JP2008306287A - バイブレータ制御装置、バイブレータ制御方法およびバイブレータ制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯端末の周辺音を収集し、バイブレータが駆動する前後における周辺音の音量の差分を算出し、音量の差分が所定の閾値以上となるかを判定し、音量の差分が所定の閾値以上であると判定された場合には、バイブレータの駆動を制御する。また、バイブレータを駆動させた後の周辺音の基本周波数パターンを予め保持し、バイブレータが駆動した後の周辺音の周波数パターンと、基本周波数パターンとが所定の一致度を満足するか否かを判定し、所定の一致度を満足すると判定された場合には、バイブレータの駆動を制御する。
【選択図】 図1
Description
まず最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「周辺音」とは、携帯端末の周辺に発生した音のことであり、特許請求の範囲に記載の「周辺音」に対応する。具体的には、携帯端末の周辺に発生した音を、例えば、バイブレータを駆動させる前後に携帯端末の周辺に発生した音や、バイブレータを駆動させた後に携帯端末の周辺に発生した音がこれに相当する。
次に、図1を用いて実施例1に係る携帯端末の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る携帯端末の概要および特徴を説明するための図である。
次に、図2を用いて、実施例1に係る携帯端末の構成を説明する。図2は、実施例1に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。なお、以下では、実施例1に係る携帯端末の構成を説明する上で必要となる構成のみを説明し、それ以外の構成については説明を省略する。図2に示すように、この携帯端末10は、携帯端末制御部11と、マイク12と、アナログデジタル変換部(A/D変換部)13と、バイブレータ14と、バイブレータ制御装置20とから構成される。
次に、図5および図6を用いて、実施例1に係る携帯端末の鳴動の設定がバイブレータに設定されている場合の処理の流れを説明する。図5は、実施例1に係る携帯端末の鳴動の設定がバイブレータに設定されている場合のバイブレータ制御装置の処理の流れを示すフローチャートであり、図6は、実施例1に係る携帯端末におけるバイブレータ制御装置の処理を説明するための図である。ここで、図6の(C)に示した図は、縦軸に強度をとり、横軸に周波数をとったグラフを用いて、駆動前周波数パターン記憶部23に記憶された駆動前周波数パターンを概念的に表した図である。また、図6の(D)に示した図は、縦軸に強度をとり、横軸に周波数をとったグラフを用いて、駆動後周波数パターン記憶部24に記憶された駆動後周波数パターンを概念的に表した図である。また、図6の(E)に示した図は、差分算出部27によって算出された差分周波数パターンを周波数(f(x))と、強度とを対応付けて示した図である。また、図6の(F)に示した図は、縦軸に強度をとり、横軸に周波数をとったグラフを用いて、図6の(E)に示した差分周波数パターンを概念的に表した図である。
上記したように、実施例1によれば、携帯端末10の周辺音を収集し、収集された周辺音に基づいてバイブレータ14の駆動を制御するので、バイブレータ14を駆動させることで発生した周辺音を収集してバイブレータ14を制御し、バイブレータ14を駆動させることで発生するノイズを抑制することが可能である。言い換えると、バイブレータ14を駆動させることで発生したノイズを自動的に抑制するので、周辺環境に対するマナーが向上し、ユーザが手動でバイブレータを無効にする手間が不要となり、利便性が向上する。
実施例1では、周辺音収集部25は、携帯端末制御部11からバイブレータ駆動信号を受け付けると、バイブレータ14を駆動させる前の携帯端末10の周辺音を収集する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、常時(例えば、3分ごとに)携帯端末10の周辺音を収集することでバイブレータ14を駆動させる前の携帯端末10の周辺音を収集してもよい。
まず、図7を用いて、実施例2に係る携帯端末10の構成を説明する。図7は、実施例2に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。なお、以下に説明する基本周波数パターン保持部31と、周波数パターン判定部32を除き、図2に示した携帯端末10と同様に動作し、実施例1に係る携帯端末と異なる点のみ詳細に説明する。
次に、図8および図9を用いて、実施例2に係る携帯端末におけるバイブレータの駆動設定がONになっている場合の処理の流れを説明する。図8は、実施例2に係る携帯端末の鳴動の設定がバイブレータに設定されている場合のバイブレータ制御装置の処理の流れを示すフローチャートであり、図9は、実施例2に係る携帯端末におけるバイブレータ制御装置の処理を説明するための図である。ここで、図9の(A)に示した図は、縦軸に強度をとり、横軸に周波数をとったグラフを用いて、駆動後周波数パターン記憶部24に記憶された駆動後周波数パターンを概念的に表した図である。また、図9の(B)に示した図は、縦軸に強度をとり、横軸に周波数をとったグラフを用いて、基本周波数パターン保持部31に記憶された基本周波数パターンを概念的に表した図である。
上記したように、実施例2によれば、バイブレータを駆動させた後の周辺音の基本周波数パターンを予め保持し、バイブレータが駆動した後の周辺音の周波数パターンと、基本周波数パターンとが所定の一致度を満足するか否かを判定し、所定の一致度を満足すると判定された場合には、バイブレータの駆動を制御するので、ノイズがバイブレータ駆動させることで発生した音であることを特定してバイブレータを制御し、バイブレータを駆動させることで発生するノイズを抑制することが可能である。
また、本実施例において説明した各処理のうち、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図3、図4、図6、図9などに示した記憶情報や、図6、図9などに示したパラメータ情報)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
ところで、上記の実施例では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図10を用いて、上記の実施例に示したバイブレータ制御装置と同様の機能を有するバイブレータ制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図10は、バイブレータ制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
11 携帯端末制御部
12 マイク
13 A/D変換部
14 バイブレータ
20 バイブレータ制御装置
21 制御部
22 記憶部
23 駆動前周波数パターン記憶部
24 駆動後周波数パターン記憶部
25 周辺音収集部
26 FFT解析部
27 差分算出部
28 差分判定部
29 バイブレータ制御部
31 基本周波数パターン保持部
32 周波数パターン判定部
Claims (6)
- 携帯端末を制御する携帯端末制御部からバイブレータを駆動させる駆動信号を受け付けて、前記バイブレータの駆動を制御するバイブレータ制御装置であって、
前記携帯端末の周辺音を収集する周辺音収集手段と、
前記周辺音収集手段によって収集された周辺音に基づいて前記バイブレータの駆動を制御するバイブレータ制御手段と、
を備えたことを特徴とするバイブレータ制御装置。 - 前記周辺音収集手段によって収集された前記バイブレータが駆動する前後における前記周辺音の音量の差分を算出する差分算出手段と、
前記差分算出手段によって算出された前記音量の差分が所定の閾値以上となるかを判定する差分判定手段とをさらに備え、
前記バイブレータ制御手段は、前記判定手段によって前記音量の差分が所定の閾値以上であると判定された場合には、前記バイブレータの駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載のバイブレータ制御装置。 - 前記バイブレータを駆動させることによって発生した音の周波数パターンを予め保持する周波数パターン保持手段をさらに備え、
前記差分判定手段は、前記差分算出手段によって算出された前記音量の差分における周波数パターンと、前記周波数パターン保持手段によって保持されている周波数パターンとが所定の一致度を満足する場合には、さらに、当該音量の差分における周波数パターンの強度が所定の閾値以上となるかを判定し、
前記バイブレータ制御手段は、前記差分判定手段によって前記音量の差分における周波数パターンの強度が所定の閾値以上であると判定された場合には、前記バイブレータの駆動を制御することを特徴とする請求項2に記載のバイブレータ制御装置。 - 前記バイブレータを駆動させた後の周辺音の基本周波数パターンを予め保持する基本周波数パターン保持手段と、
前記周辺音収集手段によって収集された前記バイブレータが駆動した後の周辺音の周波数パターンと、前記基本周波数パターン保持手段によって保持されている基本周波数パターンとが所定の一致度を満足するか否かを判定する周波数パターン判定手段をさらに備え、
前記バイブレータ制御手段は、前記周波数パターン判定手段によって所定の一致度を満足すると判定された場合には、前記バイブレータの駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載のバイブレータ制御装置。 - 携帯端末を制御する携帯端末制御部からバイブレータを駆動させる駆動信号を受け付けて、前記バイブレータの駆動を制御するバイブレータ制御方法であって、
前記携帯端末の周辺音を収集する周辺音収集工程と、
前記周辺音収集工程によって収集された周辺音に基づいて前記バイブレータの駆動を制御するバイブレータ制御工程と、
を含んだことを特徴とするバイブレータ制御方法。 - 携帯端末を制御する携帯端末制御部からバイブレータを駆動させる駆動信号を受け付けて、前記バイブレータの駆動を制御するバイブレータ制御方法をコンピュータに実行させるバイブレータ制御プログラムであって、
前記携帯端末の周辺音を収集する周辺音収集手順と、
前記周辺音収集手順によって収集された周辺音に基づいて前記バイブレータの駆動を制御するバイブレータ制御手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするバイブレータ制御プログラム。
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