JP2008306432A - 電話交換システム及びipネットワークシステム - Google Patents

電話交換システム及びipネットワークシステム Download PDF

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政明 廣居
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修平 面谷
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Abstract

【課題】発信端末に対する圏外ガイダンス報知中に同無線端末が圏内復帰すると、新たな発呼操作を要することなく、無線端末への着呼を再開する。
【解決手段】無線端末2を無線収容する無線基地局3と、無線端末に対して発信端末4からの発呼信号を受信すると、同無線端末への着呼を指示する着呼信号を、同無線端末を無線収容する無線基地局に送信する交換装置6とを有する電話交換システム1であって、交換装置は、無線端末への着呼中に、同無線端末への着呼に対する着呼応答が所定期間内にない場合、同無線端末への着呼を保持する着呼保持制御部25と、同無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、この無線基地局に対して、同無線端末への再着呼を指示する着呼信号を送信する再着呼部28とを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば発信端末から無線圏外の無線端末への発呼に際し、発信端末に対してガイダンスを通知する機能を備えた電話交換システム及びIPネットワークシステムに関する。
従来、このような発信端末から無線端末への発呼に際してガイダンスを通知する機能を備えたシステムとしては、無線端末の位置情報を管理し、発信端末から無線端末への発呼を検出すると、同無線端末が圏外等の通話不可の場合、発信端末に対して圏外ガイダンス等で通話不可を通知し、同無線端末が圏内復帰等で通話可になると、同無線端末に対して着信ありを通知するものがある(例えば特許文献1参照)。
このような特許文献1のシステムによれば、発信端末から圏外の無線端末に対して発呼した場合、発信端末に対して圏外ガイダンスを通知し、同無線端末が圏内復帰した場合、同無線端末に対して着信ありを通知するようにしたので、発信端末側のユーザは、圏外ガイダンスで発呼先の無線端末が圏外であることを認識することができると共に、無線端末側のユーザは、同無線端末が圏内復帰すると、圏外中に着信があったことを認識することができる。
また、従来のシステムとしては、無線端末が圏外等で着信が不可の場合、発信端末から同無線端末に着信が発生すると、この無線端末への着信を保留して、その発信端末側の呼接続を一旦切断し、同無線端末が圏内復帰等で着信可能な状態になると、発信端末及び無線端末双方に対して再発呼するものがある(例えば特許文献2参照)。
このような特許文献2のシステムによれば、無線端末が圏内復帰すると、無線端末及び発信端末双方に再発呼するようにしたので、発信端末側のユーザは、再発呼に応じて、圏内復帰した無線端末と直ぐに通話が可能になる。
また、従来のシステムとしては、ネットワーク側が無線端末の移動を追跡監視し、同無線端末が圏内復帰した場合、ネットワーク側が発信端末に対して無線端末の圏内復帰を通知するものがある(例えば特許文献3参照)。
このような特許文献3のシステムによれば、無線端末が圏内復帰した場合、同無線端末の圏内復帰を発信端末に対して通知するようにしたので、発信端末側のユーザは、圏内復帰した無線端末と直ぐに通話が可能になる。
特開平5−316560号公報(要約書及び図1、図2参照) 特開平11−98562号公報(要約書及び図1参照) 特開2001−251682号公報(要約書及び図1参照)
しかしながら、上記特許文献1のシステムによれば、発信端末から無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、同発信端末側の呼接続を切断して、同発信端末に対して圏外ガイダンスを通知し、同無線端末が圏内復帰等で通話可になると、同無線端末に対して着信ありを通知するようにしたが、そもそも、発信端末側は、無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、無線端末への着呼を保持することなく、その発信端末側の呼接続を即座に切断することになるため、例えば発信端末に対する圏外ガイダンス通知中に同無線端末が圏内復帰したとしても、圏内復帰した無線端末への着呼を再開するためには再度の発呼操作を要することから、その使い勝手が良くない。
また、上記特許文献2のシステムによれば、発信端末から無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、その発信端末側の呼接続を即座に切断し、同無線端末が圏内復帰すると、無線端末及び発信端末双方に対して再発呼を自動的に行うようにしたが、そもそも、発信端末側は、無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、無線端末への着呼を保持することなく、その発信端末側の呼接続を即座に切断しなければならず、その使い勝手が良くない。
また、上記特許文献3のシステムによれば、発信端末から無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、その発信端末側の呼接続を即座に切断し、無線端末が圏内復帰すると、発信端末に対して無線端末の圏内復帰を通知するようにしたが、そもそも、発信端末側は、無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、無線端末への着呼を保持することなく、その発信端末側の呼接続を即座に切断しなければならず、同無線端末が圏内復帰したとしても、圏内復帰した無線端末への着呼を再開するためには再度の発呼操作を要することから、その使い勝手が良くない。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、発信端末から無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内になくても、同無線端末への着呼を保持中に同無線端末からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末への着呼を再開することができる、操作性に優れた電話交換システム及びIPネットワークシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の電話交換システムは、無線端末を無線収容する無線基地局と、前記無線端末に対して発信端末からの発呼信号を受信すると、同無線端末への着呼を指示する着呼信号を、同無線端末を無線収容する無線基地局に送信する交換装置とを有する電話交換システムであって、前記交換装置は、前記無線基地局を通じて前記発信端末から前記無線端末への着呼中に、同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にあるか否かを判定し、同無線端末の応答が所定期間内にない場合、同無線端末への着呼を保持する着呼保持手段と、この着呼保持手段にて同無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、この無線基地局に対して、同無線端末への再着呼を指示する着呼信号を送信する再着呼手段とを有するようにした。
また、上記目的を達成するために本発明のIPネットワークシステムは、無線端末を無線収容する無線基地局と、この無線基地局をIPネットワークに接続して、前記無線端末の位置情報を、同無線端末を無線収容する前記無線基地局のIPアドレスで管理する制御装置とを有し、前記無線端末に対して発信端末から発呼するに際し、前記発信端末は、前記無線端末を無線収容する前記無線基地局のIPアドレスに基づき、前記無線端末への着呼を指示すべく、同無線基地局に対して発呼要求を送信するIPネットワークシステムであって、前記制御装置は、前記無線基地局を通じて前記発信端末から前記無線端末への着呼中に、前記無線基地局を通じて同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、同無線端末への着呼を保持する着呼保持手段と、この着呼保持手段にて同無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、前記発信端末に対して、前記無線端末への再発呼を要求する再発呼要求を送信する再発呼要求手段とを有し、前記発信端末は、前記再発呼要求手段からの前記再発呼要求を受信すると、同無線端末への着呼を指示する前記発呼要求を、同無線端末を無線収容する前記無線基地局に対して送信するようにした。
上記のように構成された本発明の電話交換システムによれば、前記発信端末から前記無線端末への着呼中に、同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、同無線端末への着呼を保持すると共に、同無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、この無線基地局に対して、同無線端末への再着呼を指示する着呼信号を送信するようにしたので、例えば電話交換システム内の発信端末から無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内になくても、同無線端末への着呼を保持中に、例えば同無線端末が圏内復帰した、すなわち同無線端末からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末への着呼を再開することができる。
また、上記のように構成された本発明のIPネットワークシステムによれば、前記発信端末から前記無線端末への着呼中に、前記無線基地局を通じて同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、同無線端末への着呼を保持すると共に、同無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、前記発信端末に対して、前記無線端末への再発呼を要求する再発呼要求を送信し、前記発信端末側は、前記再発呼要求を受信すると、同無線端末への着呼を指示する前記発呼要求を、同無線端末を無線収容する前記無線基地局に対して送信するようにしたので、例えばIPネットワークシステム内の発信端末から無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内になくても、同無線端末への着呼を保持中に、例えば同無線端末が圏内復帰した、すなわち同無線端末からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末への着呼を再開することができる。
本願請求項1記載の電話交換システムは、無線端末を無線収容する無線基地局と、前記無線端末に対して発信端末からの発呼信号を受信すると、同無線端末への着呼を指示する着呼信号を、同無線端末を無線収容する無線基地局に送信する交換装置とを有する電話交換システムであって、前記交換装置は、前記無線基地局を通じて前記発信端末から前記無線端末への着呼中に、同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にあるか否かを判定し、同無線端末の応答が所定期間内にない場合、同無線端末への着呼を保持する着呼保持手段と、この着呼保持手段にて同無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、この無線基地局に対して、同無線端末への再着呼を指示する着呼信号を送信する再着呼手段とを有するようにした。
従って、本願請求項1記載の電話交換システムによれば、前記発信端末から前記無線端末への着呼中に、同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、同無線端末への着呼を保持すると共に、同無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、この無線基地局に対して、同無線端末への再着呼を指示する着呼信号を送信するようにしたので、例えば電話交換システム内の発信端末から無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内になくても、同無線端末への着呼を保持中に、例えば同無線端末が圏内復帰した、すなわち同無線端末からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末への着呼を再開することができる。
また、本願請求項2記載の電話交換システムは、本願請求項1記載の構成において、前記着呼保持手段は、前記無線端末への着呼を保持すべく、同無線端末の電話番号及び、同無線端末へ着呼中の前記発信端末の電話番号を対応付けて管理する電話番号管理手段を有し、前記再着呼手段は、前記無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、この位置登録要求に含まれる同無線端末の電話番号に対応した同発信端末の電話番号が前記電話番号管理手段内にあるか否かを判定し、同無線端末の電話番号に対応した同発信端末の電話番号がある場合、同無線端末への再着呼を指示する着呼信号を、同無線端末を無線収容する前記無線基地局に送信するようにした。
従って、本願請求項2記載の電話交換システムによれば、本願請求項1記載の効果に加えて、前記無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信し、この位置登録要求に含まれる同無線端末の電話番号に対応した同発信端末の電話番号が前記電話番号管理手段内にある場合、同無線端末への再着呼を指示する着呼信号を、同無線端末を無線収容する前記無線基地局に送信するようにしたので、発信端末から無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内になくても、同無線端末への着呼を保持中に、例えば同無線端末が圏内復帰、すなわち同無線端末からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末への着呼を再開することができる。
また、本願請求項3記載の電話交換システムは、本願請求項1又は2記載の構成において、前記交換装置は、前記無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、前記発信端末に対して、前記無線端末の無線圏外を示す圏外ガイダンスを通知する圏外通知手段を有するようにした。
従って、本願請求項3記載の電話交換システムによれば、本願請求項1又は2記載の効果に加えて、前記無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、前記発信端末に対して、前記無線端末の無線圏外を示す圏外ガイダンスを通知するようにしたので、発信端末側のユーザは、圏外ガイダンスに応じて発呼先の無線端末の無線圏外を認識することができる。
また、本願請求項4記載の電話交換システムは、本願請求項1、2又は3記載の構成において、前記交換装置は、前記無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、前記発信端末に対して前記無線端末への再接続を示す再接続ガイダンスを通知する再接続通知手段を有するようにした。
従って、本願請求項4記載の電話交換システムによれば、本願請求項1,2又は3記載の効果に加えて、前記無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、前記発信端末に対して前記無線端末への再接続を示す再接続ガイダンスを通知するようにしたので、発信端末側のユーザは、再接続ガイダンスに応じて発呼先の無線端末との再接続を認識することができる。
また、本願請求項5記載の電話交換システムは、本願請求項1,2,3又は4記載の構成において、前記着呼保持手段は、前記無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にないと判定されてから所定時間を経過するまで、同無線端末への着呼を保持するようにした。
従って、本願請求項5記載の電話交換システムによれば、本願請求項1,2,3又は4記載の効果に加えて、前記無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にないと判定されてから所定時間を経過するまで、同無線端末への着呼を保持するようにしたので、発信端末側のユーザは、無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内になくても、その後、例えば圏外ガイダンスタイマの所定時間を経過するまでに位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、同無線端末への着呼を再開することができると共に、所定時間経過後の不要な着呼保持に要する交換装置側の負担を大幅に軽減することができる。
また、本願請求項6記載の電話交換システムは、本願請求項1,2,3又は4記載の構成において、前記発信端末は、終話操作に応じて終話信号を前記交換装置に対して送信する終話信号送信手段を有し、前記着呼保持手段は、前記圏外通知手段を通じて前記発信端末に対する前記圏外ガイダンスの通知開始から、同発信端末から前記終話信号を受信するまで、前記無線端末への着呼を保持するようにした。
従って、本願請求項6記載の電話交換システムによれば、本願請求項1,2,3又は4記載の効果に加えて、前記発信端末に対する前記圏外ガイダンスの通知開始から、同発信端末からの終話信号を受信するまで、前記無線端末への着呼を保持するようにしたので、発信端末側のユーザは、圏外ガイダンス通知開始後、自発的な終話操作に応じて不要な着呼保持に要する交換装置側の処理負担を大幅に軽減することができる。
また、本願請求項7記載のIPネットワークシステムは、無線端末を無線収容する無線基地局と、この無線基地局をIPネットワークに接続して、前記無線端末の位置情報を、同無線端末を無線収容する前記無線基地局のIPアドレスで管理する制御装置とを有し、前記無線端末に対して発信端末から発呼するに際し、前記発信端末は、前記無線端末を無線収容する前記無線基地局のIPアドレスに基づき、前記無線端末への着呼を指示すべく、同無線基地局に対して発呼要求を送信するIPネットワークシステムであって、前記制御装置は、前記無線基地局を通じて前記発信端末から前記無線端末への着呼中に、前記無線基地局を通じて同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、同無線端末への着呼を保持する着呼保持手段と、この着呼保持手段にて同無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、前記発信端末に対して、前記無線端末への再発呼を要求する再発呼要求を送信する再発呼要求手段とを有し、前記発信端末は、前記再発呼要求手段からの前記再発呼要求を受信すると、同無線端末への着呼を指示する前記発呼要求を、同無線端末を無線収容する前記無線基地局に対して送信するようにした。
従って、本願請求項7記載のIPネットワークシステムによれば、前記発信端末から前記無線端末への着呼中に、前記無線基地局を通じて同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、同無線端末への着呼を保持すると共に、同無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、前記発信端末に対して、前記無線端末への再発呼を要求する再発呼要求を送信し、前記発信端末側は、前記再発呼要求を受信すると、同無線端末への着呼を指示する前記発呼要求を、同無線端末を無線収容する前記無線基地局に対して送信するようにしたので、例えばIPネットワークシステム内の発信端末から無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内になくても、同無線端末への着呼を保持中に、例えば同無線端末が圏内復帰した、すなわち同無線端末からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末への着呼を再開することができる。
また、本願請求項8記載のIPネットワークシステムは、本願請求項7記載の構成において、前記着呼保持手段は、前記無線端末への着呼を保持すべく、同無線端末の電話番号及び、同無線端末へ着呼中の前記発信端末の電話番号を対応付けて管理する電話番号管理手段を有し、前記再発呼要求手段は、前記無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、この位置登録要求に含まれる同無線端末の電話番号に対応した同発信端末の電話番号が前記電話番号管理手段内にあるか否かを判定し、同無線端末の電話番号に対応した同発信端末の電話番号がある場合、前記発信端末に対して、同無線端末への再発呼を要求する前記再発呼要求を送信するようにした。
従って、本願請求項8記載のIPネットワークシステムによれば、本願請求項7記載の効果に加えて、前記無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信し、この位置登録要求に含まれる同無線端末の電話番号に対応した同発信端末の電話番号が前記電話番号管理手段内にある場合、前記発信端末に対して、同無線端末への再発呼を要求する前記再発呼要求を送信するようにしたので、発信端末から無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内になくても、同無線端末への着呼を保持中に、例えば同無線端末が圏内復帰した、すなわち同無線端末からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末への着呼を再開することができる。
また、本願請求項9記載のIPネットワークシステムは、本願請求項7又は8記載の構成において、前記無線基地局を通じて同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、前記発信端末に対して圏外通知を通知する圏外通知手段を有し、前記発信端末は、前記圏外通知手段から前記圏外通知を受信すると、前記無線端末の無線圏外を報知するメッセージ又は報知音を出力するようにした。
従って、本願請求項9記載のIPネットワークシステムによれば、本願請求項7又は8記載の効果に加えて、前記無線基地局を通じて同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、前記発信端末に対して圏外通知を通知し、前記発信端末は、前記圏外通知を受信すると、前記無線端末の無線圏外を報知するメッセージ又は報知音を出力するようにしたので、発信端末側のユーザは、無線圏外を報知するメッセージ又は報知音に応じて、発呼先の無線端末の無線圏外を認識することができる。
また、本願請求項10記載のIPネットワークシステムは、本願請求項7,8又は9記載の構成において、前記発信端末は、前記再発呼要求手段から前記再発呼要求を受信すると、前記無線端末への再接続を示すメッセージ又は報知音を出力するようにした。
従って、本願請求項10記載のIPネットワークシステムによれば、本願請求項7,8又は9記載の効果に加えて、前記発信端末は、前記再発呼要求を受信すると、前記無線端末への再接続を示すメッセージ又は報知音を出力するようにしたので、発信端末側のユーザは、無線端末への再接続を示すメッセージ又は報知音に応じて、発呼先の無線端末との再接続を認識することができる。
また、本願請求項11記載のIPネットワークシステムは、本願請求項7,8,9又は10記載の構成に加えて、前記着呼保持手段は、前記無線基地局を通じて同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にないと判定されてから所定時間を経過するまで、同無線端末への着呼を保持するようにした。
従って、本願請求項11記載のIPネットワークシステムによれば、本願請求項7,8,9又は10記載の効果に加えて、前記無線基地局を通じて同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にないと判定されてから所定時間を経過するまで、同無線端末への着呼を保持するようにしたので、発信端末側のユーザは、無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内になくても、その後、例えば着呼保持タイマの所定時間を経過するまでに位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、同無線端末への着呼を再開することができると共に、所定時間経過後の不要な着呼保持に要する制御装置側の負担を大幅に軽減することができる。
また、本願請求項12記載のIPネットワークシステムは、本願請求項7、8,9,10又は11記載の構成において、前記制御装置は、H.323プロトコルで通信を実行するゲートキーパ装置であるようにした。
従って、本願請求項12記載のIPネットワークシステムによれば、本願請求項7,8,9,10又は11記載の効果に加えて、前記制御装置を、H.323プロトコルで通信を実行するゲートキーパ装置にしたので、H.323プロトコルの通信システムにも適用可能である。
また、本願請求項13記載のIPネットワークシステムは、本願請求項7,8,9,10又は11記載の構成において、前記制御装置は、SIPプロトコルで通信を実行するSIPプロキシサーバであるようにした。
従って、本願請求項13記載のIPネットワークシステムによれば、本願請求項7,8,9,10又は11記載の効果に加えて、前記制御装置を、SIPプロトコルで通信を実行するSIPプロキシサーバにしたので、SIPプロトコルの通信システムにも適用可能である。
(実施の形態1)
以下、図面に基づいて本発明の第1の実施の形態を示す電話交換システムについて説明する。図1は第1の実施の形態を示す電話交換システム内部の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す電話交換システム1は、無線端末2を無線収容する複数台の無線基地局3と、これら複数台の無線基地局3、発信端末4及び公衆網5を収容接続する交換装置6とを有し、交換装置6は、例えば発信端末4から無線端末2への発呼信号を受信すると、同無線端末2への着呼を指示する着呼信号を、同無線端末2を無線収容する無線基地局3に送信すると共に、無線基地局3は、着呼信号を受信すると、同無線端末2への着呼を開始するものである。
図2は同交換装置6内部の概略構成を示すブロック図である。
図2に示す交換装置6は、無線基地局3、発信端末4及び公衆網5との通信制御を司る通信制御部11と、この通信制御部11を通じて、様々な音声ガイダンスを通知するガイダンス通知部12と、この交換装置6全体を制御する制御部13とを有している。
通信制御部11は、例えば発信端末4から無線端末2への発呼信号を受信すると、同無線端末2の位置情報に基づき、同無線端末2を無線収容する無線基地局3に対して着呼信号(SETUP)を送信すると共に、同無線基地局3からの着呼信号(SETUP)に対する着呼受付信号(CALLPROC)を受信するものである。尚、無線基地局3は、交換装置6から同無線端末2への着呼信号(SETUP)を受信すると、同無線端末2への着呼を開始するものである。
また、通信制御部11は、無線端末2を無線収容する無線基地局3から同無線端末2の圏内復帰や電源投入等による位置登録要求(REGISTER)を受信すると、同無線端末2の位置情報として、同無線端末2を無線収容する無線基地局3の内線番号を登録管理するものである。
制御部13は、通信制御部11を通じて、無線端末2を無線収容する無線基地局3からの位置登録要求(REGISTER)を監視する位置登録要求監視部21と、通信制御部11を通じて、無線端末2への着呼中に、同無線端末2への着呼に対する同無線端末2の応答、例えば呼出中信号(ALERT)を監視する着呼応答監視部22と、この着呼応答監視部22を通じて呼出中信号(ALERT)が所定期間内、すなわち圏外判定タイマ23の計時中に受信できたか否か、すなわち無線端末2が圏外であるか否かを判定する圏外判定部24と、この圏外判定部24にて同無線端末2が圏外であると判定されると、同無線端末2への着呼を保持する着呼保持制御部25と、無線端末2への着呼を保持すべく、同着呼保持に関わる無線端末2及び発信端末4の内線番号を管理する内線番号管理部26と、無線端末2への着呼保持中に、位置登録要求監視部21を通じて同無線端末2の位置登録要求(REGISTER)を受信すると、この位置登録要求に含まれる同無線端末2の内線番号に対応する同発信端末4の内線番号を内線番号管理部26内から検索する着呼保持検索部27と、この着呼保持検索部27の検索結果に基づき、同無線端末2の内線番号に対応した同発信端末4の内線番号が内線番号管理部26内にある場合、位置登録要求の無線端末2、すなわち圏内復帰した無線端末2への再着呼を指示する着呼信号(SETUP)を、通信制御部11を通じて、同無線端末2を無線収容する無線基地局3に送信する再着呼部28とを有している。
着呼応答監視部22は、通信制御部11を通じて、無線端末2への着呼中に、同無線端末2から同着呼に対する同無線端末2の応答、例えば呼出中信号(ALERT)を監視するものである。
圏外判定部24は、通信制御部11を通じて、無線基地局3への着呼信号(SETUP)に対する着呼受付信号(CALLPROC)を受信すると、圏外判定タイマ23の計時動作を開始し、圏外判定タイマ23の計時中に、無線端末2への着呼に対する同無線端末2の応答、例えば呼出中信号(ALERT)を受信したか否かを判定し、圏外判定タイマ23の計時中に呼出中信号(ALERT)を受信した場合、無線端末2が圏内であると判断し、圏外判定タイマ23の計時中に呼出中信号(ALERT)を受信できなかった場合、同無線端末2が圏外であると判断するものである。
着呼保持制御部25は、圏外判定部24にて同無線端末2が圏外であると判定されると、同無線端末2の内線番号及び、同無線端末2へ発呼中の発信端末4の内線番号を対応付けて内線番号管理部26に格納して、同無線端末2への着呼を保持するものである。
また、着呼保持制御部25は、同無線端末2への着呼を保持すると、同無線端末2が圏外である旨を発信端末4側に報知すべく、ガイダンス通知部12を通じて圏外ガイダンスを発信端末4に通知すると共に、圏外ガイダンス通知開始から圏外ガイダンスタイマ29の計時動作を開始し、圏外ガイダンスタイマ29がタイムアップすると、ガイダンス通知部12を通じて圏外ガイダンスの通知動作を停止し、内線番号管理部26に格納中の同無線端末2の内線番号に対応する発信端末4の内線番号を消去して、同無線端末2への着呼保持を解除するものである。
また、着呼保持制御部25は、圏外ガイダンス通知開始から圏外ガイダンスタイマ29の計時中に、位置登録要求監視部21を通じて、同無線端末2を無線収容する無線基地局3から圏内復帰した無線端末2の位置登録要求(REGISTER)を受信すると、この位置登録要求(REGISTER)に含まれる無線端末2の内線番号を取得するものである。
また、着呼保持制御部25は、同位置登録要求(REGISTER)に含まれる無線端末2の内線番号を取得すると、着呼保持検索部27を通じて、同無線端末2の内線番号に対応した発信端末4の内線番号を内線番号管理部16から検索し、その検索結果に基づき、同無線端末2の内線番号に対応した発信端末4の内線番号が内線番号管理部26内にあるか否かを判定するものである。
再着呼部28は、着呼保持検索部27の検索結果に基づき、同無線端末2の内線番号に対応した発信端末4の内線番号が内線番号管理部26内にある場合、同無線端末2への着呼が保持中であると判断し、同無線端末2への再着呼を指示する着呼信号(SETUP)を、通信制御部11を通じて、同無線端末11を無線収容する無線基地局3に送信するものである。この結果、無線基地局3は、着呼信号(SETUP)に応じて、圏内復帰した無線端末2への着呼を再開するものである。
また、着呼保持制御部25は、着呼保持検索部27の検索結果に基づき、同無線端末2の内線番号に対応した発信端末4の内線番号が内線番号管理部26内にある場合、ガイダンス通知部12を通じて、発信端末4に対して、無線端末2への再接続を示す再接続ガイダンスを通知するものである。
また、着呼保持制御部25は、圏外ガイダンス通知開始から圏外ガイダンスタイマ29の計時動作を開始し、圏外ガイダンスタイマ29がタイムアップしなくても、発信端末4からの終話操作に応じた終話信号を受信すると、圏外ガイダンスの通知動作を停止し、内線番号管理部26に格納中の同無線端末2の内線番号に対応する発信端末4の内線番号を消去して同無線端末2への着呼保持を解除するものである。
また、無線基地局3は、交換装置6側の通信制御部11を通じて着呼信号(SETUP)を受信すると、同無線端末2への着呼を開始し、同着呼に対する着呼応答、着呼受付信号(CALLPROC)及び呼出中信号(ALERT)を受信した後、無線端末2側の応答操作に応じた接続要求信号(CONNECT)を受信すると、この接続要求信号(CONNECT)を交換装置6に送信するものである。
交換装置6側の通信制御部11は、接続要求信号(CONNECT)を受信すると、応答信号を発信端末4に送信することで、無線端末2及び発信端末4間は無線基地局3経由で通話を確立するものである。
尚、請求項1乃至6記載の電話交換システムは電話交換システム1、無線端末は無線端末2、無線基地局は無線基地局3、発信端末は発信端末4及び公衆網5に接続する通信端末、交換装置は交換装置6、着呼保持手段は圏外判定部24、着呼保持制御部25及び圏外ガイダンスタイマ29、再着呼手段は位置登録要求監視部21、着呼保持検索部27及び再着呼部28、電話番号管理手段は内線番号管理部26、圏外通知手段及び再接続通知手段はガイダンス通知部12、終話信号送信手段は発信端末4に相当するものである。
次に第1の実施の形態を示す電話交換システム1の動作について説明する。図3及び図4は第1の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わる電話交換システム1全体の処理動作を示す動作シーケンス図である。尚、説明の便宜上、内線番号1000番の無線端末2の現在位置情報が移動元の無線基地局3Aの内線番号で、同無線端末2に対して内線番号2000番の発信端末4が発信する場合を想定する。
図3に示す圏内復帰再着呼処理は、発信端末4から圏外の無線端末2へ発呼したとしても、同無線端末2への着呼を保持し、同無線端末2への着呼保持中、例えば発信端末4に対する圏外ガイダンス通知中に、無線端末2が圏内復帰すると、圏内復帰した無線端末2への着呼を再度開始する処理である。
図3に示す発信端末4は、無線端末2への発信操作を検出すると(ステップS11)、同無線端末2の内線番号を含む発呼信号を交換装置6に送信する(ステップS12)。
交換装置6は、発呼信号を受信すると、同発呼信号に含まれる同無線端末2の内線番号に対応する現在位置情報に基づき、同無線端末2を無線収容する移動元の無線基地局3Aに対して着呼信号(SETUP)を送信する(ステップS13)。
移動元の無線基地局3Aは、着呼信号(SETUP)を受信すると、同無線端末2への着呼を開始すると共に(ステップS14)、着呼信号(SETUP)を受け付けたことを示す着呼受付信号(CALLPROC)を交換装置6に送信する(ステップS15)。
交換装置6は、通信制御部11を通じて、移動元の無線基地局3Aからの着呼受付信号(CALLPROC)を受信すると、圏外判定部24を通じて、圏外判定タイマ23の計時動作を開始し(ステップS16)、計時中の圏外判定タイマ23がタイムアップすると(ステップS17)、同無線端末2が圏外であると判断し、無線端末2への着呼を停止すべく、解放信号(RELCOMP)を移動元の無線基地局3Aに送信する(ステップS18)。尚、移動元の無線基地局3Aは、解放信号(RELCOMP)を受信すると、同無線端末2への着呼を停止する。
交換装置6は、圏外判定部24を通じて無線端末2が圏外と判断されると、着呼保持制御部25を通じて、同無線端末2の内線番号“1000”に対応付けて同無線端末2へ発呼中の発信端末4の内線番号“2000”を内線番号管理部26に格納することで同無線端末2への着呼を保持し(ステップS19)、ガイダンス通知部12を通じて、同無線端末2が圏外である旨を示す圏外ガイダンスを発信端末4に通知する(ステップS20)。尚、発信端末4側のユーザは、図示せぬハンドセットを通じて圏外ガイダンスを受聴することで、発呼先の無線端末2が圏外であることを認識できるものである。
さらに、交換装置6は、発信端末4への圏外ガイダンス通知を開始すると、着呼保持制御部25を通じて、圏外ガイダンスタイマ29の計時動作を開始する(ステップS21)。尚、ガイダンス通知部12は、例えば圏外ガイダンスタイマ29がタイムアップするまで圏外ガイダンスを発信端末4に対して継続報知するものである。
この圏外ガイダンスタイマ29の計時中に圏外の無線端末2が移動先の無線基地局3Bに移動した場合、移動先の無線基地局3Bは、同無線端末2から位置登録要求を受信し(ステップS22)、この位置登録要求を受信すると、同無線端末2の位置登録要求(REGISTER)を交換装置6に送信することになる(ステップS23)。
交換装置6は、通信制御部11を通じて、位置登録要求(REGISTER)を受信すると、同位置登録要求(REGISTER)に含まれる内線番号に応じて同無線端末2の位置情報を更新すると共に、この位置登録要求(REGISTER)を受け付けた要求受付信号(CALLPROC)を移動先の無線基地局3Bに送信した後(ステップS24)、同無線端末2の位置登録を完了したことを示す位置登録完了信号(RELCOMP)を移動先の無線基地局3Bに送信する(ステップS25)。その結果、交換装置6は、圏内復帰した内線番号“1000”の無線端末2の位置情報として、移動元の無線基地局3Aから移動先の無線基地局3Bに登録更新したことになる。
移動先の無線基地局3Bは、位置登録完了信号(RELCOMP)を受信すると、位置登録許可を同無線端末2に送信する(ステップS26)。
交換装置6は、位置登録要求監視部21を通じて、ステップS23にて圏外ガイダンスタイマ29の計時中に無線端末2の位置登録要求(REGISTER)を受信すると、着呼保持検索部27を通じて、この位置登録要求(REGISTER)に含まれる無線端末2の内線番号に対応する発信端末4の内線番号を内線番号管理部26から検索する(ステップS27)。
交換装置6は、着呼保持検索部27の検索結果に基づき、同無線端末2の内線番号に対応する発信端末4の内線番号が内線番号管理部26内にある場合(ステップS28)、ガイダンス通知部12を通じて再接続ガイダンスを、同無線端末2の内線番号に対応した発信端末4に対して、再接続ガイダンスを送信する(ステップS29)。尚、発信端末4側のユーザは、ハンドセットを通じて再接続ガイダンスを受聴することで、圏内復帰した発呼先の無線端末2への再接続を認識することができる。
さらに、交換装置6は、ステップS28にて位置登録要求に関わる無線端末2の内線番号に対応した発信端末4の内線番号が内線番号管理部26内にある場合、同無線端末2への着呼が保持中であると判断し、再着呼部28を通じて、同着呼保持中の無線端末2への着呼を再開すべく、再着呼処理を開始する(ステップ30)。
図4に示す交換装置6は、ステップS30にて再着呼部28を通じて再着呼処理を開始すると、同無線端末2の再着呼を指示すべく、同無線端末2の位置情報、すなわち移動先の無線基地局3Bに対して、着呼信号(SETUP)を送信する(ステップS31)。
移動先の無線基地局3Bは、着呼信号(SETUP)を受信すると、同無線端末2への着呼を開始すると共に(ステップS32)、同着呼信号(SETUP)を受け付けたことを示す着呼受付信号(CALLPROC)を交換装置6に送信する(ステップS33)。
交換装置6は、着呼受付信号(CALLPROC)を受信すると、着呼保持制御部25を通じて、同無線端末2の内線番号“1000”に対応する発信端末4の内線番号“2000”を内線番号管理部26から消去することで同無線端末2への着呼保持を解除する(ステップS34)。
さらに、移動先の無線基地局3Bは、無線端末2への着呼に対する着呼応答を受信すると(ステップS35)、呼設定要求信号(SETUP)を無線端末2に送信する(ステップS36)。
無線端末2は、呼設定要求信号(SETUP)を受信すると、この呼設定要求信号(SETUP)を受け付けたことを示す呼設定受付信号(CALLPROC)を移動先の無線基地局3Bに送信すると共に(ステップS37)、呼出中信号(ALERT)を移動先の無線基地局3Bに送信し(ステップS38)、呼出音を鳴動出力する(ステップS39)。尚、無線端末2側のユーザは、呼出音の鳴動出力に応じて同無線端末2への着呼を認識することができる。
移動先の無線基地局3Bは、ステップS38にて無線端末2からの呼出中信号(ALERT)を受信すると、同呼出中信号(ALERT)を交換装置6に送信する(ステップS40)。
交換装置6は、通信制御部11を通じて呼出中信号(ALERT)を受信すると、リングバックトーン(RBT)を発信端末4に送信する(ステップS41)。尚、発信端末4側のユーザは、ハンドセットを通じてRBTを受聴することで、圏内復帰した無線端末2への呼出中を認識することができる。
さらに、無線端末2は、呼出音の鳴動出力中に、応答操作を検出すると(ステップS42)、接続要求信号(CONNECT)を移動先の無線基地局3Bに送信する(ステップS43)。
移動先の無線基地局3Bは、接続要求信号(CONNECT)を受信すると、この接続要求信号(CNNECT)を交換装置6に送信する(ステップS44)。
交換装置6は、通信制御部11を通じて、接続要求信号(CONNECT)を受信すると、応答信号を発信端末4に送信する(ステップS45)。その結果、無線端末2及び発信端末4は、交換装置6及び移動先の無線基地局3Bを通じて通話を確立することになる(ステップS46)。
図3及び図4に示す圏内復帰再着呼処理によれば、発信端末4から無線端末2への着呼中に、同無線端末2への着呼に対する同無線端末2の応答、例えば呼出中信号(ALERT)が圏外判定タイマ23の計時中に受信できなかった場合、同無線端末2が圏外と判断し、同無線端末2への着呼を保持して同発信端末4に対して圏外ガイダンスを通知すると共に、同無線端末2への着呼保持中、例えば圏外ガイダンス通知中に、同無線端末2から移動先の無線基地局3Bを通じて位置登録要求を受信すると、同無線端末2が圏内復帰したものと判断し、同無線端末2を無線収容する移動先の無線基地局3Bに対して、同無線端末2への再着呼を指示する着呼信号(SETUP)を送信するようにしたので、電話交換システム1内の発信端末4から圏外の無線端末2に対して発呼したとしても、同無線端末2への着呼保持中、例えば圏外ガイダンス通知中に、同無線端末2が圏内復帰した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末2への着呼を再開することができる。
また、図3及び図4の圏内復帰再着呼処理においては、無線端末2への着呼保持中、例えば発信端末4への圏外ガイダンス通知中に同無線端末2の圏内復帰、すなわち無線端末2の位置登録要求を受信した場合を例に挙げて説明したが、発信端末4への圏外ガイダンス通知中に同無線端末2の圏内復帰、すなわち無線端末2の位置登録要求を受信できなかった場合も考えられる。
そこで、発信端末4への圏外ガイダンス通知中に同無線端末2の圏内復帰、すなわち無線端末2への位置登録要求を受信できなかった場合の電話交換システム1全体の処理動作について説明する。図5は圏内復帰再着呼処理に関わる圏内未復帰時の電話交換システム1全体の処理動作を示す動作シーケンス図である。尚、図3に示す圏内復帰再着呼処理と同一の処理ステップについては同一符号を付すことで、その重複する処理ステップの説明については省略する。
図5に示す交換装置6は、ステップS11からステップS20までの処理動作を経て、ステップS21にて圏外ガイダンスタイマ29の計時動作を開始し、この圏外ガイダンスタイマ29の計時中に無線端末2の位置登録要求(REGISTER)を受信することなく、この圏外ガイダンスタイマ29がタイムアップした場合(ステップS51)、ステップS19にて内線番号管理部26に格納した同無線端末2の内線番号に対応する発信端末4の内線番号を消去することで同無線端末2への着呼保持を解除し(ステップS52)、ガイダンス通知部12を通じて圏外ガイダンスを通知中の発信端末4に対してビジー音(BT)又は規制音(ROT:Reoder Tone)を送信することで(ステップS53)、この処理動作を終了する。その結果、発信端末4側のユーザは、ハンドセットを通じてビジー音(BT)又は規制音(ROT)を受聴することで、発呼先の無線端末2との通話ができないことを認識することができる。
図5に示す圏内復帰再着呼処理によれば、無線端末2への着呼に対する同無線端末2の応答、例えば呼出中信号(ALERT)が圏外判定タイマ23の計時中に受信できなかった場合、すなわち、同無線端末2が圏外と判断された場合、圏外ガイダンスタイマ29がタイムアップするまで、同無線端末2への着呼を保持するようにしたので、発信端末4側のユーザは、無線端末2への着呼に対する同無線端末2の応答、例えば呼出中信号(ALERT)が圏外判定タイマ23の計時中に受信できなくても、その後、圏外ガイダンスタイマ29がタイムアップするまでに同無線端末2が圏内復帰した場合、新たな発呼操作を要することなく、同無線端末2への着呼を再開することができると共に、圏外ガイダンスタイマ29のタイムアップ後の不要な着呼保持に要する交換装置6側の負担を大幅に軽減することができる。
尚、図5に示す圏内復帰再着呼処理においては、圏外ガイダンスタイマ29がタイムアップするまで同無線端末2への着呼を保持するようにしたが、図6に示す処理動作を実行するようにしても良く、この場合の処理動作につき説明する。
図6は圏内復帰再着呼処理に関わる圏内未復帰時の電話交換システム1全体の処理動作を示す動作シーケンス図である。
図6において発信端末4は、ステップS11からステップS21までの処理動作を経て、圏外ガイダンスタイマ29のタイムアップを待つまでもなく、ステップS20にて圏外ガイダンスの受信中に、終話操作を検出すると(ステップS54)、終話信号を交換装置6に送信する(ステップS55)。
交換装置6は、ステップS55にて終話信号を受信すると、ステップS19にて内線番号管理部26に格納した同無線端末2の内線番号に対応する発信端末4の内線番号を消去することで同無線端末2への着呼保持を解除して(ステップS56)、この処理動作を終了する。
図6に示す圏内復帰着呼処理によれば、発信端末4に対する圏外ガイダンスの通知開始から、同発信端末4からの終話信号を受信するまで、無線端末2への着呼を保持するようにしたので、発信端末4側のユーザは、圏外ガイダンス通知開始後、圏外ガイダンスタイマ29のタイプアップを待たなくても、自発的な終話操作に応じて不要な着呼保持に要する交換装置6側の処理負担を軽減することができる。
第1の実施の形態によれば、発信端末4から無線端末2への着呼中に、同無線端末2への着呼に対する同無線端末2の応答が所定期間内にない場合、同無線端末2を圏外と判断して、同無線端末2への着呼を保持すると共に、同無線端末2への着呼保持中に、同無線端末2から無線基地局3を通じて位置登録要求を受信すると、この無線基地局3に対して、同無線端末2への再着呼を指示する着呼信号(SETUP)を送信するようにしたので、電話交換システム1内の発信端末4から無線端末2への着呼に対する同無線端末2の応答が所定期間内になくても、同無線端末2への着呼保持中に、例えば同無線端末2が圏内復帰した、すなわち同無線端末2からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末2への着呼を再開することができる。
また、第1の実施の形態によれば、無線端末2への着呼保持中に、同無線端末2から無線基地局3を通じて位置登録要求を受信すると、この位置登録要求に含まれる同無線端末2の内線番号に対応する発信端末4の内線番号が内線番号管理部26内にある場合、同無線端末2への再着呼を指示する着呼信号(SETUP)を、同無線端末2を無線収容する無線基地局3に送信するようにしたので、発信端末4から無線端末2への着呼に対する同無線端末2の応答が所定期間内になくても、同無線端末2への着呼保持中に、例えば同無線端末2が圏内復帰、すなわち同無線端末2からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末2への着呼を再開することができる。
また、第1の実施の形態によれば、無線端末2への着呼に対する同無線端末2の応答が所定期間内にない場合、発信端末4に対して、無線端末2の無線圏外を示す圏外ガイダンスを通知するようにしたので、発信端末4側のユーザは、圏外ガイダンスに応じて発呼先の無線端末2が圏外であることを認識することができる。
また、第1の実施の形態によれば、無線端末2への着呼保持中に、同無線端末2から無線基地局3を通じて位置登録要求を受信すると、発信端末4に対して無線端末2への再接続を示す再接続ガイダンスを通知するようにしたので、発信端末4側のユーザは、再接続ガイダンスに応じて発呼先の無線端末2との再接続を認識することができる。
また、第1の実施の形態によれば、無線端末2への着呼に対する同無線端末2の応答が所定期間内にないと判定されてから、圏外ガイダンスタイマ29がタイムアップするまで、同無線端末2への着呼を保持するようにしたので、発信端末4側のユーザは、無線端末2への着呼に対する同無線端末2の応答が所定期間内になくても、その後、圏外ガイダンスタイマ29がタイムアップするまでに位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、同無線端末2への着呼を再開することができると共に、圏外ガイダンスタイマ29のタイムアップ後の不要な着呼保持に要する交換装置6側の負担を大幅に軽減することができる。
また、第1の実施の形態によれば、発信端末4に対する圏外ガイダンスの通知開始から、同発信端末4からの終話信号を受信するまで、無線端末2への着呼を保持するようにしたので、発信端末4側のユーザは、圏外ガイダンス通知開始後、自発的な終話操作に応じて不要な着呼保持に要する交換装置6側の処理負担を大幅に軽減することができる。
尚、上記第1の実施の形態においては、発信端末4から無線端末2への発呼を例に挙げて説明したが、公衆網5内の通信端末から無線端末2への発呼に際しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、上記第1の実施の形態においては、無線基地局3及び発信端末4を収容接続する交換装置6で構成する電話交換システム1を例に挙げて説明したが、H.323プロトコル通信に対応したIPネットワークシステムについても同様の効果を得ることができるため、その実施の形態につき、第2の実施の形態として説明する。
(実施の形態2)
図7は第2の実施の形態を示すIPネットワークシステム内部の概略構成を示すブロック図である。
図7に示すIPネットワークシステム100は、無線端末101を無線収容するIP基地局102と、無線端末101を無線収容する無線基地局103を収容接続する基地局ゲートウェイ104と、例えばIP電話機等の発信端末105と、IP基地局102、基地局ゲートウェイ104及び発信端末105をIPネットワーク107に接続し、IP基地局102、基地局ゲートウェイ104及び発信端末105をIPアドレスで管理すると共に、無線端末101の位置情報を、同無線端末101を無線収容するIP基地局102又は基地局ゲートウェイ104のIPアドレスで登録管理するゲートキーパ装置106とを有している。
尚、IP基地局102、基地局ゲートウェイ104、発信端末105及びゲートキーパ装置106は、H.323プロトコル通信対応の機器である。
無線基地局103は、自己の無線ゾーン内の無線端末101を無線収容する、例えばデジタル無線基地局やアナログ無線基地局に相当し、IPネットワーク107との通信インタフェースを備えていない無線基地局に相当するものである。
IP基地局102は、自己の呼出ゾーン内の無線端末101を無線収容し、IPネットワーク107との通信インタフェースを備えたものである。
基地局ゲートウェイ104は、複数台の無線基地局103を収容し、各無線基地局103の呼出ゾーン内の無線端末101を無線収容し、無線基地局103及びIPネットワーク107間の通信インタフェースを備えたものである。
ゲートキーパ装置106は、IPネットワーク107を通じて基地局ゲートウェイ104及びIP基地局102と接続し、例えば無線端末101がIP基地局102の呼出ゾーン内に無線収容される場合、同無線端末101の位置情報を、同IP基地局102のIPアドレスで管理すると共に、例えば無線端末101が無線基地局103の呼出ゾーン内に無線収容される場合、同無線端末101の位置情報を、同無線基地局103を収容する基地局ゲートウェイ104のIPアドレスで管理するものである。
図8は同ゲートキーパ装置106内部の概略構成を示すブロック図である。
図8に示すゲートキーパ装置106は、IPネットワーク107とのH.323プロトコルの通信制御を司るゲートキーパ通信制御部111と、このゲートキーパ装置106全体を制御するゲートキーパ制御部112とを有している。
ゲートキーパ通信制御部111は、例えば発信端末105から無線端末101への発信操作に応じて、同無線端末101の位置情報、すなわち同無線端末101を無線収容中のIP基地局102又は基地局ゲートウェイ104のIPアドレスを要求するアドレス要求(ARQ)を同無線端末101から受信すると、このアドレス要求(ARQ)に応じて同無線端末101の位置情報に対応するIP基地局102又は基地局ゲートウェイ104のIPアドレスを検索し、このIPアドレスを含むアドレス確認(ACF)を発信端末105に送信するものである。
その結果、発信端末105は、ゲートキーパ通信制御部111からのアドレス確認(ACF)を受信すると、同アドレス確認(ACF)に含まれるIPアドレスに基づき、同無線端末101を無線収容中のIP基地局102又は基地局ゲートウェイ104に呼設定要求(SETUP)を送信するものである。
IP基地局102又は基地局ゲートウェイ104は、発信端末105からの呼設定要求(SETUP)を受信すると、この呼設定要求(SETUP)を受け付けたことを示す呼設定受付(CALLPROC)を発信端末105に対して送信すると共に、同無線端末101への着呼を開始するものである。
IP基地局102又は基地局ゲートウェイ104は、同無線端末101への着呼を開始すると、図示せぬ基地局側圏外判定タイマの計時動作を開始し、この基地局側圏外判定タイマの計時中に同着呼に対する同無線端末101の応答、例えば着呼応答を同無線端末101から受信できた場合は同無線端末101に対して呼設定要求信号(SETUP)を送信する一方、基地局側圏外判定タイマがタイムアップするまでに同着呼に対する着呼応答を受信できなかった場合、圏外エラーメッセージを含む解放完了(RELCOMP)を発信端末105に送信すると共に、圏外エラーメッセージを含む終了要求(DRQ)をゲートキーパ装置106に送信するものである。
ゲートキーパ制御部112は、ゲートキーパ通信制御部111を通じて、IP基地局102又は基地局ゲートウェイ104から無線端末101の圏内復帰や電源投入等による位置登録要求(RRQ)を監視する位置登録要求監視部121と、ゲートキーパ通信制御部111を通じて、着呼中の無線端末101に関わる圏外エラーメッセージを監視する圏外エラーメッセージ監視部122と、この圏外エラーメッセージ監視部122にて無線端末101に関わる圏外エラーメッセージを検出すると、同無線端末101への着呼を保持する着呼保持制御部123と、無線端末101への着呼を保持すべく、同着呼保持に関わる無線端末101及び発信端末105の内線番号を管理する内線番号管理部124と、無線端末101への着呼保持中に、位置登録要求監視部121を通じて同無線端末101の位置登録要求(RRQ)を受信すると、この位置登録要求(RRQ)に含まれる同無線端末101の内線番号に対応する発信端末105の内線番号を内線番号管理部124内から検索する着呼保持検索部125と、この着呼保持検索部125の検索結果に基づき、同無線端末101の内線番号に対応する発信端末105の内線番号が内線番号管理部124内にある場合、同無線端末101への着呼が保持中であると判断し、同無線端末101への着呼を再開すべく、発信端末105に対して再発呼を要求する再発呼要求を発信端末105に送信する再発呼要求部126とを有している。
圏外エラーメッセージ監視部122は、ゲートキーパ通信制御部111を通じて、IP基地局102(基地局ゲートウェイ104)からの圏外エラーメッセージを含む終了要求(DRQ)を監視するものである。
着呼保持制御部123は、圏外エラーメッセージ監視部122にて無線端末101の圏外エラーメッセージを検出すると、同無線端末101の内線番号及び、同無線端末101へ発呼中の発信端末105の内線番号を対応付けて内線番号管理部124に格納することで同無線端末101への着呼を保持するものである。
また、着呼保持制御部123は、同無線端末101への着呼を保持すると、着呼保持タイマ127の計時動作を開始し、この計時中の着呼保持タイマ127がタイムアップすると、内線番号管理部124に格納中の同無線端末101の内線番号に対応する発信端末105の内線番号を消去することで同無線端末101への着呼保持を解除するものである。
また、着呼保持制御部123は、着呼保持タイマ127の計時中に、位置登録要求監視部121を通じて、同無線端末101を無線収容するIP基地局102(基地局ゲートウェイ104)から圏内復帰した無線端末101の位置登録要求(RRQ)を受信すると、この位置登録要求(RRQ)に含まれる無線端末101の内線番号を取得するものである。
着呼保持制御部123は、同位置登録要求(RRQ)に含まれる無線端末101の内線番号を取得すると、着呼保持検索部125を通じて、同無線端末101の内線番号に対応した発信端末105の内線番号を内線番号管理部124から検索し、その検索結果に基づき、同無線端末101の内線番号に対応する発信端末105の内線番号が内線番号管理部124内にあるか否かを判定するものである。
再発呼要求部126は、着呼保持検索部125の検索結果に基づき、同無線端末101の内線番号に対応した発信端末105の内線番号が内線番号管理部124内にある場合、同無線端末101への着呼が保持中であると判断し、同無線端末101への再発呼を発信端末105に要求する再発呼要求を、ゲートキーパ通信制御部111を通じて、同発信端末105に送信するものである。
その結果、発信端末105は、再発呼要求を受信すると、同再発呼要求に応じて再接続ガイダンスを出力すると共に、同無線端末101への再着呼を指示すべく、無線端末101の位置情報、すなわち同無線端末101を無線収容中のIP基地局102(基地局ゲートウェイ104)のIPアドレスを要求するアドレス要求(ARQ)をゲートキーパ装置106に送信すると共に、同アドレス要求(ARQ)に対するアドレス確認(ACF)を同ゲートキーパ装置106から受信すると、同アドレス確認(ACF)に含まれる同無線端末101の位置情報に相当するIPアドレスに基づき、同無線端末101への再発呼に相当する呼設定要求(SETUP)を、同無線端末101を無線収容するIP基地局102(基地局ゲートウェイ104)に送信して、圏内復帰した同無線端末101への着呼を再開するものである。
また、IP基地局102(基地局ゲートウェイ104)は、発信端末105からの呼設定要求(SETUP)を受信すると、同無線端末101への着呼を開始し、同着呼に対する着呼応答を受信して通常の通信処理を実行した後、無線端末101側の応答操作に応じた接続要求信号(CONNECT)を受信すると、接続要求(CONNECT)を発信端末105に送信するものである。
また、発信端末101は、接続要求(CONNECT)を受信することで、IP基地局102(基地局ゲートウェイ104)経由で無線端末101との通話を確立するものである。
尚、請求項7乃至12記載のIPネットワークシステムはIPネットワークシステム100、無線端末は無線端末101、無線基地局はIP基地局102及び基地局ゲートウェイ104、発信端末は発信端末105、制御装置はゲートキーパ装置106、着呼保持手段は着呼保持制御部123、再発呼要求手段は位置登録要求監視部121、着呼保持検索部125及び再発呼要求部126、電話番号管理手段は内線番号管理部124、圏外通知手段はIP基地局102及び基地局ゲートウェイ104に相当するものである。
次に第2の実施の形態を示すIPネットワークシステム100の動作について説明する。図9及び図10は第2の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わるIPネットワークシステム100全体の処理動作を示す動作シーケンス図である。尚、説明の便宜上、内線番号1000番の無線端末101の現在位置情報が移動元のIP基地局102AのIPアドレスで、同無線端末101に対して内線番号2000番の発信端末105が発信する場合を想定する。
図9に示す圏内復帰再着呼処理は、発信端末105から圏外の無線端末101へ発呼したとしても、同無線端末101への着呼を保持し、同無線端末101への着呼保持中、例えば発信端末105の圏外ガイダンス報知出力中に、同無線端末101が圏内復帰すると、圏内復帰した無線端末101への着呼を再度開始する処理である。
図9に示す発信端末105は、無線端末101への発信操作を検出すると(ステップS61)、同無線端末101の位置情報に相当するIPアドレスを要求するアドレス要求(ARQ)をゲートキーパ装置106に送信する(ステップS62)。
ゲートキーパ装置106は、ゲートキーパ通信制御部111を通じて、アドレス要求(ARQ)を受信すると、このアドレス要求(ARQ)に含まれる無線端末101の内線番号に対応した位置情報、同無線端末101を無線収容したIP基地局102又は基地局ゲートウェイ104のIPアドレスを検索し、このIPアドレスを含むアドレス確認(ACF)を発信端末105に送信する(ステップS63)。
発信端末105は、アドレス確認(ACF)を受信すると、同アドレス確認(ACF)に含まれるIPアドレスに基づき、同無線端末101を無線収容する移動元のIP基地局102Aに対して発呼要求に相当する呼設定要求(SETUP)を送信する(ステップS64)。
移動元のIP基地局102Aは、呼設定要求(SETUP)を受信すると、この呼設定要求(SETUP)を受け付けたことを示す呼設定受付(CALLPROC)を発信端末105に送信する(ステップS65)。
さらに、移動元のIP基地局102Aは、呼設定受付(CALLPROC)を発信端末105に送信すると、ゲートキーパ装置106に対して発信端末105のIPアドレスを要求するアドレス要求(ARQ)を送信する(ステップS66)。
ゲートキーパ装置106は、アドレス要求(ARQ)を受信すると、同発信端末105のIPアドレスを含むアドレス確認(ACF)を移動元のIP基地局102Aに送信する(ステップS67)。
移動元のIP基地局102Aは、アドレス確認(ACF)を受信すると、発信端末105から無線端末101への着呼を開始する(ステップS68)。
移動元のIP基地局102Aは、無線端末101への着呼を開始すると、図示せぬ基地局側圏外判定タイマの計時動作を開始し(ステップS69)、この基地局側圏外判定タイマの計時中に同無線端末101から着呼に対する着呼応答を受信できずに、同基地局側圏外判定タイマがタイムアップすると(ステップS70)、同無線端末101が圏外であると判断し、着呼を停止し、圏外エラーメッセージを含む解放完了(RELCOM)を発信端末105に送信すると共に(ステップS71)、圏外エラーメッセージを含む終了要求(DRQ)をゲートキーパ装置106に送信する(ステップS72)。
また、発信端末105は、圏外エラーメッセージを含む解放完了(RELCOMP)を受信すると、発呼先の無線端末101が圏外であることを示す圏外ガイダンスを報知出力すると共に(ステップS73)、終了要求(DRQ)をゲートキーパ装置106に送信する(ステップS74)。尚、発信端末105側のユーザは、図示せぬハンドセットを通じて、圏外ガイダンスを受聴することで発呼先の無線端末101が圏外であることを認識することができる。また、圏外ガイダンスは、例えば着呼保持タイマ127がタイムアップするまで報知出力するものである。
また、ゲートキーパ装置106は、ステップS72にて圏外エラーメッセージを含む終了要求(DRQ)を受信すると、この終了要求(DRQ)を受け付けたことを示す終了確認(DCF)を移動元のIP基地局102Aに送信する(ステップS75A)と共に、ステップS74にて終了要求(DRQ)を発信端末105から受信すると、終了確認(DCF)を発信端末105に送信する(ステップS75B)。
さらに、ゲートキーパ装置106は、ステップS72にて圏外エラーメッセージを含む終了要求(DRQ)を受信すると、着呼保持制御部123を通じて、同無線端末101の内線番号に対応付けて発信端末105の内線番号を内線番号管理部124に格納することで同無線端末101への着呼を保持し(ステップS76)、着呼保持タイマ127の計時動作を開始する(ステップS77)。
着呼保持タイマ127の計時中に圏外の無線端末101が移動先のIP基地局102Bに移動した場合、移動先のIP基地局102Bは、同無線端末101から位置登録要求を受信し(ステップS78)、同無線端末101の位置登録要求(RRQ)をゲートキーパ装置106に送信する(ステップS79)。
ゲートキーパ装置106は、ゲートキーパ通信制御部111を通じて、位置登録要求(RRQ)を受信すると、同位置登録要求(RRQ)に含まれる内線番号に応じて同無線端末101の位置情報を更新すると共に、同無線端末101の位置登録を完了したことを示す位置登録完了(RCF)を移動先のIP基地局102Bに送信する(ステップS80)。その結果、ゲートキーパ装置106は、圏内復帰した内線番号“1000”の無線端末101の位置情報として、移動元のIP基地局102AのIPアドレスから移動先のIP基地局102BのIPアドレスに登録更新したことになる。
移動先のIP基地局102Bは、位置登録完了(RCF)を受信すると、位置登録許可を同無線端末101に送信する(ステップS81)。
ゲートキーパ装置106は、位置登録要求監視部121を通じて、ステップS79にて着呼保持タイマ127の計時中に無線端末101の位置登録要求(RRQ)を受信すると、着呼保持検索部125を通じて、この位置登録要求に含まれる無線端末101の内線番号に対する発信端末105の内線番号を内線番号管理部124から検索する(ステップS82)。
ゲートキーパ装置106は、着呼保持検索部125の検索結果に基づき、同無線端末101の内線番号に対応する発信端末105の内線番号が内線番号管理部124内にある場合(ステップS83)、同無線端末101への着呼が保持中であると判断し、再発呼要求部126を通じて、圏内復帰した同無線端末101に対する再発呼を発信端末105に要求すべく、再発呼要求を発信端末105に送信する(ステップS84)。
発信端末105は、再発呼要求を受信すると、再接続ガイダンスを報知出力する(ステップS85)。尚、発信端末105側のユーザは、図示せぬハンドセットを通じて、再接続ガイダンスを受聴することで、圏内復帰した無線端末101への再接続を認識することができる。
図10に示すゲートキーパ装置106は、ステップS84にて再発呼要求部126を通じて再発呼要求を発信端末105に送信すると、着呼保持制御部123を通じて、同無線端末101の内線番号に対応する発信端末105の内線番号を内線番号管理部124から消去することで同無線端末101への着呼保持を解除する(ステップS91)。
また、発信端末105は、ステップS84にてゲートキーパ装置106からの再発呼要求を受信すると、同圏内復帰した無線端末101へ再発呼すべく、同無線端末101の位置情報に相当する移動先のIP基地局102BのIPアドレスを要求するアドレス要求(ARQ)をゲートキーパ装置106に送信する(ステップS92)。
ゲートキーパ装置106は、ゲートキーパ通信制御部111を通じて、アドレス要求(ARQ)を受信すると、このアドレス要求に含まれる無線端末101の内線番号に対応した位置情報、同無線端末101を無線収容する移動先のIP基地局102BのIPアドレスを検索し、このIPアドレスを含むアドレス確認(ACF)を発信端末105に送信する(ステップS93)。
発信端末105は、アドレス確認(ACF)を受信すると、同アドレス確認(ACF)に含まれるIPアドレスに基づき、同無線端末101を無線収容する移動先のIP基地局102Bに対して発呼要求に相当する呼設定要求(SETUP)を送信する(ステップS94)。
移動先のIP基地局102Bは、呼設定要求(SETUP)を受信すると、この呼設定要求(SETUP)を受け付けたことを示す呼設定受付(CALLPROC)を発信端末105に送信する(ステップS95)。
さらに、移動先のIP基地局102Bは、呼設定受付(CALLPROC)を発信端末105に送信すると、ゲートキーパ装置106に対して発信端末105のIPアドレスを要求するアドレス要求(ARQ)を送信する(ステップS96)。
ゲートキーパ装置106は、アドレス要求(ARQ)を受信すると、同発信端末105のIPアドレスを含むアドレス確認(ACF)を移動先のIP基地局102Bに送信する(ステップS97)。
移動先のIP基地局102Bは、アドレス確認(ACF)を受信すると、発信端末105から無線端末101への再度の着呼を開始する(ステップS98)。
移動先のIP基地局102Bは、無線端末101から着呼に対する着呼応答を受信すると(ステップS99)、呼設定要求信号(SETUP)を無線端末101に送信する(ステップS100)。
無線端末101は、呼設定要求信号(SETUP)を受信すると、この呼設定要求信号(SETUP)を受け付けたことを示す呼設定受付信号(CALLPROC)を移動先のIP基地局102Bに送信すると共に(ステップS101)、呼出中信号(ALERT)を移動先のIP基地局102Bに送信し(ステップS102)、呼出音を鳴動出力する(ステップS103)。尚、無線端末101側のユーザは、呼出音の鳴動出力に応じて同無線端末101への着呼中を認識することができる。
移動先のIP基地局102Bは、ステップS102にて無線端末101からの呼出中信号(ALERT)を受信すると、同無線端末101の呼出中(ALERT)を発信端末105に送信する(ステップS104)。
発信端末105は、移動先のIP基地局102Bからの呼出中(ALERT)を受信すると、リングバックトーン(RBT)を出力する(ステップS105)。尚、発信端末105側のユーザは、ハンドセットを通じてRBTを受聴することで、発呼先の無線端末101の呼出中を認識することができる。
さらに、無線端末101は、呼出音の鳴動出力中に、応答操作を検出すると(ステップS106)、接続要求信号(CONNECT)を移動先のIP基地局102Bに送信する(ステップS107)。
移動先のIP基地局102Bは、接続要求信号(CONNECT)を受信すると、接続要求(CNNECT)を発信端末105に送信する(ステップS108)。
発信端末105は、接続要求(CONNECT)を受信すると、移動先のIP基地局102Bを通じて圏内復帰した無線端末101との通話を確立することになる(ステップS109)。
図9及び図10に示す圏内復帰再着呼処理によれば、発信端末105から無線端末101への着呼中に、IP基地局102を通じて同無線端末101への着呼に対する同無線端末101の応答、すなわち着呼応答が所定期間内にない場合、同無線端末101への着呼を保持すると共に、同無線端末101への着呼保持中に、同無線端末101からIP基地局102又は基地局ゲートウェイ104を通じて位置登録要求を受信すると、発信端末105に対して、無線端末101への再発呼を要求する再発呼要求を送信し、発信端末105側は、再発呼要求を受信すると、同無線端末101への着呼を指示する呼設定要求(SETUP)を、同無線端末101を無線収容中のIP基地局102又は基地局ゲートウェイ104に対して送信するようにしたので、H.323プロトコル通信対応のIPネットワークシステム100内の発信端末105から無線端末101への着呼に対する同無線端末101の応答、例えば着呼応答が所定期間内になくても、同無線端末101への着呼保持中に、例えば同無線端末101が圏内復帰した、すなわち同無線端末101からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末101への着呼を再開することができる。
また、図9及び図10に示す圏内復帰再着呼処理においては、ステップS77にて着呼保持タイマ127がタイムアップするまでの無線端末101への着呼保持中、例えば発信端末101側の圏外ガイダンス報知出力中に同無線端末101の圏内復帰、例えば無線端末101の位置登録要求を受信した場合を例に挙げて説明したが、発信端末105への圏外ガイダンス報知出力中に同無線端末101の圏内復帰、すなわち無線端末101の位置登録要求を受信できなかった場合も考えられる。
そこで、無線端末101への着呼保持中、例えば信端末105への圏外ガイダンス報知出力中に同無線端末101の圏内復帰、すなわち無線端末101からの位置登録要求を受信できなかった場合のIPネットワークシステム100の処理動作について説明する。図11は圏内復帰再着呼処理に関わる圏内未復帰時のIPネットワークシステム100全体の処理動作を示す動作シーケンス図である。図9に示す圏内復帰再着呼処理と同一の処理ステップについては同一符号を付すことで、その重複する処理ステップの説明については省略する。
図11に示すゲートキーパ装置106は、ステップS77にて着呼保持タイマ127の計時動作を開始し、この着呼保持タイマ127の計時中に無線端末101の位置登録要求(RRQ)を受信することなく、この計時中の着呼保持タイマ127がタイムアップした場合(ステップS121)、内線番号管理部124に格納した同無線端末101の内線番号に対応する発信端末105の内線番号を消去することで同無線端末101への着呼保持を解除し(ステップS122)、この処理動作を終了する。なお、図示していないが、着呼保持タイマ127がタイムアップする前に、発信端末105が終話操作してゲートキーパ装置106が終話信号を受信した場合、タイムアップと同様に、内線番号管理部124に格納した同無線端末101の内線番号に対応する発信端末105の内線番号を消去することで同無線端末101への着呼保持を解除し、この処理動作を終了する。
図11に示す圏内復帰再着呼処理によれば、無線端末101への着呼に対する同無線端末101の応答、例えば着呼応答が所定期間内にない場合、すなわち同無線端末101が圏外と判定されてから、着呼保持タイマ127がタイムアップするまで、同無線端末101への着呼を保持するようにしたので、発信端末105側のユーザは、無線端末101への着呼に対する同無線端末101の応答、例えば着呼応答が所定期間内になくても、その後、着呼保持タイマ127がタイムアップするまでに同無線端末101が圏内復帰した場合、新たな発呼操作を要することなく、同無線端末101への着呼を再開することができると共に、着呼保持タイマ127のタイムアップ後の不要な着呼保持に要するゲートキーパ装置106側の負担を大幅に軽減することができる。
第2の実施の形態によれば、発信端末105から無線端末101への着呼中に、IP基地局102又は基地局ゲートウェイ104を通じて同無線端末101への着呼に対する同無線端末101の応答、例えば着呼応答が所定期間内にない場合、同無線端末101への着呼を保持すると共に、同無線端末101への着呼を保持中に、同無線端末101からIP基地局102又は基地局ゲートウェイ104を通じて位置登録要求を受信すると、発信端末105に対して、無線端末101への再発呼を要求する再発呼要求を送信し、発信端末105側は、再発呼要求を受信すると、同無線端末101への着呼を指示する呼設定要求(SETUP)を、同無線端末101を無線収容するIP基地局102又は基地局ゲートウェイ104に対して送信するようにしたので、IPネットワークシステム100内の発信端末105から無線端末101への着呼に対する同無線端末101の応答が所定期間内になくても、同無線端末101への着呼を保持中に、例えば同無線端末101が圏内復帰した、すなわち同無線端末101からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末101への着呼を再開することができる。
また、第2の実施の形態によれば、無線端末101への着呼を保持中に、例えば圏外の無線端末101から移動先のIP基地局102Bを通じて位置登録要求を受信すると、この位置登録要求に含まれる同無線端末101の内線番号に対応する発信端末105の内線番号が内線番号管理部124内にある場合、同無線端末101への着呼が保持中であると判断し、この発信端末105に対して、同無線端末101への再発呼を要求する再発呼要求を送信するようにしたので、発信端末105から無線端末101への着呼に対する同無線端末101の応答が所定期間内になくても、同無線端末101への着呼保持中に、同無線端末101が圏内復帰した、すなわち同無線端末101からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末101への着呼を再開することができる。
また、第2の実施の形態によれば、IP基地局102又は基地局ゲートウェイ104を通じて同無線端末101への着呼に対する同無線端末101の着呼応答が所定期間内にない場合、IP基地局102又は基地局ゲートウェイ104が発信端末105に対して圏外エラーメッセージを含む解放完了(RELCOMP)を通知し、発信端末105は、圏外エラーメッセージを含む解放完了(RELCOMP)を受信すると、無線端末101の無線圏外を報知する圏外ガイダンスを報知出力するようにしたので、発信端末105側のユーザは、圏外ガイダンスを受聴することで、発呼先の無線端末101側が無線圏外であることを認識することができる。
また、第2の実施の形態によれば、発信端末105側で、ゲートキーパ装置106からの再発呼要求を受信すると、再接続ガイダンスを報知出力するようにしたので、発信端末105側のユーザは、再接続ガイダンスを受聴することで、発呼先の無線端末101との再接続を認識することができる。
また、第2の実施の形態によれば、IP基地局102(基地局ゲートウェイ104)を通じて同無線端末101への着呼に対する同無線端末101の着呼応答が所定期間内にないと判定されてから着呼保持タイマ127がタイムアップするまで、同無線端末101への着呼を保持するようにしたので、発信端末105側のユーザは、無線端末101への着呼に対する同無線端末101の着呼応答が所定期間内になくても、その後、着呼保持タイマ127がタイムアップするまでに同無線端末101の位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、同無線端末101への着呼を再開することができると共に、着呼保持タイマ127のタイムアップ後の不要な着呼保持に要するゲートキーパ装置106側の負担を大幅に軽減することができる。
尚、上記第2の実施の形態においては、無線端末101への着呼保持中に、移動先のIP基地局102Bを通じて無線端末101の位置登録要求を受信した場合を例に挙げて説明したが、IP基地局102ではなく、基地局ゲートウェイ104を通じて無線端末101の位置登録要求を受信した場合でも同様の効果が得られること言うまでもない。
また、上記第2の実施の形態においては、IP基地局102、基地局ゲートウェイ104、ゲートキーパ装置106及び発信端末105で構成するH.323プロトコル通信対応のIPネットワークシステム100を例に挙げて説明したが、SIPプロトコル通信対応のIPネットワークシステムについても同様の効果を得ることができるため、その実施の形態につき、第3の実施の形態として説明する。
(実施の形態3)
図12は第3の実施の形態を示すIPネットワークシステム内部の概略構成を示すブロック図である。
図12に示すIPネットワークシステム200が図7に示すIPネットワークシステム100と異なるところは、IP基地局102、基地局ゲートウェイ104、発信端末105及びIPネットワーク107がH.323プロトコル通信に対応しているのに対し、IP基地局202、基地局ゲートウェイ204、発信端末205及びIPネットワーク207がSIPプロトコル通信に対応している点と、ゲートキーパ装置106の代わりに、IP基地局202、基地局ゲートウェイ204及び発信端末205のIPアドレスを管理するSIPプロキシサーバ206を備えた点とにある。
尚、IP基地局202、基地局ゲートウェイ204、SIPプロキシサーバ206及び発信端末205は、SIPプロトコル通信対応の機器であって、IPアドレスを夫々割り当てられているものとする。
SIPプロキシサーバ206は、IPネットワーク207を通じて基地局ゲートウェイ204及びIP基地局202と接続し、例えば無線端末101がIP基地局202の呼出ゾーン内に無線収容される場合、同無線端末101の位置情報を、同IP基地局202のIPアドレスで管理すると共に、例えば無線端末101が無線基地局103の呼出ゾーン内に無線収容される場合、同無線端末101の位置情報を、同無線基地局103を収容する基地局ゲートウェイ204のIPアドレスで管理するものである。
図13は同SIPプロキシサーバ206内部の概略構成を示すブロック図である。
図13に示すSIPプロキシサーバ206は、IPネットワーク207とのSIPプロトコルの通信制御を司るSIP通信制御部211と、このSIPプロキシサーバ206全体を制御するサーバ制御部212とを有している。
SIP通信制御部211は、例えば発信端末205から無線端末101への発信操作に対応して、同無線端末101への接続要求(INVITE)を受信すると、この接続要求(INVITE)に応じて同無線端末101を無線収容するIP基地局202又は基地局ゲートウェイ204に対して、同無線端末101への着呼を要求する接続要求(INVITE)を送信するものである。
IP基地局202又は基地局ゲートウェイ204は、SIPプロキシサーバ206からの接続要求(INVITE)を受信すると、この接続要求(INVITE)を受け付けたことを示す接続要求受付(100Trying)をSIPプロキシサーバ206に送信すると共に、同無線端末101への着呼を開始するものである。
IP基地局202又は基地局ゲートウェイ204は、同無線端末101への着呼を開始すると、図示せぬ基地局側圏外判定タイマの計時動作を開始し、この基地局側圏外判定タイマの計時中に同着呼に対する同無線端末101の応答、例えば着呼応答を受信できた場合は同無線端末101に対して呼設定要求信号(SETUP)を送信する一方、基地局側圏外判定タイマがタイムアップするまでに同着呼に対する着呼応答を受信できなかった場合、圏外エラーメッセージを含む圏外エラーメッセージ(480)をSIPプロキシサーバ206に送信するものである。
また、サーバ制御部212は、SIP通信制御部211を通じて、IP基地局202又は基地局ゲートウェイ204から無線端末101の圏内復帰や電源投入等による位置登録要求(REGISTER)を監視する位置登録要求監視部221と、SIP通信制御部211を通じて、着呼中の無線端末101に関わる圏外エラーメッセージ(480)を監視する圏外エラーメッセージ監視部222と、この圏外エラーメッセージ監視部222にて無線端末101に関わる圏外エラーメッセージを検出すると、同無線端末101への着呼を保持する着呼保持制御部223と、無線端末101への着呼を保持すべく、同着呼保持に関わる無線端末101及び発信端末205の内線番号を管理する内線番号管理部224と、無線端末101への着呼保持中に、位置登録要求監視部221を通じて同無線端末101の位置登録要求(REGISTER)を受信すると、この位置登録要求(REGISTER)に含まれる同無線端末101の内線番号に対応した発信端末205の内線番号を内線番号管理部224から検索する着呼保持検索部225と、この着呼保持検索部225の検索結果に基づき、同無線端末101の内線番号が内線番号管理部224内にある場合、同無線端末101への着呼保持中であると判断し、同無線端末101への着呼を再開すべく、発信端末205に対して再発呼を要求する再発呼要求を発信端末205に送信する再発呼要求部226とを有している。
圏外エラーメッセージ監視部222は、SIP通信制御部211を通じて、IP基地局202(基地局ゲートウェイ204)からの圏外エラーメッセージ(480)を監視し、この圏外エラーメッセージ(480)に基づき、同無線端末101の圏外エラーメッセージを監視するものである。
着呼保持制御部223は、圏外エラーメッセージ監視部222にて無線端末101の圏外エラーメッセージを検出すると、同無線端末101の内線番号及び、同無線端末101へ発呼中の発信端末205の内線番号を対応付けて内線番号管理部224に格納することで同無線端末101への着呼を保持するものである。
また、着呼保持制御部223は、同無線端末101への着呼を保持すると、着呼保持タイマ227の計時動作を開始し、この計時中の着呼保持タイマ227がタイムアップすると、内線番号管理部224に格納中の同無線端末101の内線番号に対応する発信端末205の内線番号を消去することで同無線端末101への着呼保持を解除するものである。
また、着呼保持制御部223は、着呼保持タイマ227の計時中に、位置登録要求監視部221を通じて、同無線端末101を無線収容するIP基地局202(基地局ゲートウェイ204)から圏内復帰した無線端末101の位置登録要求(REGISTER)を受信すると、この位置登録要求(REGISTER)に含まれる無線端末101の内線番号を取得するものである。
着呼保持制御部223は、同位置登録要求(REGISTER)に含まれる無線端末101の内線番号を取得すると、着呼保持検索部225を通じて、同無線端末101の内線番号に対応した発信端末205の内線番号を内線番号管理部224から検索し、その検索結果に基づき、同無線端末101の内線番号が内線番号管理部224内にあるか否かを判定するものである。
再発呼要求部226は、着呼保持検索部225の検索結果に基づき、同無線端末101の内線番号に対応した発信端末205の内線番号が内線番号管理部224内にある場合、同無線端末101への着呼が保持中であると判断し、同無線端末101への再発呼を発信端末205に要求する再発呼要求を、SIP通信制御部211を通じて、同発信端末205に送信するものである。
その結果、発信端末205は、再発呼要求を受信すると、同再発呼要求に応じて再接続ガイダンスを出力すると共に、同無線端末101への再着呼を指示すべく、同無線端末101の接続要求(INVITE)をSIPプロキシサーバ206に送信すると共に、同SIPプロキシサーバ206が同無線端末101を無線収容する、すなわち同無線端末101が圏内復帰したIP基地局202(基地局ゲートウェイ204)に対して接続要求(INVITE)を送信するものである。
また、IP基地局202(基地局ゲートウェイ204)は、SIPプロキシサーバ206からの接続要求(INVITE)を受信すると、同無線端末101への着呼を開始し、同着呼に対する着呼応答を受信して通常の通信処理を実行した後、無線端末101側の応答操作に応じた接続要求信号(CONNECT)を受信すると、接続OK(200OK)をSIPプロキシサーバ206に送信するものである。
SIPプロキシサーバ206は、接続OK(200OK)を受信すると、発信端末205に対して接続OK(200OK)を送信して、同発信端末205が接続OK(200OK)を受信することで、IP基地局202(基地局ゲートウェイ204)経由で無線端末101との通話を確立するものである。
尚、請求項7乃至11及び13記載のIPネットワークシステムはIPネットワークシステム200、無線端末は無線端末101、無線基地局はIP基地局202及び基地局ゲートウェイ204、発信端末は発信端末205、制御装置はSIPプロキシサーバ206、着呼保持手段は着呼保持制御部223、再発呼要求手段は位置登録要求監視部221、着呼保持検索部225及び再発呼要求部226、電話番号管理手段は内線番号管理部224、圏外通知手段はSIP通信制御部211に相当するものである。
次に第3の実施の形態を示すIPネットワークシステム200の動作について説明する。図14及び図15は第3の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わるIPネットワークシステム200全体の処理動作を示す動作シーケンス図である。尚、説明の便宜上、内線番号1000番の無線端末101の現在位置情報が移動元のIP基地局202AのIPアドレスで、同無線端末101に対して内線番号2000番の発信端末205が発信する場合を想定する。
図14に示す圏内復帰再着呼処理は、SIPプロトコル通信に対応し、発信端末205から圏外の無線端末101へ発呼したとしても、同無線端末101への着呼を保持し、同無線端末101への着呼保持中に、例えば発信端末205の圏外ガイダンス報知出力中に無線端末101が圏内復帰すると、圏内復帰した無線端末101への着呼を再度開始する処理である。
図14に示す発信端末205は、無線端末101への発信操作を検出すると(ステップS131)、同無線端末101への接続要求(INVITE)をSIPプロキシサーバ206に送信する(ステップS132)。
SIPプロキシサーバ206は、SIP通信制御部211を通じて、無線端末101への接続要求(INVITE)を受信すると、この接続要求(INVITE)に含まれる無線端末101の内線番号に対応した位置情報、同無線端末101を無線収容したIP基地局202又は基地局ゲートウェイ204のIPアドレスを検索し、このIPアドレスに基づき、無線端末101への接続要求(INVITE)を、同無線端末101を無線収容する移動元のIP基地局202Aに送信する(ステップS133)。
移動元のIP基地局202Aは、無線端末101への接続要求(INVITE)を受信すると、この接続要求(INVITE)を受け付けたことを示す接続要求受付(100Trying)をSIPプロキシサーバ206に送信すると共に(ステップS134)、同無線端末101への着呼を開始する(ステップS135)。
SIPプロキシサーバ206は、接続要求受付(100Trying)を受信すると、この接続要求受付(100Trying)を発信端末205に送信する(ステップS136)。
また、移動元のIP基地局202Aは、同無線端末101への着呼を開始すると、基地局側圏外判定タイマの計時動作を開始し(ステップS137)、この基地局側圏外判定タイマの計時中に同無線端末101から着呼に対する着呼応答を受信できずに、同基地局側圏外判定タイマがタイムアップすると(ステップS138)、同無線端末101が圏外であると判断し、着呼を停止し、圏外エラーメッセージ(480)をSIPプロキシサーバ206に送信する(ステップS139)。
SIPプロキシサーバ206は、移動元のIP基地局202Aから圏外エラーメッセージ(480)を受信すると、この圏外エラーメッセージ(480)を発信端末205に送信すると共に(ステップS140)、着呼保持制御部223を通じて、同無線端末101の内線番号に対応付けて発信端末205の内線番号を内線番号管理部224に格納することで同無線端末101の着呼を保持し(ステップS141)、着呼保持タイマ227の計時動作を開始する(ステップS142)。
また、発信端末205は、ステップS140にて圏外エラーメッセージ(480)を受信すると、圏外ガイダンスを報知出力する(ステップS143)。尚、発信端末205側のユーザは、図示せぬハンドセットを通じて、圏外ガイダンスを受聴することで、発呼先の無線端末101が無線圏外であることを認識することができる。また、圏外ガイダンスは、例えば着呼保持タイマ227がタイムアップするまで報知出力するものである。
着呼保持タイマ227の計時中に圏外の無線端末101が移動先のIP基地局202Bに移動した場合、移動先のIP基地局202Bは、同無線端末101から位置登録要求を受信し(ステップS144)、同無線端末の位置登録要求(REGISTER)をSIPプロキシサーバ206に送信する(ステップS145)。
SIPプロキシサーバ206は、SIP通信制御部211を通じて、位置登録要求(REGISTER)を受信すると、同位置登録要求(REGISTER)に含まれる内線番号に応じて同無線端末101の位置情報を更新すると共に、同無線端末101の位置登録を完了したことを示す位置登録完了(200OK)を移動先のIP基地局202Bに送信する(ステップS146)。
移動先のIP基地局202Bは、位置登録完了(200OK)を受信すると、位置登録許可を同無線端末101に送信する(ステップS147)。
SIPプロキシサーバ206は、位置登録要求監視部221を通じて、着呼保持タイマ227の計時中に無線端末101の位置登録要求(REGISTER)を受信すると、着呼保持検索部225を通じて、この位置登録要求(REGISTER)に含まれる無線端末101の内線番号に対応した発信端末205の内線番号を内線番号管理部224から検索する(ステップS148)。
SIPプロキシサーバ206は、着呼保持検索部225の検索結果に基づき、同無線端末101の内線番号に対応する発信端末205の内線番号が内線番号管理部224内にある場合(ステップS149)、同無線端末101への着呼が保持中であると判断し、再発呼要求部226を通じて、圏内復帰した同無線端末101に対する再発呼を発信端末205に要求すべく、再発呼要求を発信端末205に送信する(ステップS150)。
発信端末205は、再発呼要求を受信すると、再接続ガイダンスを報知出力する(ステップS151)。尚、発信端末205側のユーザは、ハンドセットを通じて、再接続ガイダンスを受聴することで、圏内復帰した無線端末101への再接続を認識することができる。
図15に示すSIPプロキシサーバ206は、ステップS150にて再発呼要求部226を通じて再発呼要求を発信端末205に送信すると、着呼保持制御部223を通じて、同無線端末101の内線番号に対応する発信端末205の内線番号を内線番号管理部224から消去することで同無線端末101への着呼保持を解除する(ステップS161)。
発信端末205は、SIPプロキシサーバ206からの再発呼要求を受信すると、ステップS151にて再接続ガイダンスを報知出力すると共に、同圏内復帰した無線端末101へ再発呼すべく、同無線端末101への接続要求(INVITE)をSIPプロキシサーバ206に送信する(ステップS162)。
SIPプロキシサーバ206は、SIP通信制御部211を通じて、同無線端末101への接続要求(INVITE)を受信すると、この接続要求(INVITE)に含まれる無線端末101の内線番号に対応した位置情報、同無線端末101を無線収容する移動先のIP基地局202BのIPアドレスを検索し、このIPアドレスに基づき、同無線端末101を無線収容中の移動先のIP基地局202Bに接続要求(INVIET)を送信する(ステップS163)。
移動先のIP基地局202Bは、同無線端末101への接続要求(INVITE)を受信すると、この接続要求(INVITE)を受け付けたことを示す接続要求受付(100Trying)をSIPプロキシサーバ206に送信する(ステップS164)と共に、同無線端末101への着呼を再開する(ステップS165)。
また、SIPプロキシサーバ206は、SIP通信制御部211を通じて、ステップS164にて接続要求受付(100Trying)を受信すると、この接続要求受付(100Trying)を発信端末205に送信する(ステップS166)。
移動先のIP基地局202Bは、無線端末101から再着呼に対する着呼応答を受信すると(ステップS167)、呼設定要求信号(SETUP)を無線端末101に送信する(ステップS168)。
無線端末101は、呼設定要求信号(SETUP)を受信すると、この呼設定要求信号(SETUP)を受け付けたことを示す呼設定受付信号(CALLPROC)を移動先のIP基地局202Bに送信すると共に(ステップS169)、呼出中信号(ALERT)を移動先のIP基地局202Bに送信し(ステップS170)、呼出音を鳴動出力する(ステップS171)。尚、無線端末101側のユーザは、鳴動出力中の呼出音を受聴することで、同無線端末101への着呼中を認識することができる。
移動先のIP基地局202Bは、ステップS170にて無線端末101からの呼出中信号(ALERT)を受信すると、同無線端末101の呼出中(180Ringing)をSIPプロキシサーバ206に送信する(ステップS172)。SIPプロキシサーバ206は、SIP通信制御部211を通じて無線端末101の呼出中(180Ringing)を受信すると、その無線端末101の呼出中(180Ringing)を発信端末205に送信する(ステップS173)。
発信端末205は、SIPプロキシサーバ206からの呼出中(180Ringing)を受信すると、リングバックトーン(RBT)を出力する(ステップS174)。尚、発信端末205側のユーザは、ハンドセットを通じてRBTを受聴することで、発呼先の無線端末101への呼出中を認識することができる。
さらに、無線端末101は、呼出音の鳴動出力中に、応答操作を検出すると(ステップS175)、接続要求信号(CONNECT)を移動先のIP基地局202Bに送信する(ステップS176)。
移動先のIP基地局202Bは、接続要求信号(CONNECT)を受信すると、この接続OK(200OK)をSIPプロキシサーバ206に送信する(ステップS177)。
SIPプロキシサーバ206は、移動先のIP基地局202Bからの接続OK(200OK)を受信すると、その接続OKを発信端末205に送信し(ステップS178)、発信端末205は、移動先のIP基地局202B及びSIPプロキシサーバ206を通じて圏内復帰した無線端末101との通話を確立することになる(ステップS179)。
図14及び図15に示す圏内復帰再着呼処理によれば、発信端末205から無線端末101への着呼中に、IP基地局202又は基地局ゲートウェイ204を通じて同無線端末101への着呼に対する同無線端末101の応答、例えば着呼応答が所定期間内にない場合、同無線端末101への着呼を保持すると共に、同無線端末101への着呼保持中に、同無線端末101からIP基地局202又は基地局ゲートウェイ204を通じて位置登録要求を受信すると、発信端末205に対して、無線端末101への再発呼を要求する再発呼要求を送信し、発信端末205側は、再発呼要求を受信すると、同無線端末101への着呼を指示する接続要求(INVITE)を、同無線端末101を無線収容中のIP基地局202又は基地局ゲートウェイ204に対して送信するようにしたので、SIPプロトコル通信対応のIPネットワークシステム200内の発信端末205から無線端末101への着呼に対する同無線端末101の応答、例えば着呼応答が所定期間内になくても、同無線端末101への着呼保持中に、例えば同無線端末101が圏内復帰した、すなわち同無線端末101からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末101への着呼を再開することができる。
また、図14及び図15の圏内復帰再着呼処理においては、着呼保持タイマ227がタイムアップするまでの無線端末101への着呼保持中、例えば発信端末205側の圏外ガイダンス報知出力中に同無線端末101の圏内復帰、すなわち無線端末101の位置登録要求を受信した場合を例に挙げて説明したが、発信端末205への圏外ガイダンス報知出力中に同無線端末101の圏内復帰、すなわち無線端末101の位置登録要求を受信できなかった場合も考えられる。
そこで、無線端末101への着呼保持中、例えば発信端末205への圏外ガイダンス報知出力中に同無線端末101の圏内復帰、すなわち無線端末101からの位置登録要求を受信できなかった場合のIPネットワークシステム200の処理動作について説明する。図16は圏内復帰再着呼処理に関わる圏内未復帰時のIPネットワークシステム200全体の処理動作を示す動作シーケンス図である。図14に示す圏内復帰再着呼処理と同一の処理ステップについては同一符号を付すことで、その重複する処理ステップの説明については省略する。
図16に示すSIPプロキシサーバ206は、ステップS142にて着呼保持タイマ227の計時動作を開始し、この着呼保持タイマ227の計時中に無線端末101の位置登録要求(REGISTER)を受信することなく、この計時中の着呼保持タイマ227がタイムアップした場合(ステップS181)、内線番号管理部224に格納した同無線端末101の内線番号に対応する発信端末205の内線番号を消去することで同無線端末101への着呼保持を解除し(ステップS182)、この処理動作を終了する。なお、図示していないが、着呼保持タイマ227がタイムアップする前に、発信端末205が終話操作してSIPプロキシサーバ206が終話信号を受信した場合、タイムアップと同様に、内線番号管理部224に格納した同無線端末101の内線番号に対応する発信端末205の内線番号を消去することで同無線端末101への着呼保持を解除し、この処理動作を終了する。
図16に示す圏内復帰再着呼処理によれば、無線端末101への着呼に対する同無線端末101の応答、例えば着呼応答が所定期間内にない場合、すなわち同無線端末101が圏外と判定されてから、着呼保持タイマ227がタイムアップするまで、同無線端末101への着呼を保持するようにしたので、発信端末205側のユーザは、無線端末101への着呼に対する同無線端末101の応答、例えば着呼応答が所定期間内になくても、その後、着呼保持タイマ227がタイムアップするまでに同無線端末101が圏内復帰した場合、新たな発呼操作を要することなく、同無線端末101への着呼を再開することができると共に、着呼保持タイマ227のタイムアップ後の不要な着呼保持に要するSIPプロキシサーバ206側の負担を大幅に軽減することができる。
第3の実施の形態によれば、発信端末205から無線端末101への着呼中に、IP基地局202又は基地局ゲートウェイ204を通じて同無線端末101への着呼に対する同無線端末101の応答、例えば着呼応答が所定期間内にない場合、同無線端末101への着呼を保持すると共に、同無線端末101への着呼を保持中に、同無線端末101からIP基地局202又は基地局ゲートウェイ204を通じて位置登録要求を受信すると、発信端末205に対して、無線端末101への再発呼を要求する再発呼要求を送信し、発信端末205側は、再発呼要求を受信すると、同無線端末101への着呼を指示する接続要求(INVITE)を、同無線端末101を無線収容するIP基地局202又は基地局ゲートウェイ204に対して送信するようにしたので、SIPプロトコル通信対応のIPネットワークシステム200内の発信端末205から無線端末101への着呼に対する着呼応答が所定期間内になくても、同無線端末101への着呼を保持中に、例えば同無線端末101が圏内復帰した、すなわち同無線端末101からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末101への着呼を再開することができる。
また、第3の実施の形態によれば、無線端末101への着呼保持中に、圏外の無線端末101から移動先のIP基地局202Bを通じて位置登録要求を受信すると、この位置登録要求に含まれる同無線端末101の内線番号に対応する発信端末205の内線番号が内線番号管理部224内にある場合、同無線端末101への着呼保持中と判断し、この発信端末205に対して、同無線端末101への再発呼を要求する再発呼要求を送信するようにしたので、発信端末205から無線端末101への着呼に対する着呼応答が所定期間内になくても、同無線端末101への着呼保持中に、同無線端末101が圏内復帰した、すなわち同無線端末101からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、無線端末101への着呼を再開することができる。
また、第3の実施の形態によれば、IP基地局202又は基地局ゲートウェイ204を通じて同無線端末101への着呼に対する着呼応答が所定期間内にない場合、発信端末205に対して圏外エラーメッセージ(480)を通知し、発信端末205側では、圏外エラーメッセージ(480)を受信すると、無線端末101の無線圏外を報知する圏外ガイダンスを報知出力するようにしたので、発信端末205側のユーザは、圏外ガイダンスを受聴することで、発呼先の無線端末101の無線圏外を認識することができる。
また、第3の実施の形態によれば、発信端末205側で、SIPプロキシサーバ206からの再発呼要求を受信すると、再接続ガイダンスを報知出力するようにしたので、発信端末205側のユーザは、再接続ガイダンスを受聴することで、発呼先の無線端末101との再接続を認識することができる。
また、第3の実施の形態によれば、IP基地局202又は基地局ゲートウェイ204を通じて同無線端末101への着呼に対する着呼応答が所定期間内にないと判定されてから着呼保持タイマ227がタイムアップするまで、同無線端末101への着呼を保持するようにしたので、発信端末205側のユーザは、無線端末101への着呼に対する同無線端末101の着呼応答が所定期間内になくても、その後、着呼保持タイマ227がタイムアップするまでに位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、同無線端末101への着呼を再開することができると共に、着呼保持タイマ227のタイムアップ後の不要な着呼保持に要するSIPプロキシサーバ206側の負担を大幅に軽減することができる。
尚、上記第3の実施の形態においては、無線端末101への着呼保持中に、移動先のIP基地局202Bを通じて無線端末101の位置登録要求を受信した場合を例に挙げて説明したが、IP基地局202ではなく、基地局ゲートウェイ204を通じて無線端末101の位置登録要求を受信した場合でも同様の効果が得られること言うまでもない。
本発明の電話交換システムによれば、無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、同無線端末への着呼を保持し、この着呼保持中に、例えば同無線端末が圏内復帰した、すなわち同無線端末からの位置登録要求を受信した場合、新たな発呼操作を要することなく、同無線端末への着呼を再開できる、例えば複数の無線端末を無線収容する無線基地局を収容する交換装置を備えた電話交換システムに有用である。
本発明の第1の実施の形態を示す電話交換システム内部の概略構成を示すブロック図 第1の実施の形態に関わる交換装置内部の概略構成を示すブロック図 第1の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わる圏内復帰時の電話交換システム全体の処理動作を示す動作シーケンス図 第1の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わる圏内復帰時の電話交換システム全体の処理動作を示す動作シーケンス図 第1の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わる圏内未復帰時の電話交換システム全体の処理動作を示す動作シーケンス図 第1の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わる圏内未復帰時の電話交換システム全体の処理動作を示す動作シーケンス図 本発明の第2の実施の形態を示すIPネットワークシステム内部の概略構成を示すブロック図 第2の実施の形態に関わるゲートキーパ装置内部の概略構成を示すブロック図 第2の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わる圏内復帰時のIPネットワークシステム全体の処理動作を示す動作シーケンス図 第2の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わる圏内復帰時のIPネットワークシステム全体の処理動作を示す動作シーケンス図 第2の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わる圏内未復帰時のIPネットワークシステム全体の処理動作を示す動作シーケンス図 本発明の第3の実施の形態を示すIPネットワークシステム内部の概略構成を示すブロック図 第3の実施の形態に関わるSIPプロキシサーバ内部の概略構成を示すブロック図 第3の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わる圏内復帰時のIPネットワークシステム全体の処理動作を示す動作シーケンス図 第3の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わる圏内復帰時のIPネットワークシステム全体の処理動作を示す動作シーケンス図 第3の実施の形態における圏内復帰再着呼処理に関わる圏内未復帰時のIPネットワークシステム全体の処理動作を示す動作シーケンス図
符号の説明
1 電話交換システム
2 無線端末
3 無線基地局
4 発信端末(終話信号送信手段)
5 公衆網(発信端末)
6 交換装置
12 ガイダンス通知部(圏外通知手段及び再接続通知手段)
21 位置登録要求監視部(再着呼手段)
24 圏外判定部(着呼保持手段)
25 着呼保持制御部(着呼保持手段)
26 内線番号管理部(電話番号管理手段)
27 着呼保持検索部(再着呼手段)
28 再着呼部(再着呼手段)
29 圏外ガイダンスタイマ(着呼保持手段)
100 IPネットワークシステム
101 無線端末
102 IP基地局(無線基地局及び圏外通知手段)
104 基地局ゲートウェイ(無線基地局及び圏外通知手段)
105 発信端末
106 ゲートキーパ装置(制御装置)
121 位置登録要求監視部(再発呼要求手段)
123 着呼保持制御部(着呼保持手段)
124 内線番号管理部(電話番号管理手段)
125 着呼保持検索部(再発呼要求手段)
126 再発呼要求部(再発呼要求手段)
200 IPネットワークシステム
202 IP基地局(無線基地局及び圏外通知手段)
204 基地局ゲートウェイ(無線基地局及び圏外通知手段)
205 発信端末
206 SIPプロキシサーバ(制御装置)
211 SIP通信制御部(圏外通知手段)
221 位置登録要求監視部(再発呼要求手段)
223 着呼保持制御部(着呼保持手段)
224 内線番号管理部(電話番号管理手段)
225 着呼保持検索部(再発呼要求手段)
226 再発呼要求部(再発呼要求手段)

Claims (13)

  1. 無線端末を無線収容する無線基地局と、前記無線端末に対して発信端末からの発呼信号を受信すると、同無線端末への着呼を指示する着呼信号を、同無線端末を無線収容する無線基地局に送信する交換装置とを有する電話交換システムであって、
    前記交換装置は、
    前記無線基地局を通じて前記発信端末から前記無線端末への着呼中に、同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にあるか否かを判定し、同無線端末の応答が所定期間内にない場合、同無線端末への着呼を保持する着呼保持手段と、
    この着呼保持手段にて同無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、この無線基地局に対して、同無線端末への再着呼を指示する着呼信号を送信する再着呼手段とを有することを特徴とする電話交換システム。
  2. 前記着呼保持手段は、
    前記無線端末への着呼を保持すべく、同無線端末の電話番号及び、同無線端末へ着呼中の前記発信端末の電話番号を対応付けて管理する電話番号管理手段を有し、
    前記再着呼手段は、
    前記無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、この位置登録要求に含まれる同無線端末の電話番号に対応した前記発信端末の電話番号が前記電話番号管理手段内にあるか否かを判定し、同無線端末の電話番号に対応した同発信端末の電話番号がある場合、同無線端末への再着呼を指示する着呼信号を、同無線端末を無線収容する前記無線基地局に送信することを特徴とする請求項1記載の電話交換システム。
  3. 前記交換装置は、
    前記無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、前記発信端末に対して、前記無線端末の無線圏外を示す圏外ガイダンスを通知する圏外通知手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の電話交換システム。
  4. 前記交換装置は、
    前記無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、前記発信端末に対して前記無線端末への再接続を示す再接続ガイダンスを通知する再接続通知手段を有することを特徴とする請求項1,2又は3記載の電話交換システム。
  5. 前記着呼保持手段は、
    前記無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にないと判定されてから所定時間を経過するまで、同無線端末への着呼を保持することを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の電話交換システム。
  6. 前記発信端末は、
    終話操作に応じて終話信号を前記交換装置に対して送信する終話信号送信手段を有し、
    前記着呼保持手段は、
    前記圏外通知手段を通じて前記発信端末に対する前記圏外ガイダンスの通知開始から、同発信端末から前記終話信号を受信するまで、前記無線端末への着呼を保持することを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の電話交換システム。
  7. 無線端末を無線収容する無線基地局と、この無線基地局をIPネットワークに接続して、前記無線端末の位置情報を、同無線端末を無線収容する前記無線基地局のIPアドレスで管理する制御装置とを有し、前記無線端末に対して発信端末から発呼するに際し、前記発信端末は、前記無線端末を無線収容する前記無線基地局のIPアドレスに基づき、前記無線端末への着呼を指示すべく、同無線基地局に対して発呼要求を送信するIPネットワークシステムであって、
    前記制御装置は、
    前記無線基地局を通じて前記発信端末から前記無線端末への着呼中に、前記無線基地局を通じて同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、同無線端末への着呼を保持する着呼保持手段と、
    この着呼保持手段にて同無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、前記発信端末に対して、前記無線端末への再発呼を要求する再発呼要求を送信する再発呼要求手段とを有し、
    前記発信端末は、
    前記再発呼要求手段からの前記再発呼要求を受信すると、同無線端末への着呼を指示する前記発呼要求を、同無線端末を無線収容する前記無線基地局に対して送信することを特徴とするIPネットワークシステム。
  8. 前記着呼保持手段は、
    前記無線端末への着呼を保持すべく、同無線端末の電話番号及び、同無線端末へ着呼中の前記発信端末の電話番号を対応付けて管理する電話番号管理手段を有し、
    前記再発呼要求手段は、
    前記無線端末への着呼を保持中に、同無線端末から前記無線基地局を通じて位置登録要求を受信すると、この位置登録要求に含まれる同無線端末の電話番号に対応した同発信端末の電話番号が前記電話番号管理手段内にあるか否かを判定し、同無線端末の電話番号に対応した発信端末の電話番号がある場合、前記発信端末に対して、同無線端末への再発呼を要求する前記再発呼要求を送信することを特徴とする請求項7記載のIPネットワークシステム。
  9. 前記無線基地局を通じて同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にない場合、前記発信端末に対して圏外通知を通知する圏外通知手段を有し、
    前記発信端末は、
    前記圏外通知手段から前記圏外通知を受信すると、前記無線端末の無線圏外を報知するメッセージ又は報知音を出力することを特徴とする請求項7又は8記載のIPネットワークシステム。
  10. 前記発信端末は、
    前記再発呼要求手段から前記再発呼要求を受信すると、前記無線端末への再接続を示すメッセージ又は報知音を出力することを特徴とする請求項7,8又は9記載のIPネットワークシステム。
  11. 前記着呼保持手段は、
    前記無線基地局を通じて同無線端末への着呼に対する同無線端末の応答が所定期間内にないと判定されてから所定時間を経過するまで、同無線端末への着呼を保持することを特徴とする請求項7,8,9又は10記載のIPネットワークシステム。
  12. 前記制御装置は、
    H.323プロトコルで通信を実行するゲートキーパ装置であることを特徴とする請求項7,8,9,10又は11記載のIPネットワークシステム。
  13. 前記制御装置は、
    SIPプロトコルで通信を実行するSIPプロキシサーバであることを特徴とする請求項7,8,9,10又は11記載のIPネットワークシステム。
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