JP2008296979A - 地下タンクの通気管設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通気管継手40は、継手本体80と、継手本体80に設けられた弁座部材90と、大気弁として作動する弁機構100と、弁座部材90と対面する継手本体80の側面に設けられた開口部110と、開口部110を閉塞する蓋部材120とを有する。継手本体80は、内部空間をタンク連通側室86と大気連通側室88とに仕切る仕切り壁130と、仕切り壁130に設けられた貫通口140とを有する。弁機構100は、弁座部材90の弁座92を開閉する第1弁体150と、第1弁体150を閉弁方向に付勢する第1コイルバネ160と、第1弁体150の流路152を開閉する第2弁体170と、第2弁体170を閉弁方向に付勢する第2コイルバネ180と、第2弁体170の流路172を開閉する第3弁体190とを有する。
【選択図】図2
Description
昭和機器工業製、商品名、ECO通気CO、業界紙、石油業協同組合機関紙 ぜんせき 2006年8月25日付け(4)新収益創造力VOl.496
(1)これを取り付ける作業やメンテナンス作業が高所作業となるため、作業員がはしご等を用いて通気管の上端の高さ位置まで昇ることになるため、作業員の負担が大きく、作業に多くの労力を要するという問題があった。
(2)地下タンクの漏洩検査を実施する時には、大気弁や通気口の頭部を閉塞した状態で検査を行うために、前述同様に高所で作業しなければならず、作業員の負担が大きく、検査作業に多くの労力を要するという問題があった。
(3)また、ベーパ蒸気回収弁機構を設ける給油所においては、ベーパ回収弁機構と大気弁とを個々別々に独立させて設けざるを得ず、構造が複雑化する問題点があった。
また、本発明は、前記タンク連通側室より分岐する分岐流路と、ベーパ回収ホースの端部が接続される接続部と、前記分岐流路内に設けられ、ベーパ回収ホースの端部が前記接続部に接続された際、開弁位置に変位するベーパ回収弁と、からなるベーパリカバリ機構を、前記弁機構に対面するように前記開口部に設けることにより上記課題を解決するものである。
また、本発明は、前記弁機構は、地下タンク内の圧力と大気圧との圧力差に応じて開弁動作する弁体と、前記弁体の作動方向と同方向に移動する可動弁座部材と、前記弁体を可動弁座部材に当接する閉弁方向に付勢する付勢部材と、を有し、前記ベーパリカバリ機構を弁機構の軸線と同方向に直列に設け、前記付勢部材は、前記可動弁座部材を介して前記ベーパ回収弁を閉弁方向に付勢することにより上記課題を解決するものである。
ここで、通気管30は、下部通気管30aと、上部通気管30bとからなり、両者の間に通気管継手40を設けている。下部通気管30aの他端は、配管継手50に連通されている。
ここで、本発明の通気管継手40の構成について説明する。図2は通気管継手40の取付構造を示す縦断面図である。
継手本体80は、下端に下部通気管30aの上端が螺入される下端雌ネジ部82が設けられ、上端には上部通気管30bの下端が螺入される上端雌ネジ部84が設けられている。また、継手本体80は、内部空間をタンク連通側室86と大気連通側室88とに仕切る仕切り壁130と、仕切り壁130に設けられた貫通口140とを有する。仕切り壁130は、継手本体80の内部でL字状に形成されており、水平方向に延在形成された水平壁130aと、継手本体80の内部で垂直方向に延在形成された垂直壁130bとを有する。貫通口140は、開口部110が対面する垂直壁130bに設けられている。
ここで、上記弁機構100の開閉動作について説明する。地下タンク12において、タンクローリ車から油液が荷卸しされる際、地下タンク12の上部空間にベーパ(油蒸気)が徐々に溜る。そして、地下タンク12内の液面上昇に伴って上部空間のベーパ濃度が高まるにつれて圧力も上昇する。弁機構100では、上記第1弁体150、第2弁体170、第3弁体190を有する構成であるので、各弁体がタンク連通側室86の圧力(大気圧)と大気連通側室88の圧力(地下タンク12のベーパ圧力)との圧力差の大きさに応じて段階的に開弁動作する。尚、第1弁体150は、ベーパ排出時に開弁し、第2弁体170、第3弁体190は大気導入時に開弁する。
また、大気連通側室88の内部に水分が溜ったときは、ナット246をゆるめ、そしてドレンバルブ244を左回りに回して下方に移動させると、上端通路244aが開放される。これにより、大気連通側室88の内部に溜った水分を簡単に排出させることができる。尚、通気管30が外気温の低下により結露しやすい環境下(冬場など)では、大気連通側室88の底部に水が溜りやすくなるので、定期的に大気連通側室88の内部に溜った水を排出することになる。
ベーパリカバリ機構310は、開口部110の内周に設けられた雌ネジ部112に螺入されたプラグ320と、プラグ320の内周側に設けられた雌ネジ部322に螺入された円筒形状のホース接続部材330と、ホース接続部材330の流路内端部に形成された弁座332を開閉するベーパ回収弁340と、ベーパ回収弁340を閉弁方向に付勢するコイルバネ350とを有する。
ホース接続部材330は、内部に横方向(水平方向)に貫通し、タンク連通側室86から分岐する分岐流路を有しており、図7において、左端が継手本体80のタンク連通側室86に連通され、右端がベーパ回収ホース接続側となるように取り付けられる。
ベーパ回収弁340は、ホース接続部材330の内部側端部に形成された弁座332を閉止するパッキン342を保持する円盤状部344と、円盤状部344の中央よりX2方向に延在する弁軸346と、コイルバネ350の他端が当接するバネ受け板348と、弁軸346の端部に係止され止め輪349とを有する。
ホース接続部材330は、内部流路の中間部分にベーパ回収弁340の弁軸346を軸承する軸受け部334が設けられ、軸受け部334を支持する支持部336にはベーパを通過させるための排出孔337が設けられている。さらに、ホース接続部材330の排出側には、ベーパ回収ホース420の端部に設けられた接続プラグが挿入される接続口338が設けられている。接続口338の外周には、接続プラグの係止部が嵌合する段部339が設けられている。
また、上記パッキン524が第2弁座94に当接して弁座部材90を閉止したとき、筒状部材520のX1方向の先端に突出するロッド540は、第2弁体170の支持軸177をX1方向に押圧して第1弁体150を第1弁座92より離間させる。これで、第1弁座92が開放されるため、大気連通側室88と筒状部材520の中空通路529とが第1弁座92、開口542を介して連通状態になる。
ここで、圧力監視ユニット11により下部通気管30aを所定圧力に減圧して漏洩検査を行う検査方法について説明する。圧力監視ユニット11の減圧ポンプに接続された吸引ホース580を吸引プラグ570に取り付けて下部通気管30a内のベーパを吸引する。減圧ポンプで吸引したペーパーは、圧力監視ユニット11により圧力を測定された後、排出ホース590を介して大気連通側室88に排出される。下部通気管30aに洩れがある場合には、圧力低下が生じにくいため、圧力変化を監視することで圧力監視ユニット11によって検知することができる。
11 圧力監視ユニット
12 地下タンク
30 通気管
40 通気管継手
80 継手本体
86 タンク連通側室
88 大気連通側室
90 弁座部材
92 第1弁座
94 第2弁座
100 弁機構
110 開口部
120 蓋部材
130 仕切り壁
150 第1弁体
160 第1コイルバネ
170 第2弁体
180 第2コイルバネ
190 第3弁体
244 ドレンバルブ
300 通気管継手
310 ベーパリカバリ機構
330 ホース接続部材
340 ベーパ回収弁
350 コイルバネ
360 弁機構
370 弁座部材
380 可動弁座部材
386 コイルバネ
400 タンクローリ車
410 荷卸しホース
420 ベーパ回収ホース
430 結合部材
500 漏洩検査用治具
510 蓋体
520 筒状部材
530 保持部材
580 吸引ホース
590 排出ホース
Claims (3)
- 一端が地下タンクに接続され他端が高所において大気に開放された通気管の途中に設けられた通気管継手を有する地下タンクの通気管設備であって、
前記通気管継手を、
前記通気管が接続される継手本体と、
該継手本体の内部空間を大気連通側室とタンク連通側室とに仕切る仕切り壁と、
該仕切り壁に設けられ、前記通気管の軸線方向に所定角度で交差する方向に貫通する貫通口と、
該貫通口の軸線方向に移動可能に設けられ、地下タンク内の圧力と大気圧との圧力差に応じて開閉する弁機構と、
前記貫通口に対面するよう前記継手本体の側面外壁に設けられた開口部と、
該開口部を閉塞する蓋部材と、
で構成したことを特徴とする地下タンクの通気管設備。 - 前記タンク連通側室より分岐する分岐流路と、ベーパ回収ホースの端部が接続される接続部と、前記分岐流路内に設けられ、ベーパ回収ホースの端部が前記接続部に接続された際、開弁位置に変位するベーパ回収弁と、からなるベーパリカバリ機構を、前記弁機構に対面するように前記開口部に設けてなる請求項1に記載の地下タンクの通気管設備。
- 前記弁機構は、地下タンク内の圧力と大気圧との圧力差に応じて開弁動作する弁体と、前記弁体の作動方向と同方向に移動する可動弁座部材と、前記弁体を可動弁座部材に当接する閉弁方向に付勢する付勢部材と、を有し、
前記ベーパリカバリ機構を弁機構の軸線と同方向に直列に設け、
前記付勢部材は、前記可動弁座部材を介して前記ベーパ回収弁を閉弁方向に付勢することを特徴とする請求項2に記載の地下タンクの通気管設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007145553A JP2008296979A (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | 地下タンクの通気管設備 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008296979A true JP2008296979A (ja) | 2008-12-11 |
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ID=40170868
Family Applications (1)
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JP2007145553A Pending JP2008296979A (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | 地下タンクの通気管設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008296979A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11795049B2 (en) | 2020-12-30 | 2023-10-24 | Vapor Systems Technologies, Inc. | Pressure/vacuum (PV) valve for fuel storage tanks, in-line pressure-vacuum valve test unit, and combination thereof |
JP7510666B2 (ja) | 2020-05-19 | 2024-07-04 | 丸一株式会社 | 正負圧緩和装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50144117A (ja) * | 1974-05-10 | 1975-11-19 | ||
JPH09105474A (ja) * | 1995-10-12 | 1997-04-22 | Showa Kiki Kogyo Kk | 地下タンク通気管用の通気弁 |
-
2007
- 2007-05-31 JP JP2007145553A patent/JP2008296979A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPS50144117A (ja) * | 1974-05-10 | 1975-11-19 | ||
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US11795049B2 (en) | 2020-12-30 | 2023-10-24 | Vapor Systems Technologies, Inc. | Pressure/vacuum (PV) valve for fuel storage tanks, in-line pressure-vacuum valve test unit, and combination thereof |
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