JP2008299114A - 液晶表示素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】観察側基板の内面に複数の画素電極とTFTと走査線及び信号線を設け、反対側基板の内面に対向電極を設けた反射型アクティブマトリックス液晶表示素子において、観察側から入射した光の反射光によるTFTの誤動作を無くし、良好な表示を得る。
【解決手段】観察側基板1の内面に、複数の画素電極4と、これらの画素電極4に接続された複数のTFT5と、複数の走査線及び信号線とを設け、反対側基板2の内面に、複数の画素電極4とそれぞれ対向する領域により複数の画素を形成する対向電極17と、前記複数の画素の配列領域に対応させて形成され、複数の画素に対応する領域以外の領域のうちの少なくともTFT5に対応する部分に欠落部19を有し、観察側から入射した光を欠落部19以外の領域において観察側へ反射する反射面18とを形成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、薄膜トランジスタ(以下、TFTと記す)を能動素子とした反射型のアクティブマトリックス液晶表示素子に関する。
液晶表示素子としては、予め定めた間隙を設けて対向配置された一対の基板間の間隙に液晶層を封入し、前記一対の基板の互いに対向する内面のうちの一方の基板の内面に、行方向及び列方向に配列させて形成された複数の画素電極と、前記複数の画素電極にそれぞれ接続された複数のTFTと、各行の複数のTFTにゲート信号を供給する複数の走査線と、各列の複数のTFTにデータ信号を供給する複数の信号線とを設け、他方の基板の内面に、前記複数の画素電極とそれぞれ対向する領域により複数の画素を形成する対向電極を設けたアクティブマトリックス液晶表示素子が広く利用されている。
また、液晶表示素子には、表示の観察側とは反対側の基板の内面または外面に反射膜を設け、観察側から入射した光を前記反射膜により観察側へ反射して表示する反射型のものがあり、反射型のアクティブマトリックス液晶表示素子においては、その製造プロセスを簡易化するために、観察側の基板の内面に複数の画素電極とTFTと走査線及び信号線を設け、観察側とは反対側の基板の内面に対向電極を設けている(特許文献1参照)。
特開平7−198614号公報
しかし、観察側の基板の内面に複数の画素電極とTFTと走査線及び信号線を設けた従来の反射型アクティブマトリックス液晶表示素子は、前記TFTが、観察側から入射して反対側の基板に設けられた反射膜により反射された光によって誤動作し、表示不良を発生するという問題をもっている。
この発明は、観察側の基板の内面に複数の画素電極とTFTと走査線及び信号線を設け、観察側とは反対側の基板の内面に対向電極を設けた反射型アクティブマトリックス液晶表示素子において、観察側から入射した光の反射光による前記TFTの誤動作を無くし、良好な表示を得ることを目的としたものである。
この発明の請求項1に記載の液晶表示素子は、
予め定めた間隙を設けて対向配置された観察側とその反対側の一対の基板と、
前記一対の基板間の間隙に封入された液晶層と、
前記一対の基板の互いに対向する内面のうちの前記観察側の基板の内面に、行方向及び列方向に配列させて形成された複数の画素電極と、
前記観察側の基板の内面に、前記複数の画素電極にそれぞれ対応させて配置され、対応する前記画素電極に接続された複数のTFTと、
前記観察側の基板の内面に、前記複数の画素電極の行毎に設けられ、各行の前記複数の薄膜トランジスタにゲート信号を供給する複数の走査線と、
前記観察側の基板の内面に、前記複数の画素電極の列毎に設けられ、各列の前記複数の薄膜トランジスタにデータ信号を供給する複数の信号線と、
前記反対側の基板の内面に、前記複数の画素電極と対向させて設けられ、前記複数の画素電極とそれぞれ対向する領域により複数の画素を形成する対向電極と、
前記反対側の基板の内面と外面のいずれか一方に、前記複数の画素の配列領域に対応させて形成され、前記複数の画素に対応する領域以外の領域のうちの少なくとも前記複数のTFTに対応する部分に欠落部を有し、前記観察側から入射した光を前記欠落部以外の領域において前記観察側へ反射する反射面と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の液晶表示素子において、前記反射面は、前記複数のTFTに対応する部分及び、前記複数の走査線をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極の間と、前記複数の信号線をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極の間のいずれか一方に対応する部分に欠落部を有していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の液晶表示素子において、前記反射面は、前記複数のTFTに対応する部分及び、前記複数の走査線をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極の間に対応する部分と、前記複数の信号線をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極の間に対応する部分とに欠落部を有していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1または2に記載の液晶表示素子において、前記対向電極は、前記反対側の基板の内面に、前記反射面の欠落部に対応する部分を除いて設けられた金属膜からなっており、この金属膜により前記反射面が形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記請求項2または3に記載の液晶表示素子において、前記対向電極は、前記反対側の基板の内面に設けられた透明導電膜からなっており、前記反射面は、前記反対側の基板の内面と外面のいずれか一方に、前記反射面の欠落部に対応する部分を除いて設けられた金属膜により形成されていることを特徴とする。
この発明の液晶表示素子によればTFTの誤動作を無くし、良好な表示を得ることができる。
(第1の実施形態)
図1〜図3はこの発明の第1の実施例を示しており、図1は液晶表示素子の一部分の断面図、図2は前記液晶表示素子の観察側基板の一部分を内面側から見た図、図3は前記液晶表示素子の反対側基板の一部分を内面側から見た図である。
この液晶表示素子は、TFTを能動素子とした反射型のアクティブマトリックス液晶表示素子であり、予め定めた間隙を設けて対向配置された観察側とその反対側の一対の透明基板1,2と、前記一対の基板1,2間の間隙に封入された液晶層3と、前記一対の基板1,2の互いに対向する内面のうちの前記観察側の基板(以下、前基板という)1の内面に、行方向(図1において紙面に垂直な方向、図2において左右方向)及び列方向(図1において左右方向、図2において上下方向)に配列させて形成された複数の透明な画素電極4と、前記前基板1の内面に、前記複数の画素電極4にそれぞれ対応させて配置され、対応する画素電極4に接続された複数のTFT5と、前記前基板1の内面に、前記複数の画素電極4の行毎に設けられ、各行の複数のTFT5にゲート信号を供給する複数の走査線13と、前記前基板1の内面に、前記複数の画素電極4の列毎に設けられ、各列の複数のTFT5にデータ信号を供給する複数の信号線14と、前記反対側の基板(以下、後基板という)2の内面に、前記複数の画素電極4と対向させて設けられ、前記複数の画素電極4とそれぞれ対向する領域により複数の画素を形成する対向電極17と、前記後基板2の内面に、前記複数の画素の配列領域(画面エリア)に対応させて形成され、前記複数の画素に対応する領域以外の領域のうちの前記複数のTFT5に対応する部分に欠落部19を有し、前記観察側から入射した光を前記欠落部19以外の領域において前記観察側へ反射する反射面18とを備えている。
前記TFT5は、前記前基板1の板面上に形成されたゲート電極6と、前記前基板1の板面の略全域に前記ゲート電極6を覆って形成された透明なゲート絶縁膜7と、前記ゲート絶縁膜7の上に前記ゲート電極6と対向させて形成されたi型半導体膜8と、前記i型半導体膜8の両側部の上にn型半導体膜9を介して形成されたドレイン電極10及びソース電極11と、前記i型半導体膜8とドレイン電極10及びソース電極11を覆って形成されたオーバーコート絶縁膜12とからなっている。なお、図2では前記オーバーコート絶縁膜12を省略している。
そして、前記複数の画素電極4は、前記ゲート絶縁膜7の上に形成され、前記複数のTFT5は、前記複数の画素電極4にそれぞれ対応させて各画素電極行の一側の領域に配置されており、前記ソース電極11を対応する画素電極4に接続されている。
また、前記複数の走査線13は、前記前基板1の板面上に、各画素電極行の一側の領域にそれぞれ対応させて形成され、前記TFT5のゲート電極6に接続されており、前記複数の信号線14は、前記ゲート絶縁膜7の上に、各画素電極列の一側の領域にそれぞれ対応させて形成され、前記TFT5のドレイン電極10に接続されている。なお、前記複数の走査線13は、前記TFT5のゲート電極6と同じ金属膜により形成され、前記複数の信号線14は、前記TFT5のドレイン電極10と同じ金属膜により形成されている。
さらに、前記前基板の内面には、前記複数の画素電極4の間に補償容量を形成するための容量電極15が設けられている。この容量電極15は、前記前基板1の板面上に、前記画素電極4の周縁部のTFT接続部を除く部分に対応させて形成されており、前記画素電極4の周縁部との間に、前記ゲート絶縁膜7を誘電体層とする補償容量を形成している。なお、前記容量電極15は、各画素電極行毎に、行方向に連続させて形成されており、各行の容量電極15は、前記複数の画素の配列領域の外側の部分において互いに共通接続されている。
一方、前記後基板2の内面に設けられた対向電極17は、前記後基板2の板面上の前記複数の画素電極4に対応する領域に、前記反射面18の欠落部19に対応する部分、つまり前記複数の画素に対応する領域以外の領域のうちの前記複数のTFT5に対応する部分を除いて設けられた光反射性を有するアルミニウム膜等の金属膜16からなっており、この金属膜16により前記反射面18が形成されている。
なお、前記金属膜16は、前記後基板2の板面上にアルミニウム膜等をスパッタ法または蒸着法により成膜し、その膜の前記複数のTFT5に対応する部分をフォトリソグラフィ法によって除去することにより形成されたものであり、前記反射面18は、前記金属膜16の膜面(鏡面)からなっている。
また、前記金属膜16の除去部、つまり前記反射面18の欠落部19は、前記TFT5のi型半導体膜8の少なくともチャンネル領域(ドレイン電極10とソース電極11との間の領域)よりも大きい形状に形成されている。
さらに、前記前基板1と後基板2の内面にはそれぞれ、前記電極4,17を覆って配向膜20,21が形成されている。なお、図2及び図3では前記配向膜20,21を省略している。
前記前基板1と後基板2は、予め定めた間隙を設けて対向配置され、前記複数の画素の配列領域を囲む枠状のシール材(図示せず)を介して接合されており、これらの基板1,2間の前記シール材により囲まれた領域に液晶層3が封入されている。
そして、前記液晶層3の液晶分子は、前記前基板1と後基板2の内面にそれぞれ形成された配向膜20,21によりそれぞれの基板1,2の近傍における配向方向を規定され、前記基板1,2間において予め定めた配向状態に配向している。
また、前記前基板1の外面側には、偏光板22が、その透過軸を予め定めた方向に向けて配置されており、さらに前記前基板1の外面と前記偏光板22との間には、表示の視野角を広くするための位相差板、例えば1/4波長の位相差を有するλ/4位相差板23と、1/2波長の位相差を有するλ/2位相差板24が、それぞれの遅相軸を予め定めた方向に向けて配置されている。
なお、この液晶表示素子は、前記液晶層3の液晶分子をツイスト配向させたTNまたはSTN型、液晶分子を基板1,2面に対して実質的に垂直に配向させた垂直配向型、液晶分子をツイストさせること無く基板1,2面に対して実質的に平行に配向させた水平配向型、液晶分子をベンド配向させるベンド配向型のいずれか、或いは強誘電性または反強誘電性液晶表示素子であり、前記偏光板22の透過軸及び前記位相差板23,24の遅相軸の向きは、良好なコントラスト及び視野角特性が得られるように設定されている。
さらに、前記前基板1の外面と前記2枚の位相差板23,24のうちの前基板1側の第1の位相差板(この実施例ではλ/4位相差板)23との間には、表示観察者の顔等が前記反射面18に映って見える外景の映り込みを無くすための光拡散層25が設けられている。
この光拡散層25は、例えば光拡散粒子を分散させた透明な粘着剤層からなっており、前記第1の位相差板23は、前記光拡散層(粘着剤層)25により前記前基板1の外面に貼付けられ、第2の位相差板24は、前記第1の位相差板23の外面に図示しない両面粘着フィルムにより貼付けられ、前記偏光板22は、前記第2の位相差板24の外面に図示しない両面粘着フィルムにより貼付けられている。
この液晶表示素子は、反射型のものであり、表示の観察側から入射した光を、観察側とは反対側の後基板2の内面に形成された反射面18により前記観察側へ反射し、その反射光の観察側への出射を、前記複数の画素毎に、前記画素電極4と対向電極17との間への電圧の印加により制御して画像を表示する。
この液晶表示素子は、前記後基板2の内面に、前記複数の画素の配列領域に対応させて、前記複数の画素に対応する領域以外の領域のうちの前記前基板1の内面に設けられた複数のTFT5に対応する部分に欠落部19を有し、観察側から入射した光を前記欠落部19以外の領域において前記観察側へ反射する反射面18を形成しているため、観察側から入射し、前記後基板2の内面において前記反射面18により反射された光が前記TFT5のi型半導体膜8に入射することは無い。
したがって、この液晶表示素子は、前基板1の内面に複数の画素電極4とTFT5と走査線13及び信号線14を設け、後基板2の内面に対向電極17を設けた反射型アクティブマトリックス液晶表示素子であるが、観察側から入射した光の反射光による前記TFT5の誤動作を無くし、良好な表示を得ることができる。
なお、この液晶表示素子に観察側から入射した光は前記複数のTFT5の配置領域にも入射するが、観察側からTFT5の配置領域に入射した光は、前記TFT5のゲート電極6により遮られるため、観察側から入射した光が前記TFT5のi型半導体膜8に入射して前記TFT5を誤動作させることは無い。
しかも、この液晶表示素子は、前記後基板2の内面に、前記反射面18の欠落部19に対応する部分を除いて設けられた金属膜16からなる対向電極17を設け、前記金属膜16により前記反射面18を形成しているため、前記対向電極17と反射面18とを別々に形成する場合に比べて、製造工程数を少なくし、低コスト化を図ることができる。
(第2の実施形態)
図4はこの発明の第2の実施例を示す液晶表示素子の一部分の断面図であり、この実施例の液晶表示素子は、後基板2の内面に、表面が、微小な凹凸が行方向及び列方向に連続した形状に形成された下地膜26を設け、この下地膜26の上に、前基板1の内面に設けられた複数のTFT5に対応する部分を除いてアルミニウム膜等の金属膜16を設けることにより、前記金属膜16からなる対向電極17と、前記金属膜16の前記下地膜26の表面の形状に対応した凹凸形状で、且つ前記複数のTFT5に対応する部分に欠落部19を有する拡散反射面18aとを形成し、上述した第1の実施例における光拡散層25を省略したものである。なお、この液晶表示素子の他の構成は、第1の実施例の液晶表示素子と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
この実施例において、前記下地膜26は、前記後基板2の板面上に感光性樹脂を塗布してその表面をフィトリソグラフィ法により凹凸面に形成する方法、或いは、凹凸面を有するフィルム型または金型上にレジストを塗布してそのレジスト膜を前記後基板2の板面上に転写する方法により形成されており、前記金属膜16は、前記下地膜26の上にアルミニウム膜等を成膜し、その膜の前記複数のTFT5に対応する部分をフォトリソグラフィ法によって除去することにより形成されている。
なお、この実施例では、前記後基板2の板面上に前記下地膜26を設け、この下地膜26の上に前記金属膜16を成膜しているが、前記後基板2の板面をフィトリソグラフィ法またはサンドブラスト処理により荒らして凹凸面に形成し、その上に前記金属膜16を形成してもよい。
この実施例の液晶表示素子は、表示の観察側から入射した光を、観察側とは反対側の後基板2の内面に形成された前記拡散反射面18aにより前記観察側へ反射するものであるため、第1の実施例のように光拡散層25を設けること無く、外景の映り込みを無くすことができる。
(第3の実施形態)
図5はこの発明の第3の実施例を示す液晶表示素子の反対側基板(後基板)の一部分を内面側から見た図であり、この液晶表示素子は、後基板2の内面に、前記複数の画素に対応する領域以外の領域のうちの前記複数のTFT5に対応する部分及び、前記複数の走査線13をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間に対応する部分に欠落部19aを有する反射面18を形成したものである。
この液晶表示素子において、前記反射面18の欠落部19aは、各行の画素の間の領域毎にスリット状に形成されており、これらの欠落部19aのうちの前記TFT5に対応する部分は、前記TFT5のi型半導体膜8の少なくともチャンネル領域よりも大きい形状に形成され、前記走査線13を挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間に対応する部分は、これらの画素電極4,4間の領域よりも僅かに広い幅に形成されている。
また、前記後基板2の内面に設けられた対向電極17は、前記後基板2の内面に、前記反射面18の欠落部19aに対応する部分を除いて設けられた金属膜16からなっており、この金属膜16により前記反射面18が形成されている。
さらに、前記金属膜16は、この金属膜16からなる前記対向電極17の電位を全ての画素にわたって同電位にするために、前記反射面18の各行のスリット状欠落部19aにそれぞれ対応する複数の除去部を挟んで隣合う部分が、前記金属膜16の一端または両端において互いに繋がった形状に形成されている。
なお、この液晶表示素子の他の構成は、上述した第1の実施例の液晶表示素子と同じであるから、その説明は省略する。
この液晶表示素子は、後基板2の内面に、前記複数の画素に対応する領域以外の領域のうちの前記複数のTFT5に対応する部分及び、前記複数の走査線13をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間に対応する部分に欠落部19aを有する反射面18を形成しているため、観察側から入射し、前記後基板2の内面において前記反射面18により反射された光が前記TFT5のi型半導体膜8に入射して前記TFT5の誤動作させることは無く、また、前記反射面18により反射された光が、前記複数の走査線13をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間の領域(液晶層3に正規の駆動電界が印加されない領域)を通って観察側に出射し、表示のコントラストを低下させることも無い。
なお、この実施例では、前記反射面18を、複数のTFT5に対応する部分及び、複数の走査線13をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間に対応する部分を欠落させた形状に形成しているが、前記反射面18は、前記複数のTFT5に対応する部分及び、複数の信号線14をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間に対応する部分を欠落させた形状に形成してもよく、このようにすることにより、観察側から入射した光の反射光による前記TFT5の誤動作と、前記複数の信号線14をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間の領域における反射光が観察側に出射することによるコントラスト低下とを無くすことができる。
また、この実施例の液晶表示素子は、前記金属膜16の膜面からなる反射面18を鏡面としたものであるが、前記反射面18を拡散反射面とし、第1の実施例における光拡散層25を省略してもよい。
さらに、この実施例では、後基板2の内面に、前記反射面18の欠落部19aに対応する部分を除いて金属膜16を設け、この金属膜16により対向電極17と反射面18を形成しているが、前記後基板1の内面に、複数の画素の配列領域の全体に対応させて、ITO膜等の透明導電膜からなる一枚膜状の対向電極を設け、前記後基板1の内面の前記対向電極よりも後側または前記後基板1の外面に、複数のTFT5に対応する部分及び、走査線13を挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間と、信号線14を挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間のいずれか一方に対応する部分を除いて金属膜を設け、この金属膜により反射面を形成してもよく、その場合は、前記金属膜を、その複数の除去部を挟んで隣合う部分が互いに繋がった形状に形成する必要は無い。
(第4の実施形態)
図6及び図7はこの発明の第4の実施例を示しており、図6は液晶表示素子の一部分の断面図、図7は前記液晶表示素子の反対側基板(後基板)の一部分を内面側から見た図である。
この液晶表示素子は、後基板2の内面に、前記複数の画素に対応する領域以外の領域のうちの前記複数のTFT5に対応する部分及び、複数の走査線13をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間に対応する部分と、複数の信号線14をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間に対応する部分とに欠落部30を有する反射面29を形成したものである。
この液晶表示素子において、前記反射面29の欠落部30は、各行の画素の間の領域及び各列の画素の間の領域に対応させて格子状に形成されており、これらの欠落部30のうちの前記TFT5に対応する部分は、前記TFT5のi型半導体膜8の少なくともチャンネル領域よりも大きい形状に形成され、前記走査線13を挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間に対応する部分は、これらの画素電極4,4間の領域よりも僅かに広い幅に形成され、前記信号線14を挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間に対応する部分は、これらの画素電極4,4間の領域よりも僅かに広い幅に形成されている。
そして、この実施例では、前記後基板2の内面に、複数の画素の配列領域の全体に対応させて、ITO膜等の透明導電膜からなる一枚膜状の対向電極27を設け、さらに前記後基板1の内面の前記対向電極27よりも後側に、前記反射面29の欠落部30に対応する部分を除いて光反射性を有するアルミニウム膜等の金属膜28を設け、この金属膜28の膜面からなる前記反射面29を形成している。なお、この液晶表示素子の他の構成は、上述した第1の実施例の液晶表示素子と同じであるから、その説明は省略する。
この液晶表示素子は、後基板2の内面に、前記複数の画素に対応する領域以外の領域のうちの前記複数のTFT5に対応する部分及び、前記走査線13を挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間に対応する部分と、前記信号線14を挟んで隣接する複数の画素電極4,4との間に対応する部分とに欠落部30を有する反射面29を形成しているため、観察側から入射し、前記後基板2の内面において前記反射面18により反射された光が前記TFT5のi型半導体膜8に入射して前記TFT5の誤動作させることは無く、また、前記反射面18により反射された光が、前記複数の走査線13をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間及び前記複数の信号線14をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極4,4の間の領域(液晶層3に正規の駆動電界が印加されない領域)を通って観察側に出射し、表示のコントラストを低下させることも無い。
なお、この実施例の液晶表示素子は、前記金属膜28の膜面からなる反射面29を鏡面としたものであるが、前記反射面29を拡散反射面とし、第1の実施例における光拡散層25を省略してもよい。また、この実施例では、後基板2の内面に反射面29を形成しているが、前記反射面29は、前記後基板1の外面に形成してもよい。
(第5の実施形態)
図8はこの発明の第5の実施例を示す液晶表示素子の一部分の断面図であり、この液晶表示素子は、前記第4の実施例の液晶表示素子において、複数の画素にそれぞれ対応する赤,緑,青の3色のカラーフィルタ31R,31G,31Bを、前記対向電極27と反射面29との間に介在させて配置したものである。
この発明の第1の実施例を示す液晶表示素子の一部分の断面図。 第1の実施例の液晶表示素子の観察側基板の一部分を内面側から見た図。 第1の実施例の液晶表示素子の反対側基板の一部分を内面側から見た図。 この発明の第2の実施例を示す液晶表示素子の一部分の断面図。 この発明の第3の実施例を示す液晶表示素子の反対側基板の一部分を内面側から見た図。 この発明の第4の実施例を示す液晶表示素子の一部分の断面図。 第4の実施例の液晶表示素子の反対側基板の一部分を内面側から見た図。 この発明の第5の実施例を示す液晶表示素子の一部分の断面図。
符号の説明
1…前基板(観察側基板)、2…後基板(反対側基板)、3…液晶層、4…画素電極、5…TFT、13…走査線、14…信号線、15…容量電極、16,28…金属膜、17,27…対向電極、18,29…反射面、19,30…欠落部、20,21…配向膜、31R,31G,31B…カラーフィルタ。

Claims (5)

  1. 予め定めた間隙を設けて対向配置された観察側とその反対側の一対の基板と、
    前記一対の基板間の間隙に封入された液晶層と、
    前記一対の基板の互いに対向する内面のうちの前記観察側の基板の内面に、行方向及び列方向に配列させて形成された複数の画素電極と、
    前記観察側の基板の内面に、前記複数の画素電極にそれぞれ対応させて配置され、対応する前記画素電極に接続された複数の薄膜トランジスタと、
    前記観察側の基板の内面に、前記複数の画素電極の行毎に設けられ、各行の前記複数の薄膜トランジスタにゲート信号を供給する複数の走査線と、
    前記観察側の基板の内面に、前記複数の画素電極の列毎に設けられ、各列の前記複数の薄膜トランジスタにデータ信号を供給する複数の信号線と、
    前記反対側の基板の内面に、前記複数の画素電極と対向させて設けられ、前記複数の画素電極とそれぞれ対向する領域により複数の画素を形成する対向電極と、
    前記反対側の基板の内面と外面のいずれか一方に、前記複数の画素の配列領域に対応させて形成され、前記複数の画素に対応する領域以外の領域のうちの少なくとも前記複数の薄膜トランジスタに対応する部分に欠落部を有し、前記観察側から入射した光を前記欠落部以外の領域において前記観察側へ反射する反射面と、
    を備えることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 反射面は、複数の薄膜トランジスタに対応する部分及び、複数の走査線をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極の間と、複数の信号線をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極の間のいずれか一方に対応する部分に欠落部を有していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
  3. 反射面は、複数の薄膜トランジスタに対応する部分及び、複数の走査線をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極の間に対応する部分と、複数の信号線をそれぞれ挟んで隣接する複数の画素電極の間に対応する部分とに欠落部を有していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
  4. 対向電極は、反対側の基板の内面に、反射面の欠落部に対応する部分を除いて設けられた金属膜からなっており、この金属膜により前記反射面が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示素子。
  5. 対向電極は、反対側の基板の内面に設けられた透明導電膜からなっており、反射面は、前記反対側の基板の内面と外面のいずれか一方に、前記反射面の欠落部に対応する部分を除いて設けられた金属膜により形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の液晶表示素子。
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