JP2008301059A - インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】紫外線量をリアルタイム表示又は統計表示で居住者に確認させ、紫外線対策として有効な日焼け止め塗布の状態の確認を容易として迅速な対応を可能にする。
【解決手段】子機カメラ11にて撮像された住戸外の映像の周波数を居室親機2の測定部290にて分析して紫外線量を測定させ、データ記憶部27に保存し、住戸外の映像とともにリアルタイムで表示部26に表示させる。また、データ記憶部に保存された紫外線を、1日を時間帯で示すグラフ表示、1月を1日毎に特定時間の値又は最大値で示すグラフ表示等で表示部に統計表示させる。また、測定部にて測定された紫外線量をもとに日焼け止め情報生成部291にて生成される日焼け止めの必要指数、日焼け注意情報等の日焼け止め情報を表示部に表示させる。さらに、日焼け止めを塗布した居住者の顔部に照射部23から紫外線を照射し、この居住者の映像を親機カメラ24にて撮像して表示部に表示させる。
【選択図】図1
【解決手段】子機カメラ11にて撮像された住戸外の映像の周波数を居室親機2の測定部290にて分析して紫外線量を測定させ、データ記憶部27に保存し、住戸外の映像とともにリアルタイムで表示部26に表示させる。また、データ記憶部に保存された紫外線を、1日を時間帯で示すグラフ表示、1月を1日毎に特定時間の値又は最大値で示すグラフ表示等で表示部に統計表示させる。また、測定部にて測定された紫外線量をもとに日焼け止め情報生成部291にて生成される日焼け止めの必要指数、日焼け注意情報等の日焼け止め情報を表示部に表示させる。さらに、日焼け止めを塗布した居住者の顔部に照射部23から紫外線を照射し、この居住者の映像を親機カメラ24にて撮像して表示部に表示させる。
【選択図】図1
Description
本発明はインターホンシステムに係り、特に、地球上の生命体である人体に有害な影響を及ぼす紫外線の量、すなわち、紫外線量を、当該システムの利用者が容易に確認して迅速な対応が可能なインターホンシステムに関する。
近年、地球に到達する太陽光線のうち、波長が約200nm〜400nmのように短い紫外線が、そのエネルギーの高さゆえに、地球上の生命体である人体に有害な影響を及ぼすことが問題とされている。
この紫外線の種類としては、大気圏でほとんど吸収されずに地上に達し、大量に浴びると皮膚の老化を早めるとされる波長が約315nm〜400nmのUV−A(紫外線A)と、オゾン層の増減により地上に到達する量が変動し、大量に浴びると免疫力の低下や皮膚ガンや白内障を引き起こす虞がある波長が約280nm〜315nmのUV−B(紫外線B)と、オゾン層によりほぼ吸収されてしまい地上にはほとんど到達せず、人体への有害な影響が低いとされる波長が約200nm〜280nmのUV−C(紫外線C)とがある。
前述の紫外線のうち特に、人体に有害な影響を及ぼすとされるUV−A(紫外線A)及びUV−B(紫外線B)を予防するにあたっては、食事やサプリメント等でビタミンCを摂取し、紫外線に当たった後の対策ばかりでなく、外出前において(吸収系の)クリーム、化粧乳液等の日焼け止めを顔部に塗布したり、外出時において日傘、帽子等を使用して、紫外線が肌に当たらないような対策が大切とされている。
ここで、前述の紫外線の量、すなわち、紫外線量を確認する手段としては、子機から親機を呼び出して通話を成立させ、子機のモニタテレビジョン受像部にて撮像される映像を親機の映像表示手段に表示させることができるインタホン装置に、複数のセンサの一つとしての紫外線センサを設け、かつ親機の映像表示手段で紫外線センサが検知した検知信号によって紫外線量を示す映像表示を行うことができる多機能テレビジョン式インタホン装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
背景技術に記載した特許文献1の多機能テレビジョン式インタホン装置を使用して紫外線量を映像表示するにあたっては、複数のセンサの一つとしての紫外線センサを設けなければならず、施工コストが増加するばかりでなく、この紫外線センサの起動時にのみ映像表示が行われるため、リアルタイムの紫外線量は確認できるものの、リアルタイム以外の紫外線量、例えば、過去の紫外線量を統計表示で確認することができなかった。また、紫外線量を確認した当該装置の利用者にとっては、外出前においてクリーム、化粧乳液等の日焼け止めを顔部に塗布するような日焼け止め対策を行うことが一般的な紫外線対策とされるものの、日焼け止めの塗布の状態を映像表示で確認することができず、例えば、日焼け止めの塗布が忘れられた部位に紫外線が当たり、人体に有害な影響を及ぼす虞があった。
本発明は、これらの難点を解消するためになされたもので、住戸外の映像の周波数を分析して紫外線量を測定し、この紫外線量をリアルタイム表示又は統計表示で居住者に確認させるとともに、紫外線対策として有効な日焼け止めの塗布の状態の確認を容易として迅速な対応が可能なインターホンシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるインターホンシステムは、住戸外に設置され来訪者が居住者を呼び出して通話を成立させ、呼出時に来訪者の映像を撮像するための子機カメラを有する玄関子機と、住戸内に設置され来訪者からの呼び出しに応答して通話を成立させ、玄関子機の子機カメラにて撮像された映像を表示するための表示部を有する居室親機とを備えたものである。
居室親機は、玄関子機の子機カメラにて撮像された住戸外の映像の周波数を分析して紫外線量を測定するための測定部と、紫外線量を保存するためのデータ記録部と、紫外線量を表示部に表示させるための制御部とを備えたものである。
また、本発明の第2の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様において、居室親機の制御部は、測定部にて測定された紫外線量をリアルタイムで表示部に表示させるものである。
また、本発明の第3の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様又は第2の態様において、居室親機の制御部は、予め設定された時間に、測定部にて紫外線量を測定させるものである。
また、本発明の第4の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様乃至第3の態様において、居室親機の制御部は、データ記録部に保存された紫外線量を表示部に1日を時間帯で示すグラフ表示、1月を1日毎に特定時間の値又は最大値で示すグラフ表示等の統計表示を行うものである。
また、本発明の第5の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様乃至第4の態様において、居室親機の制御部は、測定部にて測定された紫外線量をもとに日焼け止めの必要指数、日焼け注意情報等の日焼け止め情報を生成し、表示部に表示させるための日焼け止め情報生成部を有するものである。
また、本発明の第6の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様乃至第5の態様において、居室親機の制御部は、紫外線量を、測定部にて当該紫外線量の測定のために周波数が分析された住戸外の映像とともにデータ記録部に保存し、表示部に測定時にリアルタイムで又は既に記録された紫外線量及び住戸外の映像を表示させるものである。
また、本発明の第7の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様において、居室親機は、日焼け止めを塗布した居住者の顔部に紫外線を照射するための照射部と、紫外線が照射された居住者の映像を撮像するための親機カメラと、親機カメラにて撮像された映像を表示部に表示させて居住者の日焼け止めの塗布の状態を検査するための制御部とを有するものである。
本発明のインターホンシステムによれば、住戸内の在室中の居住者によるモニタ時、待受時又は居室親機の制御部の制御により予め設定された時間において、玄関子機の子機カメラにて撮像された住戸外の映像の周波数を居室親機の測定部にて分析して紫外線量を測定させることができ、この測定された紫外線量は、制御部の制御によりデータ記憶部に保存されるばかりでなく、住戸外の映像とともにリアルタイムで表示部に表示させることができる。これにより、居住者にとっては、外出前に住戸外の映像と紫外線量とを容易に確認することができるばかりでなく、紫外線対策に関する注意が喚起される。
また、本発明のインターホンシステムによれば、居室親機のデータ記憶部に保存された紫外線は、1日を時間帯で示すグラフ表示、1月を1日毎に特定時間の値又は最大値で示すグラフ表示等で表示部に統計表示させることができる。これにより、住戸内に在室中の居住者にとっては、1日の紫外線量の推移や日、季節による紫外線量の違いの視覚的な確認が容易となる。
また、本発明のインターホンシステムによれば、居室親機の測定部にて測定された紫外線量をもとに日焼け止め情報生成部にて生成される日焼け止めの必要指数、日焼け注意情報等の日焼け止め情報を表示部に表示させることができる。これにより、住戸内に在室中の居住者にとっては、外出前に紫外線対策に関する注意が喚起される。
さらに、本発明のインターホンシステムによれば、居室親機の表示部に表示された日焼け止め情報をもとに日焼け止めを塗布した居住者の顔部に照射部から紫外線を照射し、この居住者の映像を親機カメラにて撮像して表示部に表示させることができる。これにより、住戸内に在室中の居住者にとっては、居室親機の表示部に表示されている映像のうち、紫外線の反射、吸収の相違に応じて日焼け止めが塗布された部位、日焼け止めの塗布を忘れた部位のような日焼け止めの塗布の状態を確認することができ、忘れた部位に日焼け止めを塗布するような外出前の紫外線対策が容易となる。
以下、本発明のインターホンシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例によるインターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。このインターホンシステムは、玄関等の住戸外に設置される玄関子機1と、伝送路Lを経由して玄関子機1に接続され部屋等の住戸内に設置される居室親機2とで構成されている。
図1において、玄関子機1には、子機操作部10、子機カメラ11、子機映像処理部12、子機マイク13、子機スピーカ14、子機通話部15及び子機伝送部(以下、子機I/Fという。)16が備えられている。ここで、子機操作部10は、住戸外に居る来訪者が住戸内に在室中の居住者を呼び出すために操作するものであり例えば、呼出ボタンが好適とされる。また、子機カメラ11は、来訪者による呼出時に当該来訪者の映像を撮像するばかりでなく、前述の呼出時、居住者によるモニタ時及び待受時のうち何れかにおいて住戸外の映像を撮像するためのものであり例えば、CCD、CMOS等の各種の撮像媒体が好適とされる。また、子機映像処理部12は、子機カメラ11にて撮像された映像である電気信号の映像信号を信号処理する例えば、FM変調、増幅等を行うためのものである。また、子機マイク13及び子機スピーカ14は、来訪者が居住者との間で通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力するものである。また、子機通話部15は、子機マイク13及び子機スピーカ14にて入出力される音声(送話音声、受話音声)である電気信号の音声信号を信号処理する例えば、4線/2線変換、2線/4線変換、増幅等を行うためのものである。さらに、子機I/F16は、子機操作部10から伝送路Lへの信号伝送ライン、子機映像処理部12から伝送路Lへの信号伝送ライン、子機通話部15及び伝送路Lの間の信号伝送ライン(通話ライン)、伝送路Lから子機カメラ11、子機映像処理部12への各信号伝送ラインをそれぞれ形成するためのものである。
また、居室親機2には、親機マイク20、親機スピーカ21、親機通話部22、照射部23、親機カメラ24、親機映像処理部25、表示部26、データ記憶部27、親機操作部28、制御部29及び親機伝送部(以下、親機I/Fという。)30が備えられている。ここで、親機マイク20及び親機スピーカ21は、居住者が来訪者との間で通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力するものであり、この親機スピーカ21は、居住者からの呼び出しがあることを示す呼出音や音声メッセージ等を出力(放音)することもできる。また、親機通話部22は、親機マイク20及び親機スピーカ21にて入出力される音声(送話音声、受話音声)である電気信号の音声信号を信号処理する例えば、4線/2線変換、2線/4線変換、増幅等を行うためのものである。また、照射部23は、クリーム、化粧乳液等の日焼け止めを塗布した居住者の顔部に紫外線を照射するためのものであり例えば、ブラックライトが好適とされる。また、親機カメラ24は、照射部23により顔部に紫外線が照射された居住者の映像を撮像するためのものであり例えば、CCD、CMOS等の各種の撮像媒体が好適とされる。また、親機映像処理部25は、玄関子機1の子機カメラ11にて撮像され子機映像処理部12を経由して信号処理された後、伝送路Lを経由して伝送されてくる映像信号を信号処理する例えば、FM復調、増幅等を行い表示部26に表示させるとともに制御部29に送出し、親機カメラ24にて撮像された映像である電気信号の映像信号を信号処理する例えば、FM変調、増幅等を行い表示部26に表示させるばかりでなく、制御部29の後述する測定部290にて測定される紫外線量のデータ、又は測定部290にて測定されデータ記憶部27に予め保存された紫外線量のデータを所定のフォーマットで表示部26に表示させ、さらには、データ記憶部27に予め保存された映像信号を信号処理する例えば、伸張、増幅等を行い表示部26に表示させるためのものである。また、表示部26は、前述の親機映像処理部25を経由して信号処理された映像信号及び紫外線量のデータを所定のフォーマットで表示するとともに、制御部29の後述する日焼け止め情報生成部291にて生成される日焼け止めの必要指数、日焼け注意情報等の日焼け止め情報を表示するためのものであり例えば、LCD、PDP、有機ELディスプレイ等の各種の表示媒体が好適とされる。また、データ記憶部27は、制御部29の後述する測定部290にて測定される紫外線量のデータを保存するとともに、親機映像処理部25を経由して信号処理された映像信号を保存する例えば、圧縮等を行い保存するためのものであり例えば、RAM、EEPROM等の各種の記憶媒体が好適とされる。また、親機操作部28は、来訪者からの呼び出しに応答して親機マイク20及び親機スピーカ21の使用による通話を成立させるための操作機能と、データ記憶部27に予め保存された紫外線量のデータ及び/又は映像信号を読み出して表示部26に表示させるための操作機能と、モニタ時において玄関子機1の子機カメラ11及び表示部26をそれぞれ能動とし、当該子機カメラにて撮像される映像を当該表示部に出画させるための操作機能と、照射部23を能動とするための操作機能等とがそれぞれ備えられており、例えば、通話ボタン、モニタボタン、ライトボタン、カメラボタン、データ読出ボタン等の各種の操作ボタンや表示部26の前面に配置されるタッチパネル等が好適とされる。また、制御部29は、当該居室親機の構成各部を制御するためのものであり、玄関子機1の子機カメラ11にて撮像された映像の周波数を分析して紫外線量を測定するための測定部290と、測定部290にて測定された紫外線量をもとに前述の日焼け止め情報を生成するための日焼け止め情報生成部291とが備えられている。さらに、親機I/F30は、親機通話部22及び伝送路Lの間の信号伝送ライン(通話ライン)、伝送路Lから親機映像処理部25への信号伝送ライン、制御部29及び伝送路Lの間の信号伝送ラインをそれぞれ形成するためのものである。
このように構成された本発明の実施例によるインターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作を、図1、図2(a)、(b)、(c)、(d)及び図3をそれぞれ参照して説明する。なお、図2(a)は、居室親機2の表示部26にリアルタイムで表示される住戸外の映像、紫外線量のデータ及び日焼け止め情報の一例を示す画面構成図である。また、図2(b)、(c)、(d)はそれぞれ、居室親機2の表示部26に統計表示される紫外線量のデータの一例を示す画面構成図である。さらに、図3は、居室親機2の表示部26に表示される日焼け止めが顔部に塗布された後、紫外線が照射された居住者の映像の一例を示す画面構成図である。
また、本発明の実施例において、玄関に居る来訪者が玄関子機1の子機操作部10を使用して所定の呼出操作を行い、この呼び出しがある旨の呼出音や音声メッセージ等を居室親機2の親機スピーカ21から出力(放音)させ、子機カメラ11にて撮像された住戸外の映像を含む来訪者の映像を表示部26に表示し、さらには、来訪者が使用する子機マイク13及び親機スピーカ14と居住者が使用する親機マイク20及び親機スピーカ21との間の信号伝送ライン(通話ライン)を形成して通話を成立させる動作とは、インターホン呼び出し、通話、映像撮像/表示技術を有する各種の特許公開公報等の先行技術文献の該当動作と同一であるため、説明は省略するものとする。
次に、本発明の実施例における動作として、当該システムが待受状態、すなわち、住戸外に居る来訪者から住戸内に在室中の居住者への呼び出し、当該来訪者及び当該居住者の間の通話の動作が何ら行われていない待受時において、玄関子機1の子機カメラ11にて撮像される住戸外の映像を居室親機2の表示部26に表示させ、この映像の周波数を制御部29の測定部290にて分析して紫外線量を測定するにあたり、居住者が親機操作部28を使用して所定のモニタ操作を行うと、この操作を検出した制御部29は、親機映像処理部25、表示部26がそれぞれ能動となるように制御するとともに、データ記憶部27を保存可能な状態に制御し、さらには、玄関子機1の子機カメラ11、子機映像処理部12をそれぞれ能動にするために制御信号を生成する。この制御信号は、制御部29から親機I/F30、伝送路L、玄関子機1の子機I/F16を経由して子機カメラ11、子機映像処理部12にそれぞれ伝送される。
玄関子機1の子機カメラ11、子機映像処理部12はそれぞれ、居室親機2から伝送されてきた制御信号を受信すると能動になり、子機カメラ11は、住戸外の映像の撮像を開始する。この子機カメラ11にて撮像された映像である電気信号の映像信号(以下、子機映像信号という。)は、子機映像処理部12にて例えば、FM変調、増幅等された後、子機I/F16、伝送路L、居室親機2の親機I/F30を経由して親機映像処理部25に伝送される。
居室親機2の親機映像処理部25は、玄関子機1から伝送されてきた子機映像信号を受信して例えば、FM復調、増幅等した後、表示部26、制御部29にそれぞれ送出する。また、制御部29は、受信した子機映像信号について圧縮等の信号処理を行い、撮像時刻等の日時情報を付加してデータ記憶部27に保存することができ、当該制御部の測定部290は、受信した子機映像信号をもとに玄関子機1の子機カメラ11にて撮像された映像の周波数を分析して紫外線量を測定する。また、制御部29の日焼け止め情報生成部291は、測定部290にて測定された紫外線量をもとに日焼け止め情報を生成して親機映像処理部25に送出する。この日焼け止め情報としては、例えば、UV−A(紫外線A)により一時的に肌が黒くなる現象を防止する効果を+、++、+++で示すPA(Protection Grade of UVA)+、PA++、PA+++、UV−B(紫外線B)による日焼けで肌が赤くなることを防止する効果を数値xx(例えば、1〜50の自然数。)で示すSPF(Sun Protection Factor)xx等の日焼け止めの必要指数や、外出の取り止めや外出時の紫外線対策を促す内容の日焼け注意情報等が含まれている。さらに、制御部29の測定部290にて測定された紫外線量のデータ、例えば、「レベル1(弱い)→・・・→レベル5(普通)→・・・→レベル10(非常に強い)」のように、その周波数に応じて数値化された紫外線のデータは、測定時刻等の日時情報を付加してデータ記憶部27に保存されるとともに、親機映像処理部25に送出される。これにより、親機映像処理部25は、図2(a)に示すように、玄関子機1の子機カメラ11にて撮像された住戸外の映像、制御部29の測定部290にて測定された紫外線量のデータである例えば、「紫外線:レベル10(非常に強い)」、制御部29の日焼け止め情報生成部291にて生成された日焼け止め情報である例えば、「SPF50+の日焼け止めをしての外出をお勧めします」を、表示部26の同一の画面上で、日時情報である例えば、「2007.4.10(火) 12:15」」を付加してリアルタイムで表示させることができ、外出前の居住者に対して、紫外線対策に関する注意が喚起される。
また、前述までの説明では、玄関子機1の子機カメラ11にて撮像される住戸外の映像を居室親機2の表示部26に表示させ、この映像の周波数を制御部29の測定部290にて分析して紫外線量を測定する動作のタイミングとして、住戸内に在室中の居住者が親機操作部28を使用して所定のモニタ操作を行った際のモニタ時について説明したが、このタイミングに限定されるものではない。例えば、居室親機2の図示しない計時機能により予め設定された時間のタイミング、例えば、待受時における所定のタイミングで、玄関子機1の子機カメラ11にて撮像される住戸外の映像の周波数を測定部290にて分析させて紫外線量を測定し、測定された紫外線量のデータに測定時刻等の日時情報を付加してデータ記憶部27に保存することができる。このとき、制御部29は、親機映像処理部25、表示部26がそれぞれ能動となるように制御して測定部290にて測定された紫外線量のデータと日焼け止め情報生成部291にて生成させた日焼け止め情報とをそれぞれ、表示部26の同一の画面上で、日時情報を付加して表示させることもでき、外出前の居住者に対して、紫外線対策に関する注意が喚起される。
なお、玄関子機1の子機カメラ11にて撮像される住戸外の映像を居室親機2の表示部26に表示させ、この映像の周波数を制御部29の測定部290にて分析して紫外線量を測定する動作のタイミングとしては、前述の住戸外に居る来訪者から住戸内に在室中の居住者への呼出時又は当該来訪者及び当該居住者の間で成立される通話時も考えられるが、来訪者の人体が紫外線を遮る虞があり正確な紫外線量の測定が困難であることから、呼出時又は通話時のタイミングは好適でないものとされる。
次に、前述のモニタ時又は居室親機2の図示しない計時機能により予め設定された時間のタイミングで測定部290にて測定された紫外線量のデータがデータ記憶部27に予め保存されているとき、住戸内に在室中の居住者が親機操作部28を使用して所定のデータ読出操作を行うと、この操作を検出した制御部29は、親機映像処理部25、表示部26がそれぞれ能動となるように制御するとともに、データ記憶部27から紫外線量のデータを読み出し、例えば、時系列で読み出して親機映像処理部25に送出する。また、制御部29は、親機映像処理部25は制御して、データ記憶部27から読み出した紫外線量のデータを、図2(b)に示すような1日を時間帯で示すグラフ表示、例えば、「2007.4.9(月)における各時間帯」の折れ線グラフ表示、図2(c)に示すような1月を1日毎に特定時間の値で示すグラフ表示、例えば、「2007.3月の日毎11時」の折れ線グラフ表示、又は図2(d)に示すような1月を1日毎に最大値で示すグラフ表示、例えば、「2007.3月の日毎、紫外線レベルの最大値」の折れ線グラフ表示等で表示部26に統計表示させることができ、居住者にとっては、1日の紫外線量の推移や日、季節による紫外線量の違いの視覚的な確認が容易となる。なお、前述までの説明では、表示部26に統計表示させるフォーマットとして、折れ線グラフ表示を適用したが、この態様に限定されるものではない。例えば、縦棒グラフ表示、横棒グラフ表示、面グラフ表示等の各種のグラフ表示を適用することもできる。
なお、居室親機2の制御部29は、前述の分析・測定結果として表示部26に統計表示させた紫外線量のデータに該当する映像信号をデータ記憶部27から読み出し、この映像信号を、統計表示されている紫外線量のデータと同一の画面上で、表示部26に表示させることもできる(図示せず。)。
次に、前述のように居室親機2の表示部26に日焼け止め情報が表示されると、住戸内に在室中の居住者は、日焼け止めの必要指数や日焼け止め注意情報を確認し、特に、PA+、PA++、PA+++やSPFxxに応じたクリーム、化粧乳液等の日焼け止めを顔部に塗布することができる。また、日焼け止めの塗布後、居住者が親機操作部28を使用して所定のライト操作を行うと、この操作を検出した制御部29は、照射部23が能動となるように制御し、日焼け止めが塗布された居住者の顔部に紫外線を照射させる。この後、居住者が親機操作部28を使用して所定のカメラ操作を行うと、この操作を検出した制御部29は、親機カメラ24、親機映像処理部25及び表示部26がそれぞれ能動となるように制御するとともに、データ記憶部27を保存可能な状態に制御する。
居室親機2の親機カメラ24は、紫外線が顔部に照射された居住者の映像の撮像を開始する。この親機カメラ24にて撮像された映像である電気信号の映像信号(以下、親機映像信号という。)は、親機映像処理部25にて例えば、増幅された後、表示部26、制御部29にそれぞれ送出され、図3に示すように、日焼け止めが顔部に塗布された後、紫外線が照射された居住者の映像を当該表示部に表示させることができるとともに、この親機映像信号は制御部29にて圧縮等の信号処理が行われた後、撮像時刻等の日時情報を付加してデータ記憶部27に保存される。これにより、居住者にとっては、表示部26に表示されている映像のうち、紫外線の反射、吸収の相違に応じて日焼け止めが塗布された部位、日焼け止めの塗布を忘れた部位のような日焼け止めの塗布の状態を確認することができ、忘れた部位に日焼け止めを塗布するような外出前の紫外線対策が容易となる。
なお、本発明の実施例においては、居室親機2の表示部26に表示されている映像のうち、紫外線の反射、吸収の相違に応じて日焼け止めが塗布された部位、日焼け止めの塗布を忘れた部位のような日焼け止めの塗布の状態を確認させ、忘れた部位に日焼け止めを塗布するような外出前の紫外線対策を容易とする動作タイミングとして、居室親機2の表示部26に表示された日焼け止め情報を確認したタイミングを適用したが、このタイミングに限定されるものではない。例えば、表示部26への日焼け止め情報の表示の有無を問わずして、居住者が任意のタイミングで日焼け止めを顔部に塗布した後、当該顔部に照射部23から紫外線を照射し、この居住者の映像を親機カメラ24にて撮像して表示部26に表示させるタイミングであってもよい。
また、本発明の実施例においては、玄関子機1の子機カメラ11にて撮像される住戸外の映像の周波数を分析して紫外線量を測定する測定部290と、測定部290にて測定された紫外線量をもとに日焼け止めの必要指数、日焼け注意情報等の日焼け止め情報を生成し、表示部26に表示させるための日焼け止め情報生成部291とを、制御部29に備えた構成について説明したが、この構成に限定されるものではない。例えば、制御部29から測定部290、日焼け止め情報生成部291をそれぞれ独立させて居室親機2に備え、当該制御部により制御させる構成であってもよい。
最後に、本発明のインターホンシステムにおいては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成のインターホンシステムであっても採用できるということはいうまでもないことである。
1……玄関子機
11……子機カメラ
2……居室親機
23……照射部
24……親機カメラ
26……表示部
27……データ記憶部
29……制御部
290……測定部
291……日焼け止め情報生成部
11……子機カメラ
2……居室親機
23……照射部
24……親機カメラ
26……表示部
27……データ記憶部
29……制御部
290……測定部
291……日焼け止め情報生成部
Claims (7)
- 住戸外に設置され来訪者が居住者を呼び出して通話を成立させ、前記呼出時に前記来訪者の映像を撮像するための子機カメラ(11)を有する玄関子機(1)と、住戸内に設置され前記来訪者からの呼び出しに応答して通話を成立させ、前記玄関子機の子機カメラにて撮像された映像を表示するための表示部(26)を有する居室親機(2)とを備え、
前記居室親機は、前記玄関子機の子機カメラにて撮像された前記住戸外の映像の周波数を分析して紫外線量を測定するための測定部(290)と、前記紫外線量を保存するためのデータ記録部(27)と、前記紫外線量を前記表示部に表示させるための制御部(29)とを備えたことを特徴とするインターホンシステム。 - 前記居室親機の制御部は、前記測定部にて測定された紫外線量をリアルタイムで前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
- 前記居室親機の制御部は、予め設定された時間に、前記測定部にて前記紫外線量を測定させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のインターホンシステム。
- 前記居室親機の制御部は、前記データ記録部に保存された前記紫外線量を前記表示部に1日を時間帯で示すグラフ表示、1月を1日毎に特定時間の値又は最大値で示すグラフ表示等の統計表示を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか1項記載のインターホンシステム。
- 前記居室親機の制御部は、前記測定部にて測定された紫外線量をもとに日焼け注意情報、日焼け止めの必要指数等の日焼け止め情報を生成し、前記表示部に表示させるための日焼け止め情報生成部(291)を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち何れか1項記載のインターホンシステム。
- 前記居室親機の制御部は、前記紫外線量を、前記測定部にて当該紫外線量の測定のために周波数が分析された前記住戸外の映像とともに前記データ記録部に保存し、前記表示部に測定時にリアルタイムで又は既に記録された紫外線量及び前記住戸外の映像を表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち何れか1項記載のインターホンシステム。
- 前記居室親機は、日焼け止めを塗布した前記居住者の顔部に紫外線を照射するための照射部(23)と、前記紫外線が照射された居住者の映像を撮像するための親機カメラ(24)と、前記親機カメラにて撮像された映像を前記表示部に表示させて前記居住者の日焼け止めの塗布の状態を検査するための制御部(29)とを有することを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007143448A JP2008301059A (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | インターホンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007143448A JP2008301059A (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | インターホンシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008301059A true JP2008301059A (ja) | 2008-12-11 |
Family
ID=40174174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007143448A Withdrawn JP2008301059A (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | インターホンシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008301059A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011080915A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Shiseido Co Ltd | 皮膚外用剤の塗りむら評価方法、塗りむら評価装置、及び塗りむら評価プログラム |
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2007
- 2007-05-30 JP JP2007143448A patent/JP2008301059A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011080915A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Shiseido Co Ltd | 皮膚外用剤の塗りむら評価方法、塗りむら評価装置、及び塗りむら評価プログラム |
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