JP2008296347A - 回転割出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インデックステーブルの回転開始時と停止時に衝撃が発生せず、回転速度を高めて回転割出のサイクルタイムを短縮できるとともに、作動が確実で高い耐久性を有する回転割出装置を提供する。
【解決手段】 ラック枠12を第1の流体シリンダ機構によって第1の方向に移動させて回転軸を回転させ、ラック枠がストローク端に移動したときに第2の流体シリンダ機構により前記ラック枠を第2の方向に移動させて、ピニオン11と噛合うラック12A、12Bを切り換えて第1の流体シリンダ機構の駆動方向を反転し、回転軸を所定角度ずつ割出回転させる。スプール28、29の外周面と給排出孔22A、23Aの小径部分の内周面との隙間で形成される流路の断面積をそれぞれピストン16、17の両側のストローク限界位置近傍で減少させてあるため、回転軸の回転開始時と停止時に衝撃が発生しない。
【選択図】 図4

Description

本発明は、流体シリンダ機構によって、回転軸を所定の角度ずつ回転させるための回転割出装置に関する。
シリンダ機構の往復動作をラック・ピニオン機構を用いて回転動作に変換し、回転軸を所定の角度ずつ回転割出駆動するようにした装置としては、例えば、特許文献1に記載されているものが提案されている。
特開2000−55009号公報
同文献に記載されている装置は、本体部に回転可能に支持された、ピニオンを有する回転軸と、この回転軸に垂直な面で、前記本体部の両側に配置されたメインシリンダと、これらのメインシリンダに直交して両側に配置されたサブシリンダと、胴体部を介して2つのピストンが一体に設けられ、2つのメインシリンダ内にこれらのピストンが配置される一体型のピストン部材と、その胴体部に支持されて、前記ピニオンに対して互いに反対方向から離接可能な一対のラック部材と、それぞれのサブシリンダ内に配置されて、これらのラック部材をスプリングを介してピニオンに対して離接させるピストンとを有している。
そして、回転軸を回転駆動する場合には、一方のサブシリンダのピストンでこれに隣接する側のラック部材をピニオンに押し付けて噛み合わせるとともに、他方のラック部材をラック退避部材で押してピニオンから退避させ、この状態で一体型のピストン部材を一方向に移動させることにより、ピニオンと噛み合っているラック部材がピストン部材とともに移動する際に、ピニオンを介して回転軸を回転させる。
ピストン部材がストローク端まで移動して停止すると、他方のサブシリンダのピストンでこれに隣接する側のラック部材をピニオンに押し付けて噛み合わせるとともに、反対側のラック部材をラック退避部材で押してピニオンから退避させる。
この状態からさらに、ピストン部材を反対方向へ移動させると、ピニオンと噛み合っているラック部材がピストン部材とともに移動する際に、回転軸を再び同じ方向に回転させる。このような手順を交互に繰り返すことによって、ピストン部材のストロークに応じた回転角ずつ回転角を同方向に回転させることができる。
前述した特許文献1に記載された装置においては、メインシリンダのピストン部材がストローク端まで移動して停止する際や動作開始時に、回転軸の回転速度が急激に変化するため、回転割出のサイクルタイムを短くしようとすると回転軸に過大な負荷トルクが作用するため、ラック部材やピニオンを損耗させて装置寿命を縮めてしまう恐れがあるとともに、回転軸に取り付けられたインデックステーブル上に載置されるワークに衝撃が作用して位置がずれてしまう問題があった。
そこで、本発明は、前述した従来技術における問題を解消し、インデックステーブルの回転開始時と停止時に衝撃が発生せず、回転速度を高めて回転割出のサイクルタイムを短縮できるとともに、作動が確実で高い耐久性を有する回転割出装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の回転割出装置は、機枠と、前記機枠に対して回転自在に保持された回転軸と、前記機枠に対して前記回転軸の回転軸線と直交する平面内で、一体的に並進運動可能に案内支持されているとともに、前記平面内で前記回転軸を挟んで互いに歯面を向き合わせて当該平面内の第1の方向に並行して配列された第1のラック及び第2のラックとを有するラック枠と、前記回転軸に設けられ、前記ラック枠が前記平面内で第1の方向と直交する第2の方向の移動可能範囲の中間位置にあるときは、第1のラックと第2のラックの両方との噛み合いを維持し、当該ラック枠が前記中間位置から第2の方向の移動可能範囲の何れか一方の側に移動したときは、これらラックの何れか一方と完全に噛み合い、他方のラックとの噛み合いが外れるように第1のラックと第2のラックとの間に配置されたピニオンと、前記機枠に設けられ、前記ラック枠を第1の方向に往復移動させる第1の流体シリンダ機構と、前記機枠に設けられ、前記ラック枠を第2の方向に往復移動させる第2の流体シリンダ機構とを備えている。
本発明の回転割出装置においては、第1の流体シリンダ機構は、第1の方向における前記機枠の両側に前記回転軸に対して対称的に設けられて、機枠側と反対側にシリンダ室の頂壁が形成されている、第1の流体シリンダ及び第2の流体シリンダを有して、これらの流体シリンダのシリンダ室内には、それぞれ、前記ラック枠とともに第1の方向に往復移動可能なピストンが嵌挿され、前記それぞれのシリンダ室頂壁には、シリンダ室内へ流体を供給し、また、当該シリンダ室内から流体を排出するための、シリンダ室内に面する開口部の近傍部分が他の部分より小径に形成されている給排出孔が第1の方向に貫通形成された栓体が設けられ、それぞれのピストンのシリンダ室頂壁と対向する側の端面には、先端部側から対向する栓体の給排出孔内に挿入させたスプールの基端部が保持され、前記それぞれのスプールは、基端部でシリンダ室内に連通する流体通路が内部に貫通形成され、前記流体通路の途中には、先端部側から基端部側への流体の通過のみを許容するチェック弁が設けられているとともに、外周面は、前記給排出孔の小径に形成されている部分の内周面との隙間で形成される流路の断面積が、ピストンが両側のストローク限界位置に近づくにつれて減少する形状となっている。
また、本発明の回転割出装置においては、第2の流体シリンダ機構への流体供給が遮断された際に、ラック枠を第2の方向の移動可能範囲の中間位置へ復帰移動させる付勢部材を設けてあることが望ましい。
また、本発明の割出装置においては、それぞれの栓体は、第1の流体シリンダと第2の流体シリンダのシリンダ室頂壁に貫通形成されたねじ孔に螺合固定されているとともに、これらの栓体のシリンダ室内へ突出する端面に、対向するピストン端面を当接させてシリンダ室頂壁側のピストンのストローク限界を規定しているとともに、これらの栓体を回動させて前記ストローク限界位置を調整できるようにしてあることも望ましい。さらに、回転軸の回転方向を一方向に規制する一方向クラッチを設けてあることも望ましい。
請求項1記載の発明によれば、スプール外周面と栓体の給排気孔の小径部分の内周面との隙間で形成される流路の断面積が、ピストンの両側のストローク限界位置に近づくにつれて減少するように構成してあるため、回転軸の回転開始時と回転停止時に、回転速度の急激な変化による衝撃が発生せず、回転割出のサイクルタイムを短縮することができる。
また、回転軸の回転開始時と停止時において、回転軸に過大な負荷トルクが作用しないため、コンパクトな装置で、慣性能率の大きいインデックステーブルを回転駆動することが可能になるとともに、装置寿命を延ばすことができる。
また、請求項2の発明によれば、流体シリンダ機構への流体供給が回転軸の回転途中で停止した場合に、付勢部材の付勢力によってラック枠が中間位置に移動して、第1のラックと第2のラックの両方にピニオンが噛み合って回転軸の回転が拘束されるため、外力で回転軸が不用意に回転してしまうことがない。
請求項3記載の発明によれば、栓体にピストンのストローク限界位置を規制するストッパの役割を兼用させているため、部品点数を増やすことなく、ピストンの左右のストローク調整を容易に行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、回転軸の回転方向を一方向に規制する一方向クラッチを設けたことにより、ピニオンと噛み合うラックを切り換える際に、回転軸の回転方向のがたつきを低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の回転割出装置の1実施形態を示す正面図、図2は右側面図、図3は平面図、図4は図1のA−A断面図、図5は図3のB−B断面図、図6は、図3のC−C断面図であって、これらの図に示すように、本発明の回転割出装置1は、ブロック状の機枠2(図5、図6参照)を有し、この基枠2に軸受け3、4によって回転軸5が垂直軸線回りに回転自在に保持されている。
本実施形態のものにおいては、これらの軸受け3、4には、ラジアル荷重とスラスト荷重の両方が受けられる深溝玉軸受けが用いられている。なお、回転軸5を保持する軸受けには、これに限らず、ラジアル、スラスト両方の荷重を支持可能なものであればよい。
回転軸5の上端部は、機枠2から上方に突出しており、この突出部分には取付ハブ6が装着されている。前記取付ハブ6の上面には、図3に示すように、インデックステーブルをねじ固定するためのねじ穴6Aが、回転軸5を取り付ける軸孔6Bを中心とする円周上に4カ所形成されている。なお、インデックステーブルは、取付ハブ6と一体に形成してもよい。
図6に示すように、取付ハブ6には、その外周面から軸孔6Bに貫通するねじ孔6Cが形成されていて、前記ねじ孔6Cには、取付ハブ6Cを回転軸5に固定するための固定ねじ7が螺入され、その先端が回転軸5の外周の一部に形成された平坦面5Aに当接して、回転軸5に対して取付ハブ6が回転しないように保持している。
また、取付ハブ6の外周面には、回転位置検出フランジ6Dが一体に設けられていて、前記回転位置検出フランジ6Dに図3からわかるように中心角90°毎に4カ所空けられている被検出孔6Eが、光透過型の回転検出センサ8に検出されることで回転軸5の回転位置が検出されるようになっている。
機枠2の下端面には、回転軸5と同心状の円板形の取付板9が取り付けられていて、この取付板9の外周部4カ所に形成されている取付孔9A(図3参照)にボルトを差し込んで、回転割出装置1を所望の取付面に締結固定できるようになっている。
前記取付板9の下面には、図5、図6に示すように、回転軸5の機枠2下方に突出する部分を収容している中空のボス部9Bが垂設されており、前記ボス部9Bの内周面と回転軸5との間には、回転軸5の回転方向を一方向に規制するための一方向クラッチ10が組み込まれている。前記一方向クラッチ10には、本実施形態においてはローラクラッチを使用しているが、これに代えて他の構造の一方向クラッチ、例えば、カムクラッチ等を用いてもよい。
回転軸5の中央部分には、ピニオン11が設けられている。このピニオン11は、本実施形態のものにおいては回転軸5と一体に削り出し加工により形成されており、図4に示すように、後述するラック枠12の内部を貫通している。なお、ピニオン11は、回転軸5とは別体に製作したものを回転軸5に固定するようにしてもよい。
図4からわかるように、ラック枠12は、水平面内で互いに歯面を向かい合わせてそれぞれの長手方向を第1の方向(以下、この方向を図1を装置正面から見て左右方向とする。)に並行して配列された第1のラック12Aならびに第2のラック12Bと、これらのラック12A、12Bの長手方向の両端どうしを互いに連結している一対の連結片12C、12Dから矩形の枠状に組み立てられている。なお、本実施形態においては、ラック枠12は、製作の便宜上これらの4つの部品を個別に製作して組み合わせているが、単一部品として構成してもよい。
また、ラック枠12は機枠2に対して左右方向に摺動自在に案内支持されているラック枠保持体13上に、水平面内で第1の方向と直交する第2の方向(以下、前後方向とする。)に摺動自在に保持されている。
このような構成によって、ラック枠12は、機枠2対して水平面内でラック12A、12B、及び、連結片12C、12Dが一体となって、左右方向と前後方向の2次元の自由度で並進運動すなわち平行移動できるようになっている。なお、本実施形態においては、ラック枠保持体13は、製造や組立の便宜上、図6に示すように上下方向に分割された2つの部分から構成されている。
一方、図4及び図6に示すように、機枠2の左右両側には、回転軸5に対して対称的に、第1の流体シリンダとしてのエアシリンダ14及び第2の流体シリンダとしてのエアシリンダ15が取り付けられていて、これらのエアシリンダ14、15の内部にはピストン16、17がそれぞれ摺動自在に嵌挿されている。
これらのピストン16、17は、ラック枠保持体13の左右両側面にそれぞれ当接されていて、ラック枠保持体13ならびにこれに保持されたラック枠12とともに、左右方向に一体に往復移動できるようになっている。なお、これらのエアシリンダ14、15ならびにピストン16、17によって第1の流体シリンダ機構が構成されている。
また、これらのピストン16、17の外周面に環状に形成されているシールリング保持溝とウェアリング保持溝には、シールリング18、19とウェアリング20、21がそれぞれ装着されている。
これらのシールリング18、19は、ピストン16、17の外周面とエアシリンダ14、15のシリンダ室14A、15Aの内周面との間を気密にシールしている。また、それぞれのピストン16、17は、これらのシリンダ室14A、15Aの内周面にウェアリング20、21を介して摺動自在に案内支持されている。
また、シリンダ室14A、15Aの左右両側の頂壁14B、15Bにはそれぞれ、シリンダ室14A、15Aへエアを供給し、また、これらのシリンダ室14A、15Aからエアを外部へ排出するための給排出孔22A、23Aを有する栓体22、23が装着されている。
これらの栓体22、23はそれぞれ、外周面に形成されている雄ねじ部22B、23Bを頂壁14B、15Bに貫通形成されているねじ孔にそれぞれ螺入し、シール部材24、25を挟んでこれらの雄ねじ部22B、23Bにロックナット26、27を装着して、それぞれのエアシリンダ14、15に固定してある。
なお、栓体22、23のシリンダ室14A、15A内に面する端面は、それぞれ対向するピストン16、17の端面と当接してこれらのピストン16、17のストローク限界位置を規制するためのストッパとしての機能を有しており、これらの栓体22、23の頂壁14B、15Bに対するねじ込み量を加減することにより、シリンダ室14A、15A内へのこれらの栓体22、23の端面の突出量を調整し、ピストン16ならびにピストン17の左右のストローク限界位置が調整できるようになっている。
一方、それぞれのピストン16、17の、シリンダ室14A、15Aの頂壁14B、15Bと対向する端面には、先端部側から対向する栓体22、23の給排出孔22A、23A内に挿入されているスプール28、29の基端部が保持されている。
図7に示すように、これらのスプール28、29は、それぞれがピストン16、17の前記栓体22、23と対向する端面の中心部に階段状に形成されたスプール保持孔16A、17Aに挿入されて、基端部に形成されているフランジ部28A、29Aが、これらのスプール保持孔16A、17Aの段部に係合して保持されている。
なお、左右のスプール28、29とピストン16、17はそれぞれ同一構造であるため、図7中にはこれらの一方のみを図示しており、他方のものの対応する部分については()内に表示してある。
また、それぞれのピストン16、17には、スプール保持孔16A、17Aの内側にこれより大径の貫通孔16B、17Bが連続して形成されていて、これらの貫通孔16B、17B内には、それぞれの内周面との間をOリング30、31でシールされた蓋部材32、33が嵌装されている。
これらの蓋部材32、33は、それぞれ一方の端面がスプール28、29のフランジ部28A、29Aの裏面と当接し、他方の端面が貫通孔16B、17Bのそれぞれの内周面に形成されている環状溝に嵌着されたC字形の弾性係止リング34、35に当接して貫通孔16B、17B内での軸方向移動が阻止されている。
図8は、左右両側の栓体22、23とスプール28、29の位置関係と詳細構造を示す部分断面図であって、同図(A)は、図4に対応した向きの断面、(B)は、図6に対応した向きの断面を示している。
図8に示すように、それぞれのスプール28、29には、その内部に流体通路としてのエア通路28B、29Bが貫通形成されており、また、これらのエア通路28B、29Bの途中には、先端部側から基端部側へのエアの通過のみを許容するチェック弁として機能するボール28C、29Cと、前記ボール28C、29Cを常時エア通路28B、29Bを塞ぐ向きに付勢しているばね28D、29Dが設けられている。
また、それぞれのスプール28、29のフランジ部28A、29Aの裏面には、前記エア通路28B、29Bに連通するとともに、それぞれのピストン16、17に形成されているシリンダ室14A、15Aへの連通口16C、17C(図7参照)に連通する半径方向の溝28E、29Eが形成されている。
一方、栓体22、23にそれぞれ形成されている給排出孔22A、23Aのシリンダ室14A、15Aに面する開口部の近傍部分22C、23Cは、他の部分よりも小径に形成されている。
また、図8(A)に示すように、スプール28、29の外周面28F、29Fの長手方向中央部分で一つの直径方向の両側に互いに平行する平坦面Cが削成されており、また両端近傍で、前述した栓体22、23の開口部近傍部分22C、23Cの内径に幅が近づくようにこれらの平坦面Cに連続して斜面部Sが形成されている。
また、外周面28F、29Fの前記直径方向と直角な方向の部分は、図8(B)に示すように、前記開口部近傍部分22C、23Cより僅かに小径な円筒状の面に形成されている。
したがって、スプール28、29の外周面28F、29Fと、栓体の給排出孔22A、23Aの小径に形成されている開口部近傍部分22C、23Cの内周部分との隙間で形成される流路の断面積は、ピストン16、17のストローク範囲の中央部分では広く、また両側のストローク限界位置に近づくにつれて次第に減少するようになっている。
なお、スプール28、29の外周面28F、29Fの輪郭形状は、本実施形態のものに限らず、例えば、中央部分で小径な円形断面形状とし、両端近傍部分を外径が漸増するテーパ面に形成してもよい。
図4及び図5に示すように、機枠2の前後両側には、回転軸5に対して対称的に、エアシリンダ36、37が取り付けられていて、これらのエアシリンダ36、37の内部にはピストン38、39がそれぞれ摺動自在に嵌挿されている。
なお、エアシリンダ36、37ならびにピストン38、39によって、第2の流体シリンダ機構が構成されている。
また、それぞれのエアシリンダ36、37には、シリンダ室36A、37Aの頂壁36B、37Bの近傍に、これらのシリンダ室36A、37Aに対してエアの供給・排出を行うための給排出孔36C、37Cが形成されている。
一方、それぞれのピストン38、39の、シリンダ室36A、37Aの頂壁36B、37Bと対向している後側の端面には、付勢部材としての圧縮コイルばね40、41の一部を収容保持している凹部38A、39Aが形成されている。
また、ピストン38、39の外周面には、シールリング42、43を保持するための環状溝38B、39Bが形成されていて、これらのシールリング42、43によって、シリンダ室36A、37A内周面とピストン38、39外周面との間が摺動自在にシールされている。
圧縮コイルばね40、41は、これらの凹部38A、39Aから突出している先端がそれぞれ頂壁36B、37Bの内面と所定量圧縮変形された状態で当接しており、これらの圧縮コイルばね40、41の弾性付勢力によって両方のピストン38、39は、回転軸5側に向けて常時付勢されている。
ピストン38,39の前端面はそれぞれ摺動ガイド44、45に当接し、これらの摺動ガイド44、45は、ラック枠12の第1及び第2のラック12A、12Bの背面に当接して、ラック枠12を左右方向(第1の方向)に摺動自在に両側から挟持している。
このような構成により、ラック枠12は給排出孔36C、37Cを通してシリンダ室36A、37Aの何れか一方にエアが導入されない限り、圧縮コイルばね40、41の付勢力によって、図4に示す中間位置に保持されていて、前記中間位置においては、第1のラック12Aと第2のラック12Bの両方がピニオン11に両側から噛み合って回転軸5の回転を阻止している。
次に、前述したように構成されている回転割出装置1の動作を説明する。図9及び図10は前述した回転割出装置1を駆動するための空気回路を示す図であって、図9は、図3のように上方から見た平面視で、回転軸5を左回りステップで90°ずつ回転させる場合の空気回路、図10は、これと逆に右回りステップで90°ずつ回転させる場合の空気回路を示している。
図9及び図10においては、Sは高圧のエア供給源、Vは電磁切換弁、Aは前述した回転割出装置1における給排出孔22Aに対応するポート、Bは給排出孔23Aに対応するポート、Cは給排出孔36Cに対応するポート、Dは給排出孔37Cに対応するポートをそれぞれ示している。
回転軸5を左回りステップで回転させる場合には、図9に示すように、ポートAとポートCを共通のエア管路で電磁切換弁Vに接続し、一方、ポートBとポートDを共通のエア管路で前記電磁切換弁Vに接続する。
図9に示す電磁切換弁Vの切換位置は、ポートAとポートCにエア供給源Sからエアが供給される位置であり、また、この切換位置においてはポートBとポートDは、電磁切換弁Vを介して大気中に開放されている。
一方、電磁切換弁Vを同図に示されている状態と反対側に切り換えると、ポートAとポートCは前記電磁切換弁Vを介して大気中に開放され、また、ポートBとポートDにはエア供給源Sからエアが供給される。
また、回転軸5を右回りステップで回転させる場合には、図10のように ポートAとポートDを共通のエア管路で電磁切換弁Vに接続し、一方、ポートBとポートCを共通のエア管路で電磁切換弁Vに接続する。
図10に示す電磁切換弁Vの切換位置は、ポートAとポートDにエア供給源Sからエアが供給される位置であり、また、この切換位置においてはポートBとポートCは、電磁切換弁Vを介して大気中に開放されている。
一方、電磁切換弁Vを同図に示されている状態と反対側に切り換えると、ポートAとポートDは電磁切換弁Vを介して大気中に開放され、ポートBとポートCにはエア供給源Sからエアが供給される。
後述するように、電磁切換弁Vを回転軸5の割出角度90°回転する毎に交互に切り換えることで、図9または図10に示す空気回路の構成に応じて、回転軸5の左回りまたは右回りのステップ回転を連続して行うことができる。
ここで、回転軸5の左回りのステップ回転を行う場合には、図5に示す、取付板9のボス部9B内の一方向クラッチ10は、回転軸5の左回りの回転は許容し右回りの回転は規制する向きに組み込んでおき、一方、右回りのステップ回転を行う場合には、回転軸5の右回りの回転は許容し左回りの回転は規制するように、一方向クラッチ10をボス部9B内に左回りの場合とは上下逆向きに組み込んでおく。
なお、本実施形態においては、一方向クラッチ10は、第1のラック12Aと第2のラック12B間でピニオン11の噛合いを切り換える際に、回転軸5の回転方向のがたつきを低減する目的で組み込んである。
以下、回転軸5の割出角度90°毎の左回りのステップ回転動作を図面に基づいて説明する。図4に示すように、動作の開始時においては、ラック枠12は、ピストン16、ピストン17、及びラック保持体13とともに左方ストローク限界位置にあり、また、ピニオン11に対して、第1及び第2のラック12A、12Bが両方とも噛み合っている中間位置にあるものとする。
この状態から、図9に示されているように、電磁切換弁Vを介してエア供給源SからポートA(給排出孔22A)とポートC(給排出孔36C)にエアを導入する。
そうすると、前記エア供給源Sから供給されるエアの一部は、給排出孔36Cからエアシリンダ36のシリンダ室36Aに入り、ピストン38の後端面を押圧し、その結果、ピストン38が摺動ガイド44ならびにラック枠12とともにピニオン11側へ向けて変位し、図11に示すように、ラック枠12の第1のラック12Aがピニオン11と噛み合うとともに、第2のラック12Bは、ピニオンとの噛み合いが外れる。
一方、エアシリンダ37の給排出孔37Cは大気中に開放されているため、ピストン39は摺動ガイド45とともにラック枠12に押され、コイルばね41の付勢力に抗して後退する。
また、同時に、前記エア供給源Sから供給されるエアは、スプール28内のエア通路28Bを閉じているボール28Cをばね28Dの付勢力に抗して押し開いてエアシリンダ14のシリンダ室内に入り、ピストン16を右方に押す。そうすると、ピストン16はラック枠12を保持しているラック枠保持体13を介して反対側のピストン17を伴って右方に移動を開始しようとする。
この際、ピストン17側のスプール29ではエア通路29Bがボール29Cによって閉じられるので、シリンダ室15A内のエアは、スプール29の外周面と給排出孔23Aの内周面との間の流路断面積が狭くなっている隙間を通過して外部に排出される。
しかしながら、エアが前記隙間を通過する際の流動抵抗が大きいため、ピストン16に押されるラック枠12の初期の移動速度は極めて低速に抑えられ、第1のラック12Aとピニオン11との噛み合いによって、回転軸5は衝撃なく緩やかに回転を開始する。
その後、図12に示すように、ピストン17の右方への移動に伴って、スプール29の外周面と給排出孔23Aの内周面との間の流路断面積が増加するため、両者の隙間を通過してシリンダ室15A内から外部へ排出される際のエアの流動抵抗は小さくなる。その結果、一体に移動するピストン16、ラック枠保持体13、ラック枠12、及び、ピストン17の移動速度は増加し、これに伴って回転軸5の回転も加速する。
やがてピストン17が右方の移動ストローク限界位置に近づくと、再びスプール29の外周面と給排出孔23Aの内周面との間の隙間で形成される流路断面積が減少するため、前記隙間を通過するエアの流動抵抗が大きくなり、ラック枠12の右方への移動速度は減速し、図13のようにラック枠12が右方の移動ストローク限界位置に達したときに回転軸5は衝撃を生じることなく滑らかに回転を停止する。
こうして、回転軸5が、図3において左回りに回転角90°回転したところで取付ハブ6の回転位置検出フランジ6Dに形成されている被検出孔6Eが回転検出センサ8によって検出される。
一方、前述した電磁切換弁Vは回転検出センサ8の検出信号を受けることで切換動作が行われるように構成されており、このとき図9に示す状態から電磁切換弁Vが切り換えられ、エア供給源Sのエアは、ポートBとボートCに供給されるとともに、ポートAとポートCは電磁切換弁Vを介して大気中に開放される。
その結果、図14に示すように、給排気孔37Cからシリンダ室37A内にエアが導入されるとともに、反対側のシリンダ室36A内のエアは給排気孔36Cを介して大気中に開放されるため、ピストン39が摺動ガイド45を介してラック枠12を押動し、第1のラック12Aがピニオン11から外れるとともに、第2のラック12Bがピニオン11と噛み合う。
これと同時に、給排気孔23Aから導入されるエアがスプール29内のエア通路29Bを閉じているボール29Cをばね29Dの付勢力に抗して押し開いてエアシリンダ15内に入り、ピストン17を左方に押す。その結果、ピストン17は、ラック枠12を保持しているラック枠保持体13を介して反対側のピストン16を伴って左方に移動を開始しようとする。
この際、ピストン16側のスプール28ではエア通路28Bがボール28Cによって閉じられるので、シリンダ室14A内のエアは、スプール28の外周面と給排出孔22Aの内周面との間の流路断面積が狭くなっている隙間を通過して外部に排出される。
しかしながら、エアが前記隙間を通過する際の流動抵抗が大きいため、ピストン17に押されるラック枠12の初期の移動速度は極めて低速に抑えられ、第2のラック12Bとピニオン11との噛み合いによって、回転軸5は衝撃なく緩やかに回転を開始する。
その後、図15に示すように、ピストン16の左方への移動に伴って、スプール28の外周面と給排出孔22Aの内周面との間の流路断面積が増加するため、両者の隙間を通過してシリンダ室14A内から外部へ排出される際のエアの流動抵抗は小さくなる。その結果、一体に移動するピストン16、ラック枠保持体13、ラック枠12、及び、ピストン17の移動速度は増加し、これに伴って回転軸5の回転も加速する。
やがてラック枠12が左方の移動ストローク限界位置に近づくと、再びスプール28の外周面と給排出孔22Aの内周面との間の隙間で形成される流路断面積が減少するため、前記隙間を通過するエアの流動抵抗が大きくなり、ラック枠12の左方への移動速度は徐々に低下し、図16のようにラック枠12が左方の移動ストローク限界位置に達した時点で回転軸5は衝撃を生じることなく滑らかに回転を停止する。
こうして、図3における平面視において、回転軸5が回転開始時から左回りに回転角180°回転した位置で、取付ハブ6の回転位置検出フランジ6Dに中心角90°毎に形成されている被検出孔6Eが回転検出センサ8によって再び検出されると、前記回転検出センサ8から出力される検出信号により、図9に示す電磁切換弁Vが同図の状態に切り換えられ、エア供給源Sのエアは、ポートAとボートCに供給されるとともに、ポートBとポートDは電磁切換弁Vを介して大気中に開放される。
そうすると、前述した図11の位置にラック枠12が移動して第1のラック12Aがピニオン11と噛み合い、それ以降、前述した動作が順に繰り返されて回転軸5が90°ずつ左回りステップで回転駆動される。なお、ラック枠12が左右何れかのストローク端まで移動した時に、電磁切換弁Vを切り換えずにおけば、回転軸5は停止した状態が保持される。
また、エア供給源Sからのエアの供給が断たれた場合には、それぞれのピストン36、37を付勢しているコイルばね40、41の付勢力によって、ラック枠12が図4に示す中立位置に復帰してピニオン11に第1及び第2のラック12A、12Bが前後両側から噛み合って回転軸5の回転をロックする。
以上に説明した実施形態においては、回転軸5の左回りのステップ回転動作について説明したが、図10のように、ポートA(給排出孔22A)とポートD(給排出孔37C)を共通のエア管路で電磁切換弁Vに接続し、一方、ポートB(給排出孔23A)とポートC(給排出孔36C)を共通のエア管路で電磁切換弁Vに接続することにより、回転軸5の右回りのステップ回転動作を左回りの場合と同様にして行うことができる。
また、前述した回転割出装置1は、ラック枠12の左右方向の移動ストロークで回転軸5が左回りまたは右回りに1/4回転するように構成しているが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、ラック枠12の左右方向の移動ストロークで回転軸5が1/6回転するように、ラック枠12の移動ストローク幅は、必要に応じて適宜設定することが可能である。
また、ピニオン11に噛み合うラック12A、12Bを切り換えるための第2の流体シリンダ機構を2つの単動型のエアシリンダ機構で構成しているが、これに代えて、複動型のエアシリンダ機構を1つだけ基枠の一方の側に設け、このエアシリンダ機構によってピニオンに噛み合うラックの切り換え動作を行うようにしてもよい。
さらに、本実施形態においては、ラック枠12をそれぞれ第1の方向と第2の方向に往復移動するための第1の流体シリンダ機構と第2の流体シリンダ機構にエアシリンダ機構を用いているが、これらのエアシリンダ機構に代えて、油圧シリンダ機構等の液圧シリンダ機構を用いることも可能である。
本発明は、機械部品の製造工程や検査工程等において、ワークの回転角度の割出を行う回転割出装置として利用することができ、また、爆発性の物質を扱う環境で、電動モータ等の使用が制限される場所において、好適に利用することができる。
本発明の回転割出装置の1実施形態を示す正面図である。 本発明の回転割出装置の1実施形態を示す右側面図である。 本発明の回転割出装置の1実施形態を示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。 ピストンとスプールの連結構造を示す部分断面図である。 左右両側のそれぞれの栓体とスプールとの位置関係ならびに詳細構造を示す部分断面図であって、(A)は図4に対応した向きの断面、(B)は、図6に対応した向きの断面をそれぞれ示す。 本発明の回転割出装置を左回りのステップ回転で駆動するための空気回路図である。 本発明の回転割出装置を右回りのステップ回転で駆動するための空気回路図である。 本発明の回転割出装置の左回りのステップ回転における動作の第1段階を示す図である。 本発明の回転割出装置の左回りのステップ回転における動作の第2段階を示す図である。 本発明の回転割出装置の左回りのステップ回転における動作の第3段階を示す図である。 本発明の回転割出装置の左回りのステップ回転における動作の第4段階を示す図である。 本発明の回転割出装置の左回りのステップ回転における動作の第5段階を示す図である。 本発明の回転割出装置の左回りのステップ回転における動作の第6段階を示す図である。
符号の説明
1 回転割出装置
2 機枠
3、4 軸受け
5 回転軸
5A 平坦面
6 取付ハブ
6A 取付用ねじ穴
6B 軸孔
6C ねじ孔
6D 回転位置検出フランジ
6E 被検出孔
7 固定ねじ
8 回転検出センサ
9 取付板
9A 取付孔
9B ボス部
10 一方向クラッチ
11 ピニオン
12 ラック枠
12A 第1のラック
12B 第2のラック
12C、12D 連結片
13 ラック枠保持体
14、15 エアシリンダ
14A、15A シリンダ室
14B、15B 頂壁
16、17 ピストン
16A、17A スプール保持孔
16B、17B 貫通孔
16C、17C 連通口
18、19 シールリング
20、21 ウェアリング
22、23 栓体
22A、23A 給排出孔
22B、23B 雄ねじ部
22C、23C 近傍部分
24、25 シール部材
26、27 ロックナット
28、29 スプール
28A、29A フランジ部
28B、29B エア通路(流体通路)
28C、29C ボール
28D、29D ばね
28E、29E 溝
28F、29F 外周面
30、31 Oリング
32、33 蓋部材
34、35 弾性係止リング
36、37 エアシリンダ
36A、37A シリンダ室
36B、37B 頂壁
36C、37C 給排出孔
38、39 ピストン
38A、39A 凹部
40、41 コイルばね(付勢部材)
42、43 シールリング
44、45 摺動ガイド

Claims (4)

  1. 機枠と、
    前記機枠に対して回転自在に保持された回転軸と、
    前記機枠に対して前記回転軸の回転軸線と直交する平面内で、一体的に並進運動可能に案内支持されているとともに、前記平面内で前記回転軸を挟んで互いに歯面を向き合わせて当該平面内の第1の方向に並行して配列された第1のラック及び第2のラックとを有するラック枠と、
    前記回転軸に設けられ、前記ラック枠が前記平面内で第1の方向と直交する第2の方向の移動可能範囲の中間位置にあるときは、第1のラックと第2のラックの両方との噛み合いを維持し、当該ラック枠が前記中間位置から第2の方向の移動可能範囲の何れか一方の側に移動したときは、これらラックの何れか一方と完全に噛み合い、他方のラックとの噛み合いが外れるように第1のラックと第2のラックとの間に配置されたピニオンと、
    前記機枠に設けられ、前記ラック枠を第1の方向に往復移動させる第1の流体シリンダ機構と、
    前記機枠に設けられ、前記ラック枠を第2の方向に往復移動させる第2の流体シリンダ機構とを備え、
    第1の流体シリンダ機構は、第1の方向における前記機枠の両側に前記回転軸に対して対称的に設けられて、機枠側と反対側にシリンダ室の頂壁が形成されている、第1の流体シリンダ及び第2の流体シリンダを有して、これらの流体シリンダのシリンダ室内には、それぞれ、前記ラック枠とともに第1の方向に往復移動可能なピストンが嵌挿され、
    前記それぞれのシリンダ室頂壁には、シリンダ室内へ流体を供給し、また、当該シリンダ室内から流体を排出するための、シリンダ室内に面する開口部の近傍部分が他の部分より小径に形成されている給排出孔が第1の方向に貫通形成された栓体が設けられ、
    それぞれのピストンのシリンダ室頂壁と対向する側の端面には、先端部側から対向する栓体の給排出孔内に挿入させたスプールの基端部が保持され、
    前記それぞれのスプールは、基端部でシリンダ室内に連通する流体通路が内部に貫通形成され、前記流体通路の途中には、先端部側から基端部側への流体の通過のみを許容するチェック弁が設けられているとともに、外周面は、前記給排出孔の小径に形成されている部分の内周面との隙間で形成される流路の断面積が、ピストンが両側のストローク限界位置に近づくにつれて減少する形状となっていることを特徴とする回転割出装置。
  2. 第2の流体シリンダ機構への流体供給が遮断された際に、ラック枠を第2の方向の移動可能範囲の中間位置へ復帰移動させる付勢部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の回転割出装置。
  3. それぞれの栓体は、第1の流体シリンダと第2の流体シリンダのシリンダ室頂壁に貫通形成されたねじ孔に螺合固定されているとともに、これらの栓体のシリンダ室内へ突出する端面に、対向するピストン端面を当接させてシリンダ室頂壁側のピストンのストローク限界を規定しているとともに、これらの栓体を回動させて前記ストローク限界位置を調整できるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の回転割出装置。
  4. 回転軸の回転方向を一方向に規制する一方向クラッチを設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の回転割出装置。
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