JP2004077916A - 転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写工程後において転写むらや転写ちり等の転写不良の生じない高画像品質の転写装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体2上に形成されたトナー像を被転写材に転写する転写装置5において、最下流の転写部9Kの下流側に、転写工程後の被転写材の帯電状態を安定化するスタビライザ22、23を備える。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、その装置に設置される転写装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子写真方式を用いた画像形成装置では、像担持体としての感光体ドラム上に形成したトナー像を、転写装置にて、転写紙等の被転写材に転写している。
【0003】
詳しくは、転写装置には、トナーの極性とは異なる極性の転写電圧が印加される。これにより、転写装置と感光体ドラムとの間に向けて搬送されてきた被転写材には、トナーの極性とは異なる極性の電荷が与えられる。そして、その被転写材上に、感光体ドラム上のトナーが移行する。
【0004】
このような転写装置にておこなわれる転写工程においては、感光体ドラム上のトナー画像を、不具合なく確実に被転写材に転写することが求められている。
そこで、特開平6−118803号公報等では、転写装置と感光体ドラムとの間に向けて搬送される被転写材を、転写工程前に除電部材により除電することで、被転写材上に転写むらや転写ちり等の転写不良が発生するのを防止する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の画像形成装置においては、転写工程後に被転写材と他の部材とが接触又は近接して、転写不良が生じるという問題があった。
詳しくは、転写工程後の未定着のトナー画像を担持した被転写材は、転写装置を通過した後に、定着装置に向けて搬送される。しかし、転写装置から定着装置に至る搬送経路において、被転写材が、他の部材と接触又は近接して、帯電状態が不安定になることがあった。
【0006】
例えば、搬送経路中に設置される搬送ガイド部材は、転写工程後の被転写材を、定着装置の入口に向けて案内する部材である。この搬送ガイド部材は、被転写材を確実に定着装置に案内するために、搬送中の被転写材に接触又は接触するように配設されている。また、搬送ガイド部材は、軽量化と低コスト化とから、樹脂材料にて形成されている場合が多い。
【0007】
ところが、この搬送ガイド部材に搬送中の被転写材が接触又は近接すると、搬送ガイド部材が摩擦帯電を生じて、被転写材との間で電荷のやり取りをおこなう。そして、この電荷のやり取りにより、被転写材の帯電状態は不安定になり、そこに担持されたトナーの一部が飛散する。このようにトナーの飛散が発生すると、被転写材では転写むらや転写ちり等の転写不良の画像としてあらわれる。
このような問題は、転写工程前に被転写材に対して除電処理をおこなっても改善されない問題である。また、転写装置と定着装置との間の搬送経路が長い画像形成装置では、特に顕著な問題となる。
【0008】
また、被転写材の搬送とトナー像の転写とをおこなう転写ベルトを備えた転写装置においては、転写装置を覆うケースの材料として樹脂材料を用いたものが多い。そして、ケースの一部は、上述の搬送ガイド部材と同様に、転写ベルトから離脱した転写工程後の被転写材を定着装置に導く機能をも有する。そして、このケースの一部でも、被転写材との摩擦が生じるために、上述の転写不良が発生する。
【0009】
他方、被転写材としての転写紙は、その種類によって抵抗値が異なる。
また、同じ種類の転写紙でも、環境によって抵抗値は大きく変動する。すなわち、湿度が低く転写紙が乾燥した状態では、その抵抗値は大きくなる。
このような被転写材の抵抗値の違いは、転写ちり等の発生防止をさらに難しくしている。すなわち、被転写材の抵抗値は変動するために、被転写材と摩擦を生じる部材の体積抵抗値を最適化して、被転写材との電荷のやり取りを軽減することは難しい。
【0010】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、転写工程後において転写むらや転写ちり等の転写不良の生じない高画像品質の転写装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1記載の発明にかかる転写装置は、像担持体上に形成されたトナー像を被転写材に転写する転写部と、前記転写部でトナー像が転写された被転写材の帯電状態を安定化するスタビライザとを備えたものである。
【0012】
また、請求項2記載の発明にかかる転写装置は、上記請求項1記載の発明において、前記スタビライザは、絶縁層と導電層とからなり、前記絶縁層は、前記トナー像が転写された前記被転写材における非転写面側に対向するように配設されたものである。
【0013】
また、請求項3記載の発明にかかる転写装置は、上記請求項2に記載の発明において、少なくとも前記被転写材が前記スタビライザと対向するときに、前記導電層に電圧が印加されるものである。
【0014】
また、請求項4記載の発明にかかる転写装置は、上記請求項3に記載の発明において、前記導電層に印加される前記電圧の極性を、前記転写部に印加される転写電圧の極性と同極性としたものである。
【0015】
また、請求項5記載の発明にかかる転写装置は、上記請求項3又は請求項4に記載の発明において、前記導電層に印加される前記電圧の大きさを、前記転写部に印加される転写電圧の大きさと同等としたものである。
【0016】
また、請求項6記載の発明にかかる転写装置は、上記請求項3〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記導電層に印加される前記電圧と、前記転写部に印加される転写電圧とは、1つの電源から供給されるものである。
【0017】
また、請求項7記載の発明にかかる転写装置は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、一定方向に走行する転写ベルトを備え、前記像担持体は、前記転写ベルトの走行方向に対して並設された複数の感光体ドラムのうち、前記走行方向の最下流側に配設された感光体ドラムであり、前記転写部を、前記最下流側に配設された感光体ドラムに対向する転写部としたものである。
【0018】
また、この発明の請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の転写装置を備えたものである。
【0019】
また、この発明の請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、像担持体上に形成されたトナー像を被転写材に転写する転写部を備えた転写装置と、前記転写部でトナー像が転写された被転写材の帯電状態を安定化するスタビライザとを備えたものである。
【0020】
また、請求項10記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項9に記載の発明において、前記スタビライザは、絶縁層と導電層とからなり、前記絶縁層は、前記トナー像が転写された前記被転写材における非転写面側に対向するように配設されたものである。
【0021】
また、請求項11記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項10に記載の発明において、少なくとも前記被転写材が前記スタビライザと対向するときに、前記導電層に電圧を印加する電源をさらに備えたものである。
【0022】
また、請求項12記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項11に記載の発明において、前記電源は、前記転写部に印加される転写電圧の極性と同極性の電圧を印加するものである。
【0023】
また、請求項13記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項11又は請求項12に記載の発明において、前記電源は、前記転写部に印加される転写電圧の大きさと同等の大きさの電圧を印加するものである。
【0024】
また、請求項14記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項11〜請求項13のいずれかに記載の発明において、前記電源は、前記転写部に転写電圧を供給するものである。
【0025】
また、請求項15記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項9〜請求項14のいずれかに記載の発明において、前記転写装置は、一定方向に走行する転写ベルトを備え、前記像担持体は、前記転写ベルトの走行方向に対して並設された複数の感光体ドラムのうち、前記走行方向の最下流側に配設された感光体ドラムであり、前記転写部を、前記最下流側に配設された感光体ドラムに対向する転写部としたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0027】
実施の形態1.
図1〜図3を用いて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1は、実施の形態1におけるタンデム式のカラー画像形成装置の要部を示す構成図である。また、図2は、図1の画像形成装置に転写装置の一部を示す概略斜視図である。
【0028】
図1に示すように、画像形成装置には、4つの作像部Y、M、C、Kが、転写ベルト方式の転写装置5に対して並列するように配置されている。
詳しくは、4つの作像部Y、M、C、Kを構成する各プロセスカートリッジ3には、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム2、感光体ドラム2上を帯電する帯電装置、感光体ドラム2上に形成された静電潜像を現像する現像装置、感光体ドラム2上の未転写トナーを回収するクリーニング装置等が収納されている。そして、各感光体ドラム2上に、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が形成される。
【0029】
また、画像形成装置に配設された転写装置5は、主として、樹脂材料からなるケース20と、図中の矢印方向に走行する転写ベルト7と、各感光体ドラム2に対向して配設された転写部としての転写ローラ9Y、9M、9C、9Kと、転写ベルト7上の紙粉やトナー汚れを清掃するクリーニング部10と、ケース20の一部に設置されたスタビライザ22、23と、転写ベルト7の最上流に設置された吸着ローラ15とからなる。
そして、転写ベルト7によって搬送される被転写材上に、4つの作像部Y、M、C、Kで形成された各トナー像が順次重ねて転写される。なお、転写ベルト7は、PI、PVDF、ETFE、PC等の材料からなる。
【0030】
ここで、転写ベルト7の内周側には、1つの駆動ローラ8aと、3つの従動ローラ8b〜8dとが配設されている。そして、これらの4つのローラ8a〜8dによって、転写ベルト7は張架され、支持されている。また、駆動ローラ8aは、図中の反時計方向に回転して、転写ベルト7を矢印方向に駆動する。
【0031】
また、クリーニング部10は、転写ベルト7の外周側に接触するクリーニングローラ11と、クリーニングローラ11に当接するクリーニングブレード12と、クリーニング部10内の回収物を図示せぬ排出部に搬送する回収コイル13とからなる。
【0032】
また、転写ベルトの走行方向の最下流側(ブラックに対応した作像部K側である。)には、2層構造のスタビライザ22、23がケース20上に設置されている。
詳しくは、図2に示すように、下流側のケース20の形状は、4色のトナー像が転写された後の被転写材を定着装置に向けて案内するような形状になっている。そして、そのケース20上に導電層としての導電性シート22が設けられ、さらに導電性シート22上に絶縁層としての絶縁性シート23が設けられている。そして、この導電性シート22と絶縁性シート23とによって、転写工程後の被転写材の帯電状態を安定化するスタビライザを構成する。なお、導電性シート22は、体積抵抗が10Ω・cm程度のマイラ材料からなる。また、絶縁性シート23は、絶縁性を有するポリエチレンテレフタレート(PET)からなる。
【0033】
このように、スタビライザは、絶縁性シート23側が被転写材の非転写面(トナー像が形成されない側である。)に対向することになる。そして、転写工程後の被転写材は、このスタビライザに接触又は近接して、その後に定着装置に向けて搬送される(図2中の矢印方向である。)。
さらに、図1に示すように、スタビライザの導電性シート22は、電源25に接続されていて、所定の電圧が印加される。また、最下流側の転写ローラ9Kも、導電性シート22が接続された電源25に接続されている。そして、1つの電源25に接続された両部材9K、22には、同極性で、同じ大きさの電圧が印加される。
なお、導電性シート22に印加する電圧は、被転写材がスタビライザ上を通過するときのみ印加してもよいし、被転写材の通過の有無に係わらず常時印加してもよい。
【0034】
また、図2を参照して、転写装置5において、転写ベルト7を張架する駆動ローラ8aと従動ローラ8b〜8dとのローラ両端面に接するように、寄り止め部材21が配設されている。これにより、駆動ローラ8a及び従動ローラ8b〜8dの軸方向のガタは少なくなり、転写ベルト7の片寄りが防止される。
また、図1を参照して、転写装置5の両端下方には、それぞれ、スライドレール30、31が配設されている。これにより、転写装置5は、紙面垂直方向に移動して、画像形成装置本体から着脱される。
【0035】
また、図示は省略するが、画像形成装置には、その他に、転写紙等の被転写材が収納された給紙装置や、画像情報を露光光として各感光体ドラム2に照射する書込み装置や、被転写材上のトナー像を定着する定着装置等が配設されている。
【0036】
以上のように構成された画像形成装置は、次のように動作する。
図1を参照して、各作像部Y、M、C、Kにおいて、各感光体ドラム2は、時計方向に回転する。そして、まず、感光体ドラム2の表面が、不図示の帯電装置との対向部で帯電される。次に、感光体ドラム2表面は、不図示の書込部との対向部に達する。そして、書込部から、原稿等の画像情報に基づいた各色の画像情報が、レーザ光等の露光光として、各感光体ドラム2上にそれぞれ照射される。
これにより、各感光体ドラム2では、書込部からの露光光に基づいた静電潜像が形成される。
【0037】
その後、感光体ドラム2表面は、不図示の現像部との対向部に達する。ここで、各現像部には、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応したトナーが収納されている。そして、これらの各色のトナーが、現像部から、感光体ドラム2上の潜像に供給される。こうして、各感光体ドラム2上には、各色のトナー像が形成される。
詳しくは、図中の右から1番目の感光体ドラム2上ではイエローのトナー像が形成され、右から2番目の感光体ドラム2上ではマゼンタのトナー像が形成され、右から3番目の感光体ドラム2上ではシアンのトナー像が形成され、右から4番目の感光体ドラム2上ではブラック(黒色)のトナー像が形成される。
その後、感光体ドラム2表面は、転写ベルト7との対向部に達する。
【0038】
一方、不図示の給紙装置からは、被転写材が、搬送経路を経由して転写ベルト7の上流側(イエローの作像部Y側である。)に搬送される。そして、被転写材は、吸着ローラ15によって転写ベルト7上に導かれて、その後に転写ベルト7の走行にならい転写ベルト7上を移動する。そして、各感光体ドラム2上に形成された各色のトナー像が、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で、被転写材上に重ねて転写される。
【0039】
ここで、被転写材への各トナー像の転写は、転写ベルト7を介して各感光体ドラム2と対向するように配設された転写部としての転写ローラ9Y、9M、9C、9Kによっておこなわれる。詳しくは、各転写ローラ9Y、9M、9C、9Kに、各感光体ドラム2上に付着するトナーの極性とは逆の極性の転写電圧が印加されて、上述の転写工程をなす。
なお、転写部の構成としては、本実施の形態1の転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの構成に限定されることはなく、例えば、導電性ブラシを備えた転写部の構成とすることもできる。
【0040】
その後、4色のトナー像が重ねて転写された被転写材は、転写ベルト7の矢印方向の走行によって、スタビライザ22、23の位置に達する。そして、ここで、転写工程後の被転写材の帯電状態が安定化される。すなわち、ケース20と被転写材との間で電荷のやり取りを軽減して、転写むら、転写ちり等の発生を防止する。
【0041】
そして、転写装置5にてカラートナー像が転写された後の被転写材は、さらに不図示の定着装置に搬送される。その後、定着装置に達した被転写材は、熱と圧力とにより、トナー像が定着される。そして、トナー像が定着された被転写材は、その後に画像形成装置外に排出される。
こうして、画像形成装置における一連の画像形成プロセスが完了する。
【0042】
一方、下流部にて被転写材が剥離した後の転写ベルト7表面は、図中の反時計方向の走行により、クリーニング部10に達する。ここで、被転写材が剥離した後の転写ベルト7表面には、紙粉やトナー等の異物が少なからず付着している。そして、この異物は、所定の電圧が印加されたクリーニングローラ11により回収される。
さらに、クリーニングローラ11に回収された異物は、クリーニングブレード12によって機械的に掻き落とされた後に、回収コイル13によって排出部に排出される。
こうして、転写ベルト7の一連の転写サイクルが完了する。
【0043】
一方、転写ベルト7との対向部を通過した後の各感光体ドラム2上には、転写ベルト7に転写されなかった未転写トナーが残存する。
そして、未転写トナーが付着した感光体ドラム2表面は、不図示のクリーニング装置との対向部に達する。そして、ここで感光体ドラム2上の未転写トナーが回収された後に、感光体ドラム2表面は不図示の除電部にて除電される。
こうして、感光体ドラム2上における一連の作像プロセスが完了する。
【0044】
次に、本実施の形態1におけるスタビライザ22、23による効果を示す実験例について説明する。
実験は、種々の紙種と環境とで、▲1▼スタビライザを設置しない転写装置、▲2▼スタビライザとして導電性シート22のみを設置した転写装置、▲3▼本実施の形態1に示す構成のスタビライザを設置した転写装置にて、それぞれ、転写工程後の被転写材に流れる電流値を測定するとともに、被転写材の画像品質をチェックした。
なお、被転写材に流れる電流値の測定は、ケース20の下流部(図2の部分である。)に除電針を設置しておこなった。また、トナーはマイナス極性のものを用い、下流部の転写ローラ9Kに流す転写電流は35μAとし、上記▲2▼、▲3▼の導電性シート22に印加する電圧は2kVとした。
【0045】
その結果、上記▲1▼の転写装置では、除電針に−1.5〜+5μAの範囲の電流値が測定され、両極性にまたがる不安定な帯電状態がみられた。さらに、被転写材における搬送方向の後端に転写ちり画像が発生した。
一方、上記▲3▼の転写装置では、+2.5〜+5.5μAの範囲の電流値が測定され、1つの極性による安定した帯電状態がみられた。さらに、被転写材における転写不良の画像は発生しなかった。
また、上記▲2▼の転写装置においては、上記▲1▼の結果よりは良好な結果であったものの、被転写材とスタビライザとの距離がばらつくと、バンディング状の転写ちりが発生した。
【0046】
このように、本実施の形態1のように構成された転写装置7は、紙種や環境の違いによる被転写材の抵抗値変動に係わらず、高品質の画像を提供することができる。
【0047】
以下、スタビライザの導電性シート22に印加する電圧の極性が、転写電圧の極性と異なるときの、被転写材の画像品質に与える影響について、実験例に基づいて説明する。
まず、第1の実験として、導電性シート22に−2kVの電圧を印加して、その上方を通過する被転写材に流れる電流を上述の除電針にて測定すると、−1.8〜−5.8μAの範囲の電流値が測定された。このときの被転写材上には、全体にわたり転写ちりが発生した。これは、被転写材からトナーを引き離そうとする電荷が、被転写材に付与されるためである。
【0048】
次に、第2の実験として、上述の第1の実験から、導電性シート22に印加する電圧を、−2kVから、徐々に0Vに変化させていく。このときも、除電針にはマイナス極性の範囲の電流値が測定されるとともに、被転写紙には転写ちりが発生した。
最後に、第3の実験として、上述の第2の実験から、導電性シート22に印加する電圧を、プラス極性に変化させていく。このとき、除電針にはプラス極性の範囲の電流値も測定されて、被転写紙には転写ちりの発生が減少した。
【0049】
このように、スタビライザの導電性シート22に印加する電圧の極性を、転写電圧の極性と同極性とすると、被転写材の転写ちりを軽減できる。
しかし、導電性シート22に印加する電圧の極性と、転写電圧の極性とが同極性であっても、それぞれの電圧の大きさによって、被転写紙上の画像品質が大きく異なってしまう。
【0050】
以下、図3を参照して、最下流の転写ローラ9Kに印加する転写電圧と、スタビライザの導電性シート22に印加する電圧とを変動させたときの、被転写材の画像品質の変化について、実験例に基づいて説明する。
実験は、本実施の形態1の転写装置5において、電源25における制御を定電流制御とするとともに、ツー・バイ・ツー(2×2)画像等のハーフトーン画像による画像品質をも評価した。
【0051】
図3において、横方向には、導電性シート22に印加する電圧変動に対応した導電性シート電流値(導電性シート22に流す電流値である。)を示した。また、縦方向には、転写電圧の変動に対応した転写電流値(転写部9Kに流す電流値である。)を示した。
また、図3において、領域Aは被転写材に転写不良等が発生せずに画像品質が良好な領域を示し、領域Bは転写ちりが発生する領域を示し、領域Cはハーフトーン画像における画像むらが発生する領域を示し、領域Dは転写ちり以外の転写不良が発生する領域を示す。
【0052】
図3に示すように、転写電流値と導電性シート電流値とが、ともに小さい場合には、転写不良が発生する。また、転写電流値が導電性シート電流値に比べて大きいと、転写ちりが発生する。さらに、転写電流値が導電性シート電流値に比べて小さいと、副作用としてハーフトーン画像むらが発生する。
【0053】
これに対して、転写電流値と導電性シート電流値とが、ほぼ同じ大きさのときには、転写ちり等の転写不良やハーフトーン画像むら等の発生のない良好な画像となる。
なお、転写電流値が極端に大きい場合、例えば、40μmより大きい場合には、転写工程後の感光体ドラム2上にプラス極性の電荷が残留することがある。このように、プラス電荷が残留した感光体ドラム2は早期に疲労劣化したり、残像等の異常画像が生じるために、転写電流値は極端に大きくない範囲に留めることが望ましい。
【0054】
以上説明したように、本実施の形態1においては、転写工程後において転写ちり等の転写不良や、ハーフトーン画像むら等の不良画像の生じない高画像品質の装置を提供することができる。
【0055】
特に、スタビライザの導電性シート22には、最下流の転写部9Kの転写電圧と同じ大きさ及び極性の電圧が同一電源25から供給されており、その制御は容易である。具体的には、各作像部Y、M、C、Kの各感光体ドラム2の線速が異なりそれぞれの転写条件が異なる場合や、黒色画像のみを形成する際にカラーの作像部Y、M、Cに対して転写ベルト7を離間する制御をおこなう場合や、厚紙やOHPシート等の被転写材を用いる場合であっても、導電性シート22には常に転写部9Kと同等の電圧を供給すればよいために、複雑な制御が不要となる。
【0056】
実施の形態2.
以下、図4にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。図4は、実施の形態2におけるモノクロ画像形成装置の要部を示す構成図である。
同図に示すように、感光体ドラム2の周りには、帯電装置41、現像装置42、転写装置9、クリーニング装置43が配設されている。
ここで、転写装置9には、前記実施の形態1とは異なり、転写ベルトを有さない転写ローラが用いられている。
【0057】
また、被転写材Pの搬送方向(図中の矢印方向である。)に対して、転写装置9の下流側であって、定着装置50の上流側には、樹脂材料等からなる搬送部45が配設されている。
さらに、搬送部45の一部には、導電性シート22と絶縁性シート23とからなるスタビライザが設置されている。なお、スタビライザは、前記実施の形態1と同様に、絶縁性シート23側が、被転写材Pに対向するように設置されている。
また、導電性シート22と転写装置としての転写ローラ9とには、電源25より、同極性のほぼ同等の大きさの電圧が印加されている。
【0058】
以上のように構成された画像形成装置は、次のように動作する。
図4を参照して、感光体ドラム2は、時計方向に回転する。そして、まず、感光体ドラム2の表面が、帯電装置41との対向部で帯電される。次に、感光体ドラム2表面は、不図示の書込部との対向部に達する。そして、書込部から、原稿等の画像情報が、レーザ光等の露光光Lとして、感光体ドラム2上に照射される。
これにより、感光体ドラム2では、書込部からの露光光Lに基づいた静電潜像が形成される。
【0059】
その後、感光体ドラム2表面は、現像装置42との対向部に達する。そして、ここで、感光体ドラム2上の潜像が現像される。
その後、感光体ドラム2表面は、転写装置9との対向部に達する。
一方、不図示の給紙装置からは、被転写材Pが、搬送経路を経由して転写装置9の上流側に搬送される。そして、被転写材Pは転写装置9と感光体ドラム2との間に達して、感光体ドラム2上に形成されたトナー像が被転写材P上に転写される。
【0060】
その後、トナー像が転写された被転写材Pは、図中の矢印方向に搬送されて、搬送部45のスタビライザ22、23の位置に達する。そして、スタビライザ22、23によって、前記実施の形態1と同様に、転写工程後の被転写材Pの帯電状態が安定化される。
【0061】
その後、安定したトナー像を担持した被転写材Pは、定着装置50に搬送される。そして、定着装置50に達した被転写材Pは、熱と圧力とにより、トナー像が定着される。そして、トナー像が定着された被転写材Pは、その後に画像形成装置外に排出される。
こうして、画像形成装置における一連の画像形成プロセスが完了する。
【0062】
一方、転写ローラ9との対向部を通過した後の感光体ドラム2上には、被転写材Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
そして、未転写トナーが付着した感光体ドラム2表面は、クリーニング装置43との対向部に達する。そして、ここで感光体ドラム2上の未転写トナーが回収された後に、感光体ドラム2表面は不図示の除電部にて除電される。
こうして、感光体ドラム2上における一連の作像プロセスが完了する。
【0063】
以上説明したように、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、転写工程後において転写ちり等の転写不良や、ハーフトーン画像むら等の不良画像の生じない高画像品質の装置を提供することができる。
【0064】
なお、本発明における転写装置は、上記各実施の形態で示した構成以外の構成とすることもできる。例えば、転写装置を、コロナ放電方式の転写装置とすることができる。そして、この場合にも、上記実施の形態と同様の効果を奏することになる。
【0065】
さらに、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
【0066】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているので、転写工程後において転写ちり等の転写不良や、ハーフトーン画像むら等の不良画像の生じない、高画像品質の転写装置及び画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1における画像形成装置の要部を示す構成図である。
【図2】図1の画像形成装置における転写装置の一部を示す概略斜視図である。
【図3】転写電流値と導電性シート電流値とを変動させたときの、被転写材の画像品質の変化を示す相関図である。
【図4】この発明の実施の形態2における画像形成装置の要部を示す構成図である。
【符号の説明】
2 感光体ドラム(像担持体)、 3 プロセスカートリッジ、
5 転写装置、 7 転写ベルト、
8a 駆動ローラ、 8b〜8d 従動ローラ、
9、9Y、9M、9C、9K 転写ローラ(転写部)、
10 クリーニング部、 11 クリーニングローラ、
12 クリーニングブレード、 13 回収コイル、 20 ケース、
21 寄り止め部材、 22 導電性シート(導電層)、
23 絶縁性シート(絶縁層)、 25 電源、
30、31 スライドレール、 41 帯電装置、 42 現像装置、
43 クリーニング装置、 45 搬送部、 50 定着装置、
Y、M、C、K 作像部、 L 露光光、 P 被転写材。

Claims (15)

  1. 像担持体上に形成されたトナー像を被転写材に転写する転写部と、
    前記転写部でトナー像が転写された被転写材の帯電状態を安定化するスタビライザとを備えたことを特徴とする転写装置。
  2. 前記スタビライザは、絶縁層と導電層とからなり、
    前記絶縁層は、前記トナー像が転写された前記被転写材における非転写面側に対向するように配設されたことを特徴とする請求項1に記載の転写装置。
  3. 少なくとも前記被転写材が前記スタビライザと対向するときに、前記導電層に電圧が印加されることを特徴とする請求項2に記載の転写装置。
  4. 前記導電層に印加される前記電圧の極性は、前記転写部に印加される転写電圧の極性と同極性であることを特徴とする請求項3に記載の転写装置。
  5. 前記導電層に印加される前記電圧の大きさは、前記転写部に印加される転写電圧の大きさと同等であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の転写装置。
  6. 前記導電層に印加される前記電圧と、前記転写部に印加される転写電圧とは、1つの電源から供給されることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の転写装置。
  7. 一定方向に走行する転写ベルトを備え、
    前記像担持体は、前記転写ベルトの走行方向に対して並設された複数の感光体ドラムのうち、前記走行方向の最下流側に配設された感光体ドラムであり、
    前記転写部は、前記最下流側に配設された感光体ドラムに対向する転写部であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の転写装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の転写装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 像担持体上に形成されたトナー像を被転写材に転写する転写部を備えた転写装置と、
    前記転写部でトナー像が転写された被転写材の帯電状態を安定化するスタビライザとを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記スタビライザは、絶縁層と導電層とからなり、
    前記絶縁層は、前記トナー像が転写された前記被転写材における非転写面側に対向するように配設されたことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 少なくとも前記被転写材が前記スタビライザと対向するときに、前記導電層に電圧を印加する電源をさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記電源は、前記転写部に印加される転写電圧の極性と同極性の電圧を印加することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記電源は、前記転写部に印加される転写電圧の大きさと同等の大きさの電圧を印加することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記電源は、前記転写部に転写電圧を供給することを特徴とする請求11〜請求項13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記転写装置は、一定方向に走行する転写ベルトを備え、
    前記像担持体は、前記転写ベルトの走行方向に対して並設された複数の感光体ドラムのうち、前記走行方向の最下流側に配設された感光体ドラムであり、
    前記転写部は、前記最下流側に配設された感光体ドラムに対向する転写部であることを特徴とする請求項9〜請求項14のいずれかに記載の画像形成装置。
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JP2008298811A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2018087905A (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 転写ユニット及びそれを備えた画像形成装置

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