JP2008302068A - X線撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的高い検出感度のX線撮像装置において不安定素子を適切に抽出する。
【解決手段】X線発生器からX線を照射した場合に得られる投影データに基づいて平均値と標準偏差を算出する。例えば、チャンネルchに関して、X線照射時の平均値AVと標準偏差SDが算出される。次に、X線発生器からX線を照射しない場合に得られる投影データに基づいて標準偏差を算出する。例えば、チャンネルchに関して、X線非照射時の標準偏差SDが算出される。そして、各チャンネルごとに、つまり各半導体素子ごとに算出されるX線照射時の平均値とX線照射時の標準偏差とX線非照射時の標準偏差に基づいて、その半導体素子が不安定素子か否かを判断する。例えば、予め定められたリファレンスデータとの比較から半導体素子が不安定素子か否かを判断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、X線撮像装置における不安定素子の抽出に関する。
動物や人間などの被検体にX線を照射して透過したX線から得られる投影データに基づいて被検体のX線画像を形成するX線撮像装置が知られている。X線画像を利用することにより、被検体の体内の様子を視覚的に診断することができるため、例えば人間に対する医療の現場においてX線撮像装置は欠かせない存在となっている。また、人間以外の動物に関する治療や実験などにおいてもX線撮像装置の利用価値は極めて高い。
一般にX線撮像装置は、X線発生器から被検体に対してX線を照射して被検体を透過したX線をX線検出器で検出し、その検出結果に基づいてX線画像を形成する。X線画像を形成する際には、X線検出器が備える複数の素子の各々において検出データが得られ、複数の素子から得られる検出データに基づいて画像データが形成される。
ところが、X線検出器の全ての素子が良好な状態を維持し続けるとは限らず、特にX線検出器の素子が多数の場合には、故障等による不安定素子が含まれる場合もある。不安定素子が含まれる場合、その不安定素子から得られるデータをそのまま利用することはデータの信頼性の面において好ましいとはいえない。
そこで、例えば、特許文献1には、故障素子に対して複数の隣接素子の良品データに基づいて二次元補間処理を施す技術が提案されている。
特開平11−253438号公報
上記のような不安定素子に対応する技術が提案されている一方、X線検出に関する技術の進歩に伴い、極めて高い検出感度を備えたX線検出器が登場している。例えば、半導体素子により直接的にX線を検出する電荷蓄積方式の半導体X線検出器であれば、X線を光に変換してCCDなどで光を検出する間接的な検出器に比べ、およそ1000倍程度の感度の向上が可能になる。
このような背景において、本願発明者らは、電荷蓄積方式の半導体X線検出器を備えたX線撮像装置について研究開発を続けてきた。本発明は、その研究開発の過程において成されたものであり、その目的は、比較的高い検出感度を備えたX線撮像装置において不安定素子を適切に抽出する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の好適な態様のX線撮像装置は、被検体に対してX線を照射するX線発生部と、X線を検出する複数の半導体素子からなる半導体素子アレイを備えたX線検出部と、X線の検出データに基づいてX線画像データを形成する画像形成部と、X線検出部の半導体素子アレイに含まれる不安定素子を抽出する制御部と、を有し、前記制御部は、X線発生部からX線を照射した場合に各半導体素子ごとに得られる照射時の検出データと、X線発生部からX線を照射しない場合に各半導体素子ごとに得られる非照射時の検出データと、に基づいて各半導体素子ごとに不安定素子か否かを判断することを特徴とする。
上記態様において、X線検出部は、例えば電荷蓄積方式の半導体X線検出器などであり、半導体素子により直接的にX線を検出するものが望ましい。つまり、シンチレータなどを介してX線を光に変換してCCDなどで光を検出する間接的な検出器よりも、X線の照射によって結晶中に生じる電子などを直接的に検出する検出器が望ましい。例えば電荷蓄積方式の半導体X線検出器であれば、CCDなどで光を検出する間接的なタイプに比べて、およそ1000倍程度の感度の向上が可能になる。
上記態様によれば、X線を照射しない場合に各半導体素子ごとに得られる非照射時の検出データも利用されるため、X線を照射した場合に得られる検出データのみを利用する場合に比べ、不安定素子の抽出の精度を高めることが可能になる。
望ましい態様において、前記制御部は、各半導体素子ごとに得られる非照射時の検出データに関する標準偏差を利用して各半導体素子ごとに不安定素子か否かを判断することを特徴とする。
望ましい態様において、前記制御部は、各半導体素子ごとに得られる照射時の検出データに関する平均値と標準偏差を利用して各半導体素子ごとに不安定素子か否かを判断することを特徴とする。
望ましい態様において、前記制御部は、参考時間内において半導体素子アレイの全体に亘って収集される検出データに関する統計データをリファレンスデータとして、各半導体素子ごとに得られる照射時の平均値と照射時の標準偏差と非照射時の標準偏差の各々とリファレンスデータを比較することにより、各半導体素子ごとに不安定素子か否かを判断することを特徴とする。
本発明により、比較的高い検出感度を備えたX線撮像装置において不安定素子を適切に抽出することが可能になる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明に係るX線撮像装置の好適な実施形態が示されており、図1は、X線撮像装置の一例であるX線CT装置の全体構成を示す機能ブロック図である。このX線CT装置は、例えばマウス、ラット、モルモット、ハムスターなどの小動物の被検体90に関するCT測定に適している。なお、被検体90は、これら例示のものに限定されない。
X線発生器10は、例えば容器などに収容された被検体90に対してX線を照射する。つまり、X線発生器10は、立体的な末広形状のファンビーム12を照射する。ファンビーム12は、角錐形状であることが望ましい。但しファンビーム12が円錐形状などであってもよい。
X線検出器20は、被検体90を挟んでX線発生器10に対向して配置され、被検体90を透過するファンビーム(X線)12を検出する。X線検出器20は、電荷蓄積方式の半導体X線検出器であり、複数の半導体素子からなる半導体素子アレイ22を備えている。そして、X線の照射によって各半導体素子の固体中に生じる電子などを計測することによりX線が直接的に(X線を光などに変換することなく)検出される。
半導体素子アレイ22を構成する複数の半導体素子は二次元的に配列される。例えば、図のX軸方向に沿って直線状に2000個の半導体素子が並べられ、図のY軸方向に沿って直線状に60個の半導体素子が並べられ、合計120000個の半導体素子により平板状の検出面を備えた半導体素子アレイ22が形成される。なお、半導体素子の上記素子数はあくまでも一例であり、本発明はこの素子数に限定されない。また、半導体素子アレイ22の検出面の大きさは、例えば小動物の被検体90を対象とする場合には、X軸方向に沿って30cm程度でありY軸方向に沿って6mm程度である。半導体素子アレイ22の素子数や大きさは、測定対象となる被検体90の大きさなどに応じて決定されてもよい。
X線検出器20によるX線の検出データ、つまり被検体90を透過するファンビーム12から得られる投影データは、半導体素子アレイ22の各チャンネルごとに得られる。例えば、各半導体素子を1チャンネルとして、半導体素子アレイ22の全体で120000チャンネルの投影データがX線検出器20から出力される。なお、いくつかの半導体素子により1つのチャンネルを形成してもよい。
また、半導体素子アレイ22は、ファンビーム12の底辺の全域を検出できることが望ましい。そのため、半導体素子アレイ22の検出面とファンビーム12の底辺は、ほぼ同じ大きさでほぼ同じ形状であることが望ましい。半導体素子アレイ22の検出面は、例えば平板状に形成されるが、後に説明する回転方向に沿って円弧状に反った形状であってもよい。
X線発生器10とX線検出器20は、回転ベース72に搭載されており、互いの対向配置状態を維持しつつ被検体90を中心とする円の円周に沿って回転される。回転ベース72は回転機構70によって回転される。なお、被検体90は回転されない。スライド機構80は、回転ベース72の回転中心軸方向に沿って、被検体90をスライド移動させる。例えば被検体90がテーブルに載せられ、そのテーブルがスライド機構80により図のY軸方向に沿って直線的に移動される。
被検体90のX線CT画像を形成する際には、まず、スライド機構80によって被検体90がY軸方向の所定位置に移動され、移動された被検体90を中心としてX線発生器10とX線検出器20が一回転される。その回転により、X線発生器10が、被検体90に対するファンビーム12の照射角度を徐々に変化させて複数の照射方向からファンビーム12を照射し、X線検出器20が各照射方向ごとにファンビーム12を検出する。検出された投影データは、各照射方向ごとに且つ各チャンネルごとにX線検出器20から出力される。
X線発生器10とX線検出器20を一回転させることにより得られる投影データに基づいて被検体90のX線断層画像が形成される。半導体素子アレイ22がY軸方向に60個(60チャンネル分)の素子を備えていれば、X線発生器10とX線検出器20を一回転させることにより60枚のX線断層画像を形成することができる。
X線発生器10とX線検出器20が一回転され、X線断層画像の形成に必要な投影データが収集されると、スライド機構80によって被検体90がY軸方向に沿って移動され、さらに、その移動された位置においてX線発生器10とX線検出器20が一回転されて投影データが収集される。なお、X線発生器10とX線検出器20は、Y軸上のある位置において一方向に360°回転されて投影データを収集し、次のY軸上の位置において逆方向に360°回転されて投影データを収集する。もちろん、X線発生器10とX線検出器20が、常に一定の方向に回転される構成でもよい。
こうして、スライド機構80によって被検体90をY軸方向に沿って移動させてY軸上の各位置において投影データを収集することにより、被検体90の全体に亘って投影データが収集され、被検体90の全体に関するX線断層画像を形成することができる。もちろんY軸上の必要な位置におけるX線断層画像のみを形成するようにしてもよい。
X線検出器20において各照射方向ごとに且つ各チャンネルごとに得られた投影データは、画像形成部40へ出力される。画像形成部40は、複数の投影データに基づいてX線画像データを形成する。画像形成部40は、各照射方向ごとに且つ各チャンネルごとに得られた複数の投影データに基づいて、再構成演算処理を行うことによりCT画像データ(断層画像データ)を構成する。再構成演算については公知の各種の手法を利用することが可能である。また、画像形成部40は、構成された断層画像データを利用して被検体90に関する診断パラメータなどを算出してもよい。こうして、画像形成部40において被検体90の断層画像データが形成されると、その断層画像データに対応した断層画像が表示部50に表示される。
図1に示すX線CT装置の各構成(各機能ブロック)は、制御部60によって集中的に制御される。なお、図1に示す構成のうちの一部がコンピュータなどによって実現されてもよい。例えば、制御部60のうちの一部の機能と画像形成部40と表示部50がコンピュータによって実現され、X線発生器10とX線検出器20などを備えた測定ユニットとそのコンピュータが接続されて、図1のX線CT装置が実現されてもよい。ちなみに、コンピュータによって制御部60のうちの一部の機能を実現する場合には、その機能に適したプログラム(例えば図2および図3を利用して説明する不安定素子の抽出処理手順を記述したプログラム)によってコンピュータを動作させ、コンピュータを制御部60として機能させればよい。
次に、図1のX線CT装置のキャリブレーションにおいて不安定素子(欠陥素子)を抽出する方法について説明する。キャリブレーションは、X線CT装置を電気的または機械的に調整する作業であり、X線CT装置を利用して撮影などを行う前に、例えば一日に一度だけ実施される。キャリブレーションでは、例えば、X線を実際に照射検出して実施されるX線の強度やX線の検出感度に関する調整や、回転機構70の回転動作に関する機械的な調整や、スライド機構80のスライド動作に関する機械的な調整などが行われる。
本実施形態では、キャリブレーションにおいて、X線検出器20の半導体素子アレイ22を介して得られた複数の検出データ、つまり複数の投影データに基づいて、以下に説明する不安定素子の抽出処理を実行する。
図2は、本実施形態における不安定素子の抽出処理を説明するための図である。半導体素子アレイ22は、二次元的に配列された複数の半導体素子によって形成されており、例えば各半導体素子が1チャンネルに対応する。図2において、半導体素子アレイ22はchからchまでのNチャンネル(N素子)を有している。
制御部(図1の符号60)は、X線発生器やX線検出器などを制御することにより、各チャンネルごとに、つまり各半導体素子ごとに投影データ(D,D2,D3,・・・)を収集する。そして、例えば数秒間から数分間の所定時間内において得られる投影データに基づいて、各半導体素子ごとに、その所定時間内の投影データの平均値と標準偏差を算出する。その際、X線照射時における平均値と標準偏差が算出され、さらに、X線非照射時における標準偏差が算出される。
つまり、まず、X線発生器からX線(ファンビーム)を照射した場合に各半導体素子ごとに所定時間内において得られる照射時の投影データに基づいて平均値と標準偏差を算出する。例えば、チャンネルchに関して、X線照射時の平均値AVと標準偏差SDが算出される。次に、X線発生器からX線を照射しない場合に各半導体素子ごとに所定時間内において得られる非照射時の投影データに基づいて標準偏差を算出する。例えば、チャンネルchに関して、X線非照射時の標準偏差SDが算出される。なお、X線非照射時の平均値AVが算出されてもよい。
そして、制御部は、各チャンネルごとに、つまり各半導体素子ごとに算出されるX線照射時の平均値とX線照射時の標準偏差とX線非照射時の標準偏差に基づいて、その半導体素子が不安定素子か否かを判断する。例えば、予め定められたリファレンスデータとの比較から半導体素子が不安定素子か否かを判断する。
例えば、チャンネルchに関して、X線照射時の平均値AVとそれに対応するリファレンスデータとの差が一定値以上であり、且つ、X線照射時の標準偏差SDとそれに対応するリファレンスデータとの差が一定値以上であり、且つ、X線非照射時の標準偏差SDとそれに対応するリファレンスデータとの差が一定値以上の場合に、チャンネルchに対応した素子が不安定素子であると判断する。なお、X線非照射時の平均値AVが利用されてもよい。また、ここに示す不安定素子の判断条件はあくまでも例示に過ぎない。例えば、X線照射時の標準偏差SDとX線非照射時の標準偏差SDのみに基づいて不安定素子か否かを判断するなどでもよい。一般に、不安定素子は標準偏差が大きくなる。
こうして、制御部により半導体素子アレイ22のNチャンネル(N素子)の中から不安定素子が抽出される。そして、キャリブレーション後に行われる被検体に関するX線画像の撮影において、不安定素子に関する投影データは、その不安定素子に近接する少なくとも一つの良好な半導体素子から得られる投影データに基づいて、補間処理などによって修正される。
以上のように、X線照射時における平均値などとリファレンスデータとを比較することにより不安定素子が抽出される。不安定素子か否かの判断において基準となるリファレンスデータは、予め絶対的に定められてもよいし、次のようにして算出されてもよい。
図3は、リファレンスデータの算出処理を説明するための図である。半導体素子アレイ22は、二次元的に配列された複数の半導体素子によって形成されており、例えば各半導体素子が1チャンネルに対応する。図2と同様に図3においても、半導体素子アレイ22について、chからchまでのNチャンネル(N素子)が示されている。
制御部(図1の符号60)は、X線発生器やX線検出器などを制御することにより、参考時間T内において投影データを収集する。参考時間Tは例えば5分間であり、参考時間T内において各チャンネルごとにD〜Dの投影データが収集される。そして、制御部は、参考時間T内において半導体素子アレイ22の全チャンネルに亘って収集される投影データに基づいて統計データを算出する。その際、統計データとして、X線照射時における平均値と標準偏差が算出され、さらに、X線非照射時における標準偏差が算出される。
つまり、まず、X線発生器からX線(ファンビーム)を照射した場合に、参考時間T内において半導体素子アレイ22の全チャンネルに亘って収集される投影データに基づいて、X線照射時の平均値AVRと標準偏差SDRが算出される。次に、X線発生器からX線を照射しない場合に、参考時間T内において半導体素子アレイ22の全チャンネルに亘って収集される投影データに基づいて、X線非照射時の標準偏差SDRが算出される。なお、X線非照射時の平均値AVRが算出されてもよい。
このようにして算出されたX線照射時の平均値AVRと標準偏差SDR、X線非照射時の標準偏差SDRが、不安定素子か否かの判断において基準となるリファレンスデータとして利用される。例えば図2に示すチャンネルchに関して、X線照射時の平均値AVと図3に示すX線照射時の平均値AVRとの差が一定値以上であり、且つ、X線照射時の標準偏差SDと図3に示すX線照射時の標準偏差SDRとの差が一定値以上であり、且つ、X線非照射時の標準偏差SDと図3に示すX線非照射時の標準偏差SDRとの差が一定値以上の場合に、チャンネルchが不安定素子であると判断する。
ちなみに、リファレンスデータを算出する際に、参考時間T内において宇宙線(ミューオン)などが半導体素子アレイ22に飛来する可能性もある。例えばミューオンの影響を受けた素子からは、特異的な投影データが得られる。しかし、ミューオンは、例えば数分から数十分に1度程度の頻度で半導体素子アレイ22に飛来する程度である。つまり、参考時間T(例えば5分間)内にミューオンが飛来する回数は、例えば0から数回程度である。そのため、全チャンネルの投影データ(D〜D)のデータ数が多ければ、平均値AVと標準偏差SDにおいて、ミューオンの影響を受けた投影データは、もはや支配的ではなくなり、ミューオンによる影響を実質的に無視できる。なお、特異的な投影データを取り除いてからリファレンスデータを算出してもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上述した実施形態は、あらゆる点で単なる例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明は、その本質を逸脱しない範囲で各種の変形形態を包含する。
本発明に係るX線CT装置の全体構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態における不安定素子の抽出処理を説明するための図である。 リファレンスデータの算出処理を説明するための図である。
符号の説明
10 X線発生器、20 X線検出器、40 画像形成部、60 制御部。

Claims (4)

  1. 被検体に対してX線を照射するX線発生部と、
    X線を検出する複数の半導体素子からなる半導体素子アレイを備えたX線検出部と、
    X線の検出データに基づいてX線画像データを形成する画像形成部と、
    X線検出部の半導体素子アレイに含まれる不安定素子を抽出する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、X線発生部からX線を照射した場合に各半導体素子ごとに得られる照射時の検出データと、X線発生部からX線を照射しない場合に各半導体素子ごとに得られる非照射時の検出データと、に基づいて各半導体素子ごとに不安定素子か否かを判断する、
    ことを特徴とするX線撮像装置。
  2. 請求項1に記載のX線撮像装置において、
    前記制御部は、各半導体素子ごとに得られる非照射時の検出データに関する標準偏差を利用して各半導体素子ごとに不安定素子か否かを判断する、
    ことを特徴とするX線撮像装置。
  3. 請求項2に記載のX線撮像装置において、
    前記制御部は、各半導体素子ごとに得られる照射時の検出データに関する平均値と標準偏差を利用して各半導体素子ごとに不安定素子か否かを判断する、
    ことを特徴とするX線撮像装置。
  4. 請求項3に記載のX線撮像装置において、
    前記制御部は、参考時間内において半導体素子アレイの全体に亘って収集される検出データに関する統計データをリファレンスデータとして、各半導体素子ごとに得られる照射時の平均値と照射時の標準偏差と非照射時の標準偏差の各々とリファレンスデータを比較することにより、各半導体素子ごとに不安定素子か否かを判断する、
    ことを特徴とするX線撮像装置。
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