JP2008296862A - ドリンクホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】容器内の液面高さを検知して飲料に相当する部分のみを冷却・加熱し、消費電流を極力抑えてコスト削減を図ること。
【解決手段】ドリンクホルダ1は、飲料Lが収容された容器100が着脱自在に挿入される容器収納部3を有するホルダケース2と、容器収納部3の周壁側に垂直方向に沿って複数並設配置され、飲料Lを冷却あるいは加熱する冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbと、周壁側に水平方向に対向配置され、飲料Lの静電容量を検知するとともに冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbと容器100との間で熱の伝導を行う検知電極20a〜2Na,20b〜2Nbと、検知された飲料Lの静電容量が示す検知信号に基づいて、液面高さLHを算出してこの液面高さLHの範囲内にて水平方向に対応する位置に配置された冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbに電流を流す制御回路40とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲料が入った容器を保冷あるいは保温可能に保持するドリンクホルダに関し、特に容器内の液面高さを検知して消費電力を極力抑えることができるドリンクホルダに関する。
飲料が入った容器を保持し、同時にその容器を保冷したり保温したりすることができるドリンクホルダとして、例えば下記特許文献1〜3に開示されているものが知られている。このうち、例えば特許文献1に開示されているドリンクホルダは、車室内に設置されて前面カバーが嵌着される基体ケース内部を仕切壁により区画し、容器収納部と収納空間部を設けた構成となっている。
また、容器収納部に電子冷却・加熱素子の熱を容器に伝達して冷却および加熱を行う伝熱部材を収納するとともに、収納空間部に放熱基板およびファン機構からなり電子冷却・加熱素子の熱交換を行う熱交換部材を収納した構造を備えている。そして、伝熱部材に容器の周側部略半分を覆う側壁部および容器の底部略半分が載置される底壁部とから構成され、容器と接触して熱を伝える一対の容器受部と、電子冷却・加熱素子が装着され、その熱を容器受部に蓄熱しながら伝える蓄熱部とが設けられている。
さらに、容器収納部に容器の周側部を押圧部にて伝熱部材の側壁部側へ押圧しながら容器を出し入れ可能に保持する弾性部材を設けており、伝熱部材の熱損失を抑えて熱伝達効率を向上させ、複数容器を均一かつ効率よく冷却および加熱することができる構成となっている。
また、例えば特許文献2に開示されているドリンクホルダは、中空のベース上にペルチェ効果を利用した冷熱素子が設置され、そのベース上に取り付けられた中空円筒状の断熱ケースの内側に冷熱素子の上面に当接する熱伝導体を設け、その熱伝導体の内部に、熱伝導性をもったバネ性のあるプレートを渦巻状に巻回したドリンク缶の保持体を設けて構成されている。
これにより、このドリンクホルダは、径の異なる種々のサイズのドリンク缶の保持を確実に行うことができるとともに、熱の伝達を効率よく行わせて十分な保冷、保温効果を発揮することができる構成となっている。
また、例えば特許文献3に開示されているドリンクホルダは、車室前部のフロントガラスあるいはサイドウィンドウの下方側で、空調ダクトの開口部が形成された車室内のインストルメントパネルあるいはドアトリムに設置されており、飲料の容器を保持可能とする凹部が形成されている。
このドリンクホルダは、空調ダクトの開口部からの空調風がドリンクホルダに保持された飲料の容器に接触可能となるように設置されるとともに、ドリンクホルダには、凹部内に照明光を照射する発光体を具備する照明手段が設けられている。この発光体は、車室内の前席シートに着座した運転者の視界に直接に入らないように設定され、これにより、ドリンクホルダに容器内の飲料の保温あるいは保冷機能をもたせた上で、照明光が運転者の目障りになることや、照明手段がフロントガラスやサイドウィンドウに映り込むことを抑制することができる構成となっている。
特許第2897618号公報 特開2002−147918号公報 特開2006−111101号公報
このように、上述した特許文献1〜3に開示されている従来のドリンクホルダでは、熱損失を抑えた伝熱部材の配置態様を工夫したり、容器と伝熱部材との接触性を改善したりして省電力化を図ろうとしている。しかしながら、冷熱素子は素子自体が大変高価なものであるとともに、比較的消費電流が大きいものとして知られており、従来のドリンクホルダは、ケース内部の容器を保持する円筒部分の内壁面全体に冷熱素子を配置した構造を備えているため、全体としてコスト削減を図りにくく、冷熱素子に用いられる消費電流も大きくなるという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、容器内の液面高さを検知して容器内の飲料に相当する部分のみを冷却したり加熱したりすることで、全体の消費電流を極力抑えてコスト削減を図ることができるドリンクホルダを提供することを目的とする。
本発明に係るドリンクホルダは、飲料が収容された非導電性の容器が着脱自在に挿入されて該容器を保持する有底筒状の容器収納部を有するホルダケースと、前記ホルダケースの前記容器収納部の周壁側に軸方向に沿って複数並設配置され、当該容器収納部に保持された前記容器内の前記飲料を冷却あるいは加熱する冷熱素子と、前記ホルダケースの前記容器収納部の前記周壁側に水平方向に対向配置され、その間の静電容量を検知する少なくとも一対の検知電極と、前記検知電極により検知された前記静電容量が示す検知信号に基づいて、前記容器内の前記飲料の液面高さを算出し、算出結果を用いて該飲料の液面高さの範囲内において水平方向に対応する位置の前記周壁側に配置された前記冷熱素子に電流を流す制御回路とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るドリンクホルダは、以上のように構成することにより、容器収納部の周壁側に配置された少なくとも一対の熱伝導体により容器内の飲料の液面高さを検知して、容器内の飲料に相当する部分のみを対応する位置の冷熱素子によって冷却したり加熱したりすることができるので、全体の消費電流を極力抑えてコスト削減を図ることができる。
前記検知電極は、前記冷熱素子と前記容器との間で熱の伝導を行う熱伝導体からなる構成とされていてもよい。
前記検知電極は、前記容器収納部の前記周壁側における前記冷熱素子の配置位置と同等あるいは該配置位置よりも前記容器収納部の内側に突出した位置に配置されている構成とされていてもよい。
前記検知電極は、前記容器収納部の前記周壁側に軸方向に沿って複数並設配置されている構成とされていてもよい。
前記制御回路は、前記検知電極の温度に基づいて前記容器内の前記飲料の液体温度をさらに算出し、前記飲料の液面高さおよび液体温度を示す算出結果に基づき前記制御回路から送信された制御情報によって、前記容器内の前記飲料の液面高さおよび液体温度の少なくとも一つを複数の光の色あるいは照度によって表す光照射手段をさらに備えた構成とされていてもよい。
また、前記制御回路は、前記飲料の液体温度とあらかじめ設定された設定温度とを比較して、該液体温度が該設定温度となるように前記冷熱素子に電流を流す構成とされていてもよい。
前記ホルダケースの前記容器収納部の前記周壁側における前記検知電極の配置位置よりも前記容器収納部の内側に突出した位置に該検知電極と接続された状態で配置され、該容器収納部に挿入された前記容器と接触自在となる弾性を備えた熱伝導性を有する渦巻状のプレートからなる容器保持体をさらに備えた構成とされていてもよい。
前記ホルダケースの前記容器収納部は、有底円筒状に形成され、前記冷熱素子および前記検知電極は、板状に成形されて前記容器収納部の周壁面に沿って湾曲した状態でそれぞれ配置されている構成とされていてもよい。
また、前記ホルダケースの前記容器収納部は、底壁部が光透過性を有する透明性絶縁部材からなり、前記光照射手段は、前記底壁部の下方における前記ホルダケース内部に配置されている構成とされていてもよい。
前記冷熱素子および前記制御回路は、前記検知電極の一方の面側にそれぞれ配置され、あるいは前記検知電極の両面側にそれぞれ別々に配置されている構成とされていてもよい。
また、前記冷熱素子、前記検知電極および前記制御回路は、前記ホルダケースの前記容器収納部の前記周壁側においてそれぞれ同一面を形成するように連続的に配置されている構成とされていてもよい。
前記ホルダケースは、自動車などの車両のインストルメントパネルあるいはセンターコンソールパネルに搭載される車両用ドリンクホルダの一部を構成するものであってもよい。また、前記ホルダケースは、クーラーボックスあるいはクーラーポットの一部を構成するものであってもよい。
本発明によれば、容器内の飲料の液面高さを検知して容器内の飲料に相当する部分のみを冷却したり加熱したりすることで、全体の消費電流を極力抑えてコスト削減を図ることができるドリンクホルダを提供することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明に係るドリンクホルダの好適な実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るドリンクホルダの主要な内部構成の例を示す断面図、図2は同ドリンクホルダの一部の配置例を示す斜視図、図3は同ドリンクホルダの全体構成の例を示すブロック図、図4は同ドリンクホルダにて検知される静電容量の例を示す説明図、図5は同ドリンクホルダの他の静電容量センサの例を示す斜視図、図6は同ドリンクホルダのさらに他の静電容量センサの例を示す斜視図である。
図1〜図3に示すように、ドリンクホルダ1は、飲料Lが収容された容器100が着脱自在に挿入され、挿入された容器100を保持する有底筒状の容器収納部3を有するホルダケース2と、このホルダケース2の容器収納部3の周壁側に、垂直方向(すなわち、容器100の挿入方向)に沿って所定間隔を空けて並設配置された複数の静電容量センサとを備えている。
また、ドリンクホルダ1は、ホルダケース2の容器収納部3の周壁側における各静電容量センサの配置位置よりも容器収納部3の内側に突出した位置に、これら静電容量センサと接続された状態で配置された容器保持体50を備えている。この容器保持体50は、例えば容器収容部3に挿入された容器100と接触自在となる弾性を備えた熱伝導性を有する渦巻状のプレートからなる。
さらに、ドリンクホルダ1は、容器収納部3の各静電容量センサとそれぞれ電気的に接続された制御回路40(図3参照)と、ドリンクホルダ1の各構成部に電力を供給するための電源回路60(図3参照)とを備えている。なお、本例の容器100は、例えばペットボトルのように容器本体102とキャップ部101とを有し、非導電性のもの(絶縁体、不導体、誘電体など)であるが、同様な特性を有するドリンク缶のようなものや、コップのようなものであってもよい。また、本例のドリンクホルダ1は、自動車などの車両に搭載される車両用ドリンクホルダとして用いられていることとする。
複数の静電容量センサは、本例では、例えば容器収納部3の周壁側に上述したように並設配置されるとともに水平方向に対向配置され、この対向配置された一対の組み合わせで一つの静電容量センサを構成している。具体的には、各静電容量センサは、一対の冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nb(Nは任意の正の整数)と、一対の検知電極20a〜2Na,20b〜2Nb(Nは任意の正の整数)と、片方の冷熱素子10a〜1Na側に備えられた検知回路30〜3N(Nは任意の正の整数)とをそれぞれ備えて構成されている。
冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbは、容器収納部3に保持された容器100内の飲料Lを、いわゆるペルチェ効果を利用して冷却したり加熱したりする素子である。検知電極20a〜2Na,20b〜2Nbは、その間の静電容量を検知する。具体的には、例えば検知電極20a〜2Na,20b〜2Nb間の容器収納部3に保持された容器100内の飲料Lの静電容量を検知する。また、検知電極20a〜2Na,20b〜2Nbは、冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbと一体的に設けられている場合は、容器100との間で熱の伝導を行う熱伝導体としても作用する。
検知回路30〜3Nは、検知電極20a〜2Na,20b〜2Nbにより検知された飲料Lの静電容量に基づいて、この静電容量を示す検知信号を制御回路40に出力する。この検知回路30〜3Nは、例えばC−V変換回路などにより構成される。C−V変換回路は、検知された静電容量(Capacitance)を電圧(Voltage)に変換する機能を有する。
制御回路40は、検知回路30〜3Nからの検知信号に基づいて、容器100内の飲料Lの液面高さLHを算出する。そして、制御回路40は、算出した算出結果(すなわち、液面高さLH)を用いて、飲料Lの液面高さLHの範囲内において水平方向に対応する位置の容器収納部3の周壁側に配置された冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbに対して、冷却・加熱を指示する電流を流す。
また、制御回路40は、後述するように、例えば検知電極20a〜2Na,20b〜2Nbの温度に基づいて、容器100内の飲料Lの想定される液体温度を算出する。そして、算出した算出結果(すなわち、液体温度)と、例えばあらかじめ設定された設定温度とを比較して、飲料Lの液体温度が設定温度となるように冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbに電流を流す。
なお、本例のドリンクホルダ1は、具体的には、例えば容器収納部3が有底円筒状に形成されており、冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbおよび検知電極20a〜2Na,20b〜2Nbが板状に成形されてこの容器収納部3の周壁面に沿って湾曲した状態でそれぞれ一体的に配置された構造を備えている。
そして、本例の静電容量センサは、例えば図2に示すように、冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nb(図2には冷熱素子11a,11bのみ図示)の容器収納部3の内側の面に、検知電極20a〜2Na,20b〜2Nb(図2には検知電極21a,21bのみ図示)が形成された構造を備えている。また、冷熱素子10a〜1Naの検知電極20a〜2Na側と反対側の面に、検知回路30〜3Nが形成された構造となっている。
容器保持体50は、各静電容量センサの検知電極20a〜2Na,20b〜2Nb(すなわち、熱伝導体)とそれぞれ接続されており、冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbから検知電極20a〜2Na,20b〜2Nbを介して伝導された熱を容器100に伝導したり、容器100からの熱を静電容量センサ側に伝導したりする。
この容器保持体50は、容器100の形状や大きさがどのようなものであっても、容器収納部3に挿入された際に必ず接触するような形状で形成されている。そして、電源回路60は、具体的には、冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbに対して冷却・加熱指示電流を流す制御回路40に対して必要な電力を供給する。
このように構成されたドリンクホルダ1では、静電容量センサの検知電極20a〜2Na,20b〜2Nbによって、容器収納部3の高さ方向(すなわち、垂直方向)にわたって、複数の静電容量C1〜CN(Nは任意の正の整数)を検知することが可能となる。したがって、制御回路40において、容器収納部3内に飲料Lが存在するときとしないときでの静電容量値の差異を考慮した所定の閾値Thを設定しておけば、飲料Lの液面高さLHを算出することが可能となる。
図1に示したように、容器100内に飲料Lが存在するような状態の場合は、検知電極20a〜2Na,20b〜2Nbによって検知される静電容量は、図4に示すような状態となる。すなわち、空気と比べて約80倍の比誘電率を有する水などの飲料Lの静電容量を検知することによって、静電容量値は激増するため、検知電極21a,21b間の静電容量C2と検知電極22a,22b間の静電容量C3との間で静電容量値は閾値の上下範囲に大きく分かれることとなる。
これにより、静電容量C2と静電容量C3との間に飲料Lの液面高さLHがあることが算出され、制御回路40は、この液面高さLHまでの範囲内にある冷熱素子10a,10b,11a,11bに対して、冷却・加熱指示電流を流し、容器100内の飲料Lを冷却したり加熱したりする。この際に、上述したような飲料Lの液体温度を算出して設定温度と比較し、液体温度が設定温度となるように冷却・加熱指示電流を流すようにすれば、容器100内の飲料Lを所望の温度に保つことが可能となる。
なお、設定温度を設定しない場合は、例えば、制御回路40にてデフォルト設定された保冷・保温モードを切り替えることにより、飲料Lの液体温度が保冷時の温度○○℃、保温時の温度××℃となるまで冷熱素子に冷却・加熱指示電流を流すようにすればよい。このようにすれば、ドリンクホルダ1に設けられた冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbのすべてに対して冷却・加熱指示電流を流すことなく、容器100内の飲料Lの量に応じて必要な部分にのみ冷却・加熱指示電流を流せば十分に飲料Lを保冷・保温することが可能となる。
したがって、本例のドリンクホルダ1によれば、全体として消費電流を極力抑えることができる。また、高価な冷熱素子を容器収納部3の周壁側の全面に設けることなく部分的に設けるだけで従来と同様の保冷・保温効果を発揮することができるため、全体のコストを抑えることが可能となる。
なお、静電容量センサは、図5(a)に示すように、検知回路30〜3N(図5には検知回路30のみ図示)が備えられる方の冷熱素子10a〜1Na(図5には冷熱素子10aのみ図示)が、検知電極20a〜2Na(図5には検知電極20aのみ図示)の検知回路30〜3Nが設けられた側の面に、検知回路30〜3Nと同一面を構成するように設けられた構造を備えていてもよい。また、図5(b)に示すように、冷熱素子10a〜1Na、検知回路30〜3Nおよび検知電極20a〜2Naが、それぞれ同一面を構成するように設けられた構造を備えていてもよい。
さらに、静電容量センサは、図6に示すように、一対の検知電極20a〜2Na,20b〜2Nb(図6には検知電極21a,21bのみ図示)および一つの検知回路30〜3N(図6には検知回路31を31vとして図示)の構成のみならず、複数の検知電極および検知回路の組み合わせにより構成するようにしてもよい。
すなわち、図6に示すように、他の対の検知電極20c〜2Nc,20d〜2Nd(図6には21c,21dのみ図示)および検知回路30〜3N(図6には検知回路31を31wとして図示)を、同様に容器収容部3の水平方向にそれぞれ対応するように配置する。そして、静電容量C1a,C1b〜CNa,CNb(図6にはC2a,C2bのみ図示)を検知するようにすれば、さらに飲料Lの検知精度を向上させることが可能となる。
なお、この場合、隣接する検知電極(例えば、検知電極21aと21dなど)間の静電容量も微小ながら検知されるため、制御回路40において、この静電容量をも考慮した飲料Lの静電容量に基づく各種の算出処理を実行するようにすればよい。
図7は、本発明の一実施形態に係る他のドリンクホルダの主要な内部構成を示す断面図、図8は同ドリンクホルダの全体構成の例を示すブロック図である。なお、以降において、既に説明した部分と重複する箇所には同一の符号を付して説明を割愛する。図7および図8に示すように、このドリンクホルダ1Aは、ホルダケース2の容器収納部3の下方に発光部70が設けられた点と、この容器収納部3の底壁部4が光透過性を有する透明性絶縁部材により構成されている点が、先の例のドリンクホルダ1と相違している。
発光部70は、例えば複数のランプ71a〜71cを有し、制御回路40によって算出された容器100内の飲料Lの液面高さLHや液体温度に基づき、この制御回路40から送信された光照射指示信号(図8参照)などの制御情報によって、複数のランプ71a〜71cを発光させる。そして、容器100内の飲料Lの液面高さLHや液体温度を、これらランプ71a〜71cの複数の光の色や明るさ(照度)によって表すために備えられている。
この発光部70は、制御回路40からの制御情報によって、例えば、飲料Lの液面高さLHが静電容量C1の範囲内にあるときは○色で照度A、静電容量C2の高さにあるときは×色で照度Bなどによって表したり、飲料Lが温度□□℃のときは△△色で照度C、温度□△℃のときは△□色で照度Dなどによって表したりする。これにより、ドリンクホルダ1の使用者に対して、容器100内の飲料Lの状態を示す各種情報を容易に視認可能にさせることが期待できる。
図9は、本発明の一実施形態に係るさらに他のドリンクホルダの主要な内部構成を示す断面図、図10は同ドリンクホルダにて検知される静電容量の例を示す説明図である。図9に示すように、このドリンクホルダ1Bは、静電容量センサの検知電極が、容器収容部3の周壁側に、冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbのすべての配置範囲を含むように一対のみ(すなわち、検知電極20a,20bのみ)形成されている点が、先の例のドリンクホルダ1と相違している。
このドリンクホルダ1Bの静電容量センサによれば、一対の検知電極20a,20bによって検知される容器100の飲料Lの静電容量CAは、図10に示すように飲料Lの液面高さLHが高くなればなるほど増加することとなる。このため、冷熱素子10a〜1Na,10b〜1Nbのうち、この静電容量CAにより表される液面高さLHに対応する位置の冷熱素子に対して、制御回路40から冷却・加熱指示電流を流すようにすれば、ドリンクホルダ1と同様の効果を発揮することが可能となる。なお、図示は省略するが、このドリンクホルダ1Bは、上記ドリンクホルダ1Aと同様に、発光部70を設けた構成であってもよい。
図11は、本発明の一実施形態に係るドリンクホルダの他の適用例を示す斜視図である。図11(a)に示すように、上述したドリンクホルダ1(1A,1B)は、例えばクーラーボックス98に適用したり、同図(b)に示すように、クーラーポット99に適用したりすることができる。これらクーラーボックス98やクーラーポット99に適用した場合においても、ドリンクホルダ1(1A,1B)によれば、全体の消費電力を極力抑えつつコストの削減を図ることが可能となる。
以上述べたように、本実施形態に係るドリンクホルダ1(1A,1B)によれば、静電容量センサによって、容器100内の飲料Lの液面高さLHを検知して、この液面高さLHの範囲内にある飲料Lのみを冷却したり加熱したりすることができるため、消費電流を抑えることができる。また、高価な冷熱素子を部分的に配置する構成を採用することができるため、コストの削減を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るドリンクホルダの主要な内部構成の例を示す断面図である。 同ドリンクホルダの一部の配置例を示す斜視図である。 同ドリンクホルダの全体構成の例を示すブロック図である。 同ドリンクホルダにて検知される静電容量の例を示す説明図である。 同ドリンクホルダの他の静電容量センサの例を示す斜視図である。 同ドリンクホルダのさらに他の静電容量センサの例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る他のドリンクホルダの主要な内部構成を示す断面図である。 同ドリンクホルダの全体構成の例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るさらに他のドリンクホルダの主要な内部構成を示す断面図である。 同ドリンクホルダにて検知される静電容量の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るドリンクホルダの他の適用例を示す斜視図である。
符号の説明
1,1A,1B…ドリンクホルダ、10a〜1Na,10b〜1Nb…冷熱素子、20a〜2Na,20b〜2Nb…検知電極、30〜3N…検知回路、40…制御回路、50…容器保持体、60…電源回路、70…発光部、71a〜71c…ランプ。

Claims (13)

  1. 飲料が収容された非導電性の容器が着脱自在に挿入されて該容器を保持する有底筒状の容器収納部を有するホルダケースと、
    前記ホルダケースの前記容器収納部の周壁側に軸方向に沿って複数並設配置され、当該容器収納部に保持された前記容器内の前記飲料を冷却あるいは加熱する冷熱素子と、
    前記ホルダケースの前記容器収納部の前記周壁側に水平方向に対向配置され、その間の静電容量を検知する少なくとも一対の検知電極と、
    前記検知電極により検知された前記静電容量が示す検知信号に基づいて、前記容器内の前記飲料の液面高さを算出し、算出結果を用いて該飲料の液面高さの範囲内において水平方向に対応する位置の前記周壁側に配置された前記冷熱素子に電流を流す制御回路とを備えたことを特徴とするドリンクホルダ。
  2. 前記検知電極は、前記冷熱素子と前記容器との間で熱の伝導を行う熱伝導体からなることを特徴とする請求項1記載のドリンクホルダ。
  3. 前記検知電極は、前記容器収納部の前記周壁側における前記冷熱素子の配置位置と同等あるいは該配置位置よりも前記容器収納部の内側に突出した位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載のドリンクホルダ。
  4. 前記検知電極は、前記容器収納部の前記周壁側に軸方向に沿って複数並設配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のドリンクホルダ。
  5. 前記制御回路は、前記検知電極の温度に基づいて前記容器内の前記飲料の液体温度をさらに算出し、
    前記飲料の液面高さおよび液体温度を示す算出結果に基づき前記制御回路から送信された制御情報によって、前記容器内の前記飲料の液面高さおよび液体温度の少なくとも一つを複数の光の色あるいは照度によって表す光照射手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のドリンクホルダ。
  6. 前記制御回路は、前記飲料の液体温度とあらかじめ設定された設定温度とを比較して、該液体温度が該設定温度となるように前記冷熱素子に電流を流すことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のドリンクホルダ。
  7. 前記ホルダケースの前記容器収納部の前記周壁側における前記検知電極の配置位置よりも前記容器収納部の内側に突出した位置に該検知電極と接続された状態で配置され、該容器収納部に挿入された前記容器と接触自在となる弾性を備えた熱伝導性を有する渦巻状のプレートからなる容器保持体をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のドリンクホルダ。
  8. 前記ホルダケースの前記容器収納部は、有底円筒状に形成され、
    前記冷熱素子および前記検知電極は、板状に成形されて前記容器収納部の周壁面に沿って湾曲した状態でそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載のドリンクホルダ。
  9. 前記ホルダケースの前記容器収納部は、底壁部が光透過性を有する透明性絶縁部材からなり、
    前記光照射手段は、前記底壁部の下方における前記ホルダケース内部に配置されていることを特徴とする請求項8記載のドリンクホルダ。
  10. 前記冷熱素子および前記制御回路は、前記検知電極の一方の面側にそれぞれ配置され、あるいは前記検知電極の両面側にそれぞれ別々に配置されていることを特徴とする請求項8または9記載のドリンクホルダ。
  11. 前記冷熱素子、前記検知電極および前記制御回路は、前記ホルダケースの前記容器収納部の前記周壁側においてそれぞれ同一面を形成するように連続的に配置されていることを特徴とする請求項8または9記載のドリンクホルダ。
  12. 前記ホルダケースは、自動車などの車両のインストルメントパネルあるいはセンターコンソールパネルに搭載される車両用ドリンクホルダの一部を構成するものであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記載のドリンクホルダ。
  13. 前記ホルダケースは、クーラーボックスあるいはクーラーポットの一部を構成するものであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記載のドリンクホルダ。
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