JP2008301134A - 無線基地局及び送信タイミング調整方法 - Google Patents

無線基地局及び送信タイミング調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】時分割復信方式が用いられる場合において、導入コストの抑制及び移動端末と無線基地局との通信を中断の回避を実現しつつ、下り方向フレームの送信タイミングを他の無線基地局と同期させることができる無線基地局及び送信タイミング調整方法を提供する。
【解決手段】無線基地局101は、下り方向フレームの所定位置に配置され、下り方向フレームを構成する他の信号との識別が可能な与干渉信号に基づいて、無線基地局101が送信する下り方向フレームの送信タイミングである自局送信タイミングと、他の無線基地局が送信する下り方向フレームの送信タイミングである他局送信タイミングとのずれを検出する与干渉信号検出部145と、検出されたずれに基づいて、自局送信タイミングを調整し、または他局送信タイミングを他の無線基地局に調整させるフレームタイミング制御部147とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、時分割復信方式に従って、下り方向フレームの送信と上り方向フレームの受信とを交互に繰り返す、無線基地局、及び当該下り方向フレームの送信タイミング調整方法に関する。
無線基地局から移動端末に向けた下り方向フレームと、移動端末から無線基地局に向けた上り方向フレームとを所定の間隔ごとに交互に送信する時分割復信方式(TDD)では、各無線基地局が送信する下り方向フレームの送信タイミングを同期させることが重要である。一般的に、各無線基地局が送信する下り方向フレームの送信タイミングを同期させるためには、GPSからの受信信号などに基づいて生成された高精度なクロックソースが用いられる。
また、高精度なクロックソースを各無線基地局に配備すると、無線基地局の導入コストが上昇するため、特定の無線基地局(マスター無線基地局)にのみ高精度なクロックソースを配備し、他の無線基地局(スレーブ無線基地局)は、当該特定の無線基地局から送信される下り方向フレームのタイミング(周波数)に自局での信号処理に用いられる基準周波数を従属させることによって、各無線基地局が送信する下り方向フレームの送信タイミングを同期させる同期方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2002−164837号公報(第5−6頁、第7図)
しかしながら、上述した従来の同期方法には、次のような問題があった。すなわち、スレーブ無線基地局が、マスター無線基地局から送信される下り方向フレームのタイミングに自局の基準周波数を従属させる処理を実行する間、スレーブ無線基地局とマスター無線基地局との間において同期用信号が送受信されるため、移動端末と無線基地局との通信が中断するといった問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、時分割復信方式が用いられる場合において、導入コストの抑制及び移動端末と無線基地局との通信を中断の回避を実現しつつ、下り方向フレームの送信タイミングを他の無線基地局と同期させることができる無線基地局及び送信タイミング調整方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、時分割復信方式に従って、下り方向フレーム(下り方向サブフレームSFDL)の送信と上り方向フレーム(上り方向サブフレームSFUL)の受信とを交互に繰り返す無線基地局(例えば、無線基地局101)であって、前記下り方向フレームの所定位置に配置され、前記下り方向フレームを構成する他の信号との識別が可能な与干渉信号(与干渉信号S1)に基づいて、前記無線基地局が送信する前記下り方向フレームの送信タイミングである自局送信タイミングと、他の無線基地局(例えば、無線基地局102)が送信する下り方向フレームの送信タイミングである他局送信タイミングとのずれ(ずれD)を検出する検出部(与干渉信号検出部145)と、前記検出部によって検出された前記ずれに基づいて、前記自局送信タイミングを調整し、または前記他局送信タイミングを前記他の無線基地局に調整させる調整部(フレームタイミング制御部147)とを備えることを要旨とする。
このような無線基地局によれば、与干渉信号に基づいて、下り方向フレームの自局送信タイミングと、下り方向フレームの他局送信タイミングとのずれが検出される。つまり、時分割復信方式では、下り方向フレームの自局送信タイミングと、下り方向フレームの他局送信タイミングとが同期している場合、無線基地局が下り方向フレームに含まれる与干渉信号を受信することは生じ得ない。
一方、下り方向フレームの自局送信タイミングと、下り方向フレームの他局送信タイミングとが同期しない状態になると、無線基地局は、他の無線基地局が送信する下り方向フレームに含まれる与干渉信号を受信することとなる。本発明では、このような時分割復信方式における特性を利用して、下り方向フレームの自局送信タイミングと、下り方向フレームの他局送信タイミングとのずれが検出される。また、無線基地局は、検出したずれに基づいて、自局送信タイミングを調整し、または他局送信タイミングを他の無線基地局に調整させる。
すなわち、このような無線基地局によれば、高精度なクロックソースを用いることなく、複数の無線基地局において下り方向フレームの送信タイミングを同期させることができる。さらに、下り方向フレームの送信タイミングを調整する際に移動端末と無線基地局との通信を中断する必要もない。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記検出部は、前記自局送信タイミングと他局送信タイミングとの時間差を検出し、前記調整部は、前記検出部によって検出された前記時間差が小さくなるように前記自局送信タイミングを調整することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記下り方向フレームと前記上り方向フレームとを含むフレーム(フレームF1)は、時間軸に沿った位置に応じたカウント値(例えば、0〜50,000)が対応付けられており、前記検出部は、前記他の無線基地局から送信された前記下り方向フレームに含まれる前記与干渉信号を受信した際における前記無線基地局での前記カウント値を検出し、前記調整部は、前記検出部によって検出された前記カウント値に基づいて前記自局送信タイミングを調整することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記検出部は、前記他の無線基地局から送信された前記下り方向フレームに含まれる前記与干渉信号の先端(先端H1)を受信したときにおける前記無線基地局での前記カウント値である先端カウント値(45,000)と、前記他の無線基地局から送信された前記下り方向フレームに含まれる前記与干渉信号の後端(後端T1)を受信したときにおける前記無線基地局での前記カウント値である後端カウント値(例えば、49,000)とを検出し、前記調整部は、前記検出部によって検出された前記先端カウント値と前記後端カウント値との差に基づいて前記自局送信タイミングを調整することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記検出部は、前記自局送信タイミングと他局送信タイミングとの時間差を検出し、前記調整部は、前記検出部によって検出された前記時間差を前記他の無線基地局に通知することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記自局送信タイミングと他局送信タイミングとの時間差を前記他の無線基地局から受信する受信部(通信IF部131)を備え、前記調整部は、前記受信部が受信した前記時間差が小さくなるように前記自局送信タイミングを調整することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記調整部は、前記他の無線基地局から受信した前記時間差と、前記検出部によって検出された前記時間差とに基づいて、前記自局送信タイミングを調整するか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第1乃至第7の特徴に係り、前記与干渉信号は、前記下り方向フレームの先端部分(領域A1)または後端部分(領域A2)に配置されることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、時分割復信方式に従って、下り方向フレームの送信と上り方向フレームの受信とを交互に繰り返す無線基地局における前記下り方向フレームの送信タイミング調整方法であって、前記下り方向フレームの所定位置に配置され、前記下り方向フレームを構成する他の信号との識別が可能な与干渉信号に基づいて、前記無線基地局が送信する前記下り方向フレームの送信タイミングである自局送信タイミングと、他の無線基地局が送信する下り方向フレームの送信タイミングである他局送信タイミングとのずれを検出するステップと、検出された前記ずれに基づいて、前記自局送信タイミングを調整し、または前記他局送信タイミングを前記他の無線基地局に調整させるステップとを備えることを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第9の特徴に係り、前記検出するステップでは、前記自局送信タイミングと他局送信タイミングとの時間差を検出し、前記調整するステップでは、検出された前記時間差が小さくなるように前記自局送信タイミングを調整することを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、本発明の第9の特徴に係り、前記検出するステップでは、前記自局送信タイミングと他局送信タイミングとの時間差を検出し、前記調整するステップでは、検出された前記時間差を前記他の無線基地局に通知することを要旨とする。
本発明の特徴によれば、時分割復信方式が用いられる場合において、導入コストの抑制及び移動端末と無線基地局との通信を中断の回避を実現しつつ、下り方向フレームの送信タイミングを他の無線基地局と同期させることができる無線基地局及び送信タイミング調整方法を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について説明する。具体的には、本発明の第1実施形態及び第2実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態、具体的には、(1.1)無線通信システムの全体概略構成、(1.2)無線基地局の機能ブロック構成、及び(1.3)無線通信システムの動作について説明する。
(1.1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム1の全体概略構成図である。無線通信システム1は、IEEE802.16eなどにおいて規定されるモバイルWiMAXに準拠している。
図1に示すように、無線通信システム1は、IPネットワーク10、無線基地局101〜103、及び移動端末200によって構成される。なお、無線通信システム1に含まれる無線基地局及び移動端末の数は、図1に示す数に限定されない。
IPネットワーク10は、IPパケットを転送する有線通信ネットワークである。IPネットワーク10は、無線基地局101〜103に接続される。無線基地局101〜103は、IPネットワーク10を介して通信を実行することができる。
無線基地局101〜103は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)に従った無線信号を送受信する。また、無線通信システム1では、時分割復信方式(TDD)が用いられており、無線基地局101〜103は、下り方向サブフレームSFDL(図1において不図示、図4参照)の移動端末200への送信と、上り方向サブフレームSFUL(図4参照)の移動端末200からの受信とを交互に繰り返す。
無線基地局101〜103は、移動端末200との無線通信を実行することができるエリアであるセルC1〜C3をそれぞれ形成する。
(1.2)無線基地局の機能ブロック構成
図2は、無線基地局101の機能ブロック構成図である。無線基地局101は、送受信処理機能を実現するブロックと、同期処理機能を実現するブロックとによって構成される。なお、無線基地局102,103も無線基地局101と同様も機能ブロック構成を有する。
(1.2.1)送受信処理機能ブロック
図2に示すように、無線基地局101は、送受信処理機能を実現するブロックとして、アンテナ111、切替部113、変調部115、送信処理部117、受信処理部119、復調部121、周波数シンセサイザ123、時分割多重・分離部125、符号化部127、復号化部129及び通信IF部131を備える。
アンテナ111は、送信処理部117から出力された無線周波数帯の信号を移動端末200に向けて送信する。また、アンテナ111は、移動端末200または無線基地局102,103から送信された無線周波数帯の信号を受信し、受信処理部119に出力する。
切替部113は、TDDに従った下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングと、上り方向サブフレームSFULの受信タイミングとに応じて、アンテナ111と送信処理部117とを接続したり、アンテナ111と受信処理部119とを接続したりする。
変調部115は、時分割多重・分離部125から出力されたユーザデータや制御データを含むベースバンド信号を所定のディジタル変調方式(例えば、QAM)に基づいて変調する。
送信処理部117は、変調部115から出力された変調信号をOFDMAに従った無線周波数帯の信号に変換する処理を実行する。
受信処理部119は、アンテナ111を介して受信した無線周波数帯の信号を所定のディジタル変調方式に従った変調信号に変換する処理を実行する。
復調部121は、受信処理部119から出力された変調信号を復調することによってベースバンド信号に変換し、変換したベースバンド信号を時分割多重・分離部125に出力する。
周波数シンセサイザ123は、局部発振器を有し、送信処理部117及び受信処理部119において必要となる所定の周波数を有する信号を出力する。
時分割多重・分離部125は、符号化部127から出力されたデータの時分割多重を実行し、ベースバンド信号として変調部115に出力する。また、時分割多重・分離部125は、復調部121から出力されたベースバンド信号に含まれる多重データの分離を実行し、分離した符号化データを復号化部129に出力する。
符号化部127は、通信IF部131から出力されたユーザデータや制御データの符号化を実行する。
復号化部129は、時分割多重・分離部125から出力された符号化データの復号化を実行する。
通信IF部131は、IPネットワーク10と接続するための通信インタフェースを提供する。通信IF部131は、IPネットワーク10を介して、他の無線基地局(無線基地局102,103)と、各種情報を送受信する。
(1.2.2)フレーム構成
図4は、無線基地局101が送受信するフレームF1の構成図である。図4に示すように、フレームF1は、下り方向サブフレームSFDLと、上り方向サブフレームSFULとによって構成される。フレームF1内における特定の位置は、時間軸に沿ったOFDMAのシンボル番号と、周波数軸に沿ったサブチャネルの番号とによって示される。
下り方向サブフレームSFDLと上り方向サブフレームSFULとは、無線基地局101と移動端末200との間において交互に送受信される。
下り方向サブフレームSFDLは、無線基地局101から移動端末200に向けて送信される。下り方向サブフレームSFDLの先端部分には、移動端末200がフレームF1との同期を確立するために用いられプリアンブルPA、及びフレームF1の構成などが示されるマップMとが配置される。
さらに、下り方向サブフレームSFDLには、他の無線基地局が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングと、無線基地局101が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングとのずれD(図4において不図示、図5(b)参照)の検出に用いられる与干渉信号S1が配置される。
与干渉信号S1は、下り方向サブフレームSFDLの所定位置、具体的には、下り方向サブフレームSFDL内の一部のサブチャネル及びOFDMAシンボルの領域を用いて送信される。与干渉信号S1は、下り方向サブフレームSFDLを構成する他の信号、つまり、下り方向サブフレームSFDL内の他のサブチャネル及びOFDMAシンボルを用いて送信される信号との識別が可能なパターンを有する。
与干渉信号S1は、図4に示す斜線部分を用いて送信される。なお、与干渉信号S1の送信に用いられるサブチャネル(周波数)は、必ずしも上端または下端でなくてもよい。また、与干渉信号S1は、下り方向サブフレームSFDLの時間(OFDMAシンボル)内であれば、どの位置でもよいが、下り方向サブフレームSFDLの先端部分(図中の領域A1)、または下り方向サブフレームSFDLの後端部分(図中の領域A2)に配置することが好ましい。
上り方向サブフレームSFULは、移動端末200から無線基地局101に向けて送信される。
下り方向サブフレームSFDLと上り方向サブフレームSFULとの間には、ガードタイムGduが設けられる。同様に、上り方向サブフレームSFULと下り方向サブフレームSFDLとの間には、ガードタイムGudが設けられる。
フレームF1は、フレーム周期P(例えば、5ms)に従って繰り返される。本実施形態では、フレームF1は、時間軸に沿った位置に応じたカウント値が対応付けられる。具体的には、プリアンブルPAの先端には、カウント値=0が対応付けられ、ガードタイムGudの後端には、カウント値=50,000が対応付けられる。
(1.2.3)同期処理機能ブロック
図2に示すように、無線基地局101は、同期処理機能を実現するブロックとして、与干渉信号生成部141、タイミングクロック生成部143、与干渉信号検出部145及びフレームタイミング制御部147を備える。
与干渉信号生成部141は、与干渉信号S1を生成する。また、与干渉信号生成部141は、生成した与干渉信号S1を変調部115に出力する。変調部115及び送信処理部117は、与干渉信号生成部141から出力された与干渉信号S1を含む下り方向サブフレームSFDLを生成する。
タイミングクロック生成部143は、フレームタイミング制御部147に基づいて、送信処理部117から送信される下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを制御するタイミングクロックを生成する。タイミングクロック生成部143によって生成されたタイミングクロックは、送信処理部117に出力される。送信処理部117は、タイミングクロック生成部143から出力されたタイミングクロックに基づいて、下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを決定する。
与干渉信号検出部145は、復調部121によって復調されたベースバンド信号に与干渉信号S1が含まれるか否かを検出する。すなわち、与干渉信号検出部145は、与干渉信号S1に基づいて、無線基地局101が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミング(自局送信タイミング)と、他の無線基地局(例えば、無線基地局102)が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミング(他局送信タイミング)とのずれD(図5(b)参照)を検出する。
与干渉信号検出部145は、下り方向サブフレームSFDLの自局送信タイミングと、下り方向サブフレームSFDLの他局送信タイミングとの時間差を検出する。
具体的には、与干渉信号検出部145は、他の無線基地局から送信された下り方向サブフレームSFDLに含まれる与干渉信号S1を受信した際における無線基地局101でのカウント値(0〜50,000)を検出する。なお、カウント値による具体的な送信タイミングの時間差の検出方法については、後述する。
フレームタイミング制御部147は、与干渉信号検出部145によって検出されたずれDに基づいて、下り方向サブフレームSFDLの自局送信タイミングを調整する。本実施形態において、フレームタイミング制御部147は、調整部を構成する。
具体的には、フレームタイミング制御部147は、与干渉信号検出部145によって検出された送信タイミングの時間差が小さくなるように、下り方向サブフレームSFDLの自局送信タイミングを調整する。
(1.3)無線通信システムの動作
次に、無線通信システム1の動作について説明する。具体的には、無線基地局101と無線基地局102との間において、下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを同期させる動作について説明する。
本実施形態では、無線基地局102が送信した下り方向サブフレームSFDLに含まれる与干渉信号S1を無線基地局101が受信した場合、つまり、無線基地局101が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングと、無線基地局102が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミング(他局送信タイミング)がずれていることを無線基地局101が検出する。
無線基地局101は、当該送信タイミングのずれを検出した場合、無線基地局102の下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングに合うように、自局の下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを調整する。つまり、本実施形態では、無線基地局101が、無線基地局102による下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングに従属する。
図3は、無線基地局101によるの送信タイミングの調整動作フローを示す。
ステップS10において、無線基地局101は、移動端末200から上り方向サブフレームSFULを受信する。
ここで、図5(a)及び(b)は、無線基地局101及び無線基地局102が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングと、移動端末200が送信する上り方向サブフレームSFULの送信タイミングの関係を示す。
具体的には、図5(a)は、無線基地局101が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミング(自局送信タイミング)と、無線基地局102が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミング(他局送信タイミング)とが同期している状態を示す。なお、図5(a)及び(b)では、下り方向サブフレームSFDLを“DL”と表記し、上り方向サブフレームSFULを“UL”と表記する。
上述したように、無線通信システム1では、TDDが用いられいる。このため、自局送信タイミングと他局送信タイミングとが同期している場合、無線基地局101は、無線基地局102が送信する下り方向サブフレームSFDLに含まれる与干渉信号S1を受信することは生じ得ない。
一方、図5(b)は、自局送信タイミングと他局送信タイミングとが同期していない状態の一例を示す。この場合、無線基地局101は、移動端末200から上り方向サブフレームSFULを受信する期間において、無線基地局102が送信する下り方向サブフレームSFDLに含まれる与干渉信号S1を受信することとなる。
図2に示すように、ステップS20において、無線基地局101は、受信した上り方向サブフレームSFULに含まれる信号の復調処理を実行し、当該信号をベースバンド信号に変換する。
ステップS30において、無線基地局101は、復調したベースバンド信号の種類を判定する。
ステップS40において、無線基地局101は、復調したベースバンド信号の種類が与干渉信号S1か否かを判定する。つまり、無線基地局101は、上り方向サブフレームSFULの受信期間において与干渉信号S1を受信した場合、隣接する無線基地局102と下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングが同期していないと判定する。
復調したベースバンド信号の種類が与干渉信号S1である場合(ステップS40のYES)、ステップS50において、無線基地局101は、与干渉信号S1を受信した際における無線基地局101でのカウント値(0〜50,000)を検出する。
具体的には、図5(b)に示すように、無線基地局101の与干渉信号検出部145は、無線基地局102から送信された下り方向サブフレームSFDLに含まれる与干渉信号S1の先端H1を受信したときにおける無線基地局101でのカウント値である先端カウント値(例えば、45,000)と、無線基地局102から送信された下り方向サブフレームSFDLに含まれる与干渉信号S1の後端T1を受信したときにおける無線基地局101でのカウント値である後端カウント値(例えば、49,000)とを検出する。
ステップS60において、無線基地局101は、検出した先端カウント値(45,000)と後端カウント値(49,000)との差、つまり、時間差に基づいて、自局送信タイミングを調整する。
(2)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態では、無線基地局101が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングと、無線基地局102が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングがずれている場合、無線基地局101が、無線基地局102の下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングに合うように、自局の下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを調整した。
本実施形態では、無線基地局101が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングと、無線基地局102が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングがずれている場合、無線基地局101は、無線基地局102に当該送信タイミングがずれていることを通知する。
無線基地局102は、無線基地局101からの当該通知に基づいて、下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを自局において調整するか否かを判定する。
なお、以下、上述した本発明の第1実施形態と異なる部分について主に説明し、第1実施形態と同様の部分については、その説明を適宜省略する。
(2.1)無線基地局の機能ブロック構成
本実施形態に係る無線基地局101〜103の機能ブロック構成は、第1実施形態に係る無線基地局101と同様である(図2参照)。
但し、後述するカウント値を他の無線基地局と送受信するため、通信IF部131とフレームタイミング制御部147とが接続される。
本実施形態では、通信IF部131は、無線基地局101が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミング(自局送信タイミング)と、他の無線基地局(無線基地局102,103)が送信する下り方向サブフレームSFDL(他局送信タイミング)との時間差を、当該他の無線基地局から受信する。本実施形態において、通信IF部131は、受信部を構成する。
(2.2)無線基地局の動作フロー
図6は、無線基地局101及び無線基地局102による下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングの調整動作フローを示す。図6に示すステップS110の処理は、図3に示したステップS50の処理に引き続いて実行される。
また、ここでは、図7に示すように、無線基地局101及び無線基地局102の両無線基地局において、他の無線基地局からの与干渉信号S1の受信を検出する。
図6に示すように、ステップS110において、無線基地局101は、検出したカウント値を他の無線基地局(無線基地局102)に送信する。具体的には、無線基地局101のフレームタイミング制御部147は、与干渉信号検出部145によって検出されたカウント値、つまり、下り方向サブフレームSFDLの自局送信タイミングと、下り方向サブフレームSFDLの他局送信タイミングとの時間差を無線基地局102に通知する。
ここで、下り方向サブフレームSFDLの自局送信タイミングと、下り方向サブフレームSFDLの他局送信タイミングとが同期している場合、無線基地局101は、下り方向サブフレームSFDLを用いて無線基地局102に当該カウント値を通知することはできない。本実施形態では、ずれDが生じていることを利用して、無線基地局101から無線基地局102にカウント値を通知する。
具体的には、無線基地局101は、ずれDの生じている時間枠内に当該カウント値を含める。例えば、無線基地局101は、時間枠TF1において検出したずれDの程度を示すカウント値を、同様なずれDが生じている時間枠TF2において下り方向サブフレームSFDLに含める。
なお、無線基地局101は、カウント値に代えて、無線基地局102に対して下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングの調整を要求する調整要求を送信してもよい。
ステップS120において、無線基地局102は、無線基地局101によって送信されたカウント値を受信する。
ステップS130において、無線基地局102は、無線基地局101からの与干渉信号S1を受信した際における無線基地局101でのカウント値を検出する。なお、ステップS130の処理は、ステップS120の処理よりも前に実行しても構わない。
ステップS140において、無線基地局102は、無線基地局101から受信したカウント値に基づいて、自局の下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを調整するか否かを判定する。
例えば、無線基地局102は、無線基地局101以外の無線基地局、具体的には、無線基地局103から同様なカウント値を受信したか否かによって、自局の下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを調整するか否かを判定する。なお、当該判定方法の具体例については、後述する。
自局の下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを調整する場合(ステップS140のYES)、ステップS150において、無線基地局102は、検出したカウント値に基づいて、自局の下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを調整する。なお、ステップS130において、無線基地局102は、無線基地局101から受信したカウント値に基づいて、無線基地局101が送信する下り方向サブフレームSFDLと、無線基地局102が送信する下り方向サブフレームSFDLとの時間差が小さくなるように、自局の下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを調整してもよい。
自局ではなく、無線基地局101が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを無線基地局101に調整させる場合(ステップS140のNO)、ステップS160において、無線基地局102は、無線基地局101に対して下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングの調整を要求する調整要求を送信する。
ステップS170において、無線基地局101は、ステップS110の処理において検出したカウント値に基づいて、自局の下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを調整する。
(2.3)送信タイミングを調整する無線基地局の判定
表1は、無線基地局101〜103における下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングの調整動作例を示す。具体的には、無線基地局102が無線基地局101及び無線基地局103から当該送信タイミングの変更要求を受信した場合における動作例を示す。
なお、表1において、例えば、無線基地局101は、[101]と表記する。表1に示すように、無線基地局101〜103(具体的には、フレームタイミング制御部147)は、他の無線基地局から受信した送信タイミングの前進要求または後退要求、具体的には、カウント値(時間差)と、自局の与干渉信号検出部145によって検出されたカウント値(時間差)とに基づいて、自局の下り方向サブフレームSFDLの送信タイミング(自局送信タイミング)を調整するか否かを判定する。
本実施形態では、複数(特に3以上)の無線基地局が、自律的に下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを同期するように動作する必要があるため、他の無線基地局から通知(要求)を受信した場合、必ず何らかの処理を実行し、状態が遷移するように配慮されている。このように各無線基地局を動作させることによって、何ら処理が実行されず、特定の状態で固定してしまう状態が回避される。
(作用・効果)
無線通信システム1(無線基地局101〜103)によれば、与干渉信号S1に基づいて、下り方向サブフレームSFDLの自局送信タイミングと、下り方向サブフレームSFDLの他局送信タイミングとのずれが検出される。つまり、時分割復信方式では、下り方向サブフレームSFDLの自局送信タイミングと、下り方向サブフレームSFDLの他局送信タイミングとが同期している場合、無線基地局101〜103が下り方向サブフレームSFDLに含まれる与干渉信号S1を受信することは生じ得ない。
一方、下り方向サブフレームSFDLの自局送信タイミングと、下り方向サブフレームSFDLの他局送信タイミングとが同期しない状態になると、無線基地局101〜103は、他の無線基地局が送信する下り方向サブフレームSFDLに含まれる与干渉信号S1を受信することとなる。本実施形態では、このような時分割復信方式における特性を利用して、下り方向サブフレームSFDLの自局送信タイミングと、下り方向サブフレームSFDLの他局送信タイミングとのずれDが検出される。また、無線基地局101〜103は、検出したずれDに基づいて、自局送信タイミングを調整し、または他局送信タイミングを他の無線基地局に調整させる。
すなわち、無線通信システム1によれば、高精度なクロックソースを用いることなく、複数の無線基地局において下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを同期させることができる。さらに、下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを調整する際に移動端末200と無線基地局との通信を中断する必要もない。
本実施形態では、時間軸に沿ったフレームF1の位置に応じたカウント値に基づいて下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングの時間差が小さくなるように送信タイミングが調整される。具体的には、他の無線基地局から送信された下り方向サブフレームSFDLに含まれる与干渉信号S1を受信した際における自局でのカウント値に基づいて、当該送信タイミングが調整される。
すなわち、カウント値に基づいて下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを緻密に調整することができるため、迅速にずれDを解消することができる。
また、本実施形態では、検出したカウント値(または送信タイミングの前進・後退要求)が当該カウント値を検出した無線基地局から他の無線基地局に通知される。また、カウント値(または送信タイミングの前進・後退要求)を受信した無線基地局(例えば、無線基地局102)は、何れの無線基地局において下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを調整すべきかを判定する。
このため、複数(特に3以上)の無線基地局において、自律的に下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを同期させることができる。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、下り方向サブフレームSFDLにおける与干渉信号S1の位置は固定されていたが、与干渉信号S1の位置は、必ずしも固定されていなくてもよく、例えば、IPネットワーク10を介した無線基地局の通信や時間帯によって動的に変更してもよい。
上述した実施形態では、時間軸に沿ったフレームF1の位置に応じたカウント値に基づいて下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングの時間差が小さくなるように送信タイミングが調整されていたが、以下のように変更してもよい。すなわち、無線基地局(フレームタイミング制御部147)は、他の無線基地局から送信された下り方向サブフレームSFDLに含まれる与干渉信号S1が受信できなくなるまで、下り方向サブフレームSFDLの自局送信タイミングをずらし続けるようにしてもよい。
また、無線基地局101〜103は、無線基地局間の距離に応じた伝搬遅延時間(無線基地局間の距離を電波の速度(3×10m/秒)で除した数値)を考慮して、下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングを調整してもよい。
上述した実施形態では、モバイルWiMAXを例として説明したが、本発明が適用可能な無線通信システムは、モバイルWiMAXに限定されるものではない。例えば、本発明が適用可能な無線通信システムは、必ずしもマルチキャリアを利用しなくても構わない。また、無線基地局101〜103は、アンテナ111の指向性を適応的に制御するアダプティブアレイ制御を実行するようにしてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る無線通信システム1の全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局101の機能ブロック構成図である。 本発明の第1実施形態に係る無線基地局101による下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングの調整動作フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局が送受信するフレームF1の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る無線基地局101及び無線基地局102が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングと、移動端末200が送信する上り方向サブフレームSFULの送信タイミングの関係を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る無線基地局101及び無線基地局102による下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングの調整動作フローを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る無線基地局101及び無線基地局102が送信する下り方向サブフレームSFDLの送信タイミングと、移動端末200が送信する上り方向サブフレームSFULの送信タイミングの関係を示す図である。
符号の説明
1…無線通信システム、10…IPネットワーク、101〜103…無線基地局、111…アンテナ、113…切替部、115…変調部、117…送信処理部、119…受信処理部、121…復調部、123…周波数シンセサイザ、125…時分割多重・分離部、127…符号化部、129…復号化部、131…通信IF部、141…与干渉信号生成部、143…タイミングクロック生成部、145…与干渉信号検出部、147…フレームタイミング制御部、200…移動端末、A1,A2…領域、C1〜C3…セル、D…ずれ、F1…フレーム、Gdu,Gud…ガードタイム、H1…先端、M…マップ、P…フレーム周期、PA…プリアンブル、S1…与干渉信号、SFDL…下り方向サブフレーム、SFUL…上り方向サブフレーム、T1…後端、TF1,TF2…時間枠

Claims (11)

  1. 時分割復信方式に従って、下り方向フレームの送信と上り方向フレームの受信とを交互に繰り返す無線基地局であって、
    前記下り方向フレームの所定位置に配置され、前記下り方向フレームを構成する他の信号との識別が可能な与干渉信号に基づいて、前記無線基地局が送信する前記下り方向フレームの送信タイミングである自局送信タイミングと、他の無線基地局が送信する下り方向フレームの送信タイミングである他局送信タイミングとのずれを検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された前記ずれに基づいて、前記自局送信タイミングを調整し、または前記他局送信タイミングを前記他の無線基地局に調整させる調整部と
    を備える無線基地局。
  2. 前記検出部は、前記自局送信タイミングと他局送信タイミングとの時間差を検出し、
    前記調整部は、前記検出部によって検出された前記時間差が小さくなるように前記自局送信タイミングを調整する請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記下り方向フレームと前記上り方向フレームとを含むフレームは、時間軸に沿った位置に応じたカウント値が対応付けられており、
    前記検出部は、前記他の無線基地局から送信された前記下り方向フレームに含まれる前記与干渉信号を受信した際における前記無線基地局での前記カウント値を検出し、
    前記調整部は、前記検出部によって検出された前記カウント値に基づいて前記自局送信タイミングを調整する請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記検出部は、前記他の無線基地局から送信された前記下り方向フレームに含まれる前記与干渉信号の先端を受信したときにおける前記無線基地局での前記カウント値である先端カウント値と、前記他の無線基地局から送信された前記下り方向フレームに含まれる前記与干渉信号の後端を受信したときにおける前記無線基地局での前記カウント値である後端カウント値とを検出し、
    前記調整部は、前記検出部によって検出された前記先端カウント値と前記後端カウント値との差に基づいて前記自局送信タイミングを調整する請求項3に記載の無線基地局。
  5. 前記検出部は、前記自局送信タイミングと他局送信タイミングとの時間差を検出し、
    前記調整部は、前記検出部によって検出された前記時間差を前記他の無線基地局に通知する請求項1に記載の無線基地局。
  6. 前記自局送信タイミングと他局送信タイミングとの時間差を前記他の無線基地局から受信する受信部を備え、
    前記調整部は、前記受信部が受信した前記時間差が小さくなるように前記自局送信タイミングを調整する請求項1に記載の無線基地局。
  7. 前記調整部は、前記他の無線基地局から受信した前記時間差と、前記検出部によって検出された前記時間差とに基づいて、前記自局送信タイミングを調整するか否かを判定する請求項6に記載の無線基地局。
  8. 前記与干渉信号は、前記下り方向フレームの先端部分または後端部分に配置される請求項1乃至7の何れか一項に記載の無線基地局。
  9. 時分割復信方式に従って、下り方向フレームの送信と上り方向フレームの受信とを交互に繰り返す無線基地局における前記下り方向フレームの送信タイミング調整方法であって、
    前記下り方向フレームの所定位置に配置され、前記下り方向フレームを構成する他の信号との識別が可能な与干渉信号に基づいて、前記無線基地局が送信する前記下り方向フレームの送信タイミングである自局送信タイミングと、他の無線基地局が送信する下り方向フレームの送信タイミングである他局送信タイミングとのずれを検出するステップと、
    検出された前記ずれに基づいて、前記自局送信タイミングを調整し、または前記他局送信タイミングを前記他の無線基地局に調整させるステップと
    を備える送信タイミング調整方法。
  10. 前記検出するステップでは、前記自局送信タイミングと他局送信タイミングとの時間差を検出し、
    前記調整するステップでは、検出された前記時間差が小さくなるように前記自局送信タイミングを調整する請求項9に記載の送信タイミング調整方法。
  11. 前記検出するステップでは、前記自局送信タイミングと他局送信タイミングとの時間差を検出し、
    前記調整するステップでは、検出された前記時間差を前記他の無線基地局に通知する請求項9に記載の送信タイミング調整方法。
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