JP2008304545A - 液体画像表示装置およびその表示方法 - Google Patents

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俊郎 樋口
Masahiko Gondo
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Abstract

【課題】空気以外の流体、特に液体を用いて文字や記号などの画像を画像表示部22に表示する。
【解決手段】画像表示部22に表示すべき画像に基づいて、液滴吐出部32〜32の各々から視認可能な導電性液体26の液滴28を透明な絶縁性液体24中に吐出させ、その導電性液体26の液滴28によって画像表示部22に画像を形成させる。これにより、空気以外の流体、特に、導電性液体26の液滴28により画像表示部22に画像を表示させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体画像表示装置およびその表示方法に関し、詳しくは、液体を用いて画像を表示する液体画像表示装置およびその表示方法に関する。
従来、水(流体)を張った水槽と、水槽の下部に配置された複数の吐出口と、複数の吐出口から各々に空気を吐出させるための複数の電磁弁と、を備え、複数の電磁弁を各々に開閉させることにより複数の吐出口から各々に発生する気泡(流体)によって図形を表示する表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−311654号公報
一般に、液体画像表示装置では、文字や記号などの画像をより適正に表示すること、例えば、空気(気泡)以外の流体を用いて画像を表示することなどが課題とされる。
本発明の液体画像表示装置およびその表示方法は、空気以外の流体、特に液体を用いて画像を表示することを主目的とする。
本発明の液体画像表示装置およびその表示方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の液体画像表示装置は、
液体を用いて画像を表示する液体画像表示装置であって、
透明性を有する第1の液体が充填され該第1の液体とは比重が異なると共に該第1の液体とは混合および溶解せず且つ該第1の液体中で視認可能で帯電または帯磁可能な第2の液体の液滴による画像を表示する画像表示部,該画像表示部の上部または下部に配置されて前記第2の液体を貯留する貯留部,該貯留部に貯留されている前記第2の液体を液滴の列として前記画像表示部の前記第1の液体中に吐出可能な複数の液滴吐出手段,を有する液体画像表示装置本体と、
前記複数の液滴吐出手段から各々に吐出される前記第2の液体の液滴によって前記画像表示部に画像が形成されるよう前記複数の液滴吐出手段からの前記第2の液体の液滴の吐出を制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の液体画像表示装置では、透明性を有する第1の液体が充填され第1の液体とは比重が異なると共に第1の液体とは混合および溶解せず且つ第1の液体中で視認可能で帯電または帯磁可能な第2の液体の液滴による画像を表示する画像表示部の第1の液体中に第2の液体を液滴の列として吐出可能な複数の液滴吐出手段から各々に吐出される第2の液体の液滴によって画像表示部に画像が形成されるよう複数の液滴吐出手段からの第2の液体の液滴の吐出を制御する。したがって、空気以外の流体、特に液体を用いて画像表示部に画像を表示させることができる。ここで、「画像」には、文字や記号などが含まれる。
こうした本発明の液体画像表示装置において、前記液体画像表示装置本体は、前記画像表示部に電場を作用させる電場作用手段を有するものであり、前記第2の液体は、帯電可能な液体であり、前記複数の液滴吐出手段は、前記貯留部に貯留されている前記第2の液体を帯電させる帯電手段を有する手段であり、前記制御手段は、前記第2の液体の液滴の吐出の制御に加えて、前記電場作用手段による電場の作用により前記第2の液体の液滴の少なくとも一部の移動速度が調整されるよう前記電場作用手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、帯電している状態で複数の液滴吐出手段から各々に吐出された第2の液体の液滴の少なくとも一部の移動速度を電場作用手段による電場の作用により調整することができる。ここで、移動速度を調整することには、速度を調整して移動させることに加えて、移動速度を値0にすること、即ち、位置を固定することが含まれる。
この電場作用手段による電場の作用により第2の液体の液滴の移動速度を調整する態様の本発明の液体画像表示装置において、前記第1の液体は、絶縁性を有する液体であり、前記第2の液体は、導電性を有する液体であり、前記帯電手段は、正または負の極性の電圧を印加して前記第2の液体を帯電させる手段であり、前記電場作用手段は、1以上の電極と、該1以上の電極に前記第2の液体の帯電の極性とは反対の極性の電圧である反対極性電圧を印加可能な電圧印加手段と、を有する手段であり、前記制御手段は、前記1以上の電極への前記反対極性電圧の印加により前記第2の液体の液滴の少なくとも一部の移動速度が調整されるよう前記電圧印加手段を制御する手段であるものとすることもできる。
この電場作用手段が1以上の電極と電圧印加手段とを有する態様の本発明の液体画像表示装置において、前記1以上の電極は、前記画像表示部の壁面に配置されてなり、前記制御手段は、前記1以上の電極への前記反対極性電圧の印加の継続による電場の作用により前記第2の液体の液滴の少なくとも一部の位置が固定されるよう前記電圧印加手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第2の液体の液滴の少なくとも一部を固定することができる。
また、電場作用手段が1以上の電極と電圧印加手段とを有する態様の本発明の液体画像表示装置において、前記1以上の電極は、鉛直方向に並設された複数の電極であり、前記電圧印加手段は、該複数の電極の少なくとも一部に前記反対極性電圧を印加可能な手段であるものとすることもできる。この場合、前記複数の電極は、水平方向に延びた形状で鉛直方向に並設されてなるものとすることもできる。この場合、前記複数の電極は、水平方向に延びた櫛歯が互いに非接触で噛み合うよう配置された二つの櫛歯状の電極であるものとすることもできるし、水平方向に延びた櫛歯が互いに非接触で噛み合うよう配置された二つの櫛歯状の導電体と、該二つの櫛歯状の導電体の櫛歯の各々に取り付けられた複数の平板の導電体と、からなるものとすることもできる。これらの場合、二つの櫛歯状の電極や導電体の少なくとも一方に継続して反対極性電圧を印加することにより、第2の液体の液滴の位置を固定することができ、二つの櫛歯状の電極や導電体に交互に反対極性電圧を印加することにより、第2の液体の液滴の少なくとも一部を速度を調整しながら移動させることができる。
さらに、電場作用手段が1以上の電極と電圧印加手段とを有する態様の本発明の液体画像表示装置において、前記1以上の電極は、透明に形成されてなるものとすることもできる。
あるいは、電場作用手段による電場の作用により第2の液体の液滴の移動速度を調整する態様の本発明の液体画像表示装置において、前記複数の液滴吐出手段は、前記貯留部に形成された複数の液滴吐出部と、該複数の液滴吐出部の各々の吐出口および内部の少なくとも一部に各々の電場を作用させる複数の吐出電場作用手段と、を有する手段であり、前記制御手段は、前記複数の吐出電場作用手段による各々の電場の作用により前記複数の液滴吐出部から各々に前記第2の液体の液滴が吐出されるよう前記吐出電場作用手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、複数の液滴吐出部の各々の吐出口や内部の少なくとも一部への吐出電場作用手段による各々の電場の作用により、複数の液滴吐出部から各々に第2の液体の液滴を吐出させることができる。
加えて、本発明の液体画像表示装置において、前記液体画像表示装置本体は、前記画像表示部に磁場を作用させる磁場作用手段を有するものであり、前記第2の液体は、帯磁可能な液体であり、 前記複数の液滴吐出手段は、前記貯留部に貯留されている前記第2の液体を帯磁させる帯磁手段を有する手段であり、前記制御手段は、前記磁場作用手段による磁場の作用により前記第2の液体の液滴の少なくとも一部の移動速度が調整されるよう前記磁場作用手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、帯磁している状態で複数の液滴吐出手段から各々に吐出された第2の液体の液滴の少なくとも一部の移動速度を磁場作用手段による磁場の作用により調整することができる。ここで、移動速度を調整することには、移動速度を値0にすること、即ち、位置を固定することが含まれる。
また、本発明の液体画像表示装置において、前記第1の液体は、互いに比重と粘性のうち少なくとも一方が異なる複数の液体からなるものとすることもできる。
本発明の液体画像表示装置の表示方法は、
透明性を有する第1の液体が充填され該第1の液体とは比重が異なると共に該第1の液体とは混合および溶解せず且つ該第1の液体中で視認可能で帯電または帯磁可能な第2の液体の液滴による画像を表示する画像表示部,該画像表示部の上部または下部に配置されて前記第2の液体を貯留する貯留部,該貯留部に貯留されている前記第2の液体を液滴の列として前記画像表示部の前記第1の液体中に吐出可能な複数の液滴吐出手段,を有する液体画像表示装置本体を備える液体画像表示装置の表示方法であって、
前記複数の液滴吐出手段から各々に吐出される前記第2の液体の液滴によって前記画像表示部に画像が形成されるよう前記複数の液滴吐出手段の各々からの前記第2の液体の液滴の吐出を制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の液体画像表示装置の表示方法では、透明性を有する第1の液体が充填され第1の液体とは比重が異なると共に第1の液体とは混合および溶解せず且つ第1の液体中で視認可能で帯電または帯磁可能な第2の液体の液滴による画像を表示する画像表示部の第1の液体中に第2の液体を液滴の列として吐出可能な複数の液滴吐出手段から各々に吐出される第2の液体の液滴によって画像表示部に画像が形成されるよう複数の液滴吐出手段からの第2の液体の液滴の吐出を制御する。したがって、空気以外の流体、特に液体を用いて画像表示部に画像を表示させることができる。ここで、「画像」には、文字や記号などが含まれる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての液体画像表示装置20の外観を示す外観図であり、図2は、実施例の液体画像表示装置20の構成の概略を示す構成図であり、図3は、実施例の液体画像表示装置20が備える本体21の一部の構成の概略を示す構成図である。なお、図1では、見易さを考慮して液体画像表示装置20が備える直流電源34や吐出電極用スイッチ381〜38N,壁面電極用スイッチ42,制御ユニット44の図示を省略した。本発明の液体画像表示装置20は、本体21として、透明で絶縁性を有する液体(例えば絶縁オイルなど、以下、絶縁性液体という)24が充填され絶縁性液体24より比重が大きくて絶縁性液体24とは混合および溶解せず且つ絶縁性液体24中で視認可能で導電性を有する液体(例えば着色された水など、以下、導電性液体という)26の液滴28による画像を表示する画像表示部22と、画像表示部22の上部に配置されて導電性液体26を貯留する貯留部30と、貯留部30の下部に水平方向にN個(Nは2以上の整数,図1および図2中「i」は1以上且つN以下の整数)形成された液滴吐出部321〜32Nと、貯留部30に貯留されている導電性液体26に負極が接続された直流電源34と、貯留部30側から見て液滴吐出部321〜32Nの各々の吐出口の先にそれぞれペアで配置された電極(以下、吐出電極という)361a,361b〜36Na,36Nbと、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbをペア毎に直流電源34の正極に接続したり切り離したりする吐出電極用スイッチ381〜38Nと、画像表示部22の壁面に配置された透明な電極(例えばITO(酸化インジウム・スズ)など、以下、壁面電極という)40と、壁面電極40を直流電源34の正極に接続したり切り離したりする壁面電極用スイッチ42と、を備えると共に、吐出電極用スイッチ381〜38Nや壁面電極用スイッチ42の各々のスイッチングを制御する制御ユニット44と、画像表示部22の下部に堆積している導電性液体26を流路50を介して貯留部30に供給するポンプ52と、を備える。ここで、画像表示部22は、透明なガラスやプラスチックにより形成された容器と、その内部の空間即ち絶縁性液体24が充填されている部分と、をいう。また、実施例では、図1中手前側(図2中左側)から画像表示部22を見る人に文字や記号を含む画像を表示するものとした。さらに、実施例では、液滴吐出部321〜32Nと吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbと吐出電極用スイッチ381〜38Nとは、吐出電極の添え字a,bの部分以外については対応するものに同一の数字(1〜N)を付した。そして、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbの添え字a,bの部分は、ペアの一方と他方とを意味する。なお、図示を省略したが、実施例では、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbの各ペアと壁面電極40とのうち直流電源34から切り離されたペアの吐出電極や壁面電極40について電位を値0にする回路を備えるものとした。
液滴吐出部321〜32Nは、いずれも、貯留部30側から見て直線的に延びた中空の円筒状に形成され、導電性液体26に作用する重力に比して表面張力の方が大きくなる形状に形成されている。したがって、そのままでは、液滴吐出部321〜32Nの各々から導電性液体26の液滴28は吐出されない。制御ユニット44は、図示しないCPUやRAM,ROMなどを備え、ROMに記憶された、画像表示部22に表示すべき画像に基づいて吐出電極用スイッチ381〜38Nのスイッチングを制御すると共に壁面電極用スイッチ42のスイッチングを制御する。なお、画像については、ROMに記憶されているものに限られず、ユーザが作成した画像を用いるものとするなど、如何なるものとしてもよい。
こうして構成された実施例の液体画像表示装置20では、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbをペア毎にそれぞれ直流電源34の正極に接続する即ち吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbのペア毎にそれぞれ正の所定電圧を印加すると、液滴吐出部321〜32Nのうち正の所定電圧を印加した吐出電極に対応する液滴吐出部の吐出口や内部に電場が作用し、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbをペア毎にそれぞれ直流電源34の正極から切り離すと、切り離した吐出電極のペアの電位が値0になる。また、壁面電極40を直流電源34の正極に接続する即ち壁面電極40に正の所定電圧を印加すると、画像表示部22に電場が作用し、壁面電極40を直流電源34の正極から切り離すと、壁面電極40の電位が値0になる。
次に、こうして構成された実施例の液体画像表示装置20における画像表示部22への画像表示について説明する。まず、液滴吐出部321〜32Nの各々からの導電性液体26の液滴28の吐出について説明する。図4は、任意の液滴吐出部32i(1≦i≦N)から導電性液体26の液滴28が吐出される様子の一例について説明する説明図である。まず、本体21の貯留部30に貯留されている導電性液体26は、直流電源34の負極に接続されている。図4に示すように、吐出電極36ia,36ibの電位が値0のときには(時刻t1)、導電性液体26の液滴28は液滴吐出部32iから吐出されない。この状態で吐出電極36ia,36ibに正の所定電圧を印加すると(時刻t2)、液滴吐出部32iの吐出口や内部に作用する電場により(吐出電極36ia,36ibと導電性液体26との間に生じるクーロン力により)、導電性液体26の液面が吐出電極36ia,36ib側に引き寄せられる。そして、導電性液体26の重力と導電性液体26に作用するクーロン力との和が液滴吐出部32iの表面張力より大きくなったときに、導電性液体26の液滴28が液滴吐出部32iから吐出される。その後に、吐出電極36ia,36ibの電位が値0になると(時刻t4)、導電性液体26の液滴28は、その比重が絶縁性液体24の比重よりも大きいため、画像表示部22の絶縁性液体24中を下降していく。このように、液滴吐出部321〜32Nについて、画像表示部22に表示すべき画像に基づいて、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbのペア毎に正の所定電圧を印加したり電位を値0にしたりすることにより、液滴吐出部321〜32Nの各々から同時または異なるタイミングで導電性液体26の液滴28を絶縁性液体24中に吐出させるから、電磁弁に比して簡易で小型化を図ることが可能な構成で導電性液体26の液滴28を絶縁性液体24中に吐出させることができる。そして、下降していく導電性液体26の液滴28により画像表示部22に画像を形成させることができる。しかも、実施例では、壁面電極40として透明なものを用いるものとしたから、図1中手前側(図2中左側)から画像表示部22を見る人だけでなく、図1中奥側(図2中右側)から画像表示部22を見る人にも、裏側から見る画像になるが、画像を表示することができる。
こうして液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出された導電性液体26の液滴28が下降している最中に壁面電極40に正の所定電圧を印加すると、画像表示部22に作用する電場により(壁面電極40と導電性液体26の液滴28との間に生じるクーロン力により)、導電性液体26の液滴28は、壁面電極40側に引き寄せられて停止する。導電性液体26の液滴28が壁面電極40に引き寄せられて停止している様子の一例を図5に示す。このようにして、画像表示部22に形成される画像を固定することができる。例えば、図1では、「ABC」の文字を固定することができる。また、その後に壁面電極40の電位を値0にすると、導電性液体26の液滴28は再び下降する。したがって、壁面電極40に正の所定電圧を印加したり電位を値0にしたりすることにより、導電性液体26の液滴28を速度を調整して下降させることができる。これにより、画像表示部22に形成される画像を速度を調整して下降させることができる。
以上説明した実施例の液体画像表示装置20によれば、画像表示部22に表示すべき画像に基づいて液滴吐出部321〜32Nから各々に導電性液体26の液滴28を絶縁性液体24中に吐出させて画像表示部22に画像を形成させるから、空気以外の流体、特に、導電性液体26の液滴28により画像表示部22に画像を表示させることができる。しかも、直流電源34の負極に接続されていた導電性液体26の液滴28が絶縁性液体24中を下降している最中に壁面電極40に正の所定電圧を印加することにより、画像表示部22に形成される画像を固定することができる。
実施例の液体画像表示装置20では、図1および図2に例示したように、壁面電極40として、1つの平板電極を用いるものとしたが、鉛直方向に並設された複数の平板電極を用いるものとしてもよい。鉛直方向に並設された複数の平板電極を用いる場合、複数の平板電極は、水平方向に延びた形状で鉛直方向に並設されてなるものとしてもよいし、それ以外の形状で鉛直方向に並設されてなるものとしてもよい。以下、これらについて説明する。
前者の場合、即ち、複数の平板電極が水平方向に延びた形状で鉛直方向に並設されてなる場合、例えば、図6に例示するように、水平方向に延びた櫛歯が互いに非接触で噛み合うように配置された二つの櫛歯状の壁面電極140a,140bを用いるものとしてもよいし、図7に例示するように、水平方向に延びた櫛歯が互いに非接触で噛み合うように配置された二つの櫛歯状の導電体240a,240bと、二つの櫛歯状の導電体240a,240bの櫛歯の各々に複数取り付けられた所定形状(例えば、正方形や円形など)の平板導電体240cと、からなるいわゆるランド型の壁面電極240を用いるものとしてもよい。なお、見易さを考慮して、図6では二つの櫛歯状の壁面電極140a,140bにハッチングを付し、図7では導電体240a,240bにハッチングを付した。ここで、図6では、二つの櫛歯状の壁面電極140a,140bの他に、信号出力回路142と、信号出力回路142に入力端子が接続されると共に櫛歯状の壁面電極140aに出力端子が接続され入力端子にオン信号が入力されたときに櫛歯状の壁面電極140aに正の所定電圧を印加すると共に入力端子にオフ信号が入力されたときに櫛歯状の壁面電極140aに負の所定電圧を印加する電圧アンプ144と、信号出力回路142に入力端子が接続されると共に櫛歯状の壁面電極140bに出力端子が接続され入力端子にオン信号が入力されたときに櫛歯状の壁面電極140bに負の所定電圧を印加すると共に入力端子にオフ信号が入力されたときに櫛歯状の壁面電極140bに正の所定電圧を印加する電圧アンプ146と、を備える。したがって、信号出力回路142からの出力(オン信号またはオフ信号)を所定時間毎に切り替えることにより、二つの櫛歯状の壁面電極140a,140bに交互に正の所定電圧または負の所定電圧が印加されることになる。図8は、このときの導電性液体26の液滴28の様子の一例を示す説明図である。図8に示すように、信号出力回路142からの出力を切り替えることにより(時刻t5〜t7)、二つの櫛歯状の壁面電極140a,140bのうち導電性液体26の液滴28を引き寄せる電極が切り替わり、導電性液体26の液滴28は、図8中の櫛歯の一段に相当する距離ずつ下降していく。即ち、信号出力回路142からのオンオフ信号の切替のタイミングを調整することにより導電性液体26の液滴28を速度を調整して下降させることができる。これにより、画像表示部22に形成される画像を速度を調整して下降させることができる。そして、信号出力回路142からの出力をオン信号またはオフ信号で保持することにより(図8中時刻t8ではオン信号で保持)、導電性液体26の液滴28の位置を固定することができる。これにより、画像表示部22に形成される画像を固定することができる。なお、電圧アンプ144,146は、信号出力回路142からの信号に基づいて櫛歯状の壁面電極140a,140bに正の所定電圧または負の所定電圧を印加するものとしたが、信号出力回路142からの信号に基づいて櫛歯状の壁面電極140a,140bに正の所定電圧を印加するか電位を値0にするものとしてもよい。
次に、いわゆるランド型の壁面電極240を用いる場合について図7を用いて説明する。図7では、二つの櫛歯状の導電体240a,240bと複数の平板導電体240cとからなるランド型の壁面電極240の他に、図6の信号出力回路142と同様の信号出力回路242と、信号出力回路242に入力端子が接続されると共に櫛歯状の導電体240aに出力端子が接続され図6の電圧アンプ144と同様に機能する電圧アンプ244と、信号出力回路242に入力端子が接続されると共に櫛歯状の導電体240bに出力端子が接続され図6の電圧アンプ146と同様に機能する電圧アンプ246と、を備える。したがって、信号出力回路242からの出力(オン信号またはオフ信号)を切り替えるタイミングを調整することにより導電性液体26の液滴28を速度を調整して下降させることができ、信号出力回路242からの出力をオン信号またはオフ信号で保持することにより、導電性液体26の液滴28の位置を固定することができる。また、こうしたランド型の壁面電極240を形成する二つの櫛歯状の導電体240a,240bに交互に正の電圧を印加することにより、導電性液体26の液滴28は、下降しながらランド型の壁面電極240の水平方向の中央に寄っていくと考えられる。この様子の一例を図9に示す。
次に、後者の場合、即ち、複数の電極が、水平方向に延びた形状以外の形状で鉛直方向に並設されてなる場合について説明する。この場合、例えば、図10に例示するように、鉛直方向にN1個,水平方向にN2の所定形状(例えば、正方形や円形など)の壁面電極3401,1〜340N1,N2と、壁面電極3401,1〜340N1,N2の各々を直流電源34の正極に接続したり切り離したりする壁面電極用スイッチ3421,1〜342N1,N2と、を備えるものとしてもよい。図10では、任意の壁面電極340j,k(1≦j≦N1,1≦k≦N2)と、壁面電極340j,kを直流電源34の正極に接続したり切り離したりする壁面電極用スイッチ342j,kと、について部分拡大図として示した。なお、実施例と同様に、図示を省略したが、壁面電極3401,1〜340N1,N2のうち直流電源34から切り離された壁面電極について電位を値0にする回路を備えるものとした。この場合、壁面電極3401,1〜340N1,N2の全てに継続して正の所定電圧を印加することにより、実施例と同様に、導電性液体26の液滴28を固定することができ、画像表示部22に形成される画像を固定することができる。また、導電性液体26の液滴28の下降に応じて壁面電極3401,1〜340N1,N2に正の所定電圧を印加したり電位を値0にしたりすることにより、導電性液体26の液滴28を速度を調整して下降させることができ、画像表示部22に形成される画像を速度を調整して下降させることができる。さらに、壁面電極3401,1〜340N1,N2のうち水平方向の所定範囲(例えば、1〜kの範囲)の壁面電極にだけ正の所定電圧を継続して印加することにより、絶縁性液体24中を下降する導電性液体26の液滴28のうちその所定範囲の液滴28だけ固定することができる。例えば、図1では、「ABC」の文字のうち「A」だけを固定したり、「AB」を固定したりすることができる。
実施例の液体画像表示装置20では、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbや壁面電極40について、共通の直流電源34の正極に接続可能なものとしたが、それぞれ異なる直流電源に接続可能なものとしてもよい。
実施例の液体画像表示装置20では、導電性液体26に直流電源34の負極を接続すると共に吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbや壁面電極40を各々に直流電源34の正極に接続するものとしたが、導電性液体26に直流電源34の正極を接続すると共に吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbや壁面電極40を各々に直流電源34の負極に接続するものとしてもよい。
実施例の液体画像表示装置20では、図1〜図3に例示したように、画像表示部22に、一種類の絶縁性液体24を充填するものとしたが、互いに比重や粘性が異なる複数の絶縁性液体を充填するものとしてもよい。例えば、図11の変形例の液体画像表示装置420の本体421に例示するように、画像表示部422に、導電性液体26より小さい比重S1で絶縁性を有する絶縁性液体424aと絶縁性液体424aの比重S1より小さい比重S2で絶縁性を有する絶縁性液体424bとを充填するものとしてもよい。なお、図11のうち実施例の液体画像表示装置20と同一の構成については同一の符号を付した。この場合、図11に例示するように、画像表示部422において、絶縁性液体424aが比較的下側,絶縁性液体424bが比較的上側にある状態で液滴吐出部321〜32Nの各々から導電性液体26の液滴28を吐出させると、吐出された液滴28は、絶縁性液体424b中では比較的大きな速度をもって下降し、その後、絶縁性液体424a中では絶縁性液体424b中に比して小さい速度をもって下降する。したがって、絶縁性液体424a中で、絶縁性液体424b中に比して鉛直方向の液滴28同士の間隔を小さくすることができる。この変形例では、画像表示部422に、比重S1の絶縁性液体424aと比重S2の絶縁性液体424bとを用いるものとしたが、これに代えてまたは加えて、絶縁性液体424aについて、粘性が絶縁性液体424bの粘性よりも大きいものを用いるものとしてもよい。絶縁性液体424aとして、絶縁性液体424bより比重および粘性が大きいものを用いる場合、液滴28は、絶縁性液体424a中で、絶縁性液体424b中に比してより小さい速度をもって下降することになるから、絶縁性液体424a中での鉛直方向の液滴28同士の間隔をより小さくすることができる。
実施例の液体画像表示装置20では、画像表示部22の壁面に配置された壁面電極40を備えるものとしたが、これに代えてまたは加えて、画像表示部22の上部や下部に電極を備えるものとしてもよい。例えば、画像表示部22の下部に電極を備える場合、下部の電極に正の所定電圧を印加することにより、液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出された導電性液体26の液滴28を下方に引き寄せる、即ち液滴28をより大きな速度で下降させることができる。
実施例の液体画像表示装置20では、壁面電極40について、透明のものを用いるものとしたが、透明ではないものを用いるものとしてもよい。また、壁面電極40を備えないものとしてもよい。即ち、液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出される導電性液体26の液滴28を画像表示部22に固定したり液滴28を速度を調整して下降させたりしないものとしてもよい。
実施例の液体画像表示装置20では、液滴吐出部321〜32Nの各々の吐出口や内部に電場を作用させるものとして、直流電源34と、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbと、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbをペア毎に直流電源34の正極に接続したり切り離したりする吐出電極用スイッチ381〜38Nと、を備えるものとしたが、液滴吐出部321〜32Nの各々の吐出口や内部に各々の電場を作用させることができて液滴吐出部321〜32Nから各々に導電性液体26の液滴28を吐出できるものであれば如何なるものとしても構わない。また、液滴吐出部321〜32Nから各々に導電性液体26の液滴28を吐出できるものであれば、他の手法により、例えば、電磁バルブの開閉などにより液滴吐出部321〜32Nから各々に導電性液体26の液滴28を吐出させるものとしてもよい。
実施例の液体画像表示装置20では、視認可能で導電性を有する液体としての導電性液体26を用いるものとしたが、視認可能で帯電可能であれば、即ち、帯電している状態で液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出されるものであれば、導電性を有するものに限られない。
実施例の液体画像表示装置20では、導電性液体26として、絶縁性液体24よりも比重が大きいものを用いるものとしたが、絶縁性液体24よりも比重が小さいものを用いるものとしてもよい。この場合、貯留部30や液滴吐出部321〜32N,吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbなどを画像表示部22の下部に配置して、液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出されて絶縁性液体24中を上昇する導電性液体26の液滴28により画像表示部22に画像を形成させることができる。
実施例の液体画像表示装置20では、導電性液体26を用いて画像表示部22に画像を形成させるものとしたが、これに代えて、帯磁可能な液体を用いて画像表示部22に画像を形成させるものとしてもよい。こうすれば、帯磁可能液体を用いて画像表示部22に画像を表示させることができる。この場合、貯留部30に貯留されているまたは液滴吐出部321〜32Nの各々の内部の帯磁可能な液体(以下、帯磁可能液体という)を帯磁させる帯磁装置や、画像表示部22に磁場を作用させる磁場作用装置を備え、帯磁装置により帯磁させた状態で液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出された帯磁可能液体の液滴の移動速度が調整されるよう、即ち、帯磁可能液体の液滴の位置が固定されたり調整された速度で下降するよう磁場作用装置から画像表示部22に磁場を作用させるものとしてもよい。こうすれば、画像表示部22に形成される画像を固定したり調整した速度で下降させたりすることができる。
実施例の液体画像表示装置20では、画像表示部22について、透明なものを用いるものとしたが、少なくとも画像を表示すべき一面(例えば、図1中、画像表示部22の手前側の面)が透明であれば、他の面(例えば、図1中、画像表示部22の奥側の面)は透明でないものとしてもよい。
実施例や変形例では、図1中手前側(図2中左側)から画像表示部22を見る人に画像を表示するものとしたが、実施例や変形例の液体画像表示装置を複数用いて、それらを所定方向から見る人に対して重畳するように配置して液体画像表示装置520を形成するものとしてもよい。実施例の液体画像表示装置20を複数用いた場合の液体画像表示装置520の一例を図12に示す。この場合、図示するように、立体画像を表示することができる。なお、図12では、見易さを考慮して、液滴吐出部321〜32Nや吐出電極361a,361b〜36Na,36Nb,壁面電極40などの図示を省略した。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、液体画像表示装置の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例としての液体画像表示装置20の外観を示す外観図である。 液体画像表示装置20の構成の概略を示す構成図である。 液体画像表示装置20が備える本体21の一部の構成の概略を示す構成図である。 任意の液滴吐出部32iから導電性液体26の液滴28が吐出される様子の一例について説明する説明図である。 導電性液体26の液滴28が壁面電極40に引き寄せられて停止している様子の一例を示す説明図である。 変形例の二つの櫛歯状の壁面電極140a、140bの一例を示す構成図である。 変形例のランド型の壁面電極240の一例を示す構成図である。 二つの櫛歯状の壁面電極140a,140bに交互に正の所定電圧を印加したときの導電性液体26の液滴28の様子の一例を示す説明図である。 二つの櫛歯状の導電体240a,240bに交互に正の所定電圧を印加したときの導電性液体26の液滴28の様子の一例を示す説明図である。 変形例の壁面電極3401,1〜340N1,N2の一例を示す構成図である。 変形例の液体画像表示装置420の構成の概略を示す構成図である。 変形例の液体画像表示装置520の構成の概略を示す斜視図である。
符号の説明
20,420,520 液体画像表示装置、21,421 本体、22,422 画像表示部、24,424a,424b 絶縁性液体、26 導電性液体、28 液滴、30 貯留部、321〜32N,32i 液滴吐出部、34 直流電源、361a,361b〜36Na,36Nb,36ia,36ib 吐出電極、381〜38N,38i 吐出電極用スイッチ、40 壁面電極、42 壁面電極用スイッチ、44 制御ユニット、50 流路、52 ポンプ、140a,140b 櫛歯状の壁面電極、142,242 信号出力回路、144,146,244,246 電圧アンプ、240 ランド型の壁面電極、240a,240b 櫛歯状の導電体、240c 平板導電体、3401,1〜340N1,N2,340j,k 壁面電極、3421,1〜342N1,N2,342j,k 壁面電極用スイッチ。

Claims (12)

  1. 液体を用いて画像を表示する液体画像表示装置であって、
    透明性を有する第1の液体が充填され該第1の液体とは比重が異なると共に該第1の液体とは混合および溶解せず且つ該第1の液体中で視認可能で帯電または帯磁可能な第2の液体の液滴による画像を表示する画像表示部,該画像表示部の上部または下部に配置されて前記第2の液体を貯留する貯留部,該貯留部に貯留されている前記第2の液体を液滴の列として前記画像表示部の前記第1の液体中に吐出可能な複数の液滴吐出手段,を有する液体画像表示装置本体と、
    前記複数の液滴吐出手段から各々に吐出される前記第2の液体の液滴によって前記画像表示部に画像が形成されるよう前記複数の液滴吐出手段の各々からの前記第2の液体の液滴の吐出を制御する制御手段と、
    を備える液体画像表示装置。
  2. 請求項1記載の液体画像表示装置であって、
    前記液体画像表示装置本体は、前記画像表示部に電場を作用させる電場作用手段を有するものであり、
    前記第2の液体は、帯電可能な液体であり、
    前記複数の液滴吐出手段は、前記貯留部に貯留されている前記第2の液体を帯電させる帯電手段を有する手段であり、
    前記制御手段は、前記第2の液体の液滴の吐出の制御に加えて、前記電場作用手段による電場の作用により前記第2の液体の液滴の少なくとも一部の移動速度が調整されるよう前記電場作用手段を制御する手段である
    液体画像表示装置。
  3. 請求項2記載の液体画像表示装置であって、
    前記第1の液体は、絶縁性を有する液体であり、
    前記第2の液体は、導電性を有する液体であり、
    前記帯電手段は、正または負の極性の電圧を印加して前記第2の液体を帯電させる手段であり、
    前記電場作用手段は、1以上の電極と、該1以上の電極に前記第2の液体の帯電の極性とは反対の極性の電圧である反対極性電圧を印加可能な電圧印加手段と、を有する手段であり、
    前記制御手段は、前記1以上の電極への前記反対極性電圧の印加により前記第2の液体の液滴の少なくとも一部の移動速度が調整されるよう前記電圧印加手段を制御する手段である
    液体画像表示装置。
  4. 請求項3記載の液体画像表示装置であって、
    前記1以上の電極は、前記画像表示部の壁面に配置されてなり、
    前記制御手段は、前記1以上の電極への前記反対極性電圧の印加の継続による電場の作用により前記第2の液体の液滴の少なくとも一部の位置が固定されるよう前記電圧印加手段を制御する手段である
    液体画像表示装置。
  5. 請求項3記載の液体画像表示装置であって、
    前記1以上の電極は、鉛直方向に並設された複数の電極であり、
    前記電圧印加手段は、該複数の電極の少なくとも一部に前記反対極性電圧を印加可能な手段である
    液体画像表示装置。
  6. 前記複数の電極は、水平方向に延びた形状で鉛直方向に並設されてなる請求項5記載の液体画像表示装置。
  7. 前記複数の電極は、水平方向に延びた櫛歯が互いに非接触で噛み合うよう配置された二つの櫛歯状の電極である請求項6記載の液体画像表示装置。
  8. 前記複数の電極は、水平方向に延びた櫛歯が互いに非接触で噛み合うよう配置された二つの櫛歯状の導電体と、該二つの櫛歯状の導電体の櫛歯の各々に取り付けられた複数の平板の導電体と、からなる請求項6記載の液体画像表示装置。
  9. 前記1以上の電極は、透明に形成されてなる請求項3ないし8いずれか記載の液体画像表示装置。
  10. 前記第1の液体は、互いに比重と粘性のうち少なくとも一方が異なる複数の液体からなる請求項1ないし9いずれか記載の液体画像表示装置。
  11. 請求項1記載の液体画像表示装置であって、
    前記液体画像表示装置本体は、前記画像表示部に磁場を作用させる磁場作用手段を有するものであり、
    前記第2の液体は、帯磁可能な液体であり、
    前記複数の液滴吐出手段は、前記貯留部に貯留されている前記第2の液体を帯磁させる帯磁手段を有する手段であり、
    前記制御手段は、前記磁場作用手段による磁場の作用により前記第2の液体の液滴の少なくとも一部の移動速度が調整されるよう前記磁場作用手段を制御する手段である
    液体画像表示装置。
  12. 透明性を有する第1の液体が充填され該第1の液体とは比重が異なると共に該第1の液体とは混合および溶解せず且つ該第1の液体中で視認可能で帯電または帯磁可能な第2の液体の液滴による画像を表示する画像表示部,該画像表示部の上部または下部に配置されて前記第2の液体を貯留する貯留部,該貯留部に貯留されている前記第2の液体を液滴の列として前記画像表示部の前記第1の液体中に吐出可能な複数の液滴吐出手段,を有する液体画像表示装置本体を備える液体画像表示装置の表示方法であって、
    前記複数の液滴吐出手段から各々に吐出される前記第2の液体の液滴によって前記画像表示部に画像が形成されるよう前記複数の液滴吐出手段の各々からの前記第2の液体の液滴の吐出を制御する、
    ことを特徴とする液体画像表示装置の表示方法。
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