JP2008299757A - 交通情報検出装置及び交通情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の交通に関する交通情報を効率良く検出できる交通情報検出装置及び交通情報処理システムを提供する。
【解決手段】
路面を通行する車両を撮像した映像を構成する路面の像における所定の領域に、映像を構成する車両の像が入域した入域時刻、及び車両の像が領域から出域した出域時刻のいずれか1つ以上を取得する時刻取得手段と、時刻取得手段が取得した時刻に基づいて、路面における交通に関する交通情報を検出する検出手段とを備える。この構成によれば、路面を通行する車両を撮像した映像を構成する所定の領域へ車両の像が入域した時刻及び領域へから出域した時刻のいずれか1つ以上を取得することで、映像に基づいて交通情報を効率的に検出できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、交通に関する交通情報を検出する装置及び交通情報を処理するシステムに関し、特に、車両を撮像した映像を解析することで交通情報を取得する装置及びシステムに関する。
従来から、複数の計測装置を用いて、車両の交通における異常な事象の発生を検出できる異常事象検出装置が知られている(例えば、特許文献1)。
この異常事象検出装置は、車両が走行する軌道の上流に設置され、車両の走行を検出するセンサを用いて走行速度等を計測する計測装置と、下流に設置された計測装置と、上流に設置された計測装置が計測した走行速度等と計測時刻とに基づいて下流における車両の走行速度等を推定し、推定した値と下流に設置された計測装置が計測した値との差異に基づいて異常な事象が発生したか否かを判定する判定部とを備えることを特徴としている。
また上記異常事象検出装置は、例えば、パンバー又はライト等の特徴となる特徴点を抽出し、抽出した特徴点を用いて車両の走行速度等を計測する装置でもある。
特開平10−320686
ところで上記のような装置では、特徴点とするバンパー等が所定の地上高において車両に設置されていることを前提としているため、車両の走行速度等の計測精度が向上しない。
よって、向上しない計測精度を補うために、車両の交通を監視する地点の上流及び下流という複数の箇所に計測装置を設置し、計測された複数の走行速度等に基づいて交通に関する情報を検出する必要がある。このために上記のような装置では、交通情報を効率良く検出できないという問題があった。
よって、本発明の目的とするところは、車両の交通に関する交通情報を効率良く検出できる交通情報検出装置及び交通情報処理システムを提供することにある。
本発明に係る交通情報検出装置は、路面を通行する車両を撮像した映像を構成する路面の像における所定の領域に、映像を構成する車両の像が入域した入域時刻、及び車両の像が領域から出域した出域時刻のいずれか1つ以上を取得する時刻取得手段と、時刻取得手段が取得した時刻に基づいて、路面における交通に関する交通情報を検出する検出手段とを備えることを特徴としている。
上記構成において、交通情報は、車両の長さ及び走行速度の少なくとも1つ以上を含み、検出手段は、領域に対応する路面上の領域の位置及び大きさの少なくとも1つ以上と時刻取得手段が取得した時刻とに基づいて、交通情報を検出する構成を採用できる。
上記構成において、検出手段は、領域を構成する画素値の変化に基づいて、入域時刻及び出域時刻のいずれか1つ以上を取得する構成を採用できる。
本発明に係る交通情報処理システムは、路面を通行する車両を撮像した映像を構成する路面の像における所定の領域に、映像を構成する車両の像が入域した入域時刻、及び車両の像が領域から出域した出域時刻のいずれか1つ以上に基づいて、路面における交通に関する交通情報を検出する検出手段と、道路の渋滞に関する情報を取得するために、検出手段が検出した交通情報を処理する情報処理手段と、情報取得手段が取得した情報を、路面を走行する車両へ送信する送信手段とを備えることを特徴としている。
請求項1の構成によれば、路面を通行する車両を撮像した映像を構成する所定の領域へ車両の像が入域した時刻及び領域から出域した時刻のいずれか1つ以上を取得することで、映像に基づいて交通情報を効率的に検出できる。
請求項2の構成によれば、路面を通行する車両を撮像した映像に基づいて、車両の長さ及び走行速度を検出できる。
請求項3の構成によれば、領域を構成する画素値の変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得するために、効率的に交通情報を検出できる。
請求項4の構成によれば、路面を通行する車両を撮像した映像を構成する所定の領域に車両の像が入域した時刻、及び所定の領域から出域した時刻のいずれか1つ以上に基づいて交通情報を効率的に検出するだけでなく、交通情報を処理することで渋滞に関する情報を取得して車両へ送信できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る交通情報処理システムの一実施形態を示す構成図である。
図1に示す交通情報処理システム10は、通信網100、1又は複数の検出地点PD1からPDnに少なくとも1台ずつ設置された交通情報検出装置1001から100n’及び撮像装置1101から110n’、処理地点PPに設置された情報処理装置2000、及び送信地点PS1からPSmに少なくとも1台ずつ設置された送信装置3001から300m’で構成される。
尚、交通情報検出装置1001から100n’の接続、構成、及び機能については、それぞれほぼ同一であるので、以下単に、交通情報検出装置1001についてのみ説明する。また同様の理由から、以下単に、撮像装置1101、送信装置3001、検出地点PD1、及び送信地点PS1についてのみ説明する。
通信網100は、例えば、LAN(Local Area Network )、WAN(Wide Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、又は公衆回線網で構成され、交通情報検出装置1001、情報処理装置2000、及び送信装置3001をそれぞれ通信可能に接続する。
検出地点PD1は、路面における交通に関する情報(以下単に、交通情報という)を交通情報処理システム10が検出する地点である。ここで、交通情報は、所定の路面を交通する車両の単位時間当たりの通過台数、車両の速度、及び車両の長さを含む。
尚、本実施例では、検出地点PD1からPDn、処理地点PP、送信地点PS1からPSmは、それぞれ異なる地点であるとして説明する。しかし、これに限定される訳ではなく、検出地点PD1からPDn、処理地点PP、送信地点PS1からPSm の少なくとも2つ以上の地点が同一の地点であるとする構成を採用できる。
ここで図2を参照して、検出地点PD1の一構成例について説明する。図2は、検出地点PD1の一構成例を表す図である。
図2に示す検出地点PD1には、道路1301が存在し、道路1301の路面1311の上を車両1401が通行している。また検出地点PD1には、交通情報検出装置1001、撮像装置1101、及び固定台1201が設置されている。
道路1301は一方通行の道路である。尚、本実施例では、道路1301は一方通行の道路であるとして説明を行うが、これに限定される訳ではなく、双方向に通行が許される道路である構成を採用できる。
ここで図3を参照して、路面1311について説明する。図3は、図1で表した検出地点PD1を上方から表した図である。
図3に表す路面1311には、例えば、白色のペイント等によって検出枠F1及びF2が表記されている。検出枠F1及びF2は、交通情報検出装置1001が交通情報を検出するために用いる枠線である。
検出枠F1及びF2は、路面1311において車両1401が走行すると考えられる軌道上(つまり、走行車線)に表記された枠である。尚、軌道上の検出枠F1よりも下流の枠を検出枠F2とする。
また、路面1311上の検出枠F1及びF2で囲まれた領域を、対応領域RC1及びRC2という。尚、対応領域RC1及びRC2は、後述する所定領域に対応する領域である。
尚、本実施例において、検出枠F1及びF2、並びに対応領域RC1及びRC2を、方形の枠及び方形領域であるとして図示して説明するが、これに限定される訳ではない。例えば、円形、楕円形、及び方形以外の多角形とする構成を採用できる。
また本実施例において、撮像装置1101の撮像範囲RPにおける路面1311は、上流の検出枠F1及び下流の検出枠F2を1組だけを表記されており、交通情報検出装置1001は、検出枠F1及びF2上の1つの軌道(つまり、1つの車線)における交通に関する情報を検出する場合について説明するが、これに限定される訳ではない。撮像範囲RPにおける路面1311は、複数組の検出枠Fを有し、交通情報検出装置1001は、検出枠F上の複数の軌道(つまり、複数の車線)における交通情報を検出する構成を採用できる。
ここで図2に戻り、引き続き検出地点PD1の構成について説明する。
車両1401は、例えば、乗用車、バス、及びトラック等の自動車で構成される。尚、本実施例では、車両1401が自動車で構成されるとして説明を行うが、これに限定される訳ではなく、原動機付自転車、軽車両、及びトロリーバス、並びに戦車及び装甲車等の軍用車両で構成される実施例を採用できる。
また、本実施例では、交通情報検出装置1001は、道路1301の路面1311を走行する自動車である車両1401の交通に関する情報を検出するとして説明するが、これに限定される訳ではない。例えば、線路の線路面を走行する汽車、列車、及び電車等の交通に関する情報を検出する構成を採用できる。
交通情報検出装置1001について説明する前に、撮像装置1101について説明する。
撮像装置1101は、例えば、ビデオカメラで構成される。撮像装置1101は、路面1311及び走行する車両1401を同時に撮像することができるように、固定台1201に固定されている。尚、撮像装置1101が撮像することができる範囲を、以下単に、撮像範囲RP1という。
本実施例において、撮像装置1101は、撮像方向が車両1401の進行方向に対面する方向に向けて、路面1311の上方に設置されるとして説明する。しかし、これに限定される訳ではなく、撮像装置1101の撮像方向が進行方向と同じである構成を採用できる。尚、撮像装置1101の光軸の路面1311に対する角度は、30度以上であることが望ましい。
ここで図3を再度参照して、撮像装置1101について説明する。
撮像装置1101は、図3に示すように、路面1311及び路面1311を走行する車両1401のみならず、路面1311に表記された検出枠F1及びF2を同時に撮像することができるように固定台1102に固定されている。つまり、撮像装置1101は、検出枠F1及びF2、並びに対応領域RC1及びRC2を撮像範囲RPに含むように設置されている。
撮像装置1101は、所定の時間間隔で、撮像範囲RPの内に位置する路面1311及び車両1401を撮像して、一般にフレームといわれる画像(以下単に、撮像画像という)を取得する。
次に、撮像装置1101は、交通情報検出装置1001へ、撮像して得た撮像画像を継続出力することで映像を出力する。尚、撮像装置1101が撮像を行う時間間隔は、毎秒30回以上の撮像を行うことができる間隔(つまり、30フレーム/秒以上)が望ましい。
尚、本実施例では、撮像装置1101は、ビデオカメラで構成されるとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、所定時間間隔で撮像を行うよう設定されたデジタルカメラ、又はWebカメラを用いる構成を採用できる。
交通情報検出装置1001は、例えば、パーソナルコンピュータで構成され、図示を省略するが、風雨を凌ぐためのケースに格納されている。交通情報検出装置1001は、例えば、LANケーブル等を介して通信網100及び撮像装置1101に接続する。
交通情報検出装置1001は、撮像装置1101から映像を受信し、受信した映像に基づいて交通情報を検出する。
ここで図4を参照して、交通情報検出装置1001の構成について説明する。図4は、交通情報検出装置1001の一構成例を表す機能ブロック図である。
交通情報検出装置1001は、映像受信部1011、時刻取得部1021、検出部1031、及び交通情報送信部1041で構成される。映像受信部1011、時刻取得部1021、検出部1031、及び交通情報送信部1041が有する機能は、交通情報検出装置1001が実行するソフトウェア制御により実現される。
ここで、図5を参照して、ソフトウェア制御を実行するための交通情報検出装置1001のハードウェア構成について説明する。図5は、ソフトウェア制御を実現するための交通情報検出装置1001のハードウェア構成の一例を表す図である。
交通情報検出装置1001は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算部1051、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の読み出し専用メモリであるROM1061(Read-Only Memory )、DRAM(Dynamic RAM)又はSRAM(Static RAM)等の揮発性メモリ及びNVRAM(Non Volatile RAM)等の不揮発性メモリで構成されるRAM1071(Random Access Memory)、並びにハードディスク等の外部記憶装置で構成される外部記憶部1081で構成され、演算部1051、ROM1061、RAM1071、及び外部記憶部1081は互いにバス1091によって接続している。
ソフトウェア制御は、ROM1061又は外部記憶部1081に格納したプログラムを演算部1051が読込み、読込んだプログラムに従って演算部1051が演算を行うことにより上記各部の機能を実現する。なお、RAM1071には、演算結果のデータが書き込まれ、特にNVRAMには、電源オフ時にバックアップが必要なデータが保存される。
ここで図4に戻り、交通情報検出装置1001の構成について引き続き説明する。
映像受信部1011は、例えば、ネットワーク・アダプタで構成され、撮像装置1101及び時刻取得部1021に接続する。映像受信部1011は、撮像装置1101から映像を受信し、受信した映像を時刻取得部1021へ出力する。
時刻取得部1021は、映像受信部1011及び検出部1031に接続する。時刻取得部1021は、後述する時刻取得処理を実行することで、入域時刻及び出域時刻のいずれか1つ以上を取得する。
ここで、入域時刻とは、映像を構成する路面の像における所定の領域(以下単に、所定領域という)に、映像を構成する車両の像が入域した時刻をいう。また、出域時刻とは、所定領域から映像を構成する車両の像が出域した時刻をいう。
ここで図6を参照して、映像と所定領域との関係について説明する。図6は、映像と所定領域との関係の一例を表す図である。
図6に示す撮像画像IMは、撮像装置1101が撮像した映像を構成するフレームの内の1つである。撮像画像IMは、路面1311の像IMRと路面1311を走行する車両1401の像IMCと所定領域RA1及びRA2とで構成される。
所定領域RA1及びRA2は、検出枠F1及びF2の像で囲まれた領域であり、対応領域RC1及びRC2の像である。つまり、対応領域RC1及びRC2は、所定領域RA1及びRA2に対応する路面1311上の領域であるといえる。
この構成によれば、所定領域に対応する路面上の領域に車両が入域した時刻、又は路面上の領域から車両が出域した時刻に基づいて、路面における交通情報を検出すために、車両の高さ及び構成による影響を軽減して交通情報を精度良く検出できる。
特に、所定の地上高の位置に、例えば、車両を構成するバンパー等の特徴点が設置されていることを前提として特徴点を抽出し、抽出した特徴点を用いて車両の走行速度等の交通情報を検出する方法に比べて検出精度が向上する。
ここで図4に戻り、交通情報検出装置1001の構成について引き続き説明する。
時刻取得部1021は、図6を参照して説明した所定領域RA1及びRA2について時刻取得処理を実行することで、所定領域RA1に対する入域時刻TI1及び出域時刻TO1、並びに所定領域RA2に対する入域時刻TI2及び出域時刻TO2を取得する。
ここで図7及び8を参照して、時刻取得部1021が実行する時刻取得処理について説明する。図7は時刻取得部1021が実行する時刻取得処理の一例を表すフローチャートの一部であり、図8は時刻取得部1021が実行する時刻取得処理の一例を表すフローチャートの他部である。
尚、以下単に、時刻取得部1021が所定領域RA1に対して実行する時刻取得処理について説明するが、所定領域RA2に対して実行する時刻取得処理もほぼ同様の処理であるために説明を省略する。
先ず、時刻取得部1021は、前回の平均画素値を格納した変数を初期化する(ステップST0001)。尚、平均画素値とは、所定領域RA1を構成する画素のRGB(Red, Green, Blue)値の合計を平均した値をいう。
ここで数式1を参照して、平均画素値について説明する。数式1は、平均画素値を算出するために用いる数式である。
Figure 2008299757
尚、aは平均画素値を、nは所定領域RAを構成する画素数を、iは所定領域RA1を構成する画素を識別するための画素番号(1<=i<=n)を、riは画素番号iで識別される画素のR(赤)値を、giは画素番号iで識別される画素のG(緑)値を、biは画素番号iで識別される画素のB(青)値を表す。
尚、本実施例では、1画素をRGB色系で表す場合について説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、RGBA(Red, Green, Blue, Alpha)、sRGB(standard RGB)、AdobeRGBCMY(Red, Green, Blue, cyan, magenta, yellow)、CMYK(cyan, magenta, yellow, black)、CMYKOG(cyan, magenta, yellow, black, orange, green)、及びRGBCMYK(red, green, blue, cyan, magenta, yellow, black)色系、並びにL*a*b*、XYZ、xyY、及びL*u*v*色系で表す構成を採用できる
ここで図7に戻り引き続き、時刻取得処理について説明する。
ステップST0001を実行した後に、時刻取得部1021は、フラグを立てることで入域フラグ変数を初期化する(ステップST0002)。
尚、入域フラグ変数は、検出対象とする時刻が入域時刻であるか否かを表す変数であり、立ったフラグによって検出対象とする時刻が入域時刻であることを表し、倒れたフラグによって出域時刻であることを表す。
ステップST0002又は後述するステップST0016を実行した後に、時刻取得部1021は、所定時間スリープする(ステップST0003)。尚、ステップST0003にいう所定時間は、撮像装置1101が撮像を行う時間間隔よりも短いことが望ましい。
次に、時刻取得部1021は、時刻取得処理の終了条件を満足するか否かを判断する(ステップST0004)。時刻取得部1021は、終了条件を満足すると判断する場合には時刻取得処理の実行を終了し、そうでない場合にはステップST0005の処理を実行する。
尚、時刻取得処理の終了条件は、例えば、時刻取得部1021がキル・シグナル(Kill Signal)を取得した場合等、常駐するプログラムの実行を終了するための通常用いられる条件を含む。
ステップST0004において、時刻取得部1021は、終了条件を満足しないと判断した場合には、撮像装置1101から撮像された映像を取得する(ステップST0005)。
次に、時刻取得部1021は、取得した映像を構成する最新の撮像画像IMにおける所定領域RA1の平均画素値を、上記数式1を用いて算出する(ステップST0006)。次に、時刻取得部1021は、変数に格納された前回算出した平均画素値と今回算出した平均画素値との差異(以下単に、平均画素値の変化という)を算出する(ステップST0007)。
その後、時刻取得部1021は、平均画素値の変化が所定の閾値を超えるか否かを判断する(ステップST0008)。時刻取得部1021は、平均画素値の変化が所定の閾値を超えると判断する場合にはステップST0009の処理を、そうでない場合にはステップST0016の処理を実行する。
ステップST0008において、時刻取得部1021は、平均画素値の変化が所定の閾値を超えたと判断する場合には、入域又は出域があったと判断する。
つまり、時刻取得部1021は、所定の領域RA1を構成する画素が、路面の像IMLから車両の像IMCを表示するようになったために平均画素値の変化が所定の閾値を超えた又はその逆であると判断する。
よって、時刻取得部1021は、入域フラグが立っているか否かを判断する(ステップST0009)。時刻取得部1021は、入域フラグが立っていると判断する場合にはステップST0010の処理を、そうでない場合にはステップST0013の処理を実行する。
ステップST0009において、時刻取得部1021は、入域フラグが立っていると判断した場合には、システム時刻に基づいて入域時刻を取得する(ステップST0010)。次に、時刻取得部1021は、入域フラグを倒す(ステップST0011)。
その後、時刻取得部1021は、取得した入域時刻を検出部1031へ出力する(ステップST0012)。次に、時刻取得部1021は、ステップST0016の処理を実行する。
ステップST0009において、時刻取得部1021は、入域フラグが立っていないと判断した場合には、システム時刻に基づいて出域時刻を取得する(ステップST0013)。次に、時刻取得部1021は、入域フラグを立てる(ステップST0014)。
その後、時刻取得部1021は、取得した出域時刻を検出部1031へ出力する(ステップST0015)。次に、時刻取得部1021は、ステップST0016の処理を実行する。
ステップST0008において、時刻取得部1021は、平均画素値の変化が所定の閾値を超ないと判断した場合、ステップST0012を実行した後、又はステップST0015を実行した後には、変数に今回算出した平均画素値を格納する(ステップST0016)。その後、時刻取得部1021は、ステップST0003に戻り上記処理を繰り返す。
この構成によれば、領域を構成する画素値の変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得するために、効率的に交通情報を検出できる。
本実施例では、時刻取得部1021は、上記数式1を用いて計算される平均画素値の変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得するとして説明したが、これに限定される訳ではない。
例えば、時刻取得部1021は、最大画素値の変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得する構成を採用できる。尚、最大画素値とは、所定領域RA1を構成する画素のRGB値を合計した値の最大値をいう。
ここで数式2を参照して、最大画素値について説明する。数式2は、最大画素値を算出するために用いる数式である。
Figure 2008299757
尚、m は最大画素値を、nは所定領域RA1を構成する画素数を、iは所定領域RA1を構成する画素を識別するための画素番号(1<=i<=n)を、riは画素番号iで識別される画素のR(赤)値を、giは画素番号iで識別される画素のG(緑)値を、biは画素番号iで識別される画素のB(青)値を表す。
ここで図9を参照して、最大画素値の変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得する時刻取得処理について説明する。図9は、時刻取得部1021が最大画素値の変化に基づいて実行する時刻取得処理の一例を説明するための図である。
ここで、図5で説明したROM1061、RAM1071、又は外部記憶部1081(以下単に、外部記憶部1081等という)は、予め、路面1311の像IMLだけが所定領域RA1に映し出されている場合に算出され得る最大画素値の上限値BU(以下単に、路面上限値という)と、下限値BL(以下単に、路面下限値という)とを記憶しているとして説明する。
先ず、時刻取得部1021は、外部記憶部1081等から、路面下限値BLと路面上限値BUとを取得する。次に、時刻取得部1021は、所定の時間間隔で、所定領域RA1の最大画素値mを算出する。
ここで、時刻取得部1021は、算出した最大画素値 m が所定以上の回数連続して、路面下限値BLと路面上限値BLとで定まる路面領域RRに属さない値となった場合に、車両の像IMCが所定領域RA1に入域したと判断する。よって、時刻取得部1021は、連続して路面領域RRに属さない最大画素値 m を算出した時刻の内で、最も早い時刻を入域時刻 TI と判断する。
つまり、図9において示すA1部において、時刻取得部1021は、路面領域RRに属さない値である最大画素値 m を算出するが、これは一時的であり、所定の回数以内に路面領域RRに属する値を算出する。よってA1部において、時刻取得部1021は、車両の像IMCが所定領域RA1に入域したと判断しない。
一方で、A2部において、時刻取得部1021は、最大画素値 m が所定以上の回数連続して路面領域RRに属さない値を算出する。よって、時刻取得部1021は、車両の像IMCが所定領域RA1に入域したと判断する。
同様に、時刻取得部1021は、算出した最大画素値 m が所定以上の回数連続して、路面領域RRに属する値となった場合に、車両の像IMCが所定領域RA1から出域したと判断する。よって、時刻取得部1021は、連続して路面領域RRに属する最大画素値 m を算出した時刻の内で、最も早い時刻を出域時刻 TO と判断する。
この構成によれば、時刻取得部1021は、最大画素値に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得するため、路面の色に全体的に近似した色の車両であっても車両の入域時刻及び出域時刻を精度良く取得できる。
本実施例では、時刻取得部1021は、上記数式2を用いて計算される最大画素値 m の連続的な変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得するとして説明した。しかしこれに限定される訳ではなく、上記数式1を用いて計算される平均画素値aの連続的な変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得するとして構成を採用できる。
ここで、所定領域RA1を構成する画素の画素値に基づいて車両の像IMCが所定領域RA1に入域又は出域した時刻を算出するために用いる値を判定値という。判定値は、平均画素値a及び最大画素値 m を含む。
上記構成によれば、時刻取得部1021は、所定領域RA1に路面の像IMLが映し出されている場合に取り得る判定値に基づいて、精度良く入域時刻及び出域時刻を取得できる。
本実施例では、時刻取得部1021は、上記数式2を用いて計算される最大画素値 m の連続的な変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得するとして説明した。しかしこれに限定される訳ではなく、平均画素値aの標準偏差の変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得する構成を採用できる。
尚、平均画素値aの標準偏差は、算出時点と算出時点から所定時間だけ過去の時点とで定まる時間区間において過去に算出した平均画素値aの標準偏差を含む。
ここで図10を参照して、平均画素値aの標準偏差の変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得する時刻取得処理について説明する。図10は、時刻取得部1021が平均画素値aの標準偏差の変化に基づいて実行する時刻取得処理の一例を説明するための図である。
ここで、図5で説明した外部記憶部1081等は、予め、所定領域RA1に路面1311の像IMLだけが映し出されている場合に算出され得る平均画素値aの標準偏差stの上限値に基づいて定められた所定の閾値THを記憶している。
先ず、時刻取得部1021は、外部記憶部1081等から閾値THを取得する。次に、時刻取得部1021は、所定の時間間隔で、所定領域RA1の平均画素値aの標準偏差sdを算出する。
ここで、時刻取得部1021は、算出した標準偏差sdが所定以上の回数連続して、所定の閾値THを超えた場合に、車両の像IMCが所定領域RA1に入域したと判断する。よって、時刻取得部1021は、連続して閾値THを超えた標準偏差sdを算出した時刻の内で、最も早い時刻を入域時刻 TI と判断する。
同様に、時刻取得部1021は、算出した標準偏差sdが所定以上の回数連続して、所定の閾値THを超えない値となった場合に、車両の像IMCが所定領域RA1から出域したと判断する。よって、時刻取得部1021は、連続して所定の閾値THを超えない標準偏差sdを算出した時刻の内で、最も早い時刻を出域時刻TOと判断する。
つまり、図10において示すB1部において、時刻取得部1021は、標準偏差sdが所定以上の閾値THを下回る値とならないために、車両の像IMCが所定領域RA1から出域したと判断しない。
一方で、B2部において、時刻取得部1021は、標準偏差sdが所定以上の回数連続して閾値THを下回る値となるために、車両の像IMCが所定領域RA1から出域したと判断する。
この構成によれば、所定時間において算出された平均画素値aの標準偏差sdの変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得するため、例えば、映像の乱れ等の一時的な映像の変化が与える影響を軽減して精度良く入域時刻及び出域時刻を取得できる。
本実施例では、時刻取得部1021は、平均画素値aの標準偏差sdの変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得するとして説明した。しかしこれに限定される訳ではなく、最大画素値mの標準偏差の変化に基づいて入域時刻及び出域時刻を取得する構成を採用できる。尚、判定値は、平均画素値a及び最大画素値 m のみならず、平均画素値aの標準偏差sd及び最大画素値mの標準偏差sdを含む。
ここで図4に戻り、交通情報検出装置1001の構成について引き続き説明を行う。
検出部1031は、時刻取得部1021及び交通情報送信部1041に接続している。検出部1031は、後述する検出処理を実行することで、時刻取得部1021が取得した時刻に基づいて交通情報を検出する。
ここで図11及び12を参照して、検出部1031が、交通情報を検出するために実行する検出処理について概説する。図11は、交通情報に含まれる車両の走行速度を検出するための処理の一例について概説するための図であり、図12は、交通情報に含まれる車両の長さを検出するための処理の一例について概説するための図である。
図11に示す対応領域RC1及びRC2は、車両1401の進行方向において b メートル(以下単に、[m]と表記する)の距離を隔てて路面1311上に位置している。また、車両1401が対応領域RC1及び2に入域した時刻をTI1及びTI2とし、対応領域RC1への入域から対応領域RC2への入域に要する時間をΔTf 秒(以下単に、[s]と表記する)とする。
検出部1031は、これらの変数を以下で説明する数式3に代入することで、車両1401の走行速度V メートル毎秒(以下単に、[m/s]と表記する)を検出する処理を実行する。
ここで数式3を参照して、走行速度Vの算出方法について説明する。数式3は、走行速度Vを算出するために用いる数式である。
Figure 2008299757
尚、Vは走行速度を、b は対応領域RC1とRC2との位置関係によって定まる距離を、TI1及びTI2は対応領域RC1及びRC2へ入域した時刻を表す。
この構成によれば、対応領域RC1及びRC2の位置と、対応領域RC1及びRC2への入域時刻TI1及びTI2とに基づいて交通情報に含まれる車両の走行速度を算出できる。
次に、図12に示す対応領域RC1の大きさ(つまり、長さ)は、車両1401の進行方向において a1 [m] である。また、車両1401が対応領域RC1に入域した時刻及び出域した時刻をTI1 [s] 及びTO1 [s] とし、対応領域RC1への入域から出域に要する時間をΔT1 [s] とする。
検出部1031は、これらの変数を以下で説明する数式4に代入することで、車両1401の長さL メートル(以下単に、[m]と表記する)を検出する処理を実行する。
ここで数式4を参照して、車両長Lの算出方法について説明する。数式4は、車両長Lの算出方法を算出するために用いる数式である。
Figure 2008299757
尚、Lは車両1401の長さを、Vは車両1401の速度を、a1は対応領域RC1の長さを、TI1は対応領域RC1へ入域した時刻を、TO1は対応領域RC1から出域した時刻を、ΔT1は対応領域RC1への入域から出域に要する時間を表す。
尚、本実施例において、外部記憶部1081等は、対応領域RC1とRC2との間隔を表す値 b [m]、及び対応領域RC1の長さを表す値 a1 [m] を記憶する。
また、本実施例では、車両1401が対応領域RC1及び2に入域する時刻及び出域する時刻と、撮像画像IMにおける車両1401の像IMCが所定領域RA1及び2に入域する入域時刻、並びに所定領域RA1及び2から出域する出域時刻とが等しい時刻であるとして説明を行うが、これに限定される訳ではなく、一定の時間差があっても構わない。
ここで図13及び14を参照して、検出部1031が実行する検出処理について説明する。図13は検出部1031が実行する検出処理の一例を表すフローチャートの一部であり、図14は検出部1031が実行する検出処理の一例を表すフローチャートの他部である。
先ず、検出部1031は、道路1301を通過した車両の台数をカウントするカウンタ変数を初期化するために値「0」を入力する(ステップST0101)。次に、検出部1031は、検出部1031が入域時刻を出力するまでスリープする(ステップST0102)。
その後、検出部1031は、終了条件を満足するか否かを判断する(ステップST0103)。検出部1031は、終了条件を満足すると判断する場合には検出処理の実行を終了し、そうでない場合にはステップST0104の処理を実行する。尚、検出処理の終了条件は、図7を参照して説明した時刻取得処理のステップST0004における終了条件とほぼ同様であるので説明を省略する。
ステップST0103において、検出部1031は、終了条件を満足しないと判断した場合には、時刻取得部1021から所定領域RA1における入域時刻 TI1 を取得する(ステップST0104)。
次に、検出部1031は、図示を省略するが、時刻取得部1021が所定領域RA1における出域時刻 TO1 を出力するまでスリープし、その後、出域時刻 TO1 を取得する(ステップST0105)。
その後、検出部1031は、車両の像IMCが所定領域RA1に入域してから出域するまでに要する時間ΔT1を算出する(ステップST0106)。尚、検出部1031は、時間ΔT1を、出域時刻 TO1 から入域時刻 TI1 を減算することで算出する。
次に、検出部1031は、同様に図示を省略するが、時刻取得部1021が所定領域RA2における入域時刻 TI2 を出力するまでスリープし、その後、入域時刻 TI2 を取得する(ステップST0107)。
その後、検出部1031は、車両の像IMCが所定領域RA1に入域してから所定領域RA2に入域するまでに要する時間ΔTfを算出する(ステップST0108)。尚、検出部1031は、時間ΔTf を、出域時刻 TO1 から入域時刻 TI1 を減算することで算出する。
次に、検出部1031は、外部記憶部1081等が記憶する対応領域RC1とRC2との位置関係(間隔)を表す値 b [m]と、ステップST0108で算出した時間ΔTf [s]とを上記数式3に代入することで、車両の走行速度V [m/s] を算出する(ステップST0109)。
その後、検出部1031は、外部記憶部1081等が記憶する対応領域RC1の長さを表す値 a1 [m] と、ステップST0106で算出した時間ΔT1 [s]と、ステップST0109で算出した車両の走行速度V [m/s]とを上記数式4に代入することで、車両の長さL [m] を算出する(ステップST0110)。
この構成によれば、路面を通行する車両を撮像した映像に基づいて、車両の長さ及び走行速度を検出できる。
次に、検出部1031は、通過台数をカウントするカウンタをインクリメントする(ステップST0111)。次に、検出部1031は、カウンタが表す通過台数、ステップST0109で算出した車両の走行速度V、ステップST0110で算出した車両の長さLを含む交通情報を、交通情報送信部1041へ出力する(ステップST0112)。その後、検出部1031は、ステップST0102に戻り上記処理を繰り返す。
この構成によれば、路面を通行する車両を撮像した映像を構成する所定の領域へ車両の像が入域した時刻及び領域へから出域した時刻のいずれか1つ以上を取得することで、映像に基づいて交通情報を効率的に検出できる。
ここで図4に戻り、交通情報検出装置1001の構成について引き続き説明する。
交通情報送信部1041は、例えば、ネットワーク・カードで構成され、通信網100及び検出部1031に接続している。交通情報送信部1041は、検出部1031から交通情報を取得し、取得した交通情報と交通情報の検出地点PD1を識別する情報とを通信網100を介して情報処理装置2000へ送信する。
ここで図1に戻り、交通情報処理システム10の構成について引き続き説明する。
処理地点PPは、渋滞に関する情報を取得するために、検出地点PD1からPDnで検出された交通情報を交通情報処理システム10が処理する地点である。処理地点PPには、交通情報を処理する情報処理装置2000が設置されている。
情報処理装置2000は、例えば、パーソナル・コンピュータで構成される。情報処理装置2000は、通信網100を介して、交通情報検出装置1001から100n’及び送信装置3001から300m’に接続している。
情報処理装置2000は、図示を省略するが、例えば、ネットワーク・カード等で構成される通信部を有する。情報処理装置2000が有する通信部は、通信網100を介して接続する交通情報検出装置1001から100n’から交通情報と交通情報の検出地点PD1からPDnを識別する情報とを受信する。
その後、情報処理装置2000は、道路の渋滞に関する情報(以下単に、渋滞情報という)を取得するために、交通情報検出装置1001から100n’が検出した交通情報を処理する。その後、情報処理装置2000が有する通信部は、取得した渋滞情報を通信網を介して送信装置3001から300m’へ送信する。
尚、渋滞情報は、道路を所定の速度で走行する場合に要する所要時間、渋滞の原因、並びに車両に課せられる制限のいずれか1つ以上を含む。尚、車両に課せられる制限は、例えば、車線規制等の車線に関する制限、通行止め等の通行に関する制限、及び最高速度制限等の速度に関する制限のいずれか1つ以上を含む。
ここで、情報処理装置2000が実行する交通情報の処理の一例について説明する。
情報処理装置2000は、例えば、ハードディスク等の外部記憶装置を有する。情報処理装置2000が有する外部記憶装置は、道路に発生する渋滞を予測又は特定するための渋滞モデルを記憶する。
情報処理装置2000は、取得した交通情報に含まれる道路を走行する車両の速度V、台数、及び車両長Lのいずれか1つ以上と、交通情報の検出地点PD1を識別する情報とを、渋滞モデルに入力して解析する処理を実行することで、道路に発生が予想される又は発生したことを特定した渋滞に関する情報を取得する。
この構成によれば、路面を通行する車両を撮像した映像を構成する所定の領域に車両の像が入域した時刻、及び所定の領域から出域した時刻のいずれか1つ以上に基づいて交通情報を効率的に検出するだけでなく、交通情報を処理することで渋滞に関する情報を効率的に取得できる。
本実施例では、情報処理装置2000は、車両の速度V、台数、及び車両長Lのいずれか1つ以上を渋滞モデルに入力して解析する処理を実行して渋滞情報を取得するとして説明したが、これに限定される訳ではない。情報処理装置2000が、車両の速度V、台数、及び車両長Lのいずれか1つ以上に基づいて渋滞情報を取得するために用いられる一般的かつ通常の処理を行う構成を採用できる。
送信地点PS1は、処理地点PPで行った処理により取得した渋滞情報を交通情報処理システム10が送信する地点である。送信地点PS1には、渋滞情報を送信する送信装置3001が設置されている。
ここで図15を参照して、送信地点PS1の一構成例について説明する。図15は、送信地点PS1の一構成例を表す図である。
図15(a)に示す送信地点PS1には、道路3301が存在し、道路3301の路面3311の上を車両3401が通行している。また送信地点PS1には、送信装置3001及び固定台3201が設置されている。
送信装置3001は、例えば、投光器、又は電波送信機で構成され、通信網100を介して情報処理装置2000に接続している。送信装置3001は、情報処理装置2000から渋滞に関する情報を取得し、取得した情報を光又は電波を用いて送信する。
この構成によれば、路面を通行する車両を撮像した映像を構成する所定の領域に車両の像が入域した時刻、及び所定の領域から出域した時刻のいずれか1つ以上に基づいて交通情報を効率的に検出するだけでなく、交通情報を処理することで渋滞に関する情報を取得して車両へ送信できる。
道路3301、路面3311、及び車両3401の構成は、図2を参照して説明した道路1301、1311路面、及び車両1401の構成とほぼ同様であるので、以下主に、相違点について説明する。
車両3401は、例えば、カー・ナビゲーション装置等で構成される迂回路表示装置3411を車両の内部に備える。
図15(b)に示すように、車両3401が有する迂回路表示装置3411は、受信部3421、検索部3431、及び表示部3441で構成される。
受信部3421は、例えば、受光器又は電波受信機で構成され、検索部3431に接続している。受信部3421は、光又は電波を用いて送信装置3001が送信した渋滞情報を受信し、受信した渋滞情報を検索部3431へ出力する。
また、受信部3421は、例えば、GPS(Global Positioning System)を構成するGPS衛星等又は送信装置3001から、迂回路表示装置3411を備える車両3401の位置を表す位置情報を取得し、取得した位置情報を検索部3431へ出力する。
検索部3431は、迂回路表示装置3411がソフトウェア制御を実行することで実現される。迂回路表示装置3411がソフトウェア制御を実行するためのハードウェア構成については、図5を参照して説明した交通情報検出装置1001のハードウェア構成とほぼ同様であるので説明を省略する。
検索部3431は、受信部3421及び表示部3441に接続する。検索部3431は、受信部3421から渋滞情報と位置情報とを取得する。
次に、検索部3431は、位置情報が表す車両3401の現在位置から車両3401を利用する者が設定した目的地までの順路において、渋滞情報が表す渋滞を迂回するための迂回路を検索し、検索した迂回路及び渋滞情報を表示部3441へ出力する。
表示部3441は、例えば、液晶パネル等で構成され、検索部3431に接続する。表示部3441は、検索部3431から迂回路及び渋滞情報を取得し、取得した迂回路、並びに迂回路において発生している又は発生が予想される渋滞に関する渋滞情報を表示する
この構成によれば、路面を通行する車両を撮像した映像を構成する所定の領域に車両の像が入域した時刻、及び所定の領域から出域した時刻のいずれか1つ以上に基づいて交通情報を効率的に検出するだけでなく、交通情報を処理することで得た渋滞に関する情報及び渋滞を迂回する迂回路を車両を運転する運転者に表示できる。
本実施例においては、時刻取得部1021が時刻取得手段に相当し、検出部1031が検出手段に相当し、情報処理装置2000が情報処理手段に相当し、送信装置3001から300m’が送信手段に相当する。
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参酌しながら説明する。
第2の実施例においては、撮像装置と交通情報検出装置とが接続しない実施形態について説明する。特に、交通情報検出装置が、撮像装置の撮影する映像をリアルタイム処理するのではなく、過去に撮像装置が撮影した映像を処理する点で実施例1と異なる。
先ず、図16を参照して、本実施例における交通情報処理システムの構成について説明する。図16は、実施例2における交通情報処理システムの一構成例を表す図である。
図16に示す交通情報処理システム20は、通信網200、1又は複数の検出地点PD1からPDnに少なくとも1台ずつ設置された撮像装置4101から410n’処理地点PPに設置された記録装置5100、再生装置5200、交通情報検出装置5300、及び情報処理装置5400、並びに送信地点PS1からPSmに少なくとも1台ずつ設置された送信装置6001から600m’で構成される。
尚、撮像装置4101から410n’の接続、構成、及び機能については、それぞれほぼ同一であるので、以下単に、撮像装置4101についてのみ説明する。また同様の理由から、以下単に、送信装置3001、検出地点PD1、及び送信地点PS1についてのみ説明する。
また、通信網200、検出地点PD1及び送信地点PS1の構成、並びに検出地点PD1及び送信地点PS1に設置される装置の構成、接続、及び機能については、実施例1で説明した通信網100、検出地点PD1及び送信地点PS1の構成、並びに検出地点PD1及び送信地点PS1に設置される装置の接続、構成、及び機能とほぼ同様であるので、以下主に、相違点について説明する。
検出地点PD1には、撮像装置4101、及び図示を省略するが、固定台が設置されているが、交通情報検出装置が設置されていない点で実施例1と異なる。また、撮像装置4101は、通信網200を介して接続する記録装置5100に対して映像を送信する点で実施例1と異なる。
処理地点PPには、情報処理装置5400のみならず、記録装置5100、再生装置5200、及び交通情報検出装置5300が設置される点で実施例1と異なる。
記録装置5100は、例えば、パーソナルコンピュータ又はデジタル・ビデオ・レコーダで構成され、通信網200を介して撮像装置4101に接続している。
記録装置5100は、図示を省略するが、例えば、ネットワーク・アダプタで構成される通信部と、例えば、DVD−Rディスク等で構成される情報記録媒体に情報を記録する外部記憶装置とを有する。
記録装置5100が有する通信部は、通信網200を介して撮像装置4101から映像と、映像の検出地点PD1を識別する情報(以下単に、検出地点識別情報という)と、撮像の行われた撮像時刻とを受信し、受信した情報をそれぞれ関連付けて外部記憶装置へ出力する。記録装置5100が有する外部記憶装置は、通信部が受信した情報を情報記録媒体に記録する。
再生装置5200は、例えば、パーソナルコンピュータ又はデジタル・ビデオ・プレイヤで構成され、交通情報検出装置5300と接続するが、撮像装置4101に接続しない。再生装置5200は、例えば、DVD−Rドライブで構成される外部記憶装置と、ソフトウェア制御の実行により実現される映像再生部と、例えば、ネットワーク・アダプタで構成される通信部とを有する。
尚、再生装置5200が有するソフトウェア制御を実行するためのハードウェア構成は、図5を参照して説明した交通情報検出装置1001のハードウェア構成と同様であるので説明を省略する。
再生装置5200が有する外部記憶装置は、DVD−Rディスク等で構成される情報記録媒体に記録された情報を読み取り、読み取った情報を映像再生部へ出力する。特に、外部記憶装置は、記録装置5100が情報記録媒体に記録した映像を表す情報と検出地点識別情報と撮像時刻と読み取る。
映像再生部は、外部記憶装置が読み取った情報に基づいて映像を再生し、再生した映像と検出地点識別情報と撮像時刻とを送信部へ出力する。送信部は、映像と検出地点識別情報と撮像時刻とを、交通情報検出装置5300へ送信する。
交通情報検出装置5300の構成及び機能は、実施例1で説明した交通情報検出装置1001の構成及び機能とほぼ同様である。よって、交通情報検出装置5300は、実施例1で説明した交通情報検出装置1001が有する時刻取得部1021に相当する部及び検出部1031に相当する部を有する。
尚、交通情報検出装置5300は、検出地点PD1ではなく処理地点PPに設置され、再生装置5200と情報処理装置5400とに接続する点で実施例1で説明した交通情報検出装置1001と異なる。
また、交通情報検出装置5300は、映像のみならず、映像を撮像した地点PD1を識別する識別情報及び撮像時刻をも取得し、取得した映像及び撮像時刻に基づいて交通情報を取得する点で実施例1と異なる。また、交通情報検出装置5300は、取得した交通情報と検出地点識別情報とを情報処理装置5400へ送信する点で実施例1と異なる。
尚、情報処理装置5400、送信地点PS1、及び送信地点PS1に設置された装置については説明を省略する。
本実施例においては、交通情報検出装置5300が有する時刻取得部1021に相当する部が時刻取得手段に相当し、交通情報検出装置5300が有する検出部1031に相当する部が検出手段に相当し、情報処理装置5400が情報処理手段に相当し、送信装置6001から600m’が送信手段に相当する。
交通情報検出装置1001及び交通情報検出装置5300は、演算部がROM、RAM、外部記憶装置の少なくともひとつに格納されたプログラムを実行することによって実現される。また、このプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより提供できる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
上記実施形態では、外部記憶装置はハードディスク(Hard Disk)で構成されるとして説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、MO(magneto-optic)、及び、フラッシュメモリ(flash memory)で構成される実施形式を採用できる。
本発明に係る交通情報処理システムの一実施形態を示す構成図である。 検出地点の一構成例を表す図である。 図1で表した検出地点を上方から表した図である。 交通情報検出装置の一構成例を表す機能ブロック図である。 ソフトウェア制御を実現するための交通情報検出装置のハードウェア構成の一例を表す図である。 映像と所定領域との関係の一例を表す図である。 時刻取得部が実行する時刻取得処理の一例を表すフローチャートの一部である。 時刻取得部が実行する時刻取得処理の一例を表すフローチャートの他部である。 時刻取得部が最大画素値の変化に基づいて実行する時刻取得処理の一例を説明するための図である。 時刻取得部が平均画素値の標準偏差の変化に基づいて実行する時刻取得処理の一例を説明するための図である。 車両の走行速度を検出するための処理の一例について概説するための図である。 車両の長さを検出するための処理の一例について概説するための図である 検出部が実行する検出処理の一例を表すフローチャートの一部である。 検出部が実行する検出処理の一例を表すフローチャートの他部である。 送信地点の一構成例を表す図である。 実施例2における交通情報処理システムの一構成例を表す図である。
符号の説明
10…交通情報処理システム 100…通信網
1001〜100n’…交通情報検出装置
1011…映像受信部
1021…時刻取得部(時刻取得手段)
1031…検出部(検出手段) 1041…交通情報送信部
1051…演算部 1061…ROM
1071…RAM 1081…外部記憶部
1091…バス 1101〜110n’…撮像装置
1201…固定台 1301…道路
1311…路面 1401…車両
20…交通情報処理システム 200…通信網
2000…情報処理装置(情報処理手段)
3001〜300m’…送信装置(送信手段)
3201…固定台 3301…道路
3311…路面 3401…車両
3411…迂回路表示装置 3421…受信部
3431…検索部 3441…表示部
4101〜410n’…撮像装置 5100…記録装置
5200…再生装置 5300…交通情報検出装置
5400…情報処理装置(情報処理手段)
6001〜600m’…送信装置(送信手段)
a1…対応領域RC1の長さ AL…光軸
b…対応領域RC1とRC2との距離
BL…路面下限値 BU…路面上限値
F1,2…検出枠 IM…撮像画像
IMC…車両の像 IMR…路面の像
L…車両長 m…算出した最大画素値
PD1〜PDn…検出地点 PP…処理地点
PS1〜PSm…送信地点 RA1,2…所定の領域
RC1,2…対応領域 RL…路面領域
RP…撮像範囲 RW…電波
TH…所定の閾値値 TI11〜TI14…入域時刻
TO11〜TO15…出域時刻
V…車両の走行速度 sd…算出した標準偏差

Claims (4)

  1. 路面を通行する車両を撮像した映像を構成する前記路面の像における所定の領域に、前記映像を構成する前記車両の像が入域した入域時刻、及び前記車両の像が前記領域から出域した出域時刻のいずれか1つ以上を取得する時刻取得手段と、
    前記時刻取得手段が取得した時刻に基づいて、前記路面における交通に関する交通情報を検出する検出手段とを備えることを特徴とする交通情報検出装置。
  2. 前記交通情報は、前記車両の長さ及び走行速度の少なくとも1つ以上を含み、
    前記検出手段は、前記領域に対応する前記路面上の領域の位置及び大きさの少なくとも1つ以上と前記時刻取得手段が取得した時刻とに基づいて、前記交通情報を検出することを特徴とする請求項1に記載の交通情報検出装置。
  3. 前記前記検出手段は、前記領域を構成する画素値の変化に基づいて、前記入域時刻及び前記出域時刻のいずれか1つ以上を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の交通情報検出装置。
  4. 路面を通行する車両を撮像した映像を構成する前記路面の像における所定の領域に、前記映像を構成する前記車両の像が入域した入域時刻、及び前記車両の像が前記領域から出域した出域時刻のいずれか1つ以上に基づいて、前記路面における交通に関する交通情報を検出する検出手段と、
    道路の渋滞に関する情報を取得するために、前記検出手段が検出した交通情報を処理する情報処理手段と、
    前記情報取得手段が取得した情報を、前記路面を走行する車両へ送信する送信手段とを備えることを特徴とする交通情報処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102147971A (zh) * 2011-01-14 2011-08-10 赵秀江 基于视频图像处理技术的交通信息采集系统
CN106355903A (zh) * 2016-09-13 2017-01-25 枣庄学院 基于视频分析的多车道车流量检测方法

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