JP2008506025A - 環状ヒンダードアミンを含む漂白組成物 - Google Patents
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Abstract
本発明は、次亜ハロゲン酸塩漂白剤、環状ヒンダードアミン、並びに漂白剤に不安定な増白剤、及び漂白剤に不安定な着色剤及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物を含む液体漂白組成物に関する。
Description
本発明は、漂白組成物、特に次亜ハロゲン酸塩漂白組成物に関し、それは布地、衣類、カーペットなど、並びに壁、タイル、床、ガラス、浴室面、台所面、便器及び食器のような硬質面に限定されないが、これらを含む種々の表面を処理するために使用できる。
種々の表面、例えば布地を漂白するための漂白剤含有組成物は、当該技術分野において周知である。利用可能な様々な漂白組成物のうち、主に漂白性能の理由から次亜塩素酸塩のような次亜ハロゲン酸塩漂白剤による漂白に基づくものが好ましい場合が多い。
次亜ハロゲン酸塩漂白剤含有組成物にさらなる成分を添加するのが望ましい。実際、こうした漂白組成物の増白性能を改善するために、増白剤(蛍光増白剤としても既知)を添加するのが有益な場合がある。さらに、こうした漂白組成物の審美性を改善するために、染料又は顔料を添加することも考えられる。
しかし、次亜ハロゲン酸塩漂白剤含有組成物、例えば次亜塩素酸塩系組成物の使用に関連した欠点は、次亜ハロゲン酸塩漂白剤に加えて添加される特定のさらなる成分がそうした漂白剤によって分解される場合があることである。実際、次亜ハロゲン酸塩漂白剤は酸化剤であり、特定のさらなる成分は攻撃され易いことがあり、こうした酸化剤によって部分的に、さらには完全に分解される場合もある。故に、特定のさらなる成分、例えば特定増白剤、特定顔料及び/又は特定染料は、次亜ハロゲン酸塩漂白剤含有組成物に組み込むのが困難である。次亜ハロゲン酸塩漂白剤含有組成物中で部分的に、さらには完全に分解し易いさらなる成分は、本明細書にて「漂白剤に不安定な」成分と呼ばれる。一方、次亜ハロゲン酸塩漂白剤含有組成物中で部分的に、さらには完全に分解され難いさらなる成分は、本明細書にて「漂白剤に安定な」成分と呼ばれる。
次亜ハロゲン酸塩漂白剤含有組成物に存在するさらなる成分の部分的な、さらには完全な分解を回避するための1つの方法は、漂白組成物に安定化システムを組み込むことである。実際、漂白組成物に存在するさらなる成分、特に漂白剤に不安定な成分の分解を防止又は少なくとも低減するために、次亜ハロゲン酸塩漂白剤含有組成物にラジカルスカベンジャー又は別の安定化剤を添加することは当該技術分野において既知である。例えば、EP−A−0668345及びEP−A−1001010には、次亜ハロゲン酸塩漂白剤及びラジカルスカベンジャーを含む漂白組成物が記載されている。しかし、こうした安定化システム、特にラジカルスカベンジャーは漂白剤に不安定な特定のさらなる成分、例えば界面活性剤を安定化できるが、漂白剤に不安定な増白剤、漂白剤に不安定な顔料及び/又は漂白剤に不安定な染料は次亜ハロゲン酸塩漂白剤によって特に攻撃され易いので、既知の安定化システムを含む漂白組成物に安定に組み込むのは極めて困難であることを見出した。
実際、当該技術分野において記載されるシステムは次亜ハロゲン酸塩漂白剤含有組成物中の漂白剤に不安定なさらなる成分を安定化できるが、漂白剤に不安定な増白剤及び/又は漂白剤に不安定な着色剤(例えば顔料及び/又は染料)の安定化にはなおも改善の余地があることを見出した。実際、特に長期間の保存時(「保存時」)における、こうした漂白剤に不安定な増白剤及び/又は漂白剤に不安定な着色剤(例えば顔料及び/又は染料)の安定化にはなおも改善の余地がある。
故に本発明の目的は、漂白剤に不安定な増白剤及び漂白剤に不安定な着色剤及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物を含む次亜ハロゲン酸塩漂白剤含有漂白組成物を提供し、こうした化合物の分解を顕著に低減し、さらには防止することである。
この目的は、次亜ハロゲン酸塩漂白剤、環状ヒンダードアミン並びに漂白剤に不安定な増白剤、漂白剤に不安定な着色剤及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物を含む液体漂白組成物によって満たすことができることを今般見出した。
有利なことには、本明細書に記載される漂白組成物はまた、前記漂白組成物の保存時に、漂白剤に不安定な増白剤及び漂白剤に不安定な着色剤及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物の分解を顕著に低減し、さらには防止する。
本発明の漂白組成物のさらなる利点は、優れた漂白性能を示すことである。特に、本発明の組成物は、いずれかの洗濯適用(「布地処理適用」)、例えば洗濯洗剤、洗濯添加剤及び/又は洗濯前処理剤にて使用される場合、優れた漂白性能を提供する。
本発明の組成物の別の利点は、天然の布地(例えば、綿、ビスコース、亜麻布、絹及び羊毛から製造された布地)、合成起源のポリマー繊維から製造されたものなどの合成の布地、並びに天然繊維と合成繊維の両方から製造されたものを包含する様々な種類の布地の洗浄に適していることである。
本発明の漂白組成物のさらに別の利点は、前記漂白組成物はまた、上述の布地処理適用に加えて、硬質面、例えば床、壁、タイル、ガラス、台所面、浴室面、便器及び/又は食器などを包含する様々な表面の漂白に適していることである。
EP−A−1391501には、選択された群のヒンダードアミンを用いて次亜塩素酸塩漂白剤含有組成物の粘度を安定化させる方法が記載されている。しかし、ヒンダードアミンが漂白剤に不安定な増白剤及び/又は着色剤を安定化するのに好適であるという動機付けは全くない。同様に、PCT国際公開特許WO01/07550は、染色された布地に対する損傷を低減するために特許請求されたヒンダードアミンを含む漂白組成物を開示する。
本発明は、次亜ハロゲン酸塩漂白剤、環状ヒンダードアミン並びに漂白剤に不安定な増白剤、及び漂白剤に不安定な着色剤及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物を含む液体漂白組成物を包含する。
本発明はまた、次亜ハロゲン酸塩漂白剤を含む漂白組成物中にて、漂白剤に不安定な増白剤、漂白剤に不安定な着色剤及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物の分解を低減又は防止する方法を包含し、この方法は、前記漂白組成物に環状ヒンダードアミンを組み込むことを含む。
本発明の別の実行例では、処理する布地に本発明の液体漂白組成物を適用する工程を含む布地を処理する方法が提供される。
さらなる態様では、本発明は、次亜ハロゲン酸塩漂白剤を含む漂白組成物中で、漂白剤に不安定な増白剤、漂白剤に不安定な着色剤及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物の前記漂白組成物中での分解を低減又は防止するために環状ヒンダードアミンを使用する方法に関する。
漂白組成物
本明細書の漂白組成物は、ゲル及びペースト形態を包含する液体として配合される。漂白組成物は、必須ではないが好ましくは水性組成物として配合される。本発明の好ましい液体漂白組成物は水性であり、そのためこの組成物は、好ましくは水を含んでいてもよく、より好ましくは組成物全体の60重量%〜98重量%、さらにより好ましくは80重量%〜97重量%、最も好ましくは85重量%〜97重量%の量で水を含んでいてもよい。
本明細書の漂白組成物は、ゲル及びペースト形態を包含する液体として配合される。漂白組成物は、必須ではないが好ましくは水性組成物として配合される。本発明の好ましい液体漂白組成物は水性であり、そのためこの組成物は、好ましくは水を含んでいてもよく、より好ましくは組成物全体の60重量%〜98重量%、さらにより好ましくは80重量%〜97重量%、最も好ましくは85重量%〜97重量%の量で水を含んでいてもよい。
好ましくは、本発明の組成物は増粘化されている。増粘化は、増粘成分、例えば界面活性剤、より詳細には陰イオン性界面活性剤の添加によって行うことができる。
pH
本発明に従う液体組成物はアルカリ性組成物であるのが好ましい。本明細書の液体組成物のpHは、それ自体、25℃で測定した場合に好ましくは10〜14、より好ましくは11〜14、さらにより好ましくは12〜13.7、最も好ましくは12.5〜13.5である。こうしたアルカリ性範囲にて、次亜ハロゲン酸塩の最適な安定性及び性能並びに布地の白色度及び/又は安全性が得られる。
本発明に従う液体組成物はアルカリ性組成物であるのが好ましい。本明細書の液体組成物のpHは、それ自体、25℃で測定した場合に好ましくは10〜14、より好ましくは11〜14、さらにより好ましくは12〜13.7、最も好ましくは12.5〜13.5である。こうしたアルカリ性範囲にて、次亜ハロゲン酸塩の最適な安定性及び性能並びに布地の白色度及び/又は安全性が得られる。
それ故に、本明細書の組成物はさらに、必要に応じてpHを調節するために酸又はアルカリ性源を含んでいてもよい。好適なアルカリ性源は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び/若しくは水酸化リチウムのような苛性アルカリ、並びに/又は酸化ナトリウム及び/若しくは酸化カリウムのようなアルカリ金属酸化物である。好ましいアルカリ性源は、苛性アルカリ、より好ましくは水酸化ナトリウム及び/又は水酸化カリウムである。こうしたアルカリ性源の典型的な濃度は、存在する場合、組成物の0.1重量%〜1.5重量%、好ましくは0.5重量%〜1.5重量%である。
次亜ハロゲン酸塩漂白剤
第1の必須成分として、本発明の漂白組成物は次亜ハロゲン酸塩漂白剤又はこれらの混合物を含む。
第1の必須成分として、本発明の漂白組成物は次亜ハロゲン酸塩漂白剤又はこれらの混合物を含む。
好適な次亜ハロゲン酸塩漂白剤は、陽性ハロゲン化物イオン及び/又は次亜ハロゲン酸塩イオンの形成を導く漂白剤並びにハロゲン化物の有機系供給源である漂白剤、例えばクロロイソシアヌレートを包含する種々の供給源によって提供されてもよい。
本明細書に用いるのに好適な次亜ハロゲン酸塩漂白剤としては、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の次亜塩素酸塩、次亜臭素酸塩、次亜ヨウ素酸塩、塩素化リン酸三ナトリウム十二水和物、カリウム及びナトリウムジクロロイソシアヌレート、カリウム及びナトリウムトリクロロシアヌレート、N−クロロイミド、N−クロロアミド、N−クロロアミン及びクロロヒダントインが挙げられる。
好ましい実施形態において、前記次亜ハロゲン酸塩漂白剤は、次亜塩素酸のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属塩である。より好ましくは、前記次亜ハロゲン酸塩漂白剤は、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸マグネシウム、次亜塩素酸リチウム及び次亜塩素酸カルシウム、及びこれらの混合物から成る群から選択されるアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属の次亜塩素酸塩である。さらにより好ましくは、前記次亜ハロゲン酸塩漂白剤は次亜塩素酸ナトリウムである。
好ましくは、本明細書の液体漂白組成物は、活性ハロゲン化物(次亜塩素酸塩については:AvCl2)の組成物中の含量が、組成物の0.01重量%〜20重量%、より好ましくは0.1重量%〜10重量%、さらにより好ましくは0.5重量%〜6重量%、最も好ましくは1重量%〜6重量%になるように前記次亜ハロゲン酸塩漂白剤を含む。
環状ヒンダードアミン
第2の必須要素として、本発明の組成物は全体の安定剤として環状ヒンダードアミンを含む。好ましくは、環状ヒンダードアミンは次の一般式を有する:
第2の必須要素として、本発明の組成物は全体の安定剤として環状ヒンダードアミンを含む。好ましくは、環状ヒンダードアミンは次の一般式を有する:
本発明の背景において、環状ヒンダードアミンはまた、環状ヒンダードヒドロキシルアミン又は環状ヒンダードニトロキシル化合物と呼ばれる。
好ましい実施形態において、X2、X3及びX4は同一であり、通常はメチルであるように選択される。R1は、通常オキシル及びヒドロキシルから選択される。好ましくは、R1はオキシル基を表す。R2は、通常ヒドロキシル、アルコキシ及びオキシカルボニルから成る群から選択される。好ましい実行例では、R2はヒドロキシルであるように選択されるのが好ましい。
好ましくは、前記環状ヒンダードアミンは、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン;4−メトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン;4−エトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン;4−プロポキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン 1−ヒドロキシ−2,2,6,6,−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン;1−ヒドロキシ−2,2,6,6,−テトラメチル−4−メトキシピペリジン;1−ヒドロキシ−2,2,6,6,−テトラメチル−4−エトキシピペリジン;1−ヒドロキシ−2,2,6,6,−テトラメチル−4−プロポキシピペリジン;ビス(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート;1−オキシル−2,2,6,6,−テトラメチルピペリジン;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン;;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンアセテート;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンプロパノエート;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンブチレート;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンペンタノエート;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンヘキサノエート;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンヘプタノエート;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンオクタノエート;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンノナノエート;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンデカノエート;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンウンデカノエート;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンドデカノエート;ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)プロパンジオエート;ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブタンジオエート;ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ペンタンジオエート;ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ヘキサンジオエート;ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ヘプタンジオエート;ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)オクタンジオエート;ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ノナンジオエート;ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート;ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ドデカンジオエート;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−メトキシピペリジン;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−エトキシピペリジン;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−プロポキシピペリジン及びこれらの混合物から成る群から選択される。
好ましい実行例において、前記環状ヒンダードアミンは、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン;1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン;1−オキシル−2,2,6,6,−テトラメチルピペリジン;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンから成る群から選択される。
極めて好ましい実施形態において、前記環状ヒンダードアミンは、1−オキシル−2,2,6,6,−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン(すなわち、X1、X2、X3及びX4はメチルであり;R1はオキシルであり、R2はヒドロキシルである)である。好適な4−ヒドロキシ−2,2,6,6,−テトラメチル−ピペリジニルオキシは、3Vシグマ(3V Sigma)から商標名テンポキシ(Tempoxy)LO(登録商標)として、アルドリッチ(Aldrich)、又はランカスター(Lancaster)から商標名4−ヒドロキシ−TEMPOとして市販されている。
別の極めて好ましい実施形態において、前記環状ヒンダードアミンは、1−ヒドロキシ−2,2,6,6,−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン(すなわち、X1、X2、X3及びX4はメチルであり;R1はヒドロキシルであり、R2はヒドロキシルである)である。好適な1−ヒドロキシ−2,2,6,6,−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンは、チバ(Ciba)から商標名チノガード(Tinogard)(登録商標)SF−Xとして市販されている。
通常、本明細書の漂白組成物は、組成物全体の0.001重量%〜5重量%、好ましくは0.005重量%〜2.5重量%、より好ましくは0.01重量%〜1.0重量%、最も好ましくは0.02重量%〜0.05重量%の前記環状ヒンダードアミンを含んでいてもよい。
漂白剤に不安定な増白剤及び漂白剤に不安定な着色剤から成る群から選択される化合物
第3の必須要素として、本発明の組成物は、漂白剤に不安定な増白剤及び漂白剤に不安定な着色剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物を含む。
第3の必須要素として、本発明の組成物は、漂白剤に不安定な増白剤及び漂白剤に不安定な着色剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物を含む。
本明細書において、「漂白剤に不安定な」化合物とは、安定化システムを含んでいない次亜ハロゲン酸塩漂白剤含有組成物に組み込まれる場合に前記化合物が少なくとも部分的に、さらには完全に分解されることを意味する。
実際には本明細書に記載される漂白組成物は、それらの製造直後には使用されない。実際、こうした漂白組成物は、製造後にそれらの販売地に搬送され、販売地にてしばらくの間保存され(在庫)、及び使用前に漂白組成物のエンドユーザーによって保存される。本明細書の漂白組成物の製造後のこうした長期間の保存条件は、成分又は化合物が漂白剤に安定であるか、そうでないかを決定する際に考慮されるべきである。
化合物の漂白剤安定性は、高速経年試験(rapid ageing test)(「RAT」)を用いて実験室で評価できる。こうしたRATは、本明細書の漂白組成物の製造後、実験室条件下にて、長期間の保存条件を模擬する。RATでは、水性組成物は、組成物の3重量%の活性塩素(3.15%の次亜塩素酸ナトリウム)及び0.02重量%の漂白剤安定性について試験される増白剤、又は0.002重量%の漂白剤安定性について試験される着色剤を含む。組成物は、50℃±0.5℃にて10日間保存され、前記化合物の活性を10日間の保存後に評価する。
それ故に、「漂白剤に不安定な」増白剤とは、組成物の0重量%の活性ハロゲン化物(化合物の速やかな分解を避けるために)及び0.02重量%の増白剤を含む「新鮮な」組成物における活性と比較して、50℃±0.5℃で10日間の保存後に、通常増白剤の活性が80%を越えて損失する増白剤であると本明細書では理解されるべきである。
本明細書において、「着色剤」とは、本明細書の液体組成物に色を提供するために使用される顔料及び/又は染料及び/又はその他の材料を意味する。通常、非水溶性の着色剤は顔料と呼ばれ、水溶性の着色剤は染料と呼ばれる。しかし、先行技術において、こうした定義が全ての場合にあてはまるわけではない。それ故に、誤解を避けるために、着色剤という用語は液体組成物に色を与えるのに利用可能な全ての手段を包含する。
それ故に、「漂白剤に不安定な」着色剤とは、組成物の0重量%の活性ハロゲン化物(化合物の速やかな分解を避けるために)及び0.002重量%の染料又は顔料を含む「新鮮な」組成物における活性と比較して、50℃±0.5℃で10日間の保存後に、通常染料又は顔料の活性が80%を越えて損失する着色剤であると本明細書では理解されるべきである。
本明細書において、「活性」とは、増白剤に関してはその蛍光、着色剤については組成物に色を与えるその能力を意味する。
所与の増白剤の漂白剤による活性損失を評価するために、組成物の3重量%の活性塩素(3.15%の次亜塩素酸ナトリウム)及び0.02重量%の前記増白剤を含み、上述のRATにて経年された「経年」組成物のUVランプの下での蛍光を、組成物の0重量%の活性ハロゲン化物及び0.02重量%の前記化合物を含む「新鮮な」組成物のUVランプの下での蛍光と比較する。
漂白剤による増白剤の活性損失は、視覚的な格付けによって判断できる。視覚的な格付けは、パネルスコアユニット(PSU)を用いて熟練の官能試験員群によって行うことができ、PSU尺度には、「経年」組成物と「新鮮な」組成物との蛍光に顕著な差がないことを意味する0から、「経年」組成物と「新鮮な」組成物との蛍光に顕著な差が明らかであることを意味する5までの範囲が適用できる。例えば、PSUスコアが1であることは、「新鮮な」組成物の活性と比較して「経年」組成物の蛍光活性が20%損失していることを意味する。
あるいは、増白剤の活性が漂白剤によって損失することは、HPLC(高圧液体クロマトグラフィー)分析を用いて評価でき、この分析ではRAT前後の増白剤濃度を定量的に測定する。
所与の着色剤(例えば顔料又は染料)の漂白剤による活性損失を評価するために、組成物の3重量%の活性塩素(3.15%の次亜塩素酸ナトリウム)及び0.002重量%の前記着色剤を含み、上述のRATにて経年された「経年」組成物の色を、組成物の0重量%の活性ハロゲン化物及び0.002重量%の前記着色剤を含む「新鮮な」組成物の色と比較する。
所与の着色剤の漂白剤による活性損失は、視覚的な格付けによって判断できる。視覚的な格付けは、パネルスコアユニット(PSU)を用いて熟練の官能試験員群によって行うことができ、PSU尺度は、「経年」組成物と「新鮮な」組成物との色に顕著な差がないことを意味する0から、「経年」組成物と「新鮮な」組成物との色に顕著な差が明らかであることを意味する5までの範囲が適用できる。例えば、PSUスコアが1であることは、「新鮮な」組成物の活性と比較して「経年」組成物の色活性が20%損失していることを意味する。
あるいは、所与の着色剤の漂白剤による活性損失は、スペクトロメーター分析を用いて評価できる。具体的には、使用される機器はパーキン・エルマー(Perkin Elmer)からのLambda UV/VISスペクトロメーターである。
漂白剤に不安定な増白剤
本明細書の組成物は、本明細書の上記で定義されるような漂白剤に不安定な増白剤を含んでいてもよい。前記漂白剤に不安定な増白剤は、組成物の0.001重量%〜1.0重量%、好ましくは0.005重量%〜0.5重量%、より好ましくは0.005重量%〜0.3重量%、最も好ましくは0.008重量%〜0.1重量%の濃度で組み込まれてもよい。
本明細書の組成物は、本明細書の上記で定義されるような漂白剤に不安定な増白剤を含んでいてもよい。前記漂白剤に不安定な増白剤は、組成物の0.001重量%〜1.0重量%、好ましくは0.005重量%〜0.5重量%、より好ましくは0.005重量%〜0.3重量%、最も好ましくは0.008重量%〜0.1重量%の濃度で組み込まれてもよい。
好適な漂白剤に不安定な増白剤の例としては:ジナトリウム−4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニル、ジナトリウム−4,4’−ビス−[(4,6−ジアニリノ−s−トリアジン−2−イル)−アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホネート、及び4,4’−ビス−[(4−アニリノ−6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル)−アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホネート、4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−ビス−2(2−ヒドロキシエチル)−アミノ−s−トリアジン−2−イル)−アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホネート;及びこれらの混合物が挙げられる。
さらに、本発明で有用である好適な漂白剤に不安定な増白剤は、次の構造式を有するものである:
上記式において、R1がアニリノであり、R2がN−2−ビス−ヒドロキシエチルであり、Mがナトリウムのような陽イオンである場合、増白剤は4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン−2−イル)アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホン酸及び二ナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)によって商標名チノパル(Tinopal)−UNPA−GX(登録商標)として市販されている。
上記式において、R1がアニリノであり、R2がN−2−ヒドロキシエチル−N−2−メチルアミノであり、Mがナトリウムのような陽イオンである場合、増白剤は4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル)アミノ]2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)によって商標名チノパル(Tinopal)5BM−GX(登録商標)として市販されている。
上記式において、R1がアニリノであり、R2がモルフィリノであり、Mがナトリウムのような陽イオンである場合、増白剤は4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−モルフィリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ]2,2’−スチルベンジスルホン酸のナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)によって商標名チノパル(Tinopal)AMS−GX(登録商標)として市販されている。
別の好適な漂白剤に不安定な増白剤は、3Vシグマ(3V sigma)から入手可能なオプティブランク(Optiblanc)BRB(登録商標)である。
他の置換スチルベン2,2’−ジスルホン酸誘導体としてはまた、ジナトリウム−4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニル(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から商標名チノパル(Tinopal)CBS−X(登録商標)として市販されている)、又はその他の親水性の増白剤、例えば4,4’−ビス−[(4−アニリノ−6−ビス−2(2−ヒドロキシエチル)−アミノ−s−トリアジン−2−イル)−アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホネート(これも、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から市販されている)が挙げられる。
本明細書にて好ましい漂白剤に不安定な増白剤は:ジナトリウム−4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニル(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から商標名チノパル(Tinopal)CBS−X(登録商標)として市販);ジナトリウム−4,4’−ビス−[(4,6−ジ−アニリノ−s−トリアジン−2−イル)−アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホネート(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から市販);4,4’−ビス−[(4−アニリノ−6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル)−アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホネート(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から市販);及び4,4’−ビス−[(4−アニリノ−6−ビス−2(2−ヒドロキシエチル)−アミノ−s−トリアジン−2−イル)−アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホネート(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から市販);及びこれらの混合物から成る群から選択される。
本発明に従う極めて好ましい実施形態において、本明細書の漂白剤に不安定な増白剤は、ジナトリウム−4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニルである。ジナトリウム−4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニルは、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から商標名チノパル(Tinopal)CBS−X(登録商標)として市販されている。
それ故に、「漂白剤に安定な」増白剤とは、組成物の0重量%の活性ハロゲン化物(化合物の速やかな分解を避けるために)及び0.02重量%の増白剤を含む「新鮮な」組成物における活性と比較して、50℃±0.5℃で10日間の保存後に、通常増白剤の活性が80%以下で損失する増白剤であると理解されるべきである。
漂白剤に安定な増白剤の例としては、次式C18H10N2O2Sを有するベンゾキサゾール,2,2’−(チオフェナルジル)ビス(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から商標名チノパル(Tinopal)SOP(登録商標)として市販)が挙げられる。こうした増白剤の別の例は、ビス(スルホベンゾフラニル)ビフェニル(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から商標名チノパル(Tinopal)PLC(登録商標)として市販)である。
漂白剤に不安定な着色剤
本明細書の組成物は、本明細書の上記で定義されるような漂白剤に不安定な着色剤を含んでいてもよい。前記漂白剤に不安定な着色剤は、組成物の0.001重量%〜1.0重量%、好ましくは0.005重量%〜0.5重量%、より好ましくは0.005重量%〜0.3重量%、最も好ましくは0.008重量%〜0.1重量%の濃度で組み込まれてもよい。
本明細書の組成物は、本明細書の上記で定義されるような漂白剤に不安定な着色剤を含んでいてもよい。前記漂白剤に不安定な着色剤は、組成物の0.001重量%〜1.0重量%、好ましくは0.005重量%〜0.5重量%、より好ましくは0.005重量%〜0.3重量%、最も好ましくは0.008重量%〜0.1重量%の濃度で組み込まれてもよい。
好適な漂白剤に不安定な着色剤の例としては:青銅フタロシアニン(BASFから商標名ダイピグモゾル(Pigmosol)ブルー6900(登録商標)として市販)、アコスパース(accosperse)シアンブルーGT、アクアリン(Aqualine)ブルー、アルロシアニン(Arlocyanine)ブルーPS、バハマブルーBC、バミューダブルー、ブルーGLA、ブルーフタロシアニンα形態、ブルートナーGTNF BT4651、カルコトン(Calcotone)ブルーGP、セレスブルー(Ceres blue)BHR、クロマテックス(Chromatex)ブルーBN、クロモファイン(Chromofine)ブルー4920、C.I.74160、C.I.ピグメントブルー15、コンゴブルーB4、銅(II)フタロシアニン、銅フタロシアニン、銅β−フタロシアニン、銅(2+)フタロシアニン、α−銅フタロシアニン、β−銅フタロシアニン、銅フタロシアニンブルー、銅テトラベンゾポルフィラジン、クロモファイン(Cromofine)ブルー4950、クロモフタル(Cromophtal)ブルー4G、第二銅フタロシアニン、シアンブルーBNC55−3745、シアニンブルーBBなど、シアンピーコック(Cyan peacock)ブルーG、ダイニチ(Dainichi)シアニンブルーB、ダルトライト(Daltolite)ファストブルーB、デュラチント(Duratint)ブルー1001、EMブルーNCB、ユビニル(Euvinyl)ブルー702、ファストゲン(Fastogen)ブルー5007、ファストラックス(Fastolux)ブルー、ファストラックス(Fastolux)ピーコックブルー、フェナラク(Fenalac)ブルーB分散、フランコニア(Franconia)ブルーA4431、グラフトール(Graphtol)ブルーBL、ヘリオ(Helio)ブルーB、ヘリオ(Helio)ファストブルーB、ヘリオゲン(Heliogen)ブルーなど、ホスタパーム(Hostaperm)ブルーAFN、イルガライト(Irgalite)ブルーBCA、イルガライト(Irgalite)ブルーLGLD、イルガライト(Irgalite)ファストブリリアントブルーBL、イルガプラスト(Irgaplast)ブルーRBP、イゾル(Isol)ファストブルーB、イゾル(Isol)ファストブルートナーBT、イゾル(Isol)フタロブルーB、ジャパンブルー404、LBX5、レオフォトン(Leophoton)、リオコンダクター(Lioconductor)ERPC、リオノール(Lionol)ブルーE、リオフォトン(Liophoton)ブルーER、リオフォトン(Liophoton)ERPC、リオフォトン(Liophoton)TPH278、ルフィレン(Lufilen)ブルー70−8100、ルマテックス(Lumatex)ブルーB、ルテティア(Lutetia)ファストシアニンR、ルテティア(Lutetia)ペルシアニンBRS、ミクロリス(Microlith)ブルー4GA、モナーチ(Monarch)ブルーG、モナーチ(Monarch)ブルートナーNCNF X2810、モナストラル(Monastral)ブルー、モナストラル(Monastral)ブルーB、モナストラル(Monastral)ファストブルー、モナストラル(Monastral)ファストペーパーブルーB、モノライト(Monolite)ファストブルーBNVSA、2712号シアニンブルーB、ナイアストラル(Nyastral)ブルーBC、ナイロフィル(Nylofil)ブルーBLL、オーシャンブルー、パロマ(Palomar)ブルーB4773、ピアコリン(Peacoline)ブルー、パーマリン(Permaline)ブルー、パーマネント(Permanent)ブルーBT398、フタロブルーB塩基、(フタロシアニナト)銅、α−フタロシアニンブルー、β−フタロシアニンブルー、フタロシアニンライトブルーVK、フタロゲン(Phthalogen)ブリリアントブルーIF3GK、フタロゲン(Phthalogen)ターコイズIFBK、ピグメントブルーチバ376S、ピグメントファストブルーBN、ピグメントスカイブルーフタロシアニンVK、プラストル(Plastol)ブルーB、ポリモ(Polymo)ブルーFFG、PVファストブルーA2R、PVファストブルーB、ラマポ(Ramapo)ブルー、レノール(Renol)ブルーB2G−H、レサミン(Resamine)ファストブルーB、レサニン(Resanine)ブルーB4703、レシノ(Resino)ブルーF、ラバーブルーBKA、サンドリン(Sandorin)ブルー2GLS、サンヨー(Sanyo)シアニンブルーBN、セグナル(Segnale)ライトターコイズBDS、シーグル(Siegle)ファストブルーBS、シーグル(Siegle)ファストブルーLBGO、スカイライン(Skyline)ブルーB4712、ソラストラル(Solastral)ブルーB、ソルファスト(Solfast)スカイブルー、サムキアプリント(Sumkiaprint)シアニンブルーGN−O、スミトン(Sumitone)シアニンブルーHB、サンファスト(Sunfast)ブルー、スプラパル(Suprapal)グリーン3X4A041、シンタリン(Synthaline)ブルー、テター(Tetor)ブルー、タロ(Thalo)ブルー1号、ターコイズブルー塩基G、ユニスパース(Unisperse)ブルーG−E、ヴェルサル(Versal)ブルーA、イラゴン(Iragon)ブルーDBL86、ジスパース(Dispers)ブルー69−007、及びホスタファイン(Hostafine)ブルーB2Gが挙げられる。
本明細書の好ましい漂白剤に不安定な着色剤は:青銅フタロシアニン(BASFから商標名ダイピグモゾル(Pigmosol)ブルー15(登録商標)として市販);ダイレクトブルー86(クラリアント(Clariant)から商標名イラゴン(Iragon)ブルーDBL86(登録商標)として市販);ピグメントブルー15:1(BASFから商標名ディスパース(Disperse)ブルー69−007(登録商標)として市販);及びピグメントブルー15:3(クラリアント(Clariant)から商標名ホスタファイン(Hostafine)ブルーB2G(登録商標)として市販)及びこれらの混合物から成る群から選択される。
本発明による極めて好ましい実施形態において、本明細書の漂白剤に不安定な着色剤は青銅フタロシアニンである。青銅フタロシアニンは、BASFから商標名ダイピグモゾル(Dye Pigmosol)ブルー15(登録商標)として市販されている。
それ故に、「漂白剤に安定な」着色剤とは、組成物の0重量%の活性ハロゲン化物(化合物の速やかな分解を避けるために)及び0.002重量%の着色剤を含む「新鮮な」組成物における活性と比較して、50℃±0.5℃で10日間の保存後に、通常染料又は顔料の活性が80%以下にて損失する着色剤であると理解される。漂白剤に安定な着色剤の例としては、ホリデーピグメンツ(Holliday Pigments)によってC.I.ピグメントブルー29;C.I.77007として販売されるブルーウルトラマリンブルーが挙げられる。別の漂白剤に安定な着色剤は、CI69825であり、C.I.ヴァット(Vat)ブルー及びC.I.ピグメントブルー64の名称で既知である。
驚くべきことに、本発明による環状ヒンダードアミンは、次亜ハロゲン酸塩漂白剤による攻撃を特に受けやすく、そのため漂白組成物に安定に組み込むのが極めて困難である漂白剤に不安定な増白剤、漂白剤に不安定な着色剤を安定化できることを今般見出した。実際、本明細書の環状ヒンダードアミンは、現在既知のラジカルスカベンジャー又は安定化剤、例えば安息香酸、p−トルエンスルホネート及びm−メトキシ安息香酸ナトリウム及びm−アニス酸に比べて、次亜ハロゲン酸塩漂白剤含有組成物中の漂白剤に不安定な増白剤、漂白剤に不安定な着色剤に関して顕著に改善された安定化性能を示す。
理論に束縛されるものではないが、本発明の特定ヒンダードアミンは本発明の漂白組成物中でラジカルスカベンジャーとして単に作用するだけでなく、次亜ハロゲン酸塩漂白剤含有組成物中の漂白剤に不安定な増白剤及び/又は漂白剤に不安定な着色剤の酸化分解中に形成されるイオン性中間体のようなその他の種の安定剤としても作用すると考えられている。
さらに驚くべきことに、本発明による特定環状ヒンダードアミンは、本明細書の組成物の利用可能な塩素の損失を、それらの保存時に顕著に低減するように導くことを見出した。利用可能な塩素の%損失は、例えば「La chambre syndicale nationale de L'eau de Javel et des produits connexes」による「Analyses des Eaux et Extraits de Javel」(9〜10頁、1984年)に記載される方法を用いて測定されてもよい。前記方法は、新鮮な組成物、すなわち製造直後の組成物中、及び50℃で10日間後の同じ組成物中の利用可能な次亜ハロゲン酸塩漂白剤を測定することから成る。
任意のキレート剤
本発明の組成物では、ラジカルスカベンジャーに加えてキレート剤が存在することは、必須ではないが、極めて好ましい。
本発明の組成物では、ラジカルスカベンジャーに加えてキレート剤が存在することは、必須ではないが、極めて好ましい。
本発明の組成物中のキレート剤の存在はさらに、特に長期間の保存時において、漂白剤に不安定な増白剤、顔料及び/又は染料の安定性、並びに布地安全性及び布地白色度に寄与すると考えられている。
好適なキレート剤は、ホスホネートキレート剤、ホスフェートキレート剤、多官能性置換芳香族キレート剤、エチレンジアミンN,N’−二コハク酸、又はこれらの混合物から成る群から選択されるものなどの当業者に既知のいずれのものでもよい。
キレート剤、好ましくはフィチン酸のようなホスフェートキレート剤が本発明の組成物に望ましい場合もあるが、それは増白剤の安定性をさらに改善することで組成物の経年時、すなわち長期間の保存後におけるいずれかの洗濯適用での有効な白色度性能をもたらすことによって、本明細書のラジカルスカベンジャーにもたらされる利益にそれらキレート剤が寄与するからである。
本明細書で用いるのに好適なホスホネートキレート剤としては、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)、アルキレンポリ(アルキレンホスホネート)、並びにアミノアミノトリ(メチレンホスホン酸)(amino aminotri(methylene phosphonic acid))(ATMP)、ニトリロトリメチレンホスホネート(NTP)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート、及びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)を包含するアミノホスホネート化合物を挙げることができる。ホスホネート化合物は、その酸性官能基の一部または全てにおいて酸型で、または異なった陽イオンの塩としてのいずれかで存在していてよい。本明細書で用いるのに好ましいホスホネートキレート剤は、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)及びエタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)である。このようなホスホネートキレート剤は、モンサント社(Monsanto)からデクエスト(DEQUEST)(登録商標)の商標名で市販されている。
本発明の組成物に使用するための好適なホスフェートキレート剤は、EP−A−0867502において「ホスフェート成分」という表題の項に記載されており、こうした成分は、特にそれらの布地増白利益(すなわち黄色化防止効果)及び/又は布地安全利益に関して本明細書に参考として具体的に組み込まれる。EP−A−0867502の「ホスフェート成分」という表題の項に記載されるホスフェート成分は全て本明細書に用いるのに好適である。本明細書に用いるのに好ましいホスフェートキレート剤は、線状ホスフェート成分であって、ここでEP−A−0867502の「ホスフェート成分」という表題の項にある式中のRはMであり、nは1(ピロホスフェート)であるか、又はnは2(トリポリホスフェート(STPP))であり、最も好ましくはnは2である。こうしたホスフェートの最も一般的な利用形態は、Mがナトリウムであるものである。実際、本発明の組成物に用いるのに好ましいホスフェートキレート剤は、ピロホスフェート及び/又はトリポリホスフェート(STPP)、より好ましくはNaホスフェート及び/又はNaトリポリホスフェート(STPP)である。
本明細書に用いるのに特に好適なフィチン酸は、多くの穀物グレインの種に天然に存在する、一般に不溶性カルシウム−マグネシウム塩の形態のへキサ−リン酸である。それはとうもろこし滲出液から得られてもよい。市販等級のフィチン酸は、J.T.ベーカー(J. T. Baker Co.)から、例えば40%水溶液として市販されている。本発明は、酸形態のフィチン酸、並びにそれらのアルカリ金属塩誘導体、特にそれらのナトリウム又はカリウム塩を含むことが意図される。フィチン酸ナトリウムは、ジョナス・ケミカル(Jonas Chemical Co)(ニューヨーク、ブルックリン(Brooklyn))から入手可能である。実際、本発明の組成物の典型的なpHはアルカリ性pH域にあるので、フィチン酸成分は、その酸形態で添加されても本明細書の液体組成物中では主にイオン化した塩として存在する。こうしたフィチン酸の塩の混合物も含まれる。
多官能性置換芳香族キレート剤も本明細書中の組成物において有用な場合がある。米国特許第3,812,044号(コーナー(Connor)ら、1974年5月21日発行)を参照のこと。この種の酸型の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンなどのジヒドロキシジスルホベンゼンである。
本明細書で用いるのに好ましい生分解性キレート剤は、エチレンジアミンN,N’−二コハク酸、又はアルカリ金属塩、若しくはそれらのアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩若しくは置換アンモニウム塩、又はこれらの混合物である。エチレンジアミンN,N’−二コハク酸、特に(S,S)異性体については、米国特許第4,704,233号(ハートマン(Hartman)及びパーキンス(Perkins)、1987年11月3日)に広く記載されている。エチレンジアミンN,N’−二コハク酸は、例えば、パルマー・リサーチ研究所(Palmer Research Laboratories)からssEDDS(登録商標)の商標名で市販されている。
本明細書に用いるのに特に好ましいキレート剤は、ホスフェートキレート剤、例えばピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、フィチン酸及びこれらの混合物である。
通常、本明細書の組成物は、組成物の10重量%まで、好ましくは0.01重量%〜5重量%、より好ましくは0.05重量%〜2重量%、最も好ましくは0.1重量%〜1.5重量%のキレート剤又はこれらの混合物を含む。
任意のpH緩衝成分
本発明の組成物において、pH緩衝成分が存在することは、必須ではないが、極めて好ましい。
本発明の組成物において、pH緩衝成分が存在することは、必須ではないが、極めて好ましい。
本発明の組成物中のpH緩衝成分の存在はさらに、これらの組成物の安定性、有効な白色度性能並びに布地の安全性に寄与すると考えられている。実際、pH緩衝成分は、漂白溶液のアルカリ性を制御でき、すなわち希釈が完了した時点(本発明の漂白組成物が、500:1(水:組成物)の希釈割合で漂白溶液に希釈される場合)から出発して長期間にわたり、漂白溶液のpHを、少なくとも7.5、好ましくは少なくとも8、最も好ましくは少なくとも8.5に維持できる。pH緩衝成分は、本明細書の漂白剤に不安定な成分の安定性にも寄与する場合があると考えられる。
pH緩衝成分は、組成物がその重量の1〜500倍の水に希釈された後に、組成物のpHを7.5〜13、好ましくは8〜12、より好ましくは8.5〜11.5の範囲のpH値に緩衝することを確実にする。
本明細書に用いるのに好適なpH緩衝成分は、カーボネート、ポリカーボネート、セスキカーボネート、シリケート、ポリシリケート、ホウ素塩、ホスフェート、スタンネート、アルミネートのアルカリ金属塩、及びこれらの混合物から成る群から選択される。より好ましくはカーボネート、シリケート及びボレートのアルカリ金属塩。本明細書に用いるのに好ましいアルカリ金属塩は、ナトリウム及びカリウムである。
特に好ましいpH緩衝成分は、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、メタホウ酸ナトリウム、及びこれらの混合物から成る群から選択される。
次亜ハロゲン酸塩漂白剤の調製に含まれる原料は、通常、副生成物、例えば炭酸カルシウムを含有し、それが次亜ハロゲン酸塩組成物内に0.4重量%までの量の副生成物をもたらす。しかし、こうした量では、副生成物は上記で定義された緩衝作用を有していない。
本明細書の液体漂白組成物は、組成物の0.5重量%〜9重量%、好ましくは0.5重量%〜5重量%、より好ましくは0.6重量%〜3重量%の量でpH緩衝成分を含有してもよい。
任意の界面活性剤
本発明の液体組成物は、極めて好ましい任意成分として界面活性剤を含んでもよい。実際、驚くべきことに、界面活性剤の存在は、本発明の液体組成物全体の安定性の改善に強く寄与する場合があることを見出した。理論に束縛されないが、全体の安定性の改善は、漂白剤に不安定な増白剤又は漂白剤に不安定な着色剤のような反応性化合物間の向上した疎水性の相互作用、並びに界面活性剤が本発明の組成物に含まれる場合に生じるミセル状環境によると推測される。
本発明の液体組成物は、極めて好ましい任意成分として界面活性剤を含んでもよい。実際、驚くべきことに、界面活性剤の存在は、本発明の液体組成物全体の安定性の改善に強く寄与する場合があることを見出した。理論に束縛されないが、全体の安定性の改善は、漂白剤に不安定な増白剤又は漂白剤に不安定な着色剤のような反応性化合物間の向上した疎水性の相互作用、並びに界面活性剤が本発明の組成物に含まれる場合に生じるミセル状環境によると推測される。
前記界面活性剤は、組成物の0.1重量%〜50重量%、好ましくは0.1重量%〜40重量%、より好ましくは1重量%〜30重量%の量で本明細書の組成物に存在してもよい。
本明細書に用いるのに好適な界面活性剤としては、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤、及びこれらの混合物が挙げられる。
特に好ましい実施形態において、界面活性剤は、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、及びこれらの混合物から成る群から選択される。
本明細書の組成物に用いるのに好適な陰イオン性界面活性剤としては、式ROSO3Mの水溶性塩又は酸(式中、Rは好ましいC10〜C24ヒドロカルビル、好ましくはC10〜C20アルキル成分を有する直鎖又は分枝鎖アルキル、より好ましくはC12〜C18直鎖又は分枝鎖アルキルであり、MはH又は陽イオン、例えばアルカリ金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えば、メチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウム陽イオン及び四級アンモニウム陽イオン、例えばテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウム(piperdinium)陽イオン及び、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物のようなアルキルアミンから誘導される四級アンモニウム陽イオンなど)である)が挙げられる。
本明細書に用いるのに好適な他の陰イオン性界面活性剤は、式RO(A)mSO3Mの水溶性塩又は酸であり、式中、Rは、C6〜C24のアルキル成分を有する非置換のC6〜C24直鎖又は分枝鎖のアルキル基、好ましくはC10〜C20の直鎖又は分枝鎖アルキル、より好ましくはC12〜C18直鎖又は分枝鎖のアルキルであり、Aは、エトキシ又はプロポキシ単位であり、mは、0より大きく、典型的には約0.5〜約30であり、より好ましくは約0.5〜約5であり、Mは、H又は陽イオンであり、この陽イオンは、例えば、金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)、アンモニウム若しくは置換アンモニウム陽イオンであることができる。アルキルエトキシル化スルフェート並びにアルキルプロポキシル化スルフェートについて本明細書において考察される。置換アンモニウム陽イオンの具体例としては、メチル−、ジメチル−、トリメチルアンモニウム、及びテトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウム(piperdinium)のような第四級アンモニウム陽イオン、並びに、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物のようなアルカノールアミンから誘導される陽イオンなどが挙げられる。代表的な界面活性剤はC12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0)スルフェート、C12〜C18E(1.0)スルフェート、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)スルフェート、C12〜C18E(2.25)スルフェート、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)スルフェート、C12〜C18E(3.0)スルフェート、及びC12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)スルフェート、C12〜C18E(4.0)スルフェートであり、式中対イオンは簡便にナトリウム及びカリウムから選択される。
本発明の特に好ましい実施形態において、使用される界面活性剤システムは、陰イオン性界面活性剤システム、すなわちアルキルアルコキシ(好ましくはエトキシ)スルフェート単独、例えばアルキル(エトキシ)3スルフェート、又は補助界面活性剤、好ましくはC2〜C10アルキルスルフェート、及び/又はC8〜C22アルキル若しくはアリールスルホネート、例えばC8〜C22ベンゼンスルホネート及び/又は3エトキシル化物とは別のアルキルアルコキシスルフェートと組み合わせて使用される。実際、前記アルキル(エトキシ)3スルフェート単独又は補助界面活性剤と組み合わせて存在することは、本組成物に望ましい粘度を与え、特にいずれかの洗濯適用で使用される場合に前記組成物に優れた染み除去性能をもたらす。極めて好ましい実施形態において、前記アルキル(エトキシ)3スルフェートは、ラウリルアルコールトリエトキシル化スルフェートである。
本発明による組成物は、通常、カリメド(Carri−med)CSL2−100(登録商標)のようなレオメーターを用いて次の粘度パラメータ:角度:1°58、ギャップ:60、直径:4.0cm、iner.:25℃の温度及び301/秒の剪断速度で63.60で測定される場合、AE3Sと補助界面活性剤との比によって、0.025Pa/s(25cps)〜1.5Pa/s(1500cps)、好ましくは0.05Pa/s(50cps)〜1.1Pa/s(1100cps)の粘度を有する。
洗浄目的のために有用な他の陰イオン性界面活性剤も、本明細書で使用することができる。
本明細書に用いるのに特に好適な非イオン性界面活性剤は、次式に従う末端保護された非イオン性エトキシ化界面活性剤又はこれらの混合物である:
R1(OR2)nOR3
式中、R1は、C8〜C18直鎖又は分枝鎖アルキル又はアルケニル基、アリール基、アルカリール基であり、好ましくはR1は、C10〜C15アルキル又はアルケニル基、より好ましくはC10〜C15アルキル基であり;R2はC2〜C10直鎖又は分枝鎖アルキル基、好ましくはC4基であり;R3はC1〜C10アルキル又はアルケニル基、好ましくはC1〜C5アルキル基であり、nは1〜20、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜5の範囲の整数である。これらの界面活性剤はBASFからプルラファック(Plurafac)(登録商標)の商標名、ヘキスト(Hoechst)からゲナポール(Genapol)(登録商標)の商標名、又はICIからシンパロニック(Symperonic)(登録商標)の商標名で市販されている。上記の式の好ましい末端保護された非イオン性エトキシル化界面活性剤は、ヘキスト(Hoechst)からゲナポール(Genapol)(登録商標)L2.5NRの商標名で、及びICIからシンパロニック(Symperonic)(登録商標)LF/CS1100の商標名で市販されている。
R1(OR2)nOR3
式中、R1は、C8〜C18直鎖又は分枝鎖アルキル又はアルケニル基、アリール基、アルカリール基であり、好ましくはR1は、C10〜C15アルキル又はアルケニル基、より好ましくはC10〜C15アルキル基であり;R2はC2〜C10直鎖又は分枝鎖アルキル基、好ましくはC4基であり;R3はC1〜C10アルキル又はアルケニル基、好ましくはC1〜C5アルキル基であり、nは1〜20、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜5の範囲の整数である。これらの界面活性剤はBASFからプルラファック(Plurafac)(登録商標)の商標名、ヘキスト(Hoechst)からゲナポール(Genapol)(登録商標)の商標名、又はICIからシンパロニック(Symperonic)(登録商標)の商標名で市販されている。上記の式の好ましい末端保護された非イオン性エトキシル化界面活性剤は、ヘキスト(Hoechst)からゲナポール(Genapol)(登録商標)L2.5NRの商標名で、及びICIからシンパロニック(Symperonic)(登録商標)LF/CS1100の商標名で市販されている。
本明細書に用いるのに好適な他の非イオン性界面活性剤としては、アルキレンオキシド基(性質上親水性)と、性質上分枝鎖又は直鎖の脂肪族(例えばゲルベアルコール又は二級アルコール)又はアルキル芳香族であってもよい有機疎水性化合物との縮合によって生成する化合物として広く定義できる部類の化合物が挙げられる。いずれかの特定疎水性基と縮合する親水性ラジカル又はポリオキシアルキレンラジカルの長さは容易に調節でき、親水性要素と疎水性要素との所望のバランス度を有する水溶性化合物を得ることができる。
本明細書で用いるのに好適な双極性洗剤は、その分子が塩基性及び酸性基の両方を含有し、内部塩を形成することによって、広いpH範囲にわたってその分子が陽イオン性及び陰イオン性親水性基のいずれをも有することになる、ベタイン及びベタイン様洗剤を含む。これらの洗剤の一般例の一部が、米国特許第2,082,275号、米国特許第第2,702,279号及び米国特許第第2,255,082号に記載されている。
系のpHに応じて陽イオン性又は陰イオン性のいずれかになり得る両性及び両性イオン性洗剤は、ドデシルβ−アラニン、N−アルキルタウリン(例えば、米国特許第2,658,072号の指示に従ってドデシルアミンとイセチオン酸ナトリウムとの反応により調製されるもの)、N−高級アルキルアスパラギン酸(例えば、米国特許第2,438,091号の指示に従って製造されるもの)、及び「ミラノール(Miranol)」という商標名で販売されている製品(米国特許第2,528,378号に記載されている)などの洗剤に代表される。追加の合成洗剤及びそれらの市販供給源の一覧は、マカッチャンの洗剤及び乳化剤(McCutcheon's Detergents and Emulsifiers)、北米版、1980年に見出すことができる。
他の任意成分
本明細書の漂白組成物はさらに、漂白剤活性化剤、汚れ懸濁剤、汚れ懸濁ポリアミンポリマー、ポリマー汚れ放出剤、泡抑制システム/抑制剤、触媒、染料移行剤、香料、ヒドロトロープ及び溶媒のような種々の任意成分を含んでいてもよい。
本明細書の漂白組成物はさらに、漂白剤活性化剤、汚れ懸濁剤、汚れ懸濁ポリアミンポリマー、ポリマー汚れ放出剤、泡抑制システム/抑制剤、触媒、染料移行剤、香料、ヒドロトロープ及び溶媒のような種々の任意成分を含んでいてもよい。
次亜ハロゲン酸塩漂白剤を含む漂白組成物にて、漂白剤に不安定な増白剤及び/又は漂白剤に不安定な着色剤の分解を低減又は防止する方法。
それ故に、本発明はまた、次亜ハロゲン酸塩漂白剤を含む漂白組成物中にて、漂白剤に不安定な増白剤、漂白剤に不安定な着色剤及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物の分解を低減又は防止する方法を包含し、この方法は、前記漂白組成物に環状ヒンダードアミンを組み込むことを含む。
次亜ハロゲン酸塩漂白剤を含む漂白組成物にて、漂白剤に不安定な増白剤及び/又は漂白剤に不安定な着色剤の分解を低減又は防止するために環状ヒンダードアミンを使用する方法。
さらなる態様では、本発明は、次亜ハロゲン酸塩漂白剤を含む漂白組成物中にて、漂白剤に不安定な増白剤、漂白剤に不安定な着色剤及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物の漂白組成物中での分解を低減又は防止するために環状ヒンダードアミンを使用する方法に関する。
布地の処理方法
本発明では、本発明の漂白組成物は、処理する布地に液体漂白組成物を適用することによって使用される。本明細書の液体組成物は、それ自体非希釈形態又は希釈形態にて、布地に適用される。
本発明では、本発明の漂白組成物は、処理する布地に液体漂白組成物を適用することによって使用される。本明細書の液体組成物は、それ自体非希釈形態又は希釈形態にて、布地に適用される。
本明細書の組成物は、通常、洗濯操作にて希釈された形態で使用される。本明細書中の「希釈形態」とは、本発明による布地漂白用組成物を、ユーザーが好ましくは水で希釈してもよいことを意味する。このような希釈は、洗濯機などの他の手段と同様に、例えば手洗い洗濯適用においても起こる可能性がある。前記組成物は、1500:1(溶媒:組成物)まで、好ましくは5:1〜1000:1、より好ましくは10:1〜700:1(溶媒:組成物)の希釈濃度で使用してもよい。
「非希釈形態」とは、前記液体漂白組成物がいかようにも希釈されることなく、処理する布地に直接適用されること、すなわち本明細書中の液体組成物が本明細書に記載されるように布地に適用されることであると理解されるべきである。
本明細書において処理する布地としては、衣服、カーテン、服地、ベッドリネン、バスリネン、テーブルクロス、寝袋及び/又はテントが挙げられるが、これらに限定されない。本明細書中の「布地を処理する」とは、布地を洗浄及び/又は漂白/消毒することを意味する。
布地を処理(例えば、洗浄及び/又は漂白)する方法では、処理する布地と本明細書の漂白組成物を接触させる。
これは、布地をすすぎ、又は洗浄し、次いですすぐ前に本明細書で定義されるような液体漂白組成物を前記布地に希釈することなく適用する、いわゆる「前処理モード」、又は布地をすすぐ前に本明細書で定義されるような液体又は固体漂白組成物を水槽中にまず希釈し、布地をこの槽に含浸及び浸漬する「浸漬モード」、又は本明細書で定義されるような液体又は固体漂白組成物を、好ましくは洗濯機において典型的な洗濯洗剤の溶解又は分散によって形成される洗浄液に添加する「洗浄中モード」のいずれかで行うことができる。布地を前記組成物と接触させた後、前記組成物を完全に乾燥させる前に布地をすすぐことは、いずれの場合においても必須である。
より詳細には、本発明による布地を漂白する方法は、まず布地を本発明による漂白組成物と接触させる工程、次いでこの布地が十分漂白される間その組成物と接触させておく工程、次いでこの布地を水ですすぐ工程を含むのが好ましい。布地を洗浄する、すなわち少なくとも1つの界面活性剤を含む従来の組成物で洗浄する場合、少なくとも1つの界面活性剤を含む洗剤組成物で布地を洗浄することは、前記布地を前記漂白組成物と接触させる工程前、及び/又は前記布地を前記漂白組成物と接触させる工程中、及び/又は前記布地を前記漂白組成物と接触させる工程の後、並びにすすぎ工程前及び/又はすすぎ工程後に行ってもよい。
漂白組成物は、希釈形態又は非希釈形態で使用してもよい。希釈して使用する場合、漂白組成物は布地と、通常は1〜60分間、好ましくは5〜30分間、接触させておくべきである。一方、漂白組成物を非希釈形態で使用する場合、より短い時間、通常は5秒間〜30分間、好ましくは1分間〜10分間、布地と接触させておくべきである。
前記布地を洗浄する前に本明細書の漂白方法を行うのが好ましい。さらに言えば、洗剤組成物で布地を洗浄する前に本明細書の組成物で前記布地を漂白すること(希釈及び/又は非希釈漂白方法)により、前記布地を最初に洗浄した後に漂白する場合よりも少ないエネルギー及び洗剤で、優れた白色度が得られ、染みを除去できることがわかった。
あるいは、すすぎ工程及び/又は従来の液体又は粉末洗剤を用いる従来の洗浄工程を伴う上述した非希釈漂白方法(前処理適用)に従う代わりに、漂白前処理操作はまた、バケツ(手洗い操作)又は洗濯機のいずれかにて、上述の希釈漂白方法に従ってもよい。
硬質面処理方法
別の実施形態において、本発明は本明細書で定義される組成物を用いて硬質面を処理する方法を包含し、好ましくは前記方法は、前記硬質面、より好ましくはそれらの汚れた部分だけに前記組成物を適用し、任意に前記硬質面をすすぐ工程を含む。
別の実施形態において、本発明は本明細書で定義される組成物を用いて硬質面を処理する方法を包含し、好ましくは前記方法は、前記硬質面、より好ましくはそれらの汚れた部分だけに前記組成物を適用し、任意に前記硬質面をすすぐ工程を含む。
本発明による硬質面処理方法において、本明細書で定義された組成物は、非希釈形態又は希釈形態にて処理する表面に適用されてもよい。希釈形態にて、組成物は、好ましくはその重量の200倍までの水、好ましくはその重量の80〜2倍の水、より好ましくはその重量の60〜2倍の水で希釈される。
想定される最終用途に応じて、本明細書の組成物は、従来の瓶、ロールオン式瓶、スポンジ、刷毛(brusher)、スプレー、小袋、袋、箱などを包含する種々の容器に包装できる。
以下の実施例は本発明をさらに説明する。実施例の組成物は、本発明の組成物を例示することを意図するが、必ずしも本発明の範囲を限定ないしは規定するために用いるものではない。
全ての実施例は、NaOHによってpH11に調節される。
テンポキシ(Tempoxy)LO(登録商標)は3Vシグマ(3V Sigma)から市販されている。
チノガード(Tinogard)(登録商標)SF−Xは、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から市販されている。
チノパル(Tinopal)CBS−X(登録商標)、チノパル(Tinopal)AMS−GX(登録商標)及びチノパル(Tinopal)5BM−GX(登録商標)は、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から市販されている。
ピグモゾル(Pigmosol)ブルー6900(登録商標)は、BASFから市販されている。
イラゴン(Iragon)ブルーDBL86(登録商標)及びホスタファイン(Hostafine)ブルーB2G(登録商標)は、クラリアント(Clariant)から市販されている。
テンポキシ(Tempoxy)LO(登録商標)は3Vシグマ(3V Sigma)から市販されている。
チノガード(Tinogard)(登録商標)SF−Xは、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から市販されている。
チノパル(Tinopal)CBS−X(登録商標)、チノパル(Tinopal)AMS−GX(登録商標)及びチノパル(Tinopal)5BM−GX(登録商標)は、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から市販されている。
ピグモゾル(Pigmosol)ブルー6900(登録商標)は、BASFから市販されている。
イラゴン(Iragon)ブルーDBL86(登録商標)及びホスタファイン(Hostafine)ブルーB2G(登録商標)は、クラリアント(Clariant)から市販されている。
比較データ
以下の実施例は本発明をさらに説明する。列記した成分を列記した割合(特に指示がない限り重量%)で組み合わせることにより組成物を製造する。実施例組成物VI、B及びDは、本発明の組成物を例示することを意図するが、必ずしも本発明の範囲を限定ないしは規定するために用いるものではない。実施例組成物V、VII、VIII、A及びCは比較例である。
以下の実施例は本発明をさらに説明する。列記した成分を列記した割合(特に指示がない限り重量%)で組み合わせることにより組成物を製造する。実施例組成物VI、B及びDは、本発明の組成物を例示することを意図するが、必ずしも本発明の範囲を限定ないしは規定するために用いるものではない。実施例組成物V、VII、VIII、A及びCは比較例である。
全ての実施例は、NaOHによってpH11超過に調節される。
AvCl2:利用可能な塩素;組成物は次亜塩素酸ナトリウムを含有する。
TMBAは、ハンナン・シャインウェイ(Hunan Shineway)から市販されている3,4,5,−トリメトキシ安息香酸である。
3,5−DMBAは、アルドリッチ(Aldrich)から市販されている3,5,−ジメトキシ安息香酸である。
CuPhtは、BASFから商標名ピグモゾル(Pigmosol)ブルー6900(登録商標)として市販されている青銅フタロシアニンである。
AvCl2:利用可能な塩素;組成物は次亜塩素酸ナトリウムを含有する。
TMBAは、ハンナン・シャインウェイ(Hunan Shineway)から市販されている3,4,5,−トリメトキシ安息香酸である。
3,5−DMBAは、アルドリッチ(Aldrich)から市販されている3,5,−ジメトキシ安息香酸である。
CuPhtは、BASFから商標名ピグモゾル(Pigmosol)ブルー6900(登録商標)として市販されている青銅フタロシアニンである。
増白剤安定性への効果
組成物V〜VIIIは、本明細書に記載されるRAT(50℃で10日間)にて経年させた。増白剤チノパル(Tinopal)CBS−X(登録商標)の漂白剤による活性損失は、対応する「経年」漂白組成物中の増白剤の残量(ppm)をHPLC分析を用いて測定することによって本明細書に記載されるように評価した。結果が、以下の表に表される。
組成物V〜VIIIは、本明細書に記載されるRAT(50℃で10日間)にて経年させた。増白剤チノパル(Tinopal)CBS−X(登録商標)の漂白剤による活性損失は、対応する「経年」漂白組成物中の増白剤の残量(ppm)をHPLC分析を用いて測定することによって本明細書に記載されるように評価した。結果が、以下の表に表される。
上記結果から、本発明の次亜ハロゲン酸塩含有漂白組成物(組成物VI)、すなわち環状ヒンダードアミンを含む組成物では、一般に既知の安定剤を含む比較組成物(組成物VII及びVIII)に比べて改善された増白剤安定性が得られることが明らかである。
着色剤安定性への効果:
比較着色剤安定性調査は、本明細書に記載されるRAT(50℃で10日間)にて組成物A、B、C及びDを経年させることによって行った。漂白剤による着色剤の活性損失は、本明細書にて上述された視覚的格付けによって判断した。実際、「経年」組成物における漂白剤による着色剤の活性損失は、組成物0重量%の活性ハロゲン化物及び0.002重量%の同じ着色剤を含む「新鮮な」組成物の着色剤活性と同等であった。PSU着色剤活性尺度は、「新鮮な」組成物に対して「経年」組成物の色に顕著な差がないことを意味する0から、「新鮮な」組成物に対して「経年」組成物の色に顕著な差が明らかであることを意味する5までの範囲である。
比較着色剤安定性調査は、本明細書に記載されるRAT(50℃で10日間)にて組成物A、B、C及びDを経年させることによって行った。漂白剤による着色剤の活性損失は、本明細書にて上述された視覚的格付けによって判断した。実際、「経年」組成物における漂白剤による着色剤の活性損失は、組成物0重量%の活性ハロゲン化物及び0.002重量%の同じ着色剤を含む「新鮮な」組成物の着色剤活性と同等であった。PSU着色剤活性尺度は、「新鮮な」組成物に対して「経年」組成物の色に顕著な差がないことを意味する0から、「新鮮な」組成物に対して「経年」組成物の色に顕著な差が明らかであることを意味する5までの範囲である。
上記結果から、環状ヒンダードアミンを組み込む次亜ハロゲン酸塩含有漂白組成物(組成物B及びD)は、それぞれ安定剤を含まない(組成物A)、及び一般に既知の安定剤を含む(組成物CにおけるTMBA)比較組成物に比べて、改善された着色剤安定性が得られることが明らかである。安定剤TMBAは、漂白剤に不安定な増白剤及び/又は漂白剤に不安定な着色剤をさらに含む次亜ハロゲン酸塩含有漂白組成物に関して最良の部類の安定剤であると認識されている。
Claims (20)
- 次亜ハロゲン酸塩漂白剤、環状ヒンダードアミン、並びに漂白剤に不安定な増白剤、漂白剤に不安定な着色剤及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物を含む液体漂白組成物。
- 前記環状ヒンダードアミンが、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン;1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン;1−オキシル−2,2,6,6,−テトラメチルピペリジン;1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンから成る群から選択される、請求項1〜2のいずれか一項に記載の液体漂白組成物。
- 前記環状ヒンダードアミンが1−オキシル−2,2,6,6,−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体漂白組成物。
- 前記環状ヒンダードアミンが1−ヒドロキシ−2,2,6,6,−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体漂白組成物。
- 前記組成物が、前記組成物全体の0.001重量%〜5重量%、好ましくは0.005重量%〜2.5重量%、より好ましくは0.01重量%〜1.0重量%、最も好ましくは0.02重量%〜0.05重量%の前記環状ヒンダードアミンを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体漂白組成物。
- 前記次亜ハロゲン酸塩漂白剤が次亜塩素酸のアルカリ金属塩及び/又はアルカリ土類金属塩である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体漂白組成物。
- 前記次亜ハロゲン酸塩漂白剤が、活性ハロゲン化物基準で、前記組成物の0.01重量%〜20重量%の量で存在する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体漂白組成物。
- 漂白剤に不安定な増白剤が、ジナトリウム−4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニル;ジナトリウム−4,4’−ビス−[(4,6−ジアニリノ−s−トリアジン−2−イル)−アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホネート;4,4’−ビス−[(4−アニリノ−6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル)−アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホネート;及び4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−ビス−2(2−ヒドロキシエチル)−アミノ−s−トリアジン−2−イル)−アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホネート;及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体漂白組成物。
- 前記組成物中の前記漂白剤に不安定な増白剤がジナトリウム−4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニルである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体漂白組成物。
- 前記組成物が、前記組成物全体の0.001重量%〜1.0重量%の前記漂白剤に不安定な増白剤を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体漂白組成物。
- 漂白剤に不安定な着色剤が、青銅フタロシアニン;ダイレクトブルー86;ピグメントブルー15:1;及びピグメントブルー15:3;及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体漂白組成物。
- 前記漂白剤に不安定な着色剤が青銅フタロシアニンである、請求項1〜12のいずれか一項に記載の液体漂白組成物。
- 前記組成物が、前記組成物全体の0.001重量%〜1.0重量%の前記漂白剤に不安定な着色剤を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の液体漂白組成物。
- 次亜ハロゲン酸塩漂白剤を含む漂白組成物中にて、漂白剤に不安定な増白剤、漂白剤に不安定な着色剤及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物の分解を低減又は防止する方法であって、前記方法が、前記漂白組成物に請求項1〜14のいずれか一項に記載の環状ヒンダードアミンを組み込むことを含む方法。
- 布地を処理する方法であって、処理する前記布地上に請求項1〜14のいずれか一項に記載の液体漂白組成物を適用する工程を含む方法。
- 次亜ハロゲン酸塩漂白剤を含む漂白組成物中で、漂白剤に不安定な増白剤、漂白剤に不安定な着色剤及びこれらの混合物から成る群から選択される化合物の前記漂白組成物中での分解を低減又は防止するために環状ヒンダードアミンを使用する方法。
- 漂白剤に不安定な増白剤の分解を低減又は防止するためである、請求項17に記載の使用方法。
- 前記環状ヒンダードアミンが1−オキシル−2,2,6,6,−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンである、請求項17または18に記載の使用方法。
- 前記環状ヒンダードアミンが1−ヒドロキシ−2,2,6,6,−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンである、請求項17または18に記載の使用方法。
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