JP2008311863A - 多入力多出力増幅器とこれを用いたアクティブインダクタ、フィルタ及び無線通信装置 - Google Patents

多入力多出力増幅器とこれを用いたアクティブインダクタ、フィルタ及び無線通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】対称3相信号のような対称多相信号を増幅できる多入力多出力の非反転増幅器を提供する。
【解決手段】和が一定のn(n≧3)個の入力電圧信号をそれぞれ受けるn個の外部入力端子11〜13と、n個の増幅ユニット31と、増幅されたn個の出力電圧信号をそれぞれ出力するn個の外部出力端子21〜22とを有し、増幅ユニットは増幅ユニット毎に異なる組み合わせのn−1個の端子と接続されるn−1個の内部入力端子311,312、内部入力端子からの入力電圧信号を電流信号に変換して出力するn−1個の電圧−電流変換器314,315、及び電圧−電流変換器314,315からの電流信号を加算した加算電流信号を出力電圧信号に変換して外部出力端子21〜23へ導く負荷Rを有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、特に複素数信号のようなアナログベクトル信号を扱う多入力多出力増幅器とこれを用いたアクティブインダクタ、フィルタ及び無線通信装置に関する。
2005年現在の無線通信分野においては、信号を振幅と位相の両方について変調する方式が多く採用されている。このために多くの場合、同相(in-phase)信号(I信号という)と直交相(quadrature-phase)信号(Q信号という)と呼ばれる直交2信号を用いている。
1995年頃は、例えば集積回路上にフィルタを形成する場合、I信号及びQ信号共にシングルエンド方式(信号線とグラウンド間の電圧を信号として扱う回路方式)が採られていた。非特許文献1には、シングルエンド方式のフィルタの例が示されている。
2000年以降は、I信号及びQ信号共に差動方式(プラスの信号線とマイナスの信号線との間の電圧を信号として扱う回路方式)が採られることが多くなっている。非特許文献2には、差動方式のフィルタの例が示されている。
シングルエンド方式の利点は、差動方式と比較して部品点数が少ないことである。1990年代の通信方式は伝送レートが低く、大きなキャパシタを必要としたため、いくつかのキャパシタは集積回路の外付け部品として回路ボード上に実装されていた。外付け部品の数は可能な限り少ない方が低コストされるので、シングルエンド方式が望ましい。
しかしながらシングルエンド方式では、電源電圧、グラウンド電位とは別に、アナログの基準電圧としてアナロググランド電位を集積回路内部の各増幅器に供給する必要がある。この場合、アナロググランド電位には信号電流が流れ込むため、電流駆動能力(電流供給能力及び/又は電流吸収能力)が高いアナロググラウンド用バッファアンプを用いる必要がある。当該バッファアンプの出力インピーダンスが高いと、アナロググランド電位が信号電流によって変動する。この変動は、例えばI信号からQ信号への信号漏洩の原因となったり、出力から入力への信号漏洩の原因となったりする。後者の信号漏洩は、回路の発振という問題を引き起こす。
2000年以降の無線通信方式は、高速データ伝送のために広帯域化され、従って比較的容量の小さいキャパシタが用いるようになってきた。ほとんどの部品がチップ上に集積可能となり、それによって差動方式が採用されることが多くなった。差動方式はプラス端子とマイナス端子に、大きさが等しく、極性が逆の電圧をそれぞれ載せて、増幅などを行う。仮想的にプラス端子の電圧とマイナス端子の電圧との平均値がアナロググランド電位の役割を果たす。プラス端子から出力された電流はマイナス端子に流れ込むため、アナロググランド端子を用意する必要はない。差動方式では、シングルエンド方式で必要であったアナロググランド用バッファアンプは不要であるため、消費電力はシングルエンド方式より小さくなる。このため現在では、ほとんど差動方式が採用されている。
半導体微細加工技術の進展により、半導体チップの単位面積当たりのコストが上昇するに従って、アナログ回路、特にアナログ回路内の受動素子が、チップ面積の大きな割合を占めるようになってきている。このため半導体チップにおける、受動素子の占める面積の削減は、コスト削減のために重要な課題となっている。
シングルエンド方式は部品点数が少ないという点において、チップ面積とコストの削減に有利ではある。反面、シングルエンド方式は先述のようにアナロググランド電位を各回路ブロックに供給するために、電流駆動能力が高いアナロググラウンド用バッファアンプを必要とするので、消費電力が増大してしまう。
一方、差動方式はシングルエンド方式では必要であったアナロググランド用バッファアンプは不要であり、消費電力が小さくなる利点はある。反面、差動方式はシングルエンド方式に比較して部品点数が増大し、コストが高くなってしまう。
一方、特許文献1には複数の入力信号(例えば、対称3相信号)をそれぞれ増幅して複数の出力信号を得る増幅ユニットと、入力信号の平均である共通モード入力に対して出力信号の平均である共通モード出力が持つ共通モード利得を、各入力信号と共通モード入力との差である差動モード入力に対して各出力信号と共通モード出力の差である複数の差動モード出力が持つ差動モード利得より小さく設定するように構成された共通モード利得低減回路を有する増幅器が開示されている。
特許文献1の増幅器では、例えば2次元信号を対称3相信号として表現して増幅を行い、かつ上記のような共通モード利得低減回路を設けることによって、差動方式と同様に、アナロググランド電位を供給する必要がなく、かつ部品数を差動方式より少なくできる。
M. Koyama, T. Arai, H. Tanimoto, Y. Yoshida, "A 2.5-V active low-pass filter using all-n-p-n Gilbert cells with a 1-Vp-p range", IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol. 28, No. 12, Dec. 1993, pp. 1246 − 1253. T. Itakura, T. Ueno, H. Tanimoto, A. Yasuda, R. Fujimoto, T. Arai, H. Kokatsu, "A 2.7-V, 200-kHz, 49-dBm, stopband-IIP3, low-noise, fully balanced gm-C filter IC", IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol. 34, No. 8, Aug. 1999, pp. 1155 − 1159. 特開2007−043489号公報
差動方式では、信号線を入れ替えることによって反転増幅器も非反転増幅器も簡単に実現される。一方、特許文献1の増幅器は対称3相信号のような対称多相信号を増幅することができるが、シングルエンド方式と同じように反転増幅器となる。
増幅器の用途等によっては非反転増幅器が必要となることがあり、対称多相信号を増幅する増幅器についても非反転増幅器としても実現できることが望まれる。特許文献1の増幅器を2段用いれば非反転増幅器を実現できる。しかし増幅段の増加は消費電力の増大を招くのみならず、回路の安定性を確保するために動作周波数を制限する必要が生じる。
本発明は、対称3相信号のような対称多相信号を増幅可能な非反転増幅器を提供することを目的とする。また、非反転増幅器を用いて広帯域化及び低消費電力化を可能とするアクティブインダクタ、フィルタ及び無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明の一観点によると、電圧の和が一定のn(n≧3)個の入力電圧信号をそれぞれ受けるn個の外部入力端子と;n個の増幅ユニットと;増幅されたn個の出力電圧信号をそれぞれ出力するn個の外部出力端子と;を具備し、前記増幅ユニットは、前記n個の外部入力端子のうち前記増幅ユニット毎に異なる組み合わせのn−1個の端子と接続されるn−1個の内部入力端子と、前記内部入力端子からの入力電圧信号を電流信号に変換して出力するn−1個の電圧−電流変換器と、前記電流信号を加算した加算電流信号を前記出力電圧信号に変換して前記外部出力端子へ導く負荷と、を有する非反転増幅器が提供される。
本発明の第2の観点によると、電圧の和が一定のn(n≧3)個の入力電圧信号をそれぞれ受けるn個の外部入力端子と;n個の増幅ユニットと;増幅されたn個の出力電圧信号をそれぞれ出力するn個の外部出力端子と;を具備し、前記増幅ユニットは、前記外部入力端子のうち前記増幅ユニット毎に異なる1個の端子に接続される1個の非反転入力端子と、前記外部入力端子のうち残りのn−1個の端子と接続されるn−1個の反転入力端子と、前記非反転入力端子からの入力電圧信号を第1電流信号に変換する1個の第1電圧−電流変換器と、前記反転入力端子からの入力電圧信号をそれぞれ第2電流信号に変換するn−1個の第2電圧−電流変換器と、前記第2電流信号を電流加算した加算電流信号と前記第1電流信号との差電流信号を前記出力電圧信号に変換して前記外部出力端子へ導く負荷と、を有する非反転増幅器が提供される。
以下、図面を参照しながら本発明の幾つかの実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に従うn入力n出力非反転増幅器、特に3入力3出力非反転増幅器30を示している。すなわち、本実施形態はn=3の例である。増幅器30は、3個の外部入力端子11,12及び13、3個の外部出力端子21,22及び23、及び3個の増幅ユニット31,32及び33を有する。外部入力端子11,12及び13には、電圧の平均値が一定の入力電圧信号(Va,Vb及びVcとする)が入力される。本実施形態では、このような入力電圧信号Va,Vb及びVcを対称3相信号という。
増幅ユニット31,32及び33は、n−1=2個の内部入力端子及び1個の内部出力端子を有する。すなわち、増幅ユニット31は内部入力端子311及び312と内部出力端子313を有し、増幅ユニット32は内部入力端子321及び322と内部出力端子323を有し、増幅ユニット33は内部入力端子331及び332と内部出力端子333を有する。
増幅ユニット31,32及び33のそれぞれの内部入力端子は、外部入力端子11,12及び13のうち増幅ユニット31,32及び33毎に異なる組み合わせのn−1=2個の端子と接続される。例えば、増幅ユニット31の内部入力端子311及び312は外部入力端子12及び13に接続され、増幅ユニット32の内部入力端子321及び322は外部入力端子11及び13に接続され、増幅ユニット33の内部入力端子331及び332は外部入力端子11及び12に接続される。従って、増幅ユニット31には入力電圧信号Va,Vb及びVcのうちVb及びVcが入力され、増幅ユニット32にはVa及びVcが入力され、増幅器33にはVa及びVbが入力される。
増幅ユニット31,32及び33にそれぞれ入力された2個の入力電圧信号は、電圧−電流変換器によって電流に変換され、さらに電流加算される。例えば、増幅ユニット31は電圧−電流変換器314及び315と負荷Rを有する。電流変換器314及び315は、図1の例ではN型MOSトランジスタM1及びM2が用いられる。トランジスタM1及びM2のゲートは内部入力端子311及び312に接続され、ソース端子は基準電位点であるグラウンドに接続され、ドレイン端子は内部出力端子313に共通に接続されると共に、負荷Rを介して電源Vddに接続される。従って、トランジスタM1及びM2は負荷Rと共にソース接地増幅器を形成する。
入力電圧信号Vb及びVcは、それぞれ電圧−電流変換器314及び315によって電流信号に変換される。電圧−電流変換器314及び315のそれぞれの出力端子(トランジスタM1及びM2のドレイン端子)は互いに接続され、これによって電圧−電流変換器314及び315から出力される電流信号の電流加算が実現される。電流加算によって得られる加算電流信号は負荷Rによって電圧信号(出力電圧信号)に変換され、内部出力端子313へ導かれる。ここでは、負荷Rとして抵抗を用いているが、カレントミラー回路のようなアクティブ負荷を用いてもよい。
増幅ユニット32及び33も、増幅ユニット31と同様に構成される。従って、増幅ユニット32では入力電圧信号Va及びVcをそれぞれ電圧−電流変換して得られる電流信号を加算した加算電流信号が出力電圧信号に変換され、内部出力端子323へ導かれる。同様に、増幅器33では入力電圧信号Va及びVbをそれぞれ電圧−電流変換して得られる電流信号を加算した加算電流信号が出力電圧信号に変換され、内部出力端子333へ導かれる。増幅ユニット31,32及び33の内部出力端子311,321及び333からの出力電圧信号は、外部出力端子21,22及び23へ導かれる。
差動方式が2つの入力信号の平均値を仮想的な基準電位(アナロググランド)としているのと同様に、図1の非反転増幅器30に入力される入力電圧信号Va,Vb及びVcである対称3相信号も、3信号の平均値を仮想的な基準電位としている。すなわち、Va,Vb及びVcの電圧の平均値は基準電位(一般には0電位)である。この平均値は(Va+Vb+Vc)/3=0であり、すなわちVa,Vb及びVcの和は、Va+Vb+Vc=0である。本実施形態では、このような3相対称信号の特性に着目し、Vaの反転信号−VaとしてVb+Vcを利用し、同様にVbの反転信号−VbとしてVa+Vcを利用し、Vcの反転信号−VcとしてVa+Vbを利用する。
トランジスタを用いる基本の増幅器は、ソース接地増幅器やエミッタ接地増幅器に代表されるような反転増幅器である。しかしながら、後述するアクティブインダクタを実現する場合などには、非反転増幅器が必要となることがある。差動信号(対称2相信号)を増幅する差動増幅器は、信号線の入れ替えによって反転増幅器及び非反転増幅器のいずれも実現できる。しかし、対称3相信号のような対称多相信号を扱う多入力多出力の非反転増幅器の実現法は知られていない。前述したように、特許文献1に開示された多入力多出力増幅器を2段接続すれば、このような非反転増幅器を実現できるが、2段増幅器では消費電力が増大し、また安定性確保のために広帯域化が難しくなる。
図1に示す本実施形態の非反転増幅器30では、前述のように入力電圧信号Va,Vb及びVcの平均値が(Va+Vb+Vc)/3=0、すなわち和がVa+Vb+Vc=0一定であることを利用して、増幅ユニット31,32及び33により−Va=Vb+Vc,−Vb=Va+Vc及び−Vc=Va+Vbをそれぞれ増幅する。図1の例では、増幅ユニット31,32及び33はMOSトランジスタM1及びM2と負荷Rによるソース接地増幅器を形成しているから、入力電圧信号を位相反転して増幅する反転増幅器として機能する。従って、増幅ユニット31,32及び33の出力電圧信号として、kVa,kVb及びkVc(ただし、kは増幅率であり、正の実数である)なる信号、すなわち入力電圧信号Va,Vb及びVcと同相の電圧信号が得られるので、図1の増幅器30全体は3入力3出力非反転増幅器として機能する。
このように本実施形態によれば、1段の構成で対称3相信号に対する非反転増幅器30を実現できる。従って、この非反転増幅器30を用いることにより、広帯域化及び低消費電力化が可能な3端子アクティブインダクタ、さらに3端子アクティブインダクタを用いる3端子フィルタを実現することができる。
図1ではMOSトランジスタを用いたが、MOSトランジスタをバイポーラトランジスタに置き換えてもよいことはいうまでもない。この場合、MOSトランジスタのゲート端子、ドレイン端子及びソース端子とバイポーラトランジスタのベース端子、コレクタ端子及びエミッタ端子とをそれぞれ対応させればよい。このようにMOSトランジスタとバイポーラトランジスタを相互に置き換えることができることは、以降の実施形態においても同様である。ゲート端子とベース端子を総称して制御端子、ドレイン端子とコレクタ端子を総称して第2主端子、ソース端子とエミッタ端子を総称して第2主端子と呼ぶこともある。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態に従う4入力4出力非反転増幅器40を示している(n=4)。増幅器40は3つの外部入力端子11,12,13及び14、3つの外部出力端子21,22,23及び24、及び3つの増幅ユニット41,42,43及び44を有する。外部入力端子11,12,13及び14には、平均値が一定の入力電圧信号(Va,Vb,Vc及びVdとする)が入力される。
増幅ユニット41,42,43及び44は、n−1=3個の内部入力端子及び1個の内部出力端子を有する。増幅ユニット41,42,43及び44のそれぞれの内部入力端子は、外部入力端子11,12,13及び14のうち増幅ユニット41,42,43及び44毎に異なる組み合わせのn−1=3個の端子と接続される。すなわち、増幅ユニット41の内部入力端子411,412及び413は外部入力端子12,13及び14に接続され、増幅ユニット42の内部入力端子421,422及び423は外部入力端子11,13及び14に接続され、増幅ユニット43の内部入力端子431,432及び433は外部入力端子11,12及び14に接続され、増幅ユニット44の内部入力端子441,442及び443は外部入力端子11,12及び13に接続される。従って、増幅ユニット41には入力電圧信号Va,Vb,Vc及びVdのうちVb,Vc及びVdが入力され、増幅ユニット41には入力電圧信号Va,Vb,Vc及びVdのうちVb,Vc及びVdが入力され、増幅ユニット42にはVa,Vc及びVdが入力され、増幅ユニット43には入力電圧信号Va,Vb及びVdが入力され、増幅ユニット44には入力電圧信号Va,Vb及びVcが入力される。
増幅ユニット41,42,43及び44は、基本的に図1に示した増幅ユニット31,32及び33と同様であり、例えば3個の電圧−電流変換器と1個の負荷を有する。増幅ユニット41,42,43及び44にそれぞれ入力された3個の入力電圧信号は、電圧−電流変換器によって電流信号に変換された後に電流加算され、さらに電流加算信号が出力電圧信号に変換される。
すなわち、増幅ユニット41ではVb,Vc及びVdに対応する電流加算信号が出力電圧信号に変換されて内部出力端子414へ導かれる。増幅ユニット42ではVa,Vc及びVdに対応する電流加算信号が出力電圧信号に変換されて内部出力端子424へ導かれる。増幅ユニット43ではVa,Vb及びVdに対応する電流加算信号が出力電圧信号に変換されて内部出力端子434へ導かれる。増幅ユニット44ではVa,Vb及びVcに対応する電流加算信号が出力電圧信号に変換されて内部出力端子444へ導かれる。増幅ユニット41,42,43及び44の内部出力端子4414,424,434及び444からの出力電圧信号は、外部出力端子21,22,23及び24へ導かれる。
仮に、I/Q直交信号のような2次元のベクトル信号を4信号として扱うとすると、2つの差動信号があればよいので、信号線を入れ替えるだけで反転信号や非反転信号を得ることができる。しかし、4つの信号a,b,c及びdが図3に示すような3次元ベクトルを示す場合、各信号a,b,c及びdの電圧(Va,Vb,Vc及びVd)が示す座標軸はばらばらであり、反転信号は存在しない。
本実施形態では第1の実施形態で説明した対称3相信号の場合と同様、4相の入力電圧信号Va,Vb,Vc及びVdの電圧の平均値が(Va+Vb+Vc+Vd)/4=0、つまり電圧の和がVa+Vb+Vc+Vd=0である特徴を利用して反転信号を得る。すなわち、Va,Vb,Vc及びVdの反転信号−Va=Vb+Vc+Vd,−Vb=Va+Vc+Vb,−Vc=Va+Vb+Vb及び−Vd=Va+Vb+Vcを増幅ユニット41,42,43及び44によって増幅することにより、1段構成の4入力4出力非反転増幅器40を実現することができる。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態に従う3入力3出力非反転増幅器を示している。増幅器50は、n=3個の外部入力端子11,12及び13、3個の外部出力端子21,22及び23、及び3個の増幅ユニット51,52及び53を有する。第1の実施形態と同様に、外部入力端子11,12及び13には、電圧の平均値が一定(電圧の和が一定)の入力電圧信号(Va,Vb及びVcとする)が入力される。
増幅ユニット51,52及び53は、1個の非反転入力端子とn−1=2個の反転出力端子及び1個の内部出力端子を有する。すなわち、増幅ユニット51は非反転入力端子511と反転入力端子512及び513と内部出力端子514を有し、増幅ユニット52は非反転入力端子521と反転入力端子522及び523と内部出力端子524を有し、増幅ユニット53は非反転入力端子531と反転入力端子532及び533と内部出力端子534を有する。
増幅ユニット51,52及び53の非反転入力端子511,521及び531は、増幅ユニット51,52及び53毎に異なる1個の外部入力端子にそれぞれ接続される。これに伴い、反転入力端子512,513,522,523,532及び533は、残りのn−1個の外部入力端子に接続される。すなわち、非反転入力端子511,521及び531は外部入力端子11,12及び13にそれぞれ接続される。反転入力端子512及び513は外部入力端子12及び13に接続され、反転入力端子522及び523は外部入力端子11及び13に接続され、反転入力端子532及び533は外部入力端子11及び12に接続される。
増幅ユニット51の非反転入力端子511に入力された入力電圧信号Vaは、電圧−電流変換器(例えば、N型MOSトランジスタM11を含むソース接地増幅器)により電流信号に変換され、反転入力端子512及び513に入力された入力電圧信号Vb及びVcは、電圧−電流変換器(例えば、N型MOSトランジスタM12及びM13をそれぞれ含むソース接地増幅器)により電流信号に変換される。
トランジスタM11,M12及びM13のゲート端子は内部入力端子511,512及び513にそれぞれ接続され、M11,M12及びM13のソース端子は電流源CSに接続される。M11,M12及びM13のドレイン端子は、アクティブ負荷であるカレントミラー回路に接続される。カレントミラー回路はP型MOSトランジスタM14,M15及びM16を含む。ここで、ダイオード接続されたトランジスタM11のドレイン端子及びゲート端子はカレントミラー回路の電流入力端であり、トランジスタM12及びM13の共通ドレイン端子はカレントミラー回路の電流出力端である。
トランジスタM11のドレイン電流信号は、カレントミラー回路によって折り返され、カレントミラー回路の電流出力端より出力される。一方、トランジスタM12及びM13のドレイン電流信号は、トランジスタM12及びM13のドレイン端子が互いに接続されることによって電流加算される。カレントミラー回路の電流出力端とトランジスタM12及びM13の共通ドレイン端子は、内部出力端子514に共通に接続されている。従って、内部出力端子514からトランジスタM12及びM13のドレイン電流信号を加算した電流加算信号と、トランジスタM11のドレイン電流信号との差電流信号を電流−電圧変換した出力電圧信号k{Va−(Vb+Vc)}=k2Vaが得られる。ただし、kは増幅率である。
同様に、増幅ユニット52においては内部出力端子524からk{Vb−(Va+Vc)}=k2Vbが得られ、増幅ユニット53においては内部出力端子534からk{Vc−(Va+Vc)}=k2Vcが得られる。増幅ユニット51,52及び53の内部出力端子514,524及び534からの出力電圧信号は、外部出力端子21,22及び23へ導かれる。
このように本実施形態においても、第1の実施形態と同様に対称3相信号に対する1段構成の非反転増幅器50を実現できる。また、この非反転増幅器50は全ての増幅ユニット51,52及び53に全ての対称3相信号(Va,Vb及びVc)を入力すると共に、Va,Vb及びVcのための電圧−電流変換器であるトランジスタM11,M12及びM13の共通ソース端子に接続した電流源CSにより、M11,M12及びM13の電流を一定値に制限している。このため共通モード利得を小さく抑える、すなわち共通モード除去比を高くでき、共通モード変動が小さい出力電圧信号を得ることができる。
(第4の実施形態)
図5は、本発明の第4の実施形態に従う2段構成の3入力3出力反転増幅器60を示している。この反転増幅器60は、縦続に接続された3入力3出力非反転増幅器61と3入力3出力反転増幅器62を有し、入力段の3入力3出力非反転増幅器61として図1に示した非反転増幅器30または図4に示した非反転増幅器50が用いられる。入力段の非反転増幅器61の外部出力端子21,22及び23は、出力段の反転増幅器62の入力端子71,72及び73に接続され、反転増幅器62の出力端子81,82及び83が3入力3出力反転増幅器60の出力端子となる。
出力段の反転増幅器62は、例えば図6に示すようなPMOSトランジスタM21,M22及びM23によるソース接地増幅器が用いられる。トランジスタM21,M22及びM23のゲート端子は入力端子71,72及び73に接続され、M21,M22及びM23のソース端子は電源Vssに接続され、M21,M22及びM23のドレイン端子は電流源CS21,CS22及びCS23及び出力端子81,82及び83に接続される。
図5のような2段増幅器は、低い電源電圧でも比較的大きな出力信号振幅を確保できるという利点を持つ反面、寄生発振を起こしやすい。そこで、図6に示すように反転増幅器62の入力端子71,72及び73と出力端子81,82及び83入出力間に位相補償用キャパシタC21,C22及びC23を挿入することが望ましい。
(第5の実施形態)
図7は、本発明の第5の実施形態に従うアクティブインダクタの例として、3端子アクティブインダクタ90を示している。3端子アクティブインダクタ90は対称3相信号に対して機能するアクティブインダクタであり、対称3相信号が入力される3つの外部接続端子91,92及び93を有する。外部接続端子91,92及び93に反転増幅器94の入力端子71,72及び73が接続され、反転増幅器94の出力端子81,82及び83に非反転増幅器95の外部入力端子11,12及び13が接続される。
非反転増幅器95として、図1に示した非反転増幅器30、図4に示した非反転増幅器50または図5に示した非反転増幅器が用いられる。非反転増幅器95の外部出力端子21,22及び23は、反転増幅器94の入力端子71,72及び73に接続される。
集積回路上で実現されるインダクタとして、電圧制御電流源を用いたジャイレータとキャパシタを用いるアクティブインダクタが知られている。ジャイレータを実現するには、出力電流の極性が異なる電圧制御電流源が必要である。差動回路を用いる電圧制御電流源では、信号線を入れ替えることで出力電流の極性反転が可能であるが、対称3相信号に対してはこのような手法は有効でない。これに対して、図7に示すように図1、図4または図5に示した構成の非反転増幅器95を反転増幅器94と縦続接続すると、対称3相信号に対してもジャイレータを実現することができ、これによって3端子アクティブインダクタ90を実現することが可能となる。
図7において、外部接続端子91,92及び93上の電圧は反転増幅器94によって電圧−電流変換される。反転増幅器94からの出力電流は、キャパシタC31,C32及びC33によって電圧に変換される。キャパシタC31,C32及びC33の端子電圧は、キャパシタの特性から周波数が高いほど信号振幅が小さくなり、かつその位相は信号電流と位相が90°ずれる。キャパシタC31,C32及びC33の端子電圧は、非反転増幅器95によって入力端子71,72及び73に電流信号としてフィードバックされる。外部接続端子91,92及び93からみると、周波数が高いほど電圧の変化と比較して電流の変化が小さく、かつ、電圧と電流の位相が90°異なる電流が流れる。
図8及び図9は、図7の3端子アクティブインダクタ90の等価回路例を示している。図7のような3相アクティブインダクタ90の場合、等価回路の表現法として図8のようなY型結線による表現と、図9のようなΔ型結線による表現がある。すなわち、図8の等価回路では外部接続端子91,92及び93にインダクタL11,L12及びL13の一端が接続され、L11,L12及びL13の他端は共通に接続される。一方、図9の等価回路では、外部接続端子91,92及び93間にインダクタL21,L22及びL23が接続される。
(第6の実施形態)
図10は、本発明の第6の実施形態に従う3端子フィルタ(共振回路)であり、アクティブインダクタ90とキャパシタを用いて実現される。図7に示した3端子アクティブインダクタ90の外部接続端子91,92及び93間に、3つのキャパシタC41,C42及びC43がΔ型に接続される。図10のフィルタの等価回路は、図11に示したようになり、アクティブインダクタ90の図9に示した等価回路におけるインダクタンスL21,L22及びL23に対してキャパシタC41,C42及びC43が並列に接続される。
図11の等価回路からも明らかなように、図10のフィルタ(共振回路)は外部接続端子91,92及び93間にLC共振回路が接続されているため、直流近辺や非常に高い周波数では低いインピーダンスを呈し、共振周波数近辺の特定の周波数帯域でのみ高いインピーダンスを呈する特性を有する。
(第7の実施形態)
上述した第1乃至第6の実施形態で説明した増幅器及びフィルタは、例えば振幅と位相の両方に変調を行う無線通信装置のアナログ信号処理回路に適用できる。その場合、チップ面積を削減でき、それだけ安価に必要な機能を提供することが可能となる。
図12は、第1乃至第6の実施形態で説明した増幅器及びフィルタを適用した本発明の第7の実施形態に係る無線通信装置(無線送受信機)を示している。まず受信側について説明すると、アンテナ101がRF信号を受信して得られる受信信号は、高周波フィルタ102(例えば、帯域通過フィルタ)によって大まかなチャネル選択がなされた後、低雑音増幅器103に入力される。
低雑音増幅器103の出力信号は、ベクトル乗算器104に入力される。ベクトル乗算器104には、3相ローカル信号生成器105から3相ローカル信号が供給される。ベクトル乗算器104と3相ローカル信号生成器105により復調器が構成され、ベクトル乗算器104の出力には直流近辺の3相ベースバンド信号が現れる。
ベクトル乗算器104を従来の直交復調器と同様の復調器として用いる場合、ベクトル乗算器104のRF入力端子には次式に示されるような被変調信号(変調された信号)が入力される。
Figure 2008311863
ここで、I(t)は同相信号(I信号)を表し、Q(t)は直交相信号(Q信号)を表す。
一方、ベクトル乗算器104のローカル入力端子には、3相ローカル信号生成器105から3相ローカル信号次式に示されるような3相ローカル信号が入力される。
Figure 2008311863
ベクトル乗算器104では、式(1)の被変調信号と式(2)の3相ローカル信号との乗算が行われる。このときベクトル乗算器104の出力端子に得られる出力信号の低周波成分は、次式で与えられる。
Figure 2008311863
式(6)より、I信号I(t)についてはベクトル乗算器104の第1出力端子からの出力信号を低域通過フィルタに通すことにより取り出すことができる。Q信号Q(t)については、ベクトル乗算器104の第2及び第3出力端子からの出力信号をそれぞれ低域通過フィルタに通した後、アナログ回路またはディジタル回路からなる演算器によって、以下の計算を行えばよい。
Figure 2008311863
通常のダイレクトコンバージョン受信機と同様、ベースバンドフィルタ106(例えば、低域通過フィルタ)によってベクトル乗算器104の出力信号から必要な周波数成分、例えば式(3)の低周波成分が選択的に取り出される。ベースバンドフィルタ106の出力信号は、ベースバンド増幅器である可変利得増幅器107によってアナログ−ディジタル変換に適した振幅の信号に増幅された後、アナログ−ディジタル変換器108に入力される。アナログ−ディジタル変換器108から、3相のディジタルベースバンド信号が出力される。
3相ディジタルベースバンド信号は、3相/2相変換器109に入力される。3相/2相変換器109では、例えば式(4)に示した演算によって3相ディジタルベースバンド信号が2相信号である通常のI及びQの2相ディジタルベースバンド信号に変換される。2相ディジタルベースバンド信号は、ベースバンド処理部110に送られる。ベースバンド処理部110では、2相ディジタルベースバンド信号を復号して受信データ121を得る。
次に、送信側について説明すると、ベースバンド処理部110からは送信データ122に従って生成されるI及びQの2相ディジタルベースバンド信号が出力される。2相ディジタルベースバンド信号は、2相/3相変換器111によって3相/2相変換器109の処理と逆の処理により、3相のディジタルベースバンド信号に変換される。3相ディジタルベースバンド信号は、ディジタル−アナログ変換器112によってそれぞれアナログ信号(アナログ変調信号)に変換される。
ディジタル−アナログ変換器112から出力されるアナログ変調信号は、ベースバンドフィルタ113(例えば、低域通過フィルタ)により高域側の不要成分が除去され、さらにベースバンド増幅器である可変利得増幅器114によって適当な振幅にまで増幅された後、ベクトル乗算器115に入力される。ベクトル乗算器115には、3相ローカル信号生成器105から3相ローカル信号が供給される。ベクトル乗算器115と3相ローカル信号生成器105により変調器が構成され、ベクトル乗算器115から高周波の被変調信号が出力される。
ベクトル乗算器115から出力される被変調信号は、高周波フィルタ(例えば、帯域通過フィルタ)116により高調波成分が除去される。高周波フィルタ116の出力信号は、電力増幅器117により必要な電力まで増幅された後、アンテナ101に供給される。これによって、アンテナ101からRF信号が送信される。
ここで、図1〜図7で説明した増幅器は、例えば図12中のベースバンド増幅器、すなわち可変利得増幅器107及び114に適用できる。一方、図8〜図11で説明した3端子アクティブインダクタや3端子フィルタは、例えば図18中のベースバンドフィルタ106及び113に適用できる。
3相の増幅器及びフィルタ回路は、振幅と位相の両方に変調を行う無線通信機器のアナログ信号処理回路として用いるとチップ面積を削減でき、それだけ安価に必要な機能を提供可能となる。また、加速度センサからの出力信号を増幅する増幅器や、不要な信号を除去するフィルタなどのアナログベクトル信号処理回路としても、差動構成の場合と比べて部品点数及び集積回路のチップ面積を削減できるので、安価な機器の提供が可能となる。
本発明の実施形態に従う非反転増幅器を用いると、簡素な回路構成で反転信号、非反転信号を得ることができるので、それだけチップ面積や消費電流を削減可能となる。チップ面積が削減できれば、それだけ安価になる。消費電力が削減できれば、電源として軽量かつ小型の電池を利用することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に従う3入力3出力非反転増幅器を示す回路図 本発明の第2の実施形態に従う4入力4出力非反転増幅器を示すブロック図 3次元ベクトル空間の説明図 本発明の第3の実施形態に従う3入力3出力非反転増幅器を示す回路図 本発明の第4の実施形態に従う2段構成3入力3出力反転増幅器を示すブロック図 本発明の第4の実施形態に用いる反転増幅器の具体例を示す回路図 本発明の第5の実施形態に従うアクティブインダクタを示す回路図 図7のアクティブインダクタのY型等価回路を示す図 図7のアクティブインダクタのΔ型等価回路を示す図 本発明の第6の実施形態に従うフィルタ(共振回路)を示す図 図10のフィルタのΔ型等価回路を示す図 本発明の第7の実施形態に従う無線通信装置を示すブロック図
符号の説明
11〜13・・・外部入力端子
21〜23・・・外部出力端子
30・・・3入力2出力非反転増幅器
31〜33・・・増幅ユニット
311,312,321,322,331,332・・・内部入力端子
313,323,333・・・内部出力端子
314〜315・・・電圧−電流変換器
R・・・負荷
40・・・4入力4出力非反転増幅器
41〜44・・・増幅ユニット
411〜413,421〜423,431〜433,441〜443・・・内部入力端子
414,424,434,444・・・内部出力端子
50・・・3入力2出力非反転増幅器
51〜53・・・増幅ユニット
511〜513,521〜523,531〜533・・・内部入力端子
514,524,534・・・内部出力端子
60・・・3入力2出力非反転増幅器
61・・・非反転増幅器
62・・・反転増幅器
90・・・アクティブインダクタ
91〜93・・・外部接続端子
101・・・アンテナ
102・・・RFフィルタ
103・・・低雑音増幅器
104・・・ベクトル乗算器
105・・・3相ローカル信号生成器
106・・・ベースバンドフィルタ
107・・・可変利得増幅器(ベースバンド増幅器)
108・・・アナログ−ディジタル変換器
109・・・3相/2相変換器
110・・・ベースバンド処理部
111・・・2相/3相変換器
112・・・ディジタル変換器
113・・・ベースバンドフィルタ
114・・・可変利得増幅器(ベースバンド増幅器)
115・・・ベクトル乗算器
116・・・高周波フィルタ
117・・・電力増幅器

Claims (18)

  1. 電圧の和が一定のn(n≧3)個の入力電圧信号をそれぞれ受けるn個の外部入力端子と;
    n個の増幅ユニットと;
    増幅されたn個の出力電圧信号をそれぞれ出力するn個の外部出力端子と;を具備し、
    前記増幅ユニットは、
    前記n個の外部入力端子のうち前記増幅ユニット毎に異なる組み合わせのn−1個の端子と接続されるn−1個の内部入力端子と、
    前記内部入力端子からの入力電圧信号を電流信号に変換して出力するn−1個の電圧−電流変換器と、
    前記電流信号を加算した加算電流信号を前記出力電圧信号に変換して前記外部出力端子へ導く負荷と、を有する非反転増幅器。
  2. 前記電圧−電流変換器の各々は、前記内部入力端子に接続される制御端子、前記負荷に共通に接続される第1主端子、基準電位点に接続される第2主端子を持つトランジスタを含む請求項1記載の増幅器。
  3. 電圧の和が一定のn(n≧3)個の入力電圧信号をそれぞれ受けるn個の外部入力端子と;
    n個の増幅ユニットと;
    増幅されたn個の出力電圧信号をそれぞれ出力するn個の外部出力端子と;を具備し、
    前記増幅ユニットは、
    前記外部入力端子のうち前記増幅ユニット毎に異なる1個の端子に接続される1個の非反転入力端子と、
    前記外部入力端子のうち残りのn−1個の端子と接続されるn−1個の反転入力端子と、
    前記非反転入力端子からの入力電圧信号を第1電流信号に変換する1個の第1電圧−電流変換器と、
    前記反転入力端子からの入力電圧信号をそれぞれ第2電流信号に変換するn−1個の第2電圧−電流変換器と、
    前記第2電流信号を電流加算した加算電流信号と前記第1電流信号との差電流信号を前記出力電圧信号に変換して前記外部出力端子へ導く負荷と、を有する非反転増幅器。
  4. 前記増幅ユニットは電流源をさらに有し、
    前記負荷は電流入力端及び、前記外部出力端子に接続される電流出力端を持つカレントミラー回路を含み、
    前記第1電圧−電流変換器は、前記非反転入力端子に接続される制御端子、前記電流入力端に接続される第1主端子、及び前記電流源に接続される第2主端子を持つ第1トランジスタを含み、
    前記第2電圧−電流変換器は、前記反転入力端子に接続される制御端子、前記電流出力端に接続される第1主端子、及び前記電流源に共通に接続される第2主端子を持つ第2トランジスタを含む請求項3記載の増幅器。
  5. 請求項1記載の非反転増幅器と;
    前記非反転増幅器と縦続に接続された反転増幅器と;を具備する増幅器。
  6. 請求項3記載の非反転増幅器と;
    前記非反転増幅器と縦続に接続された反転増幅器と;を具備する増幅器。
  7. n(n≧3)個の外部接続端子と;
    前記外部接続端子上の電圧を電流に変換するn(n≧3)個の電圧−電流変換ユニットと;
    前記電流に対応した、電圧の和が一定の端子電圧信号を発生するn(n≧3)個のキャパシタと;
    前記端子電圧信号を増幅して増幅されたn個の出力電圧信号を前記電圧−電流変換ユニットにフィードバックする増幅器と;を具備するアクティブインダクタ。
  8. 前記電圧−電流変換ユニットは、反転増幅器である請求項7記載のアクティブインダクタ。
  9. 前記増幅器は、前記端子電圧信号を入力電圧信号としてそれぞれ受けるn個の外部入力端子と;n個の増幅ユニットと;前記出力電圧信号をそれぞれ出力するn個の外部出力端子と;を具備し、前記増幅ユニットは、前記n個の外部入力端子のうち前記増幅ユニット毎に異なる組み合わせのn−1個の端子と接続されるn−1個の内部入力端子と、前記内部入力端子からの入力電圧信号を電流信号に変換して出力するn−1個の電圧−電流変換器と、前記電流信号を加算した加算電流信号を前記出力電圧信号に変換する負荷と、を有する非反転増幅器である請求項7記載のアクティブインダクタ。
  10. 前記増幅器は、前記端子電圧を入力電圧信号としてそれぞれ受けるn個の外部入力端子と;n個の増幅ユニットと;前記出力電圧信号をそれぞれ出力するn個の外部出力端子と;を具備し、前記増幅ユニットは、前記外部入力端子のうち前記増幅ユニット毎に異なる1個の端子に接続される1個の非反転入力端子と、前記外部入力端子のうち残りのn−1個の端子と接続されるn−1個の反転入力端子と、前記非反転入力端子からの入力電圧信号を第1電流信号に変換する1個の第1電圧−電流変換器と、前記反転入力端子からの入力電圧信号をそれぞれ第2電流信号に変換するn−1個の第2電圧−電流変換器と、前記第2電流信号を電流加算した加算電流信号と前記第1電流信号との差電流信号を前記出力電圧信号に変換する負荷と、を有する非反転増幅器である請求項7記載のアクティブインダクタ。
  11. 請求項7記載のアクティブインダクタを含むフィルタ。
  12. 前記n個の外部接続端子間に接続されたn個のキャパシタをさらに含む請求項11記載のフィルタ。
  13. 無線周波数信号を受信する受信ユニットと;
    前記受信ユニットからの出力信号を復調して第1、第2及び第3のベースバンド信号を生成する復調ユニットと;
    前記第1、第2及び第3のベースバンド信号を前記第1、第2及び第3入力信号として受け、該第1、第2及び第3の入力信号を増幅して前記第1、第2及び第3の出力信号を出力する請求項1記載の非反転増幅器を含むベースバンド増幅器と;
    前記第1、第2及び第3の出力信号をディジタルベースバンド信号に変換するアナログ−ディジタル変換器;及び
    前記ディジタルベースバンド信号を受けて復号のための処理を行う処理ユニットを具備する無線通信装置。
  14. 無線周波数信号を受信する受信ユニットと;
    前記受信ユニットからの出力信号を復調して第1、第2及び第3のベースバンド信号を生成する復調ユニットと;
    前記第1、第2及び第3のベースバンド信号を前記第1、第2及び第3入力信号として受け、該第1、第2及び第3の入力信号を増幅して前記第1、第2及び第3の出力信号を出力する請求項3記載の非反転増幅器を含むベースバンド増幅器と;
    前記第1、第2及び第3の出力信号をディジタルベースバンド信号に変換するアナログ−ディジタル変換器;及び
    前記ディジタルベースバンド信号を受けて復号のための処理を行う処理ユニットを具備する無線通信装置。
  15. 送信すべきデータを処理して第1、第2及び第3のディジタルベースバンド信号を生成する処理ユニットと、
    前記第1、第2及び第3のディジタルベースバンド信号を第1、第2及び第3のアナログベースバンド信号に変換するディジタル−アナログ変換器と;
    第1、第2及び第3のアナログベースバンド信号を前記第1、第2及び第3入力信号として受け、該第1、第2及び第3の入力信号を増幅して前記第1、第2及び第3の出力信号を出力する請求項1記載の非反転増幅器を含むベースバンド増幅器と;
    前記第1、第2及び第3出力信号を変調して無線周波数信号を出力する変調ユニット;及び
    前記無線周波数信号を送信する送信ユニットを具備する無線通信装置。
  16. 送信すべきデータを処理して第1、第2及び第3のディジタルベースバンド信号を生成する処理ユニットと、
    前記第1、第2及び第3のディジタルベースバンド信号を第1、第2及び第3のアナログベースバンド信号に変換するディジタル−アナログ変換器と;
    第1、第2及び第3のアナログベースバンド信号を前記第1、第2及び第3入力信号として受け、該第1、第2及び第3の入力信号を増幅して前記第1、第2及び第3の出力信号を出力する請求項3記載の非反転増幅器を含むベースバンド増幅器と;
    前記第1、第2及び第3出力信号を変調して無線周波数信号を出力する変調ユニット;及び
    前記無線周波数信号を送信する送信ユニットを具備する無線通信装置。
  17. 無線周波数信号を受信する受信ユニットと;
    前記受信ユニットからの出力信号を復調して第1、第2及び第3のベースバンド信号を生成する復調ユニットと;
    前記第1、第2及び第3のベースバンド信号を前記第1、第2及び第3入力信号として受け、該第1、第2及び第3の入力信号から所望の周波数成分を増幅して前記第1、第2及び第3の出力信号を出力する請求項11記載のフィルタと;
    前記第1、第2及び第3の出力信号をディジタルベースバンド信号に変換するアナログ−ディジタル変換器;及び
    前記ディジタルベースバンド信号を受けて復号のための処理を行う処理ユニットを具備する無線通信装置。
  18. 送信すべきデータを処理して第1、第2及び第3のディジタルベースバンド信号を生成する処理ユニットと、
    前記第1、第2及び第3のディジタルベースバンド信号を第1、第2及び第3のアナログベースバンド信号に変換するディジタル−アナログ変換器と;
    第1、第2及び第3のアナログベースバンド信号を前記第1、第2及び第3入力信号として受け、該第1、第2及び第3の入力信号より不要な高調波信号を除去して前記第1、第2及び第3の出力信号を出力する請求項11記載のフィルタと;
    前記第1、第2及び第3出力信号を変調して無線周波数信号を出力する変調ユニット;及び
    前記無線周波数信号を送信する送信ユニットを具備する無線通信装置。
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