JP2008505192A - 生物活性材料の高圧噴霧乾燥 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明を詳細に記載する前に、本発明は、記載される特定の方法または生物材料に限定されず、変化し得ることが当然理解される。また、本明細書において用いられる用語は、特定の実施形態を説明する目的のためのみに用いられ、限定する目的で用いられるものではないことも当然理解される。本明細書および添付される請求項において用いられる単数形の「a」「an」および「the」は、文脈上別に指示されている場合を除いて、複数への言及が含まれることがある。従って、例えば「ポリオール」への言及には2以上のポリオールの組合せも含まれることがあり;「糖」への言及には1以上の糖の混合物なども含まれることがある。
本発明の方法は、純粋かつ安定な生物活性材料の高速乾燥のために高圧噴霧と保護製剤とを組み合わせる。本発明の方法は、例えば糖およびアミノ酸を含む生物活性材料の水性製剤を調製すること、懸濁液または溶液をノズルから高圧で噴霧して微細な液滴のミストを形成すること、液滴を乾燥させて粉末粒子を形成すること、および保存または即時使用のために粒子を回収することによる、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、ウイルス、細菌、抗体、細胞、リポソーム、ワクチンおよび/または同等物などの生物活性材料を含有する粉末粒子の製造を含む。
関心対象の生物活性材料を、糖およびアミノ酸を含む溶液に加えて本発明の噴霧乾燥製剤を調製することができる。成分の溶解度を高めるため、酸化を低減させるため、粘度を増加させるため、バルクを増やすため、表面張力を低下させるため、粒子の空隙率を減らすため、pHを制御するためおよび/または同等目的のためにさらなる賦形剤を加えることができる。
本発明の製剤は、優れた再構成特性を有する安定な粉末粒子を噴霧するために特に有用であり得る。生物活性材料の噴霧乾燥に特に有用な製剤には、例えば4重量%〜10重量%の生物活性材料、0.5%〜4%の糖および約0.1mM〜約50mMのアミノ酸を含めることができる。また、製剤に、例えば界面活性剤、ポリマー、および/または約pH6以下のpHをもたらすバッファーを含めることも有益であり得る。好ましい実施形態では、生物活性材料の高圧噴霧乾燥のための製剤は、例えば約8重量%の生物活性材料、約10mMのヒスチジン、約0.5%のアルギニンおよび約2%のスクロースを約pH6で含み得る。他の好ましい実施形態では、ワクチンの高圧噴霧乾燥のための製剤は、例えば約103TCID50/mL〜約1012TCID50/mL弱毒ウイルス、約10mMヒスチジン、約0.5%アルギニンおよび約2%のスクロースを約pH6で含む。
本発明の製剤は、例えばスプレーノズルから高圧で噴霧されて微細な液滴のミストを生成する。噴霧パラメータは、例えば溶液の粘度、所望の粒径、意図される乾燥方法、微粒化ノズルの設計、および/または生物活性材料の感受性に応じて変動し得る。
噴霧した液滴を乾燥させて粉末粒子を形成することができる。本発明の方法を用いて噴霧された液滴は、例えば過度の高温にせずに乾燥させて、高純度、高比活性、および高安定性の粒子を高い回収率で得ることができる。乾燥は、例えば温度、湿度、および/または圧力を制御された環境への曝露によるものであり得る。乾燥は、氷の昇華、真空乾燥、乾燥ガスとの接触、流動床での懸濁、乾燥チャンバーでの保持、および/または同種類によるものであり得る。一次乾燥には、一般に、例えば製剤の液滴から液体または氷水バルクを除去することが含まれる。二次乾燥には、一般に、例えば粒子から捕捉した水分および/または水和水を残留水分15パーセント、残留水分10パーセント、残留水分5パーセント、残留水分3パーセント、残留水分1パーセント以下のレベルまで除去することが含まれる。
本発明の粉末粒子は、処理流から例えば沈降または濾過により物理的に回収することができる。噴霧乾燥処理中の生物活性材料活性(例えば抗体力価またはプラーク形成単位)の回収率は、回収された物質の物理的回収時に比活性(材料質量あたりの測定活性値)を掛けた積である。
本発明の生物活性材料は、適切な場合には、例えば哺乳類へ投与できる。本発明の生物活性材料としては、例えばペプチド、ポリペプチド、タンパク質、ウイルス、細菌、抗体、細胞、リポソーム、および/または同等物が挙げられ、本明細書に定義される通りである。このような物質は、例えば消化管吸収、局所適用、吸入、および/または注射により患者への投与に利点をもたらすことのできる治療薬、栄養剤、ワクチン、医薬品、予防薬、および/または同等物として作用することができる。所望により、細胞または組織を本発明の生物活性材料と接触させて生物学的効果または応答をもたらすことができる。
本発明の組成物は、一般に本発明の方法を用いて調製された乾燥粉末中の、抗体などの生物活性材料である。組成物の目的用途に適合させるため、本明細書に記載されるように、生物活性材料、処理段階、処理パラメータ、および組成物成分の多数の組合せが利用できる。
本発明の粉末粒子は、本発明の処理製剤の乾燥液滴である。粒子は、例えば糖、アミノ酸、界面活性剤、ポリオール増粘剤および/またはポリマー増粘剤などの賦形剤の乾燥マトリックス中の安定な生物活性材料が含まれる。粒子の平均物理的直径(サイズ)は、例えば約0.1μm〜約200μm、約1μm〜約100μm、約2μm〜約30μm、約4μm〜約20μmまたは15μm、あるいは約7μm〜約10μmである。生物活性材料は、粉末粒子中に賦形剤に関して重量比で例えば約1/100未満〜約100/1、約1/5〜約5/1、または約2/3〜約3/2、または約1/1の比で存在することができる。一実施形態では、本発明の粉末粒子は平均直径約5μmであり、約55重量パーセントの抗体、約15重量パーセントのアルギニン、約2重量パーセントのポリビニルピロリドン、約33重量パーセントのスクロース、および約5%の水分を含む。もう1つの実施形態では、本発明の組成物は、約55重量パーセントの抗体、約21重量パーセントのアルギニン、約1重量パーセントのポリビニルピロリドン、約14重量パーセントのスクロース、および約5%の水分を含む乾燥粉末粒子を含む。もう1つの実施形態では、乾燥粉末粒子組成物は、例えば生弱毒ウイルス約0.01重量%、約15パーセントのアルギニン、70パーセントのポリオール、および5パーセント未満の水分を含む。
組成物(粉末粒子)の生物活性材料としては、例えば抗体、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、ウイルス、細菌、細胞、リポソーム、および/または同等物が挙げられ、本明細書に定義される通りである。本発明の粉末粒子中の生物活性材料は、例えばその調製の際に使用される剪断応力が低く、乾燥温度が低く、保護的な賦形剤を含み、および乾燥時間が短いことにより、粉末粒子の乾燥時に高純度かつ高活性であり得る。生物活性材料は、例えば初期処理分解が少ないことおよび組成物の賦形剤に保護的な面があることにより、粉末粒子中で安定している。組成物の生物活性材料は、例えば粒子の表面積対体積比の高いことおよび組成物の賦形剤によりもたらされる溶解度の向上により分解されずに高濃度で再構成することができる。
本組成物の増粘剤としては、例えば本発明の溶液または懸濁液を高圧で噴霧する際の剪断応力に対し生物活性材料に保護をもたらすことのできる、ポリオールおよび/またはポリマーが挙げられる。増粘剤は、最終的に粉末粒子バルクのかなりの部分となって、付加的な利点をもたらすことができる。例えば、粒子中の増粘剤は、例えば乾燥で失った水和水分子の代わりとなる水素結合を提供することにより生物活性材料を安定化させるのを助けること、高濃度でのより迅速な再構成のために粒子の溶解度を高めること、ガラス状のマトリックスを提供して反応速度を遅らせること、および不安定化分子(酸素など)が生物活性材料と接近するのを物理的に遮断することができる。
本発明の組成物は、適切な特性および利点を提供するさらなる賦形剤(例えば溶媒または生物活性材料でないもの)を含むことができる。例えば、組成物は界面活性剤、双性イオン、バッファーなどを含むことができる。
抗体は、一般に所望の粉末粒子を提供するために次の条件下で高圧噴霧乾燥される。約1〜2ml/分で流れる約8%モノクローナル抗体の製剤を、150μmノズルから1300psiで15〜25ml/分の窒素流とともに乾燥チャンバーへ噴霧する。乾燥チャンバー(Buchi 191モデル)は、60℃〜80℃のチャンバー入口から40℃〜60℃の出口への30m3/hr窒素乾燥ガス流(24℃にて3〜7% RH)を有する。
処方物AVO47r(5%スクロース、2%トレハロース、10mMメチオニン、1%アルギニン、0.2%プルロニックF68、50mM KPO4、pH7.2)中の約7.5log FFU/mlの生インフルエンザウイルスからなる水溶液を調製し、1300psiで入口温度55℃の乾燥チャンバーへ高圧噴霧した。乾燥粉末を再構成しても有意な生存率低下は示されず、力価は約7.5log FFU/mLであった。生存率が1log低下するために、製剤は温度を増した保存温度37℃で23日間を要した。
高圧噴霧乾燥システムには、例えば製剤を高圧スプレーノズルへ送達するための高圧ポンプシステム、ならびに、液滴および粒子を調整ガス流で運ぶための噴霧乾燥システムが含まれ得る。図9に示されるように、生物活性材料を含む製剤90は、高圧ポンプ92を用いて保持容器から高圧スプレーノズル91へ運ばれる。ガス供給源93からの高圧ガスは高圧ガスポンプ94を介して送り込まれて粒子形成容器96中で製剤を液滴の微細なミストスプレー95へ微粒化する。温度制御ガス97をファン98によりスプレーから水蒸気を置換する流れに引き込み、液滴95を乾燥させて粉末粒子99とする。粉末粒子99は、残留水分を許容レベルまで除去する二次乾燥チャンバー100へ運ばれる。粉末粒子生成物は、回収用の乾燥チャンバー100の底部の収集容器101へ沈降した。
本発明は、1994年8月15日出願のJohnsonらの米国特許第5,824,307号、「Human−Murine Chimeric Antibodies Against Respiratory Syncytial Virus」;Johnson Sら、「Development of a Humanized Monoclonal Antibody(MEDI−493)with Potent In Vitro and In Vivo Activity Against Respiratory Syncytial Virus.」J.Infect Dis.1997 Nov;176(5):1215−24;2001年1月26日出願のYoungらの米国特許第6,656,467号、「Ultra High Affinity Neutralizing Antibody」;2001年11月28日出願のYoungの米国特許出願公開第20030091584号、Methods of Administering/Dosing Anti−RSV Antibodies for Prophylaxis and Treatment」;1999年6月24日出願のHuseらの米国特許第6,531,580号「Anti−αvβ3 Recombinant Human Antibodies and Nucleic Acids Encoding Same」;2002年11月25日出願のHuseらの米国特許出願第20030166872号、「Anti−αvβ3 Recombinant Human Antibodies,Nucleic Acids Encoding Same and Methods of Use」;Wu,H.ら「Stepwise In Vitro Affinity Maturation of Vitaxin,an αvβ3−Specific Humanized mAb」,Proc Natl Acad Sci U S A.1998 May 26;95(11):6037−42;および、2003年5月12日出願のKinchらの米国特許出願公開第20040091486号、「EphA2 Agonistic Monoclonal Antibodies and Methods of Use Thereof」に開示された抗体の噴霧乾燥を含む。これらの参照文献の各々は、参照によりその全文を本明細書に組み入れる。
表2―抗体のアミノ酸配列
Claims (45)
- 抗体またはワクチンを噴霧乾燥するための製剤であって、
約4重量%〜約10重量%の抗体またはワクチン抗原;
約0.1mM〜約50mMの1種類以上の合計アミノ酸;
約0.5重量%〜約4重量%の糖;および
水;
を含み、噴霧乾燥して粉末粒子を形成することのできる、製剤。 - 抗体がIgGを含む、請求項1に記載の製剤。
- 抗体がモノクローナル抗体を含む、請求項1に記載の製剤。
- 抗体が、RSV、hMPV、インテグリン、avb3インテグリン、avb5インテグリン、αIIb/β3インテグリン、α4インテグリン、EphA2、EphA4、EphB4、IL9、IL4、IL5、IL13、IL15、CTLA4、PSA、PSMA、CEA、cMET、C5a、TGF−β、HMGB−1、インターフェロンα、インターフェロンα受容体、IFNβおよびγ、キチナーゼ、TIRC7、T細胞、MT−103BiTE(商標)、EpCam、Her2/neu、IgE、TNF−α、VEGF、EGF、EGF受容体、CD22、CD19、Fc、LTA、Flk−1、およびTie−1からなる群から選択される抗原に特異的親和性をもつモノクローナル抗体を含む、請求項3に記載の製剤。
- 抗体が、配列番号1〜20のいずれかのペプチド配列、またはその保存的変異体を含む、請求項4に記載の製剤。
- RSVに特異的親和性をもつ抗体が、配列番号1または9の重鎖CDR1ペプチド配列、配列番号2または11のCDR2ペプチド配列、および配列番号3または12のCDR3ペプチド配列;配列番号7または14の重鎖可変領域ペプチド配列;あるいはその保存的変異体を含む、請求項5に記載の製剤。
- RSVに特異的親和性をもつ抗体が、配列番号4または13の軽鎖CDR1ペプチド配列、配列番号5のCDR2ペプチド配列、および配列番号6のCDR3ペプチド配列;配列番号8または10の軽鎖可変領域ペプチド配列;あるいはその保存的変異体を含む、請求項5に記載の製剤。
- インテグリンに特異的親和性をもつ抗体が、配列番号15の重鎖CDR1ペプチド配列、配列番号17のCDR2ペプチド配列、および配列番号18のCDR3ペプチド配列;配列番号19の軽鎖CDR1ペプチド配列、配列番号20のCDR2ペプチド配列、および配列番号16のCDR3ペプチド配列;またはその保存的変異体を含む、請求項5に記載の製剤。
- ワクチンが、エプスタイン・バーウイルス(EBV)、肺炎連鎖球菌、RSV、パラインフルエンザウイルス(PIV)、ヒトメタニューモウイルス(hMPV)、EphA2、ヒトパピローマウイルス(HPV)、HPV−16、HPV−18、サイトメガロウイルス(CMV)、インフルエンザウイルス、風疹、麻疹、流行性耳下腺炎、炭疽菌、ボツリヌス中毒症、エボラ、水痘、帯状疱疹、天然痘、ポリオ、黄熱病、B型肝炎、リフトバレー熱、結核、髄膜炎、汎発性インフルエンザ、鳥インフルエンザ、アデノウイルスおよびニューモシスチス・カリニからなる群から選択されるウイルスまたはウイルス抗原を含む、請求項1に記載の製剤。
- 製剤が、約8重量%の抗体またはワクチン抗原を含む、請求項1に記載の製剤。
- 1種類以上のアミノ酸が、約1mM〜約20mMのヒスチジン、約0.5重量%〜約2重量%のロイシンまたは約0.1重量%〜約2重量%のアルギニンを含む、請求項1に記載の製剤。
- 1種類以上のアミノ酸が、約10mMのヒスチジンおよび約30mMのアルギニンまたは約1重量%のロイシンを含む、請求項11に記載の製剤。
- 糖が、スクロース、トレハロースまたはマンニトールを含む、請求項1に記載の製剤。
- 製剤が、約2重量%の糖を含む、請求項1に記載の製剤。
- 約0.01%〜約0.2%のポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートまたはポリエチレングリコールソルビタンモノラウレートをさらに含む、請求項1に記載の製剤。
- 約0.5%〜約0.05%のポリビニルピロリドンをさらに含む、請求項1に記載の製剤。
- 製剤が、約8重量%の抗体、約10mMのヒスチジン、約0.5%のアルギニンおよび約2%のスクロースを含む、請求項1に記載の製剤。
- 製剤が、約8重量%の抗体、約1%のロイシン、約1%のマンニトールおよび約2%のスクロースを含む、請求項1に記載の製剤。
- 約6のpHをさらに含む、請求項1に記載の製剤。
- 粉末粒子が、高圧噴霧乾燥により形成される、請求項1に記載の製剤。
- 請求項1の製剤から噴霧乾燥された粉末粒子。
- 再構成すると1mlあたり約200mgの抗体濃度となる、請求項1に記載の粉末粒子。
- ワクチンを噴霧乾燥するための製剤であって、前記製剤が
液体製剤中に約103TCID50/mL〜約1012TCID50/mLの量で存在するウイルスまたはウイルス抗原;
約0.1mM〜約50mMの1種類以上の総アミノ酸;
約0.5重量%〜約4重量%の糖;および、
水;
を含み、噴霧乾燥して粉末粒子を形成することのできる、製剤。 - 治療用抗体を噴霧乾燥するための製剤であって、前記製剤が
配列番号1〜20のいずれかのペプチド配列またはその保存的変異体を含む1以上の治療用抗体;
1種類以上のアミノ酸;
糖;および、
水を含む、製剤。 - 抗体またはワクチンを含む粉末粒子を調製する方法であって、前記方法が
約4重量%〜約10重量%の抗体または液体製剤中に約103TCID50/mL〜約1012TCID50/mLの量で存在するウイルスもしくはウイルス抗原、
約0.1mM〜約50mの1種類以上の合計アミノ酸、および
約0.5重量%〜約4重量%の糖を含む水性製剤を調製する段階と;
製剤をノズルから高圧で噴霧し、それにより微細な液滴のミストを形成する段階と;
液滴を乾燥させて粉末粒子を形成する段階と;
粒子を回収する段階とを含む、方法。 - 製剤が約8重量%の抗体を含む、請求項25に記載の方法。
- 抗体が、RSV、hMPV、avb3インテグリン、avb5インテグリン、αIIb/β3インテグリン、α4インテグリン、EphA2、EphA4、EphB4、IL9、IL4、IL5、IL13、IL15、CTLA4、PSA、PSMA、CEA、cMET、C5a、TGF−β、HMGB−1、インターフェロンα、インターフェロンα受容体、IFNβおよびγ、キチナーゼ、TIRC7、T細胞、MT−103BiTE(商標)、EpCam、Her2/neu、IgE、TNF−α、VEGF、EGF、EGF受容体、CD22、CD19、Fc、LTA、Flk−1、Tie−1からなる群から選択される抗原に特異的親和性をもつモノクローナル抗体を含む、請求項25に記載の方法。
- ワクチンが、エプスタイン・バーウイルス(EBV)、肺炎連鎖球菌、RSV、パラインフルエンザウイルス(PIV)、ヒトメタニューモウイルス(hMPV)、EphA2、ヒトパピローマウイルス(HPV)、HPV−16、HPV−18、サイトメガロウイルス(CMV)、インフルエンザウイルス、風疹、麻疹、流行性耳下腺炎、炭疽菌、ボツリヌス中毒症、エボラ、水痘、帯状疱疹、天然痘、ポリオ、黄熱病、B型肝炎、リフトバレー熱、結核、髄膜炎、汎発性インフルエンザ、鳥インフルエンザ、アデノウイルス、およびニューモシスチス・カリニからなる群から選択されるウイルスまたはウイルス抗原を含む、請求項25に記載の方法。
- 抗体が、配列番号1〜20のいずれかのペプチド配列、またはその保存的変異体を含む、請求項25に記載の方法。
- RSVに特異的親和性をもつ抗体が、配列番号1または9の重鎖CDR1ペプチド配列、配列番号2または11のCDR2ペプチド配列、および配列番号3または12のCDR3ペプチド配列;配列番号7または14の重鎖可変領域ペプチド配列;あるいはその保存的変異体を含む、請求項29に記載の方法。
- RSVに特異的親和性をもつ抗体が、配列番号4または13の軽鎖CDR1ペプチド配列、配列番号5のCDR2ペプチド配列、および配列番号6のCDR3ペプチド配列;配列番号8または10の軽鎖可変領域ペプチド配列;またはその保存的変異体を含む、請求項29に記載の方法。
- インテグリンに特異的親和性をもつ抗体が、配列番号15の重鎖CDR1ペプチド配列、配列番号17のCDR2ペプチド配列、および配列番号18のCDR3ペプチド配列;配列番号19の軽鎖CDR1ペプチド配列、配列番号20のCDR2ペプチド配列、および配列番号16のCDR3ペプチド配列;またはその保存的変異体を含む、請求項29に記載の方法。
- 1種類以上のアミノ酸が、約10mMのヒスチジン、約1%のロイシンまたは約0.5%のアルギニンを含む、請求項25に記載の方法。
- 糖が約2%のスクロースを含む、請求項25に記載の方法。
- 高圧が、約800psi〜約1800psiの圧力を含む、請求項25に記載の方法。
- 高圧が、約1300psiの圧力を含む、請求項35に記載の方法。
- 液滴の直径の範囲が約3μm〜約30μmである、請求項25に記載の方法。
- 前記乾燥が、出口を有する粒子形成容器中で液滴を乾燥ガスと接触させる段階を含む、請求項25に記載の方法。
- 粒子形成中の出口温度が、約40℃〜約60℃の温度を含む、請求項38に記載の方法。
- 乾燥ガスが、出口から出た後に再利用される、請求項38に記載の方法。
- 平均粉末粒径が、約2μm〜約10μmである、請求項25に記載の方法。
- 粉末粒子の、1ミリリットルあたり約200mgの抗体を含有する溶液または懸濁液への再構成をさらに含む、請求項25に記載の方法。
- 再構成した溶液または懸濁液をヒト患者へ投与する段階をさらに含む、請求項42に記載の方法。
- 前記噴霧が、ノズル中で製剤と有機溶媒を組み合わせることを含む、請求項25に記載の方法。
- 抗体が配列番号1〜20のいずれかのペプチド配列、またはその保存的変異体を含み;
糖がスクロースを含み;かつ、
粒子乾燥中の乾燥ガスの出口温度が、約40℃〜約60℃の温度を含む、請求項25に記載の方法。
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