JP2008298811A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着前案内部材や定着後案内部材からの転写電流の漏れを低減し、かつ静電気による電気部品の破損や電磁ノイズによる誤動作を防止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー像を用紙に定着させるための定着部18と、定着部18に用紙を案内する定着前ガイド対19と、トナー像が定着せしめられた用紙を機外に排出する排出ユニット23と、定着部18から排出された用紙を排出ユニット23に案内する分離板20とを備え、定着前ガイド対19及び/又は分離板20が抵抗51を介して接地され、定着前ガイド対19及び/又は分離板20の電位が所定値を超えたときにアースに放電する電極対52を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用した画像形成装置では、転写バイアスを印加してトナー像を転写材に転写する転写部において、転写電流が転写材を介して他の部材へ流出してしまうことがある。転写電流が転写材を転写部へ案内する転写前案内部材に流出してしまうと、転写効率が低下して転写不良が発生する。そこで、上記転写前案内部材を高抵抗体を介して接地することで、転写電流の漏れを防止する手段が採用されている。しかし、転写前案内部材が高抵抗体を介して接地しているために、転写前案内部材自体が帯電しやすい。そのため、その帯電した電荷が原因となって、転写前案内部材からアースへの意図しない箇所で放電が発生し、電気部品の破損や電磁ノイズによる誤動作が発生することがあった。また、使用者がジャム処理などで前記転写前案内部材に触れた際に、使用者の人体に蓄積した電荷が一気に流れ込み、電気部品の破損や電磁ノイズによる誤動作が発生することがあった。そこで、例えば特許文献1に記載される画像形成装置では、転写前案内部材を高抵抗体を介して接地すると共に、転写前案内部材にアース部材と近接する針電極を設けることが提案されている。この構成によれば、転写電流が転写前案内部材からアースに流出するのを防止すると共に、転写前案内部材に所定以上の電荷が溜まった場合には針電極から放電して、電気部品の故障やノイズによるプリンタの誤動作を防止することが可能である。
特開2004−258200号公報
ところが、上述した転写電流は転写前案内部材ばかりではなく、転写材を定着部へ案内する定着前案内部材や、排出部へ案内する定着後案内部材に転写材を介して漏れてしまうことがある。その場合にも、上述しように、転写効率が低下したり、案内部材からアースへ意図しない箇所で放電が発生して電気部品の破損や電磁ノイズによる誤動作が発生したりしてしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものである。その目的とするところは、定着前案内部材や定着後案内部材からの転写電流の漏れを低減し、かつ静電気による電気部品の破損や電磁ノイズによる誤動作を防止することができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の画像形成装置は、トナー像を像担持体に定着させるための定着部と、該定着部に該像担持体を案内する定着前案内部材と、トナー像が定着せしめられた像担持体を機外に排出する排出部と、該定着部から排出された像担持体を該排出部に案内する定着後案内部材とを備える画像形成装置において、上記定着前案内部材及び/又は定着後案内部材が高抵抗体を介して接地され、該定着前案内部材及び/又は定着後後案内部材の電位が所定値を超えたときにアースに放電する放電部材を備えたことを特徴とするものである。
請求項2の画像形成装置は、請求項1の画像形成装置において、上記定着前案内部材及び上記定着後案内部材が一体的に取り付けられている定着フレームが高抵抗体を介して接地されることを特徴とするものである。
請求項3の画像形成装置は、請求項2の画像形成装置において、上記定着フレームを支持する定着フレーム支持体が高抵抗体を介して接地されることを特徴とするものである。
請求項4の画像形成装置は、請求項1,2又は3の画像形成装置において、上記放電手段が放電針とアース板とを対向させた電極対であることを特徴とするものである。
請求項5の画像形成装置は、請求項4の画像形成装置において、上記放電針と上記アース板が上記高抵抗体を接続する接続板で構成されることを特徴とする画像形成装置。
請求項6の画像形成装置は、請求項4又は5の画像形成装置において、上記電極対が同一の樹脂ホルダにより保持されることを特徴とするものである。
請求項7の画像形成装置は、請求項1,2、又は3の画像形成装置において、上記放電手段がバリスタから構成されることを特徴とするものである。
請求項8の画像形成装置は、請求項7の画像形成装置において、上記バリスタが上記高抵抗体を接続する接続板に接続されることを特徴とするものである。
請求項9の画像形成装置は、請求項8の画像形成装置において、上記バリスタと上記高抵抗体とが同一の樹脂ホルダにより保持されることを特徴とするものである。
請求項10の画像形成装置は、請求項3の画像形成装置において、上記排出部から排出された像担持体を除電する除電手段が上記定着ユニットを支持する定着ユニット支持体に接続されることを特徴とするものである。
請求項11の画像形成装置は、請求項3乃至10の何れかの画像形成装置において、上記定着ユニットを支持する定着ユニット支持体は、樹脂側板間を橋渡しする構造であることを特徴とするものである。
この発明においては、転写前案内部材や定着後案内部材が高抵抗体を介して接地されているので、転写電流が転写前案内部材や定着後案内部材を経由してアースに流出しにくい。一方、定着前案内部材や定着後案内部材に電荷が溜まり、これら部材の電位が所定値を越えたときは、放電手段によりアースに放電する。
本発明によれば、定着前案内部材や定着後案内部材からの転写電流の漏れを低減し、かつ静電気による電気部品の破損や電磁ノイズによる誤動作を防止することができる画像形成装置を提供できるという優れた効果がある。
以下、本発明を画像形成装置であるフルカラープリンタ(以下、プリンタという)に適用した場合の実施形態について説明する。図1は、このプリンタの内部構成を示す概略構成図である。このプリンタは、図1に示すように、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの可視像たるトナー像を生成するための4つの感光体ユニット1C、1M、1Y、1Kを備えている。各感光体ユニット1C、1M、1Y、1Kの図中上方には、書き込みユニット2が配設されている。各感光体ユニット1C、1M、1Y、1Kでは、一般的な電子写真プロセスと同様に、所定の電荷で一様に帯電された各感光体3C、3M、3Y、3Kに書き込みユニット2により画像情報に応じた光が照射され、静電潜像が形成される。そして、各感光体3C、3M、3Y、3K上の静電潜像が各現像装置により現像され、各感光体3C、3M、3Y、3K上にCトナー像、Mトナー像、Yトナー像、Kトナー像が形成される。
上記感光体ユニット1の下方には、中間転写ユニット4が配設されている。中間転写ユニット4では、中間転写ベルト5が複数のローラに掛け回されて回転駆動される。そして、中間転写ユニット5は、感光体1C、1M、1Y、1Kと転写ローラ6C、6M、6Y、6Kとの間に中間転写ベルト5を挟み込んでそれぞれ1次転写部を形成している。中間転写ベルト5には、その無端移動に伴ってC、M、Y、K用の1次転写部を順次通過していく過程で、各感光体1M、1Y、1K上のCトナー像、Mトナー像、Yトナー像、Kトナー像が重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト5上に4色重ね合わせトナー像が形成される。また、中間転写ユニット5は、2次転写バックアップローラ7と2次転写ローラ8との間に中間転写ベルト5を挟み込んで2次転写部9を形成している。2次転写部9においては、転写材である用紙が互いに順方向に表面移動する中間転写ベルト5と2次転写ローラ8との間に挟まれて、図1中上方に搬送される。中間転写ベルト5上に形成された4色重ね合わせトナー像は、この2次転写部9で用紙に転写されフルカラートナー像となる。なお、2次転写部9を通過した後の中間転写ベルト5上に残った転写残トナーは、図示しないベルトクリーニング装置によってクリーニングされる。
上記中間転写ユニット4の下方には、給紙ユニット10が配設されている。給紙ユニット10では、用紙カセット11に用紙を複数枚重ねて収納しており、一番上の用紙に給紙ローラ12を当接させている。給紙ローラ12が図示しない駆動手段によって回転せしめられると、一番上の用紙がレジストローラ対13のローラ間に向けて給紙される。レジストローラ対13は、用紙を挟み込むべく両ローラを回転駆動するが、挟み込んですぐに回転を一旦停止させる。そして、用紙を適切なタイミングで前述の2次転写部9に向けて送り出す。
上記感光体ユニット1の図1中右方には、トナー像担持体となる用紙上のトナー像を定着させる定着ユニット14が配設されている。図2は、定着ユニット単体の構成を示す断面図である。図3は、プリンタ本体に組み込まれた状態の定着ユニット及び排紙ユニットの構成を示す断面図である。この定着ユニット14は、図2に示すように、ヒータランプ15を内蔵する加熱ローラ16と加圧ローラ17との間に定着部18を形成している。また、定着ユニット14は、二次転写部9から搬送された用紙を定着部18に案内する定着前案内部材である定着前ガイド対19と、定着部18を通過した用紙を加熱ローラ16から分離し後述する排紙ユニットに案内する定着後案内部材である分離板20とを備えている。ここで、定着前ガイド対19及び分離板20は、いずれも板金で形成され、同じく板金で形成された定着フレーム21によって直接支持され、一体的に取り付けられている。すなわち、定着前ガイド対19及び分離板20は定着支持フレーム21に電気的に接続された状態である。そして、2次転写部9から送り出された用紙は、加熱ローラ16と加圧ローラ17との間の定着部18を通過する際に、熱と圧力との影響を受けて、表面のフルカラートナー像が定着される。
また、上記定着ユニット14の上方にはトナー像が定着せしめられた用紙を機外に排出する排紙ユニット23が配設されている。この排紙ユニット23では、定着部18から搬送された用紙を排紙ローラ対24へ案内する排紙下ガイド25及び排紙上ガイド26、用紙の除電を行う除電手段である除電部材27を備えている。排紙ローラ対24、排紙下ガイド25及び排紙上ガイド26は、いずれも樹脂材料で形成される。また、除電部材27には、導電性の不織布が用いられ、自由端が用紙搬送経路に向くように排紙上ガイド26に一端部が固定されている。定着ユニット14によりトナー像が定着せしめられた用紙は、排紙ユニット23の排紙ローラ対24のローラ間を経て機外へと排出される。排紙ローラ対24によって機外に排出された用紙は、プリンタ本体上部に設けられたスタック部28に順次スタックされる。
次に、上記構成のプリンタのフレーム構造を示す。図4は、このプリンタのフレーム構造を示す斜視図である。このプリンタは、図4に示すように、右フレーム31と左フレーム32が、ベースフレーム33、後フレーム34、定着支持フレーム22によって互いに連結されて構成されている。ここで、右フレーム31と左フレーム32は樹脂部品であり、互いに対向する側に感光体ユニット1C、1M、1Y、1Kを保持する案内溝35C、35M、35Y、35K、及び36C、36M、36Y、36K、中間転写ユニット4を保持する案内溝37、38、給紙ユニット10を案内する案内部39、40等が設けられる。また、ベースフレーム33、後フレーム34、定着支持フレーム22は板金部品から形成される。箱型構造の左フレーム32の内側には、電源ユニット41、感光体ユニット1の駆動部を支持する感光体駆動ブラケット42、用紙搬送経路の駆動部を支持する搬送駆動ブラケット43を収容している。箱形構造の後フレーム34は、フレームを形成する一員であると共に、制御基板を収容して電磁ノイズの放出を防止するシールドケースの機能も兼ね備えている。定着支持フレーム22は、定着右側支持板44と定着左側支持板45をネジ結合して箱型を形成し、その内側に定着ユニット14、上面に排紙ユニット23を支持するよう構成される。なお、図3に示すように、定着支持フレーム22は、図示しないネジ締結部で定着フレーム21に連結され、定着フレーム21、定着前ガイド対19、分離板20と電気的に導通した状態である。
次に、上記構成のプリンタの接地回路を説明する。一般に、接地されない板金部品は電荷が溜まって放電による電磁ノイズを発生したり、電磁ノイズを伝播したりするといった問題を生じやすい。本実施形態においては、フレームを形成する板金部品、及び駆動部を支持するブラケットは全てアースに接続され、電磁ノイズの発生、伝播を抑える構造としている。すなわち、電源ユニット41の外殻は板金部品で囲われ、図示しない電源ケーブルを通じて外部のアースに接続される。後フレーム34は第1アース板46によって、感光体駆動ブラケット42は第2アース板47によってそれぞれ電源ユニット41に接続される。搬送駆動ブラケット43は第3アース板48によって感光体駆動ブラケット42に接続される。ベースフレーム33は後フレーム34と直接ネジ結合して接続される。また、定着支持フレーム22(定着右側支持板16、定着左側支持板17)は、抵抗ユニット60の抵抗51を介して搬送駆動フレーム43に接続される。
ところで、定着ユニット14の定着前ガイド対19及び分離板20からの転写電流の漏れを抑制するためには、定着前ガイド対19及び分離板20を周辺部材から絶縁して高抵抗体を介して接地することが必要になる。しかし、定着前ガイド19対及び分離板20を周辺部材から絶縁しようとすると、レイアウトに制約が生じたり、絶縁用の部材を追加が必要になったりして、装置の大型化やコストアップにつながる。そこで、本実施形態では、上述したように、定着前ガイド対19、分離板20の両者と電気的に導通状態である定着フレーム21が抵抗51を介して接地されるようにしている。これにより、定着前ガイド対19及び分離板20を個別に周辺部材から絶縁させる必要がなくなり、個別に絶縁する場合に比べ定着ユニットの小型化、及び絶縁にかかるコストの低減を図ることができる。さらには、定着フレーム21を直接支持し、定着フレーム21と導通状態にあるプリンタ本体側の定着支持フレーム22に抵抗51を設置することにより、抵抗51を定着フレーム21と離れた位置に設置可能となり、レイアウトの自由度を高めることになる。
また、上記排紙ユニット23に配設された除電部材27は、図示しないアース腺によって定着支持フレーム22に電気的に導通した状態で接続されている。この構成によれば、除電部材27からアースに流れる転写電流を低減できることが可能となる。また、除電部材27の接地にかかるコストの低減を図ることができる。
次に、上記抵抗ユニットの具体的な構成(以下、第1の実施形態という)について説明する。図5は、第1の実施形態に係る抵抗ユニットの構成を示す平面図である。抵抗ユニット50は、高抵抗体である抵抗51と、放電手段である電極対52とから構成される。抵抗51は一方の端子が第1バネ接点53によって定着左側支持板45と電気的に接続され、他方の端子が第2バネ接点54によって搬送駆動ブラケット43と電気的に接続されている。また、電極対52は、第1バネ接点53の突起部53aと第2バネ接点54の突起部54aとの頂点間が所定の距離だけ離れて対向するよう配置されて構成されている。抵抗体51を介して接地されている定着ユニット14では、上述したように、定着前ガイド対19及び分離板20からの転写電流の漏れが抑制される。しかし、抵抗体51を介してアースに流される電荷量が制限されるため、アースへ流れきれない電荷が原因で、定着ユニット14の電位が跳ね上がることがある。そこで、本実施形態に係る抵抗ユニット50では、定着ユニット14の電位が所定値を越えたときにアースへ放電できるように、抵抗51と共に放電手段である電極対52を設けている。本実施形態の構成によれば、抵抗51の抵抗値を適切に設定することにより、定着ユニット14内の定着前ガイド対19及び分離板20からアースに流れる転写電流を減少させ、転写効率を改善することが可能である。また、電極対52の距離を適切に設定することにより、定着ユニット14に静電気が放電された場合には電極対52でアースに放電し、電気部品の破損やノイズによる誤動作を防止することが可能である。このような電極対52によれば、新たな部品を設けることなく、安価に放電手段を構成することができる。
なお、抵抗51の抵抗値が10メガオーム以下では転写効率の改善効果が小さく、抵抗51の抵抗値が200メガオーム以上では用紙との摩擦帯電によって定着フレーム14が帯電し、電磁ノイズが発生しやすくなる。従って、抵抗51の抵抗値は10メガオームから200メガオームの間に設定するのが望ましい。一方、電極対52の接点距離(突起部53aと突起部54aの距離)は、大きくなると別の場所での二次放電が発生しやすくなるため、2mm以下とするのが望ましい。
次に、抵抗ユニットの第2の実施形態について説明する。図6は、第2の実施形態に係る抵抗ユニットの構成を示す平面図である。なお、第1の実施形態と同一部材には図中同一符号を付して説明する。この抵抗ユニット60は、高抵抗体である抵抗51と、放電手段である電極対52と、これらを支持する樹脂材料からなる抵抗ホルダ61とから構成される。抵抗51は一方の端子が第1バネ接点53と電気的に接続され、他方の端子が第2バネ接点54と電気的に接続されるように、抵抗ホルダ61に固定されている。また、電極対52は、第1バネ接点53の突起部53aと第2バネ接点54の突起部54aは頂点間が所定の距離だけ離れて対向するよう抵抗ホルダ61に固定されて構成されている。ここで第1バネ接点53は抵抗ホルダ61の位置決めボス62によって位置決めされ、第2バネ接点54は抵抗ホルダ61の位置決めボス63によって位置決めされる。さらに抵抗ホルダ61は定着左側支持板45と搬送駆動ブラケット43に固定され、第1バネ接点53が定着左側支持板45に、第2バネ接点54が搬送駆動ブラケット43にそれぞれ当接される。従って、本構成によれば、電極対52の接点距離は、定着左側支持板45と搬送駆動ブラケット43の位置関係に寄らず精度良く保つことが可能となり、安定した放電性能を得ることが可能である。また、抵抗51と電極対52とが同一の抵抗ホルダ61に支持されているため、対向51と電極対52を一体的に取り外すことが可能となり、定着支持フレーム22(定着右側支持板16、定着左側支持板17)をプリンタ本体から取り外す際の作業性を向上させることが可能である。
次に、抵抗ユニットの第3の実施形態について説明する。図7は、第3の実施形態に係る抵抗ユニットの構成を示す平面図である。なお、第1の実施形態と同一部材には図中同一符号を付して説明する。この抵抗ユニット70は、高抵抗体である抵抗51と、放電手段であるバリスタ71と、これらを支持する樹脂材料からなる抵抗ホルダ72とから構成される。抵抗51は、一方の端子が第1バネ接点73と電気的に接続され、他方の端子が第2バネ接点74と電気的に接続されるように、抵抗ホルダ72に固定されている。また、バリスタ71は、抵抗51と並列して配置され、抵抗51と同様に一方の端子が第1バネ接点73と電気的に接続され、他方の端子が第2バネ接点74と電気的に接続されるように、抵抗ホルダ72に固定されている。本構成によれば、定着ユニット14に静電気が放電された際に電荷はバリスタ71を介してアースに逃げるため、気中放電による電磁ノイズの発生を抑えることが可能である。また、抵抗51とバリスタ71とを同じバネ接点で接続することにより、部品点数の低減につながる。また、抵抗51とバリスタ71とが同一の抵抗ホルダ72に支持されているため、抵抗51とバリスタ71を一体的に取り外すことが可能となり、定着支持フレーム22(定着右側支持板16、定着左側支持板17)をプリンタ本体から取り外す際の作業性を向上させることが可能である。
以上、本実施形態に係るプリンタは、定着前案内部材である定着前ガイド対19及び定着後案内部材である分離板20が高抵抗体である抵抗51を介して接地され、定着前ガイド対19及び分離板20の電位が所定値を超えたときにアースに放電する放電部材である電極対52又はバリスタ71を備えている。よって、本構成によれば、定着前ガイド対19や分離板20からの転写電流の漏れが低減され、かつ静電気による電気部品の破損や電磁ノイズによる誤動作を防止することができる。
また、本実施形態に係るプリンタは、定着前ガイド対19及び分離板20が一体的に取り付けられている定着フレーム21が抵抗51を介して接地されている。よって、本構成によれば、定着前ガイド対19や分離板20を個別に絶縁する必要がなく、定着ユニット14全体の小型化を図ることができる。
また、本実施形態に係るプリンタは、定着フレーム21を支持する定着フレーム支持体である定着支持フレーム22が抵抗51を介して接地されている。よって、本構成によれば、抵抗51、電極対52、バリスタ71及びこれらを装着する抵抗ユニット50,60,70を定着フレーム21とは離れた箇所に接地可能となり、レイアウトの自由度が高まる。
また、本実施形態に係るプリンタは、放電手段が放電針である第1バネ接点53とアース板である第2のバネ接点54とから構成され、放電手段を簡単な構成で安価に構成することができる。
また、本実施形態に係るプリンタは、第1バネ接点53と第2バネ接点54が抵抗51を接続する接続板で構成される。よって、本構成によれば、新たな部品を必要とせず、部品点数の低減につながる。
また、本実施形態に係るプリンタは、第1のバネ接点53と第2のバネ接点54が同一の樹脂ホルダである抵抗ホルダ61により保持される。よって、第1のバネ接点53と第2のバネ接点54の頂点間の距離、すなわち電極対の接点距離を精度良く保つことができ、安定した放電性能を得ることが可能である。
また、本実施形態に係るプリンタは、放電手段がバリスタ71から構成される。よって、電極対52に比べ気中放電による電磁ノイズの発生を防止することができる。
また、本実施形態に係るプリンタは、バリスタ71が抵抗51を接続する接続板に接続される。よって、本構成によれば、新たな部品を必要とせず、部品点数の低減につながる。
また、本実施形態に係るプリンタは、抵抗51とバリスタ71とが同一の抵抗ホルダ72により保持される。よって、本構成によれば、抵抗51とバリスタ71とが一体的に着脱でき、作業性の向上を図ることができる。
また、本実施形態に係るプリンタは、除電手段である除電部材27が定着ユニット支持フレーム22に接続される。よって、本構成によれば、除電部材27からアースに流れる転写電流を低減することができ、接地にかかるコストの低減を図ることができる。
また、本実施形態に係るプリンは、定着支持フレーム22が樹脂側板である右フレーム31と左フレーム32によって橋渡しされた構造である。よって、本構成によれば、定着支持フレーム22の絶縁が新たな絶縁部材を設けることなく容易に行え、コストの低減につながる。
本実施形態に係るプリンタの内部構成を示す概略構成図。 同プリンタの定着ユニット単体の構成を示す断面図。 同プリンタ本体に組み込まれた状態の定着ユニット及び排紙ユニットの構成を示す断面図。 同プリンタのフレーム構造を示す斜視図。 第1の実施形態に係る抵抗ユニットの構成を示す平面図。 第2の実施形態に係る抵抗ユニットの構成を示す平面図。 第3の実施形態に係る抵抗ユニットの構成を示す平面図。
符号の説明
1 感光体ユニット
3 感光体
14 定着ユニット
18 定着部
19 定着前ガイド対
20 分離板
21 定着フレーム
22 定着支持フレーム
23 排紙ユニット
27 除電部材

Claims (11)

  1. トナー像を像担持体に定着させるための定着部と、該定着部に該像担持体を案内する定着前案内部材と、トナー像が定着せしめられた像担持体を機外に排出する排出部と、該定着部から排出された像担持体を該排出部に案内する定着後案内部材とを備える画像形成装置において、
    上記定着前案内部材及び/又は定着後案内部材が高抵抗体を介して接地され、
    該定着前案内部材及び/又は定着後後案内部材の電位が所定値を超えたときにアースに放電する放電部材を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記定着前案内部材及び上記定着後案内部材が一体的に取り付けられている定着フレームが高抵抗体を介して接地されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    上記定着フレームを支持する定着フレーム支持体が高抵抗体を介して接地されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1,2又は3の画像形成装置において、
    上記放電手段が放電針とアース板とを対向させた電極対であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    上記放電針と上記アース板が上記高抵抗体を接続する接続板で構成されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4又は5の画像形成装置において、
    上記電極対が同一の樹脂ホルダにより保持されることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1,2、又は3の画像形成装置において、
    上記放電手段がバリスタから構成されることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7の画像形成装置において、
    上記バリスタが上記高抵抗体を接続する接続板に接続されることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8の画像形成装置において、
    上記バリスタと上記高抵抗体とが同一の樹脂ホルダにより保持されることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項3の画像形成装置において、
    上記排出部から排出された像担持体を除電する除電手段が上記定着ユニットを支持する定着ユニット支持体に接続されることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項3乃至10の何れかの画像形成装置において、
    上記定着ユニットを支持する定着ユニット支持体は、樹脂側板間を橋渡しする構造であることを特徴とする画像形成装置。
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