JP2008309642A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. 基板と、該基板の表面に形成された液体試料の通る流路とを備えるマイクロチップであって、
   前記流路は、前記液体試料を分離する試料分離部と、前記試料分離部に隣接し、液体試料を導入させる試料導入部とを備え、
   前記試料導入部の表面は、疎水性領域と、親水性領域とを含み、
   前記親水性領域は、前記試料分離部の表面と連結していることを特徴とするマイクロチップ。
2. 前記試料導入部の前記疎水性領域と、前記試料導入部の前記親水性領域とが、隣接することを特徴とする請求項１記載のマイクロチップ。
3. 前記試料導入部の表面は、前記試料分離部の表面と接合している親水面と、前記親水面と接合している疎水面とを含み、
   前記試料分離部の表面と前記親水面との境界と、前記疎水面と前記親水面との境界とが同一の平面に形成されている請求項１または２に記載のマイクロチップ。
4. 前記試料導入部の表面は、前記試料分離部の表面と接合している親水面と、前記親水面と接合している疎水面とを含み、
   前記試料分離部の表面と前記親水面と前記疎水面とが同一の平面に形成されている請求項１乃至３いずれかに記載のマイクロチップ。
5. 前記基板との間に前記流路の空間を形成する蓋部材をさらに備えることを特徴とする請求項１乃至４いずれかに記載のマイクロチップ。
6. 前記蓋部材は、前記試料導入部に通じる貫通孔を有することを特徴とする請求項５記載のマイクロチップ。
7. 前記試料導入部の親水性領域及び前記試料分離部に対向する前記蓋部材の表面が、疎水性領域を有することを特徴とする請求項６記載のマイクロチップ。
8. 前記試料導入部の親水性領域となる面が、凹凸面であることを特徴とする請求項１記載のマイクロチップ。
9. 前記試料導入部の疎水性領域となる面が、凹凸面であることを特徴とする請求項１記載のマイクロチップ。
10. 前記試料導入部の前記疎水性領域と、前記試料導入部の前記親水性領域と、前記試料分離部の表面とが、凹凸面であることを特徴とする請求項１記載のマイクロチップ。
11. 前記親水性領域の凹凸面と前記疎水性領域の凹凸面の表面積の比αと、前記基板の表面に対する液体の接触角θの積αｃｏｓθが｜αｃｏｓθ｜≧１を満たすように形成されていることを特徴とする請求項１０に記載のマイクロチップ。
12. 前記疎水性領域は、フッ素樹脂を含む層が設けられていることを特徴とする請求項１記載のマイクロチップ。
13. 請求項１乃至１２いずれかに記載のマイクロチップを用いた分析方法であって、
    前記試料導入部を介して前記試料分離部に前記液体試料を導入するステップと、
    前記試料導入部の前記疎水性領域上に残留した前記液体試料を回収するステップと、
    前記液体試料を分析するステップと、
    を含む分析方法。