JP2008304546A - 液体画像表示装置およびその表示方法 - Google Patents

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Toshiro Higuchi
俊郎 樋口
Masahiko Gondo
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Abstract

【課題】電磁弁の開閉以外の方法で複数の液滴吐出部から各々に液体を吐出させて画像表示部に画像を表示できるようにする。
【解決手段】画像表示部22に表示すべき画像に基づいて、任意のペアの吐出電極36ia,36ibに正の所定電圧を印加したり電位を値0にしたりして、導電性液体26の液滴28を液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出させる。これにより、電磁弁に比して簡易で小型化を図ることが可能な構成で液滴吐出部321〜32Nから各々に導電性液体26の液滴28を絶縁性液体24中に吐出させることができる。そして、こうして吐出させた導電性液体26の液滴28により画像表示部22に画像を形成させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体画像表示装置およびその表示方法に関し、詳しくは、液体を用いて画像を表示する液体画像表示装置およびその表示方法に関する。
従来、水(流体)を張った水槽と、水槽の下部に配置された複数の吐出口と、複数の吐出口から各々に空気を吐出させるための複数の電磁弁と、を備え、複数の電磁弁を各々に開閉させることにより複数の吐出口から各々に発生する気泡(流体)によって図形を表示する表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−311654号公報
ところで、こうした図形を表示する表示装置では、電磁弁の開閉以外の方法で複数の吐出口から各々に流体を吐出させて文字や記号などの画像を表示させることが課題の一つとして考えられている。
本発明の液体画像表示装置およびその表示方法は、電磁弁の開閉以外の方法で複数の液滴吐出部から各々に液体を吐出させて画像表示部に画像を表示できるようにすることを主目的とする。
本発明の液体画像表示装置およびその表示方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の液体画像表示装置は、
液体を用いて画像を表示する液体画像表示装置であって、
透明性を有する第1の液体が充填され該第1の液体とは比重が異なると共に該第1の液体とは混合および溶解せず且つ該第1の液体中で視認可能で帯電可能な第2の液体の液滴による画像を表示する画像表示部,該画像表示部の上部または下部に配置されて前記第2の液体を貯留する貯留部,該貯留部に形成され前記第2の液体を液滴の列として前記画像表示部の前記第1の液体中に吐出可能な複数の液滴吐出部,を有する液体画像表示装置本体と、
前記貯留部に貯留されている前記第2の液体を帯電させる帯電手段と、
前記複数の液滴吐出部の各々の吐出口および内部の少なくとも一部に各々の電場を作用させる複数の電場作用手段と、
前記複数の電場作用手段による各々の電場の作用により前記複数の液滴吐出部から各々に吐出される前記第2の液体の液滴によって前記画像表示部に画像が形成されるよう前記複数の電場作用手段を制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の液体画像表示装置では、貯留部に貯留されている第2の液体を帯電させた状態で複数の液滴吐出部の各々の吐出口や内部の少なくとも一部に各々に電場を作用させ、その各々の電場の作用により複数の液滴吐出部から各々に吐出される第2の液体の液滴によって画像表示部に画像が形成されるよう複数の電場作用手段を制御する。したがって、電磁弁の開閉以外の方法、即ち、複数の液滴吐出部の各々の吐出口や内部の少なくとも一部への各々の電場の作用により、複数の液滴吐出部から各々に第2の液体の液滴を吐出させることができる。そして、吐出された液滴により画像表示部に画像を形成させることができる。ここで、「画像」には、文字や記号などが含まれる。
こうした本発明の液体画像表示装置において、前記第1の液体は、絶縁性を有する液体であり、前記第2の液体は、導電性を有する液体であり、前記帯電手段は、正または負の極性の電圧を印加して前記第2の液体を帯電させる手段であり、前記複数の電場作用手段は、前記複数の液滴吐出部の各々の近傍に配置された複数の電極と、該複数の電極の各々に前記第2の液体の帯電の極性とは反対の極性の電圧である反対極性電圧を印加可能な複数の電圧印加手段と、を有する手段であり、前記制御手段は、前記複数の電極の各々への前記反対極性電圧の印加により前記複数の液滴吐出部から各々に前記第2の液体の液滴が吐出されるよう前記複数の電圧印加手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、簡易な構成で複数の液滴吐出部から各々に第2の液体の液滴を吐出させることができる。
この複数の電場作用手段が複数の電極と複数の電圧印加手段とを有する態様の本発明の液体画像表示装置において、前記制御手段は、前記複数の電極の各々に印加する前記反対極性電圧の調整により前記複数の液滴吐出部から各々に吐出される前記第2の液体の液滴の大きさと該第2の液体の液滴同士の鉛直方向の間隔とのうち少なくとも一方が調整されるよう前記複数の電圧印加手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第2の液体の液滴の大きさや液滴同士の鉛直方向の間隔を調整することができる。この場合、前記複数の電圧印加手段は、前記複数の電極の各々に複数の大きさの前記反対極性電圧を印加可能な手段であり、前記制御手段は、前記複数の電極の各々に印加する前記反対極性電圧の大きさの調整により前記複数の液滴吐出部から各々に吐出される前記第2の液体の液滴の大きさと該第2の液体の液滴同士の鉛直方向の間隔とのうち少なくとも一方が調整されるよう前記複数の電圧印加手段を制御する手段であるものとすることもできる。また、前記画像表示部における前記複数の液滴吐出部の各々の吐出口側に回収手段を備え、前記制御手段は、前記複数の電極の各々に印加する前記反対極性電圧の調整により、前記複数の液滴吐出部から各々に吐出される前記第2の液体の液滴の少なくとも一部について前記画像表示部に画像を形成するのに用いられるよう又は前記回収手段により回収されるよう移動させることによって少なくとも前記画像表示部に画像を形成するのに用いられる前記第2の液体の液滴同士の鉛直方向の間隔が調整されるよう前記複数の電圧印加手段を制御する手段であるものとすることもできる。
また、複数の電場作用手段が複数の電極と複数の電圧印加手段とを有する態様の本発明の液体画像表示装置において、前記複数の電極は、前記複数の液滴吐出部の各々から吐出される前記第2の液体の液滴を各々に集合させることが可能な複数の集合用電極を有する手段であり、前記制御手段は、前記複数の集合用電極の各々への前記反対極性電圧の印加の継続時間の調整により前記画像表示部に画像を形成するのに用いられる前記第2の液体の液滴の大きさが調整されるよう前記複数の電圧印加手段を制御する手段であるものとすることもできる。この場合、複数の集合用電極に反対極性電圧を継続して印加する時間を調整することによって複数の液滴吐出部の各々から吐出されて複数の集合用電極の各々に集合する液滴の量を調整することができ、こうして調整した第2の液体の液滴で画像表示部に画像を形成させることができる。
さらに、複数の電場作用手段が複数の電極と複数の電圧印加手段とを有する態様の本発明の液体画像表示装置において、前記複数の電極は、前記貯留部側から見て前記複数の液滴吐出部の各々の吐出口の先に配置されてなるものとすることもできるし、前記複数の吐出部の各々の外周に配置されてなるものとすることもできる。
本発明の液体画像表示装置において、前記複数の液滴吐出部は、前記複数の電場発生手段の各々により各々の吐出口および内部の少なくとも一部に所定の電場が作用しているときに、前記貯留部に貯留されている前記第2の液体の量に拘わらず、略均一の大きさの液滴が吐出される形状に形成されてなるものとすることもできる。この場合、前記複数の液滴吐出部は、前記貯留部への付け根から前記吐出口までの直線距離に比して実際の長さが長くなるよう形成されてなるものとすることもできる。この場合、前記複数の液滴吐出部は、前記貯留部への付け根および前記吐出口以外の部分に屈曲部位を有するよう形成されてなるものとすることもできる。
また、本発明の液体画像表示装置において、前記画像表示部に電場を作用させる画像表示部電場作用手段を備え、前記制御手段は、前記画像表示部電場作用手段による電場の作用により前記第2の液体の液滴の少なくとも一部の移動速度が調整されるよう前記画像表示部電場作用手段を制御する手段であるものとすることもできる。ここで、移動速度を調整することには、速度を調整して移動させることに加えて、移動速度を値0にすること、即ち、位置を固定することが含まれる。
さらに、本発明の液体画像表示装置において、前記第1の液体は、互いに比重と粘性のうち少なくとも一方が異なる複数の液体からなるものとすることもできる。
本発明の液体画像表示装置の表示方法は、
透明性を有する第1の液体が充填され該第1の液体とは比重が異なると共に該第1の液体とは混合および溶解せず且つ該第1の液体中で視認可能で帯電可能な第2の液体の液滴による画像を表示する画像表示部,該画像表示部の上部または下部に配置されて前記第2の液体を貯留する貯留部,該貯留部に形成され前記第2の液体を液滴の列として前記画像表示部の前記第1の液体中に吐出可能な複数の液滴吐出部,を有する液体画像表示装置本体を備える液体画像表示装置の表示方法であって、
前記貯留部に貯留されている前記第2の液体を帯電させた状態で前記複数の液滴吐出部の各々の吐出口および内部の少なくとも一部に各々に電場を作用させ、該各々の電場の作用により前記複数の液滴吐出部から各々に吐出される前記第2の液体の液滴によって前記画像表示部に画像が形成されるよう前記複数の電場作用手段を制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の液体画像表示装置の表示方法では、貯留部に貯留されている第2の液体を帯電させた状態で複数の液滴吐出部の各々の吐出口や内部の少なくとも一部に各々に電場を作用させ、その各々の電場の作用により複数の液滴吐出部から各々に吐出される第2の液体の液滴によって画像表示部に画像が形成されるよう複数の電場作用手段を制御する。したがって、電磁弁の開閉以外の方法、即ち、複数の液滴吐出部の各々の吐出口や内部の少なくとも一部への各々の電場の作用により、複数の液滴吐出部から各々に第2の液体の液滴を吐出させることができる。そして、吐出された液滴により画像表示部に画像を形成させることができる。ここで、「画像」には、文字や記号などが含まれる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての液体画像表示装置20の外観を示す外観図であり、図2は、実施例の液体画像表示装置20の構成の概略を示す構成図であり、図3は、実施例の液体画像表示装置20が備える本体21の一部の構成の概略を示す構成図である。なお、図1では、見易さを考慮して液体画像表示装置20が備える直流電源34や吐出電極用スイッチ381〜38N,壁面電極用スイッチ42,制御ユニット44の図示を省略した。本発明の液体画像表示装置20は、本体21として、透明で絶縁性を有する液体(例えば絶縁オイルなど、以下、絶縁性液体という)24が充填され絶縁性液体24より比重が大きくて絶縁性液体24とは混合および溶解せず且つ絶縁性液体24中で視認可能で導電性を有する液体(例えば着色された水など、以下、導電性液体という)26の液滴28による画像を表示する画像表示部22と、画像表示部22の上部に配置されて導電性液体26を貯留する貯留部30と、貯留部30の下部に水平方向にN個(Nは2以上の整数,図1および図2中「i」は1以上且つN以下の整数)形成された液滴吐出部321〜32Nと、を備えると共に、貯留部30に貯留されている導電性液体26に負極が接続された直流電源34と、貯留部30側から見て液滴吐出部321〜32Nの各々の吐出口の先に各々の吐出口の延長線上を挟んでそれぞれペアで配置された電極(以下、吐出電極という)361a,361b〜36Na,36Nbと、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbをペア毎に直流電源34の正極に接続したり切り離したりする吐出電極用スイッチ381〜38Nと、画像表示部22の壁面に配置された透明な電極(例えばITO(酸化インジウム・スズ)など、以下、壁面電極という)40と、壁面電極40を直流電源34の正極に接続したり切り離したりする壁面電極用スイッチ42と、吐出電極用スイッチ381〜38Nや壁面電極用スイッチ42の各々のスイッチングを制御する制御ユニット44と、画像表示部22の下部に堆積している導電性液体26を流路50を介して貯留部30に供給するポンプ52と、を備える。ここで、画像表示部22は、透明なガラスやプラスチックにより形成された容器と、その内部の空間即ち絶縁性液体24が充填されている部分と、をいう。また、実施例では、図1中手前側(図2中左側)から画像表示部22を見る人に文字や記号を含む画像を表示するものとした。さらに、実施例では、液滴吐出部321〜32Nと吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbと吐出電極用スイッチ381〜38Nとは、吐出電極の添え字a,bの部分以外については対応するものに同一の数字(1〜N)を付した。そして、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbの添え字a,bの部分は、ペアの一方と他方とを意味する。なお、図示を省略したが、実施例では、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbの各ペアと壁面電極40とのうち直流電源34から切り離されたペアの吐出電極や壁面電極40について電位を値0にする回路を備えるものとした。
液滴吐出部321〜32Nは、いずれも、貯留部30側から見て直線的に延びた中空の円筒状に形成され、導電性液体26に作用する重力に比して表面張力の方が大きくなる形状に形成されている。したがって、そのままでは、液滴吐出部321〜32Nの各々から導電性液体26の液滴28は吐出されない。制御ユニット44は、図示しないCPUやRAM,ROMなどを備え、ROMに記憶された、画像表示部22に表示すべき画像に基づいて吐出電極用スイッチ381〜38Nのスイッチングを制御すると共に壁面電極用スイッチ42のスイッチングを制御する。なお、画像については、ROMに記憶されているものに限られず、ユーザが作成した画像を用いるものとするなど、如何なるものとしてもよい。
こうして構成された実施例の液体画像表示装置20では、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbをペア毎にそれぞれ直流電源34の正極に接続する即ち吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbのペア毎にそれぞれ正の所定電圧を印加すると、液滴吐出部321〜32Nのうち正の所定電圧を印加した吐出電極に対応する液滴吐出部の吐出口や内部に電場が作用し、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbをペア毎にそれぞれ直流電源34の正極から切り離すと、切り離した吐出電極のペアの電位が値0になる。また、壁面電極40を直流電源34の正極に接続する即ち壁面電極40に正の所定電圧を印加すると、画像表示部22に電場が作用し、壁面電極40を直流電源34の正極から切り離すと、壁面電極40の電位が値0になる。
次に、こうして構成された実施例の液体画像表示装置20における画像表示部22への画像表示について説明する。まず、液滴吐出部321〜32Nの各々からの導電性液体26の液滴28の吐出について説明する。図4は、任意の液滴吐出部32i(1≦i≦N)から導電性液体26の液滴28が吐出される様子の一例について説明する説明図である。まず、本体21の貯留部30に貯留されている導電性液体26は、直流電源34の負極に接続されている。図4に示すように、吐出電極36ia,36ibの電位が値0のときには(時刻t1)、導電性液体26の液滴28は液滴吐出部32iから吐出されない。この状態で吐出電極36ia,36ibに正の所定電圧を印加すると(時刻t2)、液滴吐出部32iの吐出口や内部に作用する電場により(吐出電極36ia,36ibと導電性液体26との間に生じるクーロン力により)、導電性液体26の液面が吐出電極36ia,36ib側に引き寄せられる。そして、導電性液体26の重力と導電性液体26に作用するクーロン力との和が液滴吐出部32iの表面張力より大きくなったときに、導電性液体26の液滴28が液滴吐出部32iから吐出される。その後に、吐出電極36ia,36ibの電位が値0になると(時刻t4)、導電性液体26の液滴28は、その比重が絶縁性液体24の比重よりも大きいため、画像表示部22の絶縁性液体24中を下降していく。このように、液滴吐出部321〜32Nについて、画像表示部22に表示すべき画像に基づいて、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbのペア毎に正の所定電圧を印加したり電位を値0にしたりすることにより、液滴吐出部321〜32Nの各々から同時または異なるタイミングで導電性液体26の液滴28を絶縁性液体24中に吐出させるから、電磁弁に比して簡易で小型化を図ることが可能な構成で導電性液体26の液滴28を絶縁性液体24中に吐出させることができる。そして、下降していく導電性液体26の液滴28により画像表示部22に画像を形成させることができる。しかも、実施例では、壁面電極40として透明なものを用いるものとしたから、図1中手前側(図2中左側)から画像表示部22を見る人だけでなく、図1中奥側(図2中右側)から画像表示部22を見る人にも、裏側から見る画像になるが、画像を表示することができる。
こうして液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出された導電性液体26の液滴28が下降している最中に壁面電極40に正の所定電圧を印加すると、画像表示部22に作用する電場により(壁面電極40と導電性液体26の液滴28との間に生じるクーロン力により)、導電性液体26の液滴28は、壁面電極40側に引き寄せられて停止する。導電性液体26の液滴28が壁面電極40に引き寄せられて停止している様子の一例を図5に示す。このようにして、画像表示部22に形成される画像を固定することができる。例えば、図1では、「ABC」の文字を固定することができる。また、その後に壁面電極40の電位を値0にすると、導電性液体26の液滴28は再び下降する。したがって、壁面電極40に正の所定電圧を印加したり電位を値0にしたりすることにより、導電性液体26の液滴28を速度を調整して下降させることができる。これにより、画像表示部22に形成される画像を速度を調整して下降させることができる。
以上説明した実施例の液体画像表示装置20によれば、導電性液体26が直流電源34の負極に接続されている状態で、画像表示部22に表示すべき画像に基づいて、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbのペア毎に正の所定電圧を印加したり電位を値0にしたりして、導電性液体26の液滴28を液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出させるから、電磁弁に比して簡易で小型化を図ることが可能な構成で液滴吐出部321〜32Nから各々に導電性液体26の液滴28を絶縁性液体24中に吐出させることができる。そして、こうして吐出させた導電性液体26の液滴28により画像表示部22に画像を形成させることができる。
実施例の液体画像表示装置20では、図2や図3に例示したように、貯留部30側から見て液滴吐出部321〜32Nの各々の吐出口の先に吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbを配置するものとしたが、これに代えて、図6の変形例の液体画像表示装置120に例示するように、液滴吐出部321〜32Nの各々の外周に沿って吐出電極1361〜136Nを配置するものとしてもよい。なお、図6のうち実施例の液体画像表示装置20と同一の構成については同一の符号を付した。図7は、任意の液滴吐出部32iから導電性液体26の液滴28が吐出される様子の一例について説明する説明図である。図7に示すように、吐出電極136iの電位が値0のときには(時刻t5)、導電性液体26の液滴28は液滴吐出部32iから吐出されない。この状態で吐出電極136iに正の所定電圧を印加すると(時刻t6,t7)、液滴吐出部32iの内部に作用する電場により(吐出電極136iと導電性液体26との間に生じるクーロン力により)、エレクトロウェッティング現象によって導電性液体26の液面が吐出電極36iの吐出口側に移動する。そして、その後に吐出電極136iの電位が値0になると(時刻t8)、液滴吐出部32iから導電性液体26の液滴28が吐出され、画像表示部22の絶縁性液体24中を下降していく。この構成でも、実施例と同様に、電磁弁に比して簡易で小型化を図ることが可能な構成で導電性液体26の液滴28を複数の液滴吐出部321〜32Nの各々から吐出させることができる。
実施例の液体画像表示装置20では、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbをペア毎に直流電源34の正極に接続可能なもの即ち吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbのペア毎に正の所定電圧を印加可能なものとしたが、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbのペア毎に複数の大きさの正の所定電圧を印加可能なものとしてもよい。吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbのペア毎に印加する電圧の大きさにより、液滴吐出部321〜32Nの各々の吐出口に作用する電場の大きさが異なるため、液滴吐出部321〜32Nの各々から導電性液体26の液滴28が吐出されるまでの時間や吐出される液滴28の大きさが異なる。したがって、吐出電極361〜36Nのペア毎に印加する電圧を調整することにより、導電性液体26の液滴28同士の鉛直方向の間隔や導電性液体26の液滴28の大きさを調整することができる。
実施例の液体画像表示装置20では、図1〜図3に例示したように、画像表示部22に、一種類の絶縁性液体24を充填するものとしたが、比重や粘性が異なる複数の絶縁性液体を充填するものとしてもよい。例えば、図8の変形例の液体画像表示装置220の本体221に例示するように、画像表示部222に、導電性液体26より小さい比重S1で絶縁性を有する絶縁性液体224aと絶縁性液体224aの比重S1より小さい比重S2で絶縁性を有する絶縁性液体224bとを充填するものとしてもよい。なお、図8のうち実施例の液体画像表示装置20と同一の構成については同一の符号を付した。この場合、図8に例示するように、画像表示部222において、絶縁性液体224aが比較的下側,絶縁性液体224bが比較的上側にある状態で液滴吐出部321〜32Nの各々から導電性液体26の液滴28を吐出させると、吐出された液滴28は、絶縁性液体224b中では比較的大きな速度をもって下降し、その後、絶縁性液体224a中では絶縁性液体224b中に比して小さい速度をもって下降する。したがって、絶縁性液体224a中で、絶縁性液体224b中に比して鉛直方向の液滴28同士の間隔を小さくすることができる。この変形例では、画像表示部222に、比重S1の絶縁性液体224aと比重S2の絶縁性液体224bとを用いるものとしたが、これに代えてまたは加えて、絶縁性液体224aについて、粘性が絶縁性液体224bの粘性よりも大きいものを用いるものとしてもよい。絶縁性液体224aとして、絶縁性液体224bより比重および粘性が大きいものを用いる場合、液滴28は、絶縁性液体224a中で、絶縁性液体224b中に比してより小さい速度をもって下降することになるから、絶縁性液体224a中での鉛直方向の液滴28同士の間隔をより小さくすることができる。
実施例の液体画像表示装置20では、図1〜図3に例示したように、液滴吐出部321〜32Nは、いずれも、貯留部31側から見て直線的に延びた形状に形成するものとしたが、図9の変形例の液体画像表示装置320の本体321に例示するように、液滴吐出部3321〜332N(図9では、任意の液滴吐出部332iとして図示)について、貯留部30との付け根や吐出口以外の部分に屈曲部位を有する形状に形成するものとしてもよい。なお、図9のうち実施例の液体画像表示装置20と同一の構成については同一の符号を付した。こうすれば、貯留部30に貯留されている導電性液体26の量によって液滴吐出部3321〜332Nの各々の吐出口の表面張力が変化するのを抑制することができ、貯留部30に貯留されている導電性液体26の量に拘わらず、液滴吐出部3321〜332Nの各々から吐出される導電性液体26の液滴28の大きさをより均一なものとすることができる。また、図10の変形例の液体画像表示装置420の本体421に例示するように、液滴吐出部4321〜432N(図4では、任意の液滴吐出部432iとして図示)について、貯留部30との付け根や吐出口以外の部分に水平方向に複数の細長い環状の枝を有する形状に形成するものとしてもよい。なお、図10のうち実施例の液体画像表示装置20と同一の構成については同一の符号を付した。この場合、毛細管現象により、貯留部30に貯留されている導電性液体26の量によって液滴吐出部4321〜432Nの各々の吐出口の表面張力が変化するのを抑制することができ、貯留部30に貯留されている導電性液体26の量に拘わらず、液滴吐出部4321〜432Nの各々から吐出される導電性液体26の液滴28の大きさをより均一なものとすることができる。また、複数の液滴吐出部は、これらの形状以外の形状で、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbのペア毎に正の所定電圧を印加したときに貯留部30に貯留されている導電性液体26の量に拘わらず略均一の大きさの液滴が吐出される形状としてもよい。
実施例の液体画像表示装置20では、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbは、いずれも、ペア毎に同時に正の所定電圧が印加されたり電位が値0になったりするものとしたが、ペアの一方に正の所定電圧が印加されるときに他方の電位が値0になるものとしてもよい。図11は、変形例の液体画像表示装置520の構成の概略を示す構成図である。図11のうち実施例の液体画像表示装置20と同一の構成については同一の符号を付した。図11の液体画像表示装置520では、任意の吐出電極用スイッチ38iに代えて任意の吐出電極36iaと吐出電極36ibとのうちいずれか一方だけを直流電源34の正極に接続可能な吐出電極用スイッチ538iを備えると共に、吐出電極36ibの下方であって画像表示部22の比較的上部に配置され導電性液体26の液滴28を回収する回収容器554と、回収容器554内の導電性液体26を流路556を介して貯留部30に移送するポンプ558と、を備える点を実施例の液体画像表示装置20に対して変更した。以下、この液体画像表示装置520における画像表示部22への画像表示について説明する。この液体画像表示装置520では、任意の吐出電極36ia,36ibのいずれか一方に正の所定電圧を印加すると、液滴吐出部32iから導電性液体26の液滴28が吐出されて吐出電極36ia,36ibのうち正の所定電圧を印加している側に移動し、その後に正の所定電圧を印加している側の電位が値0になったときに、導電性液体26の液滴28は、水平方向のその位置で下降していく。したがって、任意の吐出電極36iaと吐出電極36ibとに、正の所定電圧を印加するのと電位を値0にするのとを交互に行なうと、液滴吐出部32iから吐出された導電性液体26の液滴28は、液滴吐出部32iの延長線上に対して吐出電極36ia側または吐出電極36ib側で下降していく。このとき、吐出電極36ib側で下降していく液滴28は回収容器554により回収されるため、画像表示部22に表示する画像の形成には用いられない。一方、吐出電極36ia側で下降していく液滴28は、画像表示部22の下部まで下降する。したがって、この液体画像表示装置520では、液滴吐出部32iの中心軸の延長線上に対して吐出電極36ia側で下降していく導電性液体26の液滴28により画像表示部22に画像を形成させることができる。この変形例では、実施例の液体画像表示装置20と同様の吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbを用いるものとしたが、任意の吐出電極36iaについて、液滴28を集合させることができるものを用いるものとしてもよい。図12は、変形例の液体画像表示装置620の構成の概略を示す構成図である。図12の液体画像表示装置620では、実施例の吐出電極36iaに代えて、下部が滑らかに湾曲している湾曲部を有する吐出電極636iaを用いるものとした。また、図12のうち図11の液体画像表示装置520と同一の構成については同一の符号を付した。この液体画像表示装置620の説明では、吐出電極636iaを画像表示液滴吐出電極といい、吐出電極36ibを回収液滴吐出電極という。図13は、画像表示液滴吐出電極636iaの電圧と回収液滴吐出電極36ibの電圧と液滴吐出部32iから吐出される導電性液体26の液滴28と画像表示部22に画像を表示するのに用いる液滴28(以下、この段落では画像表示液滴という)との関係の一例を示す説明図である。画像表示液滴の大きさは、図示するように、画像表示液滴吐出電極636iaに正の所定電圧を継続して印加している時間が長いほど大きくなる。これは、画像表示液滴吐出電極636iaに正の所定電圧を継続して印加している時間が長いほど液滴吐出部32iから吐出される導電性液体26の液滴28が画像表示液滴吐出電極636iaの湾曲部で集合して大きくなるためである。したがって、画像表示液滴吐出電極636iaに正の所定電圧を継続して印加する時間を調整することにより、画像表示液滴の大きさを調整することができる。これにより、複数の大きさの画像表示液滴により画像表示部22に画像を形成させることができる。
実施例の液体画像表示装置20では、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbや壁面電極40について、共通の直流電源34の正極に接続可能なものとしたが、それぞれ異なる直流電源に接続可能なものとしてもよい。
実施例の液体画像表示装置20では、導電性液体26に直流電源34の負極を接続すると共に吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbや壁面電極40を各々に直流電源34の正極に接続するものとしたが、導電性液体26に直流電源34の正極を接続すると共に吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbや壁面電極40を各々に直流電源34の負極に接続するものとしてもよい。
実施例の液体画像表示装置20では、画像表示部22の壁面に配置された壁面電極40を備えるものとしたが、これに代えてまたは加えて、画像表示部22の上部や下部に電極を備えるものとしてもよい。例えば、画像表示部22の下部に電極を備える場合、下部の電極に正の所定電圧を印加することにより、液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出された導電性液体26の液滴28を下方に引き寄せる、即ち液滴28をより大きな速度で下降させることができる。
実施例の液体画像表示装置20では、壁面電極40について、透明のものを用いるものとしたが、透明ではないものを用いるものとしてもよい。また、壁面電極40を備えないものとしてもよい。即ち、液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出される導電性液体26の液滴28を画像表示部22に固定したり液滴28を速度を調整して下降させたりしないものとしてもよい。
実施例の液体画像表示装置20では、画像表示部22について、透明なものを用いるものとしたが、少なくとも画像を表示すべき一面(例えば、図1中、画像表示部22の手前側の面)が透明であれば、他の面(例えば、図1中、画像表示部22の奥側の面)は透明でないものとしてもよい。
実施例の液体画像表示装置20では、液滴吐出部321〜32Nの各々の吐出口や内部に電場を作用させるものとして、直流電源34と、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbと、吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbをペア毎に直流電源34の正極に接続したり切り離したりする吐出電極用スイッチ381〜38Nと、を備えるものとしたが、液滴吐出部321〜32Nの各々の吐出口や内部に各々の電場を作用させることができて液滴吐出部321〜32Nから各々に導電性液体26の液滴28を吐出できるものであれば如何なるものとしても構わない。
実施例の液体画像表示装置20では、視認可能で導電性を有する液体としての導電性液体26を用いるものとしたが、視認可能で帯電可能であれば、即ち、帯電している状態で液滴吐出部321〜32Nの各々の吐出口に作用する電場により液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出されるものであれば、導電性を有するものに限られない。
実施例の液体画像表示装置20では、導電性液体26として、絶縁性液体24よりも比重が大きいものを用いるものとしたが、絶縁性液体24よりも比重が小さいものを用いるものとしてもよい。この場合、貯留部30や液滴吐出部321〜32N,吐出電極361a,361b〜36Na,36Nbなどを画像表示部22の下部に配置して、液滴吐出部321〜32Nから各々に吐出されて絶縁性液体24中を上昇する導電性液体26の液滴28により画像表示部22に画像を形成させることができる。
実施例や変形例では、図1中手前側(図2中左側)から画像表示部22を見る人に画像を表示するものとしたが、実施例や変形例の液体画像表示装置20,120,220,320,420,520,620のいずれかを複数用いて、それらを所定の方向から見る人に対して重畳するように配置して液体画像表示装置720を形成するものとしてもよい。実施例の液体画像表示装置20を複数用いた場合の液体画像表示装置720の一例を図14に示す。この場合、図示するように、立体画像を表示することができる。なお、図14では、見易さを考慮して、液滴吐出部321〜32Nや吐出電極361a,361b〜36Na,36Nb,壁面電極40などの図示を省略した。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、液体画像表示装置の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例としての液体画像表示装置20の外観を示す外観図である。 液体画像表示装置20の構成の概略を示す構成図である。 液体画像表示装置20が備える本体21の一部の構成の概略を示す構成図である。 任意の液滴吐出部32iから導電性液体26の液滴28が吐出される様子の一例について説明する説明図である。 導電性液体26の液滴28が壁面電極40に引き寄せられて停止している様子の一例を示す説明図である。 変形例の液体画像表示装置120の構成の概略を示す構成図である。 任意の液滴吐出部32i(1≦i≦N)から導電性液体26の液滴28が吐出される様子の一例について説明する説明図である。 変形例の液体画像表示装置220の構成の概略を示す構成図である。 変形例の液体画像表示装置320の構成の概略を示す構成図である。 変形例の液体画像表示装置420の構成の概略を示す構成図である。 変形例の液体画像表示装置520の構成の概略を示す構成図である。 変形例の液体画像表示装置620の構成の概略を示す構成図である。 画像表示液滴吐出電極636iaの電圧と回収液滴吐出電極36ibの電圧と液滴吐出部32iから吐出される導電性液体26の液滴28と画像表示部22に画像を表示するのに用いる液滴28との関係の一例を示す説明図である。 変形例の液体画像表示装置720の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220,320,420,520,620,720 液体画像表示装置、21,221,321,421,521 本体、22 画像表示部、24,224a,224b 絶縁性液体、26 導電性液体、28 液滴、30 貯留部、321〜32N,32i,3321〜332N,332i,4321〜432N,432i 液滴吐出部、34 直流電源、361a,361b〜36Na,36Nb,36ia,36ib,636ia 吐出電極、381〜38N,38i,5381〜538N,538i 吐出電極用スイッチ、40 壁面電極、42 壁面電極用スイッチ、44 制御ユニット、50 流路、52 ポンプ、554 回収容器、556 流路、558 ポンプ。

Claims (12)

  1. 液体を用いて画像を表示する液体画像表示装置であって、
    透明性を有する第1の液体が充填され該第1の液体とは比重が異なると共に該第1の液体とは混合および溶解せず且つ該第1の液体中で視認可能で帯電可能な第2の液体の液滴による画像を表示する画像表示部,該画像表示部の上部または下部に配置されて前記第2の液体を貯留する貯留部,該貯留部に形成され前記第2の液体を液滴の列として前記画像表示部の前記第1の液体中に吐出可能な複数の液滴吐出部,を有する液体画像表示装置本体と、
    前記貯留部に貯留されている前記第2の液体を帯電させる帯電手段と、
    前記複数の液滴吐出部の各々の吐出口および内部の少なくとも一部に各々の電場を作用させる複数の電場作用手段と、
    前記複数の電場作用手段による各々の電場の作用により前記複数の液滴吐出部から各々に吐出される前記第2の液体の液滴によって前記画像表示部に画像が形成されるよう前記複数の電場作用手段を制御する制御手段と、
    を備える液体画像表示装置。
  2. 請求項1記載の液体画像表示装置であって、
    前記第1の液体は、絶縁性を有する液体であり、
    前記第2の液体は、導電性を有する液体であり、
    前記帯電手段は、正または負の極性の電圧を印加して前記第2の液体を帯電させる手段であり、
    前記複数の電場作用手段は、前記複数の液滴吐出部の各々の近傍に配置された複数の電極と、該複数の電極の各々に前記第2の液体の帯電の極性とは反対の極性の電圧である反対極性電圧を印加可能な複数の電圧印加手段と、を有する手段であり、
    前記制御手段は、前記複数の電極の各々への前記反対極性電圧の印加により前記複数の液滴吐出部から各々に前記第2の液体の液滴が吐出されるよう前記複数の電圧印加手段を制御する手段である
    液体画像表示装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数の電極の各々に印加する前記反対極性電圧の調整により前記複数の液滴吐出部から各々に吐出される前記第2の液体の液滴の大きさと該第2の液体の液滴同士の鉛直方向の間隔とのうち少なくとも一方が調整されるよう前記複数の電圧印加手段を制御する手段である請求項2記載の液体画像表示装置。
  4. 請求項3記載の液体画像表示装置であって、
    前記複数の電圧印加手段は、前記複数の電極の各々に複数の大きさの前記反対極性電圧を印加可能な手段であり、
    前記制御手段は、前記複数の電極の各々に印加する前記反対極性電圧の大きさの調整により前記複数の液滴吐出部から各々に吐出される前記第2の液体の液滴の大きさと該第2の液体の液滴同士の鉛直方向の間隔とのうち少なくとも一方が調整されるよう前記複数の電圧印加手段を制御する手段である
    液体画像表示装置。
  5. 請求項3または4記載の液体画像表示装置であって、
    前記画像表示部における前記複数の液滴吐出部の各々の吐出口側に回収手段を備え、
    前記制御手段は、前記複数の電極の各々に印加する前記反対極性電圧の調整により、前記複数の液滴吐出部から各々に吐出される前記第2の液体の液滴の少なくとも一部について前記画像表示部に画像を形成するのに用いられるよう又は前記回収手段により回収されるよう移動させることによって少なくとも前記画像表示部に画像を形成するのに用いられる前記第2の液体の液滴同士の鉛直方向の間隔が調整されるよう前記複数の電圧印加手段を制御する手段である
    液体画像表示装置。
  6. 請求項2ないし5いずれか記載の液体画像表示装置であって、
    前記複数の電極は、前記複数の液滴吐出部の各々から吐出される前記第2の液体の液滴を各々に集合させることが可能な複数の集合用電極を有する手段であり、
    前記制御手段は、前記複数の集合用電極の各々への前記反対極性電圧の印加の継続時間の調整により前記画像表示部に画像を形成するのに用いられる前記第2の液体の液滴の大きさが調整されるよう前記複数の電圧印加手段を制御する手段である
    液体画像表示装置。
  7. 前記複数の電極は、前記貯留部側から見て前記複数の液滴吐出部の各々の吐出口の先に配置されてなる請求項2ないし6いずれか記載の液体画像表示装置。
  8. 前記複数の電極は、前記複数の吐出部の各々の外周に配置されてなる請求項2ないし4いずれか記載の液体画像表示装置。
  9. 前記複数の液滴吐出部は、前記複数の電場発生手段の各々により各々の吐出口および内部の少なくとも一部に所定の電場が作用しているときに、前記貯留部に貯留されている前記第2の液体の量に拘わらず、略均一の大きさの液滴が吐出される形状に形成されてなる請求項1ないし8いずれか記載の液体画像表示装置。
  10. 請求項1ないし9いずれか記載の液体画像表示装置であって、
    前記画像表示部に電場を作用させる画像表示部電場作用手段を備え、
    前記制御手段は、前記画像表示部電場作用手段による電場の作用により前記第2の液体の液滴の少なくとも一部の移動速度が調整されるよう前記画像表示部電場作用手段を制御する手段である
    液体画像表示装置。
  11. 前記第1の液体は、互いに比重と粘性のうち少なくとも一方が異なる複数の液体からなる請求項1ないし10いずれか記載の液体画像表示装置。
  12. 透明性を有する第1の液体が充填され該第1の液体とは比重が異なると共に該第1の液体とは混合および溶解せず且つ該第1の液体中で視認可能で帯電可能な第2の液体の液滴による画像を表示する画像表示部,該画像表示部の上部または下部に配置されて前記第2の液体を貯留する貯留部,該貯留部に形成され前記第2の液体を液滴の列として前記画像表示部の前記第1の液体中に吐出可能な複数の液滴吐出部,を有する液体画像表示装置本体を備える液体画像表示装置の表示方法であって、
    前記貯留部に貯留されている前記第2の液体を帯電させた状態で前記複数の液滴吐出部の各々の吐出口および内部の少なくとも一部に各々に電場を作用させ、該各々の電場の作用により前記複数の液滴吐出部から各々に吐出される前記第2の液体の液滴によって前記画像表示部に画像が形成されるよう前記複数の電場作用手段を制御する、
    ことを特徴とする液体画像表示装置の表示方法。
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