JP2008304179A - 複数の管構造体を有するアーチェリー用弓 - Google Patents

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Abstract

【課題】必要に応じた剛性を備え、外観・強度・空力特性・振動減衰性を向上させ、軽量を維持し、さらに、従来の伝統的概念や設計から実質的に離れた弓システムを提供する。
【解決手段】アーチェリー用弓10は、ライザー14、リム部12,12aおよび弦18からなる。ライザー14は、構造体中に成形されたポート21を有し、リム12,12aも、構造体中に成形されたポート20,20aを有している。リム部は、結合された複数の複合管で形成されており、ポート12,12aを管の間に成形して、弓の剛性、強度、弾性、制御性および空力特性を改善する。
【選択図】図1

Description

本出願は、「複数の管構造体を有するアーチェリー用弓」という名称で2007年3月7日に出願された米国仮出願番号第60/905,358号の利益を主張するものである。
本発明はアーチェリー用弓、より具体的には、その一部に画定されたポートを有する複合材料からなるアーチェリー用弓に関する。
伝統的な弓は、長弓とも呼ばれ、典型的には断面が変化する同質または積層された木質構造体であり、この断面はハンドル領域で大きく、中心領域から離れたリム域の略平坦な断面へと移行する。より現代的な弓は、リカーブボウと呼ばれ、弓のリムの先端が射手から離れる向きに湾曲するよう形成されている。これにより、はね返りが改善され、矢の速度がより高くなる。さらに現代的な弓は、コンパウンドボウと呼ばれ、矢の速度を一層高める滑車機構を有している。
弓は、単一片の木材から作られた一体構造体として元来作られていた。弓構造体は、その後、異種の木材を組み合わせることと、強化粘着剤を用いて複数の層をまとめて接着することによる利益を享受するため、積層された木材で設計されるようになった。積層された構造体は反復屈曲に耐えることができ、非常に丈夫である一方、いくつかの不都合も存在する。積層された構造体は平坦な立体形状に限定されるが、これは弓リムが空中を移動している際に非効率的な設計である。弓を完全に引くと弓リムは最大限に湾曲し、より早く戻ることができれば矢の速度はより高くなる。さらに、積層された構造体の平坦なパネル形状は非常に低いねじれ特性を有する。これによって、弓システムの精度が低下する場合がある。
木材が積層された弓構造体に繊維強化複合材料を加えることにより、さらなる改良がなされた。ファイバーグラス、アラミドおよびカーボンファイバー等の繊維が、種々のポリマーマトリクス中に使用されている。
弓は中心領域(ライザー)を2個の外側領域(リム)から分離することによりさらに進歩した。硬質のライザーと軟質のリムとの組み合わせによって、より強力で正確な弓が作られた。
精度、矢の速度および他の多様な要素といった観点から測定されるアーチェリー用弓の性能は、重さ、曲げ歪、弾力性、振動減衰性および強度等の、多くの弓の特徴に影響され得る。
矢の速度は弓の弾力性に大きく依存しており、この弾力性とは、弓が引かれている曲げ状態から回復するまでの弓の能力の尺度である。弓リムの剛性もまた重要である。剛性およびリムの長さに沿った剛性分配は、出射速度と同時に、必要な引き戻し力にも影響を与え得る。
弓の精度はもう一つの重要な特徴である。精度は多くの要素により決まる。弓のリムは一貫性に基づいて湾曲し復元しなければならず、弓の中心部、ライザーは、照準または射撃の間に歪みまたはねじれが起きないよう十分に硬質である必要がある。振動減衰性はもう一つの重要な性能要素である。矢が放たれると、振動が発生する場合があり、個の振動が弓から出射する際に矢の軌道に影響を与える可能性がある。
弓リムおよびライザーの重さもまた重要である。より軽い弓リムは、より早く元に戻ることができ、この結果、より早い射撃をもたらす。軽量のライザーは、全体的により軽い弓重量を与えるか、または弓システムにさらなるウェイトを加えて、弓の安定性とバランスを向上することを可能とする。
最後に、弓を狩猟に用いる際、射撃の間に弓が立てる音もまた重要である。より静かな弓は、獲物が射撃の音を聞き、驚いて逃亡する可能性を低減させる。
弓技術および構成における数多くの改良が特許を受けている。積層構造体の一例は米国特許第2,945,488号(Cravottaら)に示されている。性能を高めるために弓リムの断面を変化させる例は米国特許第4,122,821号(Mamo)、米国特許第6,105,564号(Suppan)および米国特許第6,718,962号(Adcock)に示されている。弦用の溝およびスロットを加えることにより弓リムを変更させる例は米国特許第2,836,165号(Bear)、米国特許第2,957,470号(Barna)および米国特許第5,609,146号(Izuta)に示されている。管状のリムを有する弓の例は米国特許第4,338,909号(Plummer)に示されている。
また、主としてリムの重量を減らすために穴を有する弓リムに関する例が多数存在する。たとえば、米国特許第4,201,183号(Bodkin)、米国特許第5,150,699号(Boissevain)、米国特許第5,503,135号(Bunk)、米国特許第6,698,413号(Ecklund)及び米国特許第6,067,974号(Islas)である。これらの例のそれぞれにおいて、事後的加工で弓構造体から材料を除去することにより穴を形成するが、これは構造体を弱化させ、不安定となる。
米国特許出願公開第2004/0084039 A1号は、ライザーの両側に離間した一対のリムを有する弓を開示している。各弓リムは、網状繊維強化ポリマーからなる。リムの各端には、リムをライザー及び滑車機構に取り付ける手段としての開口が形成されている。リム同士は接続されておらず、各リムは独立して動作可能であるため、性能が不安定となる。米国特許第4,644,929号(Peck)及び米国特許第6,964,271号(Andrews)も平行なリム要素から形成された弓リムを開示している。
また、重量を減らすために弓システムのハンドルライザーを改良した例も多数存在する。これらには、重量を減らすためにライザーに形成した穴又は開口、並びにアルミニウム及びマグネシウム等の軽金属からライザーを構成することが含まれる。米国特許第5,335,645号(Simondsら)には、重量を減らすために構造体に加工された凹部を有するアルミニウムライザーが記載されている。市場での例は、コンパウンドボウではマーチンプロシリーズ(Martin Pro Series)又はゴールドシリーズ(Gold Series)であり、リカーブボウではサミックマスターシリーズ(Samick Master Series)である。他の例を米国特許第6,257,220号(McPhersonら)及び米国特許第7,066,165号(Perry)に見ることができる。
繊維補強複合材料から加工された弓リムの例は、米国特許第5,392,756号及び米国特許第5,501,208号(Simmonds)並びに米国特許第5,657,739号(Smith)に見ることができる。また、複合材料は、弓ライザーをより軽くしたり、振動減衰性を改良したりするためにも用いられている。たとえば、米国特許第4,693,230号(Sugouchi)、米国特許第5,269,284号(Pujosら)、米国特許第5,845,388号及び米国特許第6,669,802号(Andrewsら)並びに米国特許公開第2005/0229912 A1号(Piopelra)である。
米国特許第2,945,488号明細書 米国特許第4,122,821号明細書 米国特許第6,105,564号明細書 米国特許第6,718,962号明細書 米国特許第2,836,165号明細書 米国特許第2,957,470号明細書 米国特許第5,609,146号明細書 米国特許第4,338,909号明細書 米国特許第4,201,183号明細書 米国特許第5,150,699号明細書 米国特許第5,503,135号明細書 米国特許第6,698,413号明細書 米国特許第6,067,974号明細書 米国特許出願公開第2004/0084039 A1号明細書 米国特許第4,644,929号明細書 米国特許第6,964,271号明細書 米国特許第5,335,645号明細書 米国特許第6,257,220号明細書 米国特許第7,066,165号明細書 米国特許第5,392,756号明細書 米国特許第5,501,208号明細書 米国特許第5,657,739号明細書 米国特許第4,693,230号明細書 米国特許第5,269,284号明細書 米国特許第5,845,388号明細書 米国特許第6,669,802号明細書 米国特許公開第2005/0229912 A1号明細書
軽量、向上した曲げ剛性、向上した強度、向上した空力特性および向上した振動減衰性といった特徴の組み合わせを有する向上した弓への必要性は引き続き存在する。この点において、本発明は実質的にこの必要性を満たすものである。
本発明に従う弓システムは、従来技術の伝統的概念や設計から実質的に離れたものであり、それによって向上した外観同様、必要に応じた剛性、より一層の強度、向上した空力特性、向上した振動減衰性を提供しつつ、軽量を維持する目的を第一に開発された装置を提供する。
本発明は、リムおよびライザーを含む弓システム用の複合構造体であって、構造体の少なくとも一部が、対向する表面に沿って互いに融合しており強度および剛性の利点を提供する一個以上の内部補強壁を与える複数の連続管からなる、弓システム用の複合構造体に関する。さらに、管は種々の箇所で分離し、管の間に開口またはポートを形成することができる。ポートは、さらなる剛性、強度、空力特性および振動減衰性の利点を提供する、対向する円弧を形成するよう、楕円または円形であることが好ましい。
本発明の他の利点は振動減衰性である。振動は、対向円弧構造によって、より効率的に減衰する。この理由は、円弧の運動および変位はエネルギーを吸収し、これが振動を減衰するからである。管状部分が曲がると、ポートの形状が変化し、これによりポートのそれぞれの側の管の部分間で相対運動が可能となる。この運動はエネルギーを吸収し、これが振動を減衰さする。静かな弓構造体ほど正確であると言われている。
またポートは、空気が弓を通過するのを可能とすることにより、空力特性上の利点を提供する。弓リムは、完全に引いてから矢を放つと急速度で加速する。弓リムの向上した操縦性は矢の速度を向上させる。
最後に、本発明に従って作られる非常に識別力のある外観が存在する。ポートは非常に目立ち、それにより管状部分が非常に軽量に見え、これは弓市場において重要である。またポートは異なる色に彩色可能であり、この技術の代表的な外観をさらに高めることができる。
このように、後述するその詳細な説明がよりよく理解されるように、また、従来技術に対する貢献がさらに評価されるように、本発明のより重要な特徴をやや広範に概説してきた。もちろん、以下の説明には本発明のさらなる特徴が存在し、これは添付の特許請求の範囲の主題を形成するであろう。
本発明の向上した弓は、容易且つ効率的に、材料および労働力の双方に関して安価で製造可能な、新しく且つ向上した、耐久性があり信頼性の高い構造の弓システムを提供する。
さらに、向上した弓は向上した強度および疲労耐性、向上した振動減衰特徴を有し、弓の長さに沿った種々の箇所において、特定の剛性帯を提供することが可能である。
弓中に画定されるアパーチャまたは「ポート」は、独自の外観および向上した美観を有する弓を提供すると同時に、弓リムの空力特性を向上させることができる。
以下に説明するとおり、弓システムは、対向する面に沿って互いに融合して内部共通壁を形成する、2本以上の管で形成されている。内部共通壁は、曲げ荷重に起因する断面の圧縮に耐えるための梁としての役割を果たすことによって弓の強度を向上させる。
ポートを形成するために、管の対向する表面は、成形の際、選択された位置において離れた状態で保持され、これにより開口を形成する。開口のそれぞれの側では、管が互いに連結して内部壁を形成する。これらのポートはいかなる孔も穿つことなく形成され、これにより、孔を形成するために複合体中の強化繊維が分断されることがないため、強度面で有利である。
結果として得られる構造は、いくつかの理由で、より優れた性能特性を有し、弓リムおよび弓ライザーの双方にとっての性能面での利点を提供することが分かる。
弓リムにとって、ポートは二重の対向するアーチの形状であることが好ましい。これにより構造体は屈曲可能となり、ポートを変形させ、且つさらなる弾力性を伴って復元する。またポートは、従来の管状設計において達成するであろう値よりも大きな曲げ可撓性を可能にする。中空の管の間にある内部壁は弓リムを極度に曲げることにより発生する圧縮座屈負荷に耐える強度を高める。ポートは空気が弓を貫いて通過するのを可能とすることにより、弓リムの空力特性を高め、矢を放つ際に弓リムが元に戻る速度を向上させる。最後に、弓リム安定性およびポートの変形による振動減衰性を提供することにより、構造体は精度も向上させることができる。
弓ライザーの性能は、管の間に位置する内部壁により向上され、これにより剛性および強度が高められる。さらに、管の間に形成されるポートは複数の方向性を有し、異なる性能の利点を達成する。ポートは変形可能であり、エネルギーを吸収して振動を減衰させるため、振動減衰性もまた向上される。これにより、弓システムの精度が向上する。
図1は全体として番号10を付された弓を示す。弓10はライザー14に接続するリム部12および12aを含む。リム部12および12aは、端部16および16aを有し、これに弦18が接続する。弓リム12および12aは、それぞれ構造体中に成形されているポート20および20aを有することができる。弓ライザー14は構造体中に成形されたポート21を有することができる。
図2は弓リム12の正面図であり、ポート20は弓リム12を貫通して延び、一列に配向し、弓リムの移動の方向に平行な軸を伴うことを特徴とする、本発明の好適な実施態様を示す。ポート20は弓リム12の長さに沿って配置されることが可能である。リム12aは典型的にはリム12と同一であるが、異なる構成を有することができる。
図2Aは、図2の線2A−2Aに沿って示したものであり、この実施態様におけるシャフトの構造を形成する中空管22を示す。中空管22は互いに連結して内部壁24を形成する。内部壁24の好ましい位置は弓リムの中心軸の近くである。中空管22の双方はほぼ同様の大きさであり、共に成形され、平坦な「D」形状断面を有する弓リムを形成する。
図2Bは、図2の線2B−2Bに沿って示したものであり、ポート20の位置において、中空菅22が互いに離間しており、ポート20の周縁を画定する壁を形成することを示す。応力集中を低減し、且つ成形過程を容易化するよう、ポート内に入る半径(すなわち円形の縁26)を有することが推奨される。
図2Cは、内部に中空管22および内壁24が明瞭に確認可能な1個のポートを示す弓リム12の斜視図である。同様に、円筒の一部の形状を有することが可能な曲線状の壁30によって形成されたポート20も示す。曲線状の壁30は中空管22の対向する壁から形成されており、成形プロセスの間にたがいに融合するのを避けるため対向する壁は互いに離間した状態で保持されている。
図3はポート以外の箇所に、中空管22が並んで配置され、長さの大半に沿って互いに融合し、弓リムの中心線に沿って延び、好ましくは弓リム内部を二等分する、共通壁24を形成する弓リムに沿った縦断面図である。ポート20が形成される選択された箇所において、管22の対向する表面30aおよび30bは、変形および復元を可能とする立体的支持としての役割を果たす2個の対向するアーチの形状にポート20を形成するよう、成形の際に互いから離間している。さらに、内部壁24は断面縮小および壊滅的座屈故障に耐える構造的補強を提供する。
ズ4は、弓リムの代替的実施態様を示しており、弓リム12は、ポート20およびポート20’を異なる2列に沿って配置できるようにする複数管構造体を用いて構成されている。この場合には、3本の管を用いている。
複数の列にポートを形成するためには、複数の管が必要とされる。図4Aは、図4の線4A−4Aに沿った弓リム12の断面図を示す。この例では、3本の管42、43および44を用いて弓リムを作っており、これらの間には2つの内部壁46および48が作られる。
図4の線4B−4Bに沿って示した図4Bは、ポート20が、管43および44が互いに離間して、かかるポートを画定する壁を形成する場合に、形成されることを示している。同様に、ポート20’を形成するために、管42および43は互いに離間して、かかるポートを画定する壁を形成する。ここでも、応力集中を低減し、且つ成形過程を容易化するために、ポート内に入る半径とされた縁26および26’を有することが推奨される。なお、ポート20および20’を弓リム12の長手方向に沿って配列または整列させる必要はないことに留意されたい。これらを互いにオフセットさせることができ、この場合には、管42と43の分離および管43と44の分離は異なる場所とする。
図5は、ポート21を内部に形成した弓ライザー14の側面図を示す。ポート21は、矢の移動方向に直角とすることのできる、または直角とは異なる角度オフセットとすることのできる軸を有する。弓は完全な置換に近いので、ライザーの剛性は、ポートの大きさ、位置、形状および個数により制御することが可能である。矢が放たれると、ポートが変形して振動を減衰することができる。繊維が切断されていないので、弓ライザー構造体は強度および剛性を維持している。また、弓ライザーは、ポートを形成した結果、より軽量となり得る。
図5Aは、図5の線5A−5Aに沿った弓ライザーの断面図である。ここで、中空管23は互いに離間して、ポート21の周縁壁を画定する壁31を形成することが分かる。ここでも、応力集中を低減し、且つ成形過程を容易化するために、ポート21内に入る半径とされた縁27を有することが推奨される。
図6は、弓ライザーの代替的実施態様の背面図を示しており、ポート25の軸を矢の移動方向に整列させている。さらに、ポート27を、アローレストとして機能するよう形成することができ、これによって矢が弓ライザーの中央を通過することが可能となる。これによって、この領域における向上した剛性および向上した強度を維持しながら、矢を置く安全な位置が可能となる。
図6Aは、図6の線6A−6Aに沿った弓ライザー14の断面図である。ここで、中空管23は互いに離間して、ポート21を画定する周縁壁31を形成することが分かる。ここでも、応力集中を低減し、且つ成形過程を容易化するために、ポート21内に入る半径とされた縁を有することが推奨される。このようにして向きの決められたポートで形成された弓ライザーは、前後方向の剛性がより高く、横方向の可撓性がより大きくなる。
図7は、この発明の代替的実施態に従って構成された一体弓の背面図である。この例では、弓リム12の頂点16から、ライザー14を通り、弓リム12aの他方の先端16a(図示せず)まで、2本の管を連続的に用いて、一体弓システムを作り出している。ポート20は、弓リム12とライザー14とに沿って配置されている。特定のポート27を弓ライザー14内に配置して、アローレストとして機能させる。従来のアローレストを用いることもできる。
この実施形態では、矢の移動方向に直角な軸を有するライザー内に画定されたポートを有することが望ましい場合には、4本の管からライザー部を構成し、2本の管から弓リム部を構成し、これらを互いに、可能であればオーバーラップする単一の管とともに、融合して、図11および12に示すような、一体構造体を作り出すことができる。
図8は、弓ライザー14の代替的実施態様を示しており、ここでは、ポート20および20aを異なる角度に向けることを可能とする複数管構造体を用いている。理論上は任意の角度を用いることができるが、この特定の例においては、ポート20は矢の移動方向に対して直角な向きとされた軸を有しており、ポート20aは矢の移動方向に対して平行な軸を有している。この種の設計の弓ライザーは、2方向のポートの利点を有するものと考えられる。この特定の例では、ポート20と20aを交互に示している。ポートを任意の所望の順序、向きおよび位置に配置することもできる。この例では、従来のアローレスト29を用いた。図8の参照符号29で示した、アローレストとして機能するようポートを形成することもできる。
複数の方向にポートを形成するためには、複数本の管が必要である。図8Aの例では、4本の管42、43、44および45を用いて、X字状の内壁46を有する管状部を作り出している。
断面図である図8Bは、矢の移動方向に平行な軸を有するポート20aの領域内にある。この例では、中空管42および43が互いに融合されたままにされており、中空管44および45が互いに融合されたままにされているが、成形過程において、管42および43はそれぞれ管45および44から離間されており、ポート20aを形成する。
図8Cは、図8の弓ライザー14の切り欠き部の斜視図であり、矢の移動方向に直角に向けられた軸を有するポート20と、矢の移動方向に平行に向けられた軸を有するポート20aを示す。図8Aおよび8Bを参照して上述したとおり、2本の管を他の2本の管から離間することによりポートを形成することができる。この例では、ポート20を形成するために、中空管42および43ならびに中空管44および45を一緒のままにしている。
複数の管を用いた部品の成形によってより多くの設計上の選択肢が可能となる。例えば、大きな楕円形開口を管の間に成形するために、弓に沿って選択された軸方向位置において、中空管を離間させることは、所望に応じて弓の特性を変えることを可能にする。
図9は、4本の管構造体52の斜視切断図であり、全ての管に対してポートを同一位置に配置している。この例では、中空管47、48、49および50は全て同一位置において離間し、これらの間に4個のポート51を形成している。
図9Aは、線9A−9Aに沿った図9の管構造体52断面図である。ここでは、全ての中空管が同一位置で離間しているので、4個の開口51a〜dを有するポート51が形成される。この特定の実施態様は、矢の移動方向に対して直角および平行な方向の双方において、よりよい可撓性と弾性を与える。
複数管設計において、使用する中空管の数と、ポートを形成するためにいくつの中空管を離間させるかによって、任意の数のポートとポートの向きが存在し得る。本発明は、2本または4本の管のみを用いた設計に限定されることを意図するものではない。例えば、3本の管設計では、ポートの軸は弓ライザーの中心を通過する必要は無く、図4に示すように、一方の側にオフセットしてもよい。
図10は、3本の中空管200a、200bおよび200cと、不規則な形状のポート205およびポート方向を有するライザーのための複数管設計の一例を示す。この設計において、管200a〜cは、単一の平面内に配置され、またはこれらの長手方向軸を棚井に平行となるような向きにすることに制限されない。この設計において、管は種々の平面内にあり、それらの表面に沿って種々の点で他の管に接触し、管と、管の接触点にある短い不規則な形状の内壁との間に不規則ポート205を画定する。
また、図10に示しているのは、弓リム(図示せず)を弓のライザー部に取り付けるために用いることとのできる取付部材210である。この場合、取付部材は、複合材料、または金属もしくはセラミック等の他の材料から構成することができ、ライザーと一緒に成形するか、またはねじもしくは接着剤等の機械的手段により事後に取り付けることができる。一緒に成形する過程において、予め形成した部品を未硬化の管と共にモールド内に設置し、管を構成する複合材料が硬化する際に取り付けられる。取付部材を複合材料から構成する場合には、それをライザーと同時に硬化することができ、ライザーと取付部材を一体構造体にすることができる。
また、図10および11に示しているのは、ポート内に配置されるインサート部材212および214である。この場合、インサート部材212は、弓とともに用いられる種々のアクセサリのための取付デバイスであり、インサート214は、弓の振動運動を減衰し低減するためのウェイトである。インサートは任意の機能を果たすことができ、例えば、エラストマーインサートを種々のポート内に設けて、振動減衰を与えることができる。
このように配置された管を有するライザーから、幾つかの利点が得られる。全ての管の中心部が所望の位置内に配置されて、弓が曲げられた際のライザーの屈曲を制御できるように、管を配置することができる。この結果、より正確な発射につながる。管のこの配置の他の利点は、管の直径、位置および他の管との接触位置を変えることで、全ての方向においてライザーの剛性が変わる点である。また、管は木やブッシュの枝のようにも見えるので、弓に向上したカモフラージュ外観を与える。
図12A〜Dは、ポートに可能な種々の形状の幾つかの例を示す。特定の位置において構造体に要求される性能に応じて、より装飾的なポート形状も用いることができる。本発明は、図示したポートにのみ限定されることを意図するものではなく、任意の形状のポートを用いることができる。
ポートの全ての向き、量、大きさおよび間隔を、所望の性能に応じて変えることができる。さらに、内壁は、特に2つの内壁を作り出す3本管設計の弓リムの過度の屈曲から生じる管状構造体の座屈に抗する補助となる。
本発明の好適な実施態様は、弓の種々の位置において二重対向アーチの形で開口から離間した複数の連続した複合材料管を用いる。
弓リムの管構造体を考慮する際に、他の問題が存在する。矢を射る際に弓リムが激しく曲げられるので、高い圧縮座屈荷重が存在する。単一管状構造体は、これらの圧縮応力に耐えることができず、応力の下で座屈する。しかし、本発明により作られる内部壁は、これらの応力に耐えるのに十分な強度を加える。
また、管状構造体はそれらの形状のために非常に硬質とすることができ、したがって弓を最大位置まで引くことが難しい。弓リムの長手方向に沿ってポートを加えることにより主要部の可撓性が増加し、性能が向上する。
また、ポートを設けた管状構造体はより安定する。ポートを設けた弓リムは、ねじり剛性および安定性を増大させるために間に梁を渡した平行リムのように振る舞う。
最後に、ポートを設けた弓リムによって、空気がポートを通過できるようなり、これによって弓リムがより高速で復元でき、したがって矢の速度が速くなる。
本発明により、使用する材料および弓自体の形状に加えて、弓内のポートの大きさ、数、向きおよび間隔を変えることで、剛性および弾性の点で製造工程において弓を特別に調整することが可能となる。
弓は、エポキシ等の未硬化の樹脂に埋設した、カーボンファイバー等の単方向補強繊維のシートからなることが好ましい。樹脂は、熱を加えると硬化する。この材料は、しばしば「プレプレグ」と称される。弓または種々の部品を作るのに用いられるプレプレグ管は、プレプレグのシートを巻いて管にすることにより形成することができる。あるいは、プレプレグ管を、米国特許第5,176,868号明細書に開示されているのと同様の技術を用いて、補強繊維および熱可塑材料から形成してもよい。
繊維補強材料を、例えば、カーボン、ファイバーグラス、アラミドもしくはホウ素、または当業で公知の任意の他の同種の材料から構成してもよい。樹脂は、例えば、エポキシ、ポリエステル、ビニルエステル、ナイロン、ポリアミド樹脂、ABSおよびPBT、またはこの目的のために当業で公知の任意の他の材料とすることができる。
2つのプレプレグを用いて同一の弓リムを成形する場合には、各管を弓リムの断面の約半分の大きさとすべきであり、3つを用いる場合には、それぞれを弓の断面の約3分の1の大きさとすべきであり、以下も同様である。ポリマーブラダを各プレプレグ管の中央に挿入し、内圧を発生させるのに用いて、熱を加えた際の層を強化する。モールド充填工程は、各プレプレグ管および内部ブラダを取り、モールドの空洞内にこれらを配置することからなる。次いで、空気配管をプラダに取り付ける。この工程を、用いる数に応じて、各管に対して繰り返す。管の間に形成される内部壁が適当に配向されるように、かつ、ピンが管の間に挿入され、加圧の間にポートが形成されるように管を選択した位置にて離間できるように、各管の配置には注意を払うべきである。ピンは、モールドの一部に固定され、簡単に取り外される。
モールドは、成形部品の外部形状を形成する空洞を有して設計される。モールドは、加熱したプラテンプレス内で加圧により閉じられ、各管への空気圧が同時に適用されて、各管およびそれらの間に形成される壁の大きさと位置を保持する。同時に、管がピンの周りに形成され、ポートを形成する。モールド内の温度が上昇するにつれて、エポキシ樹脂の粘度が低下し、管が拡張して、拡張が完了しエポキシ樹脂が架橋および硬化するまで、互いに押圧する。次いで、モールドを開け、ピンおよびブラダを取り出し、モールドから部品を取り出す。
複数の管を用いる場合には、これらを折り返した単一の長い管から形成してもよい。また、付加的な管は、補強のために内部空気圧を用いた分離管構造体とすることもでき、または、かかる圧力を得るための拡張内部泡コアを有する。
弓ライザ内の壁の向きは、それから得られる異方性を生かして配置されることができる。より曲げ可撓性が望まれる場合には、壁を曲げの中立軸に沿って配置することができる。より大きな剛性が必要な場合には、中立軸に対して90度の「Iビーム」状に配置し、曲げ剛性を大幅に向上することができる。
選択した位置での開口またはポートの成形は、ポートの実際の形状に応じて、二重対向アーチ構造体を生ずる。望ましくは楕円形状であるポートは、ポートにより得られる3次元壁構造によって管の断面形状を維持しつつも、管状部を屈曲させる2つの対向するアーチを作る。たとえば、ポートを設けた二重管構造体は、連続しており、構造体の大半を形成する外部壁と、外部壁に対して傾けて配向され、管構造体に筋かい用の補強を与える、ポートを設けた壁との組み合わせを有する。ポートの円筒壁は、管の断面がつぶれることを防ぎ、このことは、構造体の強度を顕著に向上させる。
ポートを設けた二重管構造体の剛性および弾性は、一般の単一中空管よりも大きくも小さくも調整することができる。これは、管の間の内壁の向きと、ポートの大きさ、形状、角度および位置の選択によるものである。所望によりポートを硬質とし、または弾性にしてより大きな曲げおよび復元を可能とし、または、種々の材料または異なる繊維角度のレイアップを用いて設計し、構造体の所望の性能特性を作り出すことができる。
2本より多い管を構造に用いることにより、構造体をさらに洗練することができ、この場合には、3本の管のそれぞれの対向する側面を他の2本の管の対向する側面に融合して、Y字状内部補強壁を形成する。この種の3本管設計により、開口を120度オフセットさせ、これらの方向に沿って調整される特定の剛性を与えるようにすることも可能となる。図9に示すように、4本の管を用いると、互いに対して90度であり、管状部の長さにそって交互に配置された開口を有する可能性が与えられ、独特の性能と審美性が達成される。他の選択肢は、複数のポートを同じ位置に配置して、より多くのオープントラス設計を達成することである。
他の実施態様において、複数管設計を有する部分に融合された1つ以上の予め形成された部分から弓を形成することができる。たとえば、ライザー部を予め成形または形成することができる。次いで、ライザーをリム部と一緒に成形することができ、あるいは、ライザーは、従来の取り付け技術を用いて成形後に取り付けられるリム部を有する。
他の選択肢は、単一管を複数管複合設計に組み合わせることである。この例では、単一の複合管を弓の一部とし、複数管と共に成形して、100%複数管構造体の、より軽量な代替品を作ることができる。また、単一管は、複合材料から構成することもでき、または、金属、木材またはプラスチック等の代替材料から構成することもできる。
この例では、複合単一管を弓ライザーの一部とし、弓リムを形成する複数プレプレグ管に融合し、またはこれと共に成形することができる。これにより、製品の性能及び審美性要求を依然として達成することのできる軽量構造体を作ることができる。
図13〜14を参照し、この構造体を作るために、一対のプレプレグ管60a、60bの前方端62は、それぞれ膨張可能なブラダ64を有しており、複合単一管66の一方の端65に挿入される。次いで、構造体はモールドの内部に配置され、プレプレグ管60a、60bと複合単一管66の接合点70の各側で、ユニットの外面が連続するように成形されるべきである。ピンまたはモールド部材(図示せず)をプレプレグ管60a、60bの間の、ポート20が形成されるべき位置に配置することができる。次いで、ブラダ64を膨張させつつ、モールドを閉じて加熱し、プレプレグ管はモールドの形状となり、モールド部材は対向する壁71a、71bを、ポート20を形成するように、離したままにする。図示のように、管60a、60bは、シーム72に共通壁を形成するであろう。プレプレグ管が硬化した後、フレーム部材74をモールドから取り出し、モールド部材またはピンを取り出し、ポート20を残す。この実施態様では、フレーム部材74の複合部60a、60bと複合単一管部66の間のシーム70は同一平面上とすべきである。
また、管部66を金属製とし、100%複合材料を用いたものよりも安価な製品を作ることもできる。
さらに他の選択肢は、100%金属材料を用いて二重対向アーチ構造体を構成することである。この構造体を作る好適な方法は、D字状断面を有する金属管から始まる。次に、この管を、その長手方向の一部に沿って半アーチ屈曲部を用いて、形成することができる。同様の操作を他の金属管にも施すことができる。次いで、2本の管半部を、2つの半アーチが互いに対向するように、D字状断面の平坦側面を固定することにより取り付けることができる。管を互いに溶接または接着することができ、その結果、内部補強壁および二重対向アーチ状開口を有する構造体となる。
金属から複数管構造体を作る代替的方法は、アルミニウム、チタニウム、スチールまたはマグネシウム等の金属管から始まり、管を局所的に変形して、対向する側面上で管の表面にディンプルまたはクレーターを形成する。これらディンプルの中心を除去して、管を貫く円形開口を作ることができる。次いで、管状区域を、これら円形開口を貫いて配置し、溶接工程を用いて主管のこのディンプル領域の縁に固定して、3D構造体を作ることができる。この結果、主管を単一中空管とし、他の単一中空管を、内部を横切るようにして主管に取り付けた構造体が得られる。
二重対向アーチ構造体を考慮すると、選択肢の無限の組み合わせが存在する。ポートの形状、大きさ、位置、向きおよび数量を変えることができる。ポートを用いて、剛性、弾性、強度、制御性、空力特性および審美性を強化することができる。たとえば、応力の小さい領域では、ポートの大きさを非常に大きくして、その効果と外観を最大限とすることができる。より大きな変位および弾性が望まれる場合には、開口の形状を非常に長くかつ狭くして、より大きな可撓性を可能とすることができる。また、ポートにデザイナー形状を用いて、製品により強い魅力を与えることもできる。
より大きな振動減衰が望まれる場合には、ポートを特定の角度に向けて形成することができ、アラミドまたは液晶ポリマー等の繊維を用いて構成することができる。曲げ変位の結果ポートが変形するが、その復元を、振動減衰を高める種々の粘弾性材料を用いて制御することができる。振動減衰を高める他の方法は、エラストマー材料をポート内部に挿入することである。
本発明の他の利点は、弓リムの弓ライザーへの取り付けが容易となることである。図15は、窪み面82上に配置されたポート80を有する弓ライザー14を示す。弓リム12は、弓リム端84が窪み領域82上に配置された際にポート80と整列する対応したポート80’を有する。締結手段がポート80および80’を介して弓リム12をライザー14に連結する。
また、複数管設計は、弓リムのライザーへの取り付け、コンパウンドボウへのアクセサリの取り付けまたは滑車機構の取り付けを容易にすることもできる。図16は、ライザー14が、構造体の端部に形成されたスロット88を有する代替設計を示している。スロット88を形成する上側および下側脚部は、一対の整列されたポートを有しており、一方のポート80が図16に示されている。弓リム12は、弓ライザー14のスロット88内に嵌め込むために厚みを減らした端86を有する。挿入がなされると、ピン等の締結手段がポート80および80’を介して弓リム12を弓ライザー80に連結する。また、弓リムを、接着剤またはピンと接着剤の組み合わせを用いて、ライザーに取り付けることもできる。取り付けの目的で用いられるポートは、構造および性能を向上させるポートに関して上述したのと同様の手法で構成することができる。
図17は、弓リムおよびライザーを作るのに用いることのできる工程を一般的に示している。一対のプレプレグ管100、102は、末端29から先端16に向かって並んで延びる。先端において、管100、102の内側共通壁104を切り取り、プレプレグ管100、102の外壁を互いに折り曲げ、前端を閉じ、共通壁の外部壁108と前方端105の間に空間106を形成する。
膨張可能なブラダ110は、プレプレグ管100の内部を貫いて延び、前端106で空間106を通って、他のプレプレグ管102に戻り、ブラダ110の両端112、112aが管の開口末端29から外に延びる。モールドピン114を、管110、112の対向する壁104の間に挿入し、ポートを形成する。次いで、ブラダ110を膨張させつつ、この構造体を加熱されたモールド内に配置して、弓リムを形成する。成形の後に、任意の適当な手段でキャップを固定し、弓の末端29を閉じる。
あるいは、末端29を閉じ、先端16を開いて(すなわち図17とは反対にして)、弓を成形することができ、この場合には、弓先端を成形の後に固定する。あるいは、両端を開き、一対の膨張可能なブラダを用いて弓リムを成形することができる。これらいずれの場合にも、望まれるのであれば、先端および/または末端を、それぞれ先端ピースおよび/または末端ピースを弓リムに固定することにより、成形の後に閉じてもよい。かかる場合には、管の端を互いに折り曲げることはない。
上記の説明に関して、大きさ、材料、形態、形状、操作の機能および方法、組立ならびに使用の変化を含むために、本発明の部品に対する適正な寸法関係を本発明の範囲に含むことを意図し、図面に示し明細書で説明した均等な関係をも本発明に包含することを意図することを実現すべきである。また、本願で用いた表現および用語は説明のためのものであり、限定に解釈すべきではないことを理解すべきである。
したがって、前記の説明は、本発明の原理のみの例示であると考えられる。本発明を、図示し説明したままの構造および作用に限定することは望んでおらず、したがって、本発明の範囲から外れることなく、全ての適当な変形および均等物を用いることができる。
本発明に従い構成された弓の第1の実施態様の側面図である。 本発明に従い構成された弓リムの第1の実施態様の背面図である。 図2の線2A−2Aに沿って示した弓リムの断面図である。 図2の線2B−2Bに沿って示した弓リムの断面図である。 図2に示した弓リムの一部の斜視図である。 図2に示した弓リムの一部の縦断面図である。 本発明に従い構成された弓リムの代替的実施態様を示す。 図4の線4A−4Aに沿った断面図である。 図4の線4B−4Bに沿った断面図である。 本発明に従い構成された弓ライザーの実施態様の側面図である。 図5の線5A−5Aに沿って示した弓ライザーの断面図である。 本発明に従い構成された弓ライザーの実施態様の背面図である。 図6の線6A−6Aに沿って示した弓ライザーの断面図である。 弓を一体構造体として構成した、本発明の代替的実施態様の背面図である。 複数管設計で構成された弓ライザーの斜視図である。 線8A−8Aに沿って示した図8の弓ライザーの断面図である。 線8B−8Bに沿って示した図8の弓ライザーの断面図である。 図8に示した弓ライザーの一部の斜視切断図である。 複数の、同一箇所に配置されたポートを有する複数管構造で作られた弓ライザーの代替的実施態様の斜視切断図である。 図9の線9A−9Aに沿った断面図である。 不規則な形状のポートを有するライザーを作り出すため、長さに沿った種々の箇所で互いに融合した3本の管を用いた、本発明に従い構成された弓ライザーの実施態様の図を示す。 不規則な形状のポートを有するライザーを作り出すため、長さに沿った種々の箇所で互いに融合した3本の管を用いた、本発明に従い構成された弓ライザーの実施態様の図を示す。 ポートの種々の可能な形状を示す。 ポートの種々の可能な形状を示す。 ポートの種々の可能な形状を示す。 ポートの種々の可能な形状を示す。 複数の管構造を有するフレーム部材を単一管構造を有する部材に形成する過程を示す斜視図である。 複数の管構造を有するフレーム部材を単一管構造を有する部材に形成する過程を示す斜視図である。 本発明の弓リムおよびライザーを取り付ける手段を示す。 本発明の弓リムおよびライザーを取り付ける代替的手段を示す。 成形に先立つ弓構造体の一例の縦断面図である。

Claims (23)

  1. a.ライザー部と、
    b.該ライザー部の対向する端に取り付けられた2本のリムとを具えるアーチェリー用弓であって、
    c.該ライザー部または該リムの少なくとも一方が、
    i.2本以上の中空管を具え、該中空管のそれぞれは、その表面の1箇所以上の部分が、他の1本以上の該管の表面の1箇所以上の部分と接触しており、
    ii.該他の管に接触している該管の該部分は、該接触部分において互いに融合しており、
    iii.該他の管に接触していない該管の該部分は、前記弓のリムまたは前記弓のライザー部の外面を形成しており、且つ、
    iv.該弓のリムまたは該弓のライザー部は、それを貫通して延びる1個以上のポートを画定し、該ポートは、前記他の管と接触していない、前記1本以上の管の前記部分の間に形成されていることを特徴とするアーチェリー用弓。
  2. 互いに融合している前記管の前記部分に内部補強壁が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアーチェリー用弓。
  3. 前記弓リムは偶数本の管から構成されており、且つ該弓リムを貫通して延びる前記1個以上のポートは前記弓の縦軸に沿って整列していることを特徴とする請求項1に記載のアーチェリー用弓。
  4. 前記弓リムは奇数本の管から構成されており、且つ該弓リムを貫通して延びる前記1個以上のポートは前記弓の縦軸からオフセットしていることを特徴とする請求項1に記載のアーチェリー用弓。
  5. 前記ライザー中に画定されている1個以上のポートは、第1方向に向けられた軸を有し、且つ1個以上のポートは、該第1方向に対して直角な第2方向に向けられた軸を有することを特徴とする請求項1に記載のアーチェリー用弓。
  6. 第1方向に向けられた軸を有する少なくとも1個のポートおよび第2方向に向けられた軸を有する少なくとも1個のポートは共に前記ライザー部上に配置されており、4個の開口部を有するポートを形成することを特徴とする請求項5に記載のアーチェリー用弓。
  7. 前記弓リムおよび前記ライザー部は複合材料からなることを特徴とする請求項1に記載のアーチェリー用弓。
  8. 前記複合材料は繊維強化樹脂であることを特徴とする請求項7に記載のアーチェリー用弓。
  9. 前記繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維およびボロン繊維からなる群より選択され、且つ前記樹脂は、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ナイロン樹脂、ポリアミド樹脂、ABSおよびPBTからなる群より選択されることを特徴とする請求項8に記載のアーチェリー用弓。
  10. エラストマー材料からなる挿入部材をさらに具え、該挿入部材は前記1個以上のポート内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアーチェリー用弓。
  11. 前記弓リムまたは前記ライザーは、2本以上の管から構成される部分に融合する単一管から構成される部分を具え、前記1個以上のポートは、2本以上の管から構成される該弓リムまたは該ライザーの該部分中に画定されていることを特徴とする請求項1に記載のアーチェリー用弓。
  12. 前記弓リムおよび前記ライザー部は、同じ2本以上の管から形成され、単一構造を形成することを特徴とする請求項1に記載のアーチェリー用弓。
  13. 前記弓の少なくとも一部は、複数管部材に接続された単一金属管を具えることを特徴とする請求項1に記載のアーチェリー用弓。
  14. 前記ライザー部は3本以上の中空管を具え、且つ該ライザーはその内部に1個以上の不規則な形状のポートを画定することを特徴とする請求項1に記載のアーチェリー用弓。
  15. 前記3本の管のそれぞれの縦軸は不規則な形状であり、互いに対して非平行関係に向けられていることを特徴とする請求項14に記載のアーチェリー用弓。
  16. 前記ライザーへの前記弓リムの取り付けを容易にするために該ライザーの一方の端に配置された取付部材をさらに具える請求項15に記載のアーチェリー用弓。
  17. 前記取付部材は事前に成形されていることを特徴とする請求項16に記載のアーチェリー用弓。
  18. 前記取付部材は、複合材料、金属またはセラミックからなる群より選択される材料から構成されることを特徴とする請求項17に記載のアーチェリー用弓。
  19. 前記取付部材は、前記ライザー部と同時に成形されることを特徴とする請求項18に記載のアーチェリー用弓。
  20. 前記取付部材は、前記ライザー部と機械的に接合していることを特徴とする請求項18に記載のアーチェリー用弓。
  21. 前記1個以上のポート内に配置された1個以上のインサートをさらに具え、該1個以上のインサートは、補助取付部材、ウェイトおよび振動減衰部材からなる群より選択される請求項19に記載のアーチェリー用弓。
  22. a.ライザー部であって、
    i.3本以上の中空管を具え、該中空管のそれぞれは、その表面の1箇所以上の部分が、他の1本以上の該管の表面の1箇所以上の部分と接触しており、
    ii.該他の管に接触している該管の該部分は、該接触部分において互いに融合しており、
    iii.該他の管に接触していない該管の該部分は、前記ライザー部の外面を形成しており、且つ、
    iv.該ライザー部は、それを貫通して延びる1個以上の不規則な形状のポートを画定し、該ポートは、前記他の管と接触していない、前記1本以上の管の前記部分の間に形成されているライザー部と、
    b.前記ライザー部の一方の端に配置された取付部材と、
    c.前記取付部材を通じて該ライザー部の対向する端に取り付けられた2本のリムとを具えるアーチェリー用弓。
  23. 前記3本の管のそれぞれの縦軸は不規則な形状であり、互いに対して非平行関係に向けられていることを特徴とする請求項22に記載のアーチェリー用弓。
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