JP2008294303A - 光増強素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】 光増強素子の提供。
【解決手段】 本発明は一種の光増強素子に関する。特に一種の蛍光増白剤を含む光透過素子を含み、光は該光増強素子を透過後、光の輝度は大幅に向上する光増強素子に係る。該光増強素子は光透過素子を含み、該光透過素子は蛍光増白剤を含む。該蛍光増白剤は発光素子の一部が発する第一光を吸収することができ、該第一光の波長より長い第二光を発する。発明が解決しようとする課題は光増強素子を提供し、これにより既存の発光装置は既存設計を改変せずにさらに高輝度の光を発することができ、エネルギーを節約可能で、同時に環境保護要求を満たすことができる。
【選択図】 図2
【解決手段】 本発明は一種の光増強素子に関する。特に一種の蛍光増白剤を含む光透過素子を含み、光は該光増強素子を透過後、光の輝度は大幅に向上する光増強素子に係る。該光増強素子は光透過素子を含み、該光透過素子は蛍光増白剤を含む。該蛍光増白剤は発光素子の一部が発する第一光を吸収することができ、該第一光の波長より長い第二光を発する。発明が解決しようとする課題は光増強素子を提供し、これにより既存の発光装置は既存設計を改変せずにさらに高輝度の光を発することができ、エネルギーを節約可能で、同時に環境保護要求を満たすことができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は一種の光増強素子に関する。特に一種の蛍光増白剤を含む光透過素子を含み、光は該光増強素子を透過後、光の輝度は大幅に向上する光増強素子に係る。
蛍光材料の用途は幅広く、人の生活と密切に関連している。内、蛍光増白剤は無色の有機染料で、波長が250〜400 nmの紫外線を吸収し、波長が 420〜480 nmの青紫色可視光を反射する。それは主に洗浄剤(洗濯洗剤、石鹸等を含む)、紙、及び各種繊維製品に用いられる。蛍光増白剤を織物に染色後に反射するこの種の青紫色可視光と織物上の元々の黄色系が相互に補い合い、人の眼には該織物の白さと鮮やかさが増して見える。しかし、蛍光材料の非紡織品上への応用は紡織品上への直接の応用をはるかに上回っている。科学技術の発展に従い、蛍光材料の用途は蛍光探知、レーザー、発光装置等へと日増しに拡大しているため、蛍光材料は広大な発展の余地を秘めており、蛍光材料が発光ダイオードにおいて演じる役割は特に重要である。近年、国際研究は無機システムに関するものが多いが、無機材料の使用は重金属汚染及び放射性金属傷害等の問題を引き起こす。しかも、公知の無機蛍光材料を用いる発光ダイオードが発する光の輝度は不十分である。よって、光増強素子を開発することで、既存の発光ダイオード、或いは蛍光灯等の発光装置において、既存設計を改変せずにさらに高輝度の光を発することを可能とし、これによりエネルギーを節減し、しかも環境保護の要求を満たすことが本発明の研究課題である。例えば、公知の発光ダイオードが使用する無機材料であるYAG蛍光粉は、溶剤中において分散するだけで溶解しないため、YAG蛍光粉を封入層の光透過素子等中に添加する時、封入層中のYAG蛍光粉粒子はより大きくなり、光増強の必要のためさらに多量に添加すると、一部の光は遮蔽され光を増強することができない。しかもYAG蛍光粉と青色チップを組合せる時、もし多量に添加するなら、黄色を帯びた白色光を発する。よって、既存のYAG蛍光粉を使用する発光ダイオードの光を増強し、エネルギーを節約することは、本発明の研究課題である。別に、例えばバックライトモジュールに使用されるパネルの面では、公知技術はバックライト光源の輝度を増加させることにより携帯電話端末等のパネルの輝度を増加させるが、その他方式により既存の携帯電話端末等のパネルの光増強を成し遂げ、エネルギーを節約することが本発明の研究課題である。
発明が解決しようとする課題は光増強素子を提供し、これにより既存の発光装置は既存設計を改変せずにさらに高輝度の光を発することができ、エネルギーを節約可能で、同時に環境保護要求を満たすことができる。
本発明は光増強素子を提供し、該光増強素子は光透過素子を含み、該光透過素子は蛍光増白剤を含み、該蛍光増白剤は発光素子が発する第一光の一部分を吸収可能で、該第一光の波長より長い第二光を発する。
本発明が使用する蛍光増白剤は発光素子が発する波長250 nmから470 nmの間である第一光の一部分を吸収後、波長が380nmから660nmの間である第二光を発する。
本発明の光増強素子はさらにフォトルミネッセンス発光蛍光体を含み、該フォトルミネッセンス発光蛍光体は発光素子が発する第一光の一部分を吸収可能で、該第一光の波長より長い第三光を発する。
白色光発光ダイオード(青色チップを使用しYAG蛍光粉と組合せる)の光をさらに増強させるという問題を解決するため、本発明は蛍光増白剤とYAG蛍光粉を一緒に混合使用する。本発明が使用する蛍光増白剤は有機溶剤中において完全に溶解するため、該各蛍光増白剤を封入層中に添加する時、蛍光増白剤の粒子は非常に小さくなり、よって光を遮ることはなく、既存の白色光発光ダイオードは既存の設計を改変することなく光を増強することができ、エネルギーを節約可能である。この他、本発明が使用する蛍光増白剤は250 nmから470 nm波長の光をほとんど完全に吸收するため、ごく少量の本発明蛍光増白剤を添加するだけで、発光ダイオード等の発光素子の光を約10から20%増強することができる。別に、バックライトモジュールを使用するパネルの光を増強するため、公知技術はバックライト光源の輝度を増加させることにより携帯電話端末等のパネルの輝度を増加させるが、該方法は製造コストを膨らませる。一方、本発明は製造コストをいくらか拡大するだけの状況で、重量パーセンテージの一万分の一の本発明蛍光増白剤をアクリル或いはその他材質の導光板材料中に添加し、一緒に射出成型する。或いは本発明蛍光増白剤を導光板上に直接塗布するだけで、パネルの光増強効果を達成し、エネルギーを節約することができる。この他、本発明の蛍光増白剤は有機材料で、重金属汚染及び放射性金属傷害等の環境保護問題は発生しない。
請求項1の発明は、光透過素子を含み、該光透過素子は蛍光増白剤を含み、該蛍光増白剤は発光素子が発する第一光の一部分を吸収することができ、該第一光の波長より長い第二光を発することを特徴とする光増強素子としている。
請求項2の発明は、前記蛍光増白剤はスチルベン、4,4’−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(1−ピレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(9−フェナントレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(9−アントラセニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(1−アントラクイノニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(2−フルオレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4−ビス(2−シアノスチリル)ベンゼン、ベンゾオクサゾール、1,4−ビス(2−ベンゾザゾーリ)ナフタレーン、2,5−ビス(5−テルトブチル−2−ベンゾザゾリール)チオフェン、2,5−ビス(2−ベンゾザゾーリ)チオフェン、2,2'−(4.4'−ビス(ベンゾザゾーリ)スチルベン、4,4−ビス(5−メチル−2−ベンゾザゾリール)スチルベン、4,4−ビス(メチル−2−ベンゾザゾリール)エテニール、9−オクゾ−ザンテーン、エチル5,6−ベンゾコウマリン−3−カーボキレート、3−フェニール−5,6−ベンゾコウマリン、N−メチル−1,8−ナフチル−イミド、4,5−ジメトキ−N−メチル−1,8−ナフチル−イミド、N−メチル−1,8−ナフチル−イミド、3−(4−クロロフェニール)ピラゾリン、3−(4−クロロフェニール)−1,5−ジフェニール−2−ピラゾリン、3−(4−クロロフェニール)−1−フェニール−ピラゾール、4−メチル−7−ジエチルアミノオコウマリン、1−(p−サルフォナミドフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−2−ピラゾリン、1−(p−メタネサルフォニールフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−1−ピラゾリン、ピレン、ピラゾリン、イミダゾール、1,8−ナフチル−イミド(1,2,4−トリアゾール)により組成するグループから選択することを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項3の発明は、前記蛍光増白剤はスチルベン型蛍光増白剤であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項4の発明は、前記蛍光増白剤はジスチリルビフェニル型蛍光増白剤であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項5の発明は、前記蛍光増白剤は該光透過素子上に塗布することを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項6の発明は、前記発光素子はGaNチップであることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項7の発明は、前記発光素子は蛍光灯であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項8の発明は、前記第一光の波長は250 nmから470 nmの間であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項9の発明は、前記第二光の波長は380nmから660nmの間であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項10の発明は、前記光透過素子は発光ダイオードの封入層であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項11の発明は、前記封入層の材料は樹脂であることを特徴とする請求項10記載の光増強素子としている。
請求項12の発明は、前記樹脂の重量パーセンテージが99.99から99.9%であることを特徴とする請求項11記載の光増強素子としている。
請求項13の発明は、前記蛍光増白剤の重量パーセンテージが0. 01から0.1%であることを特徴とする請求項11記載の光増強素子としている。
請求項14の発明は、前記光透過素子はバックライトモジュールの導光板であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項15の発明は、前記導光板の材料はアクリルであることを特徴とする請求項14記載の光増強素子としている。
請求項16の発明は、前記アクリルの重量パーセンテージが99.99から99.95%であることを特徴とする請求項15記載の光増強素子としている。
請求項17の発明は、前記蛍光増白剤の重量パーセンテージが0. 01から0.05%であることを特徴とする請求項15記載の光増強素子としている。
請求項18の発明は、前記光透過素子は灯管であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項19の発明は、前記光透過素子はランプシェードであることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項20の発明は、前記光増強素子はさらにフォトルミネッセンス発光蛍光体を含み、該フォトルミネッセンス発光蛍光体は発光素子が発する第一光の一部分を吸収することができ、該第一光の波長より長い第三光を発することを特徴とする請求項1或いは11記載の光増強素子としている。
請求項21の発明は、前記フォトルミネッセンス発光蛍光体はYAG蛍光粉であることを特徴とする請求項20記載の光増強素子としている。
請求項22の発明は、前記第三光の波長は530 nmから590 nmの間であることを特徴とする請求項20記載の光増強素子としている。
請求項23の発明は、前記樹脂の重量パーセンテージは84.9から94.99%であることを特徴とする請求項21記載の光増強素子としている。
請求項24の発明は、前記蛍光増白剤の重量パーセンテージが0. 01から0.1%であることを特徴とする請求項21記載の光増強素子としている。
請求項25の発明は、前記フォトルミネッセンス発光蛍光体の重量パーセンテージは5.00から15.00%であることを特徴とする請求項21記載の光増強素子としている。
請求項2の発明は、前記蛍光増白剤はスチルベン、4,4’−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(1−ピレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(9−フェナントレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(9−アントラセニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(1−アントラクイノニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(2−フルオレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4−ビス(2−シアノスチリル)ベンゼン、ベンゾオクサゾール、1,4−ビス(2−ベンゾザゾーリ)ナフタレーン、2,5−ビス(5−テルトブチル−2−ベンゾザゾリール)チオフェン、2,5−ビス(2−ベンゾザゾーリ)チオフェン、2,2'−(4.4'−ビス(ベンゾザゾーリ)スチルベン、4,4−ビス(5−メチル−2−ベンゾザゾリール)スチルベン、4,4−ビス(メチル−2−ベンゾザゾリール)エテニール、9−オクゾ−ザンテーン、エチル5,6−ベンゾコウマリン−3−カーボキレート、3−フェニール−5,6−ベンゾコウマリン、N−メチル−1,8−ナフチル−イミド、4,5−ジメトキ−N−メチル−1,8−ナフチル−イミド、N−メチル−1,8−ナフチル−イミド、3−(4−クロロフェニール)ピラゾリン、3−(4−クロロフェニール)−1,5−ジフェニール−2−ピラゾリン、3−(4−クロロフェニール)−1−フェニール−ピラゾール、4−メチル−7−ジエチルアミノオコウマリン、1−(p−サルフォナミドフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−2−ピラゾリン、1−(p−メタネサルフォニールフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−1−ピラゾリン、ピレン、ピラゾリン、イミダゾール、1,8−ナフチル−イミド(1,2,4−トリアゾール)により組成するグループから選択することを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項3の発明は、前記蛍光増白剤はスチルベン型蛍光増白剤であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項4の発明は、前記蛍光増白剤はジスチリルビフェニル型蛍光増白剤であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項5の発明は、前記蛍光増白剤は該光透過素子上に塗布することを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項6の発明は、前記発光素子はGaNチップであることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項7の発明は、前記発光素子は蛍光灯であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項8の発明は、前記第一光の波長は250 nmから470 nmの間であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項9の発明は、前記第二光の波長は380nmから660nmの間であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項10の発明は、前記光透過素子は発光ダイオードの封入層であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項11の発明は、前記封入層の材料は樹脂であることを特徴とする請求項10記載の光増強素子としている。
請求項12の発明は、前記樹脂の重量パーセンテージが99.99から99.9%であることを特徴とする請求項11記載の光増強素子としている。
請求項13の発明は、前記蛍光増白剤の重量パーセンテージが0. 01から0.1%であることを特徴とする請求項11記載の光増強素子としている。
請求項14の発明は、前記光透過素子はバックライトモジュールの導光板であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項15の発明は、前記導光板の材料はアクリルであることを特徴とする請求項14記載の光増強素子としている。
請求項16の発明は、前記アクリルの重量パーセンテージが99.99から99.95%であることを特徴とする請求項15記載の光増強素子としている。
請求項17の発明は、前記蛍光増白剤の重量パーセンテージが0. 01から0.05%であることを特徴とする請求項15記載の光増強素子としている。
請求項18の発明は、前記光透過素子は灯管であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項19の発明は、前記光透過素子はランプシェードであることを特徴とする請求項1記載の光増強素子としている。
請求項20の発明は、前記光増強素子はさらにフォトルミネッセンス発光蛍光体を含み、該フォトルミネッセンス発光蛍光体は発光素子が発する第一光の一部分を吸収することができ、該第一光の波長より長い第三光を発することを特徴とする請求項1或いは11記載の光増強素子としている。
請求項21の発明は、前記フォトルミネッセンス発光蛍光体はYAG蛍光粉であることを特徴とする請求項20記載の光増強素子としている。
請求項22の発明は、前記第三光の波長は530 nmから590 nmの間であることを特徴とする請求項20記載の光増強素子としている。
請求項23の発明は、前記樹脂の重量パーセンテージは84.9から94.99%であることを特徴とする請求項21記載の光増強素子としている。
請求項24の発明は、前記蛍光増白剤の重量パーセンテージが0. 01から0.1%であることを特徴とする請求項21記載の光増強素子としている。
請求項25の発明は、前記フォトルミネッセンス発光蛍光体の重量パーセンテージは5.00から15.00%であることを特徴とする請求項21記載の光増強素子としている。
本発明光増強素子の長所は以下の通り、
(1)エネルギーを節約することができる。(2)使用する蛍光増白剤に光衰現象が無い。(3)使用する蛍光増白剤は有機溶剤中に完全に溶解するため、蛍光増白剤粒子顆粒は非常に小さくなり、無機蛍光粉の分散粒子顆粒が比較的大きく、透明素子(封入層等)中に混入した時遮光し、一定量を添加後はさらに光を増強することができないという問題を解決することができる。(4)本発明はいささかの製造コストを増やすだけで良いという状況において、重量パーセンテージが一万分の一の本発明蛍光増白剤をアクリル或いはその他材質の導光板材料中に添加し、一緒に射出成型し、或いは本発明蛍光増白剤を直接導光板上に塗布し、こうしてパネル光増強効果を達成することができる。しかも本発明蛍光増白剤を添加することで、色温度は低下するため、パネルより射出する光線は柔和となり眼を傷めることがなくなる。(5)ごく少量の本発明蛍光増白剤を添加するだけで光を10から20%増強することができる。(6)公知の発光ダイオード発光時に出現するハロー及び黒、黄斑等色斑現象を除去することができる。(7)コストが低く、操作が便利である。(8)発光装置中に本発明蛍光増白剤を添加すると、色温度は低下するため、暖色系に適し、より眼を傷つけにくい。(9)蛍光増白剤を混入するため、さらに多様な波長光により混光し、演色性は最適である。(10)無機蛍光粉はアルセニック、水銀、鉛、カドミウム、クロム、コバルト等の重金属、有毒物質、放射性金属等で?染の恐れがあるが、本発明の蛍光増白剤にはこれら環境保護の問題は無い。
(1)エネルギーを節約することができる。(2)使用する蛍光増白剤に光衰現象が無い。(3)使用する蛍光増白剤は有機溶剤中に完全に溶解するため、蛍光増白剤粒子顆粒は非常に小さくなり、無機蛍光粉の分散粒子顆粒が比較的大きく、透明素子(封入層等)中に混入した時遮光し、一定量を添加後はさらに光を増強することができないという問題を解決することができる。(4)本発明はいささかの製造コストを増やすだけで良いという状況において、重量パーセンテージが一万分の一の本発明蛍光増白剤をアクリル或いはその他材質の導光板材料中に添加し、一緒に射出成型し、或いは本発明蛍光増白剤を直接導光板上に塗布し、こうしてパネル光増強効果を達成することができる。しかも本発明蛍光増白剤を添加することで、色温度は低下するため、パネルより射出する光線は柔和となり眼を傷めることがなくなる。(5)ごく少量の本発明蛍光増白剤を添加するだけで光を10から20%増強することができる。(6)公知の発光ダイオード発光時に出現するハロー及び黒、黄斑等色斑現象を除去することができる。(7)コストが低く、操作が便利である。(8)発光装置中に本発明蛍光増白剤を添加すると、色温度は低下するため、暖色系に適し、より眼を傷つけにくい。(9)蛍光増白剤を混入するため、さらに多様な波長光により混光し、演色性は最適である。(10)無機蛍光粉はアルセニック、水銀、鉛、カドミウム、クロム、コバルト等の重金属、有毒物質、放射性金属等で?染の恐れがあるが、本発明の蛍光増白剤にはこれら環境保護の問題は無い。
以下では詳細な方式により本発明の最適実施例について説明する。本発明の光増強素子は光透過素子を含み、該光透過素子は蛍光増白剤を含む。内、該蛍光増白剤は発光素子が発する第一光の一部分を吸収可能で、該第一光の波長より長い第二光を発する。該発光素子が発する第一光の波長は250 nmから470 nmの間である。該蛍光増白剤は光刺激を受けた後に発する第二光の波長は380nmから660nmの間である。蛍光増白剤を含む光透過素子の形成方法は例えば、先ず該蛍光増白剤を有機溶剤中に溶かし、次に光透過素子上に塗布し、或いは先ず蛍光増白剤を有機溶剤中に溶かし、次に光透過素子を製造する材料と混合する等である。使用する有機溶剤はアセトン、メチルアルコール等である。該発光素子は電圧を加えた後、紫外線或いは青色光を発するあらゆる発光素子で、GaNチップ、蛍光灯等である。該光透過素子は光を透過可能なあらゆる素子で、発光ダイオードの樹脂封入層、バックライトモジュールの導光版、灯管、或いはランプシェード等である。該光透過素子が発光ダイオードの樹脂封入層である時、封入層中の樹脂の重量パーセンテージが99.99%から99.9%で、封入層中の該蛍光増白剤の重量パーセンテージが0.01%から0.1%である。樹脂はシリコン樹脂或いはエポキシ樹脂である。該光透過素子がバックライトモジュールの導光板である時、導光板の材料は、例えばアクリル中に本発明蛍光増白剤を添加する状況において、該アクリルの重量パーセンテージが99.99から99.95%で、該蛍光増白剤の重量パーセンテージが0. 01%から0.05%である。
本発明の光増強素子はさらにフォトルミネッセンス発光蛍光体を含む。該フォトルミネッセンス発光蛍光体は該光透過素子上に形成可能で、或いは蛍光増白剤と同時に該光透過素子中に混合することができる。内、該フォトルミネッセンス発光蛍光体は光源が発する光の第一光の一部分を吸収可能で、該第一光の波長より長い第三光を発する。蛍光増白剤が発する第二光、フォトルミネッセンス発光蛍光体が発する第三光は光源が発する未吸收の第一光と該光透過素子において混合後に放出される。該フォトルミネッセンス発光蛍光体は光刺激を受けた後、元々発射する光の波長より長い波長を発することができるあらゆるYAG蛍光粉等の蛍光体で、それが光刺激を受けた後に発する波長は530 nmから590 nmの間の黄色光である。該光透過素子が発光ダイオードの樹脂封入層である時、封入層中の樹脂の重量パーセンテージは84.9%から94.99 %で、封入層中の蛍光増白剤の重量パーセンテージが0.01% から 0. 1%で、封入層中のフォトルミネッセンス発光蛍光体の重量パーセンテージは5.00% から15.00%である。
本発明の蛍光増白剤は光刺激を受けた後に発する波長が380nmから660nmの間であるあらゆる有機蛍光増白剤で、例えばスチルベン、4,4’−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(1−ピレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(9−フェナントレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(9−アントラセニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(1−アントラクイノニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(2−フルオレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4−ビス(2−シアノスチリル)ベンゼン、ベンゾオクザゾール、1,4−ビス(2−ベンゾザゾーリ)ナフタレーン、2,5−ビス(5−テルトブチル−2−ベンゾザゾリール)チオフェン、2,5−ビス(2−ベンゾザゾーリ)チオフェン、2,2'−(4.4'−ジスチリルビフェニル)スチルベン、4,4−ビス(5−メチル−2−ベンゾザゾリール)ジスチリルビフェニル、4,4−ビス(メチル−2−ベンゾザゾリール)エテニール、9−オクゾ−ザンテーン、エチル5,6−ベンゾコウマリン−3−カーボキレート、3−フェニール−5,6−ベンゾコウマリン、N−メチル−1,8−ナフチル−イミド、4,5−ジメトキ−N−メチル−1,8−ナフチル−イミド、N−メチル−1,8−ナフチル−イミド、3−(4−クロロフェニール)ピラゾリン、3−(4−クロロフェニール)−1,5−ジフェニール−2−ピラゾリン、3−(4−クロロフェニール)−1−フェニール−ピラゾール、4−メチル−7−ジエチルアミノオコウマリン、1−(p−サルフォナミドフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−2−ピラゾリン、1−(p−メタネサルフォニールフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−1−ピラゾリン、ピレン、ピラゾリン、イミダゾール、オキサゾラム、1,8−ナフチル−イミド、トリアゾール、或いは上記化合物の組合せである。
一方で、もし本発明の蛍光増白剤が対称の構造を具えるなら、あらゆる発色団はこの対称構造の両側に対称接続し、元々発光素子が発する光の輝度をすべて大幅に向上させることができる。例えば、下式に示すジスチリルビフェニル型蛍光増白剤。
及び下式に示すスチルベン型蛍光増白剤、
内、該スチルベン型蛍光増白剤は例えば4,4’−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(1−ピレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(9−フェナントレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(9−アントラセニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(1−アントラクイノニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(2−フルオレニール)エテニール)ビスフェニール等である。
実施例一、スチルベン蛍光増白剤をアセトン中に溶解させ、重量パーセンテージが0.5%のスチルベン蛍光増白剤溶液を得る。重量パーセンテージが98.00%のシリコン樹脂と重量パーセンテージが2%の0.5%スチルベン蛍光増白剤溶液を撹拌脱泡を経て蛍光体−樹脂混合物を生成する。この蛍光体−樹脂混合物によりGaNチップ(チップ接合(die bonding)とワイヤーボンディング(wire bonding))を密封し、乾燥させ溶剤を除去し、LED光増強装置を形成する。スチルベン蛍光増白剤の構造式は以下に示す。
別にシリコン樹脂封入層中に蛍光増白剤を含まないLED装置を製造する。
輝度テスト:GaNチップに3.6ボルトの電圧を加えた後、発する波長は約465nmの青色で、それはスチルベン蛍光増白剤を含むシリコン樹脂封入層を通して、波長が約475−485nmの青色光を外へと発射する。続いて、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、475−485nm青色光の輝度(LM)を測定する。測定総時間は960時間である。次に、シリコン樹脂封入層中にスチルベン蛍光増白剤を含まない状況下で、同様に、GaNチップに3.6ボルトの電圧を加えた後、それはスチルベン蛍光増白剤を含まないシリコン樹脂透明封入層を通して、465nmの青色光を発射する。またルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下において、465nm青色光の輝度(LM)を測定する。測定総時間は960時間である。上記実験により得られた測定結果は図1に示す。図1が示す数値データにより求められる光増強パーセンテージ(GaNチップはスチルベン蛍光増白剤を含むシリコン樹脂封入層を通して発射する青色光とスチルベン蛍光増白剤を含まないシリコン樹脂封入層を通して発射する青色光の輝度差異値はスチルベン蛍光増白剤を含まないシリコン樹脂封入層を通して発射する青色光輝度のパーセンテージを除く。すなわち、光増強パーセンテージ)は図2中に示す。960時間の長時間を経過し測定後、30cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは10.06%で、50cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージが9.74%である。輝度が大幅に向上するため、公知の発光ダイオードの発光時に出現するハロー及び黒、黄斑等色斑等現象を消去することができる。この他、スチルベン蛍光増白剤には光衰現象が無い。
輝度テスト:上記実施例と相同の方法を利用し、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがベンゾオクザゾール蛍光増白剤を含むシリコン樹脂封入層を通して発射する青色光(波長変換を経過)の輝度(LM)を測定する。次に、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがベンゾオクザゾール蛍光増白剤を含まないシリコン樹脂封入層を通して発射する約465nm青色光の輝度(LM)を測定する。測定総時間は上記二者共に960時間である。上記実験により得られた測定結果は図3に示す。図3が示す数値データから求められる光増強パーセンテージ(実施例一の定義と相同)は図4中に示す。960時間の長時間を経過し測定後、30cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージが9.12%で、50cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは8.99%である。輝度が大幅に向上するため、公知の発光ダイオードの発光時に出現するハロー及び黒、黄斑等色斑等現象を消去することができる。この他、ベンゾオクザゾール蛍光増白剤には光衰現象が無い。
輝度テスト:上記実施例と相同の方法を利用し、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップが9−オクゾ−ザンテーン蛍光増白剤を含むシリコン樹脂封入層を通して発射する青色光(波長変換を経過)の輝度(LM)を測定する。次に、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップが9−オクゾ−ザンテーン蛍光増白剤を含まないシリコン樹脂封入層を通して発射する約465nm青色光の輝度(LM)を測定する。測定総時間は上記二者共に960時間である。上記実験により得られた測定結果は図5に示す。図5が示す数値データから求められる光増強パーセンテージ(実施例一の定義と相同)は図6中に示す。960時間の長時間を経過し測定後、30cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは7.16%で、50cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージが9.80%である。輝度が大幅に向上するため、公知の発光ダイオードの発光時に出現するハロー及び黒、黄斑等色斑等現象を消去することができる。この他、9−オクゾ−ザンテーン蛍光増白剤には光衰現象が無い。
実施例四、N−メチル−1,8−ナフチル−イミドをスチルベンに換える以外には、上記実施例と相同の方法を利用し、LED光増強装置を製造する。この実施例の蛍光増白剤はN−メチル−1,8−ナフチル−イミドで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例と相同の方法を利用し、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがN−メチル−1,8−ナフチル−イミド蛍光増白剤を含むシリコン樹脂封入層を通して発射する青色光(波長変換を経過)の輝度(LM)を測定する。次に、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがN−メチル−1,8−ナフチル−イミド蛍光増白剤を含まないシリコン樹脂封入層を通して発する約465 nm青色光の輝度(LM)を測定する。測定総時間は上記二者共に960時間である。上記実験により得られた測定結果は図7に示す。図7が示す数値データから求められる光増強パーセンテージ(実施例一の定義と相同)は図8中に示す。960時間の長時間を経過し測定後、30cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは7.38%で、50cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは11.01%である。輝度が大幅に向上するため、公知の発光ダイオードの発光時に出現するハロー及び黒、黄斑等色斑等現象を消去することができる。この他、N−メチル−1,8−ナフチル−イミド蛍光増白剤には光衰現象が無い。
実施例五、クロロフェニールイミダゾールをスチルベンに換える以外には、上記実施例と相同の方法を利用し、LED光増強装置を製造する。この実施例の蛍光増白剤はクロロフェニールイミダゾールで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例と相同の方法を利用し、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがクロロフェニールイミダゾール蛍光増白剤を含むシリコン樹脂封入層を通して発射する青色光(波長変換を経過)の輝度(LM)を測定する。次に、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがクロロフェニールイミダゾール蛍光増白剤を含まないシリコン樹脂封入層を通して発する約465 nm青色光の輝度(LM)を測定する。測定総時間は上記二者共に960時間である。上記実験により得られた測定結果は図9に示す。図9が示す数値データから求められる光増強パーセンテージ(実施例一の定義と相同)は図10中に示す。960時間の長時間を経過し測定後、30cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは7.09%で、50cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは11.24%である。輝度が大幅に向上するため、公知の発光ダイオードの発光時に出現するハロー及び黒、黄斑等色斑等現象を消去することができる。この他、クロロフェニールイミダゾール蛍光増白剤には光衰現象が無い。
輝度テスト、上記実施例と相同の方法を利用し、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがピラゾリン蛍光増白剤を含むシリコン樹脂封入層を通して発射する青色光(波長変換を経過)の輝度(LM)を測定する。次に、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがピラゾリン蛍光増白剤を含まないシリコン樹脂封入層を通して発する約465 nm青色光の輝度(LM)を測定する。測定総時間は上記二者共に960時間である。上記実験により得られた測定結果は図11に示す。図11が示す数値データから求められる光増強パーセンテージ(実施例一の定義と相同)は図12中に示す。960時間の長時間を経過し測定後、30cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは6.59%で、50cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは7.17%である。輝度が大幅に向上するため、公知の発光ダイオードの発光時に出現するハロー及び黒、黄斑等色斑等現象を消去することができる。この他、ピラゾリン蛍光増白剤には光衰現象が無いる。
輝度テスト:上記実施例と相同の方法を利用し、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがイミダゾール蛍光増白剤を含むシリコン樹脂封入層を通して発射する青色光(波長変換を経過)の輝度(LM)を測定する。次に、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがイミダゾール蛍光増白剤を含まないシリコン樹脂封入層を通して発する約465 nm 青色光の輝度(LM)を測定する。測定総時間は上記二者共に960時間である。上記実験により得られた測定結果は図13に示す。図13が示す数値データから求められる光増強パーセンテージ(実施例一の定義と相同)は図14中に示す。960時間の長時間を経過し測定後、30cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは6.05%で、50cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは8.36%である。輝度が大幅に向上するため、公知の発光ダイオードの発光時に出現するハロー及び黒、黄斑等色斑等現象を消去することができる。この他、イミダゾール蛍光増白剤には光衰現象が無い。
輝度テスト:上記実施例と相同の方法を利用し、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがトリアゾール蛍光増白剤を含むシリコン樹脂封入層を通して発射する青色光(波長変換を経過)の輝度(LM)を測定する。次に、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがトリアゾール蛍光増白剤を含まないシリコン樹脂封入層を通して発する約465 nm青色光の輝度(LM)を測定する。測定総時間は上記二者共に960時間である。上記実験により得られた測定結果は図15に示す。図15が示す数値データから求められる光増強パーセンテージ(実施例一の定義と相同)は図16中に示す。960時間の長時間を経過し測定後、30cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは6.10%で、50cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージが9.40%である。輝度が大幅に向上するため、公知の発光ダイオードの発光時に出現するハロー及び黒、黄斑等色斑等現象を消去することができる。この他、トリアゾール蛍光増白剤には光衰現象が無い。
輝度テスト:上記実施例と相同の方法を利用し、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがオキサゾラム蛍光増白剤を含むシリコン樹脂封入層を通して発射する青色光(波長変換を経過)の輝度(LM)を測定する。次に、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップがオキサゾラム蛍光増白剤を含まないシリコン樹脂封入層を通して発する約465 nm青色光の輝度(LM)を測定する。測定総時間は上記二者共に960時間である。上記実験により得られた測定結果は図17に示す。図17が示す数値データから求められる光増強パーセンテージ(実施例一の定義と相同)は図18中に示す。960時間の長時間を経過し測定後、30cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは6.73%で、50cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは8.20%である。輝度が大幅に向上するため、公知の発光ダイオードの発光時に出現するハロー及び黒、黄斑等色斑等現象を消去することができる。この他、オキサゾラム蛍光増白剤には光衰現象が無い。
実施例十、1,8−ナフチル−イミドをスチルベンに換える以外には、上記実施例と相同の方法を利用し、LED光増強装置を製造する。この実施例の蛍光増白剤は1,8−ナフチル−イミドで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例と相同の方法を利用し、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップが1,8−ナフチル−イミド蛍光増白剤を含むシリコン樹脂封入層を通して発射する青色光(波長変換を経過)の輝度(LM)を測定する。次に、ルーメン照度計により24時間毎にそれぞれ30cm高度と50cm高度下で、GaNチップが1,8−ナフチル−イミド蛍光増白剤を含まないシリコン樹脂封入層を通して発する約465 nm青色光の輝度(LM)を測定する。測定総時間は上記二者共に960時間である。上記実験により得られた測定結果は図19に示す。図19が示す数値データから求められる光増強パーセンテージ(実施例一の定義と相同)は図20中に示す。960時間の長時間を経過し測定後、30cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージは7.02%で、50cm高度下において測定する平均光増強パーセンテージが9.87%である。輝度が大幅に向上するため、公知の発光ダイオードの発光時に出現するハロー及び黒、黄斑等色斑等現象を消去することができる。この他、1,8−ナフチル−イミド蛍光増白剤には光衰現象が無い。
実施例十一、アクリルプレートにより射出成型し、バックライトモジュール導光板用の一般パネルを製造する。この一般パネルのサイズは32mm x 12mmである。重量パーセンテージが99.99%のアクリルプレートと重量パーセンテージが0.01%の4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤を混合し、さらにこの混合物を射出成型し、バックライトモジュール導光板用の光増強パネルを製造する。この光増強パネルのサイズは32mm x 12mmである。4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤の構造式は以下に示す。
輝度テスト:青色LEDを光源とし、一般パネル(すなわち、4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニールを含まないパネル)の両側から一般パネルに照射し、BM−7色度輝度テストメーターを利用し、一般パネルから1mの距離において、この一般パネル上の三点位置の輝度を測定する。この三点位置はそれぞれ一般パネル上の中心点及び一般パネル両側から10mmの距離において各一点を選ぶ。同様に、青色LEDを光源とし、光増強パネルの両側からこの光増強パネルに照射する(すなわち、4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニールを含むパネル)。BM−7色度輝度テストメーターを利用し、光増強パネルから距離が1mの位置において、この光増強パネル上の三点位置の輝度を測定する。この三点位置はそれぞれは光増強パネル上の中心点及びこの光増強パネル両側から10mmの距離において各一点を選ぶ。上記実験により得られた測定結果は図21に示す。そのテスト結果から分かるように、三点位置は平均で16.69%の輝度が増加している。よって、4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例十二、4,4’−ビス(2−(1−ピレニール)エテニール)ビスフェニール蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外に、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。本文では以後すべてこの名称を使用する。この実施例の蛍光増白剤は4,4’−ビス(2−(1−ピレニール)エテニール)ビスフェニールで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図22に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で16.29%の輝度が増加している。よって、4,4’−ビス(2−(1−ピレニール)エテニール)ビスフェニール蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例十三、4,4’−ビス(2−(9−フェナントレニール)エテニール)ビスフェニール蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外に、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は4,4’−ビス(2−(9−フェナントレニール)エテニール)ビスフェニールで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図23に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で17.68%の輝度が増加している。よって、4,4’−ビス(2−(9−フェナントレニール)エテニール)ビスフェニール蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例十四、4,4’−ビス(2−(9−アントラセニール)エテニール)ビスフェニール蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は4,4’−ビス(2−(9−アントラセニール)エテニール)ビスフェニールで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図24に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で23.15%の輝度が増加している。よって、4,4’−ビス(2−(9−アントラセニール)エテニール)ビスフェニール蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上するる。
実施例十五、4,4’−ビス(2−(1−アントラクイノニール)エテニール)ビスフェニール蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は4,4’−ビス(2−(1−アントラクイノニール)エテニール)ビスフェニールで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図25に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で10.01%の輝度が増加している。よって、4,4’−ビス(2−(1−アントラクイノニール)エテニール)ビスフェニール蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例十六、4,4’−ビス(2−(2−フルオレニール)エテニール)ビスフェニール蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は4,4’−ビス(2−(2−フルオレニール)エテニール)ビスフェニールで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図26に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で15.97%の輝度が増加している。よって、4,4’−ビス(2−(2−フルオレニール)エテニール)ビスフェニール蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例十七、4,4−ビス(2−シアノスチリル)ベンゼン蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は4,4−ビス(2−シアノスチリル)ベンゼンで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。上記実験により得られた測定結果は図27に示す。そのテスト結果から分かるように、三点位置は平均で17.16%の輝度が増加している。よって、4,4−ビス(2−シアノスチリル)ベンゼン蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例十八、1,4−ビス(2−ベンゾザゾーリ)ナフタレーン蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は1,4−ビス(2−ベンゾザゾーリ)ナフタレーンで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図28に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で16.87%の輝度が増加している。よって、1,4−ビス(2−ベンゾザゾーリ)ナフタレーン蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例十九、2,5−ビス(5−テルトブチル−2−ベンゾザゾリール)チオフェン蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は2,5−ビス(5−テルトブチル−2−ベンゾザゾリール)チオフェンで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図29に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で15.91%の輝度が増加している。よって、2,5−ビス(5−テルトブチル−2−ベンゾザゾリール)チオフェン蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例二十、2,5−ビス(ベンゾザゾリール−2−)チオフェン蛍光増白剤を4,4−ビス(2−二メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は2,5−ビス(ベンゾザゾリール−2−)チオフェンで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図30に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で16.30%の輝度が増加している。よって、2,5−ビス(ベンゾザゾリール−2−)チオフェン蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上するる。
実施例二十一、2,2'−(4.4'−ジスチリルビフェニル)スチルベン蛍光増白剤を4,4−ビス(2−二メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は2,2'−(4.4'−ジスチリルビフェニル)スチルベンで、その構造式は以下に示すす。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図31に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で14.81%の輝度が増加している。よって、2,2'−(4.4'−ジスチリルビフェニル)スチルベン蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例二十二、4,4−ビス(5−メチル−2−ベンゾザゾリール)ジスチリルビフェニル蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は4,4−ビス(5−メチル−2−ベンゾザゾリール)ジスチリルビフェニルで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図32に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で14.07%の輝度が増加している。よって、4,4−ビス(5−メチル−2−ベンゾザゾリール)ジスチリルビフェニル蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例二十三、4,4−ビス(メチル−2−ベンゾザゾリール)エテニール蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は4,4−ビス(メチル−2−ベンゾザゾリール)エテニールで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図33に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で15.93%の輝度が増加している。よって、4,4−ビス(メチル−2−ベンゾザゾリール)エテニール蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例二十四、エチル5,6−ベンゾコウマリン−3−カーボキレート蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤はエチル5,6−ベンゾコウマリン−3−カーボキレートで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図34に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で15.92%の輝度が増加している。よって、エチル5,6−ベンゾコウマリン−3−カーボキレート蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例二十五、3−フェニール−5,6−ベンゾコウマリン蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は3−フェニール−5,6−ベンゾコウマリンで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図35に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で13.17%の輝度が増加している。よって、3−フェニール−5,6−ベンゾコウマリン蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例二十六、4.5−ジメトキ−N−メチル−1.8−ナフチル−イミド蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は4.5−ジメトキ−N−メチル−1.8−ナフチル−イミドで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図36に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で14.84%の輝度が増加している。よって、4.5−ジメトキ−N−メチル−1.8−ナフチル−イミド蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例二十七、N−メチル−4−メトキ−1,8−ナフチル−イミド蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤はN−メチル−4−メトキ−1,8−ナフチル−イミドで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図37に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で14.89%の輝度が増加している。よって、N−メチル−4−メトキ−1,8−ナフチル−イミド蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例二十八、3−(4−クロロフェニール)−1,5−ジフェニール−2−ピラゾリン蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は3−(4−クロロフェニール)−1,5−ジフェニール−2−ピラゾリンで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図8に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で12.20%の輝度が増加している。よって、3−(4−クロロフェニール)−1,5−ジフェニール−2−ピラゾリン蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例二十九、3−(4−クロロフェニール)−1−フェニール−ピラゾール蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は3−(4−クロロフェニール)−1−フェニール−ピラゾールで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図39に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で11.80%の輝度が増加している。よって、3−(4−クロロフェニール)−1−フェニール−ピラゾール蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例三十、4−メチル−7−ジエチルアミノオコウマリン蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤は4−メチル−7−ジエチルアミノオコウマリンで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図40に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で12.38%の輝度が増加している。よって、4−メチル−7−ジエチルアミノオコウマリン蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例三十一、1−(p−サルフォナミドフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−2−ピラゾリン蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤1−(p−サルフォナミドフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−2−ピラゾリンで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図41に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で9.73%の輝度が増加している。よって、1−(p−サルフォナミドフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−2−ピラゾリン蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例三十二、1−(p−メタネサルフォニールフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−1−ピラゾリン蛍光増白剤を4,4−ビス(2−二メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤1−(p−メタネサルフォニールフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−1−ピラゾリンで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図42に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で10.23%の輝度が増加している。よって、1−(p−メタネサルフォニールフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−1−ピラゾリン蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例三十三、ピレン蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例十一と相同の方法を利用し、サイズが32mm x 12mmのバックライトモジュール導光板用の一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)及び光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)を製造する。この実施例の蛍光増白剤はピレンで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:上記実施例十一と相同の方法を利用し、BM−7色度輝度テストメーターにより上記で製造した一般パネル(すなわち、蛍光増白剤を含まない)から距離1mの位置において、この一般パネル上の三点位置(この三点位置は実施例十一と相同)の輝度を測定する。同様に、上記で製造した光増強パネル(すなわち、蛍光増白剤を含む)から距離1mの位置において、BM−7色度輝度テストメーターによりこの光増強パネル上の三点位置の輝度(この三点位置は実施例十一と相同)を測定する。上記実験により得られた測定結果は図43に示す。そのテスト結果から分かるように、この三点位置は平均で17.39%の輝度が増加している。よって、ピレン蛍光増白剤を含むバックライトモジュールの導光が散射する光線輝度は大幅に向上する。
実施例三十四、この実施例において、一般LEDとは、エポキシ樹脂封入層中にわずかに重量パーセンテージ10%のYAG蛍光粉を含むLEDを言う。光増強LEDとは、シリコン樹脂封入層中に重量パーセンテージ10%のYAG蛍光粉と重量パーセンテージ0.05%の4,4’−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤を含むLEDを言う。
一般LEDの製作過程は以下の通りである。(1)YAG蛍光粉をエポキシ樹脂と混合後、チップ上に置き、40分間ロースとする。(2)エポキシ樹脂をモールド中に注入し、ステップ(1)で完成したチップをモールド中に挿入し、40分間ローストする。(3)ロースト後に完成品と成る。
光増強LEDの製作過程は以下の通りである。(1)YAG蛍光粉をエポキシ樹脂と混合後、チップ上に置き、40分間ローストする。(2)4,4’−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤を含む光増強液とエポキシ樹脂を混合後、モールド中に注入し、ステップ(1)で完成したチップをモールド中に挿入し、40分間ローストとする。(3)ロースト後に完成品と成る。
輝度テスト:この実施例の操作電圧は3.6 V で、操作電流は20 mAである。テスト時には一般LED及び光増強LEDをそれぞれ積分球内部に入れ、MFS−230検査測定システムコンピュータソフトウエア中より、その輝度及び色温度を知ることができる。相同条件において各九回の実験を行い、結果はそれぞれ表1(一般LED)、表2(光増強LED)中に示す。
表1、表2から分かるように、封入層中にYAG蛍光粉だけを含むLEDと比較すると、封入層中に4,4’−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤とYAG蛍光粉の二者を含むLEDの平均光増強は22.13%で、しかも平均色温度も低下している
実施例三十五、この実施例において、一般LEDと光増強LEDの定義は実施例三十四と相同である。1,4−ビス(2−ベンゾザゾーリ)ナフタレーン蛍光増白剤を4,4−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール蛍光増白剤に換える以外には、上記実施例三十四と相同の方法を利用し、それぞれ一般LEDと光増強LEDを製造する。この実施例の蛍光増白剤は1,4−ビス(2−ベンゾザゾーリ)ナフタレーンで、その構造式は以下に示す。
輝度テスト:この実施例の操作電圧は3.6 V で、操作電流は20 mAである。テスト時には一般LED及び光増強LEDをそれぞれ積分球内部に入れ、MFS−230検査測定システムコンピュータソフトウエア中より、その輝度及び色温度を知ることができる。相同条件において各九回の実験を行い、結果はそれぞれ表3(一般LED)、表4中(光増強LED)に示す。
表3、表4から分かるように、封入層中にYAG蛍光粉だけを含むLEDと比較すると、封入層中に1,4−ビス(2−ベンゾザゾーリ)ナフタレーン蛍光増白剤とYAG蛍光粉の二者を含むLEDの平均光増強は24.94%で、しかも平均色温度も低下している。
上記実施例中に使用する蛍光増白剤は実施例に過ぎず、紫外線を吸収可能で近紫光或いは青色光を発することができる蛍光剤はすべて本発明に応用し、蛍光増白剤とすることができる。
Claims (25)
- 光透過素子を含み、該光透過素子は蛍光増白剤を含み、該蛍光増白剤は発光素子が発する第一光の一部分を吸収することができ、該第一光の波長より長い第二光を発することを特徴とする光増強素子。
- 前記蛍光増白剤はスチルベン、4,4’−ビス(2−メソキスチリル)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(1−ピレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(9−フェナントレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(9−アントラセニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(1−アントラクイノニール)エテニール)ビスフェニール、4,4’−ビス(2−(2−フルオレニール)エテニール)ビスフェニール、4,4−ビス(2−シアノスチリル)ベンゼン、ベンゾオクサゾール、1,4−ビス(2−ベンゾザゾーリ)ナフタレーン、2,5−ビス(5−テルトブチル−2−ベンゾザゾリール)チオフェン、2,5−ビス(2−ベンゾザゾーリ)チオフェン、2,2'−(4.4'−ビス(ベンゾザゾーリ)スチルベン、4,4−ビス(5−メチル−2−ベンゾザゾリール)スチルベン、4,4−ビス(メチル−2−ベンゾザゾリール)エテニール、9−オクゾ−ザンテーン、エチル5,6−ベンゾコウマリン−3−カーボキレート、3−フェニール−5,6−ベンゾコウマリン、N−メチル−1,8−ナフチル−イミド、4,5−ジメトキ−N−メチル−1,8−ナフチル−イミド、N−メチル−1,8−ナフチル−イミド、3−(4−クロロフェニール)ピラゾリン、3−(4−クロロフェニール)−1,5−ジフェニール−2−ピラゾリン、3−(4−クロロフェニール)−1−フェニール−ピラゾール、4−メチル−7−ジエチルアミノオコウマリン、1−(p−サルフォナミドフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−2−ピラゾリン、1−(p−メタネサルフォニールフェニール)−3−(p−クロロフェニール)−1−ピラゾリン、ピレン、ピラゾリン、イミダゾール、1,8−ナフチル−イミド(1,2,4−トリアゾール)により組成するグループから選択することを特徴とする請求項1記載の光増強素子。
- 前記蛍光増白剤はスチルベン型蛍光増白剤であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子。
- 前記蛍光増白剤はジスチリルビフェニル型蛍光増白剤であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子。
- 前記蛍光増白剤は該光透過素子上に塗布することを特徴とする請求項1記載の光増強素子。
- 前記発光素子はGaNチップであることを特徴とする請求項1記載の光増強素子。
- 前記発光素子は蛍光灯であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子。
- 前記第一光の波長は250 nmから470 nmの間であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子。
- 前記第二光の波長は380nmから660nmの間であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子。
- 前記光透過素子は発光ダイオードの封入層であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子。
- 前記封入層の材料は樹脂であることを特徴とする請求項10記載の光増強素子。
- 前記樹脂の重量パーセンテージが99.99から99.9%であることを特徴とする請求項11記載の光増強素子。
- 前記蛍光増白剤の重量パーセンテージが0. 01から0.1%であることを特徴とする請求項11記載の光増強素子。
- 前記光透過素子はバックライトモジュールの導光板であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子。
- 前記導光板の材料はアクリルであることを特徴とする請求項14記載の光増強素子。
- 前記アクリルの重量パーセンテージが99.99から99.95%であることを特徴とする請求項15記載の光増強素子。
- 前記蛍光増白剤の重量パーセンテージが0. 01から0.05%であることを特徴とする請求項15記載の光増強素子。
- 前記光透過素子は灯管であることを特徴とする請求項1記載の光増強素子。
- 前記光透過素子はランプシェードであることを特徴とする請求項1記載の光増強素子。
- 前記光増強素子はさらにフォトルミネッセンス発光蛍光体を含み、該フォトルミネッセンス発光蛍光体は発光素子が発する第一光の一部分を吸収することができ、該第一光の波長より長い第三光を発することを特徴とする請求項1或いは11記載の光増強素子。
- 前記フォトルミネッセンス発光蛍光体はYAG蛍光粉であることを特徴とする請求項20記載の光増強素子。
- 前記第三光の波長は530 nmから590 nmの間であることを特徴とする請求項20記載の光増強素子。
- 前記樹脂の重量パーセンテージは84.9から94.99%であることを特徴とする請求項21記載の光増強素子。
- 前記蛍光増白剤の重量パーセンテージが0. 01から0.1%であることを特徴とする請求項21記載の光増強素子。
- 前記フォトルミネッセンス発光蛍光体の重量パーセンテージは5.00から15.00%であることを特徴とする請求項21記載の光増強素子。
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