JP2008310673A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの操作性を向上させることが可能なタイマ制御を行う電子機器を提供する。
【解決手段】所定の処理の実行に伴い時間を計測するために用いられるタイマ値であり、所定の処理を実行する際に参照されるタイマ値を含む設定情報が所定の処理毎に記憶された設定情報記憶手段と、所定の処理を実行する際に参照されたタイマ値を含む情報を所定の処理の実行中に参照可能なように保持するための保持手段と、予め定められた複数のユーザの各々毎に予め定められたタイマ値を含むユーザ設定情報がユーザ毎に記憶されたユーザ設定情報記憶手段と、複数のユーザのいずれかにより所定の処理が実行可能な状態である利用許可状態とされた際に、当該ユーザに対応するユーザ設定情報記憶手段により記憶されたユーザ設定情報に含まれるタイマ値を、設定情報記憶手段に記憶された所定の処理に対応する設定情報に含まれるタイマ値に設定する設定手段と、を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子機器に関する。
多くの電子機器は、ユーザ毎に各種設定が可能となっている。例えば、プリンタ、スキャナ、ファックス、コピーなど複数の画像処理を実行する複合機では、ユーザ毎に機能制限や機能選択画面に表示される内容などが設定可能である。
このような技術に関連して、特許文献1には、あるジョブが異常保留した際に後続ジョブを適切なタイミングで実行するためのタイマ制御に関する技術が開示されている。
特許第3826635号
このような技術背景において、特許文献1に開示されたタイマ制御技術では、電子機器を利用するユーザの操作性を向上させるものではない。
本発明は上記問題点に鑑み、ユーザの操作性を向上させることが可能なタイマ制御を行う電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、請求項1の発明は、所定の処理の実行に伴い時間を計測するために用いられるタイマ値であり、前記所定の処理を実行する際に参照されるタイマ値を含む設定情報が前記所定の処理毎に記憶された設定情報記憶手段と、前記所定の処理を実行する際に参照されたタイマ値を含む情報を前記所定の処理の実行中に参照可能なように保持するための保持手段と、予め定められた複数のユーザの各々毎に予め定められたタイマ値を含むユーザ設定情報が前記ユーザ毎に記憶されたユーザ設定情報記憶手段と、前記複数のユーザのいずれかにより前記所定の処理が実行可能な状態である利用許可状態とされた際に、当該ユーザに対応する前記ユーザ設定情報記憶手段により記憶されたユーザ設定情報に含まれるタイマ値を、前記設定情報記憶手段に記憶された前記所定の処理に対応する設定情報に含まれるタイマ値に設定する設定手段と、を有する。
また、本発明は、請求項2の発明のように、前記利用許可状態にするための利用許可要求をユーザによりされた場合に、前記ユーザが利用権限を有するユーザか否か判断し、該ユーザが利用権限を有するユーザであると判断すると、前記ユーザに対する状態を利用許可状態とするとともに、利用許可状態であるユーザにより前記所定の処理が実行不可能な状態である利用不許可状態にするための利用不許可要求をされた場合に、前記ユーザに対する状態を利用不許可状態とするユーザ認証手段を更に有するようにしても良い。
また、本発明は、請求項3の発明のように、一のユーザに対して利用許可状態となっており、該一のユーザの要求により前記所定の処理が実行中の場合に、他のユーザによる利用許可要求により、前記ユーザ認証手段が前記他のユーザに対して前記利用許可状態とした場合には、前記一のユーザの要求により実行中の前記所定の処理における時間の計測を停止するようにしても良い。
また、本発明は、請求項4の発明のように、前記設定手段は、前記認証手段により前記利用許可状態であるユーザが前記利用不許可状態とされると、前記設定情報記憶手段により記憶された前記タイマ値を、初期設定値として予め定められたタイマ値に設定するようにしても良い。
また、本発明は、請求項5の発明のように、前記保持手段に保持されたタイマ値を変更する変更手段を更に有するようにしても良い。
また、本発明は、請求項6の発明のように、前記所定の処理のうちの少なくとも1つの所定の処理は、画像処理であるようにしても良い。
本発明によれば、ユーザの操作性を向上させることが可能なタイマ制御を行う電子機器を提供することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態では、電子機器として画像形成装置を例にした実施の形態について説明する。また、本実施の形態では、所定の処理をジョブと表現する。
まず、図1を用いて画像形成装置の構成について説明する。同図に示されるように、画像形成装置10は、CPU18、HDD20、RAM22、ネットワークI/F部24、ROM26、表示部28、操作入力部30、プリンタエンジン32、スキャナエンジン34、及びバス36を含んで構成される。
CPU18は、画像形成装置10の全体の動作を司るものであり、後述する画像形成装置10の処理を示すフローチャートは、CPU18により実行される。HDD20は、後述するユーザ設定情報、各種プログラム、そしてOSなどが記録される不揮発性の記憶装置である。RAM22は、後述する設定情報、OS、プログラム、データなどが展開される揮発性の記憶装置である。
ネットワークI/F部24は、電話回線やLANなどのネットワークに接続するためのものであり、LANに接続するためのNICやそのドライバ、またはUSB接続するためのドライバ、或いは電話回線と接続するためのモデム等を含んで構成される。ROM26は、画像形成装置10の起動時に動作するブートプログラムなどが記憶されている不揮発性の記憶装置である。このROM26は、例えばフラッシュメモリであり、後述する設定情報の初期設定値がジョブ毎に記憶されている。
表示部28は、画像形成装置10に関する情報をユーザに表示するものである。操作入力部30は、ユーザが画像形成装置10の操作や情報を入力する際に用いられるものである。プリンタエンジン32は、紙などの記録媒体に画像データに基づいて印刷するエンジンである。スキャナエンジン34は、紙などの記録媒体から画像をデータとして読み込むエンジンである。バス36は、情報のやりとりが行われる際に使用される。
次に、図2を用いて、設定情報(同図(A))、ユーザ設定情報(同図(B))、ジョブが保持する情報(同図(C))について説明する。このうち、設定情報は、ジョブの実行に伴い時間を計測するために用いられるタイマ値であり、ジョブを実行する際に参照されるタイマ値を含むものである。なお、上述した初期設定値は、同図に示される設定情報と同じ情報を有する。
また、ユーザ設定情報は、予め定められた複数のユーザの各々毎に予め定められたタイマ値を含むユーザ設定情報がユーザ毎に記憶されたものである。更に、ジョブが保持する情報は、ジョブを実行する際に参照されたタイマ値を含む情報をジョブの実行中に参照可能なように保持されるためのものである。
次に、同図(A)(B)(C)に共通する情報について説明する。各情報に共通する情報は、「オートクリアタイマ値」、「オートレジュームタイマ値」、及び「スキャニングタイマ値」である。
これら「オートクリアタイマ値」、「オートレジュームタイマ値」、及び「スキャニングタイマ値」がタイマ値である。「オートクリアタイマ値」は、あるユーザが設定した内容を、デフォルトの設定内容に戻すまでの時間を示すタイマ値である。「オートレジュームタイマ値」は、異常が発生したジョブの処理を中断し、次のジョブの処理を開始するまでの時間を示すタイマ値である。「スキャニングタイマ値」は、スキャナ利用時に原稿送り装置へ原稿を継ぎ足すまでの待ち時間を示すタイマ値である。なお、同図に示される「オートレジュームしない」及び「オートクリアしない」とは、いずれも値が無限大であることを示す。すなわち、「オートレジュームしない」は、異常が発生したジョブの処理を中断した場合は、そのままの状態が維持され、次のジョブの処理が行われないことを示す。また、「オートクリアしない」は、あるユーザが設定した内容がそのまま維持されることを示している。
なお、本実施の形態では、上記タイマ値を例としているが、他のタイマ値であっても良いことは言うまでもない。
また、設定情報、及びユーザ設定情報に共通する情報は、「Copy使用可否」、「Scan使用可否」、「Fax使用可否」、「Print使用可否」、及び「Copyカラーモードデフォルト」である。
「Copy使用可否」、「Scan使用可否」、「Fax使用可否」、「Print使用可否」は、それぞれコピー、スキャナ、ファックス、プリンタが使用可能か否かを示している。また、「Copyカラーモードデフォルト」は、デフォルトとして設定されているコピーモードが、白黒コピー又はカラーコピーであることを示している。
更に、ユーザ設定情報は、ユーザ名及びパスワードを含む。これらは後述する認証処理で用いられる。
また、設定情報、及びジョブが保持する情報は、「ジョブ区分」、「出力部数」、「カラーモード」、「仕分け」、「ステープル」、「両面モード」、及び「用紙トレイ」を含む。このうち、「ジョブ区分」は、コピー、スキャナ、ファックス、プリンタのうちのいずれのジョブかを示している。「出力部数」は、出力する部数を示している。「カラーモード」は、白黒又はカラーのいずれでコピーするかを示している。「仕分け」は、コピーした用紙をソートで出力するのか、或いはスタックで出力するのかを示している。「ステープル」はステープルするか否かを示している。「両面モード」は片面又は両面の原稿から片面又は両面にコピーするかを示しており、同図の場合、片面の原稿から片面にコピーすることを示している。「用紙トレイ」は、コピーする用紙が入っているトレイを示す。同図のように自動選択の場合は、原稿に適したトレイが選択される。
以上説明した設定情報、ユーザ設定情報、及びジョブが保持する情報のうち、設定情報は、ROM26から初期設定値が読み込まれてRAM22に記憶される。また、ユーザ設定情報は、上述したHDD20に記憶されている。また、ジョブが保持する情報は、ジョブが割り当てられたRAM22内の所定のエリアに保持される。従って、設定情報記憶手段、及び保持手段がRAM22に対応し、ユーザ設定情報記憶手段がHDD20に対応する。
以下、CPU18により実行される処理を、フローチャート及びシーケンス図を用いて説明する。
まず、図3のフローチャートを用いて認証処理について説明する。なお、以下の説明では、ユーザによりジョブが実行可能な状態である利用許可状態にするための利用許可要求をログイン要求、ジョブが実行不可能な状態である利用不許可状態にするための利用不許可要求をログアウト要求と記す。また、ユーザがログインする場合には、図示しない認証ボタンを押下する。
まず、ステップ101で、ユーザからの要求が、ログイン要求かログアウト要求か否か判断する。ステップ101で、ログアウト要求と判断した場合には、ステップ107で、そのユーザに対する状態を利用不許可状態とし、処理を終了する。
一方、ステップ101で、ログイン要求と判断した場合には、ステップ102で、図4に示されるログイン画面を表示部28に表示する。このログイン画面は、図4に示されるように、ユーザ名とパスワードとを入力するための一般的な画面である。
次のステップ103で、ユーザ名、パスワードを取得し、ステップ104で、上述したユーザ設定情報に含まれるユーザ名、パスワードと比較することで入力されたユーザ名、パスワードが正しいか否か判断する。
ステップ104で肯定判断した場合には、利用権限を有するユーザであると判断されたため、ステップ105でログイン要求をしたユーザに対する状態を利用許可状態し、処理を終了する。一方、ステップ104で否定判断した場合には、ステップ106でユーザ名又はパスワードが正しくないことを示す認証失敗画面(図示せず)を表示部28に表示し、処理を終了する。
上述した処理では、ユーザによりユーザ名とパスワードを入力させる処理であったが、図5に示されるように、ICカードとICカード読取り機を用いて利用権限を有するユーザか否か判断するようにしても良い。
また、図6に示されるように、認証サーバを用いて利用権限を有するユーザか否か判断するようにしても良い。この構成の場合、上述したユーザ設定情報に含まれるユーザ名とパスワードは、認証サーバに記録されている。
そして、この構成の場合、まず画像形成装置10に、ユーザによりユーザ名とパスワードが入力される。入力されたユーザ名とパスワードを、画像形成装置10が認証サーバに送信し、認証サーバはユーザ名、パスワードをユーザ設定情報に含まれるユーザ名、パスワードと比較することで入力されたユーザ名、パスワードが正しいパスワードか否か判断する。その結果を画像形成装置10に送信する。
次に、図7のシーケンス図を用いて、ユーザにより定められたタイマ値を設定する処理について説明する。具体的には、複数のユーザのいずれかによりジョブが実行可能な状態である利用許可状態とされた際に、当該ユーザに対応するRAM22により記憶されたユーザ設定情報に含まれるタイマ値を、HDD20に記憶されたジョブに対応する設定情報に含まれるタイマ値に設定する処理である。この処理では、ユーザはユーザA、Bの2名であり、それぞれのユーザにより実行されるジョブを、ジョブA、Bとしている。また、ユーザの操作に対する制御、認証、ジョブA、Bの起動など、全体的な処理を司るプログラムをシステム制御とする。更に、各ジョブは、スキャナ、コピー、ファックス、プリントなどの画像処理である。これらは、以下で説明する図8、図9でも同様である。
まず、ステップ201は、ユーザAによるログイン操作処理であり、ステップ202で認証が成功(利用権限を有するユーザと判断)すると、ステップ203で、ユーザAに対応するユーザ設定情報から各タイマ値を読み込み、それらを設定情報にセットする。なお、ここでセットされる情報は、タイマ値に限らず、図2で説明した情報を含む。
次のステップ204で、ユーザAによりジョブ起動操作(例えばスキャナやコピー)が行われる。このユーザAの操作に応じ、ステップ205で先ほどセットされたユーザAのタイマ値で、ジョブAを起動する。ジョブAは、ステップ206でタイマ値を保持し、処理を行う。この処理中に、ステップ207で、ユーザAによりログアウト操作がされる。この場合でも、ステップ206でタイマ値が保持されているため、ジョブAが参照するタイマ値はそのままの値となっている。
次のステップ208で、設定情報にROM26から読み込まれた初期設定値がセットされる。すなわち、利用許可状態であるユーザAが利用不許可状態とされると、システム制御はタイマ値を初期設定値として予め定められたタイマ値に設定する。
次のステップ209は、ユーザBによるログイン操作処理であり、ステップ210で認証が成功(利用権限を有するユーザと判断)すると、ステップ211で、ユーザBに対応するユーザ設定情報から各タイマ値を読み込み、それらを設定情報にセットする。なお、ここでセットされる情報は、タイマ値に限らず、図2で説明した情報を含むことは先ほどと同様である。
次のステップ212で、ユーザBによりジョブ起動操作が行われる。このユーザBの操作に応じ、ステップ213で先ほどセットされたユーザBのタイマ値で、ジョブBを起動する。ジョブBは、ステップ214でタイマ値を保持し、処理を行う。
このように、ジョブA、Bは、それぞれユーザにより定めたタイマ値を保持しているため、上記シーケンス図の「タイマ制御」に示した制御におけるタイマ値は、他のユーザがログインしても、起動したユーザに対応するタイマ値であり、変化することはない。従って、ユーザの操作性を向上させることが可能なタイマ制御を行うことができる。
具体的に例えばスキャニングタイマを長く設定しているユーザAがスキャンを開始し、その後で継ぎ足す原稿を取りにその場を離れた状態で、別のユーザBが自分の過去のジョブを確認するためにログインしたような場合でも、スキャニングタイマ値がユーザBに対応するタイマ値にセットされることがなく、動作しているスキャナのジョブはジョブを起動したユーザAにとって都合の良いタイマ値でタイマ制御を行う。
また、各ジョブでタイマ値を保持することにより、以下のような不具合を回避できる。例えば、ユーザAがログインし、設定情報にユーザAの設定情報がセットされる。そして、ユーザAはジョブAを起動する。このとき、ジョブAは、タイマ値を保持せず、設定情報を参照しながら処理を実行するものとする。その後、ユーザBがログインすることで、設定情報にユーザBの設定情報がセットされる。これにより、ジョブAの参照するタイマ値は、ユーザBに対応したタイマ値で処理することとなる。従って、ユーザAの予期しないタイミングでジョブが中断されたりするという不具合が発生する。
次に、図8のシーケンス図を用いて、時間の計測を停止する処理について説明する。具体的には、あるユーザに対して利用許可状態となっており、そのユーザの要求によりジョブが実行中の場合に、他のユーザによるログイン要求により、他のユーザに対して利用許可状態とした場合には、最初のユーザの要求により実行中のジョブにおける時間の計測を停止する処理である。
まず、ステップ301は、ユーザAによるログイン操作処理であり、ステップ302で認証が成功(利用権限を有するユーザと判断)すると、ステップ303で、ユーザAに対応するユーザ設定情報から各タイマ値を読み込み、それらを設定情報にセットする。なお、ここでセットされる情報は、タイマ値に限らず、図2で説明した情報を含む。
次のステップ304で、ユーザAによりジョブ起動操作(例えばスキャナやコピー)が行われる。このユーザAの操作に応じ、ステップ305で先ほどセットされたユーザAのタイマ値で、ジョブAを起動する。ジョブAは、ステップ306でタイマ値を保持し、処理を行う。この処理中に、ステップ307で、ユーザAによりログアウト操作がされる。この場合でも、ステップ306でタイマ値が保持されているため、ジョブAが参照するタイマ値はそのままの値となっている。
次のステップ308で、設定情報に初期設定値がセットされる。すなわち、利用許可状態であるユーザAが利用不許可状態とされると、システム制御はタイマ値を初期設定値として予め定められたタイマ値に設定する。
次のステップ309は、ユーザBによるログイン操作処理であり、ステップ310で認証が成功(利用権限を有するユーザと判断)すると、ステップ311で、ユーザBに対応するユーザ設定情報から各タイマ値を読み込み、それらを設定情報にセットする。なお、ここでセットされる情報は、タイマ値に限らず、図2で説明した情報を含むことは先ほどと同様である。
このユーザBによるログイン要求により、ユーザBが利用許可状態となったため、同図の「時間計測停止」に示されるように、最初のユーザAの要求により実行中のジョブAは、タイマ制御を実行する段階になると、時間の計測を停止する。
なお、ユーザBに対して利用許可状態となったことは、いずれもジョブも参照が可能な例えばグローバルメモリに格納されるので、このメモリを参照することによりジョブAがユーザBが利用許可状態となったことを認識することができる。
次のステップ312で、ユーザBによりジョブ起動操作が行われる。このユーザBの操作に応じ、ステップ313で先ほどセットされたユーザBのタイマ値で、ジョブBを起動する。ジョブBは、ステップ314でタイマ値を保持し、処理を行う。その後、ステップ315でユーザBがログアウト操作を行うことでユーザBに対しては利用不許可状態となる。このことは、先ほど説明したグローバルメモリによりジョブAは認識することができるので、ジョブAはタイマ制御を開始する。
次のステップ316で、設定情報に初期設定値がセットされる。すなわち、利用許可状態であるユーザBが利用不許可状態とされると、システム制御はタイマ値を初期設定値として予め定められたタイマ値に設定する。
このように、他のユーザに対して利用許可状態となると、最初のユーザにより起動されたジョブは時間の計測を停止するので、ユーザの操作性を向上させることが可能なタイマ制御を行うことができる。
具体的に例えば、ユーザAにより起動されたジョブAの次原稿待ち中(スキャニングタイマでの時間の計測)に他のユーザBがログインし、ユーザBが作業している途中でユーザAのスキャニングタイマがタイムアップしてしまうことにより、ユーザAが原稿継ぎ足しをするチャンスを逸してしまうという不具合を防ぐことができる。
次に、図9のシーケンス図を用いて、起動されたジョブにより保持されたタイマ値を変更する処理について説明する。
まず、ステップ401は、ユーザAによるログイン操作処理であり、ステップ402で認証が成功(利用権限を有するユーザと判断)すると、ステップ403で、ユーザAに対応するユーザ設定情報から各タイマ値を読み込み、それらを設定情報にセットする。なお、ここでセットされる情報は、タイマ値に限らず、図2で説明した情報を含む。
次のステップ404で、ユーザAによりジョブ起動操作(例えばスキャナやコピー)が行われる。このユーザAの操作に応じ、ステップ405で先ほどセットされたユーザAのタイマ値で、ジョブAを起動する。ジョブAは、ステップ406でタイマ値を保持し、処理を行う。
この処理中に、ステップ407で、ユーザAによりタイマ値を変更する変更操作が行われる。これにより、ステップ408で、変更されたタイマ名を示す変更タイマ名、そしてその変更時間がジョブAに送信され、ジョブAはステップ409でタイマ値を再設定する。
これにより、例えば普段はスキャニングタイマを長く設定しているユーザが原稿1束のみで完了するジョブを起動した際に、当該タイマを短かく設定し直すことにより、画像形成装置を無駄に占有することがなくなり、他のユーザのために早く画像形成装置を開放することができるようになる。また、上記シーケンス図では、実行中にタイマ値を変更しているが、実行前に変更することも可能である。
以上説明した各フローチャートの処理の流れは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で処理順序を入れ替えたり、新たなステップを追加したり、不要なステップを削除したりすることができることは言うまでもない。
画像形成装置の構成を示す図である。 設定情報、ユーザ設定情報、ジョブが保持する情報を示す図である。 認証処理を示すフローチャートである。 ログイン画面を示す図である。 ICカードとICカード読取り機による認証を示す図である。 認証サーバを用いて認証する場合の構成を示す図である。 ユーザに対応したタイマ値を設定する処理を示すシーケンス図である。 時間の計測を停止する処理を示すシーケンス図である。 ジョブにより保持されたタイマ値を変更する処理を示すシーケンス図である。
符号の説明
10 画像形成装置
18 CPU
20 HDD
22 RAM
26 ROM
28 表示部
30 操作入力部
32 プリンタエンジン
34 スキャナエンジン

Claims (6)

  1. 所定の処理の実行に伴い時間を計測するために用いられるタイマ値であり、前記所定の処理を実行する際に参照されるタイマ値を含む設定情報が前記所定の処理毎に記憶された設定情報記憶手段と、
    前記所定の処理を実行する際に参照されたタイマ値を含む情報を前記所定の処理の実行中に参照可能なように保持するための保持手段と、
    予め定められた複数のユーザの各々毎に予め定められたタイマ値を含むユーザ設定情報が前記ユーザ毎に記憶されたユーザ設定情報記憶手段と、
    前記複数のユーザのいずれかにより前記所定の処理が実行可能な状態である利用許可状態とされた際に、当該ユーザに対応する前記ユーザ設定情報記憶手段により記憶されたユーザ設定情報に含まれるタイマ値を、前記設定情報記憶手段に記憶された前記所定の処理に対応する設定情報に含まれるタイマ値に設定する設定手段と、
    を有する電子機器。
  2. 前記利用許可状態にするための利用許可要求をユーザによりされた場合に、前記ユーザが利用権限を有するユーザか否か判断し、該ユーザが利用権限を有するユーザであると判断すると、前記ユーザに対する状態を利用許可状態とするとともに、利用許可状態であるユーザにより前記所定の処理が実行不可能な状態である利用不許可状態にするための利用不許可要求をされた場合に、前記ユーザに対する状態を利用不許可状態とするユーザ認証手段を更に有する請求項1に記載の電子機器。
  3. 一のユーザに対して利用許可状態となっており、該一のユーザの要求により前記所定の処理が実行中の場合に、他のユーザによる利用許可要求により、前記ユーザ認証手段が前記他のユーザに対して前記利用許可状態とした場合には、前記一のユーザの要求により実行中の前記所定の処理における時間の計測を停止する請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記設定手段は、前記認証手段により前記利用許可状態であるユーザが前記利用不許可状態とされると、前記設定情報記憶手段により記憶された前記タイマ値を、初期設定値として予め定められたタイマ値に設定する請求項2又は請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記保持手段に保持されたタイマ値を変更する変更手段を更に有する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記所定の処理のうちの少なくとも1つの所定の処理は、画像処理である請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016221827A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 キヤノン株式会社 ジョブ処理装置、ジョブ処理装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体

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