JP2008293262A - 自動販売機補充作業支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】トラックの商品在庫量に応じて補充対象自動販売機全体の最適化を考慮して自動販売機を補充することにより、欠品を最小限に抑え、また、補充場所での台車積み込み量を適正とし、無駄な輸送コストや作業コストを発生させない自動販売機補充作業支援システムを提供する。
【解決手段】自動販売機の商品在庫状況をネットワークを通じて受信する入力手段と、補充作業員が補充対象地域から構成される巡回ルートの中のいずれかの補充対象地域に到達した時点での商品配送トラック内の商品在庫から、前記巡回ルート内の前記自動販売機の商品在庫状況および前記自動販売機ごとに予め設定された補充基準とに基づき、前記自動販売機に配分する商品およびその量を算出する手段と、前記配分する商品とその量を前記ネットワークを通じて情報端末に出力する手段とを具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、特に自動販売機に商品を効率的に補充する場合などに好適な自動販売機商品補充支援システムに関する。
特許文献1(特開平6−119537号公報)によれば、自動販売機と営業所の管理コンピュータとを常時接続し、オンラインリアルタイムで自動販売機の売り上げデータを収集し利用することにより、自動販売機の商品の補充をリアルタイムで行う方法が提案されている。これにより訪問時点の在庫状況を把握できるので、補充の必要な自動販売機のみを巡回することができ、また、配送車から降す商品および数量の必要量をあらかじめ把握できるので、自動販売機と配送車の間の往復を最小限におさえ、作業の無駄を削減できると記載されている。
また、特許文献2(特開平9−245234号公報)によれば、自動販売機と営業所の管理コンピュータとを常時接続し、自動販売機の商品の補充をリアルタイムで行う方法や、自動販売機に無線機を設置して販売データを収集する方法では、ランニングコストや初期投資が膨大となり、実用的でないとして、以前のある一定の時刻に得られた販売実績データを用いて、将来の自動販売機の商品の販売量を予測する方法が提案されている。これにより、自動販売機の売り上げデータを収集するためのランニングコストを抑制しながら、自動販売機の商品の補充を行う時点における商品の補充量を予め知ることができ、自動販売機の商品補充量の決定を安い費用で適確に行うことができると記載されている。
特開平6−119537号公報 特開平9−245234号公報
近年、オフィスビルが高層化され、各階ごとに数台ずつの自動販売機が設置されることが多くなっている。その際、補充作業員は配送トラックに積まれている商品を台車に積み替え、エレベータを使って各階を巡回して補充作業をすることになる。すなわち、台車で一度にいかに効率よく多くの自動販売機を補充できるかが鍵となる。しかも、配送トラックに積まれている商品には限りがあり、逐次変動する各自動販売機の在庫量を欠品させないようにうまく商品を配分するように補充計画を立てる必要がある。
しかしながら、オンラインリアルタイムで自動販売機の在庫状況を把握する上記特許文献1の従来技術では、配送車の在庫量は考慮されておらず、また補充作業員の担当する複数の自動販売機全体の補充問題として捉えておらず、補充作業員が巡回中に配送車が空になり補充できない自動販売機が発生してしまうという問題がある。
また、現段階では、既にネットワークの常時接続が低コストで提供されており、上記特許文献2の従来技術で述べられているネットワークのランニングコストや初期投資の膨大さという課題は、意味を成さなくなっている。むしろ、本従来技術の予測の精度には限界があり、誤差により予定通りの補充が実施できないという問題がある。
上記課題を解決するため、本発明の自動販売機補充作業支援システムは、
自動販売機の商品在庫状況をネットワークを通じて受信する入力手段と、
補充作業員が補充対象地域から構成される巡回ルートの中のいずれかの補充対象地域に到達した時点での商品配送トラック内の商品在庫から、前記巡回ルート内の前記自動販売機の商品在庫状況および前記自動販売機ごとに予め設定された補充基準とに基づき、前記自動販売機に配分する商品およびその量を算出する手段と、
前記配分する商品およびその量を前記ネットワークを通じて情報端末に出力する手段とを具備することを特徴とする。
また、前記自動販売機ごとに予め設定された補充基準が、前記自動販売機ごとの安全在庫量であることを特徴とする。
また、前記安全在庫量が、前記自動販売機ごとの販売量の過去の実績と、前記自動販売機に補充員が到着するまでに要した時間の過去の実績とに基づき算出し設定されることを特徴とする。
また、前記配分する商品と量を算出する手段が、前記自動販売機の中で補充対象地域に設置されている自動販売機を検索し、前記自動販売機ごとに予め設定された優先順位に基づき、一度に台車に積み付け可能な商品およびその量を算出することを特徴とする。
また、物流センタにおいて前記商品配送トラックに商品を積み付ける時点での前記巡回ルート内の前記自動販売機ごとの商品在庫状況と前記自動販売機ごとに予め設定された補充基準とから算出された補充する商品およびその量と、前記商品配送トラックの積載容量とに基づき、前記商品配送トラックに積み付ける商品およびその量を算出する手段を更に具備することを特徴とする。
また、指定された商品と量を排出可能なトラック搭載型の自動商品排出手段を更に具備することを特徴とする。
また、前記自動商品排出手段が、前記自動販売機ごとの補充商品を排出し、前記自動販売機の識別情報をバーコードやRFIDなどの媒体に書き込む手段を具備することを特徴とする。
また、補充対象地域に設置された自動販売機の商品在庫状況をネットワークを通じて受信する入力手段と、
補充作業員が前記補充対象地域から構成される巡回ルートの中のいずれかの補充対象地域に到達した時点での商品配送トラック内の商品在庫から、前記巡回ルート内の前記自動販売機の商品在庫状況および前記自動販売機ごとに予め設定された補充基準とに基づき、前記自動販売機に配分する商品およびその量を算出する手段と、
前記配分する商品およびその量を算出する手段により算出された配分する商品およびその量に基づき、補充作業員への指示情報を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された前記指示情報を前記ネットワークを通じて情報端末に出力する手段と、
を具備することを特徴とする。
また、前記自動販売機ごとに予め設定された補充基準が、前記自動販売機ごとの販売量の過去の実績と、前記自動販売機に補充員が到着するまでに要した時間の過去の実績とに基づき算出し設定される安全在庫量であることを特徴とする。
また、前記自動販売機ごと指定された商品と量の補充商品を排出し、前記自動販売機の識別情報をバーコードやRFIDなどの媒体に書き込む手段を有するトラック搭載型の自動商品排出手段を、更に具備することを特徴とする。
本発明によれば、トラックの商品在庫量に応じて補充対象自動販売機全体の最適化を考慮して自動販売機を補充するので、欠品を最小限に抑えることができる。また、補充場所での台車積み込み量を適正とし、無駄な輸送コスト、作業コストを発生させない効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施例1の自動販売機補充作業支援システムの利用状況を示す全体構成図である。商品在庫状況を有線ネットワーク8あるいは無線基地局7を介した無線ネットワーク8を通じて情報センタ3のサーバ31に送信することが可能な自動販売機(1および2)と、これらの自動販売機1、2の商品在庫状況を管理する情報センタ3のサーバ31と、有線ネットワーク8あるいは無線基地局7を介した無線ネットワーク8を通じてサーバ31と接続されておりアクセスすることができる物流センタ4に設置された情報端末41やモバイル端末5やトラック6内に設置された車載端末61から構成される。
図2は本発明の実施例1の自動販売機補充作業支援システムにおける各端末のハードウェア構成図である。情報端末41やモバイル端末5や車載端末61は、いずれもコンピュータで、キーボードやマウス等の入力装置220と、ディスプレイ等の出力装置230と、補助記憶装置240と補充計画プラグラム等の各種プログラムを実行する演算装置210と、を有する。演算装置210は中央演算処理装置(以下、CPU)211と、主記憶装置212と、インタフェース213と、を備えている。この演算装置210は、入力装置220、出力装置230および補助記憶装置240とインタフェース213を介して接続されている。
本実例では、補充計画プログラム等の各種プログラムの実行結果は、主記憶装置212に確保された記憶領域に記憶される。各種プログラムは、補助記憶装置240に予め記憶され、その後、主記憶装置212に読み込まれ、CPU211により実行される。このCPU211による各種プログラムの実行により、後述の各種機能が実現される。
なお、本実施例では、自動販売機補充作業支援システムを構成するサーバ31や、各端末が汎用情報処理装置とソフトウェアで実現される場合を例にとって説明するが、例えば、ハードワイヤードロジックを含むハードウェアや、このようなハードウェアと、予めプログラムされた汎用情報処理装置により実現してもよい。
また、本実施例では、自動販売機補充作業支援システムをサーバ31で集中処理するシステムとして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は他の情報処理システムと処理を分散して機能するように構成することも考えられる。また、それぞれの端末機能の一部を組み換えたり、小分けにしたり、まとめたりして実現してもよい。
次に、図3を用いて本実施例の情報センタ3のサーバ31の自動販売機補充作業支援機能の構成について説明する。本実施例のサーバ31は、各種プログラムを実行する演算部310と、各種データが記憶される記憶部320と、各種データの入出力を行う入出力部330と、ネットワーク8に接続するためのネットワークIF部340とを有する。
演算部310は、物流センタ4から自動販売機の補充に出発するトラック6の自動販売機補充計画(図19)と商品のトラックへの積み付け計画(図20)を算出し、出力や記憶部320への登録を行う個別トラック補充計画部311と、モバイル端末5や車載端末1からトラック6の位置情報を取得し、補充計画の対象となっている自動販売機1、2が設置されている該当地域に接近したかどうかを判断する位置情報監視部312と、トラック5が該当地域に接近した場合に該当地域における自動販売機(1、2)の補充計画(図22)および台車積み付け計画(図23)を出力する該当地域補充計画部313とを有する。演算部310の各機能部311、312、313は、前述したように、CPU211が各種プログラムを実行することで機能する。これらの機能部311、312、313のフローチャートの詳細については後述する。
記憶部320は、自動販売機の属性が記憶される自動販売機属性記憶部321と、自動販売機(1、2)で取り扱っている商品の属性が記憶される商品属性記憶部322と、いくつかの補充対象地域の自動販売機から構成される巡回ルートが記憶される巡回ルート記憶部323と、トラックの積載量などの属性が記憶されるトラック属性記憶部324と、自動販売機補充員ごとの担当巡回ルートが記憶される補充員管理記憶部325と、補充員が利用する台車の属性が記憶される台車属性記憶部326とを有する。
自動販売機属性記憶部321には、自動販売機の属性が記憶される。具体的には、図13に示すように、自動販売機IDを登録するフィールド1301、機種名を登録するフィールド1302と、商品ごとの安全在庫量および容量を登録するフィールド1303とを有し、商品ごとの安全在庫量および容量は過去の販売実績や物流センタとの距離に応じて予め設定しておく。ここで、安全在庫量とは、販売量が変動することを見越して欠品を防ぐために必要とされる在庫の水準のことである。
この安全在庫量の設定方法については、図7のS5041該当地域自動販売機補充必要量計算および図11のS9041巡回ルートの全ての自動販売機へのトラック在庫の補充配分量を計算において後述する。
商品属性記憶部322には、自動販売機(1、2)で取り扱っている商品の属性が記憶される。具体的には、図14に示すように、自動販売機(1、2)で取り扱っている商品名を登録するフィールド1401と、容器の種類を登録するフィールド1402と、重量を登録するフィールド1403を有する。
巡回ルート記憶部323には、いくつかの補充対象地域の自動販売機から構成される巡回ルートが記憶される。具体的には、図15に示すように、巡回ルート名を登録するフィールド1501と、巡回ルートを構成する対象地域名を登録するフィールド1502と、対象地域ごとの各自動販売機の巡回順序の優先順位を登録するフィールド1503と、自動販売機IDを登録するフィールド1504と、各自動販売機の設置場所を登録するフィールド1505とを有し、対象地域ごとの順序は自動販売機の設置場所に応じて予め設定される。
トラック属性記憶部324には、トラックの積載量などの属性が記憶される。具体的には、図17に示すように、トラックIDを登録するフィールド1701と、トラックの積載量を登録するフィールド1702とを有する。
補充員管理記憶部325には、自動販売機補充員ごとの担当巡回ルートが記憶される。具体的には、図18に示すように、補充員IDを登録するフィールド1801と、補充員ごとの担当巡回ルートを登録するフィールド1802とを有する。
台車属性記憶部326には、補充員が利用する台車の属性が記憶される。具体的には、図21に示すように、台車IDを登録するフィールド2101と、台車ごとの積載重量を登録するフィールド2102とを有する。
以下、図3の演算部310の機能部311、312、313の処理について、図4を用いて説明する。
自動販売機補充員は物流センタ4で情報端末41を利用して、本実施例の自動販売機補充作業支援プログラムを起動する。本プログラムはサーバ31で実行されるのが基本であるが、情報端末41などで一部あるいは全部の機能を実行することも可能である。
本プログラムは、最初に個別トラック補充計画計算部311で物流センタ4から自動販売機の補充に出発するトラック6の自動販売機補充計画(図19)と商品のトラックへの積み付け計画(図20)を算出し、出力や記憶部320への登録を行い(S401)、次に位置情報監視部312でモバイル端末5や車載端末1からトラック6の位置情報を取得し、補充計画の対象となっている自動販売機1、2が設置されている該当地域に接近したかどうかを判断し(S402)、該当地域補充計画部313でトラック5が該当地域に接近した場合(S403)には該当地域における自動販売機(1、2)の補充計画(図22)および台車積み付け計画(図23)を出力し(S404)、個別トラック補充計画が完了していなければ次の該当地域に到着したかどうかの位置情報監視を続け(S402)、個別トラック補充計画が完了していれば終了する。
図19に、本プログラムから出力される自動販売機補充計画のデータ構造の一例を示す。補充順序を表すフィールド1901と、自動販売機IDを表すフィールド1902と、商品ごとの補充量を示すフィールド1903(1904はコーヒーAの例)と、巡回ルートを表すフィールド1905から構成されている。図20に、本プログラムから情報端末41に出力される商品のトラックへの積み付け計画の画面表示の一例を示す。フィールド2001から2005は前記フィールド1901から1905に対応しており、図19との違いは順序が逆になっていることである。これは、補充作業時の商品の積み下ろし作業と、トラックへの積み付け時の商品の積み込み作業は基本的に扱う商品の順番が逆になるからである。補充作業員は、情報端末41に表示された商品のトラックへの積み付け計画に従い、作業を行う。この商品のトラックへの積み付け計画は画面表示のみならず、紙に印刷してもよい。
図22に、本プログラムから出力される該当地域における自動販売機の補充計画データ構造の一例を示す。補充順序を表すフィールド2201と、自動販売機IDを表すフィールド2202と、商品ごとの補充量を示すフィールド2203(2204はコーヒーAの例)と、自動販売機の設置場所を表すフィールド2205から構成されている。
図23に、本プログラムから出力される商品の台車への積み付け計画の画面表示の一例を示す。フィールド2301から2305は前記フィールド2201から2205に対応しており、図22との違いは順序が逆になっていることである。これは、補充作業時の商品の積み下ろし作業と、台車への積み付け時の商品の積み込み作業は基本的に扱う商品の順番が逆になるからである。補充作業員は、情報端末41に表示された商品の台車への積み付け計画に従い、積み付け作業および自動販売機の補充作業を行う。この商品の台車への積み付け計画は画面表示のみならず、紙に印刷してもよい。
ここで、S401の詳細を図5のフローチャートおよび図6のシーケンス図を用いて説明する。情報端末41より上記補充員が補充員IDおよびトラックIDを入力すると、本プログラムが入力された補充員IDに基づき補充員管理記憶部325に補充員の担当する巡回ルートを問い合わせ(S501)、巡回ルート記憶部323に該当する巡回ルートの自動販売機IDを問い合わせ(S502)、該当ルートの自動販売機に対してそれぞれの在庫状況を問い合わせ(S503)、自動販売機属性記憶部321に安全在庫量を問い合わせて補充必要量を算出し、トラックの積載重量を勘案した補充計画を算出し(S504)、トラックへの積み付け計画を算出し(S505)、個別トラック補充計画および積み付け計画を出力する(S506)。
S503の該当ルートの自動販売機の在庫状況のデータ構造の一例を図16に示す。自動販売機IDを表すフィールド1601と、商品ごとの在庫量を表すフィールド1602とを有する。S503の該当ルートの自動販売機の在庫状況の問い合わせ先は、自動販売機でもよいし、予め各自動販売機の在庫状況の最新状況を管理するデータベースをサーバ31の記憶部320に保持しておき、そのデータベースにアクセスしもよい。
S504の詳細を図7のフローチャートを用いて説明する。S5041で自動販売機属性記憶部321に安全在庫量を問い合わせ、安全在庫量と現在の在庫量を比較することにより該当巡回ルートの全ての自動販売機の補充に必要な商品および量を算出する。ここで、安全在庫量は、各自動販売機ごとの販売量の過去の実績の統計的な標準偏差を用いて計算するが、現在地から補充員が補充作業のために到着するまでに要した時間の過去の実績も勘案し設定する。例えば、過去の実績として販売量の多い自動販売機の安全在庫量は容量の上限に設定し、また、販売量の少ない自動販売機は安全在庫量は実績に基づき少なく設定しておく。
さらに、補充員が到着するまでに要した時間の過去の実績が長時間の場合、販売実績に基づく量に加え多めに設定する。S5042で巡回順序の優先順位に基づいて自動販売機の巡回ルート候補を算出する。S5043で商品属性記憶部322に商品ごとの重量を問い合わせ、トラック属性記憶部324に入力されたトラックIDの積載重量を問い合わせ、トラックの積載重量を勘案して自動販売機補充計画と巡回ルートを決定する。
S505の詳細を図8のフローチャートを用いて説明する。S5051で上記自動販売機補充計画と巡回ルートを勘案し、トラックの積載重量の許容範囲でトラックに積み付ける商品の量を多めに決定する。S5052で上記自動販売機補充計画の巡回ルートを考慮してトラックへの積み付け計画を算出する。例えば、巡回順序の早い自動販売機を補充する商品はトラックの手前に積み付け、逆に巡回順序が遅い自動販売機を補充する商品はトラックの奥に積み付ける。
次に、S404の詳細を図9のフローチャートおよび図10のシーケンス図を用いて説明する。位置情報監視部312により該当地域に接近したことが認識されたことをトリガーとして、該当巡回ルートの全ての自動販売機に対してそれぞれの在庫状況を問い合わせ(S901)、巡回ルート記憶部323に対象地域が該当地域と一致する自動販売機を問い合わせ(S902)、巡回ルート全体の自動販売機への補充量を勘案して該当地域に設置されている補充対象の自動販売機への補充計画を算出し(S903)、台車属性記憶部326に台車の積載重量を問い合わせ、台車に積載可能な範囲で積み付け計画を算出し(S904)、モバイル端末5などに該当地域自動販売機の補充計画および台車積み付け計画を出力し(S905)、該当地域の補充計画が完了していなければ再び該当地域補充計画を算出し(S903)、該当地域の補充計画が完了していれば終了する。
S903の詳細を図11のフローチャートを用いて説明する。S9041で自動販売機属性記憶部321に安全在庫量を問い合わせ、安全在庫量と現在の在庫量(S901で獲得)を比較することにより該当巡回ルートの全ての自動販売機の補充に必要な商品および量を算出する。ここで、安全在庫量は、上述したように、各自動販売機ごとの販売量の過去の実績および現在地から補充員が補充作業のために到着するまでに要した時間の過去の実績に基づき算出し設定する。S9042で該当地域の自動販売機の補充必要量を算出し、S9043で補充順序の優先順位に基づいて補充対象自動販売機を決定し、S9044で台車積載可能量に基づき台車で一度に巡回するルートを決定する。
S905の詳細を図12のフローチャートを用いて説明する。S9051で上記自動販売機補充計画と巡回ルートを勘案し、台車の積載重量の許容範囲で台車に積み付ける商品の量を多めに決定する。S9052で上記自動販売機補充計画の巡回ルートを考慮して台車への積み付け計画を算出する。例えば、巡回順序の早い自動販売機を補充する商品は台車の上の方に積み付け、逆に巡回順序が遅い自動販売機を補充する商品は台車の下の方に積み付けることになる。
実施例2は、実施例1の車載端末61に自動商品排出装置62およびRFIDリーダ63を追加したことを特徴とするものである。図24は本発明の実施例2の自動販売機補充作業支援システムの利用状況を示す全体構成図である。本構成は実施例1の構成の拡張であり、商品在庫状況を有線ネットワーク8あるいは無線基地局7を介した無線ネットワーク8を通じて情報センタ3のサーバ31に送信することが可能な自動販売機(1および2)と、これらの自動販売機1、2の商品在庫状況を管理する情報センタ3のサーバ31と、有線ネットワーク8あるいは無線基地局7を介した無線ネットワーク8を通じてサーバ31と接続されておりアクセスすることができる物流センタ4に設置された情報端末41やモバイル端末5やトラック6内に設置された車載端末61に加え、車載端末61に接続された自動商品排出装置62およびRFIDリーダ63から構成される。
ここで自動商品排出装置62について説明する。メカニズムは通常の自動販売機や自動倉庫システムと同様であり、予め商品を充填しておくと指示された量の商品を自動的に排出するものである。自動販売機あるいは自動倉庫システムを応用することにより容易に実現できる。本実施例では、サーバ31で実行される自動販売機補充作業支援プログラム(図4)の処理により得られる台車積み付け計画(図23)に基づき、自動商品排出装置62が自動販売機ごとの補充商品を箱に排出する。
さらに、箱(9、10)および補充対象の自動販売機(1、2)には図25に示すようにRFIDタグ(箱用は91、101、自動販売機用は11、21)がそれぞれ貼り付けられる。RFIDタグ(91、101)のIDはRFIDリーダ63により読み取られ、補充対象の自動販売機(1、2)に貼り付けられたRFID(11、21)のIDと関連付けられ、その情報のデータ構造は、図27に示すように自動販売機に貼り付けられたRFIDのIDを表すフィールド2701と、箱に貼り付けられたRFIDのIDを表すフィールド2702から構成される。
上述した実施例1では、補充作業員は情報端末41に表示された商品の台車への積み付け計画あるいはそれを紙に印刷したものを見ながら、積み付け作業および自動販売機の補充作業を行うが、本実施例では、補充対象となる自動販売機ごとに管理された箱に補充商品が排出されるので、補充作業員は積み付け作業を行う必要がない。
さらに、箱と自動販売機がIDで関連付けされているので、自動販売機を補充する際に、RFIDリーダを使ってIDが一致しているかどうかを確認でき、作業の過誤防止につながるという特有の効果を奏する。
本発明は、特に、トラックの商品在庫量に応じて補充対象自動販売機全体の最適化を考慮して自動販売機を補充するので、自動販売機に商品を効率的に補充する場合に好適な自動販売機の商品補充支援システムである。
本発明の実施例1の自動販売機補充作業支援システムの利用状況を示す全体構成図である。 本発明の実施例1の自動販売機補充作業支援システムにおける各端末のハードウェア構成図である。 本発明の実施例1の情報センタのサーバの自動販売機補充作業支援機能の構成図である。 本発明の実施例1の情報センタのサーバの自動販売機補充作業支援機能を示すフローチャートである。 図4のS401の詳細フローチャートである。 図5のフローチャートに対応したシーケンス図である。 図5のS504の詳細フローチャートである。 図5のS505の詳細フローチャートである。 図4のS404の詳細フローチャートである。 図9のフローチャートに対応したシーケンス図である。 図9のS903の詳細フローチャートである。 図9のS904の詳細フローチャートである。 自動販売機属性記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 商品属性記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 巡回ルート記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 自動販売機在庫状況のデータ構造の一例を示す図である。 トラック属性記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 補充員管理記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 トラック積付け計画時の自動販売機補充計画のデータ構造の一例を示す図である。 トラック積付け計画の画面表示の一例を示す図である。 台車属性記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 該当地域到着時の自動販売機補充計画のデータ構造の一例を示す図である。 台車積付け計画の画面表示の一例を示す図である。 本発明の実施例2の自動販売機補充作業支援システムの利用状況を示す全体構成図である。 RFIDタグを貼り付けられた自動販売機および箱の一例を示す図である。 トラック搭載型自動商品排出装置62の属性のデータ構造の一例を示す図である。 自動販売機・箱ID紐付けデータの構造の一例を示す図である。
符号の説明
1,2…自動販売機、3…情報センタ、4…物流センタ、5…モバイル端末、6…トラック、7…無線基地局、8…ネットワーク、11、21…自動販売機用RFIDタグ、31…サーバ、41…情報端末、61…車載端末、62…自動商品排出装置、63…RFIDリーダ、91、101…箱用RFIDタグ、210…演算装置、211…中央演算処理装置(CPU)、212…主記憶装置、213…インタフェース、220…入力装置、230…出力装置、240…補助記憶装置、310…演算部、311…個別トラック補充計画部、312…位置情報監視部、313…該当地域補充計画部、320…出力や記憶部、321…自動販売機属性記憶部、322…商品属性記憶部、323…巡回ルート記憶部、324…トラック属性記憶部、325…補充員管理記憶部、326…台車属性記憶部、330…入出力部、340…ネットワークIF部、1301〜1303、1401〜1403、1501〜1505、1601〜1602、1701〜1702、1801〜1802、1901〜1905、2001〜2005、2101〜2102、2201〜2205、2301〜2305、2701〜2702…フィールド。

Claims (10)

  1. 自動販売機の商品在庫状況をネットワークを通じて受信する入力手段と、
    補充作業員が補充対象地域から構成される巡回ルートの中のいずれかの補充対象地域に到達した時点での商品配送トラック内の商品在庫から、前記巡回ルート内の前記自動販売機の商品在庫状況および前記自動販売機ごとに予め設定された補充基準とに基づき、前記自動販売機に配分する商品およびその量を算出する手段と、
    前記配分する商品およびその量を前記ネットワークを通じて情報端末に出力する手段と、
    を具備することを特徴とする自動販売機補充作業支援システム。
  2. 前記自動販売機ごとに予め設定された補充基準が、前記自動販売機ごとの安全在庫量であることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機補充作業支援システム。
  3. 前記安全在庫量が、前記自動販売機ごとの販売量の過去の実績と、前記自動販売機に補充員が到着するまでに要した時間の過去の実績とに基づき算出し設定されることを特徴とする請求項2に記載の自動販売機補充作業支援システム。
  4. 前記配分する商品と量を算出する手段が、前記自動販売機の中で補充対象地域に設置されている自動販売機を検索し、前記自動販売機ごとに予め設定された優先順位に基づき、一度に台車に積み付け可能な商品およびその量を算出することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機補充作業支援システム。
  5. 物流センタにおいて前記商品配送トラックに商品を積み付ける時点での前記巡回ルート内の前記自動販売機ごとの商品在庫状況と前記自動販売機ごとに予め設定された補充基準とから算出された補充する商品およびその量と、前記商品配送トラックの積載容量とに基づき、前記商品配送トラックに積み付ける商品およびその量を算出する手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機補充作業支援システム。
  6. 指定された商品と量を排出可能なトラック搭載型の自動商品排出手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機補充支援システム。
  7. 前記自動商品排出手段が、前記自動販売機ごとの補充商品を排出し、前記自動販売機の識別情報をバーコードやRFIDなどの媒体に書き込む手段を具備することを特徴とする請求項6に記載の自動販売機補充支援システム。
  8. 補充対象地域に設置された自動販売機の商品在庫状況をネットワークを通じて受信する入力手段と、
    補充作業員が前記補充対象地域から構成される巡回ルートの中のいずれかの補充対象地域に到達した時点での商品配送トラック内の商品在庫から、前記巡回ルート内の前記自動販売機の商品在庫状況および前記自動販売機ごとに予め設定された補充基準とに基づき、前記自動販売機に配分する商品およびその量を算出する手段と、
    前記配分する商品およびその量を算出する手段により算出された配分する商品およびその量に基づき、補充作業員への指示情報を作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された前記指示情報を前記ネットワークを通じて情報端末に出力する手段と、
    を具備することを特徴とする自動販売機補充作業支援システム。
  9. 前記自動販売機ごとに予め設定された補充基準が、前記自動販売機ごとの販売量の過去の実績と、前記自動販売機に補充員が到着するまでに要した時間の過去の実績とに基づき算出し設定される安全在庫量であることを特徴とする請求項8に記載の自動販売機補充作業支援システム。
  10. 前記自動販売機ごと指定された商品と量の補充商品を排出し、前記自動販売機の識別情報をバーコードやRFIDなどの媒体に書き込む手段を有するトラック搭載型の自動商品排出手段を、更に具備することを特徴とする請求項8に記載の自動販売機補充支援システム。
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