JP2008301562A - 車両用駆動装置およびこの車両用駆動装置を備えた車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機と、電気機器を電気的に接続する接続部にて、短絡や漏電の抑制が図られた車両用駆動装置および車両を提供する。
【解決手段】車両用駆動装置は、第1内部空間111および該第1内部空間111と第2内部空間112を有するハウジング110と、ハウジング110の第1内部空間111に設けられ、回転電機MG1を冷却可能な冷媒と、ハウジング110の第2内部空間112に設けられるインバータ320と、コイルの端部に設けられた端子部411U,411V,411Wと、インバータ320に設けられ、端子部411U,411V,411Wが接続される接続端子部511U,511V,511Wとを備え、コイルの端部は、第1内部空間111内から第2内部空間112内に達し、端子部411U,411V,411Wは、第2内部空間112内にて、接続端子部511U,511V,511Wに接続される。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用駆動装置および車両に関し、特に、回転電機と、この回転電機に接続される電気機器とが一体的に収容された車両用駆動装置およびこの車両用駆動装置を備えた車両に関する。
回転電機と該回転電機に電気的に接続された電気機器とが一体化された構造を有する車両用駆動装置が従来から知られている。
たとえば、特開2004−343845号公報に記載された電動機内臓駆動装置は、電動機を収容するフロントケースと、他の電動機を収容するリアケースとを連結して構成された駆動ケースと、この駆動装置に布設され、各電動機に対応するインバータを収容するインバータケースとを備えている。
そして、各電動機から引き出されたリード線は、ケース内に配置されたターミナルに接続され、そして、各ターミナルは、各ケースの外側で、各ターミナルにバスバを介して、インバータに接続されている。このようにして、各電動機と各インバータとが接続されている。
また、特開2001−238405号公報に記載された駆動装置は、複数の電動機が収容された駆動装置ケースと、この駆動装置ケースに布設された複数のインバータとを備えている。
さらに、特開2004−215355号公報には、電動機を備える駆動装置の制御ユニットを駆動装置に取付けて一体化した電動駆動装置が記載されている。
特開2004−343845号公報 特開2001−238405号公報 特開2004−215355号公報
しかし、回転電機が収容されたケース内で、ターミナルと各電動機からのリード線を接続するようにした上記特開2004−343845号公報に記載された電動機内臓装置においては、ケース内に充填された冷媒が、リード線とターミナルとの接続部分に付着すると、短絡、漏電するおそれがある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、回転電機と、電気機器を電気的に接続する接続部にて、短絡や漏電の抑制が図られた車両用駆動装置および車両を提供することである。
本発明に係る車両用駆動装置は、第1内部空間および該第1内部空間と遮断された状態で第1内部空間に隣接して形成された第2内部空間を有するハウジングと、ハウジングの第1内部空間に設けられ、複数相のコイルを有する回転電機と、第1内部空間内に充填され、回転電機を冷却可能な冷媒と、ハウジングの第2内部空間に設けられる電気機器とを備える。そして、この車両用駆動装置は、コイルの端部に設けられた端子部と、電気機器に設けられ、端子部が接続される接続部とを備え、コイルの端部は、第1内部空間内から第2内部空間内に達し、端子部は、第2内部空間内にて、接続部に接続される。好ましくは、上記第2内部空間は、第1内部空間の下方に位置する。
好ましくは、上記ハウジングは、第1内部空間から第2内部空間に達するように設けられ、第1内部空間の一部と第2内部空間の一部を規定すると共に、ハウジングから着脱可能に設けられた着脱部を含む。そして、上記着脱部は、各コイルが挿入され、コイルを第1内部空間から第2内部空間に案内する貫通孔を有する。
好ましくは、上記ハウジングは、回転電機を受け入れ、第1内部空間の一部を規定する回転電機収容部と、電気機器を受け入れ、第2内部空間の一部を規定する電気機器収容部とが規定された筐体と、筐体に装着可能とされ、回転電機収容部の開口部と電気機器収容部の開口部とを閉塞可能な蓋部材とを含む。そして、上記筐体は、蓋部材が装着される装着面に形成され、着脱部を受け入れ可能な受入部を有する。
好ましくは、上記蓋部材は、受入部に装着された着脱部を受入部内に固定可能とされる。
好ましくは、上記第1内部空間は、第2内部空間の上方に位置し、着脱部は、第1内部空間を規定するハウジングの内表面の底部に位置する。
本発明に係る車両は、上記車両用駆動装置を備える。
本発明に係る車両用駆動装置および車両によれば、回転電機と電気機器を電気的に接続する接続部分において、漏電や短絡が生じることを抑制することができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
図1は、本実施の形態に係る搭載構造が適用される車両用駆動装置の構成を示した図である。図1を参照して、駆動装置(車両用駆動装置)100は、ハイブリッド車両を駆動する駆動装置であって、回転電機MG1,MG2と、ハウジング110と、端子部120と、プラネタリギヤ130と、リダクションギヤ140と、ディファレンシャルギヤ150と、ドライブシャフト受け部160とを含んで構成される。回転電機MG1,MG2、プラネタリギヤ130、リダクションギヤ140およびディファレンシャルギヤ150は、ハウジング110内に設けられる。
回転電機MG1,MG2は、電動機および発電機の少なくとも一方の機能を有するモータジェネレータであり、回転シャフトと、該回転シャフトに固設されるロータと、ステータとを含んで構成される。
各回転電機MG1,MG2の各ステータは、たとえば、複数の電磁鋼板を積層して構成された環状のステータコアと、このステータコアの内周面に形成されたステータティースに巻回され、U相、V相、W相からなる3相のコイルとを備えている。
「動力分割機構」としてのプラネタリギヤ130は、サンギヤ、リングギヤ、およびプラネタリキャリヤ(いずれも図示せず)を含む。プラネタリギヤ130におけるサンギヤは、回転電機MG1の回転シャフトに接続されている。プラネタリギヤ130におけるリングギヤは、回転電機MG2の回転シャフトに接続されている。プラネタリギヤ130におけるプラネタリキャリヤは、エンジンから出力された動力が伝達されるシャフト200と接続されている。そして、プラネタリギヤ130におけるリングギヤの動力が、リダクションギヤ140に伝達される。
リダクションギヤ140は、プラネタリギヤ130とディファレンシャルギヤ150との間に設けられる。また、ディファレンシャルギヤ150は、ドライブシャフト受け部160を介してドライブシャフトと接続される。
ハイブリッド車両の走行時において、エンジンから出力された動力は、シャフト200に伝達され、プラネタリギヤ130により2経路に分割される。
上記2経路のうちの一方は、リダクションギヤ140から、ディファレンシャルギヤ150を介してドライブシャフト受け部160に伝達される経路である。ドライブシャフト受け部160に伝達された駆動力は、ドライブシャフトを介して駆動輪に回転力として伝達されて、車両を走行させる。
もう一方は、回転電機MG1を駆動させて発電する経路である。回転電機MG1は、プラネタリギヤ130により分配されたエンジンの動力により発電する。回転電機MG1により発電された電力は、車両の走行状態や、バッテリBの状態に応じて使い分けられる。たとえば、車両の通常走行時および急加速時においては、回転電機MG1により発電された電力はそのまま回転電機MG2を駆動させる電力となる。一方、バッテリBにおいて定められた条件の下では、回転電機MG1により発電された電力は、PCU300内に設けられたインバータおよびコンバータを介してバッテリBに蓄えられる。
回転電機MG2は、バッテリBに蓄えられた電力および回転電機MG1により発電された電力のうちの少なくとも一方の電力により駆動する。回転電機MG2の駆動力は、リダクションギヤ140からディファレンシャルギヤ150を介してドライブシャフト受け部160に伝達される。このようにすることで、回転電機MG2からの駆動力によりエンジンの駆動力をアシストしたり、回転電機MG2からの駆動力のみによりハイブリッド車両を走行させたりすることができる。
一方、ハイブリッド車両の回生制動時には、駆動輪は車体の慣性力により回転させられる。駆動輪からの回転力によりドライブシャフト受け部160、ディファレンシャルギヤ150およびリダクションギヤ140を介して回転電機MG2が駆動される。このとき、回転電機MG2が発電機として作動する。このように、回転電機MG2は、制動エネルギーを電力に変換する回生ブレーキとして作用する。回転電機MG2により発電された電力は、PCU300内に設けられたインバータを介してバッテリBに蓄えられる。
図2は、PCU300の主要部の構成を示す回路図である。図2を参照して、PCU300は、コンバータ310と、インバータ320,330と、制御装置340と、コンデンサC1,C2とを含んで構成される。コンバータ310は、バッテリBとインバータ320,330との間に接続され、インバータ320,330は、それぞれ、回転電機MG1,MG2と接続される。
コンバータ310は、パワートランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2と、リアクトルLとを含む。パワートランジスタQ1,Q2は直列に接続され、制御装置340からの制御信号をベースに受ける。ダイオードD1,D2は、それぞれパワートランジスタQ1,Q2のエミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにパワートランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間にそれぞれ接続される。リアクトルLは、バッテリBの正極と接続される電源ラインPL1に一端が接続され、パワートランジスタQ1,Q2の接続点に他端が接続される。
このコンバータ310は、リアクトルLを用いてバッテリBから受ける直流電圧を昇圧し、その昇圧した昇圧電圧を電源ラインPL2に供給する。また、コンバータ310は、インバータ320,330から受ける直流電圧を降圧してバッテリBを充電する。
インバータ320,330は、それぞれ、U相アーム321U,331U、V相アーム321V,331VおよびW相アーム321W,331Wを含む。U相アーム321U、V相アーム321VおよびW相アーム321Wは、ノードN1とノードN2との間に並列に接続される。同様に、U相アーム331U、V相アーム331VおよびW相アーム331Wは、ノードN1とノードN2との間に並列に接続される。
U相アーム321Uは、直列接続された2つのパワートランジスタQ3,Q4を含む。同様に、U相アーム331U、V相アーム321V,331VおよびW相アーム321W,331Wは、それぞれ、直列接続された2つのパワートランジスタQ5〜Q14を含む。また、各パワートランジスタQ3〜Q14のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D14がそれぞれ接続されている。
インバータ320の各相アームの中間点は、それぞれ、回転電機MG1の各相コイルの各相端に接続されている。そして、回転電機MG1においては、U,V,W相の3つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成される。
また、インバータ330の各相アームの中間点は、それぞれ、回転電機MG2の各相コイルの各相端に接続されている。そして、回転電機MG2においては、U,V,W相の3つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成される。
コンデンサC1は、電源ラインPL1,PL3間に接続され、電源ラインPL1の電圧レベルを平滑化する。また、コンデンサC2は、電源ラインPL2,PL3間に接続され、電源ラインPL2の電圧レベルを平滑化する。
インバータ320,330は、制御装置340からの駆動信号に基づいて、コンデンサC2からの直流電圧を交流電圧に変換して回転電機MG1,MG2を駆動する。
制御装置340は、モータトルク指令値、回転電機MG1,MG2の各相電流値、およびインバータ320,330の入力電圧に基づいて回転電機MG1,MG2の各相コイル電圧を演算し、その演算結果に基づいてパワートランジスタQ3〜Q14をオン/オフするPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成してインバータ320,330へ出力する。
また、制御装置340は、上述したモータトルク指令値およびモータ回転数に基づいてインバータ320,330の入力電圧を最適にするためのパワートランジスタQ1,Q2のデューティ比を演算し、その演算結果に基づいてパワートランジスタQ1,Q2をオン/オフするPWM信号を生成してコンバータ310へ出力する。
さらに、制御装置340は、回転電機MG1,MG2によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリBを充電するため、コンバータ310およびインバータ320,330におけるパワートランジスタQ1〜Q14のスイッチング動作を制御する。
次に、図3〜図5を用いて、駆動装置100の車両への搭載構造について説明する。図3は、図1に示す回転電機とインバータとの位置関係を示す模式図である。また、図4は、回転電機とインバータとの接続状態を示す断面図である。さらに、図5は、駆動装置100を分解した分解斜視図である。
ここで、図3に示すように、駆動装置100においては、回転電機MG1の回転軸である回転電機軸MG1Aと、リダクションギヤ140の回転軸であるリダクションギヤ軸140Aと、ディファレンシャルギヤ150の回転軸であるディファレンシャルギヤ軸150Aとが、車両の前方側から後方側に向かってこの順で並んでいる。
そして、この図4に示す例においては、回転電機MG1、リダクションギヤ140、ディファレンシャルギヤ150およびインバータ320を収納するハウジング110は、車両前方側を持ち上げるように車両本体に固定されている。
図4および図5に示すように、ハウジング110は、回転電機MG1を受け入れ可能な回転電機収容部111Aが規定された筐体126と、この筐体(第1筐体)126の底面に装着され、インバータ320を受け入れ可能なインバータ収容部(電気機器収容部)112Aを規定するカバー部材(第2筐体)127とが連結されて形成された筐体155を備えている。
ここで、図5に示すように、筐体155の一方の側面(装着面)128には、回転電機収容部111Aの開口部131と、インバータ収容部112Aの開口部132が位置している。さらに、この装着面128には、回転電機収容部111Aからインバータ収容部112Aに達する凹部(受入部)125が形成されている。
ハウジング110は、さらに、この凹部125内に装着されたり、筐体155から取り外したりすることができる着脱部410を備えている。
この着脱部410は、凹部125内に装着されると、着脱部410の上面(一周面)410Aは、回転電機収容部111Aの内壁面の一部を規定すると共に、着脱部410の下面410Bは、インバータ収容部112Aの内壁面の一部を規定する。
そして、ハウジング110は、この筐体155の装着面128に装着され、回転電機収容部111Aの開口部131と、インバータ収容部112Aの開口部132とを閉塞可能な蓋部材400とを備えている。
この蓋部材400が装着面128に装着され、開口部131が閉塞されることで、回転電機MG1が収容される第1内部空間111が筐体155内に規定される。さらに、蓋部材400によって、開口部132が閉塞されることで、インバータ320を収容可能な第2内部空間112が規定される。
さらに、着脱部410を凹部125内に装着した状態で、蓋部材400を装着することで、第1内部空間111とこの第1内部空間111に隣接する第2内部空間112とは互いに分離された状態で、ハウジング110内に規定される。なお、本実施の形態においては、第2収容空間112は、第1収容空間111の下方に位置しているが、側方に位置していてもよい。
なお、凹部125内に着脱部410が装着され、蓋部材400が装着面128に固定されると、蓋部材400が着脱部410を凹部125内に向けて押圧し、凹部125の内表面と着脱部410の表面とが密着する。これにより、第1内部空間111内にオイルを充填したとしても、凹部125の内周面と、着脱部410の周面との間からオイルが、第2内部空間112内に入り込むことを抑制することができる。
図5において、回転電機MG1は、環状に形成されたステータ560と、このステータ560内に回転可能に設けられ、回転電機軸MG1Aに固設されたロータ520とを備えている。
ステータ560は、複数の電磁鋼板を積層して構成された環状のステータコア561と、このステータコア561の内表面に形成され、ステータコア561の径方向内方に向けて突出するステータティース550と、このステータティース550に巻回されたコイル121とを備えている。
コイル121は、U相コイル121UとV相コイル121VとW相コイル121Wとを含み、各コイル121U,121V,121Wの一方の端部は互いに中性点で接続されている。そして、各コイル121U,121V,121Wの他方の端部には、端子部411U,411V,411Wが設けられている。
インバータ320は、上記端子部411U,411V,411Wが接続される接続部511が設けられている。そして、図4に示すように、各端子部411U,411V,411Wが接続部511の接続端子部511U,511V,511Wに接続されている。
ここで、各コイル121U,121V,121Wの他方の端部は、着脱部410に形成された貫通孔410a内を通って、第1内部空間111から第2内部空間112に達している。
貫通孔410aは、第1内部空間111から第2内部空間112に達するように形成されている。すなわち、貫通孔410aは、上面410Aから下面410Bに達するように延びている。なお、貫通孔410aは、コイル121U,121V,121Wがそれぞれ挿入される貫通孔410U,410V,410Wを有している。
なお、各貫通孔410U,410V,410W内にコイル121U,121V,121Wが挿入された状態において、各貫通孔410U,410V,410Wの内周面とコイル121U,121V,121Wの外周面との間は、シールされている。
そして、各コイル121U,121V,121Wの端部に設けられた、端子部411U,411V,411Wが、インバータ320に設けられた接続端子部511U,511V,511Wに接続されている。そして、着脱部410は、第1内部空間111を規定するハウジング110の内表面のうち、底部側であって、第2収容空間112に近接する部分に設けられている。このため、接続端子部511U,511V,511Wと、端子部411U,411V,411Wとが近接して、各コイル121U,121V,121Wの長さを短くすることができる。
ここで、図3に示すディファレンシャルギヤ150は、そのリングギヤの回転により、第1内部空間111の底部に貯留されたオイルを掻き上げる。ディファレンシャルギヤ150により掻き上げられたオイルは、第1内部空間111の各部に供給され、たとえば回転電機MG1の各部の潤滑や冷却に用いられた後、再び第1内部空間111の底部に戻る。このように、第1内部空間111内では、ディファレンシャルギヤ150の回転によりオイルの循環が生じている。
ここで、第1内部空間111と、第2内部空間112とは、上述のように分離されており、第1内部空間111内のオイルが第2内部空間112内に入り込むことが抑制されており、さらに、端子部411U,411V,411Wと接続端子部511U,511V,511Wとは、第2内部空間112内に位置している。このため、端子部411U,411V,411Wと接続端子部511U,511V,511Wとにオイルが付着することが抑制されており、この端子部411U,411V,411Wと接続端子部511U,511V,511Wとにおいて、短絡や漏電が生じることを抑制することができる。
上記のように構成された駆動装置100の組立方法(製造方法)について説明する。まず、図5において、筐体155内に規定されたインバータ収容部112A内にインバータ320を収容する。そして、回転電機収容部111A内に回転電機MG1を収容する。このとき、回転電機MG1の各コイル121U,121V,121Wは、着脱部410に挿入されている。そして、各コイル121U,121V,121Wの端部には、端子部411U,411V,411Wが設けられている。
そして、着脱部410を凹部125内に装着し、回転電機MG1を回転電機収容部111A内に挿入する。この際、端子部411U,411V,411Wも接続端子部511U,511V,511Wも、開口部132の近傍に位置する。このため、端子部411U,411V,411Wと接続端子部511U,511V,511Wとが互いに近接することになり、端子部411U,411V,411Wを接続端子部511U,511V,511Wに容易に接続することができる。
すなわち、本実施の形態に係る駆動装置100によれば、端子部411U,411V,411Wと接続端子部511U,511V,511Wとの接続箇所で短絡が生じることを抑制することができると共に、容易に駆動装置100の組立作業を行なうことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、車両用駆動装置および車両に適用することができ、特に、回転電機と、この回転電機に接続される電気機器とが一体的に収容された車両用駆動装置およびこの車両用駆動装置を備えた車両に好適である。
本実施の形態に係る搭載構造が適用される車両用駆動装置の構成を示した図である。 PCUの主要部の構成を示す回路図である。 図1に示す回転電機とインバータとの位置関係を示す模式図である。 回転電機とインバータとの接続状態を示す断面図である。 駆動装置を分解した分解斜視図である。
符号の説明
100 駆動装置、110 ハウジング、111 第1内部空間、111A 回転電機収容部、112A インバータ収容部、112 第2内部空間、120 端子部、121 コイル、125 凹部(受入部)、128 装着面、130 プラネタリギヤ、131 開口部、140 リダクションギヤ、150 ディファレンシャルギヤ、310 コンバータ、320,330 インバータ、400 蓋部材、410 着脱部、411U,411V,411W 端子部、511U,511V,511W 接続端子部、511 接続部、520 ロータ、560 ステータ。

Claims (7)

  1. 第1内部空間および該第1内部空間と遮断された状態で前記第1内部空間に隣接して形成された第2内部空間を有するハウジングと、
    前記ハウジングの前記第1内部空間に設けられ、複数相のコイルを有する回転電機と、
    前記第1内部空間内に充填され、前記回転電機を冷却可能な冷媒と、
    前記ハウジングの前記第2内部空間に設けられる電気機器と、
    前記コイルの端部に設けられた端子部と、
    前記電気機器に設けられ、前記端子部が接続される接続部と、
    を備え、
    前記コイルの端部は、前記第1内部空間内から前記第2内部空間内に達し、前記端子部は、前記第2内部空間内にて、前記接続部に接続された、車両用駆動装置。
  2. 前記第2内部空間は、前記第1内部空間の下方に位置する、請求項1に記載の車両用駆動装置。
  3. 前記ハウジングは、前記第1内部空間から前記第2内部空間に達するように設けられ、前記第1内部空間の一部と前記第2内部空間の一部を規定すると共に、前記ハウジングから着脱可能に設けられた着脱部を含み、
    前記着脱部は、前記各コイルが挿入され、前記コイルを前記第1内部空間から前記第2内部空間に案内する貫通孔を有する、請求項1または請求項2に記載の車両用駆動装置。
  4. 前記ハウジングは、前記回転電機を受け入れ、前記第1内部空間の一部を規定する回転電機収容部と、前記電気機器を受け入れ、前記第2内部空間の一部を規定する電気機器収容部とが規定された筐体と、
    前記筐体に装着可能とされ、前記回転電機収容部の開口部と前記電気機器収容部の開口部とを閉塞可能な蓋部材とを含み、
    前記筐体は、前記蓋部材が装着される装着面に形成され、前記着脱部を受け入れ可能な受入部を有する、請求項3に記載の車両用駆動装置。
  5. 前記蓋部材は、前記受入部に装着された前記着脱部を前記受入部内に固定可能とされた、請求項4に記載の車両用駆動装置。
  6. 前記第1内部空間は、前記第2内部空間の上方に位置し、前記着脱部は、前記第1内部空間を規定する前記ハウジングの内表面の底部に位置する、請求項3から請求項5のいずれかに記載の車両用駆動装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載された車両用駆動装置を備えた車両。
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