JP2008294493A - フレキシブルスピーカの音質補正装置および音質補正装置を備えたスピーカシステム - Google Patents

フレキシブルスピーカの音質補正装置および音質補正装置を備えたスピーカシステム Download PDF

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【課題】シート状で可撓性を有するスピーカが使用時に変形しても、安定した音質の音声を出力することを可能とする、フレキシブルスピーカの音質補正装置を提供する。
【解決手段】スピーカ3の湾曲度合いを計測する曲げセンサ4を備えたセンサ付きスピーカ30に接続され、音声信号を受信する受信部6と、受信した音声信号を、周波数帯域別に振幅を所定量増減するように補正する、固有の補正パターンをそれぞれ備えた複数のフィルタ7と、曲げセンサ4により計測された湾曲度合いに応じて、予め設定された条件にしたがって前記フィルタ7の1つを選択するフィルタ選択部8と、を備え、選択されたフィルタ7によりスピーカ3の湾曲度合いに対応した音声信号をスピーカ3に出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、フレキシブルディスプレイに一体に搭載されたスピーカの形状変化による音質変化を補正する装置に関する。
近年、電子ペーパー、電子書籍等と呼ばれる、薄型かつ軽量の画像表示装置の開発が進められている。特に、可撓性を有するシート状の画像表示装置(フレキシブルディスプレイ)は、円柱等の曲面に備えることも可能であり、また、丸めて収納することが可能であるため大画面であっても携帯性を損なうことがなく、広告等の掲示用や、PDA(携帯情報端末)等の表示装置として注目されている。
本発明者らは、このフレキシブルディスプレイにスピーカを備えることで、画像と音声の両方を出力可能な、例えばフレキシブルなテレビ受像機とすることを試みた。
ディスプレイに一体に備えられたスピーカに関しては、ノート型パーソナルコンピュータ(PC)や携帯電話の液晶表示装置等で既に実用化されている。これは、表示装置の表示面側に透明なアクリル板等を配設し、周縁部にアクチュエータ(エキサイタ)を取り付けてアクリル板等を振動させて音声を出力するものである。特許文献1には、スピーカの振動板を表示面と一体とする技術が開示されている。さらに、特許文献2には、可撓性を有し、携帯電話の折り畳み部に連続して備えられるスピーカの技術も開示されている。また、特許文献3には、可撓性を有したままスピーカを内蔵するディスプレイの技術が開示されている。また、特許文献4には、振動板を駆動するための圧電素子を複数備えることで、振動板を曲面としても優れた音質を出力するスピーカの技術が開示されている。
一方、出力音声の質の向上としては、周囲の雑音等に応じてリアルタイムに音質を補正する技術が知られており、特許文献5には雑音を取り込むためのマイクを備えた車両搭載用のオーディオ装置、特許文献6には携帯電話機の受話装置それぞれについて、雑音と同じ周波数帯域の出力音声の音量を増幅させて自動的に補正する技術が開示されている。
特開2003−211087号公報(請求項1) 特開2005−33505号公報(段落0047〜0058、図5) 特開2003−125315号公報(段落0009〜0012) 特開平8−88896号公報(段落0006〜0007) 特開平5−299957号公報(請求項1) 特開平9−46154号公報(段落0025〜0026)
ここで、フレキシブルスピーカの場合、スピーカの振動板の形状(湾曲度合い)が変化すると、振動板の駆動手段にかかわらず、音質(振幅周波数特性、音量)が変動する。上記従来技術においては、いずれも製品として完成したスピーカが変形することを想定しておらず、特許文献3についても、スピーカの変形と音質の関係については検証されていない。特許文献2についても、携帯電話機の折り畳み部における部分は振動板として機能させていない。そのため、使用時すなわち音声出力時には平面等設定された形状に枠体で固定する必要がある。これは、広告等、固定して使用する場合には問題ないが、携帯用として新聞や雑誌のように書類感覚で緩く撓めた状態で把持して視聴すると、音質がそのときどきで異なってしまうので、枠体等の支持部材を設けて固定する必要があり、スピーカの収納時における大きさおよび重量が増大する。一方、振動板をフレキシブルディスプレイと一体とせず、スピーカは変形しないように筐体に格納し、例えばフレキシブルディスプレイの端部に備える方法も挙げられる。しかしながら、この場合は筐体の分だけ装置が大きくなって携帯性を損ねる上、振動板の面積が小さくなるため音量を大きくすることが困難となり、広告等には不向きとなる。
本発明は前記問題点に鑑み創案されたもので、フレキシブルディスプレイに一体に備えられ、変形させても安定した音質の音声を出力することを可能とするフレキシブルスピーカの音質補正装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明者らは、振動板の変形の程度すなわち曲率(湾曲度合い)が同じ場合は音質の変位差も同じであることに着目し、振動板の曲率に応じて音声信号を補正する思想に至った。
すなわち、請求項1に係る音質補正装置は、シート状で可撓性を有するスピーカに前記スピーカの湾曲度合いを計測するセンサ手段を備えたセンサ付きスピーカに接続され、前記スピーカの出力音声の音質を補正する音質補正装置であって、音声信号を受信する音声信号受信手段と、前記音声信号受信手段により受信した音声信号を、周波数帯域別に振幅を所定量増減するように補正する、固有の補正パターンをそれぞれ備えた複数のフィルタと、前記センサ手段により計測された湾曲度合いに応じて、予め設定された条件にしたがって前記フィルタの1つを選択する選択手段と、を備え、前記選択手段により選択されたフィルタにより補正された音声信号を、前記スピーカに出力することを特徴とする。
かかる構成により、シート状のスピーカが変形しても、安定した音声を出力させることが可能である。
また、請求項2に係る音質補正装置は、請求項1に記載の音質補正装置において、前記選択手段は、前記センサ手段により計測された湾曲度合いに応じて、予め設定された条件にしたがって前記フィルタの2つを選択し、前記選択手段により選択された2つのフィルタに予め設定されたフィルタ係数を前記湾曲度合いに応じた比率で合成して、この合成されたフィルタ係数にしたがって前記音声信号受信手段により受信した音声信号を補正するフィルタ合成音声補正手段をさらに備え、前記フィルタ合成音声補正手段により補正された音声信号を、前記スピーカに出力することを特徴とする。
かかる構成により、フィルタの数以上に補正パターンを細分化できるので、出力音声の音質の精度が向上する。
また、請求項3に係るスピーカシステムは、シート状で可撓性を有するスピーカに前記スピーカの湾曲度合いを計測するセンサ手段を備えたセンサ付きスピーカと、前記スピーカの出力音声の音質を補正する請求項1または請求項2に記載の音質補正装置と、を備え、前記センサ手段は、前記スピーカの表面または周縁部に沿って所定長さに亘って設けられることを特徴とする。
かかる構成により、シート状のスピーカの使用時の形状にかかわらず、安定した音声を出力するスピーカシステムが得られる。
また、請求項4に係るスピーカシステムは、請求項3に記載のスピーカシステムにおいて、前記スピーカは平面視形状が四角形であり、前記センサ手段は、前記スピーカの横方向の辺に沿って設けられて前記スピーカの横方向の湾曲度合いを計測する第1センサと、前記スピーカの縦方向の辺に沿って設けられて前記スピーカの縦方向の湾曲度合いを計測する第2センサと、からなることを特徴とする。
かかる構成により、平面視形状が四角形のシート状のスピーカの縦横2方向の湾曲に対して、安定した音声を出力するスピーカシステムが得られる。
請求項1に係る音質補正装置によれば、この音質補正装置を備えることにより、シート状のスピーカは、使用時の形状が変化しても安定した音質の出力音声が得られる。請求項2に係る音質補正装置によれば、さらに安定した音質の出力音声が得られる。
請求項3に係るスピーカシステムによれば、丸めたり折り畳めたりできるので大型化(大面積化)しても携帯性を損ねず、さらに使用時の形状が限定されない、安定した音質のスピーカシステムとすることが可能である。また、スピーカを特定の形状に固定する必要がないので、使用する場所や状態が限定されず、利用者が手で持って使用する程度の大きさであれば支持部材も不要であり、大型のものでも、例えば吊り下げるだけでもよく全面を固定する必要がない。請求項4に係るスピーカシステムによれば、縦横2方向に変形するスピーカとしても安定した音質のスピーカシステムとすることが可能である。
以下、本発明に係る音質補正装置を実現するための最良の形態について、図を参照して説明する。図1は、本発明に係る音質補正装置を備えるスピーカ付きフレキシブルディスプレイの模式図であり、(a)は外観図、(b)はスピーカ付きフレキシブルディスプレイの断面図である。図2は本発明の実施形態に係るスピーカシステムの構成を示すブロック図である。以下に、本発明に係る音質補正装置、および、これを備えるスピーカ付きフレキシブルディスプレイを構成する各要素について説明する。
スピーカ付きフレキシブルディスプレイ10は、図1(a)に示すように、可撓性を有し、平面視が長方形のシート状で、映像信号入力ケーブルおよび音声信号入力ケーブルが接続されている。また、図1(b)に示すように、その構成は、ディスプレイ(表示装置)2およびスピーカ3からなる。また、スピーカ付きフレキシブルディスプレイ10には、その湾曲度合いを計測する曲げセンサ(センサ手段)4が備えられている。
ディスプレイ2は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)、液晶、有機TFT(薄膜トランジスタ)およびこれらの複合等により構成される。図1(b)に示すディスプレイ2は有機ELからなる。また、図示しない駆動用デバイス等も備える。いずれの方式においても、基板(透明基板21、封止基板24)は可撓性を有するプラスチック等の素材からなるため、装置全体としても可撓性を有する。ディスプレイ2の厚さは方式等にもよるが、0.1〜0.5mmである。
スピーカ3は、ディスプレイ2と一体に備えられ、膜状の圧電体である圧電膜32を駆動してこれを振動させて音声を出力する。圧電膜32は、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF:Poly VinyliDene Fluoride)が挙げられ、図1(b)に示すように、一対の電極33a,33bに挟まれてディスプレイ2の裏面側(画像表示面を表面とする)に配設される。この電極に挟まれたPVDF膜は、約0.1mmである。なお、圧電膜32および電極33a,33bが透明な材料であれば、ディスプレイ2の表面側に配設されてもよい。
曲げセンサ4は、スピーカ付きフレキシブルディスプレイ10の下辺に沿って備えられた第1センサ41と左辺に沿って備えられた第2センサ42からなり、それぞれがスピーカ付きフレキシブルディスプレイ10のX方向とY方向の湾曲度合いを計測する。この曲げセンサ4(41,42)は公知のものでよく、例えば、歪みゲージとも呼ばれ、屈曲によって電気抵抗が変動する物質で構成され、曲率に応じて抵抗が特定の変動を生じるものが挙げられる。これは、曲率が0(平面)で抵抗値が約10kΩであり、湾曲をきつく(曲率を大きく)していくと、30〜40kΩまで増加する。すなわち、曲げセンサ4は、可変抵抗であり、スピーカ付きフレキシブルディスプレイ10の曲率に応じて、一定の電流に対して変動した電圧が出力される。なお、曲げセンサ4は、スピーカ3の周縁部に備える構成としているが、スピーカ3の湾曲度合いを計測可能であれば、周縁全長に亘って設けていなくともよいし、スピーカ3(およびディスプレイ2)の駆動や視聴に支障がなければ、スピーカ3の面内に備える構成としてもよい。また、スピーカ3の圧電膜32とは別に圧電体を設け、その出力電圧で振動板の形状変化を計測する方法もある。
図2に示すように、音質補正装置5は、音声信号S0を受信する受信部(音声信号受信手段)6と、受信した音声信号S0を補正する複数のフィルタ7(71,72,…,7N)と、曲げセンサ4の出力に応じてフィルタ71,72,…,7Nから1つを選択するフィルタ選択部(選択手段)8とから構成される。そして、図1(a)に示すように、音質補正装置5は、ケーブルを介してスピーカ付きフレキシブルディスプレイ10に接続された筐体に格納されてもよいし、スピーカ付きフレキシブルディスプレイ10の端部等に直接備えられてもよい。なお、前記ケーブルは、曲げセンサ4に接続するケーブルと音質補正装置5の出力であり、後者は前記のスピーカ付きフレキシブルディスプレイ10の音声信号入力ケーブルである。また、筐体の外側には、電源のON/OFFスイッチ、音質補正機能のON/OFFスイッチ、チャンネル切替スイッチ、音量調節つまみ等を備える(図示せず)。
受信部6は、スピーカ3で出力する音声の音声信号S0を受信するインターフェース装置(I/F)であり、図1(a)に示すようにアンテナに接続してもよいし、オーディオ装置等の出力端子に接続してもよい。
フィルタ7は複数備えられ、その内の1つが、フィルタ選択部8の命令に基づいて受信部6で受信した音声信号S0を受け、その音質を補正してスピーカ3へ出力する装置である。補正とは、入力された音声信号を周波数帯域別に振幅やゲインを所定量増減させて出力することで、その詳細は後述する。フィルタ7はいわゆるイコライザであり公知の方法に基づいて設計される。
フィルタ選択部8は、曲げセンサ4の出力電圧を受け、この出力電圧を所定の閾値で複数の段階に振り分けるための演算装置(CPU)である曲げ情報処理部81と、その段階に応じてフィルタ7を1つ選択する選択部82と、選択部82が選択した1つのフィルタ7を駆動させるフィルタ切替部84と、これらの処理を実行させるプログラムや出力電圧の閾値およびフィルタ7の選択条件を記憶するメモリ83と、を備える。したがって、フィルタ選択部8は、演算装置(CPU)およびメモリからなる。
次に、本発明の実施形態に係る音質補正装置による補正方法および音質補正装置の詳細な構成について、図2、図3および図4を参照して説明する。図3はスピーカの曲率を変えたときの出力音声の振幅周波数特性を示すグラフであり、図4は音声の振幅周波数特性を補正するイメージを示す図である。
図3に示すように、スピーカ3の曲率を変えると、同一の音声信号S0による出力音声の音質、すなわち周波数に対する振幅、および音量(≒振幅)が変化する。そして、スピーカ3の曲率と出力音声の音質の関係は一定であり、すなわち、スピーカ3の形状(湾曲度合い)が同一であれば出力音声の音質は一致する。このことから、スピーカ3の変形に対応した音質補正パターンを予め登録しておき、スピーカ3の形状に合わせて、この音質補正パターンが登録されたフィルタ7(71,72,…,7N)で音声信号S0を変換してスピーカ3に出力すれば、あるべき音質の音声が出力されることになる。
図4は、音声の振幅周波数特性を補正するイメージを示す図であると同時に、図3の振幅周波数特性を、音声信号S0の本来の音質を基準(=0)とした振幅周波数特性を示した図でもある。この基準との差を埋めるため、スピーカ3の2種類の曲率A,Bに合わせた、それぞれ異なる補正を行うフィルタ7(7A,7B)により音声信号S0を補正することで、曲率A,Bどちらの形状のスピーカ3においても、本来の音質で音声が出力される。そして、フィルタ7(71,72,…,7N)は、それぞれに異なる振幅の増減量(補正値)が設定されている。フィルタ7の数は音質補正パターンの数だけ備えられるが、その数が多いほど、すなわち音質補正パターンが細分化されているほど、音質補正の精度は向上する。
音質補正パターンの数すなわちフィルタ7の数は、そのままスピーカ3の形状のパターンの数である。可撓性を有するスピーカ3の形状の変化は本来無限であるので、スピーカ3の使用時(音声出力時)における形状の変化の範囲で、補正後の音質に違和感がない程度に形状のパターンを有限に分割することにする。
スピーカ3の形状は、スピーカ3の周縁に備えた曲げセンサ4が計測した曲率から複数のパターン(段階)に振り分けられる。この曲率は前述したように、例えばアナログ電圧として出力される。なお、図1(a)では、曲げセンサ4(41,42)はスピーカ3(スピーカ付きフレキシブルディスプレイ10)の縦横各1辺に備えられているが、例えばスピーカ3が、軸がY方向の円筒状に丸くなるだけの構造であれば、X方向の第1センサ41のみを備えればよい。さらに、画像表示面側が内側になる(凹面になる)方向にだけ変形するのであれば、片方向の曲げセンサ4を備えればよい。このような場合は、スピーカ3の形状のパターンの数も少なくなるため、フィルタ7の数は少なくなる。一方、錐面形状のように上下間や左右間で曲率が異なる場合は、対向する2辺にそれぞれ曲げセンサ4を備える必要がある。さらに、大型のスピーカ3で、その1辺における位置によって曲率が大きく異なるような形状が想定される場合は、曲げセンサ4を分割して備える。そして、これらのように複数の曲げセンサ4を備える場合は、各曲げセンサ4の曲率を合成してスピーカ3の形状のパターンに振り分ける。その方法としては、例えばマトリクス状の振り分け表をフィルタ選択部8のメモリ83に記憶させておく等が挙げられる。これらの処理は、フィルタ選択部8の曲げ情報処理部81で実行される。
次に、本発明の実施形態に係る音質補正装置による補正手順について、図4、図5および適宜図2を参照して説明する。図5はスピーカの2種類の曲率におけるそれぞれの音声信号を補正する過程を説明する図である。
音質補正装置5は、製造時(出荷前)に、予め計測されたスピーカ3の曲率と音質との相関から、曲げセンサ4の出力電圧を段階に振り分ける閾値を設定され、その段階別に適用するフィルタ7(7A,7B)を選択するための設定条件と、前記閾値とをフィルタ選択部8のメモリ83に記憶させる。スピーカ3の曲率と音質との相関は、同一形状のスピーカ3で実際に計測してもよいし、シミュレーション等により算出してもよい。
スピーカ付きフレキシブルディスプレイ10および音質補正装置5を起動させると、受信部6が音声信号S0を受信する。音声信号S0を受信すると、受信部6はフィルタ選択部8にフィルタ7の選択を指示する。受信部6の指示を受けたフィルタ選択部8は、曲げセンサ4の出力電圧を受け、曲げ情報処理部81がそれぞれを記憶された閾値および選択条件に基づいて段階を決定する。そして、選択部82がこの段階に対応する1つのフィルタ7(7Aまたは7B)を指定して、フィルタ切替部84は指定されたフィルタを駆動させる。
次に、フィルタ選択部8(選択部82)に指定されたフィルタ7A(またはフィルタ7B)は、受信部6から音声信号S0を受け、これを補正してスピーカ3に出力する。フィルタ7Aで補正された音声信号S1aを曲率Aのスピーカ3で出力すると、本来の音質の出力音声が得られる。同様に、フィルタ7Bで補正された音声信号S1bを曲率Bのスピーカ3で出力すると、同一音質の出力音声となる。そして、フィルタ7の選択が所定時間毎に繰り返されることで、使用中(音声出力中)にスピーカ付きフレキシブルディスプレイ10(スピーカ3)の形状が変化しても、出力音声の音質があるべき音質に保たれる。この、フィルタ7の選択を繰り返す所定時間は特に限定されないが、スピーカ付きフレキシブルディスプレイ10の面積や用途に応じて設定されることが好ましい。また、スピーカ付きフレキシブルディスプレイ10の形状が固定されて使用される場合は、電源ON時や音声信号の受信開始時にのみフィルタ7の選択が実行される仕様にしてもよい。なお、受信部6がフィルタ選択部8に対してフィルタ7の選択命令を出す形式としたが、フィルタ選択部8が受信部6に音声信号の受信の有無を照会する形式にしてもよい。
スピーカ3の曲率によっては、フィルタ選択部8がいずれのフィルタ7も選択せず、音声信号S0を補正しないでそのままスピーカ3に出力する構成としてもよい。この場合、フィルタ7の数はスピーカ3の形状のパターンの数より少なくなる。また、個々の補正パターンに合わせたフィルタ7を複数備えるのではなく、振幅増減量の変更可能なフィルタ7を1つ備え、複数の補正パターンをメモリ83に予め格納し、選択部82が補正パターンの1つを選択してフィルタ7を書き換える構成としてもよい。この場合、フィルタ7は1つなのでフィルタ切替部84は不要である。
次に、本発明の別の実施形態に係る音質補正装置による補正手順について、図6を参照して説明する。図6は本発明の別の実施形態に係る音質補正装置による音声信号の補正を説明する図である。なお、前記の実施形態と共通する要素については、説明を省略する。
本実施形態に係る音質補正装置51はフィルタ合成音声補正部(フィルタ合成音声補正手段)9をさらに備える。そして、曲げ情報処理部81が曲げセンサ4の出力電圧を受けて曲率Cの段階を振り分けるときに、複数のフィルタ7のそれぞれの補正パターンに略一致する曲率とならない場合、曲げ情報処理部81は、この曲率Cを挟んでもっとも近い曲率Aと曲率Bを検出する。さらに、曲率Cの曲率A−B間における位置、すなわち、曲率C=x*曲率A+(1−x)*曲率B、が成立する比率x(0<x<1)を算出する。この式から、比率xは、x=(曲率C−曲率B)/(曲率A−曲率B)、で算出できるので、曲げ情報処理部81(フィルタ選択部8)は、この比率xをフィルタ合成音声補正部9に伝達する。一方、曲げ情報処理部81の検出結果を受けて、選択部82は、曲率Aに対応するフィルタ7Aと曲率Bに対応するフィルタ7Bの2つのフィルタ7を選択する。
選択されたフィルタ7A,7Bは、それぞれのフィルタ係数(周波数帯域別の振幅増減量)Ka,Kbをフィルタ合成音声補正部9に出力する。フィルタ合成音声補正部9は、フィルタ選択部8から得た比率xに基づき、これら2つのフィルタ係数Ka,Kbを合成してフィルタ係数Kcを得る。すなわち、x*Ka+(1−x)*Kb=Kc、となる。そして、受信部6から音声信号S0を受け、これを得られたフィルタ係数Kcにしたがって補正して音声信号S1cとする。この補正された音声信号S1cを曲率Cのスピーカ3に出力する。このような構成とすれば、スピーカ3の形状のパターンの数だけフィルタ7を設ける必要がなく、かつ、出力音声の音質とあるべき音質との誤差を小さくすることができ、精度が向上する。
以上の方法で、可撓性を有するシート状のスピーカの形状変化に伴う音質補正が可能となる。また、上記の音声補正装置に、音質補正をしない(音質補正OFF)ように使用者が選択できる機能を付加してもよい。また、フィルタ7の入力または出力側のどちらかに図示しないフィルタを別に設け、使用者による音量調整操作にしたがって振幅を増減させる機能を追加してもよい。さらに、別の図示しないフィルタを設け、スピーカ付きフレキシブルディスプレイ10または音質補正装置5にマイクを備え、周囲の雑音に対応した音質補正を組み合わせる構成にしてもよい。なお、本発明に係る音質補正装置をスピーカ付きフレキシブルディスプレイに備える場合、ディスプレイに映像信号を入力する映像装置(映像信号受信装置、画質調整装置等)と一体としてもよい。また、スピーカ付きフレキシブルディスプレイと音質補正装置(および映像装置)とを共通電源とすれば、電源ケーブルは一対で足りる。また、スピーカをフレキシブルディスプレイと一体の装置(スピーカ付きフレキシブルディスプレイ)として説明したが、スピーカ単独の装置においても同様の音質補正が可能である。
また、スピーカ3は、振動板および振動板を駆動するアクチュエータ31からなる構成としてもよい。図7に、本発明に係る音質補正装置を備える別の態様のスピーカ付きフレキシブルディスプレイの断面図を示す。図7に示すように、アクチュエータ31は、ディスプレイ2の端部に備えられ、ディスプレイ2を振動板として駆動する。または、ディスプレイ2の裏面側に備えられて、ディスプレイ2の封止基板24(図1(b)参照)を振動板として駆動してもよいし、ディスプレイ2の表面側に備えられて、ディスプレイ2の透明基板21を振動板として駆動してもよい。アクチュエータ31の配置は、ディスプレイ2の駆動および表示を妨げなければ特に限定されず、振動板(ディスプレイ2)の大きさやスピーカ3の機能に応じて配設される。また、振動板は、スピーカ3の機能に合わせ、ディスプレイ2の全領域に設けなくともよいし、分割して設けてもよい。アクチュエータ31は、公知のもので、例えばピエゾ素子や、コイルおよび磁石からなる動電形アクチュエータが挙げられる。なお、ディスプレイ2の構成は図1(b)と同様であるので、説明を省略する。
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べてきたが、以下に、本発明の実施例を具体的に説明する。なお、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
フレキシブルなテレビ受像機のための本発明に係る音質補正装置を作製する。はじめに、音質補正の対象となるテレビ受像機を作製する。テレビ受像機は約A4サイズとし、表示画面の大きさは297×210mmとした。なお、本実施例においては、携帯用のテレビ受像機とし、ディスプレイ(およびスピーカ)の変形は、表示画面が凹面になる方向にのみ変形可能な構成と仮定した。すなわち、表示画面を内側にして丸めて収納するものとし、使用時には、両手で左右の辺を把持する、または一箇所を把持したり壁等に立て掛けた状態で平面(または緩やかな凹面)が維持されるような構成を想定した。ディスプレイの方式は有機ELとした。
スピーカは、ディスプレイの裏面側の基板であるプラスチック製フィルムをそのまま振動板とし、アクチュエータとしてノート型PC用マイクロスピーカの駆動装置(フォスター電機(株)製)をディスプレイの左右両端に各12個配列した。そして、さらにプラスチック製フィルムを封止用に貼り合わせてテレビ受像機を完成させた。完成したテレビ受像機の厚さは約0.3mmとなった。このテレビ受像機に音声信号および映像信号を入力するためのケーブルを接続した。
本実施例においては、テレビ受像機はX方向(長手方向)のみに変形した場合の音質補正を行うこととしたので、曲げセンサ((有)浅草ギ研製)はテレビ受像機の下辺に沿って1つ貼り付けた。この曲げセンサに音質補正装置に接続される入力電圧用および出力電圧用の2本のケーブルを接続した。
次に音質補正装置を設計する。まず、テレビ受像機の湾曲度合いの変化による振幅周波数特性を計測する。テレビ受像機に備えた曲げセンサの入力電圧ケーブルを直流電源に、出力電圧ケーブルを電圧計にそれぞれ出力した。また、テレビ受像機に接続された音声信号入力ケーブルには試験用の音声信号入力装置を接続した。そして、テレビ受像機を変形させながら音声を出力し、出力音声の振幅周波数特性と曲げセンサからの出力電圧とを同時に計測した。
得られた出力音声の振幅周波数特性をそのばらつきの程度に合わせて、いくつかのパターンに振り分けた。前記の通り、本実施例におけるテレビ受像機はX方向で一方向にしか変形しない構成としたため、その曲率は一元であり、その変化の範囲は、使用状態を想定して曲率半径10〜170cmとした。この範囲の形状における出力音声の振幅周波数特性は、振幅の変動が±10dBの範囲となった。この結果を受けて、振幅周波数特性を5パターンに振り分けることとした。そして、この振幅周波数特性パターンの振り分け区分に合致する曲げセンサからの出力電圧を閾値として設定した。
次に、前記振幅周波数特性の各パターンに合わせて音声信号を補正するフィルタを作製した。振幅周波数特性のパターンが5つであるので、フィルタも5つ作製した。そして、これらのフィルタ、音声信号用I/F(図2の受信部6に相当)、マイコン装置(図2のフィルタ選択部8に相当)、および曲げセンサのケーブルを図2のように接続して、本実施例における音質補正装置を作製した。
作製した音質補正装置の出力端子(フィルタの出力)をテレビ受像機の音声信号入力ケーブルに接続し、音質補正装置の入力端子(音声信号用I/Fの入力)に試験用の音声信号入力装置を接続した。そして、テレビ受像機を曲率半径10〜170cmの範囲で変形させながらスピーカを駆動させ、その出力音声の振幅周波数特性を計測した。その結果、振幅の変動は±2.5dBの範囲に収まり、違和感のない出力音声が得られた。また、出力音声の最大振幅(最大音量)は、最小となる曲率において70dBSPL以上であり、これはテレビ受像機からその表示画面に対して垂直方向に約1m離れた人に十分に聞こえる音量である。
本発明に係る音質補正装置を備えるスピーカ付きフレキシブルディスプレイの模式図であり、(a)は外観図、(b)はスピーカ付きフレキシブルディスプレイの断面図である。 本発明の実施形態に係るスピーカシステムの構成を示すブロック図である。 スピーカの曲率を変えたときの出力音声の振幅周波数特性を示すグラフである。 音声の振幅周波数特性を補正するイメージを示す図である。 スピーカの2種類の曲率におけるそれぞれの音声信号を補正する過程を説明する図である。 本発明の別の実施形態に係る音質補正装置による音声信号の補正を説明する図である。 本発明に係る音質補正装置を備える別の態様のスピーカ付きフレキシブルディスプレイの断面図である。
符号の説明
1 スピーカシステム
10 スピーカ付きフレキシブルディスプレイ
2 ディスプレイ
30 センサ付きスピーカ
3 スピーカ
31 アクチュエータ
32 圧電膜
4 曲げセンサ(センサ手段)
41 第1センサ
42 第2センサ
5,51 音質補正装置
6 受信部(音声信号受信手段)
7,71,72,…,7N フィルタ
8 フィルタ選択部(選択手段)
9 フィルタ合成音声補正部(フィルタ合成音声補正手段)

Claims (4)

  1. シート状で可撓性を有するスピーカに前記スピーカの湾曲度合いを計測するセンサ手段を備えたセンサ付きスピーカに接続され、前記スピーカの出力音声の音質を補正する音質補正装置であって、
    音声信号を受信する音声信号受信手段と、
    前記音声信号受信手段により受信した音声信号を、周波数帯域別に振幅を所定量増減するように補正する、固有の補正パターンをそれぞれ備えた複数のフィルタと、
    前記センサ手段により計測された湾曲度合いに応じて、予め設定された条件にしたがって、前記フィルタの1つを選択する選択手段と、を備え、
    前記選択手段により選択されたフィルタにより補正された音声信号を、前記スピーカに出力することを特徴とする音質補正装置。
  2. 前記選択手段は、前記センサ手段により計測された湾曲度合いに応じて、予め設定された条件にしたがって前記フィルタの2つを選択し、
    前記選択手段により選択された2つのフィルタに予め設定されたフィルタ係数を、前記湾曲度合いに応じた比率で合成して、この合成されたフィルタ係数にしたがって、前記音声信号受信手段により受信した音声信号を補正するフィルタ合成音声補正手段をさらに備え、
    前記フィルタ合成音声補正手段により補正された音声信号を、前記スピーカに出力することを特徴とする請求項1に記載の音質補正装置。
  3. シート状で可撓性を有するスピーカに前記スピーカの湾曲度合いを計測するセンサ手段を備えたセンサ付きスピーカと、前記スピーカの出力音声の音質を補正する請求項1または請求項2に記載の音質補正装置と、を備え、
    前記センサ手段は、前記スピーカの表面または周縁部に沿って所定長さに亘って設けられることを特徴とするスピーカシステム。
  4. 前記スピーカは平面視形状が四角形であり、
    前記センサ手段は、前記スピーカの横方向の辺に沿って設けられて前記スピーカの横方向の湾曲度合いを計測する第1センサと、前記スピーカの縦方向の辺に沿って設けられて前記スピーカの縦方向の湾曲度合いを計測する第2センサと、からなることを特徴とする請求項3に記載のスピーカシステム。
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