的面積対質量比を最大にするために円板形であることが好ましいが、それにもかかわらず他の形状を使用することができる。例えば、散乱力が単一の力受け面6を通して全方向に働くことができるように、立方形または球形を使用することができる。
図4Aおよび4Bは、同様の実施例を平面図および斜視図で示す。図4Aで、2個の透明なビーズまたは頂点3、4は四辺形の対角を形成する。他の2つの対角は、力受け面または円板6である不透明な頂点によって形成される。先端2は透明な頂点3から延び、4つの頂点がストランド5によって連結される。
図4Bの斜視図では、透明な頂点がトラップ用ビーム10、11によって操作される一方、不透明な頂点6は、各力受け面6に入射するビームの光子束およびモーメントに応じて圧力を加える光ビーム12によって操作される。したがって、この圧力は、各ビーム12の平均強度を変動させることによって簡便に制御することができる。圧力の効果は「力」と標記された矢印によって示される。
図5は、先端2が第1ビーズ3に直接付着され、第1ビーズ3が今度は弾性ストランド5によって第2ビーズ4に付着された、本発明の代替的実施形態を示す。ストランド5は、先端2、ビーズ3、4、およびストランド5が全て、実質的に同一軸に沿って位置するように、その先端2から反対側に延びる。使用中に、第2ビーズ4だけが光トラップされ、先端2の方向の付加力を受ける。この付加力は先端2を振動させ、それは、第1ビーズ3の位置を監視することによって測定される。その結果、振動する先端2が試料によってどのように影響されたか、調べることができる。第1ビーズ3もまた光トラップされ、改善された制御が達成されることが好ましい。
ストランド5は、弾性材料よりむしろ、ジグザグ状または螺旋状に配置された細い紐状の剛性材料を含むことができる。
図6は、走査型近視野光学顕微鏡法(SNOM)に適した本発明のさらなる実施形態を示す。先端2は、典型的なSNOM用先端の材料および寸法であり、例えばおよそ1ミクロンの入力開口および100ナノメートル未満の出力直径を有する金属被覆シリカである。先端2を配置しかつ方向付けるために、4個の光トラップ可能なビーズ4が先端2に付着される。本発明のプローブ1により、目障りな光ファイバの必要が無くなり、先端2は自由空間で正確に位置決めすることができる。使用中に、先端2は、入力開口に結合されたレーザ光、および先端誘導光によって照射され、透過または無開口モードのいずれかで信号が収集される。プローブのこの特定の設計は、とりわけ剪断力表面形態、ラマン分光法、および蛍光分光法に特に適している。
プローブの部品の識別は、被覆用またはドープ用着色剤またはフルオロフォアを使用することなどによって、構造または光学マーカを含めることによって助けることができる。図7には、3個のトラップ可能な頂点ビーズ15、16、17を含み、先端2が頂点の1つから延びるプローブ構造が斜視図で示されている。各々の透明な頂点は、頂点15、16、および17がそれぞれ特徴的な波長λ1、λ2、およびλ3を有する放射線を放出するように、異なるフルオロフォアで標識される。代わりに、ビーズに着色剤が使用された場合、各ビーズは例えば、位置を検出するために使用される光ビームに対するそれぞれの作用によって、光学位置検出器で識別することができる。
図8は、複数の先端20を有するプローブの平面図を示す。図8では、四辺形に配置された4個の透明な頂点ビーズ22の別々の1個に各先端が付着される。各先端は、異なる構造、材料構成、および/または機能を持つことができる。各先端は、隣接頂点ビーズの対応する着色剤または蛍光マーカによって識別することができる。各先端は、無開口近視野走査型光学顕微鏡法(aNSOM)、分子操作、または力測定用に最適化することができる。
図9は、この実施例ではDNAまたはコラーゲンのような伸張分子である単一マクロ分子25を研究するために使用中の上述したプローブを斜視図で示す。先端2の端は、aNSOMおよび力プローブ能力が可能となるように、貴金属先端で形成されるか被覆される。
本発明をこれまで、走査型プローブ顕微鏡法および光学分光法に関連して説明してきた。しかし、光制御可能なデバイス1は多くの他の潜在的用途を、特にマイクロマニピュレーションの分野におけるガイドとしての用途を有する。
図10は、研究のために微小粒子7を保持するピンセットとして使用される1対のガイド1を示す。この特定の用途は、これ無しでは光トラップによって損傷するであろう細胞および卵のような生物学的試料を保持するのに極めて有用である。このような仕方でガイドを使用すると、先端2の端は一般的に鈍端であり、保持された粒子に発生する潜在的な損傷を防止する。
本発明の光制御可能なデバイスは、マイクロマニピュレーションに多くの他の潜在的用途を有する。例えば、粒子を基板に押し当てて保持するために単一のガイド1を使用することができる。尖鋭な先端2を有するプローブ1は、粒子に壁に穿孔するために使用することができる。さらに、図6に示したものと同様のプローブ1は、試料をエッチングまたは切断するために試料表面にレーザ光を正確にガイドするために使用することができる。
光制御可能なデバイス1の先端2は、図1ないし9に示すように針状である必要はなく、特定の用途によって異なる形状とすることができる。例えば、先端2の端は、粒子を拾い上げるために鉤状または杯状に形成することができる。それは、粒子を2つに切断するためにチゼル状または鋤状に形成することができる。それは、球状粒子等を保持するためにリングとして形成することができる。
光制御可能なデバイスは多くの他の潜在的な用途を有する。例えばプローブ1の先端2は、細胞膜または細胞構造における機能プロセスをトリガするように、化学的または生物学的に被覆することができる。
図11は、上述した1つ以上のプローブ30を使用して、ここではナノプローブ誘起相互作用を通して細胞間連絡を受ける哺乳類細胞32として示される生細胞32に作業する用途を示し、本書で説明したようにプローブを使用して可変分離距離xを制御する。プローブ先端は、細胞表面上の力、光学場強度、および分子プローブの位置の正確な配置のために使用することができる。細胞の表面トポグラフィをナノメートルスケールで測定することができる。力を表面変形に関係付けることによって、表面弾性を測定することができる。細胞は、光トラッピング場を受けることなく操作しかつ配置することができる。プローブ先端は、酵素、薬剤、トキシン、結合分子、分子ラベル、フルオロフォア、DNA、RNA、および様々な種類の触媒のような単一または複数の分子で被覆することができる。先端は細胞膜を貫通して、酵素、RNA、DNA、ウィルス、薬剤、トキシン、結合分子、分子ラベル、フルオロフォア、および触媒のようなマクロ分子および構造を例えば挿入するため、または取り出すために使用することができる。
図12は、上述した2つのプローブ30を使用して、特にDNAまたはRNA分子を展開する(unzipping)際に、マクロ分子36の2本のストランドを分離するために使用される用途を示す。プローブの微細先端は、小さいリンカ分子を使用してマクロ分子に付着させることを可能にし、力測定の感度を高め、プローブ先端構造は、マクロ分子を潜在的に損傷するおそれのあるトラップ用ビームから離して配置させることを可能にする。分子が分離するときの必要な力を測定することにより、例えば酵素および他の影響の存在下で、分子構造および結合強度に関する情報を取得することができる。
図13Aは、2個のさらなる頂点ビーズ4が付着した第1頂点ビーズ3に付着した先端構造2から形成されたプローブ38を用いて、マクロ分子36を調べる用途を示す。先端構造2の端および使用中のマクロ分子36に対するその関係を、図13Bに拡大して示す。この拡大図から、先端構造2が、マクロ分子の厚さをフォークの間に楽に受け入れる大きさに、金のような貴金属から作られたフォーク形の構造40で終端していることが分かる。マクロ分子は、光トラップを用いて制御される、透明なビーズ44に付着されたリンカ分子42または上述のプローブによって、精査のために適位置に保持される。フォーク構造40と受け入れられるマクロ分子との間の相対的運動は、様々な光トラップの適切な制御によって達成される。
図13Aおよび13Bの構成は、マクロ分子36の正確な力マッピングのために使用することができ、マクロ分子の光学マッピングを可能とし、プローブまたは活性分子の送達などを可能とする。先端、特にフォーク構造40は、1つ以上の酵素、薬剤、トキシン、結合分子、分子ラベル、フルオロフォア、DNA、RNA、および触媒のような1つ以上の活性分子を被覆することができる。
光制御可能なデバイス1は、従来の微細加工プロセスを用いて製造することができる。例えば先端2、ビーズ4、ストランド5、および表面6は、シリコン基板をエッチングし、次いでそれを酸化させて透明なシリカビーズを形成することによって形成することができる。次いで表面6および必要ならば先端2に、薄い金属コーティングを堆積させることができる。
代替的に、デバイス1は、光硬化性の透明または半透明なポリマにリソグラフィでパターン形成することによって製造することができる。
本発明の光制御可能なデバイスでは、光トラップを使用して先端を正確に配置し、ナノメートルの横方向分解能およびサブピコニュートンの力分解能を達成することができる。複数のビーズを使用することで、先端の軸を中心とする回転を含めて、先端のあらゆる方向の動きを制御し、感知することができる。加えて、プローブによって比較的大きい力を付加することができるように、単一の光トラップの力を加減することができる。
多種多様な先端の設計を使用して、光制御可能なデバイスを、走査型プローブ顕微鏡法およびマイクロマニピュレーションをはじめ、それらに限らず多くの異なる用途に適したものにすることができる。
上述した1つ以上の光制御可能なデバイスまたはプローブは、概略的に図14に示す装置に使用することができる。装置は一般的に顕微鏡として記載することができるが、その主な目的は異なることがあり、例えば微細スケールの操作、力の測定、および制御に応用される。
1つ以上のプローブ100は、一般的に流体で満たされた試料空間102に配置される。レーザ源104は、試料空間102に向けられる複数のトラップビームを形成するためにビームを分割または多重化するトラップコントロール106に、連続レーザビームを供給する。ランプ108または他の光源が試料空間102を照射し、光は高速センサ110に伝わり、そこでプローブ頂点の位置に関連する情報を搬送する信号が検出される。これらの信号は位置検出要素112に送られ、それは信号からプローブの位置を決定する。位置検出器は、例えばフィールドプログラマブルゲートアレイをデジタル信号処理装置として使用して実現することができる。この位置情報は、トラップビームの特性および位置を調整することによって、トラップコントロール106がプローブの洗練された位置制御を達成するために使用される。高速センサがプローブ頂点位置を追跡し続けることを可能にするために、位置情報は高速センサ110に戻される。
試料空間102の画像をコンピュータ116に提供するために、画像検出器114を使用することもできる。コンピュータは位置検出器112およびトラップコントロール106とも通信し、装置を一般的に制御するために使用される。トラップコントロール、試料空間、および画像検出器は、適切なレンズおよびミラー要素を含む任意のアセンブリ118を介して光学的に連絡する。
使用中に、トラップコントロール106は、試料空間に配置された1つ以上のプローブ100を操作して、試料空間内の試料要素の様々な操作および研究を実行するために使用される。トラップ用ビームは、軸120によって示されるように、各プローブ頂点の三次元制御を達成することが好ましい。ランプ108は適切な光学系と共に位置センサ光ビーム122を提供し、それはプローブによって、例えば透明の頂点ビーズによる屈折によって影響を受け、変化した位置センサ光ビームは、光学アセンブリ118によって高速センサ110に向けられる。高速センサは一般的に、画素アレイ全体を読み出すことによって通常達成することができるよりずっと高いデータレートで、制御された関心領域からセンサデータを読み出すように構成された画素アレイである。適切な高速センサは、英国特許出願第0415498.4号に記載されており、その内容全体を参照によって本書に援用する。
典型的な構成では、高速センサ110は525×525のアクティブ画素アレイであり、各画素は約25μmの直径を有する。全フレームを約50Hzで読み出すことができるが、センサは、各ROIを最高20kHzで最訪しながら、各々が6×6画素までの面積を持つ最高6個までのより小さい関心領域(ROI)を読み出すように構成することができる。ROIは形状およびサイズをプログラム可能とすることができ、約10kHzの周波数で再形成し、移動することができる。ROI構成は、事前にプログラムされた代替的構成の間で迅速に反転させることによって、ずっと高速で切り替えることができる。
そのようなセンサを使用して、ブラウン運動を補償するためにトラップの特性および位置を調整すべく、プローブの位置および向きを充分に素早く追跡することができる。さらに、プローブの先端の力をピコニュートンの精度で測定することができ、先端の位置をナノメートルの精度で安定的に制御しかつ測定することができる。先端の力の変化は、20kHzより高いレートで測定することができる。
図15Aは、高速センサの面に対応するx‐y面内のプローブ頂点の位置の変化を検出するように最適化された、高速センサ110の構成を示す。点描された3つの6×6画素の領域130は各々、頂点ビーズの1つのおおよその現在位置に対応し、各ビーズに対応する屈折パターンの横方向移動は容易に検出される。
図15Bは、高速センサに直交する面に対応するz面内のプローブ頂点位置の変化を検出するように最適化された高速センサ110の構成を示す。点描された20画素の領域135は、各頂点ビーズによって生成された屈折パターンの周辺にほぼ対応し、屈折パターンのこの周辺への拡張または収縮は容易に測定される。
図16は、トラップ用ビームを形成し、高速センサ110および位置検出器112から受け取るフィードバックに基づく高速x、y、およびz制御を達成するための光学構成を模式的に示す。レンズL1ないしL9は、トラップビームの顕微鏡対物MOの入力開口への角収束を形成する。音響光学偏向器AOD1およびAOD2は各々、60kHの更新レートおよび20%未満の不感時間で、約10μmの範囲内に3つのトラップを形成するようにビームを切り替えるために使用される。圧電ティルトミラーPM1およびPM2は、各群のトラップに約100μmの作業範囲を提供する。電気光学移相器EO1、EO2はAOD要素後のビームを2つの直角偏光ビームに分割し、ビームが再視準されて約1μmだけz方向に変位した2つの焦点が形成される前に、偏光の1つに小さい発散がレンズL5によって導入される。トラップ頂点のz軸制御は、移相器を用いて2つの偏光の相対強度を調整することによって達成される。
図17は、複数の光トラップされたプローブ頂点の各々(i)を制御するためのフィードバックスキームを示す。流れ図の左側は、x‐y面内のフィードバックスキームを示し、右側はz面内のスキームを示す。各々の場合に、ステップ150で、画定された関心領域の画素強度を測定するために高速センサ110が使用される。画素強度は、ステップ152でx−yプロセスのセントロイドおよびステップ154でzプロセスの中心/縁コントラストの尺度を決定するために使用される。ステップ156および158で、意図された位置からの検出位置のオフセットを検出することによって誤差信号が決定され、ステップ160および162でオフセットを補償するために音響光学偏向器制御信号が生成される。これらの制御信号はステップ164および166で音響光学偏向器に送られ、それによって利用され、x‐yおよびz両方の誤差フィードバックプロセスが約10kHzの周波数で繰り返される。
誤差信号は、プローブ頂点の決定された位置と対応するトラップ位置との間の差を表わし、頂点またはデバイスの例えば先端に付加される他の力の測定を達成するために使用することができる。
上に記載した顕微鏡およびプローブの構成は、本発明の例証を意図したものであって、付属の特許請求の範囲によって画定される本発明の範囲を限定するものではない。
本発明に係る第1の光制御可能なプローブの模式図である。 本発明に係る第2の光制御可能なプローブの模式図である。 図2の第2プローブの平面図である。 第3の光制御可能なデバイスの平面図である。 第3の光制御可能なデバイスの斜視図である。 さらなる光制御可能なデバイスを示す模式図である。 さらなる光制御可能なデバイスを示す模式図である。 頂点を識別するフルオロフォアマーカ付き光制御可能なデバイスの模式図である。 複数の先端を持つ光制御可能なデバイスの模式図である。 単一マクロ分子を研究、操作、または変質させるための光制御可能なデバイスの使用の模式図である。 細胞を誘導するために使用される光制御可能なデバイスの模式図である。 光制御可能なデバイスによる細胞の研究または変質を示す模式図である。 マクロ分子のストランドの分離を示す模式図である。 二又状先端を持つプローブによるマクロ分子の検査を示す模式図である。 図1ないし13に示したプローブを試料空間内で使用するための顕微鏡のような装置の略図。 トラップ可能要素のx−y−z移動を追跡する図14の高速センサの画素領域構成を示す略図である。 図14の装置の光トラップの発生の光学的模式図である。 図14の装置の位置フィードバックメカニズムを示す流れ図である。

Claims (29)

  1. 複数の光トラップ可能要素に接続された先端を有する光制御可能なデバイスであって、前記光トラップ可能要素が前記先端の自由端から光トラッピング場の有効範囲より大きい距離だけ離れて成る光制御可能なデバイス。
  2. 要素の対合が少なくとも3つの非平行軸を画定するように配設された少なくとも3つの光トラップ可能要素に前記先端が付着される、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記光トラップ可能要素が10nmから10μmの間の平均直径を有する、請求項1または2のいずれかに記載のデバイス。
  4. 前記先端が100nmより大きい長さを有する、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のデバイス。
  5. 前記先端が100nmから10μmの範囲の長さを有する、請求項4に記載のデバイス。
  6. 入射放射線によって付加された散乱力を前記デバイスの動きに変換するための1つ以上の力受け面をさらに含む、請求項1に記載のデバイス。
  7. 前記面が円板状である、請求項6に記載のデバイス。
  8. 前記面が反射性である、請求項6または7のいずれかに記載のデバイス。
  9. 前記先端がストランドによって少なくとも1つのトラップ可能要素に付着される、請求項1ないし8のいずれか一項に記載のデバイス。
  10. 少なくとも1つのストランドが弾性である、請求項9に記載のデバイス。
  11. 前記先端および少なくとも1つのトラップ可能要素が異なる光学特性を有する、請求項1ないし10のいずれか一項に記載のデバイス。
  12. 前記先端および少なくとも1つのトラップ可能要素が異なる材料から作られる、請求項1ないし11のいずれか一項に記載のデバイス。
  13. 前記先端が金属製であるかまたは金属被覆される、請求項1ないし12のいずれか一項に記載のデバイス。
  14. 前記デバイスが光制御可能なプローブである、請求項1ないし13のいずれか一項に記載のデバイス。
  15. 前記デバイスが光制御可能なガイドである、請求項1ないし13のいずれか一項に記載のデバイス。
  16. 前記先端の自由端が前記複数の光トラップ可能要素から少なくとも1μm離れる、請求項1ないし15のいずれか一項に記載のデバイス。
  17. 試料空間に複数の光トラッピング場を形成するように構成されたトラップコントロールと、
    試料空間に配置される請求項1ないし16のいずれかに記載の1つ以上の前記光制御可能なデバイスと、を備えた顕微鏡。
  18. 前記光トラップ要素の位置に応じて信号を出力するように構成された光センサと、前記信号を処理して位置情報を前記トラップコントロールに提供するように構成された位置検出器とをさらに備えた、請求項17に記載の顕微鏡。
  19. 制御位置からの前記デバイスの位置の変位によって、光制御可能なデバイスに対する外力を決定するように構成された、請求項17または18に記載の顕微鏡。
  20. 前記または各先端が各接続各トラップ要素から各トラップ要素に中心を合わせたときの前記光トラッピング場の1つの10%束強度の距離より大きい距離だけ離れる、請求項17ないし19のいずれかに記載の顕微鏡。
  21. 各々が複数の光トラップ可能要素に接続された先端を有するプローブであって、試料空間に配置される1つ以上の光制御可能なプローブと、
    前記プローブを操作するために前記試料空間に複数の光トラップを形成するように構成されたトラップコントロールと、
    前記光トラップ可能要素の位置によって変化する信号を出力するように構成された光センサと、
    前記信号を処理して位置信号を前記トラップコントロールに提供するように構成された位置検出器と、を備えた装置。
  22. 前記光センサが複数の離散画素領域から前記信号を構成するように配置され、各画素領域が前記センサにマップされた前記光トラップ可能要素の1つに対応する、請求項21に記載の装置。
  23. 前記光トラップ可能要素の位置に応じて前記画素領域を変更するように構成された、請求項21または22に記載の装置。
  24. 前記トラップ可能要素の位置の前記光トラップの構成に基づく予想位置からの変位を決定し、それにより前記プローブに働く外力を測定するように構成された、請求項21ないし23のいずれかに記載の装置。
  25. 前記トラップコントロールおよび光トラップが各トラップ可能要素の三次元操作を提供する、請求項21ないし24のいずれかに記載の装置。
  26. 前記または各先端が、使用中に前記光トラップのビームの外に位置するように前記光トラップ可能要素から離れた動作領域を含む、請求項21ないし25のいずれかに記載の装置。
  27. 前記動作領域におけるビームの光束が光トラップ可能要素における各トラップ用ビームの平均光束の10%未満である、請求項26に記載の装置。
  28. 試料空間に複数の光トラッピング場を形成するように構成されたトラップコントロールと、
    前記試料空間に配置される少なくとも1つの光制御可能なデバイスであって、複数の光トラップ可能要素に接続された先端を含み、前記複数の光トラップ可能要素が前記先端の自由端から前記光トラッピング場の有効範囲より大きい距離だけ離れて成る光制御可能なデバイスと、を備えた顕微鏡。
  29. 各光制御可能なデバイスが、前記光トラッピング場の制御下で三次元で自由に移動および回転することができる、請求項28に記載の顕微鏡。
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