JP2008310082A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性、安定性に優れる噴水型現像機と比較的粒径が大きい現像剤を用いて、高速プロセスでの現像性を確保しつつ、高画質印刷に要求される均一現像を実現する
【解決手段】複数個の現像ロールのうち少なくとも一対は、像担持体の回転方向と逆方向および同方向に回転する現像ロールを有する噴水型現像装置において、その最下流に位置する現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率を18〜33%とし、現像ロールに印加されるACバイアスが周波数:4kHz〜7kHz、交番電圧:Vppが400V〜700Vで且つ、それ以外の現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率は30〜40%とし、該現像ロールに印加されるACバイアスが周波数:7kHz〜12kHz、交番電圧:Vppが300V〜500Vの範囲に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転可能に支持された像担持体に現像剤を供給搬送する複数個の現像ロールを有し、該複数個の現像ロールのうち少なくとも一対は、前記像担持体の回転方向と逆方向および同方向に回転する現像ロールを隣接し、その対となる現像ロール間には現像剤の搬送量を規制する規制部材とを備えた二成分現像剤を使用する現像装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式のプリンタ、複写機等の画像記録装置では、一方向に回転する感光体と呼ばれる像担持体上に形成された静電潜像に、現像装置からトナ−と呼ばれる像可視化剤を供給して前記静電潜像を可視像化し、このトナー像を記録紙上に印刷する。
この電子写真方式に適用される現像装置としては、トナーとキャリアと呼ばれる磁性粉体とからなる二成分現像剤を用いた現像装置が多用されており、この二成分現像剤は現像剤収容部で攪拌することにより、現像剤中のトナーとキャリアが摩擦しあい、それぞれが所定量に帯電することで用いられる。
所定の帯電量に帯電された現像剤は、前記現像剤収容部から現像スリーブと該現像スリーブの内部に固設された複数の磁極から成る現像ロ−ルに導かれる。この現像ロールの表面に供給された現像剤は磁気ブラシ状態で保持されると共に、該現像ロールの回転によって搬送され、該現像ロールの外周に近接配置されたドクターブレードと呼ばれる規制部材を通過した後、感光体との対向部である現像領域に搬送される。
このような二成分現像剤を用いる現像装置においては様々な構成が提案されているが、特にプロセス速度300mm/s以上の高速プロセスにおいては、上記静電潜像の現像能力が不足する為、現像能力を増加させる方法として、ハイブリッド方式の現像装置が広く用いられる。ハイブリッド現像方式の現像装置は回転方向が異なる複数の現像ロールを前記現像領域に対向させて設けた構成をしている。
なお、以下、ハイブリッド方式の現像装置を説明するにあたり、便宜上、「順回転現像ロール」および「逆回転現像ロール」と言う表現を用いる。ここで、「順回転現像ロール」とは像担持体が時計方向に回転するとした場合に反時計方向に回転する現像ローラを意味する。即ち、現像領域で見た場合に両者の移動方向が同方向となるのが順方向現像ロールである。これに対し、「逆回転現像ロール」とは、像担持体が時計方向に回転するとした場合に同じ時計方向に回転する現像ロールを意味する。即ち、現像領域で見た場合に両者の移動方向が逆方向となるのが逆回転現像ロールである。
ここで、順回転現像ロールと逆回転現像ロールを組み合わせた構成の中で、像担持体の回転方向の上流側に逆回転現像ロール、下流側に順回転現像ロールが隣接して設置され、且つ、逆回転現像ロールと順回転現像ロールの間に両刃のドクターブレードを配置した構成の現像装置は、特に噴水型現像機と呼ばれる。この噴水型現像機は低回転数でも高い周速比が確保できる「逆回転現像ロール」を備えており、更に、「順回転現像ロール」と「逆回転現像ロール」に常にフレッシュな現像剤を供給できることから、高い現像能力が確保でき、且つ、現像ロールの回転方向に起因して生じる画像の後端欠け、先端欠けが等が発生しにくく、また、ドクターブレードが両刃のもの一つで良いため、現像機本体をコンパクトに出来る利点がある。
特に、高速カラー印刷装置の場合は、複数印写を用いたタンデム印刷方式が用いられる場合が多く、更に現像機のコンパクト化が必要となるため上記噴水型現像機が有利と考えられる。
ここで、前記ドクターブレ−ドは、前記現像ロールの表面上に保持された現像剤の磁気ブラシを穂切りし、現像領域に搬送される現像剤を適正量に維持する目的で設置されている。このドクターブレードにて所定量に規制された現像剤は、該現像ロールの回転によって搬送され、前記感光体に対向する位置(現像領域)に運ばれ、該現像領域において現像ローラ上の現像剤を感光体に接触させながら静電潜像を現像する。この時、現像ローラには、静電潜像を構成する非画像部と画像形成部のうち、画像形成部にトナーのみを導入供給するバイアス電圧が印加されており、感光体の画像形成部にトナー像が形成される。
上述したように、噴水型現像機はその優れた現像性のため、1本の現像ロールで対応できない高速印刷プロセスに採用されてきた(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年の高画質化、カラー化のニーズに伴い、高速印刷プロセスにおいても、均一現像が要求されている。その実現策として潜像担持体と現像ロール間のギャップ(以降、現像ギャップと記す)の狭小化や現像剤(トナー、キャリア)の小粒径化が進められた。ここで、現像ギャップ狭小化は、現像ニップ部の現像電界の潜像エッジ部への集中を防止し、現像を均一化することを目的とし、現像剤の小粒径化は現像ブラシの緻密化によるブラス筋による現像ムラ影響の低減を目的としている。
しかし、高速印刷プロセスでの極端な現像ギャップ狭小化(例えばギャップ0.3mm)は現像剤詰まりを生じやすくする(特に、逆回転現像ロールを使用する噴水型現像では、像担持体との摺擦が大きいため、現像剤目詰まりが生じやすい)。また、トナー、キャリアの飛散問題のため、高速印刷プロセスにおける現像剤の小粒径化(例えばトナー径:5μm、キャリア径:30μm)は困難であった。
特開昭53−17741号公報(第1−3頁、図2)
本発明の目的は、耐久性、安定性に優れる噴水型現像機と比較的粒径が大きい現像剤を用いて、高速プロセスでの現像性を確保しつつ、高画質印刷に要求される均一現像を実現することのできる現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の第1の手段は、回転可能に支持された像担持体に現像剤を供給搬送する複数個の現像ロールを有し、該複数個の現像ロールのうち少なくとも一対は、前記像担持体の回転方向と逆方向および同方向に回転する現像ロールを隣接し、その対となる現像ロール間には現像剤の搬送量を規制する規制部材とを備えた二成分現像剤を使用する現像装置において、
前記現像ロールのうち前記像担持体の回転方向の最下流に位置する現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率を18%〜33%とし、該現像ロールに印加される現像バイアス電圧が周波数:4kHz〜7kHz、交番電圧:Vppが400V〜700Vの交流電界あり、前記現像ロールの上流側に配置される現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率は30〜40%とし、該現像ロールに印加される現像バイアス電圧が周波数:7kHz〜12kHz、交番電圧:Vppが300V〜500Vの交流電界であることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記最下流に設置された現像ロールと潜像担持体の現像ギャップG2が0.4mm〜0.8mmで、当該現像ロールの上流側に配置される現像ロールと潜像担持体の現像ギャップG1が0.3mm〜0.6mmであることを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1の手段において、前記最下流に設置された現像ロールと潜像担持体間の周速比R2が1.0〜1.6で、当該現像ロールの上流側に配置される現像ロールと潜像担持体の周速比R1が、1.3〜2.0であることを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第1の手段において、前記現像剤の抵抗率が1×1011Ωcm〜1×1012Ωcmであることを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は画像形成装置において、前記第1ないし第4のいずれかの手段の現像装置を備えたことを特徴とするものである。
この発明によれば、プロセス速度300mm/sec以上の高速印刷においても、高い現像能力と均一現像性の両方を確保できる。
本発明の実施形態について図を用いて説明する。図1は本発明の実施例の一形態である逆回転現像ロールおよび順回転現像ロールを用いた噴水型現像装置の概略構成図、図2は実施例で用いた逆回転現像スリーブと順回転現像スリーブの表面条件と配置条件を示す現像ニップ部の拡大図である。
図1に示した本実施形態は、逆回転現像ロール1と順回転現像ロール2が感光ドラム101と呼ばれる像担持体に対向し、逆回転現像ロール1は図中の矢印Aで示した感光ドラム101の回転に対して矢印Eで示した逆方向に回転し、順回転現像ロール2は感光ドラム101の回転に対して矢印Fで示した順方向に回転するように設置された現像装置102を備えている。
本実施形態では、像担持体としてドラム状の感光体を用いているが、これは例えば、特定の軌道上を周回する感光体ベルトのような構成であっても良い。
また、前記現像装置102においては、逆回転現像ロール1と順回転現像ロール2の間にドクターブレード3と呼ばれる規制部材が配置されている。
現像剤4と呼ばれる像可視化剤は、プラス帯電性の磁性キャリアとマイナス帯電性の非磁性トナ−と呼ばれる前記感光ドラム101上に可視像を形成する粉体とで構成され、全重量の2%〜10%の重量比でトナーが混合されているが、図示しない印刷動作によって、現像剤4中のトナーのみが消費されるため、現像装置102内にある現像剤4中のトナー重量比が低減する。
このため、本実施形態の現像装置102ではトナー貯留供給装置9から現像装置102の内部に供給されたトナー5を現像剤4と混合攪拌する混合攪拌部材7,8が設置されている。混合攪拌部材7,8は螺旋状のスクリュー形態となっており、図中矢印のC,Dの方向に回転することによって現像剤4を攪拌混合する。また、現像剤4中のトナーはこの混合攪拌部材7,8で搬送攪拌されることによって、現像在中のキャリアと摩擦帯電し、所定の値に帯電する。
本実施形態で用いた現像剤4は粒径65μmのMgFeキャリアと、粒径6.8μmのポリエステル系トナーでトナー濃度は4.5%とした。また、このトナーの帯電量は−20μC/g〜−30μC/gである。
このように所定の帯電量に帯電したトナーを含有した現像剤4は、さらに搬送部材6が矢印Bの方向に回転することによって搬送部材6の上側を図中、右から左に搬送され、順回転現像ローラ2の近傍に導かれる。この時、逆回転現像ロール1と順回転現像ロール2は図2に示すように内部にN極とS極を交互に着磁したマグネットが固定して設置されており、逆回転現像ロール1と順回転現像ロール2の外周部には回転可能な現像スリーブ201、202を具備している。このため順回転現像ロール2の近傍にある現像剤4はマグネットの磁力によって現像スリーブ202の回転に伴って、ドクターブレード3まで搬送される。
その後、現像剤4はドクターブレード3の先端部で分流し、一部は順回転現像ロール2に、その他は上方に隣接する逆回転現像ロール1へと搬送され、両者の現像ロールとドクターブレード3とで形成されるドクターギャップを通過するが、このとき現像剤4はドクターブレード3で所定量に規制され、それぞれの現像ロールの現像部に導かれる。
現像部へ導かれた現像剤4は感光ドラム101の表面を摺擦し、図示しない帯電、露光工程により感光ドラム101の表面上に形成された静電潜像に対応いたトナー像を形成する。そして感光ドラム101上の可視トナー画像は図示しない転写工程により用紙に印刷された後、図示しない定着工程により用紙上に固着される。
以上のような一連の印刷動作において、現像装置102が所定の現像性能を得るためには、現像ニップ部における現像剤4の逆回転現像ロ−ル1と順回転現像ロール2での安定搬送および最下流現像ロール以前での十分な現像能力確保、そして最下流現像ロールでの現像均一化を行なうことが重要であり、この方法を、同図2を用いて説明する。
本実施例では、逆回転現像ロール1の現像スリーブ201はその表面がSUS溶射によるメテコロイ処理が施され、現像ニップ部(主極)の磁力は1200Gに設定し、感光ドラム101との該現像スリーブ201との現像ギャップG1は0.4mmに設置されている。また順回転現像ロール2の現像ニップ部(主極)の磁力は1500Gに設定し、感光ドラム101との該現像スリーブ202との現像ギャップG2は0.5mmに設置されている。
以上のような条件で現像スリーブ201,202を逆回転現像ロール1と順回転現像ロール2に備えた現像装置102を高速印刷装置(プロセス速度:500mm/sec)に搭載し、高印刷密度の印刷パターンにて連続印刷実験を行い、現像特性について検討した結果を次に述べる。
印刷実験時の各設定条件は以下の通りである。

<設定条件>
・感光ドラム101:OPCドラム(外径:φ130mm)、周速500mm/sec
・現像スリーブ201,202:外径φ40mm、周速600mm/sec
・現像ギャップG1:0.4mm
・現像ギャップG2:0.5mm
・現像剤4:キャリア平均粒径:65μm、
トナー平均粒径:6.8μm
トナー混合比4.5wt%(黒トナー)
現像剤低効率:5×1011Ωcm
・逆回転現像ロール1の充填率:35%
・順回転現像ロール2の充填率:25%
・逆回転現像ロール1の周速比:1.5
・順回転現像ロール2の周速比:1.2
・逆回転現像ロール1の現像バイアス:周波数9.5kHz、500Vpp
・順回転現像ロール2の現像バイアス:周波数4.5kHz、600Vpp
・印刷パターン:1インチ角ベタパッチ(印刷密度:100%)

上記印刷条件にて、3000頁の連続印刷実験を行った際の1インチベタ印刷の画像エッジ部から約3mm部の画像濃度測定結果を図3に示す。濃度測定はUNION OPTICAL社のマイクロ−フォトメータ(MPM−No.209)を用い、測定条件は受光スリット幅:50μmとした。
尚、比較として逆回転現像ロール1および順回転現像ロール2のスリーブ共に上記メテコロイ処理を行い、両現像ロールの現像ギャップ共に0.8mmとし、その他の印刷条件は本実施例の印刷条件と同一とした際の、同印刷パターンの画像濃度分布測定結果を図4に示す。
図3に示すように、本実施例で用いたスリーブ条件ではベタ画像の画像濃度が1.2以上が確保されつつ、濃度バラツキΔI.D.は0.06以下で均一濃度の画像が形成できている事が確認できた。
また、3000頁の連続印刷においても、この均一現像性は確保でき、逆回転現像ロール1および順回転現像ロール2の現像ニップ部での現像剤4の目詰まりも生じず、安定な現像性が確保できる。
以上、本発明は、複数個の現像ロールを有し、該複数個の現像ロールのうち少なくとも一対は、前記像担持体の回転方向と逆方向および同方向に回転する現像ロールを隣接し、その対となる現像ロール間には現像剤の搬送量を規制する規制部材とを備えた噴水型現像装置において、その最下流に位置する現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率を18〜33%とし、該現像ロールに印加されるACバイアスが周波数:4kHz〜7kHz、交番電圧:Vppが400V〜700Vで且つ、それ以外の現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率は30〜40%とし、該現像ロールに印加されるACバイアスが周波数:7kHz〜12kHz、交番電圧:Vppが300V〜500Vである事を最も主要な特徴とする。
さらに、前記最下流に設置された現像ロールと潜像担持体の現像ギャップG2を0.4mm以上、0.8mm以下とし、それ以外の現像ロールと潜像担持体の現像ギャップG1が、0.3mm以上、0.6mm以下に設定し、前記最下流に設置された現像ロールと潜像担持体間の周速比R2を1.0以上、1.6以下に、それ以外の現像ロールと潜像担持体の周速比R1が1.3以上、2.0以下に設定し、且つ、現像剤の抵抗率を1×1011Ωcm〜1×1012Ωcに設することで、プロセス速度300mm/sec以上の高速印刷においても高い現像能力と均一現像性を確保できる特徴を有する。
上記最下流に位置する現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率を18〜33%とし、該現像ロールに印加されるACバイアスが周波数:4kHz〜7kHz、交番電圧:Vppが300V〜600Vに、また、それ以外の現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率は30〜40%とし、該現像ロールに印加されるACバイアスが周波数:7kHz〜12kHz、交番電圧:Vppが300V〜600Vに設定することで、上流側に位置する現像ロールでは現像ニップ抵抗を低減することで、現像性を確保(平均画像濃度を確保するためのトナー付着量を確保)し、最下流の現像ロールでは現像ニップ部のトナー移動性を確保することで、濃度均一性を改善できる。
ここで、最下流の現像ロールに印加される周波数が4kHz、Vpp:400vより小さい場合は現像ニップ間でのトナー交番回数およびトナー駆動力が不十分のためトナー再配置による現像均一性効果が小さく、また、周波数が7kHzより大きい場合は交番電界にトナー移動が追従できなくなり、ACバイアス印加による現像均一性向上の効果が得られにくくなる。
更に、現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率が18%より小さい場合は現像ブラシに密度が粗になり易くなり、現像ブラシ跡による現像均一性が低下する。一方、充填率が33%より大きい場合は密な現像ニップ空間のためトナー移動性が低下しACバイアス印加による現像均一性向上の効果が得られにくくなる。
また、Vppが700vより大きい場合は、バイアス電圧のリークが生じやすくなる恐れがある。一方、最下流以外の現像ロールによる現像は現像性確保を目的としており、潜像担持体間の現像剤充填率が30%より小さい場合や、交番電圧Vppが300vより小さい場合は、十分な現像能力が得られにくくなり、周波数が7kHzより小さい場合もACバイアスによる現像抵抗低減効果が得られにくくなり、結果、現像能力が得られにくくなる。
また、ACバイアスの周波数が12kHzより大きい場合や、交番電圧Vppが500vより大きい場合はバイアスリークが生じやすくなる問題が生じ、充填率が40%より大きい場合は、特に逆回転現像ロール部において現像剤の詰まりが生じやすくなる。
更に、前記最下流に設置された現像ロールと潜像担持体の現像ギャップG2が、0.4mm以上、0.8mm以下とし、それ以外の現像ロールと潜像担持体の現像ギャップG1が0.3mm以上、0.6mm以下の関係に設定し、前記最下流に設置された現像ロールと潜像担持体間の周速比R2が1以上、1.6以下、それ以外の現像ロールと潜像担持体の周速比R1が1.3以上、2.0以下に設定し、現像剤の抵抗率を1×1011Ωcm〜1×1012Ωcmに設定することで、高い現像性を確保しつつ、最下流現像ロール部でのトナー移動度を改善でき、更に高い現像均一性が確保できる。
ここで、現像ギャップG2が0.4より小さい場合は、現像ブラシの摺擦によるトナー掻きとり痕が現像均一性を低下させ、G2が0.8mmより大きくなった場合、ACバイアスによるトナー移動効果が得られにくくなる。一方、G1が0.3よりも小さい場合は、現像ニップ部での現像剤詰まりが生じやすくなり、高速プロセスでの採用が困難となり、G1が0.6mmより大きくなった場合は、特に高速プロセスでの現像性確保が困難となる。
また、最下流に設置された現像ロールと潜像担持体間の周速比R2が1より小さい場合は現像能力不足による現像ブラシ痕が生じ、1.6より大きい場合は摺擦によるトナー掻きとり痕が現像均一性を低下させる。一方、最下流の現像ロール以外の現像ロールと潜像担持体の周速比R1が1.3より小さい場合は高速プロセスでの現像性確保が困難となり、2.0より大きい場合は過剰な現像ロール回転数のため、現像剤飛散等の問題が生じやすくなる。
更に、現像剤の抵抗率が1×1011Ωcmより小さい場合は、ACバイアス印加時の電圧リークが生じやすく、高速プロセスの場合はキャリア飛散も生じやすくなる。一方、抵抗率が1×1012Ωcmより大きい場合は、現像性の確保が難しく、特に高速プロセスではACバイアス印加による見かけ抵抗の低減を図っても、十分な現像性を確保することが困難となる。
回転可能に支持された潜像担持体に現像剤を供給搬送する複数個の現像ロールを有し、該複数個の現像ロールのうち少なくとも一対は、前記像担持体の回転方向と逆方向および同方向に回転する二成分現像剤方式の噴水型現像装置において、その最下流に位置する現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率を18〜33%とし、該現像ロールに印加されるACバイアスが周波数:4kHz〜7kHz、交番電圧:Vppが400V〜700Vで且つ、それ以外の現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率は30〜40%とし、該現像ロールに印加されるACバイアスが周波数:7kHz〜12kHz、交番電圧:Vppが300V〜500Vの範囲に設定する。
さらに、前記最下流に設置された現像ロールと潜像担持体の現像ギャップG2を0.4mm以上、0.8mm以下とし、それ以外の現像ロールと潜像担持体の現像ギャップG1が、0.3mm以上、0.6mm以下に設定し、前記最下流に設置された現像ロールと潜像担持体間の周速比R2を1.0以上、1.6以下に、それ以外の現像ロールと潜像担持体の周速比R1が1.3以上、2.0以下に設定し、且つ、現像剤の抵抗率を1×1011Ωcm〜1×1012Ωcに設することで、最下流以外の現像ロールで平均画像濃度を確保するための現像量(トナー付着量)を確保したあと、最下流の現像ロールでその均一性を改善することで、プロセス速度300mm/sec以上の高速印刷においても高い現像能力と均一現像性の両方を確保できる。
本発明の実施例に係る現像装置の概略構成図である。 本発明の実施例に係る逆回転現像ロ−ルと順回転現像ロールの現像ニップ位置の拡大図である。 本発明の実施例での現像条件で印刷した印刷画像のエッジ部画像濃度分布測定結果を示した特性図である。 本発明との比較評価用のエッジ部画像濃度分布測定結果を示した特性図である。
符号の説明
1:逆回転現像ローラ、2:順回転現像ローラ、3:ドクターブレード、4:現像剤、6:搬送部材、7:混合攪拌部材、8:混合攪拌部材、101:感光ドラム、102:現像装置、201:逆回転現像ローラの現像スリーブ、202:順回転現像ローラの現像スリーブ、G1:現像スリーブ22と感光ドラム3で形成される現像ギャップ、G2:現像スリーブ23と感光ドラム3で形成される現像ギャップ。

Claims (5)

  1. 回転可能に支持された像担持体に現像剤を供給搬送する複数個の現像ロールを有し、該複数個の現像ロールのうち少なくとも一対は、前記像担持体の回転方向と逆方向および同方向に回転する現像ロールを隣接し、その対となる現像ロール間には現像剤の搬送量を規制する規制部材とを備えた二成分現像剤を使用する現像装置において、
    前記現像ロールのうち前記像担持体の回転方向の最下流に位置する現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率を18%〜33%とし、該現像ロールに印加される現像バイアス電圧が周波数:4kHz〜7kHz、交番電圧:Vppが400V〜700Vの交流電界あり、前記現像ロールの上流側に配置される現像ロールと潜像担持体間の現像剤充填率は30〜40%とし、該現像ロールに印加される現像バイアス電圧が周波数:7kHz〜12kHz、交番電圧:Vppが300V〜500Vの交流電界であることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、前記最下流に設置された現像ロールと潜像担持体の現像ギャップG2が0.4mm〜0.8mmで、当該現像ロールの上流側に配置される現像ロールと潜像担持体の現像ギャップG1が0.3mm〜0.6mmであることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1に記載の現像装置において、前記最下流に設置された現像ロールと潜像担持体間の周速比R2が1.0〜1.6で、当該現像ロールの上流側に配置される現像ロールと潜像担持体の周速比R1が、1.3〜2.0であることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1に記載の現像装置において、前記現像剤の抵抗率が1×1011Ωcm〜1×1012Ωcmであることを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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