JP2008304090A - 液体加熱装置 - Google Patents

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【課題】 熱交換管に対して電熱線の直巻きした状態で直接熱交換管を加熱し、高い熱交換率を実現せしめるとともに、小型筐体を実現した液体加熱装置を提供する。
【解決手段】 一端部を液体流入口132とし他端部を液体流出口134とした長尺の熱交換管130の中を液体が流動する。熱交換管130は金属管であり螺旋状に形成されている。熱交換管130の表面は非導電性塗料140により被膜されている。熱交換管130の表面にニクロム線などの電熱線120をコイル状に直に巻回せしめている。
【選択図】 図2

Description

この発明は一端部を液体流入口とし他端部を液体流出口とした長尺の熱交換管の中を流動する液体を加熱手段によって加熱する液体加熱装置に関する。
一端部を液体流入口とし他端部を液体流出口とした長尺の熱交換管の中を流動する液体を加熱手段によって加熱する液体加熱装置は、一般にラインヒーターと通称されている。
図6は、第1の従来のラインヒーターを示す概略説明図である。ラインヒーターは、上部マニホールド22と、下部マニホールド24と、上下のマニホールドを接続する複数の熱交換チューブ26a,26b,26cと、当該熱交換チューブの外周面に直に巻き付けられたニクロム線等の加熱体28a,28b,28cとを有している。
下部マニホールド24には液体流入口30が設けられ、上部マニホールド22には液体流出口32が設けられている。液体流入口30から導入される液体は熱交換チューブ26a〜26c内を流動する間にニクロム線28a〜28cによって熱交換チューブ26a〜26cの外面側から加熱され、この加熱された液体は液体流出口32より排出される。
ここで、熱交換チューブ26a〜26cの素材について述べておく。熱交換チューブ26a〜26cはニクロム線28a〜28cを直巻きするため非導電性素材で作成する必要がある。もし熱交換チューブ26a〜26cを導電性素材で製作した場合、ニクロム線28a〜28cから熱交換チューブ26a〜26cに電流がショートしてしまいニクロム線が機能しない。もともとニクロム線は抵抗値が大きく通電すると発熱する仕組みとなっているところ、熱交換チューブ26a〜26cが導電性素材で出来ておれば熱交換チューブ26a〜26c側に電流がショートしてしまう。
そのため、従来の熱交換チューブ26a〜26cは、非導電性素材、例えば、ポリ四フッ化エチレン(商標名:テフロン)などが採用されている。
また、熱交換チューブ26a〜26cはニクロム線が接しても発火しない耐火性も必要である。耐火性の観点からは金属が良いが上記したショートの問題があるため、例えば石綿などが考えられるが石綿は近年人体への影響が指摘されている。
他の液体加熱装置として、加熱手段に電熱線による加熱以外の手段を用いているものも知られている。
第2の従来のラインヒーターとして、特開2000−304353号公報の技術が知られている。特開2000−304353号公報のラインヒーターは、熱交換チューブを赤外線透過素材で構成し、螺旋状に形成した熱交換チューブの中空部分に赤外線ヒーターを入れて赤外線を照射することにより内部を流動する液体を加熱するものがある。
また、第3の従来のラインヒーターとして、特開2003−120999号公報の技術が知られている。特開2003−120999号公報の技術は長尺の熱交換管を螺旋状に巻き、その中心に発熱体を入れて発熱させ、熱交換を行うものである。
図7に示すように、特開2003−120999号公報の液体加熱装置は、熱交換部8を螺旋状に構成し、電気ヒーター2を有する蒸気発生部から蒸気を発生せしめて熱交換部8の中空に蒸気を通し、熱交換部8内の水を加熱する構造となっている。
特開2000−304353号公報 特開2003−120999号公報
上記第1の従来のラインヒーターの技術では、熱伝導性に問題と加工の問題がある。
上記したように第1の従来のラインヒーターでは、熱交換チューブ26a〜26cにニクロム線28a〜28cを直巻きするため、ショートを防ぐ必要があり、熱交換チューブ26a〜26cを非導電性素材で作成する必要があった。しかし、一般に非導電性素材は熱伝導性が低い。そのため熱交換率が悪くなってしまう。また、ニクロム線が接しても発火しない耐火性も必要であるところ、石綿を使うということも考えられるが、石綿では熱伝導性が低くかつ人体への悪影響があるために採用することは不適切である。
特開2000−304353号公報には、第1の従来のラインヒーターにおける熱交換チューブ26a〜26cの素材としてポリ四フッ化エチレン(商標名:テフロン)を採用することを開示しているが、ポリ四フッ化エチレン(商標名:テフロン)は自由曲線に対する加工が難しいという問題がある。特開2000−304353号公報の熱交換チューブ26a〜26cは単なる真っ直ぐな円柱であり比較的加工が簡単な形状をしているのでポリ四フッ化エチレン(商標名:テフロン)加工は可能であるが、自由曲線に対する管の表面に対してポリ四フッ化エチレン(商標名:テフロン)加工を行うことは容易ではない。ラインヒーターの管形状として単なる真っ直ぐな円柱を採用すると液体の通過時間が短くなってしまい加熱時間が十分確保しにくい。そこで、熱交換チューブを螺旋状などに加工することが工夫されることがあるが、このような自由曲線に対する管の表面に対してポリ四フッ化エチレン(商標名:テフロン)加工を行うことは容易ではない。
また、熱交換チューブ26a〜26cに直接ニクロム線28a〜28cを巻き付けているために、空炊き又は過昇温が発生した際にニクロム線28a〜28cが熱交換チューブ26a〜26cを溶かして、内容液の洩れを発生させるとともに熱交換チューブ26a〜26c内部にニクロム線28a〜28c等の加熱体の材料が入り込んで内容液を金属汚染してしまう事故が多発してしまうことも指摘されている。
次に、第2の従来のラインヒーターによれば、熱交換チューブを赤外線ヒーターにより加熱するが、ニクロム線などを直に巻く方法に比べてやはり熱量が十分ではなく、液体加熱装置としての加熱量が足りず、用途が限られる。特開2000−304353号公報では熱交換チューブの表面温度が300度程度までとされており、流動する内部の液体が十分には加熱できない。
次に、第3の従来のラインヒーターによれば、熱交換チューブを水蒸気により加熱するが、水蒸気による加熱を行うためには水蒸気発生装置が必要となり、また、噴出した水蒸気を回収することまで考えると装置が大型化してしまうという問題が発生する。
上記問題点に鑑み、本発明は、熱交換管に対して電熱線の直巻きした状態で直接熱交換管を加熱し、高い熱交換率を実現せしめるとともに、小型筐体を実現した液体加熱装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる液体加熱装置は、
一端部を液体流入口とし他端部を液体流出口とした長尺の熱交換管の中を流動する液体を加熱手段によって加熱する液体加熱装置であって、
前記熱交換管を金属製の管とし、前記熱交換管の表面を非導電性塗料により被膜し、前記熱交換管の表面に電熱線をコイル状に直に巻回せしめたことを特徴とする。
上記構成により、熱伝導性の高い金属管を熱交換管として採用しつつ高温に発熱する電熱線を直巻きしているので、電熱線の発熱が直に熱交換管に伝導し、熱交換率が高くなる。また、熱交換管の表面を非導電性塗料により被膜しているので電熱線の電流と金属性熱交換管がショートすることがなく正常に動作し得る。
次に、上記構成において、前記熱交換管を螺旋状に形成せしめ、前記電熱線を前記螺旋状に形成した熱交換管の表面に対してコイル状に巻回せしめたことが好ましい。
上記構成により熱交換管を流れ落ちる液体の流速を制御することができ、熱交換を行う時間を長く確保せしめることができる。
次に、上記構成において、前記電熱線が収まる溝を前記熱交換管の表面にコイル状に設けておき、前記電熱線を前記溝に収めて前記熱交換管の表面にコイル状に巻回せしめることが好ましい。
上記構成において、電熱線と熱交換管との間の熱交換において両者の接触面積を増大せしめることができ、熱交換率を高めることができる。
次に、本発明の第2の液体加熱装置は、上面にお湯を蓄積しておく液体収納部を備えたプレート状の液体加熱装置であって、
前記プレート全体が金属製のプレートとし、前記プレートの裏面を非導電性塗料により被膜し、前記プレートの裏面に電熱線を直に沿わせて形成せしめたことを特徴とする。
上記構成によりプレートを効率よく加熱することができる。
次に、上記構成において、前記非導電性塗料が、アルコキシド化合物からなるバインダーと、酸化チタン、アルミナ及びジルコニアの少なくとも一つを含む顔料と、溶媒からなる非導電性塗料であることが好ましい。特に、前記アルコキシド化合物が、アルコキシド縮合脱水物であり、トリメチルメトキシシラン又はトリメチルエトキシシランと、テトラメトキシシラン又はテトラエトキシシランとを5対2以下の割合(重量)で含むものが好ましい。
また、上記構成において、前記非導電性塗料が、耐熱無機バインダーと、酸化チタン、アルミナ及びジルコニアの少なくとも一つを含む顔料と、溶媒とからなる非導電性塗料であることが好ましい。
上記構成により、薄い膜厚でありながら高い絶縁性を持つ被膜により熱交換管をコーティングすることができ、電熱線と金属製の熱交換管の間の高い絶縁性を確保せしめることができる。
本発明の液体加熱装置は、熱伝導性の高い金属管を熱交換管として採用しつつ高温に発熱する電熱線を直巻きしているので高い熱交換率を確保せしつつ熱交換管の表面を非導電性塗料により被膜しているので電熱線の電流と金属性熱交換管がショートすることがなく正常に動作し得る。
また、本発明の液体加熱装置は、電熱線が収まる溝を熱交換管の表面にコイル状に設けておき、電熱線を溝に収めて熱交換管の表面にコイル状に巻回せしめるという工夫により電熱線と熱交換管との間の熱交換において両者の接触面積を増大せしめることができ、熱交換率を高めることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の液体加熱装置の実施例を説明する。ただし、本発明の範囲は以下の実施例に示した具体的な用途、形状、個数などには限定されないことは言うまでもない。
実施例1にかかる本発明の液体加熱装置の例を示す。
ここでは、一例として、加熱対象の液体として、お茶を挙げ、液体流入口から常温程度のお茶を入れ、熱交換管を通過するお茶を加熱して液体流出口から熱いお茶として流出させる例を挙げて説明する。
図1は実施例1にかかる本発明の液体加熱装置100の外観を示す図である。図2は実施例1にかかる本発明の液体加熱装置100の内部に収められている内部構造を分かりやすく示した図である。
図1に示すように、実施例1にかかる本発明の液体加熱装置100は、筐体110を備え、上部筐体111と下部筐体112を備えている。上部筐体111の上面には液体流入口132、上部筐体111の下面には液体流出口134が見えている。上部筐体111と下部筐体112との間には容器載せ置き空間150がある。例えばこの容器載せ置き空間150にコップなどの容器を載せ置いて液体流出口134から出てくる液体を受けるようになっている。
また、図2に示すように、実施例1にかかる本発明の液体加熱装置100の内部には、熱交換管130が内蔵されている。熱交換管130は、内部に液体が流動する管となっており、一端部が液体流入口132、他端部が液体流出口134となっている。液体流入口132から加熱する液体を注ぎいれ、液体流出口134から液体が注ぎ出る構成となっている。
熱交換管130は金属製である。金属で製作されているので熱伝導性が高く、また、耐熱性も高く、後述するように電熱線が高熱で発熱しても十分に耐えることができる。
次に、熱交換管130の形状は全体が螺旋状となっている。全体が螺旋状になっているため内部を流動する液体の移動が円を描きながら斜め下にゆっくりと落ちることとなり流速が遅くなるとともに、螺旋状であるので全体の距離が長くなり、トータルとして液体流入口132から注ぎ入れられた液体が液体流出口134から注ぎ出るまでの時間が長くなり十分な加熱時間を確保することができる。
熱交換管130は、その表面が非導電性塗料140により被膜され、その上から電熱線120がコイル状に直に巻かれている。例えばニクロム線などの電熱線120が直にコイル状に巻かれている。このように熱交換管130は非導電性塗料140が表面に被膜されているものの極薄く塗布されているので非導電性塗料140の被膜の影響による熱伝導性の低下はほとんどない。そのため電熱線120に電流が流されて発熱した場合にはその発熱が直接熱交換管130に伝わるので極めて高い熱交換率が得られる。
ここで、非導電性塗料140に求められる重要な性質をまとめておく。
第1には高い耐熱性と絶縁性である。非導電性塗料140は薄く被膜するのみで高い絶縁性を得ることができる素材でなければならない。電熱線120に通電すると発熱するため非導電性塗料140はその高温状態において絶縁性が十分ではないと金属性の熱交換管130にショートしてしまい不具合が発生する。そのため本発明では非導電性塗料140が高い耐熱性とともに高い絶縁性を併せ持つことが重要である。例えば、1000℃の耐熱性と250V電圧に対して2×10の9乗Ω以上維持できるものが好ましい。
第2には薄い膜厚での皮膜形成と強い付着性能である。膜厚が厚いと熱伝導率が下がるので薄膜である方が有利である一方、薄くても脆く剥がれ易いものであれば局部的に金属がむき出しになるとショートを起こす不具合が発生してしまうからである。例えば、膜厚が10μから200μの被膜であることが好ましく、基板などに塗布された膜の付着強度は碁盤目テストで100/100であることが好ましい。
例えば以下の3タイプの非導電性塗料のいずれかを用いることができる。
第1の非導電性塗料140は、アルコキシド化合物からなるバインダーと、酸化チタン、アルミナ及びジルコニアの少なくとも一つを含む顔料と、溶媒からなるものである。たとえば、当該アルコキシド化合物として、アルコキシド縮合脱水物であり、トリメチルメトキシシラン又はトリメチルエトキシシランと、テトラメトキシシラン又はテトラエトキシシランとを5対2以下の割合(重量)で含むものとする。
第2の非導電性塗料140は、耐熱無機バインダーと、酸化チタン、アルミナ及びジルコニアの少なくとも一つを含む顔料と、溶媒とからなるものである。
第3の非導電性塗料140は、アルコキシド化合物からなるバインダーと、カーボンと、酸化チタン、アルミナ及びジルコニアの少なくとも一つを含む顔料と、溶媒からなるものである。
これらの非導電性塗料140によれば、金属性の管の表面に薄くコーティングするのみで上記した性能が得られることが分かっている。
[強固な付着性を有するバインダー]
非導電性塗料140におけるバインダーは、Si−Oの結合力を利用している。Si−Oは、接着剤に代表される有機系のC−Oよりも強固な結合エネルギーを有し、且つ熱にも強い。このような結合力を有するバインダーは、シリコンレジン、中でもアルコキシド化合物を加水分解して得られるSi−OHを一定の分子量まで成長して得ることが出来る。このようにして出来たシラノール基を脱水縮合させることにより、分子レベルまで微細で強固なSi−Oのネットワークが得られる。しかも、基材上のOH基とも反応して強固な付着力が得られる。
このようにして得られたバインダーは、熱交換管130塗布後に焼き付けをすることにより脱水縮合を促がすことが出来る。この場合溶媒が揮発した後に、微細な気孔が残留するため、膜自体に靭性が付与される。
また、十分な脱水縮合を行うことにより、膨大なSi−Oのネットワークが出来、また、一定サイズの顔料を所定割合で配合することで十分な膜厚が確保される。こうして、例えば1,000℃で焼成しても十分なフレキシビリティーを持ち、かつ、硬度の高い堅牢な膜を得ることが出来る。
[基材に併せた熱膨張率を有する膜]
シート形状の基材や発熱体と、そこに付着した膜との間に大きな熱膨張差があると、膜にクラックが生じて、絶縁低抗や導電性が失われやすい。所定の熱膨張率を有する顔料を入れることにより、ある程度、熱膨張率の差があっても、それによって生じる膜のクラックを高温域においても防ぐことが出来る。
[アルコキシドと反応条件]
アルコキシド化合物としては、ジメチルメトキシシラン、ジメチルエトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等が望ましい。これらを単独または複数組み合わせて用いる。単独の物で好ましいのはトリメチルメトキシシランまたはトリメチルエトキシシランである。組み合わせで好ましいのはジメチルメトキシシラン、トリメチルメトキシシラン及びテトラメトキシシランの組合せ、またはジメチルエトキシシラン、トリメチルエトキシシラン及びテトラエトキシシランの組合せである。
テトラメトキシシランまたはテトラエトキシシランを配合することにより、Si−Oのネットワークが綴密になり、膜自体の堅牢さがます。これらを40重量%を超えて入れると、膜白体が脆くなりやすい。ジメチルメトキシシラン、またはジメチルエトキシシランを数%いれると、膜にクラックが入りにくくなるが、アルコキシド化合物中のこれらの含有量が15重量%を超えると膜の堅牢さが失われる。
反応条件について言えば、加水分解に必要とする水の量は、使用するアルコキシド化合物1モルに対して水0.8〜1.4モルを使用するのが好ましい。また触媒としての酸の量は有機酸、無機酸何れの場合も、加水分解を起こすのに十分な量を用いる。水が0.8モル以下ではSi−OH基の発生が十分でなく膜の硬度が上がらない。1.4モル以上ではSi−OH基が多くなり、シラノールの分子結合が大きくなり、ゲル化が進展し、クラックが生じやすくなる。
[顔料の種類]
酸化チタン、アルミナ、ジルコニアは、絶縁性を有する上、熱膨張率が5×10−6〜10.5×10−6であり、比較的大きいので、一定量の顔料を配合すると、熱拡散性の高い金属類と一体化したシートにしても、金属の挙動と同様な挙動を膜もする。それゆえ、膜中に引っ張り応力が発生せず、高温域でも安定した絶縁性が得られる。しかも、放熱性及び金属による高い熱拡散性が得られる。またカーボンを一定量以上入れることにより容易に導電性が得られる。特に450℃までの大気中、または高温真空炉、或いは不活性ガス等の雰囲気炉中で従来不可能とされていたカーボンの面状発熱体が使用可能となる。
[顔料の粒度]
膜の平滑性や綴密性、強度を考慮して、顔料の粒度は溶媒分散後で平均粒度で0.3μ以下が望ましい。
[アルコキシドと顔料の割合]
膜中のアルコキシド化合物の脱水縮合物の含有割合は、10〜45体積%が妥当である。10%以下では膜の靭性が低下し堅牢さが失われる。45%を超えると、脱水縮合による乾燥収縮量が多く、高温下でクラックが発生しやすく、所望の絶縁性が得がたい。
[膜の厚み]
基材や発熱体と膜が強固に付着し、且つ、両者の熱膨張差が非常に近い場合でも、膜が厚くなりすぎると、クラックが発生する。それは、Si−OHが脱水縮合するときに起こる収縮現象が原因である。
膜厚は、バインダーの含有量にもよるが、200μ以下が望ましい。特にアルコキシド化合物の脱水縮合物の全固形物(即ちSi−OHから生じるSiO2と混合したときの無機顔料成分の合計)にしめる割合が45体積%の場合、800℃でクラックの発生を防ぐ為には10μ前後が好ましい。膜厚が30μを超えると、膜が脆くなり、粉落ちして、長時間の使用に耐えられなくなる。そのため、アルコキシド化合物の脱水縮合物の割合は30体積%以下が望ましい。
高温下(とくに500℃以上)での250V以上での加圧時の絶縁抵抗を確保するためには50μ以上の膜厚が好ましい。
[絶縁抵抗値]
モリブデン、チタン、SUS430は、熱膨張係数がそれぞれ5.1×10−6と8.9×10−6,10.5×10−6であるため、ジルコニアを全固形物の10体積%を入れると、一番熱膨張の大きいSUS304で、800℃時250V加圧時2×109Ω以上の絶縁が確保される。但し、この場合、膜厚はおよそ50μ以上であつた。
[放熱性]
基本的にバインダーがシリカであり、且つ顔料としてカオリン等の粘土鉱物、コージライト系の鉱物等を入れることにより4μ〜24μの波長域での放射率は85%以上の放射率を有する。
以下に、形成した非導電性塗料140の被膜に関して検証実験を行った。
アルコキシド化合物配合テスト
Figure 2008304090
注1:その他のアルコキシドとしてエトキシ基、フェニル基もあるが、エトキシ基はメトキシ基と反応スピードの違いなので省略し、フェニルは硬度が劣るので省略し、メチル基のみでテストを実施した。
注2:反応はアルコキシド総量に対して1.3モル、酸の量を十分入れ、顔料比率70%とし、膜厚を25μ±3μにして実施(水の量は既に0.5〜1.7モルまでテストを実施して代表的な量として1.3モルを用いた)。
注3:分散溶媒はエタノール、イソプロピルアルコールを配合した物を使用した。
注4:分散は0.7mmのガラスビーズを使用した。分散後粒度はD50で0.35ミクロン。
注5:脱水縮合条件は180℃で30分。基板はサンドペーパー処理したアルミ板を使用した。試験片はアルミ性サンドペーパー処理済の7.5mmw×15.0mml×1.0mmtを各3枚。(評価は全数クリアー)
注6:塗布方法はスプレーコート。
注7:膜厚は15μ〜20μ、測定方法はマイクロメーター。
注8:○は7H以上の硬度が出て、20Rの曲げ可能、碁盤目テスト間題なし、△は硬度7H,20曲げ可、×はクラック発生。
ジメチルメトキシシランの配合
Figure 2008304090
注1:トリメチルメトキシシランとテトラメトキシシランの割合は代表例として70対30とした。
注2:各反応条件、及び分散条件は前記テストに準じる。基材は前記テストに準じる。
注3:塗布条件は前記テストに準じる。
注4:膜厚は前記テストに準じる。
注5:○は硬度8H以上、20R以上の曲げ可、碁盤目テスト間題なし、△は硬度8H,20Rまでの曲げ可、碁盤目テスト間題なし、×は7Hの硬度以上の確保が困難。
顔料とバインダーの割合
Figure 2008304090
注1:アルコキシド化合物は代表例としてトリメチルメトキシシラン66.7重量%、テトラメトキシシラン33.5重量%、ジメチルメトキシシラン4,8重量%でテスト。
注2:各反応条件、分散条件、縮合脱水条件、膜厚、基材は前記テストに準じる。
注3:使用顔料は平均1次粒子径0.15μの酸化チタン、平均1次粒子径0.45μのカオリン、10〜20nのシリカをそれぞれ30体積%、65体積%、5体積%配合したものを使用した。
注4:分散溶媒はエタノール、イソプロピルアルコールを配合した物を使用した。
注5:分散は0.7ミリ径のガラスビーズを用いたビーズミルで1時間実施した。その時の平均粒皮は0.35μであった。
注6:○は硬度7H以上、曲げ20R可、碁盤目テスト問題なし、△は硬度7Hまで、碁盤目テスト間題なし、Xは、膜が脆くクラック発生。
耐熱テスト
Figure 2008304090
注1:使用酸化チタンの熱膨脹率8×10−6
注2:使用ジルコニアの熱膨脹率10.0×l0−6
注3:使用基材はSUS304で、熱膨脹率は17.3×10−6、7.5mmw×15.0mml×0.6mmtを各3枚
注4:反応条件は前記テストに準じる。
注5:塗布方法は前記テストに準じる。
注6:膜厚は前記テストに準じる。
注7:○クラックの発生なし、△100n以下のマイクロクラックあり、×剥離発生。測定せず。
注8:膜厚はaV21μ±3μ(測定はマイクロメーターでの6点測定値)
高温絶縁テスト
Figure 2008304090
注1:使用した基材はSUS304(1/2H)で、熱膨張係数は17.3×10−6であつた。
注2:∞印は2,000MΩ以上を表す。
注3:×印は導通して絶縁抵抗0を表す。
注4:膜厚測定はマイクロメーターによる6点測定の平均値。
注5:絶縁抵抗測定器としてYOKOGAWA(株)製2406E型を使用して、ACカレントで測定した。
注6:ジルコニア20%(体積%)を含む塗料を使用した。
急冷急加熱繰り返しテスト
Figure 2008304090
注1:急加熱、急冷による膜の材料疲労の判断基準として絶縁抵抗値で表した。
注2:膜厚はマイクロメーターにより6点測定の平均値。
注3:絶縁抵抗測定器としてYOKOGAWA(株)製2406Eを使用し、ACカレントで測定した。
注4:加熱温度は800℃であった注5:急加熱は800℃に設定の電気炉に常温状態の試験片をそのまま入れ、10分間放置の後に絶縁抵抗を測定し、その後、電気炉より直ぐ取り出す。この操作を10回繰り返した。
注6:ジルコニア20%(体積%)を含む塗料を使用した。
本発明の液体加熱装置100の使用例は図3に示すとおりである。
例えば、急須などの液体注入手段により上方から液体を液体流入口132により注ぎ入れる。注ぎ込まれた液体は液体流入口132から熱交換管130内を通り液体流出口134から注ぎ出す。熱交換管130の流動途中においてニクロム線などの電熱線の発熱により発生した熱を受け取り温められている。液体流出口134からコップなどの容器に受け取られる。
(実験)
内径4ミリ、長さ1mの銅製熱交換管130を用い、螺旋状に数回巻き、その表面に非導電性素材140を0.1ミリ程度の厚さに塗布した。ニクロム線3.7mを適当にコイル状に巻きつけた。ニクロム線は0.3ミリのものを用いた。ここを断熱材で巻き、ニクロム線に電流を2アンペア程度流して発熱させた。常温(摂氏25度)程度のお茶を液体入口132から注ぎ入れると10秒程度で液体流出口134から50度に温められて注ぎ出た。
この実験により、本発明の液体加熱装置によれば、高い絶縁性のもとニクロム線などの電熱線を金属製の熱交換管に直巻きを可能とし、高い熱交換率を実現した液体加熱装置を得ることができる。
実施例2にかかる本発明の液体加熱装置は、実施例1に示した液体加熱装置100の構成例に加えて、電熱線が収まる溝を熱交換管の表面にコイル状に設けておき、電熱線を溝に収めて熱交換管の表面にコイル状に巻回せしめた構成例のものである。
図4は、実施例2にかかる本発明の液体加熱装置の内部構造を分かりやすく示した図である。実施例2の構成例では、熱交換管130表面の拡大図に示すように、熱交換管130の表面に電熱線120が収まる溝136が設けられている。この溝136は熱交換管130の表面に対してコイル状に周回するように設けられており、この溝136にニクロム線などの電熱線120を収めながらコイル状に巻きつけてゆく。
このように、実施例2にかかる本発明の液体加熱装置は、実施例1の構成のようにニクロム線などの電熱線120を単に熱交換管130の表面にコイル状に巻きつけるだけでなく、熱交換管130の表面に設けられた溝に収めながらコイル状に巻きつけてゆくことができる。このようにニクロム線などの電熱線120を溝に収めた構成とすることによってニクロム線と熱交換管130の間の接触面積が増え、より一層熱交換率を向上することができる。
実施例3にかかる本発明の液体加熱装置は、熱交換管をプレートの裏面に沿わせて形成せしめ、電熱線を熱交換管の表面に対してコイル状に巻回せしめた構成例である。
例えば、熱燗を造る用途やコーヒーカップを温める用途などプレート皿内のお湯を温めるという温熱器に適用する。
図5は実施例3にかかる本発明の液体加熱装置200の構成例を示す図である。
図5に示すように、実施例3にかかる本発明の液体加熱装置200は、プレート状の皿の液体収納部210となっており、液体収納部210にお湯などの液体を注ぎ入れておく。
実施例3にかかる本発明の液体加熱装置200は、裏面に非導電性塗料240により薄い被膜が形成されている。このように裏面に非導電性塗料240の被膜を設けておくことにより裏面に直に電熱線120を沿わせて熱交換を行ってもショートすることなく電熱線120を正常に発熱させることができる。裏面に沿わせた電熱線120を発熱させることによりその熱がプレート底面を伝わって液体収納部210内のお湯に伝導され、お湯が温められる。
なお、裏面に電熱線120を沿わせた構成であるので、実施例2にかかる本発明の液体加熱装置200の下には不燃性素材から作られた敷物を敷いておくことが好ましい。
実施例3にかかる本発明の液体加熱装置200においても、実施例2に示した液体加熱装置100の構成例と同様、電熱線が収まる溝216をプレート裏面に設けておき、電熱線120を溝216に収めてプレートの裏面に沿わせた構成とすることも可能である。
このように、実施例3にかかる本発明の液体加熱装置200においても、電熱線220を単にプレート200の裏面に沿わせるだけでなく、プレート200の裏面に設けた溝216に収めながら沿わせることができる。このようにニクロム線などの電熱線220を溝216に収めた構成とすることによってニクロム線とプレート200の間の接触面積が増え、より一層熱交換率を向上することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本発明は、液体を温める液体加熱装置に広く適用することができる。
本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。従って本発明の技術的範囲は添付された特許請求の範囲の記載によってのみ限定されるものである。
実施例1にかかる本発明の液体加熱装置100の外観を示す図 本発明の液体加熱装置100の内部に収められている内部構造を分かりやすく示した図 本発明の液体加熱装置100の使用方法の一例を示す図 実施例2にかかる本発明の液体加熱装置200の内部構造を分かりやすく示した図 実施例3にかかる本発明の液体加熱装置200の構成例を示す図 第1の従来のラインヒーターの構造例を示す図 第3の従来のラインヒーターの構造例を示す図
符号の説明
100 液体加熱装置
110 筐体
120 電熱線
130 熱交換管
132 液体流入口
134 液体流出口
136 溝
150 容器載せ置き空間

Claims (7)

  1. 一端部を液体流入口とし他端部を液体流出口とした長尺の熱交換管の中を流動する液体を加熱手段によって加熱する液体加熱装置であって、
    前記熱交換管を金属製の管とし、前記熱交換管の表面を非導電性塗料により被膜し、前記熱交換管の表面に電熱線をコイル状に直に巻回せしめたことを特徴とする液体加熱装置。
  2. 前記熱交換管を螺旋状に形成せしめ、前記電熱線を前記螺旋状に形成した熱交換管の表面に対してコイル状に巻回せしめたことを特徴とする請求項1に記載の液体加熱装置。
  3. 前記電熱線が収まる溝を前記熱交換管の表面にコイル状に設けておき、前記電熱線を前記溝に収めて前記熱交換管の表面にコイル状に巻回せしめたことを特徴とする請求項1または2に記載の液体加熱装置。
  4. 上面にお湯を蓄積しておく液体収納部を備えたプレート状の液体加熱装置であって、
    前記プレート全体が金属製のプレートとし、前記プレートの裏面を非導電性塗料により被膜し、前記プレートの裏面に電熱線を直に沿わせて形成せしめたことを特徴とする液体加熱装置。
  5. 前記非導電性塗料が、アルコキシド化合物からなるバインダーと、酸化チタン、アルミナ及びジルコニアの少なくとも一つを含む顔料と、溶媒からなる非導電性塗料であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の液体加熱装置。
  6. 前記アルコキシド化合物が、アルコキシド縮合脱水物であり、トリメチルメトキシシラン又はトリメチルエトキシシランと、テトラメトキシシラン又はテトラエトキシシランとを5対2以下の割合(重量)で含むことを特徴とする請求項5に記載の液体加熱装置。
  7. 前記非導電性塗料が、耐熱無機バインダーと、酸化チタン、アルミナ及びジルコニアの少なくとも一つを含む顔料と、溶媒とからなる非導電性塗料であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の液体加熱装置。
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KR20220033861A (ko) * 2020-09-10 2022-03-17 김유환 유체 가열기 및 유체 가열기 제조 방법

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