JP2008508832A - Wlanインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるwlan情報伝送方法及び装置 - Google Patents

Wlanインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるwlan情報伝送方法及び装置 Download PDF

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Abstract

WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報伝送装置及び方法が提供される。本発明は、セル内のWLAN地域が存在するか否かを判断するためのWLANしきい値及び測定周期をシステム情報に設定するステップと、システム情報をセル内にブロードキャストするステップと、セル内にWLAN地域が存在することを示す共通パイロットチャンネルを、WLAN地域をカバーする送信電力及び方向にビームフォーミングを用いて伝送するステップとを含む。

Description

本発明は、移動通信ネットワーク及びWLAN(Wireless Local Area Network)のインターワーキング(Interwoking)に関し、特に、移動通信ネットワークにおけるWLAN情報の伝送方法及び装置に関する。
最近、携帯用コンピュータ及び移動電話機を含む携帯用電子機器の急速な発展と共に、イントラネット(Intranet)、インターネット及びWWW(World Wide Web)のような有線ネットワークに無線でアクセスするための研究が活発に進行されている。WLANは、低廉且つ高速に有線ネットワークに接続するための効率的な技術と知られている。一方、CDMA(Code Division Multiple Access)2000、WCDMA/UMTS(Wideband Code Division Multiple Access/Universal Mobile Telecommunications System)、GPRS(General Packet Radio System)及びCDMA2000 1xEV−DV(Evolution Dataand Voice)のような第3世代移動通信システムは、無線チャンネルを介した高速のデータ伝送を実現させることで、端末(Mobile Station又はUser Equipment)がセルラー移動通信ネットワークを介してインターネットのようなパケット通信ネットワークに接続することを可能にした。
しかしながら、先端の無線アクセス技術は、その使用費用が非常に高い。したがって、移動通信ネットワーク及びWLANをアクセスできるインターワーキング端末により、移動通信ネットワーク及びWLANをインターワーキングさせるための研究、開発、標準活動に対する要求が増大している。このようなインターワーキングの主要目的は、低廉且つ大容量のWLANを用いて移動通信ネットワークのサービスを提供することにある。
移動通信ネットワークとは異なり、IEEE802.11系列のWLANでは、アクセス可能なネットワークノード、すなわちアクセスポイントを追跡できる別途のページングチャンネル(Paging Channel)を使用しない。IEEE802.11系列のインターワーキング端末がアクセス可能なアクセスポイントを検索する動作をスキャンという。WLANのスキャン方法には次の2種類がある。第一は、アクティブスキャンであって、端末は、近所のアクセスポイントを検索するためのプローブ信号を送出し、プローブ信号を受信したアクセスポイントはアクセスに必要な多様なパラメーターを含む応答信号により端末に応答することで、端末がアクセス可能なアクセスポイントの存在が分かる。アクティブスキャンを使用する場合、端末がアクセス可能なアクセスポイントをより速く検索できるが、端末の電力消耗が多い。第二は、パッシブスキャン(passive scan)であって、アクセスポイントは数百msごとに一度ずつビーコン(beacon)信号を周囲に伝送し、端末はビーコン信号を受信することによりアクセス可能なアクセスポイントの存在が分かる。ヒーコン信号には、端末がWLANにアクセスを試みるのに必要な多様なパラメーターが含まれ、ビーコン信号を受信した端末が該アクセスポイントにアクセスを試みることができるようにする。パッシブスキャンの場合、アクティブスキャンよりも電力消費は少ないが、アクセスポイントを検索するのに時間が多くかかる。
IEEE802.11系列の標準に従うWLANの場合は、端末が接続可能なWLAN、特に移動通信ネットワークとインターワーキング可能なWLANを検索するのに困難さがある。すなわち、WLANのアクセスポイントが各々異なる周波数帯域で動作する場合、全てのアクセスポイントをスキャンするには、端末が色んな周波数チャンネルにプローブ信号を伝送したり(アクティブスキャンの場合)、色んな周波数チャンネルのビーコン信号を受信するために色んな周波数チャンネルを検索しなければならない(パッシブスキャンの場合)。これは、WLANを検索するのにかかる時間が増加することを意味する。前述したように、WLANを検索するために、端末が継続的にスキャニングを遂行する場合、端末の電力消費が大きい。
したがって、移動通信ネットワークでブロードキャストされるシステム情報を用いて、WLANが可能なセルに対してWLANスキャニングを遂行することを指示する指示器(indicator)、又は、より速いWLANスキャニングを遂行するために具体的なWLAN情報(WLAN周波数情報やWLAN識別子(SSID:Service Set IDentifier)等)を提供できる。
図1は、従来の移動通信システムにおけるWLAN−I(WLAN-interworking)に対する概要図を示す図である。
図1では、WLAN地域120を含むセル110に対し、ノードB(100)からブロードキャストされるシステム情報を用いて、WLAN情報115を伝送することを示す。端末101〜107は、WLAN−Iが可能な端末である。ノードB(100)は、WLAN−Iを行うためにセル内にWLAN地域が存在することを示す情報115を端末101〜107に通報し、端末101〜107は、WLANのスキャニングを遂行し、WLAN地域120にハンドオーバを行うことができる。
WLAN地域120は、移動通信ネットワークのセル110に比べて非常に小さいため、WLAN地域120に近接している端末106を除いた残り端末101〜105、107がWLANスキャニングを遂行すると、不要な電力を使用することになるという問題点がある。このような問題点は、WLAN地域120がセル110より小さいほど大きくなる。また、WLAN地域120は、セル内の何れか一つの地域に集中しやすいにも関わらず、異なるセル内の他の地域にある端末は不要なWLANスキャニングを遂行して端末の電力を浪費する。また、ネットワークの側面では、セルのWLAN地域120がない部分まで、すなわち、セルの全方向の境界までWLAN情報を伝送しなければならないため、伝送電力の浪費を招くという問題点がある。
よって、本発明の目的は、移動通信ネットワークにおいて、不要な電力消耗なしに端末にWLAN情報を効率良く伝送する方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、セル内のWLANが位置している方向とノードBに対応した距離とを考慮して、セル内にWLANが位置している地域に選別的にWLAN−Iのための情報を伝送できる方法及び装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ビームフォーミング(Beam forming)を用いて、WLAN情報伝送の方向性をハンドリング(handling)し、システム情報に使用されるものと異なる別途のコード及び伝送電力を使用して、セルに対応したWLANの半径をハンドリングする方法及び装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報伝送方法であって、セル内のWLAN地域が存在するか否かを判断するためのWLANしきい値及び測定周期をシステム情報に設定するステップと、前記システム情報をセル内にブロードキャストするステップと、前記セル内に前記WLAN地域が存在することを示す共通パイロットチャンネルを、前記WLAN地域をカバーする送信電力及び方向にビームフォーミングを用いて伝送するステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報伝送方法であって、セル内のWLAN地域が存在するか否かを判断するために使用されるWLANしきい値をシステム情報に設定するステップと、前記システム情報をセル内にブロードキャストするステップと、前記セル内に前記WLAN地域が存在することを示す共通パイロットチャンネルを、前記WLAN地域をカバーする送信電力で伝送するステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報伝送方法であって、セル内のWLAN地域の位置が前記セルをカバーする基地局(ノードB)と比較して、方向性(directional characteristic)及び距離性(radius characteristic)を持っているか否かを確認するステップと、前記方向性及び距離性を全部持っていない場合、前記セル内に前記WLAN地域が存在することを示すWLANスキャニング指示情報をシステム情報に設定するステップと、前記システム情報をセル内にブロードキャストするステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報受信方法であって、セル内にブロードキャストされるシステム情報を受信し、前記セル内にWLAN地域が存在するか否かを判断するためのWLANしきい値、第2の共通パイロットチャンネルのコード情報及び測定周期が、前記システム情報内に含まれているか否かをチェックするステップと、前記共通パイロットチャンネルのコード情報及び前記測定周期を除いた前記WLANしきい値だけが含まれている場合、第1の共通パイロットチャンネルを測定し、前記測定結果が前記WLANしきい値を超過するか否かをチェックするステップと、前記第2の共通パイロットチャンネルのコード情報、前記測定周期及び前記WLANしきい値が全部含まれている場合、前記第2の共通パイロットチャンネルを測定し、前記測定結果が前記WLANしきい値を超過するか否かをチェックするステップと、前記第1の共通パイロットチャンネル又は前記第2の共通パイロットチャンネルの測定結果が、前記WLANしきい値を超過する場合、WLANスキャニングを遂行するステップを含むことを特徴とする。
また、本発明は、WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報送受信装置であって、セル内のWLAN地域が存在するか否かを判断するために使用されるWLANしきい値及び測定周期をシステム情報に設定し、前記システム情報をセル内にブロードキャストし、前記セル内に前記WLAN地域が存在することを示す共通パイロットチャンネルを、前記WLAN地域をカバーする送信電力及び方向にビームフォーミングを用いて伝送する無線網制御機と、前記システム情報を受信し、前記システム情報内に前記WLAN地域が存在するか否かを判断するために使用されるWLANしきい値、共通パイロットチャンネルのコード情報及び測定周期が含まれているか否かをチェックし、前記共通パイロットチャンネルのコード情報、測定周期及びWLANしきい値が全部含まれている場合、前記共通パイロットチャンネルを測定して前記測定結果が前記WLANしきい値を超過するか否かをチェックし、前記共通パイロットチャンネルの測定結果が前記WLANしきい値を超過する場合、前記WLANスキャニングを遂行する端末とからなることを特徴とする。
また、本発明は、WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報送受信装置であって、セル内のWLAN地域が存在するか否かを判断するためのWLANしきい値をシステム情報に設定し、前記システム情報をセル内にブロードキャストし、前記セル内に前記WLAN地域が存在することを示す共通パイロットチャンネルを前記WLAN地域をカバーする送信電力及び方向にビームフォーミングを用いて伝送する無線網制御機と、前記システム情報を受信し、前記システム情報内に前記WLAN地域が存在するか否かを判断するために使用されるWLANしきい値、第2の共通パイロットチャンネルのコード情報及び測定周期が含まれているか否かをチェックし、前記第2の共通パイロットチャンネルのコード情報及び前記測定周期を除いた前記WLANしきい値だけが含まれている場合、前記セルを識別するために使用する第1の共通パイロットチャンネルを測定し、前記測定結果が前記WLANしきい値を超過するか否かをチェックし、前記第1の共通パイロットチャンネルの測定結果が前記WLANしきい値を超過する場合、前記WLANスキャニングを遂行する端末とからなることを特徴とする。
本発明によれば、セル内のWLAN地域の方向性とノードBからの距離とを考慮して、セル内のWLAN地域に近接した地域だけにWLAN情報を局部的に伝送できるようにする。これにより、端末は、WLANスキャニング作業の開始を最適化し、また、ネットワークの側面においてWLAN情報を全体セル内に伝送する必要がないので、端末の伝送電力を節約できる。
以下、本発明の好適な実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、下記の説明において、本発明の要旨のみを明瞭にするために、公知の機能や構成についての具体的な説明は適宜省略する。また、後述される用語は、本発明の機能を考慮して定義されたもので、これは、ユーザーや運用者の意図又は慣例などによって変化し得るため、本明細書の全般に渡った内容に基づいて定義されるべきである。
図2は、本発明の一実施形態によるWLAN情報伝送方法を示す図である。
これは、セル内のWLAN地域220がノードB(200)を基準として方向性を持って位置する時の実施例である。
図2では、セル210内のWLANが位置している地域220の方向とノードB(200)からの距離とを考慮して、セル210内にWLANが位置している地域220に選別的にWLAN−Iのための情報(以下、「WLAN情報」と称する。)225が伝送される。
端末201〜207は、WLAN−Iが可能な端末を示す。セル内のWLAN地域220は、一方向、すなわち2時方向に位置する。したがって、ノードB(200)は、全体のセル210内に全方向にWLAN情報を伝送する必要がない。
仮に、ノードB(200)が端末206にWLAN地域220の具体的な情報(WLAN周波数情報やWLAN識別子(SSID)等)の代りに、WLANスキャニングの開始だけを報知する場合、ノードB(200)は、特定の第2の共通パイロットチャンネル(Secondary Common Pilot Channel、以下、「S−CPICH」と称する。)225を介してビームフォーミング方式にてWLANスキャニングの開始を報知するWLANスキャニング指示情報(WLAN scanning indication)を伝送(carry)する。
S−CPICH(225)は、セル境界線まで伝送する必要がなく、S−CPICH(225)の伝送に必要な電力は、WLAN地域220のノードB(200)からの距離により設定される。端末206は、セル内においてWLANスキャニングを常に遂行することなく、S−CPICHの測定を周期的に遂行しながら、S−CPICHの測定結果が充分な場合、WLANスキャニング指示情報を検出したと判断して、WLANスキャニングを遂行する。
本発明の実施形態を支援するために、WLANスキャニング指示情報の役割を遂行するS−CPICHのチャンネルコード及びスクランブルコードは、セル内でシステム情報215を用いて伝送される。現在、3GPP標準では、SF(Spreading Factor)256のコードをチャンネルコードとして使用して、15個の第2のスクランブルコードの一つを使用することができる。よって、端末206がセル内のWLAN地域220に伝送されるWLAN指示用S−CPICHを解読するために、ノードB(200)はセル内のブロードキャストされるシステム情報215を介してS−CPICHに使用されるチャンネルコード及びスクランブルコードを報知する。チャンネルコード及びスクランブルコードは、当該インデックスに報知したり、或いは、15個の第2のスクランブルコードの以外のスクランブルコードを使用する場合、当該コードを明示的に報知できる。また、ノードB(200)は、端末206がWLAN用S−CPICHを測定し、測定結果が充分であるか否かを判断するために、しきい値(WLAN_offset)及びS−CPICHの測定を遂行する周期値(WLAN_timer)も、システム情報215を用いて設定することができる。
他の場合、ノードB(200)がWLAN地域220の具体的な情報(WLAN周波数情報やWLAN識別子(SSID)等)を含むWLAN情報を報知する場合、WLAN情報は、特定コードを用いてS−CPICH(225)と共にWLAN地域220に伝送される。WLAN情報は、ビームフォーミングを用いてWLAN地域220に到達するが、最小限の電力で伝送される。このとき、システム情報215は、WLAN情報225が伝送されるチャンネルに対する情報をS−CPICH情報と共に含む。端末206は、まず、S−CPICH(225)を受信し、S−CPICH(225)の受信強度が充分であると、システム情報215に含まれているチャンネル情報によってWLAN情報を受信する。
さらに他の場合、ノードB(200)は、WLAN地域220に対する具体的なWLAN情報、すなわち、WLAN周波数情報やWLAN識別子(SSID)等をシステム情報215を用いて端末に報知し、WLANスキャニング指示情報をS−SCPICHを介して伝送できる。
図3は、本発明の一実施形態によるWLAN情報伝送方法を示す図である。図3は、セル内のWLAN地域320の位置が、ノードB(300)を基準として方向性はないが、ノードB(300)の近所にある時に適用する実施例である。
端末301〜307は、WLAN−Iが可能な端末を示す。WLAN地域320の位置が方向性を持っていないため、ノードB(300)は、ビームフォーミング方法を使用する必要がない。WLAN地域320の位置がノードB(300)の近所に位置しているため、システム情報315を用いてセル310内の全ての端末にWLANスキャニングを遂行することをノードB(300)が指示すると、端末302を除いた残り端末は、不要にWLANスキャニングを遂行して、残り端末の電力を浪費することになる。したがって、図3において、ノードB(300)は、方向性によるビームフォーミング方法は使用せず、WLAN地域320及びノードB(300)間の距離を基準としてWLANスキャニング指示情報をS−CPICH(325)を介して少ない電力で伝送する。
よって、WLANスキャニング指示情報用S−CPICHのコード情報であるWLAN_offsetやWLAN_timerなどの情報は、システム情報315を用いて端末301〜307に通報され、S−CPICH(325)はビームフォーミングを使用する必要がなく、全方向に対して低い送信電力で伝送できる。これにより、端末302の以外の端末301、303〜307は、S−CPICH(325)に対して測定結果が充分でなく、WLANスキャニングを遂行しない。仮に、ノードB(300)がWLAN(320)の具体的な情報(WLAN周波数情報やWLAN識別子(SSID)等)を含むWLAN情報を報知する場合、ノードB(300)は、特定チャンネルを介してWLAN情報を伝送したり、或いは、システム情報315にWLAN情報を載せて伝送する。
本発明の他の実施形態として、図3に示すように、WLAN地域320の位置がノードB(300)を基準として方向性がない場合、ノードB(300)は、S−CPICHなしにWLAN_offset値だけを用いて端末302のみにWLANスキャニングを遂行するようにし、WLAN地域320と遠く離れている他の端末301、303〜307にWLANスキャニングを遂行しないようにする。このとき、ノードB(300)は、WLANスキャニング指示情報用S−CPICHを別に設定しないが、WLAN_offset値を適切に設定してシステム情報315を介して伝送する。また、端末302は、WLAN_offset値を一般のパイロットチャンネルであるP−CPICHの測定結果に対するしきい値として使用する。また、ノードB(300)は、WLANスキャニング指示情報又は具体的なWLAN情報はシステム情報を介して伝送する。
図4A及び図4Bは、本発明の一実施形態によるRNC(Radio Network Controler)の動作を示すフローチャートである。ここで、図4Aはシステム情報を伝送する動作であり、図4Bはパイロットを伝送する動作である。
図4Aによれば、段階S401においてWLAN−Iシステム情報を初期化する。RNCは、段階S402においてWLAN地域がセル内で方向性なしに距離性だけを持っているか否かをチェックする。仮に、WLAN地域がセル内で距離性だけを持っている場合、RNCは、段階S411においてP−CPICHのしきい値として適用するWLAN_offset値をシステム情報に設定する。一方、WLAN地域がセル内で距離性だけを持っていない場合、WLAN地域の方向性を判断するために段階S403に進行する。
段階S403においてWLAN地域がセル内で方向性を持っている場合、RNCは、システム情報内にWLANスキャニング指示情報を伝送するS−CPICHを設定し、S−CPICHのしきい値として適用するWLAN_offsetを設定し、S−CPICH測定の周期値であるWLAN_timerを設定する。一方、段階S403においてWLAN地域がセル内で方向性を持っていない場合、これは、WLAN地域がセル内で方向性及び距離性を全部持っていないことを示す。これは、セル内にWLAN地域が複数存在し、WLAN地域がセル内に不規則に提供されている場合に発生し得る。したがって、RNCは、段階S404においてシステム情報にWLANスキャニング指示情報を設定し、段階S412に進行する。
段階S412においては、段階S411、段階S421及び段階S404において設定したシステム情報がセル内にブロードキャストされる。
図4Bによれば、RNCは、段階S413においてWLAN地域がセル内で距離性だけを持っているか否かをチェックし、距離性だけを持っている場合、S431において特定アクションは要求されない。
一方、段階S413において距離性だけを持っているものではない場合、段階S414に進行する。RNCは、段階S414においてWLAN地域が方向性だけを持っているか否かをチェックし、方向性だけを持っている場合、段階S441においてWLANスキャニング指示情報がS−CPICHを介してWLAN地域をカバーする方向にビームフォーミングを用いて伝送される。一方、段階S414において方向性だけを持っているものではない場合、段階S415に進行する。
RNCは、段階S415においてWLAN地域がセル内で方向性及び距離性を全部持っているか否かをチェックし、方向性及び距離性を全部持っている場合、段階S451においてWLANスキャニング指示情報がS−CPICHを介してWLAN地域をカバーする方向に少ない送信電力でビームフォーミングを用いて伝送され、RNCは、方向性及び距離性を全部持っていない場合、段階S461において特定アクションは要求されない。
図5は、本発明の一実施形態による端末の動作を示すフローチャートである。
図5によれば、端末は、段階S501においてセル内のシステム情報を読み取り、段階S502においてシステム情報内にWLANスキャニング指示情報が含まれているか否かをチェックする。段階S502においてシステム情報内にWLANスキャニング指示情報が、含まれている場合は段階S503においてWLANスキャニングを遂行し、含まれていない場合は段階S511においてWLAN_offsetのみがシステム情報に含まれているか否かをチェックする。端末は、段階S511においてWLAN_offsetのみが含まれている場合は段階S512においてP−CPICHを測定し、段階S513においてP−CPICHの測定結果がWLAN_offsetより大きい値を有しているか否かをチェックする。端末は、測定結果がWLAN_offsetより大きい値を有している場合は段階S531においてWLANスキャニングを開始し、大きい値を有しているものではない場合は段階S512に戻る。
段階S511において、端末は、システム情報にWLAN_offsetだけが含まれているものではない場合、段階S521においてシステム情報にWLANスキャニング指示情報用として使用されるS−CPICH情報、WLAN_offset、WLAN_timer情報が全部含まれているか否かを確認する。端末は、このような情報が全部含まれている場合、段階S541においてS−CPICHの測定を遂行し、このような情報が全部含まれているものではない場合、段階S522においてWLANのためのセルやWLAN−Iのための領域が存在しないと判断する。
端末は、段階S542においてS−CPICHの測定結果がWLAN_offsetより大きい値を有しているか否かをチェックする。段階S542において大きい値を有している場合、段階S551においてWLANスキャニングを開始し、大きい値を有しているものではない場合、段階S543においてWLAN_timerだけ待機し、再度段階S541に戻る。
なお、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態について説明したが、本発明の要旨から逸脱しない範囲内で多様に変形できる。よって、本発明の範囲は、前述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。
従来の移動通信システムにおけるWLAN−Iに対する概要図を示す図である。 本発明の一実施形態によるWLAN情報伝送方法を示す図である。 本発明の一実施形態によるWLAN情報伝送方法を示す図である。 本発明の一実施形態によるRNCの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるRNCの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による端末の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
200 ノードB
201〜207 端末
210 セル
215 システム情報
220 WLAN地域
225 WLAN情報又は第2の共通パイロットチャンネル(S−CPICH)

Claims (25)

  1. WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報伝送方法であって、
    セル内のWLAN地域が存在するか否かを判断するためのWLANしきい値及び測定周期をシステム情報に設定するステップと、
    前記システム情報をセル内にブロードキャストするステップと、
    前記セル内に前記WLAN地域が存在することを示す共通パイロットチャンネルを、前記WLAN地域をカバーする送信電力及び方向にビームフォーミングを用いて伝送するステップとを含むことを特徴とする、方法。
  2. 前記システム情報は、WLANスキャニング指示情報が伝送される前記共通パイロットチャンネルのコード情報及び前記共通パイロットチャンネルの測定周期をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記システム情報は、前記WLAN地域の周波数情報、識別子及びシステム識別子を含む前記WLAN地域の詳細情報を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記WLAN地域の周波数情報、識別子及びシステム識別子を含む前記WLAN地域の詳細情報を、前記WLAN地域をカバーする送信電力及び方向にビームフォーミングを用いて伝送するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記システム情報は、前記WLAN地域の詳細情報を伝送するチャンネルのコード情報をさらに含むことを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報伝送方法であって、
    セル内のWLAN地域が存在するか否かを判断するためのWLANしきい値をシステム情報に設定するステップと、
    前記システム情報をセル内にブロードキャストするステップと、
    前記セル内に前記WLAN地域が存在することを示す共通パイロットチャンネルを、前記WLAN地域をカバーする送信電力で伝送するステップとを含むことを特徴とする、方法。
  7. 前記システム情報は、WLANスキャニング指示情報が伝送される前記共通パイロットチャンネルのコード情報及び前記共通パイロットチャンネルの測定周期を含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記システム情報は、前記WLAN地域の周波数情報、識別子及びシステム識別子を含む前記WLAN地域の詳細情報を含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  9. 前記WLAN地域の周波数情報、識別子及びシステム識別子を含む前記WLAN地域の詳細情報を、前記WLAN地域をカバーする送信電力でビームフォーミングを用いて伝送するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  10. 前記システム情報は、前記WLAN地域の詳細情報を伝送するチャンネルのコード情報を含むことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報伝送方法であって、
    セル内のWLAN地域の位置が前記セルに提供される基地局(ノードB)と比較して、方向性及び距離性を持っているか否かを確認するステップと、
    前記方向性及び距離性の特性を全部持っていない場合、前記セル内に前記WLAN地域が存在することを示すWLANスキャニング指示情報をシステム情報に設定するステップと、
    前記システム情報をセル内にブロードキャストするステップとを含むことを特徴とする、方法。
  12. WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報の受信方法であって、
    セル内にブロードキャストされるシステム情報を受信し、前記セル内にWLAN地域が存在するか否かを判断するためのWLANしきい値、第2の共通パイロットチャンネルのコード情報及び測定周期が、前記システム情報内に含まれているか否かをチェックするステップと、
    前記システム情報に前記WLANしきい値だけが含まれている場合、第1の共通パイロットチャンネルを測定し、前記測定結果が前記WLANしきい値を超過するか否かをチェックするステップと、
    前記システム情報に前記第2の共通パイロットチャンネルのコード情報、前記測定周期及び前記WLANしきい値が全部含まれている場合、前記第2の共通パイロットチャンネルを測定し、前記測定結果が前記WLANしきい値を超過するか否かをチェックするステップと、
    前記第1の共通パイロットチャンネル又は前記第2の共通パイロットチャンネルの測定結果が、前記WLANしきい値を超過する場合、WLANスキャニングを遂行するステップを含むことを特徴とする、方法。
  13. 前記セル内にWLAN地域が存在することを示すWLANスキャニング指示情報が、前記システム情報内に含まれているか否かをチェックするステップと、
    前記WLANスキャニング指示情報が前記システム情報に含まれている場合、WLANスキャニングを遂行するステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報送受信装置であって、
    セル内のWLAN地域が存在するか否かを判断するためのWLANしきい値及び測定周期をシステム情報に設定し、前記システム情報をセル内にブロードキャストし、前記セル内に前記WLAN地域が存在することを示す共通パイロットチャンネルを、前記WLAN地域をカバーする送信電力及び方向にビームフォーミングを用いて伝送する無線網制御機と、
    前記システム情報を受信し、前記システム情報内にWLANしきい値、共通パイロットチャンネルのコード情報及び測定周期が含まれているか否かをチェックし、前記システム情報に前記第2の共通パイロットチャンネルのコード情報、測定周期及びWLANしきい値が全部含まれている場合、前記共通パイロットチャンネルを測定して前記測定結果が前記WLANしきい値を超過するか否かをチェックし、前記共通パイロットチャンネルの測定結果が前記WLANしきい値を超過する場合、前記WLANスキャニングを遂行する端末とからなることを特徴とする、装置。
  15. 前記端末は、前記セル内にWLAN地域が存在することを示すWLANスキャニング指示情報が、前記システム情報に含まれているか否かをチェックし、前記WLANスキャニング指示情報が前記システム情報に含まれている場合、WLANスキャニングを遂行することを特徴とする、請求項14に記載の装置。
  16. 前記システム情報は、WLANスキャニング指示情報が伝送される前記共通パイロットチャンネルのコード情報及び前記共通パイロットチャンネルの測定周期をさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載の装置。
  17. 前記システム情報は、前記WLAN地域の周波数情報、識別子及びシステム識別子を含む前記WLAN地域の詳細情報を含むことを特徴とする、請求項14に記載の装置。
  18. 前記無線網制御機は、前記WLAN地域の周波数情報、識別子及びシステム識別子を含む前記WLAN地域の詳細情報を、前記WLAN地域をカバーする送信電力及び方向性でビームフォーミングを用いて伝送することを特徴とする、請求項14に記載の装置。
  19. 前記システム情報は、前記WLAN地域の詳細情報を伝送するチャンネルのコード情報をさらに含むことを特徴とする、請求項18に記載の装置。
  20. WLANインターワーキングのための移動通信ネットワークにおけるWLAN情報送受信装置であって、
    セル内のWLAN地域が存在するか否かを判断するためのWLANしきい値をシステム情報に設定し、前記システム情報をセル内にブロードキャストし、前記セル内に前記WLAN地域が存在することを示す共通パイロットチャンネルを前記WLAN地域をカバーする送信電力及び方向にビームフォーミングを用いて伝送する無線網制御機と、
    前記システム情報を受信し、前記システム情報内にWLANしきい値、第2の共通パイロットチャンネルのコード情報及び測定周期が含まれているか否かをチェックし、前記システム情報に前記WLANしきい値だけが含まれている場合、前記セルを識別するために使用する第1の共通パイロットチャンネルを測定し、前記測定結果が前記WLANしきい値を超過するか否かをチェックし、前記第1の共通パイロットチャンネルの測定結果が前記WLANしきい値を超過する場合、前記WLANスキャニングを遂行する端末とからなることを特徴とする、装置。
  21. 前記端末は、前記セル内にWLAN地域が存在することを示すWLANスキャニング指示情報が含まれているか否かをチェックし、前記WLANスキャニング指示情報が含まれている場合、WLANスキャニングを遂行することを特徴とする、請求項20に記載の装置。
  22. 前記システム情報は、WLANスキャニング指示情報が伝送される前記共通パイロットチャンネルのコード情報及び前記共通パイロットチャンネルの測定周期をさらに含むことを特徴とする、請求項20に記載の装置。
  23. 前記システム情報は、前記WLAN地域の周波数情報、識別子及びシステム識別子を含む前記WLAN地域の詳細情報を含むことを特徴とする、請求項20に記載の装置。
  24. 前記無線網制御機は、前記WLAN地域の周波数情報、識別子及びシステム識別子を含む前記WLAN地域の詳細情報を、前記WLAN地域をカバーする送信電力及び方向性でビームフォーミングを用いて伝送することを特徴とする、請求項20に記載の装置。
  25. 前記システム情報は、前記WLAN地域の詳細情報を伝送するチャンネルのコード情報をさらに含むことを特徴とする、請求項24に記載の装置。
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