JP2008505406A - 地域分散型ボイスメッセージングシステムのためのヘルスモニタ - Google Patents

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ソニー アール. ベティス、
ジョン エス. プロトキー、
イアン エム. モラエス、
フィリップ エル. ローマン、
ジェイムズ エイチ. スペンサー、
Original Assignee
グレネイル エレクトロニクス インコーポレイテッド
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Abstract

ヘルスモニタサブシステムは、地理的に分散したボイスメッセージングシステムの中で障害を検出し、対処する。該ヘルスモニタサブシステムは、エージェントプロセスと、マネージャプロセスと、インタフェースプロセスと、共通プロセスとを備える。該エージェントプロセスは該ホスト上で作動しているそれぞれのボイスメッセージングシステム構成要素を監視する。該マネージャプロセスは該ホストで検出された障害を監視、管理する。該インタフェースプロセスは該ホストに対応するステータスを露呈する。該共通プロセスはホストのプラットホームを監視、管理する。該ヘルスモニタサブシステムは、構成要素レベル、ホストレベル及びプラットホームレベルでの監視を可能にする。
【選択図】図2

Description

発明者
ソニー・アール・ベティス(Sonny R.Bettis)
フィリップ・エル・ロウマン(Phillip L.Lowman)
イアン・エム・モリーズ(Ian M. Moraes)
ジョン・エス・プロトキー(Jon S. Plotky)
ジェームズ・エイチ・スペンサー(James H. Spencer)
関連出願の相互参照
[0001]
本願は、参照することにより全体として本書に組み込まれる、2004年6月30日に出願され、出願番号第60/584,114号を与えられた「ヘルスモニタサブシステム(Health Monitor Subsystem)」と題される同時係属米国仮出願に対する優先権を主張する。
[0002]
本願は、参照することにより全体として本書に組み込まれる、2005年3月15日に出願され、出願番号第11/080,744号を与えられた「電気通信システムのための分散IPアーキテクチャ(Distributed IP Architecture For Telecommunications System)」と題される同時係属米国特許出願に関連している。
発明の背景
1.発明の属する技術分野
[0003]
概してボイスメッセージングに関するシステム及び方法が発明され、開示されている。さらに詳細には、地域分散型の構成要素のあるボイスメッセージングアーキテクチャを使用してメッセージを通信するシステムを管理するためのシステム及び方法である。
2.関連技術
[0004]
過去数十年に渡ってボイスメールは拡大し、大部分の企業の事業成功の重要な要素としての位置を確立し続けてきた。公衆交換電話網(PSTN)のクライアント側で互いと通信し、したがって地理的に同一場所に配置される構成要素からなるボイスメールシステムもある。これは、地理的に分散した事務所を有する企業にとっては大きな不利な点となることがある。
[0005]
今日の世界経済においては、中小企業でさえクライアントにサービスを提供するため、ベンダと対話するため、あるいは他の多様な理由から複数のオフィスの必要性を有することがある。インターネットサポートeメール、ビデオ会議、及び分散された企業のサイトを可能にする現在使用可能な広域ネットワークは、より円滑で統合されて見える。加えて、有線電話網と無線電話網は、中小企業及び個人消費者が他者と、彼らがどこに位置していようとも通信できるネットワークベースのボイスメールサービスを提供する。他の電気通信製品が、中小企業、及び学校、病院、政府官庁等の他の機関にボイスメールサービスを提供するために開発されてきた。これらの電気通信製品は、一般的にはローカルボイスメッセージ記憶装置を含む。
[0006]
しかしながら、地理的に分散したオフィスに依然として存在する重大な問題は、多様なオフィスの特殊化した要求に応えながらも単一の同一場所に配置されるシステムとして動作する電話システムを提供することである。各オフィスに別個のデータ記憶装置を開設することは重複するハードウェアが購入され、各サイトで維持されなければならないため高価な努力である場合がある。さらにオフィス間のボイスメールアクセスを可能にするための物流管理が複雑になる可能性がある。
[0007]
例えば、システムが意図されたとおりに動作できないときに、地理的に分散したボイスメールシステムのオペレータが問題の原因を特定することは困難である。ハードウェア構成要素は互いに地理的に遠隔であるため、オペレータは常に複数のハードウェア構成要素を物理的に観察することはできない可能性がある。加えて、オペレータがボイスメールシステムの構成要素の実際のアーキテクチャ及び操作即応性を認識していない可能性がある。
[0008]
したがって、地理的に分散したボイスメールシステムに対する追加の改善策が所望されている。
発明の概要
[0009]
ボイスメッセージングシステムの調子を監視するためのサブシステムの実施形態は、エージェントプロセス、マネージャプロセス、インタフェースプロセス及び共通プロセスを備える。エージェントプロセスはホストで作動しているそれぞれのボイスメッセージングシステム構成要素を監視するように構成されている。マネージャプロセスはエージェントプロセスに結合され、ホスト上の検出された障害を監視、管理するように構成されている。インタフェースプロセスはマネージャプロセスに結合され、ホストと関連付けられたステータスを露呈するように構成されている。共通プロセスはマネージャプロセスに結合され、複数のホストを備えるプラットホームを監視、管理するように構成されている。
[0010]
動作の関連した方法も提供される。地理的に分散したボイスメッセージシステム全体で状態を監視するための方法の実施形態は、ホスト上で作動しているそれぞれのボイスメッセージングシステム構成要素に対応する第1のステータス状態を監視することと、ボイスメッセージングシステムの中のそれぞれのホストの動作に対応する第2のステータス状態を監視することと、それぞれのプラットホームの動作に対応する第3のステータス状態を監視することと、プラットホーム、ホスト、及びボイスメッセージングシステム構成要素の内の1つの作動の調子を見分けるためのネットワークがアクセス可能な機構を提供することとを含む。
[0011]
地域分散型メッセージングシステム全体での障害管理のためのヘルスモニタサブシステム及び方法の他の特徴及び優位点は、以下の図及び詳細な説明を調べると当業者に明らかである、あるいは明らかになるであろう。すべてのこのような追加の特徴及び優位点は、添付請求項によって保護されているように障害管理のためのヘルスモニタサブシステム及び方法の範囲内にある。
[0012]
障害管理のためのヘルスモニタサブシステム及び方法は、以下の図を参照してさらによく理解できる。図の中の構成要素は必ずしも正確な縮尺ではなく、代わりに地域分散型メッセージングシステム全体での障害管理の原則を明確に描くことに重点が置かれている。さらに、複数の図面において類似の参照符号が類似の要素を示している。
発明の詳細な説明
[0020]
ステータスを監視し、システム障害に対応するシステム、方法、コンピュータプログラム、通信プラットホーム等の多様な実施形態は、図1から図7に関して説明される。しかしながら、導入事項として、ヘルスモニタサブシステム付きの分散型電気通信システムの例示的な実施形態が簡略に説明される。
[0021]
分散型電気通信システムは、呼の転送、自動案内係、ボイスメール、ボイスメッセージング等のモデムの小規模または大規模なオフィス事業環境をサポートするための機能性を提供する。電気通信システムは互いに遠く離れている多様な場所に配置できるハードウェアデバイスから構成されている。ハードウェアデバイスのそれぞれはインターネットプロトコル(IP)をベースにした広域ネットワークに結合される。システムは加入者にメッセージ記憶保証を提供し、発呼者がメッセージを生成し、ボイスメッセージが無事に配信、記憶された旨の確認を電話に出て待機する必要なくボイスレコーダとの通信を終了できるようにする。システムは、いったんボイスメッセージが録音されると、システムが装置とネットワークサービスの休止期間にも関わらず、ボイスメッセージが共通メッセージストアに保存されることを確実にするという点でメッセージ耐久性も与える。
[0022]
分散型電気通信システムは、ボイスメッセージシステム全体で障害を検出し、封じ込め、システムのユーザに対するサービスを復元するように構成されるヘルスモニタサブシステムで構成される。ヘルスモニタサブシステムはシステム内で作動している依存性のサードパーティプロセスのための障害管理をサポートする。ヘルスモニタサブシステムは、ボイスメッセージシステムホスト上でメッセージ処理構成要素の集合を監視するための機構を提供する。ホスト上のハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素の作動ステータスに関するリアルタイム情報を提供することに加え、ヘルスモニタサブシステムは故障した構成要素を特定し、再起動する。
[0023]
ヘルスモニタサブシステムは各ホスト上のマネージャプロセスと、ホスト上で作動している構成要素プロセスのためのエージェントプロセスとを備える。ヘルスモニタサブシステムは、エージェントプロセスを所望されるように構成要素と関連付けることができるという点で柔軟である。例えば、エージェントプロセスはボイスメッセージングシステムの重要な機能を実現する構成要素プロセスと関連付けることができる。代わりに、エージェントプロセスは、ホストコンピュータデバイスで作動している追加の、あまり重要ではない構成要素プロセスと関連付けることができる。
[0024]
ヘルスモニタサブシステムはホストを再起動するためのハードウェア機構と接続するように構成できる。逆に、ソフトウェアはホスト上の故障した構成要素プロセスを再起動するために使用される。
[0025]
ヘルスモニタサブシステムはインタフェースプロセスと共通プロセスをさらに備える。インタフェースプロセスはホストに常駐し、ホストの外部の1つまたは複数の宛先に全体的なホストステータスを報告するためにマネージャプロセスと通信する。共通プロセスはプラットホームの中で作動しているマネージャプロセスのそれぞれに関するステータスを監視、報告する。共通プロセスは、プラットホームを形成するホストのそれぞれで1つまたは複数のマネージャプロセスと通信する。
[0026]
マネージャプロセス、エージェントプロセス、インタフェースプロセス及び共通プロセスのそれぞれは構成可能であるように設計されている。構成パラメータはサービスチェックタイムアウト、最大並列サービスチェック、ステータスログ名、ログファイル場所等を含む。
[0027]
各ホストに常駐する集中マネージャプロセスがあるが、ハードウェアプロセス障害と構成要素プロセス障害を含むステータス情報を監視するための機構は分散している。構成要素が使用できるとき、あるいは故障状態及び構成要素プロセスと構成要素サブプロセス間の依存性があるとき等の構成要素に関する情報が分散される。その結果として、ヘルスモニタシステムは構成要素プロセス間の依存性がホスト上で変化するたびに更新されなければならない集中ルールベースを必要としない。
[0028]
ヘルスモニタサブシステム設計は拡張可能であり、特徴またはボイスメッセージシステム要件が追加される、あるいは修正されるのに伴う付加的な開発を可能にする。例えば、初期のリリースでは、エージェントプロセスにより実行される監視は重大なプロセスに集中できる。さらに、初期監視は幅広く、粗くすることができる。将来のリリースでは ボイスメッセージングシステムの使用できる態様がさらによく理解されるため、マネージャプロセスとエージェントプロセスは、ハードウェアデバイス、構成要素プロセス、及び構成要素サブプロセスのさらに正確且つさらに細かい粒度の監視を提供するために微調整することができる。
[0029]
すべての説明されている実施形態に関して、遠隔コンピュータデバイス間のネットワーク通信が特定のプロトコル、伝送媒体、通信ネットワーク、トポロジ、アーキテクチャ等に制限されていないことが理解されなければならない。さらに、ボイスメッセージングシステム、ヘルスモニタサブシステム、及びあらゆる関連サービスと機能がパブリックネットワーク上では必要とされないが、むしろ2〜3の例を挙げると、ローカルエリアネットワーク、広域ネットワーク等のプライベートネットワーク上で提供されてもよいことが理解されなければならない。
[0030]
ヘルスモニタサブシステムは、分散型ボイスメッセージングシステムの中の多様な機能要素間の階層関係を備える。これらの要素はホストまたはハードウェア装置、プラットホーム、プロセス、構成要素、及びサブプロセスを含む。多様な要素のそれぞれは説明される階層の特定のレベルと関連付けられる。説明される実施形態では、ホストはネットワークに結合されているコンピュータデバイスである。プラットホームは複数のホストである。プロセスはコンピュータプログラムとデータの組み合わせである。サブプロセスはコンピュータプログラムと、ある特定のプロセスに依存するデータの組み合わせである。構成要素はバイナリオブジェクトつまり特定の機能を実行し、他の構成要素とアプリケーションと動作するように設計されるコンピュータプログラムである。
[0031]
分散型ボイスメッセージングシステム全体で作動している例示的なヘルスモニタサブシステムを概して説明してきたので、多様な追加の実施形態が図1から図7に関して説明される。図1は、メディアサーバ120と、ドキュメントサーバ160と、メッセージ記憶保証及びボイスメッセージの耐久性を提供する共通メッセージストア170とを備える地域分散型メッセージングシステム100の実施形態を描いている。メディアサーバ120は分散型メッセージングシステム100を1つまたは複数のネットワークに結合する。メディアサーバ120から遠隔に位置するドキュメントサーバ160は、共通メッセージストア170内のボイスメッセージの記憶を管理する。公衆交換電話網(PSTN)115等の電気通信ネットワークに接続する複雑さは、メディアサーバ120とPSTN15の間で結合されるシグナリングゲートウェイ機能(SGF)117を通して処理される。SigTranプロトコルがメディアサーバ120とSGF117の間のリンクで使用され、シグナリングシステム7(SS7)は呼の確立、料金請求書作成発行、ルーティング、及びSGF117とPSTN115の間の情報交換機能を支持して帯域外周波信号方式を実行するために使用される。図1に描かれているように、メディアサーバ120は、T1/E1または他の複数のチャネルリンクを介してPSTN115にも結合されている。
[0032]
ボイスオーバIP(VOIP)ゲートウェイ133は、メディアサーバ120をモジュール式ボイスプロセッサ130またはセッション開始プロトコル(SIP)を使用する他の装置と統合する。アクセスコントロール107は複数のメディアサーバ120をインターネットプロトコル(IP)ネットワーク105に統合することの複雑さを管理する。単一メディアサーバ120が使用されると、SIP、SigTran、またはH.323メッセージングプロトコルを使用する通信リンクがメディアサーバ120をIPネットワーク105に結合する。1つまたは複数の自動音声認識(ASR)モジュール135及び1つまたは複数のテキスト/音声(TTS)変換モジュールは、分散型メッセージングシステム100に対する/からの音声入力とテキスト入力、及び出力の両方を可能にするためにメディアサーバ120に結合される。VOIPゲートウェイ133は、メディアサーバ120をモジュール式ボイスプロセッサ130またはセッション開始プロトコル(SIP)を使用する他の装置と統合する。簡略化されたプロトコルは分散型メッセージングシステムの残りの構成要素の間の通信に使用される。
[0033]
ボイス拡張マークアップ言語(VoiceXMLまたはVXML)は、メディアサーバ120と遠隔に位置するドキュメントサーバ160の間の通信の1つのモードである。情報をパケットで送信するためにハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)を使用するVSMLは、ユーザがボイス認識技術を使用してIPネットワークに結合される装置と対話できるようにする。キーボードとマウスに依存する従来のグラフィックユーザインタフェースをベースにしたブラウザの代わりに、VXMLはボイスブラウザ、及び/または電話、携帯電話及び組み合わせ装置等の多量のボイスをベースにした装置のどれかに依存する。VXMLを使用して、ユーザは、事前に記録される、または合成されるのどちらかであり、ユーザの自然の話し声またはタッチトーンキーパッドを通して入力を提出する音声出力に傾聴することによって対話する。VXMLは、合成音声、デジタル化された音声、及び話されたデュアルトーンマルチ周波数符号化入力の認識、ボイスメッセージの録音、及び混合した会話を特徴とする音声ダイアログを作成するために考案されている。さらに詳しく後述されるように、VXML HTTP要求はメディアサーバ120から、共通メッセージストア170に保存されるボイスメッセージの記憶、確認及び取り出しを管理するドキュメントサーバ160に通信される。
[0034]
ドキュメントサーバ160とインターネット155に結合されるアプリケーションサーバ150は、分散型メッセージングシステムの加入者と第三者のための機構に、共通メッセージストア170から以前記憶されたボイスメッセージにアクセスするための適切なアクセス特権を与える。
[0035]
メッセージは、いったん加入者がVXMLセッションにおけるメッセージを記録すると、メッセージが保存され、メディアサーバ120の故障、ドキュメントサーバ160の故障、及び広域ネットワークサービスの休止期間にも関わらず加入者から遠隔に位置する共通メッセージストアを介してアクセス可能であるときに耐久性がある。これは、ローカルデータストアから遠隔に位置する共通メッセージストアへのメッセージ記憶が非同期であるために達成される。すなわち加入者発呼者はメッセージの転送の成功を肯定応答するために電話上で待機する必要はない。共通メッセージストアはディスクのアレイを備えるため、その中に記憶されているメッセージとメタデータは多数の装置故障に耐え、メッセージブロックの転送の再開を要求できる。
[0036]
図2は、図1の分散型メッセージングシステム100の中で実現できるメッセージ耐久性サブシステム200の実施形態を描く機能ブロック図である。メッセージ耐久性サブシステム200はメディアサーバ120と、ドキュメントサーバ160と、共通メッセージストア170とを備える。メディアサーバ120はVXMLブラウザ224に結合されるメッセージデポジットアプリケーション222を備える。メッセージデポジットアプリケーション222は、メッセージ記録を可能にするためにメディアサーバ120を準備、制御する。VXMLブラウザ224は送信機140とローカルデータストア220にさらに結合される。VXMLブラウザ224はTCP/IPを介して送信機140と通信する。ローカルデータストア220は、実際のボイスデータと、メタデータを保存し、記録されているボイスメッセージと関連付けるデータベース228と関連するためにファイル名と経路を提供するファイルシステム226を備える。
[0037]
送信機140は、シンプルオブジェクトアクセスプロトコル(SOAP)を介してドキュメントサーバ160に要求を通信する。送信機140はVXMLブラウザ224にソケット接続を提供する。ソケット接続は、複数のコンピューティングプラットホームを使用して複数の言語によってアクセスできる。ドキュメントサーバ160に転送される要求情報は、添付ファイル経路と名称、メッセージタイプ識別子、メッセージステータス識別子、配信のための時間、発信者識別子、及び一人または複数人の受取人の識別子を含む。送信機140は、メッセージ配信状態情報を含む要求をローカルデータストア220の中に保存し、ドキュメントサーバ160に添付ファイルとともにメッセージヘッダ情報(メタデータ)を送信し、メッセージがドキュメントサーバ160に無事に配信されたときに要求と配信情報を削除し、無事に配信されないメッセージの配信を再試行するように構成されている。
[0038]
ドキュメントサーバ160は受信機262と、メッセージサーバ264と、メッセージマネージャ266と、統一メッセージサービス280と、層状サービスプロバイダサーバ268と、アプリケーション270とを備える。受信機262は、SOAP要求を送信機140から受信し、メッセージ情報と添付ファイルを取り出し、統一メッセージサービスを呼び出し、Java(登録商標)メッセージサービスメッセージを作成し、該作成されたメッセージを持続的にメッセージサーバ264の中に保存するように構成される。受信機262は、データ転送エラー発生時にSOAP障害報告を処理するようにさらに構成される。統一メッセージサービス280は、コネクタ285を介してメッセージサーバ264と通信する。メッセージサーバ264は、ドキュメントサーバ160上でのメッセージと関連データに対する固定記憶、非同期メッセージ配信を提供し、共通メッセージストア170に対するメッセージのただ一度だけの(once−and−only−once)配信を確実にし、メッセージが共通メッセージストア170に無事に記憶されたときにメッセージを削除する。メッセージマネージャ266はメッセージサーバ264からメッセージを取得し、次に統一メッセージサービスアプリケーションインタフェースと層状サービスプロバイダサーバ268によって提供されるリンクを使用してそれらを共通メッセージストア170に転送する。メッセージマネージャ266は、メッセージが共通メッセージストア170に無事に配信されたかどうかに関してメッセージサーバ264をステータスするようにさらに構成される。メッセージマネージャ266は、無事にアップロードされず、共通メッセージストア170と統合されなかったメッセージのためのメッセージ配信を再試行するようにさらに構成される。
[0039]
統一メッセージサービス280とVXMLブラウザ224の間に挟まれているアプリケーションサーバ270は以前に記憶されたメッセージをメッセージサーバ120に通信で結合される一人または複数の加入者に露呈する。
[0040]
前述されたメッセージ耐久性サブシステム200を使用してメッセージ記憶及び耐久性を確実にするために、多様なサーバ及びその中で実現されるプロセスがヘルスモニタサブシステムと統合されてよい。前記に概して説明されたように、ヘルスモニタサブシステムは、ボイスメッセージングシステム全体での多様な階層レベルで作動ステータスを収集し、作動ステータスに対応するように構成される分散プロセスの集合を備える。
[0041]
図3は、図2のメッセージ耐久性サブシステム全体での多様な呼処理構成要素間の階層関係の実施形態を描くブロック図である。図3に示されているように、プラットホーム300はメディアサーバ120と、アプリケーションサーバ150と、ドキュメントサーバ160と、SGFサーバ117とを実現するホストの集合である。プラットホーム300は1つまたは複数のASRモジュール135と、1つまたは複数のTTS変換モジュールとをさらに含む。メディアサーバ120はMDA321と、VXMLブラウザ323と、送信機325と、TTSクライアント327と、メディアサーバ120と関連付けられた分散型ボイスメッセージングシステムの多様な態様にとって重要であるASRクライアント329構成要素とを備える。したがって、これらのメディアサーバ構成要素のそれぞれは対応する構成要素の調子を監視、管理するためにそれぞれのエージェントプロセスと関連付けることができる。加えて、SGFサーバ117はSGFコア341構成要素と、SS7スタック343構成要素と、SGFサーバ117の多様な態様にとって重要である命名サービス345構成要素とを備える。これらのSGFサーバ構成要素のそれぞれは対応する構成要素の調子を監視、管理するためにそれぞれのエージェントプロセスと関連付けることができる。同様に、ドキュメントサーバ160は受信機361構成要素と、メッセージマネージャ363構成要素と、メッセージサーバ365構成要素と、LSPサーバ367構成要素と、ドキュメントサーバ160と関連付けられた分散型ボイスメッセージングシステムの多様な態様にとって重要である統一メッセージサービス369構成要素とを備える。このようにして、これらのドキュメントサーバ構成要素のそれぞれが、対応する構成要素の調子を監視、管理するためにそれぞれのエージェントプロセスと関連付けることができる。したがって、図3はプラットホーム300、ホスト(つまりメディアサーバ120、アプリケーションサーバ150、ドキュメントサーバ160、SGFサーバ117等)及び構成要素の間の階層性質を描く。
[0042]
図4は、多様なホストと、図3のプラットホームの構成要素の中で統合できるヘルスモニタサブシステム400の実施形態を描く概略図である。ヘルスモニタサブシステム400はマネージャプロセス410と、エージェントプロセス420と、インタフェースプロセス430と、共通プロセス460とを備える。例示されている実施形態では、マネージャプロセス410とインタフェースプロセス430は、追加の警報プロセス440とハードウェアリセットプロセス445とともにホストコンピュータデバイス405で作動している。共通プロセス460は、ホストコンピュータデバイス405に通信で結合されている遠隔コンピュータデバイス450で作動している。遠隔コンピュータデバイス450はディスプレイ装置480にさらに結合される。
[0043]
ヘルスモニタサブシステム400はこの装置に制限されない。例えば、マネージャプロセス410、インタフェースプロセス430、警報プロセス440、及びハードウェアリセットプロセス445の内の1つまたは複数はホストコンピュータデバイス405の外部のデバイスで実現されてよい。
[0044]
マネージャプロセス、インタフェースプロセス及び警報プロセスの実際の位置に関係なく、エージェントプロセス420はホストコンピュータデバイス405上で作動している構成要素内で実現される。エージェントプロセス420は構成要素プロセス及び構成要素内で作動している依存性の構成要素サブシステムを含む関連付けられた構成要素を監視し、再起動することに関与する。関連付けられた構成要素は、根本的なボイスメッセージングシステムの動作にとって重大である場合もあるし、重大ではない場合もある。エージェントプロセス420は、マネージャプロセス410と登録するまたは登録抹消し、関連付けられた構成要素が故障したときにマネージャプロセス410に通知することを含む、ステータス情報をマネージャプロセス410に送信する。加えて、エージェントプロセス420は構成要素を再起動する要求、構成要素ステータス情報を提供する要求及び、関連付けられた構成要素を停止する要求を受信する。
[0045]
エージェントプロセス450は、マネージャプロセス410と登録/登録抹消し、ステータスをマネージャプロセス410に通信するためにアプリケーションプログラミングインタフェース425を使用する。図4で示されているように、マネージャプロセス410とエージェントプロセス420間の通信リンクは双方向リンクである。好適実施形態では、エージェントプロセス420は関連付けられた構成要素に関するステータス情報を周期的にマネージャプロセス410に転送する。代わりに、マネージャプロセス410は、各エージェントプロセス420をポーリングする、あるいはそれ以外の場合ステータス情報を返すように各エージェントプロセス420に要求するように構成できるであろう。マネージャプロセス410は、このようなステータス応答を周期的にまたは非周期的に要求するように構成できるであろう。
[0046]
マネージャプロセス410は、ホストコンピュータデバイス405の全体的な調子に関与する。マネージャプロセス410は、登録する、及び登録抹消するために各エージェントプロセス420から要求を受信する。加えて、マネージャプロセス410は、エージェントプロセス420から受信機エラー通知及び他のステータス情報を受信し、ホストコンピュータデバイス405を停止するために共通プロセス460から要求を受信する。マネージャプロセス410は警報状態を警報プロセス440に、1つまたは複数のコマンドをハードウェアリセットプロセス445に転送する。さらに、マネージャプロセス410はエラーメッセージを含む周期的なステータスメッセージを登録する/登録抹消し、共通プロセス460に送信する。さらに、共通プロセス460は、ホストコンピュータデバイス405を再起動し、ホストステータス情報を提供するためにマネージャプロセス410に要求を転送する。
[0047]
マネージャプロセス410は、ステータスを登録/登録抹消し、共通プロセス460に通信するためにアプリケーションプログラミングインタフェース415を使用する。図4に示されているように、マネージャプロセス410と共通プロセス460間の通信リンクは双方向リンクである。好適実施形態では、マネージャプロセス410は、関連付けられたホストに関するステータス情報を周期的に共通プロセス460に転送する。代わりに、共通プロセス460は各マネージャプロセス410をポーリングする、あるいはそれ以外の場合ステータス情報を返すように各マネージャプロセス410に要求するように構成できるであろう。共通プロセス460は、このようなステータス応答を周期的にまたは非周期的に要求するように構成できるであろう。
[0048]
共通プロセス460は、ディスプレイ装置480にステータスを通信するため、及び要求を通信し、アプリケーションプログラミングインタフェース415を介してマネージャプロセス410からステータス情報を受信するためにアプリケーションプログラミングインタフェース465を使用する。ディスプレイ装置480は1つまたは複数の構成要素から、または共通プロセス460に結合されている1つまたは複数のホストからステータスを制御自在にレンダリングするためにグラフィックプロセッサ及び関連アプリケーションを含んでよい。
[0049]
インタフェースプロセス430は、システム管理者または他のソフトウェア構成要素がホストコンピュータデバイス405とその中で実現される多様な構成要素に関するステータス情報を取り出すための機構を提供する。インタフェースプロセス430によって提供される機能性はマネージャプロセス410によって提供される機能性と結合できるであろうが、インタフェースプロセス430はマネージャプロセス410の負荷及び複雑性を削減するために別個に定義される。インタフェースプロセス430は、ステータス情報に対する要求を通信し、マネージャプロセス410から受信するためにアプリケーションプログラミングインタフェース435を使用する。図4に示されるように、マネージャプロセス410とインタフェースプロセス430の間の通信リンクは双方向リンクである。インタフェースプロセス430は、システム管理者が多様なプラットホーム、ホスト、構成要素、プロセス及びサブプロセスの調子を観察できるようにする広域ネットワークベースのユーザインタフェースと通信するように構成される。
[0050]
動作中、ボイスサービスの加入者は、分散型ボイスメッセージングシステム100に結合される電話装置を用いて呼を開始する。メディアサーバ120内で動作可能なメッセージデポジットアプリケーション222は、まさに記録されるところであるメッセージの新しいファイル名を生成し、呼、加入者及びボイスメッセージの性質を分類する、あるいはそれ以外の場合記述するために使用される1つまたは複数の識別子に従ってメタデータを収集する、あるいはそれ以外の場合は生成する。
[0051]
メッセージデポジットアプリケーション222は、メディアサーバ120がボイスメッセージを録音する準備ができていることを確実にするために、VXMLブラウザ224、送信機140、ファイルシステム226、ローカルデータストア228をアドレス指定する。これらの装置のどれかがメッセージデポジットアプリケーション222に準備が完了していない状態を報告すると、メッセージデポジットアプリケーション222は加入者405に、メッセージを記録できないシステム故障が発生したことを即座に知らせ、記録プロセスを打ち切る。これらの装置がエージェントプロセス420と構成されたと仮定し、ヘルスモニタサブシステム400は検出し、診断し、隔離し、ボイスメッセージングシステム100の修理を試みる。
[0052]
参照は、図4のホストコンピュータデバイス405の機能ブロック図を描く図5に向けられる。一般的には、図5に示されているように、ハードウェアアーキテクチャの観点で、ホストコンピュータデバイス405はプロセッサ510と、メモリ520と、入力装置560と、ディスプレイ570と、ローカルインタフェース550を介して通信で結合されるモデム/ネットワークインタフェース580とを含んでよい。
[0053]
ローカルインタフェース550は、技術で公知であるように、あるいは後に開発されてよいように、1つまたは複数のバスまたは他の有線接続または無線接続である場合があるが、これらに限定されない。ローカルインタフェース550は通信を可能にするために、コントローラ、バッファ(キャッシュ)、ドライバ、中継器及び受信機等の、簡単にするために省略される追加の要素を有してよい。さらに、ローカルインタフェース550は、
前述されたホストコンピューティングデバイス405の間の適切な通信を可能にするためにアドレス、コントロール、及びデータ接続を含んでよい。
[0054]
本実施の形態において、プロセッサ510は、メモリ520に記憶できるソフトウェアを実行するためのハードウェア装置である。プロセッサ510は、任意の特注のまたは市販されているプロセッサ、中央演算処理装置(CPU)またはホストコンピュータデバイス405に関連付けられた複数のプロセッサの中の補助プロセッサ、及び(マイクロチップの形をとる)半導体ベースのマイクロプロセッサあるいはマクロプロセッサである場合がある。
[0055]
メモリ520は、揮発性記憶素子(例えば、ランダムアクセスメモリ(ダイナミックRAMつまりDRAM、スタティックRAMつまりSRAM等のRAM)と不揮発性記憶素子(例えば、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスクドライブ、テープドライブ、コンパクトディスクドライブ(CD−ROM)等)の任意の1つまたは組み合わせを含むことがある。さらに、メモリ520は、現在公知である、あるいは後に開発される電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光学記憶媒体、及び/または他のタイプの記憶媒体を組み込んでよい。メモリ520が、多様な構成要素が互いから遠隔に位置しているが、プロセッサ510によってアクセス可能である分散アーキテクチャを有することがあることに留意する。
[0056]
メモリ520内のソフトウェアは1つまたは複数の別個のプログラムを含んでよく、そのそれぞれが論理関数を実現するための実行可能命令の順序付きリストを備える。図5の例では、メモリ520の中のソフトウェアはマネージャモジュール522と、インタフェースモジュール524と、H/Wリセットモジュール526と、警報モジュール528と、オペレーティングシステム521の結果として、及びオペレーティングシステム521に従って機能する構成要素530とを含む。オペレーティングシステム521は、好ましくはマネージャモジュール522等のコンピュータプログラムの実行を制御し、スケジューリング、入出力制御、ファイル管理とデータ管理、メモリ管理、及び通信制御サービスと通信関連サービスとを提供する。
[0057]
実施形態では、マネージャモジュール522、インタフェースモジュール524、H/Wリセットモジュール526、警報モジュール528、及び構成要素530のそれぞれは、1つまたは複数のソースプログラム、実行可能プログラム(オブジェクトコード)、スクリプト、またはそれぞれが実行される命令の集合を備える他の集合体である。システムと方法の教示に精通した後に、多様な構成要素及びモジュールが現在公知の、または後に開発される多くのプログラミング言語で作成されてよいことが当業者により理解されるであろう。
[0058]
入力装置560は、キーボード562と、マウス564と、あるいは他の対話型ポインティングデバイスと、ボイス起動インタフェースと、あるいは現在公知のまたは後に開発される他のオペレータ−マシンインタフェース(図解を簡単にするために省略)を含んでよいが、これらに限定されない。入力装置560はデータ−ファイル転送装置(例えばフロッピー(登録商標)ディスクドライブ30)の形もとることができる。多様な入力装置560のそれぞれはローカルインタフェース550を介してプロセッサ510及び/またはメモリ520と通信してよい。
[0059]
ディスプレイ装置570は、所望されるデータをレンダリングするためにビデオ出力信号を供給するビデオインタフェースに結合されてよい。ホストコンピュータデバイス405と関連付けることのできるディスプレイ装置は従来のCRTベースのディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、画像プロジェクタ、あるいは現在公知のまたは後に開発される他のディスプレイタイプである。多様な出力装置(複数の場合がある)(不図示)は、ローカルインタフェース550及び/またはモデム/NIC580を介して、プロッタ、プリンタ、コピー機等の他の周知の装置に統合されてもよいことが理解されなければならない。
[0060]
ローカルインタフェース550は、ホストコンピュータデバイス405を1つまたは複数のTCP/IPベースのネットワーク(図1)に通信で結合する入力/出力装置と通信してもよい。これらの双方向通信装置は、変調器/復調器(モデム)と、ネットワークインタフェースカード(NIC)と、無線周波数(RF)トランシーバまたは他のトランシーバと、電話インタフェースと、ブリッジと、ルータとを含むが、これらに限定されない。図解を簡単にするために、このような双方向通信装置はモデム/NIC580によって表現される。
[0061]
ホストコンピュータデバイス405が動作中であるとき、プロセッサ510は、メモリ520内に記憶されているソフトウェアを実行する、メモリ520との間でデータを通信する、及び概してソフトウェアに従ってホストコンピュータデバイス522の動作を制御するように構成される。マネージャモジュール522、インタフェースモジュール524、H/Wリセットモジュール526、警報モジュール528、及びエージェントモジュール531、構成要素530、構成要素プロセスモジュール540、及び構成要素サブプロセス542等の多様なモジュール、及びオペレーティングシステム521は、全体的にまたは部分的にであるが、通常は部分的に、プロセッサ510によって読み取られ、おそらくプロセッサ510の中でバッファに入れられ、次に実行される。
[0062]
図6は、図4のヘルスモニタサブシステムによって実現できる地理的に分散したボイスメッセージシステム全体で状態を監視するための方法600の実施形態を描く流れ図である。方法600は、ヘルスモニタサブシステムがボイスメッセージングシステム構成要素の状態を監視するブロック602で始まる。ブロック604で示されるように、サブシステムはボイスメッセージングサブシステム内の特定のホストと関連付けられたステータス状態を監視する。ブロック606で示されるように、ヘルスモニタサブシステムは分散型ボイスメッセージングシステム内の特定のプラットホームと関連付けられるステータス状態を監視する。
[0063]
前記ブロック602から606に関連して説明された機能が、実質的に同時に、または描かれている流れの実施形態に加えて任意の他の順序で実行できるであろうことが理解されなければない。ブロック602から606に関連付けられた機能の1つが実行された後、ヘルスモニタサブシステムは、ブロック608に示されるように、プラットホーム、ホスト、及びボイスメッセージング構成要素の作動の調子を見分ける、またはそれ以外の場合観察するためのネットワークがアクセス可能な機構を提供する。
[0064]
ボイスメッセージングシステム100は複数のプラットホーム、ホスト、及びボイスメッセージングシステム構成要素を備えるが、作動調子を見分けるための機構は、ボイスメッセージングシステムの稼動ステータスの選択的な観察を可能にするように構成されてよい。例えば、分散型ボイスメッセージングシステム全体で1つまたは複数の機能を可能にするために重大なシステム構成要素と関連付けられた稼動ステータスをともに表示することができる。稼動ステータスを報告するための他の例の装置は、障害状態または警報状態のための指定ディスプレイ、類似して構成されたホスト等のグループとして、メディアサーバ、ドキュメントサーバ及びSGFホストを観察するための1つまたは複数のディスプレイを含んでよい。
[0065]
図7は、図4のヘルスモニタサブシステムによって実現できる地理的に分散したボイスメッセージシステム全体で障害状態を監視し、回復するための方法の実施形態を描く流れ図である。障害状態を監視し、回復するための方法700は、ホスト上で作動しているボイスメッセージングシステム構成要素に対応する第1のステータス状態を監視するブロック702で開始する。ブロック704では、ヘルスモニタサブシステムがボイスメッセージングサブシステムの中でそれぞれのホストに対応する第2のステータス状態を監視する。ブロック706では、ヘルスモニタサブシステムがボイスメッセージングシステムの中でそれぞれのプラットホームの動作に対応する第3のステータス状態を監視する。
[0066]
前記ブロック702から706に関連して説明されている機能は、実質的に同時に、または描かれているフロー実施形態に加えて任意の他の順序で実行できるであろうことが理解されなければならない。ブロック702から706に関連付けられた機能の1つが実行された後、ブロック708に示されるように、ヘルスモニタサブシステムはプラットホーム、ホスト、ボイスメッセージング構成要素の内の1つまたは複数の調子を見分けるためのネットワークアクセス可能機構を提供する。
[0067]
その後、ブロック710に示されているように、ヘルスモニタサブシステムは構成要素プロセスを再起動することによって構成要素プロセスの中の望ましくない状態に対処する。望ましくない状態は情報に対する要求に応答する(つまりポーリングイベント)ことができないこと、または予想範囲外である本ステータス情報が返されることによって示されてよい。再起動することは構成要素プロセスで使用される多様なデータ項目の操作を含んでよい。ブロック712では、ヘルスモニタサブシステムはホストを再起動することによってホスト内の望ましくない状態に対処する。ホストを再起動することは、ホストが所望される動作状態に達するまで、ヘルスモニタサブシステムまたは分散型ボイスメッセージングシステム全体で多様なプロセスを一時停止することを含んでよい。ホストを再起動することは、システム初期化または取り出しの間に使用される多様なデフォルト値を操作すること、及び関連プロセスから、それらが一時停止される前に記録される値を使用することも含んでよい。
[0068]
図6及び図7の流れ図は、多数の通信で結合されているハードウェア装置と構成要素プロセス及び地域分散型ボイスメッセージングシステム全体で障害状態を監視し、対処するその中に実現されているサブプロセスに関連付けられたソフトウェア及びまたはファームウェアを介した考えられるインプリメンテーションのアーキテクチャ、機能性及び動作を示す。この点で、各ブロックは、指定された論理関数(複数の場合がある)を実現するための1つまたは複数の実行可能命令を備えるモジュール、セグメントまたはコードの部分を表す。
[0069]
論理関数を実現するための実行可能命令の順序付きリストを備える、ヘルスモニタサブシステム400と関連して使用されてよい操作ソフトウェアだけではなく、分散型メッセージングシステム100の多様なホストによっても使用されてよい操作ソフトウェアプログラムは、コンピュータベースのシステム、プロセッサを備えるシステム、または命令実行システム、装置またはデバイスから命令をフェッチし、命令を実行できる他のシステムのような命令実行システム、装置またはデバイスによって、あるいは命令実行システム、装置またはデバイスと関連して任意のコンピュータ可読媒体で実現できる。本書の文脈では「コンピュータ可読媒体」は命令実行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれらと関連して使用されるためのプログラムを含む、記憶する、通信する、伝搬する、またはトランスポートすることができる任意の手段である場合がある。
[0070]
コンピュータ可読媒体は、例えば、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体のシステム、装置、デバイスまたは伝搬媒体である場合があるが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体のさらに具体的な例(非網羅的なリスト)は、以下を含む。つまり1本または複数のワイヤを有する電気接続(電子)、携帯用コンピュータのディスケット(磁気)、ランダムアクセスメモリ(RAM)(磁気)、読み取り専用メモリ(ROM)(磁気)、電気的消去可能ROM(EPROMまたはフラッシュメモリ)(磁気)、光ファイバ(光学)、及び携帯用読み出し専用コンパクトディスク(CDROM)(光学)である。プログラムは例えば用紙または他の媒体の光学走査を介して電子的に捕捉され、それからコンパイルされ、解釈される、あるいはそれ以外の場合必要に応じて適切な方法で処理され、それからコンピュータメモリに記憶できるため、コンピュータ可読媒体が、プログラムが上に印刷されている用紙または別の適切な媒体でさえあるであろうことに留意する。
[0071]
分散型ボイスメッセージングシステムにおいて障害状態を監視し、対処するためのシステム及び方法の多様な実施形態が説明されてきたが、添付請求項の範囲内にあるさらに多くの実施形態及び実現が考えられる。したがって、障害管理のためのヘルスモニタサブシステム及び方法は添付請求項及びそれらの同等物を超えて制限されるべきではない。
[0013]
地域分散型メッセージングシステムの実施形態を描くブロック図である。
[0014]
図1の分散型メッセージングシステムにおいて実現できるメッセージ耐久性サブシステムの実施形態を描くブロック図である。
[0015]
図2のメッセージ耐久性サブシステムを通した多様な呼処理構成要素間の階層関係の実施形態を描くブロック図である。
[0016]
多様なホストと図3の構成要素の中で統合できるヘルスモニタサブシステムの実施形態を描く概略図である。
[0017]
図4のヘルスモニタサブシステムの中でホストを実現するように構成されるコンピュータデバイスの実施形態を描く概略図である。
[0018]
図4のヘルスモニタサブシステムにより実現できる地理的に分散したボイスメッセージシステム全体で状態を監視するための方法の実施形態を描く流れ図である。
[0019]
図4のヘルスモニタサブシステムによって実現できる地理的に分散したボイスメッセージシステム全体で障害状態を監視し、障害状態から回復するための方法の実施形態を描く流れ図である。

Claims (20)

  1. 地理的に分散したボイスメッセージングシステムの中で障害を検出し、対処するように構成されたヘルスモニタサブシステムであって、
    ホスト上で作動しているそれぞれのボイスメッセージングシステム構成要素を監視するように構成されたエージェントプロセスと、
    前記エージェントプロセスに結合され、前記ホスト上で検出された障害を監視、管理するように構成されたマネージャプロセスと、
    前記マネージャプロセスに結合され、前記ホストと関連付けられるステータスを露呈するように構成されたインタフェースプロセスと、
    前記マネージャプロセスに結合され、複数のホストを備えるプラットホームを監視、管理するように構成された共通プロセスと、
    を備えるサブシステム。
  2. 前記エージェントプロセスは、前記それぞれの音声メッセージングシステム構成要素を再起動するようにさらに構成される、請求項1に記載のヘルスモニタサブシステム。
  3. 前記エージェントプロセスはステータス情報を含む周期的なメッセージを登録し、前記マネージャプロセスに送信するようにさらに構成される、請求項1に記載のヘルスモニタサブシステム。
  4. 前記エージェントプロセスはマネージャプロセス要求を受信するように構成される、請求項1に記載のヘルスモニタサブシステム。
  5. 前記マネージャプロセスは前記ホストを再起動するためにハードウェア機構と通信する、請求項1に記載のヘルスモニタサブシステム。
  6. 前記マネージャプロセスは警報状態を通信する、請求項1に記載のヘルスモニタサブシステム。
  7. 前記マネージャプロセスは前記ホスト上で作動している構成要素の中で依存性を備える、請求項1に記載のヘルスモニタサブシステム。
  8. アプリケーションプログラミングインタフェースが、前記エージェントプロセス、マネージャプロセス、インタフェースプロセス、及び共通プロセスの内の1つと統合され、前記アプリケーションプログラミングインタフェースが登録情報、障害情報、及び要求情報の少なくとも1つを通信するように構成される、請求項1に記載のヘルスモニタサブシステム。
  9. 前記要求情報が操作状態と関連付けられる、請求項8に記載のヘルスモニタサブシステム。
  10. 前記要求情報が、構成要素を無効にするために作動しているコマンドと関連付けられる、請求項8に記載のヘルスモニタサブシステム。
  11. 地理的に分散したボイスメッセージシステム全体で状態を監視するための方法であって、
    ホスト上で作動しているそれぞれのボイスメッセージングシステム構成要素に対応する第1のステータス状態を監視することと、
    前記ボイスメッセージングシステム内でそれぞれのホストの前記動作に対応する第2のステータス状態を監視することと、
    それぞれのプラットホームの前記動作に対応する第3のステータス状態を監視することと、
    前記プラットホーム、前記ホスト、及び前記ボイスメッセージングシステム構成要素の作動の調子を見分けるためのネットワークアクセス可能機構を提供することと、
    を含む方法。
  12. 第1のステータス状態を監視することが前記それぞれのボイスメッセージングシステム構成要素から送信される情報を周期的に受信することを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 第1のステータス状態を監視することが、情報について前記それぞれのボイスメッセージングシステム構成要素を周期的にポーリングすることを含む、請求項11に記載の方法。
  14. 第1のステータス状態を監視することが、前記それぞれの音声メッセージングシステム構成要素にエージェントプロセスを挿入することを含む、請求項11に記載の方法。
  15. 第2のステータス状態を監視することが前記それぞれのホストにマネージャプロセスを挿入することを含む、請求項11に記載の方法。
  16. 第3のステータス状態を監視することが、前記共通プロセスに結合されるホストから遠く離れたコンピュータデバイスの中で作動している共通プロセスを提供することを含む、請求項11に記載の方法。
  17. 構成要素依存性の知識が前記ボイスメッセージシステム内で作動している複数のホスト全体で分散される、請求項11に記載の方法。
  18. 前記構成要素プロセスを再起動することによって構成要素プロセスの中の望ましくない状態に対処することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  19. 前記ホストを起動することによってホストの中の望ましくない状態に対応することをさらに備える、請求項11に記載の方法。
  20. ネットワークアクセス可能機構を提供することが、オペレータが前記プラットホームレベル、ホストレベル及び構成要素レベルでの前記ボイスメッセージングシステムの調子を見ることができるようにするグラフィックユーザインタフェースを生成することを含む、請求項11に記載の方法。
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