JP2008300805A - 回路基板の製造方法および回路基板の製造装置 - Google Patents

回路基板の製造方法および回路基板の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008300805A
JP2008300805A JP2007148614A JP2007148614A JP2008300805A JP 2008300805 A JP2008300805 A JP 2008300805A JP 2007148614 A JP2007148614 A JP 2007148614A JP 2007148614 A JP2007148614 A JP 2007148614A JP 2008300805 A JP2008300805 A JP 2008300805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
outer edge
mounting position
edge portion
clamping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007148614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5018251B2 (ja
Inventor
Toshihisa Taniguchi
敏尚 谷口
Atsusuke Sakaida
敦資 坂井田
Yuji Tsuzuki
勇二 都筑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007148614A priority Critical patent/JP5018251B2/ja
Publication of JP2008300805A publication Critical patent/JP2008300805A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5018251B2 publication Critical patent/JP5018251B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

【課題】回路基板に予め反りを付与する際の加工時反り変形量を低減することが可能な回路基板の製造方法および回路基板の製造装置を提供すること。
【解決手段】外縁部上下クランプ11、12で回路基板91の外縁部912とスティフナ95を挟持し、実装部上下クランプ31、32で回路基板91の半導体素子実装部911を挟持し、ヒータ11A、12Aにより受熱した外縁部上下クランプ11、12および実装部上下クランプ31、32で基材が熱可塑性樹脂である回路基板91を加熱した後に、実装部上下クランプ31、32を変位させて事前反り加工を行う。
【選択図】図8

Description

本発明は、加熱による反り変形を防止するため予め逆方向に反らせた回路基板の製造方法およびそれに用いる製造装置に関する。
従来技術として、下記特許文献1に開示された回路基板の反り量調整装置がある。この反り量調整装置は、可撓性のダイヤフラムの後背側に加圧エアを供給して圧力を印加し、ダイヤフラムに沿うように保持された熱可塑性樹脂を基材とする回路基板を反り加工するものである。そして、この加工により、半導体素子実装に際する導体ボールリフロー時の熱歪みによる反り量を相殺するだけ、予め回路基板を逆方向に反らせるようになっている。
特開2007−110051号公報
近年、半導体素子の大型化や、導体ボールの鉛フリー化によるリフロー温度の上昇等により、半導体素子実装に際する導体ボールリフロー時の熱歪みによる回路基板の反り量が増大傾向にあり、これを相殺するために予め回路基板に付与すべき反り量も増大している。
しかしながら、上記従来技術の反り量調整装置を用いた予め反りを与える回路基板の製造方法では、圧力除荷後に回路基板に比較的大きな反りを回路基板に付与するためには、圧力印加する加工時の反り変形量を極めて大きくしなければならないという問題がある。加工時の反り変形量の増大は、回路基板の層間接続の信頼性を低下するという不具合を引き起こす。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、回路基板に予め反りを付与する際の加工時反り変形量を低減することが可能な回路基板の製造方法および回路基板の製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の回路基板の製造方法では、
基材が熱可塑性樹脂からなり半導体素子(96)を実装するための回路基板(91)に、実装時の加熱による反りと逆方向の反りを予め付与する回路基板の製造方法であって、
回路基板(91)の外縁部(912)を外縁部挟持部材(11、12)により両面から挟持する外縁部挟持工程と、
外縁部(912)より内側にある回路基板(91)の半導体素子(96)の実装位置(911)を実装位置挟持部材(31、32)により両面から挟持する実装位置挟持工程と、
回路基板(91)を加熱する加熱工程と、
外縁部挟持工程、実装位置挟持工程、および加熱工程を行った後に、回路基板(91)の外縁部(912)に対する実装位置(911)を、半導体素子(96)が実装される面とは反対面の方向に変位させる変位工程とを備えることを特徴としている。
これによると、外縁部挟持工程で回路基板(91)の外縁部(912)を挟持し、実装位置挟持工程で回路基板(91)の実装位置(911)を挟持し、加熱工程で回路基板(91)を加熱した後に、変位工程を行うことができる。基材が熱可塑性樹脂である回路基板(91)を加熱した後に変位工程を行うので、変位工程における回路基板(91)の外縁部(912)に対する実装位置(911)の変位量、すなわち加工時反り変形量を小さくしたとしても、挟持拘束を解除した後の反りを容易に確保することができる。このようにして、回路基板(91)に予め反りを付与する際の加工時反り変形量を低減することができる。
また、請求項2に記載の発明の回路基板の製造方法では、実装位置挟持工程では、回路基板(91)への接触面(311、321)が平面である実装位置挟持部材(31、32)により回路基板(91)の実装位置(911)を両面から挟持することを特徴としている。
これによると、回路基板(91)の半導体素子(96)を実装する位置(911)の平坦度を確保することが容易である。
また、請求項3に記載の発明の回路基板の製造方法では、実装位置挟持工程を行う前に、回路基板(91)の実装位置(911)には半導体素子(96)を回路基板(91)に接続するための導体ボール(92)が配置されており、実装位置挟持工程では、導体ボール(92)との干渉をさけるための凹部(312)が形成された実装位置挟持部材(31、32)により実装位置(911)を両面から挟持することを特徴としている。
これによると、実装位置挟持工程を行っても導体ボール(92)が変形することを防止できる。
また、請求項4に記載の発明の回路基板の製造方法では、外縁部挟持工程では、回路基板(91)への接触面(111、121)が平面である外縁部挟持部材(11、12)により回路基板(91)の外縁部(912)を両面から挟持することを特徴としている。
これによると、回路基板(91)の外縁部(912)の平坦度を確保することが容易である。
また、請求項5に記載の発明の回路基板の製造方法では、
外縁部挟持工程では、回路基板(91)の厚さ方向における外縁部(912)と実装位置(911)との位置関係を変化させないように外縁部挟持部材(11、12)により回路基板(91)の外縁部(912)を両面から挟持し、
実装位置挟持工程では、回路基板(91)の厚さ方向における外縁部(912)と実装位置(911)との位置関係を変化させないように前記実装位置挟持部材(31、32)により回路基板(91)の実装位置(911)を両面から挟持することを特徴としている。
これによると、外縁部挟持工程と実装位置挟持工程とを行う際に、例えば回路基板(91)に若干の反り等が挟持前からあり、回路基板(91)の厚さ方向における外縁部(912)と実装位置(911)との位置にずれがあったとしても、回路基板(91)の外縁部(912)および実装位置(911)のそれぞれの位置において挟持することができる。したがって、変位工程の前の外縁部挟持工程および実装位置挟持工程において、回路基板(91)に不要な変位を与えることを防止できる。
また、請求項6に記載の発明の回路基板の製造方法では、外縁部挟持工程および実装位置挟持工程が行う前に、熱を発生する発熱手段(11A、12A)から受熱させて外縁部挟持部材(11、12)および実装位置挟持部材(31、32)を昇温し、外縁部挟持工程および実装位置挟持工程を行うことに伴って、外縁部挟持部材(11、12)および実装位置挟持部材(31、32)により回路基板を加熱する加熱工程を行うことを特徴としている。
これによると、比較的熱容量の大きな外縁部挟持部材(11、12)および実装位置挟持部材(31、32)により回路基板(91)を加熱できるので、回路基板(91)の昇温を速やかに行うことができる。
また、請求項7に記載の発明の回路基板の製造方法では、外縁部挟持部材(11、12)および実装位置挟持部材(31、32)を互いに接して配置するとともに、発熱手段(11A、12A)を外縁部挟持部材(11、12)に設け、実装位置挟持部材(31、32)を、外縁部挟持部材(11、12)を介して発熱手段(11A、12A)から受熱させて昇温させることを特徴としている。
外縁部挟持部材(11、12)は実装位置挟持部材(31、32)の外周側に配置されるものであるので、発熱手段(11A、12A)を外縁部挟持部材(11、12)に設けることが容易であり、実装位置挟持部材(31、32)に発熱手段を設ける必要がないので、構造が複雑になることを防止できる。
また、請求項8に記載の発明の回路基板の製造装置では、
基材が熱可塑性樹脂からなり半導体素子(96)を実装するための回路基板(91)に、実装時の加熱による反りと逆方向の反りを予め付与する回路基板の製造装置であって、
回路基板(91)の外縁部(912)を両面から挟持する外縁部挟持部材(11、12)と、
外縁部(912)より内側にある回路基板(91)の半導体素子(96)が実装される位置(91)を両面から挟持する実装位置挟持部材(31、32)と、
回路基板(91)を加熱するための加熱手段(11、12、31、32)と、
回路基板(91)の外縁部(912)を挟持した外縁部挟持部材(11、12)に対する回路基板(91)の実装位置(911)を挟持した実装位置挟持部材(31、32)の位置を、回路基板(91)の半導体素子(96)が実装される面とは反対方向に変位させる変位手段(37)とを備えることを特徴としている。
これによると、請求項1に記載の回路基板の製造方法を行うことができる。
また、請求項9に記載の発明の回路基板の製造装置では、実装位置挟持部材(31、32)は、回路基板(91)への接触面(311、321)が平面であることを特徴としている。
これによると、請求項2に記載の回路基板の製造方法を行うことができる。
また、請求項10に記載の発明の回路基板の製造装置では、実装位置挟持部材(31、32)は、回路基板(91)の実装位置(911)に配置され半導体素子(96)を回路基板(91)に接続するための導体ボール(92)との干渉をさけるための凹部(312)を有することを特徴としている。
これによると、請求項3に記載の回路基板の製造方法を行うことができる。
また、請求項11に記載の発明の回路基板の製造装置では、外縁部挟持部材(11、12)は、回路基板(91)への接触面(111、121)が平面であることを特徴としている。
これによると、請求項4に記載の回路基板の製造方法を行うことができる。
また、請求項12に記載の発明の回路基板の製造装置では、実装位置挟持部材(31、32)は、外縁部挟持部材(11、12)に対し、回路基板(91)の厚さ方向において変位自在であることを特徴としている。
これによると、請求項5に記載の回路基板の製造方法を行うことができる。
また、請求項13に記載の発明の回路基板の製造装置では、熱を発生する発熱手段(11A,12A)を備え、加熱手段(11、12、31、32)は、発熱手段(11A、12A)から受熱して昇温した外縁部挟持部材(11、12)および実装位置挟持部材(31、32)であることを特徴としている。
これによると、請求項6に記載の回路基板の製造方法を行うことができる。
また、請求項14に記載の発明の回路基板の製造装置では、外縁部挟持部材(11、12)および実装位置挟持部材(31、32)は互いに接して配置され、発熱手段(11A、12A)は、外縁部挟持部材(11、12)に設けられていることを特徴としている。
これによると、請求項7に記載の回路基板の製造方法を行うことができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明を適用した実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した一実施形態において回路基板製造装置に相当する回路基板の反り量調整装置1の概略構成を示す模式構成図である。図2は、反り量調整装置1で反り量を調整される被加工物であるワーク90の概略構成を示す外観斜視図であり、図3は、反り量調整装置1で反り量を調整されたワーク90の縦断面図である。
図2に示すように、ワーク90は、半導体素子を実装する前のパッケージであり、基材が熱可塑性樹脂(本例では、ポリエーテルエーテルケトンとポリエーテルイミドとの混合物)からなり矩形状もしくは正方形状の回路基板91を備えている。回路基板91上には、回路基板91の外縁部912に重なるように額縁状の枠体である金属製(本例では、表面にニッケルめっきを施した銅製)のスティフナ95が接合されている。また、回路基板91上の中央部は半導体素子の実装部となっており、はんだ材等からなり半導体素子の接合に用いるバンプとしての導体ボール92が設けられている。
このような回路基板91に半導体素子を実装する際の導体ボール92リフロー工程では、回路基板91には半導体素子との熱膨張係数差等に基づく熱歪みにより実装面側に凸状の反りが発生する。本実施形態の反り量調整装置1は、半導体素子実装に際する導体ボール92リフロー時の熱歪みによる反り量を相殺するだけ、図3に示すように、予め回路基板91を逆方向(半導体素子を実装する面とは反対側の面方向)に反らせるものである。
図1に示すように、反り量調整装置1は、下端をボトムプレート2に固定され上下方向に平行に延びる一対の円柱軸5を有しており、この一対の円柱軸5には、両上端部同士を繋ぐようにトッププレート4が固定されている。また、トッププレート4よりもやや下方には、一対の円柱軸5の中間部同士を繋ぐようにミドルプレート3が固定されている。
反り量調整装置1は、上述したボトムプレート2、ミドルプレート3、トッププレート4、円柱軸5からなる構成に、回路基板91の外縁部912(図2参照)をスティフナ95とともに両面から挟持するための外縁部クランプユニット10と、回路基板91の半導体素子の実装位置(実装部)911(図2参照)を両面から挟持するための実装部クランプユニット30とを備えている。
外縁部クランプユニット10は、外縁部挟持部材である外縁部上クランプ11および外縁部下クランプ12、昇降プレート13、ワーククランプシリンダ14等から構成されている。一対のワーククランプシリンダ14はボトムプレート2の両端部上面側に固定されており、ワーククランプシリンダ14のピストンロッド先端はフローティングジョイント機構で昇降プレート13に連結されている。
昇降プレート13には、上下方向に延びる円柱形状の樹脂製(本例ではフッ素樹脂製)の一対のガイド15が固定されており、ガイド15内に前述の円柱軸5が摺接するように挿通して、昇降プレート13が円柱軸5に対して昇降自在となっている。
ミドルプレート3には、下面側に断熱材17を介して外縁部上クランプ11が固定されている。一方、昇降プレート13には、上面側に断熱材18を介して外縁部下クランプ12が固定されている。そして、図4に要部を拡大して示すように、外縁部上クランプ11の平面状の下面111と外縁部下クランプ12の平面状の上面121とが、スティフナ95を含む回路基板91への接触面として上下方向において対向するように配置されている。
また、外縁部上クランプ11内には発熱手段であるヒータ11Aが挿設されており、外縁部下クランプ12内にも発熱手段であるヒータ12Aが挿設されている。
図4では図示を省略しているが、図1に示すように、外縁部上クランプ11には下方に延びる複数の(本例では4本の)位置決めピン19が固定されており、位置決めピン19の先端は、外縁部下クランプ12に設けられた図示を省略した孔内に摺動可能に挿設されている。
本実施形態の反り量調整装置1は、上方側ほど図1図示紙面裏側方向となるように、鉛直方向に対して若干傾斜して配置されるものであり、手前側から奥側に向かって(図1図示紙面表側から裏側に向かって)外縁部上下クランプ11、12間にワーク90を滑り込ませることにより、奥側に設けた複数の位置決めピン19によりワーク90の位置決めがなされるようになっている。
実装部クランプユニット30は、実装位置挟持部材(実装部挟持部材)である実装部上クランプ31および実装部下クランプ32、クランプ上プレート33、クランプ下プレート34、連結軸35、クランプシリンダ36、フォーミングシリンダ37等から構成されている。
前述の昇降プレート13には、一対のガイド15よりも内側に、上下方向に延びる円柱形状の樹脂製(本例ではフッ素樹脂製)の一対のガイド16が固定されている。また、前述のミドルプレート3には、ガイド16と同軸上に上下方向に延びる円柱形状の樹脂製(本例ではフッ素樹脂製)の一対のガイド6が固定されている。そして、ガイド6、16内に一対の連結軸35が摺接するように挿通している。
一対の連結軸35には、両上端部同士を繋ぐようにクランプ上プレート33が固定され、両下端部同士を繋ぐようにクランプ下プレート34が固定されている。
クランプ上プレート33には、下面側に実装部上クランプ31が固定されている。一方、クランプ下プレート34には、下面側にクランプシリンダ36が固定されており、クランプ下プレート34を挿通して上方に突出したクランプシリンダ36のピストンロッド先端部は、フローティングジョイント機構で実装部下クランプ32に連結されている。
図4にも示すように、実装部上クランプ31の下方先端部分は外縁部上クランプ11中央部の貫通孔内に挿設され、実装部上クランプ31は外縁部上クランプ11に対し上下方向に摺動可能に嵌合している。一方、実装部下クランプ32の上方先端部分は外縁部下クランプ12中央部の貫通孔内に挿設され、実装部下クランプ32は外縁部下クランプ12に対し上下方向に摺動可能に嵌合している。
そして、実装部上クランプ31の平面状の下面311と実装部下クランプ32の平面状の上面321とが、回路基板91への接触面として上下方向において対向するように配置されている。
図4に示すように、外縁部下クランプ12の上面121には、回路基板91を反り加工(矯正加工)する際に基板の変形した部分を受け入れるための凹部122が形成されている。凹部122は外形が外縁部上下クランプ11、12間で位置決めされたワーク90のスティフナ91の内側形状と重なり合うようになっている。
そして、実装部下クランプ32は、上端部が外縁部下クランプ12の凹部122内の中央に露出するようになっている。
また、実装部上クランプ31は、下端部が外縁部上クランプ11下面121の中央部に露出するようになっており、実装部上クランプ31の下面311中央部には、回路基板91を反り加工(矯正加工)する際に、バンプである導体ボール92を変形しないようにするための逃がし構造としての凹部312が形成されている。したがって、凹部312の外形は、外縁部上下クランプ11、12間で位置決めされたワーク90の導体ボール92配設位置を取り囲むようになっている。
図1に示すように、トッププレート4には、上面側に本実施形態の変位手段であるフォーミングシリンダ37が固定されており、トッププレート4を挿通して下方に突出したフォーミングシリンダ37のピストンロッド先端部がクランプ上プレート33の上端面を押圧可能となっている。
実装部クランプユニット30は、例えばミドルプレート3とクランプ上プレート33との間に設けた図示しないばね部材等の弾性部材により、外縁部クランプユニット10に対して浮いた状態となっている。すなわち、実装部クランプユニット30は、外縁部クランプユニット10に対して、反り加工(矯正加工)される回路基板91の厚さ方向においてフリーとなっている。
そして、ボトムプレート2には変形量計測器38が固定されており、変形量計測器38の測定子先端はクランプ下プレート34下面に当接している。これにより、変形量計測器38は、フォーミングシリンダ37のピストンロッド先端部が実装部クランプユニット30を押圧する際の変位量を計測できるようになっている。
次に、上記構成に基づき反り量調整装置1の作動について説明する。
図4〜9は、反り量調整装置1の要部の工程別断面図である。
反り量調整装置1を用いてワーク90の回路基板91に予め反りを形成するときには、まず、図4に示すように、ワーク90を外縁部上クランプ11と外縁部下クランプ12との間に滑り込ませ、図4では図示を省略した位置決めピン19に当接させて位置決めし所定位置にセットする。この際には、既に発熱手段であるヒータ11A、12Aに通電し発熱させて、外縁部上下クランプ11、12、およびこれらに接する実装部上下クランプ31、32を昇温させ170℃に温度調節している。
外縁部上下クランプ11、12、および実装部上下クランプ31、32は、発熱手段であるヒータ11A、12Aから受熱して昇温した、本実施形態における加熱手段である。
図4に示すようにワーク90をセットしたら、次に、図1に示すワーククランプシリンダ14を上昇させ、図5に示すように、ワーク90を外縁部上クランプ11と外縁部下クランプ12とで挟んで固定する。外縁部下クランプ12にはワーク90のスティフナ95部以外をクランプしない様に逃がし部としての凹部122が設けられているので、回路基板91の外縁部912およびスティフナ95のみが挟持される。ちなみに、凹部122の深さは矯正加工時に十分な加工そり量を得られるように2mmとしている。
ワーク90を外縁部上クランプ11の下面111と外縁部下クランプ12の上面121とで挟持したら、図1に示すクランプシリンダ36を上昇させ、図6に示すように、実装部下クランプ32と実装部上クランプ31とで半導体素子実装部911をクランプする。このとき、実装部上クランプの下面(ワーク当接面)311には逃がし部としての凹部312が設けられているので、クランプした際にワーク90上の導体ボール(FCバンプ)92を変形させることはない。
図6に示すようにクランプされたワーク90は、所定温度(本例では170℃)に温度調節された外縁部上下クランプ11、12、および実装部上下クランプ31、32から受熱し、外周部と中央部とから加熱されて速やかに(本例では60秒以内に)所定温度にまで昇温する。回路基板91外縁部912とスティフナ95との重ね合わせ部は、平面状の外縁部上クランプ11下面111と外縁部下クランプ12上面121とに挟持されて、平坦度が保障される。また、回路基板91実装部(半導体素子実装領域)911は、平面状の実装部上クランプ31下面311と実装部下クランプ32上面321とに挟持されて、平坦度が保障される。
また、実装部クランプユニット30は、外縁部クランプユニット10に対して、回路基板91の厚さ方向においてフリーとなる構成としているので、構成部品の熱膨張や加工誤差による不所望な反り量が基板に作用することを防止できる。
例えば、図7に示すように、回路基板91に若干の反り等が実装部上下クランプ31、32による実装部911挟持前から存在する場合には、回路基板91の厚さ方向において外縁部912と実装部911とに位置ずれがあるが、回路基板91の実装部911がある位置において実装部上下クランプ31、32により挟持することができる。したがって、回路基板91に不要な変位を与え、内部応力を発生することを防止できる。
図6に示すようにワーク90をクランプし昇温を完了したら、図1に示すフォーミングシリンダ37でクランプ上プレート33を下方向に押圧して下降させる。これにより、図8に示すように、実装部上クランプ31と実装部下クランプ32とが回路基板91実装部911を挟持したまま所定寸法(もしくは所定位置まで)下降変位する。下降変位量はボトムプレート2に設けた変形量計測器38で確認することができる。要部を図8に示す状態における反り量調整装置1の全体の状態は、図10に示すようになっている。
図8に示すように実装部上下クランプ31、32で回路基板91の実装部911を変位したら、その状態を所定時間(本例では15分間)維持した後、図9に示すように、外縁部上下クランプ11、12間、および実装部上下クランプ31、32間を開いてワーク90の拘束を解除し、ワーク90を取り出す。
以上の工程により、図3に示すような反り量を調整されたワーク90が形成される。ワーク90は、外周部すなわち回路基板91外縁部912とスティフナ95との重ね合わせ部と、回路基板91実装部(半導体素子実装領域)911とが、平坦度が良好なフラット部に形成され、回路基板91外縁部912と実装部911との間が、矯正部として変形されている。これにより、ワーク90に半導体素子を実装する前に、予め回路基板91を逆方向(半導体素子を実装する面とは反対側の面方向)に反り量(深さ)Eだけ反らせたものとしている。
図11に、本発明者らが本実施形態の反り量調整装置1を用いて行った回路基板の事前反り加工の結果を示す。本例では回路基板サイズ45×45mm、半導体素子サイズ20×20mm、接続バンプ数5000の場合の反り量矯正目標値0.25mmに対して、昇温時間60sec、フォーミングシリンダ37による下降量0.42mmで15min加工し、±0.02mmの誤差範囲で目標反り量に調整することができた。
ちなみに、反り量矯正目標値と下降量との関係は、予め実験やシミュレーション等により決定することができる。
これにより、従来技術を採用した場合よりも回路基板91に与えるダメージ(目標反り量を得るための変位量)を1/5に低減する事ができ、半導体素子の大型化や導体ボールの鉛フリーはんだへの対応が可能となることを確認できた。また、回路基板91の半導体素子実装部911の平坦度は30μm以下とすることができ、スティフナ95部の平坦度は20μm以下とすることができることを確認した。
加工前のスティフナ95の平坦度は約80μmであり、予めコールドプレス等により平坦度を向上しておくことが一般的であったが、回路基板91への反り付与加工時に平坦度を向上することが可能であることを確認した。
図3に示すような事前反り加工を終了したワーク90には、回路基板91の実装部911上に、その中央部に設けられた導体ボール92のリフローを通じて半導体素子が実装され、更にそのスティフナ73上に金属製の(本例ではステンレス製の)リッドが抵抗溶接等により接合されて、実装された半導体素子を封止した半導体パッケージが形成される。
ここでの半導体素子96の実装に際しては、図12に示すように、回路基板91は、外部基板への電気接続用のランド94の設けられたその裏面側が凸状となるように予め反らされており、その反り量Eは反り量矯正目標値となるように正確に調整されている。
こうした回路基板91に半導体素子96を実装すると、熱処理による導体ボール92のリフローに伴う熱歪みのため、回路基板91は上面側に凸状となるように反り変形するようになる。ところが、回路基板91は、上述したように予め裏面側に凸状となるように反らされていることから、熱歪みによる反り変形によっては、回路基板91の裏面側への反り量が減少していくこととなる。そして、最終的には、図13に示されるように、回路基板91は平坦となる。これにより、半導体素子96実装後の回路基板91の反り量を、外部基板に対するランド94の接続に十分問題の無いレベルに留めることができる。
こうして半導体素子96が実装された回路基板91には、図14に示すように、リッド97が接合されるが、このときの回路基板91上のスティフナ95は既に十分平坦化されていることから、容易に良好な密封状態を形成することができる。
ここで、図5に示す工程が、本実施形態における外縁部挟持工程であり、図6に示す工程が、本実施形態における実装位置挟持工程であり、図5および図6に示す工程が、本実施形態における加熱工程であると言える。また、図8に示す工程が、本実施形態における変位工程である。
なお、図4〜9で図示していた、例えばコンデンサ等の他の実装部品を接合するためのバンプ93は、図2、3、12〜14等では図示を省略している。
上述の構成および作動によれば、外縁部上下クランプ11、12で回路基板91の外縁部912とスティフナ95を挟持し、実装部上下クランプ31、32で回路基板91の半導体素子実装部911を挟持し、外縁部上下クランプ11、12および実装部上下クランプ31、32で回路基板91を加熱した後に、実装部上下クランプ31、32を変位させて事前反り加工(矯正加工)を行うことができる。
このように、基材が熱可塑性樹脂である回路基板91を加熱した後に変位を行うので、実装部上下クランプ31、32の変位量、すなわち加工時反り変形量を小さくしたとしても、挟持拘束を解除した後の反りを容易に確保することができる。このようにして、回路基板91に予め反りを付与する際の加工時反り変形量を低減することができる。
事前矯正加工時の変形量を低減することにより、回路基板91において半導体素子96を実装するためのバンプ92、93と外部基板との接続のためのランド94との間を電気的に接続する内部導体回路がダメージを受けることを防止することができる。
また、実装部上下クランプ31、32の回路基板91への接触面が平面となっており、回路基板91の半導体素子実装部911を挟持して加熱するようになっている。したがって、回路基板91の半導体素子96を実装する位置911の平坦度を確保し、半導体素子96を実装した際の接続不良を防止することができる。
また、外縁部上下クランプ11、12の回路基板91外縁部912およびスティフナ95への接触面が平面となっており、回路基板91外縁部912およびスティフナ95を挟持して加熱するようになっている。したがって、回路基板91外縁部912およびスティフナ95上面の平坦度を確保し、リッド97を接合した際の封止性を向上することができる。
図15は、比較例としてのワーク990を示した断面図である。例えば、回路基板991実装部の平坦度確保を目的として回路基板991実装部の片面側にブロック体等を配置し、ワーク全体を上面側から加圧した場合には、図15に示すような予め反りを付与された回路基板991を有するワーク990が得られる。ところが、このワーク990の場合には、片面からの加圧によりスティフナ995の変形を防止することができず、リッド接合時にリッド・スティフナ間に隙間を生じる場合がある。
本実施形態によれば、このような隙間を防止し、リッド接合による封止性を向上することが容易である。
また、本実施形態によれば、事前反り加工(矯正加工)する際に、外縁部上下クランプ11、12で回路基板91の外縁部912とスティフナ95を挟持し、実装部上下クランプ31、32で回路基板91の半導体素子実装部911を挟持しているので、回路基板91の実装部911および外縁部912の樹脂が変形部(図3に示す矯正部)へ流動し難い。したがって、フラット面を形成するために片面のみを支持する場合よりも、実装部911および外縁部912の平坦度の確保が容易である(フラット形状を形成しやすい)。
また、回路基板91を事前反り加工することにより半導体素子96実装後の回路基板91背面(ランド94形成面)の反りを抑止できる。したがって、半導体パッケージと外部基板との接触不良を好適に抑制することができる。
また、外縁部上下クランプ11、12で回路基板91の外縁部912とスティフナ95を挟持し、実装部上下クランプ31、32で回路基板91の半導体素子実装部911を挟持する前に、ヒータ11A、12Aを発熱させ、外縁部上下クランプ11、12および実装部上下クランプ31、32を昇温していた。これによると、比較的熱容量の大きな外縁部上下クランプ11、12および実装部上下クランプ31、32によりワーク90を外周側および中央部側から加熱できるので、ワーク90の昇温を速やかに行うことが可能である。
また、ヒータ11A、12Aは、外縁部上下クランプ11、12内に配設し、外縁部上下クランプ11、12から内側の実装部上下クランプ31、32に熱を伝達していた。これによれば、内側の実装部上下クランプ31、32にヒータを設ける必要がなく、ヒータは配設が容易な外側の外縁部上下クランプ11、12に設けるだけでよいので、構造をシンプルにすることができる。
(他の実施形態)
上記一実施形態では、外縁部挟持工程を行った後、実装位置挟持工程を行い、両工程を行うことで加熱工程を実施し、その後変位工程を行っていたが、外縁部挟持工程、実装位置挟持工程、加熱工程を行う順はこれに限定されるものではない。例えば、実装位置挟持工程を行った後、外縁部挟持工程を行い、両工程を行うことで加熱工程を実施し、その後変位工程を行うものであってもよい。また、加熱手段を別体で設けて、外縁部挟持工程および実装位置挟持工程を行う前に加熱工程を行うものであってもよい。
また、上記一実施形態では、発熱手段であるヒータ11A、12Aを外縁部上下クランプ11、12内に設けていたがこれに限定されるものではない。例えば、ヒータを外縁部上下クランプ11、12の側面部等に配設するものであってもよいし、ヒータを実装部上下クランプ31、32に設けるものや、両上下クランプ11、12、31、32に設けるものであってもよい。
また、上記一実施形態では、変位工程においてフォーミングシリンダ37を一回作動させて加工を一回で行っていたが、フォーミングシリンダ37を複数回作動させて下降を多段回行うものであってもよい。
また、上記一実施形態では、反り量調整装置1の本体部についてのみ説明していたが、この本体部に加えて制御手段である制御装置、加工開始スイッチ手段等を設け、制御装置が、加工開始スイッチ手段からのスイッチ信号、変形量計測器38からの位置信号等を取得し、上記一実施形態と同様に、ヒータ11A、12Aの発熱制御、各シリンダ14、36、37の作動制御等を行うものであってもよい。
また、上記一実施形態では、ワーク90は、回路基板91上にスティフナ95が設けられており、半導体素子96実装後にリッド97により密封されるものであったが、被加工物であるワークは、密封しない(封止しない)タイプであってもよい。例えば、スティフナやリッドを設けないものであってもよい。
本発明を適用した一実施形態における回路基板の反り量調整装置1の概略構成を示す模式構成図である。 被加工物であるワーク90の概略構成を示す外観斜視図である。 反り量調整装置1で反り量を調整されたワーク90の縦断面図である。 反り量調整装置1の要部の工程別断面図の一部である。 反り量調整装置1の要部の工程別断面図の一部である。 反り量調整装置1の要部の工程別断面図の一部である。 反り量調整装置1の要部の工程別断面図の一部である。 反り量調整装置1の要部の工程別断面図の一部である。 反り量調整装置1の要部の工程別断面図の一部である。 変位工程を完了した時点の反り量調整装置1の状態を示す模式構成図である。 反り量調整装置1の作動例を示すタイムチャートである。 反り量調整装置1で事前反り加工を行った後のワークの工程別断面図の一部である。 反り量調整装置1で事前反り加工を行った後のワークの工程別断面図の一部である。 反り量調整装置1で事前反り加工を行った後のワークの工程別断面図の一部である。 比較例のワークの断面図である。
符号の説明
1 反り量調整装置
11 外縁部上クランプ(外縁部挟持部材の一部、加熱手段の一部)
12 外縁部下クランプ(外縁部挟持部材の一部、加熱手段の一部)
11A、12A ヒータ(発熱手段)
31 実装部上クランプ(実装位置挟持部材の一部、加熱手段の一部)
32 実装部下クランプ(実装位置挟持部材の一部、加熱手段の一部)
37 フォーミングシリンダ(変位手段)
91 回路基板
92 導体ボール(バンプ)
96 半導体素子
111 下面(外縁部上クランプ11の下面、接触面)
121 上面(外縁部下クランプ12の上面、接触面)
311 下面(実装部上クランプ31の下面、接触面)
312 凹部
321 上面(実装部下クランプ32の上面、接触面)
911 実装部(実装位置)
912 外縁部

Claims (14)

  1. 基材が熱可塑性樹脂からなり半導体素子(96)を実装するための回路基板(91)に、実装時の加熱による反りと逆方向の反りを予め付与する回路基板の製造方法であって、
    前記回路基板(91)の外縁部(912)を外縁部挟持部材(11、12)により両面から挟持する外縁部挟持工程と、
    前記外縁部(912)より内側にある前記回路基板(91)の前記半導体素子(96)の実装位置(911)を実装位置挟持部材(31、32)により両面から挟持する実装位置挟持工程と、
    前記回路基板(91)を加熱する加熱工程と、
    前記外縁部挟持工程、前記実装位置挟持工程、および前記加熱工程を行った後に、前記回路基板(91)の前記外縁部(912)に対する前記実装位置(911)を、前記半導体素子(96)の実装面とは反対方向に変位させる変位工程とを備えることを特徴とする回路基板の製造方法。
  2. 前記実装位置挟持工程では、前記回路基板(91)への接触面(311、321)が平面である前記実装位置挟持部材(31、32)により前記実装位置(911)を両面から挟持することを特徴とする請求項1に記載の回路基板の製造方法。
  3. 前記実装位置挟持工程を行う前に、前記回路基板(91)の前記実装位置(911)には前記半導体素子(96)を前記回路基板(91)に接続するための導体ボール(92)が配置されており、
    前記実装位置挟持工程では、前記導体ボール(92)との干渉をさけるための凹部(312)が形成された前記実装位置挟持部材(31、32)により前記実装位置(911)を両面から挟持することを特徴とする請求項2に記載の回路基板の製造方法。
  4. 前記外縁部挟持工程では、前記回路基板(91)への接触面(111、121)が平面である前記外縁部挟持部材(11、12)により前記外縁部(912)を両面から挟持することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の回路基板の製造方法。
  5. 前記外縁部挟持工程では、前記回路基板(91)の厚さ方向における前記外縁部(912)と前記実装位置(911)との位置関係を変化させないように前記外縁部挟持部材(11、12)により前記外縁部(912)を両面から挟持し、
    前記実装位置挟持工程では、前記回路基板(91)の厚さ方向における前記外縁部(912)と前記実装位置(911)との位置関係を変化させないように前記実装位置挟持部材(31、32)により前記実装位置(911)を両面から挟持することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の回路基板の製造方法。
  6. 前記外縁部挟持工程および前記実装位置挟持工程が行う前に、熱を発生する発熱手段(11A、12A)から受熱させて前記外縁部挟持部材(11、12)および前記実装位置挟持部材(31、32)を昇温し、
    前記外縁部挟持工程および前記実装位置挟持工程を行うことに伴って、前記外縁部挟持部材(11、12)および前記実装位置挟持部材(31、32)により前記回路基板(91)を加熱する前記加熱工程を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の回路基板の製造方法。
  7. 前記外縁部挟持部材(11、12)および前記実装位置挟持部材(31、32)を互いに接して配置するとともに、前記発熱手段(11A、12A)を前記外縁部挟持部材(11、12)に設け、
    前記実装位置挟持部材(31、32)を、前記外縁部挟持部材(11、12)を介して前記発熱手段(11A、12A)から受熱させて昇温させることを特徴とする請求項6に記載の回路基板の製造方法。
  8. 基材が熱可塑性樹脂からなり半導体素子(96)を実装するための回路基板(91)に、実装時の加熱による反りと逆方向の反りを予め付与する回路基板の製造装置であって、
    前記回路基板(91)の外縁部(912)を両面から挟持する外縁部挟持部材(11、12)と、
    前記外縁部(912)より内側にある前記回路基板(91)の前記半導体素子(96)の実装位置(91)を両面から挟持する実装位置挟持部材(31、32)と、
    前記回路基板(91)を加熱するための加熱手段(11、12、31、32)と、
    前記外縁部(912)を挟持した前記外縁部挟持部材(11、12)に対する前記実装位置(911)を挟持した前記実装位置挟持部材(31、32)の位置を、前記回路基板(91)の前記半導体素子(96)の実装面とは反対方向に変位させる変位手段(37)とを備えることを特徴とする回路基板の製造装置。
  9. 前記実装位置挟持部材(31、32)は、前記回路基板(91)への接触面(311、321)が平面であることを特徴とする請求項8に記載の回路基板の製造装置。
  10. 前記実装位置挟持部材(31、32)は、前記回路基板(91)の前記実装位置(911)に配置され前記半導体素子(96)を前記回路基板(91)に接続するための導体ボール(92)との干渉をさけるための凹部(312)を有することを特徴とする請求項9に記載の回路基板の製造装置。
  11. 前記外縁部挟持部材(11、12)は、前記回路基板(91)への接触面(111、121)が平面であることを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれかに記載の回路基板の製造装置。
  12. 前記実装位置挟持部材(31、32)は、前記外縁部挟持部材(11、12)に対し、前記回路基板(91)の厚さ方向において変位自在であることを特徴とする請求項8ないし請求項11のいずれかに記載の回路基板の製造装置。
  13. 熱を発生する発熱手段(11A,12A)を備え、
    前記加熱手段(11、12、31、32)は、前記発熱手段(11A、12A)から受熱して昇温した前記外縁部挟持部材(11、12)および前記実装位置挟持部材(31、32)であることを特徴とする請求項8ないし請求項12のいずれかに記載の回路基板の製造装置。
  14. 前記外縁部挟持部材(11、12)および前記実装位置挟持部材(31、32)は互いに接して配置され、
    前記発熱手段(11A、12A)は、前記外縁部挟持部材(11、12)に設けられていることを特徴とする請求項13に記載の回路基板の製造装置。
JP2007148614A 2007-06-04 2007-06-04 回路基板の製造方法および回路基板の製造装置 Expired - Fee Related JP5018251B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007148614A JP5018251B2 (ja) 2007-06-04 2007-06-04 回路基板の製造方法および回路基板の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007148614A JP5018251B2 (ja) 2007-06-04 2007-06-04 回路基板の製造方法および回路基板の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008300805A true JP2008300805A (ja) 2008-12-11
JP5018251B2 JP5018251B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=40173990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007148614A Expired - Fee Related JP5018251B2 (ja) 2007-06-04 2007-06-04 回路基板の製造方法および回路基板の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5018251B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010192545A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Ngk Spark Plug Co Ltd 補強材付き配線基板の製造方法、補強材付き配線基板用の配線基板
JP2014192212A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Toppan Printing Co Ltd 半導体パッケージの製造方法及び製造用治具
JP2016152407A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 富士ゼロックス株式会社 基板装置の製造方法及び光学装置の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054637A1 (ja) * 2004-11-18 2006-05-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 配線基板とその製造方法および半導体装置
JP2006287056A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Ngk Spark Plug Co Ltd 配線基板および配線基板の製造方法
JP2006294850A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Nec Electronics Corp インターポーザおよびそれを用いた半導体装置、ならびに半導体装置の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054637A1 (ja) * 2004-11-18 2006-05-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 配線基板とその製造方法および半導体装置
JP2006287056A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Ngk Spark Plug Co Ltd 配線基板および配線基板の製造方法
JP2006294850A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Nec Electronics Corp インターポーザおよびそれを用いた半導体装置、ならびに半導体装置の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010192545A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Ngk Spark Plug Co Ltd 補強材付き配線基板の製造方法、補強材付き配線基板用の配線基板
JP2014192212A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Toppan Printing Co Ltd 半導体パッケージの製造方法及び製造用治具
JP2016152407A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 富士ゼロックス株式会社 基板装置の製造方法及び光学装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5018251B2 (ja) 2012-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6591426B2 (ja) 実装用ヘッドおよびそれを用いた実装装置
KR102117726B1 (ko) 압착 장치 및 압착 방법
JP2005353696A (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
US9362151B2 (en) Substrate warp correcting device and substrate warp correcting method
JP5018251B2 (ja) 回路基板の製造方法および回路基板の製造装置
JP2019165175A (ja) 半導体製造装置及び半導体製造方法
JP2015084388A (ja) 搭載部品収納治具、マルチ部品実装装置およびマルチ部品実装方法
JP4983872B2 (ja) ボンディング装置およびそれを用いたボンディング方法
JP2013157377A (ja) 半導体装置の半田付け方法および半田付け治具
JP4548509B2 (ja) プリント基板製造装置
JP4619209B2 (ja) 半導体素子実装方法および半導体素子実装装置
JP4385895B2 (ja) ボンディング装置
JP3227357B2 (ja) リード付き基板の接合方法
TWI229019B (en) Method of fabricating temperature control device
JP4670581B2 (ja) 回路基板の反り量調整装置
JP4673388B2 (ja) 配線基板の製造方法
JPH04364090A (ja) ハンダ付け用治具
US20200189276A1 (en) Liquid ejection head and method for manufacturing the same
JP5361553B2 (ja) 膜・電極接合体の製造用治具
JP4926863B2 (ja) セラミックグリーンシートの仮積層装置
JP4115661B2 (ja) 電子部品の熱圧着装置および熱圧着方法
KR20190095352A (ko) 반도체 장치의 제조 장치 및 제조 방법
JPH01170089A (ja) 電子回路基板のそり矯正装置
JP6726012B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
JP2009107231A (ja) セラミックグリーンシートの積層装置及びその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5018251

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees