JP2008290094A - 構造体の製作方法、その構造体、その押出し形材 - Google Patents

構造体の製作方法、その構造体、その押出し形材 Download PDF

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Abstract

【課題】ステンレス板をアルミニウム合金製押出し形材に摩擦攪拌接合Fする方法を提供することを目的とする。
【解決手段】車体1の側構体2はアルミニウム合金製押出し中空形材30,40を車内側から摩擦攪拌接合Fして構成している。側構体2の車外側にはステンレス板10,20を車内側から中空形材30,40の突き合わせ部に摩擦攪拌接合Fしている。中空形材30,40同士の突き合わせ部を摩擦攪拌接合Fした後、中空形材30,40の車内側面板31,41を接合材51で接合する。これによれば、車外側面にステンレス板10,20がるので、車体表面の傷付を抑制できる。ステンレス板10,20を除けば、アルミニウム合金製であるので、軽量,安価に製作できる。またステンレス板同士、中空形材同士は、突き合わせ、または、重ねて摩擦攪拌接合Fする。ステンレス板と中空形材との間に断熱材を配置できる。
【選択図】図3

Description

この発明は、ステンレス板をアルミニウム合金製押出し形材に接合する方法、それによって製作された構造体、及びそのための押出し形材に関する。
ここで構造体とは、車体や、ステンレス板とアルミニウム合金製押出し形材とを接合した構造体をいう。
車体とは、鉄道車両用車体やモノレールカーの軌条車両用車体をいう。また、車体とは、その一部の側構体のみでもよい。
特許文献1に示すように、アルミニウム合金製押出し中空形材を摩擦撹拌接合して車体を製作する手段は、軽量で安価,高剛性の車体を得ることができ、広く採用されている。しかし、アルミニウム合金製押出し形材は比較的、柔らかく、車外側が傷付きやすい。また、トンネルにおいて、水漏れ等を受けることにより、変色しやすく、塗装が必要になっている。
また、特許文献2には、ステンレス板を溶接して鉄道車両車体を製作することが示されている。
また、特許文献3には、ステンレス鋼板で鉄道車両の車体を摩擦攪拌接合で製作することが示されている。これによれば、傷付きは抑制できるが、軽量化や、低価格性には課題がある。また、ステンレスの摩擦撹拌接合は、アルミニウム合金ほど容易ではない。また、現状ではステンレス鋼板では押出し形材、特に中空形材にできず、ステンレス鋼板では軽量,安価にはできない。
非特許文献1のFIG.6のdには、複数の金属板を重ね、この重ね部を摩擦攪拌接合することが示されている。
特許文献4には、側構体と屋根構体の接合、又側構体と台枠との接合をボルトなどの締結具で行うことが示されている。
特許第3014564号(EP00797043) 特開平04−100769号公報 特開2004−276724号公報 特開昭55−31694号公報 Dawes,"An Introduction to Friction Stir Welding and Its Development",in Welding & Metal Fabrication (Jan.1995)pp13,14 and16.
上述のように、アルミニウム合金製押出し形材は軽量,容易に製作できるが、傷付きに対して問題がある。
ステンレス板は、傷付きに対して強いが、軽量安価に製作できない。
本発明の目的は、ステンレス板をアルミニウム合金製押出し形材に摩擦攪拌接合して構造体を製作する方法を提供すること、を目的とする。
上記目的は、ステンレス板に1つ又は複数のアルミニウム合金製押出し形材を重ね、前記アルミニウム合金製押出し形材同士の突き合わせた部分、又は重ねた部分を摩擦攪拌接合すると共に、前記突き合わせた部分、又は重ねた部分と前記ステンレス板とを前記摩擦攪拌接合の熱によって接着剤で接合すること、を特徴とする構造体の製作方法によって、達成できる。
これによれば、ステンレス板をアルミニウム合金製押出し形材に接合できる。ステンレス板は構造体の外面(目視できる箇所)にあるので、目視できる箇所は傷付きにくい。押出し形材を用いているので、安価に製作できる。
以下、本発明の一実施例を図1〜図5によって説明する。なお、図3は、図1のIII−III断面図であり、本来は縦に長く図示されるべきであるが、製作方法を示すため、横に長く示している。図4,図5,図6、図7,図9,図10も同様である。
図1の車体1は、周知のように、側構体2と、屋根構体3と、側構体2を載せた台枠4と、側構体2、屋根構体3、台枠4の長手方向の端部の空間を閉鎖する妻構体5とからなる。側構体体2は複数のアルミニウム合金製押出し中空形材30,40を接合している。他の屋根構体3,台枠4も同様である。
側構体2の車外側面に、ステンレス板10,20がある。側構体2は、このステンレス板10,20とその車内側の複数のアルミニウム合金製押出し中空形材30,40とからなる。
複数の中空形材30,40は摩擦攪拌接合されて一体になっている。摩擦攪拌接合は、公知の技術である。ステンレス板10,20はその突き合わせ部を中空形材30,40の突き合わせ部に接合している。
側構体2は、2つの中空形材30,40で構成させてもよいが、そのように大きな中空形材を製作できないので、中空形材30,40を複数組み並べ、その複数組の中空形材30,40のそれぞれの端部の突き合わせ部を摩擦攪拌接合して、側構体2を構成している。
また、複数組の中空形材30,40が車外側面にステンレス板10(20)を接合している。
9は、ステンレス板10,20の接合の箇所を示す線である。一般に、この接合線9は窓Wを横方向(水平方向)に横切っている。線9は中空形材30,40の突き合わせ部でもあり、車内側にもある。
ステンレス板10,20の突き合わせ部には中空形材30,40の突き合わせ部があり、中空形材30,40は摩擦攪拌接合されている。
車体1の側面(側構体2側))には窓Wや出入り口90がある。出入り口90には、出入り口補強用の枠がある。枠は車内側から車外側に至る。枠の車外側面にはステンレス板10,20が接合されている。
ステンレス板10,20は車体の側構体2の車外側のみに張り付けてあり、手で触るのが困難で、目視困難な屋根構体3,妻構体5、これらを載せた台枠4の下面には設けていない。
一般に、側構体2は屋根構体3,妻構体5,台枠4に溶接で連結しているが、上記実施例では、側構体2の中空形材30,40の外面にステンレス板10,20があり、アルミニウム合金製押出し形材とステンレス板とが隣接する屋根構体3,妻構体5,台枠4のアルミニウム合金との溶接となるので、溶接が困難であり、側構体2と屋根構体3,妻構体5,台枠4との接合はリベット,ボルトやハックボルト(Huckbolt 商品名)の締結具(図示せず)で締結している。
図2は、側構体2の一般部(窓Wや出入口90がない箇所を言う。)の縦断面図を示したものである。アルミニウム合金製押出し中空形材30,40は中空形材であるため、アルミニウム合金を押出すプレスの能力により、中空形材の幅の制約があり、側構体2は、7枚の中空形材30,40を並べて接合し、構成している。ステンレス板10,20については、幅の制約がないので、2枚の板で構成可能である。
ここで、アルミニウム合金製押出し中空形材30,40とは、アルミニウム系合金製の押出し中空形材である。
以下、側構体2のアルミニウム合金製押出し中空形材30,40同士、また、これらとステンレス板10,20との接合手順を以下説明する。
側構体2は、7つのアルミニウム合金製押出し中空形材30,40を車体1の長手方向に沿って並列に並べ、摩擦攪拌接合して一体にしている。摩擦攪拌接合は、中空形材30,40の幅方向の端部の突き合わせ部を連続的に摩擦攪拌接合している。これによって、中空形材30,40は車体の外面にもなり、水の侵入を防ぐ。また、中空形材30,40は骨部材ともなる。
図3は、図1のIII−III断面図、図2のIII部の断面図であり、ステンレス板10,20の突き合わせ部であり、図2の9部の断面図である。ステンレス板10,20の突き合わせ部には、中空形材30,40の突き合わせ部がある。突き合わせ部は中空形材30,40の幅方向の端部にある。この中空形材30,40の車外側に、中空形材30,40に実質的に平行にステンレス板10,20があり、一方のステンレス板10の幅方向の端部が他方のステンレス板20の幅方向端部に突き合わせられている。この突き合わせ部の近傍が中空形材30,40の突き合わせ部の近傍に接合している。図4は図3の拡大図、図5は図4の中空形材30,40の突き合わせ部の拡大図である。
ステンレス板20は側構体2の下部にあり、中空形材30,40は5枚からなる。ステンレス板10は側構体2(ステンレス板20)の上部にあり、中空形材30、40は2枚からなる。
中空形材30,40は車体1の長手方向に沿って並列に配置され、その突き合わせ部を摩擦攪拌接合Fして一体にしている。
図3〜図5において、摩擦攪拌接合Fは、摩擦攪拌接合用の回転工具200を中空形材30,40の突き合わせ部に、回転工具200を回転させながら、挿入し、中空形材の長手方向に移動させて摩擦攪拌接合Fする。回転工具200を移動させず、中空形材30,40を移動させてもよい。つまり、回転工具200に対して、中空形材30,40、ステンレス板10,20を相対的に移動させればよい。
まず、ステンレス板10,20を架台100に載せ、両者10,20の端部を突き合わせる。これに中空形材30,40を上方から重ね、その幅方向端部を突き合わせる。中空形材30,40をステンレス板10,20に重ねる前に、中空形材30,40の突き合わせ部の近傍のステンレス板10,20側の面の接着剤溜まり溝34,44に接着剤60を塗付する。
中空形材30,40は、車内側の面板31,41と、これに実質的に平行な車外側の面板32,42と、両者をトラス状に接続するリブ33,43とからなる。中空形材30,40の車外側の面板32,42は幅方向の端部は車内側の面板31,41の端部よりも突出している。図3の上側が車内側,下側側が車外側である。
次に、前記突き合わせ部の上方(車内側面板31,41側)から回転工具200を挿入し、摩擦攪拌接合Fする。一方の車内側面板31と隣接する他方の車内側面板41との間には摩擦攪拌用Fの回転工具200を挿入できる空間がある。この摩擦攪拌接合Fによって、車外側面板32,42の突き合わせ部がFされる。また、ステンレス板10,20は接着剤60によって中空形材30,40に接合される。
摩擦攪拌接合F用の回転工具200の先端の小径部201は、車外側面板32,42内に位置し、ステンレス板10,20には接触していない。摩擦攪拌接合Fの熱によって接着剤60が加熱され、接着剤60が車外側面板32,42とステンレス板10,20とを接合する。
小回転工具200の径部201は硬いステンレス板10,20に接触していないので、車外側面板32,42の内部にあるので、その損傷を防止できる。
接着剤60は、例えば、セメダイン株式会社製一液熱硬化形樹脂系接着剤EP171またはFP138である。
接着剤溜まり溝34,44は、その塗布する接着剤60の硬化温度、摩擦攪拌接合F温度から定まる。例えば、溝34,44の位置は、車外側面板32,42の端部から20mm〜30mmである。溝34,44の幅:2mm、深さ:1mmである。ステンレス板10,20の厚保さ:1mmである。
従って、ステンレス板10(20)内の中空形材30,40も前記に同様に摩擦攪拌接合Fされ、前記に同様にステンレス板10(20)に接着剤60で接合される。
図3おいて、中空形材30,40を摩擦攪拌接合Fしたら、車内側面板31,42に接続板51を重ね、接続板51の端部と車内側面板31,41の端部とを上方から摩擦攪拌接合Fする。または、摩擦攪拌接合Fに代えてMIG溶接する。
接続板51の端部は中空形材30,40のトラス33,43の交点に位置する。これにより、摩擦攪拌接合F接合荷重はトラス33,43で支えることができる。
1つのステンレス板10(20)内の中空形材30(40)の摩擦攪拌接合において、隣接する摩擦攪拌接合Fの位置(その長手方向に対して直角方向から見た場合の位置。)は長手方向に対して交互に位置がずれていることが望ましい。
すなわち、1つの摩擦攪拌接合Fの線に対して、回転工具200を回転させながら車外側面板32,42に挿入し、摩擦攪拌接合Fの長手方向に移動させ、次に、回転工具200の挿入量を若干上方に上げてその状態で約50mm移動させ、この約50mmの移動中の摩擦攪拌接合Fは車外側面板32,42に対して行われないことになる。約50mm過ぎると、約1.0mm挿入し、移動させる。このようにして、車外側面板32,42の摩擦攪拌接合Fは間欠的に行う。
車外側面板32,42の突き合わせ部には、車外側面板32,42のそれぞれの端部に車内側(上方)に突出する凸部32b,42bがある。2つの凸部32b,42bの幅は回転工具200の大径部202の径よりも大きい。凸部32b、42bの目的は周知のとおりである。
図6は図2のVI部(9b部)の拡大断面図である。すなわちステンレス板10(20)内の中空形材30,40の突き合わせ部の拡大断面図である。中空形材30,40の車外側面板32,42の突き合わせ部をFしている。
中空形材30,40の突き合わせ部9bの近傍のステンレス板10(20)側には接着剤溜まり溝があり、接着剤が塗布されており、該接着剤を介して中空形材30,40はステンレス板10(20)に接合されている。凸部32b、42b接着剤溜まり溝の大きさ、接着剤は前記実施例に同様である。
摩擦攪拌接合したら、接続板51を車内側面板31,41に摩擦攪拌接合F、またはMIG溶接する。
凸部32b,42bの近傍の車外側面板32,42は薄く、凸部32b,42bの上端は車内側面板31,41の下方の車外側面板32,42と同一板厚にしているが、凸部を設置すべき近傍の車外側面板32,42の板厚が厚ければ、凸部32b,42bは不要にできる。
これによれば、車外側面板32,42の摩擦攪拌接合Fは、その外面には摩擦攪拌接合Fの影響が現れず、見栄えよい接合部となる。
車外側面板32,42の接合、これとステンレス板10,20との接合は接合温度が低温であり、歪が少ない。
次に、図3,図4において、前記摩擦攪拌接合Fした箇所の車内側は、車内側面板31と隣接する車内側面板41とを接続材51を介して接合する。これにより中空形材30,40が幅方向に沿ってすべて中空形材となる。外面側面板32,42は車内側面板31,41の端部よりも突出している。車内側面板31,41に接続材51を重ね、上方から重なった箇所(2箇所)を上方から摩擦攪拌接合Fする。重ね部を設けるために、車内側面板31,41の端部に凹部を設けているが、設けなくてもよい。また、摩擦攪拌接合Fを用いず、溶接で接合してもよい。
この接続材51の摩擦攪拌接合Fは、長手方向に沿って、連続的、または間欠的に行うことができる。車外側面板32,42の摩擦攪拌接合Fは連続的に行い、車内側面板32,42とステンレス板10,20との摩擦攪拌接合Fは間欠的でよい。
接続板51の端部との摩擦攪拌接合部の車内側面板31,41には上方に突出する凸部31b,41bがある。その目的は周知のとおりである。
図3において、側構体2は7枚の中空形材30,40が摩擦攪拌接合Fされており、ステンレス板10,20は2枚で構成されている場合は、中空形材30,40とステンレス板10,20とを摩擦攪拌接合Fする箇所9は1つにできる。1つの中空形材30(40)の幅は約40cmから約50cm程度にできる。
このようにすると接合線9から側構体2の上下の端部までの距離が大きくなり、中空形材30,40とステンレス板10,20との密着性(ステンレス板10,20が中空形材30,40に張り付いている)が悪くなり、見栄えも低下する。
また、図2のVII部の円弧部も密着性が悪いと考えられる。この課題に対しては、図7のように中空形材40を摩擦攪拌接合によって、ステンレス板20に接合する。
凸部42cの近傍のステンレス板20側の接着剤溜まり溝44、接着剤60は前記の同様である。凸部42cの幅は回転工具200の大径部202の径よりも大きい。
凸部42cを摩擦攪拌接合したら、車内側面板41に接続板51を重ね、摩擦攪拌接合、またはMIG溶接する。
前記各実施例では中空形材を説明したが、車外側の面板のみを有するシングル形材でもよい。
前記図3において、中空形材30,40の端部を突き合わせてその突き合わせ部を摩擦攪拌接合Fしているが、端部を重ね、その重ね部を摩擦攪拌接合Fしてもよい。また、凸部32b、42bは、重ね部の一方の面板にあればよい。
前記実施例では、車外側面板の突き合わせ部に、ステンレス板10,20の突き合わせ部を重ねていたが、側構体2にはキャンバーがあるので、そのキャンバーにあわせてステンレス板10,20を突き合わせるのは困難と考えられる。以下の実施例は、この点を考慮したものである。図8,図9によって説明する。
まず、キャンバーについて説明する。図8において、キャンバーを設けた車体1の側面図である。車体1は長手方向の中央部がキャンバーによって、約20mm高くなっている。これの製作は、まず、キャンバーを設けた状態で中空形材30,40を接合する。キャンバーを設けるには、架台100に載せた複数の中空形材30,40をその長手方向に対して直角方向の横方向から押して、キャンバーを設けた後、突き合わせ部を摩擦攪拌接合Fする。
複数の中空形材30,40はその押出し方向を車体の長手方向に向けて並べて設置している。この押出し方向に対して直角方向の水平方向から押して曲げれば、キャンバーを設置できる。キャンバーを設置した状態でキャンバーに沿って摩擦攪拌接合Fする。キャンバーは車体の使用時に、乗客の重量によって車体1の中央部が垂れ下がるのを防止することにある。
ステンレス板10,20にはキャンバーを設けない。車体1とした場合の最上部のステンレス板の上端部にはキャンバーと同一円弧となるように切削しておくことが望ましいと考えられる。図8はキャンバーを過大に図示している。
図9において、ステンレス板10,20の端部は車体1の上下方向において重なっている。この重ね代は、キャンバーが約20mmであるので、それに相当する以上の約50mmである。50mmあれば、位置ずれを考慮しても、車体側面板32,42の突き合わせ部をキャンバーに沿って摩擦攪拌接合Fできる。キャンバーに沿って摩擦攪拌接合Fするが、ステンレス板10,20を重ねているので、ステンレス板10,20にキャンバーがなくてもキャンバーに沿った摩擦攪拌接合Fができる。
車外側面板32,42のステンレス板10,20側の溝34,44に接着剤60を塗付し、車外側面板32,42を重ね攪拌接合Fする。
溝34,44は接着剤の適温位置にある。図9では距離が離れているが、突き合わせ部から短距離にある。
図9において、中空形材30に接着剤溜まり溝34を設置しているが、設置ししなくてもよい。ステンレス板20の端部と車外側面板32との3画形状に凹部32dを接着剤たまり溝にできる。
車体1として上側の中空形材30の車外側面板32の板厚は、下側の中空形材40の車外側面板42の板厚よりも厚い。この板厚の差はステンレス板10の板厚に等しい。
ステンレス板10は下方のステンレス板20の外面側に重なっている。これにより水の浸入を防止できる。
前記実施例は車体について説明したが、アルミニウム合金製押出し形材にステンレス板を接合することは他の用途でも希望される。この発明はその場合にも利用できる。例えば、台所の壁部材、台所のキッチンカウンターである。
本発明の一実施例の車体を外方から見た斜視図。 図1のII−IIの断面図。 図1のIII−III断面図。 図3の拡大図。 図4の拡大図。 図2のVI部拡大図。 図2のVII部の拡大図。 車体の側面図。 本発明の他の実施例の図3相当図。 図9の拡大縦断面図(図4相当図。)
符号の説明
1…車体、2…側構体、3…屋根構体、4…台枠、5…妻構体、10,20…ステンレス板、30,40…アルミニウム合金製押出し中空形材、31,41…車内側面板、32,42…車外側面板、32b,42b,32c,42c…凸部、51…接続材、
200…摩擦攪拌接合F用の回転工具、201…小径部。

Claims (3)

  1. ステンレス板に1つ又は複数のアルミニウム合金製押出し形材を重ね、
    前記アルミニウム合金製押出し形材同士の突き合わせた部分、又は重ねた部分を摩擦攪拌接合すると共に、前記突き合わせた部分、又は重ねた部分と前記ステンレス板とを前記摩擦攪拌接合の熱によって接着剤で接合すること、
    を特徴とする構造体の製作方法。
  2. ステンレス板に1つ又は複数枚のアルミニウム合金製押出し形材が重ねており、
    前記アルミニウム合金製押出し形材同士の突き合わせた部分、又は重ねた部分、又は1つのアルミニウム合金製押出し形材の所望の部分が摩擦攪拌接合されており、
    前記摩擦攪拌接合の熱によって前記ステンレス板に対向する前記アルミニウム合金製押出し形材の面に塗布された接着剤で接合されていること、
    を特徴とする構造体。
  3. ステンレス板に接合するアルミニウム合金製押出し形材であって、前記アルミニウム合金製押出し形材同士の突き合わせた部分、又は重ねた部分、又は前記アルミニウム合金製押出し形材の所望の部分の摩擦攪拌接合する箇所の近傍であって、前記ステンレス板に対抗する面に接着剤を塗布する溝を形成していること、
    を特徴とするアルミニウム合金製押出し形材。
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RU195952U1 (ru) * 2019-11-27 2020-02-11 Акционерное общество "Рузаевский завод химического машиностроения" (АО "Рузхиммаш") Вагон-хоппер

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