JP2008505436A - Ｌｅｄ照明 - Google Patents

Abstract

本発明は、一般には、互いに隣接して、好ましくはマトリックス配置において配されている、ＬＥＤモジュール（１０、２０）を有する照明システムに関する。各々が混合チャンバ（１１、２１）を有する２つの又は幾つかの隣接するモジュールの間に光開口（１０１）を導入することにより、光は、前記隣接するモジュールの混合チャンバの間で横方向に伝達され、これにより、関連するモジュール窓からの知覚される光が均等化される。従って、本発明は、電子制御システムを必要とすることなく、知覚される照度の均一化を容易にする。

Description

本発明は、一般には、ＬＥＤモジュールを有する照明システムに関し、より詳細には、ＬＥＤモジュールシステム及び前記のようなシステムにおいて使用するためのＬＥＤモジュールの照明特性を改善するシステム及び方法に関する。

発光ダイオード（ＬＥＤ）を有するモジュールを、一般照明用途の照明システムを配する際に使用することが、よく知られている。これらのＬＥＤシステム及びＬＥＤモジュールを設計する場合、所望の強度、均一性、並びに色及びそれぞれの色温度を容易にするシステムであって、好ましくは、必要とされる設計作業の量が最小限であるシステムを達成するために、注意が払われている。一般に、前記のような照明ができるだけ均一であるシステムが、最も好ましい。

従来のＬＥＤモジュールのある種類において、光混合チャンバが、ＬＥＤが含まれている当該混合チャンバからのより均一な光を達成するために、１つ又は幾つかの前記ＬＥＤからの光を拡散させるのに使用されている。特に、幾つかのＬＥＤからの、異なる色を有している光が、前記混合チャンバ内で放出されている場合、前記のようなチャンバは、色混合チャンバとしても振舞うことができる。この場合、前記チャンバは、前記のような異なる色のＬＥＤダイオードからの光を拡散し、この結果、前記チャンバから発する光は、均一な色を有するものとして知覚される。前記色は、例えば、前記ＬＥＤシステム及び前記混合チャンバがこれに応じて配されている場合、白であることもできる。

幾つかの隣接する混合チャンバを有するＬＥＤシステムに関する問題は、異なるチャンバから放出される光が、同じ強度又は色を有するものとして知覚されないことである。このことは、例えば、種々の又は個々のＬＥＤの間における光の強度、及び色又は波長の変化によるものであり得て、即ち、同じ電流が２つの個々のＬＥＤに供給される場合、強度又は色温度は、前記のような２つのＬＥＤの間でもなお異なることがあり得る。更に、個々のＬＥＤの年齢が様々であり、即ち、１つの特定のＬＥＤに関するパラメータは、他のＬＥＤに関するパラメータと比較して、経時的に様々に変化する。従って、前記ＬＥＤの強度及び色を前記ＬＥＤに供給される電流を制御することによって、制御することに注意が払われなければならない。

国際特許出願公開第ＷＯ２００４／００２１９８号は、ＬＥＤモジュールからの前記のような光特性を制御する及び保持するための装置を開示している。この公報によれば、ＬＥＤモジュールの光の強度及び色は、電子機器及び制御システムをサポートする、光センサを使用して測定され及び一定に保持され、前記光センサは、前記ＬＥＤの間に取り付けられる。

前記光の分配を制御する上述の仕方に関連する１つの不利な点は、制御システムの設計が必要とされることである。もう１つの不利な点は、センサ及び制御システムが、前記照明システムの設計を制限し得ることにある。３つ目の不利な点は、前記センサが前記設計に対して体積を付加し、前記ＬＥＤからの光の分配を遮断し得ることにある。４つ目の不利な点は、全ての前記センサが適切に動作することが必要であるので、信頼できないことにある。例えば、前記センサのうちの１つが損傷した又は汚染された場合、前記システムは、関連するＬＥＤを正確に調整することができない。

本発明の目的は、ＬＥＤ照明システムに関連する上述の問題を解消する、又は少なくとも軽減することにある。

本発明は、各々が混合チャンバを有する２つ又は複数の隣接するモジュールの間に、光開口を導入することにより、この結果、光が、前記モジュールの前記混合チャンバへ及び前記混合チャンバから、横方向に伝送され、前記モジュールからの知覚される光が均等化されるという見識に基づいている。即ち、１つの混合チャンバからの光が前記のようなチャンバ内で拡散される又は混合されるだけでなく、隣接する混合チャンバからの光も前記混合チャンバ内で拡散される又は混合されるので、異なるモジュールから発せられた光の間の差は、例えば、色温度及び色強度に関して、減少される。更に、前記のようなモジュールのシステム、又は前記のようなモジュールシステムから発せられる光の反射を正視する場合、上述の開口を欠いているシステムと比較して、より一様及び均一であると知覚される。このことは、多くの顧客が均一な照明システムを好んでいるため、有利である。

本発明の目的は、添付請求項１、１０、１３及び１５によるシステム、モジュール、方法及び使用によって達成される。好適実施例は、添付の従属請求項に記載されている。

第一の見地によれば、本発明は、互いに隣接してに配されている第１ＬＥＤモジュール及び少なくとも第２ＬＥＤモジュールを有している一般照明システムを提供する。更に、これらのモジュールの各々は、光混合チャンバと、前記のようなチャンバ内に及びモジュール光窓（a module lighting window）を介して前記光チャンバ内の外側へ向かって、光を発する少なくとも１つのＬＥＤモジュールとを有する。更に、前記照明システムは、少なくとも１つの光開口を有し、該光開口は、光が、前記モジュールのうちの１つから、隣接するモジュールの前記光混合チャンバ内へと通過するのを可能にし、及び、前記隣接するモジュールからの光が、前記モジュールのうちの１つの前記光混合チャンバ内へと通過するのを可能にするように、隣接するモジュール間に配されている。モジュールの前記混合チャンバは、前記モジュール内のＬＥＤによって発せられる光と、隣接するモジュールから前記開口を介して前記モジュールのチャンバ内に伝達される光との両方が、関連するモジュール光窓からの知覚される光が均等化されるような仕方で前記チャンバ内で拡散される及び混合されるように、配される。

前記光混合チャンバの１つの目的は、可能な限り多くの光を発すると同時に、必要とされる光出力の均一性を実現することにある。前記光混合チャンバは、異なる色を有する、幾つかのＬＥＤからの前記光の混合に使用されることもできる。本発明によれば、前記チャンバは、更に、１つのモジュール内で発せられた光を、隣接するモジュールからの光と混合するのに使用される。更に、前記モジュール発光窓が、隣接するモジュールの間に前記開口を有していないことは、理解されるべきである。むしろ、多くの場合において、前記開口と前記モジュール光窓とは、直交する方向に向けられている。

第二の見地によれば、本発明は、前記第一の見地と関連して記載されたような、一般照明システムにおいて使用されるべきである光モジュールを提供する。前記モジュールは、前記第一の見地に関連して記載された少なくとも１つの開口を備えており、この結果、第１及び第２の前記モジュールが互いに隣接して配されている場合、ＬＥＤ光は、前記第１のモジュールから前記第２のモジュールの拡散及び混合内に伝達されることができると共に、前記第２のモジュールから前記第１のモジュールの拡散及び混合内に伝達されることができる。

第三の見地によれば、本発明は、関連するモジュール光窓からの知覚される光を均等化するように、モジュールの各々が光混合チャンバを備えており、ＬＥＤ光を、前記モジュールの１つから隣接するモジュールの光混合チャンバ内へと伝達する、及び前記隣接するモジュールから前記モジュールの１つの光混合チャンバ内へと伝達することにより、一般照明システムにおける、隣接するＬＥＤモジュールからの光を改良する方法を提供する。

第四の見地によれば、本発明は、前記ＬＥＤモジュールと関連するモジュール光窓からの知覚される光を均一化するために、前記モジュールの前記混合チャンバの間の光の伝達を可能にするように、一般照明システムの隣接する光モジュールのフレーム構造における少なくとも１つの光透過開口の使用を提供する。

上述した第四の見地と関連する１つの有利な点は、より均一な光の分配が、如何なる追加的な構成要素を使用することなしに、前記一般照明システムから供給されることである。従って、前記のような照明システムの小型設計が保持されることができる。他の有利な点は、このより均一な光の分配が、前記ＬＥＤを再配置する必要なく提供されることである。従って、本発明は、通常、実施するのに便利なものである。

以下に、本発明の様々な実施例に関連した複数の有利な点が列挙される。これらの全てに対して共通するのは、上述のシステムが、関連するモジュール光窓からの知覚される光の均等化を提供することである。

添付請求項２に規定されている照明システムにおいて、前記モジュールは、該モジュールが、隣接するモジュールのマトリックスを提供するような仕方で、二次元において、互いに隣接して配されている。例えば、隣接するモジュールの第１列は、隣接するモジュールの第２の列に隣接して配されている等である。このようにして、均一な光分配を有する、光モジュールのマトリックスが達成されることができる

各ＬＥＤモジュールが内蔵ＬＥＤユニットである、添付請求項３に規定されているような、照明システムは、開口を有するフレーム構造を有する。本明細書で使用されているように、語「内蔵ユニット（a self-contained unit）」とは、自身だけ又は好ましくは他のユニットとの組み合わせにおいて使用されることができる、１つの又は幾つかのモジュールを有するユニットを称している。これらのユニットは、本発明によるユニットを、互いに隣接させて配することにより、広域ＬＥＤシステムのアセンブリを有利に容易にする。更に、単に前記モジュールを様々に配することにより、異なる幾何配置を有する広域ＬＥＤシステムが、達成されることができる。

前記混合チャンバが、拡散反射性及び／又は鏡のような反射壁を有する、反射性のものである、添付請求項４に規定されているような、照明システムは、反射性チャンバが当該チャンバ内の光の効率的な拡散及び混合を容易にするので、有利である。前記のような拡散は、高い効率で、より均一な光を達成するために、しばしば必要とされる。

前記モジュールが長方形の平行六面体、三角形又は六角形の形状を実質的に有している、添付請求項５に規定されているような、照明システムは、均一な照明を有する。マトリックス配置における幾つかの前記のようなモジュールの配置を有利に容易にする。

開口が光透過プラスチック又はガラスから構成されている、添付請求項６に規定されているような、照明システムは、前記光モジュールの更に固定された（rigid）構造を有利に提供する。

添付請求項７に規定されているような照明システムにおいて、各モジュールは、一群のＬＥＤを有する。このことは、各光混合チャンバからの光が、前記一群における各個々のＬＥＤからの光の平均であり、これにより、前記モジュールからの前記光が、より均一であるように知覚されるので、有利である。

添付請求項８に規定されているような、他の実施例において、ＬＥＤの前記一群は、前記モジュール光窓に関して、前記モジュールのほぼ中間に、中心を合わされている。このことは、前記のような窓をフレーム化している縁によって制限される光がより少ないので、従って、前記ＬＥＤからの更に直接的な光が前記窓を介して発せられるので、有利である。

添付請求項９に規定されているような、照明システムは、前記ＬＥＤ及び前記混合チャンバがこれに従って配されている場合、ほぼ如何なる所望の色も容易化するという有利な点を有する。例えば、赤及び黄色のＬＥＤの正しい混合を使用することにより、何らかの濃淡のオレンジ色が達成されることができる。白色は、例えば、赤、緑及び青色のＬＥＤ、又は例えば、赤、青、黄及び緑色のＬＥＤからの光を混合することによって達成されることができる。多くの場合、幾つかのダイオードを同じチャンバ内に配することにより、各チャンバ内に１つのダイオードをのみを配する場合と比較して、より均一な光が達成される。

前記開口がほぼ長方形の形状を有している、照明システムは、設計及び製造するのに容易である開口を提供する。

本発明による実施例によって得られる、幾つかの有利な点が、上述された。同様の有利な点は、それぞれ前記光モジュール、前記方法及び前記使用に関連して従属請求項に規定されている、前記照明システム、前記モジュール、前記方法及び前記使用の対応する実施例によって達成されることもできる。

本発明のこれら及び他の見地は、以下に記載する実施例を参照することにより、明確になり、説明される。

本発明の好適実施例の記載が与えられるが、類似する符号は、図全体に渡って、類似する又は対応する部分を示している。全ての実施例は、前記のようなＬＥＤを動作させる従来の電子回路を適切に有しており、前記従来の電子回路は、従来技術において知られているので、詳細には記載しない。

図１Ａは、本発明によるＬＥＤモジュール１０の模式的な断面図を示している。前記モジュールは、各々リフレクタ１５、１６及びレンズによって囲まれている２つのＬＥＤ１２、１４が配されている光混合チャンバ１１を有している。この実施例において、サイドエミッティングＬＥＤが使用される。これらは、自身のサイドエミッティング放射パターンによって、壁部において比較的乏しい数の反射を有するＬＥＤの混合を容易にするのに有利な点を有する。従って、これらは、高い効率まで寄与することができる。前記のようなチャンバの壁部は、モジュールフレーム壁構造２と、前記ＬＥＤが取り付けられている反射性の、方形ベースプレート１７を有する底面とによって規定されている。フレーム壁構造２は、４つの長方形の、反射性側壁１８、１９を有しており、これらは、前記ベースプレートに直交している。適切な反射材料は、例えば、Ａｌａｎｏｄ社のＭｉｒｏ（拡散反射コーティング）、Ｌａｂｓｐｈｅｒｅ社のＳｐｅｃｔｒａｆｌｅｃｔ反射性コーティング及びＰｈｉｌｉｐｓ社のＮＢＣコーティング（高い反射性粒子を含んでいる）であり得る。前記ベースプレートに平行である上方透過性光モジュール窓１３も、設けられている。即ち、前記チャンバの５つの壁１７、１８、１９は、実質的に反射性のものであって、この結果、これらに当たる光は、チャンバ１１内に反射され返る、又は反射してモジュール光窓１３を通過して出て行く。しかしながら、モジュール光窓１３に当たる光の一部は、更に反射されることもある。前記光が壁によって反射されている限り、前記光の重要ではない部分がチャンバ１１内で吸収されることを除き、前記光は、モジュール光窓１３か又は前記モジュール内に配されている開口１０１かのいずれかを経て出る進路を見つけるまで他の壁に当たり続けるであろう。

混合チャンバ１１を有さない装置であって、モジュール光窓１３が通常の透明ガラスプレートである装置においては、前記モジュール光窓から見ると、ＬＥＤからの２つの別個の光のスポット源が見えるであろう。正確に設計されたチャンバ１１を導入することにより、光の主要な部分（主要な部分ではない場合、前記モジュール内で吸収されているであろう）は、今、モジュール光窓１３を介して伝達される。更に、この窓を介して発せられた光は、前記光の一部が、前記混合チャンバの内側じゅうで跳ね返されるので、更に拡散するであろう。

一般に、ＬＥＤ１２、１４がモジュール１０内部に配されることができる、幾つかの種々の方法が存在する。前記ＬＥＤは、全てが同じ色であるか、又は前記ＬＥＤのうちの１つもしくは幾つかが、前記ＬＥＤの残りのものと比較して異なる色のものであるかのいずれかであり得る。白色光は、例えば、４つの異なるＬＥＤ（例えば、緑、黄、赤及び青）からの光を前記光混合チャンバ内で混合することによって、又は蛍光体を塗布された青色ＬＥＤによって、実現されることができる。更に、所望の照明設計に依存して、各モジュール内に１つか又は幾つかの何れかのＬＥＤを配することもできる。更に、前記ＬＥＤは分散されるか、又は前記モジュールの中間に中心を合わされているかの何れであっても良い。

本発明によれば、光開口１０１が図１Ａのモジュール１０の側壁１８、１９内に配される。これらの壁部の各々は、２つの離間された、長くされている、長方形の光開口１０１、１０２を、上下に備えている。前記開口の目的は、２つのモジュールからの知覚される光の差を均等化するために、光が、前記モジュールのうちの１つから隣接するモジュールの反射チャンバ内へと伝達される、及び隣接するモジュールから前記モジュールのうちの１つの反射チャンバから内へと伝達されることを可能にすることにある。従って、開口１０１，１０２は、主として、光が、前記モジュール光窓１３を介して伝達される光の主方向に対してほぼ直交する方向に伝達されることを可能にするように配されている。即ち、前記モジュール光窓を介して発せられる光は上方へ発せられるという仮定の下、前記開口を介して伝達される光は、横方向に発せられると言うことができる。前記開口の大きさ及び形状は、前記モジュールからの所望の光分配に依存している。このことは、図２に関連して、更に記載される。

図１Ｂは、図１Ａに示されたものと同じ実施例の三次元図である。前記図は、方形の、透過モジュール光窓１３、及び４つの側部で前記モジュールをフレーム化している構造２を示している。この側部のうちの一方の側、及び対向する側（図示略）において、前記のような構造は、前記のような２つの開口部１０１、１０２を備えている。

図２は、本発明によるモジュールの概略を模式的に与えている。第１モジュール１０は、第２モジュール２０及び第３モジュール３０の間で、前記第２モジュール２０及び第３モジュール３０に隣接して配されており、この結果、これらは、モジュールの列を提供している。前記モジュールの各々は、図１と関連して記載したように内部的に配されている。本発明によれば、開口１０１，１０２，２０２，３０１は、モジュール１０，２０，３０を規定しているそれぞれの構造２，３，４内に配され、この結果、例えば、第１モジュール１０からの光は、それぞれ開口１０１、２０２及び１０２、３０１を介して周囲のモジュール２０、３０の混合チャンバ２１，３１内に伝達され、逆の場合も同様である。即ち、周囲のモジュール２０、３０からの光も、開口１０１，２０２，１０２，３０１を介して第１モジュール１０の前記混合チャンバへ伝達される。前記のような光開口は、前記のような壁構造内の孔によって形成されることもでき、又はガラス若しくはプラスチック（典型的には、ＰＭＭＡ又はポリカーボネート）から構成されることもできる。前記開口が、関連するＬＥＤの生成された波長に対して透過的であることのみが必要とされる。前記開口がどのように配されるのが最も好ましいのかは、重さ、コスト、衝撃耐性、及び防水性であることのような、アプリケーション及び設計パラメータに依存する。前記開口は、前記モジュールを分離している壁と比較して大幅に大きいものであっても良いが、厳密な要件は、所望の光の分配、及び各モジュール内部のレイトレーシング、並びに目標とされる均一性とに依存する。

図３は、図１と関連して記載された実施例と共通するほぼ全てのフィーチャを有する、本発明の他の実施例を模式的に記載している。前記図は、概ね上述のように配されている、前記モジュールを規定している光窓１３及び構造２を示している。モジュール開口１０５、１０６，１０７は、マトリックスシステムにおいて前記光の横方向の分配を可能にするために、フレーム構造２の４つの側に配されており、モジュール光窓１３に対して垂直である。開口１０５−１０８は、前記モジュールの側壁と比較して大幅に大きく作られている。更に、開口１０５−１０８は、従来技術において知られているロック手段１１０の各々の側に配されており、前記ロック手段１１０は、モジュールのマトリックス配置を安定化させるために、隣接するモジュールの対応するロック手段と嵌合するように設計されている。各モジュールの底には、冷却フィン１１５が、前記モジュールの冷却を容易にするように設けられている。更に、幾つかのモジュールの装置をマトリックス配置にするのを容易化するために、前記モジュールは、実質的に、長方形の、平行六面体形、即ち平行な長方形の側面の３つの対を有する。二次元において前記のようなモジュールのマトリックスを傾斜させる場合、各モジュールは、従来の態様で、ベースプレートソケット１０９に接続される。これらのモジュール及び内蔵されているユニットは、この実施例において、前記制御システム及び電子機器が、ユニットを取り付ける際、前記ユニットをソケットに接続するのとは異なる、他の調整が必要とされないように、好ましくは前記電子機器のための接続を備えているように設計されている。内蔵されているモジュールに関連する更なる利点は、同一のモジュールが、現在の照明アプリケーションの需要に依存して、様々な幾何パターンにおいて容易に配されることができることにある。

図４においては、図３に関連して記載されているものと類似する、１２個の内蔵ユニットが、互いに隣接して配されている。各ユニットは、構造２によってフレーム化されており、開口が配されている。一実施例において、前記マトリックス内でモジュールがどこに配されているかに依存して、前記モジュールの対応する数の壁が開口を備えて配されており、前記開口の各々は、本発明によって配されている。例えば、角部のモジュール３０においては、２つの壁４，５のみが、開口を備えて配されているのに対し、中央のモジュール１０においては、開口は、モジュール１０をフレーム化している構造２の４つの壁全てに配されている。マトリックスシステムのフレーム表面に反射性を持たせることの利点は、更に均一な光の分配が、行又はマトリックスの縁部に向かって達成されることができることにある。一般に、同じ光の分配は、照明の表面全体に渡るものであるのが好ましい。他の有利な点は、より多くの光が、前記モジュール光窓を介して発せられることである。好ましくは、中央のモジュールにおいて、ロック手段１１０の背後の表面１１１は、前記混合チャンバ内の前記光の拡散及び混合を最小化するように、反射性のものにされる。

更なる実施例において、前記モジュールの側壁は交換可能なものであり、即ち、取り除かれる、及び所望の特性を有している異なる側壁と交換されることができる。例えば、マトリックスの外側のモジュールにおいて、側壁は、如何なる他のモジュールの壁とも隣接しておらず、反射性の壁と交換されることができる。更に、モジュールの側壁が他のモジュールと隣接するべきものである場合、前記側壁は、透明プラスチックと交換されることもできる。

更に他の実施例において、照明システム又は内臓ユニットのマトリックスは、フレーム内に取り付けられる。前記フレームは、前記モジュールが、前記フレーム内で互いに隣接するように配されている場合、前記フレームの反射性表面が前記照明システムの外壁を介して、再び前記モジュール内へと伝達される光を反射するように、配されている。このことは、マトリックスの全ての位置における、同じ種類のモジュール（好ましくは、中央のモジュール）の使用を容易にする。有利には、前記外壁を介して発せられる光を前記チャンバ内へ反射し戻すことにより、前記モジュール光窓を介して伝達されるＬＥＤ光の量が、増加される。

複数の異なる光モジュールの配置が、上述で提案された。しかしながら、他の配置も可能であり、添付請求項によって規定されている本発明の範囲を逸脱することなく考慮されることができる。本明細書の記載における「有する」という語は、他の構成要素又はステップの存在を排除するものではく、単数形の構成要素は、複数のこのような構成要素を排除するものではない。

本発明によるモジュールを模式的に示している。 本発明によるモジュールを模式的に示している。 本発明の第１実施例による照明システムを模式的に示している。 本発明の他の実施例を模式的に示している。 モジュールの集合が、マトリックス配置で配されている、本発明の第３実施例を模式的に示している。

Claims (15)

1. − 各々が光混合チャンバを有し、互いに隣接して配されている第１ＬＥＤモジュール及び少なくとも第２ＬＥＤモジュール、並びに、前記光混合チャンバ内に及びモジュール光窓を介して前記混合チャンバの外側へ向かって、光を発する少なくとも１つの第１のＬＥＤと、
   − 関連する前記のようなモジュール光窓からの知覚される光を均等化するために、前記モジュールのうちの１つからの光が隣接するモジュールの前記光混合チャンバ内へ通過する、及び前記隣接するモジュールからの光が前記モジュールのうちの１つの前記光混合チャンバ内へ通過するのを可能にする、前記モジュールの間の少なくとも１つの光開口と、
   を有する照明システム。
2. 前記モジュールが、隣接するモジュールのマトリックスを形成するように、二次元において配されている、請求項１に記載の照明システム。
3. 各ＬＥＤモジュールが、前記少なくとも１つの光開口を有する構造によってフレーム化されている内蔵ユニットである、請求項１又は２に記載の照明システム。
4. 前記混合チャンバが反射性のものであり、この結果、前記ＬＥＤの光を拡散する、請求項１ないし３の何れか一項に記載の照明システム。
5. 前記モジュールの各々が、長方形の平行六面体、三角形又は六角形の形状を実質的に有する、二次元傾斜のための請求項１ないし４の何れか一項に記載の照明システム。
6. 前記開口は、前記のようなＬＥＤ発光された光に対して透過的である、プラスチック又はガラスを有している、請求項１ないし５の何れか一項に記載の照明システム。
7. 前記のような少なくとも１つのＬＥＤがＬＥＤの群である、請求項１ないし６の何れか一項に記載の照明システム。
8. 前記ＬＥＤの群が、前記モジュールの光窓に対して、前記モジュール内で中心を合わされている、請求項７に記載の照明システム。
9. 前記ＬＥＤの群が、異なる色を有する少なくとも２つのＬＥＤを有している、請求項７又は８に記載の照明システム。
10. 請求項１ないし９の何れか一項において規定されている照明システムにおいて使用するための、光モジュールであって、
    − 光混合チャンバを規定しているフレーム構造と、
    − 前記光混合チャンバ内に及びモジュール光窓を介して前記光混合チャンバの外側に向かって、光を発する、少なくとも１つのＬＥＤと、
    − 前記のようなモジュールが互いに隣接して配された場合、関連する前記モジュール光窓からの知覚される光を均等化するために、前記少なくとも１つのＬＥＤからの光が、前記光混合チャンバから前記のような他の光モジュールの混合チャンバ内へ通過する、及び前記他の光モジュールの前記混合チャンバ内から前記光混合チャンバへ通過するのを可能にするように、前記フレーム構造内に配されている少なくとも１つの光開口と、
    を有する光モジュール。
11. 前記モジュールは、長方形の平行六面体の形状を実質的に有する、請求項１０に規定されている、光モジュール。
12. 前記光混合チャンバは、反射性のものである、請求項１０又は１１に規定されている、光モジュール。
13. 各モジュールはＬＥＤからの光を拡散する及び混合するチャンバを有している、照明システムにおける隣接するＬＥＤモジュールからの光を改善する方法であって、関連するモジュール光窓からの知覚される光を均等化するために、前記モジュールのうちの１つからのＬＥＤ光を、隣接するモジュールの光混合チャンバ内に伝達し、及び、前記隣接するモジュールからのＬＥＤ光を前記モジュールのうちの１つの光混合チャンバ内に伝達するステップを有する方法。
14. 前記ＬＥＤ光を前記モジュールを規定するフレーム構造内に光開口を介して伝達するステップを更に有する、請求項１３に記載の方法。
15. 関連するモジュール光窓からの知覚される光を均等化するように、モジュールの混合チャンバ間の光の伝達を可能にする、一般照明システムの隣接する光モジュールのフレーム構造における少なくとも１つの開口の使用。

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