JP2008292082A - 蓄熱装置及びこれを用いた空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同じ電力量で蓄熱できる冷熱量(エネルギー消費効率)が大きくなり、使用電力量を削減できる蓄熱装置及びこれを用いた空調装置を提供すること。
【解決手段】蓄熱装置は、蓄熱槽12の上層に上部潜熱蓄熱部(上部潜熱蓄熱部材13)が設けられ、且つ蓄熱槽12の下部に下部潜熱蓄熱部(下部潜熱蓄熱部材14)が設けられ、下部潜熱蓄熱部(下部潜熱蓄熱部材14)の相転移温度が上部潜熱蓄熱部(上部潜熱蓄熱部材13)の相転移温度より低く設定されていると共に、蓄熱槽12の上部に冷却用の上部熱交換器38が設置され、蓄熱槽12の下部に加熱用の下部熱交換器42が設置され、蓄熱槽12の空隙は蓄熱用流体で満たされている。また、この蓄熱装置を用いた空調装置は、暖房時に上部流体出入口から蓄熱槽12の上層の流体を直接又は上層の熱を熱交換器の流体を介して空調機に供給して暖房を行い、冷房時には下部流体出入口から蓄熱槽12の下層の流体を直接又は下層の熱を熱交換器の流体を介して空調機に供給して冷房を行うようになっている。
【選択図】図1

Description

この発明は、蓄熱槽を有する蓄熱装置及びこれを用いた空調装置に関するものである。
従来、蓄熱空調の技術として、冷暖房蓄熱槽を複数個に分割することにより、必要量に応じて蓄熱容量を調節する方法(例えば、特許文献1参照)や、複数の蓄熱槽を蓄冷用と蓄熱用に分ける方式(例えば特許文献2参照)が開示されている。
特開平6−229593号公報 特開平6−229594号公報
しかし、冷暖房蓄熱槽を複数個に分割する方式の場合、蓄冷と蓄熱の際の冷媒配管を兼用させているために、熱交換器を上下方向において中間におく必要があり、蓄熱が進むにつれて投入電力量あたりの蓄熱量が下がる。
次に、複数の蓄熱槽を蓄冷用と蓄熱用に分ける方式の場合、夏・冬の冷熱需要に対応しようとすると、全部の蓄熱タンクで冷熱両方の蓄熱に対応する必要がある。そのためには、熱交換器を中間位置におく必要があり、蓄熱が進むにつれて投入電力量あたりの蓄熱量が下がる欠点は解消されないものであった。
そこで、この発明は、同じ電力量で蓄熱できる冷熱量(エネルギー消費効率)が大きくなり、使用電力量を削減できる蓄熱装置及びこれを用いた空調装置を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、請求項1の発明は、蓄熱槽の上層に上部潜熱蓄熱部が設けられ、且つ前記蓄熱槽の下部に下部潜熱蓄熱部が設けられ、前記下部潜熱蓄熱部の相転移温度が前記上部潜熱蓄熱部の相転移温度より低く設定されていると共に、前記蓄熱槽の上部に冷却用の上部熱交換器が設置され、前記蓄熱槽の下部に加熱用の下部熱交換器が設置され、前記蓄熱槽の空隙は蓄熱用流体で満たされている蓄熱装置としたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の蓄熱装置を用いた空調装置において、前記蓄熱槽の上部に上部流体出入口が設けられ且つ前記蓄熱槽の下部に下部流体出入口が設けられていると共に、暖房時に前記上部流体出入口から前記蓄熱槽の上層の流体を空調機に供給して暖房を行い、冷房時には前記下部流体出入口から前記蓄熱槽の下層の流体を前記空調機に供給して冷房を行うことを特徴とする。
更に、請求項3の発明は、請求項1の蓄熱装置を用いた空調装置において、前記蓄熱槽の上部に配設された上部熱交換部と該上部熱交換部に接続され且つ前記蓄熱槽の下部に配設された下部熱交換部を有する熱交換器が設けられ、前記上部熱交換部の上部流体出入口が前記蓄熱槽の上部に設けられ且つ前記下部熱交換部の下部流体出入口が前記蓄熱槽の下部に設けられていると共に、暖房時には前記上部熱交換部内の流体を前記上部流体出入口から空調機に供給して暖房を行い、冷房時には前記下部熱交換部内の流体を前記下部流体出入口から前記空調機に供給して冷房を行うことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の空調装置において、前記上部熱交換部は前記上部潜熱蓄熱部を貫通し、前記下部熱交換部は前記下部潜熱蓄熱部を貫通していることを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、蓄熱槽の上部に冷却用の熱交換器を設け、蓄熱槽の下部に加熱用の熱交換器を設けることにより、蓄冷時には蓄熱槽の上部の一番温度が高い部分を優先的に冷却し、蓄熱時には蓄熱槽の下部の一番温度が低い部分を優先的に加熱できる。そのため、同じ電力量で蓄熱できる冷熱量(エネルギー消費効率)が大きくなり、使用電力量を削減できる。
また、請求項2の発明によれば、冷房時には蓄熱槽の底面に近い一番温度の低い部分の蓄熱用流体を使用し、暖房時には蓄熱槽の上面に近い温度の高い部分の蓄熱用流体を使用していくため、蓄熱・蓄冷のみで室温が維持できる時間が長くなり、一次加熱用の加熱手段(例えば、ヒートポンプ等の空調室外機)の稼働時間を短くできる。
更に、請求項3の発明によれば、冷房時には蓄熱槽の底面に近い一番温度の低い部分に設けられる下部熱交換部内の流体を使用し、暖房時には蓄熱槽の上面に近い温度の高い部分に設けられる上部熱交換部内の流体を使用していくため、蓄熱・蓄冷のみで室温が維持できる時間が長くなり、一次加熱用の加熱手段(例えば、ヒートポンプ等の空調室外機)の稼働時間を短くできる。
また、請求項4の発明によれば、上部熱交換部は上部潜熱蓄熱部を貫通し、下部熱交換部は下部潜熱蓄熱部を貫通しているので、冷房時には下部潜熱蓄熱部により下部熱交換部内の流体を長時間に渡って冷却し、暖房時には上部潜熱蓄熱部により上部熱交換部内の流体を長時間に渡って暖めることができ、蓄熱・蓄冷のみで室温が維持できる時間が長くなり、一次加熱用の加熱手段(例えば、ヒートポンプ等の空調室外機)の稼働時間を短くできる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1,図2において、1は住宅等の建物、2は建物1の1階(下階)の居室、3は建物1の2階(上階)の居室である。また、4は居室2の床部材、5は居室2の床下空間である。
1階の居室2は壁部6を有し、この壁部6の上部にはファンコンベクター7が取り付けられている。また、2階の居室3には放熱装置8が設置されている。この放熱装置8は、図1〜図3に示したように、放熱板9と、放熱板9に空気を送風する送風ファン10を有する。この放熱板9は、支持板9cに放熱パイプ部9aを保持させると共に、放熱パイプ部9aに放熱フィン9bを設けたものである。尚、8aは放熱装置8のリモコンである。そして、図3に示したように送風ファン10は、下部の空気吸込口10aから空気を取り入れて、取り入れた空気を上部の空気送風口10bから放熱板9に向けて上方に吹き出すようになっている。
また、床下空間5内には、床下放熱器(放熱装置)11及び冷暖房用の蓄熱槽12が配設されている。この蓄熱槽12内には蓄熱用流体が充填されている。この蓄熱用流体としては水などが用いられ、この水に凍結防止用にエチレングリコールなどを混入してもよい。11aは、床下放熱器11のリモコンである。
尚、蓄熱槽12の外表面は、熱の流出や結露防止のため断熱材で被覆することが望ましい。その断熱材はGW,ロックウール,ポリエチレンフォーム,ポリスチレンフォーム,ポリフェノールフォーム、吹き付けウレタンフォームなどが用いられ、夏期の結露防止のために25mm以上の厚みがあることが望ましい。
更に、蓄熱槽12の略右半分の上部には上部潜熱蓄熱部13が設けられ、蓄熱槽12の略右半分の下部には下部潜熱蓄熱部14が設けられている。
この上部潜熱蓄熱部13に用いる上層用潜熱蓄熱材(上部潜熱蓄熱部材)としては、酢酸ナトリウムや酢酸ナトリウム12水塩等30〜70℃に相転移温度を持つ公知の潜熱材を材料に使用している。しかも、上層用潜熱蓄熱材は、これが蓄熱槽12内の蓄熱液へ流出しないようにカプセルやケースに封入して用いられる。また、上部潜熱蓄熱部13は、最大で蓄熱槽12の高さ2/3〜1の範囲内で、蓄熱槽12の最上面に出来るだけ近接させて設置する。
また、下部潜熱蓄熱部14に用いる下層用潜熱蓄熱材(下部潜熱蓄熱部材)としては、炭酸ナトリウムやnC14H30n等−5〜10℃の間に相転移温度を持つ公知の潜熱材を材料に使用している。しかも、下層用潜熱蓄熱材は、これが蓄熱槽12内の蓄熱液へ流出しないようにカプセルやケースに封入して用いられる。また、下部潜熱蓄熱部14は、最大で蓄熱槽12の高さ0〜1/3の範囲内で、蓄熱槽12の底面に出来るだけ近接させて設置する。
尚、蓄熱槽12単体の大きさは特に指定しないが、部屋一畳(1.65m2)あたり0.04〜0.08m3ほどの容量が必要になる。従って、例えば8畳ほどの部屋の場合、0.32〜0.64m3容量の蓄熱槽が必要になって来る。
更に、蓄熱槽12の右半分には、ファンコンベクター7の熱交換器(二次熱交換器、空調機)15と、床下放熱器11の熱交換器(二次熱交換器、空調機)16と、放熱装置8の熱交換器(二次熱交換器、空調機)17が配設されている。
この熱交換器15は、上部潜熱蓄熱部13内にこれを貫通するように配設された上熱交換パイプ部15aと、下部潜熱蓄熱部14内にこれを貫通するように配設された下熱交換パイプ部15bを有する。また、熱交換器16は、上部潜熱蓄熱部13内にこれを貫通するように配設された上熱交換パイプ部16aと、下部潜熱蓄熱部14内にこれを貫通するように配設された下熱交換パイプ部16bを有する。更に、熱交換器17は、上部潜熱蓄熱部13内にこれを貫通するように配設された上熱交換パイプ部17aと、下部潜熱蓄熱部14内にこれを貫通するように配設された下熱交換パイプ部17bを有する。
また、ファンコンベクター7は図示しない一対の流体出入口を有する。そして、上熱交換パイプ部15aの上部流体出入口(上部二次流体出入口)15a1は、流体配管18,4方切換弁19,流体配管20,流体ポンプ21及び流体配管管22を介してファンコンベクター7の一方の流体出入口に接続されている。しかも、下熱交換パイプ部15bの下部流体出入口(下部二次流体出入口)15b1は、流体配管23,4方切換弁19及び流体配管24を介してファンコンベクター7の他方の冷媒出入口に接続されている。
更に、床下放熱器11は図示しない一対の流体出入口を有する。そして、上熱交換パイプ部16aの上部流体出入口(上部二次流体出入口)16a1は、流体配管25,流体ポンプ26及び流体配管27を介して床下放熱器11の一方の流体出入口に接続されている。しかも、下熱交換パイプ部16bの下部流体出入口(下部二次流体出入口)16b1は、流体配管28を介して床下放熱器11の他方の流体出入口に接続されている。
更に、上熱交換パイプ部17aの上部流体出入口(上部二次流体出入口)17a1は、流体配管29,4方切換弁30,流体配管31,流体ポンプ32及び流体配管33を介して放熱装置8の放熱パイプ部9aの一端に接続されている。
しかも、下熱交換パイプ部17bの下部流体出入口(下部二次流体出入口)17b1は、冷媒管34,4方切換弁30及び冷媒管35を介して放熱装置8の放熱パイプ部9aの他端に接続されている。
また、蓄熱槽12の略左半分の上部を蓄冷する上部蓄冷装置36と、蓄熱槽12の略左半分の下部を加熱する下部加熱装置37を有する。
この上部蓄冷装置36は、蓄熱槽12の略左半分の上部に配設された上部熱交換器38と、この上部熱交換器38用の空調室外機39と、上部熱交換器38と空調室外機39とを接続している冷媒管(往き用の冷媒管)40及び冷媒管(戻り用の冷媒管)41を有する。また、蓄熱槽12内部に設置され冷却に用いられる上部熱交換器38は、蓄熱槽12の高さの2/3〜1の範囲に設置される。
また、下部加熱装置37は、蓄熱槽12の略左半分の上部に配設された下部熱交換器42と、この下部熱交換器42用の空調室外機43と、下部熱交換器42と空調室外機43とを接続している冷媒管(往き用の冷媒管)44及び冷媒管(戻り用の冷媒管)45を有する。更に、蓄熱槽12内部に設置され加熱に用いられる下部熱交換器42は、蓄熱槽12の高さの0〜1/3の範囲に設置される。
尚、蓄熱槽12は、上下方向に2箇所の熱交換器38,42を設置して熱効率よく蓄熱するため、上下方向の厚みは20cm以上あることが望ましい。また、蓄熱槽12の加熱・冷却に用いられる空調室外機39,43としては、外気の熱を利用するヒートポンプや地中熱を利用するヒートポンプが主として用いられる。
また、蓄熱槽12内には、図1,図2に示したように、上,中,下の三箇所に空調室外機36,37をコントロールするのに用いる水温計46,47,48が設置されている。上部の水温計46は上部潜熱蓄熱部13の厚みの1/2より上部に設置され、中部の水温計47は蓄熱槽12の上下方向の1/2の付近に設置される。下部の水温計48は下層用蓄熱材14の厚みの1/2より下部に設置される。
尚、冷暖房装置36,37に用いる一次冷媒(蓄熱槽12内の冷媒を加熱・冷却する冷媒)としては、水,CO2,HFCなどの公知の冷媒が用いられる。
また、蓄熱槽12内に充填される蓄熱用流体としては水が用いられる。更に、放熱器(ファンコンベクター7、放熱装置8、床下放熱器11等の空調機)と蓄熱槽12を循環する流体としても水などが用いられる。これらの水には、凍結防止用にエチレングリコールなどを混入してもよい。尚、放熱器(ファンコンベクター7、放熱装置8、床下放熱器11等の空調機)と蓄熱槽12を循環する流体として、水以外にCO2,HFCなどの公知の冷媒を二次冷媒として用いることもできる。
[作用]
次に、このような構成の空調装置の作用を説明する。
a.冷房時:
(空調室外機39の制御)
冷房の設定時には、水温計46,47,48からの水温検出信号が蓄熱槽上部蓄冷用の空調室外機39の図示しない制御回路に入力される。
この空調室外機39の制御回路(図示せず)は、昼間時間帯(10:00〜17:00)および夜間時間帯は(17:00〜23:00)において、蓄熱槽12の上下方向中間部の温度が15℃以上になったか否かを水温計47からの水温検出信号から判断する。そして、この空調室外機39の制御回路(図示せず)は、昼間時間帯(10:00〜17:00)および夜間時間帯は(17:00〜23:00)に、蓄熱槽12内の上下方向中間部の温度が15℃以上になった時に、空調室外機37の冷却運転を実施し、10℃まで下がったなら空調室外機39の冷却運転を停止する。
また、空調室外機39の制御回路(図示せず)は、深夜時間帯(23:00〜7:00)において、蓄熱槽12内の上部の温度が蓄冷温度−1℃以下になったか否か及び蓄冷温度+1℃以上になったか否かを、水温計46の水温検出信号から判断する。そして、この空調室外機39の制御回路(図示せず)は、深夜時間帯(23:00〜7:00)において、冷房時に蓄熱槽12の上部の温度が蓄冷温度−1℃になると空調室外機37の冷却運転を停止し、蓄冷温度+1℃以上になると空調室外機39の冷却運転をするよう制御する。なお蓄冷温度の設定は-5℃から10℃の間となる。
尚、空調室外機39の冷却運転において、空調室外機39から吐出される一次冷媒は、冷媒管40を介して上熱交換器38に供給され、蓄熱槽12内の上部の冷媒を冷却した後、冷媒管41を介して空調室外機39に戻される。
このように蓄熱槽12の蓄冷時には、蓄熱槽12の上部の最も温度の高い部分を優先的に冷却できるので、同じ電力量で蓄冷できる冷熱量(エネルギー消費効率)が大きくなり、使用電力量を削減できる。
(建物内の放熱装置の冷房動作)
図示しないリモコンにより4方切換弁19を駆動操作して、4方切換弁19により流体配管18,24を連通させると共に流体配管20,23を連通させる。しかも、図示しないリモコンにより二次流体ポンプ21を作動させる。
これにより、熱交換器(二次熱交換器)15内の二次冷媒が、下部熱交換パイプ部15bから流体配管23,4方切換弁19及び流体配管20を介して二次流体ポンプ21に吸い込まれる。この二次流体は、二次流体ポンプ21から吐出されて流体配管22を介してファンコンベクター(放熱装置)7に供給される。
このファンコンベクター7は、供給される二次流体により冷却した空気を居室2内に吹き出して、居室2内の冷房を行う。そして、ファンコンベクター7から吐出される二次流体は、流体配管24,4方切換弁19及び流体配管18を介して熱交換器(二次熱交換器)15の上部熱交換パイプ部15aに戻される。
また、リモコン8aを操作して、4方切換弁30により流体配管31,34を連通させると共に流体配管29,35を連通させる。しかも、リモコン8aにより二次流体ポンプ32を作動させると共に送風ファン10を作動させる。
この二次流体ポンプ32の作動により、熱交換器(二次熱交換器)17内の二次流体が、下熱交換パイプ部17bから流体配管34,4方切換弁30及び流体配管31を介して二次流体ポンプ32に吸い込まれる。この二次流体は、二次冷媒ポンプ32から吐出されて冷媒管33を介して放熱装置8の放熱パイプ部9aに供給される。この二次流体は放熱パイプ部9a内を流れて流体配管35に吐出される。
一方、送風ファン10は、居室3の下部の空気を吸い込んで放熱フィン9aの周囲に供給した後、この空気を放熱装置8の上部から居室3内に送風する。この際、放熱パイプ部9a内を流れる二次流体は放熱フィン9bを介して周囲を流れる空気から吸熱して冷却し、この冷却された空気が居室3内に送風されて、居室3内を冷房する。
そして、放熱パイプ部9aから冷媒管35内に吐出された二次流体は、二次流体ポンプ32及び流体配管29を介して熱交換器(二次熱交換器)17の上部熱交換パイプ部17aに戻される。
このように冷房時には蓄熱槽12の底面に近い一番温度の低い部分から使用していくため、蓄冷のみで室温が維持できる時間が長くなり、一次冷却用の空調室外機39の稼働時間を短くできる。
b.暖房時:
(空調室外機43の制御)
暖房の設定時には、水温計46,47,48からの水温検出信号が蓄熱槽下部加熱用の空調室外機43の図示しない制御回路に入力される。
この空調室外機43の制御回路(図示せず)は、昼間時間帯(10:00〜17:00)および夜間時間帯は(17:00〜23:00)において、蓄熱槽12内の上下方向中間部の温度が40℃を切ったか否か及び蓄熱槽12内の上下方向中間部の温度が50℃を超えたか否かを、水温計47からの水温検出信号から判断する。そして、空調室外機43の制御回路(図示せず)は、昼間時間帯(10:00〜17:00)および夜間時間帯は(17:00〜23:00)において、蓄熱槽12内の上下方向中間部の温度が40℃を切った時に、空調室外機43の加熱運転を実施し、蓄熱槽12内の上下方向中間部の温度が50℃を超えた時に空調室外機43の運転を停止する。
また、空調室外機43の制御回路(図示せず)は、深夜時間帯(23:00〜7:00)において、蓄熱槽12内の下部の温度が蓄熱温度+1℃を超えるか否か及び蓄熱温度−1℃以下か否かを、水温計48の水温検出信号から判断する。そして、空調室外機43の制御回路(図示せず)は、深夜時間帯(23:00〜7:00)において、暖房時は下部温度が蓄熱温度+1℃を超えると停止し、蓄熱温度−1℃より下がると運転するよう制御する。なお蓄熱温度の設定は40から70℃の間となる。
尚、空調室外機43の加熱運転において、空調室外機43から吐出される一次冷媒は、冷媒管44を介して下熱交換器42に供給され、蓄熱槽12内の下部の冷媒を加熱した後、冷媒管45を介して空調室外機43に戻される。
このように蓄熱槽12の加熱時には、蓄熱槽12の下部の最も温度の低い部分を優先的に加熱できるので、同じ電力量で蓄熱できる熱量(エネルギー消費効率)が大きくなり、使用電力量を削減できる。
(建物内の放熱装置の暖房動作)
図示しないリモコンにより4方切換弁19を駆動操作して、4方切換弁19により冷媒管18,20を連通させると共に流体配管23,24を連通させる。しかも、図示しないリモコンにより二次流体ポンプ21を作動させる。
これにより、熱交換器(二次熱交換器)15内の二次流体が、上部熱交換パイプ部15aから流体配管18,4方切換弁19及び流体配管20を介して二次流体ポンプ21に吸い込まれる。この二次流体は、二次流体ポンプ21から吐出されて流体配管22を介してファンコンベクター(放熱装置)7に供給される。
このファンコンベクター7は、供給される二次流体により加熱した空気を居室2内に吹き出して、居室2内の暖房を行う。そして、ファンコンベクター7から吐出される二次流体は、流体配管24,4方切換弁19及び流体配管23を介して熱交換器(二次熱交換器)15の下部熱交換パイプ部15bに戻される。
また、リモコン8aを操作して、4方切換弁30により流体配管29,31を連通させると共に流体配管34,35を連通させる。しかも、リモコン8aにより二次流体ポンプ32を作動させると共に送風ファン10を作動させる。
この二次流体ポンプ32の作動により、熱交換器(二次熱交換器)17内の二次流体が、上部熱交換パイプ部17aから流体配管29,4方切換弁30及び流体配管31を介して二次流体ポンプ32に吸い込まれる。この二次流体は、二次流体ポンプ32から吐出されて流体配管33を介して放熱装置8の放熱パイプ部9aに供給される。この二次流体は放熱パイプ部9a内を流れて流体配管35に吐出される。
一方、送風ファン10は、居室3の下部の空気を吸い込んで放熱フィン9aの周囲に供給した後、この空気を放熱装置8の上部から居室3内に送風する。この際、放熱パイプ部9a内を流れる二次流体は放熱フィン9bを介して周囲を流れる空気を加熱し、この加熱された空気が居室3内に送風されて、居室3内を暖房する。
そして、放熱パイプ部9aから冷媒管35内に吐出された二次流体は、二次流体ポンプ32及び流体配管34を介して熱交換器(二次熱交換器)17の下部熱交換パイプ部17bに戻される。
このように暖房時には蓄熱槽12の上面に近い一番温度の高い部分から使用していくため、加熱のみで室温が維持できる時間が長くなり、一次加熱用の空調室外機43の稼働時間を短くできる。
c.その他の条件
上記運転の選択は、例として一つの図示しないスイッチで一斉に各居室(各部屋)2,3の暖房と冷房の切替や、蓄熱槽12への蓄熱をするか否かの切り替えもできる。また、各部屋(居室2,3)にリモコン(例えばリモコン8a)で個別に暖房・冷房・蓄熱しないを選択することもできる。更に、カレンダー機能を用いて、自動的に暖房、冷房、蓄熱しないを選択することもできる。これらの手段は、単独で用いても良いし、複数以上組み合わせて実施しても良い。このような冷暖房等の設定や切替には周知の技術を用いることができるので、その詳細な説明は省略する。
[変形例1]
以上説明した実施例では、上部潜熱蓄熱部13,下部潜熱蓄熱部14を上下に配設すると共に、上部熱交換器38,下部熱交換器42を上下に配設したが、必ずしもこれに限定されるものではない。
例えば、図4に示したように、上部潜熱蓄熱部13と下部潜熱蓄熱部14及び上部熱交換器38と下部熱交換器42を対角位置に配置して、下部熱交換器42上に上部潜熱蓄熱部13が位置し、下部潜熱蓄熱部14上に上部熱交換器38が位置するようにしても良い。尚、図4は、図1,図2のファンコンベクター7及び床下放熱器11を省略すると共に、放熱装置8と蓄熱槽12との関係を示したものである。
この場合、水温計46,47,48は、上部潜熱蓄熱部13と下部潜熱蓄熱部14の配列方向と同方向となるように、対角方向に斜めに配列しても良い。
[変形例2]
また、図1,図2では、水温計46,47,48を上下に直線的に配列したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図5に示したように、水温計46,48は水温計47よりも右寄りにずらして配設してもよい。尚、図5も、、図1,図2のファンコンベクター7及び床下放熱器11を省略すると共に、放熱装置8と蓄熱槽12との関係を示したものである。
[変形例3]
更に、図6に示したように、図4の蓄熱槽12と図1,2のファンコンベクター7及び床下放熱器11との組み合わせであっても良い。この場合、リモコン11aでファンコンベクター7も操作できるようにしても良い。
[変形例4]
また、図7に示したように、図5の蓄熱槽12と図1,2のファンコンベクター7及び床下放熱器11との組み合わせであっても良い。この場合も、リモコン11aでファンコンベクター7も操作できるようにしても良い。
図8〜図10は、この発明の空調装置の蓄熱槽12と放熱装置の配置の一実施例を示したものである。尚、本実施例の以下の説明において使用する用語の符号が図8〜図10に付されていないものある。この場合の用語の符号には図1〜図6の説明に用いた用語及び符号と同じものを用いている。従って、この場合には図1〜図6を参照すること。
図8は住宅(建物)の1階の床下を示し、図9は1階の間取りを示し、図10は2階の間取りを示したものである。図8において、建物の1階の床下には、基礎壁60で区画された左右2つの床下空間5a,5bが設けられている。この2つの床下空間5a,5bは基礎壁60に設けられた切欠61により互いに連通している。
図9に示したように、1階の右側には床下空間5bと一致する面積の居室62が設けられ、この居室62にはキッチンとリビングダイニングが設けられている。また、1階の左右方向の中央には床下空間5aの右上に位置し且つ基礎壁60に沿って設けられた玄関ホール63を有する。また、図9に示したように、1階の左側には床下空間5aの略左上に位置する居室(和室)64,風呂65,洗面66,トイレ67等の居室及び階段66が設けられている。
更に、図10に示したように、2階には階段66から上がった位置に2Fホール68が設けられている。また、2階には、2Fホール68を囲むように洗面69,トイレ70,収納71,居室C,D,E,書斎72が設けられている。2Fのコーナ部には居室Eと書斎70に隣接して収納73が設けられている。
建物2Fの居室Cは、東西方向2.73m,南北方向4.55mで、約7.5畳の間取りの洋室となっている。しかも、居室Cの南側には幅1.71m・高さ1.4mのLow-eペアガラスアルミ樹脂複合サッシの窓C1が設置され、居室Cの西側には幅1.26m・高さ1.4mのLow-eペアガラスアルミ樹脂複合サッシの窓C2が設置されている。
建物2Fの居室Dは、東西方向2.73m,南北方向3.64mで、約6畳の間取りの洋室となっている。この居室Dの南側には、幅1.71m・高さ1.4mのLow-eペアガラスアルミ樹脂複合サッシの窓D1が設置されている。
建物1Fの和室64は東西方向3.64m,南北方向4.55m 約10畳になっていてる。しかも、この和室64の南側には幅2.61m・高さ1.95mのLow-eペアガラスアルミ樹脂複合サッシの窓64aが設置されていると共に、和室64の西側には幅1.26m・高さ1.4mのLow-eペアガラスアルミ樹脂複合サッシの窓64bが設置されている。
居室C,Dには、居室C,Dを仕切る仕切壁74に沿わせて窓から50cmの距離の位置に放熱装置8、8が設置されている。この放熱装置8は、幅80cm×高さ120cm(パネル表面積4.5m2)の放熱板(放熱パネル)9と、定格風量670m3/hの送風装置(ラインフローファン)10を有する。
居室(和室)64の東側には、天井より7cmの隙間をあけて図面の図3に示したように幅81cm・高さ30cmのファンコンベクター(ファンコイルユニット)7が設置されている。また、和室64の床下空間5aの中心部と玄関ホール床下中心部にはそれぞれ床下放熱器11が配設されている。この床下放熱器11は、長さ91cm・幅21cm・高さ10cmの1cm間隔で21cm×10cmのフィンを有する。
床下空間5aには、図8に示したように、厚み2.5cmの発泡ポリスチレン(図示せず)で被覆した幅72cm・長さ2.1m・高さ27cm(タンク容量0.4m3)の蓄熱槽12がB1(左下),B2(中央左),B3(中央右)で示した位置に3台設置されている。
また、床下空間5bには、図8に示したように、厚み2.5cmの発泡ポリスチレン(図示せず)で被覆した幅72cm・長さ2.1m・高さ27cm(タンク容量0.4m3)の蓄熱槽12がB4(左下),B5(右下),B6(右上)で示した位置に3台設置されている。
図8では図示を省略しているが、この蓄熱槽12内の底部には図4に示した下部潜熱蓄熱部14と下熱交換器42が配設されている。この下部潜熱蓄熱部14は、幅63cm・長さ99cmで高さ9cmのメッシュ状の容器(図示せず)と、この容器(図示せず)内に充填された多数のカプセル群(図示せず)を有する。このカプセル群(図示せず)は、直径8cmのカプセル(図示せず)に炭酸ナトリウムを封入したものを多数容器内に充填したものである。また、下熱交換器42は、幅63cm・長さ99cm・高さ9cmとなっている。また、下部温度測定用の水温計48にはシーズ入りT熱電対が用いられている。
また、図8では図示を省略しているが、蓄熱槽12内の上部には図4に示した上部潜熱蓄熱部13と上部熱交換器38が配設されている。この上部潜熱蓄熱部13は下部熱交換器42上に配設され、上部熱交換器38は下部潜熱蓄熱部14上に配設されている。しかも、上部潜熱蓄熱部13は、幅63cm・長さ99cmで高さ9cmのメッシュ状の容器(図示せず)と、この容器(図示せず)内に充填された多数のカプセル群(図示せず)を有する。このカプセル群(図示せず)は、直径8cmのカプセル(図示せず)に酢酸ナトリウムを封入したものを多数容器(図示せず)内に充填したものである。また、上部熱交換器38は、幅63cm・長さ99cm・高さ9cmとなっている。また、下部温度測定用の水温計46にはシーズ入りT熱電対が用いられている。
また、蓄熱槽12の底面より13cmの高さの位置には、蓄熱槽12の上下方向の中間部の温度測定に用いる水温計47が設置されている。この水温計47にもシーズ入りT熱電対が用いられている。
更に、蓄熱槽12内には、不凍液としてエチレングリコール33%とリン酸カリ1%混合の水を充填する。ただし、暖房時の熱膨張を想定して、熱膨張を吸収するための隙間(図示せず)を蓄熱槽12の上部に設けてある。
各蓄熱槽12の上部熱交換器38は空調室外機39に接続され、下部熱交換器42は空調室外機43に接続されている。そして、空調室外機39には定格出力5.0KWのHFC冷媒ヒートポンプが用いられ、空調室外機43には定格出力5.0KWのHFC冷媒ヒートポンプに接続が接続されている。しかも、冷媒管40,41,44,45内にはHFC冷媒が充填されている。
<床下空間5aの蓄熱槽12の接続>
居室Cと居室Dの放熱装置8は、床下空間5aの左下の位置(図8のB1で示した位置)の蓄熱槽(蓄熱タンク)12に、図1の四方切換弁30と流体ポンプ30を介して接続されている。また、 和室64のファンコンベクター7は、床下空間5a内の左から2番目(図8のB2で示した位置)の蓄熱槽12に図1の四方切換弁19と流体ポンプ21を介して接続されている。
また、和室64の床下の床下放熱器11は、床下空間5a内の左から2番目(図8のB2で示した位置)の蓄熱槽12に、図1の流体ポンプ26を介して接続されている。また、玄関ホール63の床下の床下放熱器11は、床下空間5aの左から3番目(図8のB3で示した位置)の蓄熱槽12に、図1の流体ポンプ26を介して接続されている。
<床下空間5bの蓄熱槽12の接続>
また、居室Eの放熱装置8は、図8の平面図において床下空間5bの左下の位置(図8のB4で示した位置)の蓄熱槽(蓄熱タンク)12に、図1の四方切換弁30と流体ポンプ30を介して接続されている。
更に、図8の平面図において、床下空間5bの下側且つ左右方向中央の位置には床下放熱器11が配設されている。この床下放熱器11は床下空間5aの右下(図8のB5で示した位置)の蓄熱槽12に、図1の流体ポンプ26を介して接続されている。
また、図8の平面図において、床下空間5bの上下方向且つ左右方向中央の位置には床下放熱器11が配設されている。この床下放熱器11は床下空間5bの右上(図8のB6で示した位置)の蓄熱槽12に、図1の流体ポンプ26を介して接続されている。
尚、これらの接続は、流体配管(二次流体配管)を介して図1と同様に行われる。本実施例では、その詳細な説明は省略する。また、この流体配管としては、発泡ポリエチレン15mmで断熱した20Aポリエチレン架橋管を使用し、内部は蓄熱槽と同じ不凍液を充填した。
<冷房時の設定>
空調室外機39の制御回路(図示せず)は、深夜(23:00〜7:00)において、蓄熱槽12の上部の水温計46の水温検出信号から蓄熱槽12の上部の水温を検知して、次のように制御するように設定されている。即ち、空調室外機39の制御回路(図示せず)は、深夜において、蓄熱槽12の上部の水温が6℃以上になると、空調室外機39の蓄冷運転(冷房運転)を開始する一方、蓄熱槽12の上部の温度が4℃未満になると、空調室外機39の蓄冷運転を停止するように設定されている。
また、空調室外機39の制御回路(図示せず)は、昼間・夜間(7:00〜23:00)において、蓄熱槽12の中間部の水温計47の水温検出信号から蓄熱槽12の上下方向の中間部の水温を検知して、次のように制御するように設定されている。即ち、空調室外機39の制御回路(図示せず)は、昼間・夜間において、蓄熱槽12の上下方向の中間部の水温が15℃以上になると、空調室外機39の蓄冷運転を開始する一方、蓄熱槽12の上下方向の中間部の水温が10℃より下がると、空調室外機39の蓄冷運転を停止するように設定されている。
<暖房時の設定>
空調室外機43の制御回路(図示せず)は、深夜(23:00〜7:00)において、底部の水温計48の水温検出信号から蓄熱槽12の底部の水温を検出して、次のように制御するように設定されている。即ち、空調室外機43の制御回路(図示せず)は、深夜において、蓄熱槽12の底部の水温が59℃以下になると、空調室外機39の蓄熱運転(暖房運転)を開始する一方、蓄熱槽12の底部の水温が61℃以上になると、空調室外機43の蓄熱運転を停止するように設定されている。
また、空調室外機43の制御回路(図示せず)は、昼間・夜間(7:00〜23:00)において、中間部の水温計47の水温検出信号から蓄熱槽12の上下方向の中間部の水温を検知して、次のように制御するようになっている。即ち、空調室外機43の制御回路(図示せず)は、昼間・夜間において、蓄熱槽12の上下方向の中間部の水温が40℃より下がると、空調室外機43の蓄熱運転を開始する一方、蓄熱槽12の上下方向の中間部の水温が50度以上になると、空調室外機43の蓄熱運転を停止するように設定されている。
尚、暖房、冷房の蓄熱選択は、集中スイッチと各空調装置のリモコンでの選択を併用する方式で行った。集中スイッチが暖房・冷房になっている場合、各蓄熱槽は自動的に選択した蓄熱動作を実施する。集中スイッチが切の場合には、前日の運転内容(暖房・冷房)に基づき蓄熱実施し、前日運転をしなければ、その蓄熱槽は蓄熱しない。
以上の空調システムにおいて、居室Cについて暖房運転を実施した。この際の外気温は、最低(午前6時)が−3.0℃で、最高(午後2時)が10℃であった。
前日の23:00から次の日の7:00まで時間、空調室外機43による蓄熱運転をすると共に、居室C内を放熱装置8により18℃に暖房した。しかも、7:00〜8:00、17:00〜23:00については、放熱装置8により居室C内が22℃となる暖房を実施した。その結果、蓄熱時間帯を除き空調室外機43は作動しなかった。
本実施例2では、実施例1における熱交換器(二次熱交換器)17をSUS管から形成した。このSUS管の長さは9.8mとした。また、本実施例2では、図4に示した熱交換器17の上部熱交換パイプ部17a及び下部熱交換パイプ部17bを1mごとに20cm間隔で水平方向に折り畳んだ形状とした。そのため、上部熱交換パイプ部17a及び下部熱交換パイプ部17bは水平方向に20cm間隔の4本の管(管部)が平行に連続させられた状態となっている。更に、本実施例2では、図4の上部熱交換パイプ部17aを蓄熱槽12の上面より3cm下方の高さ位置に設け、下部熱交換パイプ部17bを蓄熱槽12の底面より3cm上方の高さ位置に設けた。
また、本実施例2では、上部熱交換パイプ部17aの4本の管と管の間に上部潜熱蓄熱部(上蓄熱材)のカプセルを2個挟むように保持させ、下部熱交換パイプ部17bの4本の管と管の間に下部潜熱蓄熱部(下蓄熱材)のカプセルを2個挟むように保持させた構成とした。尚、本実施例2では、実施例1の場合と違い、図1のように上部潜熱蓄熱部13と下部潜熱蓄熱部14は上下に互いに相対するように配置した。
それ以外については、実施例1と全く同じである。
以上の空調システムにおいて、居室Cについて暖房運転を実施した。この際の外気温は、最低(午前6時)が−3.0℃で、最高(午後2時)が10℃であった。
前日の23:00から次の日の7:00まで時間、空調室外機43による蓄熱運転をすると共に、居室C内を放熱装置8により18℃に暖房した。しかも、7:00〜8:00、17:00〜23:00については、放熱装置8により居室C内が22℃となる暖房を実施した。その結果、蓄熱時間帯を除き空調室外機43は作動しなかった。
比較例1
この比較例では、蓄熱槽の1台当たりの二次熱交換器を一個に変更し、この二次熱交換器の設置位置を蓄熱槽の上下方向の中間高さに変更した。また、蓄熱材をなくし、運転内容(冷房,暖房)の違いにより流路変更をする四方切換弁をなくした。
図11は、この比較例1を示したものである。この図11では、蓄熱槽12が一つの加熱蓄冷装置50で加熱蓄冷できるようになっている。この加熱蓄冷装置50は、蓄熱槽12の左側に配設された熱交換器51を有する。この熱交換器51は、蓄熱槽12の上部に配設された上部熱交換パイプ部51aと、蓄熱槽12の下部に配設された下部熱交換パイプ部51bを有する。
また、加熱蓄冷装置50は、空調用室外機52と、この空調室外機52の一対の冷媒出入口(図示せず)を上部熱交換パイプ部51aと下部熱交換パイプ部51bに接続している冷媒管53,54を有する。
更に、上部熱交換パイプ部15aは、流体配管55,流体ポンプ21,流体配管22を介して、ファンコンベクター7の流体流入口(図示せず)に接続されている。また、下部熱交換パイプ部15bは、流体配管24を介して、ファンコンベクター7の流体吐出口(図示せず)に接続されている。尚、床下放熱器11の接続関係は図1,図2と同じである。この場合も、リモコン11aでファンコンベクター7も操作できるようになっている。尚、この変形例では水温計47のみが一つ設けられている。
以上の空調システムにおいて、居室64について暖房運転を実施した。この際の外気温は、最低(午前6時)が−3.0℃で、最高(午後2時)が10℃であった。そして、前日の23:00から次の日の7:00まで時間、空調室外機43による蓄熱運転をすると共に、居室64内をファンコンベクター7により18℃に暖房した。しかも、7:00〜8:00、17:00〜23:00については、ファンコンベクター7により居室64内が22℃となる暖房を実施した。この比較例1では、空調室外機43が蓄熱時間帯と20:00以降に作動したため、実施例1,2に比べ保熱が悪いことを確認した。
[変形例5]
また、図1の実施例では、熱交換器15,16,17を蓄熱槽12内に配設し、この熱交換器15と床下放熱器11との間で流体を循環させ、熱交換器16とファンコンベクター7との間で流体を循環させ、熱交換器17と放熱装置8との間で流体を循環させるようにしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。
図1の熱交換器15,16,17を省略して、図12(a),(b)に示したように上部流体出入口15a1,16a1,17a1を上部潜熱蓄熱部13に臨む位置で蓄熱槽12の上部に開口させると共に、図12(a),(c)に示したように下部流体出入口15b1,1ba1,17b1を下部潜熱蓄熱部14に臨む位置で蓄熱槽12の下部に開口させた構成としても良い。
この場合には蓄熱槽12内の流体が、蓄熱槽12とファンコンベクター7との間,蓄熱槽12と放熱装置8との間,蓄熱槽12と床下放熱器11との間で循環されることになる。この場合にも、冷房時には蓄熱槽12の下部の流体をファンコンベクター7,放熱装置8,床下放熱器11に供給した後に蓄熱槽12の上部に戻し、暖房時に蓄熱槽12の上部の流体をファンコンベクター7,放熱装置8,床下放熱器11に供給した後に蓄熱槽12の下部に戻すようにする。
このようにすることで、図1に示した実施例と同様に、蓄熱槽12の蓄冷時には、蓄熱槽12の上部の最も温度の高い部分を優先的に冷却できるので、同じ電力量で蓄冷できる冷熱量(エネルギー消費効率)が大きくなり、使用電力量を削減できる。また、冷房時には蓄熱槽12の底面に近い一番温度の低い部分から使用していくため、蓄冷のみで室温が維持できる時間が長くなり、一次冷却用の空調室外機39の稼働時間を短くできる。
また、このようにすることで、図1の実施例と同様に、蓄熱槽12の加熱時には、蓄熱槽12の下部の最も温度の低い部分を優先的に加熱できるので、同じ電力量で蓄熱できる熱量(エネルギー消費効率)が大きくなり、使用電力量を削減できる。更に、暖房時には蓄熱槽12の上面に近い一番温度の高い部分から使用していくため、加熱のみで室温が維持できる時間が長くなり、一次加熱用の空調室外機43の稼働時間を短くできる。
[変形例6]
図13(a)〜(c)は、図6の実施例の変形例を示したものである。この図13においても、図6の熱交換器15,16を省略して、図13(a),(b)に示したように上部流体出入口15a1,16a1を上部潜熱蓄熱部13に臨む位置で蓄熱槽12の上部に開口させると共に、図13(a),(c)に示したように下部流体出入口15b1,1ba1を下部潜熱蓄熱部14に臨む位置で蓄熱槽12の下部に開口させた構成としても良い。
この場合には蓄熱槽12内の流体が、蓄熱槽12とファンコンベクター7との間,蓄熱槽12と床下放熱器11との間で循環されることになる。この場合にも、冷房時には蓄熱槽12の下部の流体をファンコンベクター7に供給した後に蓄熱槽12の上部に戻し、暖房時に蓄熱槽12の上部の流体をファンコンベクター7,床下放熱器11に供給した後に蓄熱槽12の下部に戻すようにする。
このようにすることで、図1に示した実施例と同様に、蓄熱槽12の蓄冷時には、蓄熱槽12の上部の最も温度の高い部分を優先的に冷却できるので、同じ電力量で蓄冷できる冷熱量(エネルギー消費効率)が大きくなり、使用電力量を削減できる。また、冷房時には蓄熱槽12の底面に近い一番温度の低い部分から使用していくため、蓄冷のみで室温が維持できる時間が長くなり、一次冷却用の空調室外機39の稼働時間を短くできる。
また、図1の実施例と同様に、蓄熱槽12の加熱時には、蓄熱槽12の下部の最も温度の低い部分を優先的に加熱できるので、同じ電力量で蓄熱できる熱量(エネルギー消費効率)が大きくなり、使用電力量を削減できる。更に、暖房時には蓄熱槽12の上面に近い一番温度の高い部分から使用していくため、加熱のみで室温が維持できる時間が長くなり、一次加熱用の空調室外機43の稼働時間を短くできる。
[変形例7]
また、図1の実施例では、上部熱交換パイプ部17aが上部潜熱蓄熱部13の上部を貫通し、下部熱交換パイプ部17bが下部潜熱蓄熱部14の下部を貫通する構成としたが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図14に示したように上部熱交換パイプ部17aが上部潜熱蓄熱部13の上下方向の中間部を貫通し、下部熱交換パイプ部17bが下部潜熱蓄熱部14の上下方向の中間部を貫通する構成とすることができる。この場合にも、変形例7と略同様な効果が得られる。
[変形例8]
また、図15に示したように、上部熱交換パイプ部17aが上部潜熱蓄熱部13の上方に配設され、下部熱交換パイプ部17bが下部潜熱蓄熱部14の下方配設された構成とすることもできる。この場合にも、変形例7と略同様な効果が得られる。
[変形例9]
更に、図16に示したように、上部熱交換パイプ部17aが上部潜熱蓄熱部13の側面に臨むように配設され、下部熱交換パイプ部17bが下部潜熱蓄熱部14の側面に臨むように配設された構成とすることもできる。この場合にも、変形例7と略同様な効果が得られる。
尚、図15,図16に示したような構成は、熱交換器15,16にも適用できる。
以上説明したように、この発明の実施の形態の蓄熱装置は、蓄熱槽12の上層に上部潜熱蓄熱部(上部潜熱蓄熱部材13)が設けられ、且つ前記蓄熱槽12の下部に下部潜熱蓄熱部(下部潜熱蓄熱部材14)が設けられ、前記下部潜熱蓄熱部(下部潜熱蓄熱部材14)の相転移温度が前記上部潜熱蓄熱部(上部潜熱蓄熱部材13)の相転移温度より低く設定されていると共に、前記蓄熱槽12の上部に冷却用の上部熱交換器38が設置され、前記蓄熱槽12の下部に加熱用の下部熱交換器42が設置され、前記蓄熱槽12の空隙は蓄熱用流体で満たされている。
この構成によれば、蓄熱槽12の上部に冷却用の熱交換器38を設け、蓄熱槽12の下部に加熱用の熱交換器42を設けることにより、蓄冷時には蓄熱槽12の上部の一番温度が高い部分を優先的に冷却し、蓄熱時には蓄熱槽12の下部の一番温度が低い部分を優先的に加熱できる。そのため、同じ電力量で蓄熱できる冷熱量(エネルギー消費効率)が大きくなり、使用電力量を削減できる。
また、この発明の実施の形態の蓄熱装置を用いた空調装置は、前記蓄熱槽12の上部に上部流体出入口が設けられ且つ前記蓄熱槽12の下部に下部流体出入口が設けられていると共に、暖房時に前記上部流体出入口から前記蓄熱槽12の上層の流体を空調機に供給して暖房を行い、冷房時には前記下部流体出入口から前記蓄熱槽12の下層の流体を前記空調機に供給して冷房を行うようになっている。
この構成によれば、冷房時には蓄熱槽12の底面に近い一番温度の低い部分の蓄熱用流体を使用し、暖房時には蓄熱槽12の上面に近い温度の高い部分の蓄熱用流体を使用していくため、蓄熱・蓄冷のみで室温が維持できる時間が長くなり、一次加熱用の加熱手段(例えば、ヒートポンプ等の空調室外機)の稼働時間を短くできる。
更に、この発明の実施の形態の空調装置は、前記蓄熱槽12の上部に配設された上部熱交換部(5a,16a,17a)と該上部熱交換部(15a,16a,17a)に接続され且つ前記蓄熱槽12の下部に配設された下部熱交換部(15b,16b,17b)を有する熱交換器が設けられ、前記上部熱交換部の上部流体出入口(15a1,16a1,17a1)が前記蓄熱槽12の上部に設けられ且つ前記下部熱交換部(15b,16b,17b)の下部流体出入口(上部冷媒出入口15b1,16b1,17b1)が前記蓄熱槽12の下部に設けられていると共に、暖房時には前記上部熱交換部(15a,16a,17a)内の流体を前記上部流体出入口(15a1,16a1,17a1)から空調機に供給して暖房を行い、冷房時には前記下部熱交換部(15b,16b,17b)内の流体を前記下部流体出入口(上部冷媒出入口15b1,16b1,17b1)から前記空調機に供給して冷房を行うようになっている。
この構成によれば、冷房時には蓄熱槽12の底面に近い一番温度の低い部分に設けられる下部熱交換部(15b,16b,17b)内の流体を使用し、暖房時には蓄熱槽12の上面に近い温度の高い部分に設けられる上部熱交換部(15a,16a,17a)内の流体を使用していくため、蓄熱・蓄冷のみで室温が維持できる時間が長くなり、一次加熱用の加熱手段(例えば、ヒートポンプ等の空調室外機)の稼働時間を短くできる。
また、この発明の実施の形態の空調装置において、前記上部熱交換部(15a,16a,17a)は前記上部潜熱蓄熱部(上部潜熱蓄熱部材13)を貫通し、前記下部熱交換部(15b,16b,17b)は前記下部潜熱蓄熱部(下部潜熱蓄熱部材14)を貫通している。
この構成によれば、上部熱交換部(15a,16a,17a)は上部潜熱蓄熱部(上部潜熱蓄熱部材13)を貫通し、下部熱交換部(15b,16b,17b)は下部潜熱蓄熱部(下部潜熱蓄熱部材14)を貫通しているので、冷房時には下部潜熱蓄熱部により下部熱交換部(15b,16b,17b)内の流体を長時間に渡って冷却し、暖房時には上部潜熱蓄熱部(上部潜熱蓄熱部材13)により上部熱交換部(15a,16a,17a)内の流体を長時間に渡って暖めることができ、蓄熱・蓄冷のみで室温が維持できる時間が長くなり、一次加熱用の加熱手段(例えば、ヒートポンプ等の空調室外機)の稼働時間を短くできる。
この発明に係る空調装置と建物との関係を示す説明図である。 図1の水温計の位置を示す説明図である。 図1,2の放熱装置の説明図である。 この発明の変形例を示す説明図である。 この発明の変形例を示す説明図である。 この発明の変形例を示す説明図である。 この発明の変形例を示す説明図である。 この発明のにかかる空調装置の蓄熱槽を建物の床下空間へ配置した例を示す説明図である。 図8の建物の1階(1F)の間取りを示す説明図である。 図8の建物の2階(2F)の間取りを示す説明図である。 この発明に対する比較例を示す説明図である。 (a)はこの発明に係る空調装置の変形例を示す説明図、(b),(c)は(a)の部分拡大説明図である。 (a)はこの発明に係る空調装置の変形例を示す説明図、(b),(c)は(a)の部分拡大説明図である。 この発明に係る空調装置の変形例を示す説明図である。 この発明に係る空調装置の変形例を示す説明図である。 この発明に係る空調装置の変形例を示す説明図である。
符号の説明
7・・・ファンコンベクター(放熱装置)
8・・・放熱装置
11・・・床下放熱器(放熱装置)
12・・・蓄熱槽
13・・・上部潜熱蓄熱部
14・・・下部潜熱蓄熱部
38・・・上熱交換器
42・・・下熱交換器
15,16,17・・・熱交換器(二次熱交換器)
15a1,16a1,17a1・・・上部冷媒出入口(上二次冷媒出入口)
15b1,16b1,17b1・・・下部冷媒出入口(下二次冷媒出入口)

Claims (4)

  1. 蓄熱槽の上層に上部潜熱蓄熱部が設けられ、且つ前記蓄熱槽の下部に下部潜熱蓄熱部が設けられ、前記下部潜熱蓄熱部の相転移温度が前記上部潜熱蓄熱部の相転移温度より低く設定されていると共に、前記蓄熱槽の上部に冷却用の上部熱交換器が設置され、前記蓄熱槽の下部に加熱用の下部熱交換器が設置され、前記蓄熱槽の空隙は蓄熱用流体で満たされていることを特徴とする蓄熱装置。
  2. 請求項1の蓄熱装置を用いた空調装置において、前記蓄熱槽の上部に上部流体出入口が設けられ且つ前記蓄熱槽の下部に下部流体出入口が設けられていると共に、暖房時に前記上部流体出入口から前記蓄熱槽の上層の流体を空調機に供給して暖房を行い、冷房時には前記下部流体出入口から前記蓄熱槽の下層の流体を前記空調機に供給して冷房を行うことを特徴とする空調装置。
  3. 請求項1の蓄熱装置を用いた空調装置において、前記蓄熱槽の上部に配設された上部熱交換部と該上部熱交換部に接続され且つ前記蓄熱槽の下部に配設された下部熱交換部を有する熱交換器が設けられ、前記上部熱交換部の上部流体出入口が前記蓄熱槽の上部に設けられ且つ前記下部熱交換部の下部流体出入口が前記蓄熱槽の下部に設けられていると共に、暖房時には前記上部熱交換部内の流体を前記上部流体出入口から空調機に供給して暖房を行い、冷房時には前記下部熱交換部内の流体を前記下部流体出入口から前記空調機に供給して冷房を行うことを特徴とする空調装置。
  4. 請求項3に記載の空調装置において、前記上部熱交換部は前記上部潜熱蓄熱部を貫通し、前記下部熱交換部は前記下部潜熱蓄熱部を貫通していることを特徴とする空調装置。
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