JP2008312139A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】N−up印刷時において、各ページの埋込情報を1つに統合することにより埋込情報の最適化を図る。
【解決手段】印刷データに対して、埋込情報を機械認識可能な形態で埋込印刷処理する印刷装置において、印刷データの印刷パラメータを解析した結果に応じて埋込情報を生成する手段を備える。埋込情報を生成する手段は、N−up指定がされている場合、M(1≦M≦N)ページ分の各埋込情報を取得し、取得した各埋込情報を解析し、各埋込情報の解析結果に基づき、各埋込情報が統合された1つの埋込情報を生成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子ドキュメントを印刷する装置等であって、当該電子ドキュメントを印刷すると共に当該電子ドキュメントに関する情報を埋込印刷する印刷装置等に関する。
アプリケーションプログラムを用いて作成した電子ドキュメントを印刷する際に、印刷画像に機械認識可能な符号(埋込符号)を埋込、印刷するシステムが知られている。このシステムは、例えば、電子ドキュメントに関する付加情報(以下、埋込情報という。)を受け取り、埋込情報を埋込符号に変換した後、印刷指示された電子ドキュメントと共に当該埋込符号を用紙に印刷出力する。この用紙をコピーする場合、用紙をスキャナで読み取り走査することにより埋込符号を検出し、検出した埋込符号から埋込情報を求め、その埋込情報に従って印刷処理が行われる。
一方、印刷設定情報に応じて埋込処理を行う技術も知られている。例えば、特許文献1には、N−up印刷の指定がされ、印刷画像を縮小する場合でも、印刷画像の縮小率に関わらず埋込符号の印刷サイズを一定にすることで、埋込符号の読取処理の誤認識を防止する技術が開示されている。ここで、N−up印刷とは、プリントコストやファイリングスペースを削減するため、1枚の用紙に複数ページの文書をまとめて縮小印刷する機能である。
特開平11−3390号公報
上記の印刷システムにおいては、印刷時の埋込符号の生成処理や、印刷後のスキャナによる読み取り走査/認識処理の高速化を実現するためには、埋込情報の最適化が望まれる。しかし、従来技術の場合、N−up印刷の際に、ページごとに、埋込情報から埋込符号を生成している。そのため、従来技術には、以下に述べる課題がある。
ページ共通の情報があったとしても、ページごとに個別に埋込符号を生成するため、ページ共通の情報が各ページに繰り返し埋込まれる。
Nページ分の埋込符号を生成するため、埋込情報の管理を行うために用いる制御情報等が冗長になる。
そこで、本発明は、N−up印刷時において、各ページの埋込情報を1つに統合することにより埋込情報の最適化を図り、それにより、埋込情報の埋込処理及び埋込情報の読取処理の高速化、効率化を実現することを目的とする。
本発明の印刷装置は、印刷データに対してN−up指定がされている場合に、印刷データのうちのNページ分を1枚のシートに印刷するためのデータを生成する印刷装置において、印刷データ内の各ページに対応付けられている各埋込情報を取得する手段と、各埋込情報を解析する手段と、N−up指定がされていると解析された場合、1枚のシートに印刷されるNページの夫々に対応付けられている埋込情報を統合する手段と、統合により得られた情報から背景画像を生成し、印刷データ中の当該背景画像に対応するデータに合成する手段を備えることを特徴とする。
本発明の印刷方法は、印刷データに対してN−up指定がされている場合に、印刷データのうちのNページ分を1枚のシートに印刷するためのデータを生成する印刷方法において、印刷データ内の各ページに対応付けられている各埋込情報を取得するステップと、各埋込情報を解析するステップと、N−up指定がされていると解析された場合、1枚のシートに印刷されるNページの夫々に対応付けられている埋込情報を統合するステップと、統合により得られた情報から背景画像を生成し、印刷データ中の当該背景画像に対応するデータに合成するステップを含むことを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに、上記の方法を実行させるプログラムを記録することを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、上記の方法を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、埋込情報の埋込/読み取りのいずれにおいても効率的な処理を実現でき、性能面でも優れた効果が得られる。その理由は、本発明では、各ページの埋込情報を1つに統合することによって埋込情報の最適化を図るからである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
(印刷システムの全体構成)
図1は、本発明を適用可能な印刷システムの全体構成の一例を示す図である。
図1において、111および112はクライアントPC、121はプリントサーバ、131および132はコピー機能およびプリンタ機能を持つ印刷装置である。これらの装置はLAN101によって相互に接続されており、LAN101を介して互いに通信する。
クライアントPC111又は112は、ユーザによる指示を受け、印刷データを生成し、プリントサーバ121に送信する。
プリントサーバ121は、受信した印刷データを印刷装置131又は132に送信する。
印刷装置131又は132は、受信した印刷データを印刷画像に変換し、それを紙に印字する。印刷装置131又は132は、印刷データに対してN−up指定がされている場合に、印刷データのうちのNページ分を1枚のシートに印刷するためのデータを生成する。
上記の構成は一例であり、プリントサーバ121を含まない構成であってもよい。その場合、クライアントPC111又は112は、直接、印刷装置131又は132に印刷データを送信する。
(埋込情報の埋込印刷処理)
図2〜図5を参照して、N−up印刷時の埋込情報の埋込印刷処理を説明する。
埋込情報の印刷処理においては、クライアントPCが印刷出力用の背景画像を生成する手法と、印刷装置が生成する手法とがある。図2及び図3を参照して前者の手法を説明し、図4及び図5を参照して後者の手法を説明する。なお、図2および図4は、クライアントPCおよび印刷装置の論理構成を示すブロック図であり、それらの装置の物理的構成を示すものではない。
図2は、クライアントPCが印刷出力用の背景画像を生成する場合の構成例を示す図である。
図2において、111はクライアントPCであり、131は印刷装置である。
まず、クライアントPC111の処理内容について説明する。
ユーザがクライアントPC111を操作して印刷指示をおこなうと、印刷データ生成手段201が起動する。印刷データ生成手段201は、プリンタドライバとOSが協働する印刷サブシステムである。印刷データ生成手段201は、ユーザが印刷指示した電子ドキュメントから、印刷装置131に対する描画命令の集合(例えば、PDL(Page Description Language)である印刷データを生成する。
なお、本実施例では、印刷データは、複数ページのデータから構成されているものとする。また、本実施例では、印刷データ内の各ページのデータが、電子ドキュメント内の各ページと1対1の対応関係になるように、印刷データ生成手段201は、印刷データを生成する。また、印刷データ生成手段201は、埋込情報も併せて生成する。本実施例では、以下に示すように、印刷データ生成手段201は、埋込情報を生成する。即ち、印刷データ生成手段201は、まず、印刷する電子ドキュメントの所在情報、印刷設定情報(N−up指定/解像度/拡縮等)、セキュリティ情報、検索情報等などの情報を抽出情報としてPDLから抽出する。本実施例では、この抽出情報は、印刷データを構成するページ数と同じだけ抽出されるため、複数のデータに分かれている。より正確に言うと、印刷データを構成する各ページと1対1の対応関係になるように、印刷データから抽出情報を抽出する。次いで、印刷データ生成手段201は、抽出情報に基づき埋込情報を生成する。なお、この埋込情報も抽出情報と同様に、印刷データを構成するページ数と同じだけのデータに分かれている。すなわち、各埋込情報は、印刷データ内の各ページに対応付けられている。
次いで、印刷データ生成手段201は、生成した印刷データ(複数ページのデータ)と埋込情報(この埋込情報は、複数のデータに分かれている)とを埋込情報制御手段202に出力する。
埋込情報制御手段202は、印刷データ生成手段201から印刷データと埋込情報を受け取る。次いで、埋込情報制御手段202は、埋込情報マージ手段203に埋込情報を出力し、さらに印刷データマージ手段207に印刷データと埋込情報とを出力する。
以降、本実施例では、埋込情報内の複数のデータの夫々のことを第1の埋込情報と称することにする。また、印刷データ内の複数のデータの夫々のことを第1の印刷データと称することにする。また、抽出情報内の複数のデータの夫々のことを第1の抽出情報と称することにする。
印刷データマージ手段207は、受け取った第1の埋込情報に含まれるN−up指定を解析し、各ページの印刷データ(第1の印刷データ)の統合処理を行うかどうかを判断する。具体的には、Nが2以上である場合には各ページの第1の印刷データの統合処理を行うと判断し、Nが1である場合には各ページの第1の印刷データの統合処理を行わないと判断する。
埋込情報マージ手段203は、埋込情報内の複数のデータ(複数の第1の埋込情報)の統合処理を行う。統合処理とは、N−up指定がされていると解析された場合に、1枚のシートに印刷されるNページの夫々に対応付けられている埋込情報を統合することである。本実施例では、埋込情報マージ手段203は以下の処理を行う。
埋込情報マージ手段203は、受け取った第1の埋込情報に含まれるN−up指定を解析し、各ページの第1の埋込情報の統合処理を行うかどうかを判断する。具体的には、Nが2以上である場合には各ページに対応する第1の埋込情報の統合処理を行うと判断し、Nが1である場合には各ページに対応する第1の埋込情報の統合処理を行わないと判断する。埋込情報マージ手段203は、統合処理を行うと判断した場合、各ページの第1の埋込情報を統合することにより第1の埋込情報を最適化する。本実施例では、第1の埋込情報を統合した結果を第2の埋込情報と称する。次いで、埋込情報マージ手段203は、第2の埋込情報を埋込情報制御手段202に出力する。これに対して、統合処理を行わない判断した場合、埋込情報マージ手段203は、第1の埋込情報を統合せずにそのまま埋込情報制御手段202に出力する。これらの処理の詳細については後ほど説明する。
埋込情報制御手段202は、埋込情報マージ手段203から受け取った第2の埋込情報を背景画像データ生成手段204に出力する。
背景画像データ生成手段204は、埋込情報制御手段202から受け取った第2の埋込情報を用いて背景画像データを生成する。具体的には、背景画像データ生成手段204は以下の処理を行う。
背景画像データ生成手段204は、埋込情報制御手段202から受け取った第2の埋込情報に基づいて背景画像データを生成する。背景画像データは、例えば、LVBC(Low Visibility Barcode)を用いて生成する。LVBCの詳細については後述する。次いで、背景画像データ生成手段204は、生成した背景画像データを埋込情報制御手段202に出力する。
背景画像データ合成手段205は、第1の印刷データの夫々と、第1の印刷データの夫々に対応する背景画像データを埋込情報制御手段202から受け取る。次いで、背景画像データ合成手段205は、受け取った第1の印刷データの夫々と、その夫々に対応する背景画像データを合成して合成印刷データを生成する。なお、背景画像データ合成手段205では、実際に合成しなくてもよく、第1の印刷データの夫々と、その夫々に対応する背景画像データとを印刷装置に合成させるためのデータを生成してもよい。そのような場合には、その生成してもよいデータが合成印刷データということになる。印刷データの各ページのデータ(第1の印刷データ)に背景画像データを入れる印刷命令を含む。背景画像データ合成手段205は、生成した合成印刷データを埋込情報制御手段202に出力する。
埋込情報制御手段202は、受け取った合成印刷データを印刷データ生成手段201に出力する。
印刷データ生成手段201は、埋込情報制御手段202から受け取った合成印刷データをプリントサーバ121(図示せず)、印刷装置131又は132に出力する。
次に印刷装置131の処理内容について説明する。
印刷装置131は、印刷画像生成手段206を備える。印刷画像生成手段206は、データ受信部(図示せず)を備え、ネットワークインタフェースを制御することにより、LANからのデータを受信する。データ受信部は、クライアントPC111から又はLAN上の他のノードからのデータを受信すると、受信したデータを、そのデータの種別に応じて適切なサブシステムに出力する。例えば通信方式がTCP/IPである場合には、データ種別の識別は、一般的に、ポート番号によって行われる。本実施形態においては、受信したデータは、印刷装置131に対する印刷命令を含む合成印刷データである。
印刷画像生成手段206は、データ受信部が受信した合成印刷データの中から描画命令(PDL)を取り出し、それを解釈して、印刷装置131が内部的に使用する中間データを生成する。印刷装置131は、RIPを制御して、中間データを印刷画像に変換し、用紙に印字する。
図3は、図2に示す構成での埋込印刷処理の流れを示すフローチャートである。
S301において、印刷データ生成手段201は、第1の印刷データ、第1の埋込情報を生成し、生成した第1の印刷データと第1の埋込情報とを埋込情報制御手段202に出力する。次いで、埋込情報制御手段202は、埋込情報マージ手段203に埋込情報を出力し、さらに印刷データマージ手段207に第1の印刷データと第1の埋込情報とを出力する。
S302において、印刷データマージ手段207は、受け取った第1の埋込情報に含まれるN−up指定を解析し、各ページの第1の印刷データの統合処理を行うかどうかを判断する。具体的には、Nが2以上である場合には各ページの第1の印刷データの統合処理を行うと判断し、Nが1である場合には各ページの第1の印刷データの統合処理を行わないと判断する。
S303において、埋込情報マージ手段203は、複数の第1の埋込情報を統合処理することにより第1の埋込情報を最適化し、第2の埋込情報を生成する。埋込情報マージ手段203は、生成した第2の埋込情報を埋込情報制御手段202に出力する。次いで、埋込情報制御手段202は、第2の埋込情報を背景画像データ生成手段204に出力する。
S304において、背景画像データ生成手段204は、埋込情報制御手段202から受け取った第2の埋込情報を用いて背景画像データを生成し、生成した背景画像データを埋込情報制御手段202に出力する。
S305において、背景画像データ合成手段205は、第1の印刷データの夫々と、第1の印刷データの夫々に対応する背景画像データを埋込情報制御手段202から受け取る。次いで、背景画像データ合成手段205は、受け取った第1の印刷データの夫々と、その夫々に対応する背景画像データを合成して合成印刷データを生成する。次いで、背景画像データ合成手段205は、生成した合成印刷データを埋込情報制御手段202に出力する。
S306において、埋込情報制御手段202は、受け取った合成印刷データを、プリントサーバ121、印刷装置131又は132に出力する。
図4は、印刷装置が印刷出力用の背景画像を生成する場合の構成例を示す図である。
図4において、111はクライアントPCであり、131は印刷装置である。
まず、クライアントPC111の処理内容について説明する。
ユーザがクライアントPC111を操作して印刷指示をおこなうと、印刷データ生成手段401が起動する。印刷データ生成手段401は、プリンタドライバとOSが協働する印刷サブシステムである。印刷データ生成手段401は、ユーザが印刷指示した電子ドキュメントから、印刷装置131に対する描画命令の集合(例えば、PDL)である第1の印刷データを生成する。このとき、印刷データ生成手段401は、第1の埋込情報も併せて生成する。例えば、印刷データ生成手段401は、印刷する電子ドキュメントの所在情報、印刷設定情報(N−up指定/解像度/拡縮等)、セキュリティ情報、検索情報等からなる埋込情報のパラメータをPDLから抽出する。次いで、印刷データ生成手段401は、抽出した埋込情報のパラメータに基づき第1の埋込情報を生成する。次いで、印刷データ生成手段401は、生成した第1の印刷データと第1の埋込情報を印刷装置131又は132、プリントサーバ121(図示せず)に出力する。
次に印刷装置131の処理内容について説明する。
印刷画像生成手段402は、データ受信部(図示せず)を備え、ネットワークインタフェースを制御することにより、LANからのデータを受信する。データ受信部は、クライアントPC111から又はLAN上の他のノードからのデータを受信すると、受信したデータを、そのデータの種別によって適切なサブシステムに出力する。例えば通信方式がTCP/IPである場合には、データ種別の識別は、一般的に、ポート番号によって行われる。本実施形態においては、受信したデータには、印刷装置131に対する印刷命令を含む第1の印刷データ(PDL)と、第1の埋込情報が含まれる。印刷画像生成手段402は、データ受信部が受信したデータの中から、第1の埋込情報と第1の印刷データを取り出し、第1の印刷データを解釈して、印刷装置131が内部的に使用する中間データを生成する。そして、印刷装置131は、RIPを制御して、中間データを第1の印刷画像に変換する。
印刷画像生成手段402は、第1の印刷画像と第1の埋込情報を埋込情報制御手段403に出力する。
埋込情報制御手段403は、印刷画像生成手段402から第1の印刷画像と第1の埋込情報を受け取る。次いで、埋込情報制御手段403は、埋込情報マージ手段404に第1の埋込情報を出力し、さらに、印刷画像マージ手段407に第1の印刷画像と第1の埋込情報とを出力する。
印刷画像マージ手段407は、受け取った第1の埋込情報に含まれるN−up指定を解析し、各ページの印刷画像(第1の印刷画像)の統合処理を行うかどうかを判断する。具体的には、Nが2以上である場合には各ページの第1の印刷画像の統合処理を行うと判断し、Nが1である場合には各ページの第1の印刷画像の統合処理を行わないと判断する。
埋込情報マージ手段404は、埋込情報内の複数のデータ(複数の第1の埋込情報)の統合処理を行う。具体的には、埋込情報マージ手段404は次の処理を行う。
埋込情報マージ手段404は、受け取った第1の埋込情報に含まれるN−up指定を解析し、各ページの第1の埋込情報の統合処理を行うかどうかを判断する。具体的には、Nが2以上である場合には各ページに対応する第1の埋込情報の統合処理を行うと判断し、Nが1である場合には各ページに対応する第1の埋込情報の統合処理を行わないと判断する。埋込情報マージ手段404は、統合処理を行うと判断した場合、各ページの第1の埋込情報を統合することにより第1の埋込情報を最適化し、第2の埋め込み情報を生成する。次いで、埋込情報マージ手段404は、第2の埋込情報を埋込情報制御手段403に出力する。これに対して、統合処理を行わない判断した場合、埋込情報マージ手段404は、第1の埋込情報を統合せずにそのまま埋込情報制御手段403に出力する。これらの処理の詳細については後ほど説明する。
埋込情報制御手段403は、埋込情報マージ手段404から受け取った第2の埋込情報を背景画像データ生成手段405に出力する。
背景画像データ生成手段405は、埋込情報制御手段403から受け取った第2の埋込情報を用いて背景画像を生成する。具体的には、背景画像データ生成手段405は以下の処理を行う。
背景画像データ生成手段405は、埋込情報制御手段403から受け取った第2の埋込情報を用いて背景画像を生成する。背景画像は、例えば、LVBCを用いて生成する。LVBCの詳細については後述する。次いで、背景画像データ生成手段405は、生成した背景画像を埋込情報制御手段403に出力する。
背景画像データ合成手段406は、第1の印刷画像の夫々と、第1の印刷画像の夫々に対応する背景画像を埋込情報制御手段403から受け取る。次いで、背景画像データ合成手段406は、受け取った第1の印刷画像の夫々と、第1の印刷画像の夫々とに対応する背景画像を合成して合成印刷画像を生成する。なお、なお、背景画像データ合成手段406では、実際に合成しなくてもよく、第1の印刷画像の夫々と、その夫々に対応する背景画像とを印刷装置131に合成させるためのデータを生成してもよい。そのような場合には、その生成してもよいデータが合成印刷データということになる。背景画像データ合成手段405は、生成した合成印刷データを埋込情報制御手段403に出力する。
埋込情報制御手段403は、受け取った合成印刷画像を印刷画像生成手段402に出力する。
印刷画像生成手段402は、埋込情報制御手段403から受け取った合成印刷画像を用紙に印字する。
図5は、図4に示す構成での埋込印刷処理の流れを示すフローチャートである。
S501において、印刷データ生成手段401は、第1の印刷データ、第1の埋込情報を生成し、生成した第1の印刷データと第1の埋込情報とを印刷画像生成手段402に出力する。印刷画像生成手段402は、受信したデータの中から第1の埋込情報と第1の印刷データを取り出し、第1の印刷データを解釈して、印刷装置131が内部的に使用する中間データを生成し、その中間データを第1の印刷画像に変換する。印刷画像生成手段402は、第1の印刷画像と第1の埋込情報を埋込情報制御手段403に出力する。
埋込情報制御手段403は、印刷画像生成手段402から第1の印刷画像と第1の埋込情報を受け取る。次いで、埋込情報制御手段403は、埋込情報マージ手段404に第1の埋込情報を出力し、さらに、印刷画像マージ手段407に第1の印刷画像と第1の埋込情報とを出力する。
S502において、印刷画像マージ手段407は、受け取った第1の埋込情報に含まれるN−up指定を解析し、各ページの第1の印刷画像の統合処理を行うかどうかを判断する。具体的には、Nが2以上である場合には各ページの第1の印刷画像の統合処理を行うと判断し、Nが1である場合には各ページの第1の印刷画像の統合処理を行わないと判断する。
S503において、埋込情報マージ手段404は、受け取った第1の埋込情報に含まれるN−up指定を解析し、各ページの第1の埋込情報の統合処理を行うかどうかを判断する。具体的には、Nが2以上である場合には各ページに対応する第1の埋込情報の統合処理を行うと判断し、Nが1である場合には各ページに対応する第1の埋込情報の統合処理を行わないと判断する。埋込情報マージ手段404は、統合処理を行うと判断した場合、各ページの第1の埋込情報を統合することにより第1の埋込情報を最適化し、第2の埋め込み情報を生成する。次いで、埋込情報マージ手段404は、第2の埋込情報を背景画像データ生成手段405に出力する。
S504において、背景画像データ生成手段405は、埋込情報制御手段403から受け取った第2の埋込情報を用いて背景画像を生成し、生成した背景画像を埋込情報制御手段403に出力する。
S505において、背景画像データ合成手段406は、第1の印刷画像の夫々と、第1の印刷画像の夫々に対応する背景画像を埋込情報制御手段403から受け取る。次いで、背景画像データ合成手段406は、受け取った第1の印刷画像の夫々と、その夫々に対応する背景画像を合成して合成印刷データを生成する。なお、背景画像データ合成手段406では、実際に合成しなくてもよく、第1の印刷画像の夫々と、その夫々に対応する背景画像とを印刷装置131に合成させるためのデータを生成してもよい。そのような場合には、その生成してもよいデータが合成印刷データということになる。次いで、背景画像データ合成手段406は、生成した合成印刷画像を埋込情報制御手段403に出力する。
S506において、埋込情報制御手段403は、受け取った合成印刷画像を、プリントサーバ121、印刷装置131に出力する。
(埋込情報の統合処理)
図6及び図7を参照して、埋込情報マージ手段203、404による埋込情報の統合処理を説明する。
図6は、埋込情報の具体的内容を示す図である。
601、611は、各ページの第1の埋込情報を示し、621は、統合処理された埋込情報、すなわち第2の埋込情報を示す。
前述した通り、第1の埋込情報は、印刷データ生成手段201、401が、PDLから抽出した情報に基づいて生成した情報である。本例は、PDLから抽出した第1の埋込情報のパラメータに基づいて第1の埋込情報を生成するが、他の方法を用いて第の埋込情報を生成してもよい。
602〜605、612〜615は、第1の埋込情報のパラメータである。本パラメータは、各ページに第1の埋込情報として埋め込まれる。631、632は、ヘッダ情報であり、本例ではページ番号を示す。
621は、601、611の各情報の共通項目を抜き出して、新たに生成した第2の埋込情報である。すなわち、621は、1ページ目の第1の埋込情報601と2ページ目の第1の埋込情報611とが統合された第2の埋込情報である。
第2の埋込情報621内の622〜626は、統合処理された第1の埋込情報の各パラメータである。622〜624は、各ページ共通のパラメータである。625、626は、各ページ固有のパラメータである。633、634、635は、ヘッダ情報である。633は、622〜624がページ共通のパラメータであることを示す。634、635は、ページ番号を示す。
図7は、第1の埋込情報を統合して第2の埋め込み情報を生成する処理(マージ処理)の流れを示すフローチャートである。
埋込情報マージ手段203、404は、N−up指定がされる各ページの第1の埋込情報の各パラメータの値を解析し、その解析結果に基づき、各ページ共通の第1の埋込情報を統合して、第2の埋込情報を生成する。
S701において、埋込情報マージ手段203、404は、統合処理を行っていない未処理項目のパラメータを取得する。ここで、埋込情報マージ手段203、404は、N−up指定され同一ページに印刷されるページのすべてのパラメータを取得する。
S702において、埋込情報マージ手段203、404は、Mページ((1≦M≦N)の未処理項目のパラメータの値が同一かどうかを判定する。項目とは、例えば、602、612の「ドキュメント情報(URL)」、603、613の「印刷制御情報」、604、614の「セキュリティ」、605、615の「検索情報」等である。埋込情報マージ手段203、404は、同じ項目ごとにパラメータの比較を行う。比較した結果、パラメータが異なる場合は、S703の処理に進み、パラメータが同じ場合は、S704の処理に進む。
S703において、埋込情報マージ手段203、404は、ページ毎の第2の埋込情報を生成する。具体的には、埋込情報マージ手段203、404は、605、615で示すページごとに異なるパラメータを、625、626に示すように、ページ固有の第2の埋込情報として統合する。
S704において、埋込情報マージ手段203、404は、ページ共通の第2の埋込情報を生成する。具体的には、埋込情報マージ手段203、404は、602と612、603と613、604と614のようにN−up処理する全ページに共通する第1の埋込情報を統合して第2の埋込情報を生成する。
S705では、埋込情報マージ手段203,404は、第1の埋込情報に関して、すべての項目において統合が完了したかを判定する。S701〜S705の処理を繰り返すことによって、N−up処理されるすべてのページの項目に対して統合が行われ、第2の埋込情報が生成される。
上述した通り、本実施形態では、複数の論理ページ毎に関連付けられた複数の第1の埋込情報を1つの物理ページ(一枚のシートに印刷するページ)上で1つに統合して、第2の埋込情報を生成する処理を行う。したがって、2−up処理の場合には、1つの物理ページ上に2つの論理ページに関する第1の埋込情報が統合されて第2の埋込情報として印刷される。
(埋込情報の抽出処理と抽出した埋込情報にしたがったコピー処理)
図8〜図11を参照して埋込情報の抽出処理と、抽出した埋込情報にしたがったコピー処理を説明する。
図8は、埋込情報が埋め込まれた紙面のコピー処理を行う印刷装置131の構成例を示す図である。
図9は、図8に示す構成でのコピー処理の流れを示すフローチャートである。
S901において、コピー処理制御手段801は、操作部811からコピー処理の指示を受けると、スキャナ画像処理部812から印刷画像と埋込情報を取得する。印刷画像とは、背景画像を取り除いた画像である。スキャナ画像処理部812は、紙面から公知のスキャニングの技術と後述するLVBCの技術を用いて印刷画像と埋込情報を取得する。
S902において、コピー処理制御手段801は、取得した印刷画像と埋込情報を印刷画像生成手段402に出力し、図4、図5を参照して説明したように埋込情報の埋込印刷処理を行う。
印刷画像生成手段402、埋込情報制御手段403、埋込情報マージ手段404、背景画像データ生成手段405、背景画像データ合成手段406、印刷画像マージ手段407の構成・動作は、図4、図5を参照して説明した処理と同様であるので説明を省略する。
図10は、埋込情報が埋め込まれた紙面の電子コピー処理を行う場合の構成例を示す図である。
図11は、図10に示す構成での電子コピー処理の流れを示すフローチャートである。
S1101において、コピー処理制御手段1001は、操作部811から電子コピー処理の指示を受けると、スキャナ画像処理部812から埋込情報を取得する(S1101)。スキャナ画像処理部812は、紙面から公知のスキャニングの技術と後述するLVBCの技術を用いて埋込情報を抽出する。
S1102において、コピー処理制御手段1001は、抽出した埋込情報からドキュメント画像情報を取得し、ドキュメント画像情報取得手段1002に出力する。ドキュメント画像情報取得手段1002は、ドキュメント情報をコピー処理制御手段1001に出力する。ドキュメント情報とは、例えば、電子ドキュメントの所在を示すURLである。また、ドキュメント画像情報とは、例えば、アプリケーションの情報であるオープンフォーマットやビットマップである。
S1103において、コピー処理制御手段1001は、受け取ったドキュメント情報と埋込情報を印刷画像生成手段402に出力し、図4、図5を参照して説明したように埋込情報の埋込印刷処理を行う。
印刷画像生成手段402、埋込情報制御手段403、埋込情報マージ手段404、背景画像データ生成手段405、背景画像データ合成手段406、印刷画像マージ手段407の構成・動作は、図4、図5を参照して説明した処理と同様であるので説明を省略する。
〈LVBCについて〉
次に、情報埋込技術の一例として、LVBC(Low Visibility Barcodes:低可視バーコード)を用いた技術を説明する。
本実施形態においては、印刷装置は、原稿画像と共に所望の付加情報(以下、埋込情報という。)を用紙やOHPシート等のシートに印字する。
情報埋込の要件は、一般的に、次の通りである。
・シートに十分な情報量の埋込情報を埋め込むことができる。
・シートに色材(トナーやインクなど)を使って埋め込まれた埋込情報を、後で、デジタル情報として確実に抽出できる。
・原稿画像をシートに複写する際に、埋込情報の抽出を妨げる要因(原稿の回転、拡大、縮小、部分的削除、複写による信号の鈍り、汚れ等)に対して耐性がある。
・複写禁止を示す埋込情報が埋め込まれている原稿の複写を防止するために、複写時にリアルタイム又はそれに準ずるスピードで埋込情報を抽出できる。
図12は、LVBCが埋め込まれた原稿の一例を示す図である。
1201はシート全体を示し、1202は1201の拡大図を示す。1202を参照すると、シートには、原稿に本来描画される画像の他に、多数のドット(1203)が印刷されている。LVBCを用いた情報埋込技術では、これらのドットを介して埋込情報をシートに埋め込む。
(埋込情報が埋め込まれる2つの領域)
次に、埋込情報が埋め込まれる領域について説明する。当該領域は、第1の領域と第2の領域に分けられる。
図13は、第1の領域と第2の領域に埋め込まれる埋込情報の特性を示す図である。
埋込情報は、特性の異なる2種類の埋込情報に分類される。各埋込情報は、個々に抽出可能なように第1の領域と第2の領域に別々に埋め込まれる。
第1の領域には、印刷する電子ドキュメントの所在情報や、印刷パラメータの情報(N−up/解像度/拡縮等)、セキュリティ情報など、通常のスキャンによる複写操作時にリアルタイムで抽出しなければならない情報が埋め込まれる。第1の領域に埋め込まれた埋込情報の抽出処理は必ず実施されるために、埋込情報の抽出時の遅延は複写速度全体に影響を及ぼす。よって、埋込情報を解析する速度には、例えば、スキャン速度と同程度の速度が要求される。一方、これらの情報の情報量は少なくてよいため、そのデータサイズは小さくてすむ。
第2の領域には、検索情報が埋め込まれる。検索情報は、例えば、ページ内のオブジェクトの座標情報やキーワードであり、オブジェクトの検索時に使用される。検索情報は、通常の複写時には使用されないため、検索情報の抽出は複写速度に影響を及ぼさない。検索情報の抽出は、必ずしもリアルタイムで行う必要がないため、検索情報の解析速度は、比較的低速でよい。したがって、検索情報には多量の情報を含ませることができる。
本実施形態のLVBCではこれらの特性が異なる埋込情報に対応するために、第1の領域と第2の領域とが混在した領域に埋込情報を埋め込む。そして、本実施形態では、埋込情報を、第1の領域のみから抽出、第2の領域のみから抽出又は両方の領域から抽出することを用途に応じて選択する。埋込情報を第1の領域のみから抽出する場合には、解析速度を向上させ、複写操作の生産性に影響を及ぼさない速度で抽出処理を行う。
図14は、第1の領域と第2の領域の配置を説明するための図である。
1401の四角の領域は第1の領域を示す。同じ四角の領域が周期的に複数並んでいるが、いずれの領域にも同じ埋込情報が格納される。このように、複数の第1の領域に同じ埋込情報を埋め込むことにより、埋込情報の冗長性が増し、その結果、ノイズや誤差に対する埋込情報の耐性が強化される。1403は第1の領域のサイズ、1404は第1の領域の繰り返し周期を示す。
1402の四角は第2の領域を示す。第2の領域も第1の領域と同様に、同じ四角の領域が周期的に複数並んでいる。特定の異なる上記2種類の埋込情報は、第1の領域1401と第2の領域とに排他的に埋め込まれる。1405は第2の領域のサイズを示す。
(LVBCの埋込方法)
次にLVBCの埋込方法について説明する。
LVBCを用いた情報埋込方法においては、仮想的なグリッド(格子)が用いられる。
埋込情報は、一定サイズ以内のバイナリデータである。埋込情報は、ドットをグリッドの交点から上下左右8方向のいずれかの方向に変位(交点からずらして配置)させることで、情報としてシートに埋め込まれる。
図15は、グリッドと、ドットを配置する場所の位置関係を示す図である。
図15において、縦横の線1501は、グリッドを示す。1502は、グリッドの交点を示す。交点1502にはドットを配置しない。例えば、ドットは、交点1502から右下方向の離れた位置に配置される。
図16は、埋込情報としてバイナリデータの010111110011を埋め込んだ例を示す図である。
バイナリデータの010111110011を埋め込むに際し、当該バイナリデータを010,111,110,011のように3ビット単位に分割する。次いで、各3ビット2進10進変換して、2,7,6,3の数値を得る。
埋込情報を表す数値に応じて、各ドットをグリッドの交点から上下左右の8方向のいずれかに変位させることによって、埋込情報を埋め込む。例えば、埋込情報として2,7,6,3を埋め込む場合、各ドットを右上、右下、下、左に変位させる。図16において、黒丸は、ドットを示す。LVBCを用いた情報埋込方法においては、上記の埋込を繰り返し行うことによって、2000バイト程度の情報量をもつ埋込情報をシートに埋め込むことができる。さらに、埋込情報を表現するこれらのドットをシートの全体にわたって埋め込むことによって、埋込情報の冗長性が増し、シートの汚れ、しわ、部分的破損に対する耐性が強化される。
LVBCを解析するためには、まずグリッドの位置を正確に検出する必要がある。したがって、埋込情報を表すドットはグリッドの交点から8方向に等確率に出現することが望ましい。しかし、埋込情報として0等の特定の数値を多く埋め込む場合、埋込情報を表すドットは8方向の位置に等確率には出現しない可能性がある。そこで、LVBCを用いた情報埋込方法においては、埋込情報に対して可逆性を有したスクランブル処理(例えば共通鍵暗号処理)を施し、ドットの変位がランダムになるようにする。
LVBCを用いた情報埋込方法は、デジタルデータとしての埋込情報をアナログデータとしてシートに記録するDA変換ともいえるため、比較的単純な構成で実現可能である。
(LVBCの解析方法)
次にLVBCの解析方法について説明する。
図17は、LVBCの解析を行う埋込情報解析部1701の構成を示すブロック図である。
ドット検知部1702は、埋込情報が埋め込まれた画像(元画像と埋込情報とが混在した画像)から任意のドットを検知して、ドットの座標位置に変換する。
ドット解析部1703は、ドット検知部1702が検知したドットからハーフトーンを構成するドット等の不要なドットを排除する。
絶対座標リスト記憶部1704は、ドットの絶対座標位置のリストを格納する。
ドット変換部1705は、絶対座標リスト記憶部1704が記憶する絶対座標位置のリストから回転角、グリッド間隔を検出し、絶対座標位置を、グリッドの位置からの相対座標位置に変換する。
相対座標リスト記憶部1706は、相対座標位置を記憶する。
第1領域復号部1707は、第1の領域に埋め込まれた埋込情報を抽出し、後段のモジュールに出力する。
第2領域復号部1708は、第2の領域に埋め込まれた埋込情報を抽出し、後段のモジュールに出力する。
後段のモジュールとは、埋込情報を利用する機能モジュールであり、例えば、埋込情報を再度、背景画像に変化させて合成画像を出力し、又は、ドキュメント情報を取得し、再印刷処理を行うモジュールである。
(ドットの検知)
ドット検知部1702による処理を詳細に説明する。
ドット検知部1702は、光学スキャナが読み込んだ画像を多値モノクロイメージの形式で受信する。一方、LVBCを用いた情報埋込方法においては、埋込情報はモノクロ2値のドットで埋め込まれる。このため、情報埋込時のトナーの乗り具合、シートの取り扱い、スキャン時の光学系などの影響により、ドット検知部1702は、微細に信号が鈍った状態で信号を受信する。よって、ドット検知部1702は、これらの影響を排除するために、受信したドットの重心位置を座標位置と認識することにより検知精度を高めている。
図18は、ドット検知部1702によるドット検知を説明するための概念図である。
ドット検知部1702は、画像上の孤立点を検査するために、画像に対して4方向からギャップの検査を実施する。1801〜1804は、孤立点の有無の検査を行なう方向を示す。例えば、縦方向1801のラインでの検査結果が、「白」、「白」、「黒」、「黒」、「白」、「白」である場合、黒の部分が孤立点である可能性がある。しかし、この検査だけでは、孤立点が横方向のライン上にある可能性もある。同様に、横方向1802のラインでの検査結果により、孤立点が横方向のライン上にある可能性があると判定した場合でも、実際には、孤立点が縦方向のライン上にある可能性もある。そこで、ドット検知部1702は、4つの方向1801〜1804において孤立点の検査を行なうことで検知精度を向上させる。ある領域において4つの方向1801〜1804のすべてにおいて上記の検査結果が得られたときに、黒の部分が孤立点であると識別する。
(ドットの解析)
ドット解析部1703による処理を詳細に説明する。
ドット検知部1702が検知したドットがLVBCを構成するドット以外のドットである場合もある。例えば、原稿画像に含まれているハーフトーンを表現するためのドットパターンや、もともと原稿に含まれる孤立点(例えば平仮名の濁点など)等がそのようなドットに該当する。したがって、LVBCを構成するドットでは無い孤立点を削除するためにはハーフトーン除去を行う必要がある。
図19は、ハーフトーン除去を説明するためのグラフを示す図である。
グラフの縦軸はドットの粒形を示し、横軸は濃度を示す。また、グラフ内に、ドットの濃度として、ドットの頻度を表すヒストグラムを示す。ドットの濃度が濃い(より黒い)ほど、ドットの出現頻度が高いことを示す。LVBCの場合、ドットの粒形や濃度をそろえてドットを埋め込むため、ドットの出現頻度は、グラフ内の狭い位置でピークとなる(1901)。一方、ハーフトーンの場合、ドットの粒形や濃度が規格化されていないため、ドットは、グラフ内の広い位置にまばらに出現し、出現頻度も比較的低い。したがって、ドット解析部1703は、この特性を使用して、グラフ内の狭い位置で出現頻度がピークとなるドットをLVBCと判定して、それ以外のドットを排除する。したがって、絶対座標リスト記憶部1704は、LVBCのみを記憶することになる。
(ドットの変換)
ドット変換部1705による処理を詳細に説明する。
スキャナにシートを配置した向きの違いやアナログレベルでの微細なシートの角度のズレにより、スキャン時の画像の角度は、印刷時にLVBCドットを埋め込んだ画像の角度と異なる。したがって、画像の回転角の検知と、角度の補正を行う必要がある。また、LVBCの場合、グリッドを構成するドットを上下左右8方向に変位させることによって情報を埋め込むため、元のグリッドを再現する必要がある。したがって、元のグリッドの間隔を正確に特定する必要がある。
図20は、グリッドの間隔を測定する手法を説明した模式図である。
ドット2001に注目した場合、ドット2001からドット2001に最も近いドット2002までの距離Xがグリッドの間隔に近い。
ドット2001に近いドットは上下左右に4箇所あるが、計算量を減らすため、ドット2001の右側の90度の範囲に存在するドットだけを、ドット2001に最も近いドットの候補とする。具体的には、注目するドット(x,y)と、それ以外の任意のドット(a,b)の関係が、
Figure 2008312139
である場合、ドット(a,b)を上記候補から外す。そして(x,y)と(a,b)間の距離が最小となる(a,b)を近隣ドットとし、2つのドット間の距離Xをグリッドの間隔の候補とする。
ここで、注目するドット2001も近隣ドット2002も変位している。また、LVBCとして認識されたドットは、実際は、ドット解析部1703が除去しそこねたハーフトーンパターンのドットかもしれない。そこですべての注目ドット(x,y)に対して上記のようにグリッド間の距離を計測して、すべての注目ドットに関してグリッド間の距離別の頻度を示したヒストグラムを作成する。
図21は、グリッド間の距離の頻度を示したヒストグラムの一例を示す図である。
図21において、横軸はグリッド間距離の候補である距離の値、縦軸は注目ドット(x,y)において距離が計測された頻度を示す。図によれば、頻度が最も高い距離Xがグリッド間隔と識別される。すなわち、注目ドット2001と近隣ドット2002の出現確率が縦横ともに同じだとすると、多量の注目ドットのヒストグラムから、頻度が最も高い距離Xがグリッド間隔とすることができる。
図22は、グリッドの回転角度の補正を説明する図である。
2201において、すべてのドットについて、それらのドットから近隣ドットの角度を測定する。
本来、注目ドットからその近隣ドットの角度は0度、90度、180度、270度のいずれかであるため、測定した角度のズレを補正することにより回転角度を決定することが可能である。個々の注目ドットから近隣ドットの角度θは、注目ドットとその近隣ドットからなるベクトルを(dx,dy)とすると、下記の式であらわされる。
Figure 2008312139
2202は、A、B、C、Dのそれぞれの近隣点までのベクトルを示す。しかし実際には注目ドットも隣点ドットもグリッド位置からわずかに変位しているため、すべての注目ドットにおいてθを計測する。注目ドット2201と近隣ドットのそれぞれのグリッドからの変位位置の出現確率が縦横ともに同じだとすると、すべての注目ドットの角度のズレを加算することにより、平均的にグリッドの回転角度を計測することができる。2203はいくつかのドットのベクトルを表示したものであり、この角度を重ね合わせるとグリッドの回転角度に近似できることがわかる。
具体的には個々の注目ドットのθに対して再度、基準ベクトルを算出し、すべての基準ベクトルの合計結果から、トータルの角度φを求める。基準ベクトルの合計結果を(A,B)とすると、
Figure 2008312139
Figure 2008312139
となり、グリッドの回転角度φは、
Figure 2008312139
によって近似することが可能である。
絶対座標リスト記憶部1704に格納されている絶対座標リストに対して、グリッドの回転角度の逆回転を実施して、グリッドの角度を補正する。
回転角度の補正は90度単位には絞り込まれているが、実際には0度(正しい)、90度、180度、270度の4つまでは絞り込まれていない。この絞込みに関しては後述する。
図23は、回転の補正結果およびグリッド位置を説明する図である。
図23において、2301は回転の補正が完了したLVBCドットの絶対座標リストを示す。さらに、2302で示すように、ドット変換部1705で求めたグリッド間隔毎に仮想的な直線をX方向、Y方向それぞれに引き、これら直線の交点をグリッドとする。このグリッドの位置からドットの座標の変位を計測する。
(第1領域の特定)
図14で示した第1の領域のサイズ1403、繰り返し周期1404及び第1の領域の位置を特定する処理について説明する。
最初に第1の領域1401の繰り返し周期1404の決定を行う。第1の領域1401には同じデータが周期的に入っており、縦方向に対して所定のオフセットで自己相関を取ると、オフセット値が繰り返し周期1404と一致したときに自己相関性が高まり、繰り返し周期1404を決定することができる。
図24はオフセット値に対応した自己相関値を計算した例を示すグラフである。
自己相関とは、特定の埋込データが周期的に出現する頻度を評価する手法であり、自己相関値とは特定のオフセット値における、埋込データの類似性を評価する数値である。
自己相関値を算出する自己相関関数COR(A,B)は下記の演算式で与えられる。
COR(A,B) = bitcount(not (A xor B))
ここでxorは2項の排他的論理和を示しており、notは否定を示す。
bitcountはビット列で1となるものの個数をカウントする関数である。
例えば、Aが010b,Bが011bの場合はnot(A xor B)=not(001b)=110bとなり、bitcountは2となる。
ここで第1の領域があらかじめ決められた幅と高さを持つ行列とし、第1の領域を評価するためのビット列をCELL(x,y)とする。ここでx,yは縦、横の座標を示す。例えば第1の領域のサイズが幅=8、高さ=8だとすると、x,yを左上とした第1の領域は3bit x 8 x 8= 192bitがCELL(x,y)のビット列の長さとなる。
ここで、あるオフセットにおける、すべての座標の自己相関値は下記関数で表される。
Figure 2008312139
例えば第1の領域のサイズ1403を8,繰り返し周期1404を8x3=24としたときに自己相関を取るとオフセット=24で自己相関値はピーク2401となるため、オフセット=24を繰り返し周期1404と決定することが可能である。
次に第1の領域1401の位置とサイズの決定を行う。自己相関を取ったことにより、第1の領域の繰り返し周期は決定したが、その中のどの位置に第1の領域があるかと第1の領域のサイズの決定が必要である。
図25は第1の領域の位置の決定方法を説明するための図である。
あらかじめ第1の領域の繰り返し周期が決定しているので、相対座標リスト記憶部1706から任意の繰り返し周期分の領域を切り出す。ついで、その領域の隣の領域で相関を取り、さらに隣の領域で相関を取る、ということを繰り返す。この中で第1の領域2502の部分は繰り返し周期で同じデータが出現するので相関性が高い。それ以外の第2の領域2503は繰り返し周期では同じデータが出現しないので相関性が低い。この特性を利用して、相関性の高い部分の開始位置を第1の領域の開始位置と特定し、相関の高い部分の終わりまでのサイズを第1の領域のサイズと決定する。
(第1の領域の復号)
上記の処理で特定された第1の領域の位置とサイズから第1の領域のデータを復号する。
単一の領域のデータだけを復号したのでは計測誤差やノイズが原因で誤判定する可能性があるため、すべての第1の領域に埋め込まれたドットの位置を集計し、最頻値を採用し、その値の生起確率を計算する。
図26は第1の領域に埋め込まれたドットの位置の集計を説明するための模式図である。
図26において、2601〜2603はシート上の異なる位置に存在する第1の領域である。これらを重ね合わせた結果が2604である。ノイズや誤差によるズレがあるが、すべての領域の集計結果によって最頻値が決まるため、この値を採用することができる。
次に実際の復号を実施する。この段階においてノイズや計測誤差による影響が拭えないため、復号した結果にエラー訂正処理を施して復号を行う。
まずは、図16に示したドットパターンから、ドットの位置を検出して、その位置に対応するデータに変換して、第1の領域に埋め込まれたデータ列を抽出する。このデータ列には実際に使用する複写禁止データの他に、データの破壊を検知、可能なら修復するエラー訂正符号が埋込時に記録されている。
エラー訂正符号には既知の技術として数多くされているが、ここではLDPC(Low Density Parity Check)方式を使用する。LDPCは誤り訂正能力が非常に高く、シャノン限界に近い特性を示すことで知られている。LDPCの詳細な説明に関しては省略する。また、LDPC以外であっても、エラー訂正符号の特性を持つ方式であればどのような方式であっても構わない。
エラー訂正符号を用いることで、抽出したグリッドにある程度の誤差やノイズが含まれていても埋込データを抽出することが可能である。
さらに、回転角度の補正で説明したとおり、回転角度の補正処理は90度単位で行うため、ここで抽出されたデータは正しいデータか、正しいデータを90度回転したものか、180度回転したものか、270度回転したものかの4通りが存在する。そこで、抽出データに対して、回転なし、90度回転、180度回転、270度回転した結果に対してそれぞれ見込みでLDPCによるエラー訂正を行った復号を実施する。正しい回転角度の場合にのみ、エラー訂正符号が機能し、正常にデータを抽出することが可能である。
図27は、回転を考慮し、エラー訂正を行った復号の処理を説明するための図である。
図27において、この例では正しいデータに対して270度回転した結果が抽出されたとする。2701において最初に抽出データに対してそのままエラー訂正処理を実施する。正しいデータはエラー訂正符号を含んでいるが、回転することによって意味のないデータになってしまうため、エラー訂正することができない。次に2702において、2701に対して90度回転を施したデータに対してエラー訂正処理を実施する。同様にエラー訂正に失敗するため、データを抽出することができない。次に2703において、2702に対して90度回転を施したデータに対してエラー訂正処理を実施する。同様にエラー訂正に失敗するため、データを抽出することができない。最後に2704において、2703に対して90度回転を施したデータに対してエラー訂正処理を実施する。これは正しいデータであるため、エラー訂正処理に成功するため、抽出データとして採用することが可能である。
2704でもエラー訂正処理に失敗した場合、誤差やノイズが多くてデータの抽出に失敗したことが考えられる。
以上の処理によって第1の領域に格納された埋込データを抽出できる。
(第2の領域の特定)
第2の領域は追跡情報などの登録に使う領域であり、複写操作実施時には必ずしも必要な情報ではない。よって不要な場合は第2の領域の復号を省くことにより、全体の処理の速度低下を抑えることが可能である。
以下に第2領域の特定方法について説明する。
最初に第1の領域と同様、第2の領域の自己相関を取る。第2の領域は第1の領域の繰返し同期の倍数で埋め込まれるため、第1の領域の繰り返し回数の倍数(例の場合、24,48,72,….)単位のいずれかで自己相関をとればよいので計算を省くことが可能である。さらに第2の領域は繰り返し同期=第2の領域のサイズとなる。
図28は、第2の領域におけるオフセット値に対応した自己相関値を計算した例を示すグラフである。
最後に第2の領域の開始位置の特定を行う。埋込むときに第1の領域の開始位置と第2の領域の開始位置を同期させるため、位置は第1の領域の開始位置のいずれかに絞り込むことが可能である。
第2の領域の位置決定にはエラー訂正符号を利用する。第1の領域と同様に第2の領域に関しても埋込データの他にエラー訂正符号が付加される。第2の領域のサイズはわかっているため、第1の領域の先頭位置から順番に見込みでエラー訂正処理を実施していく。
図29は第2の領域の位置を特定する方法を説明するための図である。
図29において、自己相関によって第2の領域のサイズが第1の領域の繰り返し同期の4倍であることを示している。ここで4x4=16のいずれかが第2領域の開始位置となるため、1、2、3、4、5、と位置をずらしながら、エラー訂正処理を適用する。エラー訂正処理に成功した場合、その位置を第2領域として採用することが可能である。
以上によって第2の領域に格納された埋込データの抽出が実施可能である。
〈その他の実施例〉
前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録媒体に記憶させ、該記録媒体に記憶されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も上述の実施形態の範疇に含まれる。また、前述のプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体はもちろんそのプログラム自体も上述の実施形態に含まれる。かかる記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD―ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMがある。また前述の記録媒体に記憶されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウエア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作し前述の実施形態の動作を実行するものも前述した実施形態の範疇に含まれる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページからプログラム又は圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードする方法がある。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、前述のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し暗号化を解く鍵情報をインターネットからダウンロードさせる。次いで、その鍵情報を用いて暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせることもできる。
本発明を適用可能なシステムの全体構成の一例を示す図である。 クライアントPCが印刷出力用の背景画像を生成する場合の構成例を示す図である。 図2に示す構成での埋込印刷処理の流れを示すフローチャートである。 印刷装置が印刷出力用の背景画像を生成する場合の構成例を示す図である。 図4に示す構成での埋込印刷処理の流れを示すフローチャートである。 埋込情報の具体的内容を示す図である。 埋込情報のマージ処理の流れを示すフローチャートである。 埋込情報が埋め込まれた紙面のコピー処理を行う場合の構成例を示す図である。 図8に示す構成でのコピー処理の流れを示すフローチャートである。 埋込情報が埋め込まれた紙面の電子コピー処理を行う場合の構成例を示す図である。 図10に示す構成での電子コピー処理の流れを示すフローチャートである。 LVBCが埋め込まれた原稿の一例を示す図である。 第1の領域と第2の領域に埋め込まれる埋込情報の特性を示す図である。 第1の領域と第2の領域の配置を説明するための図である。 グリッドと、ドットを配置する場所の位置関係を示す図である。 埋込情報として、バイナリデータの010111110011を埋め込んだ例を示す図である。 LVBCの解析を行う埋込情報解析部1701の構成を示すブロック図である。 ドット検知部1702によるドット検知を説明するための概念図である。 ハーフトーン除去を説明するためのグラフを示す図である。 グリッドの間隔を測定する手法を説明した模式図である。 グリッド間の距離の頻度を示したヒストグラムの一例を示す図である。 グリッドの回転角度の補正を説明する図である。 回転の補正結果およびグリッド位置を説明する図である。 オフセット値に対応した自己相関値を計算した例を示すグラフである。 第1の領域の位置の決定方法を説明するための図である。 第1の領域の集計を説明するための模式図である。 回転を考慮し、エラー訂正を行った復号の処理を説明するための図である。 第2の領域におけるオフセット値に対応した自己相関値を計算した例を示すグラフである。 第2の領域の位置を決定する方法を説明するための図である。
符号の説明
111、112 クライアントPC
121 プリントサーバ
131,132 印刷装置
201 印刷データ生成手段
202 埋込情報制御手段
203 埋込情報マージ手段
204 背景画像データ生成手段
205 背景画像データ合成手段
206 印刷画像生成手段
401 印刷データ生成手段
402 印刷画像生成手段
403 埋込情報制御手段
404 埋込情報マージ手段
405 背景画像データ生成手段
406 背景画像データ合成手段

Claims (6)

  1. 印刷データに対してN−up指定がされている場合に、前記印刷データのうちのNページ分を1枚のシートに印刷するためのデータを生成する印刷装置において、
    前記印刷データ内の各ページに対応付けられている各埋込情報を取得する手段と、
    前記各埋込情報を解析する手段と、
    前記N−up指定がされていると解析された場合、前記1枚のシートに印刷されるNページの夫々に対応付けられている埋込情報を統合する手段と、
    前記統合により得られた情報から背景画像を生成し、前記印刷データの中の当該背景画像に対応するデータに合成する手段
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記各埋込情報を解析する手段は、
    M(1≦M≦N)ページの埋込情報の共通項目の各パラメータが同一であるかどうかを判断する手段を備え、
    前記埋込情報を統合する手段は、
    各パラメータが同一であると判断された場合、前記共通項目に対して、一つの共通したパラメータを生成する手段と、
    各パラメータが同一でないと判断された場合、前記共通項目に対して、各ページ固有のパラメータを生成する手段と、
    前記生成したパラメータに基づいて埋込情報を生成する手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 印刷データに対してN−up指定がされている場合に、前記印刷データのうちのNページ分を1枚のシートに印刷するためのデータを生成する印刷方法において、
    前記印刷データ内の各ページに対応付けられている各埋込情報を取得するステップと、
    前記各埋込情報を解析するステップと、
    前記N−up指定がされていると解析された場合、前記1枚のシートに印刷されるNページの夫々に対応付けられている埋込情報を統合するステップと、
    前記統合により得られた情報から背景画像を生成し、前記印刷データの中の当該背景画像に対応するデータに合成するステップ
    を含むことを特徴とする印刷方法。
  4. 前記各埋込情報を解析するステップは、
    M(1≦M≦N)ページの埋込情報の共通項目の各パラメータが同一であるかどうかを判断することを含み、
    前記埋込情報を統合するステップは、
    各パラメータが同一であると判断された場合、前記共通項目に対して、一つの共通したパラメータを生成すること、
    各パラメータが同一でないと判断された場合、前記共通項目に対して、各ページ固有のパラメータを生成すること、
    前記生成したパラメータに基づいて埋込情報を生成すること
    を含むことを特徴とする請求項3記載の印刷方法。
  5. コンピュータに、
    請求項3又は4に記載の方法を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. コンピュータに、
    請求項3又は4に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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