JP2008508771A - 無線通信装置の送信電力の現在値の決定 - Google Patents

無線通信装置の送信電力の現在値の決定 Download PDF

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Abstract

送信電力の現在値を求めることが可能な無線通信装置であって、所与の利得設定値に対応する送信電力の値に影響を与える増幅器の少なくとも1つの動作条件を測定する収集ユニットと、増幅器の現在の利得設定値および測定された少なくとも1つの動作条件から送信電力の現在値を確定するようにされた決定モジュール(46)とを備える、無線通信装置。

Description

本発明は、無線通信装置の送信電力の現在値の決定に関する。
CDMA(符号分割多重接続方式)無線電話システムは、ネットワーク基地局および複数の移動ユーザ局を含む。以下では、ユーザ局は、無線通信装置と呼ばれる。無線通信装置が、共用無線周波数インターフェースを通じて通信する場合には、各通信装置の無線周波数送信電力を制御する必要がある。これが、主にすべてのユーザのすべての通信チャネル上で許容できる信号品質を保証する一方で、各通信装置の電力消費は最小化される。そのため、無線通信装置は、利得設定値に従って無線通信の送信電力を設定するために調整可能な利得を有する増幅器を備える。
このような従来の通信装置の一例は、米国特許出願公開第2002/0176513号に記載されている。
UMTS(汎用移動通信システム)用の3GPP規格(第3世代パートナーシップ・プロジェクト)のような規格は、各通信装置に対して、
送信電力の変化に関する第1の許容範囲、および
最大の送信電力に関する第2の許容範囲を指定している。
第2の許容範囲は、絶対最大送信電力限界に従って指定される。例えば、クラス3の通信装置の最大送信電力限界は、24dBm(1ミリワットを0デシベルとする)であり、その許容範囲は、−3dB〜+1dBの範囲である。
しかし、増幅器における非線形性および誤差のために、プロセッサによって設定される公称利得は、所望の送信電力に必ずしも対応することができない。この誤差は、増幅器の温度変化、電源電圧変化、周波数変化、および他の動作条件の影響によって大きくされることがある。結果として、第2の許容範囲は、それが最大送信電力限界に接近している場合には、達成することがより難しくなる。そのため、無線通信装置用の多くのデザインは、無線周波数送信電力の直接測定を必要とする。
したがって、本発明の目的は、指定された許容範囲に従って送信電力を制御するために無線周波数送信電力検出器を必要としない無線通信装置を提供することである。
前述の目的およびその他の目的を鑑みて、本発明によれば、無線通信装置が提供され、この無線通信装置は、
利得設定値に従って無線通信の送信電力を設定するために調整可能な利得を有する増幅器と、
所与の利得設定値に対応する送信電力の値に影響を与える増幅器の少なくとも1つの動作条件を測定する収集ユニットと、
増幅器の現在の利得設定値および測定された少なくとも1つの動作条件から送信電力の現在値を確定するようにされた決定モジュールとを備える。
上記の無線通信装置は、送信電力の現在値を確定するために、その現在値を測定することなく、測定された少なくとも1つの増幅器の動作条件を考慮に入れる。したがって、この装置は、従来の通信装置よりも高い精度を有する送信電力のための値を確定し、その結果、実際の送信電力の測定が省略されることができる。
利得設定値と、格納される各利得設定値に関連する第1および第2の予測された送信電力値とを格納するメモリを備え、
決定モジュールが、送信電力の現在値を確定するために、測定された少なくとも1つの条件に従って第1および第2の予測された送信電力値のいずれか1つを選択するようにされた、本発明による無線通信装置は、増幅器の測定された動作条件に従う送信電力値の決定を容易にする。
格納される各利得設定値が整数値である、本発明による無線通信装置は、利得制御の実施を簡単にする。
実際の送信電力を測定するための無線周波数電力検出器と、
測定された送信電力および現在の利得設定値に従って、メモリに格納された予測された送信電力値を更新するように構成された更新モジュールとを備える、本発明による無線通信装置は、確定された送信電圧値の精度を向上させる。
基地局からの電力制御コマンドのみに応じて増幅器の利得を調整する設定モジュールを備える、本発明による無線通信装置は、送信電圧の変化に関する第1の許容範囲に適合することを容易にする。
電力制御コマンドが装置の現在の送信電力を増減するためにステップ・サイズを指定する無線システムで用いられる無線通信装置であって、設定モジュールが、受信されたステップ・サイズによって現在の利得を増減するようにされている、本発明による無線通信装置は、利得制御を容易にする。
設定モジュールが、測定された少なくとも1つの条件に従って、利得設定の上限または下限を超えない値を選択するようにされている、本発明による無線通信装置は、UMTSのような規格への適合を促進する。
収集ユニットが少なくとも、
増幅器温度を感受する温度センサを含む群から選択される1つのセンサと、
増幅器の電源電圧を感受する電圧センサと、
増幅器の動作周波数を感受する周波数センサとを備える、本発明による無線通信装置は、より正確な送信電圧値が確定されることを可能にする。
本発明は、上記の無線通信装置の送信電圧の現在値を求める方法、および先に述べた方法を実行する命令を含む記録媒体にも関する。
本発明のこれら態様およびその他の態様は、以下の説明、図面、および特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
図1は、ネットワーク基地局4と無線通信装置とを含むCDMA無線電話システム2を示している。説明のために、この無線通信装置は、UMTS携帯電話6である。電話6は、無線信号8を使用して基地局4と通信することができる。通信を行うために、電話6はCDMA技術を実装する。
基地局4は、無線信号8を電話6へ送信し、電話6から受信するために、送信機と受信機とを含む。
電話6は、無線信号8を受信するまたは送信するために、無線周波トランシーバ16とベースバンド・プロセッサ18とを備える。
トランシーバ16は、無線信号8を受信するまたは送信するために、アンテナ20に接続されている。
トランシーバ16は、受信された無線信号をベースバンド信号に変換し、またその逆も同様に行う。換言すれば、トランシーバ16の主な役割は、無線信号から搬送波を除去する、またはこのような搬送波をベースバンド信号に加えることである。ベースバンド信号は、トランシーバ16をプロセッサ18に接続する回線21を介してプロセッサ18とサブシステム16との間で交換される。
またトランシーバ16は、送信される無線周波数信号の送信電力を設定するようにもされている。より正確には、トランシーバ16は、送信電力を設定するために、調整可能な利得を有する増幅器22を備える。例えば増幅器22は、特定の利得を得るために、一揃いの減衰器26と、この減衰器の組み合わせを選択するためのプログラム可能なスイッチ28とを備える。スイッチ28は、利得設定値に応じて動作する。減衰器の数が、利得設定分解能を決める。この実施形態では、合計74×1dBの減衰ステップが必要とされる。これは、それぞれ1、2、4、8、16、32、および64dBの減衰値を有する7個の減衰器30〜36を使用することにより達成されることができる。
電話6は、電話6のあらゆる構成要素に電力を供給する充電式電池などの電源ユニット40を含む。
システム2は、UMTS規格に準拠するように設計されている。結果として、システム2は、「内部ループ」電力制御システムを実装する。基地局4によって受信される電話6からの信号の品質は測定され、基地局4は、ダウンリンク通信チャネルを通じて頻繁な間隔で電力制御コマンドを送る。これらのコマンドは、電話6にその送信電力を増加する、維持する、または減少させることを要求する。以下で「ステップ」と呼ばれる増加または減少のサイズは、整数のインクリメントである。ここでは、インクリメントは1dBに等しい。説明の始めで紹介された第1の許容範囲は、これらのコマンドのうちの1つに応じた送信電力変化に関する許容範囲である。第1の許容範囲は、ステップ・サイズに従って指定される。例えば、+1dBのステップが要求される場合、送信電力の変化は+0.5dB〜+1.5dBの範囲でなければならない。
また、電話6の送信電力は、最大送信電力限界と最小送信電力限界との間にとどまらなければならない。最大送信電力限界は、UMTS規格により課される。電話6の送信電力は、説明の始めで紹介された第2の許容範囲を満たさなければならない。
UMTS規格の別の要件は、電話6が指定された時点で送信電力を測定し、それを基地局4に報告することができなければならないということである。この測定の精度も、送信電力の絶対値に応じてUMTS規格で指定されており、送信電力が最大送信電力限界の近くにある場合には、より高い精度が必要である。
プロセッサ18は、UMTS要件を満たすために、報告モジュール42と設定モジュール44とを含む。この実施形態では、プロセッサ18は、決定モジュール46と更新モジュール48も含む。
モジュール46は、増幅器22の現在の利得設定値と少なくとも1つの動作条件に従って現在の電力送信値を確定することが意図されている。ここで、電話6は、所与の利得設定値に対応する送信電力の値を修正する増幅器22の動作条件を得るために、データ収集ユニットを有する。より正確には、収集ユニットは例えば、
ユニット40の電源電圧を測定する電圧センサ52と、
増幅器22の動作温度を感受する温度センサ53と、
増幅器22によって増幅される信号の動作周波数を感受する周波数センサ54とを備える。
また、モジュール46は、設定テーブル60を格納するメモリ58のような記憶媒体にも接続されている。
テーブル60の一例は、図2においてさらに詳細に示される。テーブル60は、0dB〜−74dBの範囲の整数の減衰値として表される固定された利得設定値を有する第1の列62を含む。実際、テーブル60のすべての利得設定値を達成するために必要とされる減衰器の数が限定されるので、整数の減衰値だけを有することは増幅器22の設計を簡素化する。列62の値は等差数列を形成し、その公差はシステム2で使用されるインクリメント、すなわち「1」に等しい。
テーブル60は、第2の列64と第3の列66も含む。列64は、列62の各利得設定値に関連した、第1の組の増幅器動作条件下で予測された送信電力値を含む。例えば、第1の組の動作条件は、15℃〜35℃の範囲の測定された温度、2.5V〜3Vの範囲の測定された電源電圧、および1920〜1950MHzの範囲の測定された周波数に対応する。
列66は、列62の利得設定値の各々と関連し、第2の組の増幅器動作条件下で予測された送信電力値に対応する送信電力を含む。例えば、第2の組の動作条件は、−5℃〜15℃の範囲の測定された温度、1.8V〜2.5Vの範囲の測定された電源電圧、および1950〜1980MHzの範囲の測定された周波数に対応する。
列64および66の送信電力値は、要望されるのと同程度に小さい分解能を有することができる。例えば、分解能は小数第1位まで示される。
図2では、各列の最初の3つの値と最後の3つの値だけが表示されている。テーブル60の送信電力値はdBmで表されている。
報告モジュール42は、モジュール46によって確定された送信電力値を、トランシーバ16とアンテナ20とを介して基地局4に送信するように設計されている。
設定モジュール44は、受信された電力制御コマンドに応じて増幅器22の利得を調整する。より正確には、モジュール44は、増幅器22を制御するために、スイッチ28に利得設定値を送信する。
最後に、更新モジュール48は、列64および66の予測された送信電力値を更新するようにされている。この目的で、モジュール48は、無線周波数送信電力検出器70に接続されている。検出器70は、アンテナ20を介して送信される信号の実際の送信電力を測定することができる。
この実施形態では、プロセッサ18はプログラム可能な計算機であり、メモリ58は、命令であって、これらの命令がプロセッサ18によって実行されるときに図3の方法を実施する命令を含む。
次に、図3を参照してシステム2の動作が説明される。
まず、ステップ80で、テーブル60の送信電力値の各々を測定するために、電話6の較正が実行される。これらの測定は、所与の利得設定値を固定し、増幅器22の所与の動作条件を調整し、次いで所与の利得設定値および動作条件から生じる送信電力を測定することによって実行される。
ステップ82で、ひとたびすべての送信電力値が測定されると、送信電力値はメモリ58のテーブル60に格納される。その後、電話6が使用されることができる。
電話6の動作中、ステップ84で、センサ52〜54は電話6の動作条件を測定し、このことは、所与の利得設定値に対応する電話6の実際の送信電力に影響する。ここで、増幅器22の温度、動作周波数、および電源電圧が測定される。
その後、ステップ86で、モジュール46は、送信電力を測定することなく現在の送信電力値を確定する。特に、動作88の間に、モジュール46は、測定された動作条件に対応するテーブル60の列を選択する。動作88の間に列64が選択されたと仮定すると、動作90で、モジュール46は選択された列の現在の利得設定値に関連する送信電力値を選択する。例えば、現在の利得設定値が−2dBである場合、確定される送信電力値は22.6dBmである。
ステップ86と平行して、ステップ94で、モジュール44は、受信された電力制御コマンドのみに応じて増幅器22の利得を調整する。より正確には、動作96で、モジュール44は、基地局4によって送信された電力制御コマンドを受信し、受信されたコマンドに応じて、送信電力が増加されなければならないか、維持されなければならないか、または減少されなければならないかどうかを決定する。
基地局4が送信電力を増加する場合、動作98の間に、モジュール44は受信されたインクリメントの数だけ増幅器利得を増加させるために、現在の利得設定値を上げる。例えば、+1dBのステップが要求された場合、現在の利得設定値は1dBだけ増大される。次いで、動作100の間に、モジュール44は、測定された条件に従って上回られないように利得設定の上限を選択する。この目的で、モジュール44は、動作88の間に選択されたテーブル60の列を使用し、列64の最大送信電力限界のすぐ下にある予測された送信電力値に関連する利得設定値を選択する。ここでは、「−1dB」が利得設定の上限として選択される。
ひとたび利得設定の上限が選択されると、動作102の間に、モジュール44は、動作98の間に確定された新しい利得設定値が、選択された利得設定の上限以下かどうかを調べる。
新しい利得設定値が選択された利得設定の上限以下である場合、モジュール44は動作104へ進み、動作104で、モジュール44はプログラム可能なスイッチ28を制御して増幅器22に新しい利得を設定する。一方、新しい利得設定値が選択された利得設定の上限を上回る場合、モジュール44は動作106へ進み、動作106で、モジュール44はプログラム可能なスイッチ28を制御して利得設定の上限に対応する利得を維持する、または設定する。動作104または106の後で、本工程は、ステップ84に戻る。そうすることによって、電話6は、最大送信電力限界に関する第2の許容範囲に適合する。
動作96の間に、基地局が送信電力の減少を命令しているとモジュール44が判定すると、その場合には、本方法は動作110へ進む。動作110の間に、モジュール44は、受信したインクリメントの数だけ現在の利得設定値を減少させ、次いで動作112へ進む。動作112の間に、モジュール44は、増幅器22の測定された動作条件に従って利得設定の下限を選択する。動作112は、モジュール44が最小送信電力限界のすぐ上にある列64の予測された送信電力値に関連する列62の利得設定値を選択すること以外は動作100と類似している。そのため、この例では、モジュール44は−73dBの値を選択する。
動作114で、モジュール44は、新しい利得設定値が選択された利得設定の下限以上であるかどうかを調べる。新しい利得取得値(new gain getting value)がより大きい場合、モジュール44は動作104へ進み、もしそうでなければ、モジュール44は動作106へ進む。
動作96の間に、送信電力が維持されるべきであるとモジュール44が判定すると、その場合には、本工程は停止し、ステップ84に戻る。
さらにステップ86および94と平行して、更新ステップ120と報告ステップ122とが実行されてもよい。
ステップ120で、モジュール48は、必要に応じてテーブル60のある列のすべての送信電力値を更新する。まず、動作130の間に、検出器70は、実際の送信電力値を測定し、測定された値をモジュール48に送信する。次いで、動作132の間に、モジュール48は、測定された送信電力値を、ステップ86の間にテーブル60から読み込まれた予測された値と比較する。測定された送信電力値と予測された値の間の差が大きな場合には、次いで、動作134の間に、測定された送信電力値と予測された値の間の差が、ステップ86で選択されたテーブルの列のすべての値に適用される。その結果、上限は、UMTS規格により絶対べき乗項(absolute power terms)に定義されているので、上限に対応する利得設定値は変化してもよい。例えば、1dBの誤差が、予測された電力値と測定された電力との間で検出される場合、予測された電力値はすべて1dBだけ調整される。これは、この場合、上限に対応する利得設定が、UMTS規格によって設定された上限を1dB越える絶対電力を発生させることを意味する。したがって、動作100の間に、テーブルの1つ下にある利得設定が、上限として指定されなければならない。
差は、例えばその差が所定の閾値より大きい場合に、顕著であると判定される。動作132の間、差が大きくない場合には、モジュール48はいかなる予測された送信電力値も更新しない。
最後に、ステップ122で、ステップ86で決定した予測された送信電力値は、UMTS規格を満たすために、指定された時点で基地局4へ送信される。
上記の実施形態では、増幅器22の動作条件が考慮に入れられるので、送信電力の値はステップ86で高精度に決定される。そのため、UMTS規格の許容範囲は、必ずしも実際の送信電力の測定を必要とせずに適合される。
ステップ86で決定される送信電力値の精度は、テーブル60に格納された送信電力値の精度に依存する。電話6が通常の使用から永続的な損耗状態にある場合、テーブル60の値は時々更新される必要がある。モジュール48は、自動的にテーブル60を更新し、それにより自動的に電話6のエージングの影響を補償する。
電話6では、モジュール44のみが増幅器22の利得を調整する。モジュール44はUMTSのような規格の要件を満たしながら、確実に増幅器22を調整する。実際、他の可能な方法は、たとえ動作条件が変ったとしても、送信電力を一定に維持するために利得を直接調整することによって、増幅器22の動作条件の変化を補償する。このような方法では、電力制御コマンドおよび測定された動作条件の変化に応じて利得が同時に変えられる場合、その結果が許容範囲外の送信電力変化となるので、工業規格を満たすことは難しい。
多くの追加の実施形態が可能である。例えば、テーブル60の自動更新が必要とされない場合、更新モジュール48と検出器70は省略されることができる。
収集ユニットは、それが3台のセンサ52〜54を含む特定の場合において記載されてきた。しかし、他の実施形態では、収集ユニットは、センサ52、センサ53、およびセンサ54を有する群から選択される1つ、2つ、または3つのセンサを含む。別の実施形態では、エージング・センサが前述のセンサ群に加えられる。さらに別の実施形態では、センサ54は、基地局からの受信されたデータから動作周波数を読み込むモジュールで置き換えられる。実際、UMTSネットワークでは、動作周波数は、ネットワークによって設定され、無線通信装置へ信号で送られる。
増幅器22の利得制御は、プログラム可能なスイッチと一揃いの減衰器とを用いて記載されてきた。他の利得制御が使用されてもよい。例えば、別の実施形態では、モジュール44は、増幅器または減衰器の利得を制御するために使用される電圧レベルを生じさせるために、デジタル/アナログ・コンバータを使用する。このような一実施形態では、コンバータでサポートされるデジタル・ビット数は、利得設定分解能を固定する。そのため、このような一実施形態では、列62のもののような整数利得設定値は、通信装置のデザインを簡素化するのに好ましい。
テーブル60の列の数は、増幅器22の他の動作条件の組に対応する送信電力値をさらに含むために増大されてもよい。さらに、テーブル60は、現在の利得設定値と測定された動作条件とに従って、予測される送信電力値を与える数学関数で置き換えられてもよい。
上述の実施形態は、UMTS規格の特定の場合において記載されてきた。しかし、無線周波数電力検出器を必要とすることなく送信電力値を確定することには、他の規格が同様に適用されてもよい。
無線通信ネットワーク・システムの概略図である。 電力送信値を確定するために図1のシステムによって使用されるテーブルである。 図1のシステムで電力送信値を決定する方法のフローチャートである。
符号の説明
2 CDMA無線電話システム
4 ネットワーク基地局
6 UMTS携帯電話
16 無線周波トランシーバ
18 プロセッサ
22 増幅器
26、30〜36 減衰器
40 電源ユニット
42 報告モジュール
44 設定モジュール
46 決定モジュール
48 更新モジュール
52 電圧センサ
53 湿度センサ
54 周波数センサ
58 メモリ
60 設定テーブル

Claims (17)

  1. 利得設定値に従って無線通信の送信電力を設定するために調整可能な利得を有する増幅器を備える無線通信装置であって、
    所与の利得設定値に対応する前記送信電力の値に影響を与える前記増幅器の少なくとも1つの動作条件を測定する収集ユニットと、
    前記増幅器の現在の利得設定値および測定された前記少なくとも1つの動作条件から前記送信電力の現在値を確定するようにされた決定モジュールとを備える、無線通信装置。
  2. 利得設定値と、格納される各利得設定値に関連する第1および第2の予測された送信電力値とを格納するメモリを備え、
    前記決定モジュールが、前記送信電力の現在値を確定するために、測定された前記少なくとも1つの条件に従って前記第1および第2の予測された送信電力値のいずれか1つを選択するようにされた、請求項1に記載の装置。
  3. 格納される各利得設定値が整数値である、請求項2に記載の装置。
  4. 実際の送信電力を測定するための無線周波数電力検出器と、
    測定された送信電力および現在の利得設定値に従って、前記メモリに格納された予測された送信電力値を更新するように構成された更新モジュールとを備える、請求項2および3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 基地局の電力制御コマンドのみに応じて前記増幅器の利得を調整する設定モジュールを備える、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記電力制御コマンドが装置の現在の送信電力を増減するためにステップ・サイズを指定する無線システムで用いられる装置であって、前記設定モジュールが、前記受信されたステップ・サイズによって現在の利得を増減するようにされている、請求項5に記載の装置。
  7. 前記設定モジュールが、測定された前記少なくとも1つの条件に従って、利得設定の上限または下限を超えない値を選択するようにされている、請求項5または6に記載の装置。
  8. 前記収集ユニットが、増幅器温度を感受する温度センサ、前記増幅器の電源電圧を感受する電圧センサ、および前記増幅器の動作周波数を感受する周波数センサを含む群から選択される少なくとも1つのセンサを備える、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
  9. 携帯電話である、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
  10. 利得設定値に従って無線通信の送信電力を設定するために調整可能な利得を有する増幅器を備える無線通信装置の送信電力の現在値を求める方法であって、
    所与の利得設定値に対応する前記送信電力の値に影響を与えることがある前記増幅器の少なくとも1つの動作条件を測定するステップと、
    前記増幅器の現在の利得設定値および測定された前記少なくとも1つの動作条件から前記送信電力の現在値を確定するステップとを含む、方法。
  11. 利得設定値と、メモリに格納された各利得設定値に関連する第1および第2の予測された送信電力値とを格納するステップをさらに含み、前記確定するステップが、前記送信電力の現在値を確定するために、測定された前記少なくとも1つの条件に従って前記第1および第2の予測された送信電力値のいずれか1つを選択する動作を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 測定された送信電力および現在の利得設定値に従って、前記メモリに格納された予測された送信電力値を更新するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 基地局の電力制御コマンドのみに応じて前記増幅器の利得を調整するステップをさらに含む、請求項10から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 現在の送信電力を増減するためにステップ・サイズを指定する電力制御コマンドを受信する通信装置のための方法であって、前記調整するステップが、前記受信されたステップ・サイズによって現在の利得を増減する動作を含む、請求項13に記載の方法。
  15. 測定された前記少なくとも1つの条件に従って、利得設定の上限または下限を超えない値を選択するステップをさらに含む、請求項10から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 確定された送信電力の値を基地局に送信するステップをさらに含む、請求項10から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 命令であって、これらの命令がプロセッサによって実行される場合に、送信電力の現在値を決定する、請求項10から16のいずれか一項に記載の方法を実行する命令を含む記録媒体。
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