JP2008305639A - 車両用前照灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両用前照灯、又は、その内部ユニットの大型化や重量の増加に影響を与えずに、配光パターンにハイビーム・ロービームを形成して、切り替えを行える車両用前照灯を提供することを目的とする。
【解決手段】 車両用前照灯において、第1半導体発光素子と第1半導体発光素子からの光を集光する集光部とを有する集光ユニットと、第2半導体発光素子と第2半導体発光素子からの光を拡散した拡散時の配光を形成する拡散部とを有する拡散/Hiビームユニットとを備え、拡散/Hiビームユニットは、第2半導体発光素子からの光を少なくとも利用して拡散時の配光とは照射領域が異なるハイビーム時の配光を形成する配光形成部を有する。
【選択図】 図3
【解決手段】 車両用前照灯において、第1半導体発光素子と第1半導体発光素子からの光を集光する集光部とを有する集光ユニットと、第2半導体発光素子と第2半導体発光素子からの光を拡散した拡散時の配光を形成する拡散部とを有する拡散/Hiビームユニットとを備え、拡散/Hiビームユニットは、第2半導体発光素子からの光を少なくとも利用して拡散時の配光とは照射領域が異なるハイビーム時の配光を形成する配光形成部を有する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、LED(Light Emitting Diode)やEL(有機EL)などの半導体型発光素子を光源とする車両用前照灯に関するものである。特に、本発明は、配光制御がしやすいように集光用と拡散用に区分けしたユニットを複数用いた車両用前照灯に関するものである。
近年、LED等の半導体発光素子を用いた車両用灯具が知られている。さらに、LED等の半導体発光素子を車両用前照灯に用いることが検討されている。上記車両用前照灯においては、安全上の観点等から、所定の配光パターンを形成する必要がある。配光パターンには、配光パターンの他の領域よりも明るく照らされるべきホットゾーンと呼ばれる領域があり、ホットゾーンに輝度の高い光を照射することができる車両用前照灯がある(特許文献1)。
また、配光パターンの中には、ハイビーム・ロービームのパターンの切り替えがある。ロービームには、車両用前照灯の輝度を高める集光ユニットと、車両用前照灯の照射範囲を拡げる拡散ユニットに区分けされて制御されている。ハイビームには、同様に集光ユニットと、車両の遠方側に照射範囲を拡げたハイビームユニットに区分けされて制御されている。
特開2005−294166号公報
しかしながら、従来の半導体発光素子を用いた車両用前照灯は、配光パターンにハイビーム・ロービームの切り替えを構成するのは容易ではない。配光パターンを構成するために、ロービーム用の集光ユニットと拡散ユニットと、ハイビーム用のハイビームユニットを個々に設けているので、車両用前照灯全体が大型になり、重量も大きくなっている。また回路においては、ハイビーム・ロービームのパターンの切り替えにも別々の点灯回路を備えていて、配光パターンにハイビーム・ロービームを形成するのは容易ではない。
そこで、ユニットの大型化や重量の増加に影響を与えずに、配光パターンにハイビーム・ロービームを形成して、切り替えを行える車両用前照灯を提供することを目的とする。
(1) 上記課題を解決するために本発明の車両用前照灯は、第1半導体発光素子と第1半導体発光素子からの光を集光する集光部とを有する第1ユニットと、第2半導体発光素子と第2半導体発光素子からの光を拡散した第1配光パターンを形成する拡散部とを有する第2ユニットとを備え、第2ユニットは、第2半導体発光素子からの光を少なくとも利用して第1配光パターンとは照射領域が異なる第2配光パターンを形成する配光形成部を有することを特徴とする。
(1)の発明によれば、集光ユニット(第1ユニット)と拡散/ハイビームユニット(第2ユニット)を備え、拡散/ハイビームユニットには、拡散時の配光(第1配光パターン)とハイビーム時の配光(第2配光パターン)を形成することができる切替ユニット(配光形成部)を有する。このため、拡散ユニットとハイビームユニットが一緒になり、コンパクトな形状で構成することが可能となり、車両用前照灯を小型化・軽量化することができる。また、切替ユニットによって、ロービームの場合は拡散時の配光を、ハイビームの場合はハイビームの配光を、切り替えることが可能になるので、配光パターンにハイビーム・ロービームを形成して、切り替えを行える車両用前照灯を提供することができる。また、従来の車両用前照灯ではハイビームを点灯回路の必要としないハロゲン光源を用いる場合があるが、その場合は、ロービームとの色味が大きく異なるため、車両用前照灯の商品性を損なう恐れもある。そのため、本発明においてハイビームにおいても半導体発光素子を用いて配光パターンを形成できるので、ロービームとの色味は同じとなり商品性を損なう恐れのない車両用前照灯を提供することができる。
(2) (1)に記載の車両用前照灯において、第2ユニット外に第1半導体発光素子及び第2半導体発光素子を点灯する点灯回路を備え、配光形成部は、第2ユニット内に有することを特徴とする。
(2)の発明によれば、(1)の発明に加えて、拡散/ハイビームユニットの外に点灯回路を備え、切替ユニットは、拡散/ハイビームユニットの内に有する。このため、点灯回路による配光パターンの切り替えを行うのではなく、切替ユニットにより、ロービームの場合は拡散時の配光を、ハイビームの場合はハイビームの配光を、切り替えることが可能になるので、配光パターンにハイビーム・ロービームを形成して、切り替えを行える車両用前照灯を提供することができる。また、点灯回路は配光パターン用の制御が簡素化できるので、簡単な構成にすることが可能である。
(3) (1)又は(2)に記載の車両用前照灯において、第2ユニットは、第3半導体発光素子をさらに有し、配光形成部は、第2半導体発光素子の光から第1配光パターンを形成し、第2半導体発光素子及び第3半導体発光素子の光から第2配光パターンを形成することを特徴とする。
(3)の発明によれば、(1)又は(2)の発明に加えて、拡散/ハイビームユニットにある切替ユニットは、第2半導体発光素子にて拡散時の配光(第1配光パターン)を形成し、第3半導体発光素子にてハイビーム時の配光(第2配光パターン)を形成する。このため、切替ユニットは光源切替ユニットであり、配光によって必要な光源だけをON、OFFするので、配光パターンにハイビーム・ロービームを形成して、切り替えを行える車両用前照灯を提供することができる。また、ハイビームやロービームの拡散時に好適な配光パターンを得ることができる。
(4) (1)又は(2)に記載の車両用前照灯において、配光形成部は、第2半導体発光素子、第2半導体発光素子の光を反射するリフレクタ、及びリフレクタの前面に備えられたレンズのうちの少なくとも一つを駆動することにより第1配光パターンと第2配光パターンとを選択的に切り替える駆動部をさらに有することを特徴とする。
(4)の発明によれば、(1)又は(2)の発明に加えて、拡散/ハイビームユニットにある切替ユニットは、拡散/ハイビームユニットにある半導体発光素子、リフレクタ、レンズのうちの少なくとも一つを駆動して、拡散時の配光とハイビーム時の配光を選択的に切り替える駆動部をさらに有する。このため、配光に影響を与える光源、リフレクタ、レンズが移動させて、好適な配光パターンを形成することができて、また、その配光パターンを選択する駆動部を有しているので、配光パターンにハイビーム・ロービームを形成して、切り替えを行える車両用前照灯を提供することができる。
本発明によれば、ユニットの大型化や重量の増加に影響を与えずに、配光パターンにハイビーム・ロービームを形成して、切り替えを行える車両用前照灯を提供することができる。
以下に、本発明による車両用前照灯装置の実施例の2例を図面に基づいて説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
図1〜図5は、本発明による車両用前照灯装置の実施例1を示す。以下、この実施例1における車両用前照灯装置の構成について説明する。
図1は、車両左側に取り付けられている車両用前照灯を説明する構成図である。図1に示すように、この実施例1における車両用前照灯1は、集光ユニット2と、拡散/ハイビームユニット3と、スイブルアクチュエータ13と、ランプハウジング14と、素通しガラス15の構成からなっている。集光ユニット2は丸型で、拡散/Hiビームユニット3は左右方向に長い角型である。集光ユニット2は、光源である半導体発光素子21a、21b(図3参照)を中に備え、集光ユニットの内面にはリフレクタ(図示せず)を備えている。また、拡散/ハイビームユニット3は、上段と下段を持つ構成となっており、上段・下段ともに、光源である半導体発光素子4a、4b(図3参照)を中に備え、拡散/ハイビームユニット3の内面にはリフレクタ5(図4参照)を備えている。集光ユニット2の下方には、集光ユニット全体を可動することができるスイブルアクチュエータ13を備えている。
車両用前照灯1は、集光ユニット2と、拡散/ハイビームユニット3と、スイブルアクチュエータ13をランプハウジング14で保持して、車両前方の左右に取り付けている。左右に取り付ける車両用前照灯は、左右対称の構成をしている。ランプハウジング14の前部開口部に素通しガラス15で覆われている。
図2は、従来の半導体発光素子を用いた車両用前照灯の配線図である。図2に示すように、車両Lo回線16に接続している点灯回路20は、集光ユニット2にある半導体発光素子21a、21bと、拡散ユニット9にある半導体発光素子22a、22bに接続していて、半導体発光素子のON、OFFを選択して実行している。車両Hi回線17には、Hiビームユニットにある光源と接続している。ここでは、各ユニットの半導体発光素子を2個と簡略させている。
従来の半導体発光素子を用いた車両用前照灯では、このように、車両Lo回線16と車両Hi回線17が個別の回線であるため、それぞれの制御で配光を実施している。例えば、Loビームを選択した場合、車両Lo回線16より点灯回路20へ信号が伝わり、集光ユニット2にある半導体発光素子21a、21bと、拡散ユニット9にある半導体発光素子22a、22bを点灯させる。このとき車両Hi回線17には信号が無いので、Hiビームユニット10の光源は点灯しない。Hiビームと選択した場合、車両Hi回線17よりHiビームユニット10へ信号が伝わり、Hiビームユニット10内の光源を点灯させる。このとき、車両Lo回線16には信号が無いので、集光ユニット2にある半導体発光素子21a、21bと、拡散ユニット9にある半導体発光素子22a、22bは点灯しない。
図3は、本発明における半導体発光素子を用いた車両用前照灯の配線図である。図3に示すように、Hiビームユニットと拡散ユニットが一つとなった拡散/Hiビームユニット(第2ユニット)3を設けている。また、車両Lo回線16に接続している点灯回路20は、集光ユニット(第1ユニット)2にある半導体発光素子(第1半導体発光素子)21a、21bと、拡散/Hiビームユニット3にある半導体発光素子(第2半導体発光素子)4a、4bに接続していて、半導体発光素子のON、OFFを選択して実行している。車両Hi回線17には、拡散/Hiビームユニット3の内部に設けられている切替ユニット(配光形成部)8と接続している。ここでは、各ユニットの半導体発光素子を2個としているが、簡略のためでこれに限らない。
Loビームを選択した場合、車両Lo回線16より点灯回路20へ信号が伝わり、集光ユニット2にある半導体発光素子21a、21bと、拡散/Hiビームユニット3にある半導体発光素子4a、4bを点灯させる。このとき車両Hi回線17には信号が無いので、切替ユニット8は可動しない。この切替ユニット8が可動していない場合に、拡散の時の配光(第1配光パターン)に好適な配光パターンを形成する。Hiビームを選択した場合、車両Hi回線17より切替ユニット8へ信号が伝わり、切替ユニット8を可動させて、Hiビーム時の配光(第2配光パターン)に好適な配光パターンを形成する。このとき、車両Lo回線16から信号が点灯回路20へ伝わり、集光ユニット2にある半導体発光素子21a、21bと、拡散/Hiビームユニット3にある半導体発光素子4a、4bを点灯させる。
車両Lo回線16は、ロービームの時も、ハイビームの時も点灯回路20をONにする信号を伝えている。つまり、今までハイビームユニットでハイビームを構成した配光を形成するために、ロービームで使用していた集光ユニット2と拡散ユニット9(図2参照)を用いて、更に切替ユニット8を設けてロービーム・ハイビームの配光パターンを形成することを可能にした。
この切替ユニット8は、拡散/Hiビームユニット3の光源である半導体発光素子4a、4bを用いて、拡散時の配光とHiビーム時の配光を形成し、その配光を切り替えることができる。切替ユニット8は、光源から発生される光に影響を与える光源、リフレクタ、レンズなどを可動させる構成になっている。ここでは、3つの構成を例に挙げて図4、図5(a)、(b)にて説明する。
図4は、本発明における切替ユニットの1つ目の構成についての説明図である。図4は、拡散/Hiビームユニット3を側面から見た模式図となっていて、左方が車両前方となる。図4に示すように、拡散/Hiビームユニット3の内部には、光源である半導体発光素子4(4a、4b)と、その周囲にあるリフレクタ5とリフレクタ5の前方にある可動レンズ6が設けられている。可動レンズ6は駆動部18と接続されていて、駆動部18は、車両Hi回線17からの信号を受け取り、可動レンズ6を可動させる。半導体発光素子4で発生された光は、一部は、リフレクタ5によって反射されて、車両前方側の可動レンズ6へ向かう。Hiビームの配光の場合は、可動レンズ6が水平面に対して垂直の位置に可動して、半導体発光素子4で発生された光と、リフレクタ5によって反射された光を可動レンズ6によって集光させ、Hiビームに好適な配光パターンを形成する。
拡散の配光の場合は、可動レンズ6が水平面に対して平行の位置に可動して、半導体発光素子4で発生された光と、リフレクタ5によって反射された光を可動レンズ6によって集光させずに、直接照射する。そのため、照射された光は拡散されて、拡散時の配光に好適な配光パターンを形成する。
Loビームを選択した場合、拡散/Hiビームユニット3にある半導体発光素子4a、4bを点灯させる。このとき車両Hi回線17には信号が無いので、駆動部18は可動レンズ6を水平面に対して平行の位置に可動して、拡散の時の配光に好適な配光パターンを形成する。Hiビームを選択した場合、車両Hi回線17からの信号により駆動部18は可動レンズ6を水平面に対して垂直の位置に可動して、Hiビーム時の配光に好適な配光パターンを形成する。このとき、車両Lo回線16から信号が点灯回路20へ伝わり、拡散/Hiビームユニット3にある半導体発光素子4a、4bを点灯させる。
図5(a)、(b)は、本発明における切替ユニットの2つ目の構成についての説明図である。図5は、拡散/Hiビームユニット3を上方から見た模式図となっていて、左方が車両前方となる。図5に示すように、拡散/Hiビームユニット3の内部には、光源である半導体発光素子4(4a、4b)と、その周囲にあるリフレクタ5とリフレクタ5の前方にあるレンズ7が設けられている。図5(a)は、駆動部18に接続しているリフレクタ5が可動して、レンズ7から照射される配光を可変することができる。図5(b)は、駆動部18に接続している光源である半導体発光素子4が可動して、レンズから照射される配光を可変することができる。共に、拡散時の配光やHiビームの配光に好適な可動位置を設定し、可動により変位できるので、選択的には配光パターンを形成することができる。
Loビームを選択した場合、拡散/Hiビームユニット3にある半導体発光素子4a、4bを点灯させる。このとき車両Hi回線17には信号が無いので、駆動部18は駆動せずリフレクタ5、又は半導体発光素子4は可動しない。このとき。拡散の時の配光に好適な配光パターンを形成する。Hiビームを選択した場合、車両Hi回線17より切替ユニット8へ信号が伝わり、駆動部18は、リフレクタ5、又は半導体発光素子4を可動させて、Hiビーム時の配光に好適な配光パターンを形成する。このとき、車両Lo回線16から信号が点灯回路20へ伝わり、拡散/Hiビームユニット3にある半導体発光素子4a、4bを点灯させる。
この実施例1における車両用前照灯装置は、以上の構成からなり、以下、この実施例1における車両用前照灯装置の作用、効果について説明する。
Hiビームユニット10と拡散ユニット9を一つにして、ハイビームユニットでハイビームを構成した配光を形成するために、ロービームで使用していた集光ユニット2と拡散ユニット9を用いて、更に切替ユニット8を設けてロービーム・ハイビームの配光パターンを形成することを可能にした。これにより、コンパクトな形状で構成することが可能となり、車両用前照灯を小型化・軽量化することができる。また、切替ユニット8によって、ロービームの場合は拡散時の配光を、ハイビームの場合はハイビームの配光を、切り替えることが可能になるので、配光パターンにハイビーム・ロービームを形成して、切り替えを行える車両用前照灯を提供することができる。
また、従来の車両用前照灯ではハイビームを点灯回路の必要としないハロゲン光源を用いる場合があるが、その場合は、ロービームとの色味が大きく異なるため、車両用前照灯の商品性を損なう恐れもある。本発明において、Hiビームユニット10と拡散ユニット9を一つにして、ハイビームにおいても半導体発光素子を用いて配光パターンを形成できるので、ロービームとの色味は同じとなり商品性を損なう恐れのない車両用前照灯を提供することができる。さらに、ハロゲン光源を使用しなくて済むので、消費電力を抑えることもできる。
拡散/Hiビームユニット3の外に点灯回路20を備え、切替ユニット8は、拡散vHiビームユニット3の内に有する。このため、点灯回路20による配光パターンの切り替えを行うのではなく、切替ユニット8により、ロービームの場合は拡散時の配光を、ハイビームの場合はハイビームの配光を、切り替えることが可能になるので、配光パターンにハイビーム・ロービームを形成して、切り替えを行える車両用前照灯を提供することができる。また、点灯回路20は配光パターン用の制御が簡素化できるので、簡単な構成にすることが可能である。
拡散/Hiビームユニット3にある切替ユニット8によって、拡散/Hiビームユニット3にある半導体発光素子、リフレクタ、レンズのうちの少なくとも一つを駆動して、拡散時の配光とハイビーム時の配光を選択的に切り替えることができる。このため、配光に影響を与える光源、リフレクタ、レンズが移動させて、好適な配光パターンを形成することができて、また、その配光パターンを選択する駆動部を切替ユニットが有しているので、配光パターンにハイビーム・ロービームを形成して、切り替えを行える車両用前照灯を提供することができる。
スイブルアクチュエータ13は、AFS(Adaptive Front−Lighting System)において、車両走行中のコーナリング時においてステアリング操舵方向に光軸を向けるために備えられており、ステアリング操舵信号を受け取って、スイブルアクチュエータ13は、集光ユニット2を可動して、集光ユニット光源21の光軸を制御する。このため、前照灯ユニットの大型化や重量の増加に対して悪影響を与えかねない。しかし。本発明の実施形態において、コンパクトな形状で構成することが可能となり、車両用前照灯を小型化・軽量化することを可能にしたので、AFSの弊害になりにくく、スイブルアクチュエータ13に対して好適な構成を提供することができる。
図6〜図8は、本発明による車両用前照灯装置の実施例2を示す。以下、この実施例2における車両用前照灯装置の構成について説明する。
図6は、本発明における半導体発光素子を用いた車両用前照灯の配線図である。図6に示すように、Hiビームユニット2と拡散ユニットが一つになり、拡散/Hiビームユニット3を設けている。また、車両Lo回線16に接続している点灯回路20は、集光ユニット2にある半導体発光素子21a、21bと、拡散/Hiビームユニット3内にある光源切替ユニット(配光形成部)11に接続している。光源切替ユニット11は、半導体発光素子4a、4b、4c、4dに接続していて、拡散/Hiビームユニット3内にある半導体発光素子のON、OFFを選択して実行している。車両Hi回線17は、光源切替ユニット11と接続している。ここでは、半導体発光素子を6個としているが、簡略のためでこれに限らない。
図7は、本発明による車両用前照灯装置の実施例2における切替ユニットの回線構成を示す説明図である。図7に示すように、この光源切替ユニット11の内部には、切替スイッチ12が設けられて、車両Lo回線16に接続している点灯回路20と拡散時の配光(第1配光パターン)用の光源である半導体発光素子(第2半導体発光素子)4a、4b、Hiビーム時の配光(第2配光パターン)用の光源である半導体発光素子(第3半導体発光素子)4c、4dと接続している。また、車両Hi回路は光源切替ユニット11に接続している。
Loビームを選択した場合、車両Lo回線16より点灯回路20へ信号が伝わり、集光ユニット2にある半導体発光素子21a、21bを点灯させる。また、点灯回路20から拡散/Hiビームユニット3にある光源切替ユニット11へ信号が伝わり、光源切替ユニット11内にある切替スイッチ12は通常選択している拡散光源を選択して、半導体発光素子4a、4bを点灯させる。この拡散光源にて、拡散の時の配光に好適な配光パターンを形成する。このとき車両Hi回線17には信号が無いので、光源切替ユニット11に影響を与えない。Hiビームを選択した場合、車両Hi回線17より光源切替ユニット11へ信号が伝わり、光源切替ユニット11の中にある切替スイッチ12を可動させて、Hiビーム光源を選択して、半導体発光素子4c、4dを点灯させる。このHiビーム光源にて、Hiビーム時の配光に好適な配光パターンを形成する。このとき、車両Lo回線16から信号が点灯回路20へ伝わり、集光ユニット2にある半導体発光素子21a、21bも点灯させる。
図8は、本発明による車両用前照灯装置の実施例2における切替ユニットの回線構成を示す説明図である。図8に示すように、拡散/Hiビームユニット3にある拡散光源用の半導体発光素子4a、4bから発生した光は、一部はリフレクタ5によって反射して、車両前方へ照射される。図8(a)のHiビームの時は半導体発光素子4a、4bから照射されず、図8(b)のLoビームの時は、拡散用の配光として半導体発光素子4a、4bから照射される。一方、Hiビーム光源用の半導体発光素子4c、4dは、上記の拡散用半導体発光素子4a、4bと逆になり、Hiビームの時に点灯し、Loビームの時は消灯する。このように、照射する光源を選択的に切り替えることで、拡散用の配光とHiビーム用の配光を形成している。
この実施例2における車両用前照灯装置は、以上の構成からなるので、前記の実施例1における車両用前照灯装置とほぼ同様の作用、効果を達成することができる。
本発明による実施形態において、光源切替ユニット11の切り替えで、拡散光源とHiビーム光源を選択的に切り替えたが、これに限らない。拡散時の配光パターンを形成する際に、拡散光源とHiビーム光源を両方使用して好適な配光パターンを形成してもよい。
また、本発明による実施形態において、切替ユニット8は、可動レンズ、可動するリフレクタ、可動する光源、又は、光源切り替えユニットを用いているが、これに限らない。例えば、レンズとリフレクタを同時に可動させて、ロービーム、ハイビームの配光パターンを形成し、切り替え可能にしてもよい。
また、本発明による実施形態において、集光ユニット2側にHiビームユニットの機能を持たせなかったのは、スイブルアクチュエータ13を有しているので集光ユニット2の重量が増すことで、AFSの弊害になるからである。スイブルアクチュエータ13を有しない集光ユニット2であれば、この限りではない。例えば、集光ユニット2にも切替ユニットを設けて、ロービーム時の集光ユニットでの配光とハイビーム時の集光ユニットでの配光を形成して、より好適な配光パターンを得ることが可能になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。なお、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 車両用前照灯
2 集光ユニット
3 拡散/Hiビームユニット
4a、4b、4c、4d 半導体発光素子(拡散/Hiビームユニット)
5 リフレクタ
6 可動レンズ
7 レンズ
8 切替ユニット
9 拡散ユニット
10 Hiビームユニット
11 光源切替ユニット
12 切替ユニット
13 スイブルアクチュエータ
14 ランプハウジング
15 素通しガラス
16 車両Lo回路
17 車両Hi回路
18 駆動部
20 点灯回路
21a、21b 半導体発光素子(集光ユニット)
22a、22b 半導体発光素子(拡散ユニット)
2 集光ユニット
3 拡散/Hiビームユニット
4a、4b、4c、4d 半導体発光素子(拡散/Hiビームユニット)
5 リフレクタ
6 可動レンズ
7 レンズ
8 切替ユニット
9 拡散ユニット
10 Hiビームユニット
11 光源切替ユニット
12 切替ユニット
13 スイブルアクチュエータ
14 ランプハウジング
15 素通しガラス
16 車両Lo回路
17 車両Hi回路
18 駆動部
20 点灯回路
21a、21b 半導体発光素子(集光ユニット)
22a、22b 半導体発光素子(拡散ユニット)
Claims (4)
- 車両用前照灯において、
第1半導体発光素子と前記第1半導体発光素子からの光を集光する集光部とを有する第1ユニットと、
第2半導体発光素子と前記第2半導体発光素子からの光を拡散した第1配光パターンを形成する拡散部とを有する第2ユニットと、を備え、
前記第2ユニットは、前記第2半導体発光素子からの光を少なくとも利用して前記第1配光パターンとは照射領域が異なる第2配光パターンを形成する配光形成部を有することを特徴とする車両用前照灯。 - 前記第2ユニット外に設けられ前記第1半導体発光素子及び前記第2半導体発光素子を点灯する点灯回路を備え、
前記配光形成部は、前記第2ユニット内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。 - 前記第2ユニットは、第3半導体発光素子をさらに有し、
前記配光形成部は、前記第2半導体発光素子の光から前記第1配光パターンを形成し、前記第2半導体発光素子及び前記第3半導体発光素子の光から前記第2配光パターンを形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用前照灯。 - 前記配光形成部は、前記第2半導体発光素子、前記第2半導体発光素子の光を反射するリフレクタ、及び前記リフレクタの前面に備えられたレンズのうちの少なくとも一つを駆動することにより前記第1配光パターンと前記第2配光パターンとを選択的に切り替える駆動部をさらに有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用前照灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007150735A JP2008305639A (ja) | 2007-06-06 | 2007-06-06 | 車両用前照灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007150735A JP2008305639A (ja) | 2007-06-06 | 2007-06-06 | 車両用前照灯 |
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ID=40234185
Family Applications (1)
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JP2007150735A Pending JP2008305639A (ja) | 2007-06-06 | 2007-06-06 | 車両用前照灯 |
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JP (1) | JP2008305639A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010061930A1 (ja) | 2008-11-28 | 2010-06-03 | 独立行政法人理化学研究所 | CD1d及び標的抗原の共発現アロ細胞を用いた免疫療法 |
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2007
- 2007-06-06 JP JP2007150735A patent/JP2008305639A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010061930A1 (ja) | 2008-11-28 | 2010-06-03 | 独立行政法人理化学研究所 | CD1d及び標的抗原の共発現アロ細胞を用いた免疫療法 |
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