JP2008295217A - Ac/dc電源ユニットおよびサーボシステム - Google Patents
Ac/dc電源ユニットおよびサーボシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008295217A JP2008295217A JP2007138492A JP2007138492A JP2008295217A JP 2008295217 A JP2008295217 A JP 2008295217A JP 2007138492 A JP2007138492 A JP 2007138492A JP 2007138492 A JP2007138492 A JP 2007138492A JP 2008295217 A JP2008295217 A JP 2008295217A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- servo
- power supply
- supply unit
- driver
- servo system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Rectifiers (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Control Of Multiple Motors (AREA)
Abstract
【課題】 サーボドライバのコンパクト化、共通化、コスト低減、システムの省スペース化の可能なサーボシステムを提供すること。
【解決手段】 サーボシステム110は、AC/DC電源ユニット11が接続可能かつAC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵しないDC電源入力仕様であるサーボドライバ12A、12B、・・・が備えられた構成とする。サーボドライバは12A、12B、・・・のように任意の複数個を設けることが可能である。AC/DC電源ユニット11には回生回路が内蔵され、またネットワークを介して、上位機器による電圧、温度等の状態監視および制御が可能である。
【選択図】 図2
【解決手段】 サーボシステム110は、AC/DC電源ユニット11が接続可能かつAC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵しないDC電源入力仕様であるサーボドライバ12A、12B、・・・が備えられた構成とする。サーボドライバは12A、12B、・・・のように任意の複数個を設けることが可能である。AC/DC電源ユニット11には回生回路が内蔵され、またネットワークを介して、上位機器による電圧、温度等の状態監視および制御が可能である。
【選択図】 図2
Description
本発明はAC/DC電源ユニットおよびサーボシステムに係り、特に、ACサーボモータあるいはその他のモータを用いてサーボシステムを構成する際、サーボドライバのコンパクト化・共通化・コスト低減を実現し、また、システムの安定性向上にも資する、AC/DC電源ユニットおよびサーボシステムに関する。
従来、ACサーボモータ等のサーボシステムは、商用電源用として構成され、使用されることが大半である。そのため、サーボドライバ自身がAC/DC電源を内蔵しており、通常、別途駆動用電源を設ける構成はなされていない。一方、バッテリ電源などDC電源駆動の場合は、専用のドライバを必要としたり、AC/DC回路を搭載した状態でシステムが構成されている。
サーボモータシステムにおいて種々なされている技術的提案の中には、たとえば後掲特許文献1のようにコスト低減を課題とするものもある。なおこの技術は、サーボドライバ−サーボモータ間の接続構成を簡略化するというものであり、具体的には、動力用ケーブルとエンコーダ用ケーブルとを一体化して1本のケーブルとするというものである。
さて、上記特許文献開示技術は、ドライバ−モータ間接続構成に着眼してシステムの経済性改善を図ったものであるが、AC/DC電源を通常内蔵しているというドライバ自身の構成、および電源自体の構成方法に着眼した技術提案は、従来特になされていない。
商用電源(交流)から、ACサーボモータを駆動するためのDC電源を得るためには、AC/DC変換をどこかで行う必要がある。そして通常回路においては、変換した電圧を平滑させるために、サイズの大きい電解コンデンサを使用しなくてはならない。従来は通常、かかる機能が各サーボドライバに内蔵されていたため、サーボシステム構成においては、個々のサーボドライバをそのような構成を備えたものとしなくてはならず、また、個々のサーボドライバは必然的に相当のサイズとならざるを得ず、したがってシステムとしても設置スペースを大きくとることとなり、接続モータ数などシステム構成の拡張にも限界があった。
また、ACサーボモータで発生する減速時の回生エネルギーを消費するための回生回路を電源自体に内蔵することができれば、過電圧異常や電源パンク(電解コンデンサのパンク)を防止して、システムを安定的に機能させることができる上、回生エネルギーを有効利用できる可能性もある。
さらにまた、電源自体の状態を、モータコントローラ等の上位の制御機能により管理できれば、異常の未然防止に有効である。
さらにまた、電源自体の状態を、モータコントローラ等の上位の制御機能により管理できれば、異常の未然防止に有効である。
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点や状況を踏まえ、ACサーボモータあるいはその他のモータを用いてサーボシステムを構成する際、サーボドライバのコンパクト化・共通化・コスト低減を実現し、また、システムの省スペース化および安定性向上にも資することのできる、AC/DC電源ユニットおよびサーボシステムを提供することである。
また本発明の課題は、接続モータ数など自由度の大きいシステム構成を実現できるAC/DC電源ユニットおよびサーボシステムを提供すること、また、モータで発生する回生エネルギーを消費・有効利用可能で、過電圧異常や電源パンクを防止してシステムの安定性を高めることのできるAC/DC電源ユニットおよびサーボシステムを提供すること、さらにまた、電源の状態を上位の制御機能により管理、制御し、異常の未然防止を可能とするAC/DC電源ユニットおよびサーボシステムを提供することである。
本願発明者は上記課題について検討した結果、新たに回生回路内蔵のAC/DC電源ユニットをサーボシステム用の電源として設けることとし、あるいはまたこれに加えて該電源を、ネットワーク等により上位の制御機能と通信可能に構成することによって上記課題の解決が可能であることを見出し、本発明に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
(1) AC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつC電源入力仕様であるサーボドライバ複数に対して電源供給可能に構成され、かつ、回生回路を内蔵していることを特徴とする、サーボドライバ駆動用AC/DC電源ユニット。
(2) ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)を搭載し、かつネットワーク接続するためのネットワークIDが設定され具備されていることを特徴とする、(1)に記載のサーボドライバ駆動用AC/DC電源ユニット。
(3) (1)または(2)に記載のAC/DC電源ユニットが接続可能であり、かつAC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつDC電源入力仕様であるサーボドライバが一または複数備えられていることを特徴とする、サーボシステム。
(4) 前記AC/DC電源ユニットが接続可能であり、かつAC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつDC電源入力仕様であるサーボドライバを一または複数と、(1)に記載のAC/DC電源ユニットとが備えられていることを特徴とする、サーボシステム。
(5) 前記AC/DC電源ユニットが接続可能であり、かつAC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつDC電源入力仕様であるサーボドライバを一または複数と、(2)に記載のAC/DC電源ユニットとが備えられていることを特徴とする、サーボシステム。
(6) ネットワークによりモータコントローラと通信可能に接続し、前記AC/DC電源ユニットの状態を該モータコントローラにおいて制御可能であることを特徴とする、(5)に記載のサーボシステム。
(7) 前記サーボドライバはACサーボモータを駆動するものであることを特徴とする、(3)ないし(6)のいずれかに記載のサーボシステム。
(2) ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)を搭載し、かつネットワーク接続するためのネットワークIDが設定され具備されていることを特徴とする、(1)に記載のサーボドライバ駆動用AC/DC電源ユニット。
(3) (1)または(2)に記載のAC/DC電源ユニットが接続可能であり、かつAC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつDC電源入力仕様であるサーボドライバが一または複数備えられていることを特徴とする、サーボシステム。
(4) 前記AC/DC電源ユニットが接続可能であり、かつAC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつDC電源入力仕様であるサーボドライバを一または複数と、(1)に記載のAC/DC電源ユニットとが備えられていることを特徴とする、サーボシステム。
(5) 前記AC/DC電源ユニットが接続可能であり、かつAC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつDC電源入力仕様であるサーボドライバを一または複数と、(2)に記載のAC/DC電源ユニットとが備えられていることを特徴とする、サーボシステム。
(6) ネットワークによりモータコントローラと通信可能に接続し、前記AC/DC電源ユニットの状態を該モータコントローラにおいて制御可能であることを特徴とする、(5)に記載のサーボシステム。
(7) 前記サーボドライバはACサーボモータを駆動するものであることを特徴とする、(3)ないし(6)のいずれかに記載のサーボシステム。
本発明のAC/DC電源ユニットおよびサーボシステムは上述のように構成されるため、これによれば、ACサーボモータあるいはその他のモータを用いたサーボシステムの構成において、個々のサーボドライバについてコンパクト化・共通化・コスト低減することができる。また、別途独立した電源ユニットを1基使用するだけで、多軸構成の場合であっても複数のサーボドライバ分について一括してAC/DC変換を行って電力供給することができる。しかも個々のサーボドライバはコンパクト化できるため、サーボシステム全体を省スペース化することができる。
また、本発明のAC/DC電源ユニットおよびサーボシステムによれば、電源ユニットの容量内であれば、任意の軸数分サーボドライバを接続することができ、多軸構成のシステムを容易かつ自由自在に構成することができ、接続可能モータ数においても自由度の大きいシステム構成を実現することができる。さらにまた、電源ユニットに内蔵する回生回路により、モータで発生する回生エネルギーを消費して熱エネルギーに変換したり、あるいは他の軸の動力源として有効利用することができ、過電圧異常や電源パンクを防止してシステムの安定性を高めることができる。そして、ネットワーク等により上位機能と通信可能な構成にすることによって、電源の状態を管理、制御でき、異常の未然防止効果を高めることができる。
以下、本発明を図面により詳細に説明する。
図1は、本発明のサーボシステムの基本構成を示す説明図である。図示するように本サーボシステム10は、別個の要素として設けられたAC/DC電源ユニット1が接続可能であるとともに、AC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつDC電源入力仕様であるサーボドライバ2A、2B、・・・が、備えられていることを主たる構成とする。図の下段に示すように、備えられるサーボドライバは2B、2C、・・・のように任意の複数個を設けることが可能な構成とするが、上段に示すように、結果的に1基のサーボドライバ2Aのみを設けた構成としてもよい。図中、3A、3B、・・・は、各サーボドライバ2A、2B、・・・に接続されるモータを示す。
図1は、本発明のサーボシステムの基本構成を示す説明図である。図示するように本サーボシステム10は、別個の要素として設けられたAC/DC電源ユニット1が接続可能であるとともに、AC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつDC電源入力仕様であるサーボドライバ2A、2B、・・・が、備えられていることを主たる構成とする。図の下段に示すように、備えられるサーボドライバは2B、2C、・・・のように任意の複数個を設けることが可能な構成とするが、上段に示すように、結果的に1基のサーボドライバ2Aのみを設けた構成としてもよい。図中、3A、3B、・・・は、各サーボドライバ2A、2B、・・・に接続されるモータを示す。
図において、サーボドライバ2Cには3基のモータ3C1、3C2および3C3が接続されているが、これは単一の3軸ドライバ2Cにより、3基のモータを駆動することを示す。もちろん軸数は例示であり、構成任意である。
かかる構成により本発明のサーボシステム10では、サーボドライバ2A、2B等にはAC/DC電源機能を設けないため、平滑のための電解コンデンサも具備不要であり、その結果サーボドライバ2A、2B等自体の小サイズ化が可能となる。またサーボドライバとしては、電源仕様に関してはDC電源入力可能な共通仕様とすればよいため、構成を簡素化できる。
しかも1基の電源ユニット1があれば、その容量内である限り、サーボドライバおよびモータを任意の軸数分、任意仕様・構成にて接続することができる。つまり、サーボドライバ2A、2B等において電源を共通化することができる。そして、サーボシステム10全体の設置に際しては省スペース化することができる。
また、図において、本サーボシステム10に対して接続可能なAC/DC電源ユニット1は回生回路を内蔵しており、上記「AC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵しないDC電源入力仕様である複数のサーボドライバ」2A、2B等に対して、一度に電源供給可能なように構成されている。本願では、この電源ユニット1も特許請求される発明である。
AC/DC電源ユニット1は上述の通り構成されるため、本システム10がこれに接続された場合、モータ3A、3B等で減速時に発生する回生エネルギーが問題なく安全に消費され得るため、過電圧異常や電源パンクを有効に防止することができる。また回生機能によって、モータ3B等が複数接続された構成である場合に、一つの軸において発生する回生エネルギーを他の軸の動力源として活用することもできる。
AC/DC電源ユニットは、後述する別のサーボシステムの説明でも述べる通り、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)を搭載し、かつネットワーク接続するためのネットワークIDが設定され具備された構成とすることもできる。
かかる構成によれば、通信によって、コントローラ等の上位機能はAC/DC電源ユニットの状態を管理、制御することができるため、サーボシステムにおける異常発生を未然に防止して、システムを適正な状態に維持することができる。
図2は、AC/DC電源ユニットを要素として含む本発明のサーボシステムの構成例を示す説明図である。図示するように本サーボシステム110は、AC/DC電源ユニット11が接続可能であるとともに、AC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつDC電源入力仕様であるサーボドライバ12A、12B、・・・が、備えられていることを主たる構成とする。図に示すように、備えられるサーボドライバは12A、12B、・・・のように任意の複数個を設けることが可能な構成とするが、結果的に1基のサーボドライバのみが接続されている構成であっても、本発明の範囲内である。図中、13A、13B1、・・・は、各サーボドライバ12A、12B、・・・に接続されるモータを示す。
図において、サーボドライバ12Bには4基のモータ13B1、13B2、13B3および13B4が接続されているが、これは単一の4軸ドライバ12Bにより、4基のモータを駆動することを示す。もちろん軸数は例示であり、構成は任意である。
図において、サーボドライバ12Cには4基のモータ13C1、13C2、13C3および13C4が接続されているが、これは単軸のドライバ12C1、12C2等4基からなる4軸一体ドライバ12Cにより、4基のモータを駆動することを示す。もちろん軸数は例示であり、構成は任意である。また、各単軸ドライバ12C1等、モータ13C1等の仕様の具体的構成も任意である。
かかる構成により本発明のサーボシステム110では、図1に示したシステム同様に、サーボドライバ12A、12B等自体の小サイズ化が可能となる。しかも1基の電源ユニット11があれば、その容量内である限り、サーボドライバおよびモータを任意の軸数分、任意仕様・構成にて接続することができる。つまり、サーボドライバ12A、12B等において電源を共通化することができる。そして、サーボシステム110全体の設置に際しては省スペース化することができる。
なおまた、図2においてはサーボシステム110の構成要素であるところのAC/DC電源ユニット11が、回生回路を備えることによる作用は、図1に示したシステムと同様である。
図2−2は、図2に示したサーボシステムの具体的構成例を示す説明図である。図示するように、サーボシステム210はACサーボモータによるシステム構成例である。AC/DC電源ユニット21はAC200→DC280V仕様であり、AC100〜200V商用電源から給電可能である。
電源ユニット21には回生回路が内蔵され、またDSPを搭載し、さらに適宜のネットワークIDを備えた構成とする。たとえば、車載用ネットワーク規格であるCAN(Cotroller Area Network)のインターフェースおよびIDを搭載することも可能であり、電源ユニット21自体、ネットワークのスレーブとなることができる。これにより、ネットワークの上位に設けられるコントローラ等において、電源ユニット21の温度、電圧その他の状態を監視することができ、異常発生を早期に予測して防止することが可能となる。
図の例において、サーボドライバ22Aは単軸ACサーボドライバであり、1基のACサーボモータ23Aが接続されている。また、サーボドライバ22Bは4軸ACサーボドライバであり、4基のACサーボモータ23B1、23B2、23B3および23B4が接続されている。また、サーボドライバ22Cは単軸ドライバ22C1、22C2等4基からなる4軸一体ドライバ22Cであり、4基のモータ13C1、13C2、13C3および13C4が接続されている。各単軸ドライバ12C1等、ACサーボモータ23C1等の仕様は、AC/DC電源ユニット21の容量の限度内で任意である。
本システム210において、AC/DC電源ユニット21の出力を、たとえば5000W、4系統 のように構成することができる。この場合、総W数5000以下、系統数4以下で、適宜のシステム構成が可能である。たとえば、接続するサーボドライバを、400Wドライバ1基、700Wドライバ1基、1.5〜2kWドライバ1基 の計3系統とした場合は、それぞれにサーボモータを、4軸、2軸、1軸接続して、別個に駆動することができる。
図において本例システム210では、商用電源システムから電源をとる通常のケースでは、AC/DC電源ユニット21が通常通り機能する。一方、AGV(自動搬送車)等のDC電源システムから給電される場合は、AC/DC電源ユニット21の川下位置においてDC電源システムからの給電を受けるようにすればよい。この場合はAC/DC電源ユニット21は不要であるから、電源ユニット21は状況に応じて適宜取り外しの可能な構成としておいてもよい。このように、本発明サーボシステムにおいては、その電源ユニットを供給電源の種類に合わせて使用・不使用選択することで対応可能であるため、サーボドライバは供給元がAC、DCいずれであっても、本発明構成に係る共通のものを使用することができる。
図3は、モータコントローラを構成要素とする本発明サーボシステムの基本構成を示す説明図である。図示するように本システム310は、上述した各構成に加えてモータコントローラ35を通信可能に接続し、AC/DC電源ユニット31の状態をモータコントローラ35において管理、制御可能な構成としたものである。
本発明のAC/DC電源ユニットおよびサーボシステムは種々のモータに利用できるものだが、特にACサーボモータ用として一層利用価値が高い。回生回路内蔵の電源ユニットとすることにより、ACサーボモータで発生する減速時の回生エネルギーによる電圧上昇に対して自ら電圧上昇を検知して、ある値以上になったら抵抗に電流を流してやることでエネルギーを消費しつつ電圧を一定に保持することができる。
図4〜7は、本発明によるACサーボシステムの各種構成例を示す説明図である。このうち、
図4は、単軸構成、AC入力−電源ユニット使用、高電圧仕様のサーボシステム、
図5は、単軸構成、DC入力、高電圧仕様のサーボシステム、
図6は、単軸構成、DC入力、低電圧仕様のサーボシステム、そして、
図7は、複数軸構成のサーボシステムの各例を示したものである。
図7中、ドライバ72A等における○付きの「制」、「駆」はそれぞれ、制御用電源の受電部、駆動用電源の受電部を示す。
図4は、単軸構成、AC入力−電源ユニット使用、高電圧仕様のサーボシステム、
図5は、単軸構成、DC入力、高電圧仕様のサーボシステム、
図6は、単軸構成、DC入力、低電圧仕様のサーボシステム、そして、
図7は、複数軸構成のサーボシステムの各例を示したものである。
図7中、ドライバ72A等における○付きの「制」、「駆」はそれぞれ、制御用電源の受電部、駆動用電源の受電部を示す。
各図に示すように、ドライバ42等に供給される電源には、ネットワークを介してなされるコントローラ45等からの指令に基づき、ドライバ42等の制御に用いるための制御用電源と、本発明AC/DC電源ユニットやバッテリ・AGV等のDC電源により供給される駆動用電源とが別々に設けられる。
GND(グランド)は、高電圧仕様のシステム構成の場合は、ネットワークおよび制御用電源(DC24V)では共通化し、これらと駆動用電源との間では絶縁される。一方、駆動電源がDC60V以下のような低電圧仕様のシステム構成の場合は、ネットワークおよび制御用電源(DC24V)での共通化の他、制御電源と駆動電源でもGNDを共通化可能である。また、駆動電圧をDC24Vとするのであれば、制御用、駆動用電源を共通化してもよい。
図7の複数軸構成のサーボシステム例では、低電圧仕様のサーボドライバ72Aには制御・駆動電源をDC24Vで共有し、高電圧仕様のサーボドライバ72Bでは駆動用のDC電源からの供給を受け、また高電圧仕様のサーボドライバ72Cでは、AC/DC電源ユニット71から電源供給を受ける構成であり、いずれのサーボドライバ72A、72Bおよび72Cとも制御用電源が共有され、またネットワークを介してコントローラ75からの指令・制御を受ける構成である。
図4〜7は、本発明によるサーボシステム例のうち単軸仕様を中心とした例であるが、このようにシステム構成は自由自在である。
以上説明したように、本発明のAC/DC電源ユニットおよびサーボシステムによれば、サーボドライバのコンパクト化・共通化・コスト低減、システムの安定性向上にも資することができ、ACサーボモータを始め、広くモータを使用する産業分野において利用価値が高い発明である。
1、11、21、31、41、51、71…AC/DC電源ユニット
2A、2B、2C、2X、12A、12B、12C、22A、22B、22C、32A、32B、32X、42、52、62、72A、72B、72C…サーボドライバ
3A、3B、3C1、3C2、3C3、3X、13A、13B1、13B2、13B3、13B4、13C1、13C2、13C3、13C4、23A、23B1、23B2、23B3、23B4、23C1、23C2、23C3、23C4、33A、33B1、33B2、33B3、33B4、33X、43、53、63、73A、73B、73C…モータ
10、110、210、310、410、510、610、710…サーボシステム
12C1、12C2、12C3、12C4、22C1、22C2、22C3、22C4、…単軸ドライバ
44、54、64、74A、74B、74C…角度センサ
35、45、55、65、75…モータコントローラ
2A、2B、2C、2X、12A、12B、12C、22A、22B、22C、32A、32B、32X、42、52、62、72A、72B、72C…サーボドライバ
3A、3B、3C1、3C2、3C3、3X、13A、13B1、13B2、13B3、13B4、13C1、13C2、13C3、13C4、23A、23B1、23B2、23B3、23B4、23C1、23C2、23C3、23C4、33A、33B1、33B2、33B3、33B4、33X、43、53、63、73A、73B、73C…モータ
10、110、210、310、410、510、610、710…サーボシステム
12C1、12C2、12C3、12C4、22C1、22C2、22C3、22C4、…単軸ドライバ
44、54、64、74A、74B、74C…角度センサ
35、45、55、65、75…モータコントローラ
Claims (7)
- AC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつC電源入力仕様であるサーボドライバ複数に対して電源供給可能に構成され、かつ、回生回路を内蔵していることを特徴とする、サーボドライバ駆動用AC/DC電源ユニット。
- ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)を搭載し、かつネットワーク接続するためのネットワークIDが設定され具備されていることを特徴とする、請求項1に記載のサーボドライバ駆動用AC/DC電源ユニット。
- 請求項1または2に記載のAC/DC電源ユニットが接続可能であり、かつAC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつDC電源入力仕様であるサーボドライバが一または複数備えられていることを特徴とする、サーボシステム。
- 前記AC/DC電源ユニットが接続可能であり、かつAC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつDC電源入力仕様であるサーボドライバを一または複数と、請求項1に記載のAC/DC電源ユニットとが備えられていることを特徴とする、サーボシステム。
- 前記AC/DC電源ユニットが接続可能であり、かつAC/DC変換回路またはAC/DC電源のいずれも内蔵せずかつDC電源入力仕様であるサーボドライバを一または複数と、請求項2に記載のAC/DC電源ユニットとが備えられていることを特徴とする、サーボシステム。
- ネットワークによりモータコントローラと通信可能に接続し、前記AC/DC電源ユニットの状態を該モータコントローラにおいて制御可能であることを特徴とする、請求項5に記載のサーボシステム。
- 前記サーボドライバはACサーボモータを駆動するものであることを特徴とする、請求項3ないし6のいずれかに記載のサーボシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007138492A JP2008295217A (ja) | 2007-05-25 | 2007-05-25 | Ac/dc電源ユニットおよびサーボシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007138492A JP2008295217A (ja) | 2007-05-25 | 2007-05-25 | Ac/dc電源ユニットおよびサーボシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008295217A true JP2008295217A (ja) | 2008-12-04 |
Family
ID=40169385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007138492A Pending JP2008295217A (ja) | 2007-05-25 | 2007-05-25 | Ac/dc電源ユニットおよびサーボシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008295217A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104506090A (zh) * | 2014-12-22 | 2015-04-08 | 清能德创电气技术(北京)有限公司 | 一种带电机编码器断线检测电路的伺服驱动器 |
CN109525163A (zh) * | 2017-09-19 | 2019-03-26 | 发那科株式会社 | 放大器选择装置、放大器选择方法、计算机可读存储介质 |
JP2019057962A (ja) * | 2017-09-19 | 2019-04-11 | ファナック株式会社 | 電源容量表示機能を有するアンプ選択装置、アンプ選択方法、及びアンプ選択プログラム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11289793A (ja) * | 1998-03-31 | 1999-10-19 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 高調波抑制型電源回生コンバータを備えた電動射出成形機 |
JP2001236103A (ja) * | 2000-02-21 | 2001-08-31 | Hitachi Ltd | 制御システム |
JP2003348892A (ja) * | 2003-04-21 | 2003-12-05 | Hitachi Ltd | 複数モータの制御装置、電力変換装置、インバータモジュール、コンバータモジュール |
-
2007
- 2007-05-25 JP JP2007138492A patent/JP2008295217A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11289793A (ja) * | 1998-03-31 | 1999-10-19 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 高調波抑制型電源回生コンバータを備えた電動射出成形機 |
JP2001236103A (ja) * | 2000-02-21 | 2001-08-31 | Hitachi Ltd | 制御システム |
JP2003348892A (ja) * | 2003-04-21 | 2003-12-05 | Hitachi Ltd | 複数モータの制御装置、電力変換装置、インバータモジュール、コンバータモジュール |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104506090A (zh) * | 2014-12-22 | 2015-04-08 | 清能德创电气技术(北京)有限公司 | 一种带电机编码器断线检测电路的伺服驱动器 |
CN104506090B (zh) * | 2014-12-22 | 2018-08-17 | 清能德创电气技术(北京)有限公司 | 一种带电机编码器断线检测电路的伺服驱动器 |
CN109525163A (zh) * | 2017-09-19 | 2019-03-26 | 发那科株式会社 | 放大器选择装置、放大器选择方法、计算机可读存储介质 |
JP2019057962A (ja) * | 2017-09-19 | 2019-04-11 | ファナック株式会社 | 電源容量表示機能を有するアンプ選択装置、アンプ選択方法、及びアンプ選択プログラム |
JP2019057963A (ja) * | 2017-09-19 | 2019-04-11 | ファナック株式会社 | 電源容量表示機能を有するアンプ選択装置、アンプ選択方法、及びアンプ選択プログラム |
US10665262B2 (en) | 2017-09-19 | 2020-05-26 | Fanuc Corporation | Amplifier selection device, amplifier selection method, and computer-readable storage medium having power source capacity display function |
US10699743B2 (en) | 2017-09-19 | 2020-06-30 | Fanuc Corporation | Amplifier selection device, amplifier selection method, and computer-readable storage medium having power source capacity display function |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105471310B (zh) | 并行模块化转换器架构 | |
JP5481146B2 (ja) | 電池管理装置、二次電池装置および車両 | |
US9461475B2 (en) | Electrical system having a DC link | |
JP4939355B2 (ja) | 車載空気調和機用インバータシステム | |
JP2008220088A (ja) | 二次電池の入出力制御装置、および車両 | |
JP6649239B2 (ja) | 無停電電源システム | |
JP5473212B2 (ja) | 車載空気調和機用インバータシステム | |
JP2009225497A (ja) | 電源回生機能を有するサーボアンプ | |
EP3885199A1 (en) | Energy management method for electric automobile, energy storage management controller and energy management unit | |
WO2011021265A1 (ja) | 電気車の電力変換装置 | |
KR102239951B1 (ko) | 로봇 제어 시스템 | |
JP2008295217A (ja) | Ac/dc電源ユニットおよびサーボシステム | |
JPWO2008108020A1 (ja) | 車載空気調和機用インバータシステム | |
JP2016086506A (ja) | 電池監視装置及び方法 | |
JP2010105757A (ja) | エレベーターの制御方法およびそのシステム | |
CN103823386A (zh) | 一种电源管理装置及该装置的上电、下电控制方法 | |
JP5726369B2 (ja) | 車両用発電電動機の電力変換装置および車両用発電電動機の制御方法 | |
WO2015063556A1 (en) | Power system of hybrid vehicle | |
JP4474898B2 (ja) | モータ駆動装置 | |
JP4852863B2 (ja) | 電動車両および電動車両の保護制御方法 | |
JP5181557B2 (ja) | モータ駆動装置、集積回路装置およびモータ装置 | |
JP2013103554A (ja) | 電装品駆動装置 | |
JP2011142701A (ja) | 編成車両の制御方法及び制御装置 | |
JP2013133060A (ja) | ハイブリッド車 | |
JP2008273371A (ja) | 電力制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120307 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120314 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121001 |