JP2008295120A - モータ回転数推定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 バッテリとモータとの通電・非通電を切り替える切替手段と、前記バッテリの電圧を検出するバッテリ電圧検出手段と、前記モータの端子間電圧を検出するモータ端子間電圧検出手段と、前記モータへの非通電時に、前記モータ端子間電圧に基づいて前記モータの回転数を推定する第1モータ回転数推定手段と、前記モータへの通電時に、少なくとも検出された前記バッテリ電圧と前記モータ端子間電圧とに基づいて前記モータの回転数を推定する第2モータ回転数推定手段とを備えた。
【選択図】 図4
Description
実施例1のABS制御における基本的な制御ロジックを説明する。擬似車体速Vから予め設定された車速V0を差し引いた所(タイヤの摩擦係数特性が最大となる点)に、最適スリップ値Voptを設定し、この値に基づいて最適スリップ率Soptを設定する。スリップ率Sが最適スリップ率Soptを上回ったときには減圧制御に移行し、ロック傾向による車輪速VWの低下、すなわちスリップ率Sの増大を防止する。スリップ率Sの増大が防止されると保持制御に移行し、スリップ率Sを減少させる。スリップ率Sが減少し、最適スリップ率Soptを下回ると増圧制御に移行し、車輪速VWの増大、すなわちスリップ率Sの減少を防止する。
次に、上記ABS制御実行時の増圧制御バルブ2,減圧制御バルブ3の作用について説明する。減圧制御時は、増圧制御バルブ2を閉じ、減圧制御バルブ3を開くことでホイルシリンダW/Cからブレーキ液を減圧回路13へ流出させ、リザーバ4へ一時的に貯留する。保持制御時は、増圧制御バルブ2及び減圧制御バルブ3の両方を閉じ、ホイルシリンダW/Cの液圧を保持する。増圧制御時は、減圧制御バルブ3を閉じ、増圧制御バルブ2を開くことでマスタシリンダM/Cから高圧のブレーキ液を、主通路10,増圧回路11及びホイルシリンダ回路12を介してホイルシリンダW/Cへ供給する。
尚、ブレーキ液を還流させる際、運転者がブレーキペダルを強く踏み込み、マスタシリンダ圧が高い状態であっても確実にリザーバ4内のブレーキ液を戻す必要がある。そこで、無駄なバッテリ消費を回避しつつマスタシリンダ圧等に応じた適正なモータ駆動量を確保すべく、目標モータ回転数を設定し、この値と一致するように、モータ回転数フィードバック制御が実行されている。
E=Vval−((Ro+Rm)/Rm)×Vmon
ステップS1では、全バルブ・ポンプモータが非制御状態、すなわち通電されていない状態か否かを判断し、通電されていないときはステップS2に進み、それ以外のときはステップS3へ進む。
ステップS2では、バッテリ電圧を推定する。具体的には、全バルブ端子間電圧センサ23の検出値がバッテリ電圧推定値となる(第1モータ回転数推定手段に相当)。
ステップS4では、モータ端子間電圧検出時に駆動指令がONか否かを判断し、ONのときはステップS5に進み、それ以外のときはステップS6に進む。
ステップS6では、モータ回転数推定部20dによりモータ回転数を推定する。
ステップS7では、モータ駆動量演算部20eにおいて目標モータ回転数と推定されたモータ回転数とからモータ駆動量を演算する。
ステップS8では、演算されたモータ駆動量をABS制御部20bに出力する。
本発明にあっては、下記に列挙する作用効果を得ることができる。
(1)バッテリとモータとの通電・非通電を切り替える切替手段(トランジスタ等のスイッチング素子)と、前記バッテリの電圧を検出するバッテリ電圧検出手段と、前記モータの端子間電圧を検出するモータ端子間電圧検出手段と、前記モータへの非通電時に、前記モータ端子間電圧に基づいて前記モータの回転数を推定する第1モータ回転数推定手段と、前記モータへの通電時に、少なくとも検出された前記バッテリ電圧と前記モータ端子間電圧とに基づいて前記モータの回転数を推定する第2モータ回転数推定手段とを備えたことを特徴とする。
よって、モータの電流の通電を継続しつつ、第2モータ回転数推定手段によりモータの回転数の推定を継続することができる。また、高負荷運転要求時で、モータ連続運転時にモータの通電を中断することなくモータの回転数の推定を行うため、フィードバックループ等にモータ回転数を用いる場合、高負荷運転要求を満たしつつ、精度のよい回転数フィードバック制御を達成できる。
(2)上記(1)に記載のモータ回転数推定装置において、前記モータに加えて他の負荷を有し、前記バッテリ電圧検出手段は、前記モータへの非通電時に前記負荷の端子間電圧を検出する手段であることを特徴とする。
よって、回路中の抵抗分の電圧降下を考慮したモータ逆起電圧の検出を行うことが可能となり、モータ回転数の推定の精度が向上し、モータ回転数制御性能を向上することができる。また、負荷回路の端子間電圧の電圧計は元々負荷回路の電源異常(断線、ショート等)に用いたものをそのままモータの回転数推定に用いるため、別途電圧計を設ける必要が無くなり、コストアップを抑制することができる。
(3)上記(1)または(2)に記載のモータ回転数推定装置において、前記モータは、車両用の液圧ブレーキユニットに搭載された液量還流源であるポンプ用モータであることを特徴とする。よって、急制動等で高液圧を要求する条件下にて、モータの通電を中断することなく液量還流制御が可能になるため、ブレーキシステムの信頼性を向上することができる。尚、急制動等で高液圧を要求する条件とは、例えば、運転者がブレーキペダルを強く踏み込んだ状態で、リザーバに溜まったブレーキ液をマスタシリンダ側に確実に還流させる状態等を表す。
3 減圧制御バルブ
4 リザーバ
5 ポンプ
20 ABSコントロールユニット
21 車輪速センサ
Claims (3)
- バッテリとモータとの通電・非通電を切り替える切替手段と、
前記バッテリの電圧を検出するバッテリ電圧検出手段と、
前記モータの端子間電圧を検出するモータ端子間電圧検出手段と、
前記モータへの非通電時に、前記モータ端子間電圧に基づいて前記モータの回転数を推定する第1モータ回転数推定手段と、
前記モータへの通電時に、少なくとも検出された前記バッテリ電圧と前記モータ端子間電圧とに基づいて前記モータの回転数を推定する第2モータ回転数推定手段と、
を備えたことを特徴とするモータ回転数推定装置。 - 請求項1に記載のモータ回転数推定装置において、
前記モータに加えて他の負荷を有し、
前記バッテリ電圧検出手段は、前記モータへの非通電時に前記負荷の端子間電圧を検出する手段であることを特徴とするモータ回転数推定装置。 - 請求項1または2に記載のモータ回転数推定装置において、
前記モータは、車両用の液圧ブレーキユニットに搭載された液量還流源であるポンプ用モータであることを特徴とするモータ回転数推定装置。
Priority Applications (1)
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JP2007135186A JP2008295120A (ja) | 2007-05-22 | 2007-05-22 | モータ回転数推定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007135186A JP2008295120A (ja) | 2007-05-22 | 2007-05-22 | モータ回転数推定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008295120A true JP2008295120A (ja) | 2008-12-04 |
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ID=40169306
Family Applications (1)
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JP2007135186A Pending JP2008295120A (ja) | 2007-05-22 | 2007-05-22 | モータ回転数推定装置 |
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DE102011086073A1 (de) | 2010-11-10 | 2012-05-10 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Bremssteuervorrichtung |
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2007
- 2007-05-22 JP JP2007135186A patent/JP2008295120A/ja active Pending
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