JP2008295401A - 仕切りネットの昇降装置 - Google Patents

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Katsumi Suzuki
鈴木克己
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Abstract

【課題】ロープの固定位置にて高さが異なるネットをスムーズに昇降可能とし、昇降装置の数も減らす。
【解決手段】仕切りネット6の下端部に、適宜間隔づつ離して昇降ロープ8の端部を固定し、固定した位置でのネット6の高さが同じとなる複数本の昇降ロープ8を1本に繋ぐ。巻き取る昇降ロープ8の長さに応じて直径の大きさを複数段階に異ならせた巻上げドラム11に、前記したネット6の高さに応じて1本に繋いだ昇降ロープ8を、ネット6の高さが高い順に、直径の大きい方から小さい方にドラム11に順に繋ぐ。ドラムを回転して昇降ロープを巻き上げ又は送り出し、ネットを昇降する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鳥類や小動物を、飼育や管理するためのケージなどにおいて、そのケージ内などの空間を仕切るためのネットの昇降装置に関するものである。
希少動物や希少鳥種を人工的飼育する際に、その生育環境を出来る限り自然条件に近づけ、その動物たちがやがて自立して自然界で生存できるように、営巣、育雛、繁殖、飛行や天敵回避などの訓練を行い、最終的にその動物たちを自然に返すという試みが行われている。
実際は、金網によって周囲を覆った大型のケージなどの中に、自然を模した樹木、水場や岩場などの様々な環境を造り、その中で動物たちが様々な体験や訓練を積めるようにして、飼育するものである。
このような自然を模したケージの中でも、その訓練レベルに応じて、複数の空間に分けて異なる段階の動物たちを飼育する必要が生じることがある。
例えば、鳥の場合、まだ巣の外に出ることも困難な雛の段階と、飛行訓練の段階に成長した鳥とでは、成育空間を異ならせることが必要な場合がある。
このような空間を仕切るために、ネットを仕切りとして使用し、仕切りの必要な場合は降ろして空間を仕切り、仕切りが不要で、大きな空間としてケージ内を使用するときは、ネットを上げることが考えられる。
ネットを昇降する場合、そのネットの幅方向全長に渡って均等に引き上げることが、ネットが絡まずに引き上げるために必要である。
しかしながら、そのような動物などの飼育を行うためのケージは、舞台などで使用される幕(緞帳)とは異なり、その空間内に自然を模した山や谷などを備えるため、内部空間の場所、場所において、その天井や屋根から、地面までの高さが異なることがある。
つまりは、ネットの高さも地形などの場所場所によって異なり、そのネットを引き上げるためのロープの長さも異なることになる。
前記したようにネットを均等に引き上げるためには、異なる長さのロープを巻き上げる必要があり、長さの異なるロープを巻き取ってネットの幅方向全長を均等に引き上げるために、ひとつの直径のドラムに巻き取るのでは、全体を均等に巻き上げることは不可能である。
異なる長さのロープを巻き上げるためには、複数の巻き取りドラムを使用して、別個に巻き取る必要があり、巻き取り機の台数が多くなっていた。
特開2000−312781号公報
解決しようとする課題は、巻き取るロープの長さが異なっても、ネット全体を均等に引き上げることが可能であるとともに、ロープを巻き取ってネットを昇降する昇降装置の台数を少なくすることである。
この発明にかかる仕切りネットの昇降装置は、
空間を仕切るネットを昇降する装置であって、
仕切りネットの下端部に、適宜間隔づつ離して昇降ロープの端部を固定し、
固定した位置でのネットの高さが同じとなる複数本の昇降ロープを1本に繋ぎ、
巻き取る昇降ロープの長さに応じて直径の大きさを複数段階に異ならせた巻上げドラムに、
前記したネットの高さに応じて1本に繋いだ昇降ロープを、固定した位置でのネットの高さが高い順に、直径の大きい方から小さい方に繋ぎ、
ドラムを回転して昇降ロープを巻き上げ又は送り出し、ネットを昇降するものである。
前記したネットに対して交差する方向に伸びる縦断ネットを配し、
昇降装置によって昇降可能とすることも可能である。
この発明は以上のような構成を有し、以下の効果を得ることができる。
<a>ネットの高さが同じとなる複数本の昇降ロープを1本に繋げたため、巻き上げるロープの数が減り、昇降装置として構成が簡易となる。
<b>巻上げドラムの直径を複数段階に異ならせ、巻き取る昇降ロープのそのネットの高さが高い順に直径の大きな方から小さいドラムに順に繋ぐため、ドラムを回転して昇降ロープを巻き上げ・送り出すため、ネットの全長が均等に上下し、スムーズなネットの昇降が可能となる。
<c>複数本のロープをひとつの昇降装置によって巻き上げ・送り出しが可能であって、昇降装置の数を減らすことが可能となる。
<d>空間を仕切るネットに対し、その交差する方向にも縦断ネットを昇降可能とすることで、ネットで仕切った空間を更に小さく仕切ることが可能となる。
<1>ケージ
図2に示すのは、希少鳥種を飼育するためのケージ1の全体図であって、型鋼によって枠組みした屋根部3、前後4・4面、左右5・5面に、ひし形金網2が張ってある。
ケージ1は、左右端部側が盛り上がった地形の上に建築されており、屋根部分も左右端部側が傾斜している。
従って、ケージ1の地形から屋根までの高さは、その左右中間部分と、左右端部側では、異なっており、左右端部側でも、そのより端部側へ行くにつれて、徐々に高さが低くなっている。
このようなケージ1の内部空間が、前後に適宜間隔離れた位置で、左右に横断するネット6によって仕切ることが可能となっている。
実施例では三枚のネット6が昇降可能となって、ケージ1内の空間を四つに仕切ることが可能となっている。
ネット6としては、合成樹脂製の網材などが使用可能である。
<2>ロープ
ネット6は、屋根部3に左右方向に渡した屋根材である型鋼から吊り下ろしてあり、ケージ1の外部に配置したウインチ7から伸ばした複数本のロープ8によって、昇降可能となっている。
ロープ8としては、合成樹脂繊維を撚ったものや、金属製のワイヤロープなど広く採用できる。
各ロープ8は、屋根部3から吊り下ろされ、ネット6の下端部に、その先端が縛りつけられるなどして固定されている。
ロープ8の下端部より上は、ネット6の網目に所々通されて、ネット6とは固定されていない。
或いは、ロープ8を、ネット6に上下に適宜間隔づつ離して固定した金属製リングや紐状リングに通すなどしてもよい。
ネット6の高さは、前記したように左右方向での位置によって、その高さが異なっており、従って、昇降するロープ8の長さによって、その巻き取る長さも異なる。
図1に示すように、ネット6の中間部分が最もその高さ(引き上げる長さ)が高く、最も長くした4本のロープ8aが屋根部3から下ろされて、ネット6の下端部に固定されている。
その中間部分から左右に行くに従い、ネット6の高さは徐々に低くなっており、8b、8c、8dの順に、その長さが短くなっている。
<3>ロープの連結
上記したロープ8のうち、巻き上げる長さ、つまりはネット6に連結された位置でのネット6の高さが同じロープ8を一体に繋ぐ。
中間部分の4本のロープ8aは、ネット6の最も高い部分を巻き取るロープ8であって、それらの巻き取る長さが同じであって、これらを図1に示すように、1本に繋ぐ。
ロープ8のうち、中間部分から徐々に左右に行くにつれて、ロープ8bとロープ8bは、その昇降するために巻き取る長さが同じであり、ロープ8cとロープ8c、ロープ8dとロープ8dも同様である。
これら巻き取る長さが同じロープ8を、それぞれ図1に示すように繋いで1本に連結する。
<4>ウインチ
ウインチ7は、モーター9によって回転する回転軸10外周にドラム11を有しており、そのドラム11の直径は、複数段階に異ならせてある。
実施例では、ロープ8の巻き取る長さが4段階に異なっているため、ドラム11の直径は、4段階となっている。
4段階のドラム11a、11b、11c、11dの直径の比は、引き上げるネット6に固定したロープ8a、8b、8c、8dの巻き取る長さの比と同じにする。
ロープ8のうち、巻き取る長さが最も長いロープ8aは、ドラム11のうち、その最も径の大きなドラム11aに繋ぎ、巻き取る長さが短くなるにつれてロープ8b、8c、8dは、順に径の小さなドラム11b、11c、11dに繋ぐ。
この概念図を図1に示す。
ウインチ7は、電動モーター9を使用せずに、手動であってもよい。
<5>縦断ネット
上記したネット6は、ケージ1を左右方向に横断して空間を仕切るものであるが、このネット6と交差する方向、すなわちケージ1を前後に縦断する方向にもネット12を昇降して、仕切った空間を更に仕切ることがある。
この縦断ネット12は、この実施例では、ケージ1の前後方向では高さが同じであるため、縦断ネット12に繋いだ3本のロープ8eの長さは全て同じである。
この3本のロープ8eを1本に繋いで、単一の直径を有する手動ウインチ13に連結する。
以上説明したロープ8a〜8eのウインチ7・13への連結状態の概念図を、図4に示す。
<6>ネットの昇降
モーター9を駆動して、ロープ8を巻き取る、或いは送り出す。
ロープ8a〜8dは、その巻き取る長さの長い順に、直径の大きなものから小さなドラム11a〜11dに繋いであり、同じ回転数でも、大きな直径のドラム11は、ロープ8を多く巻き取り、小さな直径のドラム11はロープ8を少しづつ巻き取るため、ネット6の左右方向全長が、その高さに応じて均等に昇降することになる。
ロープ8の下端がネット6の下端部にのみ固定してあるため、ネット6は、巻き取るというより、たくし上げるように引き上げる。
ネット6が均等に昇降するため、ネット6がからまず、スムーズな昇降が可能である。
<7>縦断ネットの昇降
縦断ネット12はウインチ13を使用して、昇降する。
前記したネット6の左右端と、ケージ1の左右面5・5とは、紐を網目に通して上下方向に縫うようにする、或いは一方に取付けておいた紐を他方に結ぶなどして、両者の間に隙間が生じないようにする。
ネット6と縦断ネット12も、紐を両者の網目に通して上下方向に縫うようにする、或いは一方に取付けておいた紐を他方に結びつけるなどして、両者の間に隙間が生じないようにする。
ウインチとロープを連結する概念図である。 ケージの斜視図である。 ウインチの斜視図である。 ロープの連結を示す概念図である。
符号の説明
1:ケージ
6:ネット
7:ウインチ
8:ロープ
9:モーター
11:ドラム

Claims (2)

  1. 空間を仕切るネットを昇降する装置であって、
    仕切りネットの下端部に、適宜間隔づつ離して昇降ロープの端部を固定し、
    固定した位置でのネットの高さが同じとなる複数本の昇降ロープを1本に繋ぎ、
    巻き取る昇降ロープの長さに応じて直径の大きさを複数段階に異ならせた巻上げドラムに、
    前記したネットの高さに応じて1本に繋いだ昇降ロープを、固定した位置でのネットの高さが高い順に、直径の大きい方から小さい方に繋ぎ、
    ドラムを回転して昇降ロープを巻き上げ又は送り出し、ネットを昇降することを特徴とする
    仕切りネットの昇降装置。
  2. 前記したネットに対して交差する方向に伸びる縦断ネットを配し、
    昇降装置によって昇降可能としたことを特徴とする
    請求項1記載の仕切りネットの昇降装置。
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