JP2008301558A - 燃料電池システムの制御装置、及び燃料電池システム - Google Patents
燃料電池システムの制御装置、及び燃料電池システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 燃料電池システムの起動時間を一層短縮することのできる燃料電池システムの
制御装置を提供すること。
【解決手段】 燃料電池システムの起動時に、DC/DCコンバータ5によって昇圧して
得られた電圧の電力を補機類6に供給し、補機類6を駆動させて燃料電池スタック1の発
電を開始する燃料電池システムを制御する制御装置10であって、システムの起動時に、
DC/DCコンバータ5への昇圧指示電圧V1を、燃料電池スタック1の起動完了電圧V
2よりも高い値とし、DC/DCコンバータ5による昇圧中の電圧が、昇圧指示電圧V1
よりも低い補機類6の駆動可能な所定電圧V3まで上昇した場合に、補機類6の駆動を開
始させる制御を行う起動制御手段を装備する。
【選択図】 図1
制御装置を提供すること。
【解決手段】 燃料電池システムの起動時に、DC/DCコンバータ5によって昇圧して
得られた電圧の電力を補機類6に供給し、補機類6を駆動させて燃料電池スタック1の発
電を開始する燃料電池システムを制御する制御装置10であって、システムの起動時に、
DC/DCコンバータ5への昇圧指示電圧V1を、燃料電池スタック1の起動完了電圧V
2よりも高い値とし、DC/DCコンバータ5による昇圧中の電圧が、昇圧指示電圧V1
よりも低い補機類6の駆動可能な所定電圧V3まで上昇した場合に、補機類6の駆動を開
始させる制御を行う起動制御手段を装備する。
【選択図】 図1
Description
本発明は燃料電池システムの制御装置、及び燃料電池システムに関し、より詳細には燃
料電池システムの起動時間を短縮することのできる燃料電池システムの制御装置、及び燃
料電池システムに関する。
料電池システムの起動時間を短縮することのできる燃料電池システムの制御装置、及び燃
料電池システムに関する。
近年、内燃機関に代わるクリーンで高効率な動力源として燃料電池システムが注目され
ており、燃料電池システムの実用化に向けた研究開発が盛んに行われている。
図6は、従来の燃料電池システムの概略構成を示した電力系の接続図である。なお、こ
の燃料電池システムは、例えば、車両に搭載され、該車両の駆動に必要な電力を発生する
システムである。
ており、燃料電池システムの実用化に向けた研究開発が盛んに行われている。
図6は、従来の燃料電池システムの概略構成を示した電力系の接続図である。なお、こ
の燃料電池システムは、例えば、車両に搭載され、該車両の駆動に必要な電力を発生する
システムである。
図中1は、水素を多量に含む燃料ガスと酸素を含む空気とを用いて電力を発生する燃料
電池スタックを示しており、燃料電池スタック1は、電力供給ラインL1+、L1−を介
してインバータ2に接続され、インバータ2は車両駆動モータ3に接続されている。
電池スタックを示しており、燃料電池スタック1は、電力供給ラインL1+、L1−を介
してインバータ2に接続され、インバータ2は車両駆動モータ3に接続されている。
また、2次電池4には、高圧用のDC/DCコンバータ5が接続され、DC/DCコン
バータ5は、電力供給ラインL2+、L2−を介して電力供給ラインL1+、L1−に接
続点A+、A−でそれぞれ接続されており、燃料電池スタック1で発電を行うために必要
な補機類6が、電力供給ラインL3+、L3−を介して電力供給ラインL1+、L1−に
接続点B+、B−でそれぞれ接続されている。
バータ5は、電力供給ラインL2+、L2−を介して電力供給ラインL1+、L1−に接
続点A+、A−でそれぞれ接続されており、燃料電池スタック1で発電を行うために必要
な補機類6が、電力供給ラインL3+、L3−を介して電力供給ラインL1+、L1−に
接続点B+、B−でそれぞれ接続されている。
燃料電池スタック1とDC/DCコンバータ5の接続点A+、A−との間の電力供給ラ
インL1+、L1−には、燃料電池スタック1と負荷(インバータ2及び車両駆動モータ
3)とを接続又は遮断するリレー手段7が介装されており、電力供給ラインL1+上のリ
レー手段7と燃料電池スタック1との間には、燃料電池スタック1への電流の流入を防止
するためのダイオード8が介装されている。
インL1+、L1−には、燃料電池スタック1と負荷(インバータ2及び車両駆動モータ
3)とを接続又は遮断するリレー手段7が介装されており、電力供給ラインL1+上のリ
レー手段7と燃料電池スタック1との間には、燃料電池スタック1への電流の流入を防止
するためのダイオード8が介装されている。
インバータ2の駆動制御、DC/DCコンバータ5の昇圧動作や降圧動作の切替制御、
補機類6の駆動制御、リレー手段7の接断制御など、様々な運転状況下での燃料電池スタ
ック1の起動制御や出力制御、2次電池4の充放電制御などが制御装置100で実行され
るようになっている。このような燃料電池システムに関連する構成については、例えば、
下記の特許文献1、2に記載されている。
補機類6の駆動制御、リレー手段7の接断制御など、様々な運転状況下での燃料電池スタ
ック1の起動制御や出力制御、2次電池4の充放電制御などが制御装置100で実行され
るようになっている。このような燃料電池システムに関連する構成については、例えば、
下記の特許文献1、2に記載されている。
なお、補機類6は、燃料電池スタック1の発電や、車両の運転に必要な各種機器であり
、例えば、燃料電池スタック1に空気を供給するためのエアコンプレッサや、燃料電池ス
タック1に燃料ガスを供給する流路に介装された燃料ガス循環ポンプ等が含まれる。この
補機類6は、燃料電池スタック1又は2次電池4からDC/DCコンバータ5を介して供
給される電力により駆動される。
、例えば、燃料電池スタック1に空気を供給するためのエアコンプレッサや、燃料電池ス
タック1に燃料ガスを供給する流路に介装された燃料ガス循環ポンプ等が含まれる。この
補機類6は、燃料電池スタック1又は2次電池4からDC/DCコンバータ5を介して供
給される電力により駆動される。
また、2次電池4は、燃料電池スタック1によって発電された余剰電力及び燃料電池車
両が減速する際の車両駆動モータ3による回生電力を貯蔵するとともに、高電圧で駆動さ
れる強電系のユニット、例えば、車両駆動モータ3やエアコンプレッサ等の補機類6で消
費される電力を賄うのに十分な発電が燃料電池スタック1によって行われなかった場合に
は、放電して車両駆動モータ3や補機類6に供給し、不足電力を補う機能を備えている。
両が減速する際の車両駆動モータ3による回生電力を貯蔵するとともに、高電圧で駆動さ
れる強電系のユニット、例えば、車両駆動モータ3やエアコンプレッサ等の補機類6で消
費される電力を賄うのに十分な発電が燃料電池スタック1によって行われなかった場合に
は、放電して車両駆動モータ3や補機類6に供給し、不足電力を補う機能を備えている。
また、DC/DCコンバータ5は、燃料電池スタック1の電力供給先に電力を供給する
ために、2次電池4が発生する電力の直流電圧を燃料電池スタック1が発生する電力の直
流電圧に昇圧する一方で、2次電池4を充電するために、燃料電池スタック1が発生する
電力の直流電圧を2次電池4が発生する電力の直流電圧に降圧するものである。
ために、2次電池4が発生する電力の直流電圧を燃料電池スタック1が発生する電力の直
流電圧に昇圧する一方で、2次電池4を充電するために、燃料電池スタック1が発生する
電力の直流電圧を2次電池4が発生する電力の直流電圧に降圧するものである。
また、インバータ2は、燃料電池スタック1から供給される直流電力を交流に変換し、
変換して得られた電力を車両駆動モータ3に供給することにより、車両駆動モータ3の制
御を行う。インバータ2は、車両駆動モータ3が制御装置から与えられる指令トルクを発
生するように、車両駆動モータ3を制御するようになっている。
変換して得られた電力を車両駆動モータ3に供給することにより、車両駆動モータ3の制
御を行う。インバータ2は、車両駆動モータ3が制御装置から与えられる指令トルクを発
生するように、車両駆動モータ3を制御するようになっている。
図7は、従来の燃料電池システムにおける起動時の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
まず、スタータがONされた後、DC/DCコンバータ5の駆動を開始して(時刻t51
)、DC/DCコンバータ5の電圧VDCを昇圧指示電圧(例えば、400V)まで上昇さ
せる。その後、DC/DCコンバータ5の電圧VDCが昇圧指示電圧(400V)まで上昇
すると(時刻t52)、次に補機類6(エアコンプレッサや循環ポンプ等)の駆動を開始し
て、すなわち、燃料電池スタック1の発電を開始して、燃料電池スタック1の電圧VFCを
上昇させる。燃料電池スタック1の電圧VFCが、DC/DCコンバータ5の昇圧指示電圧
付近の電圧(例えば380V)まで上昇したタイミング(時刻t53)で、リレー手段7を
接続し、DC/DCコンバータ5の電圧VDCを380Vまで下げて(時刻t54)、車両駆
動モータ3による車両走行が可能な状態にして、システムの起動を完了するようになって
いる。
ャートである。
まず、スタータがONされた後、DC/DCコンバータ5の駆動を開始して(時刻t51
)、DC/DCコンバータ5の電圧VDCを昇圧指示電圧(例えば、400V)まで上昇さ
せる。その後、DC/DCコンバータ5の電圧VDCが昇圧指示電圧(400V)まで上昇
すると(時刻t52)、次に補機類6(エアコンプレッサや循環ポンプ等)の駆動を開始し
て、すなわち、燃料電池スタック1の発電を開始して、燃料電池スタック1の電圧VFCを
上昇させる。燃料電池スタック1の電圧VFCが、DC/DCコンバータ5の昇圧指示電圧
付近の電圧(例えば380V)まで上昇したタイミング(時刻t53)で、リレー手段7を
接続し、DC/DCコンバータ5の電圧VDCを380Vまで下げて(時刻t54)、車両駆
動モータ3による車両走行が可能な状態にして、システムの起動を完了するようになって
いる。
従来の燃料電池システムでは、システムの起動時に、DC/DCコンバータ5の昇圧指
示電圧が、車両駆動モータ3の駆動可能な電圧(350V前後)を考慮して、それよりも
高い電圧(例えば、400V)に設定されており、この高電圧の昇圧指示電圧に上昇する
まで、補機類6を駆動させないシステムとなっていた。すなわち、DC/DCコンバータ
5の電圧が、高電圧の昇圧指示電圧に上昇するまで、燃料電池スタック1の発電を開始す
ることができず、システムの起動完了が遅れる要因の一つとなっていた。
特開2003−304606号公報
特開2001−229943号公報
示電圧が、車両駆動モータ3の駆動可能な電圧(350V前後)を考慮して、それよりも
高い電圧(例えば、400V)に設定されており、この高電圧の昇圧指示電圧に上昇する
まで、補機類6を駆動させないシステムとなっていた。すなわち、DC/DCコンバータ
5の電圧が、高電圧の昇圧指示電圧に上昇するまで、燃料電池スタック1の発電を開始す
ることができず、システムの起動完了が遅れる要因の一つとなっていた。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、システムの起動時間を一層短縮するこ
とのできる燃料電池システムの制御装置、及び燃料電池システムを提供することを目的と
している。
とのできる燃料電池システムの制御装置、及び燃料電池システムを提供することを目的と
している。
本発明者は、燃料電池の発電を行うために必要な補機類が、車両駆動モータ(負荷)の
駆動可能な電圧(350V前後)よりも低い電圧でも駆動させることができる点に着目し
、補機類を駆動させるタイミングを早めることで、システムの起動時間を一層短縮できる
ことを見出し本発明を完成するに至った。
駆動可能な電圧(350V前後)よりも低い電圧でも駆動させることができる点に着目し
、補機類を駆動させるタイミングを早めることで、システムの起動時間を一層短縮できる
ことを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る燃料電池システムの制御装置(1)は、燃料電池と、補助電源
の出力電圧を昇圧する機能と前記燃料電池の出力電圧を降圧する機能とを有する電圧変換
手段と、前記燃料電池で発電を行うために必要な補機類と、前記燃料電池で発電した電力
が供給される負荷とを備え、システムの起動時に、前記電圧変換手段によって昇圧して得
られた電圧の電力を前記補機類に供給し、該補機類を駆動させて前記燃料電池の発電を開
始する燃料電池システムを制御する制御装置であって、前記システムの起動時に、前記電
圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記燃料電池の起動完了電圧よりも高い値とし、前記電
圧変換手段による昇圧中の電圧が、前記昇圧指示電圧よりも低い前記補機類の駆動可能な
所定電圧まで上昇した場合に、前記補機類の駆動を開始させる制御を行う起動制御手段を
備えていることを特徴としている。
の出力電圧を昇圧する機能と前記燃料電池の出力電圧を降圧する機能とを有する電圧変換
手段と、前記燃料電池で発電を行うために必要な補機類と、前記燃料電池で発電した電力
が供給される負荷とを備え、システムの起動時に、前記電圧変換手段によって昇圧して得
られた電圧の電力を前記補機類に供給し、該補機類を駆動させて前記燃料電池の発電を開
始する燃料電池システムを制御する制御装置であって、前記システムの起動時に、前記電
圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記燃料電池の起動完了電圧よりも高い値とし、前記電
圧変換手段による昇圧中の電圧が、前記昇圧指示電圧よりも低い前記補機類の駆動可能な
所定電圧まで上昇した場合に、前記補機類の駆動を開始させる制御を行う起動制御手段を
備えていることを特徴としている。
上記燃料電池システムの制御装置(1)によれば、前記起動制御手段により、前記シス
テムの起動時に、前記電圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記燃料電池の起動完了電圧よ
りも高い値とし、前記電圧変換手段による昇圧中の電圧が、前記昇圧指示電圧よりも低い
前記補機類の駆動可能な所定電圧まで上昇した場合に、前記補機類の駆動を開始させる制
御が行われるので、従来の起動制御、すなわち前記電圧変換手段の電圧が、前記燃料電池
の起動完了電圧よりも高い昇圧指示電圧に到達してから、前記補機類を駆動させる制御と
比べて、前記補機類を駆動させるタイミングを早めることができる。したがって、前記燃
料電池の発電を開始するタイミングを早めることができ、その結果、前記燃料電池の電圧
を前記起動完了電圧まで上昇させるタイミングを早めることができ、システムの起動時間
を短縮することができる。なお、前記所定電圧を前記補機類の最低作動電圧に近付けるほ
ど、起動時間の短縮効果をより高めることができる。
テムの起動時に、前記電圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記燃料電池の起動完了電圧よ
りも高い値とし、前記電圧変換手段による昇圧中の電圧が、前記昇圧指示電圧よりも低い
前記補機類の駆動可能な所定電圧まで上昇した場合に、前記補機類の駆動を開始させる制
御が行われるので、従来の起動制御、すなわち前記電圧変換手段の電圧が、前記燃料電池
の起動完了電圧よりも高い昇圧指示電圧に到達してから、前記補機類を駆動させる制御と
比べて、前記補機類を駆動させるタイミングを早めることができる。したがって、前記燃
料電池の発電を開始するタイミングを早めることができ、その結果、前記燃料電池の電圧
を前記起動完了電圧まで上昇させるタイミングを早めることができ、システムの起動時間
を短縮することができる。なお、前記所定電圧を前記補機類の最低作動電圧に近付けるほ
ど、起動時間の短縮効果をより高めることができる。
また本発明に係る燃料電池システムの制御装置(2)は、上記燃料電池システムの制御
装置(1)において、前記燃料電池システムには、前記燃料電池と前記電圧変換手段の接
続部との間に、前記燃料電池と前記負荷とを接続又は遮断する接断手段が介装されており
、前記電圧変換手段の電圧が前記昇圧指示電圧まで上昇し、かつ前記燃料電池の電圧が前
記起動完了電圧まで上昇した場合に、前記起動制御手段が、前記接断手段を接続する制御
を行うものであることを特徴としている。
装置(1)において、前記燃料電池システムには、前記燃料電池と前記電圧変換手段の接
続部との間に、前記燃料電池と前記負荷とを接続又は遮断する接断手段が介装されており
、前記電圧変換手段の電圧が前記昇圧指示電圧まで上昇し、かつ前記燃料電池の電圧が前
記起動完了電圧まで上昇した場合に、前記起動制御手段が、前記接断手段を接続する制御
を行うものであることを特徴としている。
上記燃料電池システムの制御装置(2)によれば、前記電圧変換手段の電圧が前記昇圧
指示電圧まで上昇し、かつ前記燃料電池の電圧が前記起動完了電圧まで上昇した場合に、
前記起動制御手段により、前記接断手段を接続する制御が行われる。前記燃料電池の電圧
が前記起動完了電圧まで上昇するタイミングを早めることができる結果、前記接断手段を
接続するタイミングも早めることができ、システムの起動時間を短縮することができる。
指示電圧まで上昇し、かつ前記燃料電池の電圧が前記起動完了電圧まで上昇した場合に、
前記起動制御手段により、前記接断手段を接続する制御が行われる。前記燃料電池の電圧
が前記起動完了電圧まで上昇するタイミングを早めることができる結果、前記接断手段を
接続するタイミングも早めることができ、システムの起動時間を短縮することができる。
また本発明に係る燃料電池システムの制御装置(3)は、燃料電池と、補助電源の出力
電圧を昇圧する機能と前記燃料電池の出力電圧を降圧する機能とを有する電圧変換手段と
、前記燃料電池で発電を行うために必要な補機類と、前記燃料電池で発電した電力が供給
される負荷と、前記燃料電池と前記電圧変換手段の接続部との間に介装され、前記燃料電
池と前記負荷とを接続又は遮断する接断手段とを備え、システムの起動時に、前記電圧変
換手段によって昇圧して得られた電圧の電力を前記補機類に供給し、該補機類を駆動させ
て前記燃料電池の発電を開始する燃料電池システムを制御する制御装置であって、前記シ
ステムの起動時に、前記電圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記補機類の最低駆動電圧よ
りも高く前記燃料電池の起動完了電圧よりも低い値とし、前記電圧変換手段の電圧が、前
記昇圧指示電圧まで上昇した場合に、前記電圧変換手段の昇圧動作を一旦停止させるとと
もに、前記補機類の駆動を開始させ、その後、前記燃料電池の電圧が前記昇圧指示電圧付
近まで上昇した場合に、前記接断手段を接続し、前記電圧変換手段の電圧と前記燃料電池
の電圧とを前記起動完了電圧まで上昇させる制御を行う起動制御手段を備えていることを
特徴としている。
電圧を昇圧する機能と前記燃料電池の出力電圧を降圧する機能とを有する電圧変換手段と
、前記燃料電池で発電を行うために必要な補機類と、前記燃料電池で発電した電力が供給
される負荷と、前記燃料電池と前記電圧変換手段の接続部との間に介装され、前記燃料電
池と前記負荷とを接続又は遮断する接断手段とを備え、システムの起動時に、前記電圧変
換手段によって昇圧して得られた電圧の電力を前記補機類に供給し、該補機類を駆動させ
て前記燃料電池の発電を開始する燃料電池システムを制御する制御装置であって、前記シ
ステムの起動時に、前記電圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記補機類の最低駆動電圧よ
りも高く前記燃料電池の起動完了電圧よりも低い値とし、前記電圧変換手段の電圧が、前
記昇圧指示電圧まで上昇した場合に、前記電圧変換手段の昇圧動作を一旦停止させるとと
もに、前記補機類の駆動を開始させ、その後、前記燃料電池の電圧が前記昇圧指示電圧付
近まで上昇した場合に、前記接断手段を接続し、前記電圧変換手段の電圧と前記燃料電池
の電圧とを前記起動完了電圧まで上昇させる制御を行う起動制御手段を備えていることを
特徴としている。
上記燃料電池システムの制御装置(3)によれば、前記起動制御手段により、前記シス
テムの起動時に、前記電圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記補機類の最低駆動電圧より
も高く前記燃料電池の起動完了電圧よりも低い値とし、前記電圧変換手段の電圧が、前記
昇圧指示電圧まで上昇した場合に、前記電圧変換手段の昇圧動作を一旦停止させるととも
に、前記補機類の駆動を開始させる制御が行われるので、従来の起動制御、すなわち前記
電圧変換手段の電圧が、前記燃料電池の起動完了電圧よりも高い昇圧指示電圧に到達して
から、前記補機類を駆動させる制御と比べて、前記補機類を駆動させるタイミングを早め
ることができ、前記燃料電池の発電を開始するタイミングを早めることができる。
テムの起動時に、前記電圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記補機類の最低駆動電圧より
も高く前記燃料電池の起動完了電圧よりも低い値とし、前記電圧変換手段の電圧が、前記
昇圧指示電圧まで上昇した場合に、前記電圧変換手段の昇圧動作を一旦停止させるととも
に、前記補機類の駆動を開始させる制御が行われるので、従来の起動制御、すなわち前記
電圧変換手段の電圧が、前記燃料電池の起動完了電圧よりも高い昇圧指示電圧に到達して
から、前記補機類を駆動させる制御と比べて、前記補機類を駆動させるタイミングを早め
ることができ、前記燃料電池の発電を開始するタイミングを早めることができる。
また、前記燃料電池の電圧が前記昇圧指示電圧付近まで上昇した場合に、前記接断手段
を接続し、前記電圧変換手段の電圧と前記燃料電池の電圧とを前記起動完了電圧まで上昇
させる制御が行われるので、前記燃料電池の電圧を前記起動完了電圧まで上昇させるタイ
ミングも早めることができ、その結果、システムの起動時間を短縮することができる。
を接続し、前記電圧変換手段の電圧と前記燃料電池の電圧とを前記起動完了電圧まで上昇
させる制御が行われるので、前記燃料電池の電圧を前記起動完了電圧まで上昇させるタイ
ミングも早めることができ、その結果、システムの起動時間を短縮することができる。
また本発明に係る燃料電池システム(1)は、燃料電池と、補助電源の出力電圧を昇圧
する機能と前記燃料電池の出力電圧を降圧する機能とを有する電圧変換手段と、前記燃料
電池で発電を行うために必要な補機類と、前記燃料電池で発電した電力が供給される負荷
と、システムの起動時に、前記電圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記燃料電池の起動完
了電圧よりも高い値とし、前記電圧変換手段による昇圧中の電圧が、前記昇圧指示電圧よ
りも低い前記補機類の駆動可能な所定電圧まで上昇した場合に、前記補機類の駆動を開始
させる制御を行う制御手段を備えていることを特徴としている。
上記燃料電池システム(1)によれば、上記燃料電池システムの制御装置(1)と略同
様の効果を得ることができ、起動時間を一層短縮することのできるシステムを提供するこ
とができる。
する機能と前記燃料電池の出力電圧を降圧する機能とを有する電圧変換手段と、前記燃料
電池で発電を行うために必要な補機類と、前記燃料電池で発電した電力が供給される負荷
と、システムの起動時に、前記電圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記燃料電池の起動完
了電圧よりも高い値とし、前記電圧変換手段による昇圧中の電圧が、前記昇圧指示電圧よ
りも低い前記補機類の駆動可能な所定電圧まで上昇した場合に、前記補機類の駆動を開始
させる制御を行う制御手段を備えていることを特徴としている。
上記燃料電池システム(1)によれば、上記燃料電池システムの制御装置(1)と略同
様の効果を得ることができ、起動時間を一層短縮することのできるシステムを提供するこ
とができる。
また本発明に係る燃料電池システム(2)は、上記燃料電池システム(1)において、
前記燃料電池と前記電圧変換手段の接続部との間に介装された、前記燃料電池と前記負荷
とを接続又は遮断する接断手段を備え、前記電圧変換手段の電圧が前記昇圧指示電圧まで
上昇し、かつ前記燃料電池の電圧が前記起動完了電圧まで上昇した場合に、前記制御手段
が、前記接断手段を接続する制御を行うものであることを特徴としている。
上記燃料電池システム(2)によれば、上記燃料電池システムの制御装置(2)と略同
様の効果を得ることができ、起動時間を一層短縮することのできるシステムを提供するこ
とができる。
前記燃料電池と前記電圧変換手段の接続部との間に介装された、前記燃料電池と前記負荷
とを接続又は遮断する接断手段を備え、前記電圧変換手段の電圧が前記昇圧指示電圧まで
上昇し、かつ前記燃料電池の電圧が前記起動完了電圧まで上昇した場合に、前記制御手段
が、前記接断手段を接続する制御を行うものであることを特徴としている。
上記燃料電池システム(2)によれば、上記燃料電池システムの制御装置(2)と略同
様の効果を得ることができ、起動時間を一層短縮することのできるシステムを提供するこ
とができる。
以下、本発明に係る燃料電池システムの制御装置、及び燃料電池システムの実施の形態
を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る燃料電池システムの概略構
成を示した電力系の接続図である。但し、ここでは図6に示した従来の燃料電池システム
と同一機能を有する構成部分については、同一符号を付して、その説明を省略する。
を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る燃料電池システムの概略構
成を示した電力系の接続図である。但し、ここでは図6に示した従来の燃料電池システム
と同一機能を有する構成部分については、同一符号を付して、その説明を省略する。
図中1は、水素を多量に含む燃料ガスと酸素を含む空気とを用いて電力を発生する燃料
電池スタックを示しており、燃料電池スタック1は、電力供給ラインL1+、L1−を介
してインバータ2に接続され、インバータ2は車両駆動モータ3に接続されている。なお
、燃料電池スタック1の種類は、本発明では特に限定されないが、例えば、固体高分子形
燃料電池などを適用することができる。
電池スタックを示しており、燃料電池スタック1は、電力供給ラインL1+、L1−を介
してインバータ2に接続され、インバータ2は車両駆動モータ3に接続されている。なお
、燃料電池スタック1の種類は、本発明では特に限定されないが、例えば、固体高分子形
燃料電池などを適用することができる。
2次電池4は、高圧用のDC/DCコンバータ5に接続され、DC/DCコンバータ5
5は、電力供給ラインL2+、L2−を介して電力供給ラインL1+、L1−に接続点A
+、A−で接続されており、また、燃料電池スタック1で発電を行うために必要な補機類
6が、電力供給ラインL3+、L3−を介して電力供給ラインL1+、L1−に接続点B
+、B−で接続されている。
5は、電力供給ラインL2+、L2−を介して電力供給ラインL1+、L1−に接続点A
+、A−で接続されており、また、燃料電池スタック1で発電を行うために必要な補機類
6が、電力供給ラインL3+、L3−を介して電力供給ラインL1+、L1−に接続点B
+、B−で接続されている。
燃料電池スタック1とDC/DCコンバータ5の接続点A+、A−との間の電力供給ラ
インL1+、L1−には、燃料電池スタック1と負荷(インバータ2及び車両駆動モータ
3)とを接続又は遮断するリレー手段7が介装されており、電力供給ラインL1+上のリ
レー手段7と燃料電池スタック1との間には、燃料電池スタック1への電流の流入を防止
するためのダイオード8が介装されている。
インL1+、L1−には、燃料電池スタック1と負荷(インバータ2及び車両駆動モータ
3)とを接続又は遮断するリレー手段7が介装されており、電力供給ラインL1+上のリ
レー手段7と燃料電池スタック1との間には、燃料電池スタック1への電流の流入を防止
するためのダイオード8が介装されている。
また、インバータ2の駆動制御、DC/DCコンバータ5の昇圧動作や降圧動作の切替
制御、補機類6の駆動制御、リレー手段7の接断制御など、様々な運転状況下での燃料電
池スタック1の起動制御や出力制御、2次電池4の充放電制御等が制御装置10で実行さ
れるようになっており、制御装置10は、制御プログラムが記憶されたROM、制御時の
データ等を一時的に記憶するRAM、及び、制御プログラムをROMから読み出して実行
するCPUと(いずれも図示せず)を含んで構成されている。
制御、補機類6の駆動制御、リレー手段7の接断制御など、様々な運転状況下での燃料電
池スタック1の起動制御や出力制御、2次電池4の充放電制御等が制御装置10で実行さ
れるようになっており、制御装置10は、制御プログラムが記憶されたROM、制御時の
データ等を一時的に記憶するRAM、及び、制御プログラムをROMから読み出して実行
するCPUと(いずれも図示せず)を含んで構成されている。
次に実施の形態(1)に係る従来の燃料電池システムの起動時における動作を図2に示
したタイミングチャートに基づいて説明する。
まず、スタータ(図示せず)がONされた後、DC/DCコンバータ5の昇圧指示電圧
V1を、燃料電池スタック1の起動完了電圧V2(例えば380V)よりも高い値(例え
ば400V)にして、DC/DCコンバータ5による2次電池4の出力電圧の昇圧動作を
開始し(時刻t1)、DC/DCコンバータ5の電圧VDCを昇圧指示電圧V1(400V
)まで上昇させる。
したタイミングチャートに基づいて説明する。
まず、スタータ(図示せず)がONされた後、DC/DCコンバータ5の昇圧指示電圧
V1を、燃料電池スタック1の起動完了電圧V2(例えば380V)よりも高い値(例え
ば400V)にして、DC/DCコンバータ5による2次電池4の出力電圧の昇圧動作を
開始し(時刻t1)、DC/DCコンバータ5の電圧VDCを昇圧指示電圧V1(400V
)まで上昇させる。
DC/DCコンバータ5の電圧VDCが、昇圧指示電圧V1よりも低い補機類6の駆動可
能な所定電圧V3(例えば、200V)まで上昇すると(時刻t2)、次に補機類6(エ
アコンプレッサや燃料ガス循環ポンプ等)の駆動を開始し、すなわち、燃料電池スタック
1の発電を開始して、燃料電池スタック1の電圧VFCを上昇させる。
能な所定電圧V3(例えば、200V)まで上昇すると(時刻t2)、次に補機類6(エ
アコンプレッサや燃料ガス循環ポンプ等)の駆動を開始し、すなわち、燃料電池スタック
1の発電を開始して、燃料電池スタック1の電圧VFCを上昇させる。
その後、DC/DCコンバータ5の電圧VDCが昇圧指示電圧V1まで上昇すると(時刻
t3)、DC/DCコンバータ5の電圧VDCを昇圧指示電圧V1(400V)に維持する
制御に切り替え、その後、燃料電池スタック1の電圧VFCが起動完了電圧V2(380V
)まで上昇したタイミング(時刻t4)で、リレー手段7を接続し、DC/DCコンバー
タ5の電圧VDCを起動完了電圧V2まで下げて(時刻t5)、車両駆動モータ3による車
両走行が可能な状態にして、起動を完了するようになっている。
t3)、DC/DCコンバータ5の電圧VDCを昇圧指示電圧V1(400V)に維持する
制御に切り替え、その後、燃料電池スタック1の電圧VFCが起動完了電圧V2(380V
)まで上昇したタイミング(時刻t4)で、リレー手段7を接続し、DC/DCコンバー
タ5の電圧VDCを起動完了電圧V2まで下げて(時刻t5)、車両駆動モータ3による車
両走行が可能な状態にして、起動を完了するようになっている。
次に実施の形態(1)に係る燃料電池システムにおける制御装置10の行う起動処理動
作を図3に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。
まず、ステップS1では、システムの起動時か否か(例えば、スタータがONされたか
否か)を判断し、システムの起動時ではないと判断すれば、通常処理(ステップS9)へ
進む一方、システムの起動時であると判断すればステップS2に進む。
作を図3に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。
まず、ステップS1では、システムの起動時か否か(例えば、スタータがONされたか
否か)を判断し、システムの起動時ではないと判断すれば、通常処理(ステップS9)へ
進む一方、システムの起動時であると判断すればステップS2に進む。
ステップS2では、DC/DCコンバータ5への昇圧指示電圧V1を、燃料電池スタッ
ク1の起動完了電圧V2(380V)よりも高い値(例えば、400V)にして、DC/
DCコンバータ5によって2次電池4の出力電圧を昇圧する処理を開始し、その後ステッ
プS3では、DC/DCコンバータ5の電圧VDCが、昇圧指示電圧V1よりも低い補機類
6の駆動可能な所定電圧V3(例えば、補機類6の最低駆動電圧+α程度に設定された値
)を越えたか否かを判断し、補機類6の駆動可能な所定電圧V3を越えていないと判断す
ればステップS3に戻る一方、補機類6の駆動可能な所定電圧V3を越えたと判断すれば
ステップS4に進む。
ク1の起動完了電圧V2(380V)よりも高い値(例えば、400V)にして、DC/
DCコンバータ5によって2次電池4の出力電圧を昇圧する処理を開始し、その後ステッ
プS3では、DC/DCコンバータ5の電圧VDCが、昇圧指示電圧V1よりも低い補機類
6の駆動可能な所定電圧V3(例えば、補機類6の最低駆動電圧+α程度に設定された値
)を越えたか否かを判断し、補機類6の駆動可能な所定電圧V3を越えていないと判断す
ればステップS3に戻る一方、補機類6の駆動可能な所定電圧V3を越えたと判断すれば
ステップS4に進む。
ステップS4では、補機類6の駆動開始処理、すなわち、燃料電池スタック1で発電を
行うために必要なエアコンプレッサや水素循環ポンプ等の補機類6を駆動させる処理を行
い、その後ステップS5に進む。ステップS5では、燃料電池スタック1の電圧VFCを上
昇させる処理を行い、その後ステップS6に進み、ステップS6では、DC/DCコンバ
ータ5の電圧VDCが昇圧指示電圧V1まで上昇し、かつ燃料電池スタック1の電圧VFCが
起動完了電圧V2まで上昇したか否かを判断し、燃料電池スタック1の電圧VFCが起動完
了電圧V2まで上昇していないと判断すればステップS6に戻る。
行うために必要なエアコンプレッサや水素循環ポンプ等の補機類6を駆動させる処理を行
い、その後ステップS5に進む。ステップS5では、燃料電池スタック1の電圧VFCを上
昇させる処理を行い、その後ステップS6に進み、ステップS6では、DC/DCコンバ
ータ5の電圧VDCが昇圧指示電圧V1まで上昇し、かつ燃料電池スタック1の電圧VFCが
起動完了電圧V2まで上昇したか否かを判断し、燃料電池スタック1の電圧VFCが起動完
了電圧V2まで上昇していないと判断すればステップS6に戻る。
一方ステップS6において、DC/DCコンバータ5の電圧VDCが昇圧指示電圧V1ま
で上昇し、かつ燃料電池スタック1の電圧VFCが起動完了電圧V2まで上昇したと判断す
ればステップS7に進み、ステップS7では、リレー手段7を接続する処理を行い、その
後、ステップS8では、DC/DCコンバータ5の電圧VDCを起動完了電圧V2まで下げ
る処理を行い、その後、車両駆動モータ3による車両走行が可能な状態にして処理を終え
る。
で上昇し、かつ燃料電池スタック1の電圧VFCが起動完了電圧V2まで上昇したと判断す
ればステップS7に進み、ステップS7では、リレー手段7を接続する処理を行い、その
後、ステップS8では、DC/DCコンバータ5の電圧VDCを起動完了電圧V2まで下げ
る処理を行い、その後、車両駆動モータ3による車両走行が可能な状態にして処理を終え
る。
上記実施の形態(1)に係る燃料電池システムによれば、制御装置10により、システ
ムの起動時に、DC/DCコンバータ5への昇圧指示電圧V1を、燃料電池スタック1の
起動完了電圧V2よりも高い値とし、DC/DCコンバータ5による昇圧中の電圧が、昇
圧指示電圧V1よりも低い補機類6の駆動可能な所定電圧V3まで上昇した場合に、補機
類6の駆動を開始させる制御が行われるので、従来の起動制御、すなわちDC/DCコン
バータ5の電圧VDCが、燃料電池スタック1の起動完了電圧V2よりも高い昇圧指示電圧
V1に到達してから、補機類6を駆動させる制御と比べて、補機類6を駆動させるタイミ
ング(時刻t2)を早めることができる。したがって、燃料電池の発電を開始するタイミ
ングを早めることができ、その結果、燃料電池スタック1の電圧VFCを起動完了電圧V2
まで上昇させるタイミングを早めることができる。
ムの起動時に、DC/DCコンバータ5への昇圧指示電圧V1を、燃料電池スタック1の
起動完了電圧V2よりも高い値とし、DC/DCコンバータ5による昇圧中の電圧が、昇
圧指示電圧V1よりも低い補機類6の駆動可能な所定電圧V3まで上昇した場合に、補機
類6の駆動を開始させる制御が行われるので、従来の起動制御、すなわちDC/DCコン
バータ5の電圧VDCが、燃料電池スタック1の起動完了電圧V2よりも高い昇圧指示電圧
V1に到達してから、補機類6を駆動させる制御と比べて、補機類6を駆動させるタイミ
ング(時刻t2)を早めることができる。したがって、燃料電池の発電を開始するタイミ
ングを早めることができ、その結果、燃料電池スタック1の電圧VFCを起動完了電圧V2
まで上昇させるタイミングを早めることができる。
また、DC/DCコンバータ5の電圧VDCが昇圧指示電圧V1まで上昇し、かつ燃料電
池スタック1の電圧VFCが起動完了電圧V2まで上昇した場合に、リレー手段7を接続す
る制御が行われるので、燃料電池スタック1の電圧VFCが起動完了電圧V2まで上昇する
タイミングを早めることができる結果、リレー手段7を接続するタイミング(時刻t4)
も早めることができ、起動時間を短縮することができるシステムを提供することができる
。なお、所定電圧V3を補機類6の最低駆動電圧に近付けるほど、起動時間の短縮効果を
より高めることができる。
池スタック1の電圧VFCが起動完了電圧V2まで上昇した場合に、リレー手段7を接続す
る制御が行われるので、燃料電池スタック1の電圧VFCが起動完了電圧V2まで上昇する
タイミングを早めることができる結果、リレー手段7を接続するタイミング(時刻t4)
も早めることができ、起動時間を短縮することができるシステムを提供することができる
。なお、所定電圧V3を補機類6の最低駆動電圧に近付けるほど、起動時間の短縮効果を
より高めることができる。
次に実施の形態(2)に係る燃料電池システムについて説明する。但し実施の形態(2
)に係る燃料電池システムの構成については、制御装置10Aを除いて図1に示した燃料
電池システムと略同様であるため、異なる機能を有する制御装置10Aには異なる符号を
付し、その他の同一機能を有する構成部品の説明をここでは省略する。
)に係る燃料電池システムの構成については、制御装置10Aを除いて図1に示した燃料
電池システムと略同様であるため、異なる機能を有する制御装置10Aには異なる符号を
付し、その他の同一機能を有する構成部品の説明をここでは省略する。
実施の形態(1)に係る燃料電池システムでは、制御装置10により、システムの起動
時に、DC/DCコンバータ5への昇圧指示電圧V1を、燃料電池スタック1の起動完了
電圧V2よりも高い値とし、DC/DCコンバータ5による昇圧中の電圧が、昇圧指示電
圧V1よりも低い補機類6の駆動可能な所定電圧V3まで上昇した場合に、補機類6の駆
動を開始させる制御が行われるようになっているが、実施の形態(2)に係る燃料電池シ
ステムでは、制御装置10Aにより、システムの起動時に、DC/DCコンバータ5への
昇圧指示電圧V11を、補機類6の最低駆動電圧よりも高く燃料電池スタック1の起動完了
電圧V2よりも低い値とし、DC/DCコンバータ5の電圧VDCが、昇圧指示電圧V11ま
で上昇した場合に、DC/DCコンバータ5の昇圧動作を一旦停止させるとともに、補機
類6の駆動を開始させ、その後、燃料電池スタックの電圧VFCが昇圧指示電圧V11付近ま
で上昇した場合に、リレー手段7を接続し、DC/DCコンバータ5の電圧VDCと燃料電
池スタックの電圧VFCとを起動完了電圧V2まで上昇させる制御が行われる点が相違して
いる。
時に、DC/DCコンバータ5への昇圧指示電圧V1を、燃料電池スタック1の起動完了
電圧V2よりも高い値とし、DC/DCコンバータ5による昇圧中の電圧が、昇圧指示電
圧V1よりも低い補機類6の駆動可能な所定電圧V3まで上昇した場合に、補機類6の駆
動を開始させる制御が行われるようになっているが、実施の形態(2)に係る燃料電池シ
ステムでは、制御装置10Aにより、システムの起動時に、DC/DCコンバータ5への
昇圧指示電圧V11を、補機類6の最低駆動電圧よりも高く燃料電池スタック1の起動完了
電圧V2よりも低い値とし、DC/DCコンバータ5の電圧VDCが、昇圧指示電圧V11ま
で上昇した場合に、DC/DCコンバータ5の昇圧動作を一旦停止させるとともに、補機
類6の駆動を開始させ、その後、燃料電池スタックの電圧VFCが昇圧指示電圧V11付近ま
で上昇した場合に、リレー手段7を接続し、DC/DCコンバータ5の電圧VDCと燃料電
池スタックの電圧VFCとを起動完了電圧V2まで上昇させる制御が行われる点が相違して
いる。
次に実施の形態(2)に係る従来の燃料電池システムの起動時における動作を図4に示
したタイミングチャートに基づいて説明する。
まず、スタータがONされた後、DC/DCコンバータ5への昇圧指示電圧V11を、補
機類6の最低駆動電圧VLよりも高く燃料電池スタック1の起動完了電圧V2(例えば3
80V)よりも低い値(例えば、200V)にして、DC/DCコンバータ5による2次
電池4の出力電圧の昇圧動作を開始し(時刻t11)、DC/DCコンバータ5の電圧VDC
を、昇圧指示電圧V11(200V)まで上昇させる。
したタイミングチャートに基づいて説明する。
まず、スタータがONされた後、DC/DCコンバータ5への昇圧指示電圧V11を、補
機類6の最低駆動電圧VLよりも高く燃料電池スタック1の起動完了電圧V2(例えば3
80V)よりも低い値(例えば、200V)にして、DC/DCコンバータ5による2次
電池4の出力電圧の昇圧動作を開始し(時刻t11)、DC/DCコンバータ5の電圧VDC
を、昇圧指示電圧V11(200V)まで上昇させる。
DC/DCコンバータ5の電圧VDCが、昇圧指示電圧V11(200V)まで上昇すると
(時刻t12)、DC/DCコンバータ5の昇圧動作を一旦停止させる(すなわち、電圧V
DCを200Vに維持する)とともに、補機類6(エアコンプレッサや燃料ガス循環ポンプ
等)の駆動を開始し、すなわち、燃料電池スタック1の発電を開始して、燃料電池スタッ
ク1の電圧VFCを上昇させる。
(時刻t12)、DC/DCコンバータ5の昇圧動作を一旦停止させる(すなわち、電圧V
DCを200Vに維持する)とともに、補機類6(エアコンプレッサや燃料ガス循環ポンプ
等)の駆動を開始し、すなわち、燃料電池スタック1の発電を開始して、燃料電池スタッ
ク1の電圧VFCを上昇させる。
その後、燃料電池スタック1の電圧VFCが、DC/DCコンバータ5の昇圧指示電圧V
11付近の電圧V12(180V)まで上昇したタイミング(時刻t13)で、リレー手段7を
接続し、その後、DC/DCコンバータ5の電圧VDCと燃料電池スタック1の電圧VFCと
を起動完了電圧V2(380V)まで上昇させて(時刻t14)、車両駆動モータ3による
車両走行が可能な状態にして、起動を完了するようになっている。
11付近の電圧V12(180V)まで上昇したタイミング(時刻t13)で、リレー手段7を
接続し、その後、DC/DCコンバータ5の電圧VDCと燃料電池スタック1の電圧VFCと
を起動完了電圧V2(380V)まで上昇させて(時刻t14)、車両駆動モータ3による
車両走行が可能な状態にして、起動を完了するようになっている。
次に実施の形態(2)に係る燃料電池システムにおける制御装置10Aの行う起動処理
動作を図5に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。
まず、ステップS11では、システムの起動時か否か(例えば、スタータがONされた
か否か)を判断し、システムの起動時ではないと判断すれば、通常処理(ステップS20
)へ進む一方、システムの起動時であると判断すればステップS12に進む。
動作を図5に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。
まず、ステップS11では、システムの起動時か否か(例えば、スタータがONされた
か否か)を判断し、システムの起動時ではないと判断すれば、通常処理(ステップS20
)へ進む一方、システムの起動時であると判断すればステップS12に進む。
ステップS12では、DC/DCコンバータ5への昇圧指示電圧V11を、補機類6の最
低駆動電圧VLよりも高く燃料電池スタック1の起動完了電圧V2(380V)よりも低
い値(例えば、200V)にして、DC/DCコンバータ5によって2次電池4の出力電
圧を昇圧する処理を開始し、その後ステップS13では、DC/DCコンバータ5の電圧
VDCが、昇圧指示電圧V11(200V)に達したか否かを判断し、昇圧指示電圧V11に達
していないと判断すればステップS13に戻る一方、昇圧指示電圧V11に達したと判断す
ればステップS14に進む。
低駆動電圧VLよりも高く燃料電池スタック1の起動完了電圧V2(380V)よりも低
い値(例えば、200V)にして、DC/DCコンバータ5によって2次電池4の出力電
圧を昇圧する処理を開始し、その後ステップS13では、DC/DCコンバータ5の電圧
VDCが、昇圧指示電圧V11(200V)に達したか否かを判断し、昇圧指示電圧V11に達
していないと判断すればステップS13に戻る一方、昇圧指示電圧V11に達したと判断す
ればステップS14に進む。
ステップS14では、DC/DCコンバータ5の昇圧動作を一旦停止して、DC/DC
コンバータ5の電圧VDCを昇圧指示電圧V11に維持する処理を行い、その後ステップS1
5に進む。ステップS15では、補機類6の駆動開始処理、すなわち、燃料電池スタック
1で発電を行うために必要なエアコンプレッサや燃料ガス循環ポンプ等の補機類6を駆動
させる処理を行い、その後ステップS16に進む。
コンバータ5の電圧VDCを昇圧指示電圧V11に維持する処理を行い、その後ステップS1
5に進む。ステップS15では、補機類6の駆動開始処理、すなわち、燃料電池スタック
1で発電を行うために必要なエアコンプレッサや燃料ガス循環ポンプ等の補機類6を駆動
させる処理を行い、その後ステップS16に進む。
ステップS16では、燃料電池スタック1の電圧VFCを上昇させる処理を行い、その後
ステップS17に進み、ステップS17では、燃料電池スタック1の電圧VFCが昇圧指示
電圧V11付近の所定電圧V12まで上昇したか否かを判断し、燃料電池スタック1の電圧V
FCが昇圧指示電圧V11付近の所定電圧V12まで上昇していないと判断すればステップS1
6に戻る。
ステップS17に進み、ステップS17では、燃料電池スタック1の電圧VFCが昇圧指示
電圧V11付近の所定電圧V12まで上昇したか否かを判断し、燃料電池スタック1の電圧V
FCが昇圧指示電圧V11付近の所定電圧V12まで上昇していないと判断すればステップS1
6に戻る。
一方、ステップS17において、燃料電池スタック1の電圧VFCが昇圧指示電圧V11付
近の所定電圧V12まで上昇したと判断すればステップS18に進み、ステップS18では
、リレー手段7を接続する処理を行い、その後ステップS19では、DC/DCコンバー
タ5を再度昇圧動作に切り替えて、DC/DCコンバータ5の電圧VDCと燃料電池スタッ
ク1の電圧VFCとを起動完了電圧V2まで上昇させる処理を行い、その後、車両駆動モー
タ3による車両走行が可能な状態にして処理を終える。
近の所定電圧V12まで上昇したと判断すればステップS18に進み、ステップS18では
、リレー手段7を接続する処理を行い、その後ステップS19では、DC/DCコンバー
タ5を再度昇圧動作に切り替えて、DC/DCコンバータ5の電圧VDCと燃料電池スタッ
ク1の電圧VFCとを起動完了電圧V2まで上昇させる処理を行い、その後、車両駆動モー
タ3による車両走行が可能な状態にして処理を終える。
上記実施の形態(2)に係る燃料電池システムによれば、制御装置10Aにより、シス
テムの起動時に、DC/DCコンバータ5への昇圧指示電圧V11を、補機類6の最低駆動
電圧VLよりも高く燃料電池スタック1の起動完了電圧V2よりも低い値とし、DC/D
Cコンバータ5の電圧VDCが、昇圧指示電圧V11まで上昇した場合に、DC/DCコンバ
ータ5の昇圧動作を一旦停止させるとともに、補機類6の駆動を開始させる制御が行われ
るので、従来の起動制御、すなわちDC/DCコンバータ5の電圧VDCが、燃料電池スタ
ック1の起動完了電圧V2よりも高い昇圧指示電圧に到達してから、補機類6を駆動させ
る制御と比べて、補機類6を駆動させるタイミング(時刻t12)を早めることができ、燃
料電池スタック1の発電を開始するタイミングを早めることができる。
テムの起動時に、DC/DCコンバータ5への昇圧指示電圧V11を、補機類6の最低駆動
電圧VLよりも高く燃料電池スタック1の起動完了電圧V2よりも低い値とし、DC/D
Cコンバータ5の電圧VDCが、昇圧指示電圧V11まで上昇した場合に、DC/DCコンバ
ータ5の昇圧動作を一旦停止させるとともに、補機類6の駆動を開始させる制御が行われ
るので、従来の起動制御、すなわちDC/DCコンバータ5の電圧VDCが、燃料電池スタ
ック1の起動完了電圧V2よりも高い昇圧指示電圧に到達してから、補機類6を駆動させ
る制御と比べて、補機類6を駆動させるタイミング(時刻t12)を早めることができ、燃
料電池スタック1の発電を開始するタイミングを早めることができる。
また、燃料電池スタック1の電圧VFCが昇圧指示電圧V11付近まで上昇した場合に、リ
レー手段7を接続し、その後DC/DCコンバータ5の電圧VDCと燃料電池スタック1の
電圧VFCとを起動完了電圧V2まで上昇させる制御が行われるので、燃料電池スタック1
の電圧VFCを起動完了電圧V2まで上昇させるタイミング(時刻t14)も早めることがで
き、その結果、起動時間を一層短縮することができるシステム(実施の形態(1)と比較
して、さらに時刻t5−t4の時間ほど更に起動時間を短縮することができるシステム)
を提供することができる。
レー手段7を接続し、その後DC/DCコンバータ5の電圧VDCと燃料電池スタック1の
電圧VFCとを起動完了電圧V2まで上昇させる制御が行われるので、燃料電池スタック1
の電圧VFCを起動完了電圧V2まで上昇させるタイミング(時刻t14)も早めることがで
き、その結果、起動時間を一層短縮することができるシステム(実施の形態(1)と比較
して、さらに時刻t5−t4の時間ほど更に起動時間を短縮することができるシステム)
を提供することができる。
1 燃料電池スタック
2 インバータ
3 車両駆動モータ
4 2次電池
5 DC/DCコンバータ
6 補機類
7 リレー手段
8 ダイオード
10、10A 制御装置
2 インバータ
3 車両駆動モータ
4 2次電池
5 DC/DCコンバータ
6 補機類
7 リレー手段
8 ダイオード
10、10A 制御装置
Claims (5)
- 燃料電池と、
補助電源の出力電圧を昇圧する機能と前記燃料電池の出力電圧を降圧する機能とを有す
る電圧変換手段と、
前記燃料電池で発電を行うために必要な補機類と、
前記燃料電池で発電した電力が供給される負荷とを備え、
システムの起動時に、前記電圧変換手段によって昇圧して得られた電圧の電力を前記補
機類に供給し、該補機類を駆動させて前記燃料電池の発電を開始する燃料電池システムを
制御する制御装置であって、
前記システムの起動時に、前記電圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記燃料電池の起動
完了電圧よりも高い値とし、前記電圧変換手段による昇圧中の電圧が、前記昇圧指示電圧
よりも低い前記補機類の駆動可能な所定電圧まで上昇した場合に、前記補機類の駆動を開
始させる制御を行う起動制御手段を備えていることを特徴とする燃料電池システムの制御
装置。 - 前記燃料電池システムには、前記燃料電池と前記電圧変換手段の接続部との間に、前記
燃料電池と前記負荷とを接続又は遮断する接断手段が介装されており、
前記電圧変換手段の電圧が前記昇圧指示電圧まで上昇し、かつ前記燃料電池の電圧が前
記起動完了電圧まで上昇した場合に、前記起動制御手段が、前記接断手段を接続する制御
を行うものであることを特徴とする請求項1記載の燃料電池システムの制御装置。 - 燃料電池と、
補助電源の出力電圧を昇圧する機能と前記燃料電池の出力電圧を降圧する機能とを有す
る電圧変換手段と、
前記燃料電池で発電を行うために必要な補機類と、
前記燃料電池で発電した電力が供給される負荷と、
前記燃料電池と前記電圧変換手段の接続部との間に介装され、前記燃料電池と前記負荷
とを接続又は遮断する接断手段とを備え、
システムの起動時に、前記電圧変換手段によって昇圧して得られた電圧の電力を前記補
機類に供給し、該補機類を駆動させて前記燃料電池の発電を開始する燃料電池システムを
制御する制御装置であって、
前記システムの起動時に、前記電圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記補機類の最低駆
動電圧よりも高く前記燃料電池の起動完了電圧よりも低い値とし、前記電圧変換手段の電
圧が、前記昇圧指示電圧まで上昇した場合に、前記電圧変換手段の昇圧動作を一旦停止さ
せるとともに、前記補機類の駆動を開始させ、その後、前記燃料電池の電圧が前記昇圧指
示電圧付近まで上昇した場合に、前記接断手段を接続し、前記電圧変換手段の電圧と前記
燃料電池の電圧とを前記起動完了電圧まで上昇させる制御を行う起動制御手段を備えてい
ることを特徴とする燃料電池システムの制御装置。 - 燃料電池と、
補助電源の出力電圧を昇圧する機能と前記燃料電池の出力電圧を降圧する機能とを有す
る電圧変換手段と、
前記燃料電池で発電を行うために必要な補機類と、
前記燃料電池で発電した電力が供給される負荷と、
システムの起動時に、前記電圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記燃料電池の起動完了
電圧よりも高い値とし、前記電圧変換手段による昇圧中の電圧が、前記昇圧指示電圧より
も低い前記補機類の駆動可能な所定電圧まで上昇した場合に、前記補機類の駆動を開始さ
せる制御を行う制御手段を備えていることを特徴とする燃料電池システム。 - 前記燃料電池と前記電圧変換手段の接続部との間に介装された、前記燃料電池と前記負
荷とを接続又は遮断する接断手段を備え、
前記電圧変換手段の電圧が前記昇圧指示電圧まで上昇し、かつ前記燃料電池の電圧が前
記起動完了電圧まで上昇した場合に、前記制御手段が、前記接断手段を接続する制御を行
うものであることを特徴とする請求項4記載の燃料電池システム。
システムの起動時に、前記電圧変換手段への昇圧指示電圧を、前記補機類の最低駆動電
圧よりも高く前記燃料電池の起動完了電圧よりも低い値とし、前記電圧変換手段の電圧が
、前記昇圧指示電圧まで上昇した場合に、前記電圧変換手段の昇圧動作を一旦停止させる
とともに、前記補機類の駆動を開始させ、その後、前記燃料電池の電圧が前記昇圧指示電
圧付近まで上昇した場合に、前記接断手段を接続し、前記電圧変換手段の電圧と前記燃料
電池の電圧とを前記起動完了電圧まで上昇させる制御を行う制御手段とを備えていること
を特徴とする燃料電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007141803A JP2008301558A (ja) | 2007-05-29 | 2007-05-29 | 燃料電池システムの制御装置、及び燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007141803A JP2008301558A (ja) | 2007-05-29 | 2007-05-29 | 燃料電池システムの制御装置、及び燃料電池システム |
Publications (1)
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JP2008301558A true JP2008301558A (ja) | 2008-12-11 |
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ID=40174540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007141803A Pending JP2008301558A (ja) | 2007-05-29 | 2007-05-29 | 燃料電池システムの制御装置、及び燃料電池システム |
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JP (1) | JP2008301558A (ja) |
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- 2007-05-29 JP JP2007141803A patent/JP2008301558A/ja active Pending
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