JP2008501585A

JP2008501585A - 箱

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Publication number: JP2008501585A
Application number: JP2007514958A
Authority: JP
Inventors: コホ、アルネ; ジイルストラ、ギイスベルト・ミヒャエル; ザウトセン、レオナルドゥス・フィオメナ・マシューズ
Original assignee: ジイルストラ、ギイスベルト・ミヒャエル
Priority date: 2004-06-04
Filing date: 2005-06-06
Publication date: 2008-01-24
Also published as: CA2581256A1; BRPI0510656A; AP2006003868A0; US7761963B2; AP2286A; US20070261219A1; ECSP077127A; WO2005117796A1; EP1768635A1

Abstract

【課題】箱
【解決手段】底面壁と、２つの縦面壁と、２つの端面壁と、上面壁とを備える、箱を形成するためのアセンブリであって、これら壁は、プレートにより形成され、且つ該当する板の平面に位置して互いに直接的に共同する結合部品が設けられている。全ての壁は同じ板材から入手される。
【選択図】図１

Description

本発明は、箱、即ちケースに、特に箱、即ちケースのキットを形成するアセンブリに関する。

分解された状態で準備をととのえることができ、要求に応じコンパクトな状態で使用の場所まで輸送でき、そこで容易く組み立てることができる箱が求められている。

例えばもしも自然災害、戦争等、多数の犠牲者をともなう災難が発生した場合には、死体を速やかに撤去して保管できるようにするため、可能な限り早急に多数の棺を自在に用意する必要がある。

しかしそのような災難は普通、工業世界から遠く離れた、又は市街地から遠く離れた場所で起こる。現場で十分に多量の棺を作ることは、機械、材料（特に木板）、そして人的資源の欠如のため、往々にして不可能である。

周知の箱のためのキットの場合、箱は別の場所に保管でき、要求に応じて被災地等の必要とされる場所へ発送できる。ただし問題は、その後箱を現場で組み立てる必要があり、これには熟練の人的資源と道具とが要求されることにある。

本発明の目的は、例えば棺等の箱の形に現場で容易く組み立てることができる、棺のためのアセンブリを提供することにある。

本発明のさらなる目的は、コンパクトな状態で保管でき輸送できる、箱のためのアセンブリを提供することにある。

本発明のさらなる目的は、容易に作ることができる箱のためのアセンブリを提供することにある。

本発明の一態様によると、底面壁と、２つの縦面壁と、２つの端面壁と、上面壁とを備える、箱を形成するためのアセンブリによって、これらの目的のうち少なくとも１つは達成され、ここで壁は各々プレート状に形成され、該当するプレートの平面に位置して互いに直接的に共同する結合部品を備える。

箱の壁を互いに接続するにあたって余分な接続手段は必要ないため、壁は、ほとんど誰でも道具なしで速やかに箱の形につなぎ合わせることができる。

縦面壁は端面壁より長くてよく、ただし任意に端面壁より短くてもよく、あるいは縦面壁として等しく長くてもよいことに留意されたい。

好ましくは前記壁はどれも同じプレート材から入手され、かくして壁は、例えば切断によって、１種類のプレートから簡単に入手できる。

本発明によるアセンブリのさらなる展開において、共同する結合部品は、一方の壁沿いに第１の結合部と、ここに接続される他方の壁沿いに第２の結合部とを備え、ここで第１の結合部は該当するプレートを通じて延在するスリットを備え、第２の結合部は該当するプレートの端部から突出するリップを備え、同リップの各々は前記端部とともに、一方の端から出入り可能なスロットを規定する。こうして単純なスライド、即ちシフト接続が得られる。箱は速やかに、容易く、そして確実に組み立てることができる。

スリットは好ましくはプレートの厚さに対応している厚さを有し、これによりぴったりの嵌合が得られ、これは接続の安定性を増す。

さらなる実施形態において、端部とリップとによって規定されるスロットはプレートの厚さに対応している幅を有し、これにより緊密な相互係合が実現される。

代わりに、端部とリップとによって規定されるスロットはプレートの厚さより小さい幅を有してよく、ここで関連するスリットが設けられたプレートには、リップの少なくとも一部分を収容するため、スリットに連続する凹所が局所的に設けられている。このリップは、表面からあまり離れることなく突出している。

一実施形態において底面壁には、前述した、特に同じ方向を向くリップが設けられている。ここで縦面壁は、リップ沿いに支えられる。この実施形態は、底面壁に形成されたリップが把手をも形成する措置によって、有利に補うこともできる。

縦面壁には、底面壁沿いのリップのためのスリットを設けてよい。

本発明によるアセンブリのさらなる展開において、端面壁には、縦面壁の末端縁に設けられたリップと共同するスリットが設けられ、同リップは好ましくは、これらの開放末端とともに上を向く。こうして端面壁は、縦面壁の末端縁に向けて容易く下げることができる。

本発明によるアセンブリのさらなる展開において、縦面壁にはそれらの上端縁のところに、特に同じ方向を向くリップが設けられ、上面壁には、それらと共同するスリットが設けられている。よって上面壁もしくは蓋壁もまた容易く配置できる。

本発明によるアセンブリのさらなる展開において、壁のうち少なくとも２つはスナップ接続によって互いに接続される／接続可能である。スナップ接続は、一方の壁とともに一体を形成するリップを備え、同リップは他方の壁にある凹所とともにスナップ接続に入ることができ、ここで他方の壁には凹所の近くにスナップカムが設けられている。リップは、スナップ接続を果たすときに弾性的に変形可能である。

本発明によるアセンブリのさらなる展開において、上面壁は、両端面壁間に閉じ込める形に収容でき、これの結果として、前記壁はこれの適所に確実にとどまる。

もしも壁が完全に平らならば壁の積み重ねは促進され、可能な限り平らで安定的なパッケージを入手でき、これは適切に積み重ねることができる。

さらなる態様から本発明は、底面壁と、２つの縦面壁と、２つの端面壁と、上面壁とを備える、箱を形成するためのアセンブリを提供し、ここで壁は各々同じプレート材でできており、且つ滑進によって生起する結合によって互いに接続可能である。ここで、壁の主表面から突出する部分が存在しないことが好ましい。

さらなる態様から本発明は、本発明によるアセンブリから組み立てられる箱を提供する。

さらなる態様から本発明は、棺としての用途のために設計される箱を提供する。

これより、図面に示された数々の例示的実施形態に基づき本発明を説明する。

本発明に係わる箱１の図１ないし図５に示された例示的実施形態は、底面パネル２と、２つの側面パネル３、３と、２つの端面パネル４、４と、上面パネル、即ち蓋２０とを備えている。この箱１は、棺として使用されるような寸法を有している。

前記パネル２、３、３、４、４、及び２０を形成しているプレート材は、例えば、ＭＤＦプレート材でよい。耐水性マルチプレックス、又は切断できるか鋸で切ることができ、且つ好ましくは気象条件に耐える他のプレート材を使用することもできる。これらパネルは同じプレート材から入手してよい。

前記底面パネル２には、これの縦端縁のところに、この例では３つの把手部５ａ、５ｂ、５ｃが設けられ、これら把手部は、手による係合のための貫通穴２１を有し、何れも同じ方向を向き且つ開放端が設けられているスロット１４ａ、１４ｂ、１４ｃを、底面パネル２の前記縦端縁１７と共同して規定する。吊り索の通過のために用いることもできる穴２１は、端縁１７と対応している概念線から隔てられており、これの結果として、底面パネル２への力の伝達は改善される。

２つの側面パネル３、３は、同じであり、下端縁の近くには、パネル２、３、３、４、４、及び２０が形成されるプレート材の厚さに対応するスリット幅を有している３つのスリット形の開口部６ａ、６ｂ、６ｃが形成されている。これらスリット６ａ、６ｂ、６ｃの長さは、関連する把手５ａ、５ｂ、及び５ｃの長さに一致している。

前記側面パネル３、３には、これら上端縁のところに、同じ方向を向いているフック形のリップ１２ａ、１２ｂ、１２ｃが設けられ、これらリップは、側面パネル３、３の上端縁１８ｂと共同してスロット１９ａ、１９ｂ、１９ｃを形成している。これらスロット１９ａ−１９ｃの幅は、プレート材の厚さに一致している。

同じように、末端縁２２ａ及び２２ｂには、同じ方向を向いている（上向き）リップ８ａ、８ｂが設けられ、これらリップは、末端縁２２ａ、２２ｂと共同してスロット１５ａ、１５ｂを規定している。これらスロットの幅も、またプレート材の厚さに対応している。

前記リップ１２ａ−１２ｃ及び８ａ、８ｂの末端部は、パイロット縁によって傾斜をなしていることに留意されたい。

前記端面パネル４、４には、前記リップ８ａ、８ｂ用に調整されたスリット９ａ、９ｂが形成されている。これらスリット９ａ、９ｂの長さは、リップ８ａ、８ｂの長さに対応している。これらパネル４、４は、対称であり、向かい合う端縁には同じリップが存在している。

前記蓋２０には、これの両縦端縁１６の近くに、リップ１２ａ、１２ｂ、１２ｃとの共同のためスリット１１ａ、１１ｂ、１１ｃが形成されている。これらスリット１１ａ−１１ｃの長さは、リップ１２ａ−１２ｃの最大長さに対応している。また、これらスリット１１ａ−１１ｃの幅は、プレート材の厚さに対応している。

図１に示しているパネル２、３、３、４、４、及び２０は、積み重なったパッケージの状態で輸送でき、保管できる。箱１のためのパッケージは、図２に示しているように、２つのパッケージ層からなってよい。第１のパッケージ層４０は、蓋／上面パネル２０と、１つの側面パネル３と、２つの端面パネル４とを含んでいる。第２のパッケージ層４１は、底面パネル２と、１つの側面パネル３とを含んでいる。両パッケージ層４０、４１は、互いに積み重ねられることができる。底面パネル２が７１０×１９５０ｍｍ、側面パネル３が３９０×１９５０ｍｍ、端面パネルが５９０×３９０ｍｍ、そして蓋が５８０×１９７６ｍｍの例示的寸法で、パッケージ層４０、４１の寸法ｂ×ｌは１２００×２５００ｍｍにできる。数個の箱１のためパッケージを、バンドを用いて容易く結び合わせるか、シュリンクフォイルで包むことができる。

このようにして得たパッケージは、わずかなスペースを占めつつ、使用の場所まで容易に輸送することができる。世界のどこか僻地で多数の負傷者をともなう災難が発生した場合には、例えば飛行機に、このようなパッケージを積むことができる。

使用の地域では、トラックによりさらに使用の場所までパッケージを容易に輸送することができる。

使用の場所で、パッケージは開かれ、底面パネル２は床の上に置かれる。次に側面パネル３、３が端縁１７のところまで運ばれ、把手５ａ、５ｂ、５ｃが、スリット６ａ、６ｂ、６ｃの中に延在される。側面パネル３、３が、端縁１７に接したとき、端縁１７に沿って側面パネル３、３を滑らせることができ、スロット１４ａ、１４ｂ、１４ｃが、側面壁３、３の材料を収容する。この滑進の後には、側面パネル３、３の末端縁２２ａ、２２ｂは、底面パネル２の末端縁とともに、１つの垂直面をなしている（図３）。そして、把手５ａ−５ｃとリップ１２ａ−１２ｃとは、それぞれの自由端とともに同じ方向に延在している。

この後（図３）、前記端面パネル４、４が、端面パネルを垂直に保持しつつ、リップ８ａ、８ｂの上にスリット９ａ、９ｂをかぶせるように配置される。そして、端面パネル４、４が、下げられて、前記パネルの材料が、スロット１５ａ、１５ｂに収容される。最終的には、端面壁４、４の上端縁は、側面パネル３、３の上端縁１８ｂとともに、少なくともほぼ１つの平面をなしている（図４）。

このようにして開いた箱が形成され、この中に遺体を置くことができる。これを果たした後に、蓋２０が、手に取られ、スリット１１ａ、１１ｂ、１１ｃが、側面パネル３、３のリップ１２ａ、１２ｂ、及び１２ｃを上にして置かれ、かくして、蓋２０が、側面パネルの上端縁１８ｂに支えられる。次に蓋が、縦方向にずらされ、かくして、これの材料が、スロット１９ａ、１９ｂ、１９ｃに収容される。ずらした後には、蓋２０は、箱１の上開口部全体を覆い、これの末端縁は端面パネル４、４の上端縁に接近している（図５）。

図６Ａには、図３のアセンブリへの端面壁４の接合がさらに詳しく示されている。これら端面壁４は、方向Ａに下向きに動かされ、リップ８ａ、８ｂが、スリット９ａ、９ｂの中に延在される。各端面壁４には、これの下位末端のところにパイロット縁３０が設けられ、さらに、これの上方に、底面壁２の厚さに対応している寸法を有している溝７が形成されている。

方向Ａへの移動で、まず、パイロット縁３０が、底面壁２の端面に接し、端面壁４のプレート材の適切な柔軟性の結果として、方向Ｂにそれることができる。溝７が、底面壁２の端面のところに達すると、端面壁４の最下位端部は、方向Ｃに戻ることができ、一種のスナップ接続をもたらす。

図６Ｂを参照して、上面壁、即ち蓋２０が、どのようにして図４のアセンブリ上に配置されるかをさらに説明する。この上面壁２０の長さは、端面壁４間の内側の距離に対応している。上面壁２０をスリット１１ａ−１１ｃによりリップ１２ａ−１２ｃにかぶせると、上面壁２０の右末端縁６０ａは、側面壁３の上端縁２３で支えることができる。図中、上面壁２０の左末端縁の部分は、端面壁４の上端縁５０に支えられることができる。次に、上面壁２０が、方向Ｄへと、右に、押し上げることができ、リップ１２ａと左末端との間の部分が、若干曲がる。これはプレート材の適切な選択によって可能となる。上面壁２０の左末端縁６０ｂが、端面壁４の上面壁を過ぎると直ちに、この部分は、方向Ｆに戻ることができ、この後、上面壁２０の両末端縁６０ａ、６０ｂが、端面壁４の間にほぼぴったりと閉じ込められる。もしも箱への一時的なアクセスが必要な場合には、図６Ｂで、上面壁２０の左末端縁分が、側面壁に沿って手で係合することによりわずかにこれを持ち上げることができ、次にＤとは反対の一方向に上面壁２０を滑らせ戻すことにより、上面壁を取り除くことができる。

種々のスロットの幅及びスリットの幅及びプレート材の厚さの寸法を調整することにより、堅固な接続が実現され、この結果として、最終的にできあがった箱１は、一体として確実に取り扱える。追加の固定手段は必要でないから、特別な道具もまた必要ではない。また、箱１の構築にあたって特別な技能は要求されない。

リップと把手とは、プレート材とともに１つの平面をなし、同一のプレート材で一体的に形成するから、箱１は、６つの平らなプレートから構築され、積み重ねられたパッケージの体積と形状とを、小さくとどめることができる。

壁が、特に上面壁が、分割できることに留意されたい。分割した上面壁の場合、例えば通常長さの３／４の部分と通常長さの１／４の部分とを使用できる。短いほうの部分を一時的に外しておくことにより、頭側のところで、箱の中に横たわる死亡者の頭を見る機会を提供することが可能となる。

図７Ａないし図７Ｈは、本発明による箱のスナップ接続の一例を示している。本発明による上面パネル１２０（第１のプレート）及び側面パネル１０３（第２のプレート）である。上面パネル１２０には、スリット１１１が形成されている。各スリット１１１中には、貫通長孔１３１（第１の凹所）が形成されている。長孔１３１の延長部に、スリット１１１の底部は、支持面１３２を形成している。また、この長孔１３１は、長さＳ５を有し、支持面は、長さＳ６を有している。長孔１３１は幅Ｓ９を有し、スリットは、支持面１３２の所で幅Ｓ１０を有している。上プレートは、厚さＳ８を有している。支持面１３２は、高さＳ７であり、上面パネル１２０の下側面に平行である。結果的に、機械を用いて支持面１３２を作ることは容易である。

側面パネル１０３には、矩形の側端面１２３が設けられ、これには、少なくとも１つのフック１１２（フック部品）が形成されている。フック１１２は、第１の比較的広い部分１１２ａを有し、また、これの方向Ａで見て、比較的狭い中央部分１１２ｂと、末端部分１１２ｃとをそれぞれ有している。末端部分１１２ｃには、側面パネル１０３の側端面１２３に対し平行な接合面が形成されている。このフック１１２は、方向Ａで見て長さＳ１を有している。一方でフック１１２の中央部分１１２ｂ及び末端部分１１２ｃと、他方で側面パネル１０３の側端面１２３との間には、長さＳ２を有している収容口１１９が規定されている。この収容口１１９は、中央部分１１２ｂの下に高さＳ３を、そして末端部分１１２cの下に高さＳ１１を有している。側面パネル１０３は厚さＳ４を有している。

フック１１２は、長孔１３１の中に方向Ｂで挿入できる。フック１１２の中央部分１１２ｂと末端部分１１２ｃとは、側面パネル１０３を横切る方向Ｃに弾性的に変形できる。

長孔１３１の長さＳ５は、フック１１２の長さＳ１より大きい。長孔１３２の幅Ｓ９は、側面パネル１０３の厚さＳ４より大きく、ここで幅Ｓ９は、フック１１２が長孔１３１の縦面壁１３３ａ、１３３ｂに接することができる幅である。この場合、フック１１２は、長孔１３１の中で方向Ａに滑進できる。

支持面１３２の長さＳ６は、例えば、収容口１１９の長さＳ２にほぼ等しい。フック１１２の収容口１１９の高さＳ３は、上面パネル１２０の厚さＳ８にほぼ等しい。フック１１２の収容口１１９の高さＳ１１は、支持面１３２の高さＳ７にほぼ等しい。スリット１１１の幅Ｓ１０は、長孔１３２の幅Ｓ９より大きい。

スリット１１１の一方の縦面壁１３３ａには、支持面１３２の高さにてカム１３４（スナップカム）が位置し、このカムは、スリット１１１を横切る方向に延在している。方向Ａで見て、カム１３４は、スリット１１１の中に延在し上向きに傾斜する部分１３４ａと、続いてより急峻な下向きに傾斜する部分１３４ｂとを有している。

上面パネル１２０と側面パネル１０３とを直角に相互に接続するための連続するステップが、図７Ａ、図７Ｅないし図７Ｈに連続的に示されている。

図７Ａで、上面パネル１２０と側面パネル１０３とが、互い垂直に位置づけられ、かくしてフック１１２を方向Ｂに長孔１３１の中に挿入でき、この結果、上面パネル１２０が、これの下側面により側面パネル１０３の側端面１２３に接する。このことは、図７Ｅに示されている。

この後、図７Ｆに示しているように、側面パネル１０３が、上面パネル１２０に対し矢印Ａの方向にずらされ、この結果、接合面１１２ｄを備えたフック１１２の末端部分１１２ｃが、スリット１１１の中で支持面１３２と係合する。このずらしのときに、フック１１２の末端部分１１２ｃは、カム１３４によって方向Ｃに動かされ、ここで中央部分１１２ｂは、方向Ｃに弾性的に曲がる。図７Ｈには、フック１１２の末端部分１１２ｃの動かされた状態が断面で示されている。

この後、側面パネル１０３を方向Ａにさらに動かすことにより、フック１１２の末端部分１１２ｃは、カム１３４を越えて滑進し、この結果、フック１１２の末端部分１１２ｃは、戻り、同時に中央部分１１２ｂは、弾性的に戻る。このことは、図７Ｇに示されている。このようにして、フック１１２の中央部分１１２ｂは、カム１３４の高さで上面パネル１２０に接する。

この図示された例で、カム１３４の下向きに傾斜する部分１３４ｂは、縦面壁１３３ｂに対し鈍角をなす平面によって形成されている。このようにして、動いて戻る側面パネル１０３によって、再び接続を終結させることができる。下向きに傾斜した部分１３４ｂの面は、代わりに、縦面壁１３３ｂに対し垂直か、又は鋭角であってよく、この結果、Ａとは反対方向に戻る動きが阻止されるため、自動ロック接続が達成される。

図８Ａないし図８Ｆに示している本発明による棺／箱の実施形態は、底面パネル２０２と、側面パネル２０３と、端面パネル２０４と、上面パネル蓋２２０とを備え、図９も併せて参照されたい。これらパネルは、どれも同じ厚さを有してよく、同じプレート材から作ってよい。これらのパネルの主表面の上又は下から突出する部品は存在しない。

この例で、図８Ａに示している底面パネル２０２は、貫通穴２２１とリップ２４４ａ、２４４ｂとを各々有している４つの把手２０５ａ、２０５ｂを有し、これらリップは、縦端縁２１７とともにスロット２１４ａ、２１４ｂを規定し、リップ２４４ａ、２４４ｂは、図７Ａないし図７Ｈとの関係で上述したとおり、底面パネル２０２の主平面から片側に弾性的に曲げられることができる。

末端縁２４５ａ、２４５ｂには、Ｔ字形の突出部２３６ａ、２３６ｂが設けられ、これら突出部は、両側にて末端縁２４５ａ、２４５ｂとともにスロット２３７ａ、２３７ｂを規定している。

図８Ｂでは、すでに一方のパネル２０３が、配置されており、他方の側面パネル２０３が、は配置されつつある。側面パネル２０３は、まず、底面パネル２０２の該当する側端縁２１７に向けて横向きの方向Ａに動かされ、ここで把手２０５ａ、２０５ｂは、側面パネル２０３に形成されたスリット２０６ａ、２０６ｂを通じて延在する。側面パネル２０３が、側端縁２１７に接すると、側面パネル２０３は、側端縁２１７に沿って方向Ｂにずらされる。スリット２０６ａ、２０６ｂは、図７Ａないし図７Ｈのスナップ接続のスリット１１１に従って形成されている。したがって、方向Ｂにずらされるときには、同等のスナップ接続が生起し、ここで弾性リップ２４４ａ、２４４ｂは暫時、これらの平面から片側に曲げられ、その後、はね返ることにより前記カムの後ろに固定される。図８Ｃには、底面パネル２０２と２つの側面パネル２０３との結果が示されている。

次に端面パネル２０４ａ、２０４ｂが配置される。図８Ｈには、端面パネル２０４の細部が示されている。これは、凹所２３９が設けられた端面パネル２０４の下端縁の一部分を示しており、同凹所は階段形の端部によって囲まれており、この結果、降下部２４０ａ、２４０ｂが形成されている。これら降下部２４０ａ、２４０ｂは、Ｔ字形の突出部２３６ａ、２３６ｂの突出するアームの一部分のための収容スペースを形成している。相応に、図８Ｉにも示されたスロット２３７ａ、２３７ｂは、端面パネル２０４の厚さより幅広ではない。

側面パネル２０３には、これの末端縁のところに、リップ２０８ａ、２０８ｂが設けられ、これらリップは、図７Ａないし図７Ｈに示されたスナップ接続のリップ１１２に対応している。同様に端面パネル２０４には、図７Ａないし図７Ｈに示されたスナップ接続のスリット１１１に対応しているスリット２０９ａ、２０９ｂが形成されている。

端面パネル２０４を配置するときには、まず、これらを方向Ｄに向かって立てる。この状態で、リップ２０８ａ、２０８ｂは、スリット２０９ａ、２０９ｂを通じて延在している。

次に、端面パネル２０４が、方向Ｅに下向きにずらされ、ここでリップ２０８ａ、２０８ｂとのスナップ接続が上で述べた要領で実現し、さらにまたＴ字形突出部２３６ｂのアームは、降下部２４０ａ、２４０ｂによって形成された収容スペースに（この場合）収容される（図８Ｄ）。Ｔ字形の突出部２３６により、底面パネル２０２の末端縁２４５ｂに対する端面パネル２０４の下端縁の動きは阻止されるため、この場所で望ましくない空隙は発生しない。

他方の端面パネル２０４を配置した後には、図８Ｅに示している状況に到達する。棺の場合には、図８Ｅに示された箱の中に死体が置かれた後に、蓋２２０を配置できる。蓋２２０には、図７Ａないし図７Ｈに示されたスナップ接続のスリット１１１に対応している多数のスリット２１１ａ、２１１ｂ、２１１ｃが設けられている。同様に、側面パネル２０３の上端縁２２３には、図７Ａないし図７Ｈに示されたスナップ接続のリップ１１２に対応しているリップ２１２が設けられている。図１ないし図６Ｂに示された実施形態と異なり、蓋２２０の長さは、端面パネル２０４の上端縁の上、そして側面パネル２０３の上端縁２２３の上で、蓋２２０を支えることができる長さになっている。

蓋２２０は、方向Ｆへと下げられ、ここでスリット２１１ａ−２１１ｃは下向きに動いてリップ２１２ａ−２１２ｃにかぶさり、それらを収容する。側面パネル２０３と端面パネル２０４との上端縁により蓋２２０が支えられた後、蓋２２０は、前記スナップ接続が実現するまで方向Ｇに、上端縁２２３の縦方向にずらされ、蓋２２０は固定される。

図８Ｇは、図９に示されたパネルの堆積の上面図を示している。Ｔ字形の突出部２３６ａ、２３６ｂが蓋２２０によって上向きと横向きとに覆われている様子が見てとれる。側面パネルと端面パネルとは、図示されていないが、これらは、底面パネル２０２と蓋２２０との間に位置される。全体はシュリンクフォイル（図示せず）の中に包装できる。

種々のパネルの固定のため、全ての相互係合部品をスナップ接続として設計する必要がないことに留意されたい。例えば蓋２２０にとっては１つのスナップ接続で事足りる場合があり、他の接続は図１ないし図６Ｂに従う実施形態のもののように設計できる。任意に、両縦側面上には１つのスナップ接続を設けてよい。

本発明による箱の第１の例示的実施形態を構築するのに相応しいパネルのアセンブリの上面図である。互いに近傍に置かれた図１に示されたパネルを示している。第１の組み立て段階にある、図１による箱の例示的実施形態を示している。第２の組み立て段階にある、図１の箱を示している。閉ざされた状態にある、図１の箱を示している。底面壁−端面壁の位置にてコーナー接続のいくつかの細部を示している。上面壁−端面壁の位置にてコーナー接続のいくつかの細部を示している。接続されていない状態にある、細長い穴を有している上プレートと、スナップ接続を形成するためのフックを有している底プレートとのアセンブリの斜視図である。図７Ａによる上プレートの上面図を示している。図７Ｂにおける線ＶＩＩＣ−ＶＩＩＣによる上プレートの断面を示している。図７Ａによるフックを備える底プレートの側面図である。底プレート上に上プレートが位置する、図７Ａによる第１のアセンブリを示している。部分的に接続された状態にある、図７Ａによる第１のアセンブリを示している。完全に接続された状態にある、図７Ａによる第１のアセンブリを示している。図７Ｆにおける線ＶＩＩＨ−ＶＩＩＨによる第１のアセンブリの断面を示している。本発明による箱の第２の例示的実施形態の組み立てにおける連続するステップを示している。本発明による箱の第２の例示的実施形態の組み立てにおける連続するステップを示している。本発明による箱の第２の例示的実施形態の組み立てにおける連続するステップを示している。本発明による箱の第２の例示的実施形態の組み立てにおける連続するステップを示している。本発明による箱の第２の例示的実施形態の組み立てにおける連続するステップを示している。本発明による箱の第２の例示的実施形態の組み立てにおける連続するステップを示している。図８Ａないし図８Ｆのうち１つに相当する箱のためのキットの上面図を示している。図８Ａないし図８Ｆの箱における２つのパネルの細部を示している。図８Ａないし図８Ｆの箱における２つのパネルの細部を示している。図８Ａないし図８Ｉによる箱の第２の例示的実施形態を組み立てるのに相応しいパネルのアセンブリの上面図を示している。

Claims

底面壁と、２つの縦面壁と、２つの端面壁と、上面壁とを具備し、箱を形成するためのアセンブリであって、これら壁は、夫々プレートにより形成され、且つ対応するプレートの面に位置して互いに直接的に共同する結合部品を有しているアセンブリ。
全ての前記壁は、同じ板材から形成されている請求項１に記載のアセンブリ。
前記共同する結合部品は、一方の壁沿いの第１の結合部と、この結合部に接続される他方の壁沿いの第２の結合部とを備え、前記第１の結合部は、該当する前記プレートを通じて延在するスリットを備え、前記第２の結合部は、対応する前記プレートの端部から突出するリップを備え、同リップの各々は前記端部とともに、一方の端から出入り可能な開口又はスロットを規定している請求項１又は２に記載のアセンブリ。
前記スリットは、前記プレートの厚さに対応している厚さを有している請求項３に記載のアセンブリ。
前記端部と前記リップとによって規定される前記スロットは、前記プレートの厚さに対応している幅を有している請求項３又は４に記載のアセンブリ。
前記端部と前記リップとによって規定される前記スロットは、前記プレートの厚さより小さい幅を有し、対応するスリットが設けられた前記プレートには、前記リップの少なくとも一部分の収容のため、前記スリットに連続する凹所が局所的に設けられている請求項３又は４に記載のアセンブリ。
前記底面壁には、前記リップが設けられている請求項３ないし６のいずれか１項に記載のアセンブリ。
前記底面壁に形成された前記リップは、また把手を形成している請求項７に記載のアセンブリ。
前記縦面壁には、前記底面壁沿いの前記リップのためのスリットが設けられている請求項７又は８に記載のアセンブリ。
前記端面壁には、前記縦面壁の末端縁に設けられたリップと共同するスリットが設けられ、同リップは好ましくはこれらの開放末端とともに上を向いている請求項３ないし９のいずれか１項に記載のアセンブリ。
前記縦面壁には、これらの上端縁にてリップが設けられ、前記上面壁には、これらリップと共同するスリットが設けられている請求項３ないし１０のいずれか１項に記載のアセンブリ。
前記全ての壁は、完全に平らである、前記全ての請求項のいずれか１項に記載のアセンブリ。
底面壁と、２つの縦面壁と、２つの端面壁と、上面壁とを備える、箱を形成するためのアセンブリであって、これら壁は、同じプレート材でできており、且つ滑進によって生起する結合によって互いに接続可能であるアセンブリ。
前記全ての壁には、これらの主表面から突出する部分が存在していない請求項１３に記載のアセンブリ。
前記壁のうち少なくとも２つは、スナップ接続によって互いに接続される／接続可能である前記全ての請求項のいずれか１項に記載のアセンブリ。
前記スナップ接続は、前記一方の壁とともに一体的に形成されたリップを備え、このリップは、前記他方の壁にある凹所とともにスナップ接続に入ることができ、前記他方の壁には、前記凹所の近くにスナップカムが設けられている請求項１５に記載のアセンブリ。
前記リップは、前記スナップ接続を果たすときに弾性的に変形可能である請求項１６に記載のアセンブリ。
前記上面壁は、両方の端面壁間に閉じ込める形に収容可能である前記全ての請求項のいずれか１項に記載のアセンブリ。
前記上面壁は、両方の端面壁の上に配置可能である前記全ての請求項のいずれか１項に記載のアセンブリ。
前記全ての壁は、パッケージの形に互いにあらかじめ積み重ねられる前記全ての請求項のいずれか１項に記載のアセンブリ。
底面壁と、２つの縦面壁と、２つの端面壁と、上面壁とを備える、箱を形成するためのアセンブリであって、これら壁は各々同じプレート材でできており、且つ滑進によって生起する結合によって互いに接続可能であるアセンブリ。
滑進によって生起する前記結合は、またスナップ接続を形成する請求項２１に記載のアセンブリ。
前記箱は、棺としての使用に向けて調整された寸法を有している前記全ての請求項のいずれか１項に記載のアセンブリ。
添付の説明に記載された、及び／又は添付の図面に示された特徴的手段のうち、１つ以上が設けられている、箱を形成するためのアセンブリ。
添付の説明に記載された、及び／又は添付の図面に示された特徴的手段のうち、１つ以上が設けられている、箱のためのキット。
添付の説明に記載された、及び／又は添付の図面に示された特徴的手段のうち、１つ以上が設けられている、箱。