JP2008296422A - 振動溶着機及び振動溶着用振動発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶着精度の向上を図り、かつ装置を大型化することなく、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくすることができる振動溶着装置を提供する。
【解決手段】ハウジング10の天井部10Bに形成されたボス部10Cに前記ハウジングの両側壁に直交する方向に案内するガイド部30を設け、一方前記ハウジングに収容される振動体40には前記ガイド部にスライド可能に装着されるスライダー部41を前記振動体の上部に設け、かつ該振動体の側面上部を前記ハウジングの内側壁10A,10Bとの間に付勢部材51、52を介して支持する構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】ハウジング10の天井部10Bに形成されたボス部10Cに前記ハウジングの両側壁に直交する方向に案内するガイド部30を設け、一方前記ハウジングに収容される振動体40には前記ガイド部にスライド可能に装着されるスライダー部41を前記振動体の上部に設け、かつ該振動体の側面上部を前記ハウジングの内側壁10A,10Bとの間に付勢部材51、52を介して支持する構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、熱可塑性樹脂等の成形品に振動を加えて溶着させる、振動溶着機及び振動溶着用振動発生装置に関する。
図5は従来の振動溶着機の電気的構成を示している。図5において、振動溶着機100は、所定の空間距離Lを隔てて対向する一対の電磁石111、121を有しており、一対の電磁石111、121の間に、磁性体で形成される振動体114が振動自由に配置されている。電磁石111は、鉄芯等のコア112にコイル113が巻回されて構成され、電磁石121は、コア122にコイル123が巻回されて構成されている。
コイル電流制御回路103は、電磁石111のコイル113と電磁石121のコイル123に、励磁電流を所定の周期(周波数)で交互に流す。これにより、振動体114は電磁石111と電磁石121により交互に吸引され、矢印Aで示す水平方向に振動する。
振動体114の底面部には、図示しないアタッチメント(装着器具)により、溶着対象となる熱可塑性樹脂成形品等のワーク(成形体)131が装着される。
また、ワーク装着台141には、図示しないアタッチメント(装着器具)により、溶着対象となる熱可塑性樹脂成形品等のワーク(成形体)132が装着される。
また、ワーク装着台141には、図示しないアタッチメント(装着器具)により、溶着対象となる熱可塑性樹脂成形品等のワーク(成形体)132が装着される。
ワーク装着台141は、加圧装置106により矢印B方向に加圧され、ワーク131とワーク132の対向する面Cが圧接される。ワーク131とワーク132の対向する面Cが圧接された状態において、振動体114を水平方向(矢印Aで示す方向)に振動させる。これにより、ワーク131とワーク132の対向する面C(圧接面)が擦れあい、摩擦による発熱により、ワーク131とワーク132の圧接面が溶着する。この場合に、振動体114の振幅量(水平方向の移動量)の大きさを調節することにより、発熱量が調整される。
振動体114の振幅量の調整は、振幅指令信号Arefにより行われる。電流指令生成回路(AMP)102は、振幅指令信号Arefを基に、電磁石111、121に流す電流の大きさを制御する電流指令信号Irefを生成する。
電流指令信号Irefはコイル電流制御回路103内のドライバ104に入力され、ドライバ104は、電流指令信号Irefに応じた励磁電流を電磁石111、121に流すようにコイル通電部105を制御する。コイル通電部105は、電源およびスイッチング素子(図示せず)等を含み、電流指令信号Irefに応じた大きさの励磁電流を、電磁石111のコイル113、および電磁石121のコイル123に所定の周期(周波数)で交互に流す。電磁石111、121、振動体114は振動発生部150を構成している。
このような構成により、電磁石111、121のコイル113、123に通電することにより振動体114を振動させ、ワーク131とワーク132との圧接面が擦れ合わされ、摩擦による発熱により、ワーク131とワーク132の圧接面が溶着することとなる。
図5に示した振動溶着機の構造を図6に示す。同図において、振動溶着機100は、下方が開放されたコの字状に形成されたハウジング200を有している。
ハウジング200には、該ハウジング200の内側壁に固定され、所定の距離を隔てて吸引面が対向して配置され交互に通電される一対の電磁石111、121が収容されている。
ハウジング200には、該ハウジング200の内側壁に固定され、所定の距離を隔てて吸引面が対向して配置され交互に通電される一対の電磁石111、121が収容されている。
また、上記一対の電磁石111、121の間には、側面114A,114Aが磁性体で形成された振動体114が配置され、この振動体114の上面はハウジング200の天井部200Aに一対の板ばね201、202を介して支持されている。
また、振動体114の底面には溶着対象となる第1の形成体(ワーク)(図示せず)が装着されるように構成されている。この振動体114は、一対の電磁石111、121に交互に吸引されて振動する。
また、振動体114の底面には溶着対象となる第1の形成体(ワーク)(図示せず)が装着されるように構成されている。この振動体114は、一対の電磁石111、121に交互に吸引されて振動する。
また、ワーク装着台141は、振動体114に対面して設けられ、第1の形成体と溶着される第2の形成体が装着されるようになっている。
図示してない加圧装置により、上記第1の形成体に、上記第2の形成体を圧接させように、ワーク装着台141を駆動し、第1、第2の成形体を圧接した状態で第1、第2の成形体のうちの少なくとも一方の成形体(本実施形態では第1の成形体)を、一対の電磁石111、121に交互に通電することにより上記2つの成形体の圧接面に平行に振動させ、前記第1、第2の成形体の圧接面を溶着させる。
特開平9−108857号公報
図示してない加圧装置により、上記第1の形成体に、上記第2の形成体を圧接させように、ワーク装着台141を駆動し、第1、第2の成形体を圧接した状態で第1、第2の成形体のうちの少なくとも一方の成形体(本実施形態では第1の成形体)を、一対の電磁石111、121に交互に通電することにより上記2つの成形体の圧接面に平行に振動させ、前記第1、第2の成形体の圧接面を溶着させる。
振動溶着機では、振動溶着の効率の向上を図るために、溶着対象となる一方の成形体が装着される振動体(可動部)の溶着時に必要な方向の振動のストロークを大きくする必要がある。
しかしながら、上記構成からなる従来の振動溶着機にあっては、上記振動体をハウジングの天井部に板ばねで吊って支持する構造をとっているために、ストロークが大きくなると、振動体(可動部)が振動方向に直線的に移動できなくなり、円弧状に移動する。このため、振動体に上下方向の振動が発生し、溶着精度が低下するという問題が有った。
しかしながら、上記構成からなる従来の振動溶着機にあっては、上記振動体をハウジングの天井部に板ばねで吊って支持する構造をとっているために、ストロークが大きくなると、振動体(可動部)が振動方向に直線的に移動できなくなり、円弧状に移動する。このため、振動体に上下方向の振動が発生し、溶着精度が低下するという問題が有った。
また、上記、従来装置のように、振動体をハウジング内壁に板ばねを使用して支持する構造をとる場合には、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくするためには、板ばねの上下方向の長さを長くしなければならず、装置の大型化を招くという問題が有った。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、溶着精度の向上を図り、かつ装置を大型化することなく、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくすることができる振動溶着装置及び振動溶着用振動発生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の振動溶着機は、下方が開放されたコの字状に形成されたハウジングと、前記ハウジングに収容され、該ハウジングの内側壁に固定され、所定の距離を隔てて吸引面が対向して配置され交互に通電される一対の電磁石と、前記ハウジングに収容され、前記ハウジングの内壁に弾性部材を介して支持され、かつ少なくとも側面が磁性体で形成され、前記一対の電磁石の間に配置されるとともに、底面に溶着対象となる第1の形成体が装着されるように構成され、前記一対の電磁石に交互に吸引されて振動する振動体と、前記第1の形成体と溶着される第2の形成体が装着されるワーク装着台と、前記振動体に装着された前記第1の形成体に、前記第2の形成体を圧接させるように前記ワーク装着台を駆動する加圧装置と、を備え、前記第1、第2の成形体を圧接した状態で前記第1、第2の成形体のうちの少なくとも一方の成形体を前記2つの成形体の圧接面に平行に振動させることにより前記第1、第2の成形体の圧接面を溶着させる振動溶着機であって、前記ハウジングの天井部に形成されたボス部に前記ハウジングの両側壁に直交する方向に案内するガイド部を有し、前記振動体は、前記ガイド部にスライド可能に装着されるスライダー部を上部に有し、側面上部に前記ハウジングの内側壁との間に付勢部材を介して支持されることを特徴とする。
上記構成からなる本発明の振動溶着機では、前記ハウジングの天井部に形成されたボス部に前記ハウジングの両側壁に直交する方向に案内するガイド部を有し、前記振動体は、前記ガイド部にスライド可能に装着されるスライダー部を上部に有し、側面上部に前記ハウジングの内側壁との間に付勢部材を介して支持される。
したがって、上記一対の電磁石を交互に通電することにより、振動体をハウジングの側壁に直交する方向に振動させると、振動体は、その上部に設けられたスライダー部が、ハウジングの天井部に設けられたガイド部に沿って、上記付勢部材の伸長力に抗して上記振動方向に直線的に移動させられる。このガイド部と上記スライダー部を設けることにより、振動体のハウジングの側壁に直交する方向の振動の安定性が得られるだけでなく、下側からの加圧力を受けることができるため、加圧力が働く溶着時における振動体の振動動作においても上下振動が発生することなく、安定した振動動作を得ることができる。
したがって、振動溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくしても上下方向の振動の発生を防止できるので、溶着精度の向上が図れる。
また、振動溶着時に振動体を上下方向に振動させることなく、一方向のみに振動させることができ、騒音の低減が図れる。
更に、振動体をハウジングの両側壁間との間に付勢部材を介して支持するようにしたので、装置を大型化することなく、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくすることができる。
したがって、上記一対の電磁石を交互に通電することにより、振動体をハウジングの側壁に直交する方向に振動させると、振動体は、その上部に設けられたスライダー部が、ハウジングの天井部に設けられたガイド部に沿って、上記付勢部材の伸長力に抗して上記振動方向に直線的に移動させられる。このガイド部と上記スライダー部を設けることにより、振動体のハウジングの側壁に直交する方向の振動の安定性が得られるだけでなく、下側からの加圧力を受けることができるため、加圧力が働く溶着時における振動体の振動動作においても上下振動が発生することなく、安定した振動動作を得ることができる。
したがって、振動溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくしても上下方向の振動の発生を防止できるので、溶着精度の向上が図れる。
また、振動溶着時に振動体を上下方向に振動させることなく、一方向のみに振動させることができ、騒音の低減が図れる。
更に、振動体をハウジングの両側壁間との間に付勢部材を介して支持するようにしたので、装置を大型化することなく、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくすることができる。
また、本発明の振動溶着用振動発生装置は、下方が開放されたコの字状に形成されたハウジングと、前記ハウジングに収容され、該ハウジングの内側壁に固定され、所定の距離を隔てて吸引面が対向して配置され交互に通電される一対の電磁石と、前記ハウジングに収容され、弾性部材により前記ハウジング内壁に支持され、かつ少なくとも側面が磁性体で形成され、前記一対の電磁石の間に配置されるとともに、底面に溶着対象となる第1の形成体が装着されるように構成され、前記一対の電磁石に交互に吸引されて振動する振動体と、を備えた振動溶着用振動発生装置であって、前記ハウジングの天井部に形成されたボス部に前記ハウジングの両側壁に直交する方向に案内するガイド部を有し、前記振動体は、前記ガイド部にスライド可能に装着されるスライダー部を上部に有し、側面上部に前記ハウジングの内側壁との間に付勢部材を介して支持されることを特徴とする。
上記構成からなる本発明の振動溶着用振動発生装置では、前記ハウジングの天井部に形成されたボス部に前記ハウジングの両側壁に直交する方向に案内するガイド部を有し、前記振動体は、前記ガイド部にスライド可能に装着されるスライダー部を上部に有し、側面上部に前記ハウジングの内側壁との間に付勢部材を介して支持される。
したがって、上記一対の電磁石を交互に通電することにより、振動体をハウジングの側壁に直交する方向に振動させると、振動体は、その上部に設けられたスライダー部が、ハウジングの天井部に設けられたガイド部に沿って、上記付勢部材の伸長力に抗して上記振動方向に直線的に移動させられる。このガイド部と上記スライダー部を設けることにより、振動体のハウジングの側壁に直交する方向の振動の安定性が得られるだけでなく、下側からの加圧力を受けることができるため、加圧力が働く溶着時における振動体の振動動作においても上下振動が発生することなく、安定した振動動作を得ることができる。
したがって、振動溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくしても上下方向の振動の発生を防止できるので、溶着精度の向上が図れる。
また、振動溶着時に振動体を上下方向に振動させることなく、一方向のみに振動させることができ、騒音の低減が図れる。
更に、振動体をハウジングの両側壁間との間に付勢部材を介して支持するようにしたので、装置を大型化することなく、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくすることができる。
したがって、上記一対の電磁石を交互に通電することにより、振動体をハウジングの側壁に直交する方向に振動させると、振動体は、その上部に設けられたスライダー部が、ハウジングの天井部に設けられたガイド部に沿って、上記付勢部材の伸長力に抗して上記振動方向に直線的に移動させられる。このガイド部と上記スライダー部を設けることにより、振動体のハウジングの側壁に直交する方向の振動の安定性が得られるだけでなく、下側からの加圧力を受けることができるため、加圧力が働く溶着時における振動体の振動動作においても上下振動が発生することなく、安定した振動動作を得ることができる。
したがって、振動溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくしても上下方向の振動の発生を防止できるので、溶着精度の向上が図れる。
また、振動溶着時に振動体を上下方向に振動させることなく、一方向のみに振動させることができ、騒音の低減が図れる。
更に、振動体をハウジングの両側壁間との間に付勢部材を介して支持するようにしたので、装置を大型化することなく、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくすることができる。
以上説明したように、本発明の振動溶着機によれば、ハウジングの天井部に形成されたボス部に前記ハウジングの両側壁に直交する方向に案内するガイド部を設け、一方前記ハウジングに収容される振動体には前記ガイド部にスライド可能に装着されるスライダー部を前記振動体の上部に設け、かつ該振動体の側面上部を前記ハウジングの内側壁との間に付勢部材を介して支持するようにしたので、振動溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくしても上下方向の振動の発生を防止できるので、溶着精度の向上が図れる。
また、振動溶着時に振動体を上下方向に振動させることなく、一方向のみに振動させることができ、騒音の低減が図れる。
更に、振動体をハウジングの両側壁間との間に付勢部材を介して支持するようにしたので、装置を大型化することなく、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくすることができる。
また、振動溶着時に振動体を上下方向に振動させることなく、一方向のみに振動させることができ、騒音の低減が図れる。
更に、振動体をハウジングの両側壁間との間に付勢部材を介して支持するようにしたので、装置を大型化することなく、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくすることができる。
また、本発明の振動溶着用振動発生装置によれば、ハウジングの天井部に形成されたボス部に前記ハウジングの両側壁に直交する方向に案内するガイド部を設け、一方前記ハウジングに収容される振動体には前記ガイド部にスライド可能に装着されるスライダー部を前記振動体の上部に設け、かつ該振動体の側面上部を前記ハウジングの内側壁との間に付勢部材を介して支持するようにしたので、振動溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくしても上下方向の振動の発生を防止できるので、溶着精度の向上が図れる。
また、振動溶着時に振動体を上下方向に振動させることなく、一方向のみに振動させることができ、騒音の低減が図れる。
更に、振動体をハウジングの両側壁間との間に付勢部材を介して支持するようにしたので、装置を大型化することなく、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくすることができる。
という効果が得られる。
また、振動溶着時に振動体を上下方向に振動させることなく、一方向のみに振動させることができ、騒音の低減が図れる。
更に、振動体をハウジングの両側壁間との間に付勢部材を介して支持するようにしたので、装置を大型化することなく、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくすることができる。
という効果が得られる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施形態に係る振動溶着機の構造を図1乃至図4に示す。なお、本発明の実施形態に係る振動溶着機の電気的構成は、基本的に図5に示す構成と同一であるので、重複する説明を省略し、本実施形態では機械的構成についてのみ説明する。図1は本発明の実施形態に係る振動溶着機の全体構成を示す斜視図、図2は、本発明の実施形態に係る振動溶着機の全体構成を示す正面図、図3は、図2におけるX−X線矢視断面図、図4は、図3において、電磁石におけるコイル部分を取り除いた状態を示す断面図である。
これらの図において、本発明の実施形態に係る振動溶着機1は、下方が開放されたコの字状に形成されたハウジング10と、ハウジング10に収容され、該ハウジング10の内側壁10A,10Bに固定され、所定の距離を隔てて吸引面が対向して配置され交互に通電される一対の電磁石20,21とを有している。
ハウジング10の天井部10Aに形成されたボス部10Cにハウジング10の両側壁10A,10Bに直交する方向に案内するガイド部30を有している。
ハウジング10の天井部10Aに形成されたボス部10Cにハウジング10の両側壁10A,10Bに直交する方向に案内するガイド部30を有している。
また、前記ガイド部30にスライド可能に装着されたスライダー部41と、該スライダー部41が上面に固定され、ハウジング10の内側壁10A,10Bとの間に縮圧されたコイルばね(本発明の付勢部材に相当する。)51、52を介して支持される支持部材42と、支持部材42に上面が固定され、かつ側面が磁性体で形成されるとともに、一対の電磁石20,21の間に配置される可動子43とがハウジング10に収容されている。
可動子43の底面には溶着対象となる一方の第1の形成体(ワーク)が図示してない装着器具により装着されるように構成されている。スライダー部41、支持部材42及び可動子43は、振動体40を構成し、振動体40は、一体的に形成してもよい。
更に、振動溶着機1は、振動体40に対面する位置に設置され、第1の形成体と溶着される他方の第2の形成体が装着されるワーク装着台50と、振動体40を構成する可動子43に装着された前記第1の形成体に、前記第2の形成体を圧接させるようにワーク装着台50を駆動する加圧装置(図示せず)とを有している。
上記構成において、加圧装置を作動させることにより前記第1、第2の成形体を圧接した状態で一対の電磁石20、21に交互に通電することにより、振動体40を構成する可動子43の磁性体で形成された側面43A,43Bが交互に一対の電磁石20、21に吸引されて振動体40が上記2つの成形体の圧接面に平行に振動し、上記第1、第2の成形体の圧接面が摩擦熱により溶け、振動体40の振動を停止させることにより、上記第1、第2の成形体の圧接面が冷却されて溶着する。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る振動溶着機によれば、ハウジングの天井部に形成されたボス部に前記ハウジングの両側壁に直交する方向に案内するガイド部を設け、一方前記ハウジングに収容される振動体には前記ガイド部にスライド可能に装着されるスライダー部を前記振動体の上部に設け、かつ該振動体の側面上部を前記ハウジングの内側壁との間に付勢部材を介して支持するようにしたので、振動溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくしても上下方向の振動の発生を防止できるので、溶着精度の向上が図れる。
また、装置を大型化することなく、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくすることができる。
また、装置を大型化することなく、振動体の溶着に必要な方向の振動のストロークを大きくすることができる。
1…振動溶着機、10…ハウジング、20、21…電磁石、30…ガイド部、40…振動体、41…スライダー部、42…支持部材、43…可動子、50…ワーク装着台、51、52…コイルばね
Claims (2)
- 下方が開放されたコの字状に形成されたハウジングと、
前記ハウジングに収容され、該ハウジングの内側壁に固定され、所定の距離を隔てて吸引面が対向して配置され交互に通電される一対の電磁石と、
前記ハウジングに収容され、前記ハウジングの内壁に弾性部材を介して支持され、かつ少なくとも側面が磁性体で形成され、前記一対の電磁石の間に配置されるとともに、底面に溶着対象となる第1の形成体が装着されるように構成され、前記一対の電磁石に交互に吸引されて振動する振動体と、
前記第1の形成体と溶着される第2の形成体が装着されるワーク装着台と、
前記振動体に装着された前記第1の形成体に、前記第2の形成体を圧接させるように前記ワーク装着台を駆動する加圧装置と、
を備え、
前記第1、第2の成形体を圧接した状態で前記第1、第2の成形体のうちの少なくとも一方の成形体を前記2つの成形体の圧接面に平行に振動させることにより前記第1、第2の成形体の圧接面を溶着させる振動溶着機であって、
前記ハウジングの天井部に形成されたボス部に前記ハウジングの両側壁に直交する方向に案内するガイド部を有し、
前記振動体は、前記ガイド部にスライド可能に装着されるスライダー部を上部に有し、側面上部に前記ハウジングの内側壁との間に付勢部材を介して支持されることを特徴とする振動溶着機。 - 下方が開放されたコの字状に形成されたハウジングと、
前記ハウジングに収容され、該ハウジングの内側壁に固定され、所定の距離を隔てて吸引面が対向して配置され交互に通電される一対の電磁石と、
前記ハウジングに収容され、弾性部材により前記ハウジング内壁に支持され、かつ少なくとも側面が磁性体で形成され、前記一対の電磁石の間に配置されるとともに、底面に溶着対象となる第1の形成体が装着されるように構成され、前記一対の電磁石に交互に吸引されて振動する振動体と、
を備えた振動溶着用振動発生装置であって、
前記ハウジングの天井部に形成されたボス部に前記ハウジングの両側壁に直交する方向に案内するガイド部を有し、
前記振動体は、前記ガイド部にスライド可能に装着されるスライダー部を上部に有し、側面上部に前記ハウジングの内側壁との間に付勢部材を介して支持されることを特徴とする振動溶着用振動発生装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20100803 |