JP2008509245A - ベタイン含有コポリマーを含む、熱切換え可能な画像形成性要素 - Google Patents
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Abstract
平版印刷版前駆体として有用な画像形成性要素を開示する。この要素は支持体上に画像形成性層を含む。該画像形成性層は、光熱変換材料と、スルホベタイン及び/又はカルボキシベタイン含有側鎖を有するポリマー主鎖を含む高分子バインダーとから成る。この画像形成性要素は熱画像形成されて、現像工程無しに直ぐにファウンテン溶液及びインクで処理される。
Description
本発明は平版印刷に関する。具体的には、本発明は、現像剤中の処理を必要としない平版印刷版前駆体として有用な画像形成性要素に関する。
コンベンショナルな又は「湿式」の平版印刷の場合、画像領域として知られるインク受容領域を親水性表面上に生成させる。表面が水で濡れ、そしてインクが着けられると、親水性領域は水を保持してインクを弾き、そしてインク受容領域はインクを受容して水を弾く。インクは画像が再現されるべき材料の表面に転写される。典型的には、インクは中間ブランケットに先ず転写され、ブランケットは、画像が再現されるべき材料の表面にインクを転写する。
平版印刷版前駆体として有用な画像形成性要素は、典型的には、基板の親水性表面上に適用された画像形成性層を含む。画像形成性層は、好適なバインダー中に分散することができる1種又は2種以上の輻射線感受性成分を含む。或いは、輻射線感受性成分はバインダー材料であってもよい。画像形成に続いて、画像形成性層の画像形成された領域又は画像形成されていない領域が、好適な現像剤によって除去され、下側に位置する親水性の基板表面を露出する。画像形成された領域が除去される場合には、前駆体はポジ型である。逆に、画像形成されていない領域が除去される場合には、前駆体はネガ型である。それぞれの事例において、残される画像形成性層領域(すなわち画像領域)はインク受容性であり、そして、現像プロセスによって露出された親水性表面領域は、水及び水溶液、典型的にはファウンテン溶液を受容し、そしてインクを弾く。
紫外線及び/又は可視線を用いる画像形成性要素のコンベンショナルな画像形成を、透明領域と不透明領域とを有するマスクを通して行った。画像形成は、マスクの透明領域の下側に位置する領域内で行われるのに対して、不透明領域の下側に位置する領域内では行われない。しかし、マスクを通して画像形成する必要性を取り除くダイレクトデジタル画像が、印刷産業分野においてますます重要になってきている。赤外線レーザーとともに使用するために、平版印刷版を調製するための画像形成性要素が開発されている。
画像形成された画像形成性要素は、これらを平版印刷版に変換するために、典型的に、現像剤中で処理することを必要とする。現像剤は典型的にはアルカリ水溶液である。アルカリ水溶液は、大量の有機溶剤を含有することもある。高pH及び有機溶剤の存在により、大量の使用済現像剤の廃棄は費用がかかり、また環境問題を引き起こすおそれがある。現像剤中で画像形成された画像形成性要素を処理することはまた、例えば現像剤のコスト、処理装置のコスト、及びプロセスを操作するための人件費に、追加のコストを導入することにもなる。
これらの欠点を克服するために、現像剤中の処理を必要としない画像形成性要素が開発されている。1つのアプローチは、画像形成性層が「切換え可能なポリマー(switchable polymer)」を含む要素を使用することである。このような系は、例えば米国特許第6,447,978号明細書(Leon)、及び同第5,922,512号明細書(DoMinh)に開示されている。熱画像形成中、そして/又はインク及び/又はファウンテン溶液による後続の処理中、これらのポリマーは典型的には、高極性部分が形成されるか又は破壊されて、画像形成性層が疎水性から親水性へ、又は親水性から疎水性へ変化させられるような化学反応を受ける。これらの画像形成性要素は現像剤中の処理を必要としないだけでなく、印刷機上(on-press)で画像形成することもできる。機上画像形成は、別個の画像形成装置内での要素の載置工程をなくする。このように、現像剤中の処理を必要としない平版印刷版前駆体が必要である。
1つの形態において、本発明は、現像剤中の処理を必要としない画像形成性要素である。この画像形成性要素は、直接的に、画像形成後印刷機上に載置されることができ、又は印刷機上で画像形成することができる。画像形成性要素は、支持体上に画像形成性層を含む。画像形成性層は本質的に、光熱変換材料と、ベタイン含有側鎖を有するポリマー主鎖を含むバインダーとから成る。ベタインは、スルホベタイン及び/又はカルボキシベタインであってよい。
別の形態において、高分子バインダーは、KユニットとLユニットとを含み:
Kユニットは、-[CH2C(R1)R2]-、-[CH2CR3(CO2R4)]-、-[CH2CR3(CON(R5)(R6))]-、-[C(R7)(COECO)C(R7)]-、及びこれらの混合物から選択され;
Lユニットは、-[CH2C(R8)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nSO3)]-、-[CH2C(R9)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nCO2)]-、及びこれらの混合物から選択され;
各R1、R3、R7、R8、及びR9は、独立して水素、メチル又はこれらの混合物であり;
R2は、水素、メチル、フェニル、置換型フェニル、ハロゲン、シアノ、炭素原子数1〜4のアルコキシ、炭素原子数1〜5のアシル、炭素原子数1〜5のアシルオキシ、ビニル、アリル、又はこれらの混合物であり;
R4、R5、及びR6は、それぞれ独立して水素、炭素原子数1〜6のアルキル、炭素原子数1〜6のシクロアルキル、フェニル、又はこれらの混合物であり;
Eは酸素又はNR10であり、R10は水素、ヒドロキシル、フェニル、置換型フェニル、炭素原子数1〜6のアルキル、ベンジル、又はこれらの混合物であり;
Qは、CO2、O、CONH、CH2、又はこれらの混合物であり;
mは、1〜8であり;
nは、2〜4であり;そして
KユニットとLユニットとの比は、約99:1〜約1:99である。
Kユニットは、-[CH2C(R1)R2]-、-[CH2CR3(CO2R4)]-、-[CH2CR3(CON(R5)(R6))]-、-[C(R7)(COECO)C(R7)]-、及びこれらの混合物から選択され;
Lユニットは、-[CH2C(R8)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nSO3)]-、-[CH2C(R9)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nCO2)]-、及びこれらの混合物から選択され;
各R1、R3、R7、R8、及びR9は、独立して水素、メチル又はこれらの混合物であり;
R2は、水素、メチル、フェニル、置換型フェニル、ハロゲン、シアノ、炭素原子数1〜4のアルコキシ、炭素原子数1〜5のアシル、炭素原子数1〜5のアシルオキシ、ビニル、アリル、又はこれらの混合物であり;
R4、R5、及びR6は、それぞれ独立して水素、炭素原子数1〜6のアルキル、炭素原子数1〜6のシクロアルキル、フェニル、又はこれらの混合物であり;
Eは酸素又はNR10であり、R10は水素、ヒドロキシル、フェニル、置換型フェニル、炭素原子数1〜6のアルキル、ベンジル、又はこれらの混合物であり;
Qは、CO2、O、CONH、CH2、又はこれらの混合物であり;
mは、1〜8であり;
nは、2〜4であり;そして
KユニットとLユニットとの比は、約99:1〜約1:99である。
別の形態において、本発明は、画像を形成する方法であって、この方法は、支持体上に画像形成性層を含む画像形成性要素に画像形成し、そして現像工程なしに、画像形成された画像形成性要素を、インク、ファウンテン溶液、又はインクとファウンテン溶液との混合物で処理することによって行われる。画像形成性層は、光熱変換材料と、ベタイン含有側鎖を有するポリマー主鎖を含むバインダーとを含む。
文脈から別のことを示すのでない限り、明細書及び特許請求の範囲において、高分子バインダー、光熱変換材料、界面活性剤という用語、及び同様の用語は、このような材料の混合物をも含む。特に断らない限り、全てのパーセンテージは重量パーセントであり、また全ての温度は摂氏(℃)である。熱画像形成は、高温体、例えばサーマルヘッドで、又は赤外線で画像形成することを意味する。
本発明は、現像剤中の処理を必要としない画像形成性要素及び現像剤中の処理を必要としない画像形成性要素を使用した、画像形成方法である。
画像形成性要素
画像形成性要素は、支持体上に画像形成性層を含む。典型的には、画像形成性要素内には他の層は存在しない。画像形成性要素のコンベンショナルな構成部分である他の層、例えばハレーション防止層、及び/又は保護層は存在してよいが、しかし必要というわけではない。画像形成性層は、光熱変換材料と高分子バインダーとを含有する。画像形成性層の他のコンベンショナルな成分、例えば界面活性剤及び色素が、画像形成性層内に存在してもよい。
画像形成性要素は、支持体上に画像形成性層を含む。典型的には、画像形成性要素内には他の層は存在しない。画像形成性要素のコンベンショナルな構成部分である他の層、例えばハレーション防止層、及び/又は保護層は存在してよいが、しかし必要というわけではない。画像形成性層は、光熱変換材料と高分子バインダーとを含有する。画像形成性層の他のコンベンショナルな成分、例えば界面活性剤及び色素が、画像形成性層内に存在してもよい。
本発明の画像形成性層は熱切換え可能である。すなわち、画像形成性層の表面は、熱画像形成前には、水及び/又はファウンテン水溶液を受け入れる。熱画像形成後には、画像形成性層の表面の画像形成された領域は水及びファウンテン水溶液を弾くが、しかしインクを受容する。従って、画像形成性要素は、現像剤中で処理される必要はない。
高分子バインダー
高分子バインダーは、ベタイン含有側鎖を有するポリマー主鎖を含むコポリマーである。典型的には、高分子バインダーは、KユニットとLユニットとを含むコポリマーである。Kユニットは、-[CH2C(R1)R2]-、-[CH2CR3(CO2R4)]-、-[CH2CR3(CON(R5)(R6))]-、-[C(R7)(COECO)C(R7)]-、及びこれらの混合物から選択される。ベタイン含有側鎖を含むLユニットは、-[CH2C(R8)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nSO3)]-、-[CH2C(R9)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nCO2)]-、及びこれらの混合物から選択される。典型的には、Kユニット及びLユニットだけが、存在するユニットである。他のユニットが少量存在してもよいが、しかし典型的には必要でない。
高分子バインダーは、ベタイン含有側鎖を有するポリマー主鎖を含むコポリマーである。典型的には、高分子バインダーは、KユニットとLユニットとを含むコポリマーである。Kユニットは、-[CH2C(R1)R2]-、-[CH2CR3(CO2R4)]-、-[CH2CR3(CON(R5)(R6))]-、-[C(R7)(COECO)C(R7)]-、及びこれらの混合物から選択される。ベタイン含有側鎖を含むLユニットは、-[CH2C(R8)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nSO3)]-、-[CH2C(R9)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nCO2)]-、及びこれらの混合物から選択される。典型的には、Kユニット及びLユニットだけが、存在するユニットである。他のユニットが少量存在してもよいが、しかし典型的には必要でない。
各R1、R3、R7、R8、及びR9は、独立して水素、又はメチルである。R2は、独立して水素、メチル、フェニル、置換型フェニル、ハロゲン、シアノ、炭素原子数1〜4のアルコキシ、炭素原子数1〜5のアシル、炭素原子数1〜5のアシルオキシ、ビニル、アリルである。置換型フェニル基は、例えば4-メチルフェニル、3-メチルフェニル、4-メトキシフェニル、4-シアノフェニル、4-クロロフェニル、4-フルオロフェニル、4-アセトキシフェニル、及び3,5-ジクロロフェニルを含む。ハロゲンは、フルオロ(F)、クロロ(Cl)、及びブロモ(Br)を含む。炭素原子数1〜4のアルコキシ基は、例えばメトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソ-プロポキシ、n-ブトキシ、及びt-ブトキシを含む。炭素原子数1〜5のアシルは例えば、H3CO-(アセチル)、CH3CH2CO-、CH3(CH2)2CO-、CH3(CH2)3CO-、及び(CH3)3CCO-を含む。炭素原子数1〜5のアシルオキシは例えば、H3CC(O)O-(アセチルオキシ)、CH3CH2C(O)O-、CH3(CH2)2C(O)O-、CH3(CH2)3C(O)O-、及び(CH3)3CC(O)O-を含む。各R4、R5、及びR6は、独立して水素、炭素原子数1〜6のアルキル、炭素原子数1〜6のシクロアルキル、又はフェニルである。炭素原子数1〜6のアルキル基は、例えばメチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、sec-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、イソ-ペンチル、ネオ-ペンチル、n-ヘキシル、イソ-ヘキシル、1,1-ジメチル-ブチル、及び2,2-ジメチル-ブチルを含む。炭素原子数1〜6のシクロアルキル基は、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、メチルシクロペンチル、及びシクロヘキシルを含む。Qは、CO2、O、S、CONH、又はCH2である。mは、1〜8である。nは、2〜4である。
-[C(R7)(COECO)C(R7)]-は、環状無水物又は環状イミド構造を表し、例えば無水マレイン酸又はN-フェニルマレイミドのラジカル重合時に生成される。すなわち、最初及び最後の炭素原子が、炭素-炭素単結合によって結合される。Eは酸素又はNR10であり、各R10は水素、ヒドロキシル、フェニル、置換型フェニル、炭素原子数1〜6のアルキル、又はベンジルである。
置換基の混在も使用することもできる。例えば、ベタイン含有コポリマーは、R1が水素であるKユニット、及びR1がメチルであるKユニット、及び/又はR2がメチルであるKユニット、及びR2がフェニルであるKユニットを含むことができる。
Kユニットは典型的には、-[CH2C(R1)R2]-、及び/又は-[CH2CR3(CO2R4)]-である。R2は典型的には、フェニル及び/又はシアノである。R4は典型的にはメチルである。Qは典型的には、CO2、及び/又はCONHである。mは典型的には、2〜4である。
KユニットとLユニットとの重量比は典型的には、約99:1〜約1:99、より典型的には約95:5〜約20:80、さらにより典型的には約80:20〜約30:70である。高分子バインダーの重量平均分子量は、典型的には約2,000〜約1,000,000;より典型的には約5,000〜約500,000;さらにより典型的には約10,000〜約100,000である。
ベタイン含有コポリマーは、ラジカル重合によって調製することができる。典型的な調製の場合、Kユニットの前駆体である1種又は2種以上のモノマーと、Lユニットの前駆体である1種又は2種以上のモノマーとが共重合される。
ラジカル重合は当業者によく知られており、例えば、Macromolecules(マクロ分子)第2巻、第2版、H.G. Elias編、Plenum, New York, 1984の第20章及び21章に記載されている。有用なフリーラジカル開始剤は、過酸化物、例えば過酸化ベンゾイル、ヒドロペルオキシド、例えばクミルヒドロペルオキシド、及びアゾ化合物、例えば2,2'-アゾビス(イソブチロニトリル)(AIBN)である。連鎖移動剤、例えばドデシルメルカプタンを使用して、化合物の分子量を制御することができる。ラジカル重合に適した溶剤は、反応物質に対して不活性でありそして反応に対して特に不都合な影響を及ぼすことがない液体、例えば水;エステル、例えばエチルアセテート及びブチルアセテート;ケトン、例えば2-ブタノン、メチルイソブチルケトン、メチルプロピルケトン、及びアセトン;アルコール、例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、及びブタノール;エーテル、例えばジオキサン及びテトラヒドロフラン、及びこれらの混合物を含む。
Kユニットの前駆体は、例えばスチレン、3-メチルスチレン、4-メチルスチレン、4-メトキシスチレン、4-アセトキシスチレン、アルファ-メチルスチレン、アクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、n-ヘキシルアクリレート、メタクリル酸、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n-プロピルメタクリレート、n-ブチルメタクリレート、n-ペンチルメタクリレート、ネオ-ペンチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、n-ヘキシルメタクリレート、アリルメタクリレート、メチルシアノアクリレート、エチルシアノアクリレート、ビニルアセテート、ビニルブチレート、メチルビニルケトン、ブチルビニルケトン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、塩化ビニル、臭化ビニル、1,3-ブタジエン、1,4-ペンタジエン、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N-ジメチル-アクリルアミド、N,N-ジメチル-メタクリルアミド、無水マレイン酸、マレイミド、N-フェニルマレイミド、N-シクロヘキシルマレイミド、N-ベンジルマレイミド、N-ヒドロキシマレイミド、及びこれらの混合物を含む。Kユニットの好ましい前駆体は、スチレン、メチルメタクリレート、及びアクリロニトリルを含む。スチレン及びメチルメタクリレートの両方から誘導されたユニットがコポリマー中に含まれる場合、Kユニットは、-[CH2C(R1)R2]-と-[CH2CR3(CO3R4)]-との混合物であり、式中、R1は水素であり、R2はフェニルであり、そしてR3及びR4はそれぞれメチルである。スチレン及びアクリロニトリルの両方から誘導されるユニットがコポリマー中に含まれる場合には、Kユニットは-[CH2C(R1)R2]-であり、式中、R1は水素であり、R2はシアノとフェニルとの混合物である。
Lユニットの前駆体は、例えば下記一般構造の化合物を含む:
CH2=C(R8)Q((CH2)mN+(CH3)2(CH2)nSO3 -)、
CH2=C(R8)Q((CH2)mN+(CH3)2(CH2)nSO3 -)、
例えば、[2-(メタクリロイルオキシ)エチル]ジメチル-(2-スルホエチル)アンモニウムベタイン、内塩;[2-(メタクリロイルオキシ)エチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[2-(メタクリロイルオキシ)エチル]ジメチル-(4-スルホブチル)アンモニウムベタイン、内塩;[3-(メタクリロイルオキシ)プロピル]ジメチル-(2-スルホエチル)アンモニウムベタイン、内塩;[3-(メタクリロイルオキシ)プロピル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[3-(メタクリロイルオキシ)プロピル]ジメチル-(4-スルホブチル)アンモニウムベタイン、内塩;[4-(メタクリロイルオキシ)ブチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[5-(メタクリロイルオキシ)ペンチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[6-(メタクリロイルオキシ)ヘキシル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[7-(メタクリロイルオキシ)ヘプチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[8-(メタクリロイルオキシ)オクチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[2-(メタクリロイルアミノ)エチル]ジメチル-(2-スルホエチル)アンモニウムベタイン、内塩;[2-(メタクリロイルアミノ)エチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[2-(メタクリロイルアミノ)エチル]ジメチル-(4-スルホブチル)アンモニウムベタイン、内塩;[3-(メタクリロイルアミノ)プロピル]ジメチル-(2-スルホエチル)アンモニウムベタイン、内塩;[3-(メタクリロイルアミノ)プロピル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[3-(メタクリロイルアミノ)プロピル]ジメチル-(4-スルホブチル)アンモニウムベタイン、内塩;[4-(メタクリロイルアミノ)ブチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[5-(メタクリロイルアミノ)ペンチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[6-(メタクリロイルアミノ)ヘキシル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[7-(メタクリロイルアミノ)ヘプチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[8-(メタクリロイルアミノ)オクチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[2-(アクリロイルオキシ)エチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[3-(アクリロイルオキシ)プロピル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[4-(アクリロイルオキシ)ブチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[5-(アクリロイルオキシ)ペンチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[6-(アクリロイルオキシ)ヘキシル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[7-(アクリロイルオキシ)ヘプチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[8-(アクリロイルオキシ)オクチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[2-(アクリロイルアミノ)エチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[3-(アクリロイルアミノ)プロピル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[4-(アクリロイルアミノ)ブチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[5-(アクリロイルアミノ)ペンチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[6-(アクリロイルアミノ)ヘキシル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[7-(アクリロイルアミノ)ヘプチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[8-(アクリロイルアミノ)オクチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;
一般構造:
CH2=C(R9)(Q(CH2)mN+(CH3)2(CH2)nCO2 -)の化合物、
CH2=C(R9)(Q(CH2)mN+(CH3)2(CH2)nCO2 -)の化合物、
例えば、[2-(メタクリロイルオキシ)エチル]ジメチル-(2-カルボキシエチル)アンモニウムベタイン、内塩;[2-(メタクリロイルオキシ)エチル]ジメチル-(3-カルボキシプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[3-(メタクリロイルオキシ)プロピル]ジメチル-(2-カルボキシエチル)アンモニウムベタイン、内塩;[3-(メタクリロイルオキシ)プロピル]ジメチル-(2-カルボキシプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[2-(メタクリロイルアミノ)エチル]ジメチル-(2-カルボキシエチル)アンモニウムベタイン、内塩;[2-(メタクリロイルアミノ)エチル]ジメチル-(3-カルボキシプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;[3-(メタクリロイルアミノ)プロピル]ジメチル-(2-カルボキシエチル)アンモニウムベタイン、内塩;[3-(メタクリロイルアミノ)プロピル]ジメチル-(3-カルボキシプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;
並びにこれらの混合物を含む。
並びにこれらの混合物を含む。
基板
基板は支持体を含む。支持体は、平版印刷版として有用な画像形成性要素を調製するために従来使用されている任意の材料であってよい。基板材料は、強靭であり、安定であり、そして可撓性であることが好ましい。基板材料は、色記録がフルカラー画像で表されるような使用条件下では、寸法の変化に耐性を有すべきである。典型的には、基板材料はいかなる自立型材料であってもよく、例えば、高分子フィルム、例えばポリエチレンテレフタレート・フィルム、セラミック、金属、又は剛性紙、又はこれらの材料のうちのいずれのラミネーションも含む。金属材料は、アルミニウム、亜鉛、チタン及びこれらの合金を含む。
基板は支持体を含む。支持体は、平版印刷版として有用な画像形成性要素を調製するために従来使用されている任意の材料であってよい。基板材料は、強靭であり、安定であり、そして可撓性であることが好ましい。基板材料は、色記録がフルカラー画像で表されるような使用条件下では、寸法の変化に耐性を有すべきである。典型的には、基板材料はいかなる自立型材料であってもよく、例えば、高分子フィルム、例えばポリエチレンテレフタレート・フィルム、セラミック、金属、又は剛性紙、又はこれらの材料のうちのいずれのラミネーションも含む。金属材料は、アルミニウム、亜鉛、チタン及びこれらの合金を含む。
典型的には、高分子フィルムは、後続の層との付着性を改善するために、一方又は両方の表面上に下塗り層を含有する。この層の性質は、基板及び後続の層の組成に依存する。下塗り層材料の例は、付着促進材料、例えばアルコキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシラン、グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、及びエポキシ官能性ポリマー、並びに、写真フィルム内のポリエステル・ベース上に使用されるコンベンショナルな下塗り材料である。
アルミニウム支持体の表面は、物理研磨、電気化学研磨、化学研磨、及び陽極酸化を含む、当業者に知られた技術によって処理することができる。基板は、印刷から生じる磨耗に耐えるのに十分な厚さを有し、また印刷機内で胴に巻き付けるのに十分に薄くあるべきであり、その厚さは典型的には約100 μm〜約600 μmである。典型的には、基板は、アルミニウム支持体と上側の層との間に、中間層を含む。中間層は、例えばケイ酸塩、デキストリン、ヘキサフルオロケイ酸、リン酸塩/フッ化物、ポリビニルホスホン酸(PVPA)、ビニルホスホン酸コポリマー、又は水溶性ジアゾ樹脂でアルミニウム支持体を処理することにより、形成することができる。
支持体の裏側(すなわち、画像形成性層とは反対側)には、静電防止剤及び/又はスリップ層又は艶消し層を被覆することにより、画像形成性要素の取り扱い及び「感触」を改善することができる。
光熱変換材料
赤外線で画像形成される画像形成性層は、典型的には、光熱変換材料として知られる赤外線吸収剤を含む。光熱変換材料は輻射線を吸収し、そしてこれを熱に変換する。光熱変換材料は高温体を用いて画像形成する場合、必ずしも必要というわけではないが、光熱変換材料を含有する画像形成性要素を、高温体、例えばサーマルヘッド又はサーマルヘッド・アレイで画像形成してもよい。
赤外線で画像形成される画像形成性層は、典型的には、光熱変換材料として知られる赤外線吸収剤を含む。光熱変換材料は輻射線を吸収し、そしてこれを熱に変換する。光熱変換材料は高温体を用いて画像形成する場合、必ずしも必要というわけではないが、光熱変換材料を含有する画像形成性要素を、高温体、例えばサーマルヘッド又はサーマルヘッド・アレイで画像形成してもよい。
光熱変換材料は、輻射線を吸収し、そしてこれを熱に変換することができる任意の材料であってよい。好適な材料は色素及び顔料を含む。好適な顔料は例えば、カーボンブラック、ヘリオゲン・グリーン、ニグロシン・ベース、酸化鉄(III)、酸化マンガン、プリシアン・ブルー、及びパリス・ブルーを含む。顔料粒子のサイズは、顔料を含有する層の厚さを上回るべきではない。好ましくは、粒子のサイズは、層の厚さの半分以下になる。
光熱変換材料は、適切な吸収スペクトル及び溶解度を有する色素であってよい。色素、特に750 nm〜1200 nmの高い減衰係数を有する色素が好ましい。好適な色素の例は、以下のクラス:メチン、ポリメチン、アリールメチン、シアニン、ヘミシアニン、ストレプトシアニン、スクアリリウム、ピリリウム、オキソノール、ナフトキノン、アントラキノン、ポルフィリン、アゾ、クロコニウム、トリアリールアミン、チアゾリウム、インドリウム、オキサゾリウム、インドシアニン、インドトリカルボシアニン、オキサトリカルボシアニン、フタロシアニン、チオシアニン、チアトリカルボシアニン、メロシアニン、クリプトシアニン、ナフタロシアニン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、カルコゲノピリロアリーリデン、及びビス(カルコゲノピリロ)ポリメチン、オキシインドリジン、ピラゾリンアゾ、及びオキサジンのクラス、の色素を含む。吸収色素は、数多くの刊行物、例えば欧州特許第0 823 327号明細書(Nagasaka);米国特許第4,973,572号明細書(DeBoer);同第5,244,771号明細書(Jandrue);同第5,208,135号明細書(Patel他);及び同第5,401,618号明細書(Chapman)に開示されている。有用な吸収色素の他の例は、ADS-830A及びADS-1064(American Dye Source, カナダ国Montreal)、EC2117(FEW, ドイツ国Wolfen)、Cyasorb IR 99及びCyasorb IR 165(Glendale Protective Technology)、Epolite IV-62B及びEpolite III-178(Epoline)、SpectralR 830A及びSpectralR 840A(Spectra Colors)、並びに下記に示される構造を有するIR色素、及び例の中に示される構造を有するIR色素A及びIR色素Bを含む。
水溶性光熱変換材料は、例えば1つ又は2つ以上のスルフェート及び/又はスルホネート基を有するシアニン色素を含む。2〜4つのスルホネート基を含有する他の赤外線吸収性シアニン・アニオンが、例えば米国特許第5,107,063号明細書(West);同第5,972,838号明細書(Pearce);同第6,187,502号明細書(Chapman);同第5,330,884号明細書(Fabricius);及び特開昭63-033477号公報に開示されている。ポリスルホネート・アニオンを用いたシアニン色素の調製が、例えば2003年11月25日付けで出願された米国特許出願第10/722,257号明細書(引用することにより本明細書中に組み入れる)に開示されている。N-アルキルスルフェートシアニンの調製が、例えば2003年12月15日付けで出願された米国特許出願第10/736,364号明細書(引用することにより本明細書中に組み入れる)に開示されている。
要素中に存在する光熱変換材料の量は、一般には、画像形成波長において光学濃度0.05以上、好ましくは光学濃度約0.5から約2以上〜3を提供するのに十分である。当業者によく知られているように、特定の波長において特定の光学濃度を生成するのに必要な化合物の量は、Beerの法則を用いて決定することができる。存在する量は、選択された化合物に依存するが、光熱変換材料は典型的には、画像形成性層の約0.2重量%〜約8重量%、より典型的には約0.5重量%〜約4重量%である。
画像形成性層は基板上に、典型的には基板上に接するように位置する。1つの形態において、コポリマー及び光熱変換材料だけが、画像形成性層の必須成分である。しかし、画像形成性層は、他の成分、例えば画像形成性層のコンベンショナルな成分である色素及び界面活性剤を含むこともできる。界面活性剤、例えばフッ素化界面活性剤、又はポリエトキシル化ジメチルポリシロキサン・コポリマー、又は界面活性剤の混合物が、塗布用溶剤中に他の成分を分散させるのを助けるように、且つ/又は塗布助剤として作用するように、存在することができる。露光されそして/又は現像された要素の視覚試験を補助するように、色素が存在してよい。プリントアウト色素は、処理中に露光されていない領域と露光された領域を区別する。コントラスト色素は、現像された画像形成性要素における画像形成された領域から画像形成されていない領域を区別する。
画像形成性要素の調製
画像形成性要素は、コンベンショナルな技術を用いて基板の表面上に画像形成性層を適用することにより調製することができる。画像形成性層は、任意のコンベンショナルな方法、例えば塗布又はラミネーションによって適用することができる。典型的には、画像形成性層の成分は、好適な塗布用溶剤、例えば水、又は水と有機溶剤、例えばメタノール、エタノール、イソ-プロピルアルコール、及び/又はアセトンとの混合物中に分散又は溶解され、そして結果として得られる混合物は、コンベンショナルな方法、例えばスピン塗布、バー塗布、グラビア塗布、ダイ塗布、スロット塗布、又はローラ塗布によって塗布される。塗布後、層を乾燥させることにより、塗布用溶剤を除去する。結果として生じた要素は、周囲温度又は高温、例えば炉内において約65℃で約20秒間にわたって空気乾燥させることができる。或いは、結果として生じた画像形成性要素は、要素上に温風を吹き付けることにより乾燥させることもできる。画像形成性層の塗布重量は、典型的には約0.5 g/cm2〜約2.5 g/cm2、好ましくは約1 g/cm2〜約1.5 g/cm2である。
画像形成性要素は、コンベンショナルな技術を用いて基板の表面上に画像形成性層を適用することにより調製することができる。画像形成性層は、任意のコンベンショナルな方法、例えば塗布又はラミネーションによって適用することができる。典型的には、画像形成性層の成分は、好適な塗布用溶剤、例えば水、又は水と有機溶剤、例えばメタノール、エタノール、イソ-プロピルアルコール、及び/又はアセトンとの混合物中に分散又は溶解され、そして結果として得られる混合物は、コンベンショナルな方法、例えばスピン塗布、バー塗布、グラビア塗布、ダイ塗布、スロット塗布、又はローラ塗布によって塗布される。塗布後、層を乾燥させることにより、塗布用溶剤を除去する。結果として生じた要素は、周囲温度又は高温、例えば炉内において約65℃で約20秒間にわたって空気乾燥させることができる。或いは、結果として生じた画像形成性要素は、要素上に温風を吹き付けることにより乾燥させることもできる。画像形成性層の塗布重量は、典型的には約0.5 g/cm2〜約2.5 g/cm2、好ましくは約1 g/cm2〜約1.5 g/cm2である。
画像形成性要素の画像形成
画像形成性要素は、画像形成性要素によって吸収される波長領域内で、変調された近赤外線又は赤外線を発光するレーザー又はレーザー・アレイを用いて熱画像形成することができる。赤外線、特に約800 nm〜約1200 nmの赤外線が、画像形成のために典型的に使用される。画像形成は従来、約830 nm、約1056 nm、又は約1064 nmで発光するレーザーを用いて行われる。商業的に入手可能な好適な画像形成装置は、画像セッター、例えばCREO(商標) Trendsetter (Creo,カナダ国British Columbia, Burnaby)、Screen PlateRiteモデル4300、モデル8600及びモデル8800(Screen,米国Illinois, Chicago, Rolling Meadows)、及びGeber Crescent 42T (Gerber)を含む。
画像形成性要素は、画像形成性要素によって吸収される波長領域内で、変調された近赤外線又は赤外線を発光するレーザー又はレーザー・アレイを用いて熱画像形成することができる。赤外線、特に約800 nm〜約1200 nmの赤外線が、画像形成のために典型的に使用される。画像形成は従来、約830 nm、約1056 nm、又は約1064 nmで発光するレーザーを用いて行われる。商業的に入手可能な好適な画像形成装置は、画像セッター、例えばCREO(商標) Trendsetter (Creo,カナダ国British Columbia, Burnaby)、Screen PlateRiteモデル4300、モデル8600及びモデル8800(Screen,米国Illinois, Chicago, Rolling Meadows)、及びGeber Crescent 42T (Gerber)を含む。
或いは、画像形成性要素は、高温体、例えばサーマル印刷ヘッドを含有するコンベンショナルな装置を使用して熱画像形成することもできる。好適な装置は1つ以上のサーマルヘッドを含むが、しかし普通はサーマルヘッド・アレイ、例えばサーマル・ファクス機及び昇華プリンター内で使用されるTDKモデルNo. LV5416、GS618-400サーマル・プロッター(Oyo Instruments,米国TX, Houston)、又はModel VP-3500 サーマル・プリンター(Seikosha America,米国NJ, Mahwah)を含む。
画像形成により、画像形成された要素を生成する。画像形成された要素は、画像形成された領域と、相補的な画像形成されていない領域とを含む。いかなる理論又は解釈にも縛られることはないが、画像形成は、画像形成性要素の表面の性質を親水性から疎水性へ変化させるので、画像形成されていない領域がファウンテン溶液を取り込み、画像形成された領域がファウンテン溶液を弾いてインクを取り込むようになると考えられる。従って、画像形成された画像形成性要素を、画像形成後に印刷機上に直接的に載置し、そしてこの要素を初期印刷機操作時に、インク及びファウンテン溶液で処理することができる。
印刷機上に載置する前に、現像工程は必要とならない。画像形成された画像形成性要素は、平版印刷機の版胴上に載置され、そして印刷機胴を回転させ、要素とインク及びファウンテン溶液とを接触させることにより、インク及びファウンテン溶液で処理される。画像形成された領域はインクを取り込み、そして画像形成されていない領域は本質的にインクなしのままである。このことは、現像処理装置及び現像剤の両方を用いる別個の現像工程をなくし、ひいては、印刷プロセスを単純化し、そして所要の高価な装置の量を低減する。
或いは、画像形成性要素には機上画像形成を施すこともできる。機上画像形成の場合、画像形成性要素は、平版印刷機胴上に載置された状態で画像形成され、そして画像形成された画像形成性要素は、初期印刷機操作時に、インク及び/又はファウンテン溶液で処理される。この方法は、コンピューターツープレスの用途に特に適している。これらの用途の場合、画像形成性要素(又は多色プレスのための要素)は、コンピュータで生成されたデジタル画像形成情報に従って版胴上に直接的に画像形成され、最小限処理又は無処理で、通常の印刷シートを直接的にプリントアウトする。機上画像形成は、例えば、Quickmaster DI 46-4 press (Heidelberger Drueckmaschinen,ドイツ国Heidelberg)上で行うことができる。
一体化されたインク着け/湿しシステムを有する印刷機の場合、インク及びファウンテン溶液は、インク及びファウンテン溶液のエマルジョンとして印刷版に転写される前に、種々のプレスローラによって乳化される。しかし本発明の場合、インク及びファウンテン溶液は、画像形成された画像形成性要素に必要とされるような任意の組み合わせ又は順序で適用することができる。
多数のファウンテン水溶液が当業者に知られている。ファウンテン溶液は例えば、米国特許第5,720,800号明細書(Matsumoto);米国特許第5,523,194号明細書(Archer);米国特許第5,279,648号明細書(Chase);米国特許第5,268,025号、同第5,336,302号、及び同第5,382,298号の各明細書(Bondurant);米国特許第4,865,646号明細書(Egberg);米国特許第4,604,952号明細書(Daugherty)に開示されている。ファウンテン水溶液の典型的な成分は、水、典型的には脱イオン水に加えて、pH緩衝系、例えばリン酸及びクエン酸緩衝液;減感剤、例えばデキストリン、アラビアゴム、及びカルボキシメチルセルロースナトリウム;界面活性剤及び湿潤剤、例えばアリール及びアルキルスルホネート、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、及び、アルコール及びフェノールのポリエチレンオキシド誘導体;保湿剤、例えばグリセリン及びソルビトール;低沸点溶剤、例えばエタノール及び2-プロパノール;金属イオン封鎖剤、例えばホウ砂、ヘキサメタリン酸ナトリウム、及びエチレンジアミン四酢酸の塩;殺生剤、例えばイソチアゾリノン誘導体;及び消泡剤を含む。ファウンテン溶液の典型的なpH範囲は、シート供給型印刷機の場合には、約3.7〜約6.7であり、そして、ウェブ供給型印刷機の場合には、約7.0〜約9.6である。
産業上の利用可能性
画像形成性要素は、現像工程を必要としない平版印刷版前駆体として有用である。上述のように、画像形成性要素が画像形成されたら、ファウンテン溶液及び平版印刷インクをその表面上の画像に適用することにより、印刷を行うことができる。ファウンテン溶液は、画像形成されていない領域によって取り込まれ、そしてインクは、画像形成された領域によって取り込まれる。次いで、オフセット印刷ブランケットを使用して、直接的又は間接的にインクを好適な受容媒体(例えば布地、紙、金属、ガラス、又はプラスチック)に転写することにより、受容媒体上に印刷された画像を生成する。
画像形成性要素は、現像工程を必要としない平版印刷版前駆体として有用である。上述のように、画像形成性要素が画像形成されたら、ファウンテン溶液及び平版印刷インクをその表面上の画像に適用することにより、印刷を行うことができる。ファウンテン溶液は、画像形成されていない領域によって取り込まれ、そしてインクは、画像形成された領域によって取り込まれる。次いで、オフセット印刷ブランケットを使用して、直接的又は間接的にインクを好適な受容媒体(例えば布地、紙、金属、ガラス、又はプラスチック)に転写することにより、受容媒体上に印刷された画像を生成する。
本発明の有利な特性は、下記例を参照することにより観察することができるが、これらの例は本発明を限定するものではない。
特に断らない限り、記載されたパーセンテージは、塗布用溶液中の総固形分を基準とした重量パーセントである。
用語解説
AIBN: 2,2'-アゾビスイソブチロニトリル(米国Delaware, Wilmington)
CREO(商標) Trendsetter 3244x:Procom Plusソフトウェアを使用し、そして波長830 nmで動作する、商業的に入手可能なプレート・セッター(Creo Products, カナダ国British Columbia, Burnaby)
IR色素A:下記構造参照
IR色素B:下記構造参照
AIBN: 2,2'-アゾビスイソブチロニトリル(米国Delaware, Wilmington)
CREO(商標) Trendsetter 3244x:Procom Plusソフトウェアを使用し、そして波長830 nmで動作する、商業的に入手可能なプレート・セッター(Creo Products, カナダ国British Columbia, Burnaby)
IR色素A:下記構造参照
IR色素B:下記構造参照
LODYNE(商標) 103A:フルオロ界面活性剤(Ciba Specialty Chemicals, 米国NY, Tarrytown)
MMA:メチルメタクリレート
MNP:[3-(メタクリロイルアミノ)プロピル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;CH2=C(CH3)CONH(CH2)3N(CH3)2(CH2)3SO3(Aldrich, 米国WI, Milwaukee)
MOE:[2-(メタクリロイルオキシ)エチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;CH2=C(CH3)CO2(CH2)2N(CH3)2(CH2)3SO3(Aldrich, 米国WI, Milwaukee)
基板A:電気グレイニング、陽極酸化、及びポリビニルホスホン酸の溶液による処理を施された、0.3 mmゲージのアルミニウム・シート
基板B:ブラシ・グレイニング及びリン酸陽極酸化を施された、ポリアクリル酸で後処理されたアルミニウム基板
MMA:メチルメタクリレート
MNP:[3-(メタクリロイルアミノ)プロピル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;CH2=C(CH3)CONH(CH2)3N(CH3)2(CH2)3SO3(Aldrich, 米国WI, Milwaukee)
MOE:[2-(メタクリロイルオキシ)エチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムベタイン、内塩;CH2=C(CH3)CO2(CH2)2N(CH3)2(CH2)3SO3(Aldrich, 米国WI, Milwaukee)
基板A:電気グレイニング、陽極酸化、及びポリビニルホスホン酸の溶液による処理を施された、0.3 mmゲージのアルミニウム・シート
基板B:ブラシ・グレイニング及びリン酸陽極酸化を施された、ポリアクリル酸で後処理されたアルミニウム基板
例1
この例は、スルホベタイン含有コポリマーの一般的な合成手順を示す。磁石撹拌器、温度調節器及び窒素入口を備えた150mL三口フラスコ内に、0.2 gのAIBN、5 gのMMA、5.0 gのスルホベタイン・モノマー、40 gのn-プロパノール、及び40 gの水を入れた。反応混合物を撹拌し、そして窒素下で6時間にわたって60℃で加熱した。AIBN(0.1 g)を添加し、加熱及び撹拌をさらに16時間にわたって続けた。反応混合物を室温まで冷却した後、約90 gのポリマー溶液を得た。ポリマーを表1に示す。
この例は、スルホベタイン含有コポリマーの一般的な合成手順を示す。磁石撹拌器、温度調節器及び窒素入口を備えた150mL三口フラスコ内に、0.2 gのAIBN、5 gのMMA、5.0 gのスルホベタイン・モノマー、40 gのn-プロパノール、及び40 gの水を入れた。反応混合物を撹拌し、そして窒素下で6時間にわたって60℃で加熱した。AIBN(0.1 g)を添加し、加熱及び撹拌をさらに16時間にわたって続けた。反応混合物を室温まで冷却した後、約90 gのポリマー溶液を得た。ポリマーを表1に示す。
MMA=メチルメタクリレート
MOE=[2-(メタクリロイルオキシ)エチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムヒドロキシド
MNP:[3-(メタクリロイルアミノ)プロピル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウム
MOE=[2-(メタクリロイルオキシ)エチル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウムヒドロキシド
MNP:[3-(メタクリロイルアミノ)プロピル]ジメチル-(3-スルホプロピル)アンモニウム
不揮発分の%(N.V.)を表1に示す。このポリマーを分離しなかった。このポリマー溶液を使用して、塗布用溶液を調製した。
例2
2.68 gのポリマー1(例1から、表1)と、0.019 gの色素Aと、0.05 gの10% LODYNE(商標)103Aと、2.32 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。巻線バーを使用して、塗布用溶液を基板A上に塗布した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性要素を、約76℃のRanarコンベヤ炉内で約1分間にわたって乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.0 g/m2であった。
2.68 gのポリマー1(例1から、表1)と、0.019 gの色素Aと、0.05 gの10% LODYNE(商標)103Aと、2.32 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。巻線バーを使用して、塗布用溶液を基板A上に塗布した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性要素を、約76℃のRanarコンベヤ炉内で約1分間にわたって乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.0 g/m2であった。
結果として得られた画像形成性要素をCREO(商標) TRENDSETTER 3244×画像セッター上に置き、そして、12 Wの出力及び210〜50 rpm(露光エネルギー範囲130〜540 mJ/cm2に相当)のドラム速度範囲で、830 nm赤外線レーザー輻射線を用いて画像形成した。画像形成された画像形成性要素をファウンテン水溶液で処理した。ファウンテン水溶液は、水中に約23.5 ml/L(1ガロン当たり3 oz)のVarn Litho Etch 142W(Varn International ,米国IL, Addison)及び約23.5 ml/L(1ガロン当たり3 oz)のVarn PAR(アルコール代替物)を含有した。約540 mJ/cm2露光エネルギーで弱い画像が形成された。インクが適用されたときには、画像領域はインクを受け入れなかった。
例3
27.0 gのポリマー2(例1から、表1)と、0.22 gの色素Aと、0.07 gの10% LODYNE(商標)103Aと、22.7 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。高温回転ドラム上に基板Bを載置した。次いで、基板を塗布用溶液と接触させた。塗布用溶液はポンプによって基板に供給した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性要素を、約65℃の温風を約2分間にわたって吹き付けることにより乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.5 g/m2であった。
27.0 gのポリマー2(例1から、表1)と、0.22 gの色素Aと、0.07 gの10% LODYNE(商標)103Aと、22.7 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。高温回転ドラム上に基板Bを載置した。次いで、基板を塗布用溶液と接触させた。塗布用溶液はポンプによって基板に供給した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性要素を、約65℃の温風を約2分間にわたって吹き付けることにより乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.5 g/m2であった。
画像形成性要素を例2におけるように画像形成し、そして、画像形成された画像形成性要素上にインク及びファウンテン溶液を擦り付けることにより、ファウンテン溶液及びインクで画像形成された画像形成性要素を処理した。良好な画像を達成するための最小露光エネルギーは、約250 mJ/cm2であった。
同様に調製された第2の画像形成された画像形成性要素前駆体を、400 mJ/cm2で画像形成し、そしてその結果得られた印刷版を、A.B.Dickデュプリケータープレス(A.B.Dick, 米国IL, Niles)上に直接的に載置した。印刷機には、Van Son Rubber Base Ink(Van Son Ink, 米国NY, Mineola)を装入した。ファウンテン水溶液は、水中に約23.5 ml/L(1ガロン当たり3 oz)のVarn Litho Etch 142W(Varn International,米国IL, Addison)及び約23.5 ml/L(1ガロン当たり3 oz)のVarn PAR(アルコール代替物)を含有した。このファウンテン水溶液のpHは4であった。印刷版が印刷した良好なプリントは250部以上であった。
例4
5.4 gのポリマー3(例1から、表1)と、0.038 gの色素Aと、0.1 gの10% LODYNE(商標)103Aと、1.0 gのn-プロパノールと、3.6 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。巻線バーを使用して、塗布用溶液を基板A上に塗布した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性前駆体を、約76℃のRanarコンベヤ炉内で約1分間にわたって乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.0 g/m2であった。
5.4 gのポリマー3(例1から、表1)と、0.038 gの色素Aと、0.1 gの10% LODYNE(商標)103Aと、1.0 gのn-プロパノールと、3.6 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。巻線バーを使用して、塗布用溶液を基板A上に塗布した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性前駆体を、約76℃のRanarコンベヤ炉内で約1分間にわたって乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.0 g/m2であった。
前駆体を例2におけるように画像形成し、そして、画像形成された画像形成性要素上にインク及びファウンテン溶液を擦り付けることにより、ファウンテン溶液及びインクで画像形成された画像形成性要素を処理した。画像を達成するための最小露光エネルギーは、約200 mJ/cm2であった。インクは非露光領域でスカムを形成した。
例5
5.6 gのポリマー4(例1から、表1)と、0.038 gの色素Aと、0.05 gの10% LODYNE(商標)103Aと、4.4 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。巻線バーを使用して、塗布用溶液を基板A上に塗布した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性前駆体を、約76℃のRanarコンベヤ炉内で約1分間にわたって乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.0 g/m2であった。
5.6 gのポリマー4(例1から、表1)と、0.038 gの色素Aと、0.05 gの10% LODYNE(商標)103Aと、4.4 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。巻線バーを使用して、塗布用溶液を基板A上に塗布した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性前駆体を、約76℃のRanarコンベヤ炉内で約1分間にわたって乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.0 g/m2であった。
前駆体を例2におけるように画像形成した。露光された前駆体を続いて、ファウンテン溶液で処理し、そして約400 mJ/cm2露光エネルギーで弱い画像が形成された。インクが適用されたときには、画像領域はインクをかろうじて受け入れた。
例6
8.1 gのポリマー5(例1から、表1)と、0.057 gの色素Aと、0.15 gの10% LODYNE(商標)103Aと、2.3 gのn-プロパノールと、5.7 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。巻線バーを使用して、塗布用溶液を基板A上に塗布した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性前駆体を、約76℃のRanarコンベヤ炉内で約1分間にわたって乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.0 g/m2であった。
8.1 gのポリマー5(例1から、表1)と、0.057 gの色素Aと、0.15 gの10% LODYNE(商標)103Aと、2.3 gのn-プロパノールと、5.7 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。巻線バーを使用して、塗布用溶液を基板A上に塗布した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性前駆体を、約76℃のRanarコンベヤ炉内で約1分間にわたって乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.0 g/m2であった。
画像形成性要素を例2におけるように画像形成した。画像形成された画像形成性要素を続いて、ファウンテン溶液及びインクで処理し、そして約300 mJ/cm2露光エネルギーで良好な画像が形成された。
例7
22.0 gのポリマー2(例1から、表1)と、0.19 gの色素Aと、0.08 gの10% LODYNE(商標)103Aと、6.7 gのn-プロパノールと、28.1 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。高温回転ドラム上に基板Aを載置した。次いで、基板を塗布用溶液と接触させた。塗布用溶液はポンプによって基板に供給した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性要素を、約65℃の温風を約2分間にわたって吹き付けることにより乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.0 g/m2であった。
22.0 gのポリマー2(例1から、表1)と、0.19 gの色素Aと、0.08 gの10% LODYNE(商標)103Aと、6.7 gのn-プロパノールと、28.1 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。高温回転ドラム上に基板Aを載置した。次いで、基板を塗布用溶液と接触させた。塗布用溶液はポンプによって基板に供給した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性要素を、約65℃の温風を約2分間にわたって吹き付けることにより乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.0 g/m2であった。
結果として得られた画像形成性要素を例2におけるように画像形成した。ファウンテン溶液及びインクで画像形成された画像形成性要素を処理した。良好な画像を達成するための最小露光エネルギーは、約200 mJ/cm2であった。
同様に調製された第2の前駆体を、300 mJ/cm2で画像形成し、そしてA.B.Dick Peress上に載置した。結果として得られた印刷版が印刷したのは250部であり、背景のスカム形成を伴った。
例8
22.3 gのポリマー2(例1から、表1)と、0.24 gの色素Bと、0.07 gの10% LODYNE(商標)103Aと、3.5 gのn-プロパノールと、27.3 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。高温回転ドラム上に基板Aを載置した。次いで、基板を塗布用溶液と接触させた。塗布用溶液はポンプによって基板に供給した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性要素を、約65℃の温風を約2分間にわたって吹き付けることにより乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.5 g/m2であった。
22.3 gのポリマー2(例1から、表1)と、0.24 gの色素Bと、0.07 gの10% LODYNE(商標)103Aと、3.5 gのn-プロパノールと、27.3 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。高温回転ドラム上に基板Aを載置した。次いで、基板を塗布用溶液と接触させた。塗布用溶液はポンプによって基板に供給した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性要素を、約65℃の温風を約2分間にわたって吹き付けることにより乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.5 g/m2であった。
結果として得られた画像形成性要素を例2におけるように画像形成した。ファウンテン溶液及びインクで画像形成された画像形成性要素を処理した。良好な画像を達成するための最小露光エネルギーは、約200 mJ/cm2であった。
同様に調製された第2の前駆体を、300 mJ/cm2で画像形成し、そしてA.B.Dick Press上に載置した。結果として得られた印刷版が印刷した良好なプリントは250部以上であった。
例9
22.4 gのポリマー2(例1から、表1)と、0.24 gの色素Bと、0.07 gの10% LODYNE(商標)103Aと、4.7 gのn-プロパノールと、22.6 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。高温回転ドラム上に基板Aを載置した。次いで、基板を塗布用溶液と接触させた。塗布用溶液はポンプによって基板に供給した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性要素を、約65℃の温風を約2分間にわたって吹き付けることにより乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.5 g/m2であった。
22.4 gのポリマー2(例1から、表1)と、0.24 gの色素Bと、0.07 gの10% LODYNE(商標)103Aと、4.7 gのn-プロパノールと、22.6 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。高温回転ドラム上に基板Aを載置した。次いで、基板を塗布用溶液と接触させた。塗布用溶液はポンプによって基板に供給した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性要素を、約65℃の温風を約2分間にわたって吹き付けることにより乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.5 g/m2であった。
結果として得られた画像形成性要素を例2におけるように画像形成した。ファウンテン溶液及びインクで画像形成された画像形成性要素を処理した。良好な画像を達成するための最小露光エネルギーは、約200 mJ/cm2であった。
同様に調製された第2の前駆体を、300 mJ/cm2で画像形成し、そしてA.B.Dick Press上に載置した。結果として得られた印刷版が印刷した良好なプリントは250部以上であった。
例10
この例は、[2-(メタクリロイルオキシ)エチル]ジメチル-(3-カルボキシエチル)アンモニウムベタイン、内塩、つまりカルボキシベタイン含有モノマーの合成、及びカルボキシベタイン含有ポリマーを形成するためのモノマーの重合を示す。
この例は、[2-(メタクリロイルオキシ)エチル]ジメチル-(3-カルボキシエチル)アンモニウムベタイン、内塩、つまりカルボキシベタイン含有モノマーの合成、及びカルボキシベタイン含有ポリマーを形成するためのモノマーの重合を示す。
50 mlフラスコ内に、8 gの2-ブタノン中6.3 g(0.04 mol)のN,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート(Aldrich, 米国WI, Milwaukee)を、1時間にわたって0℃で保存した。0℃で冷却された6 gの2-ブタノン中2.9 g(0.04 mol)のβ-プロピオラクトン(Aldrich, 米国WI, Milwaukee)を、フラスコに液滴状に添加した。その結果得られた混合物を3時間にわたって室温で撹拌し、そして3時間にわたって冷蔵庫内に保存した。白い沈殿物が形成された。4.7 gの固形のカルボキシベタイン含有モノマーを濾過によって捕集した。プロトンNMR(D2O中):δ 1.80(3H, s)、2.59(2H, t)、3.02(6H, s)、3.52(2H, t)、3.63(2H, t)、4.50(2H, m)、5.62(1H, m)、及び6.05(1H, m)。
磁石撹拌器、温度調節器及び窒素入口を備えた100mL三口フラスコ内に、0.1 gのAIBN、3.5 gのメチルメタクリレート、1.5 gのカルボキシベタイン・モノマー、20 gのn-プロパノール、及び20 gの水を入れた。反応混合物を60℃に加熱し、そして窒素下で6時間にわたって撹拌した。0.05 gのAIBN(0.1 g)を添加し、加熱及び撹拌をさらに16時間にわたって続けた。反応混合物を室温まで冷却した後、約43 gのポリマー溶液を得た。不揮発分の%は約9.2%であった。
例11
例10から得られた9.8 gのカルボキシベタイン含有ポリマーと、0.057 gの色素Aと、0.15 gの10% LODYNE(商標)103Aと、2.6 gのn-プロパノールと、2.6 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。巻線バーを使用して、塗布用溶液を基板A上に塗布した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性前駆体を、約76℃のRanarコンベヤ炉内で約1分間にわたって乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.0 g/m2であった。
例10から得られた9.8 gのカルボキシベタイン含有ポリマーと、0.057 gの色素Aと、0.15 gの10% LODYNE(商標)103Aと、2.6 gのn-プロパノールと、2.6 gの水とを合体させることにより、塗布用溶液を調製した。巻線バーを使用して、塗布用溶液を基板A上に塗布した。その結果得られた、基板上の画像形成性層から成る画像形成性前駆体を、約76℃のRanarコンベヤ炉内で約1分間にわたって乾燥させた。画像形成性層の乾燥塗布重量は、約1.0 g/m2であった。
画像形成性要素を例2におけるように画像形成した。画像形成された画像形成性要素を続いて、ファウンテン溶液及びインクで処理した。約300 mJ/cm2露光エネルギーで良好な画像が形成された。
本発明を説明してきたが、我々は添付の特許請求の範囲及び等価の範囲を特許請求する。
Claims (19)
- 支持体上に画像形成性層を含む画像形成性要素であって、該画像形成性層は、光熱変換材料と、ベタイン含有側鎖を有するポリマー主鎖を含む高分子バインダーとから本質的に成り、該ベタインは、スルホベタイン、カルボキシベタイン、及びこれらの混合物から成る群から選択される。
- 該高分子バインダーが、スルホベタイン含有側鎖を有するポリマー主鎖を含む請求項1に記載の要素。
- 該高分子バインダーが、カルボキシベタイン含有側鎖を有するポリマー主鎖を含む請求項1に記載の要素。
- 該高分子バインダーが、KユニットとLユニットとを含み:
該Kユニットが、-[CH2C(R1)R2]-、-[CH2CR3(CO2R4)]-、-[CH2CR3(CON(R5)(R6))]-、-[C(R7)(COECO)C(R7)]-、及びこれらの混合物から選択され;
該Lユニットが、
-[CH2C(R8)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nSO3)]-、-[CH2C(R9)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nCO2)]-、及びこれらの混合物から選択され;
上記式中:
各R1、R3、R7、R8、及びR9は、独立して水素、メチル又はこれらの混合物であり;
R2は、水素、メチル、フェニル、置換型フェニル、ハロゲン、シアノ、炭素原子数1〜4のアルコキシ、炭素原子数1〜5のアシル、炭素原子数1〜5のアシルオキシ、ビニル、アリル、又はこれらの混合物であり;
R4、R5、及びR6は、それぞれ独立して水素、炭素原子数1〜6のアルキル、炭素原子数1〜6のシクロアルキル、フェニル、又はこれらの混合物であり;
Eは酸素又はNR10であり、R10は水素、ヒドロキシル、フェニル、置換型フェニル、炭素原子数1〜6のアルキル、ベンジル、又はこれらの混合物であり;
Qは、CO2、O、CONH、CH2、又はこれらの混合物であり;
mは、1〜8であり;
nは、2〜4である);そして
KユニットとLユニットとの比が、約99:1〜約1:99である、
請求項1に記載の要素。 - 該Kユニットが、-[CH2C(R1)R2]-、-[CH2CR3(CO2R4)]-、及びこれらの混合物から選択され;
R2が、フェニル、シアノ、又はこれらの混合物であり;
R4が、メチルであり;
Qが、CO2、CONH、又はこれらの混合物であり;
mが、1〜4であり;そして
KユニットとLユニットとの比が、約95:5〜約20:80である、
請求項4に記載の要素。 - 該Lユニットが、-[CH2-C(R8)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nSO3)]-である請求項5に記載の要素。
- 該Lユニットが、-[CH2-C(R9)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nCO2)]-である請求項5に記載の要素。
- 画像を形成する方法であって、該方法は:
a) 画像形成性要素に熱画像形成し、そして、画像形成性層内に画像形成された領域と画像形成されていない領域とを含む、画像形成された画像形成性要素を形成すること、
該画像形成性要素は、支持体上にある該画像形成性層を含み;
該画像形成性層は、光熱変換材料と高分子バインダーとを含み;
該バインダーは、ベタイン含有側鎖を有するポリマー主鎖を含み、該ベタインは、スルホベタイン、カルボキシベタイン、及びこれらの混合物から成る群から選択される;そして
b) 現像工程なしに、該画像形成された画像形成性要素を、インク、ファウンテン溶液、又はインクとファウンテン溶液との混合物で処理し、これにより、画像形成された領域がインクを取り込み、そして画像形成されていない領域が本質的にインク無しのままであるようにすること
の各工程を含んで成る。 - 該高分子バインダーが、スルホベタイン含有側鎖を有するポリマー主鎖を含む請求項8に記載の方法。
- 該高分子バインダーが、カルボキシベタイン含有側鎖を有するポリマー主鎖を含む請求項8に記載の方法。
- 該画像形成性層が、該光熱変換材料と該高分子バインダーとから本質的に成る請求項8に記載の方法。
- 該高分子バインダーが、KユニットとLユニットとを含み:
該Kユニットは、-[CH2C(R1)R2]-、-[CH2CR3(CO2R4)]-、-[CH2CR3(CON(R5)(R6))]-、-[C(R7)(COECO)C(R7)]-、及びこれらの混合物から選択され;
該Lユニットは、
-[CH2C(R8)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nSO3)]-、-[CH2C(R9)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nCO2)]-、及びこれらの混合物から選択され;
上記式中:
各R1、R3、R7、R8、及びR9は、独立して水素、メチル又はこれらの混合物であり;
R2は、水素、メチル、フェニル、置換型フェニル、ハロゲン、シアノ、炭素原子数1〜4のアルコキシ、炭素原子数1〜5のアシル、炭素原子数1〜5のアシルオキシ、ビニル、アリル、又はこれらの混合物であり;
R4、R5、及びR6は、それぞれ独立して水素、炭素原子数1〜6のアルキル、炭素原子数1〜6のシクロアルキル、フェニル、又はこれらの混合物であり;
Eは酸素又はNR10であり、R10は水素、ヒドロキシル、フェニル、置換型フェニル、炭素原子数1〜6のアルキル、ベンジル、又はこれらの混合物であり;
Qは、CO2、O、CONH、CH2、又はこれらの混合物であり;
mは、1〜8であり;
nは、2〜4であり;そして
KユニットとLユニットとの比が、約99:1〜約1:99である、
請求項8に記載の方法。 - 該Kユニットが、-[CH2C(R1)R2]-、-[CH2CR3(CO2R4)]-、及びこれらの混合物から選択され;
R2が、フェニル、シアノ、又はこれらの混合物であり;
R4が、メチルであり;
Qが、CO2、CONH、又はこれらの混合物であり;
mが、1〜4であり;そして
KユニットとLユニットとの比が、約95:5〜約20:80である、
請求項12に記載の方法。 - 該Lユニットが、-[CH2-C(R8)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nSO3)]-である請求項13に記載の方法。
- 該Lユニットが、-[CH2-C(R9)(Q(CH2)mN(CH3)2(CH2)nCO2)]-である請求項13に記載の方法。
- 該画像形成性層が、該光熱変換材料と該高分子バインダーとから本質的に成る請求項13に記載の方法。
- 該高分子バインダーが、該Kユニットと該Lユニットとから本質的に成る請求項13に記載の方法。
- 該インクを受容材料に転写する工程をさらに含む請求項13に記載の方法。
- 該インクを受容材料に転写する工程をさらに含む請求項8に記載の方法。
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